
「Everyday、カチューシャ」
(キングレコード)
AKB48から、4番目のチームとなる「チーム4」が結成される。これは、AKB48が現在行われているリバイバル公演『見逃した君たちへ』の、6月6日に行われたひまわり組1st『僕の太陽』の最後に発表されたもの。9期生の大場美奈、島崎遥香、島田晴香、竹内美宥、永尾まりや、中村麻里子、森杏奈、山内鈴蘭と10期生の市川美織、仲俣汐里の10人が参加。1チームは16人編成のため残りの6人については、「12期生までの研究生でフォローして公演を行う」と公式ブログで発表された。
「9期生8人は昨年12月8日に正規メンバーへの昇格が発表されるも半年間、所属チームが未定の状態でした。彼女たちを現在のチームA・K・Bに振り分けて加入させると、各チームのダンスのフォーメーション・歌パート割りを変更しなければならず、新チームが結成されるのではないかと以前からささやかれていました。AKB48は7期生までが2009年8月23日の日本武道館コンサートで昇格が発表され、8期生は素行不良メンバーがいたため、最終的に全員卒業。9期生から新たな研究生の歴史が始まり、絆が生まれていたので、新チームを立ち上げるにはいい機会。ですが、先輩と同じチームで切磋琢磨するのとは異なり、自分たちでチームカラーを打ち出していかなければならないという試練の時でもあります。実は、過去にもチーム4の構想はあり、公式ブログの07年1月17日には『おそらく今年中にはチーム4やチーム8なんかも出来るのではないかな? と思います』という記述があります」(AKB48に詳しいライター・本城零次氏)
9期生は加入時から人気が高く、研究生をフィーチャーした番組『有吉AKB共和国』(TBS系)もスタートしたことから新規ファンを獲得し、成長してきた。だが、今回のチーム4結成はある壮大な構想の幕開けだという。
「現在、AKB48は海外進出に注力しており、5月からシンガポールで月2回の定期公演を開始。ほかの国からも出演オファーが来ています。『日経エンタテインメント!』(日経BP社)によると、8月からは台湾でAKB48の番組が始まり、現地でオーディションを行い、台湾版のAKB48も企画中。国内でも劇場公演に加え、AKB48はテレビ7本、ラジオ6本のレギュラーがあり、そのほかソロ活動も活発化。現在、研究生を含めて81人(卒業予定者がいるため、6月19日以降は78人)がいますが、それでも人数が足りない状態。12期生が9人加入したばかりですが、劇場支配人・戸賀崎智信氏は『BUBKA』(コアマガジン)で、『もうちょっと研究生を入れたい。今年14期生ぐらいまで考えています』と明かしています」(本城氏)
この夏に開催されるAKB48の全国ツアーは、各チームごとに各地へ向かい、チーム4も単独で8月2日に鹿児島、8月8日に鳥取で公演を行うことになっている。AKB48の未来を担う新戦力のチーム4から、6月9日開催の選抜総選挙で何人、名前が呼び上げられるのかも注目だ。
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AKB48メンバーの汗と涙の軌跡に迫る評伝本『泣けるAKB48』登場!
第3回となる選抜総選挙を目前に控えるアイドルグループ・AKB48。時代の寵児となった彼女たちだが、ここまでの人気を獲得した理由、各メンバーが歩んできた道程はいまだに明かされていない部分が多い。そんな未知の領域の解明に取り組んだのが、6月9日に発売されるAKB48評伝本『泣けるAKB48~メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡』だ。
冒頭はAKB48の実態に迫る「AKB48総論」から幕を開ける。実はアイドルではなく○○○○として活動する計画だったという初期構想から、将来的にはある世界的なエンターテインメント集団を目指しているという予想外な未来像まで徹底検証。AKB48の独自性である劇場公演や、大規模な握手会にこだわる真相を検証していく。また、ファンとAKB48の共同幻想にも迫り、顧客満足度を追求する姿勢、ファンをプロデューサー化させた選抜総選挙のシステム、"残されし者"たちに思いを託していった卒業メンバーの願いにも肉薄。具体的な例を挙げながらAKB48の全貌を追求していく。冷静かつ大胆な検証を行い、読み進めるごとにスリリングなまでの発見があるはずだ。だが、決して単なる美談にはとどまらず、AKB48が受けてきた批判の内実に切り込んでいるのも本書の大きな特徴だ。
メインとなるのは、メンバーの半生に迫った評伝。単なる印象論ではなく、AKB48加入当初から、それぞれの転機、チームシャッフルなど現在までの歴史をたどりながら、ドキュメンタリー形式で振り返っていく。劇場公演などでの本人のコメントを交えながら、夢への信念、メンバー同士の絆、苦悩と葛藤に各メンバー最大1万字で迫っていく。崇高な志を持つ大島優子と『風の谷のナウシカ』の関係性、「どーでもいい」が口癖だった前田敦子がエースを任された理由、"嫌われる勇気"を持った高橋みなみが抱えていた"孤独"の真相などを分析。また、篠田麻里子、板野友美、渡辺麻友、小嶋陽菜、柏木由紀、宮澤佐江など2010年の総選挙選抜メンバーとなった21人+"じゃんけん選抜1位"内田眞由美の素顔を、徹底的なリサーチによる事実の積み重ねによって導き出している。
結成から5年半の歴史によってハイコンテクストな物語が紡がれているAKB48。いわば、メンバーとファンの間に多くの"お約束"ができており、その歴史を知るファンには、より重層的に感動を体験できるものの、逆に新規ファンにはそれが敷居の高さにもなっている。だが、本書を読めば、各メンバーの歩み、メンバー同士の関係性をあらためて知ることができるだろう。新規ファンにはAKB48をさらに深く楽しむ一助となり、古参のファンにも新たな発見がある一冊となっているはずだ。
