今年7月、元AKB48の篠田麻里子がプロデュースするファッションブランド「ricori(リコリ)」が全3店舗の閉鎖を発表すると、運営会社も営業を停止し、自己破産すると報じられた。この背景について、週刊誌などはAKBの運営会社であるAKSの窪田康志氏からの資金援助切れを指摘していた。 しかし、アパレルブランドプロデュースでガッポリ儲けている芸能人も少なくない。その実情について、月刊「サイゾー」(cyzo/10月号)の「名義貸しで400万円の荒稼ぎ 芸能人とファッションの皮算用」(http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2014/09/post_5398/)という記事が伝えている。 まず、アパレルで儲かっている芸能人と言って思い浮かぶのが神田うの。1999年に毛皮メーカーとのコラボレーション「コスタ・モード・ウノ」を発表したのを皮切りに、アイウェア「UN-O」、ジュエリー「デュノア」をプロデュース。中でも、グンゼと立ち上げた「Tuche」は、ストッキングが大ヒットし、5億円の"パンスト御殿"を建てるほどの成功を収め、今やファッションビジネスの成功者としてのポジションを確立。その他にも千秋が立ち上げた子ども服ブランド「リボンキャスケット」や梨花やYOU、若益つばさなどがファッションビジネスで成功している。 このように多くの芸能人が、同分野に参入しているのには大きく2つの理由があると記事では報じている。まず”オイシイ収入”になること。芸能人が関わる場合、基本的には印税契約で、プロデュースしたアイテムの3~4%ほどがもらえるという。つまり、アイテムが総額で1億円売り上げれば、300~400万円の収入になる。しかも、このプロデュースという一見すると、どこまでアイテムの製作に関わっているかわからないシステムだが、そのほとんどは名義貸しで、タレント側はせいぜいイメージの3~4割を伝え、あとはブランド側のプロのデザイナーがフォローし製品にするのだとか。それだけで400万円もらえるならば、確かに”オイシイ収入”に違いない。また、中国やベトナムには、高級ブランドの下請けとしてOEM製品をつくっている会社が多いため、やろうと思えば、ハイブランドのさまざまなパターンをパクリ放題で、大量生産できるとも言う。こうしたプロデュース業で、芸能人が果たす役割は自分の知名度を提供し、宣伝することで、中小のブランド側にとっては、少ない予算で自社ブランドを宣伝できる効果的なやり方という構図があるという。 このような芸能人プロデュースアイテムを裏方として支えているプロのデザイナーになるには、やはり服飾系スクールが思い当たる。同じくサイゾー10月号の「デザイナーには絶対なれない!?服飾オシャレ学生のトホホな末路」(http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2014/09/post_5418/)という記事では、服飾系スクールの内情を報じている。 記事によると、東京都内に60校以上存在する服飾系スクールの中でも、知名度と実績で群を抜いているのが文化服装学院だという。卒業生には、コシノヒロコや高田賢三(ケンゾー)、山本耀司(ヨウジヤマモト)、津森千里(ツモリチサト)、高橋盾(アンダーカバー)などの錚々たる顔ぶれが並ぶ。主な服飾系スクールの初年度の学費は100万円~160万円だが、この他に課題などでつくる洋服づくりの材料費などの金額がバカにならないという。しかも月曜から金曜まで毎日、朝から晩まで授業があり、その都度課題が出されるとも。2年間それだけ時間を費やしながらも、卒業後の進路は、アパレル関係ならオンワード樫山やワールドの販売員がいいところだという。また、大手アパレル企業の企画や経営などのポジションは、慶応や早稲田といった有力大学卒に占められ、仮に技術職で採用されたとしても末端で手を動かす兵隊だという悲しい現実をアパレル業界関係者が告白している。 「サイゾーがファッションを特集?」という声も聞こえてきそうだが、10月号の月刊「サイゾー」は「ファッション裏通信」という特集を組み、今回取り上げた他にも「20万超え!カネと欲望渦巻く女子小学生ファッション誌」(http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2014/09/post_5414/)、「「POPEYE」のシティーボーイ復権と裏にある”選民思想”」(http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2014/09/post_5415/)など必読の記事が並んでいる。「サイゾー 10月号」
「57」タグアーカイブ
新勢力の台頭から二極化まで――ファッション業界最新事情
【サイゾーpremium】より
──流行の速度が加速し、スクラップアンドビルドが繰り返されるファッション業界。ここ最近ではユニクロの就労問題や女性ファッション誌の新創刊が話題になっているが、そんな業界の最新トピックスを専門紙編集長、現役アパレル社員らの弁から見ていこう。
雑誌「サイゾー」のほぼ全記事が、
月額525円で読み放題! (バックナンバー含む)
(写真/石黒淳二 go relax E more)
【TOPICS 01】相次ぐ女性ファッション誌創刊 『DRESS』の創刊号広告収入 2億5000万円 ■新陳代謝が激しい女性誌の活路 「講談社の女性誌『Grazia』『GLAMOROUS』が8月号で休刊予定の一方で、4月には『DRESS』(gift社)が創刊。今後も『MAMA MARIA』(光文社)、『GOLD』(世界文化社)と、アラフォー以上の女性を対象としたファッション誌の創刊が続く。また、『LEON』『OCEANS』の創刊に参画した干場義雅氏の監修で『Sette mari』という新雑誌も9月上旬に晋遊舎から発行予定」(都築氏)。こちらは船旅をテーマに、成熟したカップルを対象としたライフスタイル誌となる。
