当時16歳の少女にわいせつな行為をした児童買春・児童ポルノ禁止法違反などで、歌手の宇都ノ宮晃(本名・大友勝二)容疑者が逮捕された。ホテルの専属歌手として一部で話題を集め、本人は『NHK紅白歌合戦』の出場を目標としていたが、まさかの未成年淫行。宇都ノ宮容疑者を雇っていたホテルや、私設ファンクラブの運営者らは困惑を隠せない様子だ。 栃木県那須塩原市にある「ホテルニュー塩原」の専属歌手である宇都ノ宮容疑者は「栃木のプリンス」と呼ばれ、その歌謡ショー目当てで宿泊する人々が多いほどの人気者。氷川きよしと比較して「キヨシよりアキラ」なる垂れ幕を持参するファンもいたほどだった。 しかし、6月5日にホテル支配人で自ら「晃ちゃんの相棒」と名乗っていたマネジャーが「急なお知らせですが、晃が体調不良の為 体調が完全に良くなるまでの間 ショーを休演とさせて頂きます」とブログ(現在は削除)で案内。ファンを騒然とさせていたが、休演の真相は逮捕だった。 宇都ノ宮容疑者は3月、東京都渋谷区内のホテルで、16歳だった高校1年生女子に現金4万円を渡してわいせつな行為をし、その場で履いていた下着を買った疑い。 きっかけは、ネット掲示板で女子高生が「使用済み下着売ります」と書き込み、宇都ノ宮容疑者が「高校の制服を持ってきてほしい」などと連絡。そこから買春に発展したようだが、同掲示板は売春の温床にもなっていることから、警察にマークされていた。調べに対し、宇都ノ宮容疑者は「仕事のストレス解消のためだった」と、容疑を認めている。 ファンからは「相手の女性がカラダを売ることに慣れていて、晃ちゃんを誘惑した」なんて擁護も聞こえるが、警察関係者は「相手を女子高生だと認識していたたはず」とする。 宇都ノ宮容疑者は各地に私設のファンクラブができるほど女性人気が高かったが、そのクラブのひとつに連絡を取ってみると、運営者も大きなショックを受けていた。 「一番怖いのは、逮捕で活動がなくなってしまうことですけど、女子高生が好きだったっていうのも大きなショック。カレは前に『僕はストライクゾーンが広いから、年上の女性も好き』と言っていたんです。私たちはいま14名のメンバーがいますが、平均年齢は54歳。だから、44歳のカレでも『プリンス(王子様)』と呼べたんです」 5年前からホテルの専属歌手となり、連日200人ものファンが詰め掛ける地元の有名人となっていた宇都ノ宮容疑者。その話題性からメディアにもたびたび出演し、2015年にはシングル「俺は男だ」(キングレコード)でメジャーデビューも果たし、地元紙に「紅白出場が目標」と語っていた。その現象はTBS系の人気番組『マツコの知らない世界』にも取り上げられたほどだったが、皮肉にもその知名度を最も広げたのは今回の事件だ。 地元の観光業者は「普通の歌手だったら罪を償って復活できるかもしれないけど、彼の場合はホテルとセットだったので、ホテルが犯罪者を使うことは難しいのでは?」と再雇用の見通しが暗いとする。 「あのホテルは『歌手がノーギャラで楽屋に寝泊まりして、食事は客のバイキングの残り』だとか宣伝して、ショーで売る1本500円のレイを歌手の首にかけることがカレの収入になるとか言って、購入を煽っていたんですよ。もうそんな商売はできませんね」(同) このまま人気を維持していれば、全国区のスターも夢ではなかったのだが……。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)「俺は男だ」(キングレコード)
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香西かおりの日枝神社ヒット祈願イベントで小競り合い……参拝客から「端っこでやれ!」の声
