大槻ケンヂさんの至言「ネガティブを売りにすると自家中毒に陥るんです」(前編)

IMG_6736_.jpg モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第30回のゲストは、ロックミュージシャンの大槻ケンヂさんです! [今回のお悩み] 「明確なビジョンがありません......」 ──わーい大槻さんだ! お久しぶりです! 唐突ですけど、初めて大槻さんと対談させてもらったとき、私、感極まって「結婚してください」って言ってたんですよね。あれから7年経ってもどちらも未婚ですし、そろそろ結婚して欲しいんですけど! 大槻ケンヂ(以下、大槻) え~? 僕と小明ちゃんとじゃマイナスとマイナスで、プラスになんないよぅ。よくないと思う(きっぱり)。 ──確かにマイナスにマイナスを足してもマイナスが増えるだけ......。でも、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』で私のTシャツ(ゾンビのデザイン)とか着てくれてたじゃないですか! 大槻 あ、それは違うの。そういう意味じゃないの。夏フェスに来ている若者に冷や水をぶっかけてやろうみたいな、「いちばん夏フェスにふさわしくないシャツはどれかな?」って、お家で選んだの。 ──え......そんな理由だったんですか? いや、えーと、ありがとうございます......? でも、大槻さん、今45歳じゃないですか。現状はどうなってるんですか? 大槻 現状? 老いていくなぁって......。 ――結婚とかしないんですか?(しつこく) 大槻 人といるのは苦手かも。家族という単位が得意ではないかもしんない。あのさ、小明ちゃんは志村けんさんとかに行きなよ。仲本工事さん、ぶーさん、あとすわ親治さんとか、ジャンボマックスとか、もう意味が分からないところに行こう。 ──私の結婚相手で奇をてらおうとしなくて大丈夫です! でも、若い奥さんもらった加藤茶さんが本当に幸せそうでうらやましいですよね。大槻さんもあと20年くらいしたら、17歳くらいのメイドさんとかと暮らすっていうのは? 大槻 それはあり! それはぜんぜんありなの、でも、そうもいかないやね~。 ──それは現状でもぜんぜん可能じゃないですか? 女の子いっぱい寄ってきそうですし! 大槻 あのね、40代っていうのは、一番、若い子にガツガツするのを恥と思う年代なんです。やっぱ、ちょっと分別のついた今、それをやっちゃどうなのよ!? って思う。女の子に寄ってきてもらっても、お金であったりバックボーンであったりを含めてのものだから......それは悪いことじゃないんだけどね、そんな自分をよしとするのがちょっと......俺はそうじゃないだろうっていう......。 ──真面目なんですね~。 大槻 真面目なの、それはなぜかって言うと、勃ちが弱くなってくるからなの。 ──え!? 下の話!? 大槻 勃ちが弱くなってくると、男はそう思うの。ところが、それを超えると、自分の培ってきた立場なりコネクションなりを、「どうぞ~すべて差し上げますよ~」っていう、おおらかな気持ちになれる。 ──それがカトチャン! ......大槻さんも、もうあと一周ですね! 大槻 そうなる前に死んでなければね~。 ――発言がおじいちゃん......! それはさておき、私は『グミ・チョコレート・パイン』(角川書店)を読んでからずっと大槻さんリスペクトの人生ですから、今日はそのへんの話をじっくりと......。 大槻 いや~、本当にね、最近、リスペクト慣れしちゃってね~。とにかく会う人会う人みんな僕をリスペクトしてくれるんだよ。こないだもスポーツジムの風呂で、いきなり「あ、大槻さん! 筋少には命を救われたんですよ~」って、軽ぅ~く言われて、「あ、そ~すか~」って、こっちも裸でさぁ。それでその人と脱衣所でまた会っちゃって......。あっちは「また頑張って命を救ってくださいよ~!」とか言ってたり、ちょっと尊敬が軽いのよ(笑)。 ──それはちょっと気まずそうですね~。 大槻 だからつまり、まとめて言うと......なんだっけ? そうだ、小明ちゃんと僕は良くないと思う! マイナスとマイナスで......。 ――そんなに嫌ならもういいです! えっと、じゃあ気を取り直して今日の相談なんですけど......。 大槻 あ、僕が相談に乗るの? なんでも相談してください。ふふふ。 ──いやぁ、大槻さんには他誌やイベントでも何度か相談に乗っていただいて......いつもすみません! この連載が始まってから、ずっと「大槻さんにお願いしよう」って話は出てはいたんです。でも大槻さんに相談しても、いつも「小明ちゃんは引田天功さんのモノマネをすればいいじゃない」としか言わないから......。 大槻 えっ!? だから、小明ちゃんはなんで天功さんを拒むの? それが分からない。だって伸びしろじゃん! ──伸びしろ、ですか? 大槻 そうだよ! そこからグッと引っ張ればいいのにさぁ! ──天功さんのモノマネして何を引っ張ろうと言うんですか! 北朝鮮ですか! 大槻 北朝鮮引っ張ってきたらたいしたもんじゃない。 ──確かに! でも、私不器用なんですよ。イリュージョンできるかなぁ。 大槻 文句が多いんだよぅ。ちなみに、この連載ではみなさんどんなことを話してるの? ──えーと、みなさんそれぞれ、告知絡みだったりして......。 大槻 あははは! 告知(笑)! ──すみません、人望がないもので、告知に絡めて無理やり相談させてもらってる感じです。だから、今回みたいに告知なしで出てくれる方は本当にありがたいです! 大槻 えっ、したいですよ! 告知できないの? でもまぁ、とりあえず真面目に答えましょう。まず、小明ちゃんはどうなりたいんですか? ──それが、特に「こうなりたい!」っていう明確なビジョンなしに歩いてきちゃったもんで......強いて言うなら、人気のグラビアアイドルになりたいです! 大槻 それがいけないんですよ。まず、明確なビジョンを持ちましょうよ。 ──え? いや、だから、グラドルに......えっと、大槻さんは25、6歳のときに、明確なビジョンありで走ってました? 大槻 あ~、そう言われるとちょっとな~。25、6歳でしょ? ぼんやりしてた。22歳でデビューして23歳くらいで突然ドカンと来て、24歳くらいでもう武道館に立っていたの。 ──恐ろしい人生ですね......! 大槻 そうそう、ジェットコースター人生だったから、僕もあんまりビジョンはないなぁ。常に不安はありますけどね。小明ちゃんはどうしたらいいんだろう。何か売りがなきゃね。 ──売り? 大槻 今は、その、ぼやき? ぼやきが売りになってるけど、ぼやきを売りにしてる"ボヤッキー"はもういるし。つぶやきシローとか。 ──岸部シローもいますね。 大槻 岸部シローもいるね。シローはぼやくね。あっ、"小明シロー"って名前にしたらよくない? "ボヤッキー・小明シロー"とか。あと"ボヤッキー・小明ちゃん"っていう、サンプラザ中野くんさんみたいな、「なんだろうその改名?」っていうのとか。あっ、そうか! "アイドル小明くん"は? いいよね!? そしたらみんなから「あ、アイドルさん」って呼ばれるし。 ──やだ......。 (中編につづく/取材・文=小明) ●おおつき・けんぢ 1966年、東京都生まれ。ロックミュージシャン。87年に「筋肉少女帯」としてメジャーデビュー。一躍スターダムに上り詰め、「特撮」でも活動中。また、92年に処女小説『新興宗教オモイデ教』(角川書店)を発売。以降、文筆家としても多数の作品を著している。 ●あかり 1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
5年後の世界 6年ぶりの新作です。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第29回】 辛酸なめ子さんの至言「なんか、つい交尾の話とかしちゃうんです」(前編) 【第28回】 みうらじゅんさんの至言「アイドルライターってなんなの?」 【第27回】 山路徹さんの至言「バラエティーが怖いようでは戦場に行けないですよ」 【第26回】 浅草キッド・玉袋筋太郎さんの至言「相手がクンニしてる顔を思い浮かべなさい」 【第25回】 前田健さんの至言「自分は赤毛のアンの生まれ変わりだと思ってる」 【第24回】 叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

