
K-1 OFFICIAL WEBSITEより
人気格闘技イベント「K-1」が大変なことになっている。ジェロム・レ・バンナやレイ・セフォーら人気選手が次々にファイトマネーの未払いをマスコミの前で明かして他団体へ転出し、京太郎や長島☆自演乙☆雄一郎といった日本人のトップファイターたちもプロレス転向を果たしてしまっている。
おかげで8月末に東京・有明コロシアムで開催予定だった「K-1 WORLD MAX 70キロ級日本トーナメント」は「出場選手が揃わない」と、主催者のFEGが延期を決定した。
しかし、専門誌記者によると「選手が揃わないことだけが延期の理由ではなく、資金繰りが限界に達しているという話を聞いている」というのだ。
「ここ5年ぐらいは自転車操業だとささやかれてきましたが、ついに地上波のテレビ放送もつかなくなってしまい、お手上げ寸前のようです。ある選手は出場オファーに対し、『未払いが怖いので前金で30万円でもいいからもらえませんか?』と聞いたら断られたと話していましたから」(同記者)
K-1主催のFEGは実際、経営再建中であることが広く知れ渡っており、そのイメージダウンからイベント開催の重要な命綱であるスポンサーの獲得も非常に難しくなっている様子だ。
「問題は、責任者であるFEG代表の谷川貞治さんが、そうした状況をごまかすためか、関係者を悪者にするような発言を繰り返していることです。自演乙が金銭的な問題で次の興行に出ないのを『体重が落ちない』とウソを言ってみたり......。格闘技界には裏社会と縁のある関係者も多いので、中には『谷川を捕まえてこい!』と過激なことを言う人もいます」(同記者)
そんな中、K-1は先ごろ、大会名などの商標を別会社に移管しており、関係者間ではこれが「事実上の身売りではないか」とささやかれている。
「イベントの開催や映像ソフト、グッズの販売に必要な『K-1』の商標はこれまでFEGと創始者の石井和義氏が持っていましたが、いくつかの権利が、株式会社バルビゾンという不動産会社に移っています」(同記者)
この移管は海外サイトなどでも既に伝えられていたが、「K-1」だけでなく「K-1」「K-1 Grand Prix」「K-1 World GP」「Dynamite!」などイベントに関わるほとんどの商標が手元を離れた形だ。
「本来、格闘技イベントとは無縁の会社のはずですが、このバルビゾンは昨年、市川海老蔵の暴行事件の現場ビルを所有していたことでも知られ、一部週刊誌ではかつて闇稼業で暗躍したAKB48運営会社社長との交友関係が報じられたりもしていて、よく事情を知らない人たちからは『危ない筋に負債のカタとして持っていかれたんじゃないか』と話す人もいますし、そこから飛躍して『谷川さんが死体で見つかったなんてことにならないだろうな』なんて嫌なジョークも飛んでいますよ」(同記者)
格闘技関係者の間では、03年にPRIDE運営会社の社長だった森下直人氏が謎の自殺を遂げたことを「自殺に見せかけた他殺ではないか」と疑う声が後を絶たず、同じ格闘技団体のトップである谷川氏の身を心配する傾向につながっているようだ。
経営難と商標移管の関係は今のところ明らかになっていないが、大ピンチの「K-1」に水面下で何らかの動きがあることは間違いなく、年内には何か表沙汰になることがありそうだ。
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「抗議すれば干される!?」K-1ギャラ未払い問題で国内選手が沈黙する裏事情
格闘技「K-1」を離脱しプロレス団体に出場したジェロム・レ・バンナ、レイ・セフォーが、ファイトマネー未払いに対して集団訴訟を起こす構えを見せていることが報じられた。 これまでもK-1選手の未払い問題は度々、取り沙汰されてきたことだが、代表の谷川貞治氏は4月のトークイベントで「選手の奴がガチャガチャ言うのにいちいち反応していたらモグラ叩きだ」とし、果てに「訴えればいいじゃん!」と開き直ったような発言をしていた(記事参照)。 今回のトップ選手の糾弾を受けて、ネット上でもTwitterなどで直接谷川氏に説明を求める書き込みが多発しているが、谷川氏側からの明確な返答はないままだ。 「K-1の資金繰りが厳しいのは間違いないと思います」 こう語るのは、関連グッズの制作に携わる関係者だ。 「ファイトマネーなんかよりずっと小さな額のグッズ制作でも、支払いの遅延は何年も前から当たり前になっていましたから」 現在、多くの外国人選手が未払いを訴えており、その総額は8億円とも伝えられているのだが、未払い問題は海外有名選手ばかりではない。