【TOPICS 02】都市型ショッピングセンターの好調 ららぽーとTOKYO-BAYの年間来客数 2500万人 ■勝敗が明確になったショッピングモール 苦戦が続く百貨店、一部で人気に陰りも見え始めたアウトレットに対し、2006年9月の開業後リニューアルなども経て集客を伸ばし続ける『ラゾーナ川崎プラザ』や、年間来客数約2500万人を誇る『ららぽーとTOKYO-BAY』など、三井不動産の都市型ショッピングセンターが好調。「丸の内南口前に3月21日に開業した『KITTE』、6月21日にグランドオープンが迫る『MARK IS みなとみらい』などの施設を手がける三菱地所にも注目」(都築氏)だという。
【TOPICS 03】環境保全社会貢献の動きが加速 ケリングが発表した12年度の日本の売上高 1506億円 ■PPRの社名変更に見る経営戦略 グッチ、サンローランなどを傘下に持つフランスの巨大ファッション企業組織・PPRグループが、社名をケリングに変更。「(健康を意味する仏語の)社名通り、環境などを大切に“ケア"する企業文化を打ち出し、女性支援なども含め社会貢献の姿勢を強めています。ロックバンド、U2のボノ夫妻が手掛ける『EDUN』はケニアやンド生産のオーガニックコットンのウエアで有名だが、『寄付ではなく産業を』という新たな考えのもと、アフリカやインドでの持続可能なビジネスモデルの創出を目指しています」(都築氏)
【TOPICS 04】止まらない二極化とコンテンポラリーブランド 12年の全国百貨店売上高 約6兆円 ■経済状況を反映する各ブランドの“次の一手” 「百貨店の利用者の高齢化、若者はファストファッションへ……という流れに対抗し、20~30代を百貨店に呼び戻す起爆剤となっているのが“コンテンポラリーブランド"」(都築氏)。コンテンポラリーブランドとは、個性が明確なデザイナーブランドでありながら、手の届く価格設定のブランドのことで、「シーバイクロエ」「マーク BY マークジェイコブス」など、ラグジュアリーブランドのセカンドラインもこれに該当する。
【TOPICS 05】「中国離れ」と途上国のトラブル バングラディッシュ縫製工場倒壊の死者数 1000人以上 ■ファストファッション隆盛の光と影 中国以外に製造拠点を分散してリスク回避を図る“チャイナ・プラス・ワン"の戦略は以前から業界のトレンドで、「中国国内の人件費の高騰などにより、その動きが加速。ベトナム、ミャンマー、バングラデシュなどに製造拠点を移すメーカーが増えた」(ラグジュアリーブランド社員)が、今年4月にはバングラデシュでアパレル工場などが入ったビルが崩落し、1000人以上が死亡する事故も発生。生産体制、安全面の整備や児童労働の問題の解決なども求められている。
ファッション業界では、世相に反して明るい話題が多いようだ。WWDジャパン・WWDビューティ編集長 都築千佳氏は「写真家・蜷川実花氏が責任監修を務めるムック本『MAMA MARIA』(光文社)、45~52歳の女性をコアターゲットにした新雑誌『GOLD』(世界文化社)などが今秋に創刊予定。また、『SPUR』(集英社)を含む集英社女性9誌が青山学院大学構内でイベントを開催したり、『STORY』(光文社)が独自ブランドを展開し、ウェブ連動の通販マガジンの単月売上が1億円を超えるなど、広告や実売以外で収益モデルを構築する雑誌も出てきています」と語る。 また都市型ショッピングセンターも「ラゾーナ川崎プラザ、ららぽーとなどは集客も好調のようですし、この6月に開業のMARK IS みなとみらいも注目を集めるはず。家族でゆったり時間を過ごせる都市型ショッピングセンターは、ファミリー層から支持を集めている印象」(都築氏)と、堅調だという。一方で、”安定物件”と見られていたアウトレットには陰りが見えているようだ。 「安定した数字を持っているアウトレットは、御殿場と神戸三田くらい。オープンしたばかりの酒々井は、早くも集客が伸び悩んでいるようです」(ハイブランド社員) 百貨店も年配の富裕層以外の客離れが加速する中で、コンテンポラリーブランドの強化などを行っているが、売り上げを支えているのは一部のハイブランドだという。 「男性のスーツを例にとっても、売れているのはトムフォードやブリオーニなど、一着が50万円もするような本当に高いブランド。宝飾品を中心にハイエンドのブランドは好調のようですが、フェラガモなどのミドルレンジのハイブランドは苦戦しています」(同) やはり”消費の二極化”の傾向は根強く、ファストファッションに注目が集まるが、ハイブランド側は「芸術・文化支援や環境保全などに力を入れることで、新たな価値観を創造するブランドが増えています。グッチなどを擁するPPRが社名をケリングに変更し、グループ全体で社会貢献活動に力を入れているのは、その代表例。ヨーロッパには”ノブレス・オブリージュ”という、『富める者は貧しい者、弱い者を助ける』という文化がありますから」(都築氏)と、価格競争とは別の活路を見いだしている。 市場競争に勝ち残るだけでなく、文化を成熟させることも、ファッション業界の役目だろう。本特集では、ビジネス的視点のみならず、文化や歴史など多角的に現代のファッション業界を見ていこう。 (取材・文/古澤誠一郎) 【「サイゾーpremium」では他にもファッション業界のタブーに迫る記事が満載です!】 ・「POPEYE」は○? 辛口"ファッション誌"批評 有名アパレルメーカー社員座談会 ・ファッション誌編集者が語る「ブランド広告とカネ」 その"キケンな関係" ・40億円超の負債を抱えたNIGO…裏原宿カリスマブランド“終焉物語”
■「サイゾーpremium」とは?
雑誌「サイゾー」のほぼ全記事が、
月額525円で読み放題! (バックナンバー含む)
“男クサイルな”男性誌「OCEANS」、憎めない脱力感を失い漂う“不自然な”自然体
サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。
■「Business Journal」人気記事(一部抜粋)
ももクロ成功の秘訣 優れたITサービスは、先駆者のコピー&クローン?
B787運航再開も安全は置き去り…事故原因未特定、訓練飛行中のトラブルも発覚!
生活保護法改正、申請拒絶の“水際作戦”助長と懸念の声続出 撤回求める緊急声明も
■特にオススメ記事はこちら!
