【求人】雑誌「月刊サイゾー」、および関連ウェブメディアの校正者募集

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株式会社サイゾーでは現在、雑誌「月刊サイゾー」、および関連ウェブメディアの校正者を募集しております。 【仕事内容】 月刊「サイゾー」、および関連ウェブメディアの校正作業全般 【雇用形態】 出社してのアルバイト契約、在宅での業務委託契約等、相談に応じます。 【応募資格】 学歴不問。 月末から月初にかけての10日間程度に対応可能な方。 (スケジュールによっては、土日祝の勤務もあります) 【待遇】 出社しての勤務の場合、交通費全額支給 【休日・休暇】 編集部の作業状況によって土日祝勤務もあり得ますが、相談に応じます。 履歴書を下記宛てに送っていただくか、 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-19-2スプラインビル3階 株式会社サイゾー 月刊サイゾー 校正者採用係 またはこちらのメールアドレスに簡単な経歴と自己紹介、志望動機を送ってください。 メールアドレス:recruit.management@cyzo.com ふるってのご応募、お待ちしております。 なにとぞよろしくお願いいたします。

【求人】「月刊サイゾー」編集アシスタント募集

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株式会社サイゾーでは現在、「月刊サイゾー」編集部の編集アシスタントを募集しております。「月刊サイゾー」の編集作業において発生する編集のほか、ウェブメディア関連の編集などが主な業務となります。 【仕事内容】 月刊「サイゾー」の編集業務のアシスタント全般 【雇用形態】 契約社員・正社員 【応募資格】 学歴不問 25~35歳くらいまで 10:00~19:00(週5日、フルタイムで働ける方) (雑誌やウェブの編集経験をお持ちの方歓迎。即戦力としてお迎えします) 【待遇】 交通費全額支給 【休日・休暇】 週休2日制(土・日)、祝日 ※編集部の作業状況によっては休日に出社していただく場合もあります。 履歴書を下記宛てに送っていただくか、 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-19-2-3F 株式会社サイゾー 月刊サイゾー 編集アシスタント採用係 またはコチラのメールアドレスに簡単な自己紹介と志望動機を送ってください。 メールアドレス:recruit.management@cyzo.com ふるってのご応募、お待ちしております!

幼なじみ、義兄弟、闇堕ち…『HiGH&LOW』を見た腐女子が読み返すべき傑作BL40選

<『HiGH&LOW』総力特集> ■興行収入だけでは測れない!映画『HiGH&LOW』ムーブメントに迫る【映画ライター座談会/前編】『HiGH&LOW』は〈国産の海外映画〉である。【映画ライター座談会/後編】HiGH&LOW』でHIROが望むのは「親殺し」? 今後の展開を予想する!。『HiGH&LOW』は対ジャニーズ連合軍か!? イケメン文化の集大成としてのハイロー
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「HiGH & LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D.~」(秋田書店)
――ドラマシリーズの総集編として5月に2周間限定で劇場公開された『ROAD TO HiGH&LOW』。その舞台挨拶の際、九龍グループ家村会の幹部役を演じた橘ケンチ氏(EXILE THE SECOND所属)が物語について、「ブロマンス要素もある」と口走ったことで、当時一部界隈をザワつかせたのは記憶に新しい。  橘氏が劇中で描かれる男と男の絆を「友情」という言葉で収めることできなかった心中は、既に本作をご覧になった方なら察することができるだろう。 『HiGH&LOW』は男のドラマである。幼なじみの死、闇堕ちと救済、兄を探し続ける義兄弟、ライバルとの共闘……男と男の絆や、男と男の因果がみっしりと詰まった作品であり、そこで描かれる人間関係は、「友情」という言葉で片付けてしまうには余りあるほどの熱気をはらんでいる。  では、男と男の「友情」の先には何が存在するのか。答えは簡単。腐女子である。少々強引な展開だが、こういう企画だと理解してほしい。  男の肢体が2体あらばそこに腐女子は必ず寄生する――。2体どころか、スクリーン一面の男、男、男。男(HIRO)による、男(EXILE)のための、男祭であるハイローを腐女子が素通りできるわけがない。  ここまでは「『HiGH&LOW THE MOVIE』大研究」と銘打って、映画の内容や出演者について深く考察する企画を展開してきたが、これだけでは片手落ちの感が否めない。『HiGH&LOW』フィーバーの一端を担っているであろう、ある層をどうしても無視できないのである。ある層とは、そう腐女子である。くどいようだが、こういう企画だと理解してほしい。  先に公開された記事(『『HiGH&LOW』は〈国産の海外映画〉である。』)でも、「どこかで見たような設定が多いのが今作の特徴」と指摘されていたが、実はそれは一般的な映画やマンガに限った話ではなく、商業BLのあらゆる設定やキャラクターすら彷彿とさせやがるんだ……というのが腐女子の言い分だ。  そこで、本稿では『HiGH&LOW』で描かれる男たちの因果をまとめつつ、その男たちの物語を目撃した腐女子が、「この関係って…あの商業BLにどこか似ているのでは…!」と脳裏をよぎった至極のBL作品を紹介していこう。(※「『HiGH&LOW THE MOVIE』大研究」のおまけ企画なので肩の力を抜いてご一読あれ) (文/才蔵腐女子連合会) ■全ての物語はこの3人の因果から始まった 琥珀+九十九+龍也(MUGEN) 『HiGH&LOW』の壮大なストーリーが始まるきっかけとなった3人。幼なじみの琥珀と龍也が作ったバイクチームがMUGENであり、幼少期にいじめられていたところを龍也に救ってもらったときから、琥珀にとって龍也はかけがえのない存在であった。一方、九十九は天涯孤独に過ごしていたが、あることをきっかけに琥珀に拾われる。親友の龍也を敵の策略によって失った琥珀は、我を失い暴走しはじめるが、そんな彼に最後まで寄り添い続けようとしたのは九十九だった。 タグ:幼なじみ、おっさん、死別、バッドエンド、闇堕ち、共依存、ゴリラ百合
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★腐女子eye<死別三角関係> 死んでしまった男に囚われる男と、その男に付き従う男、という「死別三角関係」といえば、よしながふみの名作「僕の見た風景」(『こどもの体温』収録)。高校の山岳部に所属していた3人組・酒井、綾小路、黒田は、大人になって久しぶりに山に出かけた帰り道、綾小路が運転する車で交通事故を起こし、酒井は死亡、黒田は半身不随になってしまう。責任を取るべく、綾小路は献身的に黒田に尽くし、自分の人生を明け渡すがごとく彼に付き従う。生き残った者同士の、痛みを伴う少しの幸福な結末が胸に刺さる。 【キーワード関連作】 吉池マスコ『藤原征爾君追悼特集に寄せて』

■優等生×ヤンキー×ヤンキーの絆 コブラ+ヤマト+ノボル(山王連合会) コブラ、ヤマト、ノボルも幼なじみだが、不良だったコブラとヤマトにとって、優等生で弁護士を目指して大学に通うノボルは希望の星だった。しかしノボルはガールフレンドをレイプされ、報復に手を染めてしまう。ノボルの帰ってくる場所を作るため、コブラとヤマトは山王連合会を結成するが、刑務所から出たノボルは九龍グループ・家村会の構成員として2人の前に現れるのだった。 タグ:幼なじみ、三角関係、ヤンキーとエリート、体格差萌え
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★腐女子eye<二等辺三角関係> 二等辺三角形のような関係性で描かれるBLといえば、「先生×生徒×生徒」の三角を描いた中村明日美子の『同級生』だ。男子高校の音楽教員である原に思いを寄せる生徒・佐条と、その健気さに惹かれてゆく同級生の草壁。やがて佐条と草壁が両思いとなるが、実は密かに原は佐条に惹かれていた……という、なんともほろ苦い展開は三角関係ならではだ。 【キーワード関連作】 恋煩シビト『溺れる』 門地かおり『恋姫』


