「彼は、将来的には鈴木亮平さんや新井浩文さんのような脇で重宝される役者になるともっぱらです。今クールも『小さな巨人』(TBS系)に出演してますが、その評判もよかったですよ」(テレビ局関係者) ここにきて、ドラマ、映画、舞台に引っ張りだこなのが、若手俳優集団D-BOYSの元メンバー、加治将樹。この春は長谷川博己主演のドラマ『小さな巨人』(TBS系)の芝署編で所轄刑事を好演しているが、今後も福士蒼汰主演の映画『曇天に笑う』など話題作に出演する一方、舞台でも精力的に活動している。 「彼は役に合わせて体重を変えたり、体を鍛えてきたりする鈴木亮平さんタイプですね。昔はイケメンで痩せてたんですけど、ある映画の役で20キロ太ってからは、そのままにしているようです。太ってから仕事が増えたのがその理由だそうです。彼は仕事の大小やギャラは関係なく、人脈で仕事をするタイプ。性格もいいので、彼と仕事をしたいという人はたくさんいますよ」(芸能事務所関係者) ギャラもドラマだと1話15~20万円ほどと格安で、そちらの面でも使い勝手がいいという。 「彼のライバルとしては遠藤要さんや篠原篤さんの名前が挙がりますが、遠藤さんは例の違法賭博の問題で仕事が減るでしょうから、ますます加治さんの仕事は増えるでしょうね。主役を張るのは難しいでしょうけど、脇で引っ張りだこ状態の方が仕事には困りませんからね。今後も彼の顔を見る機会は増えそうですよ。ただ、その都度、ヒゲをそったりして印象を変えているので、よく注目してないとわからないかもしれませんね(笑)」(ドラマ関係者) 今後の活躍ぶりが楽しみだ。ワタナベエンターテインメント公式サイトより
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「棒だけど棒じゃない!?」『貴族探偵』嵐・相葉雅紀が見せた意図的な“芝居の変化”に瞠目する
いやー、今週も面白かったです『貴族探偵』(フジテレビ系)。毎週こんだけ面白いドラマを見せていただけるというのは、本当にありがたいことです。 気分としては、もはや「フムフム、なかなか優れたドラマであるね」なんて評論したい気持ちは全然なく、むしろ「佐藤琢磨が『インディ500』で勝つとこ見られるなんて!」とか「最近、イボ痔が軽い!」とか、そういった生活の中にある小さな喜びが、月曜21時になれば与えられるという、そういう事実に感謝を伝えたいと考え始めているのです。(過去のレビューはこちら) ところで、前回までの『貴族探偵』は、とことん“変化球”的な探偵ドラマとして放送されてきました。推理そのものは「本格」の名に恥じない作り込まれたものでしたが、「探偵なのに推理をしない」という主人公の設定が、作品の不思議な魅力を引き出すことに大いに役立っていたように思うんです。 「貴族で探偵ってなんだよ」とか、「そもそも貴族ってなんだよ」とか、そういう疑問をすべてブン投げたところから物語がスタートしているので、どれだけコメディ要素を詰め込んでも「推理が主役」という作品の軸がブレないし、貴族を演じる相葉ちゃんの芝居や描写にリアリティが欠如していたとしても「そりゃ架空の貴族だし」ということで、割り切って楽しむことができました。 こうした演出のスタンス、つまりは「貴族は貴族だから、もうほっといて」という宣言が、原作の持つ「探偵は存在を漂白してこそ事件の真相に迫れるのだ」というニュアンスと実にマッチして、化学反応を起こしていたのが、このドラマが成功している所以だったと思うんです。ドラマが「貴族って、なんなんだよ」という疑問を追及しないからこそ、貴族探偵と女探偵のシンプルな推理合戦に没頭することができたんです。 ところが、前回の第6話から、いよいよドラマは「貴族って、なんなんだよ」という疑問に正面から取り組むことにしました。女探偵に「貴族探偵の正体」を追わせることにしたのです。 というわけで、第7話。 今回は、1年前の事件という設定です。今回、貴族探偵の相手となるのは、これまで推理合戦でコテンパンにしてきた女探偵・高徳愛香(武井咲)の師匠である喜多見切子(井川遥)。切子はこの事件の直後に死亡しており、どうやらその死に貴族探偵が関わっているらしい。愛香がその謎を追いながら、貴族の正体に迫るというストーリーです。 構図そのものは、前回までの「貴族探偵と女探偵の推理合戦」というフォーマットを引き継いでいます。事件現場に貴族探偵と女探偵・切子。一見して、愛香が切子と入れ替わっているだけにしか見えません。 しかし、まず気づかされるのは、相葉ちゃんの演技プランの変化です。ほんの少し、テンションが高いんです。楽しそうなんです。これまで「棒だ棒だ」と各方面から棒認定されてきた本作での相葉ちゃんの芝居が、『貴族探偵』というドラマの作風を表現するために、存在感を希薄にしようとする意図的な抑制だったことがわかります。 