ソフトバンクモバイルは4月21日から、スマホ向けの新料金プランをスタートする。「VoLTE時代の新定額サービス」とうたっているが、落とし穴がいくつかあるので注意が必要だ。 新しい料金プランは、S/M/Lパックの3種類から選べる。大きな特徴としては、音声通話を一定回数追加料金なしでかけられるという点。Sパックなら、3分以内の通話を月に50回までかけ放題。M/Lパックなら、5分以内の通話を月に1000回までかけられる。パケット通信も含まれており、Sパックが2GBまで、Mパックが7GBまで、Lパックが15GBまでとなる。 価格は、Sパックが5,980円、Mパックが6,980円、Lパックが9,980円。パックと言っている割には、それに加えて月額利用料がかかる。通常契約で1,960円/月、2年契約でも980円だ。さらに、通話時間が3分もしくは5分を超えた場合は、30円/30秒の超過料金がかかる。パケット利用量も超過分は100MB当たり、100~250円の料金が発生する。 孫正義社長は、通話のリミットを超えそうな場合はかけ直せばいいと言っているが、用件のある電話の場合、そんなわけにもいかない。長電話をする人にとっては、明らかな値上げとなる。場合によっては、SkypeやLINEなどの無料通話サービスの検討も必要になるだろう。 また、パケット料金も要チェック。Mパックは従来のiPhone料金プラン通り7GBまで利用できるが、Sパックは2GBと少ない。動画を見たら、あっという間に到達してしまう量だ。しかも怖いのが、超過分に自動で課金されてしまう点。Sパックなら100MBごとに250円かかってしまう。通常は、容量オーバーを認識して利用する人はいないはず。Wi-Fiを使っているつもりで、LTEに接続してしまい、ニコニコ動画やYouTubeを見まくってしまうことのほうが多いだろう。そんな時に、青天井で課金されてしまうのは危険だ。 従来は、容量制限をオーバーすると、接続速度が128kbpsに制限されていた。これはこれで厳しいが、少なくとも料金が加算されることはなかった。新しいプランでもこの機能は用意されているのだが、なんと月額300円の有料オプションになっている。 試しに、料金をシミュレーションしてみよう。Mパックの場合、6,980円+基本料980円+ネット接続料300円+オプション300円=8,560円となる。iPhoneの従来プランでは6,434円と、明らかに高くなっている。5分までの通話が無料でできるとはいえ、あまり電話をかけない人にとっては2,000円もの値上げになる。この上げ幅は無視できないレベルだ。 Sパックの場合でも値上げになるのに、パケット通信料2GBは少なすぎる。Lパックならデータ通信量に余裕があるが、パック料金だけで9,980円は高すぎる。しかも、現在直近3日間に通信量が1GBを超えると、速度制限がかけられる。今のままの制限だと、計算して使いまくっても、15GBに到達しない可能性があるのだ。 ソフトバンクらしからぬ強気の値上げプランだが、一体どうしたのだろうか? KDDIの田中孝司社長は、類似プランを出す予定はなく、ソフトバンクの新プランについては「あれ高いよね」と言っていた。ドコモに至っては、6月からスマホの利用料金を値下げすると発表している。SIMフリー端末と組み合わせて超低価格で運用できるMVNOの人気も高まっている。ソフトバンクは4月21にまでに詳細をホームページで発表するとしているが、このままであれば大規模なユーザーの流出が発生しかねない。パックとうたうなら基本料も含め、危険度が大きい青天井システムではなく、速度制限オプションを無料で標準設定にした上、料金据え置きくらいのことをしていただきたいところだ。ソフトバンク公式サイトより
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「ネタなのかマジなのか……」“自称”ひろゆき登場で、2ch転載禁止騒動が新たな局面へ
ヲタ系ITライターと日刊サイゾー新米編集者が、ここ最近、ネットで話題になったいろいろな出来事について語るコーナーです。
■4月1日は、ネット全体がエイプリルフールネタで大盛り上がり
ITライター・Dr.T 春ですな~花粉の季節ですな~。
新米編集者・アキ いきなりうれしそうな顔で、嫌なこと言わないでくださいよ……Dr.Tは元気そうですね……。
Dr.T 僕は春になるといつも、鼻毛が伸びるスピードが3倍になるよう自己暗示をかけているからね!
アキ キモい!
Dr.T ……そのツッコミは愛を感じないからやめて。さぁ、そんなこんなで4月。4月といえばエイプリルフールだよ。
アキ ウソをついてもいい日ですよね。でも学生ならともかく、社会人には関係なくないですか?
Dr.T いやいや、リアル社会はそうかもしれないけど、ネットの世界は毎年エイプリルフールネタで大盛り上がりしているんだよ。特に近年増えているのは、企業同士がコラボレーションするネタだね。たとえば、auはデアゴスティーニとコラボして「週刊『スマホを作る』を創刊」というネタを実施。スマホの部品が毎号ひとつずつ届いて、10年で完成するんだってさ。
アキ 面白いですね! でもデアゴスティーニって、たまにエイプリルフール並みの付録をつけてくるような……。
Dr.T ま、まあそこはおいといて。ほかにもリクルートの求人誌「フロム・エー」は、何かと話題のファッション誌「メンズナックル」(ミリオン出版)をパロった「パン田ナックル」を創刊! メンズナックルといえば「黒」に関するファッションが中心なので、そこをフロム・エーのCMでおなじみのパンダと組み合わせた形だね。ほら、パンダといえば白と黒だし。
アキ ものすごく細いつながりですね……。
Dr.T ほかにも、女性用TENGAの「iroha」が昨年に引き続き今年も和菓子屋の「倉田屋」とコラボしたり、「週刊少年ジャンプ」(集英社)が「セブンティーン」(同)をパロって「週刊ジャンプティーン」になったり、全部見ていたら一日終わってしまうくらいのネタが各企業からわんさか、4月1日限定でリリースされたんだ。アキちゃんが好きなBL出版社のリブレ出版も、最強の攻めキャラを決める「BL-1 GRAND PRIX 2014」を開催していたよ。
アキ わー! それは見たかった……。にしても、なんかエイプリルフールって、すっかりネットのお祭りになっちゃいましたね。別に儲かるわけでもないのにサイトを作り込んだりしてお金もかかっているみたいだし、なんでそんなに必死なんですか?
