巨大オタクビルの中に博物館「北九州市漫画ミュージアム」に行きたい!

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この巨大なビルが新たなマンガとアニメの聖地になるのか。うん、巨大すぎる……
 全国各地で展開されている、マンガやアニメによる地域振興。そうした中、全国初となる自治体が直接運営するマンガ博物館がオープン間近と聞き、早速取材に向かった。  これだけマンガやアニメによる地域振興が叫ばれながら、自治体が直接運営する博物館がなかったのも驚きだが、さらに驚くのはオープンする場所だ。場所は、北九州のJR小倉駅前。ここに8月3日オープンするのが、北九州市が運営する「北九州市漫画ミュージアム」だ。  小倉駅前の商業ビルの一部を使用するこの施設。一体どんなところなのだろうかと、行ってみて驚いた。現在準備中のミュージアムが入る階以外の各階では、すでにマンガ・アニメ系ショップが絶賛営業中なのだ。この建物、最上階の7階には劇場。5・6階にはミュージアムが入るのだが、その下の階の充実ぶりがすさまじい。「まんだらけ」「アニメイト」「ゲーマーズ」「メロンブックス」「らしんばん」と名だたるショップが一堂に集結。さらに、全国でもここ以外は徳島市にしかない『Fate/Zero』ショップに、日本初のアニソン専門カフェである「ANIMAX MUSIX CAFE」も入居している。  どう表現すればよいだろう、オタク系ショップが各種入居していることで知られる中野ブロードウェイが、さらに濃く内容も充実して、かつキレイになって登場した、というスタイルなのだ。  なんにしても、世界的なオタクの中心地である秋葉原にもないショップが出店しているのはすごい……。
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中は完全にオタク系ショップばかりの筋の通った感じがたまらない

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さすがに平日の正午頃だったので客は少なかった
 だが、北九州市がミュージアムを立ち上げるのは、単にアニメ・マンガで地域振興を図りたいがためだけではない。古くから栄えた北九州市は、多くの文化人をも輩出してきた。マンガだけに限っても松本零士氏、畑中純氏、わたせせいぞう氏、北条司氏と著名なマンガ家を数多く輩出している。
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内部はまだ工事中だが。告知用の壁紙が、かなりキテていい感じの仕上がりに……

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このセンスの独特さが新たな可能性を感じさせてくれるのだ
「北九州という街は、少女マンガから青年マンガまで、さまざまなマンガ家を輩出してきた街でもあります。これまでも、松本先生や畑中先生にも協力していただき、準備を進めてきました。北九州市の文化の幅の広さを見ることのできる施設になると思います」  と、これまで同館の立ち上げに携わってきた専門研究員の表智之氏は語る。同館は、単に展示を行うだけでなく、数万冊のマンガ単行本を閲覧できるコーナー、マンガ教室などを想定したイベントコーナーなども設けており、創意工夫を凝らした試みが行われていくことになりそうだ。何より、いわゆる「オタクビル」に入居していることの価値は高い。
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やはり松本先生といえば『男おいどん』だよ。
筆者もまだ、おいどんみたいな暮らしっぷりだよ

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子供から大人まで楽しめる施設が充実しているのがいいよね
「各種のショップが入居しているので、ビル全体にミュージアムも機能を持たせることができるんですよ」(表氏)  文字通り、過去から最新のマンガまでを閲覧できる施設になるわけだ。  北九州市といえば、『無法松の一生』ヨロシクな荒くれ者の集う街かと思っていたのだが、こんなに文化事業に熱心だとは知らなかった(今回の取材まで、筆者の北九州市の知識は『無法松の一生』と『花と龍』)。  市内には、北九州市ゆかりの文豪の資料を展示する「北九州市立文学館」や「松本清張記念館」といった文化施設も数多くあるし、レトロな風景まで残っていて魅力は尽きない。
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なんともレトロな雰囲気の市場が。こういうのが残っている街は間違いなくアタリだ

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内部にも活気が。失われたなにかを思い出したよ……

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きっと、この街の人々はフランクで付き合いやすいに違いない

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レトロな映画館が残る街にハズレはない

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アヤしげな雰囲気の場所も。知らない街の歓楽街で
カメラを出す勇気はありませんでした
 おそらくは九州最大のマンガ・アニメ文化の拠点になるであろう北九州市の動向から、目が離せない。 (取材・文=昼間たかし) この取材の直後に畑中純先生が逝去されました。改めてご冥福をお祈り申し上げます。 <ミュージアム概要> 開館日:8月3日(金) 住所:北九州市小倉北区浅野二丁目14-5 あるあるCity5・6階 開館時間:11時~19時(夏休みなどは~20時) 休館日:火曜日 最新情報はコチラから: <http://www.city.kitakyushu.lg.jp/shimin/02101004.html>

まるでUFOキャッチャー!? ゲーム感覚で楽しめる‟釣り居酒屋”

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なんとこの店、ワシントンホテルの1階に入っている。
日本一アーバンな釣り堀だろう(たぶん)。
ゆるいものならなんでも大好き♪ ロリ顔ライター・朝井麻由美が気になるスポットをご案内します。  やってみたいと思いつつも、手つかずになっているレジャーが、“釣り”だ。『糸井重里のバス釣りNo.1』や『牧場物語』シリーズ、『ぼくのなつやすみ』に『どうぶつの森』、『モンスターハンター』、思えばずいぶんたくさんのゲームでせっせと釣りをしてきた。だが、実際の釣りとなると、いかんせん朝が早い。言い換えれば、その程度の理由であきらめられるくらいにしか、釣りへの情熱がないということなのだが。ともかく、早起きしなくてもいい釣りじゃなきゃイヤだイヤだ、とワガママを言っていたら――あった。早起きどころか、電車でサクッと行けて、しかもその場で釣りたての魚を食べられる至れり尽くせりスポット、『釣船茶屋ざうお』だ。今回行ってきたのは、新宿店。この店の目玉は鯛で、ほかにアジやヒラメ、カサゴ、サザエやオマール海老、伊勢海老などが釣れるそう。庶民にとっての夢の食べ物・伊勢海老が、新宿でさらっと釣れちゃっていいの?  お店に着いてさっそく釣り道具を借り、魚の密集していそうなところに釣り糸を垂らすのだが、
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餌はオキアミ。
 ……釣れない。
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 「全然釣れないですねぇ」と横にいた店長の鄭虹志さんにボヤいたら、「まだ2分しかたってないですよ! そんなに早く釣れるわけないよ(笑)」と一蹴されてしまった。ゲームだとせいぜい5秒くらいで釣れたのに、おかしいな……。  ピクリとも動かない釣り竿をボーっと眺めていたら、魚にしては大きい生き物が近くを横切った。
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商売道具の魚を食い散らかすペット。
 なんとこれ、この店のペットのサメらしい。しかも1匹だけではなく、よく見たら生け簀のあちこちで何匹ものサメが悠々と泳いでいた。当然、ほかの魚を食べてしまうようで、 「夜中に食べてるのか、朝来たらアジの頭だけが生け簀に浮かんでることもありましたね。たまに伊勢海老が狙われることもあるんですよ。でも、面白いから飼い続けてます」(店長)  という。大事な商売道具の魚が食いちぎられてしまっても、めげずにサメを飼うって。そんなんでいいのか。
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海のギャング・ウツボも同様にペット。
 待つこと20分。ちっとも釣れないので場所を変えるも、やはり釣れない。私の何が悪いのだろう。海や川にいる野生の魚よりも食いつきはいいはずが、釣り竿は無情にもだんまりを決め込んでいる。結構な数の魚がウヨウヨと泳いでいるのに、どいつもこいつも餌に見向きもしない……チッ。あまりに釣れない筆者を見かねた店長さんは、餌をオキアミからサーモンに変えてくれた。すると、
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お……!?
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鯛が釣れたーーーーー!!!!
 釣れたらすかさず、店員さんが調理スペースへ持って行き、活き造りを作ってくれる。ちなみに活き造りは、釣り代と調理費込みで2,380円。そのほかの料理は、調理法によっては釣り代2,380円(魚によって異なる)に数百円加算されるという仕組みになっている。
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飲食スペースは船の形。
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この店で釣れるのは、「紀州 梅まだい」という
種類。言うまでもないが、ピチピチでおいしい。
釣らずに活き造りだけを注文する場合は3,200円。
釣ったほうがお得。
 そして、せっかくなので伊勢海老釣りにも挑戦してみたのだが……これまた釣れない。
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 伊勢海老やオマール海老、貝類などを釣る場合は、餌はつけず、体に針を引っかけて釣る。が、針が水の中でふよふよと動き、思うように海老の体に引っかかってくれないのだ。海老のあれだけゴツゴツした体なら、どこかしらに引っかかりそうなものなのに、狙えば狙うほど釣れない。もはや手づかみした方が早いわ! とジリジリしていたら、「欲のない子どもたちは、伊勢海老をひょいひょい釣っていきますね。価値をわかっていない分、余計な力が入らないのかも」と店長さん。鯛たちにはことごとくフラれ、伊勢海老を狙って自分の欲深さを再認識させられ、なんだか自分という人間について考えさせられてしまった。魚にも選ぶ権利がある、そういうことだろうか。これ以上魚と己について思いをめぐらせても暗い気持ちになるだけなので、このへんにしておく。  海でも川でも新宿でも、釣りは人を哲学的にさせる。 ●ゲーム度 ★★★★★ ゴツゴツしたその体で釣れそうな誘惑をまき散らし、いざ釣ろうとすると、釣れそうで釣れない伊勢海老。この感覚は、UFOキャッチャーのそれと似ている。また、安いアジを釣りたかったのに(アジは釣り代+調理費680円~)、釣れたのは高い鯛だった! という、狙い通りに取れないところもまるでUFOキャッチャーのよう。子どもは価値も分からずに伊勢海老をひょいひょい釣るらしいが、その親のお財布事情がやや気になるところである。 (取材・文=朝井麻由美 撮影=田所英一郎) ●『釣船茶屋ざうお』 < http://www.zauo.com/contents/zauo_top.html > 新宿店:新宿区西新宿3-2-9 新宿ワシントンホテル1F 電話:03-3343-6622 営業時間は、平日は11:30~14:00/17:00~23:00、土日祝は11:30~23:00 首都圏の他には、大阪、愛知、三重、福岡でチェーン展開。毎月第一木曜日の夜はマグロの解体ショーを見ることもできる。釣った魚を使ってお寿司作りを教われる「寿司職人体験教室」も随時開催中。 【散歩師・朝井がゆく!】バックナンバー 【vol.13】工場長のテンションにも注目!? おもしろ消しゴム工場見学! 【vol.12】“新秋葉電気鉄道”出発進行! 鉄ヲタ大満足の鉄道居酒屋 【vol.11】ドレスコードはバンドT! ROCKにキメる『ジャケ弁講座』に潜入 【vol.10】かわいいメイドさんの正体はガンマニア!? シューティングメイドカフェ 【vol.9】ドヤ顔からてへぺろまで!? 自分にそっくりな石像が見つかる「五百羅漢」 【vol.8】ドラクエ好き女子ライターが教える、ドラゴンクエスト展のマニアな楽しみ方 【vol.7】麺の気持ちになれるアトラクションまで!? 「カップヌードルミュージアム」が楽し過ぎる! 【vol.6】「舌の上でプチプチと......」知られざる珍味"蝉フルコース"にチャレンジ 【vol.5】お坊さんは隠れた名カウンセラー? お寺で人生相談 【vol.4】"ライター"のプライドを懸けて「売り込みナイト」にガチで挑戦! 【vol.3】なんとも言えない高揚感に体が火照る!? 話題のアニソンバーで熱唱! 【vol.2】ベタなトルコをお気軽エンジョイ! 「東京ジャーミイ&トルコ文化センター」 【vol.1】サブカルイベントゆえのゆるさ!? 『ART MAP in 阿佐ヶ谷』を歩いてみた

