お笑いコンビの爆笑問題が、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のグランドフィナーレ後に行われた打ち上げでの裏話を、1日深夜の『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で語った。 同日朝まで行われた打ち上げは、朝5時にいったんお開きとなった後、SMAP・中居正広が用意した場所に、タモリやとんねるず、爆笑問題、さまぁ~ず・三村マサカズなどが移動。太田光は、打ち上げのタモリの様子について、「とにかく元気! タモリさんのまあ、タフなことタフなこと。みんなある程度(収録で)暴れたからソファでぐったりしてるのに、昼間からずーっとスーツにネクタイで、一人だけ立ってみんなと話してるんですよ。もう信じられない。バケモンですよ」と、到底68歳とは思えぬ体力に驚いたという。 これに田中裕二は、「(タモリが司会を務めた)『27時間テレビの時も一番元気だったじゃん。(27時間)何も食わず」「(あんなに元気なら、『いいとも』)やめなくていいよ。体力的な限界ではないよ!」と、タモリがまだまだ現役であることを強調した。 朝7時まで続いた打ち上げで、タモリはグランドフィナーレを振り返り、「番組として面白かった」「スピーチだけで番組できちゃうんだな!」「バラエティのすごさだよね。あれが俳優だけだったら、絶対もたないよ」と、満足げに話していたという。 また爆笑問題は、グランドフィナーレの後半に放送された、レギュラー陣からタモリへ送った“感謝のスピーチ”の秘話も披露。同コーナーには、“タモリを泣かす”という裏テーマがあり、番組サイドも出演者に「真面目にやってください」と伝えていたそうだが、バナナマンの日村勇紀が郷ひろみのモノマネで笑いを取ると、空気が一転。太田は「あそこから、笑わせなきゃいけない空気になったよね」といい、田中は「あれは、実は(日村ではなく、設楽)統が仕掛けてるんだよね。途中のぐちゃぐちゃ(明石家さんまやダウンタウンのトーク中に、とんねるずや爆笑問題が乱入したくだり)あったじゃん。あれ見て、統が『これ(スピーチ)も真面目じゃないほうがいい。俺らもぶっ込みたい』って思ったの」と、内幕を明かした。 『いいとも』終了後も、各方面からの声掛けにより、しばらくは“予定がびっしり”だというタモリ。爆笑問題が見た打ち上げでの様子を聞く限り、元気に司会を務める姿は、当分見られそうだ。別冊サイゾー「いいとも!論」(小社)
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「かっぱ!」「かんぴょう!」『いいとも』最終週にタモリと爆笑問題・太田が“おじいちゃん漫才”披露
31日に最終回を迎える『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で26日、タモリと爆笑問題・太田光が漫才を披露し、話題となっている。 この日は、番組後半に「芸人だらけの水曜日! レギュラー大集合でネタ祭り」という企画が行われ、水曜レギュラーのタカアンドトシ、柳原可奈子、パンサーらが順にネタを披露。大トリには、タモリと太田の即席漫才コンビが登場した。 2人は、高齢のベテラン漫才師を彷彿とさせる、ゆっくりとした動きで登場。タモリは開口一番「あがってます」と緊張を伝え、スタジオを沸かせた。 ネタの内容は、「名前だけでも憶えてもらいたいと思うんですけど」と、漫才の枕的なセリフを繰り返したかと思えば、突然「すいませーん、かっぱ巻きありますか?」「私はかんぴょう巻きでいいんだけどね」などと言いだすシュールなもの。2人は、「かっぱ!」「かんぴょう!」「かっぱ!」「かんぴょう!」と交互に大声を上げ、後に2人の名前が「かっぱ巻きあるのないの、ようとうさんぴょう、かっぱ、かんぴょう、かっぱ……」であることが判明。続けて太田が、「僕が司会で、タモリさんがゲストのテレフォンショッキングをやろう」と提案するも、CM入りのジングルが鳴り、2人の漫才は時間切れとなった。 この約4分間の漫才に、ネット上では、「タモリさんと太田さんのスペシャル漫才、最高に面白かった!」「タモリさんのシュール芸が見られて、うれしい」「漫才中、タモリさんの脇汗がとんでもないことになっていた」「今日のいいともは神回」「漫才がシュールすぎて、意味が分らなかった」「グダグダだった」など、さまざまな感想が飛び交っていた。 「『こっち、かんぴょう巻き』『この人、かっぱ巻き』という掛け合いは昨年、タモリと太田が一緒に考え、“2013年の流行語にしたい”と意気込んでいたギャグ。いわば、2人の持ちネタです。この日のタモリは、テレフォンショッキングに出演した福山雅治と即興音楽ユニット『TMC(タモリ・ミュージック・クラブ)』を結成し、セッションを披露するなど、終始楽しそうだった。中居正広やバナナマンが出演した前日は、番組終了を惜しみしんみりとした雰囲気でしたから、曜日によって空気が異なるのは面白いですね」(芸能ライター) 今回は、惜しくも時間切れとなってしまったタモリと太田の漫才。この続きが見られる日は、来るのだろうか?別冊サイゾー「いいとも!論」(小社)
“アディダス土下座事件”から20年……『いいとも』最終回でダウンタウンと爆笑問題がついに共演!
