松本人志監督『R100』の大コケは“松本映画=カルト”が世間に浸透した表れか?

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『R100』来場者特典のカード
 松本人志監督の4作目となる映画『R100』が、公開2週目を過ぎても、相変わらず不入りに悩まされているという。  全国225スクリーンで大規模に公開したものの、初日の5日と翌6日の興収は5,282万円と大惨敗。初週7位だった映画ランキングも、2週目では10位まで落ち、トップテンぎりぎりの状態だ。  公開前のプロモーションでは、「未体験ファンタジー・エンタテインメント」というコンセプトや、キャスト、簡単な設定以外の内容をひた隠しにしてきた同作。5月に盛大に行われた製作発表では、SM作品であることは明らかにもかかわらず、製作サイドが報道陣に「SM映画」がNGワードであることを繰り返し伝えるなど、謎の行動も。今思えば、吉本もこの特殊な作品をうまくプロモーションするため、四苦八苦していたのかもしれない。  公開初日からTwitter上には、上映館の悲惨な客入りを伝える投稿が相次いだが、現在も「客、俺だけなんだけど」「貸切状態」などと状況は変わらない。また、観客からは「理解できなかった」「こんな面白くない映画初めて」「こりゃ客入らないわ」と酷評も目立つ。 「この状況は、“松本映画”というものが世間に広く定着した表れといえるかもしれません。これまでは、『お笑い芸人の松ちゃんが作る映画って?』と、何も考えずに興味本位で見に行く人も多かった。しかし、松本映画が“松本にしか理解できない世界”であることが浸透し、最初から見に行かないことを選ぶ人が増えたのでしょう。ジャンルでいえば『カルト』ということ。一部で『吉本のプロモーションミス』という報道もあるようですが、果たしてそうでしょうか? 本当に面白い映画には、客は入りますよ」(映画ライター)  松本映画史上、最低の客入りとなった同作。吉本興業は公開後も、同社所属のアイドルグループ・NMB48のメンバーらに鑑賞会を開き、ブログに感想を書いてもらうなど宣伝に躍起だが、効果は上がるだろうか?

芸人から「行きたくない」の声も……不便すぎるイオン幕張よしもと新劇場は大丈夫か?

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よしもと幕張イオンモール劇場 公式サイトより
 12月20日にオープンする吉本興業の新劇場「よしもと幕張イオンモール劇場」に、早くも集客を心配する声が上がっている。  同劇場は、千葉県千葉市に新設される国内最大級の商業施設「イオン幕張新都心」内に設置され、収容人数は約300人。人気芸人によるお笑いライブのほか、タレントによるワークショップ、ダンスパフォーマンス、アイドルの公演などが行われる予定だという。  吉本興業の大崎洋社長は、先月行われた概要記者会見で、「イオンモールのお客さまに夢中になっていただけるように、芸人ともども夢中になって、新しい情報の発信基地を作ろうと思っています」と意気込みを語っていた。  現在、吉本興業グループが運営する劇場は、東京・新宿駅直結の「ルミネtheよしもと」や、大阪の大劇場「なんばグランド花月」をはじめ、合計7カ所。2年前に客足が伸びず閉館した「品川よしもとプリンスシアター(東京)」や「京橋花月(大阪)」を除いては、劇場に通う固定ファンのほか、地方からの団体客などをうまく動員につなげてきた。  しかし、「イオン幕張新都心」の建設地は、運行本数が少ない上に、臨海部のため強風で止まることも多いJR京葉線の「海浜幕張駅」と「新習志野駅」のほぼ中間に当たる場所。お世辞にも「駅近」とは言えず、近くには大型展示施設「幕張メッセ」や、千葉ロッテの本拠地球場もあるが、とんぼ返りの客が大半だ。  さらにここ数年、周辺のオフィスビルに入っていた企業や店舗は次々と撤退。特に夜は「ゴーストタウン」と揶揄されるほど人通りが少なく、地元住民の間でも「なぜ、こんなところにお笑いの劇場を?」と疑問の声が上がっているという。 「東京のよしもと芸人の間でも、『幕張には行きたくない』という声が高まっています。新宿から電車で往復2時間以上かかるだけでなく、交通費も優に1,000円を超える。日頃、出演ライブのチケットの買い取りを強いられている上に、劇場への交通費も出ない若手芸人らは戦々恐々としています」(吉本興業関係者)  新劇場の舞台に、どのランクの芸人が立つかはまだ不明だが、2年前に閉館した品川の劇場でさえ、お笑いファンの間では「行きづらい」と悪評を買っていただけに、この関係者は「ほかの劇場と同じようなプログラムなら、平日の300席を埋めるのは難しい」としている。  オープン前に、不入りが危惧されている「よしもと幕張イオンモール劇場」。ゴーストタウンに笑いを届けることはできるだろうか?

