夏場所10勝5敗……秋場所で12勝できなければ、横綱審議委員会に事実上「引退勧告」されそうな横綱・日馬富士が、早くも引退後の人生を模索し始めている。 かつて朝青龍の取材などをサポートしていた在モンゴルの元フリーライターによると「日馬富士はモンゴルに帰るたびに、ドルジ氏(朝青龍)に引退後のビジネスを相談しています。いまドルジ氏はモンゴル国内でレジャー産業を展開していますが、日馬富士にはその提携先としての旅行事業の立ち上げを勧めている」というのだ。 こういった話が出るのは「日馬富士に日本在留のつもりがないからだ」と、相撲ジャーナリスト。 「朝青龍の素行が悪かったのは日本に未練がなかったからですが、それは日馬富士も同様。記者会見でタバコをふかすわ、朝稽古はサボるわ、場所中に若い力士を連れて飲み歩くなど、およそ横綱とは言えない振る舞いばかりで、いずれモンゴルに帰るからというスタンスが明らか。それでも、ほかに彼に代わる有力力士がいないから、周囲はやんちゃぶりを黙認していて、まさに朝青龍の時とそっくり」(同) そんな日馬富士のタニマチである不動産会社経営のX氏は、一緒に銀座や六本木を飲み歩く有名な遊び人で、現役時代の朝青龍とも非常に親しかった。そのX氏が先日、ドルジ氏に「日馬富士は現役も長くないようだから、早いところ将来の道筋をつけてやろう」と、自らもその旅行事業に参入したい意向を示したというウワサもある。 角界関係者からは「これだけ金星を配給する横綱では、大相撲のレベルが下がる」「好不調の波が激しすぎるし、辞めてもらっても相撲人気に影響はない」など厳しい言葉が飛び交っているのだが、「すでに日馬富士自身が引退時期について、ドルジ氏に相談しているようだ」と前出の元ライター。 「もともと横綱を目指したのも、凱旋帰国した際の肩書でビジネスが大きく運べるからであって、一度、横綱になってしまえば、あとはそこそこ稼いでさっさと帰国したいという感じでしょう。新事業の準備を親族が始めていて、企業名も内定しているという話もありますし」(同) 日本人力士のような大相撲への愛着は見られないモンゴル力士たち。「人種差別してはいけないが、こういうケースが増えると、モンゴル力士の“出稼ぎ感覚”の傾向がどんどん強くなっていきそう」と嘆く関係者もいる。24、25日のジャカルタ巡業については「相撲を広められるよう頑張りたい」と述べていた日馬富士だが、頭にあるのは本当に相撲の普及かどうか。 (文=鈴木雅久)第70代横綱日馬富士ブログ「全身全霊!」より
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196センチ、120キロだけど……“大横綱”大鵬の孫・納谷幸男の格闘家転身に、マスコミの反応は?
今年1月に死去した元横綱・大鵬の納谷幸喜さん(享年72)の孫・納谷幸男(18)が格闘家を目指すことになった。門を叩いたのは、初代タイガーマスクの佐山サトルが総監を務める掣圏(せいけん)真陰流興義館。3月18日には、マスコミを集めて初稽古が公開されたが……。 「なんと言っていいか(笑)。微妙な空気に包まれていましたね」 そう苦笑するのは、スポーツ紙の格闘担当記者だ。納谷は祖父譲りの恵まれた体格で、身長は196センチ、体重は120キロ! 日本人離れしたサイズで「将来の格闘界を背負う逸材」ともいわれる。この日の初練習ではパンチやキック、寝技などに挑戦。パンチを受けた佐山は「重いし、スピードがある」と破壊力に太鼓判を押し「セメント(真剣勝負の意味)でイイものを持っている。いずれはUFCに出ていってもいい。必ず世界チャンピオンにする」と語った。 