島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」(中編)

shimadaakari02.jpg前編はこちら ──ご自分の手相ってどんな感じなんですか?  やっぱり毎日手相を見ることによって、目が疲れているっていう線がくっきりと! 本当にもう、眼精疲労がハンパないんですよ! ──そんなのも出るんだ! 確かに、いつもかなり真剣に見てくれますもんね。地道にコツコツの方ですよね。  そうですよ、僕、もう芸歴も15年ですから。 ──初めてお会いしたときは「号泣」の島田さんでしたけど、どうして解散してピンに?  それこそ占いを始める前に、相方が別の仕事に行っちゃったんで、どうしようと思っているときに、たまたま、「占い」ってところがひっかかって、小明さんも知ってる某週刊誌の編集さんから、「16ページやらないか?」ってことで。 ──16ページってすごいですよね......ん? 私、それタイムリーにその編集さんから聞いてた! 私、けっこう島田さんの貴重な人生の分岐点にご一緒してるじゃないですか!  そうです、分岐点はあそこなんですよ。 ──それならもうちょっと仲良くしてくれてもいいと思うんですけど!  だから、僕はすごい仲良いと思ってますよ! もう、ちょっとした同志というか。他に絶対にいないアイドルじゃないですか。 ──他にいないのは需要がないからって気もしますけども......。今、そのアイドル感が薄れてきていて、グラドル時代のお釣りでアイドルを名乗っているから、もうちょっとね、雑誌のグラビアに出たりして、現役感を出したいんです。写真集も自費出版ばかりだし。  グラビアに1回出れば、あと3、4カ月は持ちますからね。自費出版でも良いじゃないですか。大丈夫ですよ。アイドルしてますよ。 ──最近は『欠陥 小明II』っていう、『月刊●●』(新潮社)シリーズのインスパイア作品を作りました。あとは、AKB48に影響されてAKR19(アカリ19歳の略)ってのもはじめたり......。  うわぁ、グラドルより、パクリが得意でパクドルで行けばいいんじゃないですか? いいですよ、パクドル! 他にいないですよ! お金がなくなったら楽屋泥棒も出来る(笑)。 ──まだ捕まるのは嫌です......。  捕まったら「すみません、頭脳線が短いんでちょっと分かんないです」って言えば大丈夫です(笑)! でも、アイドルはやってた方がいいですよね。単純に作家になったら別のものになっちゃうので。 ──未だに「アイドル」っていう下駄を履かせてもらって仕事をしているところがあるので。  僕もそうですよ、占いはたくさんやっている人がいるけど、占い芸人っていないから。 ──じゃ、仲間ですね! 同志よ!  だから、同志ですよ! なので、芸人は辞めないように、時々ライブに出たりしてます。正直滑ったりもしますけど、いいんです。これは『芸人』っていう肩書きを守るためにやっているライブなんで、自分の中では。 ──やだ、ちょっと親近感が湧いてきました......。そのせいか、不思議と島田さんとは何事もスンナリ話せますね。普段は人と話していても「壁がある」とか「何考えているのか分からない」とか言われて、別に何も考えていなかったりするんですけど......。  それって結構ツライですよね、意識してないのに言われちゃうと。 ──私、友達もすごい少ないし、そんなにはいらないと思ってるんですけど、それでも人から好かれたいっていう欲望はあるんですよ。だから日々感じの良い対応をしようと思ってニコニコしてるんですけど、それが逆に壁を感じさせているのかなぁって......多分、『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくるスタンドみたいな感じで私の外交を邪魔する奴がいるんですよ。  いや、僕が言えるのは、本当、いいカウンセラー紹介しますんでってことくらいです。 ──わー、手相の管轄外......。  多分サービス精神が旺盛すぎちゃうんじゃないですかね。この人と一緒にいるときは楽しませなくっちゃって、自信があるネタや話をしていると、あんまり「自分」という感じになってないから、自分の本心には話がいかないですよね。 ──そうかも! そしてだんだんその人の興味のありそうな話に移行して、自分の話は終了。それで何かホッとしたりして。無防備に自分の話が出来る人ってすごいと思います。  僕もそうなんですけど、自分の話よりも、「どうなんですか?」って、話を聞いてる方が楽。自分の話になると、「うっ」ってなっちゃって、早口で流して、「で、どうです?」ってすぐ返しちゃう。ちょっと話しながら自分と似てるなぁって思うところも......。 ──本当ですか? 現状で売れっ子の島田さんと似てるなら、私もちょっとは売れそうじゃないですか......。それなのにこの売れなさは、やっぱり芸能界とか向いてないのかな。  いや、そんなことは......(手相を見て)ちょっと気になるのは、この線とこの線がすごい重なっているんですよ。これは離れているとKY線。くっついていると、KYの逆。 ──空気読みすぎる線?  そうですね。芸能界の中だとちょっとね。AKB48とか、みんな離れているんですよ。「私が!」「俺が!」っていう部分が、芸能界って必要じゃないですか。例えば、言い方が悪いかもしれないですけど、「この人は人気者だし、自分がしゃべるよりもこっちがしゃべった方がお客さんもテレビも喜ぶんじゃないかな~」とか、「どうせ私のコメントなんていいんだから黙っとこう」みたいな。 ──わ! 完全にそうです。はしゃぎ慣れてない人間が下手に主張するとイタイことになるから、求められていない時はいかに空気になるかを考えたり、この人はこういう話を持ってるからここでパス投げればいいか、とか。  「あの子こういうネタありますよ」ってパス出して、すごい盛り上がっても、結局テレビを見たときに自分が写ってないんですよね。 ──そうです。巧妙にカットされている。  それを見てくれている人が現場に入ればいいんですけどね。でも正直、そんなに見てくれている人もいないですからね......。 ──何か切ないですね......。もうテレビの中に自分がいるのとかも、想像できない。  でも、小明さんはアブノーマル線もあるんですよ。 ──なんですか、それ。いやらしい。 (後編につづく/取材・文=小明) ●島田秀平(しまだ・しゅうへい) 1977年、長野川県生まれ。96年から、お笑いコンビ「号泣」のツッコミ担当として活動開始。占い師・菅野鈴子に占いの手ほどきを受け、08年コンビ解散後に、"手相芸人"としてブレイク。近著『全国開運パワースポットガイド決定版!!』(講談社)。 ●小明(あかり) 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
全国開運パワースポットガイド決定版!! あやかりたい。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」(前編)

