ソニー系列のSNSサイト「PLAYLOG」が2週間のアクセス障害 参加アーティストも大激怒!

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『PLAYLOG』トップページより
 ソニー・ミュージックエンタテインメントが中核となり設立された、株式会社レーベルゲートが運営する人気音楽SNSサイト・PLAYLOG。このサイトが7月16日から2週間にわたってアクセス不能となっていたことが分かった。同サイト公式サイトで17日に「PLAYLOGサービスのサーバシステムに重大な障害が発生し、現在 PLAYLOGサービスのご提供を停止させていただいております。ご利用の皆様には、長時間にわたり大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」と謝罪。だが、1週間を経ても改善されず、「サーバシステムのストレージに障害が発生しており、現在、復旧のための対応を鋭意継続しております」と釈明。30日にようやく復旧し、次のように報告した。 「長期に渡るサービスの停止はお客さまの画像データが記録されているストレージの障害により発生し、できうるかぎりの復旧に努めてまいりました。しかしながら、お客さまによっては障害の影響から一部画像が表示されない、もしくは機能が正常に動作しないといった不具合が発生する可能性がございます。(中略)サービス停止が長期に渡ってしまったのは、皆様の貴重な画像データが復旧作業中の二次障害により消失することがないよう、慎重な作業を行ったためです。本日に至るまで予断を許さない作業が続き、本日午後に復旧作業の目途が立ちました。そこからは、一刻でも早いサービスの再開に向けて作業を行ってまいりましたため、事前に皆さまへご案内を行う猶予がございませんでしたことを重ねてお詫び申し上げます」  実に2週間もの時間を経て、復旧されたPLAYLOG。今回のアクセス不能騒動について、あるインターネット関連雑誌の記者は次のように明かした。 「PLAYLOGには、ソニー・ミュージックエンタテインメント所属アーティストやそのスタッフがオフィシャルブログを開設しています。過去には氣志團、チャットモンチー、Crystal Kayらがブログを綴り、現在もPUFFYの大貫亜美、渡辺満里奈、大江千里、RHYMESTERや、YUI、郷ひろみ、真心ブラザーズらのスタッフらのブログも掲載しています。スタッフダイアリーながら、アーティスト本人のコメントや写真も頻繁に載せられているため、ファンには見逃せない内容となっています。一般のユーザーは、日記やコミュニティ機能のほか、自分がパソコン上で再生した音楽の履歴をアップロードし、自分のアカウント上に表示させる機能もあります。今回アクセス不能となったことで、mixiやTwitterなどで、PLAYLOGユーザーが状況を確認し合うという奇妙な状況が繰り広げられました。中には同サイトを見限るユーザーの書き込みも散見され、ユーザー離れが進んでいるようです」  そんな中、2週間のアクセス不能にはアーティストやその関係者も憤慨。緑川伸一のソロユニットとして知られるミドリカワ書房は次のように明かした。 「いや、長げーだろうよPLAYLOG!『潔く腹を切れ!』『暴れん坊将軍』はラスト15分さえ見れたら満足する俺さ。マツケン強すぎんだろ、つって。まるでブルース・リー。『余の顔を見忘れたか』かーっこいいー!」  独特な表現で怒りを表現したミドリカワ書房。また、RHYMESTERのスタッフも次のようにコメントしている。 「まるっと2週間のサーバー不具合でした。あのフェス、このフェス、こんなに言いたいことがたくさんあった時期に、ふざけんじゃねえぞサーバーよー」  一方、大江千里は復旧を喜び、以下のように綴った。 「こういうサービスもサーバーかコンテンツの容量かいろんなしろうとにはわからない込み入った理由できっと大変だったんだろうね。復活祝! こういうふうに文明の利器が予告なしにぱたっと途切れると、精神的「糸電話」がぷつっと切られたみたいな妙に不安な気持ちにもなるね。今後、『森のみなさん』(編註・ブログ読者)にはそういうときにも、no problem!っと笑っていられるよう、別邸のanother blogのアドレスをここに改めて紹介しときますね」  大江はPLAYLOGの不安定さに、別のブログやTwitterを使用していることを明かし、リンクを貼った。大手ブログサービスが数時間メンテナンスを行うのは通例だが、2週間ものアクセス不能はサイト自体の信頼性を削ぐ結果となったようだ。かつては多くのアーティストがブログを開設したPLAYLOGだが、西野カナ、ノースリーブス、声優でもある戸松遥、豊崎愛生らが次々に別のブログサービスに移行してしまっている状況。ユーザーのためにも、再発防止に万全を期してもらいたいものだ。 (文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>)
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電子書籍なのに手売り販売? ウワサの「電書フリマ」で電子書籍の最前線を体験レポート

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 「2010年は電子書籍元年」と言われ、Amazon kindleやApple iPadなどの電子ブックリーダーが次々に登場。国内でも出版社や印刷会社などが電子出版の取り組みに本腰を入れ始めた。また、佐々木俊尚氏の『電子書籍の衝撃』(ディスカヴァー21)等、関連書籍も軒並みヒットしている。  だが、kindleはまだ日本語対応しておらず、iTunes Book Storeに並ぶ書籍の数はまだ紙の出版物に比べものにならないほど少数というのが実情。コンテンツの少なさに、せっかくiPadを買ったのに「何に使えばいいか分からない」といった声も聞く。 そんな中、大手流通をまったく介さない、電子書籍の「対面販売」という手法が編み出され密かに注目されている。このシーンをリードしているのが、大人気パズルゲーム『ぷよぷよ』の生みの親でもある米光一成さんが率いる有志団体「電子書籍部」(以下電書部)だ。  5月23日に開催された第10回文学フリマで電子書籍15点を販売し、5時間で168人に1,453冊を販売するという驚異的な数字を叩き出した。これは、「一点数十冊売れれば上出来」という文学フリマの常識を覆す販売数である。  何かが確実に変わり始めている。そう感じずにはいられなかった筆者は、7月17日に開催された世界初の「電書フリマ」に参加してみた。  朝10時。渋谷駅から約7分、宮益坂上の信号のほど近くに、今回のフリマの会場、レンタルカフェ「ColaboCafe」はあった。入口前には、手書き感満点の看板が。 denshifurima02.jpg  B1Fに降りてみると、約35平米とさして広くない部屋の中は既に多くの人でごった返していた。奥のソファー席前のテーブルには紙に印刷された電子書籍の見本が並べられ、皆熱心に目を通している。客層は20歳前後から壮年の方までさまざま。男女比は同じくらい。ただ、iPhone所有率は高いようだ。  今回は合計64作品が出品(http://densho-z.heroku.com/catalog)。電子書籍関連の内容のものが目立つが、小説、歌集、評論、写真集、マンガとさまざまなジャンルのものがあり、どこか骨董品市のような風情が漂う。  ところで、電書は何で読めるのだろうか? 「PC、Kindle、iPhone、iPadで読めます。iPhoneならStanza(http://www.lexcycle.com/)というアプリで読むのが快適ですよ」  iPadを持った電書部のメンバーが親切に教えてくれた。では、実際に電書を買うまでの流れはどうなっているのだろう? 「まず、あらかじめサイトで取得した電書ナンバーかメールアドレスを教えて頂いて、購入する電書の番号をクリックします。すると、登録したアドレスにメールが届くので、そこから一カ月の間ダウンロードして頂けます」  さっそく、15冊を選んで購入してみた。 「10冊以上お買い上げになると1冊どれでも100円になりますので、15冊で合計1,500円です」  中には500円のものもあったはずなので、とてもお買い得! これはまとめ買いをする人が多いのではないだろうか。しかも、電書だと実際の本と違ってかさばらないという利点もある。ここでは重い紙袋を持つということはないのだ。  早速会場でPCを開いてみると、すでにメールが届いていたのでリンクからすぐにダウンロード。通常のPDFなら問題なく読める。インストールしておいたKindle PC版でもうまく作動した。iPhoneでも、Stanzaを起動させればページ送りなどはスムーズだし、文字の大きさも気にならないレベルだった。  しかし、出品する側にはいろいろな苦労があったようだ。 「タグを何回直してもうまく改行されなかったり、試行錯誤の連続でした」  ミニコミ誌「放課後」メンバーのゆりいかさんは、特にデザイン面で何度もテストを重ねたという。 「見出し部分や、太文字などを制御するのが大変でしたね。詩集も収録しているのですが、縦書きや改行に意味があるものですから、画像で処理しました」  作り手にとっては印刷とは違った技術的な課題がまだまだ残されている、といった声はこのほかにも多く聞かれた。 denshifurima03.jpg    一方、「電書」というスタイルに魅力を感じている作者もたくさんいた。処女歌集『モテる体位』を上梓した佐々木あららさんもその一人。 「何より手軽なのがいいですね。もともと短歌集って既存の出版流通だとそんなに売れないし出せないので、それほどお金がかからずに発表できるのはありがたい。自分みたいに歌集や句集を発表する人が、これからどんどん増えていくといいなと思っています」  今回「この人が目当てで来ました」という声が多かったのが、「コミックバーズ」にて『大東京トイボックス』を連載中のうめさん。特に、諸事情で没になったネームをそのまま公開した『東京トイボツ(没)クス』は、電書ならではのコンテンツと言えるだろう。 「個人的にも好きなネームで、いつか日の目を浴びせたいと思っていたのですが、正式な完成品でもないので、お金を取って売ってもいいのかという疑問がある。そういったモノに、手売りでの電子書籍販売という形が最適だったんですよね。没ネームはたくさんあるので、好評ならまた出します(笑)」  うめさんは、電子書籍によって、これまでの価値観に変化が出てくるだろうと予測する。 「電書は、紙と比べてリスクが少ないので多少雑なコンテンツでも世に出せます。だからこそ、逆の意味で編集という仕事が何なのかが浮き彫りになってくると思います。ボツになったネームの方が売れてしまったとすれば、編集に何か問題があったことになりますし、その逆に編集がスゴかったから売れていた、という作者も出てくるかもしれません」  また、電書部の活動について積極的に参加していきたいと語る。 「電子書籍は大きな話題もたくさん出ていますが、形になっていないしまだ流動的な状態。ならば、早く動いてしまえば自分達の望むように小さなコンテンツでも流通できるような市場に出来るんじゃないか、と思っているんです」  今回の電書フリマの実績は購入者529名・売上部数5,206冊という結果になった。特に、電子書籍を出すノウハウ本やマンガが多く販売されたとのこと。 「AmazonやApple、大手の版元がペットショップの血統書付きの猫だとすれば、僕たちは野良猫。野良猫は野良猫で、しぶとく生きていきます(笑)」  概ね好評だったことに米光さんは満足を感じつつ、「次」を見据えているようだ。 「今回同時多発的に吉祥寺と京都でもイベントが行われました。こういった動きが広がっていけばいい。そのために販売のノウハウも含めてオープンにしたいと考えています。ただ、僕たちは『部活』ですので、気負わずに出来ることをやっていくつもりです」  Twitterの電書フリマのハッシュタグ「#denf717」を見ると、作品の感想やバグの報告などがTLに並んでおり、今も活発に動いている。もしかすると、いままで語られてこなかったこのような有志たちによる小さな動きが、電子出版界の最前線なのかもしれない。 (取材・文=ふじいりょう)
電子書籍の衝撃 衝撃! amazon_associate_logo.jpg
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"知の暴君"日垣隆氏がサイゾーに降臨 Web3.0時代を語る!