『笑っていいとも!』(フジテレビ系)最終回当日の夜に生放送される特番『笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号』(夜8時~)で、かねてから“共演NG”とウワサされている爆笑問題とダウンタウンの共演が実現することが分かった。 同番組には、28年のレギュラー最長記録を持つ関根勤や、26年の笑福亭鶴瓶、新レギュラーのとんねるずのほか、明石家さんま、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、ナインティナインら歴代レギュラー陣が大集結。さらに、タモリが長年、共演を熱望していた吉永小百合も駆けつけるという。 この発表にネット上では、「楽しみ!」「これだけの大物がそろうのは、テレビ史上で先にも後にもないのでは?」「このメンバーを、番組がどのようにまとめるのか見どころ」「結局、さんまが騒いで、ほかの芸人はおとなしくしてそう」など、早くも臆測が飛び交っている。 そんな中、爆笑問題・太田光と、ダウンタウン・松本人志の共演が注目を浴びている。 「松本さんと太田さんは、芸能界きっての“犬猿の仲”とウワサされてきた。原因は20年ほど前、アディダスのジャージを愛用していた松本さんの服装センスを、太田さんが『アディダスの広告塔』などとギャグにし、松本さんが激怒。松本さんは太田さんに土下座させたといい、以来、爆笑問題サイドがダウンタウンを“共演NG”に指定しているとか」(芸能ライター) 松本が出演するニュースバラエティ番組『ワイドナショー』(同)の竹内誠チーフプロデューサーは7日、同局の改編記者発表会でこのウワサについて、「ネットでいわれているほど“不仲”ではない」と発言。これに一部ネット上では、「関係者が、両コンビの間に“何かあった”ことを認めた」「やっぱり不仲だったんだ!」と、むしろ疑念を再燃させる結果となってしまった。 「『いいとも』最終回は、とにかくタモリさんが主役。出演者が全員揃うのは、エンディングの画作りだけというウワサも。生放送の危なっかしさもあるため、松本さんと太田さんの絡みは見られないかもしれませんね」(同) 32年間にわたり“お昼の顔”を務めたタモリを慕い、これ以上ない豪華出演者が集結する同放送。はたして、どんなフィナーレを迎えるのだろうか?別冊サイゾー「いいとも!論」(小社)
「ネットでいわれているほどではない」ダウンタウンと爆笑問題の不仲説を、フジテレビ関係者が“少し否定”の波紋
かねてから“不仲説”が取り沙汰されている、ダウンタウンと爆笑問題の関係について、『ワイドナショー』(フジテレビ系)の竹内誠チーフプロデューサーが7日、同局の改編記者発表会で「ネットでいわれているほど“不仲”ではない」と発言し、話題となっている。 ダウンタウン・松本人志が出演中の深夜番組『ワイドナショー』は4月6日から、現在『笑っていいとも!増刊号』が放送中の日曜午前10時枠に移動。爆笑問題が司会を務める『サンデー・ジャポン』(TBS系)と“裏かぶり”するため、“ニュースバラエティ”同士の視聴率争いが注目されている。 また、松本と爆笑問題の太田光は、芸能界きっての“犬猿の仲”とのウワサも。20年ほど前、アディダスのジャージを愛用していた松本の服装センスを太田がギャグにしたところ、松本が激怒。太田は松本に土下座して謝ったというが、「以来、爆笑問題サイドがダウンタウンを“共演NG”に指定している」などと、長年ささやかれてきた。 今回、竹内CPがどのような意図でこれに触れたかは定かでないが、「ネットでいわれているほど“不仲”ではない」という説明に対し、一部ネット上では「関係者が、両コンビの間に何かあったことを正式に認めた、ということでは?」「やっぱり不仲だったんだ!」という意見が目立つ。 「『不仲ではない』と言い切らなかったことが、逆に疑惑を再燃させている。吉本側に配慮したい竹内CPとしては、マスコミに“犬猿対決”などと書き立てられることを回避したかったのでしょうが、結果的に裏目に出てしまった。不仲説については、『サンデー・ジャポン』の生放送中に、太田さん本人が真相に触れることに、ぜひ期待したいですね」(芸能ライター) 一方、今月31日午後8時から放送される『笑っていいとも!グランドフィナーレ 感謝の超特大号』(フジテレビ系)においても、「ついに共演か?」と話題になっているダウンタウンと爆笑問題。不仲説の真相やいかに……?フジテレビ『ワイドナショー』番組サイトより
『ワイドナショー』枠移動で『サンジャポ』と裏かぶり、“ダウンタウン vs 爆笑問題”犬猿対決勃発か!?
