低空飛行続く月9『突然ですが、明日結婚します』 その“重度のセクハラ行為”は大丈夫なのか

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フジテレビ系『突然ですが、明日結婚します』番組サイトより
 フジテレビ月9『突然ですが、明日結婚します』も第3話。視聴率は7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、少し盛り返しました。  お話は、前回のラストでスーパーエリート神谷(山崎育三郎)が、主人公・あすか(西内まりや)に突然プロポーズした続きから。付き合ってもいないのに、なんで? と訝しがるあすかに、神谷は「素敵な専業主婦になって温かい家庭を築いてくれる、そんな気がするから」と、まっすぐに目を見つめて告げるのでした。  しかし、あすかは“ナナリュー”こと人気アナ・名波竜(flumpool・山村隆太)に、すっかりお熱。ママのアドバイスでナナリューに味噌汁を振る舞うと、「あすか」と呼ばれてドギマギ赤面。帰り道には手をつなぐなど、いい感じになっております。  なので、あすかは神谷からのプロポーズを断ることに。仕事で一緒に外出した際に、「好きな人がいるので」とストレートに告げました。すると、そこにテレビの取材班が現れて「カップルの結婚事情」について街角インタビューをお願いされます。  当然、あすかは神谷と付き合っていないのでお断りしますが、神谷はなぜか「面白いじゃん、人助けだよ」「記念になるから」と言って、取材に応じることにしました。  現れたインタビュアーは、よりによってナナリュー。神谷はなぜかカメラの前であすかの肩を抱き寄せたり、「5年のお付き合い」とウソを言ったり。けっこう重度のセクハラ行為ですが、なぜかあすかも、されるがままです。ナナリューは仕事としてインタビューを継続します。  インタビューが終わり、スタッフが「OAは2月6日です」と言って、取材班は去っていきます。  カメラが止まってからでも、別に「OAしないで」って言えばいいのに、あすかは言いません。神谷に「ふざけすぎじゃないですか?」と言うものの、怒ってもいないそうです。怒れよ。  すごく奇妙なシーンだし、あすかの気持ちも、神谷の気持ちも、まったく理解できない一連のやり取りでした。ちなみに神谷があすかにプロポーズした理由は「好きかどうかもわかんないけど、条件が合ってるから」だそうです。あすかは、その部分だけ「ありえないありえない」と言ってますが、テレビでさっきのやつを放送されるほうが、よっぽどありえないでしょう。なんなのこれ。  その後、flumpool・山村隆太にとって、非常につらいシーンが訪れました。ナナリューにとって、ではなく山村にとってです。  仕事をしているナナリューが同僚アナにランチに誘われて断り、その後、打ち合わせに呼ばれて立ち去るシーンがありました。  ごくごく平素のナナリューの振る舞いなんですが、その直後に同僚アナが、こう言うんです。 「名波さん、なんか不機嫌じゃない?」  ふ、不機嫌だったのか……。セリフで別の役者に補足させないと、ナナリューが不機嫌であるという芝居すら伝わらない現実。現場の苦労が垣間見えますし、今回の月9の闇を見た思いです。  その後、不機嫌なナナリューは仕事がバタバタなのもあって、なかなかあすかと会う時間を作れません。かつての不倫相手である女優・桜木夕子(高岡早紀)とともに司会を務める番組で、夕子が楽屋に閉じこもるなどのトラブルもあり、寝る時間すらまともに取れない多忙ぶりです。  で、ようやく会えて、紅茶を飲みながらイチャイチャしてキスして、朝帰りして、あすかもナナリューもゴキゲンになりました。あすかは、ナナリューの「結婚したくない」気持ちを「変えてみせます」と宣言。とりあえず付き合うことになったようです。  その翌朝、ナナリューが司会を務める朝のワイドショーで、夕子の夫である女好きの舞台俳優が“ゲス不倫”をしていたというニュースを放送していました。どうやら、夕子の楽屋立てこもり事件は、これが原因だったようですね。  若手アナが原稿を読む一方、ナナリューが何かを考えている顔が、さまざまなアングルから抜かれます。その画面を見ているあすかの顔と、カットバックしながらどんどんアップになっていきます。  しかし、ここでも山村の顔は「平素のナナリュー」でした。全然、どんな感情を表現しようとしているのか読み取れない。読み取れないまま、エンドテーマに……。  なんだろう。3話までの印象として、ホントに捉えどころのないドラマだな、という感じです。設定も芝居もセリフも地に足が着いていないし、原作からの改変も含めて、作り手側のなんの意図も感じられない。「とりあえずこの企画で決まったから、話数を埋めるだけ埋めようぜ」感というか、おもしろいとかつまらないとか、好きとか嫌いとかでなく、それ以前のところに視聴者を置き去りにしているような、そんな気がします。そもそも「楽しませよう」ということすら、あきらめちゃってるような。  flumpoolのメンバーはこの作品、どんな風に見てるのかな。一緒にロックバンドやってて、ボーカルが月9に出てこんな感じで、ケンカにならないのかな、とも思いましたが、もともとNON STYLE・井上裕介さんをメンバーに加入させたりとか、そういうバンドでしたね。心配ないか。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

『山田孝之のカンヌ映画祭』第5話 「浮かれすぎ」山下敦弘と「斜め上すぎ」山田孝之が、そろそろ怒られそう!

