叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」(前編)

IMG_2469_.jpg  モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第24回のゲストは、新刊『突然、9歳の息子ができました。』(サイゾー刊)を上梓された映画プロデューサー・バイヤーの叶井俊太郎さんです!(2011年3月18日取材) [今回のお悩み] 「継父の気持ちを知りたくて......」 叶井俊太郎氏(以下、叶井) どうもどうも!(おむつの袋を手に持ちながら登場) ――先日は本当に大変なときにすみませんでした! まさか対談当日に大地震が来るなんて! 今日は仕切り直しということで、改めてよろしくお願いします! 叶井 いえいえ、大丈夫でしたか? ――千葉の実家近辺がけっこう崩れてましたけど、一応全員無事でした。叶井さんのご家族もご無事そうで何よりです。しかしながら大変な世の中になってしまいましたね。 叶井 ね~。こういう時に一番安全な場所知ってる? ドクター中松の家なんだって。家が核シェルターになってて、200人ぐらい収容できるらしいよ。 ――すごい! すごくうさんくさい情報ですね! あの、じゃあさっそく連載の主旨の説明なんですけど......。 叶井 (遮って)俺が何か相談すればいいんだっけ? ――あ、いや、私です。私が自分のことをウダウダ相談するんです。でも、いま日本がそういう状況じゃないですよね......。 叶井 娯楽的なもの、すべてダメみたいな感じだからね。 ――みんな神経が過敏になってるから、何かしら"不謹慎"になっちゃったり。 叶井 なってるなってる。だから、もうどうしていいか分かんないよね。いろいろ大変ですね。 ――そんな他人事のように! 叶井さんは先日『突然、9歳の息子ができました。』を出版されたばかりですし、やっぱり家族とか、守るものがあるとこういう震災も感じ方がまた違って......。 叶井 (遮って)タイミング悪かったよね! もう、出版社も大変でしょ? 紙がないんだよ。工場が壊滅したり、燃料がなくなったりで。 ――......あ、工場といえば、昔、工場地帯を延々撮影した『工場萌えな日々』のDVDを出されたのも叶井さんでしたね、あれ、観ましたよ! 叶井 やったやった! よく覚えてますね! 工場好きなの? ――昔工場でバイトしてたので、工場だったりコンビナートだったりはときめくんですよ。映画の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』みたいな作業をしてましたよ。 叶井 え!? アイドルなのに? 何それ? 意味分かんない! 機械好きなの? 流れ作業が好きなの? あれ、好きじゃなきゃできないよね。  ――あんまり頭が良くないから、自分で考えて動くとテンパるので、単純作業とか流れ作業とか、言われたことを淡々とこなす仕事は好きでしたね。 叶井 へえ、すごいねー(心なく)。 ――だから、今回の震災で、気仙沼のコンビナートがドカンドカン炎上してるところとか、もう地獄絵図で涙が出ましたよ。しかもなかなか火が消えなくて、『工場燃えな日々』に......(不謹慎)。 叶井 あのDVDも先取りすぎたんだよね。あの時、全然売れなかった。ああいうのいっぱい出したから倒産しちゃったんだよなぁ~。(記事参照) ――4億円の負債で倒産してご自身も破産なさったのに、ずいぶんあっさりと! あの時は映画関係者も違った意味で震えてましたよ。 叶井 本当、工場とか、誰も興味なかったみたいだね。あれ、100枚くらいしか売れてないよ。 ――え!? そんなに売れないDVDってあるんですか? 叶井 あるある。で、今はそういうのが流行ってるんだけど、あれ、5年くらい前だもん。 ――早すぎたんですね......。震災の影響はやっぱり映画業界にも来てますか? 叶井 映画館って、電気をすごいいっぱい使うわけよ。だから今「電力を抑えろ!」って上から言われちゃって、みんな夕方で営業辞めちゃってんのよ。ぜんぜん仕事ないよ。本当はね、被災地の人たちに映画で希望を持たせるとか、そういうことをしたいけど、余震とか停電で、映画館に2時間も黙って座ってるって状況がないんだよ。結局なんにもできない。無力だね、映画界! ――いや、元気付けていきましょうよ! 娯楽は絶対に必要ですよ! 叶井 無力だなあと思うな。俺、夏に『ムカデ人間』の上映があるんだよ。『ムカデ人間』どうすんだよ。『ムカデ人間』を一生懸命頑張ってるときにこうなっちゃったから。『ムカデ人間』、知ってる? ――すみません、ちょっと分かんないんですけど、『いかレスラー』みたいな、河崎実監督の新作ですか? 叶井 いや、『ムカデ人間』はオランダ映画で、シャム双生児を切り離す手術ばかりしてて飽きちゃった博士が、今度は「つなげてみたい」と思って、人間を拉致監禁して、次々肛門と口をくっつけていって、それで何日間生きれるかっていう......。 ――ろくでもねぇー! えっと、じゃあ、今は毎日何をされてるんですか? 叶井 毎日いちおう会社に行くけど、俺だけじゃなくて取引先も仕事ないのよ。TSUTAYAとかGEOとか、映画館も全部「今週いっぱいどうなるか分からないから自宅待機って言われました」って。うちの会社の人とか、すぐ逃げちゃったよ、大阪に。 ――叶井さんも、くらたまさんとの再婚で出来た息子のまーくんが福岡に住んでますよね。落ち着くまで福岡に行かれたりはしなかったんですか? 叶井 行きたいんだけど、俺はくらたまの実家から嫌われちゃってて行けないんだよねぇ。出禁状態だから。いちおう俺は年賀状も出したんだよ? 去年も出したし、今年も出したんだよ! なのに、まーの話だと「読まずに捨てた」みたいな。たぶんダメだろうね。 ――気の毒な......。まーくんはもともと福岡でくらたまさんのご両親と暮らしてたのを、再婚を期に呼び寄せたんですよね。東京では、どのくらい一緒に暮らしたんですか? 叶井 1年くらいだね。実は、春休みにこっちに来る予定だったんだけど、こうなっちゃったからさ、残念だけど。俺のことも、たぶんあと3~4年で忘れちゃうよ。 ――確かに、少年期の1年って一瞬ですし、あんまり会わないでいると、まーくんにとって叶井さんが夏休み出会ったトトロみたいな印象になってそう......。 叶井 たぶんそうだ、ね。夏休み期間限定の、お父さんという名のトトロです。だから、今ごろはもう頭の中で、「去年のあの『お父さん』っていう人はなんだったんだろうか?」ってなってるな。 ――アハハ! 会いたいはずですよ! やっぱり子どもですから! 叶井 それが福岡のじいちゃんばあちゃんの教育があるから......。「あの男は600人とヤッてるんだぞ」とか、「バツ3だぞ」とか言いまくってるはずなの。俺が破産した時、まーに「お父さんって犯人なんでしょ?」って言われて。「なんの!? 俺、何かした!?」って言ったら、「会社倒産させた人は犯罪者だって、おじいちゃんが言ってた」って。いつも「大学に行ってない人は人間じゃない」とか、「会社倒産した人は犯罪者」って、そういうのを植え付けられちゃってるわけじゃん? 人間じゃない犯罪者って、結構最低だよ! ――確かに! それにしてもひどい言われよう! その環境で叶井さんの本は、まず読ませてもらえなそうだから、フラッと立ち寄った本屋で偶然見かけて......とかが理想ですね。紙媒体、がんばらないと。 叶井 本当そう思いますよ。 ――福岡のまーくんはともかく、東京にいるくらたまさんと、まだ小さい娘さんのココちゃんもいろいろ心配ですよね。 叶井 うん。娘が一番心配だけど、どこにも逃げられないから、今日も娘のおむつ抱えて帰るよ。もうおむつも売ってないからね~。 ――いいパパ! でも、娘のココちゃんが1歳になって、ようやく他の子と顔の区別がつくようになったんですよね。