shimadaakari01.jpg  モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第17回のゲストは、『全国開運パワースポットガイド決定版!!』(講談社)を刊行された、島田秀平さんです! [今回のお悩み] 「何に向いているのか分かりません......」 ──わーい! 島田さんだ! お久しぶりです!  お久しぶりです! ──島田さんとはもう何度もご一緒させていただいてるんですけど、いつも誰かの手相を見ていてゆっくりお話できないので、今日はうれしいです! じゃ、さっそく見て下さい、手相(手を出して)!   えっ......今日は対談って聞いてるんですけど。 ──あ、人生相談対談なんです! あの~、対談で毎回いろんな方とお話させてもらうんですけど、やっぱり悩んでばっかりで、もう神頼みより島田頼み、みたいな? 私25歳でアイドルって言ってるんですけど、やっぱりメディアにたまに出ると「元アイドル」って書かれちゃうし、ライターの仕事もうまくいってないし、趣味で仏像の勉強したりゾンビのコスプレしたりしても、それほど仕事に活かせてないし、私生活も酷いもんだし、もう、何に向いてるのかも分からなくて、本当に今後の人生が不安で不安で......。  わー、そういうマジなやつですか? 久しぶりに仲の良い人と楽しく話させてもらおうと思って来たのに......。 ──そんなこと言って、私、島田さんのメールアドレス、パソコンのやつしか知らないですよ。なんで教えてくれないのか、と。  それはパソコンにくれるメールの内容が、「雑誌に島田さんの手相占い載ってましたね、イラッとしました」とかだからですよ! ──だって載ってるのが「モテ線」とか「玉の輿線」とか、私にない線ばっかりなんですよ! 前に見てもらった時も「エロ線がすごい」とか「頭脳線が極端に短い」とか「感情線がぐちゃぐちゃですね」とかだったし!  それ、ただのクレームですからね。だからパソコンのメアドしか教えないんですよ。携帯のメアド教えたらこっちにも来ちゃうじゃないですか。 ──そうやって、あんまり距離を詰めてくれないんですよね。  そんなことないですよ......あっ、ほら、モテ線めちゃめちゃありますよ! ──うそだ。そうやって話をそらしている。だって全然モテてないです。  これも、これもモテ線ですよ。モテてないのは、ホラ、小明さんって頭がおかしいから。 ──サラッと酷いことを言いましたね。でも、結婚とか恋愛とかしたいと思ってます。  こんなに可愛らしいのにずっとないんですか? ── え? えへへ、ないです。恋愛って学生時代が終わると仕方を忘れるじゃないですか。  それは分かります。「メアド聞いたはいいけど、どうやってご飯に誘うんだっけ?」とか。 ──そうです。私は島田さんにメアド聞かれてないけど。そういう手順が分からないから受身になりがちで、そうすると何も起こらず時が過ぎていくのです。  ただ、男性サイドから言わせていただくと、ゾンビにハマッたり仏像の勉強している女性が自分なんかに興味を持つわけない、と思うんですよね。何の話をしたらいいんだろう、みたいな。 ── ああ、なるほど、確かに男性と何を話したらいいかさっぱり分からないんですよ。  それは男性のセリフですよ。男の方がそう思いますよ。 ──控え室とかで男性と二人になることがあっても、すごい不思議な距離感で、沈黙を恐れてお天気の話をしたりして......じゃあ食事でもって空気には絶対ならないです。  一番話題が無い時ですよ、天気と巨人軍の話は。友達とはどういう話をするんですか? ──「不況だよね~」とか、「また連載終わっちゃってさ~」とかですかね。  ......なるほど、趣味なんかは? ──趣味は映画を見たりとかします。  じゃあ、デートで映画も全然あり? ドライブとかは? ──もちろんありです。でもドライブとかは、5、6年はないですね。大学生の頃が最後だったと思うんですけど......。  普通アイドルになったら誘いが増えると思うんですけど、アイドルになった瞬間になくなったわけですね。 ──数少ないファンからの呪怨か何かでしょうか......。それに、そのドライブっていうのも、お付き合いをお断りした彼が「駅まで送ります」って、山奥の大学まで車でやってきて、特に危機感もなく乗せてもらったら、彼が泣き震えながらすごいスピードで首都高を走りだして、あまりにスピードが上がっていくしハンドルさばきも危ういし言語は不明瞭だしで、「あっ、殺される」と思って、刑事ドラマみたいにドアからバッと転がり出たほうがいいのかな......とか思ったりして、非常に怖かったです。その後も何故が髪を剃り落とした彼が家の前に立っていたりと、いろいろスリリングで......それがマイラストドライブですかね。  それはドライブじゃないですね......。なんか凄い話もってますね。 ──この話は『グータンヌーボ』(フジテレビ系)にとっておこうと思ってたんですけど......。  あの番組はそんな番組じゃないですから! それは『世にも奇妙な物語』(同)とか『不可思議探偵団』(日本テレビ系)とかですよ! ──ええー。優香と戯れたいのに......。しかし不思議ですね。やっぱり占いをする方の前だと必要以上に自分のことを話してしまう。そして島田さんは自分の話を全然しませんね。自分が見る方だと、やっぱり見られるのは苦手だったりするんですか?  そうなんですよ。いつも人の話ばっかりなんで、「じゃあ、島田くんの話を聞かせて」って言われると、一気に顔が真っ赤になっちゃって。「あれ? 自分の話ってどうやって話せばいいんだっけ?」ってなりますね。 (中編につづく/取材・文=小明) ●島田秀平(しまだ・しゅうへい) 1977年、長野川県生まれ。96年から、お笑いコンビ「号泣」のツッコミ担当として活動開始。占い師・菅野鈴子に占いの手ほどきを受け、08年コンビ解散後に、"手相芸人"としてブレイク。近著『全国開運パワースポットガイド決定版!!』(講談社)。 ●小明(あかり) 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
全国開運パワースポットガイド決定版!! あやかりたい。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

サブカル好き必見! 何かとマニアック過ぎる「F-Files図解シリーズ」

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 今までの雑学本ではテーマになりにくかった、人の想像力や創作力、幻想力を刺激するありとあらゆるジャンルについて、分かりやすく、マニアックに紹介してくれる面白いシリーズ本がある。  「F-Files図解シリーズ」と名付けられたそれは、ファンタジー書籍の老舗として知られる新紀元社刊の人気シリーズ。2005年10月に第一巻となる『近代魔術』が発売され、以後、『クトゥルフ神話』『錬金術』『UFO』『中国武術』など、これまでに27冊を発売。そのジャンルは多岐に渡り、澁澤龍彦から矢追純一、はたまたミリタリー、ゲームオタクまで、実にさまざまなファンたちを虜にしているのだ。  一つひとつの項目は見開き2ページで完結し、左ページに解説、右ページに図解という形式で簡潔にまとめられているが、読み応えは十分。例えば最新刊の『悪魔学』では、悪魔とはそもそも何なのかという概念解説から始まり、悪魔学基礎編・発展編、魔女の悪魔学、グリモワールの悪魔学と続く。  また、少々マニアック過ぎる解説もこのシリーズの魅力だ。  「悪魔を召喚するにはどんな準備が必要か?」という章では、   「最初にすべきことは断固たる決意を固めることである。悪魔を操縦するのは並大抵のことではないからである。(中略)そして、悪魔を呼び出す直前の1週間は女人との関係を断つなどして身を清めなければならない。食事は1日2回とし、食事の前には主に祈りをささげなければならない」  また、『特殊警察』の中の「狡猾な犯人との人質交渉は?」では、 「犯人を退屈させないように注意する。(中略)良心の呵責は期待できないため、投降をうながしても意味はない。犯人をうまくおだてて気を緩ませ、自尊心をくすぐりながらもミスを誘発させる会話術が人質交渉チームには求められる」  はたまた、『近接武器』「武器がない! そのときどうする?」では、 「どんなショボイ武器であっても、素手で戦うよりはマシである。(中略)農作業用の『鎌』はそのままでも武器として使えるし、『出刃包丁』はダガーの代わりに、『テーブルナイフ』や『フランクフルトの串』はスローイングナイフや手裏剣のように投げることが可能だ」  などなど、残念ながら日常生活でなかなかそんな機会にはお目にかかれないが、妙に実用的な解説が繰り広げられる。  