まるでUFOキャッチャー!? ゲーム感覚で楽しめる‟釣り居酒屋”

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なんとこの店、ワシントンホテルの1階に入っている。
日本一アーバンな釣り堀だろう(たぶん)。
ゆるいものならなんでも大好き♪ ロリ顔ライター・朝井麻由美が気になるスポットをご案内します。  やってみたいと思いつつも、手つかずになっているレジャーが、“釣り”だ。『糸井重里のバス釣りNo.1』や『牧場物語』シリーズ、『ぼくのなつやすみ』に『どうぶつの森』、『モンスターハンター』、思えばずいぶんたくさんのゲームでせっせと釣りをしてきた。だが、実際の釣りとなると、いかんせん朝が早い。言い換えれば、その程度の理由であきらめられるくらいにしか、釣りへの情熱がないということなのだが。ともかく、早起きしなくてもいい釣りじゃなきゃイヤだイヤだ、とワガママを言っていたら――あった。早起きどころか、電車でサクッと行けて、しかもその場で釣りたての魚を食べられる至れり尽くせりスポット、『釣船茶屋ざうお』だ。今回行ってきたのは、新宿店。この店の目玉は鯛で、ほかにアジやヒラメ、カサゴ、サザエやオマール海老、伊勢海老などが釣れるそう。庶民にとっての夢の食べ物・伊勢海老が、新宿でさらっと釣れちゃっていいの?  お店に着いてさっそく釣り道具を借り、魚の密集していそうなところに釣り糸を垂らすのだが、
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餌はオキアミ。
 ……釣れない。
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 「全然釣れないですねぇ」と横にいた店長の鄭虹志さんにボヤいたら、「まだ2分しかたってないですよ! そんなに早く釣れるわけないよ(笑)」と一蹴されてしまった。ゲームだとせいぜい5秒くらいで釣れたのに、おかしいな……。  ピクリとも動かない釣り竿をボーっと眺めていたら、魚にしては大きい生き物が近くを横切った。
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商売道具の魚を食い散らかすペット。
 なんとこれ、この店のペットのサメらしい。しかも1匹だけではなく、よく見たら生け簀のあちこちで何匹ものサメが悠々と泳いでいた。当然、ほかの魚を食べてしまうようで、 「夜中に食べてるのか、朝来たらアジの頭だけが生け簀に浮かんでることもありましたね。たまに伊勢海老が狙われることもあるんですよ。でも、面白いから飼い続けてます」(店長)  という。大事な商売道具の魚が食いちぎられてしまっても、めげずにサメを飼うって。そんなんでいいのか。
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海のギャング・ウツボも同様にペット。
 待つこと20分。ちっとも釣れないので場所を変えるも、やはり釣れない。私の何が悪いのだろう。海や川にいる野生の魚よりも食いつきはいいはずが、釣り竿は無情にもだんまりを決め込んでいる。結構な数の魚がウヨウヨと泳いでいるのに、どいつもこいつも餌に見向きもしない……チッ。あまりに釣れない筆者を見かねた店長さんは、餌をオキアミからサーモンに変えてくれた。すると、
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お……!?
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鯛が釣れたーーーーー!!!!
 釣れたらすかさず、店員さんが調理スペースへ持って行き、活き造りを作ってくれる。ちなみに活き造りは、釣り代と調理費込みで2,380円。そのほかの料理は、調理法によっては釣り代2,380円(魚によって異なる)に数百円加算されるという仕組みになっている。
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飲食スペースは船の形。
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この店で釣れるのは、「紀州 梅まだい」という
種類。言うまでもないが、ピチピチでおいしい。
釣らずに活き造りだけを注文する場合は3,200円。
釣ったほうがお得。
 そして、せっかくなので伊勢海老釣りにも挑戦してみたのだが……これまた釣れない。
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 伊勢海老やオマール海老、貝類などを釣る場合は、餌はつけず、体に針を引っかけて釣る。が、針が水の中でふよふよと動き、思うように海老の体に引っかかってくれないのだ。海老のあれだけゴツゴツした体なら、どこかしらに引っかかりそうなものなのに、狙えば狙うほど釣れない。もはや手づかみした方が早いわ! とジリジリしていたら、「欲のない子どもたちは、伊勢海老をひょいひょい釣っていきますね。価値をわかっていない分、余計な力が入らないのかも」と店長さん。鯛たちにはことごとくフラれ、伊勢海老を狙って自分の欲深さを再認識させられ、なんだか自分という人間について考えさせられてしまった。魚にも選ぶ権利がある、そういうことだろうか。これ以上魚と己について思いをめぐらせても暗い気持ちになるだけなので、このへんにしておく。  海でも川でも新宿でも、釣りは人を哲学的にさせる。 ●ゲーム度 ★★★★★ ゴツゴツしたその体で釣れそうな誘惑をまき散らし、いざ釣ろうとすると、釣れそうで釣れない伊勢海老。この感覚は、UFOキャッチャーのそれと似ている。また、安いアジを釣りたかったのに(アジは釣り代+調理費680円~)、釣れたのは高い鯛だった! という、狙い通りに取れないところもまるでUFOキャッチャーのよう。子どもは価値も分からずに伊勢海老をひょいひょい釣るらしいが、その親のお財布事情がやや気になるところである。 (取材・文=朝井麻由美 撮影=田所英一郎) ●『釣船茶屋ざうお』 < http://www.zauo.com/contents/zauo_top.html > 新宿店:新宿区西新宿3-2-9 新宿ワシントンホテル1F 電話:03-3343-6622 営業時間は、平日は11:30~14:00/17:00~23:00、土日祝は11:30~23:00 首都圏の他には、大阪、愛知、三重、福岡でチェーン展開。毎月第一木曜日の夜はマグロの解体ショーを見ることもできる。釣った魚を使ってお寿司作りを教われる「寿司職人体験教室」も随時開催中。 【散歩師・朝井がゆく!】バックナンバー 【vol.13】工場長のテンションにも注目!? おもしろ消しゴム工場見学! 【vol.12】“新秋葉電気鉄道”出発進行! 鉄ヲタ大満足の鉄道居酒屋 【vol.11】ドレスコードはバンドT! ROCKにキメる『ジャケ弁講座』に潜入 【vol.10】かわいいメイドさんの正体はガンマニア!? シューティングメイドカフェ 【vol.9】ドヤ顔からてへぺろまで!? 自分にそっくりな石像が見つかる「五百羅漢」 【vol.8】ドラクエ好き女子ライターが教える、ドラゴンクエスト展のマニアな楽しみ方 【vol.7】麺の気持ちになれるアトラクションまで!? 「カップヌードルミュージアム」が楽し過ぎる! 【vol.6】「舌の上でプチプチと......」知られざる珍味"蝉フルコース"にチャレンジ 【vol.5】お坊さんは隠れた名カウンセラー? お寺で人生相談 【vol.4】"ライター"のプライドを懸けて「売り込みナイト」にガチで挑戦! 【vol.3】なんとも言えない高揚感に体が火照る!? 話題のアニソンバーで熱唱! 【vol.2】ベタなトルコをお気軽エンジョイ! 「東京ジャーミイ&トルコ文化センター」 【vol.1】サブカルイベントゆえのゆるさ!? 『ART MAP in 阿佐ヶ谷』を歩いてみた

着ぐるみってどうやって作ってるの? 着ぐるみ制作会社に潜入!

