「帰れ!」と一喝……ビートたけし“ラッスンいじめ”に込められた8.6秒バズーカーへの思い

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『ラッスンゴレライ』よしもとアール・アンド・シー
 お笑い界の“ラッスンいじめ”に微妙な変化が生じている。「ラッスンゴレライ」で大ブレーク中のお笑いコンビ・8.6秒バスーカー。若年層には大人気だが、年齢が高くなるにつれ、その評価は辛口だ。お笑い界でも「何が面白いの?」「どうせ一発屋」という風潮が蔓延しており、ダウンタウンの松本人志をはじめ、多くの先輩芸人がその芸風に苦言を呈していたことは当サイトでも再三報じてきた。  そんな“ラッスンいじめ”の急先鋒と言えば、ビートたけしだ。かつて自身のネタ見せ番組に8.6秒バスーカーが出演した時は、制限時間を待たずして強制終了させ「バカ大学の文化祭」と切り捨てた。  そんなたけしが4月27日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)にゲスト出演。孫娘の話になった際、MCの上田晋也から「もしもお孫さんが彼氏連れてきたらどうします? ラッスンゴレライラッスンゴレライって」と振られると、たけしは「殺すね」と即答。続く「たけしが会いたくない人」というコーナーでは、8.6秒バズーカーがリベンジのため登場。再びネタを披露したものの、たけしはクスリとも笑わず、「帰れ!」と、またもや一喝した。  それほど嫌っているのか…と思いきや、番組関係者によると「たけしさんは番組終了後も(8.6秒バスーカーの)2人にアドバイスを送っていました。たけし=ラッスン嫌いというのはネタ。というより、業界で彼らの生き残り策を考えた結果、変に持てはやすのではなく『いずれ終わる』という意識のもと、ぞんざいに扱うことにしたようです。“ラッスンいじめ”ではなく“ラッスンいじり”に変わりつつある」と話す。  2人はテレビの前では「休みがない」「ギャラが3倍になった」など“天狗発言”をかますことはあるが、裏では「礼儀正しい、というか、常に周囲にヘコヘコしている(笑)。素人が間違ってブレークしてしまった感じ」(お笑い関係者)という。  それだけに、新たな芸風として“いじられキャラ”を浸透させようというのだ。 「理想は『そんなの関係ねぇ!』で大ブレークしたあとも、しぶとく生き残っている小島よしおさんでしょうね。彼も元来の性格のよさから、先輩にかわいがられている」とは、ある放送作家。大先輩の“ラッスンいじり”を2人はモノにできるか――。

浅草ロック座・名物会長が退陣へ──ビートたけしと早乙女太一をめぐる大衆演芸の“光と闇”

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『早乙女太一 わらべうた』(角川映画)
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  東京・浅草の“ストリップの殿堂”と呼ばれた老舗ストリップ劇場「浅草ロック座」を運営する斎藤観光が、東京地裁から破産決定を受けたことが明らかになった。負債総額は2億3,800万円。ロック座の運営は関係会社で続けられていくが、ロック座の名物会長であった齋藤智恵子さんが経営の一線から退くことになったのは間違いないようだ。  齋藤会長は、東八千代という芸名で36歳の時にストリッパーデビュー。踊り子の域にとどまらず、生まれ持った経営の才能を発揮し、文字通り“裸一貫”でロック座を日本一のストリップ劇場に育て上げたという話は有名だ。  その一方で、齋藤会長は若山富三郎や若山の実弟の勝新太郎のタニマチとしても知られていた。2人の死後は、ビートたけしをかわいがっていた。齋藤会長が周囲に「たけしが浅草の『フランス座』にいた頃からかわいがっていた」と語っていた話を聞いたこともあるが、それは事実とは違うようだ。  たけしの浅草時代は、フランス座とロック座はライバル。接点はなかったはずだ。齋藤会長がたけしと親しくなったのは、1997年にたけしが「浅草芸能大賞」を受賞してからだ。授賞式が終わった後、たけしは賞金を遊んで使おうと、向島の料亭「千代田」で、放送作家の高田文夫らスタッフとともに豪遊。千代田を紹介したのが筆者だったことから、途中からたけしに呼ばれた。その日は土曜日だったために、芸者の数が少なかった。筆者が到着するや、千代田の女将が「あの男が『女がいない、女が欲しい、今日は泊まっていく』と言って、うるさいのよ」と愚痴る。「女がいない」とごねていたのは、高田先生だった。他人のふんどしで遊んでいながら、情けない男だと思ったことが、いまだに記憶に残っている。  浅草芸能大賞受賞をきっかけに、たけしは軍団のメンバーを連れて、ロック座に頻繁に遊びに行くようになった。たけしは“マザコン”を自称するだけに、年配の女性を大事にする。それに応えるように、齋藤会長は倒産した「勝プロ」が手がけていた映画『座頭市』の映像化権を債権者として保有していたため、北野武監督、ビートたけし主演の『座頭市』を撮らせ、北野映画屈指のヒット作にした。また、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された女優の小向美奈子も、ストリッパーとして再起させた。  斎藤観光の倒産は、ロック座の客数減少で経営が悪化したことが原因だといわれているが、ストリップファン人口はそう変動するものではない。倒産の引き金は、大勝館の失敗と、秘蔵っ子だった早乙女太一の独立による経営悪化だったのではないだろうか?  大勝館とは明治時代に開業した映画館で、戦後は洋画専門映画館としてにぎわった。映画館だけではなく、ボウリング場も併設して繁盛していたが、ボウリングブームが去った81年に閉館した。その後、廃墟化していた大勝館を01年に齋藤会長が借り受けて改装。浅草大勝館として、大衆演芸の興行をスタートさせた。  この大勝館からは、たけしが『座頭市』にも起用した早乙女太一が、“大衆演劇のホープ”として誕生。劇場には、早乙女の追っかけのおばさんたちが札束を持って押し掛けた。早乙女人気を受け、齋藤会長は、大勝館は建物が古く、老巧化が激しいために、建て直すことを決意。ちょうどその頃、吉本興業が浅草の雷5656会館で「よしもと浅草花月」をスタート。将来は、吉本も浅草に常設の劇場を持ちたいという話が持ち上がったため、新しい大勝館がその候補になり、当時は吉本の特別顧問だった漫才師の中田カウスがたびたび、下見に来ていたが、家賃が高すぎて、話は立ち消えになった。齋藤会長は早乙女を看板にした大衆演劇で大勝館を盛り上げていくつもりだったから、強気でいたのだろう。「将来、この子は大衆演劇を背負って立つ大スターになる」と、早乙女に対しては大いに期待していたのだ。  ところが4年前、早乙女が「父親の劇団に移籍したい」と言いだして、勝手に独立してしまった。齋藤会長の失意はすさまじかったようだ。早乙女の移籍と同時期に、大勝館の工事もストップしている。この大勝館の建て替え失敗で、莫大な損失が生じたのは想像に難くない。それが、斎藤観光の経営にも大きく響いたのではないか。  現在、大勝館の跡地は「ドン・キホーテ」になっている。ロック座は残ることになったが、齋藤会長のダイナミックな活躍が見られなくなるのは寂しい限りだ。 (文=本多圭)