このシリーズの担当編集である新紀元社・川口さんによると、もともとファンタジーゲームに出てくる用語やアイテムなどの元ネタを解説する「Truth In Fantasy」というシリーズがあり、そのファン層を中心に、ゲームファン以外にも親しみやすく、手軽に手に取ってもらえるようにと作られたのが、このシリーズだという。 「編集はわたし以外にも何人かいて、それぞれが興味のあるテーマを取り上げているので、こんなにジャンルがバラバラなんです。とくにシバリはないので、他社さんでは敬遠されるテーマでも扱えるんです。たとえば、死後の世界について解説している『天国と地獄』なんかは、この作りだからこそできたものだと思います。とにかく分かりやすさにこだわってつくっていますが、こういったテーマをこんなに詳しく書いて、いったい誰が得するのかと思うことも......(苦笑)」  読者層はテーマごとにガラリと変わるものの、下は小学生から上は50~60代までというから実に幅広い。1冊にかかる制作期間は著者によってまちまちだが、2カ月のものから数年を費やしたものまであるという。ちなみに、これまでで一番売れたのは、『ハンドウェポン』と『北欧神話』とのこと。  サブカル好きにはたまらない、この絶妙なテーマチョイス。版型もB5変形と、図解というわりには持ち運びに便利なサイズだ。このシリーズでゲームや映画、コミックなどの元ネタが分かれば、今までと違った、ツウな楽しみ方ができるかも!? (文=編集部) ・新紀元社 <http://w3.shinkigensha.co.jp/books/F-Files.html>
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羞恥心がいつしか快感に……? Mにはたまらん『リアル桃鉄』潜入レポ

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『第6回リアル桃鉄』リアルタイムブログより
 ゲームの中に自分が入って冒険を楽しみたい......ゲーム好きならこんな妄想をしたことがある人は多いはず。『リアル桃鉄』は、そんな願望を満たせるイベントである。このイベントは、人気ゲーム『桃太郎電鉄』シリーズを、実際の首都圏JRを使ってやろうというもの。6年前から毎年夏に開催されており、8月21日(土)に行われた『リアル桃鉄2010』に筆者も参加してきた。6年前は1対1の戦いだったのが、年々口コミでファンや参加希望者が増え、今回は過去最多の16チーム(32人)が参戦した。 ■早朝から夕方まで辱められ、その様子をネット上に拡散されるイベント  イベントは7時~17時までぶっ通しで、以下のようなルールで進められる。 1.各チームが任意のJR駅にスタンバイ 2.ゲームマスターがランダムに目的地を決定する 3.各自サイコロを振り、出た目の数だけ駅を移動する 4.移動したら指令カードを引く 5.カードの指令内容を実行する 6.指令カードをやっている様子(写メや動画)を、リアルタイムブログに投稿する 7.目的地に到着するまで3~6を繰り返す 8.目的地に到着したらスコアを計算する(現在地から目的地までのJR運賃をマイナス)。目的地から最も離れた場所にいる下位3チームは貧乏神Tシャツを着用 9.タイムアップ(17時頃)まで2~8を繰り返す 10.タイムアップ時に最もスコアの低いチームは罰ゲーム  指定された目的地に向かって、サイコロの出目の分だけ駅を進む点はゲームの桃鉄と同じ。ただ、『リアル桃鉄』の場合、上記の4~6で行う指令カードが曲者で、【太い眉毛カード】(味付け海苔やマジックなどでまゆげを太くする。幅3cm以上。誰かがゴールするまで)や、【思春期カード】(コンビニでエロ本を買って公園で読む)など、できれば公衆の面前でやるのは御免被りたい内容のものばかり。  また、どこかのチームが目的地に辿り着いた時点で、目的地から遠かった3チームは、"貧乏神"となり、参加者がそれぞれ手作りした恥ずかしいデザインの貧乏神Tシャツを着なければならないのだ。
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なかには"Tシャツ"の形状をしていないゴザ製の貧乏神Tシャツを着たチームも......。
電車内にこんなのがいたら、絶対に関わりたくない。
 それにしても、首都圏JRの駅を眉毛を太くして移動したり、貧乏神Tシャツを着たり、体力的にしんどかったりと、常に恥と疲労と隣り合わせのこのイベント、もはや苦行としか思えない。主催の椎名隆彦さん(しーなねこさん)は、「参加した方はみんな『辛かった』と口を揃えて言います。ただ、あれだけ辛かったり恥ずかしい思いをしたのに『またやりたい』というリピーターが多いので、イタ気持ちいいというか、修行のようなものなのかもしれません。優勝すると何か賞品がもらえるわけでもないですし、自らを辱める行為をひたすらこなすだけの後ろ向きなイベントですね」と淡々とした面持ちで言う。  参加者は、サイコロの出目や指令カードの内容に四苦八苦する様子をそれぞれ写メや動画で撮り、携帯からリアルタイムブログ(http://realmomo.com/round6/blog/)にアップするので、PC前にいるだけで参加者を笑い者に......いや、ともに喜びや苦しみを分かち合うことができる。さらに、今回から初の試みで、下北沢のカフェバー「スローコメディファクトリー」に本部を置き、実況班がリアルタイムブログを見ながら参加者の起こす行動やハプニングをいじりつつ、USTREAMで生中継を行った。それを見ている視聴者がTwitter上で反応することで、リアル桃鉄の実況生中継が拡散していき、ピーク時にはUSTREAM視聴者が150人にも上ったそう。 ■リアル桃鉄の醍醐味は、勝ち負けではない?  ところで、ゲームの桃鉄をやったことのある方なら分かるかと思うが、あのゲームはとにかく"絶対勝ちたい!"という気持ちにさせられる。戯れのつもりで対戦したカップルがいつしか真剣勝負になり、負けた方が不機嫌になって大喧嘩に......という話を何度も聞いたことがある。そのため、『リアル桃鉄』でも、熾烈かつ汚い大人の戦いが繰り広げられるのだろうと思っていた。しかし、いざやってみると、どうやら勝ち負けではなく、いかに恥ずかしい指令カードをこなし、その様子を高みの見物をしているUSTREAM視聴者の皆々様に笑っていただくかという点に、リアル桃鉄の存在意義があるように思えた。もちろん、大変な目に遭う指令カードは、やる側にしてみればたまったものではないし、筆者もイベント開始直後は"笑い"の要素などいらないから、平和にゴールしたいと切に願っていた。だが、人はピエロが好きだ。公衆の面前で愚かな行為をするプレイヤーこそ、観戦者の求めているものである。イベント中、ブログにアップされた自分の醜態を肴に、観戦者の方々がTwitterで盛り上がってくれる様子を、駅の移動中にiPadで見ているうちに、恥がいつしか快感に変わっていったのだった。 ■しーなサイゾーチームが首都圏JRの駅周辺で晒した醜態  そこで、筆者のチーム「しーなサイゾー」(しーなねこさんと筆者のペア)が、身を挺してこなした指令カードの一部を紹介したい。  しーなねこさん担当【沢尻エリカード】@矢向駅:尻を片方出して写真を撮る(銅像の尻とか、桃とか、尻のような何かでも可)。  さすがに誰しも公衆の面前で尻を出したくないだろうという配慮から、"尻っぽい何か"でもよいという逃げ道が用意されている。ただ、他のチームに遅れを取らないためには、タイムロスは少しでも避けたい。尻の代用品を探す時間すら惜しい。嫌がるしーなねこさんの抵抗を押し切り、「早く尻出してくださいよ! 負けるじゃないですか!」と無理矢理尻を出させ、無事指令カードをこなした。
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このカードを引いた時刻は7:48。駅のホームで尻を出す
しーなねこさん(アラサー)の写真をテキパキと撮る私。
これは一体なんのプレイだろうか?
