「あれはガチのやつでした……」 そうこぼすのは、テレビ関係者だ。ジャーナリストの池上彰氏が、4日放送の『池上彰緊急スペシャル』(フジテレビ系)で、芸人の陣内智則を一喝した。 「自衛隊と憲法9条」をテーマにしたコーナーで、陣内がしきりに「池上さんは、どう考えているんですか?」「池上さんが一番正しいと僕は思ってるんです」と、再三にわたりリクエスト。これに池上氏が表情を曇らせ「それが一番危険なんですよ。自分で考えないで『池上がなんて言うんだろう』『それに従おう』っていうのが、民主主義では一番いけないこと」と苦言を呈した。 一部始終を見た前出テレビ関係者は、次のように断言する。 「あれは、池上さん相手に一番やっちゃいけないやつでしたね。池上さんの番組作りはハードで、スタッフとは時間をかけて何度も打ち合わせをする。スタッフの取材結果が物足らなければ、叱咤することもある。陣内さんは笑いを取りにいったのかもしれませんが、池上さんとは感性が違いすぎた」 陣内は池上氏を間接的にヨイショしたつもりかもしれないが、同氏は常々、制作サイドに「ゲストはノリがいいだけではダメ。頭の回転が早い人がいい」と伝えている。そう考えると、陣内は、トークはうまいが“軽さ”が目立つ。 芸能プロ関係者によると「池上さんは、ゲストとの相性を気にするタイプ。一度起用してダメだったら、次は呼ばないこともある。ここ数年で一番買っていたのは、元AKB48の大島優子さん。『彼女は器用だからやりやすい』とベタボメしていた」という。 陣内を池上氏の番組で見かけることは、もうないかも!?
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広瀬すずに続いて、池上彰も! フジテレビの“編集ミス”が止まらない!?
「とてもプロの仕事とは言えませんよ」 そう嘆くのはテレビ関係者だ。フジテレビは今月29日、日韓問題を扱った5日放送の特番『池上彰 緊急スペシャル』内の韓国人にインタビューしたVTRで、翻訳テロップとは異なる映像を使用したとして番組公式サイトで謝罪した。 ひとつ目は女子高生がインタビューに答えるシーンで「(日本は)嫌いですよ、だって韓国を苦しめたじゃないですか」というテロップ&吹き替えのところで「(韓国は)文化がたくさんあります。だから、外国の人がたくさん訪問してくれているようです」と話している最中の映像を使った。 ただし、女子高生はインタビューの別の部分で「日本が嫌い」と答えているとしている。 2つ目は30代男性がインタビューに答えるシーン。「日本人にはいい人もいますが、国として嫌いです」というテロップと吹き替えに対し「過去の歴史を反省せず、そういう部分が私はちょっと……」と話した映像を使った。こちらも男性は別の部分で、実際に「日本人にはいい人もいますが、国として嫌いです」と答えているという。 フジテレビ広報部によると、問題は視聴者からの電話や投稿で発覚。同局はそれを認め、番組ホームページで「編集作業でのミスに加えて、最終チェックが不十分であったため、誤った映像を放送してしまいました」と説明し、謝罪した。 これに冒頭のテレビ関係者は「通常ならありえない単純ミス。特に女子高生のインタビューは、ニュアンスどうこうの問題ではありませんから。韓国語のわかるスタッフがいなくても、オンエア前のチェックは十分に行うものです」と話す。 フジテレビと言えば、つい先日もバラエティー番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』の中で、女優の広瀬すずが“スタッフ軽視発言”をし、大炎上。収録番組なのに事前に問題部分をカットしなかった同局の編集体制も批判された。 「今回の件と合わせて、フジの制作現場がずさんであることが証明された。原因は優秀な人材が他社に移ったり、他部署に飛ばされたこと。ある情報番組の現場では、番組収録のイロハも知らない“素人社員”が偉そうにしていて、反感を買っている」(芸能プロマネジャー) 今回の編集ミスに関しては、一部でフジの「確信犯」を指摘する声も上がっているが、問題化した以上、それはプロの仕事とは言えない。フジの凋落は止まりそうもない。『池上彰緊急スペシャル』(フジテレビ)より