■主人公と二番手の戦友コンビ コブラ+ヤマト(山王連合会) 家村会に利用されたノボルを救い出すときも、さらにSWORD討伐に乗り出す琥珀を止めようとするときも、いつも2人並んで戦い続けた戦友にして親友のコブラとヤマト。コブラのピンチにはヤマトが駆けつけ、ヤマトがピンチのときにはコブラが駆けつける。ケンカでボロボロになった身体を支え合うシーンもシリーズを通して散見された。小さいコブラと大きいヤマトの身長差も名コンビの雰囲気を醸している。 タグ:幼なじみ、ヤンキー、バディもの、相方、体格差萌え
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★腐女子eye<金髪のかわいいヤンキー> ガタイのいい黒髪×小柄な金髪ヤンキーというルックスから夏目イサク『デビルズハニー』を推薦。先生×生徒という王道の設定で、生徒に人気の体育教師・菅谷とヤンキー集団のリーダー格・吉野のほんわかキラキララブが描かれる。金髪ヤンキー吉野が恋愛においては健気で可愛い一方で、ケンカが強く男気あふれる性格なのがキュンとする。 【キーワード関連作】 小松『それから、君を考える』 水渡 ひとみ『恋する鷹はツメを隠す』 山本小鉄子『明日はどっちだ!』


■孤立する少年を救う正義漢 ヤマト+チハル(山王連合会) 鬼邪高校で揉め事を起こし、不良学生たちから追いかけ回されていたチハルを助けたのがヤマトだった。以来、チハルの恩人であり一番の憧れの人がヤマトとなった。チハルは髪型までヤマトのマネをしており、そのリスペクト精神は健気ですらある。チーム内でチハルに裏切りの容疑がかけられた際も、ヤマトはチハルを信じてかばった。 タグ:先輩後輩、師弟、下克上、一方通行
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★腐女子eye<師弟関係や憧れはやがて……> 強い憧れが恋に変わるという王道なストーリーながら、ボクシングというスポーツを題材により汗臭く描かれているのがウノハナの『犬と欠け月』だ。目の怪我で引退を余儀なくされトレーナーに転身した一条と、そんな彼に憧れてボクサーとなった岳の師弟関係がどう恋愛に変わっていくのか。「俺…一条さんのために絶対勝つんで」なんて健気なセリフを言う岳は、さながら忠犬ハチ公のようで放っておけない。 【キーワード関連作】 羽生山 へび子『僕の先輩』


■Instagramで育む友情 チハル+テッツ(山王連合会) ドレッドヘアが特徴的なテッツと、チームの新入りチハルは、いつの間にか親友のような仲に。他勢力とのケンカの際も共闘することが多い。公式 Instagramを持っている2人でもあり、服の貸し借りや、テッツの彼女の誕生日プレゼントを 2人で買いに行くなど、ドラマや映画では描かれない微笑ましいやりとりを垣間見ることができる。 タグ:同級生、親友、ノンケ
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★腐女子eye<親友同士だけど……> 親友同士BLの決定版といえば井戸ぎほう『B.S.S.M.』。友達同士でドラッグやって、ラリったついでにヤっちまう。まさに若気の至りでひた走るけいまとなおの関係だったが、そんなことをしているうちにソノ気になってしまうのが人の性。無邪気な親友同士のじゃれ合いが、恋人同士のそれに変わる瞬間の甘酸っぱさとこっ恥ずかしさで胸がいっぱいに。


■義兄弟という禁断の響き 雨宮雅貴+雨宮広斗(雨宮兄弟) もともとは3兄弟だが、1年前に失踪した長男を探してSWORD地区に降り立った2人。女好きで軟派かつ弟に甘い兄・雅貴と、自分勝手でクールな弟・広斗。「お兄ちゃんの言うことを聞きなさい!」とぼやきながらも、弟の身勝手な行動に振り回される兄だが、ケンカはピカイチ強い。そんな兄弟が主演を務める次回作『THE RED RAIN』では、弟・広斗が実は連れ子で、血の繋がりは無いという事実が明かされるとか。 タグ:義兄弟、近親相姦、クリスチャン、尻に敷かれ系、ツンデレ
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★腐女子eye<兄弟!近親相姦!> 兄弟・義兄弟BLは数あれど、中村明日美子の『薫りの継承』ほど濃厚な物語はなかなかない。義理の兄である忍に冷たくされるほどに欲情する竹蔵は、ついに忍に目隠しをして事に及ぶ。忍の妻を巻き込みながらも物語は進むが、最終的には義兄弟として育った2人にまつわる衝撃の事実が明らかになる。禁断の性愛ここに極まれり。 【キーワード関連作】 ためこう『泥中の蓮』 朝田 ねむい『兄の忠告』


■ヤンチャDKわちゃわちゃ萌えの極み 鬼邪高校の面々 「オヤコウコウ」というバカバカしいネーミング、さらに「全国から札付きのワルが集まっているため極道組織からのスカウトが絶えず、より良い組織からのスカウトを得るために生徒達は留年を繰り返す。5回留年すれば一流!」というトンデモ設定だが、そんなワルたちが「村山さん!村山さん!」とボスを慕う姿にほっこり。村山にくっついて歩く大男の古屋と関、この2人のコントラストも絶妙。 タグ:学ラン、DK、番長、ケンカ、舎弟、姫と家来、チーム男子
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★腐女子eye<ヤンキー高校生の日常系> 男子高校生のドタバタものなら、SHOOWA『イベリコ豚』シリーズ一択(主観)。登場人物たちはだいたい見た目がチャラかったりいかつかったりするものの、厳密にはヤンキーではなく「ゴミ拾い集団」という、ずっこけるような設定も◎。バカでアホな高校生がたくさん登場し、メインカップルの恋のみならず周囲の友人や後輩たちのくだらないやりとりがテンポよく描きこまれ、わちゃわちゃ感を醸し出す。


■バカ番長とインテリ眼鏡 村山+轟(鬼邪高校) 山王連合会・コブラとの死闘に負け、腑抜けた状態になっていた鬼邪高校の番長・村山。そんな彼の前に現れたのは、裕福がゆえに不良に恐喝されたことをきっかけに不良への憎しみを募らせ、己の拳を磨き続けた轟だった。轟との戦いによって、本当に守りたいものは何なのかということに気づく村山。その後、SWORD vs琥珀の大決戦に単身乗り込もうとした村山を追いかけてきた轟、2人の間で交わされるデコピンシーンは名場面である。 タグ:学ラン、クール眼鏡、不良×優等生、先輩後輩、夜間と全日
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★腐女子eye<クール眼鏡高校生の青さ> 学ランクール眼鏡がメインキャラといえば、黒娜さかき『青春ソバット』。BLでありながら、青年誌「IKKI」で連載していた変わり種。全4巻をたっぷり使って、思春期特有の不安定な感情や、友情と恋愛と欲情の境目が曖昧な“青春”感を描き出す。最終巻では大人になった主人公たちが描かれ、その一筋縄ではいかない結末は、10代の青い頃に出会った人間同士ならではの関係の濃密さを感じさせる。 【キーワード関連作】 たうみまゆ『傘を持て』