“男クサイルな”男性誌「OCEANS」、憎めない脱力感を失い漂う“不自然な”自然体 - Business Journal(5月21日)
身近さや取っ付きやすさみたいな印象を醸したいとき、「等身大」「飾らない」「気張らない」なんて表現を用いたりします。「ガツガツ」「あくせく」「前のめり」「必死」「弱肉強食」「優勝劣敗」みたいなマインドとは、反対の方向性ですね。「頑張り過ぎなくていいんだよ」「肩の力を抜いて」などと、ある種のいたわりや労い、肯定感を相手に与える感じでしょうか。言われたほうも、ちょっと安心するんですね。「おかげでちょっと『ほっこり』したよ」みたいなことで。 で、今回取り上げるのはこちら。 『OCEANS 6月号』(インターナショナル・ラグジュアリー・メディア) 35歳までは正直キメキメでしたけど…… もう大人はお洒落で無理しない 「OCEANS」(以下、オーシャンズ)は、男性誌の中でも「夫」「父」という属性をかなり明確に打ち出した媒体のひとつ。「妻から愛され、ご近所の奥さま連中から『○○さんのご主人、素敵ね』とウワサされるような夫」「育児にも積極的に参加し、子どもと過ごすのが無上の喜び。もちろん子どもから好かれまくりの素敵パパ」たらん、と訴求してくるんです。そういう男ってカッコいいよな、とこちらの肩を叩きながら、イケメンが歯を輝かせて爽やかに話しかけてくるイメージとでも申しましょうか。 同誌で何かにつけて用いられるのは「37.5歳(読者平均年齢)」という記述。中心読者層として、結婚して数年、未就学~小学校低学年くらいの子どもがいる年代を意識した誌面づくりを実践していらっしゃいます。 基本的に、ただのオヤジ枠には収まらない、いい頃合いの大人カジュアルを推している雑誌であり、「GOETHE(ゲーテ)」(幻冬舎)や「GQ JAPAN」(コンデナスト・パブリケーションズ)のようなオピニオン(面倒くさい能書き!?)色は極薄。ファッション誌的な色合いが強い媒体です。 ただ、どこかムズムズ感をおぼえる、洒落臭い感じもあるんですよねぇ。“自然体な俺”を必死に演じてしまう不自然さにも似た、収まりの悪さでしょうか。「良き夫、良き父」推しをしながら、現実的な結婚生活や子育てにつきまとう所帯臭さを誌面からほぼ感じないあたりも、そうした不自然さを醸成してしまっている一因なのかもしれません。まあ、ある種の妄想ツールであるファッション誌という媒体に対して、無粋なことを言っているのは承知の上ですが。 ●オヤジギャグ的な脱力感があれば、まだ……。 ここでようやく、今回の特集に視点を戻すわけですが、特集の冒頭では、読者モデル諸氏が、自分の6~27年前の写真を開陳し、いまの姿と並べるコーナーが設定されています。要するに、新旧ファッション比較ということで、「前の自分はこんな感じで無理してましたけど、最近はイイ感じでヌケ感、わかっちゃってますよ?」みたいに笑いかけてくるんです。 いや、「無理しない」という言葉には共感します。でも、写真を見るにつけ、「昔も今も、方向性が違うだけでメチャメチャおしゃれじゃん」「つか『無理しない』と言いつつ、『無理しない(ヌケ感的な)』印象のファッションを、猛烈に気を配りながら着ているようにしか映らないわ」なんて思ってしまうのですね。わたくしのような、ファッションへの感度が低い人間からすると、「無理しないお洒落を励行するには、結局いろいろな無理を重ねなきゃいけないのかよ」と暗澹たる気分になってしまうのです。 たとえば、「昔の自分はダメダメでした。でも、○○したことによって、いまは成功しました」「私とアナタの違いは、○○したか、していないかの違いだけ」「元ダメ人間の私にできたのだから、アナタにもできる」みたいな論法は、仕事術系のビジネス書や自己啓発書にありがちなパターン。この論法のキモは、読者に対して「あ、それなら私にもできるそう」と思わせる、敷居の低さです。別にオーシャンズは自己啓発系ビジネス誌ではありませんが、「無理しない」にある種の癒やしやお手軽さを感じ取ってしまい、「これなら俺も着こなせるかも」とすがるような気持ちでこの特集を読んでしまうと、激しく裏切られてしまうかもしれません。「無理しない」ファッションって、なかなか高度で難しいですから。 そういえばオーシャンズって、2009年ごろまでは「男クサイル(男臭い+スタイル)」なんて微妙なキーワードをゴリゴリに押し出したりして、提案するファッションはいまと同じような方向性ながらも、もうちょっと茶目っ気というか、オヤジギャグ的な遊び心みたいなものが、特集タイトルや見出しから感じられたんですよ。『賢く、カッコよく、「大人のコロモ替え」の極意 夏先取りのイチOC!』(2009年6月号)とかね。ちなみにOCは「ON&CASUAL」の略とか(誌名の略称としても使われます)。 その他『“手ブラリアン”が狙うはローテクデイパ』(2009年8月号)とか、『タイドアップしてもクールでいたい! 「タイ涼族」におすすめの一本 そろそろ“重(おも)タイ”外して“主白(おもしろ)タイ』(同)とか、どこか憎めないような脱力感があったんです。個人的には、そのころのオーシャンズのほうが、最近のオーシャンズより好印象でございました。 「ガハハ、『男クサイル』って何だよ」と読者が笑顔でツッコめるくらいの距離感が、この雑誌にはちょうどいいような気がするんですけどね。 (文=漆原直行) ■おすすめ記事 ももクロ成功の秘訣 優れたITサービスは、先駆者のコピー&クローン? B787運航再開も安全は置き去り…事故原因未特定、訓練飛行中のトラブルも発覚! 生活保護法改正、申請拒絶の“水際作戦”助長と懸念の声続出 撤回求める緊急声明も 矢口真里と別居報道の中村昌也「アイツ全然料理つくらない。収入格差止まらない」 アドビ、クリエイティブ製品のパッケージ販売終了にどう対応?安価な別製品も豊富む、む、無理しない……。
(「OCEANS HP」より)
股間でものを考える「LEON」「GQ」の神髄!セックスパーティに参加経験ある男は60%!?
サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。
■「Business Journal」人気記事(一部抜粋)
AKB“女王様気取り”河西智美、黒い噂絶えない運営元社長とお泊り愛!?
沖縄の男はなぜ働かない!?「別れた妻にガソリン代を借りに…」
要介護者になる前に!! 「メタボ」よりキケンな「ロコモ」を解消せよ!!
■特にオススメ記事はこちら!