「あなた、創価学会ですか?」池上彰“ガチンコ”選挙特番の独走ぶり
参院選の投開票が行われた21日、NHKと在京民放局が選挙特番を放送したが、視聴率トップはNHKの『参院選2013首都圏開票速報』(午後8時50分~同9時)で16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。一方、民放の視聴率争いでトップに立ったのは、ジャーナリスト・池上彰氏が司会を務めたテレビ東京で4時間生放送した『TXN選挙SP 池上彰の参院選ライブ』で、民放で唯一の10%超えとなった。 視聴率もさることながら、昨年の衆院選特番でどんな政治家にもひるまずズバズバ質問し、ネット上で「池上無双」と呼ばれた池上氏の“ジャーナリスト魂”は、今回の特番でも相変わらず。 「公明党のエリートで、神奈川選挙区で当選した弁護士の佐々木さやか氏に『あなた創価大学ですよね? で、ご本人も創価学会ですか?』と“直球”を投げ込み『そうです』と認めさせた上で、公明党と創価学会の関係が憲法の政教分離に反していないかを徹底的に追及。弁護士の佐々木氏だけに、言葉を選んで慎重に答えていた。ほかにも、比例で当選した維新のアントニオ猪木氏に『維新は猪木さんの人気頼み』と言い放ち、“ブラック企業”として大バッシングを受け、比例でなんとか当選したワタミグループ元会長で自民の渡邉美樹氏にも、ブラック企業問題について堂々と切り込んでいた。池上氏は一度、テレビからの引退を表明しているので、もはや怖いものなし。昨年の衆院選で池上氏にやり込められた維新の石原慎太郎代表や東京選挙区でトップ当選した丸川珠代氏は、事務所からの中継で池上氏とやりとりするのを断ったほど」(永田町関係者) それに比べ、ほかの民放各局の選挙特番は、あまりにも“芸”がなさすぎたようだ。 「日テレは『NEWS ZERO』の出演者をそのまま起用し、淡々と進行したため、目新しさがなかった。テレ朝は古舘伊知郎キャスターが粛々と進め、まるでお通夜。フジは自民の小泉進次郎衆院議員への取材VTRで笑顔で話しかけられたカトパンこと加藤綾子アナに対し、安藤優子キャスターが『私の時、あんなに優しくなかった!』と嫉妬心を丸出しにし、見苦しかった。TBSは選挙特番初司会の関口宏が相変わらずの“上から目線”。視聴者にチャンネルを替えられてしまったのだろう」(テレビ関係者) このままだと、選挙特番のたびに池上氏の“独り勝ち”が続きそうだ。テレビ東京『池上彰の参院選ライブ』
MXテレビ都議選特番、池上彰の破壊力生かせず…味わい深いニッチ&サブカル感が“惜しい”
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MXテレビ都議選特番、池上彰の破壊力生かせず…味わい深いニッチ&サブカル感が“惜しい” - Business Journal(6月24日)