演歌歌手・香西かおりが、デビュー30周年を記念した新曲「わすれ花」(ユニバーサルミュージック)のヒット祈願を4月18日の午後、東京・千代田区の日枝神社で行ったが、多数のマスコミや見物客が境内の中央に集まったため、参拝客から不評だったようだ。 香西が艶やかな着物姿で新曲のCDを持って撮影中、カメラマンたちが「こちらに目線ください」と声をかけていたが、ここに通行していた一般人もカメラを向けたため、スタッフが「取材なので離れてください」と遠慮するよう注意。これにカチンときた参拝客が「だったらもっと端っこでやれ」と反論した。 また、外国人の観光客は香西が有名な歌手とは知らず、報道陣が邪魔して神社の全体写真が撮れないことを嘆いていた。確かに現場は一般参拝客が行き交うオープンな場所であり、いくらか配慮は必要だっただろう。 香西の祈祷自体は記者ら50名が撮影する中で無事進行。そのあとで神社の外に全員が移動したため、やや通行をふさぐ形になってしまい、段取りがいいとは言えない囲み取材が始まったのだが、そこで香西がおみくじを引くと6段階のうち下から2番目の「末吉」で本人ガッカリ。 おみくじには「意志の強い性格は将来必ず吉運をもたらす。然し時に虚勢を張っては思わぬ失敗をする。理性にかけるからだ」とあった。また「願望」は「急ぎすぎては叶わぬ、時を待て」で、「事業」は「人の助力に望みをかけても実力不足」など、ネガティブな文言が並んでいた。 ただ、バツイチの香西に期待される「縁談」のところは「意思を通せ、尊敬されて良縁あり」。もっとも、さすがはベテラン歌手で、イマイチなおみくじ運を手に「この神社の近くにあるレストランで昔、アルバイトしたことがあり、縁があるのです。今度の新曲は不器用で生きるのが下手なさみしい女性のせつなさを歌った曲」と話して曲のPRにつなげた。 1月発売のアルバム『香西かおり30周年全曲集 ~おかげさん~』(同)のプロモーション用資料にも「けして器用ではない生き方かとは思いますが、一生懸命に頑張ります」とあったが、実際のところ香西自身は決して不器用ではなく、茶道は裏千家、華道は朱生流で修行、日舞は藤扇流名取りで、ほかに簿記3級、珠算初段、情報処理検定2級、商業検定2級などの資格を持つ才女だ。 新曲の「わすれ花」も評判上々で、カラオケ愛好者から「春の定番になりそう」との声もある。スタッフの段取りやおみくじ運が多少悪くとも、香西の艶のある歌声に陰りナシ、だ。 (文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)
別れたお相手が、残らず“悲惨な末路”を……再婚発表の藤あや子「魔性の女」っぷり
いまや、すっかり大みそかの『NHK紅白歌合戦』の常連となった演歌歌手の藤あや子(55)が先月末、30代前半の一般男性と再婚したことが9日、一部スポーツ紙で報じられた。 記事によると、お相手は藤より二回り年下。藤には35歳の長女がいるが、娘よりも年下の夫となった。日頃から美容と健康に人一倍気を使い、朝ヨガや美顔マッサージなどで体や肌のケアを欠かさない生活を送っているが、そんな美容の関係で男性と出会い、交際数カ月でのスピード結婚。ごくわずかな仕事関係者や友人には、すでに報告を済ませているという。 藤は今年がデビュー30周年のメモリアルイヤー。同日、ブログを更新し「30周年の節目の年に大切なご縁に恵まれ、歌手として…また女性としても さらに輝き続けて 皆さまに良い歌をお届けできるように一層頑張ってまいります」と、結婚を報告した。 「藤はデビュー前の1981年に20歳で結婚。同年に長女をもうけ、1年後に離婚したが、長年、長女の存在は公表していなかった。おまけに、所属しているのは芸能界のドンこと周防郁雄社長が率いるバーニングプロ。わざわざ藤のプライベートに踏み込むようなメディアはなかったが、長女は2007年に結婚して子どもを産み、孫はすでに8歳。