■ケンカで負けて親友に? 村山+コブラ(鬼邪高校/山王連合会) 鬼邪高校で100人からの鉄拳制裁に耐え、トップに上りつめた村山だったが、コブラとのタイマン勝負に負けてしまう。村山はコブラとのケンカが忘れられず、「俺とお前の何が違うんだ!」と苦悩しながらも、自分は一体何のために戦うのかと、己と向き合っていく。以降は、「コブラちゃんならどうする?(お悩み相談)」「コブラちゃんまた(ケンカ)やろうぜ」「コブラちゃん山王入れて」と、何かっちゃコブラちゃんコブラちゃん言うようになる村山であった。 タグ:ライバル、不良学生、片思い、一方通行
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腐女子eye<一方通行の片思い> かまってちゃんの熱烈な片思いといえばコウキ。の『喰われたがりの仔羊くん』。幼なじみの士狼を追って同じ高校に入学したものの、実らない片思いを抱え続ける羊。「一回でいいからおれのこと抱いて」と迫っても、士狼は「お前は性欲と恋愛を勘違いしてんだよ」と釣れない態度。一途すぎる羊に思わず「がんばれ!(泣)」と感情移入してしまう1作。 【キーワード関連作】 どつみつこ『Cutting Age』


■王様と冷徹な執事 ロッキー+KOO(White Rascals) 繁華街のケツ持ちであるWhite Rascalsは、頭であるロッキーの「女たちを守りたい」という信念のもと、経営しているクラブで女性たちを安全に働かせている。そんなロッキーの信念を傍らで支えるのがKOOだ。冷静で物腰の柔らかいしゃべり方とは裏腹に、敵に対しては冷酷なKOOが、なぜロッキーの側に仕えるのかは謎だが、母親と姉に自殺され天涯孤独となったロッキーの心の拠り所になっていることは想像に難くない。 タグ:執事、おっさん、絶対忠誠
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★腐女子eye<クールな執事の熱い忠誠心> 執事モノBLといえば真っ先にあがるのが、日高ショーコ『憂鬱な朝』だろう。10歳にして子爵家当主の座を継いだ久世と、その教育係を務めるスチュワードの桂木が織りなす貴族の恋物語。冷静沈着、頭もキレておまけに眉目秀麗である桂木は理想的な執事像の典型例。こんな人に四六時中世話になっていたら、そら男でも恋に落ちますわ!と思わず単行本を投げたくなること受け合い。 【キーワード関連作】 緒川千世『王子の箱庭』


■男×心は女の男 カイト+キジ―(White Rascals) 元々は黒いスカウト集団DOUBTに所属していたカイトとキジー。しかし、ロッキーと対峙した際、心が女であることを見ぬかれたキジーは、パートナーであるカイトと連れ立ってWhite Rascalsに転身しロッキーのサポート役に。長身でハンサムなカイトの周りに女子が群れようものなら、「アンタ、ブスねー!」「キジーのダーだから!」とすぐさま蹴散らすキジー。恋愛要素の少ないハイローの物語に華を添える公式のカップルである。 タグ:トランスジェンダー、両思い、オネエ言葉
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★腐女子eye<揺れ動く性を受け止める愛> 男性が女性に憧れる姿を瑞々しくも、時に残酷かつ鮮烈に描いたのが中村明日美子の『Jの総て』だ。マリリン・モンローに憧れる少年Jと、彼に出会い翻弄されながらも運命を共にしようとするポール。過去のトラウマのせいで自分の幸せに臆病になっているJの激動の半生には、はたしてどんな結末が待っているのか……。 【キーワード関連作】 永井三郎『スメルズライクグリーンスピリット』 秀良子『宇田川町で待っててよ。』


■屈強な者同士だからこそ認め合える ロッキー+ヤマト(White Rascals/山王連合会) ドラマシリーズでレッドラム(ドラッグ)をめぐる揉め事の際に衝突した2人。女にはとことん優しいが男には容赦しないロッキーによって、杖で殴られるヤマト。しかし映画では、その杖によってヤマトを助けるロッキーの姿が。ヤマト「女以外は助けないんじゃねーのかよ」ロッキー「うるせぇ、バカ(ニヤリ)」という印象的な和解シーンも。 タグ:DV、杖、8 等身、ギャング、歳の差、ライバル
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★腐女子eye<敵対からの……> 屈強な肉体美と華麗なダンス描写で人気シリーズとして今も続いている井上佐藤の『10DANCE』は、男同士のプライドや反発心を描くことで、より濃厚な愛に着地しようとしている。ソシアルダンスのラテン日本チャンピオンの鈴木信也と、スタンダード日本チャンピオンの鈴木信也。最初は憎まれ口を叩き合いバチバチの2人だが、ダンスという肉体言語を通じて絆を深めていく。 【キーワード関連作】 常倉三矢『咬みつきたい』 柊 のぞむ『どっちもどっち』


■愛の意味さえ知らない、生まれた場所も誇れない RUDE BOYS(無名街)(RUDE BOYS) 親に捨てられた者や身寄りの無い者などが集まり、身を寄せあって暮らす治外法権のスラム「無名街」。そこで守護神として君臨する集団がRUDE BOYSだ。リーダーであるスモーキーは、街の人々を「家族」と呼び、文字通り血を吐きながらも懸命に守ろうとし、ピーやタケシといった仲間たちは、吐血を繰り返すスモーキーの身を常に案じている。ドラマシリーズ最終話では、無名街の地下から鉱物が採取できることが明らかになった。 タグ:貧困、スラム、無国籍街
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★腐女子eye<荒廃した世界で傷だらけの男たち> 槇えびし『みずのいろ。』の舞台となるのが、まさに無名街的な荒廃した世界観で描かれる「天国」と呼ばれる街だ。そこで殺し屋として生きる世都と、彼がたったひとり守りたい少年・礼夏。さらに世都を拾ったロマネと、そしてもう一人の礼夏。男たちの因果を描いた一代絵巻。体中に傷があり、「赤色」が認識できないというミステリアスな世都の儚さと乱雑な街が絶妙なコントラストを描いており、BL抜きにしても美しいマンガである。


■男は誰がために罪を犯す スモーキー+シオン(RUDE BOYS) スモーキーの右腕として活躍していたシオンだが、陰で家村会の人間に協力しレッドラム製造工場を仕切っていたことが表沙汰になる。しかしそれは、胸の病気を患っているスモーキーの治療費を稼ぐために犯した罪であった。スモーキーは自分のために罪を犯したシオンに「すまなかった」と言い、「ここにいたら家村会に追われるだろうから」と街から追い出すのだった。 タグ:忠誠、片思い、貧困、ドラッグ、自己犠牲、一方通行
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★腐女子eye<自己犠牲という愛> 吉田ゆうこの『BLT』の登場人物・浩輔の自己犠牲精神は痛々しくもいじらしい。アイドルグループ「BLT」のメンバーであるみさきはまだ恋も知らない。そんなみさきやメンバーを守りたいがために、枕営業に勤しむ浩輔だったが、努力の甲斐も虚しくみさきにまで枕営業の魔の手が迫る……。チームのため、愛する人のために身体を差し出すという究極の自己犠牲BLだ。