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この、オサレな工房で着ぐるみを作っているのだ。
もっと町工場みたいなところを想像してた!
珍奇なものをこよなく愛するライター・北村ヂンが、気になったことや場所にNGナシで体当たり取材していく【突撃取材野郎!】。第15回は、着ぐるみ制作会社に潜入してきました。 ■ゆるキャラ&着ぐるみを作って儲けたいのだ  長引く不況でもはや死に体の地方経済を活性化すべく、ご当地B級グルメやローカルアイドル、街コンなど、さまざまな企画が打ち出されているけれど、そんな中でも、ご当地の知名度アップ、経済効果ともに大きく貢献しているのが「ゆるキャラ」だろう。  一時のブームで終わるかなー……という予想を覆し、最近では完全に一般層にまで定着してきているようで、各地方自治体がどんどん新しいゆるキャラを生み出し、ますます盛り上がりを見せているご様子。
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我が地元のゆるキャラ・もんじゃ焼きの「もじゃろー」。
手作り感あふれ過ぎてる着ぐるみ!
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着ぐるみのゆる過ぎ感もさもさることながら、足下が
またねぇ……もうちょっと気を遣って下さいッ!
ゆるいにもほどがあるよ。
 着ぐるみはもちろん、グッズやお土産なども作られ、人気ゆるキャラはテレビやイベントにも引っ張りだこ。……いやあ、銭ッコのニオイがプンプンするじゃないですか! そもそも、ああいう行政の仕事ってギャラよさそうだし。  ボクも一応、イラストなんかを描く仕事をしているもんで、いつか、どっかのゆるキャラのデザインをして、ボロ儲けした……いやいや、着ぐるみ化されたらうれしいなぁ、なんて思っているのだ。自分のデザインしたキャラクターが着ぐるみになって、子どもたちに囲まれているのを見たら、お金なんかには代えられない喜びがあると思うんですよね。……お金も欲しいけど!
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まあ、銭のニオイはしないね……。
 しかし、そもそも着ぐるみって、どこで、どんなふうに作ってるのか? そして、作るのにはどれくらいお金がかかるものなのか? 全然分からないでしょ。  というワケで今回は、着ぐるみの制作からショーのプロデュースまでを一手に請け負っている「ゴーゴープロダクション」の二村直範社長に、突撃取材してきた! ■表に出られない! 着ぐるみアクターの苦悩 ――着ぐるみ専門の会社を作ったきっかけは、なんだったんですか? 「もともとは、僕自身が着ぐるみのアクターだったんです。でも、着ぐるみの世界って難しくて、優秀なアクターがいてもなかなか認めてもらえないんですよ。表に出るわけにいかないから名前が知られることもなく、だから頑張っていても、なかなかギャラを上げてもらえないし……」 ――ああ、「中に人なんか入ってない!」ということになってますからね。 「呼んでくれる側からも『人気キャラクターの着ぐるみを着て、それなりに演技してくれれば』程度のことしか期待されていないですからね。だから、もっと着ぐるみアクターの地位向上ができないかなと思ったわけです。そんな時に、以前から考えていた『着ぐるみがプロダンサー並みのダンスを踊ったらショーとしても話題になるし、認めてもらえるんじゃないか』というコンセプトを実現するために会社を立ち上げたわけです」
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こんな本格的ダンススタジオが、着ぐるみ工房に併設されているのだ。
――アクターとして立ち上げた会社で、オリジナルの着ぐるみを作るようになったきっかけは? 「当時、デパートの屋上ショーで使われているような着ぐるみって、ものすごくレベルが低かったんですよ。背中のファスナーは丸見えだし、口の穴や首のスキマから中が見えちゃったりとか……。某・夢のランドに、着ぐるみのリサーチをしに行ったら、日本で作られている着ぐるみとは全然レベルが違っていて、ビックリしましたから」 ――確かに、あのランドの着ぐるみは相当レベルが高そうですね。 「一方、日本で着ぐるみを作っている会社って『着ぐるみってこんなもんでしょ』という感覚のところばっかりだったんです。だから、着ぐるみを作り始めるにあたっても、従来の着ぐるみ工場ではなく、それぞれの素材を扱っている工場に行って技術を教えてもらいました。そもそも、ダンスみたいな激しい動きができる着ぐるみなんてなかったですし。ウチの着ぐるみはヒップホップ、タップ、ジャズ……それぞれ得意のダンスが設定されていて、その動きを邪魔しないような設計になっています。ダンスに対する理解がない人には絶対作れないと思いますよ」
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ゴーゴープロダクションのオリジナル着ぐるみ。
手足の可動性が違うらしいです。
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こんな、着ぐるみの粋を超えたダンスパフォーマンスを
やっているそうです。
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ものすごく小さい人が入ってるように見えるけど、
胴体まで頭部に入ってるんですね。
■オリジナル着ぐるみを制作するには? ――ちなみに、オリジナルの着ぐるみ制作をお願いする場合、いくらくらいかかるんですか? 「大体、50~60万くらいですね」 ――思ったよりは……という感じですね。 「発泡スチロールの削り出しで作る場合の値段なんですが、もっと作りを精巧にしたり、複数体を制作する場合には、型を作ってFRPという素材で作ることになるので、また変わってきますけど」
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コレが制作途中の着ぐるみ。
中身はこんな感じなんすね。
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FRP素材で製作する場合は、こういう型を使って作ります。
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天井まで着ぐるみのパーツがギッシリと……。着ぐるみは
置き場所に困るので、完成したらすぐに発送
しちゃうんだそうな。
――作りやすいキャラクター、作りにくいキャラクターってあるんでしょうか。 「最近はCGで制作されているアニメもありますけど、ああいうのって難しいんですよ。着ぐるみは人が着ることが前提なので、どこかに関節やのぞき穴を作らなきゃいけないんですが、CGのキャラだと3Dのデータが存在しているせいで、ごまかせないんですよ。実は、平面的にデザインされているキャラクターのほうが自由度が高くて作りやすいんです」 ――着ぐるみを制作する上で、一番気にするポイントはどこですか? 「のぞき穴の位置ですね。着ぐるみの中に入っていると、生活している上で普段どれほど目に頼っているかって分かりますよ。多少、動きづらかったり、換気が悪かったりしてもなんとかなりますが、視界が悪いとホントに大変なんです」 —――ああ、前が見えないと、子ども蹴り倒しちゃったりしそうですしねぇ。 「いや、着ぐるみの中に入っている時に必要な視界って、実は前方よりも足元が重要なんですね。だから、口の部分をうまくのぞき穴にして、足元が見えるようにしています。口を閉じているキャラクターだとそれができないので、お願いしてデザインを変えさせてもらったりすることもあるんですよ」
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口の部分にこんな透ける素材を貼って、のぞき穴にするんだとか。
――はーっ、どうも目がついている着ぐるみだと、そこから見ているイメージを持っちゃいますけど、実は口から見ているんですね。それじゃ最後に、今後の目標なんかがありましたら……。 「やっぱり、着ぐるみアクターの地位向上ですね! ゆるキャラブームなどのおかげで着ぐるみ自体の需要は増えてはいるんですけど、着ぐるみだけ作っちゃえば、あとはバイトや社員さんが着ればいいだろう……くらいに考えている方がすごく多いんですよ。ちゃんとプロのアクターが中に入ってキャラクターの魅力を引き出さないと、せっかく作った着ぐるみも活かせないと思います。理想としては、ひとつのキャラクターは同じ人しか演じない、というのが一番いいと思うんですけどね。ウチのアクターたちにも『この人で』と指名されるようなアクターになれって、いつも言ってますから!」  な、なるほどー。自腹でもなんでも着ぐるみさえ作っちゃえば、あとはそれを自ら装着していろんなところに出没してれば、たとえば最近ネットで話題の勝手ご当地キャラ「にしこくん」みたいに人気キャラになれるんじゃ……なんてスイートな考えを持っていたんだけど、そりゃ確かに動きまで含めてのキャラクターだもん、中に入る人も人気キャラになる重要な要素なんだろうな……。 ――ま、それはそれとして、せっかく着ぐるみ工房に来たんだから、着ぐるみをかぶってみたいんですけど……。 「ああーっ、どうぞどうぞ!」  ……と、着ぐるみの頭部を持ってきてくれたんですが、いざかぶってみようと思ったら、頭が引っかかって入らないの。ボ、ボクの頭、そんなにデカイのかな。
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仕方ないので取材に同行していた編集部のK女史にかぶってもらいました。
(取材・文・写真・イラスト=北村ヂン) ●株式会社ゴーゴープロダクション 住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-10丸二ビル1F 電話:0422-27-5523 <http://www.myquee55.com/> i04gogo.jpg ●「突撃取材野郎!」バックナンバー 【第14回】プロマイドの殿堂・マルベル堂で俺プロマイドを作る 【第13回】名古屋駅より徒歩5分。1泊1,500円〜のバカ安ホテルに泊まる 【第12回】大阪にそびえ立つ変な形の謎タワーに登ろうとしてきた! 【第11回】藤子不二雄Aだらけの町・富山県氷見市! 【第10回】ファン狂喜乱舞モノ!?  藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきた 【第9回】男だけど女声を使いこなす"両声類"になりたい! 【第8回】SM雑誌だらけの図書館!? 風俗資料館 【第7回】 テレクラは今こんなことになっている2010 【第6回】『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(後編) 【第5回】『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(前編) 【第4回】手塚、藤子、赤塚、石ノ森......漫画界の巨匠たちも食べた伝説のラーメン屋 【第3回】「激安宿に泊まりたい!」ドヤ街で一泊1,000円代の宿に泊まってみる 【第2回】「甘酸っぱい思い出のシンボル......」僕らの愛したブルマーは今どこに 【第1回】アイドル小明と行く、サブカル魔窟『中野ブロードウェイ』

着ぐるみってどうやって作ってるの? 着ぐるみ制作会社に潜入!

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この、オサレな工房で着ぐるみを作っているのだ。
もっと町工場みたいなところを想像してた!
珍奇なものをこよなく愛するライター・北村ヂンが、気になったことや場所にNGナシで体当たり取材していく【突撃取材野郎!】。第15回は、着ぐるみ制作会社に潜入してきました。 ■ゆるキャラ&着ぐるみを作って儲けたいのだ  長引く不況でもはや死に体の地方経済を活性化すべく、ご当地B級グルメやローカルアイドル、街コンなど、さまざまな企画が打ち出されているけれど、そんな中でも、ご当地の知名度アップ、経済効果ともに大きく貢献しているのが「ゆるキャラ」だろう。  一時のブームで終わるかなー……という予想を覆し、最近では完全に一般層にまで定着してきているようで、各地方自治体がどんどん新しいゆるキャラを生み出し、ますます盛り上がりを見せているご様子。
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我が地元のゆるキャラ・もんじゃ焼きの「もじゃろー」。
手作り感あふれ過ぎてる着ぐるみ!
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着ぐるみのゆる過ぎ感もさもさることながら、足下が
またねぇ……もうちょっと気を遣って下さいッ!
ゆるいにもほどがあるよ。
 着ぐるみはもちろん、グッズやお土産なども作られ、人気ゆるキャラはテレビやイベントにも引っ張りだこ。……いやあ、銭ッコのニオイがプンプンするじゃないですか! そもそも、ああいう行政の仕事ってギャラよさそうだし。  ボクも一応、イラストなんかを描く仕事をしているもんで、いつか、どっかのゆるキャラのデザインをして、ボロ儲けした……いやいや、着ぐるみ化されたらうれしいなぁ、なんて思っているのだ。自分のデザインしたキャラクターが着ぐるみになって、子どもたちに囲まれているのを見たら、お金なんかには代えられない喜びがあると思うんですよね。……お金も欲しいけど!
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まあ、銭のニオイはしないね……。
 しかし、そもそも着ぐるみって、どこで、どんなふうに作ってるのか? そして、作るのにはどれくらいお金がかかるものなのか? 全然分からないでしょ。  というワケで今回は、着ぐるみの制作からショーのプロデュースまでを一手に請け負っている「ゴーゴープロダクション」の二村直範社長に、突撃取材してきた! ■表に出られない! 着ぐるみアクターの苦悩 ――着ぐるみ専門の会社を作ったきっかけは、なんだったんですか? 「もともとは、僕自身が着ぐるみのアクターだったんです。でも、着ぐるみの世界って難しくて、優秀なアクターがいてもなかなか認めてもらえないんですよ。表に出るわけにいかないから名前が知られることもなく、だから頑張っていても、なかなかギャラを上げてもらえないし……」 ――ああ、「中に人なんか入ってない!」ということになってますからね。 「呼んでくれる側からも『人気キャラクターの着ぐるみを着て、それなりに演技してくれれば』程度のことしか期待されていないですからね。だから、もっと着ぐるみアクターの地位向上ができないかなと思ったわけです。そんな時に、以前から考えていた『着ぐるみがプロダンサー並みのダンスを踊ったらショーとしても話題になるし、認めてもらえるんじゃないか』というコンセプトを実現するために会社を立ち上げたわけです」
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こんな本格的ダンススタジオが、着ぐるみ工房に併設されているのだ。
――アクターとして立ち上げた会社で、オリジナルの着ぐるみを作るようになったきっかけは? 「当時、デパートの屋上ショーで使われているような着ぐるみって、ものすごくレベルが低かったんですよ。背中のファスナーは丸見えだし、口の穴や首のスキマから中が見えちゃったりとか……。某・夢のランドに、着ぐるみのリサーチをしに行ったら、日本で作られている着ぐるみとは全然レベルが違っていて、ビックリしましたから」 ――確かに、あのランドの着ぐるみは相当レベルが高そうですね。 「一方、日本で着ぐるみを作っている会社って『着ぐるみってこんなもんでしょ』という感覚のところばっかりだったんです。だから、着ぐるみを作り始めるにあたっても、従来の着ぐるみ工場ではなく、それぞれの素材を扱っている工場に行って技術を教えてもらいました。そもそも、ダンスみたいな激しい動きができる着ぐるみなんてなかったですし。ウチの着ぐるみはヒップホップ、タップ、ジャズ……それぞれ得意のダンスが設定されていて、その動きを邪魔しないような設計になっています。ダンスに対する理解がない人には絶対作れないと思いますよ」
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ゴーゴープロダクションのオリジナル着ぐるみ。
手足の可動性が違うらしいです。
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こんな、着ぐるみの粋を超えたダンスパフォーマンスを
やっているそうです。
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ものすごく小さい人が入ってるように見えるけど、
胴体まで頭部に入ってるんですね。
■オリジナル着ぐるみを制作するには? ――ちなみに、オリジナルの着ぐるみ制作をお願いする場合、いくらくらいかかるんですか? 「大体、50~60万くらいですね」 ――思ったよりは……という感じですね。 「発泡スチロールの削り出しで作る場合の値段なんですが、もっと作りを精巧にしたり、複数体を制作する場合には、型を作ってFRPという素材で作ることになるので、また変わってきますけど」
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コレが制作途中の着ぐるみ。
中身はこんな感じなんすね。
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FRP素材で製作する場合は、こういう型を使って作ります。
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天井まで着ぐるみのパーツがギッシリと……。着ぐるみは
置き場所に困るので、完成したらすぐに発送
しちゃうんだそうな。
――作りやすいキャラクター、作りにくいキャラクターってあるんでしょうか。 「最近はCGで制作されているアニメもありますけど、ああいうのって難しいんですよ。着ぐるみは人が着ることが前提なので、どこかに関節やのぞき穴を作らなきゃいけないんですが、CGのキャラだと3Dのデータが存在しているせいで、ごまかせないんですよ。実は、平面的にデザインされているキャラクターのほうが自由度が高くて作りやすいんです」 ――着ぐるみを制作する上で、一番気にするポイントはどこですか? 「のぞき穴の位置ですね。着ぐるみの中に入っていると、生活している上で普段どれほど目に頼っているかって分かりますよ。多少、動きづらかったり、換気が悪かったりしてもなんとかなりますが、視界が悪いとホントに大変なんです」 —――ああ、前が見えないと、子ども蹴り倒しちゃったりしそうですしねぇ。 「いや、着ぐるみの中に入っている時に必要な視界って、実は前方よりも足元が重要なんですね。だから、口の部分をうまくのぞき穴にして、足元が見えるようにしています。口を閉じているキャラクターだとそれができないので、お願いしてデザインを変えさせてもらったりすることもあるんですよ」
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口の部分にこんな透ける素材を貼って、のぞき穴にするんだとか。
――はーっ、どうも目がついている着ぐるみだと、そこから見ているイメージを持っちゃいますけど、実は口から見ているんですね。それじゃ最後に、今後の目標なんかがありましたら……。 「やっぱり、着ぐるみアクターの地位向上ですね! ゆるキャラブームなどのおかげで着ぐるみ自体の需要は増えてはいるんですけど、着ぐるみだけ作っちゃえば、あとはバイトや社員さんが着ればいいだろう……くらいに考えている方がすごく多いんですよ。ちゃんとプロのアクターが中に入ってキャラクターの魅力を引き出さないと、せっかく作った着ぐるみも活かせないと思います。理想としては、ひとつのキャラクターは同じ人しか演じない、というのが一番いいと思うんですけどね。ウチのアクターたちにも『この人で』と指名されるようなアクターになれって、いつも言ってますから!」  な、なるほどー。自腹でもなんでも着ぐるみさえ作っちゃえば、あとはそれを自ら装着していろんなところに出没してれば、たとえば最近ネットで話題の勝手ご当地キャラ「にしこくん」みたいに人気キャラになれるんじゃ……なんてスイートな考えを持っていたんだけど、そりゃ確かに動きまで含めてのキャラクターだもん、中に入る人も人気キャラになる重要な要素なんだろうな……。 ――ま、それはそれとして、せっかく着ぐるみ工房に来たんだから、着ぐるみをかぶってみたいんですけど……。 「ああーっ、どうぞどうぞ!」  ……と、着ぐるみの頭部を持ってきてくれたんですが、いざかぶってみようと思ったら、頭が引っかかって入らないの。ボ、ボクの頭、そんなにデカイのかな。
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仕方ないので取材に同行していた編集部のK女史にかぶってもらいました。
(取材・文・写真・イラスト=北村ヂン) ●株式会社ゴーゴープロダクション 住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-10丸二ビル1F 電話:0422-27-5523 <http://www.myquee55.com/> i04gogo.jpg ●「突撃取材野郎!」バックナンバー 【第14回】プロマイドの殿堂・マルベル堂で俺プロマイドを作る 【第13回】名古屋駅より徒歩5分。1泊1,500円〜のバカ安ホテルに泊まる 【第12回】大阪にそびえ立つ変な形の謎タワーに登ろうとしてきた! 【第11回】藤子不二雄Aだらけの町・富山県氷見市! 【第10回】ファン狂喜乱舞モノ!?  藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきた 【第9回】男だけど女声を使いこなす"両声類"になりたい! 【第8回】SM雑誌だらけの図書館!? 風俗資料館 【第7回】 テレクラは今こんなことになっている2010 【第6回】『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(後編) 【第5回】『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(前編) 【第4回】手塚、藤子、赤塚、石ノ森......漫画界の巨匠たちも食べた伝説のラーメン屋 【第3回】「激安宿に泊まりたい!」ドヤ街で一泊1,000円代の宿に泊まってみる 【第2回】「甘酸っぱい思い出のシンボル......」僕らの愛したブルマーは今どこに 【第1回】アイドル小明と行く、サブカル魔窟『中野ブロードウェイ』