股間でものを考える「LEON」「GQ」の神髄!セックスパーティに参加経験ある男は60%!? - Business Journal(4月24日)
男性誌5月号の中から注目記事をピックアップ! ●“ちょい不良オヤジ”は、この春も下心ムキ出しでニキータを口説く 『LEON 5月号』(主婦と生活社) 「春こそモテるデートの季節です! 遊べるオヤジは連れ出し上手」 『LEON』といえば、“ちょい不良(ワル)オヤジ”でお馴染みの男性誌。その他の男性誌が“ビジネスパーソンとしてのカッコよさ”を多少なりとも盛り込んでくるのに対して、同誌は一貫してモテるオヤジ道をゴリ押ししてくる誌面づくり。とにかくキャラが立っているのです。 この特集は、いわゆる春のお出かけ(デート)ガイド的な内容。とはいえ、そこは『LEON』ですから、ドコを斬っても洒落臭くてバブリーなモテアピールでベッタリなのです。たとえば「『桜の時だけ』食べられる 旬な誘い文句で お花見前後にホテルの桜メニュー」とか「見ためも味も春たっぷりなカクテル~&スウィーツ お誘いネタに使える桜な一品」などなど、いかに婦女子(同誌では「ニキータ」と呼称します)を連れ出すか、喜ばせるか、モテるか、といった視点で前のめり気味に攻めてきます。 前のめり、ということでは「究極のサプライズは“愛ランドデート!” 連れ出し上手は島(都内)へ行く」てなページも。サプライズはいいけど、ちょっとした都内デートのつもりでやってきた婦女子をいきなり伊豆大島に連れて行って、果たして喜ばれるのでしょうか? また、「高層階の夜景BARにはドラマあり! ほどよい暗さと大人の“錯覚”」なるホテルのバー紹介ページでは「まるでふたりだけのムーディな死角席」なんて見出しが躍ります。下心がムキ出しで、なんだかもう清々しいほど。 挙げ句の果てには「ホテルの中のヨコシマ“エアポケット”です “言い訳”付き ちょいふたりっきりになれる○秘スポット」までも。なになに……「あー、タクシー混んでるかも。あっちで座って待とうよ」というセリフとともに、コンラッド東京の宴会場アネックス1F「チャペル前の壁際のコーナーにあるベンチ」に誘え、と。まあ、えらく具体的でございますこと。 この特集も然りですが、『LEON』の何でも股間でモノを考えるような生臭さは、そのへんの小僧以上だなと、しみじみ痛み入る次第です。言ってしまえば、チョイ不良オヤジの皮をかぶった中二。それを“大人のオトコの色気の中から、ときおり見え隠れする少年っぽさ”みたいなマインドでそれっぽく誤魔化す感じが、いいかげん白々しいワケで。いや~、非常に素晴らしい芸風ですよね。 ●恋愛だって「成功」をキーワードに斬るのが『GQ』のジャスティス!? 『GQ JAPAN 5月号』(コンデナスト・ジャパン) 「LOVE & SEX 大人の恋について語ろう」 特集冒頭のリードいわく…… 「恋愛もセックスも、人生をエキサイティングにしてくれる男の相棒だ。相棒なのだから、隠語や俗語でこそこそ語るのではなく、正しい言葉で正々堂々と語るべきなのだ」 てな具合で、今月は『GQ』も股間まわりのことを熱く語っております。春になると股間がうずいてしまうのが正しい哺乳類の姿なのでしょうか。 まずは俳優の浅野忠信氏インタビュー(『All You Need is LOVE & SEX 恋愛こそがすべて!』てなタイトル)から入りまして、全体は大きく3部構成となっております。「Part 1 成功を呼び込む恋をしよう」「Part 2 クールな夫になる」「Part 3 彼女をベッドで満足させる」という並び。つか、本連載の第1回でも取り上げた先月号のスーツ特集に続いて、ここでもまた「成功」推しですか!? で「成功を呼び込む恋をしよう」のくだりがどんな内容かと申しますと、アンジェリーナ・ジョリーやらヒラリー・クリントン、メリンダ・ゲイツ、マドンナあたりをケーススタディ的に持ち出し、「ミューズ? 悪女? 成功を呼び込む女の正しい見分け方」なんて斬り口でインプレッションしていくのです。アメリカを中心に世界中でフランチャイズ的に展開している雑誌ですし、海外事例のみで語るのもスタイルのひとつなのかもしれませんが、これは日本オリジナルの記事らしいので、1人くらい日本女性を出してもよかったのでは。国生さゆりさんや神田うのさん、奥菜恵さん、元谷芙美子さん(アパホテル社長)とかね。 そのほか、このパートでは元伝説の舞妓さんが語る「京都、佳つ乃の恋愛指南 男と女のきれいな別れ方」やら、ロングコラム「宗教人類学者・植島啓司が、説く。 男にはなぜ『愛人』が必要なのか」、美人ワーキングウーマンがメシを食いながらテキトーに鼎談する「美女が望むデートレストラン」など、わりとシッチャカメッチャカな企画が並びます。雑多すぎて、どのあたりが「成功」に繋がるのか判然としません。 なお「クールな夫になる」のパートでは「新しい家族のカタチ ~同性カップル編~」とゲイカップル事情に触れる、なかなかエッジの効いたページもあったり。また「彼女をベッドで満足させる」パートは「GQ SEX SURVEY 男たちの愛欲に満ちた日常」なるアンケート調査企画がメインなのですが、元ネタが英国版『GQ』なので、どうもピンッとこなかったするのですね。3Pの経験がある男は54%、セックスパーティに参加したことがある男は60%って、ジョンブル恐るべし。 40ページ以上に渡って長々と紙幅を割いていたこの特集。個人的にいちばん面白かった箇所はドコかといえば、大人のオモチャをシャレオツに紹介する「Sex Toys of "Good Design" ラブ・ガジェットのNOW & FUTURE」(たったの2ページ)でございましたとさ。 (文=漆原直行) ■おすすめ記事 AKB“女王様気取り”河西智美、黒い噂絶えない運営元社長とお泊り愛!? 沖縄の男はなぜ働かない!?「別れた妻にガソリン代を借りに…」 要介護者になる前に!! 「メタボ」よりキケンな「ロコモ」を解消せよ!! 野村HD、損失隠し加担の疑いで伊検察が捜査へ 利益没収、損害賠償請求も 黒田日銀・異次元金融緩和に潜むワナ…物価急上昇・国債暴落の可能性は?『LEON』(主婦と生活社/5月号)
脱落社員が続々? 宝島社「月刊誌」+「1人1冊ムック」のヤバすぎる台所事情