遅すぎる! 叶井 遅いね~! 初めの10カ月くらいは全然かわいいと思ってなかったしね! ――600人斬りっていう伝説がありますけど、それだと、娘の命名も、昔関係のあった女性とかぶらない名前を探すほうが難しいんじゃないですか? 叶井 それもあったね。だから、何個かくらたまから案があったけど、「それ聞いたことある」ってのは、ヤッちゃってるかもしれないってことで却下されました。 ――そうですよね、ずっと呼び続けるものだし......。私も母親がバツ2の養子縁組で、父とは血がつながってなかったので、急に父親が出来たまーくんと同じ立場です。 叶井 あ、じゃあ一緒だ! 生まれてすぐ再婚したの? ――4~5歳のときですかね。幼稚園上がるちょっと前くらいに、「この人がお父さんだよ」みたいな感じになって。 叶井 で、すぐお父さんだって受け入れたの? ――そうでもないんですけど、「お父さん」って呼ばなければ無視されるルールがあって......刷り込みみたいな? 叶井 強制的だね! 俺も父親いたけど、「お父さん」って読んだことないもんな。子どもの時から一緒に生活した記憶ないから、どう呼んだらいいか分からないもん。呼ぶときは「あのさー」とかだったな。お父さんとは仲良くしてんの? ――もう亡くなっちゃったんですけど、そこそこ上手くいってましたよ。 叶井 継父って、女の子が連れ子だとレイプしたりとかするんでしょ? ――......んっ? 叶井 そういうの多いんだよね~! 本とか見てると、ほとんどが奥さんの連れ子の娘を継父がセックス奴隷にするとか! ――どんな育児本読んでるんですか!! うちはそういうのはなかったですけど、変わり者だったんで、お仕置きみたいなのがおかしくて、何か悪いことをしたときに、「お前、●●●(局部)に酢をかけるぞ!」って、酢の一升瓶を片手に追いかけられて、全裸で逃げたことがあります。 叶井 結構効きそうだね! (中編につづく/取材・文=小明) ●かない・しゅんたろう 1967年、東京都生まれ。フランス映画『アメリ』(01)の買い付けなどで知られる映画バイヤー・プロデューサー。「600人斬り」を自称する「だめんず」にしてマンガ家・倉田真由美の夫。11年3月『突然、9歳の息子ができました。』上梓。 ●あかり 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
突然、9歳の息子ができました。 世はイクメンブームですから。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

本家もビックリ!? 風変わりなキャラたちが繰り広げる『バカ昔ばなし』

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『バカ昔ばなし』「桃太郎の部屋」より/©2011 バカ昔ばなし協会 
「むかし、むかし、あるところに、人生に疲れたじいさんが、尖ったナイフみたいな気分で、街を歩いておった」  4月29日発売のアニメーションDVD『バカ昔ばなし』内、「鬼しかいないスナック」の冒頭部分だ。昔話の主人公といえば、気のいいおじいさんだったり、イジワルながらも憎めないおばあさんだったり、基本的には善人の巣窟、と相場は決まっている。人生に疲れたじいさんにスポットライトが当たったことなど、いまだかつてない。ましてや"尖ったナイフ"とな、どこぞの中二だ。  ほかにも、掃除をしても洗濯をしても自分の触ったものすべてを生臭くしてしまう心優しい"おたまじゃくし姫"や、体中から出た垢を使って工作をし、果ては垢でできたガンダム(=アカンダム)を製作してしまうおじいさんとおばあさんなど、徹底的に風変わりなキャラクターたちが繰り広げるのが、『バカ昔ばなし』である。
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「おたまじゃくし姫」より
 収録されているのは、「鬼しかいないスナック」、「テング殺人事件」、「アカンダム」、「8個の金玉」、「桃太郎の部屋」、「やまんばのパーティ」、「たぬきの葉っぱ」、「キャプテン地蔵」、「おたまじゃくし姫」の全9話。どの話も、もれなく心温まらない昔話であることは保証する。  中でも、キングオブ昔話である「桃太郎」で、誰もが疑問に思っていた謎に迫ってくれた問題作が「桃太郎の部屋」だ。大きな桃から子どもが生まれ、成長後にきびだんごを懐に忍ばせて、猿・キジ・犬と鬼が島へ出掛けるところまでは同じ。このあたりは周知のストーリーであるとして、えらくサラッとスピード展開で描かれる。
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「テング殺人事件」より
 問題はその後。桃太郎が鬼退治に出発した後、おじいさんとおばあさんの頭には、ひとつの疑問が浮かぶ。「桃太郎が入っていた大きな桃の中身は、一体どうなっているのじゃ? 見てみたい」と。この話では、桃太郎が入っていた桃は、桃太郎の秘密の部屋として使われていたことになっている。おじいさん、おばあさんが、良心の呵責との葛藤の末、こっそり中をのぞいたところ、なんと、ジャグジー付きの風呂・ビリヤード台・テレビゲームなど、実に快適な5LDKの空間が広がっていた。  床に転がっていた日記帳には、桃から生まれただけで桃太郎と言われ続けること、じじばばの口が臭いこと、動物しか味方じゃないのに鬼退治に行かされそうなこと、といった悩みが切々とつづられていた。部屋にはタバコの吸い殻も残されていたところからも、桃太郎は大きなストレスを抱えながら鬼退治に出掛けたことがうかがえる。「桃太郎=純粋無垢な熱血漢」という、かねてよりの幻想を華麗に粉砕してくれる物語である。めでたくなし、めでたくなし。  そして、タイトルからして危険な香りが漂ってくる「8個の金玉」。文字通り、8個のソレを持つ人間の話だ。昔、人間が生まれたとき、お祝いに神様がソレを8個くれたそうな。8個だから、それはもう、すごい。主人公の名もなき人間は、下半身に、まるでブドウのようにワサッと実らせている。「困ったときに使いなさい」との神様の言いつけをロクに聞かず、主人公は、ゴルフボールを飛ばして無くしてしまった人に1つ差し出し、建物のちょっとしたスキマ風を防ぐために使い、ジャグリングをして落とし、嫌がる相手に無理にあげて、と惜しみなくおすそ分けを繰り返した。あっという間に残り1つになってしまった主人公は、偶然出くわしたもう一人の人間(同様に玉が残り1つ)と、あることをした結果、片方は2つ持ち、もう片方は一つも持たない人間となった。「こうして、男には金玉が2個、女には金玉がないのじゃ」と、まことしやかな口調で締めくくられているが......、人類の始まりがこんなのだったとしたら、泣きたい。めでたくなし、めでたくなし。  作画をイラストレーターの五月女ケイ子が担当、脚本は細川徹、女の子からおじいさんまですべての声優に温水洋一、と豪華メンバーのタッグで、全力で"おバカ"を追求。オープニングでは、本家の「ぼうや~よいこだ♪」とよく似たメロディーで歌う「おりこ~うさんは~出てこない~♪ バ~カが出てくるものがたり~♪」に、空飛ぶ龍の映像。オープニングの"伝統的昔ばなしらしさ"に安心しきっていざ見始めたが最後、心の深い部分をかみ付かれること必至だ。 (文=朝井麻由美) ●公式サイト <http://www.bakabana.net/
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ベタなトルコをお気軽エンジョイ! 「東京ジャーミイ&トルコ文化センター」

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マッチ売りの少女じゃありませんよ!