島田紳助氏「復帰まだキツイ…」引退突きつけた吉本社長が語る、吉本の裏歴史と真実

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 特定大学へ1000億ばらまきに異論噴出…大学迷走の背景に潜む、旧態依然な経営の実態 “ジャニーズの肉食系”NEWS手越、未成年SKE鬼頭と泥酔キス?…週刊文春報じる 中国、バブル崩壊阻止のため、シャドーバンキング潰しという“劇薬”…進む海外企業の撤退 ■特にオススメ記事はこちら! 島田紳助氏「復帰まだキツイ…」引退突きつけた吉本社長が語る、吉本の裏歴史と真実 - Business Journal(7月11日)
「『笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語』(幻冬舎/常松裕明)より
 現在、芸能関係者の間で一冊の新刊本が話題となっている。吉本興業・大崎洋社長の『笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語』(幻冬舎/常松裕明)だ。  大崎社長は関西大学社会学部卒業後、吉本興業に入社。1980年に上司であった“ミスター吉本”木村政雄氏と共に東京支社に異動。80年代の漫才ブームを支え、その後、ダウンタウンと出会い一時代をつくる。新人タレント養成所である吉本総合芸能学院(NSC)、心斎橋筋2丁目劇場、吉本新喜劇再生プロジェクトなど数々のプロジェクトを手がけてきたが、社内では傍流で左遷と出世を行ったり来たり。役員就任後も、世間を騒がせた創業者一族vs.現経営陣の吉本興業お家騒動の登場人物の一人でもある。 ●吉本興業の社長が語る数々の事件の裏側  本書には大崎社長が吉本で経験したさまざまなエピソードが満載で、あの『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)打ち切り事件の裏側についても書かれている。プロ野球中継のために、『ごっつええ感じ』の放映を延期されたダウンタウンが激怒し、番組打ち切りとなったこの一件。当時は、「天狗」になったダウンタウンの横暴のように報道されたが、実際には、「この枠では俺らの笑いは成立せえへん」と言い続けていたダウンタウンの笑いに対するこだわりと、フジテレビ側の間に募っていた、お互いの不信感が遠因だったという。  また、島田紳助氏の芸能界引退をめぐる舞台裏も明かされている。反社会的勢力との交流という事実に「アウト」を突きつけたのも大崎社長だ。芸能界引退後の紳助氏とメールや電話で連絡を取り合っていたという大崎社長とのやり取りからは、現在の紳助氏の複雑な心境を垣間見ることもできる。紳助氏は「一時は自殺しかねないほど落ち込んでいた」そうで、昨年8月に大崎社長が直接会って、復帰の意思があるかどうかを聞いた際には、「正直、まだキツいんや」「5年後か10年後、CSの番組かなんかでトークとかをできればええかな」と、独特の言い回しで答えたという。  ほかに、フジテレビ退社後に吉本興業の常務・東京本社代表に就任していた横澤彪氏の意外な素顔も興味深い。横澤氏といえば、『森田一義アワー 笑っていいとも!』『オレたちひょうきん族』を生み出したフジテレビの名物プロデューサーで、テレビでは温厚で好々爺のイメージだったが、実はキレやすい人物だったという。