主要なテレビ番組はほぼすべて視聴し、「週刊新潮」などに連載を持つライター・イラストレーターの吉田潮氏が、忙しいビジネスパーソンのために、観るべきテレビ番組とその“楽しみ方”をお伝えします。 TOKYO MXテレビ(以下、MX)の健闘を称えたいのだけれど、やっぱり圧倒的な“差”が出てしまった。 6月23日夜の東京都議会議員選挙の開票速報は、NHKとMXが放映していた。NHKの『東京都議会議員選挙 開票速報』は安定感抜群の武田真一アナをメインに、人海戦術が可能なNHKならではの確実&隙のない開票速報だった。一方、MXの『首都決戦2013 池上彰の都議選開票速報』では、満を持して池上彰が登場したのだけれど、池上さんの破壊力が存分に発揮されたとは言い難い内容だったのである。 何がダメって、中継システムの脆弱さ。各党の幹事長や選対委員長にインタビューする際、池上さんが直接質問できないという致命傷。自民党の石破茂幹事長にはかろうじてダイレクトに質問を浴びせられたのだが、みんなの党の渡辺喜美代表や浅尾慶一郎政調会長に対しては、現場にいる記者が池上さんの質問を短縮して聞くというスタイル。それじゃ、池上さんの“本意と悪意と毒と愛”が伝わらないじゃないか。池上さんがこっそり皮肉をつぶやくも、現場の記者はそれをいちいち伝えるわけにもいかないだろうし。インタビューされる側も怪訝な顔つき。池上さん本人も忸怩たる思いだったようで、「中継システムの関係で、視聴者の皆さんももどかしいとは思いますが」と何度も言っていた。 テレビ局のことはよくわからないけれど、こんなに間抜けなことはない。この時代に中継で直接質問できないって、どういうこと? 直接テレビ電話で話したほうがいいのでは? と思ったほど。この残念感、これがMXである。 まあ、人員にも機材にも限界はある。民放キー局ですら、ときどき「人手が足りないんだな」と感じさせられることがあるのだから。むしろ池上さんにオファーして、出演してもらっただけでも頑張ったと思う。 ●独特の“脱力感” そして、MXならではの独特の味わいもあったので、そこは褒めておこうと思う。開票速報なので、投票数の動きや当確などの情報が逐一画面上に出てくるのだが、その区になぜかキャッチコピーをつけて紹介していた。各区の短い紹介文なのだが、あまりにニッチな、“脱力感”あふれるものだったのだ。さすがは池上さんで、放送中にそこも言及していたのだが、これぞMX。“プライドの高いキー局”や、“皆様のNHK”には決してできない、サブカル感覚。一部を紹介しておく。 「荒川には接してない」(荒川区) 「神奈川県ではありません」(町田市) 「伊豆七島ではなく9島ある」(島部) これを観た時、思わず大笑いしてしまった。池上さんのツッコミもきちんと入っていたのだが、よりによって選挙速報にこのネタ!? また、「ハチ公像は生存中に設置」(渋谷区)、「アニメ制作会社が70社」(杉並区)など、どうでもいいけど「へえ~」という情報も満載。ネタに尽きたのか、「寅さんと両さんと翼」(葛飾区)、「ジブリ美術館と天文台」(三鷹市)、「競馬・競艇・ラグビーも」(府中市)と連呼系も。「府中の刑務所はさすがに入れないんだなぁ」とひそかに思ったりして。なんとなく切なかったのは、「人口密度日本一」(豊島区)、「高齢化率NO.1」(北区)だった。心にほんのちょっと隙間風が吹いた瞬間。ひゅぅぅ。 今回の都議選は東京を離れるため、期日前投票を済ませておいたのだが、この速報だけは観たいと思っていた。早めに帰ってきて正解。毒舌池上さんに対する我々の期待、池上さん本人の忸怩たる思いは、7月に予定されている参院選報道でぜひ昇華させてほしい。 (文=吉田潮/ライター・イラストレーター) ■おすすめ記事 「警告文送付」またブラック企業報道のユニクロ、ワタミと、超ホワイト企業はなまるうどん コンフェデカップで露呈したザックの限界と他国監督との力量差…W杯を任せるべきか? パナソニック、責任を取らない中村邦夫は兵士を犬死させた日本軍総司令官と全く同じだ! 増え続ける奇形児…中国の汚染食品が招く最悪のシナリオ 老後の生活にいくらかかるかご存じですか? 今から年300万ずつ貯めても足りない?『首都決戦2013 池上彰の都議選開票速報』(TOKYO MX)のHPより
テレビがマツコ・デラックスだらけのワケ 専門家、芸人、タレントも凌駕で最強?