■絶体絶命に颯爽と現れるタキシード仮面的なアレ スモーキー+雨宮広斗(RUDE BOYS/雨宮兄弟) スモーキーが敵の罠に嵌まり絶体絶命のピンチに陥っているところに颯爽と現れ、手を貸したのが雨宮広斗であった。共闘しながらも、広斗のサポートむなしく背中を切りつけられたスモーキー。瀕死のスモーキーに闇医者を手配し、(多分)保険がきかないであろう治療費まで工面してやる広斗のスパダリっぷりが冴え渡る。DOUBTにさらわれたスモーキーの妹も広斗が助けた。 タグ:アラブ系、白馬に乗った王子系、スパダリ、格差
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★腐女子eye<アラブ系BL> 恵まれない環境で育った影のある子に、“王子”が強引に手を差し伸べるのはBLのひとつの王道だが、ここではあえて複雑な世界設定の寿たらこ『SEX PISTOLS』(5巻)をチョイス。生い立ちゆえに、まっとうな恋愛とは無縁だと思い、かつては体まで売っていた少年。あるとき、異国からやってきた男と出会い、その強引なのに優しい手に惹かれてゆく。互いの身分の違いや相手を思いやる気持ちから、素直に結ばれることができないのに、そのすべてを吹き飛ばす「運命」の強さが、シークものという非現実的な設定をより輝かせる。


■「久しぶりだな」って、いつ会ってたの スモーキー+ヤマト(RUDE BOYS/山王連合会) ドラマシリーズにて、チハルを探して無名街に潜入しようとしたヤマトだが、 RUDE BOYSに見つかりスモーキーと対峙する。スモーキー「…ヤマト」ヤマト「スモーキー、久しぶりだな」と挨拶を交わした後、即殴り合いに。だが、スモーキーはヤマトに関節技を決めながら発作を起こす。目の前で血を吐くスモーキーを、ヤマトは地面に倒れたまま虚を突かれた顔で見上げるのだった。 タグ:筋肉、ミステリアス、体格差、自己犠牲と世話焼き
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★腐女子eye<ミステリアス少年と筋肉少年> 湖水きよ『カラダめあてで悪いか』は、無口でミステリアスな少年・蓮見と、彼に妙に懐かれて放っておけない、強く美しい肉体を持つ同級生・角野という真逆の2人が、徐々に互いを知ってゆく過程が美しく描かれる。「角野の体を見てみたい」という蓮見の謎の申し出から体の関係を持つようになったものの、もともとタイプが違いすぎるゆえに友人でもなかった彼らは、当然恋人と呼べるような甘い関係にすぐにはなれない。微妙に噛み合わない会話と、一見淡々として見える仲から踏み込んでいく瞬間が、色気のある絵柄で描かれる。


■狂気のボスと法被軍団 達磨一家 MUGENによって滅ぼされた九龍グループ・傘下組織「日向会」の日向四兄弟の四男である日向紀久や、MUGENに恨みをもつ饕餮兄弟など、とにかくMUGENに恨みをもつ人間で結成されたのが達磨一家だ。とはいえ、ドラマシーズン1最終話でコブラと対決した後から日向になんらかの心境の変化があった模様。ケンカのあとは奥の間に日向を寝かせ、饕餮兄弟は廊下で寝るなど、舎弟たちから日向へ向けられる温かい思いやりにグっとくる。 タグ:姫と家来、ポリアモリー
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★腐女子eye<"若"とその周辺> ナリ『ヤングコーンの王子様』は、BLにしては珍しく少年マンガ的な描かれ方のバトルシーンがあったり、がっつり血も流れるが、主人公のひとり・ヤクザの若頭を慕う組員たちがそれぞれにキャラが立っており、ギャグ担当である彼らのノリで中和されて楽しく読める。 【キーワード関連作】 流星 ハニー『五人のセフレとカグヤ王子』


■噛み付いて離れない執念 日向+コブラ(達磨一家/山王連合会) コブラが以前所属していたMUGEN時代の因縁から、山王連合会を潰そうと目論む日向。なりふり構わぬファイトスタイルでコブラの腕に思い切り噛み付いたり、とにかく執念深く攻撃を加えた。映画では、敵に攻撃されそうになった日向をコブラがかばう一幕も。日向「俺の獲物に手ぇ出すんじゃねーよ」コブラ「手こずってんじゃねーか」と憎まれ口を叩き合いながらも、共闘した。 タグ:ライバル、狂犬、和モチーフ、寺、執着、ケンカ
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★腐女子eye<ケンカップルという正義> タイトルからしていかにもなケンカップルの様相を呈している、宮本リンダの『ケンカ上等!キス上等』。期待通り、しょっぱなから殴りあって鼻血を流しているのだから、たまらない。校内のケンカ王・蜂谷は、何かと因縁をつけてはケンカをふっかけてくる凶暴な涼原に手を焼いていた。しかし、ひょんなきっかけで涼原の意外な一面を目撃してしまい、以降蜂谷は彼を殴れなくなってしまう……。 【キーワード関連作】 紫妲たかゆき『犬猿の恋仲』


■ハイロー世界の最大ヒール 九龍グループ 「九つの龍」と呼ばれる9つの組織からなる反社会的勢力。テレビシリーズと映画では、その中の一つ「家村会」がSWORDを狙って暗躍した。物腰の柔らかさがかえって怖い組長・家村龍美を筆頭に、二階堂、石井、川田、キリンジなど渋い面々が集結。石井と川田の対立や、キリンジの野心など、組内での緊張感漂うマウントの取り合いも反社会的勢力ならではか。 タグ:ヤクザ、極道、おじさん、老け専、スーツ、暴力、ヒール、悪党
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★腐女子eye<ヤクザモノBL> 後述でも紹介する『コオリオニ』と並んで、近年のヤクザBLの大傑作として名高いヨネダコウ『囀る鳥は羽ばたかない』。ドMで淫乱、倫理観のぶち壊れたヤクザの若頭・矢代と、彼の付き人を務める元警官でインポの百目鬼。彼らのスリリングな関係ももちろんのことながら、ヤクザの世界に渦巻く男同士の野望と嫉妬のねちっこさがたまらない。


■刑務所での出会いが闇へ誘う 二階堂+ノボル(家村会) 恋人をレイプした犯人への暴行で逮捕されたノボルが、刑務所で出会ったのが二階堂だった。家村会の幹部である二階堂は、 SWORDを治めたいがためにノボルに接触。将来への希望も失いコブラたちの元へも帰れなかったノボルは自暴自棄になり、二階堂の誘いにのってしまう。自分を救い上げてくれた家村会や二階堂に報いるためにも、ノボルはSWORD支配の策を講ずるが結局は上手くいかず、二階堂から散々暴行を受けた挙句に見捨てられた。 タグ:ヤンデレ、ヤクザ、スーツ、刑務所、歳の差
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★腐女子eye<人生を狂わす憎き因縁> ヤクザの息子であり長じて組長となった男に、高校時代から利用され続ける愛人兼闇医者というバッドすぎる設定の恋煩シビト『バラ色の時代』。組長の大和は組の問題を解決するために相手方のヤクザに右介を抱かせたり、自分と同じ入れ墨を背負わせたりする。利用される側の右介は「おまえがオレに近寄ってくるときは、いつもオレを利用したいときだ」「君は本当にオレが汚れていくのが楽しいみたいだ」と狂気じみた執着に振り回され続けるが、大和の真意は……。