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『ダダ漏れ民主主義 メディア強者に
なる!』(講談社)
 USTREAM、YouTube、スマートフォン――。情報ツールの進化と普及で時代は100年に一度の激変期を迎えている。あらゆる情報が縦横無尽に回線を飛び回る中、人は「メディア強者」になるための生き方を強いられ始めた。『ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる!』などの著者、日垣隆氏は、23年前のパソコン通信時代からネットを駆使し、13年前から自身の著作物を電子書籍で販売している「メディア強者」の一人だ。一方、過激な言葉で周囲を挑発し、Twitter上では時に著名人らにもケンカを売りまくる"暴れ者"の一面も合わせ持つ。そんな「知」と「暴」の顔を持つ日垣氏に、メディア強者になるための「ダダ漏れ情報」との接し方、自身と電子書籍との関わり、さらにはTwitterでのケンカ必勝法(?)を聞いた。 ――タイトルの『ダダ漏れ民主主義』は、時代を言い表す象徴的な言葉だと感じます。 日垣隆(以下、日) 密室で審議されている話が一次情報として一般へ直接伝わる時代です。議員会館の食堂で、鳩山邦男さんと与謝野馨さんの会話を、裏で聞いてる上杉隆さんがTwitterでダダ漏らすとか(笑)。密室談合の情報に個人がオンデマンドに接することができる時代ですから、それ自体は是としたいですね。当然、そこにはウソも混じっているわけですが。 ――ウソも混じる大量のダダ漏れ情報を制覇して「メディア強者」になるには、著書『ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる!』の中で「情報の断片を正しく構造化し、自己も日本も世界も相対化する力量」が必要と書かれています。  知識として知っているだけでなく、どこから突かれてもその問題を矛盾なく、平易な表現で説明できるように、問題を自分の中で完全に解き終えておくことです。状況が変化すれば新たな仮説を立てて再度調べ、修正して吸収していく。そういう柔軟な情報の構造化が必要ということです。そのためには自分を絶対化せずに相対化していくことも求められる。それが、タイトルにもある「メディア強者になる」というところにつながるんじゃないでしょうか。 ――メディア強者と言えば、日垣さんはインターネットが日本に普及する前の80年代から、すでにパソコン通信のニフティで情報検索を始めていたとお聞きしています。きっかけは何だったのでしょう。  僕がライターになったのが1987年なんですが、その年にノンフィクションライターの千葉敦子さん(故人)が、『ニューヨークの24時間』(文藝春秋)という本を出された。在米ジャーナリストとしての生活日記なんだけど、彼女はまず朝起きて、パソコンを使い、ワシントンポストやニューヨークタイムスを電話回線を通じて読み、それから国立図書館にアクセスして調べものをして執筆する、なんて書いてある。「なに? 新聞が宙を舞うの?」と思ったわけです(笑)。23年前だから僕も具体的にはイメージできなかったんですが、少なくともそういう事実があることは分かった。 ――事実として知り、具体的にどうされたのですか。  すぐに翌日、ニフティでワシントンポストのサイトにつないで「White Gate」ってキーワード入れたら検索結果がバーっと出てきた。もう、涙が出るくらい感動した(笑)。そうか、こういう時代になるのかと。すべて英語なんだけど、いずれ日本もこうなる。であれば、書いた記事を無料で読まれたら商売が成り立ちませんから、課金をどうするかが第一の課題だなとか、まぁ、暇だった23年前にそんなことを考えていたわけです。 ――その10年後にはすでに電子書籍をビジネスとして展開されています。  13年前に著作物をPDFに乗せて配信を始めました。まだPDFのバージョンが1.0で、作成ソフトが当時は7万円くらいしたと思いますが。メディアとして残るかどうかさえ読めなかったけど。今はiPadやiPhoneでも当たり前に使われていて、こんなに一般化するとは正直思いませんでしたね。 ――『ダダ漏れ民主主義』の中で、「(自身の著作物の)二割はすでに電子書籍になっている」「本にするつもりのない『変わった』ドキュメントをいくつも電子書籍化し、(略)毎日数十点が売れている。自サイト(編集部注:公式サイト『ガッキィファイター』http://www.gfighter.com)での販売なので、印税は一〇〇%」(本文P85)と書かれています。著作物を版元まかせでなく自分で直接売るという発想はいつから?  20年くらい前に同窓会で帰郷したときに、友達と話したら、誰も私が書いた本を知らなかった(笑)。すでに20冊程出していたんですけどね。こりゃダメだと。で、東京に戻ったその日に、往復ハガキで同窓生400人くらいに注文とったら、義理でけっこう買ってくれた(笑)。版元も「紀伊國屋より売れた」と喜んでくれて。それで、著者自身も売らなきゃダメだなと思うようになりましたね。 ――日垣さんの著書は、時代を経ても読み続けられる"寿命"の長さが特徴です。『情報の技術』(97年刊、朝日新聞出版)を最近PDFで配信したところ、10万部以上売れたお話は有名です。拝読しましたが、まだ導入されたばかりの「DNA型捜査」を徹底取材し、大手新聞でさえ犯人と報じていた足利事件の容疑者を「冤罪」と科学的に主張したり、湾岸戦争における衛星の取材を通してカーナビの出現を予言したりと、内容がすべて今、現実化しています。  湾岸戦争は90年7月にブッシュが開戦を宣言するんだけど、実際に戦争が始まったのが半年後なんです。それまで何の動きもなかった。その動きにすごく疑問を持ったので、戦争が終わってから科学技術庁の付属図書館へ行ってデータベースから米軍関係者の論文をかたっぱしから読んだ。そこで分かったのは、ナブスター衛星って最低でも12基上げないと機能しなくて、全機揃わないと夜中に砂漠で米軍が一カ所に集まれないんですよ。そのために12基上がるのを半年待っていたわけです。そういう謎解きをしていく過程で、「動く地図」が実用化できることが分かる。で、「10年、20年先にはナビの中に入っていない街の商店は存在しない日が来るだろう」というようなことを書いたわけです。 ――膨大な取材から導き出された真実というわけですが、日垣さんと言えば妥協のない取材を重ねる完璧なジャーナリストという顔と、やたらケンカを売る"暴君"の顔が浮かびます。  浮かばないでしょ(笑)。そもそも自分からは売らないですよ。売られたら買いますけど。 ――いや、最近は特にTwitterでいろんな方に。しかも勝間和代さんとか佐々木俊尚さんとか、あまり普通の人がケンカを売らない相手にからみますよね。勝間さんには「鼻に正露丸を詰めてる」とかなんとか。  あれはほんの冗談です。ケンカを売ったわけじゃないので。 ――佐々木さんに対しては「2011年にテレビも新聞も崩壊しなかったらジャーナリスト辞めるか」とか、今回の本の中でも、同氏の著作を指して「一冊一冊の賞味期限が半年程度と短く、オリジナリティのなさが特徴」(本文P60)なんて書いてあります。  (微笑みながら)売ってますね(笑)。だって、『電子書籍の衝撃』で「2011年に新聞とテレビが消滅する」って書いて話題になったわけですけど、さっきの"賞味期限"の話で言えば、2012年にその本がはたして読まれているのかって話で。彼は出身母体の毎日新聞に対するルサンチマンがマグマのようにあるみたいで、こと新聞に対しては冷静さを失う。それだと分析も見誤りますよと。勉強になる部分はありますけどね、分かりやすく書いてありますし。 ――ああいうケンカは何か意図があるのですか。また、ケンカの勝ち方みたいなものは? Twitterでは「論争の訓練は今も毎日怠っていません、言論の格闘技プラス科学的根拠のフェアな組み立てと、笑いも重要かと」(7月5日)なんてつぶやいてますが。  意図というか、楽しいので。てか、よく探してきたね(笑)。まぁ、論争というのは智恵を磨く大きな一つの手段なんですね。やってみると自分の弱点に気づくし、そしたらそこを強化する。勝ち方という意味では、笑いという要素はけっこう重用です。笑わすとけっこう勝つ(笑)。Twitterって話題がどんどんズレてくでしょう。ギャラリーも乱入してきて、スピードも速い。15分もすると、経済学者の金子勝さんの議論が"ハゲ問題"に変わってる。ブログや2ちゃんと違って論争の場にもなりにくい。だったら、見世物とは言わないけど、わりとどうでもいいことをせっかく全国規模でやってるんだから、過敏にならずに楽しめばいいんじゃないですか(笑) ――最後に月並みな質問ですが、電子書籍の将来について。ご親交のあるアルファブロガーの小飼弾さんは「紙の雑誌類は10分の1くらいに減る」とおっしゃっています。日垣さん的には?  トレンドとしては弾さんの言う通りだけど、人間の習慣というのは意外にあなどれないと思ってます。今日も銀行に行ったら、窓口に人がたくさん座って待ってる。ATMで全部できるのに。ATMなんて誕生からそろそろ30年経つんですよ。人って便利だからといって一斉に飛びつくものではないですよね。私がネットに触れてからも、普及するまで20年以上は待った。合理性とは違う習慣の部分で、想像以上に時間はかかるという気はしています。 (文=浮島さとし)
ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる! そういう時代です。 amazon_associate_logo.jpg
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政治家の間で広がるデジタル・デバイド!? ネットと政治の関係性を紐解く!