大崎社長に関する怪文書が飛び交っていた時期には、「テレビ局の誰々と組んで悪さをして金儲けをしているっていうじゃないか。怪文書も出回っているようだし、こんなことじゃ困るんだよ!」と激しく感情を爆発させ、大崎社長が取締役に選任される株主総会の前日にも「てめえなんかダメだ!俺は絶対許さねえ!」と激しく罵倒したという。  ところが翌日の株主総会では、「いや~、大崎ちゃん、おめでとう」と手のひらを返すような笑顔で、これには大崎社長も戸惑うばかりだったという。  横澤氏はどの会社にもいる裏表の激しい人物だったようだが、いずれにせよ、個性豊かな人間に囲まれた、「まるで吉本新喜劇のようなドタバタの35年間」はまさに波瀾万丈だ。  もうひとつこの本で気になるのは、自叙伝の体裁をとりながら、著者名が「常松裕明」と別名であることだ。実は常松氏は、元は泣く子も黙るスキャンダル月刊誌「噂の眞相」の芸能担当記者。いったいなぜ、この本を執筆することになったのか。常松氏に聞いた。  「もともと吉本興業は『噂の眞相』時代からの取材対象で、木村政雄さんが吉本を辞めた時にも直撃取材をしていますし、大崎社長にも当時から何度も話を聞きにいっていたんです。確か、最初はダウンタウンの降板騒動で、そのときは3時間も取材しておきながら、記事に書いたのは『大崎氏は疑惑のすべてを否定した』という1行のみだった(苦笑)。本にも出てきますが、まさに『大崎バッシング』をしていた記者の一人だったんです。  その後、『噂の眞相』が休刊してからも取材は続けていましたが、たまたま『日刊ゲンダイ』の依頼で『吉本の笑いと人々』という大崎氏のインタビュー連載をやることになり、これが本書のベースになっています。書籍化に当たっては、追加取材を重ねた上で自伝形式に書き直すことにしたんですが、その間にも紳助の事件が起きるなどいろいろあって、結局、形になるまで3年もかかってしまいました。  そういう経緯だったので、当初は名前を出さないゴースト執筆の予定でしたが、大崎社長から『せっかく書いたんだから、自分の名前で出しなよ』という申し出があって今回の体裁になりました」  本書は、あの“怪芸人”中田カウスも登場するお家騒動など、吉本のダークな側面にも迫っている。ただし、沖縄国際映画祭など社長就任後の仕事については、簡単に触れているだけで、「噂の眞相」に迫り切れていないようにも思えるが。  「今回の本は大崎氏が社長に就任するまでの物語ということで、それ以降の話は詳しく書いていません。沖縄に移住した岡留安則・噂の眞相元編集長には『ツッコミが甘い』と言われるかもしれませんけど(苦笑)、これはこれで岡留さんがよく言っていた『ヒューマン・インタレスト』のひとつ。いずれ機会があれば、別の形で書いてみたいですね」 (文=松井克明/CFP) ■おすすめ記事 特定大学へ1000億ばらまきに異論噴出…大学迷走の背景に潜む、旧態依然な経営の実態 “ジャニーズの肉食系”NEWS手越、未成年SKE鬼頭と泥酔キス?…週刊文春報じる 中国、バブル崩壊阻止のため、シャドーバンキング潰しという“劇薬”…進む海外企業の撤退 渡邉元ワタミ会長、参院選公示前に会社経費で選挙活動まがいの疑い 山岸舞彩が語る、NHKミニスカ姿誕生秘話と、『ZERO』で封印のワケ…クレームも