『山田孝之のカンヌ映画祭』第5話 「浮かれすぎ」山下敦弘と「斜め上すぎ」山田孝之が、そろそろ怒られそう!の画像1
テレビ東京系『山田孝之のカンヌ映画祭』番組サイトより
 ご存知山田孝之が、プロデューサーとなりカンヌ映画祭で賞を獲りたいと言い出した。言われるがままに、山下敦弘が監督として巻き込まれ、さらに猟奇殺人鬼役の主人公として、まさかの芦田愛菜が配役され、山下と視聴者をどよめかせた。 「カンヌ」を意識した雰囲気のパイロットフィルムを撮影し、それを携え東宝やソニー・インタラクティブエンタテイメントなど、山田が映画やCMなどで世話になっている会社に持ち込むものの、漠然としたプレゼンに、予算(1億円希望)を引き出すことはままならず。そんな中、山田がTwitterでみつけた(!)、ファン丸出しの……というか山田ファンそのものの社長(ガールズバー等を経営)から、2,000万円の「資金」確約をとりつける。その条件が山田の「サインと写真」ということに、我々は変にハラハラした。  そんな、おかしくなっちゃった山田とその仲間達がカンヌを目指すドキュメントっぽいけど一筋縄ではいかなそうな番組の最新回。「第5話 山田孝之、カンヌを下見する」を振り返りたい。  お互いの距離を縮めるため、山田は芦田と書店で買い物をしていた。  山田は、息子のために『たのしい のりもの えほん』を購入。「しょーなん しんじゅくらいん!」と、乗り物が好きな実子のまねを芦田にしてみせ、父親としての顔を垣間見せる。この番組で定番となっている「狂った山田」とは結び付かない一面だ。  芦田は読書家らしく、4冊をチョイス。 『また、同じ夢を見ていた』住野よる 『夢幻花』東野圭吾 『世界地図の下書き』朝井リョウ 『浜村渚の計算ノート』青柳碧人  優等生まるだしな選択が「従来の芦田」「大人の芦田」っぽい。  買い物後、公園にて談笑する2人。 「読んでいいですよ」 「読み始めると止まらなくなっちゃうんで」 「止められると不機嫌になりますか」 「いや不機嫌にはならないけど、返事が全部『うん』になっちゃいます」 「まあ、そうですよね」  2人は、第1回からずっと敬語だ。  芦田はわかる。山田は先輩だし、年上だし、一応プロデューサーだ。しかし山田は、こんなときでも敬語を崩さない。  自身も子どもがいるだけに、多少くだけたやりとりなどしてしまいそうなものだが、頑なに敬語を崩さないところに山田の特異性を感じる。  雑談の中で、密着のカメラについての話になり、山田は、映画のメイキングなどのカメラが苦手でいらつくこともあったが、「人生の半分この仕事をしてるので」慣れたとしみじみ語った直後、4歳から仕事をしている芦田がとっくに半分以上「この仕事」をしていることに気づき、笑う。 「今までそんな考えたことなかったです」と呟く芦田。硬い敬語の交流の中で、プロ2人がふと見せた何気ないやりとり。この番組が始まって以来の和む空気だが、正直、カレーを美味しく食べるための甘い福神漬けのような物だと思う。  その後の、カンヌを目指す事務所では、山下ほか3人の助監督が集まっているものの、そろって夏休みの宿題をする芦田を見守るばかり。  結局、山田のプロット(映画の大もとになる簡単な設計図のようなもの、台本よりも大まか)製作がまったく進まず、スタッフは不安になっているようだ。そんな中、筆の進まぬ山田が唐突に提案する。 「カンヌ行きません?」  山田が言うには、作家がカンヅメと称して閉じこもって執筆に専念するように、自身もカンヌで執筆したいと。刺激も受けるしアイディアが思いついたりするのではないかと、もっともそうに言う。  芦田を誘うも、「プールとか、ラジオ体操とかいろいろあるんで」と、こちらも小学生としての、もっともそうなことを言う。「芦田プロ」といじられるわりに、ここでは「ラジオ体操も友達と皆勤賞狙ってて、毎日行かないとハンコもらえなくて」と小学生の日課を優先する芦田。  これに対し、「どんなハンコですか?」と、予想の斜め上の問いかけをする山田。 「最悪ハンコくらいだったら、ハンコ屋行けば作れるじゃないですか?」と大真面目に語る姿は、もういつものどうかしちゃってる山田だ。  ラジオ体操の会場に行かないとカードがもらえないという芦田に、またもや「どんなカードですか?」「紙でできてる?」と偽造を持ちかける山田。  山下にも芦田にも「ズルは良くない」と言われるたびに「ズルじゃない」とムキになる。1億円の資金集めから、ラジオ体操のカード偽造まで、同じ熱で動いているようだ。あげく「最悪、ラジオ体操くらいだったら俺が教えれるんで」と、身も蓋もないことを言う。これで芝居が上手くなかったら、本物の変人だ。  もめるだけもめて、結局、芦田は「宿題とラジオ体操」のために日本に残り、山田と山下の2人でカンヌへ向かうべく機上の人となる。  機内で2人がワインを飲む姿にかさねて「渡航費は出資者の稲垣さんから振り込まれた制作費によって捻出された」とテロップが表示される。  出発前、カンヌは楽しそうだからプロット執筆に集中できないのではないか? との山下の懸念に対し「そこは逆に気が引き締まる」と断言していた山田だが、嫌な予感がする。もちろん山下も、とぼけた顔で当然のように飲み食いしている。  カンヌの街を歩く2人に合わせて、いつものオープニングがリンクして始まる。とてもかっこいいし、1回目からオープニングはずっと山田がカンヌを歩く姿なので、どこか「たどり着いた感」があるのだが、しかし、受賞どころか映画自体、プロットすらもできていない段階で、ただファンの金でやって来ただけなので、これを素直にかっこいいと見ていいのか、疑問が付きまとう。  この後、2人はカンヌ映画祭の会場となるコンベンションセンターで記念写真を撮り、受賞したスターや映画人らの手形に感激、山盛りのロブスターに歓声をあげつつシャンパンを流し込み、免税店で「I ▼(ハートマーク)cannes」と書かれたカンヌTシャツを買い込む。  完全に「浮かれている」と烙印を押していいだろう。  マーティン・スコセッシの手形に手をあわせ「スコセッシ先輩!」と感激する山下に、見ているこちらも「お前はしっかりしろ」と言いたくなるが、しかし、山田と比べて似合わないサングラス姿で浮かれる姿は、なぜか憎めない。  