「ほぼ毎月といっていいほど人は辞めていますし、仕事は鬼のように増えていて、まさに異常事態としか言いようがないですよ!」 そう泣きながら語るのは、出版業界でも異彩を放っている宝島社の女性ファッション誌関係者だ。宝島社といえば、「sweet」や「InRed」、「smart」をはじめとしたファッション誌だけでなく、『チーム・バチスタの栄光』シリーズなど書籍でもヒットを飛ばしている出版社だ。 「現在も書籍は『今でしょ!』のセリフで注目を集めている、東進ハイスクール講師・林修氏の本を出したり頑張っていると思いますよ。ただ、あそこは社長が優秀なのですが、“ワンマン”経営で、組合もないので、社員はいいように使われているのが現状です。それに、数年前までは稼ぎ頭だったブランドムックが頭打ちになって、次の戦略が打ち出せていない状態のようです」(別の出版関係者) そんな中、会社から社員に対して厳しい指令が出たという。 「うちは8月が決算期なのですが、昨年8月に『月に1人1冊ムック本を作れ』と言われました。月刊誌をやりながらムックを作るのは、ほとんど休みなしで働けということ。一応毎月プラン出しがあって、プランが通らなければもちろんムック本の仕事はないのですが、上司からの圧力がものすごいですよ(苦笑)。それに耐えられなくなって辞めていった同僚は、数知れません」(女性誌編集者) それでも、ファッション誌界の雄である宝島社に入社したいという人は後を絶たないそうで、 「うちは社員と契約社員の差があまりないんです。契約社員でも保険は会社が払ってくれますし、交通費も出ます。違うのは携帯が支給されないのと、ボーナスが少ないくらいですかね。契約から社員になれることもあって、“契約でもいいから”という人も多いですよ。それでも時給に換算したら、500円くらいになるみたいですけどね……。会社には立派な仮眠室もあるので、そこに寝泊まりしている契約社員も多いですよ。会社からしたら『辞めたきゃ辞めろ。代わりはいくらでもいる』という状態ですよ。一時期は、出版業界で唯一の勝ち組だったのですが、今は転落の一途をたどりつつあります。この状況がいつまで続くか分からないので、転職活動している同僚は相当いますね」(同) つい先日も講談社が「GLAMOROUS」と「Grazia」の休刊を発表したり、4月1日には幻冬舎から「DRESS」が創刊されたりと、何かと話題を振りまいているファッション誌業界。そのうち宝島社からの大量離職が、世間を賑わせることになるかもしれない。宝島社 公式サイトより
男性誌『GQ』はオトコの自己陶酔をかき立てる魅惑の媒体?“スーツ自己啓発”で成功を掴め?
サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。
■「Business Journal」人気記事(一部抜粋)
キンタロー。OLから芸能界デビューのきっかけは、好きだった先輩…番組内で涙の告白
復興税も加わり消費税もアップ 恐怖の “手取り収入”も減少でますます生活困窮
JALとANA、787問題でボーイングに賠償請求の意向固める…運航再開時期は未定
■特にオススメ記事はこちら!
男性誌『GQ』はオトコの自己陶酔をかき立てる魅惑の媒体?“スーツ自己啓発”で成功を掴め? - Business Journal(3月19日)
成功のための服装術
2013年春夏版 内容としては、スーツを中心に働くオトコのための各種アイテムを紹介していくものなのですが、まず「成功」をキーワードに持ち出すあたりが、実にあざとい。「成功」といえば、自己啓発系ビジネス書でも頻用される、意識の高いビジネスパーソンの琴線にビンビン触れまくりのワードでございます。 そして特集の冒頭では、名物編集長・鈴木正文氏による、次のようなリードが添えられるのです。 「仕事をする男としてのルールを踏まえた『正しい』装いに、時代の気分をあざやかに盛り込むとき、あなたを見る目が変わり、あなたは成功へのステップを軽やかに踏み出すだろう」 ……これは強烈です。「あなたが変われば、あなたの世界が変わる」的な、それドコの『思考は現実化する』(自己啓発書の古典。ナポレオン・ヒル著)ですか!? とツッコみたくなるような、非常に自己啓発的なマインドに富んだ、濃厚な特集導入文といえるでしょう。いうなればこの特集、「スーツ自己啓発」なのですね。イイ感じでムズムズしてまいりました。 そんなこんなで内容に目を向けてみますと、メインとなるのは職業に応じたおすすめファッションの提案。たとえば「投資銀行家、弁護士、起業家、国際ビジネスマンだったら 誠実さが大事」とか「公認会計士、税理士、経営コンサルタントだったら ポジティブさを全開に!」とか。フリーターや期間工は……あ、ないのね。でも「水泳コーチ、一流パーソナルトレーナーだったら 爽やかさを前面に」って、ここだけなぜか職業がピンポイントすぎ。そのくせアドバイスはフツーだったり。さらに「評論家、新聞記者、自由業、作家だったら 個性をアピール」とは、ちと捻りがなさすぎでしょう。 つかそもそも、それを言ったらみんな多かれ少なかれ、個性をアピールしたいからこういう雑誌を見て参考にしているのでは? で、オススメされるのが一足3900円のド派手な靴下って……。 とはいうものの、全体的にはとってもスタイリッシュかつ読みやすくまとめられております。『成功者のためのバッグ選び』なるコーナーでは、トートバッグは「クリエイティブに見える」、クラッチバッグは「タフネゴシエーターに見える」、フラップオーバー型ブリーフケースは「決断力があるように見える」など、バッグによってどう自分を演出するかまで提案してくれる親切設計。ついつい、「俺もバッグを替えたら成功者になれるかも」てな気分になってしまうことでしょう。 そのほかにも、20~50代敏腕ビジネスパーソンの持ち物などをインタビューとともに紹介した『成功者の服装哲学と実践』、名物販売員がよくあるお悩みに答えるQ&A欄『ベテランショップスタッフの成功服指南』など、「成功」というブレないキーワードで彩られたコーナーが並び、とても盛りだくさんな特集に仕上がっておりました。 せっかくだから、自分もおすすめのコーディネートで「成功」への第一歩を踏み出してみようかと、気に入った組み合わせで総額を計算してみました。ジャケット、ベスト、ネクタイ、シャツ、パンツ、靴を合わせると……しめて36万6450円ナリ! 服装で「成功」を掴めるなら、このくらい安いもの……なの!? (文=漆原直行) ■おすすめ記事 キンタロー。OLから芸能界デビューのきっかけは、好きだった先輩…番組内で涙の告白 復興税も加わり消費税もアップ 恐怖の “手取り収入”も減少でますます生活困窮 JALとANA、787問題でボーイングに賠償請求の意向固める…運航再開時期は未定 行動力を高めるための習慣2つ 西武HDの背後にJR東海!? TOBで激化するサーベラスとの攻防に政府も参戦!
