過保護に育った女子大生が社会に飛び出して悪戦苦闘する話と見せかけて、実は家族との付き合い方がテーマっぽいことが見えてきた、遊川和彦脚本の『過保護のカホコ』(日本テレビ系)第7話。視聴率は10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、横ばいながら今週も2ケタキープです。 今回は、過保護のカホコ(高畑充希)が周囲の影響で自立を促されたことで、さらに家族への依存を強めていく様が描かれました。カホコは、まったく社会に飛び出しません。というわけで、振り返りです。 (前回までのレビューはこちらから) 前回、「朝も一人で起きるし、駅まで自分で歩く」とママ(黒木瞳)に宣言し、「ママは金輪際、口を出さないから」と言われたカホコ。目覚まし時計を3つセットして、なんとかひとりで起きることに成功しました。さらに、着ていく服を自分で選ぶことにも成功。さらに、お弁当をひとりで作ることにも成功しました(中身はふりかけごはんとバナナ、ゆで卵、ツナ缶ですが)。 一方のママも、カホコの手伝いをしたくて仕方ありません。表向きは「別に……」という素振りですが、心配で仕方がない様子。 そんなカホコには、守らなければならない秘密ができてしまいました。ママのママであるばあば(三田佳子)が重い心筋症で、いつ死んでもおかしくない身体だと知ってしまったのです。ばあばの願いは、実家で静かに死んでいくこと。そして、今までみたいに家族仲良く、たまにみんなで集まってご飯を食べたりするような、普通の生活をしながら余生を生きることでした。 そして、今度の日曜日は孫娘・糸ちゃん(久保田紗友)の誕生日。ばあばは、この日もみんなが仲良く集まってパーティすることを望んでいます。 糸ちゃんといえば、神経の病気でチェリストになる夢が破れてからというもの、すっかりグレています。親戚のことは全員大嫌いだし、カホコのことが特に嫌いだし、当然誕生パーティなんて出るわけがない。糸ちゃんママの節ちゃん(西尾まり)もそれがわかっているので、今年の糸ちゃん誕生日会は中止にしたいとばあばに申し出ます。 また、ママの上の妹である環ちゃん(中島ひろ子)も、親戚に会いたくないと言いだしました。喘息持ちの環ちゃんが入院している病院を訪れたカホコは、またひとつ秘密を抱えてしまうことになりました。 環ちゃんは「私、嫌な人間だから、みんなに合わす顔がない」と言います。そして、喘息が出るとストレスで万引きをしてしまう常習者であることを告白します。旦那の衛くん(佐藤二朗)もそれを知っていて、アル中寸前の自分と万引き常習の環ちゃんが「お互いダメで弱い人間だから、支え合っていかなきゃ」と結婚したのだそうです。 「でもやっぱりダメみたい……」 環ちゃんのこぼすため息に、カホコは言葉をつなぐことができません。人生経験の乏しいカホコには、想像すらできない状況だからです。 想像すらできない相手の心境は、無視するに限る。というのが、カホコのやり方のようです。「それでも家族だから」の一点張りで、糸ちゃん誕生会に全員集合させるために奔走します。それはもちろん、ばあばの願いだから、ということもありますが、それも含めて今回、カホコが実にエゴイスティックな人間として描かれます。せっかく付き合い始めたハジメくん(竹内涼真)の「家族と別れたほうが幸せだってこともあるだろ」という一般論にも耳を貸さず、それどころかハジメくんを捨てた母親に「会いに行かない言い訳?」とか、けっこうひどいことを言い放ちます。 その後、シナリオ的にはいささか強引な段取りでしたが、誕生会にはみんなが揃うことに。糸ちゃんは別に改心してませんから、節ちゃん夫婦の問題も解決していませんし、環ちゃんと衛くんも、わだかまりを抱えたまま。みんな「今は会いたくない」と思っているのに集まってしまった家族は、当然ケンカになってしまいます。互いが互いを「バカにしてるだろ」「見下してるだろ」と言い合い、口汚く罵り合うことに。糸ちゃんだけが、そのケンカの様子を楽しそうに笑って眺めています。いざこざの原因は明らかにカホコの暴走なわけですが、ここでは巧妙に親戚たちの怒りの矛先がママに向くように仕掛けられており、カホコは「せっかく頑張って家族を集めたのに、みんなが勝手にモメ出したために、ばあばの願いを叶えられなかった」という被害者の立場に置かれました。 「ばあばがかわいそう!」 そう叫んで、家を飛び出したカホコ。追いかけてきたハジメくんに「誕生日会さえ開けば、環ちゃんと糸ちゃんの問題も解決すると思っていた」と告げます。するわけないんです。個々の感情にカホコがちゃんと寄り添って考えていれば、解決するわけないことはわかるはずなんです、こういう問題は。 ■依存と盲信を嫌味なく、正しいことのように描く悪意 まるでカホコが自立し、成長し、自分の判断で家族のために奔走できるようになったという、お涙頂戴的なテイストでお話が進みましたが、おそらく遊川さんはカホコの「家族への依存」と「家族愛への盲信」を悪意的なデフォルメで描いたのだと思います。 最後の最後でカホコが唐突に「子どもつくろ、ハジメくん! ばあば、すっごく喜んでくれると思う!」と言い出して、そのエゴっぷりは頂点に達します。それでも冷静にたしなめようとするハジメくんを「ハジメくんは家族がいないからわからないんだよ!」と突き放し、「やっぱ無理だわ俺」と別れを告げられてしまうのでした。 今回のカホコの「家族なんだから仲良くあるべき、それが当たり前」という思想は、第2話で糸ちゃんの病気が発覚したときに、いろいろ張り切って余計なお世話をしまくったママ・泉とまったく同じです。泉のときは、あからさまに「おせっかいをしてますよ」という演出を施し、カホコが同じことをした今回は「頑張り屋さん、成長してる、正しい」といったニュアンスを込めている。実際には、まるで生き写しのような行動原理なのに、描き方を変化させることで視聴者をミスリードしている。