キャスターの小倉智昭が5日、フジテレビ系『バイキング』に出演し、昨年大みそかの『NHK紅白歌合戦』の演出に対し、「ふざけんな」と語気を荒らげた。 タモリとマツコ・デラックスによる寸劇、シン・ゴジラ来襲、ピコ太郎とオリエンタルラジオ・中田敦彦がにらみ合うくだりなどが、歌唱対決の間に縦割り式に差し込まれたほか、唐突にポール・マッカートニーのビデオメッセージがねじ込まれるなど、賛否を巻き起こしている昨年の『紅白』。『バイキング』では、第2部の平均視聴率が前年より1ポイント上昇し、40%台を記録したことを紹介したが、小倉は「(40%は)悪いよ。だって昔なんか、60%、80%獲ってた時代があるんだから。それに比べたら激減でしょ? やっぱ『紅白』の質が落ちてるんだよ」とばっさり。 さらに、「『紅白』っていうのは、お金をかけて、どれだけすばらしいセットで歌手が歌って、つまんなそうにやってる応援合戦っていうね、それがまあ、ひとつのパッケージで面白いわけですよ。それがね、変にバラエティ化しちゃってね」と持論を展開。「タモリさんやマツコ・デラックスのあの扱いとかね、なんでゴジラがさあ、NHK(ホール)に押し寄せてくるんだ。局のアナウンサーが『今、ゴジラが来ています!』って、ふざけんなって!」と続けた。 芸能人の『紅白』批判といえば、タレントの伊集院光も2日深夜、自身のラジオ番組で「スベってた」ときっぱり。「NHKをすげえ尊敬してるし、大好き」という伊集院は、NHKで仕事をする際、スタッフから「NHKらしくない番組作りたいんですよ」と言われると「やる気がなくなる」といい、「その臭いが超する『紅白』だった」と説明。タモリとマツコの寸劇や、ゴジラ来襲をNHKの局アナが伝えるシーンなどから、「こんなの、NHKの発想ではないでしょ? 超面白いでしょ~」というスタッフの思惑が透けて見えたという。 「バラエティ化の根底には、日本歌謡の衰退がある。ネット上では、『歌を軽く扱いすぎ』『音楽番組らしくしろ』との批判も目立つが、そもそも音楽番組の減少ぶりからも、今の歌謡曲の存在価値など、たかが知れたもの。歌の力と、『紅白』の伝統だけでは、数字が取れないというNHK側の辛さもある」(制作会社関係者) とはいえ、今回の『紅白』にそこはかとなく漂っていた“強引さ”は、一体なんだったのだろうか? 「今回の『紅白』は、民放的というよりも、素人の集合体である“YouTuber的”。そもそも、なんでもありの“ごった煮番組”を作る場合、民放であれば、テロップやナレーションを巧みに使いながら、違和感のないように見せるための仕掛けを秒刻みで入れるのが普通。しかし、NHKはそういったノウハウに乏しいため、強引でムチャクチャな番組が出来上がってしまった」(同) 番組の若返りを図った結果、「質が落ちている」と切り捨てられてしまった今回の『紅白』。完全に置いてけぼりをくらった年配層の声を、NHKはどう受け止めているのだろうか?
「552」タグアーカイブ
大みそか視聴率……『紅白』は伸び悩み、民放は日テレ『ガキ使』以外は惨敗!