つまり、この相葉ちゃんの芝居の変化によって、1年前まで貴族はもっと純粋に趣味として無邪気に殺人事件の推理を楽しんでいたことが表現されます。もうひとつ、この事件とその後の切子の死を経て、何かの悲しみを背負ったことも。 演出家の指示通りに演じただけと言えば、そりゃそうなんでしょうけれど、芝居を変化させて物語を伝えることに成功しているわけですから、俳優としてこれ以上ない働きといえると思います。 そして、その無邪気な貴族が「名探偵」と呼ぶ女探偵師匠・切子との推理合戦も、これまでとは一味違います。脚本的にいえば、これまでは無能な弟子・愛香に見当外れの推理を披露させて、それを覆せばよかっただけですが(それでもすごい労力が払われていた)、今回は切子が「明らかに愛香よりも優れた推理」を披露し、それを貴族が覆さなければなりません。 ドラマが女探偵・切子に求めるのは「完璧でない推理」であり、さらに、その誤謬の「よく推理できてる度」「真相には足りないけど、見てて納得できる度」を高めにコントロールしなければならない。今までも「原作にいなかった女探偵の推理を差し込む」という難工事を成功させてきた『貴族探偵』ですが、今回、切子に課せられたストライクゾーンは極めて狭かったはずです。そして、その試みは成功していたと思います。 極めて狭いストライクゾーンを自らに課し、頑張ってそれを達成する。ずっと、このドラマはそういう作業を繰り返しています。なぜそんな難しいことをするのかといえば、そのほうが面白いからに他ならない。もう何度も書いていますが『貴族探偵』の制作陣にもっとも感動するのは、そういう志の高さなんです。こちらの想像を超えたハードルをわざわざ設定して、それを超えてくるんです。 例えば第1話から愛香が愛用している「Siri」のようなスマホアプリ「Giri」の存在。最初はただ、愛香の「能力的には劣るが、最先端のギアは使いこなせる」というキャラ付けのためだけに登場したと思っていました。そして、この声を仲間由紀恵が担当しているんですが、このキャスティングについても「いかにもフジテレビ」的な、「こんなチョイ役にも仲間由紀恵を引っ張ってこれちゃう俺たちスゴイでしょ」的な、単なる賑やかしだと思っていたんです。 ところが今回、貴族探偵の秘書・鈴木として仲間由紀恵が実際に画面に登場しました。そして、この鈴木が貴族の命令によって「Giri」のアップデートに介入し、アプリをハッキングしたことが明かされました。「Giri」は、貴族探偵の正体を探ろうとする愛香に「その質問にはお答えできません」と返答します。愛香にとって唯一、絶対的に信頼できる情報源だった「Giri」に揺らぎが生じます。 この「Giri」の仕込み、ホントにびっくりしたんです。そんな仕掛けがあったなんて、まったく気づいていなかった。繊細に繊細に作り込んでいる印象だった『貴族探偵』が、実は初っ端から豪快な伏線を忍ばせていた。「すげえな……」って、思わず声が出ましたもん。 最終回に向けて、こうして密かに仕込まれた伏線を少しずつ明かしながら、『貴族探偵』は盛り上がっていくことになるのでしょう。原作既読だからって、まったくこの先の展開は読めません。原作に書かれていないことが行われようとしているわけですから。 ともあれ、また来週の月曜21時を楽しみに待ちたいと思います。それまで、イボ痔が再発しませんように。 (文=どらまっ子AKIちゃん)フジテレビ系『貴族探偵』番組サイトより
田中聖容疑者と正反対!? 日テレ『ボク運』KAT-TUN・亀梨和也が阿佐ヶ谷姉妹に最敬礼
“亀と山P”が歌う主題歌『背中越しのチャンス』(ジェイ・ストーム)の推定売上が17.5万枚(オリコン調べ)を突破し、イケイケのKAT-TUN・亀梨和也主演『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)。しかし、27日放送の第7話は、平均視聴率8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と自己最低を記録してしまいました。 『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に2週連続で出演するなど、ジャニーズ事務所の力の入れようがビシバシ伝わってくる亀と山Pですが、26日放送の『Mステ』では、「今夜は何かが起きる!」と放送前や放送中にやたらと煽り、亀と山Pのパフォーマンス中にサプライズがあることを告知。 ハードルを天空まで上げた挙げ句、そのサプライズとは「背中越しのチャンス」の後に“修二と彰”の「青春アミーゴ」を歌うというものでした。 知らなかった……、亀梨と山Pが「青春アミーゴ」を披露することが、そんなにすごいことだったなんて……。テレビの前でポカーンとしてしまったのは、筆者だけ? 日本では、「青春アミーゴ」がありがたいものとして崇められてるの? ねえ、教えて? さて、第7話のあらすじを振り返ります。
亀梨の好感度が急上昇!?