■音楽とファッションの力で世界を変えたいとかいうチャラさ パール+バーニー(MIGHTY WARRIORS) 湾岸地区で活動する新鋭勢力にして、映画でSWORDの面々に敵対するチームがMIGHTY WARRIORSである。音楽とファッションの力で自分たちの理想郷を作ろうとするICEに手を貸すラッパーのパールと、ハッカーのバーニーはチームのムードメーカー。レースで競い合ったり、アメリカンジョークを言い合ったり、とにかくチャラくてオシャレな名コンビ。 タグ:チャラい系、ファッション、音楽、相棒、親友
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★腐女子eye<最高の親友で……我慢できる?> チャラくてテンション高めなBLといえば、おげれつたなかの『エスケープジャーニー』。高校時代に「性欲処理」呼ばわりされて別れた元カレ太一と、大学で再会を果たした直人。最初こそ過去を引きずっていた直人だが、友達としては最高の相性だったことを思い出し、直人と友人関係に戻ろうとする。しかし、互いに恋愛の熾火も燻っており……。「友情」と「恋」の間で揺れ動く青春グラフィティ。


■いっそ潔いほどの女性蔑視にゾクゾク 高野+平井(DOUBT) 女を強引にスカウトしどこかへ売り飛ばす極悪スカウト集団・DOUBTを率いる 2人組。正体不明。主に人身売買を生業としているが、その他のあくどい仕事にも手を出しているとか。映画では「メスブタちゃんたちしっかり働けよ~」という暴言を吐きながら、さらってきた数多くの女たちをどこかへ売り飛ばそうとしていた。女性の扱いがぞんざい過ぎて、逆にそれって……? タグ:悪党、ヒール、外道、水商売、スカウト、男だけの世界
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★腐女子eye<薄暗い商売に身を投じる男たち> 男娼というのっぴきならない夜の商売を描いているのが、朝田ねむい『Loved Circus』だ。サラリーマンのケイは惚れた風俗嬢を借金から救おうと全てを投げ打って投資に挑むが、大失敗し金も女も失ってしまう。人生に絶望したケイは自殺を図るがそれにも失敗し、目を覚ますと、そこはゲイ向け風俗店「サーカス」の店内だった。わけありな男娼たちが織りなす笑えて、泣ける1作。 【キーワード関連作】 おげれつたなか『ネオンサイン・アンバー』(「ディアプラス」(新書館)で連載) ナツメカズキ『MODS』


■ヤクザとつるむ悪徳刑事 西郷 ヤクザと裏で手を組む悪徳刑事の西郷は、やたらと山王連合会を挑発する。映画では、なぜかコブラの耳たぶをペロンと触って、ニヤニヤ。今後も SWORDをかき回す予感がむんむんである。 タグ:おっさん、悪徳刑事、暴力、権力、金
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★腐女子eye<セクシー悪徳刑事> 悪徳刑事といえば、実際に起こった北海道警察の違法捜査をモデルに描かれた梶本レイカ『コオリオニ』の主人公・鬼戸を思い浮かべるだろう。ヤクザの幹部・八敷をエス(スパイ)として利用しようとする鬼戸だったが、徐々に八敷の心の闇に同調し、いつしか2人は運命を共にするようになる……。倫理観が破綻していて、とことん下衆だが、妙な色気を放つ鬼戸のアンチ・ヒーローぶりに痺れる。