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ニコニコ生放送では、マニフェスト特番や参院選
特番なども放送され好評を博した。
──「日刊サイゾー」で話題のあの記事をただ読む以上に、さらなる知識を知りたいそんなアナタのために、話が100倍(当社比)膨らむ" プレミアム"な記事をサイゾー目線で厳選レビュー!  今月11日に行われた参議院選挙において、比例区民主党より再選を果たした藤末健三議員。ネット上での選挙活動推進派としておなじみの同氏ですが、今回の参議院選では、twitterなどに音声ファイルをアップロードして選挙期間中でも合法的にネットでの選挙活動を行い、注目を集めました。もともと今回の参院選ではネット選挙が解禁となることが期待されていたものの、先月の鳩山元首相退任劇に伴う国会審議の停滞で、同法案が見送られることとなったのは既報の通り。果たしてネット選挙が解禁となっていたら、今回の参院選にどのような影響を与えたのか......。本格的に政治家たちがネットに参入してきた昨今の状況を考えると、また違った結果が出ていたかもしれません。  このように日本においても大きな話題となったネットでの選挙運動ですが、ネットと政治の結びつきはなにも選挙に限ったものではないのです。たとえば国内最大級の動画共有サイト「ニコニコ動画」では、ランキングに「政治」カテゴリーが設置され、生放送では選挙特番を行うなど、政治色の強いコンテンツも充実してきています。ニコニコ動画を運営する株式会社ドワンゴ・ニコニコ事業本部政治担当部長・七尾功氏いわく、こうした動きの裏には、"政治とは生活に直結したものであり、若者にとっても政治が身近なものに変わってきている"という認識があり、ネットと政治がますますその関係を強くしていくことを予感させます。  かねてから"ネット右翼"といった存在や政治的トピックは"炎上"しやすい傾向にあるなど、政治とは切っても切れない関係にあるネットというメディア。そんなネットと政治の関係性をここらでばっちり学んでみてはいかがでしょうか? 日本のネットがいつまでも軽視され続ける理由から、中国、アメリカに見るネットと政治の深~い関わり、新しい世界観「民主主義2.0」が分かる本とは? までご紹介。今後、解禁されることがほぼ間違いなしのネット上での選挙運動を見据えて、ますます緊密になるネットと政治の関係性を今からおさえておいても損はないかも!? 【日刊Pick Up記事】 「ネットだけで5万票取れる!」「次こそ初音ミク解禁」開票直前、藤末健三氏がネット選挙に怪気炎!! (2010年7月10日付) 現場記者の七尾氏が語る! ニコニコ動画が「政治」をやるワケ (2010年7月15日付) ネットは現代に蘇ったアゴラなのか!? プレミアムな記事紹介はこちら↓ 【プレミアムな関連記事】 [レベル1:ネットだから発信できる忌憚なき意見] 「世間の評価なんて期待していない」ブログ市長が「紙」で暴く民主主義の幻想とは!? 2010年2月18日付(日刊サイゾー) 公文書に載ってるような堅苦しい文言よりは心に響くかも。 [レベル2:議員のメディア・リテラシーを憂う] ツイッターで官僚に指示しちゃう!? 議員のお粗末なネット活用術 2010年7月号(プレミアサイゾー) メディア・リテラシー教育が一番必要なのは議員さん? [レベル3:日本におけるネット軽視の現状] 日本のITを殺しているのは、政治か経営者か、IT業界か? 2009年11月号(プレミアサイゾー) 菅さんはtwitterとかやらないけど、興味がないのでしょうか。 [レベル4:海外のネットと政治の関係性──【規制編】] 携帯メールで出頭要請も!? Googleを辟易させた中国ネット検閲の実態 2010年2年12日付(日刊サイゾー) ググれなければ、事件もなかったことに? [レベル5:海外のネットと政治の関係性──【規制編】その2] 一時決着のグーグルvs中国政府 長い目で見た勝者はどちらか? 2010年5月号(プレミアサイゾー) インターネットにも国境の壁があった!? [レベル6:海外のネットと政治の関係性──【開放編】] オバマ勝利の立役者となったのはSNSで集めた小口献金!? 2009年2月号(プレミアサイゾー) 政治資金。タンスからじゃなく、みんなの財布から出てきてます。 [レベル7:マスメディアに対するオルタナティブとしてのネット] 識者たちが指摘するオバマ好き日本人の危険度 2009年4月号(プレミアサイゾー) 日本ではオバマ・フィーバーもすっかり冷めきった模様。 [レベル8:政治家の嘘を暴く市民の目] いきなりの公約破りにネットで批判続出! 民主党が"脱・記者クラブ"を反古に 2009年9月18日付(日刊サイゾー) ネットの大声も世間にはいまいち届いている感もなく......。 [レベル9:ニコニコ動画で広がる対話の可能性] 特別対談 藤末健三(民主党)×山本一太(自民党) 悪いのは、自民か民主か──"怒り"の普天間問題 2010年6月号(プレミアサイゾー) 直接、議員さんにダメ出しだって出来ちゃいます。 [レベル10:ネットに新たな民主主義の萌芽を見る] 批評家・東浩紀が選ぶヤバいくらいためになった本 2010年1月号(プレミアサイゾー) お使いの政治システムは現在有効に機能していません。最新の民主主義にアップグレードしてください。 プレミアサイゾー http://www.premiumcyzo.com/
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man アニメで学ぶ、ネットと政治の未来予想図。 amazon_associate_logo.jpg

"デートができるアイドル"AKBN 0が前代未聞のオーディション開催 生々しいその中身とは?