ビートたけし降板にブーイング……TBS名物番組『オールスター感謝祭』がついに視聴率1ケタへ!?

takeshi0929.jpg  ビートたけしが、27日放送の情報番組『新・情報7days』(TBS系)の生放送中に、『オールスター感謝祭』(同)を降板させられたことを明かした。  番組終盤、安住紳一郎アナウンサーが「さて、来週10月4日は『オールスター感謝祭』でこの番組は休みになります」と告知。すると、たけしがすかさず「『オールスター感謝祭』は俺を降ろしやがってよ! 俺がやってたのに、お呼びがかかんないでやんの。どうなってんだよ!」と言い放った。  『オールスター感謝祭』は、島田紳助が降板した2011年秋の放送から、“たけしの乱入”が恒例に。たけしは、自身が作成した4択クイズを出題。昨秋の放送では、「ガダルカナル・タカさんの父親の職業は?(答え:アウトレイジ)」、「元M崎県知事のH国原さんが実際に起こした事件は?(答え:自転車泥棒、師匠の金を盗んだ、のぞき部屋で個室の壁を乗り越えて踊り場で全裸で踊った、観光バスを勝手に運転して谷底に落ちた)」など、ギリギリの問題が飛び出した。  たけしの暴走に、人気芸能人らの表情が固まる中、回答者席のたけし軍団が野次を飛ばし、松村邦洋がたけしのモノマネをするまでが、お決まりの流れとなっていた。 「12年秋の放送では、たけしがキャスター・小倉智昭の“ズラ疑惑”を揶揄する映像クイズを出題し、大きな話題に。また昨秋には、一般女性との堕胎騒動で騒がれたオリエンタルラジオ・藤森慎吾に『女をはらませて金取られたやつだろ』と言い放つ一幕も。今春は苦肉の策として、身内であるたけし軍団のクイズに限ったものの、これにも視聴者から批判が殺到。今秋はとうとう、声がかけられなかったようです」(制作会社関係者)  ネット上では「寂しい~」「楽しみにしてたのに」「マラソンよりも、たけしのコーナーが好き」と、たけしの降板を惜しむ声のほか、「誰も止められないしね」「あれだけ好き放題やってたら、降板させられるわ」「東国原の悪事を暴露したのは、問題あった」といった声も見受けられる。  『オールスター感謝祭』といえば、豪華芸能人が一堂に会すTBSの名物特番として、ピーク時には30%を超える高視聴率を記録。しかし、島田が降板して2度目の12年春の放送から14%を割り込み、昨秋には歴代最低の11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。裏番組の『天才!志村どうぶつ園 秋の2時間SP』(日本テレビ系)や、『超潜入!リアルスコープハイパー 2時間SP!』(フジテレビ系)にも惨敗してしまった。 「一時は『赤坂5丁目ミニマラソン』のコーナーで瞬間最高視聴率41.1%を獲得した同番組ですが、あれだけの芸能人をそろえておきながら、最近は裏番組にも負け続き。特に、メイン司会が紳助から今田耕司に交代してからは、生放送中のハプニングもかなり減り、いい意味でも悪い意味でも、番組に安定感が漂っている。そんな中、たけしの乱入コーナーは番組の話題作りにも一役買っていた。今秋は恒例のマラソンのほか、アーチェリー選手権や、筋肉自慢大会などが行われるようですが、イマイチ引きがない。ついに、視聴率1ケタ突入の可能性もありそうです」(芸能ライター)  裏番組には『関ジャニの仕分け∞ 2時間スペシャル』(テレビ朝日系)、『めちゃ2イケてるッ!SP(仮)』(フジテレビ系)なども控えているが、果たしてたけし不在の『オールスター感謝祭』は、どこまで健闘することができるだろうか?