ダウンタウンの松本人志が出演する深夜番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)が、4月6日から『笑っていいとも!増刊号』を放送中の日曜午前10時枠に移動することが分かった。 昨年10月にスタートした同番組は、“芸能ニュース・ワイドショー嫌い”だという松本が、コメンテーターとして、さまざまなニュースに個人的な見解を示す内容。芸能人の本音が聞けるとして話題になっている一方で、時に松本の発言がネット上で物議を醸すことも。 深夜枠では50分間の番組であったが、引っ越しに伴い、10時~10時55分は通常の『ワイドナショー』、10時55分~11時15分はよりディープなニュースを扱う『ワイドナショー・B面(仮)』と、2部構成に。大物ゲストとの対談や、松本が直接取材に行くロケ企画なども予定されている。 放送時間の引っ越しについて、松本は「2DKから1Kに引っ越しするような感覚ですかね(笑)。むしろ、駅から遠くなったみたいな。引っ越しも、いろいろとあるので、考え方次第だと思いますけど」「“深夜のワイドショー”という形が、逆に面白いと思っていたんですけど、好評ということで日曜朝の放送になるというのは、いいのか、悪いのか、正直まだ分かりませんね」とコメントを発表している。 日曜10時枠でニュースを扱う番組といえば、爆笑問題が司会を務める『サンデー・ジャポン』(TBS系)と、長野智子や局アナがキャスターを務める『報道ステーションSUNDAY』(テレビ朝日系)が放送中だ。前者が“ニュースバラエティ”であるのに対し、後者は“報道番組”であるため、視聴者を取り合っている印象は薄かった。だが、『ワイドナショー』が参戦することで、特にバラエティ色の強い『サンデー・ジャポン』と激しい視聴率争いが繰り広げられることが予想される。 また、ある記者は、この視聴率争いに“もう一つの意味”が含まれていると話す。 「松本さんと爆笑問題・太田光さんといえば、芸能界きっての“犬猿の仲”。20年ほど前、アディダスのジャージを愛用していた松本さんの服装センスを、太田さんがラジオでギャグにしたところ、本人が激怒。松本さんは太田さんに土下座させたものの、それ以来“共演NG”になったという話は有名です。そんな2人ですから、当然、4月からはお互いの裏番組を意識するでしょうし、さらに破天荒な太田さんの場合、生放送で『ワイドナショー』をイジる可能性も考えられる。『サンデー・ジャポン』と、『ワイドナショー』の裏かぶりによる視聴率争いは、“ダウンタウン vs 爆笑問題”の因縁対決としても注目です」(芸能記者) 未だに雪解けの気配が感じられない、ダウンタウンと爆笑問題。いったい、どちらの番組に軍配が上がるのだろうか?フジテレビ『ワイドナショー』番組サイトより
板東英二の“植毛告白”で蒸し返される爆笑問題・太田光と小倉智昭のガチバトル!「共演は永久にNG」

板東英二オフィシャルブログ「ブレイクしたいねんっ!!」
ハルキスト猛反発中!? 爆笑問題・太田光“村上春樹叩き”の是非
あっという間に100万部を突破した、村上春樹氏の新著『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)。書店には“ハルキスト”と呼ばれる熱心なファンが長蛇の列を作ったが、村上氏に対して一貫して否定的な意見を並べているのがお笑いコンビ爆笑問題の太田光だ。 『色彩を持たない~』について、太田は4月30日放送のラジオ番組『爆笑問題 カーボーイ』(TBSラジオ)の中で「人気を支えているのは、ファッションとして読む人たち」とブッタ斬った。太田も元は“春樹信者”だったというが、1987年の『ノルウェイの森』(講談社)以降は「クソつまらなくなった」(太田談)。 その後は事あるごとに批判的な見解を述べており、10年ほど前にも同ラジオ番組の中で「村上春樹の小説は中身がない。よくわからない。でも自分の好きな海外の小説家が“ムラカミは面白い”と言ってるから、わかんない自分が悪いのかもしれない。そのことで悩むこともある」と発言。 数年後には「あんなのは海外小説のパクリだ。