みなさん、こんにちは。 フリーランスで編集者/記者業を営んでおります、漆原直行と申します。 今回から始まる、この新連載。俎上に載せるのは、男性誌でございます。 もう少し詳しく申しますと、社会人男性を主要読者に据えた、ファッション、ライフスタイル、カルチャーを扱う雑誌たち。たとえば『GOETHE』(幻冬舎)、『LEON』(主婦と生活社)、『Men's EX』(世界文化社)、『MEN'S CLUB』(ハースト婦人画報社)、『OCEANS』(インターナショナル・ラグジュアリー・メディア)、『Safari』(日之出出版)といった媒体でしょうか。 20代半ば~40代あたりまでの社会人男性が持つ横顔はさまざまです。そうした読者事情を踏まえて、前述したような雑誌は「精力的に働く、仕事のデキるオトコ」「オフタイムは少年に戻って趣味に興じるオトコ」「素敵な婦女子とスマートに遊ぶオトコ」「隣の奥さんが羨むようなよき夫たるオトコ」「カッコいい父として子どもに慕われるオトコ」などなど、挙げていけばキリがありませんが、そういった“オトコ道”を読者に提案していくような姿勢が基本にあります。 これらの雑誌はもちろん「あ、このネクタイはいい色だな」「このバッグ、便利そう」といった、ファッションカタログ的、モノ情報誌的な実用性を備えた媒体ではありますが、一方で、独自の世界観ーーオトコの美学を求道し、極めんとするような、えも言われぬ洒落臭さーーにも充ち満ちているのですね。多かれ少なかれ、自己満足や自己陶酔の感覚をくすぐるつくりになっているワケです。 この連載では、そんな“オトコたちのうっとりワールド”をつまびらかにするべく、男性誌の注目記事を紹介していきたいと考えております。生温かく、ご笑覧いただければ幸いです。 ●デキるオトコは「正しい」装いで「成功」へと羽ばたく ……と、初回なので前置きが長くなってしまいましたが、そろそろ本題へ。 男性誌界隈を見回しますと、4月号はスーツ特集が非常に多かったりします。新年度、新生活で「スーツでも新調しようかな」という時期と重なりますから、読者の情報ニーズだけでなく、かき入れ時で鼻息が荒いビジネスアパレル系のショップやメーカーの要求にも応える、非常に理にかなった選択といえるでしょう。 さて、スーツをフィーチャーする企画を組んだ各誌のなかでも、とりわけ印象的だった特集はこちら。 『GQ JAPAN4月号』(コンデナスト・ジャパン) 正しい仕事服とトレンドの正しい関係表紙はベン・アフレックの「GQ」4月号
(コンデナスト・ジャパン)
成功のための服装術
2013年春夏版 内容としては、スーツを中心に働くオトコのための各種アイテムを紹介していくものなのですが、まず「成功」をキーワードに持ち出すあたりが、実にあざとい。「成功」といえば、自己啓発系ビジネス書でも頻用される、意識の高いビジネスパーソンの琴線にビンビン触れまくりのワードでございます。 そして特集の冒頭では、名物編集長・鈴木正文氏による、次のようなリードが添えられるのです。 「仕事をする男としてのルールを踏まえた『正しい』装いに、時代の気分をあざやかに盛り込むとき、あなたを見る目が変わり、あなたは成功へのステップを軽やかに踏み出すだろう」 ……これは強烈です。「あなたが変われば、あなたの世界が変わる」的な、それドコの『思考は現実化する』(自己啓発書の古典。ナポレオン・ヒル著)ですか!? とツッコみたくなるような、非常に自己啓発的なマインドに富んだ、濃厚な特集導入文といえるでしょう。いうなればこの特集、「スーツ自己啓発」なのですね。イイ感じでムズムズしてまいりました。 そんなこんなで内容に目を向けてみますと、メインとなるのは職業に応じたおすすめファッションの提案。たとえば「投資銀行家、弁護士、起業家、国際ビジネスマンだったら 誠実さが大事」とか「公認会計士、税理士、経営コンサルタントだったら ポジティブさを全開に!」とか。フリーターや期間工は……あ、ないのね。でも「水泳コーチ、一流パーソナルトレーナーだったら 爽やかさを前面に」って、ここだけなぜか職業がピンポイントすぎ。そのくせアドバイスはフツーだったり。さらに「評論家、新聞記者、自由業、作家だったら 個性をアピール」とは、ちと捻りがなさすぎでしょう。 つかそもそも、それを言ったらみんな多かれ少なかれ、個性をアピールしたいからこういう雑誌を見て参考にしているのでは? で、オススメされるのが一足3900円のド派手な靴下って……。 とはいうものの、全体的にはとってもスタイリッシュかつ読みやすくまとめられております。『成功者のためのバッグ選び』なるコーナーでは、トートバッグは「クリエイティブに見える」、クラッチバッグは「タフネゴシエーターに見える」、フラップオーバー型ブリーフケースは「決断力があるように見える」など、バッグによってどう自分を演出するかまで提案してくれる親切設計。ついつい、「俺もバッグを替えたら成功者になれるかも」てな気分になってしまうことでしょう。 そのほかにも、20~50代敏腕ビジネスパーソンの持ち物などをインタビューとともに紹介した『成功者の服装哲学と実践』、名物販売員がよくあるお悩みに答えるQ&A欄『ベテランショップスタッフの成功服指南』など、「成功」というブレないキーワードで彩られたコーナーが並び、とても盛りだくさんな特集に仕上がっておりました。 せっかくだから、自分もおすすめのコーディネートで「成功」への第一歩を踏み出してみようかと、気に入った組み合わせで総額を計算してみました。ジャケット、ベスト、ネクタイ、シャツ、パンツ、靴を合わせると……しめて36万6450円ナリ! 服装で「成功」を掴めるなら、このくらい安いもの……なの!? (文=漆原直行) ■おすすめ記事 キンタロー。OLから芸能界デビューのきっかけは、好きだった先輩…番組内で涙の告白 復興税も加わり消費税もアップ 恐怖の “手取り収入”も減少でますます生活困窮 JALとANA、787問題でボーイングに賠償請求の意向固める…運航再開時期は未定 行動力を高めるための習慣2つ 西武HDの背後にJR東海!? TOBで激化するサーベラスとの攻防に政府も参戦!