工場長のテンションにも注目!? おもしろ消しゴム工場見学!

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見学後、消しゴムオタクの筆者は、コレクション用に200個以上購入。
ちなみに、パロディー消しゴムは大人の事情によりデザイン変更が
しばしばあるとか。
ゆるいものならなんでも大好き♪ ロリ顔ライター・朝井麻由美が気になるスポットをご案内します。  このところ、メーカー直営モノが盛り上がりを見せている。昨年秋は「カップヌードルミュージアム」(日清食品)のオープン、今月は東京駅の「東京おかしランド」やお台場「ダイバーシティ」にて、森永、カルビー、グリコなどのアンテナショップが登場した。また、昨夏からスタートした「ガリガリ君工場見学」(赤城乳業)は、あっという間に予約が埋まる大盛況だったという(何しろ、当連載で取材を申し込んだところ、対応に手が回らないとお断りされてしまったのだ)。ちなみに、レシピ本界隈では、『おかめちゃんの栄養たっぷり納豆レシピ』(ワニブックス)や『永谷園のお茶づけ海苔でおもてなし』(ぶんか社)などのメーカー監修本が年明け以来、あちらこちらから発売されている。  これはもう、間違いなくメーカー直営戦国時代の幕開けである。そこで今回は、「おもしろ消しゴム工場見学」(イワコー)へ行ってきた。“おもしろ消しゴム”とは、野菜やお寿司、スナック菓子パロディーなど、身近なアイテムをかたどった消しゴムのこと。文房具屋や雑貨店で見かけるこの消しゴム、日本では株式会社イワコーが9割以上のシェアを占めているのだ。ちなみに、私は狂おしいほどこの手の消しゴムが好きで、小学生の頃から集めている。もはや、おもしろ消しゴムは人生の教科書。株式会社イワコーに育てられたようなものだ。愛するおもしろ消しゴムのサンクチュアリ(工場)を見学できるだなんて、ああ、生きててよかった……!  埼玉県の八潮駅から徒歩15分ほどのイワコー工場へ着くと、工場長の案内に従って見学していく。この日は親子連れが15組ほど参加。このパターンが最も多い客層で、ほかには、学校関係者、観光客、機械系の企業の関係者が勉強しに来ることもあるそうだ。おもしろ消しゴムはパーツを分解できたり、動かしたりできるのだが、工場長はいくつか消しゴムを見せながらパフォーマンスを始めた。
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工場長「僕の後ろにある機械から、おもしろ消しゴムができ上がります。
これは歯磨き消しゴム。お父さんとお母さんにはね、
昔こんな時代があったんだよ」
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工場長「これはチョコのソフトクリームでーす。
コーンとアイスの部分をバラバラにすると、
ウ○コ……じゃないですよ~。ウ○コの消しゴムを
こうやってソフトクリームの上にのせちゃいけませんよ」
 チョコソフトクリームとウ○コ消しゴムをうれしそうに見せびらかす工場長を見て、小学生の見学者たちは大はしゃぎ。いつの時代も、子どもはウ○コが大好きだ。江戸時代も奈良時代も、もしかしたら原始時代すら、同じことが繰り返されてきたのかもしれない。  そして工場長は、「さて、今お見せした消しゴムがどうやってできてるかというと……」と言いながら、着色用の顔料と、白い消しゴムを触らせてくれた。
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上のオレンジ色の袋が顔料、ボウルに入っているのが白い消しゴム。
顔料と白い消しゴムを混ぜて機械に入れると、
ニュルニュルっと色付き消しゴムが登場。
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これも触らせてくれるが、このままだと相当熱いので……
風を当てて冷やす。湯気が出るほど熱い。
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フワフワでよく伸びる。
 このフワフワの色付き消しゴムを金型に流し込んでいくのだが、金型を本物そっくりのデザインにするために、細部まで研究を重ねているのだそう。あるときは、パフェ消しゴムを作るにあたって、担当の男性がひたすらパフェを食べ歩いて激太り。またあるときは、パトカー消しゴムを作ろうと、停車中のパトカーを撮影していたらお巡りさんに注意され、職務質問を受けたこともあるという。
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これはたいやき消しゴムの金型。
 工場内での説明が終わると、最後に消しゴムのパーツ組み立てを体験させてもらって、見学プログラムは終了となる。組み立ても子どもだましと思うなかれ。ノーヒントで行うと、案外失敗してしまう。
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パンダ消しゴムを組み立ててみた。工場では内職さんが1日に
ひとり1,000個も手作業で組み立てているのだそう。
 工場で大量の愉快な消しゴムを拝める喜びはさることながら、消しゴム工場の案内役にしておくにはもったいないほどの、工場長のテンションの高い消しゴムトークも見どころのひとつだった。ただし、ハイテンションパフォーマンスは参加者に小学生がいるとき限定だそうなので、はしゃぐ工場長を見られるかは運次第だ。
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おまけ。消しゴム製作で余ったパーツを頭にのせて、
「タケコプター!」とふざける工場長。
●ディ○ニーラン度 ★★★★★ ディ○ニーさん! キャスト候補がこんなところにいましたよ! (取材・文=朝井麻由美) ●『株式会社イワコー おもしろ消しゴム工場見学会』 < http://www.iwako.com/eraser/factory.html > 埼玉県八潮市大瀬184(つくばエクスプレス 八潮駅より徒歩約15分) 工場見学は完全予約制。048-998-5502まで。 【散歩師・朝井がゆく!】バックナンバー 【vol.12】“新秋葉電気鉄道”出発進行! 鉄ヲタ大満足の鉄道居酒屋 【vol.11】ドレスコードはバンドT! ROCKにキメる『ジャケ弁講座』に潜入 【vol.10】かわいいメイドさんの正体はガンマニア!? シューティングメイドカフェ 【vol.9】ドヤ顔からてへぺろまで!? 自分にそっくりな石像が見つかる「五百羅漢」 【vol.8】ドラクエ好き女子ライターが教える、ドラゴンクエスト展のマニアな楽しみ方 【vol.7】麺の気持ちになれるアトラクションまで!? 「カップヌードルミュージアム」が楽し過ぎる! 【vol.6】「舌の上でプチプチと......」知られざる珍味"蝉フルコース"にチャレンジ 【vol.5】お坊さんは隠れた名カウンセラー? お寺で人生相談 【vol.4】"ライター"のプライドを懸けて「売り込みナイト」にガチで挑戦! 【vol.3】なんとも言えない高揚感に体が火照る!? 話題のアニソンバーで熱唱! 【vol.2】ベタなトルコをお気軽エンジョイ! 「東京ジャーミイ&トルコ文化センター」 【vol.1】サブカルイベントゆえのゆるさ!? 『ART MAP in 阿佐ヶ谷』を歩いてみた