だが、間近で見ていたスポーツ紙記者の表情はさえない。 「亡くなった大鵬さんは孫の幸男くんにも相撲をやってもらいたかったらしいが、途中で向いていないことに気付き、あきらめたとか。それで親交のある佐山さんに“教育”をお願いしたというわけ。“向いていない”理由については定かではないが、この日の稽古を見ると、なんとなくわかる気がする。要はズブいんですよね(笑)」 格闘家には動体視力、運動神経、精神力、打撃力など、さまざまなモノが求められる。週刊誌記者は「センスの問題。佐山さんから寝技の指導をしてもらった際、言っていることの意味が理解できず、困惑の表情を幾度となく見せていた。打撃の練習でもサンドバッグの音はすごかったが、キレは全然。最初だから仕方ないことかもしれませんが、記者の間では『ウドの大木だな』という声も漏れていた」と明かす。 プロレスや格闘界では大横綱を祖父に持つサラブレットの納谷を祭り上げてはいるが、過度な期待は本人のプレッシャーにもなる。長い目で見守ったほうがよさそうだ。『巨人、大鵬、卵焼き―私の履歴書』
(日本経済新聞社)
「あの大物レスラーも妻の不倫相手」身内にも弟子にも裏切られ続けた昭和の大横綱・大鵬さんの晩年
幕内優勝歴代1位の32回など、角界にさまざまな金字塔を打ち立てた元横綱の大鵬(本名・納谷幸喜)さんが今月19日、心室頻拍のため72歳で亡くなった。 1971年に31歳の若さで現役を引退し、名誉ある一代年寄として大鵬部屋を興して以降、親方として数々の弟子を育て上げてきたが、現役時代から塩辛や塩鮭など塩分の高い食べ物を大量に摂取し、1日5升(9リットル)の酒を飲む生活を重ねていたツケが回り、77年に脳梗塞を発症。左半身麻痺などの後遺症が残るなどした晩年は、身内や弟子に裏切られ続ける、つらい日々だったという。 「献身的に大鵬さんのリハビリを手伝うなど、支えとなっていた芳子夫人だが、91年に一部週刊誌で、複数の弟子たちを誘惑して男女の仲になっているという不倫疑惑が報じられた。芳子夫人は疑惑を否定したものの、夫人が若い弟子たちに宛てた赤面もののラブレターまで公開された。08年には自らロシアまで出向いてスカウトしてきた幕内力士・露鵬に大麻使用の嫌疑がかかり廃業に追い込まれた。そして、10年には野球賭博問題で娘婿の大嶽親方(元貴闘力)が賭博への関与を認定され解雇、娘と離婚してしまった。身内や弟子の裏切りの数々で心労が重なったことが、寿命を縮めてしまった」(スポーツ紙デスク) 夫人の不倫疑惑報道では、夫人が部屋から程近い錦糸町のホテルで逢瀬を繰り返していたという証言まで掲載されてしまったため、「大鵬さんは巡業先からしょっちゅう自宅に電話をかけ、家にいるときも妻の姿が見えないと捜し回るなど“監視”するようになった。自宅の電話を盗聴したこともあったようだ」(ベテラン相撲記者)という。ところが、夫人が逢瀬を重ねていたのは若い弟子ばかりではなかったようだ。 「不倫相手の1人は、大鵬さんとかなり関係が深い、大物レスラー。ただし、そのレスラーと会うときはかなり用心深く、夫婦共通の周囲の知人をうまく使ってカモフラージュし、なおかつ、大鵬さんにも知人にも不倫関係がバレないようにしていた。会う場所も錦糸町ではなく、角界関係者があまりいないエリアの高級ホテルを利用していたようだ」(同) 通夜は30日、葬儀は31日に東京都青山葬儀所で営まれ、喪主は芳子夫人が務めるが、そのレスラーが参列するとしたら、天国の大鵬さんに深く懺悔することになりそうだ。『相撲増刊 大鵬幸喜 追悼 2013年02月号』
(ベースボール・マガジン)
引退・高見盛「実は最強だった」証言多数 “八百長騒動”も蚊帳の外で「すべてガチ」だった!