ぽっちゃり向けファッション誌「la farfa」に訊く、ぽっちゃりとデブの境界線
日テレの水卜麻美アナや、渡辺直美、柳原可奈子、アジアン・馬場園梓といった女芸人など、このところ“ぽっちゃり女子”株が急上昇している。その人気を裏付けるかのように、今月21日、日本初のぽっちゃりさん向けファッション誌「la farfa」(ラ・ファーファ/ぶんか社刊)が創刊される。創刊号のイメージモデルを渡辺直美が務めるとあって発売前から話題騒然中の同誌だが、ひと昔前なら、太った女性が好きな男性は「デブ専」なんて言われる少数派だった。それが一体なぜ、今“ぽっちゃり”なのか? 「la farfa」の仕掛け人である今晴美さんによると、そもそもぽっちゃり向けのファッション誌を作ろうという話が出始めたのは、3年ほど前のこと。今さん自身、ぽっちゃり体形で、自社のファッション誌を見てもあまり着られる服がないと不満を抱いていたという。 「『だったら、自分でやればいいじゃん!』と周りにたきつけられて……(笑)。ニッセンのsmiLeLand(http://www.smileland.jp/)や、AS KNOW AS、Hakkaなど、今ぽっちゃりさん向けのおしゃれな服がすごく増えてきているので、この市場にポテンシャルはあるというのは、けっこう確信がありましたね。『やるなら一番最初』といううちの社風もあるんですが、動きだしてからは早かったです」 数々のファッション誌を手掛けるぶんか社といえど、ぽっちゃりは未知の領域。普通のファッション誌ならモデルがオシャレな服を着こなすだけでページが成立するが、ぽっちゃりの場合は“なぜこのコーデなのか”といったプラスαが必要になる。そのほかにも、いろいろと苦労があったようで……。 「まず、ぽっちゃり体形のモデルさんというのがいなかったので、イチから探さなければならないというのが大変でした。それと、普通のファッション誌だと、ぽっちゃりって、おなかやお尻、ふくらはぎといった部分をうまく隠すというのを先に考えちゃうんですよ。でも、私はそれがすごい嫌で。別に出せばいいじゃんって思うんですよ。結局、全体のバランスですからね。そこにネガティブにならないでポジティブに見せていくというのは、スタイリストやカメラマンにとってこれまでと180度違う仕事。そこが面白いところでもあり、大変なところでもありました」 ぽっちゃりさんと一言で言っても、その認識は人それぞれ。「la farfa」が定義する“ぽっちゃり”とは一体なんなのだろうか? 「服のサイズとしてはLL~5Lを載せてますが、あまり明確な定義はないですね。結局、本人がどう思うかでしかないですから。これは私の個人的な見解なんですが、健康そうなのがぽっちゃりで、不健康そうなのがデブじゃないかと。自分の体形を気にしすぎて『腹の肉が……』と縮こまっちゃうのは、人としてあまり健康的ではないですよね? 一方、ぽっちゃりって『腕肉ですが、何か?』って言えちゃう。ぽっちゃり体形の見せ方を分かってるんです」 確かに、ぽっちゃりの人は性格的に明るくて、一緒にいて楽しい人が多い気がする。では、今さんから見て、ぽっちゃりの魅力とはどんなところなのだろうか? 「懐の大きさではないでしょうか。自分の体形などコンプレックスを乗り越えてきている人が多いからこそ、心も丸いというか。なんでも受け止めてくれる土壌を持っていますね。私もよく社内で『お母さん』って言われてます(笑)。あと、おいしいものが好きだから、たぶん料理もうまい」仕掛け人である今晴美さん(左)と読者モデルの天貝旭花さん(右)。
先日行われた3月16日に「la farfa ×smiLeLand SS Collection」へ出演する読者モデルオーディションには約250人の応募があり、最終的に12名が選ばれた。その中で編集部イチオシなのが、天貝旭花さん(26歳)。確かにサイズは大きいが、笑顔がかわいらしい、ふんわりとした雰囲気の女性だ。 ぽっちゃりでよかったなと思うことは? 「友達に触り心地が気持ちいいと言われたり、暖を取られたりしますね。あとは、もともと顔がキツめなので、お肉がついていると笑顔がいいねって言われます」 ぶっちゃけ、モテるのだろうか? 「……彼氏はいます。彼はぽっちゃり好きです。街で声かけられることも、けっこうありますね…(照)。『お酒飲み行こう』とか」 ぽっちゃりが個性として社会的にも認められるように頑張りたいと、今後の抱負を語る天貝さん。日本全体が元気がない今、ぽっちゃりさんの安定感と癒やしが求められているのかもしれない。 (撮影=名鹿祥史)スリーサイズは上から130cm、130cm、136cm。
アキバ系コスプレ×原宿系オシャレファッション=「ネオ・コス展」ってなんだ!?

「ディアステージ」所属のアイドル、夢眠ねむちゃん♪
「秋葉原と原宿・渋谷を繋ぐ懸け橋になりたい――」
そんな高らかな理想を掲げたイベントが、東京・ラフォーレ原宿で開催中だ。
秋葉原を中心としたコスプレスタイルと、渋谷・原宿系のストリートファッションのスタイルをミックスさせた新しいファッションスタイルを「ネオ・コス」と命名、「ネオ・コス展 FASHION×COSPLAY EXHIBITION 2010」と銘打ち、このネオ・コスをアピールしていこうというこのイベント、主催するのは、東京都心部を中心に展開する個性派女子向けファッションフリーペーパー「MIG」だ。
開催初日の10月5日には、ラフォーレ原宿でオープニング・ナイトパーティーを開催、秋葉原のストリートで活動するアーティストによる「ライブペイント」も行われると聞きつけ、早速現場へ向かった。
開始前からラフォーレ原宿入り口前は、アート系男子からロリータファッションのギャル、さらにはサラリーマンや秋葉系オタクまでが混在する人種のサラダボウル状態。20時半のラフォーレ原宿閉店と共に入場が開始された途端、会場正面に設置された、初音ミクのぬいぐるみが飾られた巨大オブジェには、早くも人だかりが!