Dr.T こら! 必死とか言わないであげて! 生々しい話をすると、エイプリルフールにネタサイトを公開すると、それだけでメディアやブログが取り上げてくれるからね。国内の主要なメディアをぜんぶカバーできることを考えると、広告宣伝費としては安いもんだと思うよ。もちろん、担当者が楽しんでやっているだけってところもあるだろうけどね。
アキ なるほど……でも個人的には、4月1日に届いたプレスリリースが本当かどうかややこしくなるんで、ほどほどにしてほしいです!
Dr.T た、たしかに4月1日に重要なお知らせを出したい企業にとっては、迷惑な話かもね……。
■2ch転載禁止騒動にひろゆき氏を名乗る人物が介入、新たな展開を迎える Dr.T ちょっと前から話題になっている2chまとめサイト転載禁止騒動だけど、ここへきて、さらにややこしい事態になっているみたい。 アキ 何かあったんですか? ……というか、今までの経緯を忘れちゃったんですけど、私。 Dr.T えっと、簡単にいうと、2chの書き込みを転載して編集していた「2chまとめ」と呼ばれるブログがネットにはたくさんあるんだけど、今まで転載を容認していた2ch側が書き込みの転載を禁止したことで波紋が広がっていたんだ。転載できなければ2chまとめブログは成り立たないからね。 アキ そういえばそうでしたね。もう騒動が始まってから1カ月以上たつし、そろそろ落ち着いたのかと思っていました。 Dr.T 結局、2chはほぼ全面的に転載が禁止されたんだ。これを受けて、2chまとめブログはそれぞれ方針を変更しているみたいだよ。たとえばTwitterをまとめたり、オープン2ちゃんねるという2chライクな掲示板の書き込みをまとめたりね。ところが、4月1日になって、本家2chの元管理人であるひろゆき氏を名乗る人物から不穏な文書が発表されたんだ。 アキ これ以上ややこしい話になると、私がついていけなくなるんですけど……。 Dr.T まあ聞いてよ。それによると、現在の2chはレンタルサーバ会社に“乗っ取られた”状態だというんだ。ひろゆき氏を名乗る人物はこの事態に対して法的措置を取る可能性があるとしているんだけど、この文書が発表されたのが4月1日だったこともあって、そもそも「ネタなのかマジなのか」もわからなかったし、「本当にひろゆき氏なのか」もわからない状態なんだ。 アキ うーん……もう何が本当で、何がウソなのかもわからないですね。「ウソはウソであると見抜ける人でないと掲示板を使うのは難しい」ってやつですね! Dr.T それも、ひろゆき氏の言葉だよね。この2chの動きに対して、ひろゆき氏を名乗る人物は「2ch.sc」という新サイトを6日頃立ち上げると予告していたんだけど、一瞬だけオープンして、すぐに閲覧不可状態になっているよ。いったい裏で何が起きているのか、表に出てくる情報だけでは判断できないのがもどかしいね。 アキ 早く決着してくれないと、次のコミケに間に合わないんですよねえ……。 Dr.T えっ!? 描こうとしていたの? この流れでBLを!?
■ライフネット生命の岩瀬社長のブログが炎上 Dr.T 火事と喧嘩は江戸の華、ウソと炎上はネットの華ってことで、この春も新しい炎上案件がやってきましたよ。 アキ もう炎上は、おなかいっぱいです……またTwitterですか? Dr.T いや、今度は企業の社長ブログ、それもライフネット生命の岩瀬社長のブログが炎上したんだ。 アキ ライフネット生命って、TVCMもやってる生命保険会社ですよね。 Dr.T うん、ライフネット生命はうまくネットを使いこなしている企業という印象だったから、今回の炎上には驚いたよ。発端になったのは、岩瀬社長が4月1日に自分のブログに掲載した「入社2日目の明日から試して欲しいこと」という記事だよ。その中で岩瀬社長は、「毎朝、定時より30分前にきっちりした身なりで出社し、新聞を読んでなさい」と新入社員にアドバイスしたんだ。 アキ アドバイス自体は、そんなに珍しい内容ではないような……。 Dr.T 別にしょうゆ瓶を鼻に入れたわけじゃないし、これ自体は個人の考えということなら別に非難されることではないと思う。ただし、岩瀬社長の場合はライフネット生命という会社の社長という立場があるから、ちょっと話がややこしくなるんだよね。ネットでは「ブラック企業寄りの考え」として批判の声も上がっていたよ。 アキ うーん、ブラックとまでは思わないけど、サービス残業を奨めているようには見えるかもですね……。 Dr.T これだけならまだよかったんだけど、実はこの2日後、岩瀬社長は「あれはエイプリルフールネタでした!」と後付けで種明かしをしたんだよね。ネットではこういう行動を“釣り宣言”と呼ぶんだけど、これが火に油を注ぐ結果になってしまったみたい。で、結局岩瀬社長はさらにその後、この“釣り宣言”のほうの記事を丸ごと消して謝罪する羽目になったんだ。 アキ なんか、やっていることが全部裏目に出ちゃった感じですね。 Dr.T まさにそうなんだよね。ネットの扱い方に長けたライフネット生命という企業の、それも社長でも、こうやって炎上することがあるんだから怖いよね。 アキ Dr.Tが炎上しそうになったら、お知らせしてくださいね。私、巻き込まれないように連絡を断ちますから! Dr.T いや、そこは助けてよ! (構成=Dr.T) ●Dr.T 24時間ネットをウォッチするヲタ系ITライター。チキンなのでネットの揉め事には参加しない。好きな食べ物はガリ。 ●アキ ネットのコアなニュースに疎い新米編集者。よく天然といわれるが自覚はない。ちょっぴり辛口で、BLが好きな腐女子。ライフネット生命 社長兼COO 岩瀬大輔のブログより
MNPのキャッシュバックが終了! 今後のキャリア選びは長期契約が基本になる!?