この関係者によると「パンフレット用に取材した日本人選手からも未払いの嘆きは聞かれていて、中には"ギャラが出ないから他の仕事を探す"と転職した選手もいました」 ただ、選手たちがこれまでノーギャラでも黙って試合をしてきたのは彼らなりの事情もあるという。 「文句を言えば干されてしまい、契約を盾に他のリングにも上がれなくなったりすると聞きます。実際、ある元選手は谷川さんに未払いを抗議した途端、強引に引退させられたと泣きながらこぼしていましたが、どっちにしてもリングに上がりたいから我慢してきたというのはあるでしょう」(同関係者) しかし、ここにきて選手の不満が爆発したのは、興行数が激減しファイトマネーどころか、試合自体がなくなってしまったことによるものと思われる。 一方で、ある専門誌ライターは仰天するような話をしている。 「今回の不満爆発は、実はK-1創始者の石井和義さんの"仕掛け"ではないかという見方もあるんです。先日、夕刊フジが石井さんが新団体を立ち上げると報じた。今のK-1を破産させて選手を引き受ければ、表向きは選手を救った形で未払いをチャラにできますからね」 この説が事実かどうかは分からないが、いずれにせよ未払いという悪評が大きく報じられたK-1が、これまでにない苦境に立たされたことには違いなさそうだ。K-1 OFFICIAL WEBSITE
FEGはギャラ未払い、戦極は消滅へ、海外では買い叩かれ──お茶の間から格闘技が消える日

UFC WORLD/WOWOWオンラインより
日本の格闘技界が虫の息だ。
例年なら3月にはFEGが大会を開催してきたK-1やDREAMが、今年はいまだ日程も出ないまま。それどころか、K-1王者だったアンディ・サワーやDREAM王者の青木真也からファイトマネーが未払いであることを明かされ、いまや身売りや破産といった説が囁かれている。
さらに、ライバル団体の総合格闘技SRC(戦極)は、主要スポンサーだったドン・キホーテが撤退。11日には公式ホームページで「親会社とスポンサー企業の全面支援に頼って事業を行ってきた弊社としては、それを打ち切られれば自力で独自興業ができるわけもなく」と、新たなスポンサー企業が見つからない場合は解散することを表明した。
日本の格闘技界に君臨した2大トップ団体が崩壊の道を辿っているのとは対照的に強大化しているのが、アメリカUFCだ。過去にPRIDEを買収したことで知られるUFCだが、エメリヤーエンコ・ヒョードルを出場させた第2団体ストライクフォースを買収することが先日伝えられ、まさに独走、一人勝ちの様相だ。
これに危機感を募らせているのは日本の選手たち。DREAM、戦極の両団体に出場経験がある日本人選手Aは困り顔で語る。
「国内がダメなら海外へと思っていたんですが、先に海外に出た選手たちに話を聞くと、これからはかなりギャラを下げられるというんです」
これまでは国内外で複数の団体が並立していたことで選手の引き抜き合戦が乱発され、結果的にファイトマネーが高騰してきたが、UFCに一本化されることで、その相場も売り手市場から買い手市場になるというわけだ。
別の選手Bは以前、アメリカで1試合400万円ほどで試合をしたことがあったというが、海外マネジャーに再度アメリカ行きを相談したところ「50万円ぐらいなら」と言われた話を明かしている。
ただ、海外出場にはルールに合わせた現地での練習が不可欠で、その分の滞在費がかかるため、50万円では赤字になってしまうのだという。
「だからといって日本の小さな団体で試合をすれば、その半分以下。これまで選手を専業でやってきましたが、他に仕事をしないともう無理でしょう。夢も希望もない世界になってきましたね」(前出選手A)
K-1がポスト魔裟斗として売り出したHIROYAも、K-1興行がないため他団体の小規模興行に出場を予定しているが、先日は総合格闘技にも挑戦すると表明。もはやK-1を捨て去ったかのような態度をとっている。
TBSに問い合わせたところ、毎年恒例だった大晦日の『DYNAMITE!!』も今年は予定がないとの回答で、格闘技ファンが人気選手の試合を見るには、海の向こうで開催されるUFCを衛星放送でテレビ観戦するしかないという状況だ。
ある関係者からは「経営が苦しいジムもあって、有名選手がやっている某ジムは早ければ夏までに閉鎖する」という話もあった。
かつてのPRIDE人気が嘘であったかのように、日本の格闘技が世間から消えつつある。海外では隆盛でも、日本ではドマイナーなジャンルと化してしまうのか。