黒澤明やデヴィッド・リンチ、ポール・シュナイダーらの手形を眺め「このへんは俺の青春時代ロード」だと語る、元映画青年だったであろう山下は、おそらく山田よりも何倍も素直に楽しんでいるようだ。 「カンヌのことを熱海って言ってたけど、なんかあの人は、たぶん感じてなかったんだろうな、カンヌを」  海辺で気持ちも開放的になっているのか、突然、映画監督の大根仁を揶揄する山下。同じテイストで撮られた前作『山田孝之の東京都北区赤羽』で大根に少々怒られたことを根にもっているかのような発言だ。  今村昌平やクロサワも感じたこのカンヌの風を、(大根は感じなかったが)自分は感じている。そう思ったのか、ついには涙を拭うような仕草までみせる。ほぼ、“ただの観光”で来ているのに。  繰り返すようだが、受賞や出品はおろか、プロットすらできていない中、他人の金でやって来ているという事実が、まったくもって感動や感慨といった、あるべき感情から我々を遠ざける。  映画監督の大根仁は糸井重里との対談で、かつて取材で訪れたカンヌ映画祭を「熱海のお祭りみたいで大したことない」と言い、そこに集まるステータスを「気持ち悪い」と断じた。客席側に向かず、批評家にだけもてはやされる「カンヌ」という権威を全否定しているのだが、ある意味、山下(というか、この番組)のやっていることの方がタチが悪いし、人を食っている。  くどいようだが、ファンの金でノコノコやって来て、意味なくタキシードを着てシャンパン片手に、さらには白々しくも泣いて見せたのだ。  殴りたくなるくらいあからさまに目頭を押さえる山下に対し、これまた気付かないわけがないのに「クルーザーいいすね~」などとスルーする山田も、もちろん同罪だ。果たして、この2人の目の奥に「黄金のシュロ(パルムドール)」は映っているのか。「来年(受賞して)来ましょう」と語っていたが、心の中では熱海どころか、サマーランドのプールか葛西臨海水族園の人口海岸くらいに思っているのではないか。  記念撮影の際なども、ことあるごとに芦田の写真を抱えてコメントする姿は、完全に遺影ごっこであり、事務所があるのが横浜なだけに、横浜教育委員会をもコケにしているのかと深読みしすぎてしまう。  そして、2人は映画祭の事務局はカンヌにないと知り、一路パリへ向かう。つまり、それすら知らずにカンヌに来ていたわけで、もうこうなってくるとサングラス姿でふざけて歩き回る2人は、ブルース・ブラザースのようにも見えてくる。  夏休み期間なので誰もいないと思われたパリの事務所だが、たまたまやって来た女性スタッフ(カンヌ国際映画祭事務局スタッフのカミーユ・ルスレ)と遭遇、自己紹介をし、あのカンヌに寄せまくったパイロットフィルムとポスターを手渡すことに成功する。 「クリスチャンに渡します」と、確かに女性は言った。第2話で聞いた「カンヌの偉い人」ティエリー・フレモーの右腕とされる、クリスチャン・ジューヌのことらしい。  今まで日本では誰に見せてもモヤモヤされた、あの問題のパイロットフィルムが、いきなり「カンヌ」の中枢にダイレクトに届けられてしまったのだ。  普通なら、「奇跡」なことなのかもしれないが、ここまでこの「問題の番組」を見てきた我々視聴者には、申し訳ないような怖いような、大人にいたずらを仕掛けた時のような気持ちになる。  しかも、怒られるなり無視されるならまだいい。まかり間違って評価なり期待なりをされてしまったらと思うと、実に居心地が悪いのだ。  どっちに転んでも面白くなる、しっかりとした「フリ」だ。 「映画の女神が2人に奇跡を届けてくれたのです」と、感情たっぷりに語る長澤まさみのナレーションも、実に香ばしい。  この期に及んで、事務局の扉の前で記念写真を撮る2人の顔は、もはやこの後、映画を撮ることなど忘れているかのように晴れ晴れとしている。  その後、フランスの映画事情に詳しいという山下の知り合い・小山内照太郎(ナント三大陸映画祭・日本部門担当)に話を聞くことになるが、そこでも2人(主に山下)のいい加減さは止まらない。  オープン・カフェにて、ノートパソコンでパイロットフィルムを見せるなり「タイトル(穢の森)が、ちょっと『殯の森』(2007)っぽい」と、今までバレずにいた部分(記事参照)を、ずばり指摘されてしまう。  指摘しながらも、果たして「開けていい扉だったのか」と、いちばん気まずそうな固い笑顔で取り繕うのは、小山内本人だ。  さらに、今までの山下の作品とは作風が全然違うという感想に対して、「今までの自分のカラーは、カンヌでは受け入れられないと思ってる」とし、「逆に反転」させたいと語る監督・山下。  しかしそれに対し、「カンヌ」関係者の間で山下は知られていないわけでもないし、名前も出てくると言われ、急にまんざらでもない顔を浮かべる人間・山下。  さらに関係者に「『もらとりあむタマ子』(13)は、フランスで絶対に劇場公開しないとダメだ」と言われていると聞き、隠しきれない笑顔で「作風、変えないほうがいいのかなぁ」「フランス、いいねえ」「そうか、俺の名前、意外と……そっか、ありがとう」と、たっぷりと浮かれてタバコを燻らす山下の姿は、もはや落語化されてもおかしくないほど愛おしい。  そして、次回「第6話 山田孝之 フランスの映画人と会う」の予告では、なんと、山下が目の敵にする(していて欲しい)監督・河瀬直美の姿が! 『萌の朱雀』(1997)でカメラドールを受賞して以来、7度もカンヌに招かれ、件の『殯の森』でグランプリを受賞、自身も「カンヌに育ててもらっている」と公言している“カンヌの申し子”で、おそらくこの企画の重要な「元ネタ」となってるはずの人物が、この番組にやって来るのだ。しかも予告を見る限り芦田や山田は対面の際、「I ▼(ハートマーク)cannes」Tシャツを身に纏っている。大丈夫なのか? ふざけていないのか? 怒られなかったのか?  もはや5回を過ぎ、まもなく折り返しを迎えるというのに、まったくもって本編に着手しないばかりか、ほぼ目的を達したようにフランスを満喫する2人。ここで、ある意味もっともキーとなる人物が現れる。次回が待ち遠しい。 (文=柿田太郎)