「ファッション×コスプレ」をテーマに、若手アーティストによるアート作品や服飾・アクセサリーなども展示販売され、ますますごった返す店内に、ひときわ目立つファッションの女の子を発見。白を基調としたセーラー服のスカート丈はやたら短く、よく見ると......スケスケじゃないですか!?
――あ、あなたは誰なんですか?
「秋葉原にある萌え系LIVE&BAR『ディアステージ』に所属するアイドル・夢眠ねむです!」
――ちょっとその衣装、エロすぎないですか?
「女性ファッション誌や著名アーティストへの衣装提供でも有名なデザイナー・神田恵介さんとの共同プロジェクト『初恋てろりすと』のリーダー役なんです。テロリストなので、狙った獲物は逃さない、あえて透けていくぞ、みたいな感じです!(笑)」
――今回の「ネオ・コス展」にかける意気込みを。
「もともと、渋谷とか原宿のファッションも秋葉原も両方大好きなんですけど、今までこの2つの間には、どうしても埋められない溝があったと思うんです。でもここ数年、ハイブランドがアニメのキャラをデザインに使ったりするようになって。逆に秋葉原でも、私が好きな原宿っぽいブランドの服を着ていくと、今までは『何その服?』って言われてたのが、最近は『それどこの服?』って聞かれるようになったり。そうやってこの2つの関係がギュッと近くなって、とうとう原宿の中心でこういうイベントまで開催されて、感動です!」
――な、なるほど。
「あと、私の初のソロシングル『魔法少女☆未満』が、8月16日に発売されました。みなさん、ぜひ買ってください!!」
――了解です!
その後、パーティーの目玉である「ライブペイント」が開始。

アーティスト・愛☆まどんなちゃんが、ハイテンションなアニソンDJをバックに、VJが壁に映写するアニメ動画に合わせて、オリジナルのアニメタッチの女の子をペインティング。いつの間にやら、今回作品を展示している参加者までもが次々と乱入し、総勢5人が展示作品の合間を縫うように縦横無尽にペイントしまくるパフォーマンスを繰り広げた。
なんと最後にはねむちゃんまで乱入し、ペイントパフォーマンスをバックに、秋葉原で鍛え上げた渾身のオタ芸を披露。"本場"のガチ技で、ヲタ芸など初めて見るハイファッション系の女子の心を、そして、見えそうで見えないスカートの中身で、会場内のすべての男子の心までも完全に占拠、さらには、彼女に追従してオタ芸を披露するオタク男子も現れ、会場の熱気は最高潮に! テロリスト最高!!
ライブペイントでメインパフォーマーを務めた愛☆まどんなちゃん、そして、ライブペイントに飛び入り参加した渡辺真子ちゃん【註:アーティストにして、アイドルグループ「フルーツ☆パンチ」リーダー】に話を聞くと、「楽しかったです。お客さんが楽しんでくれたなら、それで大成功!!」と満足げ。出展者も観客も一緒になってライブを盛り上げる感覚は、秋葉原ならではなのかもしれない。
イベント主催者で、ファッションフリーペーパー「MIG」編集長の田口まきさんは、今回のイベント開催に至った経緯をこう語る。
「私たちの雑誌『MIG』は、『MADE IN GIRL』をテーマに去年の10月末に立ち上げました。秋葉原にも渋谷のギャルのお店にも置いてあるような、ファッションのジャンルやエリアで区切られない雑誌を作ろうということで始めましたが、いざ創刊したら、さまざまなところから反響をいただきまして。それがきっかけとなって、今年7月1~4日にフランス・パリで開催されたJapan Expo【註】で、日本の面白いファッションや女の子カルチャーを紹介するセレクトショップを出店したんです。そこで、現地の10~20代の女の子たちが群がるように来てくれたことが、今回のイベントの大きなきっかけになりました」
彼女たちの反応を見ているうちに、「海外の若者から見れば、渋谷のギャルや原宿のストリート系の女の子、そして秋葉原のコスプレ女子も、みな同じように見えるのだ」ということに気付いたという。
「日本は欧米のような宗教上の縛りもないので、『別の何者か』になることに対して寛容です。だったらもっとそれを楽しんじゃえばいい、という考えから、『普段着として着れるコスプレ』をテーマに、いろんなシチュエーションを作って遊べたらいいなと思って。それで、そういうテーマのショップを原宿でやってみようと思ったんです」(同)
秋葉原的なオタク文化を、若者ファッションの中心地・原宿であえて紹介してみせた今回のイベント。引き続きかなりの反響を呼びそうだが、主催者としては、今後の展開をどう考えているのだろうか?
「このイベントをきっかけに、もっともっといろんなことに挑戦したいし、海外にも日本の女の子たちのパワーやカルチャーをもっと持っていって、反応を試してみたいですね」(同)
ショップだけでなく、ファッションショーやもっと大きなパーティーなどもやってみたいと語る田口さんの夢は大きい。12月1日からは福岡パルコでも開催されるという今回のネオ・コス展、今後どんな広がりを見せていくのか、大いに楽しみだ。
(文=古賀麻美)
【註】:日本文化紹介のため、2000年より毎年パリで開催されている博覧会。欧州における日本マンガ・アニメなどの盛り上がりに伴い、今年は20万人近くの来場者数を記録した。
●「ネオ・コス展 FASHION×COSPLAY EXHIBITION 2010」
開催日時/10月5日(火)~26日(火)
開催場所/ラフォーレ原宿1階WALL
公式サイト<http://madeingirl.jp/mig/neocos.html>
秋葉原ディアステージ<http://moejapan.jp/dearstage/>
夢眠ねむ<http://dearstage.com/nemu/>
愛☆まどんな<http://ai-madonna.jp/>
渡辺真子<http://makopuri.com/>
【激安コスプレ】メイドさん、おかわり! おかわり!
【関連記事】 割烹着を着た美人店員がおもてなし "給食プレイ"ができちゃう噂のお店に潜入! 秋葉原の歌姫・黒崎真音が待望の1stアルバムで鳥肌立てた!? 萌え看板の次はテーマソング!? "萌え寺"了法寺の住職を直撃!