「泣ける」と銘打っているだけに、根底にあるのは、作者のAKB48への真摯な思い。250人キャパの劇場で連日公演を続けているAKB48だからこそ生まれた濃密なメンバーたちの絆に、落涙......には至らずとも、胸を打つメッセージが込められている。一見華やかな世界に身を置きながら、ひたむきな努力を続けてきたAKB48の真実がここにある。
著者は劇場公演を900回以上(『AKB48 LIVE!! ON DEMAND』含む)見続け、"AKB48評論家"を名乗るライター・本城零次。当ウェブサイト・日刊サイゾーを中心にAKB48関連記事を掲載し、Yahoo!トップニュースの掲載も多数。雑誌「月刊サイゾー」2010年7月号では、AKB48総合プロデューサー・秋元康氏へのインタビューも行っている。

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「目には目を!?」B’z新曲がAKB48顔負けの"複数枚商法"で連続1位記録死守へ

「Everyday、カチューシャ」
(キングレコード)
5月30日に発表されたオリコン週間シングルランキングで、トップに立ったAKB48の新曲「Everyday、カチューシャ」(キングレコード)。第3回AKB48総選挙の投票券が付属し、1人で複数枚を購入するファンも少なくないことから「偽りの記録」などと批判する声もあるが、Mr.Children「名もなき詩」(トイズファクトリー/1996年発売)が保持していた初週セールス記録120.8万枚を上回る133.4万枚を記録し、15年ぶりの新記録を樹立した。
そんな同曲との"ガチンコ勝負"が注目されているのが、B'zの新曲「Don't Wanna Lie」(VERMILLION RECORDS /6月1日発売)だ。
「B'zは『太陽のKomachi Angel』(BMGルームス/90年発売)から今年4月発売の『さよなら傷だらけの日々よ』まで、21年間にわたってオリコンシングルランキング44作連続初登場1位という大記録を更新中ですが、その大記録を発売2週目のAKB48が止める可能性があります。初動での勝負ならまだしも、B'zも2週目の数字には負けられないところでしょうね」(レコード会社関係者)
そのB'zだが、やはりここまで大記録を継続してきただけあってしたたかなもの。しっかりとAKB48への対抗策を練ってきていたようだ。
「B'zのオフィシャルサイトで告知されていますが、今回の新曲では初回限定盤と通常盤を購入すると、もれなくスペシャルCDが当たり、初回限定盤のみ購入のファンには直筆サイン入りのオリジナルフラッグが当たるというキャンペーンが行われています。つまり、両方のキャンペーンに応募するためには限定盤2枚と通常盤1枚を買わなければならないんです」(音楽業界関係者)
この対抗策が功を奏したか、B'zの新曲は発売初日のオリコンデイリーランキングで5.4万枚を売り上げ、首位を獲得。6月4日までで前作「さよなら傷だらけの日々よ」を大幅に上回る15.3万枚を売り上げ、AKB48「Everyday、カチューシャ」に大差をつけての大記録更新を確実にした。
音楽不況の中、AKB48もB'zもCDを売り上げるため、さまざまな特典に工夫を凝らしている。もはや「楽曲が記録された盤面」としての意味をほとんど失ってしまった「CD」のマーケットは、今後どこへ向かうのだろうか。
「まるで選挙妨害!?」週刊誌が暴露したAKB48メンバーの"衝撃"私生活
問題の「週刊新潮」6月9日号中吊り広告
6月9日に日本武道館で結果発表が行われる、今年で3回目を迎えたAKB48の総選挙。だが、"選挙妨害"とも思われかねない記事が、2日発売の「週刊新潮」6月9日号(新潮社)に掲載された。
問題の記事は「バカ騒ぎ『AKB48』総選挙の裏に『酒と男』の私生活」と題され、複数のメンバーと交際したという私大生と学生企業家がメンバーとの"情事"を生々しく語っている。
「今や、マスコミ各社は扱えば売り上げが確実にアップするAKBにすり寄り、スキャンダルはまったく報じられない。新潮のライバル誌で、昨年は前田敦子、大島優子らの男性スキャンダルを次々と報じ、篠田麻里子と運営会社社長の"不適切な関係"を暴いて法廷闘争に持ち込まれた『週刊文春』でさえ、最近はAKBを猛プッシュ。そんな中、『新潮』だけは平気でAKBを批判し続けている」(出版関係者)
記事は衝撃的な内容のオンパレードで、私大生は「すぐに家までついてくる」、「(キスしたら)舌使いもうまくて、慣れてる感じ」、「SEXの時ゴムを"つけてるの?"と聞いてきたので"外に出すから大丈夫"と答えたら、すぐ納得」と乱れた下半身事情を明かし、さらには有名人も足繁く通うことで知られる六本木のクラブ「L」に未成年のメンバーが出入りし、飲酒していたことも明かした。
また、学生起業家の方は「最初に寝た子は、いわゆるバンギャ(=バンドマン好きギャル)で、ネットでビジュアル系バンド関係者が集う『たぬきの掲示板』をよく使っていた」、「偶然クラブで知り合って自宅に誘ったメンバーもいましたが、この子は喘ぎ声がエロかった」、「下位のメンバーは月給も安く、『密』=貢ぐ人、つまり援交相手を探して稼いでる子もいました」とAKBのメンバーにはびこる援交の実態を明かし、さらにはモデルの家出合コンをした相手に「中出しされた」と相談を受けたメンバーが昨年の総選挙で上位に入っていたこともあったというのだ。