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テレビがマツコ・デラックスだらけのワケ 専門家、芸人、タレントも凌駕で最強? - Business Journal(4月8日)
主要なテレビ番組はほぼすべて視聴し、「週刊新潮」などに連載を持つライター・イラストレーターの吉田潮氏が、忙しいビジネスパーソンのために、観るべきテレビ番組とその“楽しみ方”をお伝えします。 先週はまさに「マツコ・デラックス・ウィーク」だった。 毎週、マツコがメインで出演するレギュラー番組は楽しみにしている。マツコがメインではなく大勢の中のひとりという扱いの番組は、基本的に面白くないので観ていない。「どれだけマツコに依存してんのか、アタシは」と自分ツッコミを入れたいところだが、マツコ頼みなのは何も視聴者だけではない。テレビ局側も、今じゃ「春のマツコ祭り」である。白いお皿は当たらないけれど。 4月4日は『池上×マツコ ニュースな話』(テレビ朝日系/19:00〜)、『アウト×デラックス』(フジテレビ系/10:00〜)、5日は『マツコの知らない 〜SP〜』(TBS系/21:00〜)と、たった2日間でプライムタイムはマツコだらけ。こうなると、なかばメディアジャックレベルだ。 基本的に、テレビに出すぎていると飽きられるのも早いはず。マツコは確か2年前くらいから露出がグンと増え、民放キー局はほぼ制覇。それでも飽きない・飽きられないのは、マツコが各種芸能人や有名人の特色をすべて満たせるからだ。もっと言えば、スタジオに不要な芸能人を切り捨てる“リストラ&ギャラ節約”を可能にしたのがマツコである。 池上彰とサシで、ほかのゲストなしに構成した『池上×マツコ〜』は、社会情勢や日本が抱える問題点に斬りこむ番組だった。今までの池上起用スタイルは、おバカな芸能人相手に池上がわかりやすく解説するのが定番だった。が、もはやおバカな芸能人は不要で、核心を突くことが池上にも求められている時代。そこで適役だったのがマツコである。 知ったかぶりするでもなく、ドン引きするほどKYな質問をするでもなく、ちょうどいい塩梅で現状を咀嚼していくのはマツコならでは。少し小さくまとまりすぎた感もあるし、池上から最後に「いつものマツコと違う」とツッコまれてはいたけれど。 また、『アウト×デラックス』は素人玄人問わず、痛々しいキテレツさん(アウトな人)を呼んで盛り上げる番組だが、そもそもマツコも一般社会で言えばアウトな人。だからこそ、嘘偽りや余計な気遣いをすることなく、アウトな人をいじり倒せるわけだ。こうした番組は、自分がまっとうだと信じて疑わない人にMCをさせても、鼻につくだけである。 『マツコの知らない世界』は、いまだ買い控えと節約から離れられない、貧乏くさい日本社会に、消費欲を煽ることに成功。次々と出される食品をたった3口で美しく食べていくマツコは、ベテラングルメレポーターをこぞって失業させるレベルである。 セクシュアルマイノリティであり、男であり、女(装)であり、オジサンでもあり、オバサンでもあるマツコ。芯の通った物言いは評論家や専門家の人々の代わりになる。毒舌と自虐のバランスの良さは、お笑い芸人を凌駕している。図々しさと業の深さは熟女タレントよりはるかにうわてだ。性別も世代も越えて、あらゆる層の共感を得られるなんて、最強である。そのうち、出産や育児についてもキレのある提言をしてくれるんじゃないかと思うほど。そうなると、ブログ炎上と物販で稼ぐB級ママタレたちも職を失うだろう。 とはいえ、マツコ自身がまったく興味のないことまで手を広げさせられるのも、さぞかしツラかろう。そのうち、消費されて疲弊し、死んだ魚のような目になったマツコが映し出されるかもしれない。そうなる前に、大橋巨泉のようにやり逃げしちゃいなよ。 (文=吉田潮/ライター・イラストレーター) ■おすすめ記事 株価によってスカートの丈が変わる!? アイドルユニット「街角景気☆JAPAN↑」 が衝撃デビュー! 芸人ブームの終焉(?)受け、テレビで台頭めざましい歌手たちは、なぜ面白い? セキュリティソフトだけでは危険?ダブルクリックNG、とりあえずググれ! 矢部浩之、結婚披露宴直後に裕子の前で「世に出ていない火遊びがたくさんある」と告白 銀行ATMの手数料って一体なんのためにある? みずほ銀行に直撃してみたマツコ・デラックスの所属事務所・
ナチュラルエイトのHPより
テレ東&池上彰選挙特番、ベトナムにもスゴさ伝わる!?