ゆるいものならなんでも大好き♪ ロリ顔ライター・朝井麻由美が気になるスポットをご案内します。  電車を乗り継いで、"トルコ"へ行ってきた。東京の中にあるトルコ、それが「東京ジャーミイ&トルコ文化センター」だ。トルコといえば......ねばねば伸びるトルコアイス、トルコ行進曲、青っぽいオブジェやデザインが多い国。こんな申し訳程度のトルコ知識ながら、ひと目で「トルコだ!」と思わず駆け寄ってしまったくらい、「東京ジャーミイ&トルコ文化センター」はトルコ的な建物である。
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どう見てもトルコ。代々木上原駅から徒歩約5分、
車通りの激しい大通りに、唐突にトルコが現れる。
 "ジャーミイ"とは、アラビア語で「1日5回礼拝する場所、大きな礼拝堂」の意。英語で言う"モスク"のこと。  ここへ来たからには絶対にやってみたかったのが、冒頭の写真。トルコ風コスプレ。  イスラム教信者の女性は、外に出るときはこのように、髪の毛を隠すようにしてスカーフを頭に巻くのがしきたりなのだ。  また、男性向けには、礼拝のときにかぶる白い帽子がある。施設スタッフのアブドゥーラ・サットさんに「これは男性がかぶるものです。普通は、女性はかぶらないのですけど......」と止められるのを、「そこをなんとか!」とゴリ押ししてかぶってみた。
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ナースキャップのように見えなくもない。
 女性用スカーフと男性用帽子でトルコ人気分をひとしきり味わって満足したところで、施設内の見学を開始。  トルコ名物のひとつでもあるじゅうたん売り場に、前出のスカーフや帽子、その他小物を売る物販コーナー。 toruko04.jpg  2階の礼拝堂内部は青と白が基調になっていて、本格的なトルコの雰囲気が味わえる。毎週金曜日の礼拝の時間には、堂内を埋め尽くすほどの人が集まり、聖地メッカのカアバ神殿に向かって、アッラーに祈りをささげるのだとか。
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 噴水付きの、トルコの伝統的な応接間も。
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「トルコの昔の家には必ずこのような部屋があります。噴水は付けない地域もありますが」(前出・アブドゥーラさん)
 最近のトルコではこういった伝統的な家屋は減っているとのことで、日本でいう古民家の囲炉裏部屋のようなものだろうか。  そして、建物内のいたるところに書かれている"カリグラフィ"。アブドゥーラさんによると、「"カリグラフィ"は、アラビア語をすごく美しく書いたものです。日本の書道に近いかもしれません」だそう。
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これは「すべてはアッラーの御心のまま、(本当に)アッラー以外には何の力もございません」
(クルアーン第18章39節)と書いてある。
 右も左もトルコ、トルコ、トルコ。ものの1時間程度で、すっかりトルコに詳しくなれた(ような気がした)。日常の喧騒から逃げ出したいけど、海外旅行へ行くほどのエネルギーはない、という、筆者のようなモノグサ出無精にはおあつらえ向きの施設かもしれない。  ちなみに、取材後おいとまする前にトイレをお借りしたところ、トイレまでもがトルコだった。脱帽。 (取材・文・写真=朝井麻由美) ●にわかトルコ旅行度 ★★★★★ 唯一の難点は、施設内でトルコアイスを売ってないところ。アイスどころか、食べ物は一切ないので注意。 ●「東京ジャーミイ&トルコ文化センター」 <http://www.tokyocamii.org/publicViews/home/lang:jp/> 今年、8/1~8/29の断食期間には、日没後に施設内1階の多目的ホールでお食事会を開催する予定。なんと、誰でも無料で参加可能。詳細はHPにて。
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夢は漫画家兼スナックのマスター!? "最後のマンガ職人"東陽片岡のダウナーな日常

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取材当日も二日酔いだったようですが......。
 異常にびっしりと描き込まれた超・特徴的な画風で、非常にビンボーくさい下町の人たちをシュールかつ変に現実感を伴った世界観で描き出す漫画家・東陽片岡。名前は知らない人でも、一度くらいはあの強烈な絵をどこかで見掛けたことがあるんじゃないだろうか(いや、オシャレ雑誌ばっかり読んでる人は見掛けたこともないか)。  そんな東陽片岡が初の活字本『シアワセのレモンサワー』(愛育社)を完成させた。スナック・風俗・バイク・温泉など、漫画作品にも頻繁に登場するテーマを、飲み屋で語っているがごとく話題があっちに飛びこっちに飛びと、気ままに書いているエッセ―集だ。今回のインタビューは、飲み屋が建ち並ぶ街にあるご自宅での取材だったのだが......。 ――いやー、イメージ通りスナックがたくさんある場所に住んでるんですね。 「はい。飲みにばっか行ってるもんで、もう飲み屋街に住んじまえば楽しいだろうなって。でも、近くにあり過ぎて逆にあんまり行かなくなりました。このマンションの一階にもおスナックが入ってるんですが、30秒くらいで行けちゃうんで楽しくないんですよ。......今、ちょっと酔っぱらってますけどね」 ――やっぱり、ちょいちょい飲んでるんじゃないですか。 「国民健康保険をずっと滞納してたもんで、貯金を差し押さえられましてね。お金がなくて最近おスナックにも行ってなかったんですけど、昨日は臨時収入があったんで久しぶりに行ってきました」 ――東陽さんの漫画や文章を読んでいるとスナック・風俗・バイクという三本柱がよく出てきますが、一番長くやっているのはどれなんですか。 「バイクですね、免許を取ったのが高校三年の時ですから。でもまあ、オナニーの方が長いですけど......。その次がお風俗です、初めて行ったのが27歳の時ですね」 ――あ、風俗に行き始めた年齢は遅いんですね。 「なぜかというと、それまで真性包茎だったんですよ。27の時に手術をして、すぐに大塚の駅前の"K"っていう60分1万4,000円のソープに行きました。そこのお姉さんの源氏名はみんな東京23区から取っていて、"杉並さん"っていう人に当たって。でも、手術の直後だったからプレイの最中にすり切れて出血しちゃってね」 ――処女でもないのに出血って! 杉並さんもびっくりしたでしょうね。 「まあ、とにかくそれで童貞を捨てましてね。そこから盛んにお風俗に通うようになって、まだ25年くらいですから歴史は短いですよ」 ――スナック初体験は何歳ごろですか。 「行き始めたのは30歳くらいですね。おスナックはやっぱり居酒屋なんかと違って料金が若干高いんで、若いころは行けませんでしたから。その当時、草野球をやっていたんですけど、他のメンバーは年配の人たちが多かったんで、それでおスナックに連れて行かれるようになったんです。初めはおスナックでカラオケをやってるヤツはバカだと思ってましたけどね。自分でやってみたら楽しいんですよ、コレが。『こりゃたまらんな』と思って、一人でも通うようになりました」 ――スナックでのカラオケって、どんな曲を歌ってるんでしょう。 「ムード歌謡ですね。ボクは世代的にはフォークの時代なんですけど、フォークの人たちってテレビに出ないという風潮があったんで、当時テレビに出てたぴんからトリオとかクールファイブ、殿様キングスなんかを聴いて育ちました。ボクがスナックに行き始めた20年ちょっと前は、まだカラオケはレーザーディスクの時代でねえ......。一回一回、ママに曲の番号を伝えてディスクを入れ替えてもらってましたよ」 ――スナックへは一人で行ってるんですか。 「最近はお金がないから編集さんとかに連れてってもらってますが、普段は一人です。昔は友達に合わせてみんなで安いチェーン店の居酒屋とかに行ってましたけど、基本的に一人が好きなんでしょうね。お風俗も一人で行ってますし......。お風俗のルポ漫画を描いてるんで、お風俗に行った後に毎回その足で飲みに行って、先ほどまでのプレイを回想してニヤニヤしながらシアワセのレモンサワーを飲むのが好きなんですよ。