3月16日、携帯キャリア各社が行っているMNP(携帯電話番号ポータビリティ)の高額キャッシュバックキャンペーンが終了した。一時期は、MNPを利用して契約キャリアを変更すると4万円前後もらえ、条件によっては1台当たり10万円という店も登場。本来であれば、新規の契約が増える3月に終了せざるを得なかったのは、政府の指導が入ったためだ。 総務省は2007年に「1円携帯」を規制した。本来であれば5~10万円する端末を、販売店がキャリアからの報奨金を原資に、割り引いて販売していたためだ。当然、報奨金は通信料金に上乗せされ、長期利用者ほど損をするため不公平感が出ていた。とはいえ、この規制により、各キャリアはキャッシュバックを採用。意味がないどころか、状況を悪化させてしまったという背景がある。 16日までは、MNPをうまく活用すると、毎年最新端末を購入してもほとんどコストがかからないといった状況が発生していた。複数回線を使い回し、利益を出している人さえいたのだ。一般ユーザーの多くは、端末を購入したら2年以上は使い続ける。これでは、長期契約ユーザーから不満が出るのは当たり前だ。キャリア側も当然、この事態を把握していたが、ライバルキャリアがサービスを行っている以上でやめるわけにはいかず、チキンレースが続いていたのだ。総務省からの指導は、キャリアにとってもほっとするところだったことだろう。 現在、超高額のキャッシュバックは中止されているようだが、31日までは各キャリアともに2万円前後のキャッシュサービスを続行している。買い替えを考えている人は、やはりこの時期は見逃せないのだろう。とはいえ、その後は一段落するはずだ。 今後は、長期契約ユーザーへのサービスが徐々に充実していくと予想されている。端末や料金プラン、企業イメージなどで、お気に入りのキャリアを選べばいいだろう。その際、有力候補になりそうなのが、MVNOだ。 MVNO(仮想移動体通信事業者)とは大手キャリアの通信回線を利用し、独自ブランドで通信サービスを提供する事業者のこと。自社で大規模な設備や人員を抱える必要がないため、料金設定が格安になっているのだ。今のところは、ITに詳しい人の2台目といった用途で利用されており、それほど普及していない。しかし、これからは状況が変わりそうだ。MNPのキャッシュバックに規制が入れば、毎月のコストに目が行くようになる。すると、大手キャリアの半額以下、プランによっては3分の1程度のコストに抑えられるMVNOの人気が高まることは確実。もちろん、大手キャリアほどのサポートはないので、通信プランの速度制限や利用端末といった情報は自分でチェックする必要がある。今後は今まで以上に、キャリア選びに悩むことになりそうだ。 (文=柳谷智宣)ドコモオンラインショップのキャッシュバックキャンペーン
鳥山明は狙ってた!? 『ドラゴンボール』、「イマジナリーライン」解説ブログが大賑わい
ヲタ系ITライターと日刊サイゾー新米編集者が、ここ最近、ネットで話題になったいろいろな出来事について語るコーナーです。 ■Googleの検索結果ページのデザインが変更され、大混乱 ITライター・Dr.T 前回、佐村河内守氏の件を取り上げたけど、今はもうネットも世間一般的にも小保方晴子さんのコピペ問題一色になっちゃったね。 新米編集者・アキ 話題性的にはすっかり食われちゃいましたね、佐村河内さん。本人的には、話が早めに流れて「ラッキー!」なんでしょうか。それとも「話題を横取りしやがって!」って気分なんでしょうか。 Dr.T それは、本人のみぞ知るところだけど……記者会見でも逆ギレしていたみたいだし、小保方さんの件が落ち着いた頃に、また何か話題が出てくるかもね。 アキ 佐村河内さんと小保方さんの話題を交互に食べていくだけで、今年はおなかいっぱいになれそうですね! 佐村河内さん、小保方さん、佐村河内さん、小保方さん……ご飯と漬物みたいな関係ですね! Dr.T どんな例えだよ! だからまぁ、小保方さんの話はあえてやめておこう。ここでは、もっとネットに限定した話を取り上げていくよ。まずはネットといえばこれ! 「Googleの検索結果ページのデザインが変更されちゃった問題」(http://wakarukoto.com/?p=8880)だ! アキ 長いですよ! つぶやきだって140文字制限の時代ですよ! 短縮してくださいよ! Dr.T ……スマン。ええと、もうそのままの内容なんだけど、Googleで検索した結果を表示するページが、超久しぶりに変更されたんだよね。文字サイズが大きくなって、リンクのアンダーラインが消えたのが主な変更点かな。 アキ なんでまた変更したんですか? 飽きた? Dr.T そんな理由でホイホイ変えられたら困るんだけどね。どうやら、スマホでの検索結果表示とデザインを統一していくのが狙いみたいだね。確かに、いまやネットはスマホからアクセスする人のほうが多い時代だから。 アキ じゃあ今回の変更は、良いことじゃないですか。何が混乱したんですか? Dr.T ところがどっこい。検索結果で出てきたページのタイトル表示が「…」だけになるとか、みたいなHTMLタグが表示されてしまうとか、Googleにしては珍しいバグが発生してしまったんだ。一般社会的にはどうでもいい話だけど、ネットで商売をやっている人にとっては死活問題にもなりかねないからね。 アキ うわー……大変なんですね。確かに、私もお気に入りのBL本のタイトルで検索して「…」とか出てきたら、「何か強い圧力で消されたの!?」ってなると思います。 Dr.T ま、今はそのバグも修正されて落ち着いてきたみたいだけど、今回の出来事でGoogleだってネットのいち企業にすぎないんだってことを、あらためて実感したね。もはや、空気みたいな存在になりつつあったから。 アキ ネットメディアもGoogleに首根っこ押さえられているみたいなところありますもんね! Dr.T それは言わないで!