孫ができてからは、やたらその存在をアピールするようになっていた。今回、再婚に踏み切ったのは、さすがに老後のことが心配になったのでは?」(女性誌記者) 若いパートナーを得て、今後はますます精力的に歌手活動をしそうだが、藤といえば、芸能界きっての“魔性の女”として知られている。 まず、1人目の夫が離婚した翌年に自殺。その後、所属レコード会社の関係者と不倫に溺れたが、藤との破局後、その男性も自殺。藤が40歳のときには、横山やすしさんの長男で8歳年下の俳優、木村一八との交際が発覚。ラブラブぶりをアピールするなどしていたが、破局してしまった。 「1人目の夫と不倫相手は、藤との別れを苦にして自殺。不倫相手の自殺は藤が売れてからだったが、バーニングが各メディアに圧力をかけ“火消し”し、いまやその話はタブー。木村との交際の際には周防氏が『あんなのとは別れろ』と説得し、別れを選択。その後、木村は芸能界からフェードアウトしてしまった。そんな過去があるだけに、新しい夫が、万が一、今後別れるようなことにでもなれば、そのあとどうなるか心配されている」(レコード会社関係者) とはいえ、年下夫をネタに、しばらくは藤のテレビ番組への露出が増えそうだ。「からたちの小径/たそがれ綺麗」(ソニー・ミュージックダイレクト)
若者人気に嫉妬? 「ラスボス」小林幸子の『紅白』復帰を妨害する勢力とは
事務所とのトラブルから、一時は表舞台から遠ざかっていた小林幸子だが、「ラスボス」なるイメージを打ち出した若者向け戦略がヒットして、各所から引っ張りだこ。昨年、特別企画で復帰したNHK『紅白歌合戦』も、今年は正式復帰する模様だ。 「騒動後、小林さんはネットメディアなどのギャラの安い仕事も積極的に受けて、それがまた評価がよかった。それで一気にオファーが増えている」と話すのは、広告代理店の営業マン。 「ネットやゲームのオタクから、ラスボスなどとイジられても、嫌な顔ひとつせず、もともと歌とトークのスキルはそこらのタレントよりずっと上。ローカルなイベント出演で司会者がドヘタでも、上手にフォローしたりで現場受けも高いんですよ」 確かに、小林の最近の仕事はバラエティに富んでいる。5月にはフジテレビオンデマンドで小籔千豊とのトーク番組『スナック幸子』が始まり、6月には新潟県で恒例の「小林幸子田」で田植えを行い、AKB48の選抜総選挙のゲストや、オンラインゲーム出演の記念イベントにも出た。 7月に入ると、本業での新曲「百花繚乱!アッパレ!ジパング!」(夢レコード)をリリースしたが、一方で九瓏(くろう)幸子名義でイケメンユニットのアルスマグナとコラボした新曲「サンバDEわっしょい!」(ユニバーサルミュージック)も発表。今後は9月に氣志團主催の野外フェス「氣志團万博」や、11月に人気イベント「ニコニコ超パーティー」にも出演予定で、これには芸能関係者も「騒動前より仕事が増えている」とビックリ。 「アルスマグナとのコラボ曲は、6月上旬からレコード会社が強く推して営業をかけていたんですが、これを受けた情報番組のディレクターが両者の出演を取りつけようとしても、逆に小林さんのスケジュール調整が困難という状況だったそうですからね」(同) その小林の活動の集大成となる『紅白』は、年々“演歌枠”が縮小傾向にあり、自ら“卒業”として背を向けるベテランも続出。今年も五木ひろし、氷川きよし、石川さゆり、坂本冬美あたりは当確だとされるが、ほかはレコード会社による激しいイス取りゲームとなっている。 そんな中でも小林は出場内定を決めているというのだから、かなりの勢いが感じられる。ただ、演歌界では、その小林に嫉妬の炎を燃やす歌手たちもいるともっぱら。 「小林さんのバラエティ路線を追う動きを見せているのが、ヘビメタに進出したり、アニメ声優をやったりしている八代亜紀さん。側近らが『小林幸子より、こっちに企画の相談を!』