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AKBN 0公式サイト
 "デートができるアイドル"として5月に始動した、赤羽発の実験的アイドルプロジェクト・AKBN 0(エーケービーエヌゼロ)。赤羽在住の林家ペー&パー子が終身名誉監督を担当し、モーニング娘。、AKB48、アイドリング!!!などの有名アイドルグループに過去在籍したメンバーにもオーディションへの参加を積極的に呼びかけるなど話題を振りまいている。  そんな中、前代未聞の最終公開オーディションが行われることが分かった。かつてない展開を見せるそのグループについて、ある週刊誌記者は次のように明かした。 「赤羽(AKaBaNe)から付けられた名付けられたAKBN 0は、"超低予算アイドル集団"。ペー&パー子師匠のほか、ガッツ石松、井筒和幸、志茂田景樹、春一番らのプロモーションも行っているカンドウプロダクションが手がけています。オーディションには、韓国、香港、台湾からも応募があり、その中から4人が最終公開オーディションを受けることになりました。その選考方法というのが、メンバーのお気に入りのグッズを『Yahoo!オークション』に出品して、2万円以上の入札が入れば合格というもので、生々しい展開を見せています」  AKBN 0のコンセプトは、"会って、話せて、デートができるアイドル"。握手券やミニデート券、グッズ販売などで自ら資金を調達し、活動費を捻出するという。早速、オーディションからその資金調達をヤフオクで行うというゲリラ的な展開を見せているわけだが、その詳細を前出の記者は次のように続ける。 「4人の最終候補者は、公式サイトにそれぞれのコメントと歌が撮影された動画を掲載。"狛江の高橋愛"こと中学3年生の髙橋玲海は、小学生の頃から一緒に寝ているスティッチのぬいぐるみを出品。また、"山口の辻希美"こと高校1年生の河野絵奈は、中学3年の時に文化祭で作った衣装、衣装を着た写真を、"日暮里の北川景子"こと21歳の山田みずきは高校1年に得意の書道で書いた書を出品。また、"八王子の小川真奈"こと最年少・中学1年生の桜木ももも今後出品予定です」  ヤフオクへの出品は、動画撮影中に突然発表され、2万円の入札がないと合格できないと知った山田はその場で「無理」と語り、号泣。メンバーの感涙が話題を呼んだAKB48の「選抜総選挙」さながらのリアルな"サプライズ"が行われている。グループは違えど、一抹の不安を抱えながら夢に挑む少女たちの気持ちは同じ。最終目標には、『紅白歌合戦』(NHK総合)出場を掲げているAKBN 0。どのメンバーが2万円の以上の落札を達成し、メンバーとなるか注目だ。 (文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>)
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現場記者の七尾氏が語る! ニコニコ動画が「政治」をやるワケ

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政治家のポータルサイト「e国政」では、
ニコ動がインフラを提供している。
 今や日本最大級の動画サイトに成長したニコニコ動画。アニメや音楽などエンタメ系コンテンツが賑わいを見せ人気を博す一方で、サイト内において異色を放つのが「政治」カテゴリーだ。  現在、ニコニコチャンネルでは、各政党・政治家など13のチャンネルがある。また、ニコニコ動画がインフラを提供している、「e国政」(http://www.e-kokuseivideo.jp/)には今回の参院選で改選だった438人もの政治家が登録しており、動画で政党・政治家を比較することができる。  7月11日には、午後8時から約5時間に渡り、ジャーナリストの角谷浩一による総合司会で選挙特番『ニコニコ参院選特番2010』を生放送。ひろゆき氏、堀江貴文氏、上杉隆氏らをコメンテーターに揃え、原口一博総務相、海江田万里民主党衆議院議員、小池百合子自民党衆議院議員らが出演。各政党本部へレポーターを送り込み、テレビ番組とも遜色ない態勢の番組を放映した。  このように、政治コンテンツでも徐々に存在感を発揮するようになったニコニコ動画。その狙いや取り組みの様子を、株式会社ドワンゴ・ニコニコ事業本部政治担当部長・七尾功氏に聞いた。 ――アニメや音楽といったエンタメと違い、扱いの難しい政治コンテンツを扱う理由を教えてください。 七尾功氏(以下、七尾) よく質問されるのですが、何か企んでいるというわけではないんです(笑)。政治というのは、生活に直結するものです。そういった情報を扱わない理由はないですし、政治もアニメや音楽と同様にとらえています。ちょっと前までは「若者は政治に関心がない」といった論調がありましたが、最近では聞かれなくなりました。情報公開が進んでいることもあり、若い人達も政治を身近に感じるように変わってきているのではないでしょうか? ――政治コンテンツがニコ動に混在していることで、ユーザーから「うっとうしい」といったような意見が寄せられたりしないのでしょうか? 七尾 政治に限らず、人によってそのジャンルに関心があったり、あるいはその逆だったり、ということはあると思います。しかし、同時間帯に複数の生放送を行っていますので、今、政治番組をやっているからアニメ番組を見ることができない、といった物理的なストレスはないはずです。 ――政治コンテンツを扱うことで、メディアとしての力を向上させたいというような狙いもあるのでしょうか? 七尾 中国とグーグルとの間の検閲問題など、ニコ動ユーザーから上がってきた質問に対して、岡田克也外務相から回答いただいた内容が大手新聞社で記事化されることもしばしばあります。また、最近では菅直人内閣総理大臣就任後初の記者会見で、菅政権を象徴するキーワードについて質問したところ、自らの内閣を「奇兵隊内閣」と命名され、その日の夜のテレビや翌日の新聞のトップを飾ったり、ということがありました。 ――なるほど、既存のメディアにも徐々に影響を与えてきているわけですね。これらの企画はどのように決まるのでしょう? 七尾 まず、大臣記者会見や事業仕分けのようなイベントを生中継するものと、スタジオに政治家をお呼びする番組とがあります。前者はイベントに合わせて中継に行くだけです。後者は、例えば衆院選や北朝鮮ミサイル問題など、時節の話題があってそれに応えていくということで自ずと決まってきます。テーマによって、詳しい方にオファーを出しています。 ――社内会議では、企画内容についてかなり激しい議論が行われていたりするんでしょうね。 七尾 いいえ、決めるときは瞬時です(笑)。戦略的ということはないんです。社内にいて思うのは、ニコニコ動画はミラクルが起こる場だということ。特定の誰かに「話を聞きたいな」と思うと、たまたまイベントや縁があったりして実現してしまうんですよ。また、最近では、自然と周りから企画になるような情報が集まってくるようになりましたね。政治に関する中継や動画を継続してきた成果だと思います。 ――岡田克也外務大臣の記者会見オープン化から、毎回欠かさず放映なさっていますね。 七尾 最初は続けて毎回放映するとは決めていなかったんです(笑)。でも、岡田大臣自ら「ネットで観ている人もいるから」とおっしゃって、音を拾いやすいように新しく記者用のマイクを用意して頂けたのです。それで記者の方には何箇所かあるマイクにまで行って、質問してもらえるようになりました。最初のうちはそれでもマイクを使わない記者さんがいたのですが、今では皆さん使って頂けるようになりました。ニコニコのユーザーもどの記者さんがどういう方なのか認識されるようにもなってきていますし。ただ、ユーザーが知りたい情報と、実際に記事にしなければならない報道関係者が知りたい情報というのは異なっていますね。 ――「報道」における、既存メディアとの差別化のポイントはどこでしょう? 七尾 ニコニコ動画は、コミュニケーションの場を提供するということが前提としてあります。大臣記者会見だと、ユーザーに質問を募集して、アンケートを取って、一番人気のあるものを質問して、大臣が答える。アンケートとコメントによって、ユーザーと政治家・大臣との橋渡し的な役割を結果的に担っていると考えています。 ――テレビとの違いは? 七尾 一番大きいのは、編集を介さないことですね。編集する人がいないので、狙ってやっていることではないんですけど(笑)。あと、テレビだと尺がありますがニコ生にはないというのも重要な違いです。ユーザーは、テレビのニュースがどこを報道してどこを報道しなかったのかも分かりますし。 ――政治を扱う場合、どうしても与党寄り・野党寄りといったバランスを考えてしまいますが。 七尾 与野党というより、政府・大臣という軸で考えてますね。やはり政策決定は生活に直結する情報ですから。谷亮子さんの出馬会見のようなニュース性があるものは放映しています。 ――リアルタイムでコミュニケーションできる場としても、ニコ生は機能していますね。 七尾 そうでないとユーザーは喜ばないですからね。インタラクティブにコミュニケーションする場として、ニコ生は政治家とユーザーを繋ぐ場になっているのではないでしょうか。あるいは、パブリックビューイングと同じような機能もあるのではないか、と。 ――今後の展開はどのようにお考えですか? 七尾 例えば、官庁から会議を放映したいというオファーを頂いています。私達は事業仕分けの後に開かれた行政事業レビューを全部放映している唯一のメディアなんです。よくオープンガバメントと聞きますが、コメントを通じて視聴者とやり取りするツールの一つとニコ生を捉えてもらいたいですね。あと、議員の方々や政党も開かれた存在になって頂きたいですし、『e国政』などをもっと活用してもらいたいです。政策は簡単に理解出来るものではないですから、テレビのワンワードで説明できるものではないと思います。既存のメディアだと時間が少ないから、ネットを使った方が、相互理解が出来るでしょう。その選択肢の一つとして、ニコ生をもっと利用して貰いたいと思っています。 (取材・文=ふじいりょう)
ニコニコ動画が未来をつくる ドワンゴ物語 個人的にはDOMMNE派です。 amazon_associate_logo.jpg
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「ネットだけで5万票取れる!」「次こそ初音ミク解禁」開票直前、藤末健三氏がネット選挙に怪気炎!!