これはたまらないです!」 ――風俗に行くのも仕事になっちゃうと、純粋に楽しめないんじゃないですか。 「でもルポだと考えると、ハズレのお姉さんが出てきてもそんなに腹が立たないんですよ。『あ、いいネタもらった』みたいな。純粋に自腹で行って、すさまじい地雷に当たったときは悲惨です。カナシミのレモンサワーですよ!」 ――ボクも最近スナックに行くようになったんですが、新しい店に入るとき、どんなことに気をつければいいでしょうか。 「ボクの場合は熟女好きだから、看板が新しくて、文字が丸い感じのかわいい書体を使ってるところは避けるようにしていますね。どっちかというと明朝体が好きです。外観はボロくてもいいんですけど、そこそこ清潔な感じで。入り口に観葉植物の鉢植えとかが置いてあると、よりいいですね。で、入ってくときはとりあえず笑顔が大事。むこうも客商売なんで、どんな客が来るのか楽しみな反面、ちょっと怖いと思ってるんですよ、だからニコニコしながら『一人ですけどいいですか?』って入っていけばいいんです。金がないときは『3,000円で大丈夫ですか?』とか」 ――スナックって帰るタイミングも分からないんですけど、どういうきっかけで切り上げればいいんですかね。 「基本的には、新しいお客さんが入ってきたタイミングで『じゃ、ボクはそろそろ......』みたいな感じで帰りますね。逆に全然お客さんが来なくて一人だと、ずっとママさんのグチを聞かされて閉店までいなくちゃいけない......みたいなこともありますけど」 ――東陽さん、月にいくらくらい飲み代を使ってるんですか。 「景気が良かったころは月に10万円くらい......。そんなことしているからお金がまったく貯まらなくてね。ボトルも、もう分からないくらいいろんな店に入れてますから。おかげで健康保険も住民税も滞納しちゃってねえ。年金はもうあきらめました、年金を払うのが義務だって分かってなかったんで」 ――最後にお仕事の話を......今後、漫画などで描きたいと思っていることってありますか。 「経費をバッチシ頂いてバイクで温泉街を回って、夜はおスナックに行って、できたらコンパニオンさんと一発できるっていうルポ漫画がやりたいですね」 ――それ、すごい経費が掛かりそうですね。 「だからまったく依頼が来ないです。やりたいことっていったら仕事じゃなくって欲望に即したものでしかなくてね、前向きなことは全然浮かんでこないですよ......今、二日酔いなもんで。そうだ、昭和ブームみたいなのがあるんで、昭和40年代前半くらいを舞台に下町のセコイ人間が出てくる漫画を描いてみたいなとは前々から思っていますね」 ――昭和30年代を描いた『三丁目の夕日』(西岸良平/小学館)があれだけ売れたんだから、昭和40年代ブームも来るかもしれませんね。 「それと、おスナックを自分で始めたいと思ってて。今、52歳なんですけど、それくらいの年齢のママやマスターってほとんどいないんですよ、高齢化しちゃってるから。だから、漫画家兼スナックのマスターっていうのもアリじゃないかなと。昼過ぎに起きて、ちょっと漫画描いて店開けて。カウンターの中で描いたりしてもいいし。いい物件があって、マジメにやろうかなって思ってた時があったんですけどね。ちょうどその時期に漫画の仕事がどっと減っちゃったんでできなかったんですけど。おスナックを始めるにしても、まったくの初心者だからしばらくは赤字が出ると思うので、その分を漫画で補てんすればいいやって考えてたんですけど、その漫画の仕事が減っちゃったんで」 ――漫画家としての展望よりも、スナック開店計画の方を大いに語っていただきまして......。 「そのうち本当にやりたいと思ってるんでね。家具屋さんとかに行っても『店にこんなインテリア置きたいな』......とか思ってますから!」 (取材・文・写真=北村ヂン) ●とうよう・かたおか 東京都出身。多摩美術大学デザイン科卒。青林堂の創業者であり、「月刊漫画ガロ」の初代編集長である故・長井勝一氏にその才能を見初められ、漫画家デビュー。ビンボーくさい下町の人々とその生活をテーマとし、下品とシュールを織り交ぜた独自の世界を描いている。「畳の目を描かせたら日本一」との呼び声も高い。
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80年代の思い出がフラッシュバック! 『僕らのナムコ80’sトリビュートコミック』

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『僕らのナムコ80'sトリビュート
コミック』(ジャイブ)
 「俺、ゼビウスが好きだったんだ」と誰かが言えば、「ああ、ノートで情報交換したよね」「バキュラって弾を256発打ち込まないと倒せないんだっけ?」「僕はマイコンで『タイニーゼビウス』をプレーしてたよ」「細野晴臣が『ビデオ・ゲーム・ミュージック』ってLPを出したよね」という具合に、聞いてもいないのに今も誰かが次々と答えてくれる。そんな熱気と愛情が、1980年代のテレビゲームにはあふれていた。  やがて彼らの話題の中心はゲームそのものから、当時の思い出話へと移っていく。「学校帰りに100円玉握りしめて駄菓子屋に通ったんだよね」「中学生にカツアゲされちゃってさ」「ファミコン版を買ってもらってうれしかったなあ」「そういえば、ゲーセンで知り合った友達もいたけど、結局最後まで名前が聞けなかったんだ」。  テレビゲームがごく身近な存在となった80年代。子どもたちの生活は、常にゲームとともにあった。その中でもとりわけナムコのゲームは、テレビゲーム黎明期より冒頭の『ゼビウス』をはじめ、『ギャラガ』『ドルアーガの塔』『ワルキューレの冒険』など、質・量ともに他メーカーから頭ひとつも2つも飛び抜けた作品ばかりだったように思う。  そんなテレビゲームにハマりまくった子どもたちだが、そのうち何人かはゲームを卒業していった。何人かは今でもゲームを愛し続け、プレーし続けている。そのうちさらに何人かは、ゲームに関わる仕事に就くようになった。彼らが再び一つの場所で交わることは、おそらく二度とないかもしれない。それでも、もし彼らがもう一度一つの話題で屈託なく盛り上がることができるとするならば、彼らが一生懸命攻略しようとした思い出のゲームを回顧する時ではないだろうか。  『僕らのナムコ80'sトリビュートコミック』(ジャイブ)は、そのきっかけとなりうる一冊である。80年代をゲームセンターや駄菓子屋の喧騒の中で過ごしたヤスダスズヒト、雑君保プ、押切蓮介、久松ゆのみら14人の漫画家たちがさまざまな視点とアプローチで一時代を築いたナムコゲームの魅力を、そして彼らのナムコへのほとばしる愛を描き出す。「ナムコ直営ゲームセンター・キャロットでの思い出」「ナムコットブランドのプラスティック製パッケージのかっこ良さ」「高校をドロップアウトした主人公が通っていたゲームコーナーでの小さな恋」「かつて存在したナムコの広報誌『NG』で連載されていた漫画『午後の国』の書き下ろし新作」など、「あったあった!」と膝を叩いて笑い懐かしんだ後に、ちょっとだけセンチメンタルで爽やかな感動が読者の胸を包み込む。そんな「あの頃」が蘇るような漫画が誌面を飾っている。  過去を振り返るという行為は後ろ向きな行為だろうか? いや、そんなことはないはずだ。何が自分たちの心をとらえて離さなかったのか。何が自分と友人を繋いでいたのか。そして何が自分たちに影響を与えたのか。そんな己のルーツを確認する行為は、きっと不安と波乱に満ちた現代を生き抜く活力を我々に与えてくれるはずだ。    先行きの不透明なこんな時代だからこそ、自分たちが熱中したゲームの思い出に浸って一休みしてみるのもいいかも知れない。 (文=有田シュン)
僕らのナムコ80'sトリビュートコミック やっぱりナムコだね。 amazon_associate_logo.jpg
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須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」(後編)