昨年大みそかに放送された『第67回NHK紅白歌合戦』の視聴率は第1部(午後7時15分~8時55分)が35.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で前年より0.3ポイント上昇。第2部(午後9時~11時45分)は40.2%で、前年より1.0ポイントアップし、第1部、第2部共に微増したが、いまひとつ伸び悩んだ。 1989年に2部制になってから、前年、歴代最低だった第2部は2年ぶりに40%の大台に乗せたが、2008年以降でワースト2位。前年より少し上がったとはいえ、決して喜べるような数字ではなかった。 事前にゲスト出演が発表されていたタモリとマツコ・デラックスは、コントまがいの演出で登場。また、TBSのヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主演・新垣結衣を審査員に招き、同ドラマでの相手役・星野源の歌「恋」に合わせて、新垣に審査員席で“恋ダンス”を踊らせるなど、他局の人気ドラマに便乗。郷ひろみが歌う「言えないよ」では、土屋太鳳がダンサーとして投入され、企画枠にはピコ太郎が出演するなど、視聴率獲得に向け、なりふり構わぬ姿勢を見せた。だが、NHKが期待したほど数字は伸びなかった。 『紅白』裏の民放では、日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 大晦日年越しスペシャル 絶対に笑ってはいけない科学博士24時!』は、第1部(午後6時30分~)が17.7%、第2部(午後9時~深夜0時30分)が16.1%でダントツのトップ。これで、7年連続で大みそか同時間帯の民放首位の座を守った。「マンネリ」と叫ばれる『笑ってはいけないシリーズ』だが、どっこい、その牙城はなかなか崩れそうにない。 6年目となったTBS系『史上最大の限界バトル KYOKUGEN 2016』(午後6時~11時35分)は、第1部=6.5%、第2部=6.3%、第3部=5.5%、第4部=4.2%と振るわなかった。前年は6年ぶりの復帰となった魔裟斗の試合を放送した時間帯で最高値の9.0%をマークしたが、今回は6.3%と大幅ダウン。プロボクシング世界王者・井岡一翔の王座統一戦は5.5%で過去最低。例年より井岡の試合のオンエア時間を遅くしたことで、テレビ東京のボクシング中継や『紅白』の後半部分とガチンコ勝負となったことが響いた模様。 3年目のテレビ朝日系『くりぃむVS林修! 年越しクイズサバイバー2016』(午後6時~深夜1時)は、第1部=7.1%、第2部=5.8%、第3部=5.0%、第4部=6.9%で、すべての時間帯で前年よりダウンした。 2年目となり、前年より1時間、枠を拡大したフジテレビ系『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND PRIX 2016 無差別級トーナメント2nd ROUND&FINAL ROUND』(午後6時~11時45分)は、第1部=5.6%、第2部=7.1%、第3部=5.7%、第4部=3.6%で低調だった。前年の最高値の時間帯は7.3%であったが、それを超えることはできなかった。 テレビ東京系『ウソのような本当の瞬間!30秒後に絶対見られるTV~大みそかは、世界の果てでお風呂に入ろうSP』(午後7時~9時30分)は2.5%と爆死。田口良一、内山高志のW世界戦を中継した『大晦日ボクシングスペシャル THE BEST OF BEST』(午後9時30分~11時30分)は3.9%で、前年の3.7%より微増したが、『KYOKUGEN』の格闘技中継、『RIZIN』とのバッティングで4%にも届かなかった。 総じて、バラエティ化が進んだ『紅白』は、有力芸能事務所とのしがらみをある程度捨て、視聴者が見たいと望む歌手を出場させない限り、今年も苦戦が予想される。民放においては、日テレ以外の局が“打倒・日テレ”を掲げて放送する番組を抜本的に再考しないと、『ガキ使』の独走は続きそうだ。 (文=田中七男)日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』番組サイトより
『紅白』批判連発に“イジメドッキリ”で……和田アキ子の好感度「ダダ下がり」が止まらない!
