9年ぶりの日本シリーズ進出でも……野村克也が明かす「阪神の黄金時代が永遠に来ない理由」とは?

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相も変わらず、ボヤいてます。
 今シーズン、クライマックスシリーズに進んだ阪神タイガースは、巨人を4連勝で下し、パ・リーグの覇者・福岡ソフトバンクホークスと9年ぶりの日本シリーズを戦っている。10月30日現在、勝ち星は3対1と崖っぷちに立たされてはいるものの、2012年の和田豊監督就任から3年、「猛虎復活」という当初のコンセプトが実現したといってもいい成績だろう。  はたして85年以来29年ぶりの日本一に輝くことができるのか? それとも……と、全国の阪神ファンがかたずをのんで見守っている中、この熱狂を斜めから眺めている人物がいる。元阪神タイガース監督・野村克也だ。彼は、この阪神の好調を一過性の出来事として考えている。今年9月に発売された、その名も『阪神タイガースの黄金時代が永遠に来ない理由』(宝島社新書)の冒頭で、野村は「阪神タイガースが強くなることは絶対にない。阪神に黄金時代は永遠に来ないと断言できる」と書き記しているのだ。  いったい、どういうことだろうか?  99年から3年間阪神の監督を務めた野村。当時は3年連続最下位と芳しくない成績に終わっているが、その経験から、野村は阪神の「悪い伝統」の内幕をつぶさに観察することができた。まず、彼が告発するのは、その人気ぶりから来る弊害だ。 「弱くても人気があり、周囲からチヤホヤされるから、選手が“お坊ちゃん”なのだ。甘えの体質が染みついていた」  サッカーW杯がどんなに盛り上がろうとも、関西のスポーツ紙は阪神ネタばかりが1面を飾る。そして、その人気をあおっているのが、「虎番」と呼ばれるスポーツ新聞の阪神担当記者たち。勝てば選手を大々的に持ち上げるが、負けた場合はその後の関係を考慮して選手ではなく、監督や球団へバッシングの矛先を向ける。調子に乗った選手たちは、キャンプ中にミーティングをしていても、練習後の遊びのことを考えて、気もそぞろ。タニマチからの食事のお誘いや、OB会の接待など、阪神選手は球場の外でも忙しいのだ。  そして、なぜか阪神はドラフトにおいて有力選手を獲得することができない。野村は、近年の阪神のドラフト1位で即戦力としてチームの柱になったのは、鳥谷敬、能見篤史と、藤浪晋太郎ぐらいしかいない、と語っている。野村のヤクルト監督時代、阪神には選手を入団までこぎ着けると、担当スカウトに球団から数十万円のボーナスが支給される制度があったという。取りたい選手ではなく、取れる選手を……そんなスカウトの姿勢では、実力のある若手選手を獲得することは難しいだろう。  さらに、FAで阪神が獲得した選手たちのほとんどは、実力を発揮せずに終わると野村。その原因は、阪神の中にある「空気」だという。 「あのチームでは、ヨソ者扱いされて馴染めないのだ。FAで加入した選手や、城島(健司)、福留(孝介)、西岡(剛)も、それで力を発揮できない面もあるのだろう」 と、独特の「伝統」を持つ阪神タイガースならではの事情が、「黄金時代が永遠に来ない」と断言する野村の根拠となっているようだ。そして、その「伝統」に対する批判だけでなく、現役選手や監督個人についても、野村の批判はやむことがない。  野村の監督時代に現役選手だった和田監督には「オーラのようなものがない」と苦言を呈する。「和田はマジメな性格で、コーチとしては手腕を発揮するが、残念ながら監督の器ではない。(略)あまりしゃべるタイプではないし、ベンチでも、いるのかいないのかわからない感じがする」。さらにオ・スンファンの150kmのストレートに「スピードの割には打者は早く感じない」、新井貴浩に「フルスイングではなくムチャ振り」、鳥谷は「キャプテンというより脇役タイプ」と、同書では批判的な分析が展開されているのだ。  そもそも、野村は、監督時代に当時のオーナーであった久万俊二郎オーナーに対して、クビを覚悟で阪神タイガースの球団改革を訴えていた。しかし、それから14年が経過しても球団全体からの「毎年優勝してやろう」という気概は一向に感じられないという。だからこそ、「勝ったところで決して本質が改善されているわけではない」と、この好調が一過性のものであると予言しているのだ。  ただし、野村も、ただただぼやき続けているわけではない。サッカーに押され、野球人気が低迷する今だからこそ、野村は関西を中心に絶大な人気を誇る阪神タイガースの活躍に、プロ野球界の未来を見ている。 「関係者にとっては相当厳しいことを書いてきたが、それは3年間お世話になり阪神の内情を知る私があえて低減することで、少しでもいい方向に進んでくれればという思いからだ」  はたして、そんな野村の思いが通じる日は来るのだろうか? (文=萩原雄太[かもめマシーン])