晴れて晴子(木村文乃)と付き合うことになった誠(亀梨)。神様(山下智久)は次のミッションとして、晴子にサプライズで指輪をプレゼントするよう指示します。 晴子の右手薬指のサイズを知らない誠は、定岡(満島真之介)に相談。定岡には、指を見ただけで指輪のサイズを百発百中で当てられるという特技が。誠もその能力を習得するべく、定岡に弟子入り。大量のアスパラを自宅に持ち込み、女性の指に見立ててサイズを見分ける特訓に励みます。これは、完全に満島にもってかれた第5話のパターンに似てますね(関連記事)。 ちなみに、途中で「定岡が晴子の指を見ればいいじゃん」と気付いた誠ですが、「見えない努力が大事」だとして、決して特訓を投げ出しません。この主人公の清清しいほど単純な思考回路が、視聴者の「誠、頑張れ!」に繋がっているのかもしれませんね。 努力の結果、晴子の薬指が8号だと見抜いた誠。次なるミッションは、女性に「これ、サプライズだわ」と気付かれる前に、スッと指輪をはめること。神様を晴子に見立て、映画館でかっこよく指輪をはめる練習を繰り返します。このBLちっくなシーンに、案の定、ネット上のジャニヲタが大騒ぎ。第3話の亀梨の放尿シーンしかり、サービスカットも忘れません。 いよいよ晴子とのデート当日を迎えるも、誠は映画鑑賞中に指輪をはめることに失敗。続けてカラオケに誘うも、そこでもタイミングが合わずに失敗してしまいます。 その後、2人はボウリング場へ。誠が晴子の指とボールの穴を照らし合わせ、おすすめのボールをチョイスした瞬間、晴子は2連続ストライクに成功。ターキー目前、緊張しながらハンドドライヤーで手を乾かす晴子に、スッと指輪をはめることに成功しました。 そのままターキーを成功させ、指輪も「すごいうれしい」とウキウキの晴子。2人は初めての手繋ぎをし、帰路へ。いつになく終始ラブラブのまま第7話は終了しました。亀梨はいいやつ!
