“卒業”から1年8カ月……松下唯が語るソロデビューまでの道のりとアニサマへの思い

yuimatsushita.jpg  名古屋・栄を拠点に活動する人気アイドルグループの1期生であり、月刊「サイゾー」の連載でもお馴染みだった二次元同好会【編註:同グループのアニメ・マンガ・ゲーム好きのメンバーによって結成された同好会】の初代会長としても活躍しながら、「足の病気の治療に専念したい」として、2011年9月30日に惜しまれつつも卒業した“ゆいみん”こと松下唯。そんな彼女が、卒業から約1年半の時を経て、念願のソロデビューを達成! 5月22日にリリースされるデビューシングル「Shooting Star」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)に対する思いや、“ソロ歌手・松下唯”として活動していく今後の展望などについて聞いてきた。 ──まずはソロデビューおめでとうございます! 松下唯(以下、) ありがとうございます! 連載の収録ではお世話になりました。もう2年くらい前になりますかね……? ──そうですね。松下さんが卒業される半年前くらいに収録したので。当時から「ソロ歌手になりたい」という気持ちはあったんですか?  実はもともと前のグループに入った時から、「将来的にはソロのアニソン歌手になりたい」と思ってはいたんですよ。ただ、あいりん(古川愛李)も同じくアニソン歌手志望で、取材とかで将来の夢について聞かれた時に「答えが被っちゃうのはマズいかも」と思ったら、なかなか言い出せなくて……。 ──え? 古川さんは2期生ですよね? 後輩なんだしそこまで気を遣わなくても……。  いえ、気を遣っていたわけじゃないんです。あいりんはグループに入る前にアニソン歌手のオーディションを受けたりしていたし、入った当初から「アニソン歌手になりたいです」とはっきり口にしていて、そこで「私も~!」と被せるのは何か微妙じゃないですか(笑)。でも、ちょいちょい小出しにはしていたんですよ。「平野綾さんみたいになりたいです」とか言ってみたり。 ──平野綾さんが目標ということは、ゆくゆくは声優業にも進出を?  声優さんのお仕事もできたらいいなって思います。ただ、やっぱり一番の夢はアニソン歌手として活躍できるようになることで、平野綾さんに関しても声優よりアニソン歌手として目標にさせていただいているんですよ。あと、アニメ『Fate/Zero』(TOKYO MXほか)の主題歌などを歌われているLiSAさんも大好きで、あんな風にかっこいい曲調のアニソンが歌いこなせるようになりたくて。その思いをレコード会社のスタッフさんたちにお伝えして、作っていただいたのが「Shooting Star」なんです。 ──確かに「Shooting Star」は王道のアニソンサウンドで、いかにもアニメの主題歌に起用されていそうな感じですよね。拝聴して改めて思ったんですが、松下さんって見た目は物すごく華奢で、声も普段は可愛らしい感じなのに、歌声は太くてかっこいい。そのギャップが素敵です。  ありがとうございます。グループにいた頃から歌うとビックリされることが多くて、「Innocence」という曲でソロパートを歌った時も、メンバーやファンの方から「え、ゆいみんってこんな声出るの!?」って(笑)。私の普段のイメージでいうと、3曲目に収録されている「LOVE MONSTER」が一番近いかもしれないです。すごくポップな曲調なんですけど、レコーディングではキャラソン【編註:声優が演じているキャラクターに扮して歌っている曲】を意識して、もうノリノリで歌わせていただいたので。 ──「LOVE MONSTER」は歌詞も松下さんっぽいな……と思ったら、作詞をされているんですね。どうりで!  そうなんですよ! あらかじめ「おてんば娘みたいなイメージで」という設定をいただいてはいたんですけど、今まで作詞なんてしたことがなかったので、最初にマネージャーさんから「書いてみて」と言われた時は、「いやいや無理ですよ、ド素人ですよ!」って抵抗しちゃいました(笑)。それで始めてみたら、やっぱり難しくて。音とフレーズをきっちり合わせなきゃならないし、その中で伝えたいことを表現するには、どんな言い回しとか言葉を選んだらいいんだろうとか……ほんとに試行錯誤しながら書きましたね。でも、結果的にスタッフさんたちから「面白い!」とか「ライブで盛り上がりそうだね」と言っていただける曲に仕上がったので、頑張って良かったなと思います。 ──こうして松下さんがひとりの歌手としてスタートを切れたことは、今もグループに現在も在籍しているメンバーの皆さんにとっても、すごく励みになりそうですね。  そんな存在になれていたとしたら、とても嬉しいです。実は卒業してから、メンバーとはなんとなく連絡を取らなくなっちゃって、疎遠になっていた時期もあったんですけど、最近またLINEを通じて頻繁にやり取りするようになって。ソロデビューが発表になった時は、(松井)玲奈とか(斉藤)真木子とか、たくさんのメンバーが「おめでとう」とメッセージをくれたんです。(大矢)真那からも「私は唯ちゃんの歌がすごく好きだから、ソロデビューが決まって嬉しい!」とメールが届いたりして、私のほうこそ励みになりました。 ──まさに“持つべきものは友”ですね。では、最後に、今後の展望について教えてください。  まずはアニメのタイアップ曲を歌えるようになること。そして、一人前のアニソン歌手として認めていただけるようになったら、アニメロサマーライブ【編註:毎年夏に開催される世界最大級のアニソンライブイベント】の舞台に立ちたい──。今の私からしたら、大き過ぎる夢かもしれませんけど、「夢はでっかく!」と思って(笑)。実現できるように頑張ります! (構成/アボンヌ安田) ■松下唯(まつした・ゆい) 1988年、福岡県生まれ。2008年に、名古屋発の人気アイドルグループの1期生メンバーとしてデビュー。怪我をした足の治療に専念するため、11年に同グループを卒業。12年より、活動を再開した。 オフィシャルブログ『Yui♡Love』(http://ameblo.jp/rakudachan-y/「Shooting Star」 デビューシングルとなる今作は、初の作詞にも挑戦。身長150センチの小柄でかわいいゆみんとはギャップを感じさせる、アニソン調の楽曲と強い歌声をぜひ聴いてほしい。収録曲は、「Shooting Star」をはじめ、 「Rigel」「LOVE MONSTER」。 発売日:5月22日 価格:1269円 発売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ

