
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
ビートたけしが客員編集長を務める東京スポーツでは、毎月、時事ネタに対してたけしが毒づくインタビュー記事が恒例になっている。
最新のインタビューでたけしは、東京都知事選で敗れた東国原英夫前宮崎県知事に「都知事選に落ちたからといって、衆院選に出馬・当選しても、(数の論理が優先される)国会では飼い殺し状態になる。それだったらあと4年頑張って、もう一度都知事選にチャレンジしてほしいね」とエールを送った。
この東スポのインタビューを担当しているのは筆者であり、それ故、このコラムでもたけし関係のネタが多くなってしまうのだが、そうなったのにはちょっとしたエピソードがある。
1986年にたけしが起こした"フライデー事件"。その後の謹慎をめぐってあるトラブルが起きたことをきっかけに、彼は所属していた太田プロから独立し、オフィス北野を設立。その後、女性誌「微笑」(祥伝社)で、たけしの連載インタビューを担当したのが筆者だった。そんな中、たけしは大ファンの長嶋茂雄が「スポーツ報知」の客員になったことに触発されて、「オイラも、東スポの客員編集長になれないかな」と筆者に相談をしてきた。筆者は、フリーの立場で東スポの記者もしていたからだ。思わず筆者はたけしに「東スポ、嫌いじゃなかったですか?」と聞き返してしまった。というのも、たけしはそれまで、東スポに散々スキャンダルを書かれていた。その上、当時プロレスに興味を持っていたため、自らビッグバン・ベイダーなる巨漢レスラーを高額なギャラを払って来日させたものの、いつの間にかオイシイところを新日本プロレスに持っていかれたという経緯もあったからだ。東スポは、新日プロに近いメディアであった。
ところが、たけしは「いろいろあったけど、エロやグロ、それに芸能人のスキャンダルと、他の新聞にはないバラエティーにあふれた東スポの紙面が好きだから」と言う。だったらと、筆者が仲介して、「たけし客員編集長」が実現。以来、筆者は「微笑」とかけ持ちでインタビュアーを務め、『女は死ななきゃ治らない』(祥伝社)をはじめ、たけしの著作を10冊余りプロデュースした。その後、「微笑」が休刊になったために東スポのみの担当となると、たけしと同紙の関係はさらに強固になり、映画好きのたけし発案による「東スポ映画大賞」まで始まった。たけしは、自分の要望を聞き入れてくれた東スポの太刀川恒夫会長の太っ腹ぶりに今でも深く感謝しており、結果、22年以上、客員編集長を続けている。
この間、インタビュー連載が休止になったのは94年にバイク事故を起こした時だけだったが、今回の東日本大震災を受け、3月下旬に予定されていた連載インタビューは「今、何かを話す状況ではない」と延期。たけしにとっても、それだけの大事件だったということだ。そして4月に入って、やっとインタビューが実現した。話題は都知事選と震災、それに原発事故の放射能漏れだったが、大相撲やプロ野球問題にも触れ、たけしは「(芸人の中には)被災地に笑いを届けるなんてやつもいるけど、たわ言だと思うよ。安心して食べて寝られるようになって、人はやっと笑える。でも、大相撲やプロ野球は被災地の近くで無料で開催すれば、被災者には励みになる。やってもらいたいね」と提言した。筆者も大賛成だ。戦後、敗戦で打ちひしがれた国民が、プロレスラーの力道山の出現で勇気づけられたように、今の日本にはヒーローが必要だ。ジャイアンツや長嶋茂雄をヒーローとして育ってきたたけしは、そう言いたかったのだろう。
(文=本多圭)
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「さんまは気の毒だった」バラエティー収録より義援金を優先するビートたけしの想い

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