それが悪いとかブレてるとか言いたいわけじゃなくて、構造的に高度なテクニックだし、そういうところがこのドラマはホントに面白いという話です。 ママの庇護から離れようとすることで、逆にカホコが“ママ化”してきましたよ、というのが今回の話のキモですので、あと2~3話を残して『過保護のカホコ』は、かなり地獄の様相を呈してきました。それでも全体的にほのぼのしている感じなのが、高畑充希のお芝居の力なのでしょう。 さらに今回、パパ(時任三郎)の妹・教子(濱田マリ)が、どこかから迷子を拾ってくるという飛び道具まで放り込まれました。ご丁寧に遊川さんの前作『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)でも孤児を演じていた横山歩くんです。この投入もかなり唐突ですが、きっとそのほうが面白くなるからそうしたんでしょう。個人的に、そこらへんの遊川さんに対する信頼は厚いので、今後の展開を楽しみにしたいと思います。 (文=どらまっ子AKIちゃん)日本テレビ系『過保護のカホコ』番組公式サイトより
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2ケタキープの高畑充希『過保護のカホコ』家族愛への“盲信とエゴ”を描く、ほのぼの悪意
過保護に育った女子大生が社会に飛び出して悪戦苦闘する話と見せかけて、実は家族との付き合い方がテーマっぽいことが見えてきた、遊川和彦脚本の『過保護のカホコ』(日本テレビ系)第7話。視聴率は10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、横ばいながら今週も2ケタキープです。 今回は、過保護のカホコ(高畑充希)が周囲の影響で自立を促されたことで、さらに家族への依存を強めていく様が描かれました。カホコは、まったく社会に飛び出しません。というわけで、振り返りです。 (前回までのレビューはこちらから) 前回、「朝も一人で起きるし、駅まで自分で歩く」とママ(黒木瞳)に宣言し、「ママは金輪際、口を出さないから」と言われたカホコ。目覚まし時計を3つセットして、なんとかひとりで起きることに成功しました。さらに、着ていく服を自分で選ぶことにも成功。さらに、お弁当をひとりで作ることにも成功しました(中身はふりかけごはんとバナナ、ゆで卵、ツナ缶ですが)。 一方のママも、カホコの手伝いをしたくて仕方ありません。表向きは「別に……」という素振りですが、心配で仕方がない様子。 そんなカホコには、守らなければならない秘密ができてしまいました。ママのママであるばあば(三田佳子)が重い心筋症で、いつ死んでもおかしくない身体だと知ってしまったのです。ばあばの願いは、実家で静かに死んでいくこと。そして、今までみたいに家族仲良く、たまにみんなで集まってご飯を食べたりするような、普通の生活をしながら余生を生きることでした。 そして、今度の日曜日は孫娘・糸ちゃん(久保田紗友)の誕生日。ばあばは、この日もみんなが仲良く集まってパーティすることを望んでいます。 糸ちゃんといえば、神経の病気でチェリストになる夢が破れてからというもの、すっかりグレています。親戚のことは全員大嫌いだし、カホコのことが特に嫌いだし、当然誕生パーティなんて出るわけがない。糸ちゃんママの節ちゃん(西尾まり)もそれがわかっているので、今年の糸ちゃん誕生日会は中止にしたいとばあばに申し出ます。 また、ママの上の妹である環ちゃん(中島ひろ子)も、親戚に会いたくないと言いだしました。喘息持ちの環ちゃんが入院している病院を訪れたカホコは、またひとつ秘密を抱えてしまうことになりました。 環ちゃんは「私、嫌な人間だから、みんなに合わす顔がない」と言います。そして、喘息が出るとストレスで万引きをしてしまう常習者であることを告白します。旦那の衛くん(佐藤二朗)もそれを知っていて、アル中寸前の自分と万引き常習の環ちゃんが「お互いダメで弱い人間だから、支え合っていかなきゃ」と結婚したのだそうです。 「でもやっぱりダメみたい……」 環ちゃんのこぼすため息に、カホコは言葉をつなぐことができません。人生経験の乏しいカホコには、想像すらできない状況だからです。 想像すらできない相手の心境は、無視するに限る。というのが、カホコのやり方のようです。「それでも家族だから」の一点張りで、糸ちゃん誕生会に全員集合させるために奔走します。それはもちろん、ばあばの願いだから、ということもありますが、それも含めて今回、カホコが実にエゴイスティックな人間として描かれます。せっかく付き合い始めたハジメくん(竹内涼真)の「家族と別れたほうが幸せだってこともあるだろ」という一般論にも耳を貸さず、それどころかハジメくんを捨てた母親に「会いに行かない言い訳?」とか、けっこうひどいことを言い放ちます。 その後、シナリオ的にはいささか強引な段取りでしたが、誕生会にはみんなが揃うことに。糸ちゃんは別に改心してませんから、節ちゃん夫婦の問題も解決していませんし、環ちゃんと衛くんも、わだかまりを抱えたまま。みんな「今は会いたくない」と思っているのに集まってしまった家族は、当然ケンカになってしまいます。互いが互いを「バカにしてるだろ」「見下してるだろ」と言い合い、口汚く罵り合うことに。糸ちゃんだけが、そのケンカの様子を楽しそうに笑って眺めています。いざこざの原因は明らかにカホコの暴走なわけですが、ここでは巧妙に親戚たちの怒りの矛先がママに向くように仕掛けられており、カホコは「せっかく頑張って家族を集めたのに、みんなが勝手にモメ出したために、ばあばの願いを叶えられなかった」という被害者の立場に置かれました。 「ばあばがかわいそう!」 そう叫んで、家を飛び出したカホコ。追いかけてきたハジメくんに「誕生日会さえ開けば、環ちゃんと糸ちゃんの問題も解決すると思っていた」と告げます。するわけないんです。