ぎこちない動作から“角界のロボコップ”と呼ばれた元小結で東十両12枚目の高見盛が27日、現役引退を表明した。 千秋楽は若荒雄を下して5勝10敗で場所を終えたが、来場所の幕下転落が確実となったことから決断した。今後は東関部屋付きの親方として第二の人生を歩むという。 都内のホテルで記者会見した高見盛は「体全体がボロボロで、これ以上取っても体を傷つけるだけ」と語り、現役最後の一番を白星で終え、満員の館内を沸かせたことを「覚悟を決めていたから、力を発揮できた」と笑顔で振り返った。 角界の人気者がまた一人、土俵を去ることになるが、相撲担当記者の中には「高見盛最強論」を唱える人も多い。 高見盛の右手の握力は角界屈指で、それを生かした右四つの体勢からの力相撲は圧巻。 「平成の名横綱も言っていました。『あいつが右四つになると本当に強い。ふんばっても力で持っていかれる』と。正直、高見盛というとお茶の間ではネタっぽく見られていますが、れっきとした実力者なのです」(担当記者) 引退会見で「体全体がボロボロ」と語ったことも実に興味深い。別の担当記者が明かす。 「高見盛は番付が下がっても人気者だったから、懸賞金の数が格段に多かった。相撲では勝者が懸賞金を総取りできるシステム。相手力士にしてみれば、高見盛との対戦はおいしく、魅力的。ほとんどの力士が高見盛と何日目で当たるかを逆算して、そこに体調のピークを持っていっていた」 裏を返せば、“八百長問題”で大揺れだった時も、高見盛だけは蚊帳の外で、取り組みはすべて「ガチ」。それも相手はモチベーションMAX状態だ。それがどれほど過酷だったかは想像だに難くない。「体がボロボロになるのも当然。入門から引退まで、全力勝負してきたのは高見盛くらいのもの」とは角界関係者だ。今は「おつかれさま」という言葉しかない。『愚直に、一途に―高見盛の生き方』
(東邦出版)
引退・高見盛「実は最強だった」証言多数 “八百長騒動”も蚊帳の外で「すべてガチ」だった!
ぎこちない動作から“角界のロボコップ”と呼ばれた元小結で東十両12枚目の高見盛が27日、現役引退を表明した。 千秋楽は若荒雄を下して5勝10敗で場所を終えたが、来場所の幕下転落が確実となったことから決断した。今後は東関部屋付きの親方として第二の人生を歩むという。 都内のホテルで記者会見した高見盛は「体全体がボロボロで、これ以上取っても体を傷つけるだけ」と語り、現役最後の一番を白星で終え、満員の館内を沸かせたことを「覚悟を決めていたから、力を発揮できた」と笑顔で振り返った。 角界の人気者がまた一人、土俵を去ることになるが、相撲担当記者の中には「高見盛最強論」を唱える人も多い。 高見盛の右手の握力は角界屈指で、それを生かした右四つの体勢からの力相撲は圧巻。 「平成の名横綱も言っていました。『あいつが右四つになると本当に強い。ふんばっても力で持っていかれる』と。正直、高見盛というとお茶の間ではネタっぽく見られていますが、れっきとした実力者なのです」(担当記者) 引退会見で「体全体がボロボロ」と語ったことも実に興味深い。別の担当記者が明かす。 「高見盛は番付が下がっても人気者だったから、懸賞金の数が格段に多かった。相撲では勝者が懸賞金を総取りできるシステム。相手力士にしてみれば、高見盛との対戦はおいしく、魅力的。ほとんどの力士が高見盛と何日目で当たるかを逆算して、そこに体調のピークを持っていっていた」 裏を返せば、“八百長問題”で大揺れだった時も、高見盛だけは蚊帳の外で、取り組みはすべて「ガチ」。それも相手はモチベーションMAX状態だ。それがどれほど過酷だったかは想像だに難くない。「体がボロボロになるのも当然。入門から引退まで、全力勝負してきたのは高見盛くらいのもの」とは角界関係者だ。今は「おつかれさま」という言葉しかない。『愚直に、一途に―高見盛の生き方』
(東邦出版)
「取材中もタバコをスパスパ」9勝6敗の新横綱・日馬富士の“朝青龍化”が止まらない!?