いよいよ草なぎ剛『嘘の戦争』に抜かれる!?『A LIFE~愛しき人~』過去最低も、内容は……

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TBS系『A LIFE~愛しき人~』番組サイトより
 もう何度もいわれていることですが、いよいよ“キムタク神話崩壊”が現実味を帯びてきたようです。日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)第4話の視聴率は、12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と過去最低を更新。いちおうまだ今期の連ドラではトップを走っていますが、草なぎ剛主演の『嘘の戦争』(フジテレビ系)、好評を得ている『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)の足音が聞こえてきました。  とはいえ今回は、本来なら21時台にかぶってこない『世界の果てまでイッテQ!10周年アワード イモトWT99か国の奇跡2時間SP』(日本テレビ系)がスペシャルで裏に入り、しかも22.5%という番組史上2位の高視聴率を残していることを見れば、健闘といえるのかもしれません。  実際、内容的には今回の『A LIFE』は充実していたと思います。  第4話でフィーチャーされたのは、壇上記念病院のオペナース・柴田(木村文乃)。外科手術について熟知し、常に先回りして器械出し(メスなどを執刀医に手渡す役割)を行う技術には、主人公・沖田(木村)をはじめとする壇上記念病院の外科医たちも全幅の信頼を寄せています。  しかし、今回はそんな柴田の“有能ぶり”がアダとなることに。  副院長の壇上壮大(浅野忠信)は、片山関東病院という中規模医院との提携を画策中。まずは挨拶代わりに世界的な実績のある沖田を送り込み、壇上のレベルの高さを見せつけてやることになりました。  その沖田に、オペナースとして同行することになった柴田。しかし、手術中に前立ち(助手のこと)を務めていた片山の院長の息子である外科医・孝行(忍成修吾)に背き、指定されたものとは別の器械を差し出します。 「サテンスキーのほうが、いいと思いますよ(キッパリ)」  その場こそ、沖田が柴田の判断を支持したため手術は滞りなく終わりますが、孝行は当然ブチ切れ。院長パパ(鶴見辰吾)に告げ口し、パパは壇上との提携話を白紙に戻そうとします。  これに慌てたのが壮大でした。片山での手術を見学に行っていた井川(松山ケンイチ)から事情を聞き出すと、柴田をオペから外すことに。ちなみに井川は副院長に告げ口したのではなく、柴田のことが大好きなので「柴田さんが優秀すぎるんですよー」と、手柄として報告したのでした。  柴田の言い分はシンプルです。 「沖田先生が執刀医だったので、いつも使ってるものをと出しました」  そして、オペから外されることを告げられると「辞めます」と踵を返して部屋を出て行きました。ちなみに壮大は沖田からは何も話を聞いていませんが、このとき柴田に「沖田は何も言ってなかった」と言います。聞いてないんだから何も言ってないに決まっているんですが、沖田がフォローしてくれなかったと思い込んだ柴田は、深く傷つきました。  実は柴田は、医者になりたかったのだそうです。親が医者で、自分も当たり前に医者を目指したのに、ひとつの医療ミスで実家の医院が潰れてしまい、高額な医学部の学費を払えず、奨学金をもらって看護学校に行くしかなかった。そうした過去を、ヤケクソでOKした井川との砂浜デートでぶちまけます。  井川も医者の息子で、親は今も大病院の院長で、親の金で当たり前に医者になった人間です。だから柴田は井川に、ずっとムカついていました。でも、気持ちを全部吐きだしたことで楽になったようです。突然の告白にうろたえる井川に背を向けて、 「おなかすいた!」  と、今の素直な気持ちを、もうひとつ吐きだすのでした。  今回、主役はほとんど井川と柴田でした。同じ医者の家の生まれなのに、片や医者、片やナース。柴田には、どうしたって拭えないコンプレックスがある。一方の井川は柴田の知識や技量にほれ込んでいるし、たぶん性格や顔にも惚れ込んでいる。  そういう2人を、木村文乃は徹底的に仏頂面に、松山ケンイチはコロコロと表情を変えながら、2人とも感情表現を全面に出して演じていました。環境が変わる、心持ちが変わる、関係性が変わる、そうすると人間というのは、顔が変わるんだということが、実に丁寧に演出されていたし、演じられていました。  さらに表情の芝居といえば、孝行を演じた忍成修吾もすごかった。登場シーンは少ないし、手術中はほとんど顔が見えないのに、一瞬で視聴者に「イヤな奴ですよ」という主張を伝えてくる。  この3人の演技合戦が、第4話を1本のお芝居として見応えあるものにしたと思います。  一方、沖田を演じる木村拓哉はといえば、キャラ設定として「芯が通っている」ので、特に変化はありません。なんか、壁打ちの壁みたいな感じです。そういう役だからそういう芝居をしているのか、そういう芝居しかできないからそういう役を与えられるのか、それはまあ、とりあえず置いておきます。  というか、実は4話になって沖田にも小さな変化が与えられました。壮大の妻で壇上院長の娘である深冬(竹内結子)と10年前に付き合っていたわけですが、「お互いにフラれた」と思い込んでいたことが明らかになったのです。  深冬は脳腫瘍を患っていて、沖田が執刀予定。なんか面倒なことにもなりそうですが、これってどうなんですかね。柴田の抱えていた深い挫折と劣等感に比べれば、いかにも軽く映ってしまいます。このドラマに登場するいろいろな事情の中で、「沖田が深冬に未練があるかも?」って、もっともどうでもいいことに見えてしまう。ここまでの沖田なら、そんなことでブレが生じるとは思えないし、ブレが生じたらキャラ矛盾だし、ブレが生じないなら無駄な設定ということになるし……。  ともあれ、柴田はいろいろあってオペナースとして壇上での仕事を続けることになり、深冬は沖田の目の前でブッ倒れて、今回はおしまい。  あ、あと、いちおう言っときますけど、今回も浅野忠信は最高でしたよ。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