アサイ(=筆者)担当【噴水カード】@吉川駅:噴水を見つけて、手か足を水にひたす。噴水がなければ口から水を噴水のように噴き上げる。  炎天下でうだるような暑さの8月なかば。自ら噴射した水を浴びても、ちっとも気持ちよくなかった。噴水は本物に限る。 アサイ担当【でんぐり返しカード】@日進駅:サイコロを振って出た目の数だけ駅付近ででんぐり返しをする。  駅のホームで3回でんぐり返し。コンクリートが首の骨に当たって非常に痛かった。マット運動はマットのない場所でやるものではない。 しーなねこさん&アサイ担当【いちごカード】@大宮駅:いちごを買ってかわいく食べる。
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しーなねこさんのいちご姿。
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アサイのいちご姿。
 実況班は、しーなねこさんの苺を食べる姿について「好きな子の縦笛を舐めてるみたい」と批評し、アサイについては「自分がかわいく見える角度を完全に心得てる。小憎たらしい!」とのコメント。褒められているんだか、けなされているんだか......。 アサイ担当【ラッコちゃんカード】@浦和駅:地面に仰向けに寝て、お腹の上に乗せた貝を叩いて割るしぐさをしばらくする。かわいく。  イベントも終盤に差し掛かった頃に引いたラッコちゃんカード。疲労と眠気のピークで、筆者の心から"恥じらい"の4文字は消え去さっていた。浦和駅のホームで堂々とラッコちゃんになりきる24才童顔小柄の筆者を、痩せ型メガネのアラサーであるしーなねこさんが黙々と撮影する様子に、周りの人は触れてはいけないものとして視線すら送ってこなかった。  イベント終了後、しーなサイゾーチームはどこのチームよりも珍プレー好プレーが際立っていた、と名誉だか不名誉だか分からないお言葉をいただき、なんだか人間として一皮むけたような気持ちでいっぱいになった。参加者の大半は20代後半~30代前半だとのこと。大の大人が、1日中シラフで奇怪な行動をするイベントが6年も前から続いているなんて、日本は平和で何よりである。今回はUSTREAM&Twitterの効果で、過去最高の盛り上がりを見せたため、来夏からはより規模を拡大して、複数開催も視野に入れているそう。もし、首都圏JR駅周辺でおかしなことをしている大人を見かけ方は、「日本が平和な証拠だ」と生暖かい目でスルーしてあげてほしい。 (取材・文=朝井麻由美) リアル桃鉄2010公式サイト <http://realmomo.com/> リアル桃鉄2010 USTREAM実況録画 <http://www.ustream.tv/channel/realmomo> リアル桃鉄2010 togetter 当日のタイムライン <http://togetter.com/li/44003>
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小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」(後編)

komoriakari02.jpg 前編はこちら ──読モってみんなかわいいから、みんな自分がかわいいのは分かった上でやってるもんだと思ってました。 小森 いや、意外といないですよ。みんな自信がないからプチ整形とか普通にあるじゃないですか。そういうのに手を出す子もいれば、かわいい子のマネをして同じようにメイクもするし、自信がない子の集まりだと思うんですよね。ナルシストも中にはいると思うけど、自分が知ってる限りではいないですよ。なんだろ、自分で自分をプロデュースしてかわいくみせてるけどコンプレックスの塊だから。益若つばさなんて、最初目も合わせなかったですからね。普通に話してるのに、自分の顔に自信がないから。そういう子がいっぱいいる。けどまあみんなそれぞれ努力をして、自分のベストを見つけるんじゃないですか。自分もそうだし。ウチ、ナルシストじゃないし......(沈黙)。 ──......えっと、なんかすみません! たとえ初めに自信があっても、一気のその可愛い人達の中に入ったら自信も喪失してしまいそうですね。小森さんは読モの他にテレビにもたくさん出てらっしゃいますけど、読モの世界とテレビって、またフィールドがガラッと変わるじゃないですか。 小森 変わりますよね。 ──周りにいる人も違うし、「Popteen」(角川春樹事務所)に出始めたときみたいに、落ち込んだりもしましたか? 小森 ああー、まぁ、違いますけどね。ポップのときの落ち込み方とは。あの頃は、見た目だったり、まわりと比べたりで落ち込んでたけど、今は、自分が相手だから。だから、とにかく自分が成長するためには何を考えればいいか、とか、そういうところで悩んだりはする。 ──おお......なんか、しっかりされてますね。 小森 そうですか、うふふ(照)。読者モデルって敵が近くにいるからいいけど、テレビって分かんないですからね。敵は自分だと思うんです。だから、ゴールもないし、一生懸命やるしかないのかなって思ってます。 ──テレビに最初に呼ばれたときって、どんな感じでしたか? ついに来たぞー! とか、私でいいのかな、とか。 小森 なんか、そういう感情すらなかったです。最初はもう、入り時間も終わる時間もぐちゃぐちゃだから、マネジャーに対しても、「え? 言ってること違うじゃん!」みたいな。なんかよく分かんないけど、人の前で話すのもあんま好きじゃないって言うか、苦手だし。なんだろ、知らない人と話すのが苦手。だからあーゆう場所は難しかった、最初は。でも徐々に、『ロンハー』のレギュラーメンバーと仲良くなりだして、やりやすくなって、すごい面白い番組になってーみたいな。で、そのくらいになって、「あ、テレビってすごい面白いのかな」って気づきました。 ──なるほど! ファッション誌のインタビューで「実はネクラで、心の闇をもってる」って答えていて、「わーい、同じだー!」と思ったんですけど、普段はどんな感じで悩まれたりとか......。 小森 ネクラっていうか、普通? 普通なだけなんです、別に。 ──あ、普通でしたか。でも、インタビューでは......。 小森 普通です(強く)。しゃべる人いないときはしゃべらないし、ただなんか、友達とかといるときはテンション高いし、そのテンションでテレビ出てるだけで、テレビって面白いじゃないですか、VTRとかも。だから、楽しんでるだけ。テンション高いウチなだけですよ。だから驚かれることはある。「意外と暗いんだね」とか思われることもあるし、意外と暗いんじゃなくて、これが普通なんです、みたいな。まぁ、これもウチだし、みたいな。 ──......そうでしたか。えっと、小森さんは恋愛面についても隠さないですよね。本を読んでも、恋愛モードに入ったらその人しか見えない、一途ですよね。 小森 見えない、見えなくなる。 ──私も好きな人ができると、どんどん思いつめていって自爆するタイプなんです、「携帯鳴った!?」って思うと、絶対に幻聴。 小森 あるあるあるある。 ──小森さんもかつてはリストカットとか、飛び降りとか......。 小森 ありましたねー、昔はは本当にそうだった。 ──飛び降りってすごいですよね、リストカットまでは分かるじゃないけども。 小森 分からない。多分わからない。 ──飛び降りってもう本気度が高すぎるじゃないですか。 小森 いや、その時の彼氏に「死ね」って言われたから。「ウチが死んでも後悔しねえんだな!?」っていう、強がり。 ──すごい! 強がりで死ねない! 恋愛に対する力の入れ方が全力ですよね。 小森 昔は仕事も適当だし、学校とかも適当に行ってるだけだし、考えることがそれしかなかったんですよ。若いころは多いと思う、そういう恋愛してる子が。 ──なかなか飛び降りる子はいないですよ! 小森 まあいないかな、みたいな。絶対まねしないでほしい、本当に(笑)。 ──そういう恋愛も隠さないのがすごいなって思って。 小森 隠せないタイプですから、いまも現状、言いたいですから、いろいろあります。 ──いろいろっていうのは......? 小森 いろいろありますからね(笑)。言えないことが多いけど。言うと、「なんかもう、なんなの?」ってことしか起きないから、まあ、それは想像にお任せです。 ──わー、ヒント少ない。 小森 だから『pure』(同)でも、言えないところを、結構オブラートにつつんで......もっといろいろありますからね。危ない思いもしたし、でも、これ以上言ったらまずいだろ、みたいな。将来子どもが悲しむだろって。 ──オブラートに包んだ状態でも、けっこう激しいですよこれ、リスカに飛び降り、予期せず不倫とかDVとか......。 小森 本当はもっといろいろあって......とか、今も言いたくても我慢! 人が聞くと、「この子だいじょぶ?」みたいになる(笑)。だから言えないのはあるけど、まあでも、いい恋愛はしたいなって、思います(笑)。 ──わー、まだまだいっぱい引き出しありそうですねー。超カギかかってるけど。今後、恋をするときも、やっぱり命がけになりそうですか? 小森 なんだろ、普通でいたいなって思う。今は恋愛なんて本当にどうでもいいです。仕事があって、仲間がいて、家族がいて、そのあとに彼氏がいるみたいな。優先順位が、前回の彼で変わりましたね。彼が、なんか、すげー一生懸命仕事する人だったから、自分もがんばんないとなって。だからお互いに恋愛恋愛って感じでもなかったし。ただ、恋愛してるときって自分がいちばん楽しくなっちゃうから、そういうのは、もう嫌だなって思う。第3者的な目で見たい、狂わないように、次はちゃんとしたいい人を! ──頑張ってください! では最後に一緒に写真いいですか? わー、読モと並ぶの緊張します。 小森 並ぶと身長けっこう低いんですね、座ってたときは、すごいおっきそうでしたけど。 ──......座高が高いんです。 小森 あっ、座高か(笑)! 失礼なこと言っちゃった(笑)。 ──いえ、本当に高いんでいいんです! 今日はありがとうございました! (取材・文=小明) ●小森純(こもり・じゅん) 1985年、神奈川県生まれ。高校時代に読者モデルデビュー。現在、「PopSister」(角川春樹事務所)、「EDGE STYLE」(双葉社)でのモデル活動に加え、テレビでも人気に。新刊『小森純のモトカレ・レシピ』が講談社より発売中。 ●小明(あかり) 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
小森純のモトカレ・レシピ これでオチない男はいない!? amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」(前編) 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」(前編)

komoriakari01.jpg  モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第16回のゲストは、『小森純のモトカレ・レシピ』(講談社)を刊行された、タレントでモデルの小森純さんです! [今回のお悩み] 「自分の顔面に自信が持てません......」 ──はじめまして! 『モトカレレシピ』の出版おめでとうございます! 小森 あー、ありがとうございます。 ──私、ずぼらな性格なもんで料理に手間かけたくないんですけど、本当に簡単な料理がたくさんありました。 小森 そうなんですよ、応用できる料理がたくさんあるから、簡単にできちゃうんです。 ──すごく助かりました。『モトカレレシピ』で、本ももう三冊目ですね。 小森 はい。 ──実は以前小森さんが出版された『pure』(角川春樹事務所)に、うちの姉がチラ写りしてて......。 小森 へ? ──うちの姉もむかし読モをやってて、この歴代「Popteen」(同)の流れのところなんですけど......。 小森 これがお姉ちゃん? はいはいはい、お姉ちゃんなんだ。見てた。へー、すげえ。 ──私は当時ひきこもりのオタクで、ギャルの人たちって姉も含めて何をしてるか分からない異次元の人たちだったので、内側が知れて面白かったです。 小森 あー、本当すかー。 ──売れないグラドル上がりでライターになって、今、こうして悩みを相談させてもらう連載をしてるんですけれど、『pure』を読んで、小森さんが初めて「Popteen」に出たとき、「まわりの女の子がみんな可愛くて顔が小さくて、自分がここにいちゃいけないんじゃないかと思った」って話を読んで共感して......。私も初めてのオーディションから今日までずっとそんな感じで、自分に自信が持てないんです。写真を撮られるときとか、挙動不審になっちゃって......。小森さんは、どのへんでそういうの乗り越えたんですか? 小森 どうなんだろー、うーん、でもまあ時間ですよね。時間はかかりましたよね、すごく。 ──やっぱり撮られていくうちに意識が変わって......みたいな? 場数ですかね。初めはメイクさんにメイクしてもらうと、「あれ? メイクさん私だけ手抜いてない?」みたいに思ったり。 小森 あー、思ったことありますね。 ──まわりの子が全員かわいいから、「これじゃ全然足りないよーもっと盛ってよ!」って思いつつ、言い出せない、みたいな。こういうのって、自分の自意識の問題なんですかね。 小森 なんなんだろ、思っちゃいますよね。ウチも思ったことあった。 ──今は「Popteen」だけじゃなくいろんな雑誌に出られてますけど、どういうページでも綺麗じゃないですか。やっぱり自信をつけたからそれが写真にも......。 小森 いや、かわいくないですよ、ウチ。 ──えっ? 小森 まだそう思いますね、ふふふ(笑)。 ──もしかして、小森さんも、あんまり自分に自信があるほうではない? 小森 自信ないです。だから雑誌もウチ、好きじゃなくて。好きじゃないっていうかなんか、普通写真のチェックとかすると思うんですけど、しないんです。 ──なんでですか? 写りの良くない写真使われちゃったらどうしようとか思わないんですか? 小森 見たくないんです、テンション下がるから。だったらもう編集さんとかが選ぶ写真でいいやって感じ。 ──えー! ちゃんとお綺麗に写ってますよ! 小森 年取ってくるにつれてメイクも変わってくるじゃないですか。それで写真の写りも変わってくるのかなって。だから今はあんまり、気にしないです。 ──確かにメイクの技術はすごい。下手したらみんな同じ顔になってしまうから、もう最近の読モは区別つかないです、私。 小森 最近の読モの子たちは、みんな似てるよね。みんなかわいいし、プロ意識がある。 ──昔ってもっと遅刻や無断欠勤は当たり前だったけど、すごまじいアイラインの人がいたり、個性があっちこっち飛んでて面白かったですよね。 小森 まぁ、みんなかわいくなって、いいことだと思いますけどね。分かんないけど。 ──小森さんも初期は変顔の方でしたよね。私も、自分に自信がないからだと思うんですけど、自分のベストしか見せたくなかったり、極端に変顔に走ったりしちゃうんですよね。写真って苦手意識が消えないです。一応グラドル上がりだし、かわいく撮ってもらいたいのに、なんかぎこちなくなっちゃう。 小森 ウチもです。むしろ苦手になりました、昔にくらべて。 ──昔より今のほうが雑誌も、テレビにも出てるのに? 小森 分かんないけど、あんまり写真が好きじゃないんですよ。なんでだろう、忘れたけど、あるときを境に、なんか急に、苦手になりましたね、写真。 ──あるときを境に? 小森 なんかあったんじゃないですか、多分。うっふっふ。 ──ちなみに何が......。 小森 覚えてないけど......(沈黙)。 ──......えっと、じゃ、あんまり出た雑誌で自分をチェックって言うのも? 小森 しないです、ほとんど。 ──テレビもですか? 小森 テレビは見ます、テレビは見た目どうでもいいんで、だから、面白かったかどうか見ちゃいますね。 ──実は私、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で初めて動いている小森さんを知ったんですよ。小森さんが有吉さんに、「ブス」とか言われて、「え、芸人さんじゃないのにこんなこと言われるんだ、テレビ怖っ!!」って思って。 小森 逆にうれしいです、あれ、言ってくれるの。 ──傷つかないんですか? 小森 ウチは平気でした、別に、むしろ良かったっていうか、うん。 ──私、たとえ自覚があっても、人から言われたら落ち込むことってけっこう多いです。自分から「いやー貧相な女ですわ(笑)」とか言っちゃって自分を守っても、人から冷静に「本当に貧相だね」って言われたら落ち込むっていう悪循環。めんどくせえ女だな、私。 小森 冷静は傷つくけど、あーゆうテレビの場だったら別に傷つかない。でも基本、そう言われるほうがいいかな。かわいいとか言われるほうが苦手かもしれない。 ──かわいいって言われるほうが、反応に困ったり。 小森 困りますね、自分でそう思わないから、反応に困る。 (後編につづく/取材・文=小明) ●小森純(こもり・じゅん) 1985年、神奈川県生まれ。高校時代に読者モデルデビュー。現在、「PopSister」(角川春樹事務所)、「EDGE STYLE」(双葉社)でのモデル活動に加え、テレビでも人気に。新刊『小森純のモトカレ・レシピ』が講談社より発売中。 ●小明(あかり) 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
小森純のモトカレ・レシピ これでオチない男はいない!? amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」(前編) 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

AKB48からZUN×竜騎士07まで 「PLANETS vol.7」がヤバすぎる!