今回、筆者がもっともグッときたシーンは、誠が晴子の会社の鳩崎社長(阿佐ヶ谷姉妹・渡辺江里子)に「よろしくお願いします!」と深々と頭を下げ、烏田(田辺誠一)に合ってもらえるよう頼み込む場面。考えてみたら、ジャニタレが阿佐ヶ谷姉妹あたりの芸人にここまで頭を下げている画なんて、なかなか見られないですよ。これまで気取った役柄が多かった亀梨ですが、これは好感度が上がりそうな予感です。 好感度といえば、先日、亀梨と芸人の飲み会にまつわる話を耳にする機会が。後輩や無名芸人に対してもとにかく優しく、参加した某芸人は「本当にいい人」「本当にいい人」を連呼。「ゴシップネタ、出てこないかな~?」とヨコシマな気持ちで聞いていた自分が恥ずかしいです。亀梨くん、ごめん! 亀梨はいいやつ! 亀梨はいいやつ! そんな亀梨に迷惑をかけている元KAT-TUN・田中聖容疑者が憎いです。聖は悪いやつ! というわけで、とことん平和だった第7話から一転、次回は誠にピンチが訪れそうな予感。見るっきゃないですね! (文=どらまっ子TAMOちゃん)グループ卒業目前! 『豆腐プロレス』AKB48島田晴香が描く、“アイドルの終わらせ方”
テレビ朝日系で放送中の『豆腐プロレス』。27日深夜放送の第19話は「OVER THE TOP」の敗者復活戦「CLIFF HANGER」の第二ラウンドと、ユンボ島田(AKB48島田晴香)VSイケメン百花(NMB48木下百花)の試合がフィーチャーされた。 「CLIFF HANGER」第一ラウンドを勝ち上がったオクトパス須田(SKE48須田亜香里)、ブラックベリー向井地(AKB48向井地美音)、ハリウッドJURINA(SKE48松井珠理奈)、クイウチ松村(SKE48松村香織)は、全員制服姿で登場。目隠しをしてどこかの教室の中に立たされている。黒板には、「教室にあるものは何を使ってもOK」「フォールかギブアップで勝敗をつけることが条件」と書かれている。つまり、事実上凶器使用可のデスマッチというわけだ。 本戦の会場では、敗者復活戦の様子が生中継されている。それを楽屋で見ているユンボ島田に、矢崎英一郎(渡辺いっけい)が「ハリウッドJURINAが、ここまでして必死で這い上がろうとしているのは、なんでだと思う?」と声をかける。島田がなんともない口ぶりで「さあ……? プライドっすか?」と答えると、矢崎はこれに「お前がいるからだよ」と返した。 オクトパス須田、バード高柳(SKE48高柳明音)、今回の島田の対戦相手であるイケメン百花の強烈なキャラクターの影に隠れて、忘れられている感もあるが、ハリウッドJURINAは少し前までWIP(ワールド・アイドル・プロレスリング)の絶対的なチャンピオンだったし、対するユンボ島田は、ライバルでありWIPの絶対的なヒールレスラーだ。 そんなライバルを見守っていたユンボ島田。入場がアナウンスされると、顔を叩いて「っしゃあ!」と気合を入れ入場していく。その姿は、アイドルではなく女子プロレスラーそのもの。 試合はイケメン百花の圧倒的優勢。イケメン百花は、精密なコンピューターのようにユンボ島田の攻撃を読み切り、まったく当たらない。さらに、ボマイェを顔面に食らい、ユンボ島田は目を両手でおさえ倒れ込んでしまう。 一方の敗者復活戦では、ブラックベリー向井地が敗れ、オクトパス須田はロッカーに閉じ込められてしまい、ハリウッドJURINAとクイウチ松村の一対一に。クイウチ松村は、大きな三角定規を振り回し襲いかかる。先端が尖った武器といえば、『マジすか学園』(テレビ東京ほか)で、指原莉乃(当時AKB48)に「鼻鉛筆」を食らわせた松井玲奈(当時SKE48)を思い起こしたファンもいたのではないだろうか。結局、教室の机を盾にしたハリウッドJURINAが、クイウチ松村をダウンさせ、残るはオクトパス須田との一騎討ちのみ。 本戦では、イケメン百花が両目が大きく腫れ上がり、ほとんど目が見えていない状態のユンボ島田にとどめを刺そうとする。だが、ユンボ島田はこれを受け止め、イケメン百花を強引に投げ飛ばした。計画が狂ったイケメン百花は動揺し、3カウントをとられそうになるも、これを抜け出すが、奇声を発しながら床に自身の頭を何度も叩きつけるなど、明らかに様子がおかしい。