
睡眠薬を服用し、朦朧とする台湾人タレント・柔宝宝
中華圏で過激なネット生配信がブームとなる中、台湾のタレントが自殺未遂を生配信して話題になっている。女性の名は柔宝宝。86センチEカップの爆乳の持ち主だ。彼女は無名ながら人気番組に出演したことがあり、Facebookのアカウントは、4万6,000近いフォロワーを抱える。
「聯合新聞網」(5月6日付)などによると、柔宝宝は同日午前11時頃、動画配信アプリ「17直播」による生配信中、泣きながら自殺すると宣言。21錠の睡眠薬を飲み、リストカットしようとした。視聴していたファンからは「どうしたんだ」「泣くな、この社会にはどんな人間だっている。生きていることが重要だ」といった励ましの声が殺到したが、彼女はやがて意識を失った。

86センチEカップはダテじゃない。Facebookより
柔宝宝はここ数日、ふさぎ込んでいたようで、4日にはFacebookに「宝ちゃんはストレスが大きいけど、何も言わない」「ずっと頭を下げるのに疲れる一日。ずっと何かを察知するのに、徹底して気持ちを押し殺す一日」と、意味深な投稿をしていた。
しかし、幸いにも自殺は未遂に終わった。「17直播」の運営会社からの通報を受けた消防隊が彼女の家に急行すると、知人から知らせを受けた彼女の親戚が一足早く駆けつけていたのだ。彼女はすぐに病院に運ばれ、一命を取り留めた。

交流型動画配信アプリ「17直播」は、わいせつ動画の投稿横行で社会問題にもなっている
「17直播」をめぐっては昨年、わいせつ動画の投稿横行から経営陣が当局に聴取されるなど、社会問題化している。中天新聞台のニュースで精神科医の楊聡財氏は「ネット上では自傷行為や他人に危害を加える動画が多く、それらは模倣によって生み出されている」と指摘。今回の事件に関しては、「つらい、イライラするというのをみんなに知らしめたいだけでなく、大勢から関心を引きたかったのではないか」と分析した。
そういった意味では、今回の配信は成功している。その関心は、中国からも寄せられているからだ。中国のサイトの書き込みでは「死にたければ死ねばいい」「死にたいのではなく、有名になりたいだけだろう」「死ぬ前にキミの裸を見せてくれないか」といった、いかにも中国人らしい心ないコメントが並んだが、彼女としては、これだけたくさんの人に注目されて本望だったのだろうか?
(文=中山介石)