「大恥かいた!」不倫→離婚報道のビートたけしが、今回はマジで切れている!?

bi-totakesi0714.jpg 「テレビということでまだ抑えているけど、今回ばかりはさすがに怒り狂っているそうですよ」  そう語るのはスポーツ紙記者。怒りの主は“世界のキタノ”ことビートたけしだ。「週刊文春」(文藝春秋)で49歳の美熟女との不倫現場を激写され、幹子夫人に「100億円」ともいわれる全資産を渡して離婚すると関係者に話していると報じられた。  たけしは12日夜、TBS系『ニュースキャスター』に生出演し、一連の報道に言及。猛暑の話題を振られ「知らないですよ、オレは。朝から晩までワケのわからないのがマンション前にいて、出られないんだ」とヒートアップ。「週刊誌見たら『たけし、かみさんに100億円払って離婚』だって。100億円あったらそんなことしているわけないじゃねーか、冗談じゃない! ふざけやがって、どいつもこいつも。俺をなんだと思っているんだ!」と声を荒らげた。  怒りの伏線はいくつもある。 「ここ1カ月間で、たけしさんは2回も同じ文春チームにやられている。前回は来年公開の新作映画の詳細を書かれてしまった。プロモーションにも狂いが生じたことで『誰が流したんだ』となった。文春に対する怒りは相当のもの」(芸能関係者)  出演する『ニュースキャスター』内で肩身の狭くなるのも確実だ。今春には報道色を強めるために、たけしの“降板”が一部で報じられた。 「結局、一緒にMCを担う安住紳一郎アナが上層部に掛け合い、事なきを得たが、同番組は過去にコメンテーターを務めていた渡辺えりさんが女性誌で不倫が報じられたことを理由にクビになった。その例にならえば、たけしさんもアウト。安住アナのおかげでストップした“たけし切り”の話が、上層部の間で再び持ち上がる可能性もある」とはテレビ関係者。  大恥もかいた。  たけしは9日放送のTBS系『水曜日のダウンタウン』にサプライズ出演し、同じく不倫報道のあったダウンタウンの浜田雅功をイジりまくっていたのだ。番組ではたけしの「本気で弟子を売る気ない説」を検証。弟子の名前の話から脱線し、浜田を見ながら「“オンナバレタ”って、どうかなと思ったんだけど」と爆笑。「なんでこんなにうれしいんだろ」と大ハシャギしていたが、その翌日に自身の不倫が文春で報じられてしまったのだからバツが悪い。  前出芸能関係者いわく「大恥をかいたたけしさんは目が据わり、完全に“アウトレイジ”になっていたそうです」。「フライデー」(講談社)に続き、「文春」編集部を襲撃しなければいいが……。