見せかけだ。クソだ。村上、お前だよお前、お前が純文学のレベルを下げてるんだよ、バカヤロー」とまで言ってのけた。 こうした発言に、ハルキストは猛反発。太田も小説を出版していることから「少なくともおまえよりマシ」「才能の違いがわからないのか!」と大ブーイングだ。さらに太田が村上叩きを繰り返す半面、何かと物議を醸した俳優・水嶋ヒロの小説を酷評する人に対して「お前らはクソだ。人が一生懸命作ったものを踏みにじる人間には感受性がない。そういうやつはクソだし、本を読むな!」と擁護していたことについて「見る目がない」と一刀両断した。 その一方で、ハルキスト以外の読者からは、今回太田が言い放った「(村上作品の)人気を支えているのは、ファッションとして読む人たち」という言葉に対して「当たっている」「同感」という賛同の声も……。太田がブチ上げた“春樹論議”は今後も過熱しそうだ。『しごとのはなし』(ぴあ)
『JUNK』パーソナリティー全員を巻き込む剛腕・太田光の過剰性『爆笑問題の日曜サンデー』
しゃべりと笑いと音楽があふれる“少数派”メディアの魅力を再発掘! ラジオ好きライターが贈る、必聴ラジオコラム。 爆笑問題の太田光は「過剰の人」である。そしてその過剰性は、時に周囲をも巻き込む原動力となる。人はより過剰なものに反応することによってポテンシャルを引き出されるもので、理想的な場の中心には、必ず刺激的なモチベーターが必要になる。3月24日、『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ 毎週日曜13:00~17:00)内の企画として催された「10周年突破記念! JUNK大集合!!」はまさに、そんな太田光の過剰性が空気を作り上げた場に、名だたる芸人たちの化学反応を呼び込む舞台となった。 この「JUNK大集合」という企画は、同局の深夜番組『JUNK』のパーソナリティーを全員集めて公開生放送を行うという、いわばお祭りである。2011年に行われた前回はエレ片のスケジュールが合わず欠席したが、2度目となる今回は伊集院光、爆笑問題、山里亮太、おぎやはぎ、バナナマン、エレ片と、初めて全パーソナリティーが勢揃いする形となった。だがメンツが揃えば、すなわち面白くなるという読みは明らかに早計で、「人数が多くなるとそれぞれの良さが消える」というのはテレビでよく見る光景である。 さらにいえば、深夜ラジオの魅力の一端はその密室的な空気にあり、各パーソナリティーがそれぞれの番組内でリスナーとの間に独自の世界観を作り上げているため、人を集めたからといって単純な足し算で笑いの量を見積もることはできない。リスナーとパーソナリティーの一対一の関係が基本となるラジオでは、スペシャルウィークに聴取率狙いのゲストをひとり呼ぶだけでも、その世界観があっけなく壊れ、途端につまらなくなってしまうというようなことが度々起こるのである。つまりこういった企画の中心には、自らの強力な世界観で全体を引っ張りつつも、各人の自由を許容する人材が求められる。 もちろん、爆笑問題の番組内企画という形式を取っている以上、番組のホストである爆笑問題の世界観に、他の芸人がゲストとして合わせていくのは当然といえば当然のなりゆきなのだが、合わせにいくと取れないというのが笑いの難しさでもある。理想はゲストがホストに話を合わせるのではなく、ホストがゲストの話を引き出すという形だが、これには「引き出す」というより、「こじ開ける」といったほうがいいくらいの強引さが必要だというのは、黒柳徹子が見事に証明している。タイプは違えど太田光の過剰性はまさに、この相手の心の扉をこじ開ける強引さに直結している。それは「相手の懐に飛び込む勇気」とも、「異様な好奇心」ともいえる。もちろん「デリカシーのなさ」と言い換えることも可能だが。 相方の田中裕二、TBSアナウンサーの江藤愛と共にステージに飛び出した太田光はまず、「爆笑問題の峯岸みなみと申します」とのっけからふざけきった自己紹介を披露し、オープニングトークにおける「潰れろ、ニッポン放送!」のひとことで、一瞬にしてその場に一般常識とは別個の世界観を築き上げる。