「太平洋横断はメンテナンス不足だった!?」ブログ削除の辛坊治郎と『24時間テレビ』のつながり

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『見せかけの正義の正体 この国で起きている本当のこと2013』(朝日新聞出版)
 小型ヨットでの太平洋横断に失敗し、22日に吉本興業・東京本社で会見を行ったフリーアナウンサーの辛坊治郎さんと、全盲セーラーの岩本光弘さんについて、「横断は『24時間テレビ』(日本テレビ系)の企画だったのではないか?」との声が出ているという。  2人は、米サンディエゴを目指し、16日に福島県いわき市を出発。しかし、21日朝に小型ヨットが浸水し、同日午後6時過ぎ、海上自衛隊によって救助された。  それまで、航海の様子を詳しくブログに綴っていた辛坊さんだが、救助後間もなくブログをすべて削除。しかし出発2日前に、「完璧に整備したと皆が思い込んでいたエオラス号にいくつかの問題点が見つかったんです。まず一つは、船の舳先に突き出ている大きな棒、これをバウスプリットって言うんですが、この根元から少量の漏水が発見されました」(原文ママ)などと不具合を訴える内容が投稿されていたことが判明し、「メンテナンス不足のまま出航したのでは?」との疑惑が持ち上がった。  また、その理由として、ゴールを8月10日頃に予定していたことから、8月24~25日放送の『24時間テレビ36 愛は地球を救う』(日本テレビ系)に間に合わせるため、との憶測が広がっている。 「そもそも横断企画の発端は、『24時間テレビ』のマラソンランナーの指導や伴走を行う、ランナーズ・ウェルネス社の比企啓之氏が発起人。比企氏といえば、間寛平の元マネジャーで、昨年までよしもとデベロップメンツ代表取締役社長を務めていた人物。間のアースマラソン挑戦の際、一緒にヨット(エアラス号)へ同乗して、洋上での動画撮影やブログの更新を行ったパートナーとしても知られています。  そんな比企氏が、ヨット雑誌『Kazi』(舵社)で、自身が所有するエアラス号を、“大洋クルーズに出たいという夢を持っている人に貸したい”と募集をかけたんです。そこに全盲の岩本さんが応募し、後に辛坊さんが加わる形で今回の挑戦に至った。そんな経緯があるので、『24時間テレビ』で放送予定だったとしてもうなづけますね」(芸能記者)  ウワサが本当だとしたら、あと2カ月で放送の穴を埋めるため、『24時間テレビ』のスタッフは現在、大わらわかもしれない。