個々の感情にカホコがちゃんと寄り添って考えていれば、解決するわけないことはわかるはずなんです、こういう問題は。 ■依存と盲信を嫌味なく、正しいことのように描く悪意 まるでカホコが自立し、成長し、自分の判断で家族のために奔走できるようになったという、お涙頂戴的なテイストでお話が進みましたが、おそらく遊川さんはカホコの「家族への依存」と「家族愛への盲信」を悪意的なデフォルメで描いたのだと思います。 最後の最後でカホコが唐突に「子どもつくろ、ハジメくん! ばあば、すっごく喜んでくれると思う!」と言い出して、そのエゴっぷりは頂点に達します。それでも冷静にたしなめようとするハジメくんを「ハジメくんは家族がいないからわからないんだよ!」と突き放し、「やっぱ無理だわ俺」と別れを告げられてしまうのでした。 今回のカホコの「家族なんだから仲良くあるべき、それが当たり前」という思想は、第2話で糸ちゃんの病気が発覚したときに、いろいろ張り切って余計なお世話をしまくったママ・泉とまったく同じです。泉のときは、あからさまに「おせっかいをしてますよ」という演出を施し、カホコが同じことをした今回は「頑張り屋さん、成長してる、正しい」といったニュアンスを込めている。実際には、まるで生き写しのような行動原理なのに、描き方を変化させることで視聴者をミスリードしている。それが悪いとかブレてるとか言いたいわけじゃなくて、構造的に高度なテクニックだし、そういうところがこのドラマはホントに面白いという話です。 ママの庇護から離れようとすることで、逆にカホコが“ママ化”してきましたよ、というのが今回の話のキモですので、あと2~3話を残して『過保護のカホコ』は、かなり地獄の様相を呈してきました。それでも全体的にほのぼのしている感じなのが、高畑充希のお芝居の力なのでしょう。 さらに今回、パパ(時任三郎)の妹・教子(濱田マリ)が、どこかから迷子を拾ってくるという飛び道具まで放り込まれました。ご丁寧に遊川さんの前作『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)でも孤児を演じていた横山歩くんです。この投入もかなり唐突ですが、きっとそのほうが面白くなるからそうしたんでしょう。個人的に、そこらへんの遊川さんに対する信頼は厚いので、今後の展開を楽しみにしたいと思います。 (文=どらまっ子AKIちゃん)日本テレビ系『過保護のカホコ』番組公式サイトより
フジ「月9」存続なるか!? 10月期、篠原涼子主演『民衆の敵』“奇策”トレエン・斎藤司の起用は吉か凶か?
不振続きで、消滅の危機に瀕しているフジテレビの月9ドラマ。そんな状況下でスタートした今クールの山下智久主演『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』は好調。21日放送の第6話までの平均視聴率は14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、目下今期の連ドラの中では断トツトップだ。 こうなると、フジ上層部にも色気が出てくるのは当然のこと。これまでドラマに力を入れてきた亀山千広前社長が6月に退陣した影響もあり、「月9は今年いっぱいで打ち切り」とのウワサも流れたが、『コード・ブルー3』のヒットで延命する可能性が出てきた。 10月期の篠原涼子主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』に存続か否かが懸かってくるといっても過言ではなく、2ケタ死守は至上命題になるだろう。篠原自身にとっては、同局の2015年10月期『オトナ女子』で主演を務めたものの、平均8.7%と惨敗しているだけに、なんとしてもリベンジを果たしたいところ。 『民衆の敵』は、フリーターの夫と保育園に通う子ども1人を抱える40代の普通の主婦・佐藤智子(篠原)が、パート先をクビになり、就職活動として市議会議員選に立候補することを決意。市政にはびこる悪や社会で起きている問題を、素人目線、女性目線でぶった斬っていく、痛快で爽快な市政エンタテインメント作だという。脚本は、これまでウルトラシリーズなどに関ってきた黒沢久子氏が担当するが、これといったヒット作がなく、民放の連ドラを全話手掛けるのは初めてとあって、いささか不安がよぎる。 準主役は、人気急上昇中の高橋一生で、主人公の智子と選挙戦で議席を争うライバルで、代々続く政治家一家の次男として育った市政のプリンス・藤堂誠役。そのほかのキャストは、石田ゆり子、古田新太、前田敦子、千葉雄大、若旦那、細田善彦、余貴美子、大澄賢也、田中圭らで、なかなかの豪華メンバーだ。 そんな中、“奇策”ともいえるキャスティングとなるのが、お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司の起用だ。斎藤といえば、今期の『黒革の手帖』(テレビ朝日系)初回の冒頭シーンに登場し、視聴者の失笑を買ったのは記憶に新しいところ。これまで連ドラに単発出演したことこそあれ、レギュラー出演は初。役どころは、智子と選挙戦で闘うライバルで、代々農家の家庭で育った園田龍太郎役。 今クールの『カンナさーん!』(TBS系)でも渡辺直美が主演を務めているが、昨今、各局ともドラマに芸人を積極的に起用することが増えている。同じフジでは、ブレーク中の女芸人・ブルゾンちえみが、前クールの『人は見た目が100パーセント』に出演。視聴率は低調だったが、ブルゾンは予想以上の適性を見せ、役者としてのポテンシャルの高さを示したばかり。 フジにとっては、斎藤が演技力を発揮し、視聴者の受けもよければ、ブルゾンに続く“二匹目のドジョウ”を狙える。だが、こればかりはフタを開けてみなければわからない。果たして斎藤の起用は吉と出るか、凶と出るか? (文=田中七男)
フジ「月9」存続なるか!? 10月期、篠原涼子主演『民衆の敵』“奇策”トレエン・斎藤司の起用は吉か凶か?