と仕事領域の横取りをするような動きを見せていますよ。こういう争奪戦が激化すると出てくるのが、ライバルのゴシップをマスコミにリークすること。小林さんに思わぬ落とし穴にはめられる可能性もあり得ます」(前出関係者) 一説には、小林のトラブルのとき、必要以上に厳しく批判していた“犬猿の仲”の和田アキ子も、小林の再ブレークを苦々しく見ているひとりだといわれ、舞台裏の足の引っ張り合いが心配だ。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)
北島三郎の元付き人・小金沢昇司が大麻所持? 銀座クラブでの不可解行動に疑惑の目
“演歌の大御所”北島三郎が馬主を務めるキタサンブラックがG1レース「天皇賞・春」を勝利し、北島が美酒に浸る直前、その弟子で、2年前にのれん分けの形で独立した中堅演歌歌手の小金沢昇司が銀座8丁目の高級クラブ「M」で“大麻所持疑惑トラブル”を起こしていたことが、クラブ関係者への取材で明らかになった。 「4月下旬に友人と一緒に来た『M』に、大麻とおぼしきタバコ状の吸引物を持ち込んだんです。店側は、銀座で夜な夜な遊んでいた清原和博被告の逮捕の件もあるので、ドラッグにはナーバスになってますからね。『警察を呼びましょうか?』と言ったら、『俺は有名人だから困る』と、帰ってしまったようです」(8丁目のクラブのポーター) 小金沢は北島の付き人として下積みを経験してデビューしたが、彼を一躍、有名にしたのは、1992年に放送された、セリフも歌も流れない喉の治療薬のCMだった。 「歌手の小金沢君が使っているのはフィニッシュコーワ」というCMに出ている「小金沢くん」とは何者だ? と注目され、知名度がアップ。その後にリリースしたシングルは35万枚の大ヒット。全国区になった。 しかし、当時所属していた「北島音楽事務所」は北島ファミリーによって運営されている会社。後輩歌手の北山たけしが北島の娘婿になったことで、将来、事務所の社長は北山が継ぐといわれるようになった。2年前に小金沢が独立したのは、後輩が後継者になることが決まった事務所に居づらくなったという背景があったともいわれている。 そんな、顔だけは全国区の小金沢は店に入るやVIP席に通されて、おもむろにタバコ状のものををポケットから出したという。 しかし、明らかにタバコとは異なる匂いや包装だったのを見たホステスが、いぶかしがる態度を取ると、小金沢はバツが悪くなったのか、それをソファーの隙間に挟んだ後、さも自分がそこから見つけたかのように取り出し「これ、なんだ、店の責任者を呼べ!」と怒鳴り声を上げたという。 店のスタッフが慌てて駆けつけると、それは明らかにタバコとは異なる大麻とおぼしきものだったという。小金沢の「こんなものを店に置いているのか?」とのクレームに、店側は「その席は、前のお客様が帰った後に忘れ物がないかをチェックしました。ましてや、そんなものがあったら見逃すはずがない。店の信用に関わるので、シロクロつけるために警察を呼びましょうか?」と反論すると、「俺は有名人だから困る」と言って、そそくさと帰ってしまったという。 小金沢が所持していたのが本物の大麻だったかは疑惑のままだが、物騒なやりとりがあったのは間違いない。この騒動は、警察も知るところになったそうだ。 「高校時代は、(地元である)神奈川県内の、ほとんどの警察署に泊まった」と悪ぶる発言をしていたことがある小金沢。時期が時期だけに、大麻を持っているなどと疑われれば、今度は警視庁に目をつけられかねない。仮に小金沢が持っていたのが合法的なものであったとしても、誤解を招くような行動は慎むべきだろう。 (文=本多圭)『小金沢昇司全曲集 2016』(キングレコード)
第2、第3の氷川きよしも……『紅白』抜擢に見る、若手演歌歌手の強みとは?