IMG_1751_.jpg前編はこちらから ――確かに、幸せならおおらかな気持ちで他人にも優しくできますしね。口の悪い私を含めて、みんな満たされてないんだ......。しかしアイドルって基本、人に幸せを与える仕事のはずなのに、私はイラ立ちとか悪意ばかりを与えて申し訳ないな......もっとしっかりしなくては。須藤さんにも「この人、苦手だな」っていう人いますか?  いないですね、そういうエネルギーはもったいないですよ。若いころはありましたよ。でも、無駄遣いですよ。だって、イマジネーションは現実に作られてしまうわけじゃないですか? で、その人のことを考えていると、その人が実際、現実に現れてきちゃうんですよね。エネルギーの深度数が低下して物質化するので。 ――......あー、すっぴんでボサボサにスウエットでコンビニにいて「今は人に会いたくないなー」って時に同級生に会ったりしますもんね! そういうのがシンクロニシティっていうんですか?  ......(困惑しつつ)そうですね。シンクロはいろいろありますからね。 ――じゃあ、「あいつ嫌だなー」って思ってたら、その人も自分を嫌ってたりするアレも?  そういうのはバレていますからね! ――やっぱりバレてるのかぁ。まず、この「人が嫌いなくせに人からは好かれたい」みたいな性格をなんとかしなくては。もう、こういう自分のネガティブな、ぐるぐるした性格がうっとうしくて、ツラくなるんです。だから夜になると明るくて幸せそうなアイドルのブログを巡回して、「来世はこうなろう......」とか思ってます。だって、現世では困難そうで......。  やはり"気づき"は個人的な問題ですし、「こういう自分はもういい、こういう自分は嫌だ!」と決意しないと治らないですよね。だから、まずはそういう自分にどっぷり浸からないと分からないですし、痛い目を見て気づくこともあります。叡智というのは痛みを伴ってやってきて、しかも少しずつしか手に入らない。この世界っていうのは、必ず痛みを伴ってやってくるんですよ。そこで気づくんです。ある意味、人生は苦行ですよね。 ――今って、うつ病やノイローゼが本当に近くにある時代だし、私も含め、その"気づき"に行く前の苦行の段階で、「こんなに苦しすぎる人生はここでやめてしまおう」ってなってしまう人も多いと思うんですよ。須藤さんはどうやって"気づき"に行き着いたんですか?  その時に「ポン!」となるのではなく、ジワーッと、ティッシュの上に水滴を垂らすように、ジワーっと浸透していくものです。だから、これというものはなく、いつの間にか、昔の自分と変わっている。まず、人に対するリアクションが変わるんですよ。「昔だったらこう言って、こうなっていたな」と。そうすると、自分が変わってきたっていうのが分かる。 ――私、嫌なことがあったときに、一応、自分を俯瞰するようにしているんです。その渦中にいると「ワー!」ってパニックになってしまうから、自分が置かれている状況がどんなもので、どう動くべきなのか、一度俯瞰して整理する。でも、結局どうしたらいいか分からなくて、俯瞰しても「ワー!」なんですけど......。須藤さんも、そういうときに頭の上にもう一人の自分がいるのを想像して、ネガティブな感情を断ち切るんですよね。  そうですね。でも、想像するというのは、まだ頭の中のことなので少し違って、本には「第2の注意力」と書いていますけれど、もう一人の自分ができるようになってくるんです。もう一人の自分が自分の左側や、頭上にいるようになる。やはり問題があったとき、同じステージで考えると見えないですから。そこから離れないと、答えが見えない。 ――うまくできるようになるかなぁ。現状の私が二人いても、うっとうしさ2倍だし......。須藤さんは、そういう小さな迷いから解き放たれて、もうかなり満たされている状態ですよね、すごいです。  う~ん、どうですかね~。 ――仕事もあって、北海道にログハウスを建てて、奥様や可愛い猫たちと暮らしておいて、どうですかね、ですと......!?  早く隠居したくて(笑)。 ――その奥様について聞きたいんですけれど、新刊に、ノート一冊を「ありがとう」で埋めたらCMが決まったり、奥様と出会えたと書かれてましたね。私もうつ病の時にノートいっぱいに「大丈夫、大丈夫、大丈夫......」と書き殴った完全に大丈夫じゃないノートがありますけど、特に運命は運ばれてこなかったですよ! 「ありがとう」じゃなかったからですかね? 奥様とは、やっぱりかなり運命的な出会いだったんですか?  運命的というか、きっかけは、本にも書いてあるとおり、声かけて、ナンパして付き合って......。 ――須藤元気にナンパされて結婚できる人がいるんですね......何、それ! うらやましい!  いや、どうしようもないっすよ、僕は。中途半端で、適当で......。まぁ、毎日ボコボコにされていますけどね(笑)。 ――須藤元気をボコる奥様、超強い! モデルさんとか、タレントさんとか、そういう華やかな人とお付き合いしてた方だと、女性に対するハードルがかなり上がってそうで......奥様はどのような方で......?  そんなには付き合ってないですよ! ちょっと盛ってます(笑)。でも、やっぱり、自分が変わったんでしょうね。やはり、人間はその時によってぜんぜん違うじゃないですか? 例えば小明さんが高校生の時に好きだった物や人は、今とぜんぜん違うのであって、自分が変わるとフォーカスするところが変わるのであって、好みの男性のタイプなんかも......変わらないですか? ――好みの男性のタイプが定まっていなくて、多方面にわたって失敗を繰り返している次第です!  それを楽しんでいるところもあるんじゃないですか? ――うーん、でも、今までびっくりするほどモテなかったんですけど、最近になって、男性に誘われる機会が増えたんですよ。これはなぜか、と考えてみたら、誘ってくれる人って、「女全般が好きで、とにかく女ならオッケー!」っていうタイプばかりだったんです! 「君でいい」と「君がいい」は違うじゃないですか? なのに、大体、「あの人は誰でも口説くよね~」って言われてる人で、もう、「あの子もこの子もダメだったけど、コイツならイケるんじゃないかな」っていう妥協が見えて、なんか、なんか違うんです! 私も運命的に出会いたいんです......!!  小明さんの場合、きっとパーソナルスペースがちょっと狭いんですよ。 ――......はい。確かに部屋は狭いです(分かっていない)。  ......いや、アイドルでカワイイけど、「ちょっと暇だから飲みに行こうよ!」って、男子が構えずに言いやすいキャラクターだってことですよ。だから、気になる人がいたら、パーソナルスペースを広げてみてください。 ――パーソナルスペースって、どうすれば広がるんですか? 須藤さんの本にある、「いらないものを1日1個捨てていく」っていうの、私それができなくて、どんどんものがたまっていくんですよ。だからスペースが狭いんですかね(まだよく分かっていない)。  ......そうですね、とりあえず周りのものを循環させるといいかもしれないね。 ――もう一切循環させてなくて、むしろ沈殿してて、ほんと掘り返すと室内なのに地層レベルで......。  ......話を聞いていると、小明さんがそれを望んでいる感がありますよね。結構、コメントコメントがすごく自虐的で、その自虐的なキャラクターが、面白いし安心する。この世界は逆説的ですから、そうやって自虐的になればなるほど、人気が出ますよ。アハハ! ――そうかなぁ、アハハ! ......でも、口を開けば悪いことしか言わない私も、実は動物にだけは毎日「ありがとう」を言うようにしてるんですよ。  すごい! いいじゃないですか! ――飼ってる猫をかわいいな、と思うたびに、「こんな飼い主で気の毒だ」という気持ちもあって、「ありがとう! 猫、ありがとう!」と......。  はい! もう、猫族の僕としては、男どもにはキツいことをビシバシ言ってもらって構わないんで、猫にだけは優しくしてやってください! ――ビシバシ言う相手の男もいないですけどもね! 須藤さんの『Let's 猫』って本を見たときは、店頭で悶えましたよ。  ああ~、もう、ね、うれしいです! ――うちは実家に犬が1匹と猫が2匹で......。  いいですね~! ――あと、一人暮らしの部屋にも猫1匹で、うちの猫は模様が須藤さんちのプーちゃんと似てて......。  本当に? かわいいですねぇ~、名前はなんて? ――えへへ、うちは朔ちゃんっていって、アメショで......(以下、猫トークにて時間終了)。  須藤さん、本当にありがとうございました! (取材・構成=小明) ●すどう・げんき 1978年、東京都生まれ。拓殖短期大学卒業後に格闘家としてデビュー。02年から06年まで「K-1」を主戦場に活躍。現在、拓殖大学でレスリング部の監督を務 める傍ら、作家・タレント・ミュージシャンなどとして幅広い活動を続けている。09年にはダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」を立ち上げ、そのPVは海外からも注目を集めている。(http://www.youtube.com/user/crnaviofficial●あかり 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