不振続きで、消滅の危機に瀕しているフジテレビの月9ドラマ。そんな状況下でスタートした、今クールの山下智久主演『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』は好調。21日放送の第6話までの平均視聴率は14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、目下今期の連ドラの中では、断トツトップだ。 こうなると、フジ上層部にも色気が出てくるのは当然のこと。これまで、ドラマに力を入れてきた亀山千広前社長が6月に退陣した影響もあり、「月9は今年いっぱいで打ち切り」とのウワサも流れたが、『コード・ブルー3』のヒットで、延命する可能性が出てきた。 そうなると、10月期の篠原涼子主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』に、存続するか否かが懸かってくるといってもよさそうで、2ケタ死守は至上命題になるだろう。篠原自身にとっては、同局の2015年10月期『オトナ女子』で主演を務めたものの、平均8.7%と惨敗しているだけに、なんとしてもリベンジを果たしたいところ。 『民衆の敵』は、フリーターの夫と保育園に通う子ども1人を抱える40代の普通の主婦・佐藤智子(篠原)が、パート先をクビになり、就職活動として市議会議員選に立候補することを決意。市政にはびこる悪や社会で起きている問題を、素人目線、女性目線でぶった斬っていく、痛快で爽快な市政エンターテインメント作だという。脚本は、これまでウルトラシリーズなどにかかわってきた黒沢久子氏が担当するが、これといったヒット作がなく、民放の連ドラを全話手掛けるのは初めてとあって、いささか不安がよぎる。 準主役は、人気急上昇中の高橋一生で、主人公の智子と選挙戦で議席を争うライバルで、代々続く政治家一家の次男として育った市政のプリンス・藤堂誠役。そのほかのキャストは、石田ゆり子、古田新太、前田敦子、千葉雄大、若旦那、細田善彦、余貴美子、大澄賢也、田中圭らで、なかなかの豪華メンバーだ。 そんな中、“奇策”ともいえるキャスティングとなるのが、お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司の起用だ。斎藤といえば、今期の『黒革の手帖』(テレビ朝日系/武井咲主演)初回の冒頭シーンに登場し、視聴者の失笑を買ったのは記憶に新しいところ。これまで、連ドラに単発出演したことこそあれ、レギュラー出演は初。役どころは、智子と選挙戦で闘うライバルで、代々農家の家庭で育った園田龍太郎役。 今クールの『カンナさーん!』(TBS系)でも渡辺直美が主演を務めているが、昨今、各局ともドラマに芸人を積極的に起用することが増えている。同じフジでは、ブレーク中の女芸人・ブルゾンちえみが、前クールの『人は見た目が100パーセント』に出演。視聴率は低調だったが、ブルゾンは予想以上の適性を見せ、役者としてのポテンシャルの高さを示したばかり。 フジにとっては、斎藤が演技力を発揮し、視聴者の受けもよければ、ブルゾンに続く、“二匹目のドジョウ”を狙える。だが、こればかりはフタを開けてみなければわからない。果たして、斎藤の起用は吉と出るか、凶と出るか? それは、ドラマの成否にもかかわってくるといっても過言ではなさそうだ。 (文=田中七男)
視聴率続落5.2%でも『僕たちがやりました』に、どんどん期待が高まるワケ
カンテレ制作『僕たちがやりました』第6話。視聴率は前回から0.2ポイント下げて5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と過去最低を記録。反面、物語はギアを一段上げた感じで盛り上がってきました。今まででいちばん面白かった回だと思います。というわけで、振り返りです。 (前回までのレビューはこちらから) 10人の死者を出した矢波高爆破事件の容疑者として逮捕されていたパイセン(今野浩喜)でしたが、どっかから真犯人を名乗る男が出頭してきたおかげで、無事に無罪放免。「ええ響きやなー、冤罪!」とニッコニコ顔で、トビオ(窪田正孝)をご自慢のBMWに乗せて伊佐美(間宮祥太朗)とマル(葉山奨之)を迎えに行きます。 トビオはパイセンが逮捕されて以降、雲隠れしている間に伊佐美の彼女である今宵ちゃん(川栄李奈)とセックスしたり、マルに300万円を盗まれたりで、どんな顔で彼らに会ったらいいか逡巡していますが、まあどうでもいいことです。パイセンと“共犯者”の3人の高校生に、普通の日常が戻ってきたのですから。 「ただいま、そこそこの人生──」 トビオが久しぶりに家に帰ると、母さんは大好物のハンバーグカツカレーを作って待っていてくれました。童貞を捨てることに焦ってカラオケボックスで襲い掛かってしまった幼なじみの蓮子(永野芽郁)も、「気にしてない」と言ってくれます。それどころか、「また一緒にカラオケ行かない?」とまで。なんだか蓮子と付き合えそうな雰囲気ですし、むしろ事件前より「そこそこの人生」がいい感じになっています。 ここで描かれるのは、トビオも伊佐美もマルも、事件で10人の高校生が死んだことについては、たいして心を痛めていなかったという事実です。自分たちが犯人でさえなければ、死んだヤツらのことなんてどうでもよかった。彼らは、自分たちが殺したという罪悪感「だけ」に苦しんでいたのでした。だからその罪悪感から解放されてしまえば、もう事件のことなんでどうでもよかったのです。彼ら3人のうちの誰かは「どうでもいいと思い込もう」としていたのかもしれないし、誰かは本当に「どうでもよかった」のかもしれません。ともあれ、何も考えずに4人でスポッチャに通う日常が戻ってきました。 ■そうはいかないよね、そりゃ。 しかし、フットサル場で軽いノリで始めた「暴露大会」で、とんでもないことが起こってしまいました。