ユンボ島田は、その頭を掴むと「負けたことがないやつにはわかんねえよなあ、一番怖いのは、負けがよぎった瞬間なんだよ!」と啖呵を切る。 ハリウッドJURINAとオクトパス須田の一騎打ちは、ハリウッドJURINAのレインメーカーがオクトパス須田に直撃しハリウッドJURINAの勝利。この情報が本選会場にも流れ、リングサイドのボイス山田(NGT48山田野絵)が伝えると、腫れ上がった島田の顔にも笑顔が浮かぶ。 そして最後の力を振り絞り、イケメン百花に体を被せるように倒れこみ、体固めで勝利をもぎ取る。「これまで何度も負けてきました。でもそのたびに這い上がり、強くなってきたのがユンボ島田です。負けたら終わりじゃない。諦めたら終わりなんだ! それを身をもって伝えたかったのしれません」の実況アナウンスは、多くの視聴者の胸に響いたはずだ。 やはり、どうしてもユンボ島田と島田晴香本人のAKB48のキャリアを重ねてしまう。島田はアナウンスのとおり、諦めずにアイドルの活動を続けてきた。AKB48に合格したものの同期にはセンターを約束された島崎遥香がいたし、いじられキャラとして“バラエティ班”的役回りだった。 選抜総選挙の結果はすべて圏外だったし、研究生のために新設されたチーム4(初代)のキャプテンの座は、同期でAKB48(当時)の大場美奈に奪われてしまった。大場がスキャンダルで謹慎になると、キャプテン代行を務めるが、大場の復帰の際に「ずっと帰ってきてほしかったのに、帰ってきてほしくないみたいな態度をとってごめん」と泣きながら謝る姿が、映画『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』(2012)で確認することができる。バラエティではよく見る顔だったが、パフォーマンスの面ではテレビ番組よりも劇場公演が多く、AKB48グループの根幹である劇場を支えた。そんな地道な努力と活動を続けてきた島田だからこそ、「負けたら終わりじゃない。諦めたら終わりなんだ」という言葉には重みがある。 グループの卒業と同時に芸能界の引退を発表した島田だが、明日から投票が始まる「AKB48 49thシングル選抜総選挙」に立候補済み。公開された選挙のアピールコメント動画では、ユンボ島田で登場し屈託のない笑顔を見せている。“負け続き”のアイドル人生の終わりに島田は、どんな花を咲かせるのだろう。 (文=MC内郷丸)テレビ朝日系『豆腐プロレス』番組サイトより
視聴率6.6%……低空飛行続く綾野剛『フランケンシュタインの恋』が「魅力的なのに全然面白くない」ワケとは
日曜ドラマ『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)も、後半に入って第6話。視聴率は6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、相変わらずの低空飛行です。 このドラマ、回を重ねるにつれて、何を見せられているのかわからなくなってきました。一応タイトルは『フランケンシュタインの恋』ですし、怪物・深志研(綾野剛)と薄命美少女・継実(二階堂ふみ)の悲恋を描きつつ、怪物を成長させる(人間界に馴染ませる)というのが大筋にあると思うんですが、前回あたりから継実の存在感がめっきり薄くなっていて、どこに軸足を置いて見ればいいのか判然としなくなってきました。 今回、怪物は「継実を守るため」に「人間を知りたい」から「ラジオに出る」ことにしました。こう書くと怪物が積極的に人間界に溶け込もうとしているように見えますが、実際にはDJ天草(新井浩史)にそそのかされて出演しただけです。その番組で何人かの人に出会って「怪物が人間を知った」ようなことも語られますが、そこで視聴者に提示されるのは、ドラマが勝手に定義づけた「悲しい」と「虚しい」という言葉の違いと、その定義に振り回される怪物の姿です。怪物はそれらの人物の行いを見て喜んだり、激怒して毒胞子をまき散らしたりしますが、その一連の出来事に継実は一切関係ありません。 というか、第1話で継実は山から怪物を下ろしました。怪物は山を下りました。彼らが能動的に自らの意思で行動を起こしたのって、この1点ずつだけなんです。