2日放送の『ドッキリアワード2017』(TBS系)で、歌手の和田アキ子がお笑いコンビ、ニッチェの江上敬子に仕掛けたドッキリに対して批判の声が高まっている。江上が和田を怒らせてしまうという定番のドッキリ企画なのだが、相手が大御所の和田であるだけに初っ端からビビった江上は次々と無理難題を吹っかけられ、最後は和田に大声で一喝され号泣。さらに和田の控室に謝罪へ行くも、ここでも和田に徹底的にイビられ、ドッキリであることを明かされても江上は涙が止まらないという始末。 そんな江上を見て相方の近藤くみこまで涙する事態に、視聴者からはイジメやパワハラとの声が相次いでいる。 「ドッキリとしては成功ということになるのでしょうが、年始からこんな企画は誰も観たくはないでしょう。TBSの企画意図を疑います。和田としても局側の企画趣旨に沿っただけで責任はないとは思うのですが、おびえる江上を見るにつけ、普段の和田の強面ぶりがうかがい知れますよね(笑)」(芸能ライター) ただでさえ低い好感度が同番組によってさらに下がった感のある和田だが、相変わらず止まらないのが『紅白』落選への“恨み節”。先月31日放送のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)でもNHK紅白歌合戦に落選した心境について、「大みそかだったら、NHKにいるはずなんだけどね」「今頃になって思うんだけど、なんであんなに必死だったんだろうと」などと、改めて語った。 「『なんであんなに必死だったんだろう』などと冷静に振り返っているようですが、紅白当日のラジオの生放送でも触れてしまうぐらいだから、よほど恨み骨髄なのでしょう(笑)。今まで度重なる批判を受けながらも、アノ手コノ手で紅白出場に固執した人間の発言とは思えないですね。11月26日の同番組でも、再来年、事務所後輩の鈴木亮平が大河ドラマ『西郷どん』の主演を務めるので、紅白に出場できると思ったけれど落選した旨の発言をするなど、暗に紅白の選考基準を批判していました」(同) 紅白とNHKを否定するような手のひら返しの発言に加え、ダダ下がりの好感度。来年の芸能生活50周年を機に紅白への返り咲きを狙っているとのウワサもある和田だが、これではとてもではないが厳しいというしかないだろう。もっともヒット曲さえ出せばすべては解決するのだが、こちらはもっと難しいか。
あのスキャンダル潰しへの“ご褒美”か? タモリがSMAP宛の直筆メッセージを寄稿した理由
国民的人気グループ・SMAPが昨年12月31日に解散、今月1日からソロ活動に入っているが、メンバーが芸能界で最も慕い、昨年で放送が終了した冠番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の最後の共演者でタレントのタモリがSMAPへの思いを直筆でつづったメッセージが、1日付のスポーツニッポンに掲載された。 タモリは「スマップは立派だよ。小さい時からずっとずっとメンバーみんなで力を合わせて、これだけ長い間、一生懸命走ってきたんだ」「誰でもみんな『ありがとう』という感謝の言葉しかないんじゃないかな」などと、芸能界に残してきた偉大なる“功績”をたたえた。 最後の文章は「先はまだまだ長い。どこでどうなるかは、わからない」と、5人のソロ活動を後押しする形で締めた。 「タモリといえば、大みそかには『紅白歌合戦』にマツコ・デラックスと共に出演。しかし、スタジオ内には入らず、スタジオ外であれこれ“仕掛け”をしてそれをカメラが追うという、首をかしげたくなるような“出演”だった。NHKホールのロビーからの中継もあり、待機していた報道陣たちはSMAPについてのコメントが欲しくてNHKサイドに掛け合ったようだが、タモリサイドはNG。スポニチにメッセージを寄稿しているのに、コメントを出せるはずがなかった」(芸能デスク) では、なぜ、スポニチのみにメッセージを寄稿したのか? その理由は、同じ事務所に所属する女子アナの、昨夏のスキャンダル報道に起因していたようだ。 「昨年8月末、日刊スポーツが、タレントの有吉弘行と、フリーアナ夏目三久の交際・妊娠を報じた。夏目はタモリと同じ田辺エージェンシー所属で、彼女を寵愛していた事務所社長が激怒。さっそく、日刊のライバル紙のスポニチに夏目アナの反論を掲載し、見事に“火消し”に成功した。その際の“ご褒美”として、今回の直筆メッセージ寄稿となったようだ」(芸能プロ関係者) 毎年、元日にはそれなりのスクープを入れてくるスポニチだが、SMAPに関しては世間の関心度が高かっただけに、今年はタモリの直筆メッセージが、これ以上ないスクープとなったようだ。
リハ不足は明らか……グダグダ演出連発の『紅白』戦犯は、やっぱりSMAP?