フライデー元編集長が思いを馳せる「ビートたけし襲撃事件」と、老いらくの恋

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週刊文春 2014/07/17日号
今週の注目記事 第1位 「ビートたけし“100億円愛人”」(「週刊文春」7/17号) 第2位 「公明党山口代表 連立離脱『心配でできない』」(「週刊朝日」7/25号) 第3位 「『滋賀県知事選』圧勝予測が掻き消えて『安倍官邸』の動揺」(「週刊新潮」7/17号) 第4位 「拉致被害者の帰国は『有本恵子さんだけ』」(「週刊ポスト」7/25・8/1号) 「北朝鮮高官が明かした安倍が北から連れ帰る『拉致被害者』の名前」(「週刊現代」7/26・8/2号) 「9月解散・総選挙へ」(同) 第5位 「渾名は『発作マン』だった『号泣県議』モンスター事件簿」(「週刊新潮」7/17号) 「野々村竜太郎県議『超マザコン伝説』」(「週刊文春」7/17号) 第6位 「国民的論争『ありのままで?』『自分たちのサッカー?』なんじゃ、それ!」(「週刊現代」7/26・8/2号)  寝不足である。昨夜(7月13日)の全英女子オープン最終日を見て、少し眠り、サッカーW杯決勝「ドイツ対アルゼンチン」戦を4時から見たためだ。  全英は英国サウスポートのロイヤルバークデールGCで行われたが、10メートルの風が吹き荒れ多くのゴルファーがスコアを崩す中、7位から出た伏兵モー・マーティン(米)が18番ホールでイーグルを決め、通算1アンダーで逆転優勝した。  どれだけコンディションが悪かったかは、宮里藍がこの日だけで11オーバー叩いたことを見ればわかろうというものだ。  サッカーの決勝は前評判通り、ドイツが優勢に試合を進め1点をもぎ取って優勝した。アルゼンチンも善戦したが、メッシ頼みのチームの脆さが出てしまった。試合終了後、自失するメッシを見ていて、この選手の能力は認めるが勝ち運のない男だと思った。以前から何がなんでも勝ってやろうという気迫がその表情から窺えなかったのだが、負けた悔しさがにじみ出ていないように感じられたのは、私だけだろうか。  サッカーW杯といえば、早々と姿を消した日本代表への批判がなかなか止まない。今週の現代では、負けた代表選手たちが口にした「ありのままの自分たちのサッカーができなかった」という言い訳を難じている。  ありのままの自分たちのサッカーをすれば勝てたのか? そうではあるまいと現代はいう。「ありのままで」「自分たちらしく」というフレーズがおかしいと、タモリや精神科医、曾野綾子おばあちゃままで出してきて、そんなことでは実力の世界では通用しない、人間は素のままではダメ、磨かなければ光らないと批判させている。  たしかに、サッカー日本代表や勝負の世界に生きる人たちが、実力不足を棚において自分らしくありのままではいけないのはわかるが、だからといってフツーの若者たちのそういう思いまで否定してしまうのには違和感を覚える。  バブルが崩壊して自信を失い、先々への不安や、東日本大震災、福島第一原発事故のために、現実逃避と自己弁護のために「ありのまま」にすがりついていると現代は言及しているが、本当にそうだろうか。  たしかに私が会社にいた時代は、自分らしくとかありのままではなく、どうやってライバルを蹴落としていくのかに力点が置かれ、しゃにむに突っ走ってきた。そうすれば「幸福」になれると単純に信じていた時代でもあった。  だが、そうやって生きてきていまの世の中を眺めてみると、そのすべてが間違いとはいわないが、安倍首相という変な宰相を生み出し、日本はおかしな国に変容していっていることに慨嘆しないわけにはいかない。  先日、フジテレビのノンフィクション番組を見ていたら、京大出のニートを取り上げていた。ニートといわれる若者は60数万人いるといわれるそうだ。彼は引きこもりではなく人と一緒にいることが好きだから、いわゆるニートとは違うと思うのだが、一軒家を借りて仲間とシェアしながら楽しそうに生きている。  過疎地帯にある廃屋をみんなで手を入れてシェア別荘にしたり、ブログに自分たちのほしいモノを書いておくと、誰かがそうしたモノを送ってきてくれたりするそうだ。彼らの表情は生き生きしていて、彼らなりに金をかけずに人生を楽しむ工夫をしているのだ。  無理して働くことはない。好きなことをして自分らしく生きているのだから、他人からとやかくいわれることはない。そうした若者が限界集落へ移住して高齢者たちに受け入れられ、共に生きている姿にホッとする。  努力しろ、自分を磨け、みっともない生き方はするな。そうした安倍首相的な若者への叱咤の仕方は昔からあったが、それに抗い、自分らしく自分の生きたい人生を生きることを責める権限など、誰にもないはずだ。  W杯惨敗をきっかけに曾野綾子的な若者批判をするようでは、現代も耄碌してきたと思われないか。反面教師的な意味で6位に取り上げてみた。  さて、このところのワイドショーは号泣男の話題で持ちきりである。朝メシを食べているとき、あの泣き顔と大声を聞かされるとメシがまずくなる。このおかしな県議を取り上げた新潮と文春が第5位。  文春によれば、きっかけは神戸新聞が野々村竜太郎兵庫県議が「日帰り出張195回の名目で計約300万円を政務調査費から支出した」と報じたことだそうだ。  こんな男がよく県議になれたものだが、11年4月に行われた県議選に出た野々村氏は、勝手に「日本維新の会」と間違う「西宮維新の会」を名乗り、順風だった維新の風に乗って当選したそうだ。  このとき訴えていたのが「議員報酬の半減」と「政務調査費の透明化」だったというのだから笑える。  こんな人間にも約1400万円の報酬が与えられ月50万円の政務活動費が使えるのだ。この政務活動費を満額使い切っていたのだが、昨年だけで176万円分の切手を金券ショップで購入し、自宅近くのスーパーでの買い物もクレジットカードを使用し、事務用消耗品を購入したことにしていたそうだ。  昨年城崎温泉に195回もの「日帰り出張」したとしているが、そんなことができるわけがないことは、メディアの取材で明らかである。  新潮によれば、野々村県議は名門校・北野高校を出て関西大学法学部に進み、卒業後に兵庫県川西市役所に就職した。道路を直角に曲がる小学生時代や、水割りの氷が怖いと号泣した青春時代があったそうだが、市役所時代のエピソードが彼の人となりを物語っているようだ。 「いきなり同僚を怒鳴る、訳のわからないことを喚き散らす、泣く、人間関係をぐちゃぐちゃにする。野々村はそんなヤツでしたわ。市内の中学校の事務員に飛ばされ、着任早々、別の事務員に怒鳴り散らした。で、校長から“もう来んでええ”と叱責されると、ホンマに無断欠勤するようになってしもうたんや」(元川西市役所職員)  役所を辞めてからは町長選挙や市長選挙などに出ては落ちるが、兵庫県会議員選挙で初当選する。野々村議員は辞職に追い込まれたが、こういう人物に一票入れた人間が2万6,000人近くいたことには驚く。この人たちも「反省」すべきだろう。  第4位は、現代とポストの拉致被害者に関する記事と、現代がやっている総選挙予測をまとめてだ。  現代は9月にも安倍首相が訪朝して拉致被害者の何人かを連れて戻り、その余韻がさめやらぬうちに解散・総選挙をするのではないかと予測している。  もしそうなったら、安倍自民党はいまの294議席から350議席へと大躍進し、躊躇することなく憲法改正に手をつけるだろうと読む。  そううまくいくとは思わないが、それはひとまず置いといて、では拉致被害者は誰が戻ってくるというのだろう。  ポストは有本恵子さんひとりではないかと見ている。なぜなら有本さんは、よど号ハイジャック犯の妻が甘言をもって北に入国させたので、北からいわせれば拉致ではなく本人が望んだと主張できるからだというのである。  安倍首相の父で自民党幹事長だった晋太郎氏の時代に、有本さんの両親の訴えを聞いたのが秘書だった晋三氏だったということもあり、安倍首相には思い入れがあるという。  