「記事によると、援交は複数の下位メンバーのみならず、主要メンバーもしているとされている。たしかに、某アイドルグループの元メンバーもオタファンに相当額を貢がせたことがまことしやかにささやかれていただけに、この2人が語っていることはAKBにとって"不都合な真実"と言えるかもしれない。各メンバーの所属プロダクションがバラバラなので、どうしても管理が緩くなってしまうのでしょう。暴露されたメンバーの1人はすでに男性問題が原因でクビになったと言われている未成年のXのようで、交際相手が各社に話を持ち込もうとしたが、当然、まったく相手にされなかったようだ」(週刊誌記者)
推しメン(=推してるのメンバー)のために投票券のついた新曲「Everyday、カチューシャ」を100枚、1,000枚と大人買いするファンにとっては耳目に触れたくない記事に違いないが、今後のAKBには、ヒートアップするファンにとって"肩すかし"のようなサプライズが用意されている気配なのだという。
「『Everyday、カチューシャ』のPVのエンディングに近い部分で、主要メンバーの大島優子、前田敦子、篠田麻里子、板野友美、高橋みなみがほかのメンバーの乗った船を見送るシーンがあるが、ファンの間では『今回のシングルでの卒業を暗示しているのではないか』と大騒ぎになっている。たしかに、そろそろ人気がピークに来た感じなので、トップのメンバーを入れ替えて"新陳代謝"させる必要がありそう。その辺は総合プロデューサーの秋元康氏もしっかり計算しているはず」(スポーツ紙デスク)
過去最高の注目を浴びる今回の総選挙だが、選挙後の動向が気になりそうだ。
速報は「ファンから運営へのダメ出し!?」AKB48評論家・本城零次が総選挙速報を斬る

「Everyday、カチューシャ」
(キングレコード)
6月8日午後3時まで投票が行われ、翌9日に結果発表を控えるAKB48第3回選抜総選挙。その同日、AKB48の真相とメンバーの成長と苦悩を検証した評伝本『泣けるAKB48』(サイゾー)を刊行するAKB48評論家・本城零次氏が、5月25日朝に順位予想記事を掲載した(記事参照)。同日夜、AKB48劇場で発表された速報で、21位となったSKE48・高柳明音を当てるなど、選抜メンバー21人の人選は完全的中する格好となった。
そこであらためて本城氏に予想と速報の分析、および最終結果に向けた展望を聞いた。
【AKB48 選抜総選挙2011 ベスト40予想と速報結果】
◎=予想と的中、◇=予想と誤差3位以内、▼=予想と誤差3位以上、■=予想外
1位~12位 メディア選抜メンバー
◇:速報1位:予想2位:大島優子(チームK:09年2位、10年1位)
◇:速報2位:予想1位:前田敦子(チームA:09年1位、10年2位)
◇:速報3位:予想6位:柏木由紀(チームB:09年9位、10年8位)
◇:速報4位:予想7位:高橋みなみ(チームA:09年5位、10年6位)
◇:速報5位:予想4位:渡辺麻友(チームB:09年4位、10年5位)
◇:速報6位:予想5位:篠田麻里子(チームA:09年3位、10年3位)
▼:速報7位:予想12位:指原莉乃(チームA:09年27位、10年19位)
▼:速報8位:予想3位:板野友美(チームK:09年7位、10年4位)
◎:速報9位:予想9位:松井玲奈(SKE48チームS:09年29位、10年11位)
◇:速報10位:予想8位:小嶋陽菜(チームA:09年6位、10年7位)
◇:速報11位:予想10位:宮澤佐江(チームK:09年14位、10年9位)
▼:速報12位:予想16位:高城亜樹(チームA:09年23位、10年13位)
13位~21位 選抜メンバー(選抜だが、一部メディア出演を制限される)
◇:速報13位:予想15位:峯岸みなみ(チームK:09年16位、10年14位)
◇:速報14位:予想13位:北原里英(チームB:09年13位、10年16位)
◇:速報15位:予想14位:河西智美(チームB:09年10位、10年12位)
▼:速報16位:予想11位:松井珠理奈(SKE48チームS:09年19位、10年10位)
◇:速報17位:予想20位:横山由依(チームK:09年未加入、10年圏外)
◇:速報18位:予想19位:佐藤亜美菜(チームB:09年8位、10年18位)
◇:速報19位:予想17位:増田有華(チームB:09年25位、10年25位)
◇:速報20位:予想18位:倉持明日香(チームA:09年21位、10年23位)
◎:速報21位:予想21位:高柳明音(SKE48チームKII:09年圏外、10年35位)
22位~40位 アンダーガールズ
▼:速報22位:予想26位:仲川遥香(チームA:09年圏外、10年20位)
◎:速報23位:予想23位:秋元才加(チームK:09年12位、10年17位)
▼:速報24位:予想33位:平嶋夏海(チームB:09年26位、10年26位)
■:速報25位:予想外:山本彩(NMB48チームN:09年未加入、10年未加入)
■:速報26位:予想外:梅田彩佳(チームK:09年圏外、10年32位)
▼:速報27位:予想35位:宮崎美穂(チームB:09年18位、10年21位)
■:速報28位:予想外:須田亜香里(SKE48チームS:09年未加入、10年圏外)
▼:速報29位:予想24位:多田愛佳(チームA:09年20位、10年22位)
■:速報30位:予想外:秦佐和子(SKE48チームKII:09年未加入、10年圏外)
■:速報31位:予想外:木崎ゆりあ(SKE48チームS:09年未加入、10年圏外)
■:速報32位:予想外:大家志津香(チームA:09年圏外、10年圏外)
◇:速報33位:予想31位:大矢真那(SKE48チームS:09年圏外、10年24位)
◇:速報34位:予想37位:渡辺美優紀(NMB48チームN:09年未加入、10年未加入)