トビオは逃亡中にホームレスのヤングさんに尻を掘られそうになったエピソードを披露し、爆笑をさらいます。 この暴露大会のルールは、「おもろなかったやつドリンクバー全部混ぜジュース」というもの。トビオの話でハードルが上がってしまったパイセンは、なんとかそれ以上の暴露をひねり出そうとして、言わなくていいことを言ってしまうのです。 「矢波高爆破事件の犯人な、あれやっぱ俺らやねん」 「真犯人、出てきたやろ、でっちあげやねん」 パイセンは「たっはー! そりゃそうやでなー!」とケラケラ笑っていますが、トビオたちは笑えるわけありません。パイセンは自分の暴露トークがスベッたと思ってカメムシ味のジュースを飲み干しますが、そんな問題じゃない。 「今の話、マジっすか……」 茫然とする3人にパイセンが説明したところによると、闇社会のドンであるパイセンパパがホームレスを拾ってきて整形手術させて、自首させたんだそうです。パイセンパパは警察ともズブズブなので、それで捜査を打ち切らせることも容易なんだとか。 「俺らが黙っといたら問題ないやろが!」 うろたえる3人を、パイセンが一喝。切り替えの早いマルは、すぐに「黙ってれば普通に生きていける」と納得しました。伊佐美も「10人殺したけど、闇の中だ……」と、現状を理解したようです。パイセンと3人で、「闇の中! 闇の中!」と闇の中音頭を歌い始めます。 「11人だ、ホームレスも死刑になれば、俺たちが殺したことになる。闇に埋めても、消えない──」 トビオが闇の中音頭に乗れないでいると、そのトビオの心境をダメ押しする人物がやってきます。事件を追っていた刑事・飯室(三浦翔平)です。 事件の真相に辿りついていたという飯室は、「法が許しても俺がお前らを許さない」などというアホでも思いつくようなセリフを言いに来たわけじゃありません。4人に、死んだ10人の高校生の写真を見せながら、「幸せを感じるたびに思い出せ、人の命を奪ったということを」と告げます。そして「一生、苦しめ」と。 ■追っ手がいなくなったことで追い詰められる逃亡者 飯室は、これ以上捜査するつもりはないと言いました。「真実を訴えても、最悪、俺が消される」と。つまり、警察からのオフィシャルな回答として、4人を追う者はもう誰もいないということです。『僕たちがやりました』が逃亡劇だとすれば、もう追っ手がいないので、物語としては一件落着となります。 しかし、トビオはこの日を境に、さらに追い詰められることになります。家に帰ればスキヤキが用意されていて、母さんも妹もなんだかんだ優しくしてくれる。蓮子からは「カラオケいつ行く?」とLINEが入る。そのすべてに吐き気を催す。「幸せが気持ち悪い」トビオはトイレでゲロを吐き続けます。 蓮子へのLINEに返信できないままのトビオ。学校に行けば、マルは平気な顔でクラスの女子に逃亡トークを面白おかしく話している。友だちから金を盗んでもヘーキ、10人殺してもヘーキ、誰にも言わなければヘーキ、それはマルのクズさであり、生き抜く強さでもあります。 「あいつみてえには、なれねえなあ」とトビオ。 廊下の向こうから、伊佐美が来ました。爆破事件の直後に首吊り自殺を図ったこともあった伊佐美は、やっぱりマルよりずっとナイーブです。笑顔で友人と話しながら歩いてきますが、トビオとは目を合わせることもありません。まるで、トビオとコンタクトすることであふれ出てしまいそうな何かにフタをするように、シカトして通り過ぎていきます。 この日、フットサル部の部室には、トビオしか来ませんでした。部活が終わる時間を告げる校内放送が鳴っています。トビオはいつものように、家に帰ろうとします。 画面からはエンディングテーマが流れています。 「♪生きろー、死ぬな、生きろ、生きろ」 夕陽に魅入られるように、トビオはカバンを捨てて駆け出します。その顔には、笑みさえ浮かんでいました。 「♪自由を追いかけてー」 そのままの勢いでトビオは屋上の腰壁を踏み越え、虚空に身を投げてしまいました。というところで、今回はおしまい。 まあ歌詞とシーンのシンクロがびしっと決まって、シーンとして実に気持ちいいラストでした。 ■シーンとして気持ちいいんですけど 今回、パイセンの出番が多かったこともあって、特に前半はだいぶコメディ寄りでしたが、パイセンと飯室の告白以降のシークエンスは心理的に超えぐかったです。 そもそも自分が真犯人だと知っていたのに、作品世界がコメディ寄りに見えてしまうくらい普通にハシャいでいたパイセンもえぐいですし、真相を知った後でもヘーキでいられるマルもえぐい。平静を装いながら全然平静じゃない伊佐美の心中も察するにあまりあるところですし、衝動的に屋上から身を投げてしまうというトビオもえぐいし、それに「♪自由を追いかけてー」という歌詞をかぶせる演出もえぐい。 ポップなフリしてますが、物語は、罪を犯し、その罪を償う機会が与えられないがゆえに苦しむ人間が、それぞれに心の血を流すパートに入ってきました。痛快青春ドラマのように見えて、実にえぐい。 原作がドラマ向きじゃないのは、エログロよりむしろ心理的なグロさだと思うんですが、ここまでは寄り道しつつも本質的な部分はちゃんとトレースしてきているような気がします。なので、そういう心理的ホラー、もしくは心理的スプラッターともいうべき作品が視聴率30%とかの国民的ドラマになるようだと社会がヤバい感じがするので、まあこの程度の視聴率でいいんじゃないかと思います。むしろ、変にライトにならずにちゃんと面白くなりそうなので、期待が高まるところです。 (文=どらまっ子AKIちゃん)関西テレビ『僕たちがやりました』番組公式サイトより
唐沢寿明も遠藤憲一も断った!? 『刑事ゆがみ』浅野忠信は“真木よう子の二の舞い”を避けられるか