東日本大震災の影響で、バラエティー番組の収録見合わせが続いているが、ビートたけしも「被災者のことを考えたら、バラエティー番組を録ってる心境にはならない」という複雑な心境だと事務所関係者から聞いていた。地震、津波もさることながら、たけしは昨年、自ら柏崎刈羽原子力発電所に視察に出かけたり、「新潮45」(新潮社)では内閣府の原子力委員会委員長の東大名誉教授の近藤駿介さんと対談したりするなど、原発に深い関心を持っていた。それだけに、福島第一原発事故には心を痛めているのでは、と思った。
そんなたけしと、3月18日の夜に偶然会った。
開口一番、「オイラ、東京スポーツ新聞の客員編集長をやっているから、所ジョージと500万円ずつ、東スポを通じて被災地に1,000万円の義援金を送ることに決めたよ」と言った。伝え聞いていた通り、「バラエティー番組を撮る心境にはなれないよ」とも言い、16日に放送された『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)について、「視聴者からかなりのバッシングを浴びたらしいけど、局の都合で放送されただけで、さんまの本意じゃない。あれは、さんまが気の毒だよ」とさんまをフォローした。原発事故については「大変な問題だよ。これから、どうなるのかと思うと仕事も手につかないよ」と複雑な心境を覗かせた。
4月には北野武監督の『アウトレイジ2』のクランクインが予定されていたが、「延期だね。1年先になるかも分からない。でも、出演者全員が、いつでもスケジュールを空けて待ってると言ってくれたんだよ。うれしいね」と、撮影が無期延期になったことを語った。
18日には、今年1月知り合った沖縄の宮永英一氏とも連絡を取った。宮永氏は、筆者が昔からの大ファンだった伝説の沖縄ロックバンド「紫」のドラマーで、昨年6月に日本のハードロックミュージシャンとして初の東久邇宮文化褒章を受賞。同時に、紫も復活させたアーティストだ。沖縄では、18日から吉本興業が主宰する「沖縄国際映画祭」がスタートしたが、並行して開催される「沖縄国際アジア音楽祭」が東日本大震災の影響で中止となった。この件が気になり、宮永氏に連絡を取ったのだ。
「沖縄国際アジア音楽祭」は、沖縄ロック協会会長を務める宮永氏らが中心になって、"音楽の島"と言われる沖縄の一大イベントとして、昨年スタートした。宮永氏は電話口の向こうで「今こそ、沖縄ミュージシャンの総力を上げて、震災の援助をするとき。音楽祭は中止ではなく、形を変えて4月に延期。そこから8月まで、毎週日曜日に那覇市の国際通りの歩行者天国でストリートライブを開催して、義援金を募る運動を始めます。前民主党参議院議員の喜納昌吉さんもミュージシャンとして参加します」と熱い思いを語ってくれた。音楽祭は東日本大震災被災地救済を目的にしたチャリティーライブ「EARTH AID」として開催されるというわけだ。
宮永氏によると、「沖縄は"ゆいまーる(共助と意味)"の精神が宿っている島でもある」という。東北から一番遠い沖縄ミュージシャンたちの音楽を通じて"ゆいまーる精神"が届くことを期待したい。
(文=本多圭)
「ほかの映画祭だってインチキある」東スポ映画祭でビートたけしが大暴露!?

20年もよく続いたものです。
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
2月27日、「第20回東京スポーツ映画大賞」(以下、映画祭)が、グランドプリンスホテル赤坂で開かれた。
審査委員長を務めるビートたけしは、「20回か。よく、ここまで続いたよな」と表彰式が始まる前に、しみじみと呟いた。