SKE48やももいろクローバーZ、きゃりーぱみゅぱみゅといった若者に人気のアイドルが落選する一方、レベッカや和田アキ子など、なぜ選出されたのか理解しがたい人選で、「例年にない地味な顔ぶれ」とも揶揄されている今年の『NHK紅白歌合戦』。だが、演歌界にとっては、期待の若手ホープたちをアピールする絶好の機会となっている。 今年、初出場となった山内惠介は、水森英夫の門下生で、氷川きよしの弟弟子に当たる歌手だ。2001年に「霧情」(ビクターエンタテインメント)でデビューを果たしたのち、堅実にリリースを重ね、14年3月の「恋の手本」(同)は、オリコン週間9位にランクインする快挙となった。同じく初出場の三山ひろしは、04年の『NHKのど自慢』で氷川きよしの「白雲の城」(日本コロムビア)を歌って、チャンピオンに。09年に日本クラウンからリリースした「人恋酒場」が10万枚を超えるセールスを記録し、12年リリースの「男のうそ」はオリコン演歌チャートの1位に輝いた。 今回、2人が『紅白』に抜擢されたことについて、音楽業界関係者は次のように語る。 「山内と三山は共に、“ポスト氷川きよし”として期待されている人材です。ほっそりとした面長の山内、ふっくらとした丸顔の三山は、ルックス的にも好対照で、特に高齢層の女性から甲乙つけがたい人気を得ています。近年の紅白は女性アイドルグループが増えすぎて、視聴者の多くを占める高齢層の支持を失いつつあったため、その配慮として彼らが抜擢されたという面はもちろんありますが、セールス的にも実力的にも、彼らは人気J-POP歌手に負けないくらいのポテンシャルを秘めています。氷川はリリースするシングルのほとんどがオリコンチャートのトップ10入りをするほど、安定した高セールスを記録することで知られていますが、今回抜擢された2人も、シングルがロングセールスとなっており、レコード会社にとっては救世主のような存在です。今回、彼らが抜擢されたのは、ある意味では妥当だし、今の音楽シーンの現状を示すひとつの例ともいえると思います」 また、演歌ならではの特性は、今後の音楽業界のあり方にも影響を与える可能性があると、同氏は続ける。 「演歌のセールスの話でいうと、99年にリリースされた大泉逸郎の『孫』(テイチクエンタテインメント)が記録的なロングヒットを飛ばしていますが、同曲は多くの人が実際に孫を持ってから、その歌詞に共感して購入するという現象が起きています。つまり、一過性の流行ではなく、ライフステージに合わせた表現方法だからこそ、少しずつではあるものの結果的に多くの人々の耳に届いているわけです。今後、ますます高齢化が進むのは間違いがないところなので、彼らのような若手演歌歌手は、いよいよ年輩方の寵愛の対象として末長く支持されるでしょうし、セールス的にもますますJ-POPに迫っていくのでは。そうなれば、演歌に憧れる若い世代も増加し、もしかしたら、アメリカでテイラー・スウィフトがカントリー歌手でありながらブレークしたような事態も起こるかもしれませんね」 音楽業界も、高齢者ビジネスを狙う時代が来ているのかもしれない。「スポットライト(東盤)」(ビクターエンタテインメント)
Mr .Childrenの名曲を「丸々パクリ」!? かつてない“コピペ歌詞”演歌に、驚愕と批判の嵐