「世界観」といえば聞こえはいいが、つまりは常識的な限界点を自ら真っ先に突破してみせることで、他の出演者にも観客にもリスナーにも、この場の自由を担保していることになる。小説の一行目や漫画の一コマ目と同じく、ラジオのオープニングトークには、その世界の枠組みを規定する機能がある。昼間の放送でありながら、太田のこのひとことで、発言の基準は深夜放送の枠組みへと一気にこじ開けられた。 その後、各曜日のパーソナリティーをステージに呼び込むと、太田は限界すれすれの質問を投げかけることで各人の魅力を次々と引き出してゆく。たとえばおぎやはぎ小木に対し、「お前、森山良子と結婚したんだっけ?」と真ん中高めに明らかな釣り球を投げつけ、小木の「誰があんなババアと」という期待以上の危険球を引き出す。また、ラジオ界におけるこの先の見通しについて伊集院光が「永(六輔)さんを待つ」と微妙にボカした言葉を発すると、太田はすぐさま「永さんの何を待つの?」と無慈悲に掘り下げ、「永さんの幸せを待つ」という伊集院の一見温かな(その実どす黒い)名答を導き出す。しかもそれだけでなく、続けて「『永六輔』から『永眠』になる」とまで言ってしまうのがまさに太田光の過剰性で、ここまでいくとさすがにいき過ぎにも思えるが、この過剰性が各芸人を刺激し、この場でしか生まれ得ない笑いを導き出していたのも間違いない。 このような太田の質問投球術は、まるで「強い球を投げないと強い球は返ってこない」と堅く信じているような剛腕っぷりで、しかし相手の実力が確かな場合に限り、それは真実である。問題はむしろ、こういった特殊な企画外には、その剛腕を存分に発揮する場があまりないように見える(発揮してもカットされてしまう)ことで、このように「場の空気を作る能力」を持った太田こそが、誰よりもそれを許してくれる「場」を求めているのではないか。『爆笑問題の検索ちゃん』や、その流れをくむ現在の『ストライクTV』(共にテレビ朝日系)あたりでも確認できるように、芸人・太田光はお気に入りの芸人に囲まれている場でこそ、その本領を遺憾なく発揮する。つまり自らが作り上げた場の中から、最も恩恵を受けているのも太田自身であり、「強く投げたボールを強く投げ返されることで、次にさらに強いボールを投げることができる」という、自らの過剰性をきっかけに周囲を巻き込んで発動する「過剰性のループ状態」こそが、太田光の笑いの真骨頂なのである。 (文=井上智公<http://arsenal4.blog65.fc2.com/>) ◆「逆にラジオ」過去記事はこちらからTBS RADIO|爆笑問題の日曜サンデー
「笑いは、いじめそのもの」NHK『探検バクモン』が探求する、いじめ問題

NHK『探検バクモン』より
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。
いじめ問題が表面化するたびに、テレビのお笑い番組が「いじめを助長している」などという批判が持ち上がる。そんな時、必ず「お笑いといじめは違う」とするお笑いを擁護する意見も出てくる。しかし、そういった意見は軽視され、テレビの笑いは少しずつ規制が多くなっていった。分かりやすい敵として駆逐し、それがほとんど効果をもたらさなかったにもかかわらず、再び問題が起きればさらに規制を厳しくする。その繰り返しである。
『探検バクモン』(NHK総合テレビ)は通常、爆笑問題が一般視聴者が見ることのできない場所へ“探検”し、時代をリードする学識者の話を聞きながら、さまざまなテーマを探求する教養エンタテインメント番組だ。
この番組では、大津の中学で起きたいじめ問題を見た太田光の「いじめについて学生たちと語りたい」という意向がきっかけとなり、「バクモンいじめ調査委員会」が発足。11月21日に73分拡大スペシャルとして放送されたのが、いじめを特集した「いじめ × 爆笑問題」だった。
爆笑問題は、フリースクールが母体になって設立された不登校経験の子どもたちが通う私立中学校「東京シューレ葛飾中学校」を“探検”し、いじめへの取り組みを紹介しながら、尾木ママ(尾木直樹)、はるかぜちゃん(春名風花)、ROLLY、志茂田景樹ら異色メンバーに、いじめられた経験を持つ学生たちが加わり、いじめについての討論会が開かれた。