第1回目から映画祭の運営に関わってきた筆者も同じ心境だ。1990年頃、すでに東スポの客員編集長を務めていたたけしから、「東スポ主催で本物の映画祭を作れないか」と相談を受けて、東スポ側に打診。当時の社長だった太刀川恒夫会長は「ボクも映画が大好きだから、やろう」と二つ返事で引き受けてくれたことで映画祭はスタートした。
第1回は渋谷スタジオで行われたが、メディアには相手にされず、正直、いつまで続くのかという不安もあった。94年にたけしがバイク事故を起こした時は、これで映画祭はもちろん、彼の芸能生活も終わりだとも思った。しかし、たけしは奇跡的な復帰を果たした。復帰後、北野監督の作品はカンヌ国際映画祭やベネチア国際映画祭で評価され、"世界のキタノ"と呼ばれるようになったが、映画監督として決して驕ることなく、お笑いタレントとしての原点を忘れず、年々パワーアップしてきた。だからこそ、映画祭が20回も続いたのだ。
今回の授賞式では、たけしならではの毒舌が炸裂。「ほかの映画祭だって、いろいろインチキがあるんだよ(笑)」などと、日本の映画祭の実態を暴露する発言が飛び交って、司会を務めるガダルカナル・タカがブレーキをかけるのに必死だった。
主要各賞は、案の定、北野監督の『アウトレイジ』が総ナメした。新人賞には、これまで善良な役柄が多かった73歳の北村総一郎。『アウトレイジ』で極悪非道のヤクザの親分を演じたことで新境地を開いた、というのが受賞理由だ。助演男優賞にも、『アウトレイジ』に出演した石橋蓮司と椎名桔平の2人が選ばれた。
壇上でたけしは、「椎名をキャスティングする際に、ドラマのプロデューサーから『椎名という男は、台本にクレームをつけるうるさいヤツだ』と聞かされた」と暴露した。しかし、いざ撮影に入ると違っていた。それどころか、椎名の演技力に惚れ込んだことも明かした。その椎名は撮影では北野監督のオーラに圧倒されて、緊張したという。筆者も25年近く、たけしを取材したり、本のプロデュースをしたりしてきたが、いまだに会って会話するまで緊張する。
話を映画祭に戻そう。ちなみに監督賞は北野監督。作品賞は『アウトレイジ』だった。例年だと、話題の著名人を表彰する「ビートたけしのエンターテインメント賞」が盛り上がるのだが、今年は、マツコ・デラックス、沢尻エリカと沢尻の母、大桃美代子×麻木久仁子×山路徹などが受賞するも、彼らはいずれも辞退、いまいち盛り上げにかけた。だが、本来の映画祭は充実したことで、集まった観客も満足してくれたようだ。
北野監督の次回作『アウトレイジ2』は、4月にはクランクインする。21回目の映画祭が、今から楽しみだ。
(文=本多圭)
80歳の大スター高倉健が活動再開へ 北野武監督との夢のコラボは実現するのか

『決定版 高倉健』(キングレコード)
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
日本映画界の大スター・高倉健さんが、今年、活動を再開することが明らかになった。
健さんは2005年に公開された中国映画『単騎、千里を走る。』の主演以来、スクリーンから遠ざかっている。同作の公開前後だと記憶しているが、健さんは映画『夜叉』で共演したビートたけしこと北野武監督に自ら電話をして、「一緒に映画を撮ろう」とラブコールを送った。北野監督は感激したが、健さんがこれまで築いてきた人間関係を考えると、取り巻きの意向を無視して、そう簡単に映画製作に着手できるものでないということで、話は頓挫してしまった。
その後、健さんは06年11月に行われた天皇・皇后両陛下主催の文化勲章受章者と文化功労者を招いたお茶会に出席したのを最後に、マスコミの前から姿を消した。
09年8月には、健さんとの共演回数が複数ある故・大原麗子さんが急死。特に『居酒屋兆治』での演技が印象深い2人だが、健さんは大原さんの遺族に迷惑をかけてはいけないという心遣いから、彼女の告別式には出席しなかった。が、その後、一人ひっそりと大原さんの墓参りしていたことが遺族から報告された。離婚した故・江利チエミさんの月命日は欠かさず墓参りにいっているという、健さんらしい律儀さをここでも感じた。