小籔千豊 するりと東京に進出した“ミスター座長”が操る「ひねくれ」と「クール」の境界線

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「プリン」(ネギヤキ)
 お笑いの世界では、東京と大阪の間に深い溝がある。大阪には関西固有のお笑い文化というものがあり、ナニワ芸人たちが独自の世界を築いてきた。そんな風土で育った関西の芸人が東京に出てくるときには、大なり小なり芸風を変えることを余儀なくされる。いわば、東京と大阪では周波数が違う。チューニングを間違えると、東京に足場を築くことができない。  お笑い東海道の難所である箱根の山を越えるとき、関西芸人は肩の力を抜いて「全国ネットのテレビで勝負をする」という覚悟を決めなければならない。  関西のテレビ業界は「大いなる内輪」である。テレビを見ている視聴者もテレビに出ている芸人やタレントも、同じ文化と価値観を共有しているから、タブーを気にせずのびのびと話ができる。  えげつない話や下世話な話が平気で飛び交う街の飲み会の延長線上に、トーク番組がある。毒も下品も下世話も温かく包み込んでくれる。それが関西のテレビだ。  でも、東京のテレビではそうはいかない。全国ネットのテレビはみんなのもの。さまざまな年齢と文化背景の視聴者が、テレビという交差点で交わる。そこでは、芸人は多数派に通じる笑いを提供しなければいけない。 「東京がナンボのもんじゃい!」 「東京モンには負けへんで!」  今どきこんな薄っぺらい考えの関西人はいないのかもしれないが、例えばこれに近い心構えで上京してくる関西芸人がいたとしたら、多くの場合、彼らは手痛いしっぺ返しを受けることになる。東京への過剰な対抗意識は、東京への劣等感の裏返しでしかないからだ。  そんな状況の中で最近、1人の宣教師がスルリと箱根の門をくぐった。「吉本新喜劇を東京に布教したい」という名目で、ちゃっかり東京行きの切符をつかんだ男。彼こそが今をときめくミスター座長、小籔千豊である。  小籔は『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)への出演をきっかけに、全国ネットへ進出。現在では、レギュラー番組を複数抱える売れっ子となっている。芸人としての彼の売りは、フリートーク、MC、いじり、例えなど、すべてを器用にこなす圧倒的な話術。しゃべりの基礎体力の高さが、彼の大きなアドバンテージになっている。  だが、それだけではない。彼の最大の魅力は、独自のひねくれたクールな視点だ。「ひねくれ」と「クール」は普通なら両立しないもの。ひねくれている人は冷静になれないし、クールな人はひねくれたりしない。ひねくれた精神を持ちながら、それをクールに表現できるのが小籔のすごさだ。  例えば、「一般人なのにプロの芸人のまねごとをして調子に乗ってはしゃいでいるやつがいた」という話をするとき、小籔は彼のことを「だんじりの上に乗って踊ってるやつ」と表現する。その例えを何度も繰り返して、冷ややかな目線で彼の言動を描写していく。淡々とした語り口で、偏見と独断を織り交ぜながら話を進めて、じわじわと笑いを誘う。独断を論理で補強して、激情を静かに語る。こんなトークができる芸人は、ほかにいない。  そこには、嫌われることを覚悟しながらも己を解き放つ捨て身の力強さ、時には相手を傷つけることもいとわない芯の強さがある。それができるのは、彼が大阪で伝統ある吉本新喜劇の座長を務めているからだろう。  座長という確固たるポジションを得ている小籔は、東京で安全策を採る必要がない。だからこそ、万人に伝わるかどうか分からない自分の芸風を、堂々と貫き通すことができる。それが、全国区の視聴者には新鮮な驚きと感動をもたらしたのだ。  ……とこれだけ語ってみても、小籔という芸人の笑いの本質を語り尽くしたとは思えない。語っても語っても、まだ裏がある、と思わせる底知れなさも彼の魅力である。  肉が食べられないベジタリアンとしても知られる小籔。実は彼自身がつかみどころのない「食えない男」でもある。小籔が本当に布教したいのは、吉本新喜劇ではなく、関西流の「えげつなさ」そのものなのかもしれない。 (文=お笑い評論家・ラリー遠田)

ダウンタウン視聴率1ケタ連発で“不良債権化” それでも安泰のワケとは

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 お笑いコンビ・ダウンタウンの威光に陰りが見えて久しい。かつては受け持つ番組すべてが話題となり、ヒット番組を量産してきた彼らだが、このところの視聴率は散々だ。  18年続いた音楽番組『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)は昨年末で終了。現在のレギュラー番組は『爆笑 大日本アカン警察』(同)、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』『ダウンタウンDX』(ともに日本テレビ系)、『リンカーン』(TBS系)の4本だが、2ケタの数字を記録しているのは『ダウンタウンDX』くらいのもので、ほかは1ケタ台で推移している。  日曜ゴールデンの『アカン警察』は5月12日放送で6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と今年最低記録を更新。『ガキ使』も同様で、今年最も数字がよかったのは4月7日放送の恒例企画『さようなら山崎邦正』で9.6%。翌週には5.7%にまで急降下した。  『リンカーン』に至っては、4月9日放送のスペシャルでさえ7%。それ以降は6%→5.5%→4.1%と見事に転落している。  こうなると当然ささやかれるのは、打ち切りだ。某局の編成担当者は「安泰なのは、まだ数字が取れている『ダウンタウンDX』と、大みそかのスペシャルのみ好調な『ガキ使』くらいのもの。後者はDVDが毎回ヒットしているので、元は取れていると思います。他の2番組は、いつ打ち切りになってもおかしくない」と話す。  実際、『アカン警察』については、今クールでの打ち切りが濃厚。雨上がり決死隊、さまぁ~ずなど、仲良し芸人が多数出演する『リンカーン』については「ダウンタウンの2人が『週に1回、みんなで集まろう』的なノリでやっている。居心地はいいみたいですよ。2年ほど前に打ち切りが浮上した時は、松本さんがギャラを下げてまで存続を訴えたほど。今後もしばらく続くのでは」(お笑い関係者)という。  そうした主張が通ってしまうほど、2人の影響力は業界内でも群を抜いている。 「吉本の大崎洋社長がダウンタウンの元マネジャーですし、ダウンタウンは吉本の象徴。取締役クラスでも彼らに文句を言うことはできませんよ。仮に番組が打ち切りになっても、新たな冠番組を作ればいいだけ。ダウンタウンの力が衰えることはありません」とは芸能プロ関係者。  どうやら、彼らは生涯安泰のようだ。