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藤末氏のtwitter。現在は音声ファイルへのリンクだけが貼られており、
ちょっと異様な雰囲気が漂う
 鳩山内閣から菅内閣に政権交代したことで、実現が見送りになってしまったネット選挙の解禁。最近では、Twitterで政策をアピールするなどネットを利用した活動が増えてきていただけに、残念に思っている議員も少なくないことだろう。  しかしそんな中、選挙公示後もTwitterを利用した選挙活動を続けている議員がいる。ネット選挙推進派で知られる藤末健三参議院議員候補(民主・比例)だ。氏は、公示前からホームページやメールマガジン、twitterを利用してネット上での選挙活動を積極的に展開しており、公示後も「現行公選法上合法」として「音声」を使ったネットでの選挙活動を続けることを宣言。具体的には、TweetMicというTwitterに音声のリンクをアップすることのできるサービスを用いて、毎日"リアルつぶやき"をフォロワーたちに届けている。  この活動の合法性について、選挙管理の実務を担当している総務省自治行政局選挙部に取材してみたところ、「ホームページなどネットの更新は現行法上禁止されています」(担当者)としながら、音声のアップについては「個別事例による」と断った上で、「現行法ではそれを禁じる条項はありません」という回答だった。 「そういう答えになるでしょうね。こちらも総務省と顧問弁護士に確認を取った上でやっていますから」  全国遊説を回り東京に戻ってきた藤末氏は、我々の取材に対し、自信と余裕に満ちた表情でそのように答えた。それにしても、直前になってネット選挙が見送りになったことは、氏にとって相当な痛手だったのではないだろうか? 「解禁にならなかったことは本当に残念。ネット活動で20万票は掘り起こせると見ていましたから。でも、現行法で手足を縛られた状態でも、5万票は取れますよ」  そう、こともなげに語る藤末氏。その根拠はどこにあるのだろうか? 「音声での活動報告のほかに、公示直前にネット上に動画を大量にアップしました。『e国政』での苫米地英人博士など4名との対談生放送は、視聴者数が全動画合計で3万人を超えました。これで、例えば苫米地博士のファンの方にも私の名前を知ってもらうことができたという実感があります。2ちゃんねるやtwitterでも、『藤末さんに期日前投票してきました』という反応が多く寄せられています」  動画といえば、YouTubeにアップされた、藤末氏の公式テーマソングである「We are the ONE」。なんとこれをVOCALOIDの初音ミクに歌わせているのだ。中には怒っているファンもいるようだが......。 「批判にしても賞賛にしても、何よりも反響があるということが大きいですよね。燃える(炎上する)のはありがたい(笑)。谷亮子さんのように有名人でもないのに、ニュースに多く取り上げてもらえるわけですから。今回、初音ミクが歌っているというだけで、動画が1万5000回も再生されました。蓮舫行革相から私への激励動画の再生回数が300台だから、ミクの方が50倍力があるということですよ(笑)。今度は権利問題等を解決させて、是非初音ミク本人を出演させた動画を作りたいです!(現在の動画には初音ミクの映像はない)」  力強く「初音ミク出演計画」をブチ上げた藤末氏。仮にネット選挙が解禁された暁には、他にもいろいろな試みを用意しているようだ。 「地図上にGPSで私の現在地を表示させて、クリックすると遊説の様子の動画が流れるとか、演説会の様子を生中継してtwitterと連動させるとか、アイディアはたくさんありますよ」  このようにネット選挙の先陣を切っている同氏は、他の候補者からも気になる存在のようだ。 「ある候補者がUSTREAMでネットラジオに挑戦していましたが、視聴者数はたったの数十人でしたから。別の候補者にはうちのサイトをまるまるマネされたり。でも、我々にはノウハウがありますから。表面だけマネをしたとしても効果はないでしょう」  また、3年後に控えた次の参院選では、ネット発の候補者を送り込むことを目論んでいるという。 「次回までに公選法が改正してネット選挙が解禁していたら、ポスターなどを使わずネットだけで活動する候補者を出馬させたいと考えているんです。通常、選挙活動には2000万円もの資金がかかってしまうのですが、ネットなら限りなく安価で済みます。だから、議員になりたいというネットユーザーの方は、是非とも私に連絡して欲しい。必ず送り込んでみせますよ」  一方で、ネットの"怖さ"についても、充分認識しているという。 「ネットでは素の表情が出るので、中身がない人間はすぐ見抜かれてしまいます。これからも政治家として、有権者やネットユーザーの意見を聞きながら、ネット選挙解禁だけでなく幅広い政策を実現していきたいと考えています。その上で、可能な限り情報をアウトプットして、できるだけ国民の皆様とのコミュニケーションを取っていきたいと考えております」    参院選の投開票は明日に迫っている。ネット選挙の可能性を占う(?)開票結果やいかに? (文=ふじいりょう) 【関連記事】 元公明党書記長の矢野絢也氏が参院選を語る 「小沢神話は幻想」「50議席取れば民主の勝利」 「長妻サンこそ官僚の言いなり!?」厚生労働省職員がぶっちゃける歴代大臣の裏の顔 事業は仕分けても領収書は出さない蓮舫議員 事務所経費問題はこのままうやむやに!?

アダルト絶対NGはホント? iPadで夢のエロ漫画読み放題生活!

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実際に販売されているiPadで読めるエロ漫画。
「電子書店では、エッチな内容の本、特に漫画は買うことができないらしい」  こんなことが、iPadが発売された今春以降あちこちでささやかれている。  一種の都市伝説なのだが、その根拠は存在する。海の向こうでiPadが華やかにデビューし、それを見た日本人が「電子書籍=iPad」という錯覚を起こしたことがその一つ。さらにiPadを販売しているAppleが、アダルトコンテンツに対して非常に厳しい姿勢を取っていることがもう一つの原因だ。  Appleの製品であるiPhone用の「App Store」では、"エロコンテンツ狩り"が行われており、水着写真集程度のアプリであっても発売停止の処置が取られる。内容的によりフリーダムな日本の漫画の場合、単純なアダルトものよりもApp Storeの関門は厳しい。単純な露出だけではなく、キャラクターの年齢(児童か否か)、暴力描写などが問題視されるからだ。講談社が一般向け漫画コンテンツをApp Storeで販売しようとしたら3分の1が審査落ちしたとか、廣済堂が持ち込んだコンテンツが全滅した、とかいうニュースも実際に伝えられている。こんなものを立て続けに見せられたのでは、「アダルト漫画を電子書籍として買うことはできない」と思い込むようになったとしても無理はない。しかし、実際には全くそんなことはない。  iPadは「電子書籍リーダー」とは言われているものの、その正体はタブレット型のパソコンであり、ごく普通にインターネットに接続できる。ブラウザもAppleのパソコンが搭載しているものと同じSafariなのだ。だから、これで普通のダウンロードサイトに接続し、コンテンツを買うことが可能だ。別にApple直営の書店でなければ本が買えないというわけではない。決済方法にしても、一般的なWebブラウザ上で使用可能なクレジットカードやPayPalなどが使える。  iPadで標準とされている電子書籍のフォーマットは「EPUB」と言われているもので、その中身は基本的にWebページと同じものだ。「EPUBで日本語の書籍を作るのは難しい」とよく言われるが、これは縦書きで作ろうとした場合の話。漫画のような、絵だけで構成されたコンテンツの場合、驚くほど簡単に電子書籍化できる。特別なソフトは何もいらない。その気になれば、Windows付属の「メモ帳」でもイケてしまうのだ。  というわけで、「iPadでも利用できる電子書店」も、「そこで販売できる電子書籍」も、個人ベースで作れてしまう。EPUBそのものは、Appleが開発したフォーマットではないオープンな規格なので、いくらエッチな本を販売しても、Appleが文句を言ってくることはない。表現面でやりすぎたり、そこらにある漫画を勝手にスキャンして電子書籍化して売ったりすると日本の法律によって処罰されるが、水着程度なら全く問題ないのである。  筆者はケータイ用のデジタル漫画を制作するプロダクションで働いている。だから著作権的に何の問題もない漫画データは豊富にある。それをフリーのツール(FUSEeというフリーソフト)で電子書籍化し、さらに書店サイトを作って販売を開始した。コンテンツはiPad・iPhoneで閲覧できるほか、ビューアソフトを入手すればパソコンでも鑑賞可能だ。  自分で書店を運営する場合、問題になるのはネットを通じて商売する上で必須になる決済システムだが、これにはPayPalを使用した。PayPalは日本ではあまり使われてないが、世界的にはオークションの決済などに多用される少額決済用のシステムである。サービス利用開始時に初期費用が一切かからないこと、日本国内だけでなく世界中のユーザーが利用可能という点が魅力である。  他のやり方としては、ビューアアプリだけを製作し、コンテンツ本体はそのビューアから出版社のサイトに直接アクセスさせ、そこで購入させるという手法がある。この方法は、パピレスが運営する「電子化資本Renta!」などで採用されている。ただし、アプリ方式だと提供する業者ごとにユーザーインターフェースが異なったり、近い将来登場してくるAndroid端末では利用できないなど、克服しなければならない問題点も多い。  しかし、AV見たさにビデオデッキが急速に普及したと言われるのと同様に、電子書籍においてもエロコンテンツがその普及の牽引役を担うことを期待したい。 (文=高安正明)