「僕の子どもの頃は、いじられるのも楽しんでいたところもあった。今は陰湿」という志茂田に対し、太田は「昔といじめは変わったっていうけど本当かな? って思うんだよね。それほど変わるもんですか?」と問題提起する。番組では、いじめに対する漠然とした先入観を否定し、「いじめは日本だけの現象ではない」「いじめっ子はいじめられっ子にもなる」「いじめは仲のよい子の間で起こる」という3点を大きな特徴として挙げ、分析した。
この手のテレビ番組などで行われるいじめの討論では、多くの場合、出席者のいじめられた体験ばかりが語られる。しかし、先の特徴でも分析されているように、いじめられた人のほとんども、いじめた経験はあるはずだ。しかし、それが語られることは少ない。それこそ、いじめられたことは本人にとって深刻な問題であるが、いじめたことは大した問題ではない、といういじめの性質そのものだと思う。そういう意味において、黒人のハーフの少年がその容貌から「ボブ」と呼ばれ嫌だったという告白をした時、「俺、絶対言っちゃいそー!」と悪者を引き受ける太田の言葉は、ほかの人たちの言葉よりも胸に迫ってくるのだ。
「僕自身が田中とコンビやってると、『こいつ片玉ですから』『チビだから』ってやるわけですよ。そうやると、ワッとウケるんですよ。でも別の角度からすれば、いじめですよ」
からかいといじめの線引きは、非常に曖昧である。悪意を持って「チビ」と罵るのも、愛情を持って「チビ」と呼ぶのも、表面上は同じだ。
「こいつ(田中)が突然自殺したら、これはもうお手上げなんです、僕らは。それをやってもおかしくないことを言いますから。で、たぶんそういうことは学校でも起きてるんじゃないか」
いじめは笑いに変えればいい、とはよく言われる対処法だ。しかし、ネタにはオチがあって終わるが、いじめにオチはない。だから終わらない。それに付き合う必要なんてない、と太田は言う。では、逃げ場がない時、自殺しないで済む方法とはなんだろうか?
それこそが「学校」なのだと太田は言う。
「死よりも生。生きることのほうが楽しいんだって思えていれば、死なないわけでしょ? 死よりも生がいいんだっていう確信がなくなった時に死を選ぶわけだから、そうすると死よりも生が面白い、生きているほうがいいと、どう思わせるかですよね、子どもたちに。それはおそらく学校にあると思うんだよね。(略)学校で教えていることが本当に面白いんだ、と。どうやって生きればいいのかっていうのの答えが、その教科にあるんだよね。教科の中に『こんなにまだ分からないことがあるんだぜ、世の中には』って。それは“先に対する期待”ですよ。それはおそらく学問が持っている性質じゃないですか」
太田は色紙に「言葉を書いてください」と言われると、「未来はいつも面白い」と書くと、以前放送された『爆笑問題の大変よくできました!』(テレビ東京系)の最終回(2009年9月9日)で語っている。そこで子どもたちからの質問に答える形で「学問」について、文芸評論家の小林秀雄の言葉を借り、説明している。「対象と長ーく付き合うこと、何十年も付き合っていればそのことが理解できるってことが学問」だと。分からないことだらけのものでも長く付き合えば少しずつ理解できることが増え、同時に新たな分からないことも出てきて、その疑問をまた解消していく。その過程が面白いのだ。まさに“先に対する期待”であり「未来はいつも面白い」。
「笑いは、いじめそのものだと俺は思ってるんです。下手すりゃ俺のやってることは、人を殺すなあって思う。だから俺から見ると『テレビ番組はいじめとは違います』っていう論理は『ウチの学校にいじめはありません』って言ってる奴と同じことだと思うの」
人をバカにして笑ったことがない人は、いないはずだ。人がずっこけるのはおかしい。そこにはサディスティックな快感と同時に、ある種の共感がある。幸福と不幸、憎しみと愛情などは根底は同じものじゃないか、と太田は言う。
「人が死ぬ原因になるものと、人が生きる糧になるものは、本当に同じ場所にある」