昨年大みそかに放送された『第67回NHK紅白歌合戦』の、謎の演出やグダグダ感が大きな波紋を呼んでいる。 挙げればキリがないが、映画『シン・ゴジラ』とのコラボ企画や、ピコ太郎の過剰出演に加え、スペシャルゲストとして出演したタモリとマツコ・デラックスの使い方にも大きな疑問が残った。 さらには、番組終了直前の紅組と白組の「勝敗」の決め方も物議を醸した。視聴者投票と会場投票では大差で白組が勝っていたにもかわらず、審査員とふるさと審査員の票で、最終的には紅組が勝利した。事前に番組で勝敗の決め方がきちんと説明されていなかったため、視聴者のモヤモヤが募ってしまった。 ひと昔では考えられなかったような失態の連続に、芸能関係者は「すべての原因はNHKの準備不足ですよ。あまりにずさんで、おそまつでした。台本も企画もリハーサルも、きちんと詰め切れていなかった。とても公共放送とは思えない準備の悪さに、NHKのお偉いさんも苦笑いを浮かべてましたよ」と明かす。 また、その準備不足に陥ってしまった陰には、NHK側の見通しの甘さもあったという。 「NHKはA級戦犯ですが、SMAPも隠れた戦犯ですよ。NHK側は直前までSMAPが出演する方向で考えていた。それが出演しないことになり、大慌て。SMAPとのコラボレーション要員だったタモリが、宙に浮いてしまった。それで苦し紛れで考えた意味不明な演出が、ブラタモリ風のマツコとのコラボレーション。本番ではSMAPのために15分ほど時間を空けていた。そんなこともあって、リハーサルも台本もSMAPありきで用意していたからバタバタになってしまっていたんです。もう少しSMAP側がNHKに結論を早く出してあげてれば……変わっていたのかもしれません。結局、今回の紅白は出演していないSMAPのための紅白だったわけです」(同) そんな状況にもかかわらずNHKの制作局エンターテインメント番組部長は紅白を総括し「これまでに無い企画を設定しました。更に大ヒット映画とのコラボや、タモリさん、マツコ・デラックスさんを始めとする豪華な顔ぶれにゲスト出演頂くなど、視聴者の皆さんに歌以外でも楽しんでいただける工夫を凝らしました。その結果多くの方々に支持された紅白になったと思います」とノーテンキなコメントを発表して、周囲を唖然とさせている。 反省すべき点は、反省し今年の紅白では、締まりの良い番組に戻してもらいたい。謎だった『投票結果|第67回NHK紅白歌合戦』
「渡辺直美と同じ扱いなら出ない」『紅白』でピコ太郎が“ゴネ太郎”化していた!
昨年大みそかに東京・渋谷のNHKホールで行われた『第67回NHK紅白歌合戦』で、千葉県出身のシンガーソングライター・ピコ太郎が、不自然なほど頻繁に登場した。 ピコ太郎は、ビヨンセに扮した女芸人・渡辺直美とともに紅白史上初の企画だった「紅白 HALFTIME SHOW」に参加。世界的に大ヒットした「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」をパフォーマンスすると、さらに新曲「ポンポコリンポンペン」の一部まで披露し、前半戦最後を締めくくった。 その後の映画『シン・ゴジラ』とのコラボレーション企画では、ゴジラが渋谷を襲うという場面で、ピコ太郎が「私に任せてください」と登場。合唱団を引き連れて、ベートーベンの「第9交響曲」との合体。再度、「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」を熱唱した。さらには、番組冒頭からオリエンタルラジオ率いるダンス&ボーカルユニット・RADIO FISHの中田敦彦と額をつけて睨み合うなど、険悪ムードを演出、盛り上がりにひと役買っていた。 このピコ太郎の紅白異常頻出について芸能関係者は「もともと『ハーフタイムショー』だけの出演予定だったんですが、ピコ太郎さんが『俺が渡辺直美と同じ扱いじゃ嫌だ。そんな形だけなら出ない』とゴネたんです。それで、NHK側と何度か話し合いの場が持たれて、ゴジラの企画でも急遽出ることになったんですよ」と解説する。 中田との一触即発のプロレスを演じることも、紅白のリハーサル期間中に決まったことだったという。 「そもそもピコ太郎さんの紅白出演は、NHKが早々にオファーしていたにも関わらず、そういった事情もあって出演が決まったのは直前となった。それで発表されたのは12月22日になってしまった。今回はピコ太郎のゴネ得。ゴネ太郎になったからなんです」(前出の芸能関係者) 2016年は奇跡的な大ブレークを果たしたピコ太郎だが、普通に考えれば最初で最後に紅白出場になるのは間違いない。最大の売り時で、ゴネて交渉するピコ太郎のどん欲さに、感服するしかない。『第67回NHK紅白歌合戦 夢を歌おう』より