ドラクエ好き女子ライターが教える、ドラゴンクエスト展のマニアな楽しみ方

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魔法使いの帽子と、ホイミスライムは筆者の私物。
ゆるいものならなんでも大好き♪ ロリ顔ライター・朝井麻由美が気になるスポットをご案内します。  『ドラゴンクエスト展』(以下、DQ展)が10月8日から期間限定で開催されている。筆者は、全シリーズはもちろん、『ドラゴンクエストモンスターズ』等までやり込んだほどDQ好き。今回は、マニアならではのDQ展の見どころを紹介したいと思う。  まずは、入口付近に設置された"ダーマの神殿"で、戦士・武闘家・僧侶・魔法使いの中から好きな職業を選択。幼いころから「メラ」を唱えてみたいと願ってやまない私は、迷わず魔法使いを選んだ。  "ダーマの神殿"を出ると、"旅立ちの町"に入る。ここには、1~9の歴代勇者たちがズラリ。"町"だけに、ちゃんとゲーム内に出てくるようなタルや扉が再現されている。
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このタルを割ればアイテムが出て......
こないので悪しからず。
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歴代勇者たちの間に扉があるが、残念ながら開かない。
民家のタンスを漁って"ちいさなメダル"を探したかったのに。ちぇ
 町を出ると、"勇者の大地"が広がっていた。ここでは、壁いっぱいに貼られたDQ1~9の名シーンのパネルを堪能できる。
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 会場内で流れる歴代のフィールド曲を聞きながら、苦労したあのシーンから名(迷)シーンまで眺めているだけであっという間に時間が経ってしまう。
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>ローラ姫を抱えて宿屋に泊ると聞ける名ゼリフ
「ゆうべはおたのしみでしたね」。
大きなお世話だ。
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あの「ぺぺぺぺぺ」のふっかつのじゅもんも。
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愛妻ネネのおべんとう、毎日売り飛ばしていたなぁ。
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持参したmyホイミンを並べてみた。
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私はチロル派でした。
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ここは"まさゆきの地図"でしょうか?
 これらのゲームシーンは、スタッフの方々がDQ展オープン直前まで徹夜でせっせとゲームを進めてキャプチャをとったのだとか。なんてイイ話なんだろう。 また、シーンのパネルが並ぶ壁には、各シリーズの説明書きも掲示されているのだが、『ドラゴンクエスト2』のキャッチ部分には、なぜか「いやー さがしましたよ」が使われていた。作品を代表するセリフが、サマルトリア王子の迷言とはこれいかに。
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 また、"勇者の大地"という名前よろしく、ところどころでモンスターに遭遇!
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ドラキーが あらわれた! メラ!
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おおきづちの こうげき! つうこんの いちげき!
 "勇者の大地"を抜けると、"竜王の城"へ辿り着いた。ここは、他の来場客と一緒に竜王を倒すアトラクションだ。このアトラクションをこなすと、最後にDQ展限定の勇者の証がもらえる。
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"ダーマの神殿"で魔法使いの職を選んだ私は、「ベギラマ!」と叫......ぶ
のは恥ずかしかったので、モジモジと「ベ、ベギラマ......(ぼそっ)」。
 ここまででも充分DQ尽くしだったが、本番はここから。"竜王の城"からさらに奥に進んだ"歴史の洞窟"は、この展示でしか見られないお宝資料が満載のブースなのだ。堀井雄二氏が、DQの構想段階でファイルに書き留めた設定や、地図のラフ画など、ゲーム作りの裏側が垣間見える資料が所狭しと並べられている。もちろん、複製品ではなくすべて本物の手書き資料だ。
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58冊に渡るDQ7の企画書・仕様書
のファイルが丸ごと全部置かれた
スペースも。
 ちなみに、堀井氏の設定資料の中で私が最も気になったのは、DQ5の主人公の草案だ。ざっくりとしたイメージ画の横に、書かれていた主人公のスペックが、"地味"、"いなか者風味"......。父を目の前で亡くし、石像にされ、妻はさらわれ、シリーズ一の運の悪さを誇るDQ5の主人公、どこまでかわいそうなんだ。  また、鳥山明氏のモンスター原画の展示に、
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 すぎやまこういち氏の作曲術コーナーまで。
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ここでは、すぎやま氏の直筆楽譜を発見!
 その他、DQ1~4をリアルタイムでプレーした世代が懐かしくなること間違いなしの、"畳ファミコン部屋"を再現したスペースも。部屋に置かれているのは昔の「週刊少年ジャンプ」(集英社)にファミコン攻略本と芸が細かい。
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クイズ:机の上のノートに書かれているのはなーんだ?
 さらに奥へ進むと、初代から最新作までのDQシリーズをプレーできるスペースや、ドラゴンクエストオフィシャルグッズなどの展示、そして、次回作『ドラゴンクエスト10』のキャラクター設定や世界観などの情報ブースも用意されている。
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DQ5をプレーしてみたら、ちょうどビアンカかフローラを選ばなければ
ならない結婚前夜から始まった! 来場客がちょっとずつプレーしていくので、
どこのシーンから始まるかはそのときのお楽しみ。
 そして、DQ展の最後を飾るのは、ミュージアムショップとカフェスペース。スペースの名前はそれぞれ"どうぐや"と"LUIDA'S BAR(ルイーダの酒場)"と、最後までDQらしさの演出に抜かりはない。
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ドラキーが なかまに なりたそうに こちらをみている!
 "どうぐや"で売っていたドラキーを1800G(1G=1円の設定)で仲間にし、"LUIDA'S BAR(ルイーダの酒場)"でスライム肉まんをほおばり、六本木を後にした。この記事で紹介した展示は、ほんの一部にすぎない。DQを愛する皆様は、ぜひとも細かいところまで展示をじっくり見尽くしてほしい。12月4日までの期間限定開催なので、急いで! ●あと30回は行きたい度 ★★★★★ ああ、もう、仕事なのにこんなに楽しくていいのだろうか......。DQオタクの筆者としては、あと30回くらい行ってもいいとすら思った。ちなみに、すべての展示を全力で楽しんだところ、かかった時間は2時間弱。混み合う休日だと、もっと長丁場になることが予想される。平日の夜は比較的空いていて、狙い目だとのことだ。 (取材・文・写真=朝井麻由美) ●誕生25周年記念 ドラゴンクエスト展  公式HP <http://www.dq25ten.jp/> 2011年10月8日~12月4日まで、六本木ヒルズ森タワー52階 森アーツセンターギャラリーにて開催。11~22時(金・土・祝前日は23時)まで開館。最終入館は閉館30分前まで。入館料は一般1,800円、学生1,300円、子ども(4歳~中学生)800円。予約不要。
ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III あのころの気持ち、再び。 amazon_associate_logo.jpg
【散歩師・朝井がゆく!】バックナンバー 【vol.7】麺の気持ちになれるアトラクションまで!? 「カップヌードルミュージアム」が楽し過ぎる! 【vol.6】「舌の上でプチプチと......」知られざる珍味"蝉フルコース"にチャレンジ 【vol.5】お坊さんは隠れた名カウンセラー? お寺で人生相談 【vol.4】"ライター"のプライドを懸けて「売り込みナイト」にガチで挑戦! 【vol.3】なんとも言えない高揚感に体が火照る!? 話題のアニソンバーで熱唱! 【vol.2】ベタなトルコをお気軽エンジョイ! 「東京ジャーミイ&トルコ文化センター」 【vol.1】サブカルイベントゆえのゆるさ!? 『ART MAP in 阿佐ヶ谷』を歩いてみた

藤子不二雄Aだらけの町・富山県氷見市!