■ニュースアプリ「Gunosy」がリニューアルでユーザーから酷評される Dr.T 「Gunosy」って知ってる? アキ ぐのしー? なんですかそれ。新しいゆるキャラですか? Dr.T 違うよ! スマホアプリで、毎日ニュース記事を届けてくれるんだ。2011年からスタートしたサービスなんだけど、つい最近大きなリニューアルを行って、これが大不評なんだよ(http://appllio.com/20140308-4953-reasons-gunosy-changing)。 アキ リニューアル後の画面に、ユーザーが慣れてないだけじゃなくて? Dr.T それくらいならよかったんだけど、Gunosyはコンセプトも大きく変えてしまったんだ。元はユーザーの興味に合わせてチョイスしたニュースを配信するアプリだったんだけど、今は「一般ニュース」のほうを充実させてきているんだ。 アキ つまり、「僕だけのぐのしー」が「みんなのぐのしー」になってみんな激怒! ってことですか? Dr.T 合ってるような違ってるような……。ま、とにかく、一般ニュースを配信するアプリなんて腐るほどあるわけだから、Gunosyの強みが薄れてしまったのは事実かもしれないね。ただ、GunosyにはGunosyの狙いがあるわけだから、今後の展開に注目といったところかな。 アキ ユーザーを納得させるようなサービスになるといいですね! Dr.T なんか他人事だなぁ。
■漫画関連のニュースやブログがバズる Dr.T この2週間くらいは、やたらと漫画関連のニュースやブログがバズっていたね。たとえば一般的なニュースだと、『黒子のバスケ』脅迫事件の初公判が行われて、渡辺博史被告が犯行動機を語ったみたい(http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20140313-00033522/)。 アキ 長く続いていた脅迫問題ですね。 Dr.T そっちの話は暗くなるのと、まだ決着がついていないのとで、なんとも言えないかな。あとは創作寄りの話だと、『ドラゴンボール』の読みやすさについて書かれたブログ記事がバズっていたよ(http://nikaidorenji.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html)。 アキ 確かに、『ドラゴンボール』って読みやすいんですよね。 Dr.T 鳥山明が狙って描いていたのかどうかは別にして、「左が未来で右が過去」という意見にはハッとさせられたね。詳しくは該当のブログ記事を参照してほしいな。あと、読みやすさといえば、イマジナリーラインの解説記事もバズってた(http://iharadaisuke.hatenablog.com/entry/2014/03/12/200406)。 アキ コマ割りひとつでこれだけ奥が深いのが、漫画のすごさですよね~。そういえば、私の好きなBL漫画でも……。 Dr.T (無視しよう……)最後は漫画とはちょっと違うけど、イラストレーターの中村佑介さんによるイラスト講座(http://togetter.com/li/641475)。Twitterでイラストレーターを目指す人たちに講座を開いていたんだけど、これがめちゃくちゃ詳しくて参考になると評判になっていたよ。はっきり言って、お金を取っていいレベルだと思う。 アキ へ~どれどれ……ホントだ! これすごいですね! めっちゃわかりやすいです! 次はぜひ、裸体の男性の描き方について講座を開いてほしいです! Dr.T……それはちょっと無理なんじゃないかな。 (構成=Dr.T) ●Dr.T 24時間ネットをウォッチするヲタ系ITライター。チキンなのでネットの揉め事には参加しない。好きな食べ物はガリ。 ●アキ ネットのコアなニュースに疎い新米編集者。よく天然といわれるが自覚はない。ちょっぴり辛口で、BLが好きな腐女子。
被害者が続出! 欺しアダルトサイトの計略にはまって、個人情報がダダ漏れに
アダルトサイトを見ていて、再生ボタンを押した途端に「会員登録されました! ○万円払ってください」などと表示されることがある。初めて見た人は驚くのではないだろうか。つい最近も、知人の女性から相談を受けた。 「iPhone エロ」といったキーワードで検索し、見つかったサイトで動画を再生しようとすると、いきなり「有料会員登録完了」と表示されて、3~10万円ほどの請求金額が表示されたのだ。さらに、目立つところにクーリングオフや契約抹消、退会希望といったリンクが用意されている。アダルトサイトを見ていたことを誰にも知られたくない人は焦ってしまい、退会手続きを始めてしまう。実は、これが相手の思うツボなのだ。 ウェブを閲覧しているだけで、個人情報を引き出されることはない。IPアドレスという、ネットワーク上の電話番号のようなものは記録されるが、IPアドレスから個人情報を引き出せるのは警察経由のみ。詐欺をする輩がアクセスできる情報ではないのだ。そこで、彼らはなんらかの方法で個人情報を得ようとする。この手口が、またよく練られているのだ。 「誤操作で登録してしまった人は23時間以内に連絡をください」 「登録から3日までは解約料金は○円ですが、4日目以降は○十万円かかります」 「滞納者は、規約に則って訴えます」 といった文言が並んでいる。