▼:速報35位:予想29位:佐藤すみれ(チームB:09年圏外、10年31位)
◇:速報36位:予想34位:松井咲子(チームK:09年圏外、10年圏外)
▼:速報37位:予想30位:大場美奈(研究生:09年未加入、10年圏外)
▼:速報38位:予想27位:小森美果(チームB:09年圏外、10年30位)
■:速報39位:予想外:矢神久美(SKE48チームS:09年圏外、10年38位)
▼:速報40位:予想36位:藤江れいな(チームK:09年圏外、10年33位)
――選抜メンバーの人選は的中!! ということで、おめでとうございます。まずは速報の感想を。
本城零次氏(以下、本城) 猛省であります。速報は、まさに"ファンから運営へのカウンターパンチ"ですよ。推されているメンバーが下がって、実力がありながら評価の低いメンバーが上がった。ソロデビュー組の前田敦子、板野友美がいい例。前田は1位に返り咲きの下馬評が高く、私もそう予想する中、大島優子のファンがそれを阻止せんと票を積んだ。大島は昨年1位なのに、「桜の木になろう」のジャケットでメインなのはType-Aが前田、Type-Bが板野。「Everyday、カチューシャ」のType-Aのジャケットは前田と板野ツーショットで、大島のファンは面白くなかったんでしょう。速報の票には「報われていないからこそ、総選挙でより上位に立たせてあげたい」というファンの祈りにも似た思いが込められています。柏木由紀、高橋みなみ、増田有華、高柳明音らの上昇も同様ですね。
――柏木さんの3位は大躍進ですね。
本城 柏木は2008年後半から"現場人気最強"と呼ばれ、握手会の列の長さはメンバートップクラス。最近の劇場盤握手券が売り切れる早さも大島優子と同率1位となるなど飛躍が予見されていました。グラビア映えする容姿はもちろんのこと、この1年は特に彼女の歌の良さがようやく世間に浸透したと思います。劇場公演ではソロ曲「夜風の仕業」を担当し、ユニットのフレンチ・キスとしてもシングルごとに柏木のソロバラードがカップリングに収録され、特に「沈黙」は名曲で、歌とダンスへのこだわりは揺るぎないものがあります。また、柏木はどんな仕事を任せても完遂するのでスタッフからの評価も高い。例えば深夜ラジオ『リッスン?』(文化放送)では火曜日の2時間生放送をAKB48のメンバーが月交代で行っていますが、柏木だけがすでに4回担当しており圧倒的。基本的に聡明でボキャブラリーもあるので話も面白いし、時に暴走してハロー!プロジェクトを語り出したり、人間としての多面性がある。そうやって与えられた仕事をまじめにこなしてきたことが、評価につながったと思います。そしてやっぱり......。
――やっぱり?
本城 柏木は「たとえ365日追いかけられても、写真誌にスキャンダルを撮られることはない」(日刊スポーツ)と豪語しており、彼女自身がアイドルの理想像であることを自ら体現し、それを楽しんでいる点もファンからすると安心して応援できるんですよ。秋元康総合プロデューサーもそれらの点を評価しており、『AKB48総選挙公式ガイドブック2011』(講談社)では、「いつも本当に丁寧な仕事をしてくれている。野球で言えば、監督が確実に安心できる選手が彼女です」と評しており、そこがチームBキャプテンたるゆえん。実は柏木は、加入当初は選抜に入れなかった時期もあるので、苦労と挫折も経験している。そのようなメンバーたちの努力の軌跡は拙著『泣けるAKB48』で掲載しているので、ご拝読いただければ分かると思います。
■速報での板野友美8位、指原莉乃7位の理由
――板野さんの8位はいかがでしょうか?
本城 これも衝撃でしたね。速報は、CDの発売翌日に発表されたので、コアなファンがついているメンバーほど結託して、「速報だけでも上位にしたい」と票をブッコんだんですよ。指原莉乃はおそらくそのパターンでしょう。一方、板野は中高生の女性ファンも多く、ファン層が広いので、そこまで速報にこだわっていないはず。そのため、最終結果ではさらに上位に行くと思われます。
――指原VS板野の"神の7人"争いですか。
本城 その表現、個人的には嫌いなんですけど(笑)。実は、板野は指原に劇場盤の握手券が売り切れる早さでも負けていて、(記事参照 http://www.cyzo.com/2011/04/post_7077.html)、実はこの握手会人気と今回の速報にかなりの類似が見られます。でも、板野はもっと上に"いってみヨーカドー"ですよ。最終結果は、速報から大いに変動した順位になるはずです。
■SKE48が狙う"名古屋一揆"と総選挙がファンを魅了する理由
――さて、アンダーガールズはいかがでしょうか?
本城 握手人気を考慮して予想した菊地あやか、市川美織の名前がなかったのは、予想外でした。SKE48の須田亜香里、秦佐和子、木崎ゆりあが入ったのは、少なくとも速報だけでも推しメンの名前をランキングボードに刻みつけようと努めたファンの力。昨年も石田安奈が速報で31位に入り、以降は圏外となった例がある。SKE48は、ファン同士の連携が強く、まさにコンサートタイトルにもなった"名古屋一揆"を狙っています。SKE48は才媛が多いのでブログの表現も自由闊達で興味深い。特に、毎日23時51分に長文ブログを更新する秦は、速報が発表されたその日、本文には特に総選挙に触れずに、タイトルに「ありがとうございます」とだけ記した。普段、タイトルは「総括」とだけ書くのが彼女の流儀なのに、そのルールを破ってタイトルにだけ思いを忍ばせた......。そんな奥ゆかしさがまた謙虚な秦らしく、そういう姿にファンは投票したくなるんですよ。昨年の名スピーチで名を馳せた大矢真那のように、SKE48の躍進は期待していいと思います。
――では今回の総選挙は、最終的にどのような結果になると思いますか?