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珍奇なものをこよなく愛するライター・北村ヂンが、気になったことや場所にNGナシで体当たり取材していく【突撃取材野郎!】。第11回は、藤子不二雄Aだらけの町・富山県氷見市に行ってきました。 ■FミュージアムもいいけどAミュージアムも作って!  当連載では前回、オープンしたばかりの「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」へ突撃取材をしてきた。その名の通り、藤子・F・不二雄先生の人気漫画『ドラえもん』や『パーマン』『エスパー魔美』などのキャラクターや生原稿てんこ盛りの楽しいミュージアムだったのだが、ボク的にはちょっとお願いしたいことが......。それは「藤子不二雄A先生のミュージアムも作ってくれよ!」ということ。F先生とA先生、とっくの昔にコンビを解消しているのは分かっているけど、やはり昔からのファンにとって「藤子不二雄」とは永遠に2人組の漫画家なのだ!   藤子・F・不二雄先生(通称・藤子ファンタジー不二雄)の夢いっぱいの世界もいいけど、藤子不二雄A先生(通称・藤子不二雄アナーキー、もしくは藤子不二雄アヴァンギャルド)のトラウマ&悪夢いっぱいの世界も大好き。『怪物くん』『忍者ハットリくん』『笑ゥせぇるすまん』『魔太郎がくる!!』......こんなキャラクターが勢揃いしたミュージアムを是非とも作ってもらいたい! できれば藤子・F・不二雄ミュージアムの隣に。  川崎市にはいずれ本当に実現してもらいたい夢ではあるものの、すぐにというわけにもいかないので、今回は今すぐ藤子不二雄Aの世界を満喫できるスポットを紹介しよう。 ■富山県氷見市は町中が藤子不二雄Aミュージアムだ  やって来たのは富山県の氷見市。実はここ、藤子不二雄A先生の出身地ということで、町のさまざまな場所で藤子Aキャラクターと出会うことができる変な......いや、ステキな町。  氷見へ行くためには高岡駅から「氷見線」という電車に乗り換える必要があるのだが、この電車がいきなりA丸出し! ボディー全体がハットリくんのキャラクターでラッピングされた、ハットリくん電車なのだ。
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ズドーンとハットリくんでラッピングされた電車の登場に、
いきなりテンション急上昇!
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車内には藤子不二雄A先生のサインも。
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到着した氷見駅の構内にはハットリくん人形が展示されていた。
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さらに、駅前で客待ちをしているタクシーにもハットリくんが!?
 電車の外にも中にもハットリくん、駅の構内にもハットリくん、タクシーのボディーにもハットリくん......と、いくらなんでも過剰すぎるハットリカンゾウの大群にいきなり脳がクラクラしてしまったが、氷見のA推しっぷりはこんなもんじゃすまないぞっ。 ■商店街にサカナの怪物たちが......  氷見駅から少し歩いた国道沿いにある「潮風通り商店街」では、いろんなところにAキャラクターのオブジェが設置されている。ハットリくんや獅子丸、シンちゃんたちはまあいいとして、明らかにA先生のタッチではあるものの、漫画やアニメでまったく見覚えがないサカナっぽいキャラクターもしこたま並んでいるのだ。なんだこのキャラは!?  実はコレ、「氷見のサカナ紳士録」といって、藤子不二雄A先生が氷見のためにデザインしたオリジナル・キャラクターなのだ。氷見市の特産品である寒ブリを擬人化したサカナの王子様「ブリンス」(ダジャレですよ!)をはじめとして、タコの「タコ八」、チョウチンアンコウの「アンボス」などなど、魚介類をモチーフとしたキャラクターたちが勢揃いしている。  おそらく商店街の人たちは「怪物くんみたいなかわいいキャラクターを」と期待して地元に縁のあるA先生にオファーしたんじゃないかと想像するが、完成したのは怪物くんというよりは本当の怪物。A先生らしい「かわいい」と「気持ち悪い」ギリギリの線をいった、ファン的には実に楽しめるキャラクターたちではあるものの、地元の人たちはどう思ってるのか......。  ちなみにこの「サカナ紳士録」オブジェたちは、近づくと「ボンヨヨヨーン!」という音とともにしゃべり出すのだ。ボクみたいに、コレ目当てでやって来ている観光客にとってはうれしい仕掛けだけど、知らない人がいきなりサカナからしゃべりかけられたらビックリして腰ぬかしちゃうよ!
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郵便ポストの上にハットリくん、これはうれしい!
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柱に縛り付けられて号泣しているようにも見えるシンちゃん。
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そしてコレが問題のブリの「ブリンス」。
まあ、わりとそのまんまブリですね。
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こちらはタコの「タコ八」。
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チョウチンアンコウの「アンボス」ちょっと目がイッちゃってます。
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商店街のお店のシャッターや柱にも、A先生のキャラクターたちが。
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これはA先生のキャラじゃないですね、明らかに。
それにしても「アイドル」って......。
■喪黒福造がそびえ立つお寺  さて、謎キャラクターが立ち並ぶ衝撃的な商店街を抜けると、ハットリくんのイラストが添えられた「光禅寺」なるお寺の看板が。いくらなんでも、お寺の看板に漫画キャラというのはやり過ぎなのでは!? と思ったものの、実はこの光禅寺、藤子不二雄A先生の生家なのだ。  かつて、A先生の父親がこのお寺の住職を務めていたのだが、小学5年生の時に急死してしまい、新たな住職が外部から来ることになったことからA先生の家族は高岡市へと引っ越すことになった。そこで藤子・F・不二雄先生と出会ったという、コンビ漫画家「藤子不二雄」誕生のターニング・ポイントのひとつともいえる重要なスポット。  ファン的にはそれだけでも訪れるべきお寺なのだが、さらにこの光禅寺の境内にはズラリと藤子不二雄Aキャラたちの石像が建ち並んでいるのだ。もちろんうれしいんだけど、一気に珍寺な雰囲気になってしまっているような気もしなくもない......。
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いまだかつて、お寺の看板に漫画キャラが使用されたことがあったでしょうか!?
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ごくごく普通のお寺に見えるものの、境内にはAキャラたちの石像が。
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『怪物くん』や『プロゴルファー猿』はまだいいとして、
『笑ゥせぇるすまん』をお寺に設置するのはアリかなぁ......?
★光禅寺(藤子不二雄A生家) 富山県氷見市丸の内1-35 ■観光資源としてのパワーは未知数だが......  最後に紹介したいのは、「ハットリくんのからくり時計」。市街中心部の湊川に架かる中の橋のすぐ横に設置された巨大なからくり時計なのだが、昼間の時間帯、毎正時に始動するからくりがものすごいんだ。  時計から水がビュービュー吹き出すは、ハットリくんとケムマキの人形がガンガン動いてバトルをするは、ケンイチくんはなぜか獅子舞を持っているは......。意味はよく分からないものの、とにかくお金と技術が大量につぎ込まれていそうな豪華なからくりショーが約4分間にわたって繰り広げられる。  これだけの大がかりなからくり、一回稼働させるだけでそれなりにお金がかかりそうな気がするのだが、見ていたのはボクひとり......。まあ、地元の人は毎日何回も動いているからくりをわざわざ見る気もしないんだろうけど。とにかく見応えたっぷりのショーなので、ファンの人はぜひ訪れてもらいたいスポットだ。
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なんだかフシギな形をしたからくり時計。
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ハットリくんとケムマキくんが出てきた! 
そしてビュービュー吹き上がる水、スゲー!
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シンちゃんや獅子丸、ケンイチくんも登場。なんで獅子舞を持っているのかは謎。
★虹の橋・からくり時計(ハットリくんのからくり時計) 富山県氷見市丸の内  このように、富山県氷見は町全体が藤子不二雄Aミュージアムといってもいいくらい、いたるところにAキャラたちがウジャウジャと沸いている、ファンだったら立ち脱糞必至、そしてファンでもなんでもない人的には「なんじゃこりゃ!?」感の強い町なのだ。漫画家さんの地元が町おこしとしてキャラクターを使用している例はたくさんあるものの、ここまで大規模にやっている自治体は少ないんじゃないだろうか。  まあ、ボクがフラフラ歩き回っている間、観光客らしき人どころか地元の人すら見かけなかったのは若干心配になるものの(しかし、商店街にあったラーメン屋で食ったラーメン一杯分くらいしかお金落としてない)、氷見市には今後もガンガン藤子不二雄A先生を推しまくってもらい『魔太郎がくる!!』の像や『ブラック商会変奇郎』の像、さらには『狂人軍』(A作品の中でも著しくクレイジー度の高い漫画)の像までどんどん作ってもらいたい! fujikoai01.jpg <おまけ>  氷見市にはまだまだ注目のAスポットがたくさん。こちらも合わせて訪れてね! ■氷見フィッシャーマンズワーフ 海鮮館 富山県氷見市中央町7-1
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全国でも珍しい漁港内にある道の駅・海鮮館には、A先生デザインの
「ひみぼうずくん」の像が。これまた、かわいいんだか
かわいくないんだかビミョーな......。
■氷見市潮風ギャラリー「藤子不二雄Aまんが展」 富山県氷見市中央町3-4
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潮風ギャラリーでは「藤子不二雄Aまんが展」が常設で開催されている。
原画の展示やコミック図書館、トキワ荘での部屋を再現したコーナーなど見所満載!
(取材・文・イラスト・写真=北村ヂン)
藤子不二雄Aのブラックユーモア 1 黒イせぇるすまん ちょっと遠いけど行く価値あり。 amazon_associate_logo.jpg
●「突撃取材野郎!」バックナンバー 【第10回】ファン狂喜乱舞モノ!?  藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきた 【第9回】男だけど女声を使いこなす"両声類"になりたい! 【第8回】SM雑誌だらけの図書館!? 風俗資料館 【第7回】 テレクラは今こんなことになっている2010 【第6回】『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(後編) 【第5回】『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(前編) 【第4回】手塚、藤子、赤塚、石ノ森......漫画界の巨匠たちも食べた伝説のラーメン屋 【第3回】「激安宿に泊まりたい!」ドヤ街で一泊1,000円代の宿に泊まってみる 【第2回】「甘酸っぱい思い出のシンボル......」僕らの愛したブルマーは今どこに 【第1回】アイドル小明と行く、サブカル魔窟『中野ブロードウェイ』

辛酸なめ子さんの至言「なんか、つい交尾の話とかしちゃうんです」(後編)

akari_nameko02.jpg ◆前編はこちらから ――やらなくていいですよ! 私も厳しめの女子高に通っていたんですけど、あの満たされ方は半端なかったです。男子がいないだけでこんなに快適に生活できるんだ、と感動しましたよ。でもその女子校のぬるま湯に浸かりすぎたのか、いまだに男性と接する際の正解がわかりません。メンズと話す際にうまいこと女を出せないというか......出せてたらもっとグラドルの時に成功できてた気がします。  私も出せないですね、愛想がなくて、よく、怒ってるとか勝手に誤解されていました。あとは打ち解けようと思って最初に下ネタを話しすぎたり......なんか、つい交尾の話とかしちゃうんですけど、やっぱりまずい空気になるというか、明らかに男性が引いちゃったりしますよね。この年になって、やっと「下ネタはあんまり言っちゃいけないんだ」っていうことに気づけました。 ――交尾?(どんな下ネタなんだろう)下ネタもうまく使えばドキッとさせられるんでしょうけど、力加減がわからないですよね。男女共学の方が戦い方を身につけられる。  グラビアアイドルはそういうのが上手いんじゃないですか? ――私は上手くやろうとして失敗続きで完全に心が折れました。不思議ちゃんになってみたり、変に媚びて空回りしたり......。あらゆる業界人に好かれた覚えがないです。  やっぱりどんな嫌な業界人でも嫌悪感を出しちゃいけないってことですよね。 ――なめ子先生はあんまり感情が表に出る方じゃないですよね。  そうですねー。でも、前にそういう業界人の方とのお仕事の後、打ち上げで何故かセクハラ的な話になってしまって、ちょっと耐えられなくて途中で帰った事ありますね。それ以来、そういう打ち上げは断るようにしてますね。 ――いいなぁ。私も滅多に誘われないですけど、フリーだとそういう付き合いも仕事のうちみたいなところがあるから、断ったら仕事をもらえないんじゃないかと思って参加して、結局うまく立ち回れなくて落ち込んだりしてます。どうすれば人に好かれるのかな......あっ!! そういえば、この間ひとりで台湾に行って気づいたんですけど、現地で言葉がわからなくて「うれしい」「たのしい」「わ~すご~い!」い、みたいな、ダメなキャバクラ嬢みたいな単語しかしゃべれなかったんですけど、日本より俄然好感を持たれたんです。そういうことですかね。  ミスキャンパスみたいな人たちのブログを見ていると、それくらいのことしか書いてないですよね。「アイスがおいしかった」とか「友達とメールして~」とか、そういうことが重要なんですね。面白いこと言おうとすると、かえって男性は引くみたい......。私も以前アメリカの学者の説で「男性はギャグを攻撃の一種だと受け取るから、女性がギャグを連発すると引いていく」って読んだことがあります。男性は自分が笑わせたいっていうのが大きいと思うんですよ、だから相手より面白い話はしちゃいけないみたいですね。 ――それで、つまらない話をしたら、「女の話はオチがない」とか言われるんでしょ! なんか腹立たしい!  なので、やっぱり小明さんが台湾で習得されたことは正しいんじゃないですかね。日本語でもそれくらいの会話をした方が良いのかもしれませんね。 ――男性に気に入られたい願望も、お仕事願望も満たしたいので、本気で「サバイバル女道」頑張りたいです! なめ子先生は、今お仕事を始めて何年目ですか?  えーと、そうですね、19年とか......。 ――すごい!! どうしてそんなに続けられるんでしょうか?  なんですかね? 就職したくなかったから就職以外のことをやって、気づいたら続いてた感じです。地球はもうすぐ滅亡するかもしれないし、それまではがんばろうかなって......。 ――え、地球が?  はい、地球が。 ――......スケールが大きい! でも、やっぱり嬉しいこととか、良いことがなければ続けられないと思うんですよ。18年間あったら、かなりそういうのがあるんじゃないですか?  続けててよかったこと? えー......(無言)。 ――......あまり、ない?  親にもまだそんなに認められてないというか、やっぱり「ちゃんと立派な大学を出て、良い会社に働く仕事をしろ」みたいな空気なので、なんと言うかなぁ。 ――テレビに出る機会もかなりあるじゃないですか、そういうのはどうですか?  テレビは、スタジオに、なんですかね、明らかに霊がいる感じのスタジオですごく体調が悪くなるとか......。 ――テレビ局ってそういうのが多いって聞くけど、本当なんですね!  都内の墓地の近くにあるスタジオとか、かなり怖い感じでしたね。異様な眠気に襲われるとか。普通だったら2~3時間ならずっと座っていられるはずなのに、それも辛くなってくるっていう感じですね。あと目を閉じるとまぶたの裏に、ドクロがたくさん現れたり。上から巨大クモが糸を伝って降りてきたときはかなり不気味でした。出かけるまえにセージのスプレーとか......あ、セージっていうのはインディアンが使ってた邪気を避ける葉っぱがあるんですけど、それの抽出したスプレーを買ったんで、それをシューッとしたんですけど、無駄でしたね。あとえーと、良かったことですよね、良かったこと......(無言)。 ――そんなに浮かばないなら、無理しなくて良いですよ......。ありがとうございました! (取材・文=小明) ●しんさん・なめこ 1974年、東京都生まれ。マンガ家・エッセイスト・セレブ、スピリチュアル、女磨きなどをテーマに、数々の作品を発表。「週刊文春」(文藝春秋)など多数の連載を抱えている。月刊「サイゾー」連載をまとめた書籍『サバイバル女道』が絶賛発売中。 ●あかり 1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
サバイバル女道 じつは「サイゾー新書」の第1弾です。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第28回】 みうらじゅんさんの至言「アイドルライターってなんなの?」 【第27回】 山路徹さんの至言「バラエティーが怖いようでは戦場に行けないですよ」 【第26回】 浅草キッド・玉袋筋太郎さんの至言「相手がクンニしてる顔を思い浮かべなさい」 【第25回】 前田健さんの至言「自分は赤毛のアンの生まれ変わりだと思ってる」 【第24回】 叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