貼って貼られて貼り返されて!? 「ビックリマンチョコ 悪魔VS天使シール」今昔物語

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アナログとデジタルの過渡期であった1980年代。WiiもPS3もなかったけれど、ジャンクでチープなおもちゃがあふれていた。足りない技術を想像力で補い、夢中になって集めた「キン消し」「ミニ四駆」「ビックリマンシール」......。懐かしいおもちゃたちの現在の姿を探る!   天使、お守り、悪魔の三勢力が織りなす壮大な神話的ストーリーを描いたシール入りチョコで、日本全土に一大ブームを巻き起こした「ビックリマンチョコ 悪魔VS天使シール」がロッテから発売されたのは1985年のこと。  シリーズ開始当初はそこまで大きな反響はなかった「悪魔VS天使シール」だが、魅力的なキャラクターと想像力をかきたてるシール裏面のテキストが全国の小学生に大いに受け、翌86年に大ブレイク。小学館の男児向け雑誌「コロコロコミック」とのタイアップも追い風となり、漫画・アニメ・ゲーム・おもちゃと次々とメディアミックス展開をした。  ブーム最盛期には、需要と供給のバランスが完全に崩壊し、「一度に買えるのは一人3個まで」というローカルルールや、プレミア度の高いキラキラシールが箱の特定の位置に出やすいなどの都市伝説。そしてシールだけを集める子どもや、パチモンの「ロッチシール」などの記事が新聞をにぎわせるなど、80年代後半の日本は“ビックリマンフィーバー”の真っただ中にあった。  今回はそんな「ビックリマンチョコ 悪魔VS天使シール」の原点と今の姿を追いかけてみよう。 ■ビックリマン誕生から大ブレイクまで  最初に気をつけておきたいのは、「ビックリマンチョコ 悪魔VS天使シール」は、2010年に登場した 23代目ビックリマンチョコ「漢熟覇王」まで続く、あまたの「ビックリマンチョコ」の中の10代目に当たるタイトルだという点だ。ということで、まずは「悪魔VS天使シール」に至るまでのビックリマンチョコの歴史を紐解いてみよう。
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 初代「ビックリマンチョコ どっきりシール」が誕生したのは1977年のこと。それ以前、ロッテは「危険!」「おやつちょうだい!」などの一言コメントをコミカルなデザインでプリントしたシールをおまけにつけたチョコバー「はりはり仮面」を発売していた。 「次にロッテは、子どもたちに海外で流行しているウェハースチョコレートのお菓子を食べてほしいと考え、最初は一般的なウェハースチョコを売ろうと思っていました。しかし、ただウェハースチョコを出すのでは面白くないから、何かを加えようと考えた結果、『ビックリマンシール』が生まれました」(ロッテ商品開発部・大野友幸氏)  そして、「人をビックリさせたい、ドッキリさせたい」というコンセプトを元に、初代「ビックリマンチョコ」は「しょうゆの染み」「針を上にした画びょう」などの絵をリアルに描いた「どっきりシール」をおまけに採用。壁や机に貼れば、家族や友達が思わず二度見してしまうほどリアルなイラストのシールは大ヒットを記録した。  以降、赤塚不二夫、手塚治虫風のキャラクターが描かれた「まんギャシール」、風景写真とコミカルなイラストの組み合わせがシュールな笑いを誘う「特ダネシール」などが登場。一発ネタのインパクト重視なシールは、これまたいずれもヒット。  このように、さまざまなアプローチでユーザーを「ビックリ」させてきたビックリマンチョコだが、動物と物体の掛け合わせキャラが登場する8代目「まじゃりんこシール」、当時の流行やダジャレを元にしたキャラクターが登場する9代目「ギャグポスターシール」辺りから、キャラクター性を強めたシリーズが多くなっていく。  そして85年、ついに空前の大ヒットシリーズである10代目「悪魔VS天使シール」がスタートすることとなる。
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 時代はファミコン全盛期。『スーパーマリオ』に代表される個性的なビジュアルを強調し、アイコン化されたゲームキャラクターが人気を得るようになってきた時代だけあって、たった1枚で強烈なインパクトを残すシールは容易に子どもたちに受け入れられた。また、2枚、3枚とシールを集めていくことで、どんどん広がっていく奥深い世界観も、子どもたちの探究心を刺激。  シールをコレクションすることで、より悪魔と天使の抗争のドラマを堪能できるという物語性とコレクション性を兼ね備えた「悪魔VS天使シール」の新鮮な魅力に、全国の子どもたちは酔いしれた。 ■年間4億食が売れた? 驚異のビックリマン伝説  とはいえ、「悪魔VS天使シール」が後に30年近くも熱烈なファンがつくようなヒット作になるとは、最初は誰も思ってはいなかったようで、事実、第2弾まではそこそこ売れていたものの、「次にヒットが出なかったら、もう終わりにしよう」とロッテ社内でも意見が交わされていたそうだ。  その流れが大きく変わったのは、第3弾が登場した頃だ。  それまで「スーパーゼウス」「シャーマンカーン」など、天使側のヘッド(各弾に1~2枚のレアシール)しか存在しなかったところに、敵対する悪魔側のヘッド「スーパーデビル」が登場。さらに悪魔側のリーダーとしての形態のほかに、天使側に潜入するために変装した「偽神」状態のシールも用意され、一層ドラマ性が強調されるようになる。  そのせいかは定かではないが、この第3弾が登場した頃から急激にビックリマンチョコの売り上げが上がり始めたそうだ。  その後、小学生男子のバイブル誌「コロコロコミック」(小学館)の強力なバックアップもあり、シールで描ききれない物語や設定を誌面で補完することにも成功。ビックリマンファンの必需品として、コロコロコミックはビックリマンチョコと足並みをそろえるようにヒット街道を驀進するようになる。
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「シールの裏面には数行しかテキストが書けないから、どうやって世に広めようかと苦慮している時に『コロコロコミック』でストーリーをきちんと伝えるような態勢ができ、世界観をきちっとつくることができたおかげで、物語に深みを持たせることができました。ブーム最盛期の88年には、年間4億食が販売されました」(大野氏)  ロッテのヒット商品「ガーナミルクチョコ」が、年間1億食ということから、「ビックリマンチョコ」がいかに驚異的なヒット商品であったかが分かるだろう。  この大ヒットにもかかわらず、生産が追い付かず「購入は一人3個まで」のようなルールが各店舗でつくられたのは先述の通り。88年夏に発売された『コロコロコミックビックリマン臨時増刊号』は、20万部が即日完売となるという記録を樹立。その後、「悪魔VS天使シール」は91年の第31弾まで続くロングランシリーズとなる。 ■シールもチョコも手を抜かないロッテのこだわり  そんな日本のお菓子史上最大級のヒット商品となった「ビックリマンチョコ 悪魔VS天使シール」だが、商品開発に対するロッテのこだわりぶりもほかのお菓子の追随を許さない。  各弾に天使、お守り、悪魔の三すくみを12組計36種類に加え、ヘッド数種類がベースとなる「悪魔VS天使シール」。それが31弾まで続くということで、実に1,000種類以上のキャラクターが生み出されていた計算になるが、それをおよそ2~3カ月ごとに発表。このペースだけでも驚きだが、当時はまだ今のようにパソコンでお手軽にイラストの修正もできない時代だ。それらすべてのキャラクターを手描きで仕上げ、手直しが行われる度に絵を描き直していたという。  また、大野氏によると、だいたい2弾ごとに新たな技術をシールに盛り込んでいたそうだ。中でもホログラムシールの美しさとプレミア度は出色で、今もマニアの間では高額で取引されるほど。2009年に発行された印刷業界の専門誌「デザインのひきだし」では、ホログラム、箔押し、疑似エンボス、2枚重ねシールなどの技術を活用した身近なシールとしてビックリマンシールが取り上げられるなど、今もなお印刷業界からも注目を集めている。  そして、チョコへのこだわりぶりにも注目したい。  当初はアーモンドやピーナッツをチョコに混ぜ込んでいたビックリマンチョコだが、現在の「ビックリマン伝説チョコ」はクッキークランチ入りチョコとなっている。  その理由は、「シリーズ初期は、当時の食事情を考慮して栄養価の高いナッツを入れていましたが、今は上品な味わいや食べ応えを追求してクランチを入れています」とのこと。 「シールとお菓子が一体となっているのが『ビックリマンチョコ』です。シールだけ欲しいというお客様もいるのですが、やはりお菓子メーカーとしての意地がありますので、どちらも楽しんでいただきたいと考えています」  大野氏は意気込んだ表情でこのように語る。 ■2012年、待望の新シリーズ始動!  現在、「ビックリマン」は「悪魔VS天使シール」第1弾を復刻した「ビックリマン伝説チョコ」を2月から東日本で発売。そして4月24日より、販売地域を全国に拡大すると同時に、新シリーズ「聖魔化生伝」の販売をスタートする。
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復刻版は当時よりもサイズアップ!
「2012年の今、つぎ込めるものを全部つぎ込んだ」という「ビックリマン伝説チョコ」は、伝説の「悪魔VS天使シール」の原点である第1弾を、ゴージャスなエンボスシールで復刻すると同時に、現在ユーザー数が120万人以上を数えるソーシャルゲーム版「ビックリマン」と連動するほか、「聖魔化生伝」に登場する新キャラクターのラフカットを収録したシールも封入している。  そして過去のシリーズと新シリーズを繋ぐような「ビックリマン伝説チョコ」を受けスタートする「聖魔化生伝」は、「悪魔VS天使シール」の前史に当たる内容になるそうだ。 「『悪魔VS天使シール』で活躍したキャラクターのルーツを持つキャラクターがたくさん出てきます。新鮮でありながら、過去のキャラクターとの繋がりを探すという楽しみもできるようになっています」  そう語る大野氏は、かつての「悪魔VS天使シール」がそうだったように、まずはお菓子としてコンスタントに展開することを目標に掲げているとも語る。  タイアップやメディア展開を前提とした商品開発が当たり前となったこの時代、あえて直球で勝負をかけてくるロッテに、「お菓子メーカーとしての意地」を感じるのは筆者だけではないはずだ。  再始動し始めた「ビックリマン」だが、将来的にはどんな展開を目指しているのだろうか?
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新シリーズ「聖魔化生伝」の下絵。
「今は、かつてのシリーズを楽しんでくださった方に支えていただいている部分も大きい『ビックリマンチョコ』ですが、やはり『ビックリマンチョコ』は子どもたちに楽しんでもらうということがスタートだったので、いつかはそこに戻りたいという思いがあります。ですので、今の小学生にかつての私たちと同じように楽しんでもらえるものを、これからも目指していきたいと思います」(大野氏)  2012年に生誕35周年を迎えた「ビックリマンチョコ」は、今後も新たな「ビックリ」を子どもたちに提供するべくネタの仕込みに余念がないようだ。  ところで余談だが、ビックリマンチョコといえば「箱の奥から3~4個目くらいにキラシールが出やすい」という都市伝説があったが……。 「それは全く根拠のない都市伝説ですね。商品製造の工程上、狙った位置に特定のシールをパッケージすることはできないんです」  とは大野氏の弁。  これはビックリ。根拠のないウワサに全国の子どもたちは踊らされていたことが、これで証明されてしまったわけだ。それでもついつい奥の方からビックリマンチョコを取り出してしまう癖が抜けそうもないのは、筆者だけではないはずだ。  ちょっとした行動パターンにまで深い影響を与えたビックリマンチョコは、まぎれもない「国民食」なのである。 (取材・文=有田シュン) ●【バック・トゥ・ザ・80'S】バックナンバー 【Vol8】 "懐かしのおもちゃ"から"スポーツ"へ 「ルービックキューブ」今昔物語 【Vol7】練り続けて25年! 家族の絆を繋ぐ遊べるお菓子「ねるねるねるね」秘話! 【Vol.6】合体のロマンに全国の男子がハマりまくった! 「合体シリーズ」「ミニ合体シリーズ」今昔物語 【Vol.5】男子だって着せ替えしたいんです、プロテクターを! 「聖闘士聖衣大系」今昔物語 【Vol.4】学校で唯一読めたコミック! 『エスパークス』今昔物語 【Vol.3】ゲームの可能性を広げた80年代のミッキーマウス 「パックマン」今昔物語 【Vol.2】世代を超えて愛される地上最速ホビー「ミニ四駆」今昔物語 【Vol.1】手のひらに広がる大冒険!「ゲームブック」今昔物語