キングコング西野亮廣 現場でもディレクターに「俺はお前を認めるよ」と謎の上から目線で……

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『西野亮廣独演会』よしもとアール・アンド・シー
 森三中・大島美幸の夫で構成作家の鈴木おさむの小説『芸人交換日記』(太田出版)を、「つまらない」と批判したことから勃発した“大島VSキングコング西野”の争い。ネタともマジとも取れる争いは、今後どのように決着するのだろうか? 「一部では、すでに大島さんと西野さんの対決がバラエティで用意されてるといわれていますが、そもそも、西野さんが普段から“余計な一言”を言うから、こういった騒動になってるんです」(バラエティスタッフ)  彼と何度も仕事をしているお笑い関係者によると、彼の“舌禍事件”は表沙汰になってないのも含めて相当な数あるという。 「とにかく、すべてが上から目線なんです。番組内で気に入った演出があると、ディレクターに対して『俺はお前を認めるよ』なんて言って、変に大御所ぶるんです。後輩芸人たちにも、『俺は多才だから、お笑いにはこだわってないんだ』なんて、お笑い芸人が言いますか? みんな『だったら辞めろよ!』って、裏では話してましたよ」(同)  ある意味、誰に対しても“ブレない”西野だが、上下関係のハッキリしている吉本興業での立ち振る舞いとして、大丈夫なのだろうか。 「正直、彼を慕う後輩はいないんじゃないですかね。大御所の人たちも、スタッフに対して非常識な物言いをする西野さんの“悪評”は耳にしてるようですから、これ以上騒動が大きくなるようなら、何か動きがあるかもしれません」(芸能事務所関係者)  確かに、小説を書いたり絵本を書いたり、多才ぶりを発揮している西野。しかし、いずれも成功しているとは言いがたい。 「先日もNYで個展をやってて、『ウォルト・ディズニーを目指す!』って言ってましたけど、周囲も『また言ってるよ』ってシラけてますよ。『はねるのトびら』(フジテレビ系)が終わってからは東京でレギュラーもないので、時間が余ってるから書いてるんじゃないかってみんな言ってますよ」(同)  “憎まれっ子、世にはばかる”といわれるには、まだ早いか。