本城 最終結果予想は、前回のままにします。そもそも総選挙を語る上でまず、マーケティングに「エンゲージメント・リング」という発想があります。これは人々の心を揺り動かし、物事を「自分ごと化」するというもの。総選挙というイベントでメンバーがそれぞれの心情を吐露し、ファンが自らの投票によってメンバーの序列を決定できるのは、まさに総選挙が「自分ごと化」されているこの発想によるもの。"総選挙"だけに政治家の言葉を引用すれば、CD購入で複数投票も可能なため、田中角栄氏の「政治は数であり、数は力、力は金だ」という"数の論理"が当てはまってしまうのも事実。でも、その根底には、ファンがメンバーの努力に報いたいという切なる思いがあるのもまた事実。それぞれの夢を追うAKB48メンバーにとっては、順位以上に「夢がある者には、他人と争ってる暇などない」(エイブラハム・リンカーン)というのが本音だと思います。
* * *
独自の観察眼でAKB48の総選挙を分析した本城氏。本人いわく「記事にはしていないが第1回は前田敦子だと予想していた」とのことなので、3年連続1位を当てることができるのか? 今回、ほえ面をかくことになるのか? 私生活を放擲して"見巧者"の道を極めんと欲する彼の生きざまに注目だ。
(取材・文=若山ケンヂ)
●ほんじょう・れいじ
フリーライター・編集者。作家。キャラ芸人。大手出版社2社を経て、フリー活動へ。AKB48を黎明期から目撃し、劇場公演を900回以上(『AKB48 LIVE!! ON DEMAND』含む)見続けている"AKB48評論家"。自ら"嫌われる勇気"を持ってウェブサイト・日刊サイゾーでAKB48へのハートフルで、ピースフルな分析記事を執筆。第2回選抜総選挙でマスコミで唯一、大島優子1位を予想し、的中させた記事や、AKB48を初めて「国民的アイドル」と表現したことでも知られる。「AKB48はなぜ売れたのか?」「AKB48転売対策に奮闘」などYahoo!トップニュース掲載記事多数。6月9日に初の単著『泣けるAKB48』(サイゾー)を刊行。ブログ<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>
B’zシングル連続1位に赤信号!? AKB48総選挙効果で大記録ストップの可能性

「Don't Wanna Lie」(VERMILLION RECORDS)
シングル44作連続初登場1位という金字塔を音楽業界に打ち立てたロックバンド・B'z。その記録を延長するべく、6月1日にはニューシングル「Don't Wanna Lie」(VERMILLION RECORDS)を発売する。だが、そんなB'zの大記録に初めて赤信号が灯っているという。ある音楽雑誌の編集者はこう語った。
「AKB48ですよ。5月25日に発売された『Everyday、カチューシャ』(キングレコード)には第3回選抜総選挙の投票券が封入されており、発売5日で早くも125万枚のセールスを記録。Mr.Children『名もなき詩』(トイズファクトリー)のシングル初動記録を更新し、歴代1位となりました。シングル付属の投票券のためにファン同士が競うようにしてCDを購入しており、来週以降も開票イベントがある6月9日まで売れ続ける可能性は高い。B'zは今年4月発売の前作『さよなら傷だらけの日々よ』(VERMILLION RECORDS)の1週目の売り上げが13万枚となっており、新作もその程度だとAKB48の『Everyday、カチューシャ』が2週目でこのセールスを上回る可能性は十分にあります」
B'zの新曲「Don't Wanna Lie」は、アニメ『名探偵コナン』(日本テレビ系)のオープニングテーマと劇場版主題歌というタイアップが付いている。だが、それでもAKB48の勢いには敵わないようだ。前出の編集者は次のように明かす。
「音楽業界ではレコード会社間で、アーティストのビッグネーム同士の発売日がカブらないように調整する不文律があります。"オリコン1位"の冠は今でも大きいですからね。ところが、1位を獲得するための枚数には週ごとに大きな隔たりがあります。AKB48のような場合もあれば、過去の1位最少枚数は、2011年1月10日付で植村花菜『トイレの神様』(キングレコード)が、わずか1万1,327枚です。今回B'zが1位を逃したら、1990年6月発売の『太陽のKomachi Angel』(BMGルームス)から21年かけて続いた連続初登場1位記録が途絶えることになります」
どんな結果になろうとも、B'zサイドとしてはまさに新曲タイトル通り「Don't Wanna Lie(嘘はつきたくない)」という心境だろうか。チャートが音楽を判断する指標の単なる一つに過ぎないのは、もはや周知の事実。パッケージCD全体の売り上げが急落する中、あらためて音楽を評価するリスナーの真価が問われているようだ。
(文=蛹カルヲ)
AKB48総選挙初日速報で焦るメンバーと所属事務所 逆転へのウルトラCとは?