バトル系マンガの名作に学ぶ"サクサク進むこと"の大切さ

アイドルと学ぶ"二次元作品"魅惑の世界──。アニメ、マンガにゲームまで、SKE48の舞台裏講座が開講です! [今月の教材] 『幽☆遊☆白書』
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──9回目にして、ついに二次元同好会の会長であるチームSの松下唯さんにお越しいただきました! 記念すべき今回は、今年1月より冨樫義博先生の『レベルE』(テレビ東京)のアニメが放送開始されたことに絡め、先生の代表作『幽☆遊☆白書』(共に集英社)、通称『幽白』について語っていただきます。 松下唯(以下、) 会長を名乗っておきながら申し訳ないんですが、私、『幽白』よく知らないんですよ......。アニメ放送時にチラチラ観ていた記憶はあるんですけど、幼かったので内容を覚えていなくて。それに基本的には女性向けの作品が好きなんですよね。「ネオロマ」【1】とか。 古川愛李(以下、) お! ウチも最近、「ネオロマ」の作品について勉強中なんですよー。声優の小野坂昌也さんが『ネオ アンジェリーク』シリーズに出ているので。 中西優香(以下、) 小野坂さんって、あいりん推しじゃなかった?  そうなんです。それもあって、小野坂さんにハマり始めました。 ──なんて現金な......。平松さんは『幽白』、ご存じですか? 平松可奈子(以下、) 知ってますよ! 明治時代のお話で......。  違う! それは次回のテーマの作品だよ!(笑)  あ、間違えた。『幽白』は妖狐【2】って人が犬夜叉に似てるやつか。 ゆいみんと同じでアニメは観てたけど、ちっちゃい頃だから記憶が......。  私たち、リアル世代ではないもんね。私もアニメのほうはよく覚えていないんだけど、マンガを読み返して思ったのは、『幽白』はテンポの速さがいい。バトルを軸にしたマンガだと、ひとりの敵との戦いを長く描き過ぎて、「中だるみしちゃってるな」って感じることも多いけど、『幽白』はわりとサクサク決着が付くの。意外と、全部で19巻しかないし。  アニメが3年くらい続いていたせいか、もっと長そうなイメージがありますよね。
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