日馬富士 公式ブログより
新横綱となって初めて臨んだ九州場所を9勝6敗で終え、早くも「引退説」がささやかれている日馬富士。終盤の5連敗は横綱が番付に載った1890年以来初めてで、10勝未満も87年九州場所の大乃国以来25年ぶりの不名誉記録となった。
千秋楽結びの一番で横綱白鵬に敗れた日馬富士は「一生懸命やった結果。もっと体と心を鍛えて頑張っていきたい」とサバサバとした表情で話したが、角界関係者の間では“朝青龍化”を指摘する声も上がっている。
同じモンゴル出身の朝青龍と日馬富士の師弟関係はつとに有名。一説には「朝青龍に逆らえない理由がある」そうで、「日馬富士の親族がモンゴルで遭難した際、朝青龍が軍部を動かして、その親族を救出した」ともウワサされている。
朝青龍が現役の頃はよく一緒に飲み歩き、“先輩”の不祥事をもみ消す役割もこなしていたという。ワイドショー関係者は「数年前に週刊誌で朝青龍が某グラドル相手にレイプ未遂騒動を起こしたと報じられましたが、そのグラドルを朝青龍に紹介したのが日馬富士。こうした背景もあり、日馬富士が“朝青龍化”するのは時間の問題とも言われていた。
相撲ライターの1人はうんざりした様子で「タバコをスパスパ吸いながら取材に応じるし、朝稽古には連日の深酒を理由に来ないこともある。あの“問題横綱”に似てきていますよ……。親方が日馬富士に厳しく指導できないところも似ている」と語る。国技はいったいどうなってしまうのか──。
「入門者がいなくなる!?」元弟子が暴露した貴乃花親方“暴行”疑惑の余波

『NHKスペシャル貴乃花が夢だった』
(NHKエンタープライズ)
5年前の時津風部屋における弟子暴行死亡事件を皮切りに、各部屋の親方の暴行事件や力士の大麻事件、さらには八百長疑惑による力士の大量解雇など、一時は存亡の危機に直面した大相撲。角界の旧態依然とした体質の大胆な改革を唱え、近い将来の理事長候補として期待されている貴乃花親方の弟子に対する暴行疑惑を、「週刊新潮」(新潮社)の5月3・10日号が報じている。
同誌に告白したのは、2年前に入門し、今年3月8日に廃業した18歳の元弟子。この元弟子によると、今年1月の初場所で、入門から初めて勝ち越したため同親方に報告に行くと、「なんで先輩よりも先に報告に来るんだ!」と怒鳴りつけられ、腹や顔面をボコボコに殴られたという。この元弟子に対する同親方の暴行は入門から1年が過ぎたころから突如始まったが、同親方の弟子たちへの暴行は以前からほぼ満遍なく行われ、1人につき多い時は週に1~2回、少なくとも月1回は繰り返されていたという。
部屋のおかみさんである景子夫人も見て見ぬふりだったというが、この元弟子が部屋を飛び出すと、実家の父親に電話をしてきた景子夫人は、父親から同親方の暴行を聞かされ「知らなかった……ショックです……」と話したという。
さらに、同部屋からは円満解決を図るべく、これまでの生活について「いじめや問題となる行為をなんら受けることはなく……」などと書かれた「誓約書」なる文書が送られ、文書に親子で署名・捺印しての返信を求められたという。怒りが収まらない父親は2度にわたって日本相撲協会に抗議するもナシのつぶてだったというから、角界の変わらぬ体質がまたまた浮き彫りになってしまった。
「貴乃花親方はいわゆる“かわいがり”的な暴行は当たり前の環境で育ってきたため、加減できなかったのでは。2004年2月に貴乃花部屋を構えた際、貴乃花親方は『5年以内に関取を育てる』と宣言したが、いまだに育てた関取はゼロ。というか、名選手が名コーチになれない典型で、教え方があまりうまくなく、まったく入門者がいない時代が続いていた。現在、幕下で十両入りを目指す弟子3人は貴乃花親方自らスカウトしたとはいえ、1人はモンゴル人、2人は高校時代に実績のある力士で、貴乃花親方の指導よりも、本人たちの素質によるところが大きい」(角界関係者)
4月22日に放送されたドキュメンタリー番組『情熱大陸』(TBS系)では、3月の春場所で担当部長に抜擢された貴乃花親方に密着。集客に奔走する姿、ケガをした弟子をいたわる姿、さらには、地方で入門希望者たちと対面する姿などが放送されたが、少なからず暴行疑惑の余波はありそうだという。