今日が残りの人生最初の日 ロスジェネ世代の幸福論。 amazon_associate_logo.jpg
美は肉体に宿る 須藤元気、とは。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」(前編)

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 モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第23回のゲストは、新刊『今日が残りの人生最初の日』(講談社)を上梓された須藤元気さんです! [今回のお悩み] 「もう運命的な出会いが欲しい......」 ――すいません、バレンタインなんて大切な日に、こんな意味の分からない女の相談に乗らせてしまって!(2011年2月14日収録) これ、お荷物にならなければ......(チョコを渡す)。  わぁ! すいません、お気遣いを。 ――いえいえ、とんでもない。私、女子高だったんですけど、クラスで須藤さんの人気、すごかったんですよ。「強いしかっこいい!」って。まさかこうしてチョコを手渡しできる日が来るとは......!  いやいやいや......(困惑して)。 ――なのに、須藤さんの本には「学生時代は全然モテなかった」とか「二次元の女性が好き」って書いてあって、そんなもん絶対ウソじゃないですか!  全然、どうしようもなかったです......。女性とあまり話せなくて、初恋の子も、中1から3年間、一言も口を聞けないまま卒業の時に告白して撃沈したっていう。そりゃ一言も話さなかったら無理ですよね。 ――コンタクトゼロで告白は、むしろ勇気ありますね......。須藤さんは確か高校時代も3年間同じ女性に片思いしてフラれちゃったみたいですけど、著書によると、その後は有名になってタレントさんやモデルさんともお付き合いされてたわけじゃないですか。そういう華やかな方々とのお付き合いはどうでしたか?  楽しかったですね(笑)。それまでは、「モテたい!」と思って学生時代にナンパとかコンパもしましたけど、全然ダメでしたから(笑)。 ――割とアクティブに活動したのにダメって、何もせずにダメなことよりキツいですね?  そうなんですよ、やっぱり、空気が読めないからでしょうね。今もそんなには変わらないんですけど。本当にモテなかった反動で、「まず付き合おう!」ってなってしまって......有名になれば来る人も多いじゃないですか? それを拒まずにいたら、痛い目にもたくさん遭って(笑)。 ――お付き合いしても、フラられたことの方が多いとも書かれていましたけど、なぜなんでしょう? お世辞じゃなく、そんなふうには見えないんですが......。  そうですね、基本的に、僕オカシイですからね。う~ん、自分でも思うんですけど、頭オカシイですね。お付き合いすると分かると思います。 ――アハハ(じゃあ付き合ってくれと、のどまで出かかる)。私も基本フラれる側で、しかもその理由が「バカすぎる」とかなんですよ。  そうなんですか? でも、バカだったらライターは出来ませんから(笑)。 ――いや、正直、グラビアアイドルでデビューして、さっぱり売れませんで。流れ流れて現状なんで、そのアイドル的な冠がなかったらライターだってそうとう厳しいもんで......もう、日々ぐるぐる葛藤してますよ。  大丈夫ですよ。アイドルだけだとたくさんいますけど、そこでライターとして文章が書けるのは、それで差別化されているわけですから。 ――でも、それは完全な逃げじゃないですか......アイドルでやっていけないからライターやって、ライターでも厳しいからアイドルを捨てない、みたいな......。  逃げというか、ひとつの手法です。アイドルという主軸があるからライターとしても特殊なポジションにいる。頭が良いですよね。 ――頭が良いなんて......太字にして載せたいくらいですよ! 須藤さんは新刊の『今日が残りの人生最初の日』もそうですけど、今までもユリ・ゲラー氏と対談されてたり、『バシャール スドウゲンキ』(知的生命体バシャールとのテレパシーでの交信記録)だったり、そういう迷いから解き放たれている、崇高な印象です。  いえいえ! 僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ(笑)! でも、人間の魅力は振り幅ですからね。僕も現役時代に本を出して、「格闘家なのに本を出した」っていう振り幅があって。まず本を出せたのも、格闘技という主軸があったからやれてたんですよ。引退してからも書いてますけどね(笑)。 ――須藤さんの本って、もっと難しい精神論が書かれてるのかと思ってたんですけれど、意外と分かりやすくてびっくりしました。私の姉も一時期スピリチュアルにハマってかなり啓蒙されたんですけれど、「ギルツとタルキムスが......」とか、とにかく用語が難解すぎて「姉が違う星の生物になった......」って感じでしたもん。このくらい分かりやすく説明してくれたら、もう少し分かり合えただろうに......。  いやいや。小明さんもそういうことに興味はあるんですか? ――私はそんなにガッツリではないんですけど、"言霊"みたいなものはあると思っていて。私はすごくネガティブな性格で、いつも、「もうダメだー!」みたいなことを思ったり口に出したりしてしまうんです。そうすると本当にどんどんダメになっちゃって、精神的にキテる時は、ある人が憎すぎて「アイツを呪い殺したい......!」と日々悶々としてたら、「あの人、入院したらしいよ」って人づてに聞いて......。偶然だとは思いつつ、「すごい! 呪いが効いた!」と喜んでいたら、そのすぐ後に自分にも悪いことが起きて......。「人を呪わば穴二つ」とは言いますが、やっぱり自分の投げたボールは返ってくるんだな、と。いつか自分の邪気で自分が死にそうで、なんかもう怖いです。  ......そうなんですか(引き気味に)。 ――そこで須藤さんの本を読んだら、「人の悪口を言いたくなったら、その真逆の褒め言葉に変えてみる」っていうのがあって、なるほどな、と。「お前を一生呪ってやる!」だったら、「お前を一生祝ってやる!」でしょ? これは愉快ですよね。  言葉を変えるのは良いですね。思考のエネルギーより言語のエネルギーの方が強いので、言葉を変えることによって思考パターンが変わりますから。言葉にするとき、一回溜める。思考というのはずっと垂れ流しで考えていますけど、言葉っていうのは一回ワンクッション置けるんですよ。その言葉を言うべきか言わないか、いったん考える訓練をすると、自然に考えてから言えるようになってきて。言葉をコントロールしていくと、思考は変わります。 ――今の私の活動は、Ustreamとかニコニコ動画とか、ネットを使ったものが多いんです。そうすると、ネットの書き込みってストレートなんですよね、いいことも、悪いことも。私はネガティブな性格上、悪いことばっかり気になっちゃうんです。須藤さんも、ネットの掲示板の書き込みに一喜一憂していた時期があるんですよね。  デビューして10年たちますけど、当時はまだネットがそこまで普及していなかったので、一つ一つの書き込みが重かったんですよね。今は誰でも書いてますから、100人いれば100人の考え方が違うので、それをすべて受け取る必要はないですよ。それに小明さんの場合は、それも愛情表現じゃないですか? ――そうなのかなぁ、もっと甘いお菓子を与えるとかの愛情表現がいいなぁ。  アハハ(笑)。関心を持たれるっていうのは、そういうことですから。書いている人に小明さんという存在が引っ掛かっているから書き込みをするのであって、引っ掛からない人の方が多いですからね。 ――ああ、そういえばデビュー当時、「2ちゃんねるというものがあって、芸能人はそこにいろんなことが書かれているらしい」って知って、「最近デビューした小明って子、いいよね」とか書いてないかなぁ、と甘い期待をして検索してみたら、自分のスレッドすらなかったっていう悲しい出来事がありました。あのころと比べてみれば、マシなんですね、現状は。  良かれ悪しかれ、こういった仕事っていうのはネットに書かれるうちが花だと思った方が。それでネガティブなものは、その人の投影なので、結局は発言者自身の心の叫びなんですよ。満たされないから人を批判して、それで満たされると思っても、結局は満たされない。書き込む人が一番嫌いなのは、自分自身なんですよね、実は。 (後編につづく/取材・構成=小明) ●すどう・げんき 1978年、東京都生まれ。拓殖短期大学卒業後に格闘家としてデビュー。02年から06年まで「K-1」を主戦場に活躍。現在、拓殖大学でレスリング部の監督を務 める傍ら、作家・タレント・ミュージシャンなどとして幅広い活動を続けている。09年にはダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」を立ち上げ、そのPVは海外からも注目を集めている。(http://www.youtube.com/user/crnaviofficial●あかり 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
今日が残りの人生最初の日 ロスジェネ世代の幸福論。 amazon_associate_logo.jpg
美は肉体に宿る 須藤元気、とは。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

サブカルイベントゆえのゆるさ!? 『ART MAP in 阿佐ヶ谷』を歩いてみた

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ゆるいものならなんでも大好き♪ ロリ顔ライター・朝井麻由美が気になるスポットをご案内します。  「中央線沿線で育ちました」と言うと、それだけでサブカルに詳しそうな印象を持たれる。イメージに反してたいした知識を持ち合わせていないのが心苦しいのだが、筆者、中央線育ちの端くれとして、このたび阿佐ヶ谷の街全体で開催中のサブカルイベント・『ART MAP in 阿佐ヶ谷』を歩き尽くしてきた。  『ART MAP in 阿佐ヶ谷』では、3月3日から5月31日まで、アニメ関係者のトークイベントや作品の上映会が、JR阿佐ヶ谷駅南口から徒歩2分の細田工務店で行われるほか、阿佐ヶ谷駅近辺の70カ所以上の飲食店・雑貨店・各施設にて、街にゆかりのあるさまざまな作品の展示を行っている。  そもそも阿佐ヶ谷でこのイベントが開催されているのは、主催の「アート・アニメーションのちいさな学校」が阿佐ヶ谷北に位置することに端を発するが、それ以外にも、手塚治虫が『鉄腕アトム』を描き、永島慎二も住んでいた土地でもあり、阿佐ヶ谷はマンガの聖地とも呼ばれている。  さあ、いざ行かん阿佐ヶ谷、と足を踏み入れたものの、街はイベントなぞどこ吹く風と言わんばかりのクールな佇まい。 asagaya01.jpg  どうやらこのイベントは、"街全体で"と言っても、お祭りのように賑やかにやっているわけではなく、各店舗で展示物を並べてささやかにやっている模様。  気を取り直して、まずは阿佐ヶ谷のサブカルポイントと言えばココ! 『ラピュタ阿佐ヶ谷』へやってきた。 asagaya02.jpg  ここには、漫画家・畑中純が彫った、宮沢賢治作品の版画が展示されている。畑中ファンも賢治ファンもカバーする、二度おいしい版画だ。 asagaya03.jpg  お次は、本イベントの展示の中でもおそらく一番の有名どころを取り扱っている『ビリヤード Roots』へ足を運びたい。ここでは、『宮崎駿と「風の谷のナウシカ」の記憶』の展示をしているそうだが......『ビリヤード Roots』があるのは、パールセンター商店街を南阿佐ヶ谷駅寄りに進んだ雑居ビルの一角。こんなところに本当に、ナウシカが? asagaya04.jpg asagaya05.jpg  あった! ビリヤードグッズの横に、1枚の絵画が。店員さんによると、「展示物、これで全部じゃないんですよ。今はまだこれ1点しかないのですが、あと2つ、絵が届くみたいで」とのこと。 なんてこと! 3月3日から開催しているのに、まだ1点しか届いてないんスか!(筆者が行ったのは3月下旬) ゆ、ゆるいのね、これもサブカルイベントゆえのゆるさ?  『ビリヤード Roots』を後にし、そのままパールセンター商店街をJR阿佐ヶ谷駅の方へ北上。商店街のなかほどにあるのは、『沖縄倉庫』。 asagaya06.jpg  沖縄関連の食材に埋もれて、ひっそりと展示が! YouTubeビデオアワード2009にノミネートされたアニメーション『無人島ショートショート』のパネルだ。パネル右下のQRコードを読むと、YouTubeの動画に繋がる仕組みになっている。 asagaya08.jpg ......って、わざわざ携帯から見なくても、家のPCで検索すればいいのでは? というツッコミはヤボだから無し。  ぼちぼち日も落ちてきたところで、JR阿佐ヶ谷駅の高架の真下にある『居酒屋 みみずく』へ入ると、『「ガロ」と長井勝一 つげ義春』の展示を発見。これぞ中央線サブカルチャーの極み。 asagaya09.jpg asagaya10.jpg  「長井さんやその奥さん、永島慎二さんなんかは、昔よくウチへ飲みに来て下さって、飲み友達だったのよ~」と自慢げなお店のおばちゃん。ここの展示も、3月下旬の取材当日時点では、まだすべての絵画が届いておらず、「早く届いてほしいのよ~。全部絵画が揃ったら、お店の壁にちゃんとキレイにレイアウトしようと思ってて」とおばちゃんはヤキモキ。イベント運営さん、頑張って!  たらふく飲み食いしてもまだ物足りない、そんな人は、たこ焼き居酒屋の『海晴亭』へ。 asagaya11.jpg  ここでは、ショートアニメーションの短編オムニバスを上映している。 asagaya12.jpg  ひたすら意味不明の脱力アニメーションを眺めていたら、ここ数日の、右も左も震災・原発関連の情報ばかりで鬱屈した気持ちが、ほんの少し、晴れたような気がした。  もともとは4月3日までだった当イベント、東日本大震災の影響で5月31日まで延長することになったとのこと。阿佐ヶ谷に馴染みのある筆者ですら、今回5カ所の展示をまわるだけでも半日かかってしまった。ちなみに、『ART MAP in 阿佐ヶ谷』の地図は、上記で紹介している店を含めた各展示場所で入手できるが、かなりざっくりとした地図につき、迷うこと必至。大幅に開催期間が長くなったのもこれ幸い、大まかすぎる(!?)地図ニモ負ケズ、何日にも渡って阿佐ヶ谷を歩きまわるのもいいかもしれない。 ●道に迷う度 ★★★ 地図があまりにざっくりしていて、さらにどの店もこのイベントについてのポスターなどを張り出していないため、土地勘があってもかなりの確率で迷う。 ●『ART MAP in 阿佐ヶ谷』http://www.laputa-jp.com/school/artmap2011/> (取材・文・写真=朝井麻由美)
ちい散歩 6 パクリではありません! amazon_associate_logo.jpg
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「廃墟×鉄道」夢のコラボレーション 両マニア垂涎の一冊『廃線跡の記録』

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『廃線跡の記録』(三才ブックス)