だがもちろん、有本さんひとりだけで安倍首相も納得するはずはないが、第二、第三のリストを小出しにして、北側は日本からの援助を引き出す作戦だと警鐘を鳴らす。  現代も、よど号犯がヨーロッパで拉致した有本さんを始め、石岡亨さん、松木薫さんではないかと推測している。  この中に横田めぐみさんの名前はない。日本政府が認定している拉致被害者は残り12人だが、日本人が納得する解決法は難しいだろう。よって解散・総選挙で自民党圧勝など夢のまた夢である。  3位は新潮の予測がピタッと当たった記事である。滋賀県知事選で「卒原発」を前面に掲げた三日月大造氏が、自民、公明が推薦する元経済産業官僚の小鑓(こやり)隆史氏を小差で破って当選した。三日月氏が中盤から優勢に立ったことは報じられたが、当初は小鑓氏圧勝といわれていたのだから、やはり集団的自衛権行使容認が形勢逆転させたことは間違いない。  7月14付の朝日新聞はこう書いている。 「三日月氏が当選したことで、安倍政権の原発政策に対する根強い批判が示された。さらに与党内からは、1日に閣議決定された集団的自衛権の行使容認が、選挙戦に影響したとの指摘もある。原発政策が争点となる10月の福島県知事選、米軍普天間飛行場の移設の是非が争われる11月の沖縄県知事選を控える中、安倍晋三首相の今後の政権運営に影響が出そうだ」  新潮で政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこういっている。 「先日、菅官房長官は私に『最近の自民党は緩んでいる』とこぼしていた」  安倍首相の緩みが党内隅々まで広がっていると見るべきだろう。こんな党が国民大多数の支持を集めるわけはない。安倍さん、それを知りたかったら現代がいうように早く解散してみたらいい。  今週は内容というよりも、よくもまあいけしゃあしゃあとこんなことをいってくれますなという記事が多い。今週2位の公明党山口代表の記事もそれである。  平和の党など建前であることはわかりきってはいたが、公明党の土壇場での腰折れは、大きな悔いを残してしまった。  山口代表はこういっている。 「私が反対していたのは、外国の防衛を目的とする全面的な集団的自衛権の行使。今回の閣議決定ではそれを認めていません。あくまで自国防衛のための武力行使で、限定的なものになっています。いわゆる集団的自衛権は認めていない。個別的自衛権に毛が生えたものと、そう理解しています」  それなら集団的自衛権など必要ないこというまでもないはずだ。  このインタビューのなかで一番問題だと思うのは次の発言。 「我々から見ると、集団的自衛権に関心があるのは世論調査で1割あるかないか。優先順位が低いのに、新聞・テレビで四六時中載っている。これがずっと続くのは異様です。国民が関心を持っていないテーマに、莫大な政治的エネルギーを使うことがいいことなのか」  ふざけるなである。国の形を変え、戦争のできる国にしてしまおうという企みに関心のない国民のほうがアホなのである。景気や原発政策も重要だが、国民を戦争に駆り立て、若者の命を捨てさせようというふざけたやり方に対し、徹底的に国民にわかるように論議を尽くすのが政治家ではないのか。  安倍首相の国民に真実を知らせないようにしている企みを見抜けないで、国民に関心がないから、与党を離れてまで戦うことではないからと、ハナから弱腰だから舐められてしまうのだ。  それが証拠に、今日(7月14日)のasahi.comで安倍首相がこう発言したと報じられている。 「安倍晋三首相は14日午前の衆院予算委員会の集中審議で、他国への攻撃に武力で反撃する集団的自衛権を使う例として、中東・ペルシャ湾のホルムズ海峡を挙げ、『仮に機雷が敷設された場合、相当の経済危機が発生したといえる。日本に向かう原油の8割はそこを通る。誰かがやらなければ危険はなくならないわけで、我が国の国民生活に死活的影響が生じる』と述べ、自衛隊が機雷除去をする必要性を強調した。  首相が1日の閣議決定後、国会で答弁するのは初めて。集団的自衛権の行使が地理的にどこまで許されるかは、政府・自民党と公明党の間で焦点となっていた。ホルムズ海峡の機雷除去まで含むかどうかは、閣議決定では結論を先送りしていた。  公明党は武力行使の新3要件に『根底から覆される明白な危険がある』との文言を盛り込み、朝鮮半島を含む日本周辺での有事に基本的に限るとみている。首相の答弁は、今後の法案提出までの与党内調整に影響を与える可能性もある」  安倍首相には公明党に対するリスペクトがないこと、これでよくわかる。  さて今週の第1位はあのビートたけし、久々の女性問題である。  文春の中でたけしの事務所関係者がこう話している。 「これまで星の数ほど愛人を作ったたけしさんですが、これほど夢中になった女性は初めてじゃないでしょうか。『カミさんに全財産を渡して(A子さんと)一緒になる』と言ったときはゾッとしました」  たけしは御年67歳、A子さんは49歳。昨今、年の離れたカップルが多い中ではさほど驚く年の差ではないが、たけしは「本気」なのだろうか。  ダウンタウンの浜田雅功がフライデーされたとき、ポストの連載でこう語っていた。 「六十過ぎちゃうとチンポだって勃たないし、そもそもオネエチャンに興味がなくなっちゃう」  ほぼ彼女は50歳。オネエチャンという年ではないから勃つのかもしれないが、忙しい時間をやりくりしてたけし名義の目黒区のデザイナーズマンションに彼女を住まわせ、半同棲状態だというのだ。  モノクログラビアには2人が食事を終えて店から出てくるところが載っている。彼女は100万円もするバーキンを持っているが、これもたけしがプレゼントしたものだという。  彼女はどういう素性なのだろうか。文春によれば「彼女の父は、大手広告代理店の元幹部、国会議員の秘書を経て、地元の熊本で県会議員を務めたこともある名士」。議員秘書や県会議員が「名士」かどうかは判断の分かれるところだろうが、彼女は一時、関西の高級ホテルの「アドバイザー」という肩書きを持っていたそうだ。  09年に彼女はホテル事業の関連会社を立ち上げたが、昨年末に解散している。A子がたけしとの関係を深めていった直後のことだったという。  もしたけしが本気で離婚を考えているとしたら慰謝料はいくらになるか、文春はお節介にも計算している。年収が15億から18億。これまで稼いだカネは100億円はくだらないそうである。  しかもその収入を管理しているのが、たけしの奥さんと長男が代表を務める会社だから、離婚するにあたっては相当揉めること間違いない。  たけしは文春の直撃には答えなかったが、所属事務所の「オフィス北野」森昌行代表がこう話している。 「A子とは仕事の関係で男女の仲ではないと、たけしはいっている」  だが、毎日のようにA子のマンションにたけしが泊まっていることは否定せず、世田谷の家が改修工事に入るためA子のところに泊まらせてもらっているだけだと話す。  たけしといえば、「フライデー襲撃事件」を思い出す向きも多いだろう。86年、専門学校生だったB子さんとの不倫が発覚し、それを報じたフライデー編集部をたけし軍団が夜中に襲撃した傷害事件である。これを機にフライデーは急激に部数を落としていく。  91年にはB子さんとの間に子供が生まれていたことを、私が編集長のときのフライデーで報じた。このときはまだ襲撃事件の余波が残っていたため、社内にもたけしへのアレルギーが強く、社長にも掲載する前に知らせたことを思い出す。  私はたけしの出る報道番組は感心しないし、最近の彼の映画も作り始めた頃と比べると質が落ちていると思っている。そんな彼の焦りが老いらくの恋へと走らせているのではないのか。  このスキャンダルは当然ながらテレビは取り扱っていないようだが、連載をしているポストはどうかと覗いてみたら、ひと言も触れていない。昔のたけしには自分のスキャンダルをネタにしてしまう野太さがあったと思うが、いまや文化人に成り下がったたけしにそれを望むほうが無理なのだろう。 (文=元木昌彦)