「Everyday、カチューシャ」
(キングレコード)
国民的アイドルグループAKB48の第3回選抜総選挙の投票初日速報順位が発表された。トップは1万7,156票で大島優子、僅差の2位に前田敦子が続く。
「このツートップは磐石。見どころは前田の逆転があるかないか」(関係者)という。問題はその後だ。
2年連続3位の篠田麻里子は6位と出遅れ、代わって3位に大躍進したのが柏木由紀。さらにソロデビューも果たし、下馬評の高かった板野友美が8位と出鼻をくじかれた。小嶋陽菜も10位と低迷し、一方で"自虐キャラ"でプチブレーク中の指原莉乃が昨年19位から7位に一気にジャンプアップした。これにメンバーや所属事務所は悲喜こもごもだ。
「板野さんの所属するホリプロの幹部社員は初日の結果にガク然としていましたね。すぐに会社で緊急会議を行ったそうです。また小嶋さんや篠田さんの所属事務所も焦りまくりで、今後何か対策を講じてきそうです」(スポーツ紙記者)
考えられるのは、所属事務所によるCDの買い占めなどだ。小倉智昭が『とくダネ!』(フジテレビ系)で「これでは金権選挙」と断じた通り、選挙は最新シングル「Everyday、カチューシャ」(キングレコード)に封入されている投票権を使うか、各種ファンサイト会員にならないと投票できない。政治の世界では有権者1人につき1票だが、AKB選挙は、例えば1万枚のCDを買えば、1万票分の投票権を持つ。すでにネット上では"最強のAKBヲタ"と呼ばれる男性が2,000万円分のCDを購入し「そのすべてを峯岸みなみに投票すると言われている」(熱心なファン男性)という。
要はアイドルというきらびやかな存在とは裏腹に、金にモノを言わせればどうとでもなってしまうのだ。
「すでに都内のCDショップに社員を走らせた事務所もあるそうです。初日の結果で上位のメンバーも危ない。とりわけ3位の柏木由紀に関しては、ネット上でも『何で?』という声が上がっているほど。今後どうなるか楽しみですね」とは芸能プロ関係者。AKBの裏事情に詳しい人物はこうも語る。
「こうなってくると重要なのは、バックアップする所属事務所の大きさに加え、メンバー個人の人脈。夜遊びが激しい分、金持ちのスポンサーをつかまえているKやA、Iなんかは土壇場で底力を見せるでしょう」
注目の開票は6月9日に行われる。今年もサプライズは飛び出すのか――。
SDN48が41人に! 元AKB48駒谷&戸島が移籍 サプライズ発表にファン号泣
AKB48関連グループが5月24日~6月12日に開催中のリバイバル公演『「見逃した君たちへ」~AKB48グループ全公演~』。その4日目となる27日にSDN48がライブを行い、サプライズで、元AKB48の1期生で2008年11月卒業した駒谷仁美、戸島花を含む3期生7人が加入し、合計41人となることが発表された。 戸島は10年7月31日発売の「BUBKA」(コアマガジン)で秋元康総合プロデューサーが「戸島花が『またやりたくなったんでSDNに入れてください』とかってのもあって『じゃあ次のSDNのオーディション受ければ?』と」と言及。また、駒谷は10年12月8日のAKB48劇場5周年記念公演に出演し、「これからはSDN48としてがんばりたいと思います」と冗談めかしながら語っており、それぞれが実現した格好だ。 突然のSDN48加入発表だったが、ファンは二人を「おかえり~!!」と大歓声で迎えた。 駒谷は「AKB48を卒業したんですけど、どうしてもステージに立ちたくなって、みなさんに会いたいと思って戻ってきました。でも、3期生で下っ端なので新しくゼロから頑張りたいです」と決意表明。また、戸島は、かつてのキャッチフレーズの一部だったファンからの「ガオー」コールに号泣。「ひぃちゃん(駒谷)と同じで卒業したんですけど、出戻ってきました。このステージに戻ってきました。野呂さんの下で教えを請いながら頑張りたいです」と決意の程を示した。 そのほか、新メンバーとして早川沙世、miray、光上せあら、シヨン、尻無浜冴美が加入。早川は「小悪魔ageha」(インフォレスト)のモデルとして活動中。mirayはレゲエ、R&B系歌手としてエイベックス・rhythm zoneからCDをリリース。同レーベルで光上は、ロック系歌手として活動し、『元祖!大食い王決定戦』(テレビ東京系)にも度々出演するなど"美人大食い歌手"としても知られている。 シングル「GAGAGA」「愛、チュセヨ」(ユニバーサルミュージック)はいずれもデイリーチャートで1位、週間3位を記録し、大ブレイク目前のSDN48。レギュラー番組『すっぽんの女たち』(テレビ朝日系)ではスクール水着姿を披露し、『SDNイジリー』(tvkほか)では、イジリー岡田司会で潔いまでのエロトークも炸裂させている。 だが、秋元氏から「日本のスーザン・ボイル」と評される西国原礼子、詩吟の師範代である大河内美紗、ビーイング・GIZA studio所属だった穐田和恵、キャプテン・野呂佳代など歌唱力に定評のあるメンバーが多く、miray、光上の加入でさらに音楽面もブラッシュアップされそうだ。 ●駒谷、戸島がAKB48メンバーに与えた影響 小嶋陽菜の盟友として知られれる駒谷。07年、当時AKB48のリーダーだった折井あゆみが卒業し、公演前の円陣の掛け声を行うメンバーが不在となった。そこで、現・グループリーダー・高橋みなみのキャプテンシー(統率力)を見抜いていた駒谷は、「たかみな、やってみなよ」と高橋に円陣を行うことを勧めた。その言葉に支えられ、高橋が掛け声を行い、そこから常にメンバーの規範になろうとする高橋の真摯な姿があったがゆえにAKB48がここまで飛躍したとも言える。つまり、もしかしたら、駒谷の一言がなければ、AKB48の歴史は変わっていたかもしれないのだ。 また、戸島は知的でツンデレ、年下メンバー思いのその姿は多くのファンを魅了。07年~08年に行われたチームA・Kシャッフルによるひまわり組では、"アンダー(代役)のアンダー"を務めるなど公演にひたむきで、その表現力は、SKE48・松井玲奈がグループ加入前から敬慕していることで知られている。幾多の迷いを乗り越えて、再びAKB48劇場のステージに立つことを選んだ二人とSDN48のさらなる"向上(光上が加入しただけに)"に期待したい。※5月29日の公演で2期生・谷咲伴美が卒業を発表し、SDN48は40人となった。 (文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>)『男のデジイチ教本「女の撮り方」 』