“新秋葉電気鉄道”出発進行! 鉄ヲタ大満足の鉄道居酒屋

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乗務員さん「いらっしゃいませ。ご乗車ありがとうございます」。
ゆるいものならなんでも大好き♪ ロリ顔ライター・朝井麻由美が気になるスポットをご案内します。  先日、“新秋葉電気鉄道”に乗車してきた。“新秋葉電気鉄道”は、“新秋葉駅”から出発する鉄道……ということになっている。まずは、乗車の様子を写真でご覧いただきたい。  ここは、秋葉原にある鉄道をコンセプトにした居酒屋で、架空の駅・新秋葉から出発する“新秋葉電気鉄道”という設定になっている。鉄道好きの間では比較的有名なこの店は、右も左もコンセプト店だらけの秋葉原において、群を抜く本物志向ぶり。何しろ、“鉄道っぽい”設備やグッズではなく、廃車になった車両で使われていた本物の椅子やつり革が設置されているのだ。  入店……ではなく“乗車”したら、まずはオリジナルの切符をパチン。
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ここではSuica等は使えません。
 そして、本物の電車の椅子が設置されているテーブル席に案内された。テーブル席というより、ボックス席という方が正しいだろうか。
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 つり革付きの席もある。店内では、つかまる必要がある局面はないかもしれないが。
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お客さんからの提供もあり、オープン以来増え続けている
古い鉄道グッズのコーナー。
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電車といえば忘れちゃいけない定番、鉄道ジオラマももちろん完備。
 電車設備にキャッキャとはしゃいでいたら、「こちらが車内販売のメニューとなっております」と乗務員さんがやってきた。渡されたメニュー表を見てビックリ! 見事な路線図になっていた。そこかしこに電車演出を織り交ぜてくるこの店、油断も隙もない……!
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中央線っぽい箇所に“揚げ物線”、とジャンルごとに
路線で分けられている。丸で囲まれた数字は値段。
 ちなみにお酒のメニューも、山手線(ミドリモーニ)、京浜東北線(チャイナブルー)、中央線(ファジーネーブル)など鉄道にちなんでおり、ときどき“ダイヤ改正(メニュー改正)”を行っている。この際に、お客さんからの要望を反映して新路線を入れることもあり、過去にはなんと某鉄道会社の社員からじきじきに、うちもメニューに入れてほしいと要望があったのだとか。  なんだか店内の設備とメニューを見ているだけで、興奮でお腹いっぱいになりかけていたが、ここは一応秋葉原の萌え店。乗務員さんとのプレイ要素も堪能しておきたい。そこで、看板メニューだという、揚げ物てんこもりの『NAERプレート』(980円)を頼んでみた。上記メニュー表でピンクの丸印がついているものは、乗務員さんがひと手間加えてくれるそう。
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ひと手間加えてくれたのは乗務員せぇらさん。
好きな路線は丸ノ内線。
 『NAERプレート』は、乗務員さんが席で「出発進行!」と言いながらソースをかけてくれ、自分のちょうどよいときに「停車」と言うと止めてくれる。本物の電車と違って、停車位置の調整はできないため、タイミングを逃さないように。  ちなみに、『NAERプレート』が席に運ばれてくるのを待っているときには、「ただいま、揚げ物線が混雑しており、数分の遅れをもって運行しております」と遅延アナウンスが入った。つくづくこの店、抜かりない……。隙あらば鉄道らしさを盛り込んでくる。  最後に、この店で一番の萌えメニュー『駅員さんのおにぎり』(380円)を握ってもらった。
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握ってくれた乗務員のちはさん。好きな路線は山手線。
 そうこうしていたら、ラストオーダーの時間になり、乗務員室からアナウンスが流れてきた。 「当列車は23時のお時間をもちまして終着となります。どなた様もお忘れ物のなきよう、下車の準備をお願いいたします。本日も、新秋葉電気鉄道LittleTGVにご乗車いただきまして、誠にありがとうございます。またのご乗車を乗務員一同、心よりお待ちしております」  こんな通勤電車なら、毎日終電帰りでもいいよ! ●鉄分 ★★★★★  写真で紹介したもの以外にも、あちこちに路線図や昔の電車の写真が貼られ、お店の隅には『鉄子の旅』などの鉄道漫画や、時刻表も各種取り揃えてあった。鉄道から連想できるものはすべて詰め込みましたと言わんばかりの完璧ぶりで、なんというか、隙がない。  ところで、コスプレするのが好きな筆者。乗務員衣装のあまりの可愛さにものほしげに見ていたら、特別に着せていただけた! こ、ここで働かせて下さい……!
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好きな路線は井の頭線です。
(取材・文=朝井麻由美) ●『鉄道居酒屋 LittleTGV』 < http://littletgv.com/ > 千代田区外神田3-10-5イサミヤ第3ビル4F。 JR秋葉原駅より徒歩約5分。 営業時間は月~金18:00~23:00、土・日・祝12:00~23:00 乗務員さんたちは、各地で開催されている鉄道イベントに出演することも。
「鉄道むすめ」キャラクターソング Vol.1 栗橋みなみ しゅっぱ~つ! amazon_associate_logo.jpg
【散歩師・朝井がゆく!】バックナンバー 【vol.11】ドレスコードはバンドT! ROCKにキメる『ジャケ弁講座』に潜入 【vol.10】かわいいメイドさんの正体はガンマニア!? シューティングメイドカフェ 【vol.9】ドヤ顔からてへぺろまで!? 自分にそっくりな石像が見つかる「五百羅漢」 【vol.8】ドラクエ好き女子ライターが教える、ドラゴンクエスト展のマニアな楽しみ方 【vol.7】麺の気持ちになれるアトラクションまで!? 「カップヌードルミュージアム」が楽し過ぎる! 【vol.6】「舌の上でプチプチと......」知られざる珍味"蝉フルコース"にチャレンジ 【vol.5】お坊さんは隠れた名カウンセラー? お寺で人生相談 【vol.4】"ライター"のプライドを懸けて「売り込みナイト」にガチで挑戦! 【vol.3】なんとも言えない高揚感に体が火照る!? 話題のアニソンバーで熱唱! 【vol.2】ベタなトルコをお気軽エンジョイ! 「東京ジャーミイ&トルコ文化センター」 【vol.1】サブカルイベントゆえのゆるさ!? 『ART MAP in 阿佐ヶ谷』を歩いてみた