ご丁寧に「このウェブページは違法サイトではありません」と書いてあることも。そして、極めつきの脅し文句が、金を払わないなら「自宅」や「勤務先」に連絡する、というもの。恋人や親にバレたくないとか、会社に言われたら恥ずかしいなどと考えて、金額はともかく、なんとかしようとして連絡してしまう人がいるのだ。 相談してきた女性も、すぐにメールでキャンセルを申し込んだ。そうすると、「メールの情報だけでは解約できないので、電話をかけてくれ」という返信が届く。一刻も早く安心したい女性は電話をかけたが、そこで「○○さんですね」と本名を言われて、恐怖でパニックになり電話を切った。そして、筆者に相談の連絡をよこしてきたのだ。 前述の通り、ウェブページが表示されただけでは、そこにどんな脅し文句が書かれていようと、相手は何もできない。しかし、メールを送ってしまうと、メールアドレスと、その発信元として登録している名前が相手に表示される。電話をかけたときに名前を呼ばれたのは、これが理由。そして、電話をかければ、電話番号も渡ってしまう。しかも、リンクから電話をかけると、ご丁寧に「186」が付けられ、電話番号が相手に強制表示されてしまうのだ。本名と電話番号、メールアドレスがそろうと、やる気になれば本人特定は可能になる。そのため、できれば最初から無視するのが正解だ。 もし、メールや電話をしてしまっても対処は同じ。まずは無視すること。相手からのメールや電話番号はすべて拒否する。見知らぬ電話番号からかかってきても出ない、といった具合だ。もちろん、女性にも同じアドバイスをした。すると、相手からすぐにメールが届いた。 文面には、この女性の名前が書かれており、「強制執行の手続き」に移行するという。すでに住所をはじめとする個人情報は入手済み、という脅し付きだ。繰り返しになるが、もちろんこれはウソ。住所は直接伝えない限り、相手にわかるわけがない。そうこうしていると、もう1通メールが届く。相手は毎回送信アドレスを変えているので、着信拒否が効かないのだ。今度のメールは、女性名を名乗り、打って変わって丁寧な口調になっている。その上で、「ユーザー登録されたので、お金を払ってくれ」と説得してくる。文章の隅々まで気が配られており、悪知恵の働かせぶりにはほとほと感心する。 女性はこれ以上メールを受け取りたくないようなので、アドレスを変更することを薦めた。これで、迷惑メールは来なくなる。電話が来るようならまた別の対処をすべきだが、結局これで終了した。電話が来るようなら着信拒否。それでも別番号でかけてくるなら警察に相談すればいい。 ネット詐欺は、とにかく無視するに限る。少々ひっかかっても、無視でOK。詐欺師は、数万人に一人でも手間をかけずに振り込んでもらえれば御の字なのだ。失敗した! と思ったら、脊髄反射で傷口を広げるようなことをせず、深呼吸して落ち着くことが肝心だ。 (文=柳谷智宣)イメージ画像
佐村河内氏のネタ動画が大フィーバー! ネットユーザーの関心は、世間一般とは微妙にズレている!?
ヲタ系ITライターと日刊サイゾー新米編集者が、ここ最近、ネットで話題になったいろいろな出来事について語るコーナーです。
■2chまとめブログ転載禁止騒動 ITライター・Dr.T 2月から3月にかけてネットで話題になった騒動といえば、2chまとめブログ転載禁止騒動だろうね。3月2日から3日にかけて「ニュース速報(VIP)」「なんでも実況J」という2大人気板の内容が転載禁止になり、その後もほかの板に次々と波及していったんだ。 新米編集者・アキ 2chまとめブログって、2chの書き込みをまとめているブログですよね? よく見ます。えっ、転載禁止になったんですか? ていうか、そもそも許可をもらっていたんじゃないんですか? Dr.T まだ騒動は収束していないから、なんとも言えないかなぁ。まとめブログのファンと2chのユーザー自体は必ずしもイコールではなかったし、まとめブログが広告で儲けていることをよく思っていなかった2chユーザーも多かったんだ。実際、これまでにも、2chユーザーとまとめブログとの間には大きな衝突が何度もあったし、1年前には5大大手サイトが元管理人のひろゆき氏から名指しで転載禁止を言い渡された事件も起きてる。2chまとめブログと2chの関係は、今まですごく微妙なバランスの上に成り立っていたものだったんだよ。 アキ 切っても切れない深い関係にありながら、時に憎しみ合う……複雑ですね。いいBLが描けそうです! Dr.T (……スルーしよう)で、それと関連があるのかないのかは不明だけど、2chまとめブログを手軽に更新するためのツール「2chまとめビルダー2」が「諸般の事情で販売を終了」したみたい。 アキ え、じゃあ本当にこのまま2chまとめブログはなくなってしまうんですか? Dr.T まだわからないよ。というのも3月7日に、2chの新管理人とされるジム・ワトキンスさんが「まとめブログを停止させるつもりはなく、協力していきたい」というコメントを出しているんだ。これには反発する2chユーザーも多くて、この騒動はまだ当分続きそうだね。 アキ 私の妄想のネタも、まだ当分はなくならないってことですね!