(小学館)
「あなたのハートをつん・つく・つん♪」AKB48リバイバル公演公開リハ

アイドルグループ・AKB48が5月24日~6月12日、TOKYO DOME CITY HALL(旧・JCBホール)でリバイバル公演『「見逃した君たちへ」~AKB48グループ全公演~』を開催。AKB48グループ(AKB48、SKE48、NMB48、SDN48)がこれまでの19の劇場公演を日替わりで披露していく。その初日となった24日、初代チームKのメンバーが公開リハーサルを行った。
今回、参加したメンバーはK5th『逆上がり』公演に出演した初代チームKメンバー・秋元才加、梅田彩佳、大島優子、大堀恵、河西智美、倉持明日香、小林香菜、佐藤夏希、近野莉菜、野呂佳代、増田有華、松原夏海、宮澤佐江のほか、当時研究生ながら公演レギュラーだった石田晴香、卒業生のアンダー(代役)となる片山陽加、横山由依の16人。
まずは、出荷予定枚数が145万枚となった21stシングル「Everyday、カチューシャ」(キングレコード/5月25日発売)を披露。
爽やかな夏の到来を予見させる極上のポップチューンとなった同曲をチームKは河西智美センターバージョンで披露。巧みにフォーメーションを移動させながら、華麗に歌い上げた。このようなリバイバル公演がなければAKB48の新曲に参加することもなかった現・SDN48の大堀恵、野呂佳代もスウィートな笑顔を振りまいていた。
会見で大島優子は、昨年彼女が選抜総選挙で1位を戴冠した思い出の地であるこのホールについて「1年前に選抜総選挙がここで行われたとは、あまり感じられない。そんな場所で私たちがライブを行うのは何だか不思議。1年前に比べると、大きくなったんだなって思いました」と感慨深げ。「今年の総選挙で狙うのは何位?」という質問に大島は、「(連覇は)五分五分ですかね」と運を天に任せたのだった。だが、25日に発表された速報では、再び1位に輝き、連覇に向けて一歩前進した格好だ。
1年4カ月ぶりに初代チームKとして同公演を行うことについて宮澤佐江は「久々に会って、盛り上がってしまってなかなかリハーサルが進まない状況ではあったんですけど、初日をチームKが迎えられることは幸せに思います」とチームの絆をアピール。
卒業した奥真奈美のポジションを担い、公演楽曲の振り付けを新たに覚えた横山由依は「私も見たことがないAKB48の伝説をこの20日間で見られると思うと、すごく楽しみです」と、先輩の曲を受け継ぐ決意を表明した。
「最年少と最年長のメンバーにキャッチフレーズ付きの自己紹介を......」という流れになり、今回のメンバーでは最年少の石田晴香が「17歳の"はるきゃん"こと石田晴香です」とシンプルにあいさつ。一方、最年長・27歳の大堀は照れながらも「あなたのハートをつん・つく・つん♪ "めーたん"こと大堀恵です」と、かつて使用していたイタいキャッチフレーズを披露し、メンバーを爆笑させた。
その後、フォトセッションが行われ、最後に位置を確認するために、メンバーがそれぞれ手を挙げて自らの名前を告げた。だが、「それじゃ、分かんねーよ!」とグチる周囲の新聞記者たちを尻目に筆者は一人感慨にふけっていた。なぜなら、チームKが自分の名前を言って挙手するのは、代表曲「支え」の名場面を彷彿させたからだった......。今回のリバイバル公演はこのように、過去の公演を振り返りながら、メンバーの成長を楽しむこともできるのだ。
『「見逃した君たちへ」~AKB48グループ全公演~』は、全国の20都道府県の計35の映画館で連続20日間生中継(6月9日は第3回AKB48選抜総選挙を中継)が開催。劇場公演を見たことがないファンも、生中継でその雰囲気を味わえる絶好の機会となりそうだ。
【AKB48総選挙】昨年"大島1位"を当てたAKB48評論家・本城零次がギリギリ順位予想
AKB48の現在のブレイクのティッピング・ポイントとなった、昨年開催の第2回選抜総選挙。"絶対的エース"前田敦子が2位となり、大島優子が1位を獲得するという衝撃展開と、メンバーたちの熱いメッセージが話題と反響を呼んだ。 そんな年に一度の"AKB48の祭典"となる第3回選抜総選挙が昨日から投票開始。5月25日発売の速報、6月9日の発表イベントを前にギリギリ滑り込みで順位予想を実施。昨年、マスコミで唯一大島1位を予想し、的中させた記事で知られるAKB48評論家・本城零次が順位予想を行った。 