『紅白』リハでNHKとマスコミが一触即発! おマヌケ「ルーフステージ」が「観客から見えない」「撮影にもジャマ」
大みそかの『第67回NHK紅白歌合戦』のリハーサルが行われた東京・渋谷のNHKホールで一触即発のバトルが勃発した。 NHKは、今年の紅白の舞台を「巨大な雪のかまくら」に見立て、さまざまな趣向を凝らして例年にないセットをつくり上げている。その中で目玉となっているのが、紅白史上初めての試みとなる、2階席の前に鉄骨で組まれたセット「ルーフステージ」だ。 ところがこの「ルーフステージ」に関して、大問題が発生した。例年は2階席の所定の位置で新聞、雑誌、ネットなどのカメラマンが撮影、取材をしていたのだが、ルーフステージができたため、撮影に支障が出る状態になってしまったという。 「1階のメーンステージを撮影しようとすると、どうしてもルーフステージの手すりが写真に映り込んでしまうんです。カメラマンは、直前までまったく聞かされていなかったので、頭を抱えていますよ」(芸能関係者) そんな事態になり、各社のカメラマン約20人ほどが集まり紅白リハーサル3日目の30日、NHK職員に改善できないかとお願いにいったのだが……。 「NHK側は、つれない態度で『これは決まったことなので、変更はもうできません』の一点張りだったようです。カメラマンが『改善のために一緒にホールを見て、代替案がないか考えましょう』と提案しても、あえなく却下。NHK職員のあまりにそっけなくひどい対応に、声を荒らげるカメラマンもいて、リハ後のNHKホールのロビーは一時騒然としていたようですよ」(同) 「ルーフステージ」をめぐっては、審査員席からだとメーンステージしか見えないという問題が生じ、今回から審査員席がステージ下手側の司会者が立つ位置の隣に移動となった。これで、審査員はメーンもルーフステージも両方を見渡せることとなったが、1階にいる他の観客は当然、メーンステージしか見ることができない。このままでは、高い倍率をくぐり抜けて観覧に当選した観客からも、クレームが出るのは必至だという。 観客との一体感を出すために行われた紅白のセット改革だったが、それが裏目に出てしまっているようだ。『第67回NHK紅白歌合戦 夢を歌おう』より
不道徳な芸能人は出演NG! 中国版『紅白歌合戦』出演に課せられた条件に「誰も出られない」の声
中国では毎年、旧正月である春節の前夜には、テレビで『中央電視台春節聯歓晩会』、略して『春晩』が全国放送される。日本のNHK『紅白歌合戦』のようなもので、家族でこれを見ながら新たな年となる春節を迎えるのが一般的だ。 来年の春節は1月28日なので、『春晩』の放映は27日。『春晩』は紅白に分かれての歌合戦形式ではなく、歌あり、コントあり、漫才あり、ダンスあり、寸劇ありと、バラエティに富んだ演目となっている。そして日本の『紅白』同様、年末のこの時期になると、誰が出演するのか、誰が司会を務めるのかが話題となる。 報道によると先日、中国中央電視台は出演者についての最終審査を行い、そのリストを確定したという。今回、重視したのが、芸能人たちのイメージについて。素行に問題がある芸能人は、『春晩』への出演を禁止にしたというのだ。 中央電視台では今後「3つのNG」原則を立てることとし、その3つとは「低俗で世俗に迎合した演目はNG」「格調高くない演目はNG」、そして最後が「道徳的な問題を起こしたタレントはNG」となっているという。 この「道徳的な問題を起こしたタレント」というのは、過去に麻薬を使用したり、ケンカ騒動を起こしたり、不倫をしたりしたタレント、人気はそれほどなのにギャラが高いタレントのことで、これらはすべて『春晩』への出演が禁止となった。 どのタレントが街頭するのかは明らかにされていないが、ニュースを見たネット民たちは、この決定に疑問の言葉を投げかけている。 「“道徳的”の基準はなんだ? 誰が決めるんだ?」 「『春晩』は一家そろって気楽に見るもので、道徳的模範を審査するもんじゃないだろう」 「素行に問題のないタレントだけにしたら、出られる人が誰もいなくなっちゃうじゃん」 麻薬を使用したタレントはともかくとして、スキャンダル知らずのいい子ちゃんタレントばかりの番組など、話題性もなく面白みがない。このところ視聴率が年々下がっているといわれる『春晩』だが、コンプライアンスの強化により、さらに見る人が減ってしまうのではないだろうか? (文=佐久間賢三)現在の『春晩』は、5時間ほどの放映で広告収入が5億元超(約80億円)にも上るという