■佐村河内守氏の記者会見がニコニコ動画で動画のネタに Dr.T ここ数週間で世間を一番騒がせたのは、佐村河内守氏のゴーストライター騒動だよね。ネットでも彼の話題で持ち切りだったけど、ニコニコ動画ではほかと少し違う盛り上がり方をしているみたいだよ。 アキ 違う盛り上がり方? Dr.T たとえば「佐村河内裁判 前半(1/2)」という動画では、人気裁判ゲーム『逆転裁判』の証言台に佐村河内氏が立ったら……というネタで盛り上がっていて、再生数は50万件を超えているほどなんだ。投稿タイミングが記者会見の直後で絶妙だったからか、ランキングでも1位を取っているね。 アキ 佐村河内氏にナルホドくんが「異議あり!」とかやるわけですか! 私、二次元×三次元もいけますよ! Dr.T いや、そのセリフは出てこないけど……後半の動画を楽しみにしている人も多いみたい。ほかにも『進撃の巨人』の主題歌「紅蓮の弓矢」を替え歌にした「【進撃の聾人】 聞けんの耳や 【オープニングテーマ】」なんて動画も投稿されていて、佐村河内氏はすっかり動画の“素材”になってしまっているね。 アキ っていうか、「佐村河内守」でタグ検索すると、250件以上も動画が出てくるんですけど……えっ、もしかしてこれぜんぶ『真夏の夜の淫夢』!? Dr.T なんでだよ! いや、確かにそっち系の動画もあるけど……ってかアキちゃん見てるのかよ! アキ ……って思ったら記者会見の動画が多いんですね。なーんだ。 Dr.T 記者会見はニコニコ生放送でも生中継されたからね。今はテレビで放送するような会見現場にもたいていニコニコ生放送が入るから、一般ユーザーでもノーカットで会見を聞けるのは便利だよね。 アキ あーあ。髪切ってサングラス取ったら、すっかりそれっぽさがなくなっちゃいましたね佐村河内さん。 Dr.T 世間一般的にもそうだけど、佐村河内氏の件は新情報が出てくればネットでももうひと盛り上がりしそうだね。「佐村河内裁判 前半(1/2)」ニコニコ動画:GINZA
■LINEが3つの新サービスで事業展開。早くもスタンプ作りに取りかかる人も…… Dr.T 2月26日に開催されたLINEの新サービス発表会が、IT業界を中心に話題になっているね。 アキ LINEって、あのスタンプとかのLINEですか? Dr.T そう、そのLINE。……って、“スタンプとかの”って何よ。もっとほかに適切な表現があるでしょ。 アキ でも、LINEっていえば、やっぱりスタンプですもん。私もたくさん買ってますよ。 Dr.T まぁ確かに、LINEのスタンプは人気だよね。そのスタンプ、これまでは公式のものしかなかったんだけど、今後は一般ユーザーもスタンプを作って販売することができるようになったんだ。取り分は、LINE株式会社とユーザーで50:50だね。 アキ えっ、50%も持っていくんですか!? Dr.T ……まあ、Amazonの個人出版サービス「ダイレクト・パブリッシング」のロイヤリティが条件付きとはいえ70%であることを考えると、そこそこ持っていくなぁとは思うけどね。LINEというプラットフォームは圧倒的にユーザーが多いわけで、ほかのメッセンジャー系アプリがたとえ同じことをもっと安くやり始めても、売上数を考えたら結局は50%の取り分だろうとLINEでスタンプを販売するほうが儲かるだろうからね。逆に80%くらいLINEが持っていくって言われても、僕は驚かなかったよ。 アキ うーん……でも、イラストレーターさんとかデザイナーさんとか、クリエイターにお金が入る仕組みができるのはいいことですよね。 Dr.T うん。受付は4月からだから、もうスタンプの作成に入っているクリエイターもいっぱいいるね。Twitterなんかを見ていると、一人でのんびり作っている人もいれば、チームを組んでアイデアを出し合っている人もいるし、4月からはもしかしたら“スタンプ長者”が生まれるかもしれないね。 アキ 私は濃厚なBLスタンプが欲しいな~。48手全バージョン入りの! Dr.T どこで使うんだよ! あと公序良俗に反するスタンプは、審査で落とされるから! (構成=Dr.T) ●Dr.T 24時間ネットをウォッチするヲタ系ITライター。チキンなのでネットの揉め事には参加しない。好きな食べ物はガリ。 ●アキ ネットのコアなニュースに疎い新米編集者。よく天然といわれるが自覚はない。ちょっぴり辛口で、BLが好きな腐女子。LINE公式サイトより
なんの落ち度がなくてもSNSアカウントを強奪される!? さらに求められるITリテラシー
1月20日、ある日本人のTwitterアカウントが強奪された。とはいえ、ぬるいパスワードを使っていて不正アクセスされたのではない。犯人はさまざまなソーシャルハッキング手法を使い、脅迫して奪取したのだ。その手口の巧妙さは感心するほど。 被害に遭ったのは、Twitterアプリなどを開発しているNaoki Hiroshima氏。当然、ITリテラシーは高く、英語も堪能だ。それなのに被害に遭ってしまった経緯は「My $50,000 Twitter Username Was Stolen Thanks to PayPal and GoDaddy」(私の5万ドルの価値のあるTwitterユーザー名が盗まれた。PayPalとGoDaddy、ありがとう)というブログエントリーで書かれている。とはいえ、英語な上、難しい内容なので、カンタンに紹介しよう。 Hiroshima氏は、「@N」という、とても珍しいTwitterアカウントを所有している。アカウント名は早い者勝ちなので、いち早く獲得したおかげだ。当然、垂涎の的となり、普段から攻撃を受けたり、勝手にパスワードをリセットしようとしたりされている。中には、5万ドルでオファーが来ることもあるという。Hiroshima氏にとっては日常の光景なので、慣れたもの。すべてスルーしていた。 しかし、1月20日は様子が違った。ランチ中にオンライン決済サービス「PayPal」から、パスワード再発行のメッセージが届く。また、誰かが不正アクセスしようとしているようだが、パスワードがわからなければ被害もない、と放置した。その後、レジストラの「GoDaddy」から「Account Settings Change Confirmation(アカウント設定の変更確認)」というメールが届く。レジストラとは、@xxxx.comのようなドメインを管理するサービス。Hiroshima氏は独自ドメインを取得し、メールやホームページの運用にGoogle Appsを利用しているのだ。 