【AKB48 選抜総選挙2011 ベスト40予想】 1位~12位 メディア選抜メンバー 予想1位:前田敦子(チームA:09年1位、10年2位) 予想2位:大島優子(チームK:09年2位、10年1位) 予想3位:板野友美(チームK:09年7位、10年4位) 予想4位:渡辺麻友(チームB:09年4位、10年5位) 予想5位:篠田麻里子(チームA:09年3位、10年3位) 予想6位:柏木由紀(チームB:09年9位、10年8位) 予想7位:高橋みなみ(チームA:09年5位、10年6位) 予想8位:小嶋陽菜(チームA:09年6位、10年7位) 予想9位:松井玲奈(SKE48チームS:09年29位、10年11位) 予想10位:宮澤佐江(チームK:09年14位、10年9位) 予想11位:松井珠理奈(SKE48チームS:09年19位、10年10位) 予想12位:指原莉乃(チームA:09年27位、10年19位) 13位~21位 選抜メンバー(選抜だが、一部メディア出演を制限される) 予想13位:北原里英(チームB:09年13位、10年16位) 予想14位:河西智美(チームB:09年10位、10年12位) 予想15位:峯岸みなみ(チームK:09年16位、10年14位) 予想16位:高城亜樹(チームA:09年23位、10年13位) 予想17位:増田有華(チームB:09年25位、10年25位) 予想18位:倉持明日香(チームA:09年21位、10年23位) 予想19位:佐藤亜美菜(チームB:09年8位、10年18位) 予想20位:横山由依(チームK:09年未加入、10年圏外) 予想21位:高柳明音(SKE48チームKII:09年圏外、10年35位) 22位~40位 アンダーガールズ 予想22位:菊地あやか(チームK:09年圏外、10年圏外) 予想23位:秋元才加(チームK:09年12位、10年17位) 予想24位:多田愛佳(チームA:09年20位、10年22位) 予想25位:市川美織(研究生:09年未加入、10年未加入) 予想26位:仲川遥香(チームA:09年圏外、10年20位) 予想27位:小森美果(チームB:09年圏外、10年30位) 予想28位:山内鈴蘭(研究生:09年未加入、10年36位) 予想29位:佐藤すみれ(チームB:09年圏外、10年31位) 予想30位:大場美奈(研究生:09年未加入、10年圏外) 予想31位:大矢真那(SKE48チームS:09年圏外、10年24位) 予想32位:森杏奈(研究生:09年未加入、10年圏外) 予想33位:平嶋夏海(チームB:09年26位、10年26位) 予想34位:松井咲子(チームK:09年圏外、10年圏外) 予想35位:宮崎美穂(チームB:09年18位、10年21位) 予想36位:藤江れいな(チームK:09年圏外、10年33位) 予想37位:渡辺美優紀(NMB48チームN:09年未加入、10年未加入) 予想38位:島崎遥香(研究生:09年圏外、10年28位) 予想39位:小木曽汐莉(SKE48チームKII:09年圏外、10年圏外) 予想40位:松原夏海(チームA:09年30位、10年39位) ●選抜メンバーのポイント 今回のポイントは、北海道から沖縄まで全国津津浦浦まで増えた新規ファン参入による票の変動。第1回は、前田敦子が1位で4,630票、第2回は大島優子が3万1,448票と1位の票数が6.7倍になった。第2回時の投票券が付いたシングル「ポニーテールとシュシュ」(キングレコード)は出荷枚数50万枚、今回の「Everyday、カチューシャ」(同)は出荷枚数145万枚(投票券の付かない劇場盤も含む数字)とさらに3倍となっており、分母はさらに拡大するはず。ランキングは大いに逡巡した結果、上記のようにした。前田、大島の接戦は、やはり必至で、全国握手会のファンの列が、この2人だけ圧倒的。そのほか、個別握手券の売り切れる早さ、アサヒ飲料「WONDA」のワンダフルルーレットのベット数(特典を当てるための投票数)も、前田より大島が勝っている。だが、昨年自ら総選挙の壇上で、「私はやっぱり1位という器ではないと思います」と自らの状況を認めリベンジを誓った前田に共感するファンも多い。 初主演映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』とソロデビューを目前に控える前田が今回はリベンジを果たすと予想。以降、昨年からの活躍度と、CDを購入し、投票するファン層を考慮しての予想だ。指原莉乃は、ファン投票によって楽曲をランキングするコンサート『リクエストアワーセットリストベスト100』でも彼女のユニット曲「愛しきナターシャ」が、ユニット最高位の7位という実績があるだけに、上位は堅い。音楽番組、CM出演が増え、推されながらも、アンチの存在を認める横山由依、新公演がかれこれ1年遅れつつあるチームKIIからそのリーダー・高柳明音もギリギリで選抜内と予想。 ●アンダーガールズのポイント アンダーガールズは、一部ファンの努力しだいで順位を変えられる世界。だが、ファン心理は複雑で、純粋に「努力しているからこそ報われてほしい」という一心で投票する場合もある。その一方、「好きなメンバーほど、世間に目立たせたくない」という独占欲から発生する一種の矛盾があるのも事実。昨年「私が大矢真那です」と自らのアイデンティティを壇上で咆哮した大矢真那、腰椎椎間板症となりながらも公演復帰を果たした森杏奈は、前者の気持ちで投票するファンも多いはず。そのほか、SKE48、NMB48もファンが一点突破で票を集めればランクインは可能。『マジすか学園2』(テレビ東京系)で、ゲキカラ(松井玲奈)を刺したミソ役で注目の木本花音、"中村くん"がニックネームの中村優花、その"too shy,shy girl"ぶりから『週刊AKB』(テレビ東京系)で特別企画が放送された秦佐和子なども急浮上する可能性は大いにありそうだ。 ●総評 順位も確実に重要ながら、その以上に価値があるのが、過去2回でもわかるように順位を受け止めたメンバーのコメント。競争原理にさらされ、常に試練の時を生きる彼女たちが、その胸に去来した心情をどのような言葉で壇上から表現するのかが、今年も一番の見所。また、正規メンバーとなりながら、所属チームが決定していない9期生8人と10期生・仲俣汐里の処遇などもどのタイミングで発表されるのかも注目。あるいは、総選挙で順位が発表され、その場で卒業を発表するメンバーが出る可能性も......ゼロではないだろう。 順位予想など雲をつかむような話だが、昨年を上回るサプライズの発生に今から目が離せない。 (文=本城零次)「Everyday、カチューシャ」
キングレコード