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「PLANETS vol.7」
 開催中のコミックマーケット78の三日目、評論ブースの話題を集めているのが批評家・宇野常寛の編集するカルチャー誌「PLANETS」の最新号だ。同誌は2005年の創刊後じわじわと部数を伸ばし、ここ数年のミニコミ雑誌ブームの立役者と言える存在だ。宮台真司、東浩紀といった批評・思想シーンの中核を担う論客たちから、小説、映画、アニメ、ドラマ、お笑いと現代のポップカルチャーの最前線を、批評家でもある宇野独自の視点でディープに特集し続けている。サイゾー本誌では、「PLANETS」とのコラボレーションによる「月刊カルチャー時評」も好評連載中だ。  最新号「PLANETS vol.7」では巻頭からまさかのAKB48/SKE48の特集。松井玲奈×カオス*ラウンジの表紙&カラーグラビアからはじまり、『マジすか学園』チームホルモン座談会へとなだれ込む。撮りおろしのスチールはAKBでは珍しいカルチャー誌テイストで、これがまたカッコイイ。  100ページ超の大特集は「ゲーム批評の三角形」。堀井雄二、松野泰己といった往年の名クリエイターから田中剛、内田明理といった現代のヒットメーカーまでが「ゲーム」の現状と展望を語りつくす。  コミケ的に目玉なのは、やはりZUN×竜騎士07の対談「同人ゲームが起こした「奇跡」の真価」だろう。コミケの生んだ二大クリエイターがとことん二次創作的な想像力と「ゲーム」というメディアの本質について議論を交わした永久保存版だ。  他にも「『伝説巨神イデオン』30周年記念」と銘打った女優の戸田恵子×坂井真紀の対談、NHKドラマの中特集&朝ドラ『ちりとてちん』再放送記念の茂山宗彦×加藤虎ノ介対談、『告白』川村元気プロデューサーと「ヤマカン」こと山本寛監督の映画対談など、はっきり言ってこれは同人誌の次元を大きく超えている(http://wakusei2nd.com/?page_id=19)。  そして、当日「PLANETS」ブースではもうひとつの頒布物が存在する。  先日第23回三島由紀夫賞を受賞して小説家としても活躍中の批評家・東浩紀と宇野との酔っ払いトーク番組(?)の最新作「決断主義トークラジオAlive5」がコミケ限定で頒布される。 「このシリーズはほとんど一発撮りなので、毎回東さんとゲストがケンカしたり大変なんですが、今回は僕とマジメに『インセプション』とか『借りぐらしのアリエッティ』など最近話題のコンテンツの分析や、メディアの未来について2時間半たっぷり語っています。こんなに普通の批評トーク番組になったのは初めてですね(笑)」(宇野談)。  近年、Twitter上でその「親密な関係」が話題になることも多い東と宇野の「意外とマジメな」トークに期待大だ。 ■コミックマーケット78/東A-38b 第二次惑星開発委員会■ 「PLANETS vol.7」A5版/352P 1,890円 8月15日(コミックマーケット先行販売) 8月下旬、全国の書店にて販売予定 第二次惑星開発委員会SHOP <http://wakusei2nd.cart.fc2.com/> (通信販売予定) 「決断主義トークラジオAlive5」(CD)300円
批評のジェノサイズ―サブカルチャー最終審判 こっちもよろしく! amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 東浩紀&宇野常寛 冬コミ「ゼロ年代のすべて」&「Final Critical Ride 2」 最強批評家タッグが贈る、ゼロ年代総括誌が夏コミに登場! 「制作会社に採用されなくてよかった」原作者・竜騎士07の挫折と下克上(前編)

「とにかく不毛なものが好き」 人気放送作家が手掛ける"世界初"の巨大仏写真集 

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牛久大仏(120m/茨城県)
写真集『巨大仏!!』より
 『ロンドンハーツ』、『アメトーーク』、『あらびき団』、『フットンダ』など、今、大人気のバラエティー番組を手がける放送作家・中野俊成氏が、"世界初"となる巨大仏の写真集を発表した。日本各地に存在するウルトラマン(40m)やゴジラ(50m)よりもデカい、最大120mの巨大仏28体。そして鎌倉大仏(13.35m)以上、ウルトラマン未満の"準"巨大仏12体を、約3年の月日をかけて撮影したという。巨大仏の魅力とは一体なんなのか、そしてバラエティー番組と巨大仏の意外な共通点について、語ってもらった。 ――今回、収められている巨大仏の写真は、すべてプライベートで撮影されたということですが、そもそも撮影のきっかけは? 中野俊成氏(以下、中野) 大船駅前にある大船観音、あれを見たときの衝撃ですね。初詣に行った帰りに渋滞に巻き込まれ、抜け道を探しているときに、突如、大船観音(25m)が目の前にぬっと現れてきたんです。「なんだこれ?」という衝撃で、咄嗟に車を路肩に停めて、夢中で撮影しちゃいました。 ――ふいに大仏が出てきたら、びっくりしますよね(笑)。では、最初は写真集にされるつもりはなかったんですね。 中野 ネットでは公開していましたが、写真集を出すなんて微塵も思ってなかった。昨年の秋に知り合いのカメラマンの園田昭彦さんに勧められて巨大仏の写真展をやったら、数社から巨大仏の本を出版したいというオファーが来たんですよ。でも、どこもエッセイの企画ばかりだった。エッセイなら宮田珠己さんが書かれた『晴れた日は巨大仏を見に』(白水社)という、巨大仏界の経典とも言うべき本があるので、あまり乗り気になれなくて。そんな中、河出書房新社の編集者の武田さんだけが、何をとち狂ったか、「写真集を出したい」と言って下さって(笑)。それだったら面白いと思ってすぐに了承しました。   ――担当編集の方も巨大仏ファンなんですよね。では、中野さんにとって巨大仏の魅力はどんなところなんですか? 中野 巨大仏が"ぬっと現れたときの強烈な違和感"ですね。初めの頃は、この違和感が生じたときに放出されるアドレナリンに浸ることを目的に、大仏を撮りに出かけていました。あとは"怖さ"。僕、富山のど田舎出身なんで、東京に出てきたとき、高層ビルが怖かったんです。見たこともない巨大なものを見るという、怖いもの見たさという面もあるのかもしれない。けれど、撮影しているうちに、巨大仏がいちばん魅力的に映るアングルはどこか、そればかりを考えるようになっていました。僕の場合、巨大仏個体よりも"巨大仏がいる風景"に興味があるんです。
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高崎白衣大観音(41.8m/群馬県)
写真集『巨大仏!!』より
――写真1点、1点かなりこだわって撮影されていますよね。 中野 どういう風に撮ったらこの違和感が伝わるか、ということを常に考えています。例えば、おじいちゃんが孫を遊ばせてる......という日常感のあるところに、ぬっと巨大仏がいると違和感が倍増するんですよね。それは撮っていくうちに分かったんですよ。初めは人がいなくなるまで待っていたんですけど、逆にそこで日常生活を過ごしている人が入っていたほうがギャップがあることに気付いて、誰「かここ通らないかな」と、待つようになりました。  撮影当日の段取りは、大体午前中のうちに現地に着いて、それから夕方までずっと撮影です。逆光になるとどうしようもないので、太陽が動くのを待ちます。その間に、ご飯を食べたり、地元の温泉に入ったり、原稿を書いたりもしています(笑)。 ――結構、長期戦なんですね(笑)。撮影機材は何を持っていかれるんですか?  中野 重くなるので、ズームレンズ一本と一脚だけです。巨大仏の撮影には、意外とフットワークが必要なので、三脚ではなく一脚を持っていきます。違和感を求めて、わざわざ山の中に分け入って撮影したり、歩道橋の柵に登ってありえない体勢で撮影しようとして、通りがかった老夫婦に笑われたこともあります。その時の写真も入ってます(笑)。
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仙台大観音(100m/宮城県)
写真集『巨大仏!!』より