しかし、マスコミの前から姿を消して4年以上。近況も伝わってこないことから、ご高齢のために体調を崩してるのかと心配していた。
だが、それも杞憂だった。最近になって、健さんと以前から親しくしている飲食店関係者から「健さんは、"仕事がない"とあらぬ噂を立てられているのを知ったのか、"仕事がないんじゃなく、俺が仕事を断っているんだ"と冗談を飛ばすほど元気です」という情報を入手した。
健さんが映画の仕事やマスコミの前に姿を現さなかったのは、恩人とも言える某建設会社の会長が3年前に亡くなったものの、事情があって、葬儀にも墓参りにもいけなかったため、静かに喪に服していたというのも一因らしい。
ちなみに、義理人情に長けたこの会長の粋な生き方は知る人ぞ知るもので、ビートたけしも、それを伝え聞いて、筆者に「粋をテーマにして本を作れないか」と打診してきたほど。そんなたけしに、健さんが会長のために喪に服していたことを報告すると、「健さんらしいね。ほんとに律儀な人だね」と感無量の表情を見せた。そんなやりとりがきっかけで悪戦苦闘して出来上がったのが、09年3月に出版された『下世話な作法』(祥伝社刊)だった。本の中でたけしは、「高倉健さんの粋は、どこから来るのか」という章を立てて、健さんの粋さについて振れている。ぜひ、読者のみなさんもこれを読んで「粋で品のいい生き方とは何なのか?」について考えてほしい。
そんな健さんは、2月16日に80歳を迎えた。前出の飲食店関係者は「健さんはとても80歳には見えない。肉体的にも50代と言ってもおかしくありませんよ」と言う。俳優という仕事にプライドを持って、常に体を鍛えているからこそ、周囲にそう言わしめるのだろう。
復帰作については、まだ具体的に話は決まってないらしいが、健さんファンとしては近い将来、北野監督と一緒に「最後のヤクザ映画」を作ってほしいと切に願う。
(文=本多圭)
「そんなに稼げない……」 ビートたけし「全局制覇で年13億円!」報道に苦笑い

天下のNHKも、たけし頼り!?
ビートたけしが、「週刊大衆」(双葉社)2月21日号の"出演料が年13億円に 一人勝ちたけしTV局完全制覇"というタイトルの記事に苦笑、困惑している。
「4月から、NHK BSで『たけしアート☆ビート』というレギュラー番組がスタートするので、TV局完全制覇は事実ですが、『ブラタモリ』に刺激を受けて、NHKの番組を始めたというのは間違っている。ギャラについては、いかに今のテレビ界の経費大幅削減の現状を認識していないかですよ。年13億円と書かれて、苦笑してますよ」(知人の番組プロデューサー)
3年前にたけしがレギュラーを務めていたテレビ東京系の人気番組『誰でもピカソ!』が制作費削減ために打ち切りになった(記事参照)が、イレギュラーで放送すると言われながら、いまだに履行されていないことから、アート番組ということで、NHK出演依頼を受けたというのが真相だ。
「たけしがタモリに刺激されることは間違ってもありませんよ。ギャラについても、どの局も経費大幅削減で削られていますからね。レギュラー10本抱えても、全盛期の6本分くらい。とても13億円なんて稼げません。ギャラを諦めたから、制作費だけはふんだんにあるNHKの仕事を選んだんです」と言うのは親しいテレビ関係者。
「それに、たけしがテレビ局入りするときのスタイルは、『たけしを三角形の頂点に、たけし軍団の面々がズラリと殿に従う形でテレビ局を闊歩する』とありますが、そんな光景は見たことがない。いかに取材してないか。お粗末過ぎる記事ですよ」
なんとも景気のいい記事だったが、現実はなかなか厳しいようだ。
「芸能界は妖怪ブーム」!? 第20回東スポ映画大賞特別賞の異形な面々

今年の授賞式ではどんなハプニングが
待っている?