【磯部涼/川崎】ヒップホップが止めた川崎南北戦争

日本有数の工業都市・川崎はさまざまな顔を持っている。ギラつく繁華街、多文化コミュニティ、ラップ・シーン――。俊鋭の音楽ライター・磯部涼が、その地の知られざる風景をレポートし、ひいては現代ニッポンのダークサイドとその中の光を描出するルポルタージュ。
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全身をタトゥーで埋め尽くしたラッパーのK-YO。
 川崎は2つの顔を持っている。そして、それらの表情は変わりつつある。シンガーソングライターの小沢健二が自身の根底となっている空虚さを“川崎ノーザン・ソウル”と呼んだ、その背景としてのニュータウンの北部。ラッパーのA-THUGが、治安が悪く、だからこそラップ・ミュージックのメッカと化した、ニューヨークのサウス・ブロンクスやシカゴのサウスサイドに重ね合わせて“サウスサイド川崎”と呼ぶ、工場地帯の南部。一方、最近では、映画『シン・ゴジラ』において、南部・武蔵小杉のタワーマンションが建ち並ぶ多摩川沿いで戦いが繰り広げられた。ゴジラがやって来るのはそれだけ注目されているということで、実際、同地は不動産情報サイト・SUUMOが認定する「住みたい街ランキング2016」関東版でも4位に入っており、その点では、今や“ニュー”タウンの座は南部が奪ったともいえる。こういった発展の仕方の違いを、川崎市民は冗談めかして川崎南北問題と呼ぶが、その対立は、かつて、不良少年の間では血なまぐさい“戦争”という形で現れたのだ。
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南武線・武蔵溝の口駅前に立つ〈FLY BOY RECORDS〉の面々。左よりDJ TY-KOH、KOWICHI、YOUNG HASTLE。
 神奈川 川崎 東京と横浜の間  挟まれてるこの街 住んでるのはオレ達  昔はバラバラだった 奴らも今じゃ仲間  まとまりねーのもスタイルかな  思ったけどひとつになった   ――KOWICHI「Rep My City」より  グローバルなモードとローカルなテーマを掛け合わせる上手さに定評のある、〈FLY BOY RECORDS〉とその仲間たちがMVに揃って登場する地元讃歌「Rep My City」は、2パック「カリフォルニア・ラヴ」のメロディを引用した耳心地の良いラップ・ミュージックだが、そこで歌われていることは、川崎の不良文化の歴史を知る者ほど身に沁みるだろう。  同地では、各区から鉄道を使って容易に東京や横浜に出られることで、市としてのアイデンティティに欠けてきた。市内を縦貫する尻手黒川道路という幹線道路は存在するものの、ただ、それが持つ越境性こそが、南北の暴走族を中心に、不良による縄張り争いを生んだ側面があるという。例えば、「Rep My City」において、北部・多摩区出身のKOWICHIから“昔なじみの仲間”と紹介される、やはり、多摩区出身で81年生まれのラッパー・K-YOも、かつてはアウトロー・バイカーだった。彼は、同い年だが南部・中原区出身の〈FLY BOY RECORDS〉主宰・DJ TY-KOHと、その中学の同級生でKOWICHIのライヴDJも務めるSPACEKIDを横目に、「昔に知り合ってたら、ぶっ飛ばしてたかもしれない」と笑う。「僕はいつも溝の口(取材場所となった北部・高津区のターミナル)の通称“モンブラン”ってゲーセンに溜まってたんですけど、ここより向こう(以南)はみんな敵でしたもん」  そして、そのように、いわゆる川崎南北戦争が悪化した要因に、1件の殺人があった。K-YOは続ける。「毎年、お盆になると北部の人間で集まって、ガス橋(多摩川の中原区上平間部分にかかる橋)に追悼に行ってました。僕が不良になった中1の頃、そこで、北部の人が南部のヤツらに殺されたんです」。また、TY-KOHもその事件について年上から聞かされたと語る。「タチバナボウル(高津区のボウリング場)でリンチされて、瀕死の状態でガス橋に連行、さらにバーナーで顔を焼いて殺され、死体が多摩川の河川敷に捨てられたとか。だから、先輩には『北部の報復には気をつけろよ』って言われてました。実際、中学の頃から渋谷には行ってたけど、溝の口には行きませんでしたね」  当時、TY-KOHとSPACEKIDが通っていた井田中学校は、中原区と高津区の区境の前者側にあったことから“南の門番”と呼ばれ、1キロほどしか離れていない後者側の東橘中学校と喧嘩を繰り返していたという。しかし、彼らはそんな日常に嫌気が差していた。「SPACEKIDはオレらの学年のリーダーだったんですけど、あるとき、東橘中のヤツらにちょっと引くぐらいボコボコにされちゃったんです」(TY)「頭を金属バットでフルスイングで殴られて。歯も折れまくって」(SK)「でも、それがきっかけで、『別に不良として成り上がりたいわけじゃないし、別の遊びをしよう』って感じになった」(TY)。そして、彼らはターンテーブルを購入し、ヒップホップDJを始める。「ヒップホップはその前から聴いてたので」(TY)「先輩たちに拉致られたときに車の中でかかってたのも、クーリオだったし(笑)。シャコタンのマークIIで、ひとりはトランクに入れられて、オレらはブラック・ライトがピカピカの後部座席で『おめーら、じっとしてろよ!』って脅されて」(SK)「で、『ギャングスタズ・パラダイス』が延々とループ(笑)。悪夢かと思ったよ。でも、不良と違って、ヒップホップに関しては地元で先輩にあたる人がいなかったんで、自由にできたんですよね」(TY)
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TY-KOHとは中学時代からの友人であるDJ SPACEKID。
 ただ、2人は次第に地元の不良の伝統も変えていく。例えば、“カンパ”と呼ばれる、南部特有のいわゆる上納金制度を廃止したとTY-KOHは言う。「オレらもカンパには苦しめられたんですけど、『この忌まわしい文化は自分らの世代でやめよう』って話し合って。『年下も一緒に、みんなでもっと楽しくやったほうがいいでしょ』って」。やがて、高校生になると、SPACEKIDはパーティを主催し始める。「パー券を売るのは川崎で、会場は六本木の〈ジオイド〉ってハコで。川崎の人ばっかり、400人ぐらい入りましたよ。パラパラとハードコア・パンクとヒップホップがごちゃ混ぜになったパーティでしたけど」。また、TY-KOHの興味は海を越え、アメリカへと向かった。「ヒップホップをちゃんと聴き出したら、やっぱり、USのものがカッコいいなって。正直、当時の日本語ラップはピンとこなかった。さらに、ニューヨークへ行っては向こうのDJのテクニックを吸収して、日本で披露して……っていうことを始めたので、ますます、USのほうしか見なくなった」。しかし、そんな彼の視線を、改めて地元・川崎へと向かわせたのが、川崎区を拠点に活動するハスリング(薬物売買)・チームからラップ・グループへと発展した、A-THUG率いるSCARSの存在だ。「ファースト(『THE ALBUM』、06年)をたまたま耳にしたときに、『日本にもこんなに面白いラップがあるんだ』って衝撃を受けて」。それにはSPACEKIDも同感する。「日本にはストリートのヤツらが感じてることを、ストレートにリリックに落とし込んで歌っているヤツがいなかったんですよね。そこにSCARSが出てきた。しかも、『川崎なんだ!』っていう」。そうやって、川崎区のライヴハウス〈セルビアンナイト〉で「K'$ Up」というパーティを開催していた彼らは、SCARSとはまた違うベクトルで、オール川崎を代表することに自覚的になっていくのだった。
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多摩区出身のK-YOは、かつてアウトローなバイカーだったという。
 一方、北部のK-YOはヒップホップに関しては少し後れを取った。彼の場合、アウトロー・ライフが長引いたのだ。「17歳のとき、地元のデニーズで幹部会をやってたら、外をよそ者の暴走族が100台ぐらい走り抜けていったんですね。僕はリーダー格でしたし、当然、追っかけたら、何台かがガソリンスタンドで給油してたんで、ボッコボコに。でも、そこにほかの族車が戻ってきて、そのときの喧嘩で地元の先輩が殺されちゃうんです。後日、僕も含めて一斉に逮捕」。そして、1年半がたって少年院を出ると、彼が生きてきた世界はすっかり様変わりしていた。「バイクに乗ってた人たちがローライダーになって、車でウェストコースト・ヒップホップを流してた。それで、僕も先輩に直訴してグループを抜け、そういうパーティで遊び始め、その流れでラップをする。ほんと、あのままいかなくてよかった。きれいごとに聞こえるかもしれないけど、音楽に救われたんです」  その後、TY-KOH、SPACEKID、K-YO、KOWICHIは行動を共にし始める。「TY-KOH君を知ったとき、クラったっすね。川崎を鬼のようにレップ(代表)してて。『いるんだ? こういう人……っていうか、オレと同じ考えのヤツ、いたー!』みたいな」(KO)。ヒップホップを通して、彼らは彼らなりに南北戦争に終止符を打ったのだ。溜まり場は中間地点の溝の口になる。「今思うと、『南部のヤツは敵だ』っていう考えは先輩から刷り込まれたものでしたからね。完全な縦割り社会に生きてたんで」(KY)「そうそう。K-YOと仲良くなり始めたとき、一緒に、南部の先輩がやってるバーに遊びに行ったんです。その人にK-YOが地元を聞かれて答えたら、『え、北部?』みたいにピリッとして。『今もその対立、あるの?』ってなったもん」(TY)「川崎が南北で分かれてた歴史は、前の世代が背負ってたものだから。カンパじゃないけどオレたちの世代で克服して、ひとつの“K-TOWN”として全国にアピールしていきたいよね」(SK)
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左:再開発で商業施設やタワーマンションが建ち並ぶようになった武蔵小杉。
右:K-YOの楽曲「ストロングゼロ」には、YOUNG HASTLEとTY-KOHも客演。
 また、調布市出身のラッパー・YOUNG HASTLEや、宇都宮市出身のプロデューサー・ZOT on the WAVEも合流、“K-TOWN”は成長していく。「昔は“川崎=ヤンキー”っていう印象で、ダサいと思ってたんですよ。でも、TY-KOHたちは超イケてたんで、仲良くなりたいなって。そこから、毎晩、みんなで溝の口でメシ食って、当時、住んでた駒沢までチャリンコで20分くらいかけて帰るっていうライフスタイルに。しまいには引っ越してきましたからね。今は川崎っていうと、ブルックリンとかニュージャージーみたいな、中心から離れてるからこそアンテナが発達してる、センスの良いサバーブの街って印象です」(YH)。〈FLY BOY RECORDS〉周辺は、精力的に、挑戦的かつ普遍的なラップ・ミュージックをリリースしている。彼らは目標を以下のように語る。「以前の川崎はほんとブロックごとにハスラーがいるような感じで。みんな、アルバイト感覚でやってた」(SK)「それをラッパーとかDJが兼業してたケースも多いし、日本ではヒップホップがいかんせん金にならないからそうなるんですよね。下手したら、ヒップホップをやるためにハスリングで経費を賄ってるレベル。だからこそ、ちゃんとヒップホップで稼げるようにしたい」(TY)。果たして、川崎はディストピアからユートピアへと生まれ変わることができるのだろうか。(つづく) (写真/細倉真弓) 【第一回】 【第二回】 【第三回】 【第四回】 【第五回】 【第六回】 【番外編】 【第七回】 【第八回】 磯部涼(いそべ・りょう) 1978年生まれ。音楽ライター。主にマイナー音楽や、それらと社会とのかかわりについて執筆。著書に『音楽が終わって、人生が始まる』(アスペクト)、 編著に『踊ってはいけない国、日本』(河出書房新社)、『新しい音楽とことば』(スペースシャワーネットワーク)などがある。