「貴乃花親方は部屋と別の場所に自宅があり、毎朝電車で部屋に通うという角界では珍しい“通い親方”。朝稽古が終わると日課の散歩に出かけるので、ろくに弟子たちとちゃんこを食べないし、景子夫人もめったに部屋に姿を見せない。にもかかわらず、テレビカメラが入ると、“理想の部屋”のような雰囲気を演出して最大限に部屋をPRしている。そんな中、今回明らかになった貴乃花親方の“裏の顔”は、弟子集めに多大なる悪影響を与えるだろう。数年間続いた入門者なしに逆戻りする可能性もありそう」(スポーツ紙記者)
貴乃花親方は25日、暴行疑惑について日本相撲協会から聴取されたが、同協会の危機管理委員会副委員長を務める八角親方(元横綱・北勝海)は「貴乃花親方に事情を聴いたが、暴行の事実は否定していた。今の状況で協会が介入することはない」とコメント。
どうやら、同協会が未来の理事長候補とも言われる貴乃花親方の“裏の顔”をまともに追及する気はなさそうだ。
「受け身が怖い、攻防の展開を記憶できない……」元力士のプロレス転向を阻む高い壁
「やってみたかったけど、あきらめました......」
男は大きな体を小さく丸めてため息をついた。彼は、少し前までは"関取"と呼ばれていた。八百長騒動で引退を余儀なくされた元力士の1人なのである。
断念したのはプロレスラーへの転向だ。八百長騒動で名前が挙がる前から「もしかしたら自分も処分されるかもしれない」とは思っていたそうだが、騒動の渦中にあるプロレス団体の元力士レスラーから誘われて「思い切ってやってみよう」とその気になっていたのだという。
「プロレスがあるから相撲はやめてもいいやと最初は開き直っていたんですよ」
プロレスにはそれまでまったく興味がなかったという元力士だが、実際にはプロレス転向は思っていたほど甘くなかったという。
「道場に呼んでもらって、とりあえず基本的な練習をしてみろということになりました。受け身とロープワークができれば、ある程度は何とかなるからって言われて......」
身を丸くして横転するのは相撲のぶつかり稽古でも長年やってきた基礎で難なくこなせたというが、難しかったのはラリアットなどをやられたときにそのまま背後に倒れる後ろ受け身だった。
「立った状態から後ろに倒れるのが何回やっても怖いんです。それで、つい尻もちのように倒れてしまって。柔らかいマットを敷いてもやっぱり同じで」
さらに、そこから立ち上がる動作も苦手だったという。
「プロレスは起き上がる向きとかも決まっていて、右から! と言われても左から起き上がってしまったり、素早くサッと起き上がれず、また尻もちをついたり......。自分は相撲以外の運動神経がないのかもしれません」
その後、ロープに跳ね返る反復練習をしたが、これも背中に激痛が走って断念した。
「指導してくれた若いプロレスラーには、試合になったら10分とか20分とか攻防の展開を全部記憶してその通りにやらなくてはいけないって言われて、そういうのを記憶するのも無理だと思いました」
その後、他の引退力士と一緒にプロレス観戦したが、実際の試合を見て「こんなものオレにはできない」とあらためて認識。団体側には断念することを伝えたのだという。
「その後、ある格闘技の団体から"テキトーに負けてもらっていいから一度だけ出てくれ。練習しなくてもいいから"なんて誘いがありましたが、みっともない見せ物に使われるのは嫌なので」(元力士)
結局、いまだ次の仕事が見つかっていないという元力士。インタビューを終え少ない謝礼を受け取ったときにはつい「ごっちゃんです」と言ってしまい笑ったが、自転車に乗って去る後ろ姿には悲哀が漂っていた。
(文=木場田)
「週刊ポスト」は大相撲八百長をこう報じてきた
ふむふむ。

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大相撲は八百長問題により五月場所が中止、代わりに東京・両国国技館で五月技量審査場所として行われているが、通常の場所とは大きな変化が出ている。興行色を排除するため、力士の名前が書かれた幟などをなくし、観客席でも飲酒は禁止。チケットは無料で配布されている。