10月スタートの浅野忠信主演連続ドラマ『刑事ゆがみ』(フジテレビ形)が、キャスティングに四苦八苦していたという。 同ドラマの放送枠は、真木よう子主演『セシルのもくろみ』が放送中の「木曜劇場」。原作は、「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載中の同名漫画。浅野演じる弓神(ゆがみ)刑事と、神木隆之介演じる羽生刑事の“凸凹バディ”が、さまざまな事件を解決していくという。 「浅野にとって、これが民放連ドラ初主演。23日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によれば、フジは唐沢寿明や遠藤憲一にオファーしたものの、断られたとか。誰も真木の二の舞いにはなりたくないですからね」(テレビ誌記者) 同枠といえば、昨年4月期の松下奈緒主演『早子先生、結婚するって本当ですか?』が全話平均視聴率5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大コケ。昨年7月期には、“高視聴率女優 ”と呼ばれていた松嶋菜々子が『営業部長 吉良奈津子』で主演するも、これも全話平均7.1%と不発。 以降も、天海祐希主演『Chef~三ツ星の給食~』、香里奈主演『嫌われる勇気』、桐谷美玲主演『人は見た目が100パーセント』と立て続けに大コケし、放送中の『セシルのもくろみ』は現在、単話平均で3%台まで落ち込んでいる。 「いわゆる視聴者に見放された“死に枠”。裏番組のバラエティに負け続きなんです。『木曜劇場』ではこれまで、女優を主役にした女性向けドラマを企画し続けてきましたが、どうにも当たらない。そこで、次は思い切って中年刑事モノに路線変更したようです」(同) この大胆な舵切りは、成功するだろうか? 「浅野は木村拓哉主演ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)での怪演が話題になりましたから、『刑事ゆがみ』の演技が評判を呼べば、一発逆転もありえそう。ただ心配なのは、脚本。『刑事ゆがみ』は、福山雅治主演の月9『ラヴソング』や、西内まりや主演の月9『突然ですが、明日結婚します』(ともにフジテレビ系)を手掛けた脚本家が担当。どちらも脚本が酷評されていただけに、心配です」(同) 同枠を復活させるため、フジが特に力を入れているとウワサの『刑事ゆがみ』。浅野は真木の二の舞いにならずに済むだろうか?
連ドラ主演は時期尚早だった!? 山崎育三郎のテレ朝『あいの結婚相談所』大爆死で……
ちまたでは、真木よう子主演のフジテレビ系連続ドラマ『セシルのもくろみ』の低視聴率ぶりが話題となっているが、山崎育三郎主演の『あいの結婚相談所』(テレビ朝日系/金曜午後11時15分~)もまた、壮絶な爆死を遂げている。 「金曜ナイトドラマ」枠で放送されている同ドラマは、元動物行動学の准教授・藍野真伍(山崎)が所長を務める結婚相談所が舞台。入会金200万円、会員は恋愛禁止をうたいながら成婚率は100パーセント。藍野は元動物行動学者の知識を生かして、依頼者に適した相手を紹介するというストーリー。劇中で山崎が披露する得意の歌とダンスも“売り”になっている。ヒロインは高梨臨で、そのほか中村アン、前田美波里、鹿賀丈史、山賀琴子、中尾暢樹らが出演している。 初回は5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、かろうじて5%を超えたが、その後は3.6%→3.3%と爆死が続き、18日オンエアの第4話も横ばいの3.3%と振るわなかった。ここまでの平均は3.8%と苦戦が続いている。 深夜帯ながら、毎クールそこそこの視聴率を取ってきた同枠ドラマ。2016年以降で見ると、栗山千明主演『不機嫌な果実』が7.7%、TOKIO・松岡昌宏主演『家政婦のミタゾノ』も7.7%と高視聴率をマークするなど、存在感を発揮してきた。“低視聴率女優”と揶揄される剛力彩芽が主演した前クールの『女囚セブン』でさえ、5.5%を記録しており、『あいの結婚相談所』の不振はひときわ目立っている。 山崎はもともとミュージカル界のトップスターとして活躍してきたが、14年に研音に移籍したことをきっかけに、本格的にテレビドラマに進出。その端正なルックスと演技力を武器に、『下町ロケット』(TBS系)、『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ系)、『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日系)、『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)、『あなたのことはそれほど』(TBS系)などに立て続けに出演し、名バイプレーヤーとして評価を高めてきた。そして今回、初めての連ドラ主演となったが、山崎では力不足だったのか? 「演技派ですが、まだテレビドラマの世界では脇役にすぎません。まずは、ゴールデン・プライム帯の準主役あたりで存在感を示して、確固たるポジションを確立するのが先決だったのでは? その意味では、時期尚早といえなくもないでしょう。ゲストには小沢真珠、釈由美子、内山理名、谷村美月といった、そうそうたるメンバーが出演していますし、テレ朝的には、この低視聴率は大きな誤算だったと思われます。それに、『下町ロケット』以降、毎クールのように連ドラに出演して、視聴者も食傷気味になっていたのでは?」(テレビ誌関係者) この調子でいけば、『あいの結婚相談所』は平均5%を下回りそうな気配。深夜帯とはいえ、人気ドラマ枠だけに、なんとかここから巻き返してほしいものだが……。 (文=田中七男)テレビ朝日『あいの結婚相談所』番組公式サイトより
山下智久 月9『コード・ブルー』自己最低視聴率! “恋愛描写ゼロ”に軌道修正か?