「吉本も想定外だった!?」極楽・加藤、ロンブー淳の相次ぐ“山本復帰コール”の裏側

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『極楽とんぼのテレビ不適合者 上巻』
(ポニーキャニオン)
 極楽とんぼの加藤浩次が、4日放送のTBSラジオの新番組『加藤浩次の金曜Wanted!』(金曜午後8時)の中で、かつてコンビを組み、現在は芸能活動を休止している相方・山本圭一の年内復帰を望む発言をした。  山本は2006年7月、淫行騒動を起こして吉本興業を解雇、表舞台から姿を消している。  加藤は番組内で、かつて山本と共に長期間ラジオ番組をしていたことを話題にしつつ「山本さんがいなくなってからもう6年半」とし、「山本をそろそろ許してやってほしいという気持ちもある」とコメント。続けて「(同番組を)やっている(約3カ月間の)うちは無理だけど、年内に(芸能界に)戻れりゃいいじゃん、と思ってるけどね」と語った。  これに追随したのが、ロンドンブーツ1号2号の田村淳だ。加藤が山本にラブコールを送ったことがニュースになると、すかさず自身のTwitterで以下のようにつぶやいた。 「Yahooニュース見ましたか?極楽とんぼの加藤さんが、相方山本さんの復帰を今年中に望んでると… 僕も同じ様に山本さんの芸能界復帰を望んでいます。復帰にあたっては様々な意見が出ると思いますが、僕は強く復帰を望みます! 僕が唯一師と仰げる人です…早くおかえりなさいって言葉をかけたいです」  加藤と淳という、吉本興業の“実力者”が相次いで発言したとなると、全社的な思惑が働いているようにも見えてしまう。事実、11年に暴力団関係者との交際で芸能界を引退した島田紳助さんのケースでは、昨年初めに同社の大崎洋社長が会見で紳助復帰に触れた。  その舞台裏について事情を知る人物は「あれはデキレース。前年末にマスコミ各社には『来年初めの会見で紳助復帰に触れるから、よろしく』と通達していた。要は、マスコミを使って観測気球を揚げた形」と明かす。  となると、今回の山本のケースも……。  これに吉本関係者は「いや、あれは本当に何も打ち合わせしていません。ラジオで加藤が復帰に触れることも知らされていませんでした。加藤と淳の個人的な意見と捉えています」と否定。あくまで加藤と淳の“フライング”という見解で、吉本としては「静観の構えです。むしろ、騒ぎになってもらったら困るかも」(同)。  結果、日がたつにつれ、山本復帰待望論は尻すぼみになってしまった。コンプライアンス遵守が叫ばれる昨今、山本の復帰にはまだ時間がかかりそうだ。

中田カウス、前田五郎の出廷で爆弾証言飛び出す!? 吉本興業 vs 講談社の“ヤクザ裁判”が佳境に

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吉本興業東京本社
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  「週刊現代」(講談社)が“吉本興業とヤクザ”の関係を追及した記事をめぐり、吉本興業が「週刊現代」を提訴しているが、この公判において、1月22日に東京地裁で証人尋問が行われるという。ここに、吉本興業からは中田カウスと大崎洋社長、「週刊現代」側からは、吉本・創業者一族の林正樹氏と元「コメディNo.1」の前田五郎が出廷するというのだから、注目だ。因縁浅からぬ両者の直接対決は、初めてのことだろう。  2011年8月23日に、島田紳助が暴力団との交際を認めて“電撃引退”して以降、多くのメディアが紳助と吉本に対するバッシング報道を展開した。中でも急先鋒だったのが「週刊現代」。同誌は「『なんでも暴力団』島田紳助と、その仲間たち」というタイトルで、徹底追及キャンペーンを連載。それに対して吉本は「事実無根で名誉を毀損する」と、「週刊現代」と発行元の講談社に損害賠償を求める訴訟を数件起こしている。  1月22日に開かれる証人尋問は、「週刊現代」11年11月5日号に掲載された「<スクープ!>創業家の顧問弁護士が明かす『紳助だけじゃない!吉本興業とヤクザ 弁護士でも恐くなる話』」という記事をめぐるものだ。記事中、顧問弁護士の的場悠紀氏は「林裕章元会長の生前、林家とカウスの関係は良好だった。裕章さんが女性問題でトラブルを起こすと、カウス氏がヤクザを使って解決してもらう」と語っている。  この尋問で被告側の証人に立つ林正樹氏は、裕章元会長の息子。吉本の社員だったが、創業家一族と吉本の経営陣とのお家騒動後、閑職に追いやられて、その後、退社。林氏自ら「週刊現代」で発表した告発手記の中で、当時、専務だった大崎社長が、5代目山口組組長・渡辺芳則氏の娘のデビューを画策していたと暴露した。それによると、大崎社長が「あれは5代目(山口組)の娘や。歌手になりたいと言っている。カウスさんから頼まれたんや」と語っていたという。  もう一人の被告側の証人に立つ前田は、09年4月にカウスの自宅に送られてきた、「舞台に立てなくしてやる」という“脅迫状”について、筆跡鑑定の結果、「脅迫状に関与しているのではないか」と疑惑を持たれた人物。このため、吉本からタレント活動を休止に追い込まれ、大阪府警の取り調べまで受けた。前田は事件への関与を否定したにもかかわらず、吉本は「コメディNo.1」を解散。その後、前田を契約解除した。これに対して、前田は「犯人扱いされて、仕事を奪われた」と吉本に計5,000万円の損害賠償の訴訟を起こしたが、一審、二審とも敗訴している。カウスに辛酸を舐めさせられた前田は、親しいお笑い関係者に「法廷でカウスと5代目の関係を証言する」と語っている。  今回の尋問では、被告側からこうした生々しい証言が出てくる可能性が高いだけに、原告側のカウスと大崎社長がどう反論するか?  カウスと山口組、吉本とヤクザの不適切な関係が、事実かどうか争われている裁判だけに、吉本の今後を左右するといっても過言ではない。仮に過去のことだとしても、反社会的勢力との癒着が証明されれば、世間はこれを許さないだろう。それだけに、キーマン4人の法廷での直接対決に注目したい。 (文=本多圭)