プロマイドの殿堂・マルベル堂で俺プロマイドを作る

趣味を押しだし過ぎですよ、店長さん!
珍奇なものをこよなく愛するライター・北村ヂンが、気になったことや場所にNGナシで体当たり取材していく【突撃取材野郎!】。第14回は、プロマイドの殿堂・マルベル堂に行ってきました。 ■ちょっと変なことになっている最近のプロマイド  アイドルにまつわるグッズは数あれど、ファンにとって最もうれしいグッズといえば、やはりアイドルの姿をバッチリ拝むことができる、いわゆる「生写真」ってヤツだろう。飾ってよし、眺めてよし、持ち歩いたってバッチグー。中にはペロペロハムハムしちゃっているファンもいるんじゃないだろうか。  まあ、それくらいファンが狂喜乱舞するグッズだけに、近年では非常にビジネス臭プンプンなアイテムと化しており「全144種類の生写真がランダム封入!」みたいな売られ方をしているケースも少なくないんだけど。「そんなのコンプするためにはいくら銭ッコをつぎ込めばいいんだ!」ということで、「生写真は麻薬。一度手を出したら後戻りできない!」などという裏・スローガンがアイドルファンの間で口伝されているほどなのだ。それでもやっぱ、他のファンがナイスな生写真を持っているのを見るとうらやましいやら欲しいやらでねぇ……。レアな生写真はリアルに麻薬級のプライスで取引されているとかいないとか。
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プロマイドといえばココ! マルベル堂。
 最近ではそんな殺伐としちゃっている生写真界隈だが、芸能界がもうちょっと牧歌的だった昭和時代、アイドルグッズの代表格だったのがいわゆる「プロマイド」と呼ばれる生写真。もちろん当時はランダム封入なんてことはなく、好きな写真を好きな枚数買えるというよい子のお財布にも優しい親切システムで、プロマイドの売上枚数がそのままアイドル人気のバロメーターとなっていたらしい。  そんなプロマイドの元祖といえば「マルベル堂」。名前くらいは聞いたことがあるんじゃないかと思うけど、昭和の頃から自社でプロマイドを撮影・製造しているマルベル堂は今でも浅草で店舗を営業していて、8万種類以上もの懐かしいスターたちのプロマイドを買うことができる。
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スターのプロマイドが所狭しと……
 しかし、こんな伝統あるマルベル堂が、最近ちょっとどーかしちゃってるみたいなのだ。だって、店頭にズラッと並んだ昭和スターたちに混じって、なぜか掟ポルシェ、杉作J太郎、吉田豪といった、ロフトプラスワン、新宿歌舞伎町地下2階感のただようサブカル者たちのプロマイドが置かれているんだもん。しかも掟さん、杉作さんにいたっては尻丸出し状態の写真まである始末!
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真ん中へんに明らかに昭和スターじゃない人が……。
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アラカンや秀樹に混じって掟ポルシェ、杉作J太郎、吉田豪
のプロマイドが……どーなってるの!?
 従来のプロマイドといえば、スターがキッチリポーズをつけてニコパチ……というのが常識だったが、平成のプロマイド業界はこんな方向に進化を遂げていたとは。  こりゃあ取材しておかなきゃなるまい、ということでマルベル堂の店長・武田さんと、30年間スターのプロマイドを撮り続けてきたカメラマンの中村さんに話を伺った。 ■新旧プロマイド事情を訊く ――あの、明らかに昭和スターという枠から外れているイカれたプロマイドはどうして作ることになったんですか。 武田さん 偶然、掟ポルシェさんを電車でお見かけしまして、その場で「プロマイドを作りませんか?」と声をかけて……まあナンパですね(笑)。実は以前からロマンポルシェ。のライブに行ったりするくらいファンだったので。 ――あ、やっぱり店長さんの趣味なんだ……。 武田さん ちょうど、方向性を模索している時期でもあったんですよね。昔は各芸能事務所からデビューする新人アイドルさんはウチでプロマイドを作るというのが恒例になっていたんですけど、ある頃から事務所さん自身で生写真を作って売るようになってしまって、マルベル堂で新たにプロマイドを作ることってなくなってしまったんです。 中村さん 昭和のアイドルはみんなプロマイドを作ってたんだけどね。俺も、山口百恵ちゃんから、キャンディーズ、ピンク・レディー、郷ひろみ、西城秀樹……ジャニーズ系もかなり撮ってきたけど、最後は男闘呼組くらいかな? 光GENJI以降は作らなくなっちゃったんだよ。 武田さん なので、新たにプロマイドを作らせてくれる人はいないかな……と考えていたときに、人を通じてDDTプロレスリングの高木三四郎さんと知り合って、DDTのレスラーさんのプロマイドを作ることになったんです。アイドルだけじゃなく、そういうサブカル路線っていうのもアリかなと思い、掟さんたちのプロマイドも作らせてもらったんですが、バカ売れってほどではないですけど、コンスタントに売れ続けていますよ。 中村さん でもあの撮影はまいったよね。男の尻を撮ったのなんて初めてだからさぁ。 ――サブカル寄りな人以外だと、やはり昭和スターのプロマイドが中心ですけど、今でも売れているのはどなたですか。 武田さん やっぱりジュリーこと沢田研二さんが圧倒的に強いですね。キャンディーズあたりの人気も根強いですが、それは「キャンディーズのプロマイドが欲しくて」と狙ってウチに来てくださるお客さんがメインなんですね。でもジュリーの場合、通りがかりの観光客の方がフラッと見かけて買っていくことも多いんですよ。やっぱり今見てもカッコイイですし、スター性が違うんですかね? ――やっぱりジュリーは永遠のスターですねぇ。昭和のプロマイド全盛期にもやはりジュリーが売れていたんでしょうか。 武田さん 昔もジュリーはすごく売れていたらしいですけど、ピンク・レディーが出てきた頃はもっとすごかったみたいですね。 中村さん あの頃、マルベル堂のプロマイドを扱っているお店が全国で2,000店舗以上あったんだけど、生産が全然追いつかなかったから。当時は一枚しかないネガを使って手作業で写真を焼いていたんで、大量生産するのは本当に大変だったんだよ。 ――いろんなスターを撮ってきた中でもとくに印象に残っている人は。 中村さん みんなそれぞれ印象に残ってるけど……、西城秀樹なんかは自分をプロデュースする能力がすごくあったね。普通の新人アイドルだったらこっちの指示するポーズを取るので精一杯なのに、秀樹は「こういうポーズはどうですか?」って自分から提案してくるんだよ。それがまたファンの心理をちゃんとつかんでるポーズで、よく売れたんだ。 ――最近の生写真とプロマイドの違いってなんだと思いますか。 中村さん 完全に別物だと思ってるよ。プロマイドと生写真の一番の違いって、ポーズを取っているかどうか。今の生写真って、まあ言っちゃえばスナップ写真みたいなものだけど、プロマイドはキッチリとポーズを決めて作られたものだから、頭の先から爪先まで神経を配って撮っているからね。昔、ジャニー(喜多川)さんから「ユー、ただの写真を撮ってほしいんじゃない、プロマイドを撮って欲しいんだ!」って言われたのはよく覚えている。ファンがほしがっているのはただの写真じゃなくて、キッチリ作り込まれたプロマイドなんだってことだよね。……それを言われたとき、ジャニーさんと夜中に部屋でふたりっきりだったからいろいろと緊張したけどねぇ(笑)。 ――最近のアイドルでプロマイドを作れるとしたら誰のものを撮りたいですか。 中村さん やっぱり嵐かな。それはオレが撮りたいかどうかっていう話じゃなくて、子どもたちが喜んでくれるプロマイドを作りたいんだよ。今だったら嵐のがあったらうれしいでしょ。 武田さん せっかくお店に来てくれたお客さんに「嵐のはないんですか?」って聞かれるのはやっぱりつらいですよね。 中村さん ジャニーさんも、その辺のところを考えてくれて、プロマイドを作らせてくれればいいんだけどね。 ■ついに俺プロマイドの撮影……そして販売開始!?  ……と、こんな感じで今昔のプロマイド事情を聞かせてもらったのだが、なんとマルベル堂では最近、スターのプロマイドを販売するだけではなく、「あなたのプロマイド撮影します」というサービスもやっているそうなのだ。  その名の通り、数々のスターを撮影してきた中村カメラマンがオリジナルのプロマイドを撮影してくれるというこのサービス。プロのカメラマンさんに撮影してもらう機会なんて滅多にないし、ましてやプロマイドを作ってもらうことなんてこのチャンスを逃したら二度となさそう! ……ということで、取材のついでにこのサービスも体験させてもらった。
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スタジオにはこんな年代物のカメラまで。
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ここがスターたちもやって来たスタジオ……。
 幾多のスターたちがプロマイドを撮影してきたスタジオにドキドキしながら足を踏み入れると、ものすごいゴツいカメラが。さすがに最近では予備でデジカメも用意されてはいるらしいが、やはりプロマイドを撮影するのはフィルム。しかもポスターサイズまで引き伸ばしても粒子が粗くならないほどの巨大なフィルムを使用しているんだとか。
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この巨大なフィルムがプロマイドの美しさの秘密!
 デジカメが主流になってからはとくに、シャッターをバシバシ切るカメラマンが多くなったけど、この道30年以上の中村さんは一枚入魂!(フィルムも高いし)「もうちょっと身体をひねって……指は伸ばして」などと細かくポーズや衣装を指示して、なかなかシャッターを切らないのだ。
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細かいポーズ指導が……
ホントにコレでいいの!? バカみたいじゃない?
 あまり写真を撮られ慣れてないモンで、ボクも言われるがまま、カウボーイハットをかぶらされ、ギターを持たされ、椅子に足を乗せられ……こんなヤツが道を歩いていたら大バカ丸出しとしか形容しようのない珍妙な格好&ポーズを決めた状態で撮られてしまったのだが、出来上がりを見ると……確かに顔はともかくとして、昭和スター感がちゃんと出ていてプロマイドっぽい!
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おおっ、格好よ……くはないけど、それっぽい!
「こういうポーズのパターンっていっぱいあるんだけど、ワイルド系、ブリッ子系、女優系……と相手に合わせたポーズを選んで撮っていくんだよ。じゃあ次はブリッ子っぽいので撮ってみようか」  「なんで俺がブリッ子!?」と文句を言う間もなく、持ってこられた椅子がまたすごかった。かつて、キャンディーズや近藤真彦、吉永小百合も座ったという、まさにスターのみが座ることを許された(!?)椅子なのだという。
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こ……この椅子にキャンディーズがッ!?
 この椅子にまたがって、またしても中村さんの言われるがままにブリッ子っぽいポーズを取っていく。 「あーカワイイ! そうそうカワイイ!」  ……中村さんも、30代男を前にしてどんな気持ちでそんなことを言っていたのかは分からないが、意外とうれし恥ずかしいモンで「いやいや、何言ってんですかー」と言いつつも顔はニヤニヤしてしまい、先ほどよりも自然な笑顔を作ることができたような気がする。おお、コレが数々のスターを撮ってきたプロフェッショナルの技か。
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またしてもポーズ指導。この左手がかわいさのポイント。
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「最後に店長さんたちの写真も……」と言ったら、パッとこの
ポーズを。さすがです! 左から武田店長と中村カメラマン。
 約一週間ほどで完成した俺プロマイドは、どれも撮影の腕もさることながら、やはりポーズの指示が的確で実に昭和感あふれる、プロマイドらしい出来栄えに。いやぁ、なかなかイイものができたんじゃないの!?  そこで調子に乗って、店長の武田さんに「あのー……せっかくなんでボクのプロマイドも店頭に置いて売ってくれませんかねぇ……スターたちの中にシレッと紛れ込ませて」とダメ元で頼んでみたところ、「いいですよー!」と快諾!  ……というわけで、浅草・マルベル堂さんの店頭でしばらくボクのプロマイドが販売されているようです。30代半ばの男が必死にアイドルポーズを決めている写真が欲しい、バカなプロマイドが欲しいという方は、ぜひお買い求めを!(一枚くらい売れないとさすがにマルベル堂さんに申し訳ないんで……) (取材・文・イラスト・写真=北村ヂン)
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店頭でバッチリ販売されていました。
掟さん、杉作さん、豪さんという思いっきりサブカルゾーンですが……(妥当)。
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しかも、まさかの全3種類販売中!
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みなさん、よろしくお願いしまーす!
■マルベル堂 新仲見世店 住所:東京都台東区浅草1-30-6 電話・FAX:03-3844-1445 営業時間:平日11:00~19:00  土日祝10:30~19:00 年中無休 <http://marubell.co.jp/> i01maruberu.jpg
アイドル生ブロマイド ARASHI 15パック入1箱 ジャニさん、どうっすか? amazon_associate_logo.jpg
●「突撃取材野郎!」バックナンバー 【第13回】名古屋駅より徒歩5分。1泊1,500円〜のバカ安ホテルに泊まる 【第12回】大阪にそびえ立つ変な形の謎タワーに登ろうとしてきた! 【第11回】藤子不二雄Aだらけの町・富山県氷見市! 【第10回】ファン狂喜乱舞モノ!?  藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきた 【第9回】男だけど女声を使いこなす"両声類"になりたい! 【第8回】SM雑誌だらけの図書館!? 風俗資料館 【第7回】 テレクラは今こんなことになっている2010 【第6回】『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(後編) 【第5回】『東京都北区赤羽』の作者と行く赤羽ディープスポットめぐり(前編) 【第4回】手塚、藤子、赤塚、石ノ森......漫画界の巨匠たちも食べた伝説のラーメン屋 【第3回】「激安宿に泊まりたい!」ドヤ街で一泊1,000円代の宿に泊まってみる 【第2回】「甘酸っぱい思い出のシンボル......」僕らの愛したブルマーは今どこに 【第1回】アイドル小明と行く、サブカル魔窟『中野ブロードウェイ』