山下智久が胸筋をムキムキさせながら患者の頭にギコギコ穴を空ける月9『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)の第6話。初回平均視聴率16.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好スタートを切った同作ですが、今回は13.7%と過去最低を記録してしまいました。 確かに、第3話以降、院内での人間ドラマ中心で、「ヘリ飛ばせ!」「外のヘンテコな場所でオペしろ!」と野次を飛ばしたくなる回が続いていました。特に、戸田恵梨香演じる緋山の恋愛展開には、「私が見たいのは、こんな『コード・ブルー』じゃない!」と白けてしまった視聴者が多いのかも……。 今回は、『コード・ブルー』ファンを満足させる展開となっているでしょうか? あらすじを振り返ります。
ドクターヘリ大放出!
今回のドクターヘリ要請は、冷凍倉庫内での荷崩れ事故。早速、ヘリで藍沢(山下)や藤川(浅利陽介)、新人看護師の雪村(馬場ふみか)が駆けつけ、複数の患者への治療を開始。患者を救命センターに搬送する藤川は、灰谷(成田凌)と横峯(新木優子)と現場を交代します。 藍沢の指示で、灰谷と横峯は冷凍室内で挟まって動けなくなっている患者の元へ。救出に時間はかかるものの、患者も元気そうで、肩の骨折だけのようです。 灰谷と横峯が倉庫に入った途端、入り口を誰かが閉めちゃったんですけど、普通、開けっ放しにしませんか? 灰谷も横峯も、超寒がってますけど……。中に入ってる冷凍食品がとけちゃうからですかねえ? とか思っているうちに、送電施設に落雷があり、倉庫が停電に。案の定、扉は電気式のため、灰谷と横峯と患者が閉じ込められてしまいました。ほうら、扉開けっ放しにしとかないから。 倉庫内で骨折の治療にあたっていると、どこかで電話の鳴る音が……。灰谷が懐中電灯片手に音のほうへ近づいていくと、新たに何かの下敷きになった患者のモリグチさんを発見。2,000ccくらい出血していて、「もって10分」だそうです。 倉庫の外では、藍沢が意識不明の患者のオペで手が離せないため、救命センターにいる白石がアシストすることに。灰谷の胸に仕込まれたカメラの映像を見ながら、「足を切開して」と指示を出します。 しかし、「麻酔もないのに? 患者さん意識あるんだよ」とガクブルの灰谷。そんな臆病者の灰谷を見かね、横峯が「いい、私やる」と覚悟を決めます。 白石の指示で、倉庫内のミックスベジタブルで患部を冷やし、感覚を麻痺させてから切開する横峯。切開時は痛がらなかったものの、中の血管を探しているうちに、「いたーーい!! ああああー!!」と絶叫するモリグチさん。結局、切る位置がズレていたため、お目当ての血管が見つかりません。 白石が「もう一度切って」と指示するも、「やめてください。お願いします」と涙を流して懇願するモリグチさん。横峯も怖気づき、「麻酔なしで無理です」と治療をやめてしまいます。こんな患者を不安にさせる医者にあたったら、地獄だわ……。 そんな時、シーバーで「もう一度切れ」と灰谷を説得する藍沢。2度目の切開は灰谷が行い、出血を止めることに成功します。 患者全員の処置を無事に終え、病院へ戻る藍沢たち。今回は、放送時間の前半半分ほどが、外でのドタバタ治療のシーンでした。治療の専門的なことはよくわからないけど、この緊迫感あってこその「コード・ブルー」!! 一方、翔北救命センターでは、17歳の男子高校生・匠くんが、脳死。オペ室には、クーラーボックスやアタッシュケースを抱えた医者が何十人もゾロゾロ……。黙祷を捧げた後、匠くんの心臓、肺、肝臓、すい臓、腎臓、小腸が全国の病院に次々と持ち出されていきます。 心臓の移植が必要な息子を持つ部長の橘(椎名桔平)は、順番が回ってくるかもしれないと期待していましたが、順番は2位。別の病院へ運ばれていく心臓をじっと見つめ、その後、なんだかんだあって、第6話は終了です。不評を目の当たりにし、大慌てで軌道修正か?
冷凍庫の扉をなんで閉めちゃうのよ……といった多少の力技は気になったものの、事態がリアルタイムで変化していく現場の緊迫感が味わえただけでも、今回は満足度高めでした。 そして、なんといっても恋愛描写ゼロ! 緋山(戸田恵梨香)が不倫しかけた緒方(丸山智己)の登場シーンもゼロ! 冴島(比嘉愛未)は先週、流産してしまったため、ドクターヘリに復帰! やっと、『コード・ブルー』の基本体制に戻りました。やったー。 これは、あまりにも院内ドラマ路線が不評だったために、軌道修正したということでしょうか? 最近はヘリのシーンすら申し訳程度にしか出てきませんでしたが、今回は2回もバタバタバタと飛び立ちましたし、正真正銘の『コード・ブルー』でした。 また、フィクションであっても、脳死患者が息を引き取る瞬間や、大人たちが寄ってたかって臓器を持ち出すシーンが淡々と描かれるというのは貴重ですよね。なんとも言えない迫力があり、一生、頭に残りそうな深いシーンでした。 最近では、昔ほど大きなニュースにはならない臓器提供の話題ですが、これをきっかけに臓器提供の意思について考える人が増えるといいですね。ちなみに、今年は臓器移植法施行20周年だそうで、日本臓器移植ネットワークのサイトでは、特設サイトも設置されていました(こちら)。 というわけで、筆者的には大満足だった今回の『コード・ブルー』。今後もこの路線でお願いします! (文=どらまっ子TAMOちゃん)Twitterで東スポ批判も……真木よう子の“本当にヤバいツイート”とは?「スポンサー激怒必至」