辛酸なめ子さんの至言「なんか、つい交尾の話とかしちゃうんです」(前編)

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モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第29回のゲストは、月刊「サイゾー」連載『サバイバル女道』が書籍化された、辛酸なめ子先生です! [今回のお悩み] 「友達がいないですね......」 ――なめ子先生、お久しぶりです! 本当になめ子先生にはお世話になりっぱなしで、私の活動はほぼ、なめ子先生リスペクトというか、劣化コピーの出来損ないみたいな......本当にすみません。私はAKR19っていうユニットを1人でやっているんですけど、これもなめ子先生の"ひとりt.A.T.u."のマネですもんね。  ああ、ありがとうございます、そんなそんな。 ――もうt.A.T.u.のようなソウルメイトは見つかりましたか?  見つかってないですね、友達自体いないというか、それを逆に相談したいですね。 ――すみません、友達は私もいないです......。  学生時代の頃の友達が僅かにいるくらいで、どんどん人と疎遠になっちゃうんですよね。お酒も飲まないので、人の宴会に行かなかったり、ノリが悪いから次から誘われなかったり、そういうことが多いです......。でも、小明さんだったらカラオケも歌えるし大丈夫なんじゃないですか? ――カラオケなんて1人でしか行けないですよ! 中島みゆきとか森田童子とかが好きなんで、他人と行くと、「ふつう今の流れでそういう歌いく?」みたいな空気読めない人になりそうで......なのでカラオケは1人で行って、好き放題暗い歌を歌ってますね。  なんか霊が集まってきそうですね......。 ――いつからこうなっちゃったのかな......。  私もこの前、セドナから来たグレッグっていうスピリチュアル系のヒーラーに「8歳くらいまでは明るい性格だったのに、そこから急に暗くなりましたよね」みたいなことを霊視されて、確かに幼稚園までの写真はすごい良い笑顔なんですよ。それで、グレッグに「そういう自分の殻を破って明るくなるために、ピエロ教室に通いなさい」って言われて......。「ピエロ教室?」と思ったんですけど、「もし東京のピエロ教室が知り合いに会いそうで恥ずかしかったら、横浜のピエロ教室とか、少し遠くでもいいですよ」って。でも、ピエロ教室自体、少ないですよね。 ――セドナでは割とメジャーなんですかね。  グレッグが言うには、毎週ピエロ教室に通ってピエロになりきってジェスチャーをすれば、解放されてもっとポジティブになれるらしくて。なのでピエロ教室を探してたんですけど、まだ見つかってないですね。 ――過剰におどけて自己嫌悪しての繰り返しで、むしろ躁鬱が激しくなりそうな気がするんですが......。もっと普通に、ダンス教室とかカルチャースクールが良いんじゃないですか?  ダンスだったら、この前プライベートで少女時代のダンスを教えてくれるところを検索して、そこで「Mr.TAXI」とかを踊ったんですけど全然ダメで......。レッスンが始まる前は20代前半の子に「その靴かわいいね」とか言われてなんとなく仲良くなれそうだったんですけど、ダンスが始まったら私があまりにも下手すぎたのか、帰る時にはもう無視で、話してくれなかったですね。 ――切ない経験をされましたね......。  うん......。 ――サイゾ-で連載されている「サバイバル女道」もそういう切ないけどためになるお話がたくさん載ってますよね。あ、この度は書籍化おめでとうございます! 連載何年で書籍化に?  あ、ありがとうございます。連載は2年ぐらいですね。当初は本当に世の中が平和だったので、「サバイバル女道」ってタイトルでやってましたけど、今、本当にサバイバルが必要な状態になってしまって......。ただ、本当に「地震の時どうすべきか」みたいなのは全然載っていないので、そういうのを期待して買った方にはぜんぜん役に立たないんじゃないかと心配です。 ――あはは! 安全な野菜をダウジングで見分ける方法も載っていますし、あながち間違ってはないかもしれないですよ! うちの姉も放射能の数値を気にして偽物のガイガーカウンターをつかまされたので、読ませてあげたいです。それにしても、なめ子先生は連載もすごい数だし、本もたくさん出されていますよね。どのようにして毎日お仕事をこなしていらっしゃるんでしょうか?  単発の仕事も入れて、1日2本以上は何かを終わらせるくらいですね。あとはプライベートを捨てるとか......。本は、書いていたものがたまったら出版社の方の意向次第です。 ――なるほど~。私のこの連載も29回目になるんですけど、書籍化どころか、つい先日も副編集長さんにタイトルを間違えられて......2年以上やっているのに名前すら覚えられていないんだから、書籍化は遠そうです。  ......タイトルが長いですもんね? ――優しいフォローありがとうございます。「大人よ教えて」って言ってる私も既に大人ですし、なんとなく無理があるのは分かってるんです。......それにしても「サバイバル女道」は2年以上も連載しているのに、よくネタに困りませんね。毎回どこに取材に行くかはご自分で決められてるんですか?  そうですね。その時の話題性によって......たとえばノリピーが話題だった時は日本ダルク本部(薬物依存リハビリセンター)に行くとか、いろいろです。本部でお話させていただいた方は、ぜんぜん年上だったんですけど独特の色気を感じましたね。 ――修羅場をくぐった人間のフェロモンみたいなものがあるのかな、ノリピーだって40歳で子供もいてしかも覚醒剤の人なのに、子供も産まず薬もやってない20代の私よりも断然輝いていて......もっと悲惨な姿になっていないと、ドラッグのイメージアップになってしまうじゃないですか! 謝罪会見のノリピーだって完全にかわいくて、周りの男性とか皆ちょっと許してましたよ!  許してましたね......! その後も通信制の学校に行って、イメージVTRとかも楽しそうでしたもんね。でも、ダルクの人に取材をしたら、覚せい剤はやっぱり一番ダサいというか、バカにされるみたいです。ヘロインやコカインの方がおしゃれというか......レディ・ガガとかもコカイン中毒でしたもんね。 ――えっ!! そうなんですか!? ガガは厳しい両親の元でカトリックの学校に行ってたと聞いたんですが、その反動なんでしょうか? そういえばなめ子先生もご両親が教職でお嬢様学校ですよね。  満たされてるから好奇心が旺盛になったりするのかもしれないですね、私はやったことはないんですけど......。昔、高校の友達にマジックマッシュルーム(当時は合法)を試そうと誘われたけど断りました。 (後編につづく/取材・文=小明) ●しんさん・なめこ 1974年、東京都生まれ。マンガ家・エッセイスト・セレブ、スピリチュアル、女磨きなどをテーマに、数々の作品を発表。「週刊文春」(文藝春秋)など多数の連載を抱えている。月刊「サイゾー」連載をまとめた書籍『サバイバル女道』が絶賛発売中。 ●あかり 1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
サバイバル女道 じつは「サイゾー新書」の第1弾です。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第28回】 みうらじゅんさんの至言「アイドルライターってなんなの?」 【第27回】 山路徹さんの至言「バラエティーが怖いようでは戦場に行けないですよ」 【第26回】 浅草キッド・玉袋筋太郎さんの至言「相手がクンニしてる顔を思い浮かべなさい」 【第25回】 前田健さんの至言「自分は赤毛のアンの生まれ変わりだと思ってる」 【第24回】 叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

麺の気持ちになれるアトラクションまで!? 「カップヌードルミュージアム」が楽し過ぎる!