“AKBオワコン”説への秋元康からの回答!?『豆腐プロレス』にショービジネスの本気を見た

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テレビ朝日系『豆腐プロレス』番組サイトより
 テレビ朝日系『豆腐プロレス』の第3話が、4日深夜に放送された。WIP(ワールド・アイドル・プロレスリング)に入ることを目指し、親友の向井地美音(役名同じ)とともにメンバー集めに奔走する宮脇咲良(役名同じ)。読者モデルの加藤玲奈(役名同じ)や、吹奏楽部にいるが、ずっとサックスの補欠の古畑奈和(役名同じ)に声をかけるも、なかなかメンバー登録してもらえるまでにはたどり着かない。古畑には「私、そんなにプロレスしそう?」と呆れられてしまう。  そんななか、宮脇は喧嘩の現場に通りかかる。そこで大暴れしていたのが、木崎ゆりあ(役名同じ)だ。登場シーンでは、モブキャラたちを蹴散らす木崎の背中には白いスプレーで書かれた“NO FUTURE”の文字。なんともパンクである。宮脇は「プロレスにはもっと強い人がたくさんいる」と声をかけてみるが、木崎は怪訝そうな表情。なかなかメンバーが集まらず、「プロレスって大変だなあ……」とつぶやく宮脇。  登録期限まであと3日に迫ったある日、宮脇のもとに矢崎英一郎(渡辺いっけい)がやってくる。「矢崎さんにとってプロレスってなんですか?」「プロレスは夢だったんじゃないんですか?」という宮脇の問いかけに、矢崎は「今の私にとって、プロレスは……現実だ」と言い放つ。  メンバーも集まらず、落胆する宮脇は、横山由依(役名同じ)に対し「人生なかなかうまくいかないなあ……」とこぼす。横山は「うまくいかへん、それが人生や!」「人間は強くなれるんや、それがプロレスや!」と強く語りかける。横山の言葉に心動かされた宮脇は、再びメンバー集めに精を出す。そして粘り強く声をかけ続けた結果、なんとか登録期限前日、木崎、加藤、古畑ら集結し、晴れて道場の登録ができる、というのが今回の話の大筋だ。  全体的に見て、展開に強引さが否めない。また、演技の稚拙さも目立つ。しかし、次の展開が気になる話だったし、メンバーはみんなかわいいので、思ったほど“見るに耐えない”といったことにはならないのだ。  また、WIPで活躍するレスラーたちの人間ドラマも大きく動き始める。ハリウッドJURINA(松井珠理奈)とエメラルドHARUKA(兒玉遥)の「パワーストーンズ」と、ユンボ島田(島田晴香)とクイウチ松村(松村香織)の「工事現場同盟」による因縁の一戦。二人がかりで攻撃してくる「工事現場同盟」に対し、なんとか反撃の機会を伺い、ユンボ島田の顔面にエルボーを食らわすエメラルドHARUKA。この攻撃でなんとか選手交代の機会を得た「パワーストーンズ」は、ハリウッドJURINAが交代をアピールするが、エメラルドHARUKAはこれを拒否する(このときの兒玉の切ない表情は本当にたまらない!!)。この交代拒否が原因で、パワーストーンズは敗北してしまった。  試合後、楽屋ではハリウッドJURINAが激怒してゴミ箱を蹴飛ばし、エメラルドHARUKAを怒鳴りつける。これに対しエメラルドHARUKAは、律儀にゴミ箱をもとに戻したあとで、「気づいとらんとでも思っとるん?……治っとらんやん、脚」と博多弁で言い放つ。ハリウッドJURINAは、脚の怪我を隠して試合に出ていたのだ。WIPの矢崎英一郎も「怪我をかばいながら戦えるほど、この世界は甘くない」「客はお前たちのガチな試合を観に来ているんだ」と一喝。しかも「工事現場同盟」のメンバーたちにこの怪我のことを伝え、暗に右脚を狙わせようとする。これに対して工事現場同盟のメンバーたちは「そんなことしなくても実力で勝てます!」と声を荒らげる。リング上では派手なメイクと言動で悪役に徹していた工事現場同盟のふたりの、本気さを感じるシーンだ。  偶然、この情報を聞いていた木下百花(役名同じ)は謎めいた表情を浮かべる。リング外でそれぞれの思惑が交錯する展開には「おおおお! 面白くなってきたああああ!」と思わず興奮してしまった。  プロレスという競技は、“八百長”と揶揄されがちなスポーツエンターテインメントである。実際、「プロレスは勝負が決まったショービジネスである」という暴露本もあるほどだ。そんないかがわしさもあってか、「どこまでがガチか?」といった、ファンや批評家による言説が他のスポーツに比べ、異常なまでに肥大化している。  そして、アイドル、特にAKB48もまた、プロレスと同様の「本当は全部ヤラセなんじゃないのか」という批判を受け続けてきた。毎年行われる選抜総選挙は、票数の操作がされているのではないかとか、メンバー同士のじゃんけんのみで選抜メンバーを決める「じゃんけん選抜大会」も、あらかじめ結果が決まっているのではないかとかいったものだ。総合プロデューサーの秋元康はAKB48について、「ガチである」という姿勢を貫いているが、それもネタにされてしまっているのが現状だ。  ところどころで登場するWIPの社長・矢崎の発言には、秋元康の「ガチ/ヤラセ」に対する考えがそのまま乗り移っているようにさえ思えた。もともと宮脇の父・ウロボロス洋平(菅原大吉)とともに“夢”を追いプロレスをやっていたが、いまはプロレスを“現実”だと言い切って社長業に取り組む矢崎の姿に、秋元康をそのまま重ねてしまう。  かつてAKB48で総監督を務めていた高橋みなみは、雑誌のインタビューで「いまはAKBの少年マンガ的な世界観よりも、乃木坂46のような少女マンガ的な容姿端麗が好まれる時代が来ている」と述べている。この高橋の言う「少年マンガ的な世界観」がそのまま「豆腐プロレス」と重なるわけではないが、もしかしたら秋元はこの「豆腐プロレス」で、現在“オワコン”扱いされているAKB48のショービジネスの面白さについての考えを、本気で主張しようとしているのではないか。  そう考えると、プロレスを“現実”だと言い切る矢崎の言葉にも、深い意味があるように思えてくる。次回以降の、矢崎の発言にも期待して見ていきたい。 (文=MC内郷丸)