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「マンガを正当なビジネスにしたい」マンガ家・佐藤秀峰 爆弾発言の裏にある思い(後編)

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前編はこちら ――マンガの新たな表現の場を求めて、立ち上げられた『漫画 on Web』について、改めて説明をお願いします。立ち上げたきっかけを教えてください。 佐藤 紙媒体が斜陽化していて、次のメディアを考えたのがきっかけです。自分でサイトを作るのは、金も労力もかかるのですごく面倒で、誰かに作って欲しかったんですけど、誰も作ってくれないんですよね。出版社が動いてくれたら楽だったのに全然動かないから、結局自分で作りました。 ――出版社が作っても莫大なマージンを取りそうですよね。現在アクセス数は1日どの程度でしょう? 佐藤 詳細は言えませんが、アクセスは1日数千。日刊サイゾーで取り上げられて、「Yahoo!トップニュース」になった時で数万ですね。収支は、赤字ではないんですが、平均でランニングコストとサイト用のスタッフ1人の人件費を払って利益が多少出る程度ですね。売り上げも月に数十万円。100万円はいかないですね。昨年9月の有料サービスを開始して、最初は一気にポイント(マンガの閲覧はポイント制で300ポイント315円から)を買ってくれて、初日は10万円売り上げたんですが、そのまま100万円まで行くかと思ったら、落ち着いちゃいましたね。 ――サイトには読者の掲示板もありますが、読者の反応はいかがですか? 佐藤 「意外と読める」という人もいれば、「紙の方がいい」という人も。デジタルになって初めて僕のマンガを読んだ方もいて、年配の方から「マンガコーナーに行って自分がマンガを選んでいる姿が恥ずかしい。それがパソコンだと誰にも探すところを見られなくて30年ぶりにマンガ読んだ」という意見もありました。僕自身はネットで読むことに抵抗はなくて、机の前にパソコンモニターがあって、一日中、メールや資料をパソコンで見ながら作品を描いているので、不便じゃない。でも、マンガを読むためだけにパソコン立ち上げると考えると面倒かもしれませんね。 ――『漫画 on Web』には、『ダービージョッキー』『日本沈没』のマンガ家・一色登希彦、『森繁ダイナミック』のマンガ家・桃吐マキルさんも参加されています。出展者はDEBUTコースなら月額5,250円のみと低料金ですね。 佐藤 システムは正直にやっています。出展するマンガ家さんからは売り上げの手数料は1円ももらってないし、掲載は審査もしていないので誰でもOK。誰でも自由に登録して使ってくださいという形式で、小説も写真集も出展可能です。1話あたりの値段や、読者が閲覧できる期間は、作家さんが自由に決められて、1回購入で最大366日閲覧可能。僕の作品は366日ですね。『ブラックジャックによろしく』は旧作は1話10円。マンガは1冊10話としたら、1冊100円で妥当な値段かと。新作は1話30円で1冊分に相当する10話買うと300円。紙の本より安くないと意味がないし、BOOK OFFと同じ値段じゃないと競合しない。出展はこちらから営業は一切していないので、興味を持ってくれた方に自由に使ってもらえる魅力的なシステムにしたいですね。 ――『漫画 on Web』では、佐藤先生のアシスタントも作品を発表されていますね。テーマを基にネームの出来を競う"ネーム対決"を行っています。 佐藤 アシスタントにはプロになって欲しい。マンガ家は一代限りの才能なので、僕の才能がなくなったら会社も潰れ、みんな雇えなくなってしまう。長く面倒は見られないので、アシスタントには最長3年で辞めてもらうという契約にしています。プロになって辞めてくれるのが一番ですが、3年やって才能の芽が出なければ、若いうちに田舎に帰るのもいいんじゃないかと思うし。 ――佐藤先生のアシスタントからプロになった方もいらっしゃるんでしょうか? 佐藤 去年は5人辞めて、4人連載を持っています。吉田貴司は「モーニング・ツー」(講談社)で『フィンランド・サガ(性)』を、梅澤功二朗は「ヤングジャンプ」(集英社)で『ヤナガオート』を連載中。白鳥貴久は「ヤングキング」(少年画報社)で『タイガーズ』連載して、携帯コミックでも活躍。まぁびんこと藤井五成は「月刊スピリッツ」(小学館)で『DRAGON JAM』が始まりました。こんなにアシスタントがマンガ家になっているのは日本でウチだけだと思います。 ――それは佐藤先生に若手を育成するメソッドがあるのでは? satoshuho_sashikae.jpg 佐藤 才能を拘束しないで、ある程度のお金とゆとりを与えることですかね。週5日、1日12時間拘束で働いてもらいますが、年に2~3カ月有給休暇がある。その間も給料払うけど、「しっかり自分の作品描いてね」と言っています。ボーナスも4カ月分出してます。 ――そんな好待遇を記事にしたら、アシスタント応募殺到しますよ(笑)。佐藤先生にとってマンガ家のプロになる条件は? 佐藤 描くことだけ。雑誌に載ってる人は、描いてる人ですよ。描かないで載る人は一人もいない。マンガ家になれたのは、いっぱい描いた人だけです。なれなかった人は途中で描くの辞めますからね。プロになるまで描いたからなれた。ちゃんと考えながら1,000枚原稿描けば絶対なれますよ。その前にみんな諦めちゃうだけ。 ●改めて問う、佐藤秀峰にとってマンガを描くことの意味とは? ――では、改めてお伺いします。佐藤先生にとってマンガとは何でしょうか? 佐藤 「マンガとは?」ってあんまり聞かれないですよ......(長い沈黙)。マンガはなくてもいいものだと思うんです。マンガのない国もいっぱいあるし、マンガを読まなくても日常過ごしている日本人もいっぱいいる。描くのは好きだけど、ほかのマンガはまったく読まないし、斜に構えてる感じじゃなくて、あってもなくてもいいものだと思う。でも、なんであるか分からない......改めて聞かれるとマンガってなんだろう......(さらに長い沈黙)。実は、仕事してることに罪悪感もあるんですよ。例えば、『ブラックジャックによろしく』でテーマにしている医者だったら、医療がない時代も人は生きて繁殖して、人類は続いてきた。だから「医者ってどこまで必要なのかな?」と考えると分からなくなってしまう。長生きしたいし、病気で苦しんで、治療して楽になったらありがたい存在だけど、自分が医者だったら、結局病気の人からお金を吸い上げて生きている気持ちになる。マンガってなくてもいいものだと思うし、無駄な出費を誰かにさせて暮らしているわけで、無駄なものにお金を使わせている。これを続けてどういう意味があるんだろうと思うこともあります。 ――医者の話は極論だとしても、人は無駄なものに対価を払いませんよ。先生の作品に「本当に救われた」「感動した」という読者の声も届くのでは? 佐藤 感動してくれればうれしいですけど、その人のために描いてないですからね。その人に会ったことないし、その人の顔を思い浮かべて描いたわけじゃないから。「この仕事は何なんだろう」と思いますね。 ――では、誰のために描いてるんですか? 佐藤 当然自分のためだと思います。生活のため、表現欲を満たすため。そのために誰かに何かを伝える言葉だから相手が必要。 ――例えばスティーブン・キングは「すべての小説を夫人に向けて書いている」と聞いたことがあります。また、伊集院光は深夜ラジオで「中2の自分に向かって話している」と語っていました。佐藤先生にとっての想定読者は? 佐藤 自問自答している感じ。でも、自分の作品も基本的には読み返さない。描いていて、整合性取るためには読むけど、それ以外は読まないですね。 ●作品発表は『漫画 on Web』へ 『ブラよろ』の結末は...... ――今後は、『漫画 on Web』メインで、今後は完全に"脱・出版社"の方向で、大手出版社の仕事は受けないつもりなのですか? 佐藤 印税に頼るのはギャンブルなので、制作費をカバーできる正当な原稿料をもらえれば出版社でも描くし、もらえなければやらない。ビジネスパートナーになってくれるのであれば、仕事をするだけです。今の状況では、『漫画 on Web』が一次使用で、それを「原稿料払うので雑誌に載せたい」という話があれば二次使用としてはいいかなと思う。契約の仕方ですね。発表の形態もiPadには期待を寄せているので、今後、7月中を目途に『漫画 on Web』をiPadに対応させてから、その次に翻訳して、海外版もできればと考えています。 ――次回作は、「週刊マンガTIMES」(芳文社)に掲載されて休載中の『特攻の島』ですか? 佐藤 『特攻の島』は途中なので、そこまでは雑誌でやります。『新ブラックジャックによろしく』が終わったら、一カ月程度休んでからやろうと思ってます。掲載期間は、1年から2年ですね。その次の作品もネームはできているので描きたいんですけど。さすがにそれはまだ詳しいことは言えないです。常に描きたいことはいっぱいあるけど、形にするのに苦労します。描きたいことを出し切るには、かなりの時間が必要で、描きたいことがなくなるということは今のところない。 ――描いてみたいテーマはありますか? 佐藤 ジャンルで描きたいものはないんですよ。だから編集者が提案してきたものを受け入れちゃうんですよ。どんな食材を持ってきても、おいしく料理できますよって感じ。マグロしか扱えないとかそういう風になりたくない。どうせ僕が描くと泥臭い感じになるんで。でも、泥臭い風にしかならないけど、なんでもできます、となりたいかな。 ――一色登希彦さんのマンガ家としての半生をマンガにするという企画がお二人のTwitterでのやりとりから始まって、その基となる一色さんへのインタビューをUSTREAMで配信されました。 佐藤 一色さんとのマンガは、『漫画 on Web』ですぐにやりたいと思ってます。取材があまり必要じゃない自分の知ってる世界を書けたらいいなと思ったけど、話を聞いたら意外と大変で......。おそらく「表現者とは何か?」という話になる予定です。 ――では最後に、残り2回となった『新ブラックジャックによろしく』はどのような幕引きとなるのでしょうか? 佐藤 最後回のために取材してきた題材があるので、それを描こうと思っています。医療マンガもまだ描こうと思えば描けます。愛情を持って描いてきたので、寂しい気持ちもありますね......。最終回は"マンガでは誰も描いたことがない終わり方"になると思います。 * * *  佐藤先生の日記での告白に、「激怒」「マジギレ」「暴露」......そんな見出しを付けてきた我々だが、直接生で聞いた先生の声は穏やかで冷静、しかしながらマンガへの強い信念が随所にほとばしっていた。「マンガとは?」という質問に、言葉を選び、熟慮して答えていただいたその様は『ブラックジャックによろしく』の自問自答する主人公・斉藤英二郎そのもの。たゆたう心情をありのままに表現するその姿勢こそが、作品にリアリティを生んでいるように思われた。大手出版社への挑戦状とも言える『漫画 on Web』の未来と、掲載誌を変え、8年にわたって連載されてきた『ブラックジャックによろしく』の"誰も描いたことがない"着地点に期待したい。 (取材・文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>) ●佐藤秀峰(さとう・しゅうほう) 1973年12月8日生まれ。大学在学中よりマンガ家を志し、福本伸行、高橋ツトムのアシスタントを経て、1998年「ヤングサンデー」に掲載の『おめでとォ!』でデビュー。同年開始の『海猿』はNHK BSハイビジョンでTOKIO・国分太一でドラマ化され、さらに伊藤英明主演で映画化、フジテレビ系でドラマ化、今年9月18日には3作目の映画公開も控える。また、02年、「モーニング」に『ブラックジャックによろしく』を連載、03年に妻夫木聡主演でTBS系でドラマ化。単行本1~13巻の累計発行部数は1000万部を突破。07年、「ビッグコミックスピリッツ」に移籍し、『新ブラックジャックによろしく』と改題。09年、オンラインコミックサイト『漫画 on Web』(http://mangaonweb.com/)を立ち上げ、マンガの新天地を模索している。
新ブラックジャックによろしく 8 「世界を変えるのはいつでもたった一人の情熱だ」(Amazonより引用) amazon_associate_logo.jpg
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「マンガを正当なビジネスにしたい」マンガ家・佐藤秀峰 爆弾発言の裏にある思い(前編)

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 電子書籍デバイス「iPad」「Kindle」の誕生により、過渡期を迎える出版業界。隆盛を誇るマンガ雑誌も2007年に「月刊少年ジャンプ」(集英社)、08年に「週刊ヤングサンデー」(小学館)が休刊し、その後、新雑誌が創刊されるなど各社再編が相次いでいる。そんな中、"脱出版社"に向けて、作品を1話10円から販売するオンラインコミックサイト『漫画 on Web』で新たなマンガの可能性を模索するのが『海猿』『ブラックジャックによろしく』で名を馳せるマンガ家・佐藤秀峰氏。  昨年2月に公式サイトを立ち上げ、『ブラよろ』が「モーニング」(講談社)から「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)へ移籍した顛末のほか、編集部によるネームの無断改変、必要経費の実情、アシスタントからの賃上げ要求までも暴露。さらに広告用のマンガを描くも代理店の不義理な対応から掲載を拒否し、ギャラ540万円の受け取りを放棄した話や、編集者の不手際から『新ブラよろ』のコミックス9巻のカバーイラスト執筆をボイコットするなど、サイトの日記で爆弾発言を連発している。  『新ブラよろ』の雑誌掲載があと2話で最終回となる中、佐藤氏に突撃インタビューを行った。編集部との長年にわたる軋轢やマンガ界の内情、『漫画 on Web』への手ごたえと出版界の未来、プロのマンガ家になる方法、さらに次回作のプランも告白してくれた。前後編でマンガ界の禁断の真実に肉薄する。 ――佐藤先生の"暴露"が世間では大きな反響を呼んでいます。ここまで内情を晒すことに抵抗はなかったのでしょうか? 佐藤秀峰(以下、佐藤) 僕は起こっている出来事を普通に話しているだけなんですよ。今までは発言する場所がなかったのが、ホームページという発言の場ができたから言ってるだけ。怒りがたまっていて、恨みを晴らすためにやってるわけでもないんです。ニュースサイトで記事にされる場合は、"ブチギレ"とか"暴露"と見出しを付けられちゃうんですけど(笑)、僕は平熱なんです。「原稿料の話は外じゃ絶対言っちゃいけない、それは業界のタブー」という空気が支配しているのがむしろおかしい。僕が何か言うと「みんなが黙ってきたのに、何言ってるんだ」というような反応がある方が変。僕はこういうことを普通に話せる空気が欲しいだけ。 ――「単行本の表紙カバーを描いてもギャラが出ない」という話も読者には衝撃的でした。カバーをボイコットする話では、『ムショ医』で知られるマンガ家である佐藤智美夫人と夫婦喧嘩をして、出版社に対して「あいつら、レ○プしといて、『オレが女にしてやった』って言うような奴らだぜ......」と日記で発言。その後、奥さんが部屋から出て行ったところで終わったので、そのまま離婚の危機を迎えるのかと思いましたよ。 佐藤 単行本の表紙は、僕が知る限りどこの出版社もほぼ100パーセント、ギャラが出ませんね。日記を書くときは業界の人より、マンガをあまり知らない一般の方が読むことを想定して、面白おかしく伝えたいという気持ちがあるんです。カバーの話も事実を列挙して説明文を書いても面白くないので、奥さんと喧嘩した様子を実況中継風に書いたほうが読者の興味を引いて読んでもらえるんじゃないかという"演出"です。マンガのストーリーを作るのと同じで、冒頭に衝撃的な事件があって、状況説明のシーンが始まって、まただんだん盛り上がっていく感じ。実は深刻な夫婦喧嘩じゃなくて、奥さんには日記を書くときも相談して、「(喧嘩の時に)レイプって言葉は使ってなかったよ」と言われて「でもそう思ってたんだ」と言ったら、「じゃあ書いてもいいんじゃない」ということで使いました。さらに「一日、日記を空けた方が引きがあるよ」と言われて、文章は先に作っといて、一日空けてから結末は書きました。 ●マンガ界に伝わる都市伝説「編集者は3人新人をつぶして一人前」 ――マンガ編集者の間では、「編集者は3人新人をつぶして一人前」という話もあるそうで......。 佐藤 実際、担当編集者に言われたんですよ。「入社したときに先輩の編集者から編集者の心得として三つ言われたことがある。一つ目が、"編集者は3人新人をつぶして一人前"。二つ目が、"作家に絶対謝るな"。三つ目が、"大物作家とタクシーに乗るときは、作家を奥に入れろ。新人の場合は出口側に座らせろ"」。だから、マンガ家と編集者は根本的に感覚が違うわけですよ。僕らマンガ家は、表現者で自分の表現がしたいのに、編集者は自分たちが"マンガを描かせてる"と思ってるから話が通じない。僕らからすればマンガを多くの人に見せたくて、有名な雑誌に載って、より人目に付くところに発表したいと考える。そのために出版社がパートナーとして存在している、という順番。創作意欲が大前提。でも、編集者は、雑誌を埋めるためのコンテンツが必要で、そこにどの作家を選んで何を描かせるかと考える編集者の企画主導。その点が折り合いつかないことがよくある。それで、自分を傲慢とも思わないでそれが当然だと思ってる。若い頃は、なんで大学出てマンガを描いたこともない人間に、いきなり作品の批評されて「出直して来い」と言われないといけないのかと思ってましたね。何を分かって批評してるんだろう、と。 ss02.jpg ――マンガ家の心情を理解している編集者はいなかったですか? 佐藤 前の「スピリッツ」の担当はすごく好きな人で、その人は「編集者は才能にたかるハイエナで、おこぼれを頂戴しようとして才能の周りにくっついてる人間だと常に自覚しておくべき。ただハイエナにはハイエナのプライドがある」と言ってましたね。「編集者が(マンガを)作ってるというのは思い上がりだと自分は思ってる」と。要は、どこまで相手の立場を尊重できるかだと思う。 ――マンガ家と編集者の関係というと、現在「週刊少年ジャンプ」(集英社)連載中の原作・大場つぐみ、作画・小畑健の『DEATH NOTE』コンビによる『バクマン。』