スキャンダル社会学/ソシャゲ業界の波乱/ドナルド・トランプ(笑)劇場

【第1特集】 スキャンダル社会学 ベッキー不倫報道に、甘利晃不正資金騒動、清原和博の覚せい剤逮捕など、芸能界や政界、球界まであらゆる分野で起き続ける不祥事。これらのスクープはどのように報じられ、そこにはどれほどのカネが動いているのか?「週刊文春」を筆頭とする週刊誌の勢力図から、売名行為の皮算用、そして戦前の皇室ゴシップまで、スキャンダルの進化と経済効果の真髄に迫ります。
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【目次】 ■文春だけじゃない!【週刊誌】戦闘力徹底比較 ■加藤沙里とは何だったのか?【売名】の行動原理 ■【会員制情報誌】はなぜ生き残っているのか? ■枕なんかやりません!週刊誌【女性記者】座談会 ■死体も原発もエイズも…【スキャンダル写真】の進化史 ■バッキンガム宮殿にも潜入【英国タブロイド】の破壊力 ■ヤリマンから学ぶ【海外スキャンダル】の経済効果 ■戦前の【皇室スキャンダル】を振り返る ■「政府首脳」は管官房長官!? 新聞の【用語】解説 ■政治スキャンダルの矮小化は【安倍総理】のせい? ■スキャンダルが引き起こす【作品回収】のメカニズム ほか

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1lineimg.jpg←月500円で、最近のバックナンバーなど、ほぼすべての記事が読める「サイゾーpremium」はこちらから。

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【第2特集】

任天堂も参入! ソシャゲ業界波乱の予兆

かつてはGREEとDeNAが覇権闘争を繰り広げていたソーシャルゲーム業界だが、『パズル&ドラゴンズの大ヒットから勢力図が大きく塗り替わった。ついに任天堂やソニーも参戦してきたが、時すでに遅しという見方もある。再びガチャ規制も取り沙汰される中で次なる覇者はどこか?


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【第3特集】

米大統領選ドナルド・トランプ(笑)劇場

世界的に注目を集めるアメリカ大統領選。民主党候補のヒラリーやサンダースが大きな支持を集める一方で、ひときわ異彩を放つ共和党の最終兵器、ドナルド・トランプ。日本では報道されない“おバカ”なトランプ旋風の実態に迫る!


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【P様の匣】

【りりか】

妙にエロい画像を上げ続ける美少女の正体


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〈News Source〉
  • リリースの意味なし?【シングルCD】不要論の是非
  • 今年の高校野球【裏】ダークサイド
  • 芸能界の底辺でうごめく枕営業の最新事情
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文学タブー事情/シャブ報道の功罪/おっぱい学

【第1特集】 文学タブー事情 小説がまったく売れない──。今に始まったことではないが、文芸作品が本当に売れないようだ。大ベストセラー『火花』の影響で純文学が脚光を浴びたが、それはごくごく一部の話。ある作家はSNSに不況を嘆くつぶやきを書き込み、またある作家は副業に精を出す。作家の横暴ぶりから海外文学の版権事情、話題(?)の麻薬文学作品まで、これが“イマドキ”作家&文学事情。
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【目次】 ■【食えない小説家】のイマドキ事情 ■【芸能人作家】が牛耳る文芸に未来はあるか? ■今話題(?)の【麻薬文学】の歴史 ■【嶽本野ばら】が語る薬物と文学 ■【加藤ミリヤ】「私にゴーストはいません」 ■【タブーを和訳する】未邦訳文学の中身 ■【戦前ニッポン】のヤバい小説 ■巨額が動く!【海外版権エージェント】の仕事とは? ■ヒット作続々…【小説投稿サイト】の功罪 ほか

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【第2特集】

清原逮捕に見る! シャブ報道の功罪

清原和博容疑者だけでなく、このところ芸能人の覚せい剤逮捕報道が相次ぐ。しかし、逮捕された本人ならともかく、影響力の強いマスコミに名前を挙げられた芸能人の人権も取り沙汰されている。シャブ報道の作られ方と、その裏側にある実態を調査した。


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【第3特集】

日本人は巨乳をどう受容したか?

江戸期の春画を見ると、当時の日本人には、女性の乳房に性的魅力を感じる回路はあまりなかったという。では、そんな日本人が巨乳好きになったのはなぜなのか? 日本人の巨乳受容史を、あくまでも真面目に考える!


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【P様の匣】

【Julie Watai】

自撮りで乙女フェチを表現する現代美術家


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〈News Source〉
  • K-POP誇大報道から考察する【音楽業界への弊害】
  • 新聞記者が語る【文春砲】の本当のヤバさ
  • 【ゴミ屋敷】のテレビ局が群がるその理由
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文学タブー事情/シャブ報道の功罪/おっぱい学

【第1特集】 文学タブー事情 小説がまったく売れない──。今に始まったことではないが、文芸作品が本当に売れないようだ。大ベストセラー『火花』の影響で純文学が脚光を浴びたが、それはごくごく一部の話。ある作家はSNSに不況を嘆くつぶやきを書き込み、またある作家は副業に精を出す。作家の横暴ぶりから海外文学の版権事情、話題(?)の麻薬文学作品まで、これが“イマドキ”作家&文学事情。
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【目次】 ■【食えない小説家】のイマドキ事情 ■【芸能人作家】が牛耳る文芸に未来はあるか? ■今話題(?)の【麻薬文学】の歴史 ■【嶽本野ばら】が語る薬物と文学 ■【加藤ミリヤ】「私にゴーストはいません」 ■【タブーを和訳する】未邦訳文学の中身 ■【戦前ニッポン】のヤバい小説 ■巨額が動く!【海外版権エージェント】の仕事とは? ■ヒット作続々…【小説投稿サイト】の功罪 ほか

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【第2特集】

清原逮捕に見る! シャブ報道の功罪

清原和博容疑者だけでなく、このところ芸能人の覚せい剤逮捕報道が相次ぐ。しかし、逮捕された本人ならともかく、影響力の強いマスコミに名前を挙げられた芸能人の人権も取り沙汰されている。シャブ報道の作られ方と、その裏側にある実態を調査した。


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【第3特集】

日本人は巨乳をどう受容したか?

江戸期の春画を見ると、当時の日本人には、女性の乳房に性的魅力を感じる回路はあまりなかったという。では、そんな日本人が巨乳好きになったのはなぜなのか? 日本人の巨乳受容史を、あくまでも真面目に考える!


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中東・イスラム 新文化論/"前髪重い系"バンドはなぜモテる?/SMAP解散"報道の罪と罰"

【第1特集】 中東・イスラム 新文化論 かつて世界に冠たる大帝国を築きながら、この100年、欧米に蹂躙され、戦乱に明け暮れ、今やイスラム過激派の伸長によって世界から非難の目を向けられている中東・イスラム世界。しかし我々は、彼らの文化を本当に知っているのだろうか? サイゾーが送る、最新イスラム文化論!
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【目次】 ■イスラム世界【1400年の歴史】を読み解く ■禁欲的なだけじゃない!【イスラムファッション】流行最前線 ■【サッカー界】に注入されるオイルマネーとその余波 ■イスラム学者が語る【アラブとアニメ】 ■キリストとイスラム【宗教&音楽】 ■【ハリウッド】が描いたムスリム ■【イスラムとドラッグ】危険な関係 ■【イスラム圏】駐在員のホンネ ほか

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【第2特集】

"前髪重い系"バンドはなぜモテる?

正月のニッポンをおおいに賑わせた、ベッキー×ゲス極・川谷の不倫スキャンダル。どちらが悪いのかは知らないけど、アノ手の“前髪重い系”のバンドマンって最近なんかモテてないですか? 気になるギョーカイ裏情報とともに徹底検証!