フジ月9『突然ですが~』西内まりやの開き直りにスポンサー激怒!?「視聴率気にしなーい」

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 フジテレビの月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』で共演中の西内まりやとflumpoolのボーカル・山村隆太のTwitterでのやり取りが、「プロ意識なさすぎ」とネット民を呆れさせている。  山村は先月31日、「くそー もうちょいドラマの宣伝したはずやのに! 笑」とツイート。これを、ドラマの視聴率に関することと受け取った西内は「結婚観が多様化してる様にテレビ視聴も多様化しているから気にしなーい。 って思いたーい」と返信。すると山村は、「ちがうよ、トークショーの話だよ」とミスリードを指摘し、「そっちが気にしてるんじゃないの? おれ視聴率とか全く興味ない。 #って思いたーい #死兆律」と続けた。  同ドラマは、月9の初回史上最低となる平均視聴率8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でスタート。第2話では、さらに6.9%まで下降した。 「フジの局内には、月9の大コケを開き直って“ネタ”にする空気が充満しているとか。今回の西内と山村のやりとりも、大コケした際のダメージを軽減するため、予防線を張ったのでしょう。案の定、2人のTwitter宛てには、『視聴率なんて忘れて、純粋にあすこん楽しんでた』『こんなに面白いドラマ、見てない人がかわいそう』と、フォローするコメントが殺到しています」(テレビ誌記者)  しかし、西内と山村のやり取りは「スポンサーを無視した発言」だとして、ネット上で物議を醸しており、「プロ意識なさすぎ」「素人かよ」「俺がスポンサーだったら、激怒するわ」といった声が相次いでいる。 「同情を煽りたい気持ちはわかりますが、プロなら放送中にメーンキャストが『視聴率に興味ない』などと言うべきではない。これが原因でスポンサー契約を打ち切られても、おかしくありません。また、山村の本業はミュージシャンですから、視聴率が悪くても人気が落ちることはないでしょう。ましてや、同ドラマの主題歌はflumpoolではなく、西内の楽曲ですからね。『おれ視聴率とか全く興味ない』発言は本心では?」(同)  低調にもかかわらず、注目度ばかりが高い月9。西内と山村の問題発言が、P&Gやサントリーといったスポンサーの目に留まらなければいいが。

フジ月9『突然ですが~』西内まりやの開き直りにスポンサー激怒!?「視聴率気にしなーい」

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 フジテレビの月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』で共演中の西内まりやとflumpoolのボーカル・山村隆太のTwitterでのやり取りが、「プロ意識なさすぎ」とネット民を呆れさせている。  山村は先月31日、「くそー もうちょいドラマの宣伝したはずやのに! 笑」とツイート。これを、ドラマの視聴率に関することと受け取った西内は「結婚観が多様化してる様にテレビ視聴も多様化しているから気にしなーい。 って思いたーい」と返信。すると山村は、「ちがうよ、トークショーの話だよ」とミスリードを指摘し、「そっちが気にしてるんじゃないの? おれ視聴率とか全く興味ない。 #って思いたーい #死兆律」と続けた。  同ドラマは、月9の初回史上最低となる平均視聴率8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でスタート。第2話では、さらに6.9%まで下降した。 「フジの局内には、月9の大コケを開き直って“ネタ”にする空気が充満しているとか。今回の西内と山村のやりとりも、大コケした際のダメージを軽減するため、予防線を張ったのでしょう。案の定、2人のTwitter宛てには、『視聴率なんて忘れて、純粋にあすこん楽しんでた』『こんなに面白いドラマ、見てない人がかわいそう』と、フォローするコメントが殺到しています」(テレビ誌記者)  しかし、西内と山村のやり取りは「スポンサーを無視した発言」だとして、ネット上で物議を醸しており、「プロ意識なさすぎ」「素人かよ」「俺がスポンサーだったら、激怒するわ」といった声が相次いでいる。 「同情を煽りたい気持ちはわかりますが、プロなら放送中にメーンキャストが『視聴率に興味ない』などと言うべきではない。これが原因でスポンサー契約を打ち切られても、おかしくありません。また、山村の本業はミュージシャンですから、視聴率が悪くても人気が落ちることはないでしょう。ましてや、同ドラマの主題歌はflumpoolではなく、西内の楽曲ですからね。『おれ視聴率とか全く興味ない』発言は本心では?」(同)  低調にもかかわらず、注目度ばかりが高い月9。西内と山村の問題発言が、P&Gやサントリーといったスポンサーの目に留まらなければいいが。

テレ朝「昼ドラ枠」復活で“聖域”崩壊……『ワイド!スクランブル』橋本大二郎にメス?