暴言か、暴論か、それとも金言か? ビートたけしを知り尽くした男による『たけし金言集』上梓!

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『たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録』(徳間書店)
 2003年に公開された、北野武監督映画『座頭市』の撮影が行われていた頃、ロケ先・広島のホテルで、たけしは弟子のアル北郷と酒を飲みながらテレビでドキュメンタリー番組を見ていた。  画面では映画監督を志望する青年が、熱い思いを語っていたようだ。すると、たけしが口を開いた。 「なんだ、このバカは!」  いきなりの全否定である。その後も、青年に対する巨匠監督の悪態は止まらず、 「だいたい、はなから映画監督になろうって根性が気にいらないよ!」 と言い放ったかと思えば、 「こいつは、映画は撮れても漫才はできないだろ」 などと、言いがかりに近い毒舌まで炸裂させる始末である。  しまいには、「だいたいこいつは、人前でチ○ポ出せない顔だよ!」 と、映画監督志望の青年がする必要のないことまで持ち出して口撃し続けたという――。  「負けず嫌い」が高じて、理屈抜きでヒートアップしていく、たけしの素の部分がよくわかるエピソードだが、こうした知られざるビートたけしの(秘)言動を書き連ねた単行本『たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録』(徳間書店)が発売された。著者は前述の現場でも師匠に付き添っていた、アル北郷である。  1995年にたけし軍団入りした北郷は、97年から7年間も殿の付き人として過ごしただけではなく、現在も『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)でブレーンを務めるなど、たけしの側近といえる。  それだけに、同著で紹介されている「たけし金言」の数々は、どれも一般のファンでは知らない生々しさ、迫力に満ち溢れているのだ。  テレビなどでも、たけしがカツラの話題になるとはしゃぎ出す姿はよく見かけるが、同著では普段からいかに“カツラLOVE”であるかという詳細を以下のように書き切っている。 <(前略)先日もわたくしが夜、自宅にてテレビを見ていると、携帯の着信音が鳴り、電話に出ると、 「おい、たけしだけどよ、今、NHKに出てるやつ、カツラだぞ。名前メモっとけな」  と、それだけ言うと電話をお切りになりました。(中略)クライアントとその重役の方々が殿の元に挨拶に来られたのですが、その中の、たぶん一番偉いと思われる方が、やっかいなことにカツラでした。(中略)殿はそのカツラに目を止める様子もなく、クライアイアントの方々と挨拶を済ませると、(中略)何も発することなく静かに現場を後にしたのです。  ところが翌日、殿にお会いすると、すぐさまわたくしに、 「おい。昨日の現場にカツラいたな。お前、あのカツラばっかりチラチラ見てたろ。しかし、お前もカツラ好きだな~」  と、ニヤニヤしながら報告されてきたのです(後略)>  ほかにも、殿の下半身にまつわる爆弾発言から“ビートきよしいじり”まで、ここまで明かしていいのかという逸話が連発されている。 「すべて“殿公認”だから驚きます。とはいえ、本書発売にあたって『誰がここまで書けって言ったよ、バカ野郎!』との言葉もいただきましたが(笑)」(担当編集者)  たけしファンのみならず、全日本人、必読の1冊……のハズである。

明石家さんまに“年収5億4,000万”報道……タモリは? たけしは? BIG3の懐具合を探る

sanma0504.jpg  お笑いタレント、明石家さんまの昨年度の年収が約5億4,000万円だったことが話題になっている。ネットメディアで報じられた記事によれば、ゴールデンタイムMCのギャラは1本200~250万円(1時間)。資産は、個人事務所のある都心のビルや豪ゴールドコーストの別荘などがそれぞれ数億円、愛車はベンツのゲレンデで約1,800万円だという。 「これを多いと見るか少ないと見るかは、微妙なところですね。一説によれば、これまで年収10億円とみられていたこともあったので、意外に少ないのかな、という気もしないでもない。ただ、帯番組に出演しているわけではないし、CMに多く出ているわけではない。それを考えれば、やはりズバ抜けて高額所得といえるでしょう」(芸能ライター)  芸能人の収入は、テレビ番組や映画出演のギャラとCM契約料が多くを占めている。中でも、朝や昼の情報番組などの帯番組に出演すれば、毎日の出演だけに収入が大幅にアップする。 「『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系)出演時のみののギャラは200~300万円(1時間)だったそうです。同番組は3時間の放送で、これが週5日なわけですから、年間だと相当な額になります。全盛時のみのの年収は、10億円以上だったといわれています。また、タモリも『笑っていいとも!』(フジテレビ系)出演時のギャラは1回につき200万円で、50%がタモリの取り分だったそうなので、『いいとも』だけでも年間2億5,000万円ほどにもなります。彼も昨年までの年収は、10億円ともささやかれていました」(同)  さんま、タモリとくれば、“お笑いBIG3”の一角を占めるビートたけしの年収はどうだろうか? 「たけしの年収は15億円ともいわれています。テレビ出演ギャラも“BIG3”の中でも一番高く、300万円以上(1時間)だそうです。帯番組への出演こそありませんが、レギュラー番組を多く抱えており、CM出演も多い。ただ、たけしの場合、自身の事務所『オフィス北野』に所属する弟子たちの稼ぎが少ないため、彼らを食わせていかなければならないという事情があるので、収入ほど懐が潤っているわけでもなさそう」(同)  バブル崩壊後、長引く不景気のあおりで、芸能人のギャラも下落傾向にある。さんまにしてもピーク時には、ゴールデンタイムMCのギャラが500万円だったというから、半減しているのが実情。しかし、それでも庶民にとってはうらやましい限りの高額ギャラというしかない。