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チキンラーメンを手作りしたよ!
ゆるいものならなんでも大好き♪ ロリ顔ライター・朝井麻由美が気になるスポットをご案内します。  9月17日、横浜に「カップヌードルミュージアム」がオープンした。はやる気持ちを抑えられず、取材当日まで3日に1度は「カップヌードル」をすすって今か今かと待ちわびていた。この施設で楽しめるのは「カップヌードル」だけではない。「チキンラーメン」を手作りできたり、世界の麺を味わえたりと、全国の麺ファンのハートを鷲掴みにすること間違いなしのスポットなのだ。  「カップヌードルミュージアム」でできるのは、大きく分けて4つ。 ・アスレチックで遊ぶ(4階・カップヌードルパーク) ・麺を作る(3階・マイカップヌードルファクトリー/3階・チキンラーメンファクトリー) ・麺を食べる(4階・ワールド麺ロード) ・展示を見る(2階・安藤百福ヒストリー、クリエイティブシンキングボックスほか) ■麺の気持ちになれるカップヌードルパーク  麺を食べたり作ったりする前に、まずはアスレチックではしゃいでお腹をすかせよう! と意気揚々と4階の「カップヌードルパーク」に足を踏み入れるも、なんと3歳以上小学生以下限定(未就学児は保護者同伴)だとのこと。ガーン......! ここでは、子どもたちがカップヌードルの麺の気持ちになって油で揚げられたり、パッキングされたり、製麺から出荷までの工程をアスレチックで疑似体験できるのだ。なんて楽しそうだこと! ちなみに私は148cmかつ童顔、当日ここで大はしゃぎしていた小学生たちに充分まぎれ込める自信はあるけど、ダメですかね? ダメですよね......グスン。
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特殊な仕掛けが施された床。ジャンプすると、まるで油で揚げられている
かのように床がジュワッとなる。小学生に戻りたい! 
私だって麺の気持ちになりたいよ!
■カップヌードルを好みの味にカスタマイズ!  気を取り直して、3階の「マイカップヌードルファクトリー」にて、自分だけのオリジナルカップヌードルを作ることに。
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まずは、専用のカップに油性ペンで絵を描くなり色を塗るなりデザインする。
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カップ内に麺をセットしてもらい、好きな具材とスープを選ぶ。
 選べるのは、スープは4種類の中からひとつ、具材は12種類の中から4つ。定番のコロ・チャーやたまごを入れるか、キムチやチェダーチーズなどの変わり種を入れるか迷いどころだ。  あとは、スタッフの人がパッキングしてくれて、あっという間にでき上がり!
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保護用の空気入りビニールで包んで持って帰れるので、お味は家に帰ってからのお楽しみ。
■小麦粉をこねてチキンラーメンを作る  いよいよ施設で一番人気のアトラクション、3階の「チキンラーメンファクトリー」へ。配布される"チキンラーメンファクトリー"のロゴが入ったエプロンと、ヒヨコちゃん三角巾をキュッとしめると、調理実習を思い出して、テンションは最高潮に!  スタッフの指示のもと、味付け用のスープと小麦粉を混ぜてこねる。充分に混ざったら、麺棒でおさえる。そして、生地が形になったら、専用の機械に入れると、「ここからちょっとハードですよ! 準備はいいですか!?」とスタッフさん。  機械のハンドルを手回しして生地を薄くなめらかにする動作を連続で10回も繰り返すので、終わったころには息が上がるとのこと。何のこれしき! ハンドルごときが! と余裕ぶっていたのだが......。
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生地を小さな製麺機に入れ、ハンドルを回す!
 運動不足の筆者は回し疲れてヘトヘトに。麺作りの道は厳しい。  ハンドルを回して伸ばすことで、0.7mm程度の薄さになった生地を、今度は麺の形に切る。
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極薄でツルツルと気持ちいい手ざわりになった生地を機械で縦にカット。
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ちょうどよい長さのところで、ハサミで切る。この麺をハサミで切る感覚が
何とも言い難い面白さ! プチプチプチっと切れる不思議な感触に
思わず顔がほころぶ。
 カットした麺を蒸して、ごま油とスープをかけて麺そのものを味付け。あとは施設スタッフに油で揚げてもらって完成!
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写真の左と中央が、お手製の麺が揚がりゆく様子。
写真右端は完成した麺を入れる袋。自分だけのチキンラーメンのでき上がり
に思いを馳せながら、油性ペンでデザインする。
■8カ国の麺を食べ尽くせる!  麺作りで食欲が刺激されたところで、4階の「ワールド麺ロード」で腹ごしらえ。
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一歩足を踏み入れると、アジアな雰囲気たっぷりの空間に、
各国の屋台が並んでいる。
 ここでは、「蘭州牛肉面」(中国)、「ミーゴレン」(インドネシア)、「フォー」(ベトナム)、「トムヤムクンヌードル」(タイ)、「冷麺」(韓国)、「パスタ」(イタリア)、「ラクサ」(マレーシア)、「ラグマン」(カザフスタン)の8種類の麺を食べることができる。ちなみに、「カップヌードル」と「チキンラーメン」を開発した、故・安藤百福氏は、麺のルーツを探し求めて世界を巡り、ここで出されている8カ国の麺を含めた何種類もの麺に出会ったのだそう。百福氏の麺への溢れんばかりの愛を感じつつ世界の味を堪能するのもまた一興。  この他にも、1958年に発売された世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」から2011年に至るまでの、インスタント麺商品パッケージをズラリと並べた「インスタントラーメンヒストリーキューブ」(2階)に、安藤百福がチキンラーメン発明に使った小屋を再現した「百福の研究小屋」(2階)といった展示スペースも充実している。
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左端が「インスタントラーメンヒストリーキューブ」、写真中央と
右が「百福の研究小屋」。天才的な発明を成し遂げた安藤百福にあやかれる
ありがたい小屋......かも。
 午前中から施設内を駆け足ですべてをまわっても、帰るころには日が傾き始めていた。「カップヌードルミュージアム」は、まさに"麺界のテーマパーク"といったところ。朝から晩まで、麺にまみれた濃厚な時間を過ごすのに打ってつけだ。 ●五感で堪能する度 ★★★★★ 展示を見て、ラーメンを手作りして、世界の麺を食べて、と五感が麺に支配される、麺フリークにとっては昇天モノなスポット。ただ、欲を言えば、大人だって「カップヌードルパーク」で童心に返りたい。いつか、施設内に大人用の麺アスレチックができるのを願い続けます。この思い、君に届け! (取材・文・写真=朝井麻由美/撮影=林健太) ●カップヌードルミュージアム 公式HP <http://www.cupnoodles-museum.jp/ > 開館時間は10:00~18:00 (入館は17:00まで)/火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始休館。入館料は大人(大学生以上)500 円、高校生以下は無料。チキンラーメンファクトリーのみ要予約。詳細はHPまで。
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【散歩師・朝井がゆく!】バックナンバー 【vol.6】「舌の上でプチプチと......」知られざる珍味"蝉フルコース"にチャレンジ 【vol.5】お坊さんは隠れた名カウンセラー? お寺で人生相談 【vol.4】"ライター"のプライドを懸けて「売り込みナイト」にガチで挑戦! 【vol.3】なんとも言えない高揚感に体が火照る!? 話題のアニソンバーで熱唱! 【vol.2】ベタなトルコをお気軽エンジョイ! 「東京ジャーミイ&トルコ文化センター」 【vol.1】サブカルイベントゆえのゆるさ!? 『ART MAP in 阿佐ヶ谷』を歩いてみた

みうらじゅんさんの至言「アイドルライターってなんなの?」(後編)