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
1月16日、筆者も運営に関わっている「第20回東京スポーツ映画大賞」の最終選考が行われた。
映画祭発足当時、審査委員長のビートたけしは「おいらの独断と偏見で選ぶ」と言っていたが、現在は日本全国の映画祭のディレクターたちがノミネートしてきた作品から、たけしが受賞作を最終決定するというシステムを取っている。
今回の審査に当たっても、たけしは「年々、作品の質が下がっているね」と嘆きながら、「世代を超えて楽しめる映画がなくなった。映画じゃなきゃダメなの? みたいな作品が多くなった。テレビ局(主導で製作した映画)なんかは、質でなく、機動力で客を呼ぶ。興行だけの映画になったよ」と言う。
昨年、SMAPの香取慎吾が主演した『座頭市 THE LAST』はフジテレビが総力を挙げて宣伝したが、見るも無残な大惨敗に終わった。自身が主演し、『座頭市』を撮ったたけしは「見事に、(『座頭市』を)終わらせていただきました」と皮肉を込めて言う。
その香取の『座頭市』は、今回の東スポ映画大賞の特別作品賞を受賞した。と言っても、東スポ映画大賞での特別作品賞は、ワースト映画大賞と同義。前回は、上島竜兵主演の『上島ジェーン』。ちなみに、第16回では、同じSMAPの草なぎ剛主演の『日本沈没』が受賞する予定だったが、ジャニーズ事務所はこれを無視。表向きはスケジュールの都合による受賞辞退ということとなり、たけしは機転を利かせて、急遽『日本以外全部沈没』を受賞作に選ぶという"茶番劇"をやってみせた。
もちろん、今回の『座頭市』も無視されることを前提として選んでいる。
詳しい受賞内容については東スポを見てほしいが、やはり気になったのは北野武監督の『アウトレイジ』だ。この作品は、作品賞と監督賞を受賞した。たけしは「暴力映画としては、楽しめる映画が作れたと思う。これまでのおいらの映画と違って、セリフのやり取りを入れた芝居が多かった。エンタテインメントに徹したのがよかった」と言い、次回作の『アウトレイジ2』に関しては「実に映画らしい、もっと面白いストリーになると思うよ」と自信のほどをのぞかせた。
年末にたけしは、筆者に「椎名桔平に主演男優賞をあげたいね」と言っていたが、『アウトレイジ』は全員が主役と言ってもおかしくない映画だっただけに、椎名は助演男優賞に落ち着いた。もう一人、『アウトレイジ』に出演した石橋蓮司も、『今度は愛妻家』で『アウトレイジ』でのヤクザ役とは真逆なオカマ役を演じたということで助演男優賞に選ばれた。新人賞にはベテラン俳優の北村総一郎。『踊る大捜査線』では人がいい警察署長を演じていた北村が、『アウトレイジ』ではヤクザの大親分を演じ、新境地を開拓したという意味で新人賞に選ばれた。いずれも、東スポ映画大賞ならではの選考だ。
合わせて、テレビなどで話題を振りまいた人を表彰する第11回ビートたけしのエンタテインメント賞の選考も行われた。これも、詳しいことは東スポを読んでほしいが、特別賞には「沢尻エリカのお母さん」が選ばれた。理由は、お母さんのほうがマスコミに露出していたから。
他に、特別賞は戦場カメラマンの渡部陽一。準特別賞にマツコ・デラックス、ミッツ・マングローブ。大桃美代子、麻木久美子、山路徹が選ばれた。たけしは「最近の芸能人は、芸能というよりも異形が注目される。どんな生き物? と思わせるようなインパクトのある形や言動をしてなきゃダメ。芸能界も"妖怪ブーム"」と、まさに言い得て妙の評価をしていた。
授賞式は2月27日都内のホテルで催される。筆者は東スポ映画大賞に1991年の初回から関わっているが、今回で20回目を迎える。たけしではないが「よく、ここまで来た」というのが偽らざる感想だ。
(文=本多圭)
座頭市 THE LAST 豪華版(2枚組) 黙殺。
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「ギャラはほぼ半額!?」レギュラー11本のビートたけしはテレビ不況の犠牲者か

民放の救世主はマツコかたけしか!?
ビートたけしがレギュラー番組11本を抱えることになり、いまさらながら「テレビ界の新帝王」になることが明らかになった。
「みのもんたや島田紳助だって、11本のレギュラーはないですよ。これは、たけしにとっても過去最多のレギュラー本数。60代半ばにして、遅れてきた"帝王"といった感じですよ」(たけしを知る番組プロデューサー)
たけしのレギュラーはフジテレビが『熱血!平成教育委員会』を初め3本。テレビ朝日が『TVタックル』と『みんなの家庭の医学』の2本だったのが、10月からドラマ『検事・鬼島平八郎』が入って3本。日本テレビ、TBS、テレビ東京が1本づつで計9本だった。
「そこに日テレのダウンタウンの松本人志と初のコンビを組む『たけしとひとし~日本を面白くプロジェクト~』と、来年1月からの初のNHKのレギュラー番組が入る。現時点で全局制覇の11本。ドラマは年内で終了して、松本との番組も不定期レギュラーですが、それでも尋常な数じゃない。テレビ界は広告不況が続いて、高額ギャラの大物タレントはリストラに戦々恐々している中、たけしの一人勝ちですよ」(広告代理店関係者)
某番組プロデューサーは「不況だから、確実に視聴率が取れるたけしにいく。それも、レギュラー番組の特番を2時間やっても、3時間やっても、ギャラはほとんど変わらないから使いやすい。たけし自身、『11本でもギャラは全盛期の6本分、ほとんど半額セールだよ』と嘆いてます」と言う。
そういう意味では、たけしも広告不況の犠牲者かもしれない。
たけし・さんまの有名人の集まる店 集まるねぇ。
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日テレ・ビートたけし主演のドラマ『田中角栄物語』が眞紀子氏の反対で頓挫中!?