 廃墟ブームと言われて久しい。軍艦島が各メディアで紹介されるようになった頃から廃墟ブームは熱を帯び、現在も廃墟熱は加速し続けている。朽ちた壁、崩れた階段の趣が、RPGファンタジーの世界にいるかのような気分にさせてくれるのが廃墟の魅力ではないだろうか。  ブームの廃墟と鉄道、夢のコラボレーションと言えるのが廃線跡。『廃線跡の記録』(三才ブックス)は、今なお姿形をとどめる日本の廃線を紹介したムックだ。貨物線、モノレールも合わせて31もの廃線が収録されている。写真、文ともに多数掲載されており、長く楽しめる納得のボリュームだ。山中を走る廃線、海辺を臨む廃線、廃鉱を貫く廃線と、ひとくちに廃線と言っても使用された用途はいろいろ。役目を終え、今は朽ち果て、打ち捨てられているが、その重ねてきた年月はさながら人の一生を思わせる。きしんだ枕木の風味、錆びた鉄橋の雄大さ、すすけた隧道(ずいどう=トンネル)の迫力は圧巻の一言。  廃線は私たちが住んでいる街中にも存在する。たとえば都心にほど近い豊洲~晴海埠頭を通る東京都港湾局専用線・晴海線。これは、臨海工業地帯の貨物運搬のため建設された貨物線で、昭和5年(1930)から平成元年(1989)まで、59年にわたり運行されていた鉄道だ。最盛期の取扱貨物量は230万トンにも及んだという。昭和を駆け抜け、高度経済成長を支え続けた硬派な鉄道だ。その遺構は豊洲駅界隈から見ることが出来る。アーチを描く晴海橋を目印に探してみよう。  廃線はさまざまな理由から役目を終えた線路である。草むす鉄道遺構をじっと見つめていると、現役の鉄道にはない趣に気が付く。定年後の老サラリーマンの哀愁であったり、大往生を遂げた老人の満足であったり。そういった人間の生きた痕跡を見るような味わいに満ちている。現在の姿を見て楽しみ、また在りし日の現役時代の姿を想像して楽しむ。廃線巡りは金もかからず二層の楽しみ方が出来る、大変オトクな遊びなのだ。廃線ガイドとしてこの一冊、必携です。 (文=平野遼)
廃線跡の記録 いと趣深し。  amazon_associate_logo.jpg
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オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ……」(後編)

IMG_1214_.jpg前編はこちらから ――なんて難儀な性格......! でも、そういうある種の選民意識じゃないんですけど、「本当の私はこんなはずじゃない!」感がなければ、こういう世界に入らないですよね。大久保さんは、ずいぶんたくさんオーディションを受けていたって本に書かれていましたけど、どんなオーディションを? 大久保佳代子(以下、大) とにかく「何かしなきゃ!」と思って、『進ぬ! 電波少年』(日本テレビ系)の「15少女漂流記」とか、演劇だったら三谷幸喜さんか宮本亜門さんとか、「この人知ってるな」っていうだけで履歴書を出してました。 ――大御所ばかり! けっこう自信があったんですね! 大 モテたことも、クラスで人気ものだったこともほとんどないけど、「私がいるとみんな笑っていたよな~」とか、そんなのを引っ張り出して捏造して、無根拠な自信で今もやっているところはありますよね。 ――分かります! 自分のいい思い出を引っ張り出して、完成度が高いひとつのストーリーを作ってしまって、振り返ってみると「あの思い出、本物だっけ......?」ってことが、わりとあります。  ありますね! 私は「学生時代、私はマスコットガールでみんなから人気者だった」って思ってるんですけど、傍から見ると「それ、いじめられてたじゃん!」ってなるんですよ。学校に行ったら私の机だけ何故か校庭に出されていて、友達は「そんなことされたら死んじゃうよ......」って言うんですけど、私は「も~、みんな私のことをいじって楽しんじゃって~!」って思ってるので、机を取りに行ってクラスに戻るときも、どんなリアクションしたらみんなが笑うかを考えてて。 ――アハハ! 「机が落ちてたんだけど交番に届けたほうがいいかな?」って言ったんでしたっけ! タフすぎる!  そんなのずっと考えながら(笑)。落ち込むこともいっぱいあるし、グジグジと執念深いんですけど、どこかで根っからのポジティブなのかも。 ――私も小学生の頃は机にゴミを盛られたりして、多分いじめに遭ってたんですけど、「この子はきっと私が好きで意地悪をしているんだわ、男の子ってバカね!」って、ポジティブに考えて乗り切ってたことがあります。  一緒ですね、そうですよ。大丈夫、大丈夫。 ――でも、テレビの露出なり『大久保佳代子劇団』なり、活動がどんどん増えていって、無根拠な自信が本物の自信になったんじゃないですか?  そうですね......。でも、『大久保佳代子劇団』も、1回目にやったときには私も舞台の経験があったり、脚本も光浦さんが書いているものだからセリフ覚えが良かったりとかで、「私、出来ちゃうな~」って思ったんですけど、2回目に意外と本格的な、小劇場とかで引っ張りだこの方々が出ることになって......。 ――池谷のぶえさんとか、宮崎吐夢さんとか、豪華でした! でも、傍から見てる分には大久保さんも十分、馴染んでましたよ!  傍から見る分にはね......。今回はそういう本気の人たちが入ってきたので、「自分、そこまでたいしたことないな~」って落ち込みましたね。やっぱり、こう、突き詰めたものが何かないと、本物の人たちには通用しないな、と......。 ――大久保さん、謙虚なんだかネガティブなんだか分かんないですね......。ちなみに、最近はそういうオーディションだったり、「今やらなきゃ!」っていう衝動はありますか?  今だと、合コンとか男関係がそうですけど、急に行動を起こしておいて、すぐ飽きちゃったり面倒くさくなったり。持続力がないんですよ。 ――「とにかく何か!」って思いつきで行動しても、それに思い入れがあるわけじゃないから、努力し続けることが困難なんですよね。  困難ですね~。男関係だと、ひとりが楽なのも分かっちゃってるし。ひとりでも成立すると思ったら、わざわざ外部の人間と一からコンタクトをとって嫌な思いしたくないなっていう気持ちが強くなって。「これじゃイカン!」と思って合コンしたりとか。 ――でも、ひとりでいる時間が長ければ長いほど、コミュニケーション能力がどんどん低下して、いざ「やるぞ!」と思ったときに、「あれ? 男の子と友達になるのってどうやるんだっけ?」ってなりませんか?  分からないですねぇ......。もう、しんどい。そう、男の人とちょっといい感じになったときにも、マンツーマンで飲みに行けばいいのに「マンツーマンって、きついな......」と思って、アラフォーの女友達4人くらい連れて行ったりして。 ――アハハハ! なんの集いだか分からない!  夜、お酒飲みながら考えていると、「あの人いい人だったな~、また会いたいな~」って思うんだけど、お日様浴びちゃうと急にね~。"夜+お酒"っていう状況下じゃないとそうならないみたいです。 ――分かります。分かります。逆に、朝はやたらやる気があるんだけれども、夜にはもうダメだったりとか。こういう現象は「生理前症候群」とも言うらしいですね。  そうですね、分かる。その女としての生物学的バイオリズムがすごく左右されるようになってきて。あるみたいですよ、本当に。生理が始まって終わるとすっきりしますしね。 ――そう思うと、ものすごい憂鬱なときも「あ、生理前か~」と思えばちょっと楽になる。......あっ、あと、相談というより質問なんですが、大久保さんの本に「だんだん生理がしょぼくなって、もう高級懐石料理みたいな量しか(自主規制)」みたいなことが書かれてたんですが、あれは本当なんですか? 私も何かと他人事ではなく不安で......!  そうですね、上品な感じにね、懐石料理。でも、それも月によっての感じで、ドバッとバイキングの時もありましたし、うん、大丈夫でした! ――良かった! まだイケる!  ただ排卵の量は限られているから。最近は医療が進んでいろいろな方法があるけどねぇ......「そこまでして?」って思っちゃってねぇ。 ――生々しいけど、確かに......あ、もう時間みたいです! なんかいろいろすみません!  え? これで大丈夫なの? 劇団の宣伝もちゃんとしてよねぇ? ――どうもありがとうございました! 『大久保佳代子劇団』、オススメです! (取材・構成=小明) ●おおくぼ・かよこ 1971年、愛知県生まれ。92年に幼なじみだった光浦靖子とお笑いコンビ「オアシズ」を結成。長くOLとタレント生活を両立させていたが、10年8月に退職している。主演を務める「大久保佳代子劇団」第2回公演『村娘』(コンテンツリーグ)DVDが発売中。 ●あかり 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
大久保佳代子劇団 「村娘」 お気づきでしょうが、当サイトは大久保さん推しです。 amazon_associate_logo.jpg
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