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■前編はこちらから ■中編はこちらから ――支配は終わりました?  だいぶ自分でコントロールできるようになって。オナニーだって3回に分けたりするよ。 ――えっ、どういうことですか?  だから、途中でやめたりできるようになったんです。サイコキネシス。「あ、ここら辺でやめとこうかな」って。その前はゲロを使い分けて吐けるようになったんですよ。前に電車とかタクシーでやってえらい金とられたことが何回もあるんで、突発性なことも分けていこうと思って。小さく落としていく、みたいな。 ――コゲロが点々と落ちてるわけですか、器用ですね!  そうです。そのオナニー版ができるようになった。 ――人間はいろんなことができるようになるんですね。  できるんです! 歳を取ったといっても、可能性はあるんです! あと、女の人にも優しいですよ。前は体しか見ていなかったですから。10年くらい前にあなたに会ってたら、すぐに電話番号聞いてましたよ。「なんかいいことあるんじゃないの?」「あの人やらしいこと言うからヤレるんじゃない?」って。 ――でも、今でもみうらさんに抱かれたい女は列をなして待っていると聞きますよ。先日もそんな人に会いましたし。  ......キツイでしょ? その人。 ――サブカルスタンプラリーというか、サブカル界で有名な誰々に行って、次は誰々に行って、ラストはみうらさんでゴール! みたいな感じで頑張ってる方でした。  88カ所回ってきて、全部スタンプ押されて......なるほどな。後腐れなかったらいいんですけどね。後腐れで痛い目にあっているからなぁ。中途半端に優しいところがあるんですよ。そこがたまに傷ですよね、ははは! ――ははは......えーっと、ちなみに、私は芸歴9年目なんですけれど、みうらさんが9年目のころってどんなでしたか?  僕が9年っていうと31歳くらいか。辛かったですよ、どうしたらいいか分からないし、ケツ出しても誰も喜ばないし、悔しいじゃないですか! ――そりゃ、31歳男性にケツ出されても喜ばないですよ!  でも、まだアナルが残ってる。アナルは出していいんだもの、生殖器じゃないから。......アナドルっていうのは、いないんだよ? ――出したくないです。  俺は一人者になれると思うんだ。グラビアでアナルを出したら。アナルでも、いいなと思うアナルと悪いなと思うアナルがあるよ。こちとら長いことAV見てきてるから、「うわ、これはイヤなアナルだな~」とかありますよ。出せばいいってもんじゃないですよ。「こいつのアナル、いいな」っていうアナドルがいれば、いいなって思うな。 ――でも、私はアナルを出したくないです。  まあ、そうですよね。俺が言われてもしないもの。自分がやらないことを人に押し付けるのは良くないですよね。 ――隙間を埋めようとすればいいってものじゃないですよ、みうらさん。  ええ。隙間じゃないけど、芸能界って椅子の数が昔から決まっているでしょ? 僕はサングラスかけているじゃないですか。昔、サングラス席には野坂昭如さんが座っていたんです。んで、その人がいない間に座ってしまえばいいんですけど、何故か席が何席か無いんですよ。んで、ふっと見るとサンプラザ中野くんとかが座ってました。でも、いい歳こいてサングラスの奴がずいぶん欠落してきている。でも、ずっと座ってないと誰かが座っちゃうから退けない。タレントでもいるじゃん? 「○○マニア」と言いながらたいしたことない奴。一線にいるときは言わないけど、落ち込み始めてから言い始める奴。 ――家電芸人とか、餃子の王将芸人とか、「○○芸人」も多いですよね。  だったら辞めて、電器屋とか王将に勤めればいいじゃんって思うんだよ。手ぬるいんですよ。ああいうことを必死に言う奴って、小バカにされるんだって。サブカルの弱いところってすぐ必死になるところだよね。俺はそこが嫌で外れようとしてたんだ。 ――それなのにサブカルキングになってしまいましたね......。  あんなのはまぁ、アレでしょ。風評でしょ。差別されてる。だって、俺、スライドショーで武道館とかやったのにさ。 武道館やっている奴なんてサブカルじゃないじゃん。でも誰も書いてくれないんだ。「今度ロフトプラスワンで発売記念をなんちゃら」とか書いて、「お前はこっちだろ?」って言ってくるんだよ。とりあえずは中野・高円寺から離れないといけない。中野とか高円寺は震源地だもん! そこから半径50kmは全部サブカル。 ――なんたる風評被害!  ああいう場所に若いときから行っていると、そういうにおいが付きますよ。 ――もう付いちゃったかな......。  今だったら脱出できるかも。最終的には杉作J太郎の映画に出なきゃいけなくなるでしょ。でも、それでいいっていう人がやっている世界だから、そういう覚悟ですよね。 ――そんな大きな覚悟、背負えない!! 私はただちょっと知名度を上げたり、たまに明るい場所に出たりしたいだけなんです!!  だから、知名度、アナルで上がるよ。 ――嫌ですよ!! 要するに私を『グラビアン魂』に出してくれってことですよ。  えっ、もしかして、今、交渉に入っているんですか? ――そうです。なんとか頼みます。そこそこ脱げますから!  やっぱりサブカル臭がするのがちょっとなぁ......。サブカルはもういいでしょ、次からはもっと、なんとかヒロとかと対談しなよ。薄めなきゃ、中野の沼のにおいを。 ――ヒロ? 水嶋......かな? あはは! サイゾーには出てくれないですよ(笑)!  それは出ている俺に失礼だろ! あとファンキーモンキーベイビーズとか、EXILEとか、とりあえず全然興味ない人たちがいい。あと、あのブサイクな......(テーブルの雑誌をいじりながら) ――最後、誰!? ちょっと、あからさまに飽きないでください!! (取材・文=小明) ●みうら・じゅん 1958年、京都府生まれ。マンガ家・イラストレーターなど。80年、「ガロ」(青林堂)誌上でマンガ家デビュー。テレビ、ラジオ、スライドショーなど幅広い活動を展開している。DVD『みうらじゅんの正しい保健体育』(キュリオスコープ)発売中。 ●あかり 1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
みうらじゅんの正しい保健体育 [DVD] 「これから始まる授業は、義務教育では決してありません」 性のカリスマ伝道師、みうらじゅん氏による、正しい保健体育の授業が幕を開ける! 累計10万部を突破した幻の名著「正しい保健体育」(イースト・プレス社)がついにDVD化!! 「どうしてセックスしてはいけないの?」「『恥ずかしい』というセンス」「童貞期に学ぶべきこと」――青少年期に誰もが抱える悩みの数々。若者に伝えるべき本当の「セックス」とは何か? 性のカリスマ"みうらじゅん"が放つ、童貞時代を生き抜くスタンダードDVDがついに完成!! 授業を担当するのは、教育実習生の柏木美里先生。赤裸々な「保健体育」の授業を真剣に生徒達に語りかる。 さらに、「正しい保健体育」の中でも重要な「自分塾」という考え。 この自分塾塾長が語るバカバカしいけど"目から鱗"な話も満載。 充実の特典映像は、ノリノリで収録に挑むみうらじゅんによる「自分塾塾長みうらじゅんの『正しいアテレコ』」。 さらには原作者と主演の2人の本音!? が分かる「対談:みうらじゅん×柏木美里 正しい性教育の現場」や、柏木先生の「NGテイク集」などを多数を収録!! 大好評発売中!!2,625円(税込) 2011年/本編48分+特典47分/カラー/16:9/ステレオ 出演: みうらじゅん 柏木美里 福島勝美 ディレクター: 西巻正和   エグゼクティブプロデューサー: 市村亮 発売・販売元: 株式会社キュリオスコープ 販売代理: 有限会社アルドゥール (C)CURIOUSCOPE amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第27回】 山路徹さんの至言「バラエティーが怖いようでは戦場に行けないですよ」 【第26回】 浅草キッド・玉袋筋太郎さんの至言「相手がクンニしてる顔を思い浮かべなさい」 【第25回】 前田健さんの至言「自分は赤毛のアンの生まれ変わりだと思ってる」 【第24回】 叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

みうらじゅんさんの至言「アイドルライターってなんなの?」(中編)