当然、変更した覚えはないので、GoDaddyにログインを試みると、すでに不正アクセス者にパスワードを変更されてしまっている。電話をして対処しようとすると、GoDaddyはクレジットカードの下6桁を尋ねる。しかし、その情報も書き換えられており、本人確認ができず。身分証明書によって本人確認をするように手配すると、確認に48時間かかると言われてしまう。 多くのウェブサービスは、本人確認やパスワードリセットにメールを利用する。メールで利用している独自ドメインを奪取されてしまったので、これらのリセットが可能になったのだ。しかし、ここで犯人がミスをする。ドメインの設定を変更しても、新しい設定でメールを受信するには少し時間がかかるのだ。そのため、いつも使っているメールに、Twitterのリセットメールが届く。Hiroshima氏は犯人の思惑に気がつき、Twitterに登録しているメールアドレスを変更する。その間、犯人はTwitterのサポートページに「パスワードのメールが届かないので、手動で送ってくれ」とあつかましくも投稿した。しかしこれは、Twitter側がさらなる情報を求めたために失敗に終わる。 続いて、Hiroshima氏のFacebookに犯人からメッセージが届く。独自ドメインを奪取したことや、@NのTwitterアカウントを求めていること。今のところはHiroshima氏が運営しているホームページは無事だけど、交換しないか?という内容だ。要は独自ドメインを誘拐し、Twitterアカウントという身代金を要求しているのだ。 GoDaddyからの返信は、登録者ではないので対応できないというもの。ひどい対応だ。そして、犯人からは催促のメールが届く。もうあきらめるしかない。Hiroshima氏はアカウント名を@N_is_stolenに変更し、犯人は@Nアカウントを奪取した。その後、GoDaddyの変えられたパスワードが届き、独自ドメインのコントロールは取り戻された。さらに、犯人は「GoDaddyのアカウントを奪取した経緯を知りたいか?」と聞いてきた。 犯人は、PayPalに電話して、Hiroshima氏のクレジットカードの末尾4桁を入手したという。続けて、GoDaddyに電話し、カードは紛失したが末尾4桁は覚えていると伝える。GoDaddyは本人確認に下6桁を求めたが、電話に出た担当者は何度も残りの2桁を推測させてくれたという。これはもう、ユーザーとしては打つ手がない。お金を扱う決済サービスや資産を管理するドメインサービスの担当者が、たかが電話でうまいことを言われただけで、個人情報をダダ漏れにしてしまうのは想定できない。 この事件の教訓としては、ウェブサービスのアカウントに独自ドメインは使わないほうがいいということ。Gmailアカウントであれば、このような事態は起きなかった。また、どんなアカウントであれ、不正アクセスの可能性はあることを肝に銘じておき、致命的な事態にならないように分散するなり対策を講じておこう。ネットは怖いところ。ITが苦手であれ、詳しいと自負しているのであれ、再確認するべし。 ちなみにブログの投稿が多数の人に読まれたためTwitterが動き、2月26日に特別な計らいでHiroshima氏へアカウントが戻された。ハッピーエンドでほっとした。 (文=柳谷智宣)Naoki Hiroshima (N) on Twitter
有名人も引っかかった!「Mステでおっぱいポロリ」騒動に学ぶ、エロスパムへの対策と対抗策
今月2日、日曜日の午後に「Mステでおっpいポロリ放送事故ww 2chの反応 『まじだったwww』 画像→http://~」といったツイートが投稿され始めた。それが、いつものツイートからは想像もつかないような有名人が投稿したりしているから、大騒ぎに。試しにこのURLを踏んでみると、ニュースアプリへの連携認証画面が開く。ここで、「連携アプリを認証」を選ぶと、ニュースが表示される仕組みだ。落胆してアプリを閉じたユーザーも多いことだろう。 しかし、これには恐怖のワナが仕掛けられていた。アプリ連携を許可する際、「プロフィールを更新する」「ツイートする」といった行為も認めてしまっているのだ。認証画面にはきっちり表示されているのだが、それに気づかず認証してしまった結果、Twitterアカウントから、冒頭のツイートと同じ文章が投稿されてしまったのだ。 有名人にとっては、目の前が真っ暗になる衝撃だろう。実際、フォロワーからの指摘で初めて気づいた人も多い。たかがポロリ画像を見たくらい、男性としてはどうということもないのだが、普段まじめで偉そうなことを言っていたり、ITリテラシーが高いことを自負している人にとっては、恥ずかしいことこの上ない。案の定、アンチがいる人ほど大きく取り上げられ、炎上している。 この手の被害を防ぐには、アカウントを切り替えるしかない。フォロワーが多ければ多いほど、普段使いは別のダミーアカウントを利用すべきだ。アカウント切り替えを忘れそうなら、異なるアプリを使えばいい。メインアカウントは公式Twitterアプリ、ダミーアカウントはほかの無料アプリといった具合だ。そちらなら、極論をツイートしようが、怪しいアプリに連携しようが構わない。FacebookやほかのSNSも同様だ。アプリを連携する際、投稿を許可する場合は、覚悟が必要なことを肝に銘じてほしい。 ちなみに、この連携は必ずしも「Mステでおっpいポロリ放送事故」ツイートだけが感染源ではない。ほかの文面で引っかかっている人もいる。投稿内容は恥ずかしいが、必ずしもおっぱいポロリに興味を持ったと断言できるわけではないのだ。そのため、今回はリカバリーが楽。「スパムを踏んでしまった」と、普通に言えばいいのだ。一番対処がうまかったのが、水道橋博士氏。「スパムなるへんなものを踏んでいたようです。ご迷惑をお掛けしてスイマセンでした。処理しました」と、潔い。糸井重里氏は「日曜日の午後に、なんとアブナイことをしていたのだろうか。『Mステで』ではじまるツイートのワナに、じぶんがはまってました。さらにそこから波及してご迷惑をおかけした方々、もうしわけございませんでした」と、どストレートに謝罪。好感度高く一発で騒動を収められるが、ネット上に情報がずっと残ってしまうのが痛いところだろう。 リカバリーでいただけないのが、自分は何もしていないとか、アカウントの管理を怠っていたなどの陰謀論。責任転嫁もうまくない。認証したのは自分なのだから。あるミュージシャンは「なんか変なんツイートしたことになってる... 即刻削除したけど... ( ^(o)言^(o); )<こわーーー!」とツイート。男らしくないし、ITリテラシーの低さも露呈してしまった。 SNSのメインアカウントでは怪しいアプリと連携しない、ということと、リカバリーは責任転嫁せずシンプルに、というのが今回の騒動の教訓だろう。イメージ画像(「足成」より)