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テレ東&池上彰選挙特番、ベトナムにもスゴさ伝わる!? - Business Journal(12月23日)
ーー『カンブリア宮殿』『ガイアの夜明け』(共にテレビ東京)『情熱大陸』(TBS)などの経済ドキュメンタリー番組を日夜ウォッチし続けている映画監督・松江哲明氏が、ドキュメンタリー作家の視点で裏読みレビュー! 今回の番組:12月16日放送『TXN衆院選SP「池上彰の総選挙ライブ」』(テレビ東京) 12月16日、『TXN衆院選SP「池上彰の総選挙ライブ」』放送時、僕は日本にいなかった。自作『ライブテープ』の上映と大学の講演でベトナムのホーチミンにいた。そしてこの原稿を書いている今も、原付やスクーターの轟音と車のクラクションとにわとりの「コケッコー」を聞きながら30度を超える暑さの町にいる。 そんな状況なので、僕は今回取り上げる作品を見ていない。でも書きたい。なぜなら悔しいから。で、もし見ていない人がいるとしたら、こんな番組があったことを知って欲しいから。そして僕と一緒に後悔しましょう。 あの日は放送が開始された19時58分を過ぎたころからメールが届き始めた。「テレ東、ヤバい」「とにかく見ろ」と。ツイッターをチェックしてみると「池上さん、もっと」「容赦ない」という単語が並ぶ。 一体、テレ東に何が起こっているのか。 だが、同時に流れるツイートを読むことで選挙の結果も分かってきた。僕がリツイートする人たちは残念な気持ち、悔しい想いをつぶやいている。僕は今回初めて投票したという20歳の女性のことを思い出した。彼女は同世代の友人たちが選挙に行かないことを嘆き、震災後の日本の社会の雰囲気に憤りを感じていることを訴えていた。僕は「あれだけの津波と原発事故が起きても変わらないんだよ、日本は。それは海外から見たらおかしなことかもしれないけど、この国にいるとそんな意識を保てなくなる気がする」と答えた。だから選挙の結果にも僕は違和感を感じることはなかった。一方ツイッターでは池上彰氏への賛辞が止まらない。 一体、池上彰氏は生放送で何をやっているのか。 だが、ここベトナムのホテルで映る日本のテレビ局はNHKのみ。国内でもテレビ番外地の、テレビ東京が映るはずもない。ホテルに戻ったところで見れないのなら、今はエビの春巻きを食べて、ビールを飲むぞ、と心を決める。僕はベトナム料理を楽しむことにした。 が、番組の凄さを知るのはホテルに戻った後だった。早速まとめサイトが作られていて、そこを読んでみる。並ぶのは信じられない言葉の数々。当選者発表の際には、石原慎太郎には「暴走老人」、東国原英夫には「たけし軍団→知事→国会、おそるべき上昇志向」というテロップが付いていたらしい。確かにそうだけど、そこをクローズアップするのか、テレ東よ。やるじゃないか。放送作家の絶妙なシャレっ気を感じる。そしてディレクターの批評精神も。相当な覚悟とほんの少しの怒りさえも感じてしまうのは僕だけだろうか。 さらには高校生からの「公明党から出馬する候補者は、みんな創価学会員なのですか?」というストレート過ぎる質問には「会員が多いですが、それ以外の人もいます」と池上彰氏が回答。会場にいる峰竜太氏は「初耳ですね」と驚きの声を上げるが、僕も同意。聞きにくい、放送しにくい話題も池上氏の丁寧かつ迷いのない言葉が、視聴者(僕はネットだが)にも届いたに違いない。 続いて宗教法人の信者数をフリップで解説し、橋下徹、安倍晋三、そして石原にまでライブ中継でガンガン突っ込む。その凄さはネットでも確認出来るので、ぜひ見て頂きたい。痛快、という単語がぴったりなインタビューになっている。と同時に、なぜこんなにも分かりやすくユーモアのある選挙番組がこれまで作れなかったのか、とも思う。テレ東と池上彰氏の番組は前回も凄かった、と語る友人もいるが「だったら早く教えてよ!」と思う。しかし、このタイミングで日本にいない僕に、そんなことを言う権利はない。 先述の20歳の彼女は、今回の選挙の結果にがっかりしていることは間違いない。でも、この番組を見たのだろうか。僕はほんの一部しか見れていないが、いっぱい笑って、驚かされているうちに元気が出てきた。やはり笑いは強いな、と思う。ただ池上彰氏の表情は、いつも見る番組より厳しい気がした。