2020年に開催される東京オリンピックの「エンブレム盗用問題」は今年、世の中を大いに騒がせたが、その当事者であった佐野研二郎もビックリの、ウルトラ「パクリ」疑惑がネット上で大いに話題となっている。 問題となっているのは「音楽」についてなのだが、過去にAV機器メーカー・FUNAIの社員として働き、その後上京した演歌歌手・平浩二が今回の主人公である。 過去には明治チョコレートのCMソングに楽曲が使われるなどしたが、一般人の知名度は決して高くない平。そんな彼が今、大きな注目を浴びている。今年5月に発売されたシングル「愛・佐世保」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)のカップリング曲「ぬくもり」の歌詞が原因だ。 この「ぬくもり」の歌詞、人気ロックバンド・Mr.Childrenの「抱きしめたい」(トイズファクトリー、1992年)の歌詞に酷似、というよりほとんど“そのまんま”なのだ。「抱きしめたい」はミスチルのボーカル・桜井和寿が作詞・作曲を手がけ、多数の大ヒットソングを生み出してきたミスチルの楽曲の中でも屈指の名曲として、厚い支持を受けている。そんな「抱きしめたい」の丸パクリ楽曲疑惑が出てしまったのだから、騒がれるのも無理はない。 まずは、この「ぬくもり」と「抱きしめたい」の、序盤の歌詞を記載して比較する。 「ぬくもり」(2015) 出会った日と 同じように 霧雨の降る かがやく夜 目を閉じれば 浮かんでくる あの日のままの二人 人波であふれた 街のショーウィンドウ みとれた君が ふいに つまずいたその時 受け止めた両手のぬくもり… 今も抱きしめたい 「抱きしめたい」(1992) 出会った日と 同じように 霧雨けむる 静かな夜 目を閉じれば 浮かんでくる あの日のままの二人 人並みであふれた 街のショウウィンドウ 見とれた君が ふいに つまずいたその時 受け止めた両手のぬくもりが 今でも 抱きしめたい ほとんどコピぺで記載が終わってしまった……。「ぬくもり」の歌詞は、異常なほど「抱きしめたい」に似ているのである。終いには「抱きしめたい」という言葉も入れてしまっている。大手ネット通販サイトのレビュー欄では「もろパクリ」「桜井さんは知っているのか」「やったな……」など、総じてこの酷似っぷりに気づいている様子だ。今後、歌手である平に対して相当なバッシングがなされる可能性は大きい。 ただ「ぬくもり」は、平本人が作詞・作曲した「愛・佐世保」とは異なり、作詞・沢久美、作曲・西つよしとなっている。もしかしたら、平自身が「抱きしめたい」を知らなかった可能性もないとはいえないので、単純に彼を責めるべきではないかもしれない。いずれにせよ、作詞の沢氏に関して疑惑は消えないのだが……。 編集部では発売元の徳間ジャパンコミュニケーションズにコメントを求めたが、〆切までに回答を得ることはできなかった。 ちなみにこの「ぬくもり」、曲調は「抱きしめたい」とはまったく異なる演歌調。いっそカバーをお願いしたほうがよかったのでは……。『愛・佐世保』(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
事務所とモメすぎた演歌歌手・福田こうへい、3年連続『紅白』出場は絶望的に
演歌歌手の福田こうへいが、前所属事務所「オフィスK」から、契約違反などを理由に損害賠償を求められている民事訴訟の弁論準備手続きが先月18日、東京地裁で行われ、和解不成立となったことを各スポーツ紙が報じた。 福田が、同社から1億100万円の損害賠償を求められている、この裁判。各紙によると、原告、被告ともに和解に向けた協議を進めており、同日にも和解成立とみられていたが、合意には至らず。もともと、同社は損害賠償を求め、東京地裁に2度提訴しており、最初は昨年、専属契約中に事務所の把握していない仕事を勝手に進めたとし、失った信頼や損害の対価は100万円と主張。さらに今年に入り「契約書による専属契約は14年までだったが、15年も働く約束を口頭でしている」と主張して、1億円を求めて再提訴。2件の併合審理となっていた。 