女優の真木よう子が8月20日、自身のTwitterで「東京スポーツ」が報じた記事内容に抗議した。 真木が嚙みついたのは、同日付の「東スポWeb」が報じ、「YAHOO!ニュース」にも転載されている『真木よう子“女優廃業危機” 視聴率をツイッターで公表しフジ幹部が謝罪』という記事。 現在放送中のドラマ『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)で主演する真木だが、初回の平均視聴率5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から右肩下がりが続き、第5話では3.8%、さらに第6話では3.7%とワーストを更新。そんな状況から、真木が「視聴率3.8%。こんなに視聴率が低いから是非、ドラマを見てください」とツイートし、問題になったと報じられたのだ。 しかし、その記述に対して真木は「私は『視聴率がこんなに低いからドラマを観てください』と、懇願したツイートは、ありますか??」と反論。「記事にするなら、ライターさん、お名前をきちんと表示して下さい」と、記者の責任を追及した。 「真木は第6話の放送日である17日に、前回分の視聴率3.8%を報じるネット記事のURLを引用しながら、『こんにちわ!いきなりだけど、向かい風上等よ!!!!』とツイートしており、確かに『観てください』とは書かれていない。とはいえ、真木は6月末にTwitterのアカウントを開設した際にも、ドラマを『観てください!』と土下座する動画をアップするなど熱心にPR。その後も『2話の視聴率、4,5%だったよ!!!!(略)関東圏のみ。地方では、8.9%出てるらしいですけどねぇ』『夏は皆様やはり外に出てしまいますから夏に高視聴率を取るのは難しいのです』と視聴率を気にしていることがアリアリなツイートを連投しています。過去にも主演作の視聴率が低迷した俳優は何人もいますが、真木のようにSNSで視聴率をボヤいたり、痛いつぶやきをした人はいませんからね。悪目立ちする形になっていますよ」(芸能デスク) そんな真木だが、問題になった20日より前の18日に、スポンサーが激怒しそうなツイートをしていたという。 「真木は、視聴者からの熱心な応援メッセージを紹介した後に『こういった方々の視聴があるなら、私は表立った「数字」なんて、コッチからお断りですね。』と書いたんです。ドラマを見てくれている視聴者を大切にしたいという気持ちの現れというのは理解できますが、『コッチからお断り』はマズイ。真木は主演とはいえ、ドラマはあくまでチームで制作しているわけですから、『お断り』を宣言する権利は真木にはありませんし、スポンサーはその『表立った数字』を指標にお金を出しているわけですから、激怒してもおかしくないですよ。せめて『こうした視聴者をひとりでも増やしたい』と言うべきでしょう。これでは、真木がドラマを私物化しているとも捉えられかねません」(広告代理店関係者) 開設当初は真木のSNSに不慣れ故の珍妙な発言に人気が集まったTwitterアカウントだったが、今となってはトラブルの火種にしかならなそうだ。真木よう子Twitterより
Twitterで東スポ批判も……真木よう子の“本当にヤバいツイート”とは?「スポンサー激怒必至」
女優の真木よう子が8月20日、自身のTwitterで「東京スポーツ」が報じた記事内容に抗議した。 真木が嚙みついたのは、同日付の「東スポWeb」が報じ、「YAHOO!ニュース」にも転載されている『真木よう子“女優廃業危機” 視聴率をツイッターで公表しフジ幹部が謝罪』という記事。 現在放送中のドラマ『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)で主演する真木だが、初回の平均視聴率5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から右肩下がりが続き、第5話では3.8%、さらに第6話では3.7%とワーストを更新。そんな状況から、真木が「視聴率3.8%。こんなに視聴率が低いから是非、ドラマを見てください」とツイートし、問題になったと報じられたのだ。 しかし、その記述に対して真木は「私は『視聴率がこんなに低いからドラマを観てください』と、懇願したツイートは、ありますか??」と反論。「記事にするなら、ライターさん、お名前をきちんと表示して下さい」と、記者の責任を追及した。 「真木は第6話の放送日である17日に、前回分の視聴率3.8%を報じるネット記事のURLを引用しながら、『こんにちわ!いきなりだけど、向かい風上等よ!!!!』とツイートしており、確かに『観てください』とは書かれていない。とはいえ、真木は6月末にTwitterのアカウントを開設した際にも、ドラマを『観てください!』と土下座する動画をアップするなど熱心にPR。その後も『2話の視聴率、4,5%だったよ!!!!(略)関東圏のみ。地方では、8.9%出てるらしいですけどねぇ』『夏は皆様やはり外に出てしまいますから夏に高視聴率を取るのは難しいのです』と視聴率を気にしていることがアリアリなツイートを連投しています。過去にも主演作の視聴率が低迷した俳優は何人もいますが、真木のようにSNSで視聴率をボヤいたり、痛いつぶやきをした人はいませんからね。悪目立ちする形になっていますよ」(芸能デスク) そんな真木だが、問題になった20日より前の18日に、スポンサーが激怒しそうなツイートをしていたという。 「真木は、視聴者からの熱心な応援メッセージを紹介した後に『こういった方々の視聴があるなら、私は表立った「数字」なんて、コッチからお断りですね。』と書いたんです。ドラマを見てくれている視聴者を大切にしたいという気持ちの現れというのは理解できますが、『コッチからお断り』はマズイ。真木は主演とはいえ、ドラマはあくまでチームで制作しているわけですから、『お断り』を宣言する権利は真木にはありませんし、スポンサーはその『表立った数字』を指標にお金を出しているわけですから、激怒してもおかしくないですよ。せめて『こうした視聴者をひとりでも増やしたい』と言うべきでしょう。これでは、真木がドラマを私物化しているとも捉えられかねません」(広告代理店関係者) 開設当初は真木のSNSに不慣れ故の珍妙な発言に人気が集まったTwitterアカウントだったが、今となってはトラブルの火種にしかならなそうだ。真木よう子Twitterより