――この巨大仏の撮影が、お仕事や企画を考えるときの役に立ったりと言うのは......。 中野 僕、不毛なものが非常に好きなんです。『アメトーク』なんかは、回によっては、異常に不毛なときがあるんですよね。例えば「リアディゾン大好き芸人」という回があったんですけど、いかにリアディゾンが好きか、ということをみんなで言い合うだけ。あとはリアディゾンが妹だったらとか、どういう日本語を教えたいかとか(笑)。そういう妄想だけで1時間。情報性もないし、リアリティもない。しかも、本人も出てこない(笑)。あの何も生み出さない不毛さが、僕はものすごく好きなんです。 ――『アメトーク』は、見ていて心配するぐらい不毛なときがありますよね(笑)。でも、そういう純粋なバラエティー番組はやっぱり面白いです。 中野 最近の若い人はテレビ以外にネットとか携帯とか面白いことがあるから、テレビ離れしつつある。視聴者が高齢化していて、情報なしの番組では見てくれないんです。大人になればなるほど、何に対しても情報というか、意味を求めませんか? 子どものころは何も考えずにただテレビを見ていたけど、年をとってくると、「この番組に何の意味があるのか」と求め始めちゃう。 ――そうするとこれからのテレビは、年齢層が高い人に向けた情報系番組ばかりになってしまう、ということでしょうか?   中野 これからは、二極化が進んで行くんじゃないかと思うんですよね。ひとつは、リアルタイムの映像をネットや携帯よりもキレイに見せられることを生かして、ニュースなどに力を入れていく方向。もうひとつは、番組のソフト化で1回目の放送はテレビで、2回目はネットや携帯でダウンロードするとか。ダウンロードをするのは若い人が多いと思うので、それが一般的になれば、若い人向けの番組作りにシフトされていくかもしれない。ただ、視聴率がすべての現状では無理ですね。最近では『学べるニュース』(テレビ朝日系)という番組がいちばんヒットしてて、視聴率も高い。とても今の時代を象徴している番組だと思います。そんな中、僕は意味のないもので埋め尽くされたバラエティー番組を今後もずっとやっていきたいですね。 ――不毛バラエティー、期待しています! では最後に、国内の巨大仏は、すべて制覇されたということですが、今後何か目標はありますか? 中野 40m以上の巨大仏はすべて撮影したので、ここまで来たら、国内の準巨大仏もすべて撮影することになるんだろうなぁと思います。ただ悲しいかな。巨大仏をひと通り見て周ったから、18mとかね、どこか刺激が足りない(笑)。  無駄なものは、何でもすべて省こう、省こうとしている昨今。けれど、その中にこそ、最高にどーでもよくて、それなのに、なぜか人を惹きつけるヒントが隠れているのかもしれない。巨大仏は、その象徴ともいうべき存在、なのかもしれない。 (取材・文=上浦未来) daibusu04.jpg 中野俊成(なかの・としなり) 1965年生まれ。富山県出身。放送作家。
過去に手掛けた主な番組『進め!電波少年』
『愛の貧乏脱出大作戦』『ウリナリ』『気分は上々』
『内村プロデュース』『桑田佳祐の音楽寅さん』等。現在は『大改造!劇的ビフォーアフター』『ロンドンハーツ』『アメトーーク』
『みんなの家庭の医学』『あらびき団』『リンカーン』『フットンダ』など、
数多くの人気番組を手掛ける。
巨大仏!! まいりました。 amazon_associate_logo.jpg
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堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」(後編)

akarihorie03.jpg前編中編はこちらから 堀江 僕は、別に安心とかはないと思うんですよ。何をそんなに恐れるの? 自分だって消えてなくなってしまうんだから、それを考えれば自分が所有しているものなんて、何も意味が無いと思っています。だから、僕は、データが無くなるとか、どうでもいいんですよね。 ──そういう考え方が出来ると、例えば自分が急死した後なんか、PCの中のあれを見られたらマズイ! とか、ベッドの下だけは漁らないでくれ! とか、そういう心配はなくなりそうですね。 堀江 それがやっぱり終わっているって話じゃないですか。そこがまず問題だと思うんですよ。死んだ後のことなんか知ったこっちゃねーだろーって話じゃないですか。そんなこと言ったら、自分がいないところで悪口を言われるのが怖いとか、そういう話になってくるでしょ。そういうところあるでしょ? ──あ、それ、あります。何人かでいる時に「何か言われるんじゃ......」って思って、一人でトイレに立つのが怖かったり。 堀江 それは、違うんですよ。自分が知らないことは存在しないのと一緒なんですよ。不確定性原理です。 ──ふかくていせいげんり? 堀江 物理学の法則であるんですよ。世の中には観測できないものがあって、すごい物理の話になるんですけど、物質を構成する分子ってのがあって、それよりもうちょっと小さい単位で原子っていうのがあるんです。例えば水素原子っていうのは、陽子、原子核っていうのの周りを電子がひとつ回っていると、習ったことがありますか? 化学の授業とかで。 ──習った、という記憶だけあります......。 堀江 なんか地球みたいなのが丸の周りを衛星みたいに回っていて、ヘリウムだと2つ回っています、とか、あるじゃないですか。あれ、ああやって習うと高校生くらいまでは地球の周りを月が回るように、電子が原子核の周りをぐるぐる回っているようにみんな思うんですけど、そんなことはなくて、原子核の周りのどこかにいて、どこにいるか分からないんですって。言っていることが分かります? ──ヘリウム......原子......核......? 堀江 ......どこにあるのかが分からないんです、電子は。観測できないらしく、ただ確率的にこの辺にいるんだろうっていうのは分かる。世の中ってそういう物質でみんな出来てるんです。自分の体とかも。そんなこと考えていたらキリがないじゃないですか? だから、自分のことをどう思われているかとか、どうでもよくないですか? だって、知らないことは、無いことと一緒なんですから。 ──確かに、原子レベルで考えたら私もゾウリムシも大差ないですよね。ゾウリムシと大差ないくせに、悩むことすらおこがましい気がしてきました! 堀江 よく男女で浮気をしてるとか携帯のメモリーを見る人とかいますけど、なんで見るの? って、見なきゃ分かんないじゃん。 ──見なきゃ分からないから見て確認したいっていうのが、見る人の気持ちなんだと思うんですけど、その点に関しては私も知りたくないので同意です。知らなければ幸せでいれるんなら、いっそそのまま騙していて! 堀江 そうそう、幸せでいれて、そのまま死んでいける人もいるわけじゃないですか。だから、すべて世の中のことっていうのはそういうことであって、例え自分のことを悪く言っている人がいくらいようが、自分の周りの人が、自分のことをすごく気持ちよく迎えてくれるなら......。 ──そんな悪しき空間は存在しないことになる! 堀江 そう。何がまずいんだって、2ちゃんねるとか見るからまずいんですよ。 ──2ちゃんねるなんて、怖くて何年も見てないですよ。落ち込むから。 堀江 僕は、逆に悪口とか全然慣れちゃったんで、全然平気で見ますけど。 ──凄い! どうやってそんなに強靭なハートを? 堀江 そういうものに耐えられるようになるか、忘れるか。だからまず、精神的にこう強くなれるかどうか、っていうのが大事。 ──黒歴史はどんどん忘却して、都合の悪い意見も無視しよう! ......難しいな!! でも、仕事が減っていって、お金がなくなって、活動がメジャーからどんどん遠ざかってるとか、気にしてたら負けってことですね! 堀江 もうね、メジャー路線なんてものはないですね。メジャーってもの自体が存在しないかもしれないです。メジャーな音楽アーティストですら、地道に営業で稼いでいるんですから。だから、もっとコアなマーケティグをしなきゃ。今までになかったような......一緒に旅行に行くとか。 ──おお。グラビアアイドルは、たまに一緒に旅行するバスツアーみたいなものを事務所が企画してるんですけど、不況だから参加人数が集まらなくって中止になっているのをよく見ます。けっこう売れてるアイドルとかでも中止になっているのを見ると「これは、手をつけないほうがいいな」と思って。 堀江 ははは! それは切ないですね。 ──この狩り場は荒らさない方が身のためだ、と思って。 堀江 逆かもしれないですよ、けっこう人が来るかも。 ──そ、そうですかね? 堀江 メジャーなアイドルだと、どうせいっぱい人が来て自分なんか相手にされないけど、小明なら話しかけてもらえそうだなぁ、とか、キスしてもらえそうだなぁとか。 ──キスまで? そんなのホイホイ出来な......いや、売れないアイドルとファンがピンクのワゴンで旅に出て、気があった人とキスして帰国すれば、アイドルとしていかに職がなくても永久就職できる......これって究極のダイレクトマーケティングかも! 堀江さん、これ、新しいビジネスですよね?  堀江江 はい......もうよろしいですか(苦笑)? ──はい、ありがとうございました! あ、私の本、本当にブログに載せてくれなくても良いですからー!! (取材・文=小明) ※ 後日、堀江さんのブログには「こないだ取材受けた方の本。半ば強制的に持って帰らされました(笑)」の記述とともに『アイドル墜落日記』のリンクが......ニヤリ! ●堀江貴文(ほりえ・たかふみ) 1972年、福岡県生まれ。実業家。株式会社ライブドア代表取締役社長CEO時代にプロ野球球団、ラジオ局の買収を表明するなどして脚光を浴びる。06年、証取法違反で逮捕・起訴され現在上告中。『まな板の上の鯉、正論を吐く』(洋泉社)ほか著書多数。 ●小明(あかり) 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