森三中・大島の痛烈“イジメ”批判は勘違い!? それでもインパルス堤下に悪評噴出の理由

『森三中のスタイリストが教える ぽっちゃり
姫のおしゃれBOOK』
 元旦に生放送されたバラエティ番組で森三中の大島美幸が、インパルスの堤下敦を名指しで批判したが、吉本興業の関係者からは「大島の勘違い」という話が聞かれる。 「黒沢にとって堤下は恩人。その2人の関係を大島は分かってないんですかねえ」  大島は堤下がメンバーの黒沢かずこをイジめていたというのだが、関係者によると森三中の結成当時、黒沢がほか2人に比べて影の薄いことを気にしてグループ活動を続けていいか悩んでいたところ、堤下が「やるべきだ」と後押ししたことがあったという。 「黒沢がつまらなかったときなどは、個人的にダメ出しすることもあったんですよ。だから、イジメではないと思うんですけどね」と関係者。  しかし、そういう話であれば大島が黒沢から何も聞いていないというのも不自然な話である。大島がブチ切れたのは吉本芸人の暴露トークコーナーで、堤下の名前が出た途端「堤下がここにいたら、マジでやってやろうと思います」としたが、黒沢はそれを止めるような気配はなく、笑って聞いていた。  「堤下のことは大嫌いです! 来いよテメーこの野郎。あいつは女の腐ったような最悪な奴です。黒沢さんが根暗なのをいいことに、おまえ面白くねえんだよって言ってみたり、マジでクソ野郎!」と大島。  放送されたテレビ東京の番組関係者が「周りの芸人がフォローして笑いにしてくれましたが、さすがに録画だったらカットしていた」と焦ったほどの迫力だった。 「黒沢さんの件は大島さんの誤解かもしれませんが、堤下さんが周囲からどう見られているかは、番組を見れば分かるはず。芸人仲間からもスタッフからも相当嫌われているのは事実です」  そう打ち明けるのは、テレビ局関係者。 「堤下さんは目上の人には非常に礼儀正しいですけど、若いADとか後輩芸人には結構コワいんです。ヤクザみたいな巻き舌で“おいコラ”と説教されますし、前に堤下さんから頼まれていた準備を忘れたADが裸で逆立ちさせられたこともあったり」(同)  これを聞くと堤下にイジメ体質があるようにも思えるが、前出の吉本関係者は「堤下は尊敬する極楽とんぼの山本圭一にかなり影響を受けていて、体育会系なノリの山本の態度をそっくり真似しているせい」だという。  一方、黒沢は、先輩芸人を前にすると緊張から萎縮することで知られる。大島が体を張ったネタをする中、見ているだけになることが多い黒沢に先輩芸人が「おまえも少し頑張らないと」とちょっと注意しただけで、それから2時間ぐらいは下を向いていたという関係者の証言もあった。  イジメがあったのかなかったのか、それとも単なるネタだったのかは部外者には分からないが、前出の番組関係者によると「大島の叫びにはたくさんの視聴者から“正月から不愉快だった”と局にクレームがあった」というから、何にせよ、お笑いにはならなかったことだけは確かだ。 (文=鈴木雅久)