野村克也、薬物疑惑の清原和博をバッサリ!「彼はお坊ちゃん。自分から人生を壊してる」

IMG_5850.jpg  野球評論家の野村克也氏が、都内で行われた地下アイドル「仮面女子」のライブイベントにゲスト出演し、現在、週刊誌の薬物疑惑報道で渦中にある元プロ野球選手・清原和博氏の近況について、「彼は球界のお坊ちゃん。苦労して育ってないでしょ。自分から人生を壊してる」と、厳しい表情でコメントした。  野村氏はこの日、仮面をかぶって活動する地下アイドルグループ「仮面女子」のイベントに、元キャッチャーとして「仮面」つながりで出演。同グループの10~20代のメンバー19名を前に清原氏の話題に触れ、「本当にいい素材なのにもったいない。(薬物疑惑発覚は)野球界の大損失だよ」と発言。「彼はもう、高校・プロとずっと苦労なしにやってきてね、あれだけの選手ですから、本来なら監督とかコーチとかで声がかかってもいいんですよ。でも、誰も声をかけない。結局はね、人はちゃんと見てるということなんでしょうな」とぼやいた。  野村氏は清原氏の騒動に絡め、才能がありながらもプロに入ってダメになっていく選手たちについても「プロ野球選手になりたいとやってきて、夢がかなうとみんな達成感に浸ってしまってね。その後、何を覚えるかといえば、酒と夜遊びですよ」と続け、「自分も(下積み時代)『野村、飲みに行こう。バット振って一流になれるなら、もうなってるよ』って先輩からよく誘われましたけどね、お金がなかったというのもありますが、行かずに一人バットを振ってましたよ。結局はね、努力なんです。努力は決して裏切りません。みなさんも若いうちに苦労したほうがいい」と、会場に集まった若者たちを前に、アドバイスを交えてコメントした。  野村氏はまた、楽天監督時代の教え子でもあり、今年からMLBニューヨーク・ヤンキースに移籍した田中将大投手についても触れ、「岩隈(久志)や黒田(博樹)が先に行って通用してるけど、あいつらが通用してるんだから絶対大丈夫だよ。わかりやすいじゃない。田中は大丈夫」と太鼓判。田中の抜けた楽天の今季についても「いや~、星野(仙一)監督ってのはすごいからね」と意味深な笑みを見せ、「今の時代は、私が言うとねたみひがみになっちゃうんだけど、優勝がお金で買える時代。だから、お金をつぎ込んでいるチームが上位に来ますよ。そういう意味で、星野監督というのは、球団から金を引っぱり出す力がすごいでしょ。ほかの5球団も打倒楽天で結束するでしょうけど、今年優勝したら(その実力も)本物でしょうな」と自身の見解を述べた。 IMG_5802.jpg IMG_5861.jpg  この日は、若いアイドルに囲まれて、終始ご機嫌だった野村氏。すでに78歳の高齢だが、「野村さんはあと何年、生きられると思いますか?」と問われると、「5年かな。去年までに同じ年の、一緒にやってた野球選手が何人か死んじゃってね。俺の順番がもう来てる」とぽつり。慶応病院での定期健康診断で、主治医から「ホルモンのバランスが崩れてる。できるだけ若い女の子のそばにいなさい」と助言されたことを紹介し、「考えてもみれば、若い女性と全然接してないからな。今日はいっぱいホルモンいただきましたよ」とコメント。最後はアイドルたちを前に「愛人探してるの。サッチーには内緒で愛人にならないか」と爆弾発言も。「お小遣い欲しいか? なんなら全財産あげるよ」と続けて会場を沸かせていた。 (取材・文=名鹿祥史)

ボヤキまくりのノムさん、"マーくん"田中将大からも相手にされず……

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 東北楽天ゴールデンイーグルスの元監督・野村克也氏が白い目で見られている。先日とあるイベントに出席したノムさんは、タレント・里田まいとの交際が発覚した教え子の"マーくん"こと田中将大投手について聞かれ、「もう(田中とは)縁は切ったから」とそっけなく言い放った。  これもノムさん流のボヤきかと思いきや、真相は違う。野球担当記者が明かす。 「ぶっちゃけ、マーくんはノムさんのことを毛嫌いしているんですよ。それまでは監督をやっていたから従っていただけ。ノムさんの監督解任が決まると、マーくんは『もう気を遣う必要はない!』と手の平返し。選手会が企画した野村監督の慰労会をドタキャンしています」  原因はチクチク嫌味を言われることだったようだが、ノムさんにしても慰労会にマーくんが来なかったことに不満を募らせていたという。 「その結果、イベントで『縁切った』発言が飛び出したんです。今後もマーくんへの口撃は続くでしょうね」(同関係者)  監督解任のきっかけも、楽天フロントへの批判だったと噂されるノムさん。今の矛先は現・楽天監督である星野仙一氏だが「星野さんはノムさんを"老害"扱いしていて、相手にする気はしていません。ノムさんは東スポなどの御用新聞を通じて話題を振りまいていますが、影響力はゼロ。遠吠えにしか聞こえませんね」(球界関係者)  名監督と言われたノムさんだが、自身のボヤきが災いし、その影響力も低下しているようだ。
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