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■前編はこちらから  俺の連載だって安いもん。 ――みうらさんで安いなら私はもっとですよ。  高い雑誌はもう無いんじゃない? どこも売れてないでしょう。サイゾーはけっこうくれるでしょ? ――サイゾーは、えーと、今より下がらないのを望むだけです! みうらさんはめちゃめちゃいろんなところで執筆されてますけど、大変じゃないですか? 原稿を断ったりもするんでしょうか?  断るときは「原稿料1億円」とか言っといた方がいいよ、キチガイだと思ってシューッと居なくなるから。 ――私がそんなことしたらキチガイの評判が広まってどこからも仕事もらえないですよ!  キチガイじゃないですもんね。 ――この業界でキチガイって言われる人たちって、みんな振り切れてて才能があるじゃないですか。私は妙に常識的でそっち側ではないし、だからといって優等生みたいにいろいろこなせるタイプでもない。中途半端なんです。だから仕事もパッとしないし、「SPA!」(扶桑社)の『グラビアン魂』にも呼ばれないのかなって......。  ゾンビとかやってたら呼ばないでしょ! ――ゾンビだけど水着でギャップ萌え......みたいのは?  どんどん抜けない方向へいくじゃないですか! ――そうですよね~、もうどうしたらいいか......。自分ではグラビアも頑張りたいと思ってるんですけど、どうも男の人は私にグッと来ないみたいなんですよ。  そういうわけじゃないですよ。あなたは中途半端に頭が良くて、面白いことを考えちゃうんですよ。面白くなくていいですよ。面白くない方がいい。面白くないとチンポは勃ってくるもので、面白いと萎えるんですよ。面白い人はだめですよ、グラビアは。男を勃てなきゃいけないの。 ――男を"立てる"じゃなくて"勃てる"だったんだ......! でも、フリーで6年やっていて、その間グラビアはもちろんAVのオファーすらないっていうのは、よほど男の人のおちんちんが反応しないんだな、と。何が足りないと思いますか?  足りないというか、しゃべりすぎる。男って口が立つ女の人が怖いんだよ。「ほぇ~?」とか言ってヨダレ垂れてるくらいの奴の方がいいんだよ。 ――そんなの若いうちだけじゃないですか! ......(持参した自分エロスクラップを開いて真顔で)抜けませんかね?  いや、抜けないことはないと思う。キレイな人じゃん。何かがそれを阻止してる。邪悪な何かが。 ――邪悪って......。  下地が沼だもの。中野とか「タコシェ」とか行ってるようじゃ。今はその沼で拾った本がいっぱい体に付いてるから、沼の匂いがするんだよ。そういう女性はいっぱい僕のところにも来たよ。割ときれいだった。 ――みんなどうなったんですか?  「こんなはずじゃなかったのに」って言いながら死んでいったよ。 ――死んでいったか......。  面白いこと言ってる奴にはチンポが勃たない。面白い人になっちゃダメ。......でも、前はエロ本の表紙になったりしていたんだから、もう上がりじゃないですか? ――グラビア界での上がりは「ヤングジャンプ」(集英社)とか「ヤングマガジン」の表紙になって、服を着ててもテレビに出られるところですよ! 私はそこに一向に行けずにフェードアウトして、気づいたらゾンビや幽霊になってかわいいアイドルを引き立てていました。その禍々しさたるや、まるで四天王に踏まれる邪鬼ですよ。  でも、そんな風に虐げられるのが好きなんでしょ? アイドルって偶像って意味だから、初めから形は無いじゃないですか。形がないなら、何してもいいんじゃないですか? きっとあなたがアイドルだと思えば、ゾンビだってアイドルなんじゃないですか? ちょっと、あなたは考えすぎていますよね。頭が先にたっちゃうからしんどいんじゃない? ――確かにしんどいです......。  だったら考えない方がいいですよ。もうちょっと自分をバカにした方がいい。「すごいことができるはず」と思っているからしんどいんですよ。えー、できないです!(きっぱり) ――悟りの境地......! 私は今26歳なんですけど、みうらさんは26歳のころからそういう青年だったんでしょうか?  いや、SEXばっかりしてましたよ。SEXができたのがうれしくて。うれしいじゃないですか、ずっとやりたかったから。ははは。 ――いや、ちょっと分からないですけど......。でも『よりみちパン!セ』(理論社)で書かれた『正しい保健体育』もDVDになりましたし、そのころの経験が活きたのかも! あのDVDは勉強になりました。  文化系の性教育でしょ? 体育会系のことはわからないから。あのDVD、誰が見てるんだろう......。 ――みうらさんのファンと主演の柏木美里さんのファンと、あとはすさまじい性欲に苦しんでる若者たちじゃないですか?  若いときは金玉に洗脳されているというか、支配されているので、自分ではどうしようもないんですよね。 (後編につづく/取材・文=小明) ●みうら・じゅん 1958年、京都府生まれ。マンガ家・イラストレーターなど。80年、「ガロ」(青林堂)誌上でマンガ家デビュー。テレビ、ラジオ、スライドショーなど幅広い活動を展開している。DVD『みうらじゅんの正しい保健体育』(キュリオスコープ)発売中。 ●あかり 1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
みうらじゅんの正しい保健体育 [DVD] 「これから始まる授業は、義務教育では決してありません」 性のカリスマ伝道師、みうらじゅん氏による、正しい保健体育の授業が幕を開ける! 累計10万部を突破した幻の名著「正しい保健体育」(イースト・プレス社)がついにDVD化!! 「どうしてセックスしてはいけないの?」「『恥ずかしい』というセンス」「童貞期に学ぶべきこと」――青少年期に誰もが抱える悩みの数々。若者に伝えるべき本当の「セックス」とは何か? 性のカリスマ"みうらじゅん"が放つ、童貞時代を生き抜くスタンダードDVDがついに完成!! 授業を担当するのは、教育実習生の柏木美里先生。赤裸々な「保健体育」の授業を真剣に生徒達に語りかる。 さらに、「正しい保健体育」の中でも重要な「自分塾」という考え。 この自分塾塾長が語るバカバカしいけど"目から鱗"な話も満載。 充実の特典映像は、ノリノリで収録に挑むみうらじゅんによる「自分塾塾長みうらじゅんの『正しいアテレコ』」。 さらには原作者と主演の2人の本音!? が分かる「対談:みうらじゅん×柏木美里 正しい性教育の現場」や、柏木先生の「NGテイク集」などを多数を収録!! 大好評発売中!!2,625円(税込) 2011年/本編48分+特典47分/カラー/16:9/ステレオ 出演: みうらじゅん 柏木美里 福島勝美 ディレクター: 西巻正和   エグゼクティブプロデューサー: 市村亮 発売・販売元: 株式会社キュリオスコープ 販売代理: 有限会社アルドゥール (C)CURIOUSCOPE amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第27回】 山路徹さんの至言「バラエティーが怖いようでは戦場に行けないですよ」 【第26回】 浅草キッド・玉袋筋太郎さんの至言「相手がクンニしてる顔を思い浮かべなさい」 【第25回】 前田健さんの至言「自分は赤毛のアンの生まれ変わりだと思ってる」 【第24回】 叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

みうらじゅんさんの至言「アイドルライターってなんなの?」(前編)

mj_akari001.jpg  モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第28回のゲストは、DVD『みうらじゅんの正しい保健体育』を発売された、みうらじゅんさんです! [今回のお悩み] 「もう芸歴が9年目でして......」 ――まさかみうらじゅんさんに人生相談できる日が来るなんて......感激です! はじめまして、アイドルライターの小明です!  アイドルライターってなんなの? ――昔、エプドルというか、エプロンアイドルというのをやってまして、それから......。  エプロンアイドルってなんなの? ――えーとですね、社長の趣味というか、ちょっと説明が難しいんですが、いろいろと長い道のりがあって......あっ! みうらさんはエロ本をスクラップするのが趣味ですよね!? 私のグラビアなんて絶対に知らないだろうと思って、デビューから今までの私のグラビアをスクラップしてきたので、良かったら!  見せてー! (スクラップをめくりながら)......これ、どこの? ――多分「プレイボーイ」(集英社)かな?  「プレイボーイ」は貼ってると思うんだけどなぁ。これ、「スコラ」(辰巳出版)のホワイトビキニーズ? ホワイトビキニーズも結構とってあるはずですけど、えーと、ちょっと待てよ?(ページがだんだんおかしな着エロへ) ――すみません、なにぶんちっとも売れませんで、えへへ......。  良い感じに落ちましたね、これ! いい落ち方じゃないですか! あ!! これ、貼ってありますね!! ――本当に? やったー!! うれしい!!  おお、これも、これも貼ってあります!! ――感激です!! ピークの時より落ちてからの方が目に止まっていたなんて! どの写真ですか? ......全然顔が写ってないグラビアばかりですけど、うれしいです! ありがとうございます!!  いやいや、ストーリーが付けられるのを貼ってるんですよ。お、これも貼ってあるな。 ――顔がなくてもうれしい! その後は『アイドル墜落日記』という本を洋泉社から出したり、『小明の感じる仏像』(エースデュース)っていう、私が仏像を見に行くだけのDVDを3本ほど出したり......これは恐らくみうらさんの『見仏記』(ジェネオン エンタテインメント)のパクリだと思うんですが......。  アレはあなたか! そうか、そうか。分かった分かった。もう、モロですよね! ――いやぁ、すいませんでした......。  いやいや、仏像は僕のものじゃないですから。 ――で、最近の仕事としては、ゾンビになって「映画秘宝」(洋泉社)の表紙をやらせてもらったり......。  そうか、コレもあなたか! 分かったぞ! いろんなところに手を出し過ぎているな!? ――ええ、まさに......! しかも、私、全部にわかなんですよ。すべてにおいて詳しくないし、すべてブームの後乗り。  1個にした方がいいよぉ。 ――貧乏性なのか、仕事が来たら断れないんです。仏像もまったく知らないけど受けちゃったし、ゾンビはたまたまジョージ・A・ロメロの映画を見たら盛り上がってしまってゾンビのメイクの練習をしていたら仕事が来るようになって......仏像もゾンビも好きなんですけど、うんちくが語れるほどではないという半端さ......。  ちょっと新しくて、ちょっと古いね、やってることが。時代とマッチしすぎてるんだよ。もっと、"天狗"とか訳分かんないこと言わないと。 ――......天狗ですか?  そう、天狗。とりあえずゾンビの田んぼは結構やられてますよ! マイケル・ジャクソンだってやってるんだから! ――でも、こういう姿にならないと雑誌に載れないんです!  確かに、ちょっと変わったことしないとね。もう、どっちかですよね。カルトと言われる路線にズッポリ行くか、今日から辞めるかですよ。 ――今日から辞めた場合、このサイゾーの連載も終わってしまいそうです。食いっぱぐれます。  サイゾーの連載は、こっち寄りなんですか? ――今までお話をうかがったのは、杉作J太郎さんに、玉袋筋太郎さんとか、伊集院さんとか......。  伊集院だって、静じゃないでしょう? 光でしょう? ――もちろん! 「今、あなたは死にたいと思っているけど、それはもう直らないよ」って言われてちょっと楽になりました。  死にたいと思っているの? ――死にたいというか、他人も信じられないし、何より自分が一番信じられない陰鬱な性格で......生きづらいので、いっそ何かを信仰したいくらいです。  I don't believe me! 自分なんて信じちゃダメ! どこか宗教みたいのに入ればいいじゃん、すぐ入れるよ! ――そうかな!? ちょうど本名も青木小明(あお・き・あか・り)な色とりどりで縁起が良さそうですし! でも友だちが少なすぎてどこからも誘われないです。唯一誘われたのは、20歳の誕生日に何もすることがなくてうろうろしていたら、手相の勉強をしている人に声をかけられて、うれしくて見てもらった時くらい。  人としゃべりたいものね......。分かりますよ、僕も気づいたら消火器を買ってたことありますもん。 ――消火器はまだ使えるから良いじゃないですか。私は入会費が64万円と言われて現実に戻りました。勧誘してきた女の子もかわいかったし、安ければ入ってましたよ。  そういうところはかわいい子が多い! みんな美人だとついて行くからね。だから、勧誘する方法としてはうまいよ。あなたも入ったらそうなれるよ。 ――えへへ、そうかな。私を勧誘した人は「定職についてないからローン組めないし貯金もない」というのを察して去って行きましたけど。お金が無い人間に用はないみたい。  それはそうだ、そんな人を救ってる場合じゃないもんね。 ――私、安い仕事しかしてないですし、普通にそんな額ポイッと払えないですよ。 (中編につづく/取材・文=小明) ●みうら・じゅん 1958年、京都府生まれ。マンガ家・イラストレーターなど。80年、「ガロ」(青林堂)誌上でマンガ家デビュー。テレビ、ラジオ、スライドショーなど幅広い活動を展開している。DVD『みうらじゅんの正しい保健体育』(キュリオスコープ)発売中。 ●あかり 1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
みうらじゅんの正しい保健体育 [DVD] 「これから始まる授業は、義務教育では決してありません」 性のカリスマ伝道師、みうらじゅん氏による、正しい保健体育の授業が幕を開ける! 累計10万部を突破した幻の名著「正しい保健体育」(イースト・プレス社)がついにDVD化!! 「どうしてセックスしてはいけないの?」「『恥ずかしい』というセンス」「童貞期に学ぶべきこと」――青少年期に誰もが抱える悩みの数々。若者に伝えるべき本当の「セックス」とは何か? 性のカリスマ"みうらじゅん"が放つ、童貞時代を生き抜くスタンダードDVDがついに完成!! 授業を担当するのは、教育実習生の柏木美里先生。赤裸々な「保健体育」の授業を真剣に生徒達に語りかる。 さらに、「正しい保健体育」の中でも重要な「自分塾」という考え。 この自分塾塾長が語るバカバカしいけど"目から鱗"な話も満載。 充実の特典映像は、ノリノリで収録に挑むみうらじゅんによる「自分塾塾長みうらじゅんの『正しいアテレコ』」。 さらには原作者と主演の2人の本音!? が分かる「対談:みうらじゅん×柏木美里 正しい性教育の現場」や、柏木先生の「NGテイク集」などを多数を収録!! 大好評発売中!!2,625円(税込) 2011年/本編48分+特典47分/カラー/16:9/ステレオ 出演: みうらじゅん 柏木美里 福島勝美 ディレクター: 西巻正和   エグゼクティブプロデューサー: 市村亮 発売・販売元: 株式会社キュリオスコープ 販売代理: 有限会社アルドゥール (C)CURIOUSCOPE amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第27回】 山路徹さんの至言「バラエティーが怖いようでは戦場に行けないですよ」 【第26回】 浅草キッド・玉袋筋太郎さんの至言「相手がクンニしてる顔を思い浮かべなさい」 【第25回】 前田健さんの至言「自分は赤毛のアンの生まれ変わりだと思ってる」 【第24回】 叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