新垣結衣、ピコ太郎らも『紅白』に“出演” 視聴率獲得に向け、なりふり構わぬNHK
大みそかに『第67回NHK紅白歌合戦』を放送するNHKが、高視聴率をゲットすべく躍起になっているようだ。 それもそのはず、昨年の視聴率は、第1部(午後7時15分~8時55分)が34.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2部(午後9時~11時45分)が39.2%とイマイチ。第2部の視聴率に至っては、1989年に2部制となって以降、最低。88年以前の1部制の時代には50%を割ったことは一度もなく、事実上、史上ワーストだった。それだけに、今年はなんとしても巻き返しを図りたいところだ。 残念ながら、年内で解散するSMAPのサプライズ出演は露と消えたが、出演歌手以外でも、あの手この手で視聴率獲得作戦に打って出ている。タモリとマツコ・デラックスのゲスト出演は既報の通り。さらに、ゲスト審査員として、新垣結衣、高畑充希、草刈正雄、大谷翔平(日本ハムファイターズ)、伊調馨(リオデジャネイロ五輪女子レスリング金メダリスト)、秋本治(漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』作者)、春風亭昇太(落語家)、辻沙絵(リオ・パラリンピック陸上銅メダリスト)、萩野公介(リオ五輪・水泳金メダリスト)、村田沙耶香(芥川賞受賞作家)の10人が出演することが決まった。 NHK連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』でヒロインを務めた高畑や、大河ドラマ『真田丸』で活躍した草刈らは当然として、かなり異質な“選出”となったのが、新垣だ。来年3月にオンエアされる特集ドラマ『絆~走れ奇跡の子馬』にヒロイン役で出演するが、これまでNHKドラマに出演経験は一度もないため、かなり違和感を覚える。新垣が審査員に選ばれた理由は、言うまでもなく、主演したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)のヒットであり、相手役を務めた星野源が白組から出場するから。星野は同ドラマの主題歌ともなった『恋』を歌うことが決まっている。そこで、社会現象ともいえる広がりを見せた“恋ダンス”を、星野と新垣との共演で披露させようとの算段。それが実現に至るかどうかは明らかになっていないが、他局でヒットしたドラマに便乗しようというのだから、NHKはなりふり構わぬ姿勢だ。 さらには、企画枠でピコ太郎の出演も決定した。ピコ太郎は午後8時55分にニュースが入る前の前半戦終了時に、「紅白 HALFTIME SHOW」と題して、ビヨンセに扮した渡辺直美と共演する。 本来なら、歌の競演であるはずの『紅白』が、もはや「なんでもあり」の娯楽番組と化した印象が否めない。民放の裏番組のラインナップはパッとしないが、それが追い風になるか? 果たして、どこまで視聴率を伸ばせることやら。これで昨年を下回り、史上最低をさらに更新するようだと、目も当てられない。 (文=田中七男)『NHK 紅白歌合戦』番組サイトより
新鮮味がまるでない大みそか『紅白』の裏番組 今年も日テレ『ガキ使』の圧勝が確実!?
今年も残すところあとわずかとなったが、毎年、お茶の間の視聴者の大きな楽しみのひとつが、大みそか夜のテレビ番組だ。 やはり、多くの視聴者が興味を持っているのは『NHK紅白歌合戦』。ただ、昨年の視聴率は、第1部(午後7時15分~8時55分)が34.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2部(午後9時~11時45分)が39.2%で、1989年に2部制となって以降、史上最低となり、人気下降の傾向が垣間見える。 今年は和田アキ子、藤あや子、伍代夏子、細川たかしらのベテラン勢が落選し、宇多田ヒカル、欅坂46、KinKi Kidsらが初出場。NHKはマンネリイメージの脱却で、視聴率上昇をもくろんでいるようだ。 “アンチ紅白派”にとっては、民放の各番組が気になるわけだが、テレビ東京以外は昨年と同じラインナップとなり、まるで新鮮さに欠ける。 