ビートきよしをオフィス北野に──ビートたけしの“優しさ”を島田洋七が明かす

tonomanzai0411.jpg 芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  ビートたけしの親友で元「B&B」の島田洋七から、「たけしは、ほんま、優しいな、きよしさんもよかった」と、たけしの相方のビートきよしの「オフィス北野」入りを素直に喜ぶ電話がかかってきた。  長期にわたって活動休止状態のお笑いコンビ「ツービート」のビートきよしが、たけし所属の「オフィス北野」に4月1日付で所属。約30年ぶりにコンビが完全復活すると報道された。  ツービートから出発したたけしが、お笑い界の重鎮と呼ばれ、映画界では“世界のキタノ”といわれるまでの過程には、タレント生命を賭したフライデー襲撃事件、生死の境をさまよったバイク事故などの試練をかいくぐってきた生き様があった。  一方、たけしがピンで売れたため、きよしは「太田プロ」から独立して、フリーに転身。一時は役者を目指して俳優の事務所に所属したが、生まれついての山形訛りが直らず、仕事は来なかった。その後、元「B&B」の島田洋八と「うなずきトリオ」を組むが、これもまた、うまくいかなかった。  生活に困るきよしを見かねて、たけしは、『菊次郎の夏』ほか、北野作品に出演させたり、自身の特番には事あるごとに起用してきた。去年の秋頃、たけしは筆者に「きよしさんがメチャメチャ、ゴルフがうまいんだよ。おいらがパターが入らないと、『タケちゃん、考えて打たなきゃダメだよ』だって。『お前には言われたくないよ。漫才やってた時、考えたことあったのか?』と言ってやったよ」と、うれしそうに語っていた。  ゴルフを通じて、きよしと再び密接になったたけしは、去年の暮れに「オフィス北野」にきよしを誘ったという。  洋七は「きよしさんの生活が大変だということがわかって、誘ったんだと思いますよ。たけしという男は、そういう優しい男なんですわ」と感激していた。  たけしは2011年から、フジテレビの『THE MANZAI』の最高顧問を務めている。今年の「東京スポーツ映画大賞」の授賞式では、同番組の審査の在り方をボロクソに批判したたけし。今年は同番組に、ツービートとしてチャレンジすることも明らかにしているだけに、今から期待したい。また、その話を聞いた洋七は「たけしがツービートを復活させたんなら、『B&B』ももう一度やらなあかんな」と意欲を燃やしていた。洋七のしゃべくりのスピードは、今の若手のお笑いが束になってかかってもかなわない面白さがある。しかも、洋八ではなく、たけしが相方だとさらに絶妙なコンビになる。  昔、たけしと洋七のコンビが、職内(内職)で2時間トークして、2人で700万円のギャラを稼いだという話は十分納得できる。ツービートやB&Bの復活もいいが、たけし&洋七の漫才も、みんなの前で聞かせてほしい。 (文=本多圭)