一瞬の隙も逃すものか、と当選者たちの発言に注意し、少しでも違和感のある言葉には即座に突っ込む。そのタイミングは限りなく視聴者のそれに近いものだろう。だからこそ、ここまで盛り上がった。他局ならばスルーする単語でも、池上氏は見逃さない。今、聞かなければ数年後、後悔するかもしれない。そんな覚悟さえ感じさせる表情だった。生放送で繰り広げられる話術と放送技術の駆使に、テレビはリアルタイムで伝えるメディアなのだ、という当然のことを思い出した。そして番組制作者たちは池上氏のような直球ではなく、視聴者に新しい視点を提示していた。そこにユーモアを加えて。 そこに可能性を感じた。僕自身、震災後は「日本が変わらないのなら、僕が変わる」と決めたばかりだ。社会を変えてやるとか僕自身が強くなる、とかそういうことではない。今まで生き、見ていた位置をほんの少しだけ変えてみる程度だ。僕が想像していた社会からほんの少し遠くを目指し、離れた位置から自分が生活する場所を見てみる。できるだけ楽しく、おもしろおかしい方法で。そんな理想を実行する番組をほんの一部とはいえ目にすることが出来て、なんだか嬉しい気持ちになった。 僕は帰国したら、この番組をなんとしてでも全編見るつもりだ。そう思うだけでわくわくする。 (文=松江哲明/映画監督) ■おすすめ記事 居酒屋で“○○○○○”を頼む人はお金が貯まらない? グリー、楽天、ワタミetc.サイゾーが"イジってきた"企業記事 ハーバード流宴会術とは?劇的感動でビジネスの成功を呼ぶ “ずさん”格付け会社が窮地へ?S&P行政処分で発覚… パナソニックとシャープの経営危機…銀行管理も待ったなし『池上彰のやさしい経済学―1』
(日本経済新聞社)
「ないない!」 全番組降板の池上彰 政界進出の情報は真っ向否定も……

『池上彰の学べるニュース』(海竜社)
「いい質問ですね~」でおなじみ、ニュース解説で人気の池上彰サンが日刊サイゾーの記事に激怒!?
池上氏が3月末でテレビの全レギュラー番組を降板することを伝えた先日の当サイトの記事で、自民党議員から政界進出の情報があることも併せて掲載したが(参照記事)、あるテレビ関係者によると、これを見た池上氏が「ないない! 出馬の話はあったけど、僕は絶対に出ないから!」と不機嫌な表情で真っ向否定したというのだ。
確かに本人はテレビ撤退の理由を「執筆活動に専念する」としているが、民主党が出馬の打診を進めていたことは政界でもかなりささやかれていた。池上氏の解説が明らかな民主党寄りの偏ったものだったのも、そんな噂を後押ししたもので、このタイミングでの番組降板は疑われても仕方のないところではある。
さて、実際のところはどうなのか。池上氏と親しいテレビコメンテーターに匿名を条件にこっそり聞いてみると、「現時点では池上氏が政界に出るような動きはない」とキッパリ。
「彼は春まで海外取材とかスケジュールを入れちゃっているし、3月に都知事選の立候補者による討論会で司会を務めることになっているからね」(同コメンテーター)
また、あるテレビ関係者は「池上さんは解説に対する反論に耐えきれなくなっている様子。これで出馬なんかしたらもっと大変になってしまう」とこれまた否定に一票だ。
「池上さんの解説には、視聴者から間違いの指摘や中国寄りすぎるといった抗議の電話やファックスが結構あるんです。彼自身、記者であって研究家ではありませんから、専門的に異論を挟まれると弱い部分があるんですよ。政治家になったら、なお突っ込まれてしまうので、それは避けたいはず」(同関係者)
そう言えば以前、番組内で"豊富な知識の情報源は?"と聞かれた池上氏が「毎日7つの新聞を読んでいる」と答えたことがある。これには各方面から「取材者が他人の書いたものをソースだとして解説するのは責任逃れ」という批判も少なくなかった。
ニュース解説は辞めても、司会業は受けているあたり、確かに自分に火の粉がかからない仕事なら受けるという風にも見える。
ただ、それでも自民党議員たちからは「まだ信用できない」という声もある。池上氏が出馬となれば一番困るライバル政党だけに、同党の某若手議員は「都知事選には出ないというだけで今後は分からない」と食い下がっている。
ズバリ、将来的な政界入りはあるのかないのか、この質問は「いい質問」ですか、池上さん?