日本テレビ系で制作準備が進められていたスペシャルドラマ『田中角栄物語』が、故・田中角栄元首相の長女で民主党・田中眞紀子議員の猛反対で暗礁に乗り上げているという。
「日テレは、以前フジテレビでお蔵入りになった"ビートたけしで田中角栄物語"というドラマ化企画を進めていました。ところが、これに眞紀子議員が猛反対しているので、なかなか実現できないんです」(ドラマ関係者)
田中元首相は"日本列島改造論"で一世を風靡。1976年のロッキード事件で失脚したが、いまだそのカリスマ的な指導力には支持者も少なくない。
「人間ドラマとしても視聴者の興味を引く素材ですから、角栄さんをモデルにした映画やドラマの話は過去にもいくつか持ち上がっているんですよ」と明かすのは、某放送作家。
「04年にフジテレビが、夕刊フジ連載の津本陽さんの小説を原作にしたドラマ『田中角栄~異形の将軍』の制作に踏み切りました。たけし自身も角栄役を気に入って収録に入ったのですが、眞紀子さんの大反対で中止。お蔵入りになったんです」(前出放送作家)
今回、日テレが企画しているドラマは、同じく角栄氏がテーマではあるものの、フジ版とはまったく別のアプローチだという。
「決して角栄氏の名誉を毀損する内容ではないのですが、それでも眞紀子氏は『放送したら訴える』と引かない。上層部は頭を抱えていますよ」(前出ドラマ関係者)
毀誉褒貶渦巻く昭和最大の政治家・田中角栄とビートたけしのコラボは、果たして実現するのだろうか。

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田中角栄に聞け ドラマ化してもいいですか?
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闘争本能を呼び覚ませ! スクリーンで繰り広げられる男たちの熱きバトル
4年に一度、最強の男たちがピッチ上で演じるガチンコの戦いと言えば、もちろんFIFAワールドカップ。そして、映画館のスクリーンにも男たちの熱いバトルが久しぶりに帰ってきた。
まずは、現在公開中の北野武監督作品『アウトレイジ』。監督デビュー作『その男、凶暴につき』(89)以来、初期作品群で特徴的だったバイオレンスの原点に回帰し、巨大な暴力団の内部でヤクザ同士が繰り広げる権力闘争を描く。
「全員悪人」というキャッチコピーの通り、弱肉強食の世界に生きる男には、正義も友情も理性も不要。「親子」「兄弟」の仁義に縛られながらも、ナメられれば逆上し、下克上の好機には暴走する。
「度を超した怒り・狂気」といった意味のタイトルが示すように、闘争本能をむき出しにしたヤクザたちは狂犬そのもの。カッター、菜箸、歯科の治療器具などを使った残虐シーンには、身近な道具ならではの痛々しさと意外性から来るおかしさが奇妙に同居する。張り詰めた過激な描写の後に、ふふっと笑わせるショットをつなぐ巧みな編集のおかげもあり、不思議な爽快感が残る娯楽作だ。
次に紹介するのは、6月26日より公開されるジャン=クロード・バン・ダム主演の『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』。1992年に大ヒットしたSFアクション『ユニバーサル・ソルジャー』の「正統な続編」と位置づけられ、軍が極秘開発した蘇生技術で誕生した最強兵士たちによる戦いという基本コンセプトが、現代の設定でよみがえった。
最先端の兵士再生プログラム「NGU」(次世代型ユニソル)による超兵士(アンドレイ・アルロフスキー)を手に入れたチェチェン民族主義のテロリストが、ロシア首相の子息を誘拐し、チェルノブイリ原子力発電所を占拠。人間性を取り戻すリハビリを受けていた初期型ユニソルのリュック(バン・ダム)は、人質救出とテロ殲滅の命を受け、立ちはだかるNGUと、冷凍保存から目覚めた旧敵スコット(ドルフ・ラングレン)との対決に臨む。