テレ朝「昼ドラ枠」復活で聖域崩壊……『ワイド!スクランブル』橋本大二郎にメス?の画像1
テレビ朝日系『やすらぎの郷』番組サイトより
 テレビ朝日が4月より、脚本家・倉本聰と組んで昼ドラマ枠を復活させる。放送は情報番組『ワイド!スクランブル』を20分削って『徹子の部屋』に続く、平日午後0時30から。ドラマの制作関係者は、これに注目しているという。 「次々と地上波からドラマ枠が撤廃される中で、希望が大きいです。ここが成功すれば、その後もドラマ枠が定着するのですからね」とベテラン脚本家。  そのドラマ『やすらぎの郷』は、主演の石坂浩二が元妻・浅丘ルリ子と離婚後初共演し、ほかにも加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、藤竜也、ミッキー・カーチス、八千草薫、草刈民代、名高達男、風吹ジュンといった大物の熟年俳優・女優がズラリ。かなり制作費をかけた豪華布陣となっている。  それもそのはず、同時間帯はフジテレビ系『バイキング』や日本テレビ系『ヒルナンデス!』、TBS系『ひるおび!』など各局が情報番組を生放送する激戦区だが、これら主婦対象とは色を変え、シニア向けのオリジナル作品で勝負する意気込みだ。 「業界人は、力の注がれた枠にはなんとしても割り込みたいと思うので、おそらくは今後、このドラマの後枠を狙う企画オファーがこぞって持ち込まれるのでは」(同)  ドラマ制作側が歓迎の色を見せる一方、放送時間を減らされる『ワイド!スクランブル』は視聴率がいまひとつ伸び悩んでいることから、「スタッフが肩身を狭くしている様子がある」と放送作家。 「20年続く番組なので、ここを大きく変えようと言いだす人はいない。いわば“聖域”化してますが、もしドラマが大成功すれば、状況は変わると思います。キャスターの橋本大二郎さんは、テレビ朝日のトップと親しい関係から起用された方ですが、こういう“お友達人事”には反発もある。テコ入れでの人事交代もないとは言えないでしょう」(同)  ただ、もともと元NHKで前高知県知事である橋本の起用は、定年後の男性視聴者に向けたシニア向け人選だったといわれる。前任者の寺崎貴司アナウンサーより16歳も年上の人物を起用し、より重みのある番組作りにシフトしている。  しかし、その司会には賛否に分かれる。1月17日の放送では、猪瀬直樹元東京都知事と豊洲市場の問題を厳しく追及、「環境の専門家が言ってること以上のことは誰も言えなかった」とした猪瀬元知事に「一流の専門家が想定できないことが起きる場所だ」と食ってかかった。猪瀬元知事は自身が専門家でないながらも淡々と説明はしていたが、その説明を遮って「不安が拭えない都民は多い」とやり合った。これには視聴者の間で賛否が分かれ、「元知事に鋭く突っ込んだ」という肯定的な意見と、「猪瀬元知事の説明を理解しようとせず意地悪に糾弾しているだけ」という否定的な意見が見られた。 「その内容はともかく、以前から不快だという声が多いのは、MCなのに相手の話を最後まで聞かず反論するところ。ゲストと同じ立場の論客になってやり合うところは、司会者としてどうなのかという声はあります。MCが冷静さを欠いてしまうのはシニア層にあまり受けがよくないかもしれない」(前出放送作家)  テレビ朝日に問い合わせたところでは、現時点で『ワイド!スクランブル』の改編や司会者の交代という予定はないとしたが、いずれにせよ、今回の昼ドラ枠復活は、業界内でもいろいろな意味で気になる話となっているようだ。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

テレ朝「昼ドラ枠」復活で“聖域”崩壊……『ワイド!スクランブル』橋本大二郎にメス?

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テレビ朝日系『やすらぎの郷』番組サイトより
 テレビ朝日が4月より、脚本家・倉本聰と組んで昼ドラマ枠を復活させる。放送は情報番組『ワイド!スクランブル』を20分削って『徹子の部屋』に続く、平日午後0時30から。ドラマの制作関係者は、これに注目しているという。 「次々と地上波からドラマ枠が撤廃される中で、希望が大きいです。ここが成功すれば、その後もドラマ枠が定着するのですからね」とベテラン脚本家。  そのドラマ『やすらぎの郷』は、主演の石坂浩二が元妻・浅丘ルリ子と離婚後初共演し、ほかにも加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、藤竜也、ミッキー・カーチス、八千草薫、草刈民代、名高達男、風吹ジュンといった大物の熟年俳優・女優がズラリ。かなり制作費をかけた豪華布陣となっている。  それもそのはず、同時間帯はフジテレビ系『バイキング』や日本テレビ系『ヒルナンデス!』、TBS系『ひるおび!』など各局が情報番組を生放送する激戦区だが、これら主婦対象とは色を変え、シニア向けのオリジナル作品で勝負する意気込みだ。 「業界人は、力の注がれた枠にはなんとしても割り込みたいと思うので、おそらくは今後、このドラマの後枠を狙う企画オファーがこぞって持ち込まれるのでは」(同)  ドラマ制作側が歓迎の色を見せる一方、放送時間を減らされる『ワイド!スクランブル』は視聴率がいまひとつ伸び悩んでいることから、「スタッフが肩身を狭くしている様子がある」と放送作家。 「20年続く番組なので、ここを大きく変えようと言いだす人はいない。いわば“聖域”化してますが、もしドラマが大成功すれば、状況は変わると思います。キャスターの橋本大二郎さんは、テレビ朝日のトップと親しい関係から起用された方ですが、こういう“お友達人事”には反発もある。テコ入れでの人事交代もないとは言えないでしょう」(同)  ただ、もともと元NHKで前高知県知事である橋本の起用は、定年後の男性視聴者に向けたシニア向け人選だったといわれる。前任者の寺崎貴司アナウンサーより16歳も年上の人物を起用し、より重みのある番組作りにシフトしている。  しかし、その司会には賛否に分かれる。1月17日の放送では、猪瀬直樹元東京都知事と豊洲市場の問題を厳しく追及、「環境の専門家が言ってること以上のことは誰も言えなかった」とした猪瀬元知事に「一流の専門家が想定できないことが起きる場所だ」と食ってかかった。猪瀬元知事は自身が専門家でないながらも淡々と説明はしていたが、その説明を遮って「不安が拭えない都民は多い」とやり合った。これには視聴者の間で賛否が分かれ、「元知事に鋭く突っ込んだ」という肯定的な意見と、「猪瀬元知事の説明を理解しようとせず意地悪に糾弾しているだけ」という否定的な意見が見られた。 「その内容はともかく、以前から不快だという声が多いのは、MCなのに相手の話を最後まで聞かず反論するところ。ゲストと同じ立場の論客になってやり合うところは、司会者としてどうなのかという声はあります。MCが冷静さを欠いてしまうのはシニア層にあまり受けがよくないかもしれない」(前出放送作家)  テレビ朝日に問い合わせたところでは、現時点で『ワイド!スクランブル』の改編や司会者の交代という予定はないとしたが、いずれにせよ、今回の昼ドラ枠復活は、業界内でもいろいろな意味で気になる話となっているようだ。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