(文=鈴木雅久)
池上彰の学べるニュース 「サイゾーさん、いい質問ですね~」
【関連記事】 「顔が売れすぎて生活に支障も」池上彰の全番組降板騒動 真相は政界進出か!? やっぱり出馬打診されていた! 友近の政界進出を阻む父の存在 「ヤワラちゃんの対抗馬!?」"キング・カズ"三浦知良 満を持して自民党から出馬か
「顔が売れすぎて生活に支障も」池上彰の全番組降板騒動 真相は政界進出か!?

『池上彰の学べるニュース』
(海竜社)
人気のニュース解説者・池上彰氏が、3月末で全てのレギュラー番組を降板することが一部スポーツ紙で伝えられた。
NHK出身の池上氏は現在、『そうだったのか!池上彰の学べるニュース』(テレビ朝日系)など名前を冠した番組に多数出演中で、大晦日にも6時間以上の生放送特番で活躍したばかりだ。
この突然の撤退宣言にはテレビ局側も動揺を隠せず、テレ朝の関係者は「いくらか調整できないか話し合いを続けているところ」と待ったをかけている。
本人は降板の理由を「執筆活動に専念したい」と漏らしていたそうだが、周辺からは「専門家にとっては容易い初心者向けの解説で大金を稼げているのに、この絶頂期にそれを手放すのは、よほどの事情があるのだろう」という声が聞かれる。
池上氏と親しい新聞記者は「世間で顔が売れてしまい、生活がしにくいと愚痴をこぼしていました。彼は読書が大好きで、本屋に訪れて読む本をのんびり探すのが趣味ですが、今では人が集まってきてしまって難しくなったそうです」と、有名税の弊害を理由とした。
しかし、一方では全く別の見方がある。
「民主党から出馬するための準備をしているらしい」
こう語ったのは情報収集力に定評のある、ライバル自民党の若手議員だ。
「池上さんは向こうの某大物議員と非常に親しい関係にあって、密会も増えているそうですよ。そもそも彼の解説をよく聞けば分かりますが、例えば中国の親日の動きを絶賛する一方でマイナス面は語らないなど非常に偏っていて、それらは民主党の政策に都合の良い発言ばかり。解説という名のもとに政権交代を必死に後押ししていた人でもあるので、民主党から出馬する噂を聞いても驚くことではないです」
もし出馬するとなれば、早めのテレビ撤退は絶対条件となる。過去の番組で池上氏は確かに「中国人観光客がたくさん買い物をしてくれており、日本の景気に欠かせない。やがて都内一等地に中国人がたくさん住むようになる」と語ってはいたが、マイナス面である水資源を狙った土地買い占めについては一切触れなかった。
また、昨年9月のフジテレビの番組では、麻生太郎元首相がホテルの高級バーで飲んでいたことに対し、菅直人首相がラーメン店の常連だとして「高級料亭とはずいぶん違う」と安易な比較論で自民党を痛烈批判していた。
現時点で出馬のための降板かどうかは判断がつかないが、既に著書がベストセラーになって億単位の印税が入っていると言われる池上氏。金に困らない彼が政界関係者と会うとすれば、そこは料亭? それともラーメン店?
(文=鈴木雅久)
池上彰の学べるニュース そうだったのか!
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