このため、年内にも双方の証人尋問が行われ、被告側は福田が初出廷する見込みだが、判決は年を越す公算が高まったというのだ。 「問題が勃発したのは、昨年の『NHK紅白歌合戦』前。もともと、福田が民謡歌手時代からタニマチ的存在だった、岩手の実業家が『南部蝉しぐれ』のロングヒットで一気にブレークした福田を囲い込もうと画策した。福田が全国的にブレークしたのは『オフィスK』のおかげなのに、窓口が2つある状態になり、仕事もダブルブッキングが多発。そのうち、タニマチのほうの仕事を優先するようになり、『オフィスK』はついに堪忍袋の緒が切れて提訴した」(音楽関係者) それでも現在、福田はコンサートツアーを開催中で、すでに来年までの日程が決定。活動自体には影響がないように思えるが、訴訟を抱えている上に、“演歌枠”の問題で『紅白』出場の可能性はなさそうだというのだ。 「『南部』に続くヒット曲が出ておらず、2年連続出場となった昨年は縁もゆかりもない故・三波春夫さんの『東京五輪音頭』を歌わされた。もともと『紅白』の演歌枠は少ないが、今年は“芸能界のドン”こと周防郁雄社長が率いるバーニングプロが、特技のけん玉でブレーク中の演歌歌手・三山ひろしを猛プッシュ。三山は2月発売の『お岩木山』が出荷10万枚を突破するなどノリにノッているため、出場内定といわれている。もはや、紅白に福田の出番はない」(レコード会社関係者) 福田本人も自分が置かれた厳しい立場を自覚しているはずだが、前事務所との“電撃和解”はなさそうだ。『おかげさま』(キングレコード)
『紅白』とも『レコ大』とも無縁でも……北の大地“塀の中”で歌い続ける演歌歌手・二美仁とは
NHK『紅白歌合戦』や日本レコード大賞をめぐる歌手たちの動向が錯綜する季節だが、そんな世界とは無縁でも、光り輝き続ける歌手がいる。いつもの当コラムとは趣向が異なるが、今回はそんな男を紹介させていただきたい。
札幌在住の演歌歌手で、30年にわたって刑務所の篤志面接委員を務める二美仁(ふたみ・じん)は「人間は常に塀の上を歩いているんです。僕もそうです。塀の外に落ちるか、塀の中に落ちるかの違いでしかないのです。一日も早い社会復帰を望みます」と、刑務所のカラオケ教室の生徒である受刑者たちに今日も更生を呼びかけている。篤志面接委員とは、受刑者の更生と社会復帰をバックアップする、特定の分野に長けたボランティアだ。
そんな二美と筆者が出会ったのは、今から約30年前。「津軽じょんがら流れ唄」という曲がきっかけだった。
この曲はその昔、村木賢吉の「おやじの海」の大ヒットで一躍有名になった、佐義達雄が作曲。東京・赤坂でスナックを経営していた北海道釧路出身の歌手・五郎正宗がレコーディングして、全国発売された。
筆者は、この曲をプロモートした親しいプロダクション社長から「いい曲だから、必ずヒットする。協力してくれないか」と頼まれて、当時飲み仲間だった著名なイラストレーターや広告代理店関係者に頼み、レコードジャケット作成にまで携わったが、歌い手である五郎のわがままな人間性と折り合わず、手を引いた。
その後「『津軽じょんがら流れ唄』を自主制作して、2カ月余りで約2万枚売り上げた歌手がいるから会ってみてほしい」と、音楽関係者から誘いがあった。行きがかり上、引くに引けない筆者が札幌で会ったのが二美だった。
二美は北海道出身かとばかり思っていたら、南国・宮崎県出身で、歌手を目指して上京。1967年に日本コロムビアから念願デビューを果たした。といっても、コロムビアから自社名を使って活動することを許可されるというだけの、自主制作していくしかない“P盤歌手”と呼ばれる歌手だった。当時はP盤歌手がゴロゴロいて、一旗揚げたいという歌手たちの想いにつけ込んだ芸能ブローカーが「俺が売り出してやる」と言っては、詐欺まがいのマネジメント料を取るという被害が後を絶たなかった。