まな板の上の鯉、正論を吐く 「拝金」も絶好調。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」(中編)

akarihorie02.jpg前編はこちらから 堀江 やっぱり、もっと墜落しなくちゃいけなかったんじゃないですか? 例えば、小向美奈子さんみたいに。 ──私もシャブやってストリッパーに!? 堀江 あそこまで落ちると落ち幅も大きいから。中途半端に落ちるとやっぱり注目されないよ。 ──確かに、私は「墜落」って言うより「低迷」が当てはまるんですよね......。最初から低空飛行だから落差もないし、そして今はすさまじい出版不況ときていて......。私、原稿料が安いのも悩みなんですよ。 堀江 はあ、でもそこそこ貰っているんじゃないですか? これ、いくらですか? ──(自主規制)円です。 堀江 それは確かに安いかもな。普通の5分の1ぐらいですからね。 ──えっ、そんなに安いの!? (編集) ......。 堀江 まぁ5分の1は言い過ぎかな? 3分の1くらいかな。 ──3分の1か......いや、贅沢は言ってられますまい。で、原稿料が安いから、切られにくいはず、と思っていたんですよ。単価が高い人から切られていくと思ってたもんで、ちょっと安心していたんです。けど、とうとうこっちにも波が来て、連載も減ってしまって。本も増版かからないし、ヤバイ状況で......。 堀江 じゃあ、もう文字通り墜落していくって感じで! ──ストリッパーに! いや、それは置いといて、だから、お金がなくってしょうがないって状況なんですよ。そりゃ絶対に面倒くさがるであろう堀江さんにもすがりますよ! 堀江 ちょうどその記事書いたんですよ、昨日。グラビアアイドルが墜落していくっていう記事を。 ──タイムリー! どんなお話なんですか? 堀江 要は、グラビアアイドルっていうのは、なんとなくスターダムにのし上がるには、それが1番近道だとみんな思っている。でも、全然そんなことなくて、みんな悲惨な生活をしていて、誰かスポンサーがいないと食っていけないっていう話。 ──まったくその通り! 堀江 それにも関わらず、田舎のスナックで働いていたら「小悪魔ageha」(インフォレスト)から声がかかって、age嬢モデルになって、大ヒットして金は貰えるは、まあ、スナック時代から月収100万とかは普通にもらっていたのに、メジャーになって人気も出てくるってすごいなぁって。 ──おお、age嬢ドリーム! 堀江 まあ、AV女優とかもそうで、いきなりAV女優とかでデビューして、18歳とかで人気が出てそのままタレントになるとか、結構いたりとかして。まあ、なんかグラビアアイドルは悲惨だなぁ、というのを結論として書いたりしたんです。 ──どちらも相当外見のクオリティが高くて頭が良くなきゃ難しそうですけど、そうじゃないグラビアアイドルって基本的に使い捨てで、ランクが下のほうはそのまま日の目を見ずに芸能人生を終えることが多いじゃないですか。私も、もうすっかり地下に潜ってしまって。 堀江 ああ、そうでしょうね。 ──そこからなんとか這い出すには、何が必要なんですかね。 堀江 だから、今はage嬢かAV女優。 ──ハハハーもうそこしかないかー(乾いた笑い)。 堀江 それが割といいかな、おすすめ。まあ、AV女優的にはもう熟女の部類に入ると思う。 ──ハハハー早ーい(泣き笑い)。 堀江 早いんですよ、AVは25歳から熟女カテゴリーに入るんですよ。なので、まあ、キャバ嬢? でもまあ、「小悪魔ageha」って感じでもないですからねぇ。 ──顔の土台の問題か、「小悪魔ageha」なメイクをすると引田天功さんにしかならないんですよ。 堀江 ああ~......。それ以外は多分ひとつしかなくて。自分のファンにダイレクトなマーケティングをするしかないですよね。 ──壺とか象牙の印鑑を売るんですか? 堀江 僕はメルマガを出しているんですけど、本にチラシが入っていませんでした? チラシでメールマガジンに誘導しているんですよ。僕のファンみたいな人に。 ──メルマガで1億円も稼いでらっしゃるとか......。 堀江 1億円はまだ全然いってないですけど、今年中にグロスの売上が1億円行くんじゃないかなって可能性を言っただけ。でも、そういうふうにダイレクトにマーケティングして出版社も何も噛ませないのは、ひとつのビジネスですよね。 ──出版社を噛ませずダイレクトに、というと、自費出版も入りますか? 堀江 別に本じゃなくてもいいじゃないですか。メールマガジンでもいいじゃないですか。なんで、本を出さなくてはいけないんですか? ──やっぱり、紙が好きで。紙に印刷されてあるとうれしいし、そこにあるっていう安心感を......。 堀江 それは、違う。自分が安心感を覚えているだけであって、ファンは関係ないじゃないですか、そんなことは。 ──今、ブログとかTwitterとかがたくさんあるから、文章も写真も、いくらでも無料で見ることが出来るわけじゃないですか。そうなると、メールマガジンで何百円か払って登録してくれる人には特別な何かを配信しなければならない。そうやってお金を払ってまで読みたい何かを、定期的に配信し続けられる自信が、あんまりないんです。 堀江 やってみればいいじゃないですか。別に関係ないじゃないですか。何を出す前から心配しているんですか? 出す前から心配するのは、出してお金がかかる場合、経費が結構かかるとかは心配すればいいけど、メールマガジンはタダじゃないですか。 ──はい......。 堀江 売り上げが上がらなければ、売り上げのレベニューシェアで初期費用もかからないんだから、登録して取り敢えず出せばいいじゃないですか。出したらどうなるかわかりますよ。全然ダメかもしれないけど、やんなきゃ始まんないじゃないですか。 ──そうですね......でも、ある程度ちゃんとしたものじゃなきゃ、お金払ってくれてる人になんか申し訳ないというか、怒られるかな、とか、心配で......。 堀江 いや、僕も心配を全然しないわけじゃなくて、当然出すことになって、毎月経費が100万円かかります、って言うんだったら考えますよ。でも、0円だからやってみたんですよ。リスクは止めるのがめんどくさいくらいだし、とりあえず行くか、と思って始めたんですけど。そうでしょ? 紙に執着するっていうのは、ユーザーにとっては関係ないんで、それは自分の単なるエゴなので、どうでもいいんで忘れてください。紙が好きっていうのは僕は全然理解出来ない。 ──紙は触れるし、形として残るのがうれしいじゃないですか。データって、PCや携帯に保存しても、いつか急に飛んでしまうような気がしてしまうんです。 堀江 別になくなってもいいんじゃないですか? 無くなったら何かまずい? ──あったほうが安心じゃないですか? 堀江 安心したいんですか? ──できればしたいです。 (後編につづく/取材・文=小明) ●堀江貴文(ほりえ・たかふみ) 1972年、福岡県生まれ。実業家。株式会社ライブドア代表取締役社長CEO時代にプロ野球球団、ラジオ局の買収を表明するなどして脚光を浴びる。06年、証取法違反で逮捕・起訴され現在上告中。『まな板の上の鯉、正論を吐く』(洋泉社)ほか著書多数。 ●小明(あかり) 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
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