や、土田世紀のマンガ『編集王』でもその内幕が描かれています。佐藤先生は読まれてらっしゃいますか? 佐藤 『バクマン。』は読んでないんですが、『編集王』はアシスタントのころに読んでいて、「これからこんな編集者と付き合っていくのか、でも、ここまで悪い人たちはいないだろう」という思っていたら、もっと悪かったという(一同笑)。熱血な編集者もいるんですけど、どこかで、会社に呑まれるんですよ。作家の味方をしても、「じゃあ辞めるのか」となったら、やっぱり給料とっちゃう。1回負けると角が取れて、かわいくなっちゃう。 ――『海猿』は編集部との表現の方向性をめぐる対立から、連載終了を申し入れたと明かされています。 佐藤 『海猿』の場合は、海上保安官の仕事は、海上の治安の維持という海の平和を保つ仕事。溺れてる人がいたら助けるけど、悪いヤツがいたら時には銃を撃たないといけない。同じ人間が、ある時は命を救い、ある時は人を殺すという矛盾や葛藤を描きたかったんですけど、それは編集部が描かせてくれないわけですよ。「だったらやる意味ないや」と思って、結局止めちゃいましたね。 ――編集部は、正義のヒーローにしようとした。 佐藤 そうですね。単純に人助けをして「かっこいい」「感動した」という話を延々描いてくれと言われると無理ですね。それは僕の表現したいことじゃない。描けと強制されると無理でした。そもそも『海猿』は「ヤングサンデー」の編集者が、当時、映像制作会社に所属していた小森陽一(『海猿』には原案取材としてクレジット)さんと知り合いになって、お互い海が好きということで、海上保安庁の話を描こうとしていた。そこで小森さんが原作を文章で書いて企画会議に出して、「原作としては使えないけど、海上保安庁というのは珍しい」ということで、企画だけが残っていたんです。それを編集者が「佐藤君、描いてみないか」と持ってきて、話を受けたんです。なので、僕は小森さんの書いた原作を読んでいないのですが、小森さんは自分が原作者だと思っていらっしゃるようで、そこからお互い齟齬があったんですよね。 ――『ブラックジャックによろしく』では、編集者の取材内容にミスがあり、抗議が来てから作品に編集者の名前がクレジットされるようになりました。実際、取材はどのようにされていたのでしょうか? 佐藤 『ブラックジャックによろしく』は、まず「モーニング」で描きませんかという話だけがあって、最初は、ヤクザモノはどうだろうとか、いろいろ案はあったのですが、前作の『海猿』が海上保安官だったので、"命の現場"の話が向いているということで、医者になったんです。特に医療に興味があったわけではないです。取材は、打ち合わせで決めた内容を、編集者だけが医療関係者などに取材に行くときもあれば、僕が同行する場合もありました。がん編の途中までは、取材は編集者が主導ですね。つまり、それまでの取材の内容については、彼らの仕事の成果だと思っていますし、彼らが評価されるべきです。逆に言うと、僕にはその当時の取材内容について、責任が取れないし、編集者も、取材の内容については自分たちが保証するという取り決めでやってきたはずです。がん編の途中からと、精神科編以降は、取材も僕が主導ですね。 ――編集者だけが取材に行った内容を掲載した際にクレームが来たんですか? 佐藤 クレームは大小いろいろあるのですが、訴訟に発展しかけた最も大きなクレームについてはそうでしたね。その時も、取材の責任は誰にあるかということで、まずは作品を作る上で役割を決めようという話はしました。データがあっても、それをどう組み込んで、ストーリーを作っていくかは別の作業。編集者がデータを調べると、なぜか"自分の原作"だと思ってしまう。なので、編集者が勝手に台詞を変えて、僕が「なんで台詞を変えるんだ」と言っても通じない。編集者は「原作者と同じ仕事してる」と思い込んでいて、「だっていいものにしようと思ってる」と言うんですが、そこに意識のズレがある。物語を作るのは僕の役目。編集者に作家の領域に踏み込まれると違いますよね。僕はマンガに、そのとき伝えたい思いや表現したい内容がないと描けない。そのためにデータを利用もするし、データは物語を作る材料の一部に過ぎません。編集者の意向でそもそも表現したいことを曲げるのは、本末転倒です。 ――どんないい食材を持ってこられても、結局は調理人の腕次第ですよね。データだけがあっても、それを物語に盛り込んで生かすのは、作家の特殊技能によると思います。 佐藤 データもそうだし、言葉一つとっても、言葉だけがあって物語ができるんじゃなくて、言葉はストーリーにハマるパズルの一つ。物語を作ったことない人は、それがわからなくて、出来上がった物語の中に、自分が調べたデータや言った言葉が混ざってると、自分が作ったものだと思ってしまう。編集者だけでマンガを作っているのなら、作家をバンバン取り替えて、編集主導で100万部ヒットを連打すれば、講談社も黒字になるんじゃないかと思うんですけど。現実は違うわけですよ。それがわからないみたいですね。 ●100万部売れても一生は暮らせない ――ギャラの話もサイトでされていて、『ブラックジャックによろしく』を講談社で描いていた頃、原稿料がページ単価2万3,000円で、アシスタントへの人件費や事務所の賃貸料を考慮すると、原稿料だけでは赤字だったと明かされています。 佐藤 ビジネスですからお金の話は最初にしないといけないし、それができない雰囲気があること自体がおかしい。それをサイトで書いたら問題があるというのがわからない。アルバイトも時給がいくらかわかってから働くのが普通ですよね。編集者に原稿料の話をしても「編集長しか原稿料はわからないので、担当の私は知らない。決定権がない」と言われてしまう。ギャラを明確にせず、契約書もないままマンガを描くのはおかしいので、5~6年前からは契約の専門家を立てるようになりました。マンガ家でもそこまでやる人は少ないでしょうね。そもそも、契約書を交わさないといけないという概念がない。 ――原稿料だけでは赤字だったとしても、コミックスの印税ではガッポリ儲かっているんじゃないんですか? 佐藤 全然そんなことないんですよ。100万冊売れるマンガなんて全体の0.1パーセント以下。有限会社 佐藤漫画製作所という会社組織にしているんですが、零細企業の社長としては全然儲かってない。100万部ヒットといっても1冊500円で印税が5,000万。年4冊出して2億。それって、すごいわけではない。年商2億ですからね。僕の年収じゃない。アシスタント含めて5~6人いる企業ではたいしたことないですよ。しかもそれが全体の0.1パーセントで、平均だけで見れば、悪い商売ですよ。その上、単行本の出ない漫画家のほうが圧倒的に多いですから。トップになった人は桁が違うぐらい儲からないと職業として魅力がない。100万部ヒットを出すと一生遊んで暮らせるというぐらいじゃないとマンガ家は夢がないですよね。半分税金で持っていかれるし。 ――でも、マンガは何巻も出せますし、映像化の際のロイヤリティやグッズ収益などのキャラクタービジネスもウマみがあると思いますが。 佐藤 それはごくごく一部ですよ。言うほど儲からないですって。キャラクタービジネスで儲かるのは、漫画がアニメ化され、ゲーム化され、キャラクターグッズが飛ぶように売れる人ということになりますが、そういう人って何人もいないですよ。『ワンピース』の尾田栄一郎さんとか、『ドラゴンボール』の鳥山明さんとか、本当に限られた何人かですよ。実写ドラマ化されても、キャラクターグッズなんて出ないです。『海猿』の場合、最初の映画化では単行本の増刷がかかったんですけど、次の映画化では単行本はまったく増刷がかかりませんでしたし、テレビドラマの場合、1本30万円弱の原作使用料が入るだけです。映画が70億ヒットと言われても、僕にはロイヤリティは1円も発生しません。決められた原作使用料が1回支払われるだけです。それじゃおかしいということで、次回作ではロイヤリティが発生する契約を結んでいます。子どもの頃は週刊マンガ雑誌に連載してる人は全員大金持ちだと思ってましたけど、まさか原稿料だけでは、赤字でやっているとは思わなかったですね。  * * *  話す内容はラジカルながら、ギャラの話も冷静に臆することなく明かしてくれた佐藤先生。後半では、マンガの新たな可能性を探る『マンガon web』の現状、たゆたう気持ちをありのまま表現していただいた佐藤先生のマンガ観、さらに次回作の構想にも迫る。マンガ界震撼の後編もお楽しみに。 (後編につづく/取材・文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>) ●佐藤秀峰(さとう・しゅうほう) 1973年12月8日生まれ。大学在学中よりマンガ家を志し、福本伸行、高橋ツトムのアシスタントを経て、1998年「ヤングサンデー」に掲載の『おめでとォ!』でデビュー。同年開始の『海猿』はNHK BSハイビジョンでTOKIO・国分太一でドラマ化され、さらに伊藤英明主演で映画化、フジテレビ系でドラマ化、今年9月18日には3作目の映画公開も控える。また、02年、「モーニング」に『ブラックジャックによろしく』を連載、03年に妻夫木聡主演でTBS系でドラマ化。単行本1~13巻の累計発行部数は1000万部を突破。07年、「ビッグコミックスピリッツ」に移籍し、『新ブラックジャックによろしく』と改題。09年、オンラインコミックサイト『漫画 on Web』(http://mangaonweb.com/)を立ち上げ、マンガの新天地を模索している。
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