あとは周囲が勝手に騒いで、成り行きで「好き」とか言ってみたり、怪物が継実の姉を殺しかけてみたりしますが、基本的に全部が全部、受け身の行動なんです。 毎回、周囲にミニドラマが発生して、そのミニドラマを目の当たりにした怪物と継実に受け身を取らせつつ、「健気さ」を描く。そういうパターンの繰り返しで物語が前に進まないまま、後半まできちゃった、という感じです。 で、始末が悪いのが、このミニドラマの出来がすごくいいことです。 前回の、怪物がお世話になっている工務店の若い職人が母親とその浮気相手に金をせびられているエピソードにしろ、今回の義足の幼稚園児のエピソードにしろ、まあとにかく感動的に撮られているんです。レギュラー俳優の芝居もいいし、ゲストのキャスティングもいいし、カメラワークも演出も冴えまくってる。 いわずもがな、綾野剛の芝居も回を追って説得力を増してきています。もう、こういう人(こういう怪物)にしか見えません。設定がガバガバなのに「健気な怪物」に見えてくるのですから、これは芝居の力というしかないでしょう。 『フランケンシュタインの恋』は総じて、画面から伝わってくる出力は高く、濃密な瞬間を描くことには成功しているように思えます。ただ、ミニドラマたちの出来がよすぎることで、見ているうちにSFファンタジーであることを忘れてしまうんです。綾野剛の手から胞子が出て人を殺してしまうとか、二階堂ふみのことを好きだとか、キノコと遺伝子がどうしたこうしたとか、「人間とは」とか、本来ドラマの背骨であったはずのそうした設定が、枝葉である小エピソード群に食われてしまっている。 結果、非常にアンバランスで「魅力的なのに全然面白くない」ドラマになってしまっているように感じます。ちゃんと作ってるのに面白くないドラマって、レビュー書くの超難しいですね。 (文=どらまっ子AKIちゃん)日本テレビ系『フランケンシュタインの恋』番組サイトより
『孤独のグルメ Season6』第7話 糖質制限って何!? 皿うどんとちゃんぽんの一気食いが見せるゴローちゃんの本気
深夜の飯テロ番組も、いよいよ第7話。今シーズンもイカしたメシ屋が次々と登場し、足を運んでみたくなっている人も多いのではないでしょうか。とはいえ、これまでのシーズンで放送された店も、いまだに番組の余波で大混雑。空いてから出かけたほうがよいのですが、タイミングが難しいものですね。 ともあれ、この番組を通して学ぶのは、見知らぬメシ屋に入るとき、まずスマホで口コミ情報を探すというクセはやめたほうがいいということ。飽くなきチャレンジ精神こそが『孤独のグルメ』を楽しむ上で、最も重要なのだと思う次第です。 さて、今回ゴローちゃんこと井之頭五郎(松重豊)が商談にやってきたのは、なんかちょっと悪そうなヤツらがそろっている地下のクラブ。 「うわ、うるさいな……」 慣れない空間に、引き気味のゴローちゃん。 「すいませーん」 大きな声がよく通ること。そりゃ、松重ゴローちゃん。芸歴が長いですからね。 今回の依頼主は、窪塚俊介。クラブの内装を変えたいということで相談なんですが、なぜゴローちゃんに依頼をしようとしたのでしょう。 「エモい」とかいう、聞き慣れない単語に、慣れないテンション。おまけに提示された予算に「ちょっと~」と言うしかありません。 おまけに、予算を聞けば微妙にオラオラな感じで「渋谷イチのクラブにしたい」と言ってくるではありませんか。「いや、その額で渋谷イチって……」と、思いはすれども、断りづらいゴローちゃん。自営業者なんだから、ダメなものはダメと言わねば、損をするばかりじゃないですか。何やってんのよ!! そんなことを思っていたら、場面は転換。 店を出たゴローちゃんが会話してるのは、紹介者。ああ、人の紹介だと断りづらいものですよねえ。おまけに紹介者から「無理だったら、私から断りを入れますんで~」だって。そんなことを言われたら、余計に断りづらいではありませんか。 「案外、純粋でいいやつだとわかるんだが、なんだか同じ地面で話ができない……」 おや、今回のシナリオは冒頭から尖ったセリフが飛び出す。これも、クラブの効果でしょうか。 かくて、いつものように店を探し始めたゴローちゃん。 