「舌の上でプチプチと……」知られざる珍味"蝉フルコース"にチャレンジ

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私、"虫食系女子"です......。
ゆるいものならなんでも大好き♪ ロリ顔ライター・朝井麻由美が気になるスポットをご案内します。  虫を料理して食べる人が、この世の中に一定数存在することは知っていた。だが、まさか自分が虫を口にする日が来るとは夢にも思っていなかった。これから、先月都内某所で開催された1日限定イベント「蝉酒場 むしくい」にて、ヒドイ目に遭った話をしようと思う。  現場に到着すると、主催のムシモアゼル・ギリコさんが店奥のキッチンで蝉を調理中だった。今日食材として使われる蝉はアブラゼミとニイニイゼミ。中野区、世田谷区、千葉県等の首都圏各地で、虫取り網で捕まえてきたらしい。
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蝉を素揚げしているムシモアゼルさん。
この美人が虫を食べるのだ。
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蝉、調理前。手前が成虫、奥が幼虫。うわぁぁぁああああん!
 今回のメニューは主に蝉を使った料理が中心だが、ムシモアゼル女史は蝉どころか、自宅でマダガスカルゴキブリを養殖しているのだとか......! もちろん、食用として。ゴキブリ......、その名前を聞くだけで心の平穏が奪われる。 ムシモアゼルさん 「朝井さん(=筆者)は虫が苦手でいらっしゃるのですね(笑)。それならなおさら、今日はたくさん虫料理を召し上がるとよいですよ! 私も昔は部屋にゴキブリが出るとそれなりに驚いていましたが、虫を日常的に食べるようになってから、まったく怖くなくなりました。他の虫についても同様です。蝉食いで、虫恐怖が薄れますように(笑)」  毒をもって毒を制する、ということだろうか。お客さんに振る舞う蝉のディナーコースが着々とでき上がるにつれ、笑顔の輝きを増すムシモアゼルさんと反比例して、私の顔は引きつっていくばかりである。本日のメニューの一部を以下に紹介する。 【本日のメニュー】(一部) タガメオリーブオイル(パン付き)       300円 蟻の子小鉢                  350円 せみくん(蝉の燻製)             400円 蝉コンフィ                  400円 蝉の素揚げ                  400円 蝉味噌(野菜スティック添え)         450円 食虫天ぷら(蝉+ネペンテス・ダイエリアーナ) 900円 【本日の虫スイーツ】 蝉の蜂蜜仕立て                500円 ミールワームチーズケーキ           500円 【本日のお飲物】 グサーノロホ(芋虫入りテキーラ)       650円 タガメ焼酎                  550円 蟻酒                     650円 ウツボカヅラ酒                1,000円
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写真左が「タガメオリーブオイル」、中央が「蝉味噌」、
写真右が「蝉の蜂蜜仕立て」(手前)、「食虫天ぷら」(奥)。
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この日は、食虫植物の"ウツボカヅラ"
(ネペンテス・ダイエリアーナ)も食材として登場。
これは「ウツボカヅラ酒」。でかい。
 そうこうしているうちに、本日の蝉フルコース(タガメ、蟻、芋虫もあり)がテーブルに用意された。さて、役者はそろった。これでいつでも虫宴会を始められる。だが、同じテーブルに座った面々は、誰ひとり、目の前の食べ物(?)に手をつけようとしない。私もまたしかり。みんな、虫を食べにココに来たんじゃないのかよ!? 自分のことは棚に上げて、向かいに座っている男性ふたりに「食べないんですか?」と聞いてみた。 男A 「いえいえ、食べますよ、ええ」 男B 「食べます食べます。後で食べます」 男A 「まぁ......、虫の形をしているから食べる気になりづらいってところはありますけどね。でも、珍味を発見した昔の人は、こうやって未知の食材にチャレンジしてきたわけで。例えばウニだって、外側がイガイガしていて、中身は茶色っぽい粒々した物体だし、最初に食べた人は偉いよね」 男B 「それに、何を食べるか食べないかで、人種が分かりますしね。オーストラリアなんかは虫を食べますし。そういう意味では、虫を食べても死にはしないわけで。と、偉そうなこと言いつつ、僕まだ一口も食べてないですが(笑)」
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食べたくない......。
 ウジウジしていてもらちがあかないので、おそるおそる、蝉の成虫の天ぷらの、羽の部分をむしり取ってかじってみた。羽1枚程度なら、あまり味もせず、天ぷらの衣で包まれているので見た目のグロテスク具合も気にならない。自分に甘い私は、蝉の羽ひとかけらで満足していたら、すでにムシャムシャ蝉料理をうまそうに食べていた両隣の人に、「そんなチョビっとじゃなくて、丸ごと食べなさいよ!」と、蝉の幼虫の天ぷらを無理やり口に入れられた......。ジーザス! 私が何をしたと言うのだ!
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見ず知らずの人に、蝉の幼虫を口に詰め込まれるの図。
 咀嚼した瞬間、舌の上で幼虫の中身がプチプチと広がった......すかさず口直しを、と思ったが、食卓に並んでいるのは虫ばかり。唯一、虫ではないウツボカヅラ(ネペンテス・ダイエリアーナ)の天ぷらを口にしたら、生き返るような心地だった。本来、ウツボカヅラも日常的に食べるような食材ではないのに。  そして、ようやく心が落ち着いてきたころ、私に蝉の幼虫を詰め込んできた隣の女性は、デザートの虫スイーツ「ミールワームチーズケーキ」に手を出していた。ミールワームとは、ペットのエサなどとして売られている甲虫(ゴミムシダマシ)の幼虫のこと。 女性 「ミールワームのチーズケーキはプチプチしている食感で、案外クセのない味ですね。私、塩辛のようないわゆる珍味系ってあんまり好きじゃないんですけど、今日の虫料理は食べやすいです。ミールワーム、食べてみます? ほら、あーん」
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普通のレアチーズケーキの中に芋虫が埋め込まれている......。
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はい、あーん(芋虫)。
 "はい、あーん"のおかげで、芋虫が私の口中を不快にさせたのは言うまでもない。芋虫さえ入っていなければ、最高においしいレアチーズケーキだったのに!  18時の開始から2時間がたった頃には満席、立ち飲みスペースも身動きがとれないほどの大盛況になっていた。
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Twitter等のネットで虫食の情報を得て来た人多数。
 食べた感想を聞いてまわったところ、「エビみたい」「燻製は濃厚でおいしかった」と、ほとんどの人が蝉料理に好印象を抱いていた。もしかして、最初から最後までしかめっ面をしていた私の方が少数派? 中には、「今後、蝉を食べたいと思っても、どこに行けば食べられるのかが分からない」とボヤく人も。これは、主催のムシモアゼルさんも日々同じことを思い悩んでいるよう。彼女にとって、普段の生活で手軽に手に入らない虫は、"ご馳走"だという。その価値観を微塵も理解できないまま、1日限定イベント「蝉酒場 むしくい」は幕を閉じた。  今後、蝉の鳴き声を聞くたびに、私はこの日のことを思い出すのだろう。今日もまた蝉が鳴き、夏の終わりを告げている。彼らは知らない、一部の人間にとって、蝉がご馳走であることを。アーメン。 ●鳥肌度 ★★★★★ 蝉や芋虫に恐れおののく私を尻目に、「うちで飼っているマダガスカルゴキブリは、成虫サイズ(食べごたえのあるサイズ)になるまで2年ほどかかるので、とっておきの時にしか出せないのですよ(笑)」と笑うムシモアゼル女史。そうだった、このヒトは、蝉どころかゴキブリをもおいしくいただくのだった。この日、地球上で最も鳥肌を立てていたのは、間違いなく私だ。 (取材・文・写真=朝井麻由美) ●昆虫食ポータルサイト「むしくい」 <http://mushikui.net/> 今回行ってきた「蝉酒場 むしくい」を主催したムシモアゼルギリコさんが運営する昆虫食のホームページ。ディープな虫食情報が詰まっている。
日本産セミ科図鑑 白飯のお供に。 amazon_associate_logo.jpg
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