『いいとも!』最終回、“最後のゲスト”ビートたけしがタモリに送った「表彰状」全文掲載

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夜にあらためて放送されるグランドフィナーレは、お台場のスタジオから放送される(フジテレビ『笑っていいとも!』番組サイトより)。
 31日放送の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)最終回のテレフォンショッキングのコーナーに、最後のゲストであるビートたけしが出演した。  タモリが「ビートたけちゃんです。どうぞ~」と呼び込むと、たけしは羽織袴姿で登場。「今日は表彰状を読みに(来た)」と、式辞用紙に書かれた文章を約4分間にわたり読み上げた。全文、以下。 +++++++  じょうひょう……あ、表彰状、タモリ殿。長らく『笑っていいとも!』の司会を務めてきたタモリさんに、私から表彰状を贈りたいと思います。ちなみにこの表彰状は、すべてゴーストライターが書いたものです。私とは一切、関係のないことをご了承ください。本日は、32年間続いた国民的長寿番組『笑っていいとも!』の最終回という晴れの日に、社会的人気映画監督であり、高額納税者タレントでもあり、さらに総理大臣にしたい男5年連続ナンバーワン、上司にしたい男3年連続ナンバーワンという、人気と実力を兼ね備えた超一流タレントである私を呼んでいただき、誠にありがとうございます。  私は、『笑っていいとも!』で1983年2月、理屈ばっかり言っていた田中康夫が気に入らず、生放送中に乱入し、首を締め上げた。その結果、翌日のスポーツ新聞に「たけし、心身症」と書かれたことは、今となってはいい思い出です。  いいとも青年隊を忘れるわけにはいきません。かつて女を騙し、金をせしめ、恐喝で訴えられたH賀研二さん、パチンコでマンションを買ったといばっていたK保田篤さん、未だ『世界(ふしぎ)発見!』でしか姿を見ることのないN村真さん、いいとも青年隊卒業後、ホームレスになったK田健作さん、そしてまったく売れなかった、萩本欽一さんのところのあさりど、などなど、数々の一流タレントを輩出したことを忘れてはいけません。  そして、なんといってもこの番組の名物コーナーであるテレホンショッキング、友達を紹介するという名のもと、いきなり電話をして、出演をお願いするという斬新な企画でありました。しかしながら、女優の矢田亜希子さんが、大竹しのぶさんを友達として紹介した時、思わず「はじめまして」と言ったその日、それを聞いた時、私はショックのあまり耳が聞こえなくなりました。そしてまた、得意の作曲活動を諦めなければいけない事態に陥ってしまいました。改めて芸能界というのは、ヤラセの世界だなあと痛感した次第でございます。  そして、『笑っていいとも!』を語る上で、32年間の間、初めて新宿に来た田舎者を相手に何もやらず、間抜けな芸人に進行を任せてきたタモリさんに触れないわけにはいきません。かつてあなたは、ヘルスの呼び込み、オレオレ詐欺の出し子、パチンコ屋のサクラ、フィリピン人との偽装結婚の斡旋などを経て、芸能界に入り、イグアナの形態模写、四カ国語麻雀、意味不明なハナモゲラなどの卓越した芸で、一部の似非インテリの集団から熱狂的な支持を受け、あれよあれよという間に、国民的人気番組の司会者まで上りつめました。しかし、そんな『笑っていいとも!』も、今日をもって終わってしまうのかと思うと、私としては残念でありません。ただ明日からは、O倉智昭さんの『被っていいとも!』という番組が始まると知った時、私はその時思わず、聞こえなかった耳が回復し、今では聞こえるようになりました。新垣さんとの一度壊れた友情も復活し、今では2人で元気に作曲活動に勤しんでおります。ですからタモリさんも、なんの心配もすることなく、二流とも三流ともつかない芸人しか出ないと言われている『タモリ倶楽部』に全精力を注いで、頑張っていただきたい! 2014年3月31日 『A女E女』復活を望む会会長・イジリー北野 +++++++  ブラックジョークの数々に、タモリは「何が言いたいの」「やめろ! やめなさい!」とあきれて見せたが、実にたけしらしい慰労の言葉に、最後まで耳を傾けていた。  番組ラスト、タモリは「それでは明日も、見てくれるかな?」と、いつもと変わらない掛け声で締め、スタジオアルタの観覧客もいつもと変わらず「いいともー!」と声をそろえていた。

ビートたけし一転『情報7days』残留も、「報道らしく」人気コーナー消滅へ

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若い!
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  TBSの土曜夜10時からの人気情報報道番組『情報7days ニュースキャスター』の4月からのリニューアルに伴って、メインキャスターを務めるビートたけしの降板が一部メディアでウワサされている。  しかし、たけしに近い関係者に聞くと、たけしの出演継続は決定したそうだ。ところが、番組の名物企画であるたけしの「週間実は…!」と「たけしの3面記事新聞」「たけしの芸能コーナー」は番組から消えることになったという。その理由は、TBSの井上弘会長が発した「報道番組は報道番組らしく」という鶴の一声だといわれている。もし、この話が事実ならば、「今さら何を言っているんだ!?」とあきれてしまう。  『ニュースキャスター』の前身は、1991年からスタートした『ブロードキャスター』という番組。福留功男がメインキャスターを務めていた。タレントの山瀬まみが担当した「お父さんのためのワイドショー講座」が人気で、10%以上の視聴率を誇っていたが、広告不況の煽りの中、福留の高額ギャラがネックになって、08年9月に打ち切られた。代わってスタートしたのが『ニュースキャスター』だったが、たけしと安住紳一郎アナのコンビネーションもよく、低視聴率にあえぐTBSの中で、安定して10%台前半~中盤の視聴率を稼げる優良番組となっていた。そんな番組の中でも、最も視聴率が上がるのが、前記した、たけしのコーナーだったはずだ。  特に、『たけしの3面記事新聞』で取り上げられた“ガッツ石松伝説”や“村田英雄伝説”といった定番ネタから、元「B&B」“島田洋七伝説”のマニア受けネタまで、多くの視聴者を引き付けた。そんな視聴率に貢献してきたたけしのコーナーが消える。しかも、「報道番組だから」という理由で。  昨年、次男の不祥事を受けて、朝の情報報道番組『みのもんたの朝ズバッ!』から、みのもんたが降板したが、そもそもみのが果たして、報道番組の司会にふさわしい人選と言えただろうか。共演者へのセクハラ疑惑だけでなく、夜の銀座ではホステスに、セクハラに加えてパワハラも働いていた。さらに昨年には、民族派団体によって、かつて、みのが社長を務める水道メーター製造販売会社「ニッコク」が談合事件で右翼からの街宣車攻撃を受けた際、バーニングプロダクションの周防郁雄社長を通じて、暴力団にトラブル処理を依頼したことを暴露された。  そんなみのだが、秋にはTBSの報道番組に復帰させるという情報も流れている。しかも、番組関係者が昨年末に、みのと飲食を共にした後に、みのから最高級品ブランドのエルメスの商品をお土産に渡された現場を「週刊新潮」(新潮社)に撮られている。“袖の下効果”で復帰させるとしたら、言語道断だ。  そんな体たらくのTBSの上層部が、今さら「報道番組は報道番組らしく」と言ったところで説得力はない。たけしの人気コーナーを潰して、視聴率が低下したら、一体誰が責任を取るのか? そもそも、たけしを起用する意味を、どこまで考えているのか?  一方、プライドを傷つけられた格好のたけしは降板も考えたようだが、出演継続を懇願するTBSの親しいスタッフには迷惑がかけられないと、続投を決めた。それだけに、たけしの今後の番組での発言がどうなるのか……なんとも不気味であり、楽しみでもある。 (文=本多圭)