「俺がザザっと飯を入れていく店って、もうこの街にはないのか」 「渋谷、もう来るとこじゃないのかな」 おお、原作でも渋谷に出てきたゴローちゃんが漏らした名ゼリフが登場。谷口ジロー先生ならではの、独特の哀愁ある中年でなくてはサマにならないセリフ。松重ゴローちゃんも、こういうセリフはうまいですよね!! ついにあきらめかけたゴローちゃん。 「このあと、浜田山だから……」 いや、元・浜田山住人の筆者ですけど。いったい浜田山で何を食べろというのでしょう? お願いだから、それだけはやめようよ。 と、ここでゴローちゃんが思い出す、昔の素敵な食事の記憶。 「百軒店に餃子と焼きそばのうまい店があったな……まだあるかな」 ああ、絶対にないよ。ゴローちゃん。かつてのおいしい店はすべて記憶の彼方に。失敗が見えるゆえにか、泣いてしまうようなシーンです。 と、腹が減っているはずなのに「こんな路地あったけ」と路地に迷い込むゴローちゃん。 ふと見つけたのは、長崎飯店。名前の通り、ちゃんぽんの店。ご存じの人も多いですが、渋谷のほか、麹町や虎ノ門にもある東京で、本物のちゃんぽんを食べることができる名店です。 「およそ今どきの企業家がつける店名ではない。俺が歩いていた昔の渋谷だ」 ゴローちゃんの歩いていた渋谷とは、いつ頃のことを指しているのでしょうか。年代からすると、コンパでにぎわったバブル時代なのでしょうけど。確かに現在よりも、こんな雰囲気の個人商店は多かったハズ。 一気にお店を気に入ったゴローちゃん。ここで不穏なセリフが。 「いいなあ、長崎ちゃんぽん。餃子に春巻きもある」 うむ。長崎ちゃんぽんは具材の多さゆえに、サイドメニューを頼むと満腹MAXになってしまう料理。まあ、ゴローちゃんの胃袋ならば安心でしょう。 百軒店はまた今度として、入店。活気のある店内で女将を演じるのは川上麻衣子。まずは、相席が基本のルールに、戸惑いながらも納得するゴローちゃん。 「ちゃんぽん、皿うどん。気絶するほど悩ましい……」 なるほど、長崎の人でもなければ、あまり食べる機会のないメニュー。いざとなれば、悩むのも納得です。 「あのパリパリの麺にたっぷり酢をかけて食べる皿うどん……」 「でも、ちゃんぽんスープのあのコクもめくるめくうまさなんだよなあ……」 しかもこの店、皿うどんには硬い麺と柔らかい麺を用意しているので、悩みは増えます。 悩んで、やわ麺を注文するゴローちゃんですが、ほかの客がカタ焼きソバを注文するのを聞き「思いのほか、硬派な店だったか」と、すかさず春巻きも追加。パリパリの食感も同時に味わおうという趣好ですね。 さて、定番の調理中のワンカットを経て運ばれてくる、皿うどん。 「このとろみ、とろみから立ち上る湯気、たまらん」 いや、これはマジにうまそう。ああ、深夜に皿うどんを食べられる店がないのが悔しい。 「まずは、そのままいってみよう……おお、重い」 しっかりした太麺の感触を箸で味わいすすれば「うまい……初めて食ったけど、これはいい。麺がメチャクチャうまいぞ……」。 とにかく「うまい」と「うーん」の少ない言葉で、うまさを視聴者に伝えようとするゴローちゃん。「おこげ」「いか」「あさり」とポツリとつぶやいたり、絶妙な言葉のセレクトでうまさを伝えてくるのです。 「皿の中の有明海は豊漁だ」 と、ここで「一度仕掛けてみるか」と、卓上の調味料に手が伸びます。 「ベースの味がいいから、かけすぎは禁物だ」 そういいながら、選ぶのはカラシに酢です。 「おう、グッと皿うどんらしくなった」 食欲をそそる調味料の代表格ともいえる酢。 「もうちょっとかけても許されるんじゃないだろうか」 と、さらにぶっかけ堪能するゴローちゃん。 そこで挿入されるのは、具材に牡蠣が入っている喜び。でも、そこに安っぽいカマボコが入っているからこそ、さらに食欲はそそられるのです。 そんなゴローちゃんの食べっぷり劇場に、今回は周囲の客の食べっぷりをワンカット挿入。「うまそうな音させやがるなあ……」と、なぜか対抗心を燃やすゴローちゃん。 お次は、いよいよ春巻きの登場です。 「きたきたぁ、俺のパリパリ……」 「ふふっ、一人回転テーブル」 なぜか子どもみたいに、調味料の回転部分を回しただけでうれしい、かわいいゴローちゃん。 しっかり吟味した調味料をつけて食べる春巻は、やっぱり最高。 