CGやワイヤーアクションなど見た目の派手さに頼りがちな昨今のSFアクション映画と異なり、本物の格闘家たちによる対決が、オリジナルと同様に今作でも見どころ。共に空手の達人であるバン・ダムとラングレンによる前作でのライバル同士が再び相まみえることに加え、総合格闘家のアルロフスキーが新たに参戦。
スリリングなカーチェイスやガンアクション、爆発シーンもあるが、やはり殴る、蹴るというシンプルな攻撃で相手を「破壊」する壮絶な肉弾戦は、何にも代え難い興奮を観客にもたらす。『その男ヴァン・ダム』(08)同様、中年アクション・ヒーローの哀愁をバン・ダムが自虐ネタっぽく醸し出している点も、作品のいいスパイスになっている。
平和な日常の暮らしの中で眠っている闘争本能を呼び覚ましてくれる二本。暑さが本格化する夏を前に、ガツンと刺激が欲しいという人におすすめしたい。
(文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉)
『アウトレイジ』作品情報
<http://eiga.com/movie/55127/>
『アウトレイジ』北野武監督 インタビュー
<http://eiga.com/movie/55127/special/2/>
『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』作品情報
<http://eiga.com/movie/55285/>
その男、凶暴につき
触るなキケン!

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「AD袋叩き事件の再来も!?」TBSドラマに出演する長渕剛に現場は戦々恐々
シンガーソングライターの長渕剛が、この夏に放送される倉本聡脚本のTBSスペシャルドラマ『歸國(きこく)』に出演することが明らかになったが、TBSのドラマ関係者は「17年前の悪夢が再現しなければいいが......」と危惧しているという。
「『歸國』は、倉本作品にビートたけしが初出演するということで話題になっていますが、倉本さんの推薦で長渕も出ることになったと発表されたときには、局内でもスタッフが騒然となりましたよ。顔が青ざめるスタッフもいたくらいです」(ドラマ関係者)
長渕は2002年にTBSドラマ『少年』に出演しているが、これはワンシーンのみ。本格的なキャスティングとなると、93年放送の『RUN』以来17年ぶりということになる。
「スタッフが心配するのも無理はないですよ。長渕は『RUN』の打ち上げで理由もなく現場のADを袋叩きにしているんですから......」
と明かすのは、当時を知るドラマ関係者だ。
「長渕は、打ち上げが終わった後に帰宅したADを再度呼び出し、酔った勢いでサンドバッグのように殴り続けたんです。相手はADですから、もちろん無抵抗ですよ。それを、当時長渕の不倫相手だった国生さゆりが囃し立てながら見ていたという......ひどい話です。国生もADに向かって茶碗を投げつけたりと、むちゃくちゃでしたね。いまだに『あの2人は許せない』と、根に持っているスタッフもいますよ」
この事件は当時発行されていた女性誌「微笑」(祥伝社)に報じられたが、この報道を受けた長渕は日本刀を持ち出し、所属事務所の社長を連れ立って「これから『微笑』に殴り込みだ!」と怪気炎をあげたという。
「それ以前より事務所社長は長渕の言動に手を焼いていましたから、このときも『行くなら、おひとりでどうぞ』と収めたそうです」(当時の女性誌記者)
長渕の気性の荒さは当時と変わっていないとも言われており、ビートたけしという超大物を迎えた現場では、しばらくピリピリムードが続きそうだ。
長渕剛 YAMATO大和魂
リアル"アウトレイジ"が繰り広げられそうです。

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