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【第3特集】

SMAP解散"報道の罪と罰"

生放送の謝罪会見で収束を迎えたかに見えるSMAP解散騒動。安倍晋三首相が異例のコメントを発表するなど、高い国民の注目がうかがえた。だが、その一部始終を報じた芸能マスコミに、違和感を覚えた人も少なくはないはずだ──。


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【P様の匣】

【かもめ児童合唱団】

社会の悲哀を歌う子どもたち


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〈News Source〉
  • ベッキー騒動の損害賠償は【ゲス極と折半】
  • 水爆実験より恐ろしい【北朝鮮スパイ組織】
  • 【TBS】『モニタリング』にやらせ疑惑!?
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中東・イスラム 新文化論/"前髪重い系"バンドはなぜモテる?/SMAP解散"報道の罪と罰"

【第1特集】 中東・イスラム 新文化論 かつて世界に冠たる大帝国を築きながら、この100年、欧米に蹂躙され、戦乱に明け暮れ、今やイスラム過激派の伸長によって世界から非難の目を向けられている中東・イスラム世界。しかし我々は、彼らの文化を本当に知っているのだろうか? サイゾーが送る、最新イスラム文化論!
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【目次】 ■イスラム世界【1400年の歴史】を読み解く ■禁欲的なだけじゃない!【イスラムファッション】流行最前線 ■【サッカー界】に注入されるオイルマネーとその余波 ■イスラム学者が語る【アラブとアニメ】 ■キリストとイスラム【宗教&音楽】 ■【ハリウッド】が描いたムスリム ■【イスラムとドラッグ】危険な関係 ■【イスラム圏】駐在員のホンネ ほか

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【第2特集】

"前髪重い系"バンドはなぜモテる?

正月のニッポンをおおいに賑わせた、ベッキー×ゲス極・川谷の不倫スキャンダル。どちらが悪いのかは知らないけど、アノ手の“前髪重い系”のバンドマンって最近なんかモテてないですか? 気になるギョーカイ裏情報とともに徹底検証!


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【第3特集】

SMAP解散"報道の罪と罰"

生放送の謝罪会見で収束を迎えたかに見えるSMAP解散騒動。安倍晋三首相が異例のコメントを発表するなど、高い国民の注目がうかがえた。だが、その一部始終を報じた芸能マスコミに、違和感を覚えた人も少なくはないはずだ──。


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【かもめ児童合唱団】

社会の悲哀を歌う子どもたち


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  • ベッキー騒動の損害賠償は【ゲス極と折半】
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何度でもやり直せてしまうのは、長所か短所か? 音楽プロデューサーとエンジニアが語る科学的音楽の功と罪

――歌が下手でも、あとから修正――科学技術の進歩によって、音楽制作の現場に大きな変化が訪れた昨今。D.O.I.とDJ WATARAI、2人のプロフェッショナルがデジタル革命の功罪を説く。
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(写真/渡部幸和)
 科学にフォーカスした本特集、本稿では音楽制作現場における科学技術の進歩について見ていきたい。デジタル化をはじめとする技術革新は、どのような影響を与えたのか。その功罪を、レコーディング・エンジニアのD.O.I.氏と、プロデューサー/DJのWATARAI氏に聞いた。

音楽制作における極めて革新的な技術

――まず、お2人が活動を始めてから音楽制作環境の移り変わりを振り返り、技術的にエポックメイキングだった出来事はなんだったと思いますか? D.O.I.(以下、D) コンピューターベースの制作環境が主流になったことですね。2000年を過ぎた頃からPro Tools【1】をはじめとするDAW【2】がどんどん現場に導入され、当時、数億円かかっていたようなシステムが10分の1以下のコストでセットアップできるようになりました。これは、現場におけるエポックメイキング中のエポックメイキングでしょうね。  大きいスタジオではSSL【3】のようなラージコンソールを通してテープメディアにレコーディングしていたんですが、よく使われていたデジタルテープレコーダーに、ソニーのPCM-3348というものがあります。これは文字通り48トラック【4】の録音ができる機器なのですが、Pro Toolsのスペックが64トラック録音可能になった時期(98年)……つまりPCM-3348を上回るトラックで録音できるようになった頃から「これは従来のシステムに代わるものになる」という見方が強くなってきました。テープメディアと比較すると、圧倒的にかかるコストも低いし、どの曲のどの部分にもすぐアクセスすることが可能になったので、これには適わないですよね。 DJ WATARAI(以下、W) 僕にとってもPro Toolsの台頭は大きかったです。それまではハードウェアのシーケンサーやサンプラー、シンセサイザーなどを使ってトラック・メイキングをしてきたわけですが、そうするとレコーディングや、スタジオで行う最終調整においても、その機材一式をスタジオに持ち込まなければならなかった。一台一台がそれなりの重量感もあるので、それがかなりわずらわしかったのですが、Pro Toolsを使用するようになってからは、家で録音したオーディオデータをネット経由で送れるようになったので、非常に便利になりましたね。 D ヒップホップのプロデューサーでは、ワタさんが一番導入が早かったですね。僕は必要に迫られて使うようになりました。00年前後、Indopepsychicsというプロデューサー・チームで活動していたんですが、僕の役割としてエフェクターなどのツマミをリアルタイムに動かして録音することが多々あったんですね。一発勝負なので一生懸命駆使して、ミラクルが起こればOK! という感じで臨んでいたんですけど、あとになってメンバーから「やっぱりこういうふうにしたほうがよくない?」みたいな話が出てくるのが当たり前の時代だったんです。「あれは、ミラクル一発で録れたものだから再現することは不可能だよ」って伝えるしかできず……(笑)。  そんなことで悩んでいた頃、「音量だけでなく、エフェクトのパラメーターもオートメーションで記録できる」という触れ込みで登場したのがPro Toolsだったわけです。 ――“ミラクル一発”が記録できる。 D しかも、記録した後に微調整も可能なので、楽曲を作る上でもっとも効率性の高い機能が搭載されたと感じました。  また、同時期にBUDDHA BRANDというグループのエンジニアリングもやっていたんですが、ヒップホップ・アーティスト特有の感性というか、従来の制作プロセスにとらわれず、思いついたアイデアをすぐに試したいという要望が多く、既存のシステムでは対応不可能だなと感じていまして。彼らの要望を満たせるのはPro Toolsしかなかった。彼らのアルバム『病める無限のブッダの世界~BEST OF THE BEST(金字塔)~』を作っていた時期なので……99年くらいですね。 ――とはいえ、まだまだ制作のメイン機器のシステムとして使えるスペックではなかったですよね? D そうですね。ノウハウが蓄積した機材からいきなり代わるはずもなく、あくまでサブ機としての使用が多かったです。今はそれが最高で768トラックまで録音できるので、雲泥の差になりましたね。 ――Pro Toolsが一番最初にリリースされたのは91年のことですから、十数年でプロの現場に浸透していったわけですが、最初からスムーズに導入されていったわけではないですよね? D 90年代までは「これは一過性のもので、主流にはならない」というのが大方の意見でした。音楽制作には、それまで何十年にわたって培ってきた技術やノウハウがあったので「デジタルに頼って大丈夫なのか?」という人が多かった。もっとも、これは人間の本質といえるもので、新しいものに対して肯定的な考えを持つ人は2割程度で、8割程度は否定的な考え方を持ってしまうそうです。 つづきはコチラ