冷蔵庫が迷惑メールの送信に悪用される!? 「スマート家電」が抱える、今後の課題
2013年末から、スマート家電から大量の迷惑メールが送信されている。統合型メッセージサービスを提供する「プルーフポイント」によると、10万以上の家庭用機器が被害に遭い、75万通以上の迷惑メールが送信されたという。PCやスマホではなく、インターネットに接続しているテレビや冷蔵庫といったスマート家電が踏み台にされているため、注目を集めている。 スマート家電とは、さまざまな家電をインターネットに接続することで新たなサービスを提供しようというもの。冷蔵庫であれば開閉回数をカウントしたり、外出先から冷蔵庫内の映像をチェックして重複買いを防ぐといったことが可能になる。エアコンであれば、帰宅途中に動作させて帰るころに暖かくしておくとか、乾燥機のフィルターが目詰まりする前に掃除するようメールが来るといったことが可能。家電の利便性を高め、付加価値を付けるために、今後はどんどん広がっていくことだろう。富士キメラ総研の調査によると、2017年のスマート家電市場は7兆4610億円規模になる目算だという。 しかし最近では、スマート家電が持つセキュリティリスクが取り上げられるようになってきた。冒頭で述べたように、冷蔵庫などが迷惑メールをばらまく足がかりにされてしまうのだ。PCやスマホであれば、ユーザーがセキュリティ対策を取ればいいのだが、家電だと限界がある。こうした家電への不正アクセスに対し、“個人情報が詰まっているわけではないので、問題はない”と考えるのは早計だ。 迷惑メールの踏み台になっているだけとはいえ、犯罪に利用されれば警察に踏み込まれる可能性も出てくる。すぐに疑いが晴れればいいが、昨今の捜査事情を見ていると、冤罪の可能性も拭い切れない。また、スマート家電に不正アクセスされれば、冷蔵庫の中身から使っている電気代、在宅しているかどうかまですぐにわかってしまう。その機器が無線LAN機能を備えているなら、将来ネットワーク上にあるデータを送信されてしまうという被害も出るだろう。 さらに怖いのは、スマート家電に不正アクセスすると、PCなどとは異なり、物理的な被害を与えることができる点だ。イタズラで家電全部を稼働させ、電気代を跳ね上げさせることなどもできる。誰かがトイレを利用している時に、ウォッシュレットから冷たい水を放つことも可能だ。炊飯器やエアコンを誤動作させることができれば、火事だって起きかねない。 事はそれだけにとどまらない。大量のスマート家電をハックしている人間が、同時に炊飯器や暖房の電源を入れたらどうなるだろう? 規模にもよるが、大規模停電だって引き起こしかねない。スマート家電のセキュリティは、PCやスマホなどと同様に重要なのだ。 PCと違って、ユーザーが行える対策は多くない。できることといえば、製品マニュアルに従って、きちんと運用したり、自宅で使っているルーターのセキュリティ設定を見直すといった程度。ネットにつなぐということは、利便性を得る代わりにリスクを抱えるということを把握しておいたほうがいい。デジタル愛好者である筆者でさえ、家の家電すべてをネットにつなぐのはまだ怖くて実現できていないのだから。 (文=柳谷智宣)イメージ画像(「足成」より)
「気がつかず、自動更新されている場合も」偽セキュリティソフトによる被害が多発中!
ネットを閲覧していると、突然「スパイウェアが検出されました!」とか「あなたのPCはクラッシュ寸前です!」と表示されることがある。無視すればいいのだが、その下に表示されている「セキュリティソフトを無料ダウンロード」ボタンをクリックしてしまう人がいる。セキュリティソフトを入れると、システムのチェックが行われ、数百件のトラブルが報告される。そして、有料のセキュリティソフトを購入するように誘導されるのだ。しかし、購入しても特に状況は変わらない。加えて、事あるごとに広告が表示されるようになる。 もうお分かりの通り、これは詐欺。昔ながらの「点検商法」の変形版だ。セキュリティソフトとしての機能など備えず、そもそもその前のシステムチェックからして適当な数字を表示している。まず、エラーで不安にさせて、無料ダウンロードで釣り、ウソの分析結果でさらに不安にさせてお金をだまし取ろうとしているのだ。 自分はだまされない、と思っている人ほどあっけなく引っかかる。例えば、無料ダウンロードのボタンをWindows風にしたり、マイクロソフトのロゴを隣に表示したりして、信頼させようとする。チェック結果は、本物のセキュリティソフトのUI(ユーザインタフェース)を真似して、レジストリエラーやアクティブXのエラーなどをそれらしく表示する。とはいえ、お金を払う段階になって、画面を閉じようとする人もいるだろう。そうすると、さらに脅してきたり、50%オフにしますと引き留めにくる。ここまでくると、狡猾すぎて、感心してしまう。 価格は1000~2000円と手頃なので支払ってしまう人が多く、詐欺に気がついてもあきらめがつく価格だ。しかし、それで被害が止まるわけではない。なんと、この手の支払いは年間自動更新になっていることが多い。つまり、毎年勝手に引き落とされていくのだ。来年気がつけばいいが、発見できないと、たかられ続けることになる。さらに、海外サイトの契約を解除するのはとても面倒で、踏んだり蹴ったりだ。 以前は、この手の詐欺は英語だけだったのだが、今では日本語に完全対応。日本語が怪しい詐欺ソフトもあるが、多くはよくできている。対応策は、信頼のできるセキュリティソフトを入れること。トレンドマイクロやシマンテックといった有名メーカーの製品を選ぼう。無料がいいなら、マイクロソフトが「Security Essentials」というセキュリティソフトを公開している。Windows 8なら、標準で同梱されている。 くれぐれも、突発的に舞い込んできた広告経由で、怪しいプログラムをPCにインストールしないようにしてほしい。ましてや、どんな名目であれ、お金を支払う前には徹底的に調べてほしい。上記のトラブルも、ちょっとGoogleで検索すれば詐欺ということがわかるはず。普段の心がけが重要だ。 (文=柳谷智宣)この画面が出たらご用心!(イメージ画像)