プロマイドの殿堂・マルベル堂で俺プロマイドを作る

趣味を押しだし過ぎですよ、店長さん!
珍奇なものをこよなく愛するライター・北村ヂンが、気になったことや場所にNGナシで体当たり取材していく【突撃取材野郎!】。第14回は、プロマイドの殿堂・マルベル堂に行ってきました。 ■ちょっと変なことになっている最近のプロマイド  アイドルにまつわるグッズは数あれど、ファンにとって最もうれしいグッズといえば、やはりアイドルの姿をバッチリ拝むことができる、いわゆる「生写真」ってヤツだろう。飾ってよし、眺めてよし、持ち歩いたってバッチグー。中にはペロペロハムハムしちゃっているファンもいるんじゃないだろうか。  まあ、それくらいファンが狂喜乱舞するグッズだけに、近年では非常にビジネス臭プンプンなアイテムと化しており「全144種類の生写真がランダム封入!」みたいな売られ方をしているケースも少なくないんだけど。「そんなのコンプするためにはいくら銭ッコをつぎ込めばいいんだ!」ということで、「生写真は麻薬。一度手を出したら後戻りできない!」などという裏・スローガンがアイドルファンの間で口伝されているほどなのだ。それでもやっぱ、他のファンがナイスな生写真を持っているのを見るとうらやましいやら欲しいやらでねぇ……。レアな生写真はリアルに麻薬級のプライスで取引されているとかいないとか。
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プロマイドといえばココ! マルベル堂。
 最近ではそんな殺伐としちゃっている生写真界隈だが、芸能界がもうちょっと牧歌的だった昭和時代、アイドルグッズの代表格だったのがいわゆる「プロマイド」と呼ばれる生写真。もちろん当時はランダム封入なんてことはなく、好きな写真を好きな枚数買えるというよい子のお財布にも優しい親切システムで、プロマイドの売上枚数がそのままアイドル人気のバロメーターとなっていたらしい。  そんなプロマイドの元祖といえば「マルベル堂」。名前くらいは聞いたことがあるんじゃないかと思うけど、昭和の頃から自社でプロマイドを撮影・製造しているマルベル堂は今でも浅草で店舗を営業していて、8万種類以上もの懐かしいスターたちのプロマイドを買うことができる。
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スターのプロマイドが所狭しと……
 しかし、こんな伝統あるマルベル堂が、最近ちょっとどーかしちゃってるみたいなのだ。だって、店頭にズラッと並んだ昭和スターたちに混じって、なぜか掟ポルシェ、杉作J太郎、吉田豪といった、ロフトプラスワン、新宿歌舞伎町地下2階感のただようサブカル者たちのプロマイドが置かれているんだもん。しかも掟さん、杉作さんにいたっては尻丸出し状態の写真まである始末!
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真ん中へんに明らかに昭和スターじゃない人が……。
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アラカンや秀樹に混じって掟ポルシェ、杉作J太郎、吉田豪
のプロマイドが……どーなってるの!?
 従来のプロマイドといえば、スターがキッチリポーズをつけてニコパチ……というのが常識だったが、平成のプロマイド業界はこんな方向に進化を遂げていたとは。  こりゃあ取材しておかなきゃなるまい、ということでマルベル堂の店長・武田さんと、30年間スターのプロマイドを撮り続けてきたカメラマンの中村さんに話を伺った。 ■新旧プロマイド事情を訊く ――あの、明らかに昭和スターという枠から外れているイカれたプロマイドはどうして作ることになったんですか。 武田さん 偶然、掟ポルシェさんを電車でお見かけしまして、その場で「プロマイドを作りませんか?」と声をかけて……まあナンパですね(笑)。実は以前からロマンポルシェ。のライブに行ったりするくらいファンだったので。 ――あ、やっぱり店長さんの趣味なんだ……。 武田さん ちょうど、方向性を模索している時期でもあったんですよね。昔は各芸能事務所からデビューする新人アイドルさんはウチでプロマイドを作るというのが恒例になっていたんですけど、ある頃から事務所さん自身で生写真を作って売るようになってしまって、マルベル堂で新たにプロマイドを作ることってなくなってしまったんです。 中村さん 昭和のアイドルはみんなプロマイドを作ってたんだけどね。俺も、山口百恵ちゃんから、キャンディーズ、ピンク・レディー、郷ひろみ、西城秀樹……ジャニーズ系もかなり撮ってきたけど、最後は男闘呼組くらいかな? 光GENJI以降は作らなくなっちゃったんだよ。 武田さん なので、新たにプロマイドを作らせてくれる人はいないかな……と考えていたときに、人を通じてDDTプロレスリングの高木三四郎さんと知り合って、DDTのレスラーさんのプロマイドを作ることになったんです。アイドルだけじゃなく、そういうサブカル路線っていうのもアリかなと思い、掟さんたちのプロマイドも作らせてもらったんですが、バカ売れってほどではないですけど、コンスタントに売れ続けていますよ。 中村さん でもあの撮影はまいったよね。男の尻を撮ったのなんて初めてだからさぁ。 ――サブカル寄りな人以外だと、やはり昭和スターのプロマイドが中心ですけど、今でも売れているのはどなたですか。 武田さん やっぱりジュリーこと沢田研二さんが圧倒的に強いですね。キャンディーズあたりの人気も根強いですが、それは「キャンディーズのプロマイドが欲しくて」と狙ってウチに来てくださるお客さんがメインなんですね。でもジュリーの場合、通りがかりの観光客の方がフラッと見かけて買っていくことも多いんですよ。やっぱり今見てもカッコイイですし、スター性が違うんですかね? ――やっぱりジュリーは永遠のスターですねぇ。昭和のプロマイド全盛期にもやはりジュリーが売れていたんでしょうか。 武田さん 昔もジュリーはすごく売れていたらしいですけど、ピンク・レディーが出てきた頃はもっとすごかったみたいですね。 中村さん あの頃、マルベル堂のプロマイドを扱っているお店が全国で2,000店舗以上あったんだけど、生産が全然追いつかなかったから。当時は一枚しかないネガを使って手作業で写真を焼いていたんで、大量生産するのは本当に大変だったんだよ。 ――いろんなスターを撮ってきた中でもとくに印象に残っている人は。 中村さん みんなそれぞれ印象に残ってるけど……、西城秀樹なんかは自分をプロデュースする能力がすごくあったね。普通の新人アイドルだったらこっちの指示するポーズを取るので精一杯なのに、秀樹は「こういうポーズはどうですか?」って自分から提案してくるんだよ。それがまたファンの心理をちゃんとつかんでるポーズで、よく売れたんだ。 ――最近の生写真とプロマイドの違いってなんだと思いますか。 中村さん 完全に別物だと思ってるよ。プロマイドと生写真の一番の違いって、ポーズを取っているかどうか。今の生写真って、まあ言っちゃえばスナップ写真みたいなものだけど、プロマイドはキッチリとポーズを決めて作られたものだから、頭の先から爪先まで神経を配って撮っているからね。昔、ジャニー(喜多川)さんから「ユー、ただの写真を撮ってほしいんじゃない、プロマイドを撮って欲しいんだ!」って言われたのはよく覚えている。ファンがほしがっているのはただの写真じゃなくて、キッチリ作り込まれたプロマイドなんだってことだよね。……それを言われたとき、ジャニーさんと夜中に部屋でふたりっきりだったからいろいろと緊張したけどねぇ(笑)。 ――最近のアイドルでプロマイドを作れるとしたら誰のものを撮りたいですか。 中村さん やっぱり嵐かな。それはオレが撮りたいかどうかっていう話じゃなくて、子どもたちが喜んでくれるプロマイドを作りたいんだよ。今だったら嵐のがあったらうれしいでしょ。 武田さん せっかくお店に来てくれたお客さんに「嵐のはないんですか?」って聞かれるのはやっぱりつらいですよね。 中村さん ジャニーさんも、その辺のところを考えてくれて、プロマイドを作らせてくれればいいんだけどね。 ■ついに俺プロマイドの撮影……そして販売開始!?  ……と、こんな感じで今昔のプロマイド事情を聞かせてもらったのだが、なんとマルベル堂では最近、スターのプロマイドを販売するだけではなく、「あなたのプロマイド撮影します」というサービスもやっているそうなのだ。  その名の通り、数々のスターを撮影してきた中村カメラマンがオリジナルのプロマイドを撮影してくれるというこのサービス。プロのカメラマンさんに撮影してもらう機会なんて滅多にないし、ましてやプロマイドを作ってもらうことなんてこのチャンスを逃したら二度となさそう! ……ということで、取材のついでにこのサービスも体験させてもらった。
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スタジオにはこんな年代物のカメラまで。
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ここがスターたちもやって来たスタジオ……。
 幾多のスターたちがプロマイドを撮影してきたスタジオにドキドキしながら足を踏み入れると、ものすごいゴツいカメラが。さすがに最近では予備でデジカメも用意されてはいるらしいが、やはりプロマイドを撮影するのはフィルム。しかもポスターサイズまで引き伸ばしても粒子が粗くならないほどの巨大なフィルムを使用しているんだとか。
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この巨大なフィルムがプロマイドの美しさの秘密!
 デジカメが主流になってからはとくに、シャッターをバシバシ切るカメラマンが多くなったけど、この道30年以上の中村さんは一枚入魂!(フィルムも高いし)「もうちょっと身体をひねって……指は伸ばして」などと細かくポーズや衣装を指示して、なかなかシャッターを切らないのだ。
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細かいポーズ指導が……
ホントにコレでいいの!? バカみたいじゃない?
 あまり写真を撮られ慣れてないモンで、ボクも言われるがまま、カウボーイハットをかぶらされ、ギターを持たされ、椅子に足を乗せられ……こんなヤツが道を歩いていたら大バカ丸出しとしか形容しようのない珍妙な格好&ポーズを決めた状態で撮られてしまったのだが、出来上がりを見ると……確かに顔はともかくとして、昭和スター感がちゃんと出ていてプロマイドっぽい!
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おおっ、格好よ……くはないけど、それっぽい!
「こういうポーズのパターンっていっぱいあるんだけど、ワイルド系、ブリッ子系、女優系……と相手に合わせたポーズを選んで撮っていくんだよ。じゃあ次はブリッ子っぽいので撮ってみようか」  「なんで俺がブリッ子!?」と文句を言う間もなく、持ってこられた椅子がまたすごかった。かつて、キャンディーズや近藤真彦、吉永小百合も座ったという、まさにスターのみが座ることを許された(!?)椅子なのだという。
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こ……この椅子にキャンディーズがッ!?
 この椅子にまたがって、またしても中村さんの言われるがままにブリッ子っぽいポーズを取っていく。 「あーカワイイ! そうそうカワイイ!」  ……中村さんも、30代男を前にしてどんな気持ちでそんなことを言っていたのかは分からないが、意外とうれし恥ずかしいモンで「いやいや、何言ってんですかー」と言いつつも顔はニヤニヤしてしまい、先ほどよりも自然な笑顔を作ることができたような気がする。おお、コレが数々のスターを撮ってきたプロフェッショナルの技か。
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またしてもポーズ指導。この左手がかわいさのポイント。
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「最後に店長さんたちの写真も……」と言ったら、パッとこの
ポーズを。さすがです! 左から武田店長と中村カメラマン。
 約一週間ほどで完成した俺プロマイドは、どれも撮影の腕もさることながら、やはりポーズの指示が的確で実に昭和感あふれる、プロマイドらしい出来栄えに。いやぁ、なかなかイイものができたんじゃないの!?  そこで調子に乗って、店長の武田さんに「あのー……せっかくなんでボクのプロマイドも店頭に置いて売ってくれませんかねぇ……スターたちの中にシレッと紛れ込ませて」とダメ元で頼んでみたところ、「いいですよー!」と快諾!  ……というわけで、浅草・マルベル堂さんの店頭でしばらくボクのプロマイドが販売されているようです。30代半ばの男が必死にアイドルポーズを決めている写真が欲しい、バカなプロマイドが欲しいという方は、ぜひお買い求めを!(一枚くらい売れないとさすがにマルベル堂さんに申し訳ないんで……) (取材・文・イラスト・写真=北村ヂン)
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店頭でバッチリ販売されていました。
掟さん、杉作さん、豪さんという思いっきりサブカルゾーンですが……(妥当)。
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しかも、まさかの全3種類販売中!
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みなさん、よろしくお願いしまーす!
■マルベル堂 新仲見世店 住所:東京都台東区浅草1-30-6 電話・FAX:03-3844-1445 営業時間:平日11:00~19:00  土日祝10:30~19:00 年中無休 <http://marubell.co.jp/> i01maruberu.jpg
アイドル生ブロマイド ARASHI 15パック入1箱 ジャニさん、どうっすか? amazon_associate_logo.jpg
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