テレ朝『相棒15』大誤算! “禁じ手”の及川光博&六角精児投入も、視聴率振るわず……『劇場版』は大丈夫?

テレ朝『相棒15』大誤算! 禁じ手の及川光博&六角精児投入も、視聴率振るわず……『劇場版』は大丈夫?の画像1
テレビ朝日系『相棒15』番組サイトより
 テレビ朝日系の鉄板ドラマ『相棒season15』(水谷豊主演/水曜午後9時~)が、卒業した“2代目相棒”神戸尊(及川光博)と、名物鑑識官・米沢守(六角精児)を投入するも、その効果はほとんどなく、大誤算の結果となってしまった。  来る11日に、映画『相棒-劇場版IV-』が公開されるが、そのプロモーションの一環として、ドラマ版の第13話(1日)、第14話(8日)が前後編として特別編成された。両話には、『season7』最終回から『season10』まで相棒を務めた及川、そして『season14』で卒業した六角が出演し、『相棒』ファンを狂喜させるはずだった。  ところが、はじき出された第13話の視聴率は14.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とイマイチ。これが、ほかのドラマなら上々なのだが、高視聴率を記録し続けてきた『相棒』では、なんとも物足りない数字だ。  今シ-ズンは初回15.5%と厳しいスタートとなり、第5話では13.6%、第9話では12.9%まで落ち込んだ。「元日スペシャル」(第10話)は17.3%まで上げたが、第11話は14.6%、第12話は13.3%と伸び悩んでいる。及川と六角を投入した第13話は、前回より1.3ポイント上げたのは確かだが、第11話と同視聴率にとどまった。 「成宮寛貴(甲斐亨)が“3代目相棒”を務めた『season13』までは高い視聴率をキープしていましたが、反町隆史(冠城亘)に替わった『season14』から低迷しており、テレ朝も水谷も頭を悩ませています。今シーズンも低調で、もはや15%割れが当たり前になってきました。劇場版はともかく、ドラマにまで卒業した及川や六角を登場させるのは“禁じ手”ともいえましたが、それをやってもほとんど数字が伸びなかったのですから、事態は深刻。テレ朝としては、最低ノルマを“15%超え”に設定していたはずで、そのショックは計り知れなく大きいでしょう。これでは、ドラマはもちろん、劇場版は大丈夫なのか? と心配になってきます」(テレビ関係者)  反町の不人気で、視聴者の“『相棒』離れ”が顕著になっている。次回も及川と六角が出演するが、そこでも平凡な視聴率に終わるようなら、ドラマの今シーズンも劇場版も、高望みはできないだろう。 (文=田中七男)

テレ朝『相棒15』大誤算! “禁じ手”の及川光博&六角精児投入も、視聴率振るわず……『劇場版』は大丈夫?

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テレビ朝日系『相棒15』番組サイトより
 テレビ朝日系の鉄板ドラマ『相棒season15』(水谷豊主演/水曜午後9時~)が、“禁じ手”ともいえる卒業した“2代目相棒”神戸尊(及川光博)と、名物鑑識官・米沢守(六角精児)を投入するも、その効果はほとんどなく、大誤算の結果となってしまった。  来たる11日に、映画『相棒-劇場版IV-』が公開されるが、そのプロモーションの一環として、ドラマ版の第13話(1日)、第14話(8日)が前後編として特別編成された。両話には、『season7』最終回から『season10』まで相棒を務めた及川、そして『season14』で卒業した六角が出演し、『相棒』ファンを狂喜させるはずだった。  ところが、はじき出された第13話の視聴率は14.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とイマイチ振るわなかったのだ。これが、ほかのドラマなら上々なのだが、高視聴率を記録し続けてきた『相棒』では、なんとも物足りない数字だ。  今シ-ズンは初回15.5%と厳しいスタートとなり、第5話では13.6%、第9話では12.9%まで落ち込んだ。「元日スペシャル」(第10話)は17.3%まで上げたが、第11話は14.6%、第12話は13.3%と伸び悩んでいる。及川と六角を投入した第13話は、前回より1.3ポイント上げたのは確かだが、第11話と同視聴率にとどまった。 「成宮寛貴(甲斐亨)が“3代目相棒”を務めた『season13』までは、高い視聴率をキープしていましたが、“相棒”が反町隆史(冠城亘)に変わった『season14』から低迷しており、テレ朝も水谷も頭を悩ませています。今シーズンも低調で、もはや15%割れが当たり前になってきました。劇場版はともかく、ドラマにまで卒業した及川や六角を登場させるのは“禁じ手”ともいえましたが、それをやっても、ほとんど数字が伸びなかったのですから事態は深刻。テレ朝としては、最低ノルマを“15%超え”に設定していたはずで、そのショックは計り知れなく大きいでしょう。これじゃ、ドラマはもちろんですが、劇場版は大丈夫なのか?と心配になってきます」(テレビ関係者) “4代目相棒”反町の不人気で、視聴者の“『相棒』離れ”が顕著になっている。次回も及川と六角が出演するが、そこでも平凡な視聴率に終わるようなら、ドラマの今シーズンも劇場版も、高望みはできないだろう。 (文=田中七男)