八百長を防ぐための策も徹底している。関取や付け人、床山らは支度部屋に携帯電話の持ち込みが禁止。これは、八百長に携帯電話が使われていたためなのだが、まるで中高生扱いである。支度部屋でも監察委員の親方が力士が妙な動きを見せないか、常時見張っているのだという。
何より大きく変わったのは土俵上だ。角界関係者は「やはりガチンコだと緊張感がありますね。いつもより面白いですよ」と語る。
横綱・白鵬が初日から際立った強さを見せ付けているのに対し、2日目が終わった時点で連勝したのは4大関の中で把瑠都1人だけという体たらくっぷりだが、大関陣も裏では必死だという。
前出関係者は「これまで支度部屋にはスポーツ新聞やマンガ雑誌が散乱し、緊張感はまるでありませんでした。しかし、今回の技量審査場所では信じられない光景が見られました。取組前に支度部屋で大関たちがそろって鉄砲をしたり、稽古をしていたのですから。近年こんなことはなかったので、さすがにビックリしてしまいましたよ」と明かした。練習しただけで驚かれるプロのアスリートもいかがなものかと思うが......。
場所前の体重測定では約6割の関取が体重減。八百長問題や野球賭博問題が次々と起こり、心労のためでは? という声も多いが、「ちゃんと稽古するようになったからではないですか? いつもならば場所中でも平気で飲みにいく関取は多いのですが、今はそんな雰囲気はありませんよ」と相撲ジャーナリスト。
とにかく生まれ変わった相撲に期待しようではないか。
マヨブラジオ presents ブラックマヨネーズ 吉田VS小杉 意地のガチンコマッチ
乞うご期待?

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八百長問題で大相撲を廃業した元力士たち。ほとんどは今後の去就を決められないまま無職の状態だ。
一部の選手はプロレスや格闘技への転向に色気を見せているが、実際のところ具体的に交渉をしているのはごく一部と見られる。
プロレス団体IGFでは4月28日、都内での大会に、先にプロレス転向した元幕内・若麒麟の鈴川真一の招待で、元千代白鵬、元霧の若、元旭南海ら数名の元力士たちが来場したが、いずれも報道陣の問いに「観戦に来ただけです」と転向を否定した。
ただ、それでも現時点で元力士たちを招き入れる業種はプロレス、格闘技団体ぐらいしかなく、いずれは数名がリングに上がることになる見通しだ。彼らが今、何を思っているのか、複数の引退力士と連絡を取り合っているという現役力士Tに話を聞いた。
「話を聞いているのは6人。うち1人は先日、IGFを見にいった力士です。彼らからは基本的に"何とか相撲に戻る方法はないか"という相談を受けているんですが、まあそれは難しいと。じゃあプロレスか格闘技に行くかって話もあるわけですが、格闘技というとK-1とかで横綱(曙)が無残にKOされた姿を見ちゃっていて、自分もあんなふうにやられてしまうのかと思っているヤツが多い。だって、そういう練習はしてないんだから。それで、じゃあ試合の筋書きが決まっているプロレスの方がいいかというと、八百長疑惑で辞めているのに、そういうショーの世界に行くというのも心中、複雑だと言うんですよ」
それでも生活のために転向を考え始めている元力士もいるという。
「ですが先日、あるプロレス団体の道場に行って、後ろに倒れる受け身とかね、プロレスの練習を少しやってみたそうですよ。そしたら"思ったよりキツい"って。転んでも転んでも起き上がらなきゃいけないのもスタミナ使うし、まず減量しないと息が切れるって言ってましたね。これなら格闘技の方がいいかもって」(前出現役力士T)
この6名の元力士らはいまだ転向の決断はできていないというが、もしやるなら......という仮定で聞くと、プロレス派が4、格闘技派が2で分かれたという。
格闘技戦にも出場している、あるプロレスラーによると「相撲をやる前にレスリングなどほかの格闘技経験があれば比較的、格闘技にも順応できるが、相撲しかやったことがないのならプロレスの方がいい」というが、果たして彼らの選択は......。
「曙」
確かにアレはトラウマもの。

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