有名な被害者は、“芸能界のロッキード事件”といわれた騒動に巻き込まれた大原みどり。大原のマネジャーが、父親から売り出し費用として2億円以上を詐取し、それらが芸能界に裏金としてばらまかれたというものだ。
二美も似たような事件の被害者だった。ブローカーにだまされて、父親の全財産をなくした二美は、薄汚い業界人がばっこする東京に絶望。その時に出会ったのが、札幌・ススキノのクラブでナンバーワンホステスだった、現在の妻、美喜子さんだった。美喜子さんは二美と結婚後、ススキノにサパークラブをオープンして、決してお金はなりにくい二美の歌手活動を支えた。
一方で1984年に、苦労と優しさを知る人柄と歌唱力を見込まれ、二美は法務省より北海道樺戸郡月形町にある月形刑務所の篤志面接委員に任命されて以降、刑務所の中で受刑者を対象にしたカラオケ教室を月1回開き、今日までの30年間、雨の日も豪雪の日もそれを楽しみにする受刑者の喜ぶ顔見たさに通い続けている。さらに、現在は月形だけではなく、札幌刑務所と女子札幌刑務支所の3カ所の篤志面接委員を務めている。
そうした功績が認められて、2009年に法務大臣から表彰を受け、昨年4月29日には天皇陛下より藍綬褒章を受章した。二美のファンは受刑者だけでなく、北海道を中心に沖縄までと幅広い。彼は「僕には歌しかない。これからも女房に支えられながら歌い続けます」と言う。
華やかな舞台をめぐって、歌手や音楽関係者の周辺にはブローカー的なヤカラやカネが行き交うこともある。そうした世界の底辺には、二美のような歌手がいることを知っていてほしい。
(文=本多圭)
「価値が高いのはどっち!?」氷川きよしがAKB48に“無銭握手”求め、ファン騒然
演歌歌手・氷川きよしの2年連続8回目の大賞受賞で幕を閉じた、11日の『第46回日本有線大賞』(TBS系)。氷川が番組中、「きよしのズンドコ節」を歌いながら、16名ほどのAKB48グループのメンバーに対し“無銭握手”をしたとして、AKBファンが騒然となった。
氷川は、演歌歌手のファンサービスを模した演出として、ステージ上にいたメンバーと握手をして歩いたのだが、これに普段、CD購入特典として握手をしているAKBファンたちが反応。Twitterには、「きよしが握手券なしで握手してる!」「きよしはAKB現場出禁だ!」「ずんどこ無銭握手は許せない」「氷川きよしになりたい」といった書き込みが相次いだ。
中には、「俺があれをやろうとしたら、通常盤が1枚1,600円だから、1,600円×16人で2万5,600円もかかる。ふざけるな!」と計算する人もおり、多くのファンをやきもきさせたようだ。
また、ファンへの“塩対応”(愛想や、やる気のないファン対応)で知られるAKBの島崎遥香が、氷川との握手で嬉しそうな笑顔を浮かべたため、「男と握手して、こんなに楽しそうなぱるるの表情、初めてみた」「俺と握手する時と全然違う……」という悲しい声も。
「AKBはCDを買えば握手できますが、氷川さんとの握手はハードル高いですよ。昨年、氷川さんが2年ぶりに行った握手会では、2万通の応募者の中から、握手できたのは当選した1,000名のみ。また、ディナーショーで通路側の席になると、運がよければ握手してもらえることもありますが、今月開催されるクリスマスディナーショーは、プレミアムシートで一人10万円。一般席でも3万8,000円しますから、氷川さんとの握手は貴重なものなんです」(芸能記者)
思わぬ盛り上がりを見せたこの騒動。氷川のような演歌歌手になりたいと思ったAKBファンが、1人くらいはいるかもしれない。