今年で11年目となる日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 大晦日年越しスペシャル』(午後6時30分~深夜0時30分)は、「絶対に笑ってはいけない科学博士24時!」の企画で勝負。昨年は「絶対に笑ってはいけない名探偵24時!』で、第1部(午後6時30分~9時)が17.8%、第2部(9時~深夜0時30分)が15.3%で、『紅白』裏の民放で、6年連続トップの座を守った。 6年目を迎えたTBS系『史上最大の限界バトル KYOKUGEN 2016』(午後6時~11時35分)は、魔裟斗 vs 五味隆典の夢の対決、プロボクシングWBA世界フライ級王者=井岡一翔 vs 同級暫定王者=スタンプ・キャットニワットの王座統一戦を生中継。その他、田中将大vs前田健太の「極限コントロール対決」も“売り”。さらに、FCバルセロナから、リオネル・メッシ、デニス・スアレス、ネイマールが参戦。メッシ&スアレスは中村俊輔&遠藤保仁と、ネイマールは岡崎慎司とサッカー対決を行う。 昨年は、第1部(午後6時~7時)が8.8%、井岡の試合などを中継した第2部(7時~10時)が7.7%、魔裟斗 vs 山本“KID”徳郁をオンエアした第3部(10時~10時52分)が9.0%、その試合後のインタビューやエンディングを織り込んだ第4部(10時52分~11時35分)が4.6%とイマイチで、どの時間帯も1ケタ台。2013年には井岡の試合で14.5%の高視聴率をマークした実績もあるだけに、なんとしても2ケタ台を記録したいところ。 テレビ朝日は3年目となる『くりぃむVS林修! 年越しクイズサバイバー2016』(午後6時~深夜1時)をオンエアする。昨年は『紅白』の放送が始まる前の第1部(午後6時~7時)こそ10.0%をマークしたが、第2部(7時~9時)が7.0%、第3部(9時~11時45分)が5.6%、第4部(11時45分~深夜1時)が7.3%で、1ケタ台。企画自体に変わりがあるわけではなく、過度な期待はできそうにない。 例年、『紅白』の裏で、爆死が続いていたフジテレビは、2年連続で、『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND PRIX 2016 無差別級トーナメント2nd ROUND&FINAL ROUND』(午後6時~11時45分)を、前年より1時間も枠を拡大して中継。昨年は、第1部(午後7時~8時45分)が5.0%、第2部(8時45分~10時30分)が7.3%、第3部(10時30分~11時45分)が3.7%と低調だった。 気になる主要カードは、目玉だったミルコ・クロコップ vs ヴァンダレイ・シウバが、シウバの欠場により吹っ飛んでしまい、ミルコ vs キング・モー、バルト vs 高阪剛、川尻達也 vs クロン・グレイシー、所英男 vs 山本アーセン、山本美憂 vs アンディ・ウィン、桜井“マッハ”速人 vs 坂田亘といったところ。唯一“一般受け”すると期待されていた神取忍 vs ギャビ・ガルシアに至っては、神取の肋骨骨折による欠場、練習パートナーであった堀田祐美子が代役で出場と、まさに緊急事態。昨年以上の視聴率が取れるかどうかはもはや論外で、「これ以上の変更がないよう対応したい」という榊原信行実行委員蝶のコメントがあまりにもむなしい。 昨年、『仰天パニックシアター~まさかの瞬間ビビる108連発大みそかSP!~』とボクシング中継の2本立てだったテレビ東京は、『仰天パニックシアター』に代わって、『ウソのような本当の瞬間!30秒後に絶対見られるTV~大みそかは、世界の果てでお風呂に入ろうSP』(午後7時~9時30分)を放送。6年連続となる『大晦日ボクシングスペシャル THE BEST OF BEST』(午後9時30分~11時30分)も中継する。 『ウソのような本当の瞬間!』は火曜午後6時55分からオンエアされているバラエティ番組で、おもな出演者は伊集院光、高橋茂雄(サバンナ)、ハライチ。正直レギュラー放送でも視聴率が取れていない同番組が、他局に対抗できるとは思えない。昨年から夕方に移動した『年忘れにっぽんの歌』を『紅白』の裏に戻したほうが、よほど数字が取れると思われるのだが……。 ボクシング中継は例年、堅実に5%前後を取っていたが、昨年は3.7%止まり。今年も内山高志と田口良一のW世界戦を中継するが、なんとしても5%は死守したいだろう。 昨年とまるで代わり映えせず、新鮮味がない大みそか『紅白』の裏。これでは、『ガキ使』の民放7年連続トップは確実のようだ。 (文=田中七男)『NHK 紅白歌合戦』番組サイトより