だから死の原因になるものを排除することは、生きる糧を奪うことと同じだ。笑いは、いじめそのものであると同時に、救いでもあるのだ。
(文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>)
◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから
漫才師で、ありつづけること――今年もやってきた『爆笑問題のツーショット2012』の季節
お笑い界では、年末年始の時期に「風物詩」と呼ばれるような毎年恒例のイベントが集中している。年末には一昨年まで漫才の祭典『M-1グランプリ』があり、昨年はその代わりに『THE MANZAI』が行われた。関西では年末にディープな笑いを競い合う『オールザッツ漫才』があり、大みそかには紅白の裏で『ガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の特番がある。新年には芸人が即席コンビでネタを披露する『ザ・ドリームマッチ』(TBS系)が放送される。 そして、お笑いDVDの世界で毎年恒例となっているのが、爆笑問題の漫才DVDである。爆笑問題は、07年からほぼ毎年1月に『爆笑問題のツーショット』という漫才のDVDをリリースしている。そこには前年の1年間を振り返ったノンストップ時事ネタ漫才が収録されているのだ。その最新作『2012年度版 漫才 爆笑問題のツーショット~2011年総決算~』は1月25日に発売される。内容は、なでしこJAPANフィーバーから『家政婦のミタ』(日本テレビ系)まで、2011年に起こった出来事を独自の視点で振り返る内容となっている。 爆笑問題はある時期から、漫才スタイルをガラっと変えて時事ネタ中心にシフトしていった。それは、いつまでもネタが尽きないという点で画期的な方針転換だった。多くの芸人がテレビで売れると漫才を捨ててしまうのに対して、爆笑問題が今までそれを続けてくることができたのは、時事ネタ漫才というフォーマットを確立したからというのが大きい。 爆笑問題の時事ネタ漫才はいまや完璧にシステム化されている。2カ月に一度のペースで行われる事務所ライブ「タイタンライブ」では、最近のニュースを題材にした漫才を披露する。そして年末のDVD収録では、それらのネタも取り込みながら1年を総括する1時間以上の漫才を仕上げて演じるのだ。それだけではない。彼らは、年末年始の演芸番組に出演する際にも、この長い漫才に組み込んだネタの一部を切り取って演じている。そうやって作られる時事ネタ漫才は、1年を振り返る年末年始番組にはうってつけの内容になっているのだ。実によくできたシステムである。 さらにいえば、漫才を続けているということによって、爆笑問題というコンビのブランドイメージは高く保たれている。芸人の多くは、テレビで売れると持ちネタの漫才を捨ててしまうものだ。特に、漫才ブーム以降の世代のテレビ芸人は、舞台よりもテレビに根を張って生きているので、そこで求められない漫才はやらなくなってしまうことが多い。ビートたけし、島田紳助は言わずもがな、ダウンタウン、ナインティナインなど、いつのまにか漫才を封印してしまった芸人は数多い。 コントと違って、漫才では素の自分に近い状態でしゃべらなくてはいけないので、テレビで売れれば売れるほど自分のキャラクターに縛られて、漫才はやりづらくなる。この点でも、爆笑問題が時事ネタを漫才の題材に選んだのは賢明な判断だった。時事ネタを転がすだけなら、漫才をフリートークに近い自然な状態でこなすことができる。「最近のニュース」を題材にしゃべるというのは、ラジオやライブなどでどんな芸人でも日常的にやっていることだ。漫才の題材をその一点に絞り込むことで、彼らは自分たちの漫才師という肩書きを奇跡的に延命させることに成功した。「爆笑問題」という芸人そのものと同じように、「爆笑問題の漫才」も、当たり前のようにそこにある。お笑い界の風物詩として、これからも毎年その姿を拝めることを期待したい。 (文=お笑い評論家・ラリー遠田)
2012年度版 漫才 爆笑問題のツーショット~2011年総決算~ 1月25日発売!