「口の中にスプリングトルネードが巻き起こっていく」 「数あるメニューの中から春巻きを見つけ出し、久しぶりに食う皿うどんに合わせる。これ以上にないオーダーだったんじゃないか」 何やら、いつも以上に満足度の高いゴローちゃん。でも、まだここまで放送時間は18分。残りの時間になにが起こるのか。さらに、期待は高まります。 突如挿入されるのは、別のテーブルの客の会話。 「えっ、ソースかけるんですか?」 「知らないの? 長崎じゃフツーだから」 ゴローちゃんに食のタブーはありません。早速試すゴローちゃん。 「長崎うまかー!!」 と、ソースをかけまくっていると、川上が「甘くておいしいですよ」と長崎のソースを出してくるのです。 「お、長崎ソースいいじゃないか、めちゃくちゃうまい。皿うどんを選んだ俺、でかした」 一気にかきこむ、残りの皿うどん。 「俺は、こんな店が好きなんだ」 ノスタルジックな言葉をつぶやき、満足するゴローちゃん。 でも、やっぱり俺たちのゴローちゃんは違った。別のテーブルから聞こえる「ちゃんぽんおいしかった」の声。 「おかわりちゃんぽん、いってみよう!」 麺少なめで注文したとはいえ、皿うどんに春巻きを食べた上に、結局ちゃんぽんも注文してしまうゴローちゃん。 「一度はあきらめた、このスープ」 「いい、すごくいい……」 「そうだよ、これだよこれ……一度はあきめた、この味……」 感動の上に感動を感じるゴローちゃん。「ならば本気モードでいこう」と、一気食い。 「追いちゃんぽんを追加したのは正解だ……」 「俺は今日、ちゃんぽんのことを本気で好きになってしまった」 まさかと思いましたが、皿うどんとちゃんぽんの同時食いをこなしてくれたゴローちゃん。いやいや、やはり『孤独のグルメ』の真髄は、食いすぎだろ~とあきれるほどの食べっぷり。ヘルシー志向とか、糖質制限などとかいう、草食系な言葉には踊らされぬゴローちゃんの、硬派な精神世界を見習わなくてはならぬと、思いました。 (文=昼間たかし)テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより
『孤独のグルメ Season6』第7話 糖質制限って何!? 皿うどんとちゃんぽんの一気食いが見せるゴローちゃんの本気
深夜の飯テロ番組も、いよいよ第7話。今シーズンもイカしたメシ屋が次々と登場し、足を運んでみたくなっている人も多いのではないでしょうか。とはいえ、これまでのシーズンで放送された店も、いまだに番組の余波で大混雑。空いてから出かけたほうがよいのですが、タイミングが難しいものですね。 ともあれ、この番組を通して学ぶのは、見知らぬメシ屋に入るとき、まずスマホで口コミ情報を探すというクセはやめたほうがいいということ。飽くなきチャレンジ精神こそが『孤独のグルメ』を楽しむ上で、最も重要なのだと思う次第です。 さて、今回ゴローちゃんこと井之頭五郎(松重豊)が商談にやってきたのは、なんかちょっと悪そうなヤツらがそろっている地下のクラブ。 「うわ、うるさいな……」 慣れない空間に、引き気味のゴローちゃん。 「すいませーん」 大きな声がよく通ること。そりゃ、松重ゴローちゃん。芸歴が長いですからね。 今回の依頼主は、窪塚俊介。クラブの内装を変えたいということで相談なんですが、なぜゴローちゃんに依頼をしようとしたのでしょう。 「エモい」とかいう、聞き慣れない単語に、慣れないテンション。おまけに提示された予算に「ちょっと~」と言うしかありません。 おまけに、予算を聞けば微妙にオラオラな感じで「渋谷イチのクラブにしたい」と言ってくるではありませんか。「いや、その額で渋谷イチって……」と、思いはすれども、断りづらいゴローちゃん。自営業者なんだから、ダメなものはダメと言わねば、損をするばかりじゃないですか。何やってんのよ!! そんなことを思っていたら、場面は転換。 店を出たゴローちゃんが会話してるのは、紹介者。ああ、人の紹介だと断りづらいものですよねえ。おまけに紹介者から「無理だったら、私から断りを入れますんで~」だって。そんなことを言われたら、余計に断りづらいではありませんか。 「案外、純粋でいいやつだとわかるんだが、なんだか同じ地面で話ができない……」 おや、今回のシナリオは冒頭から尖ったセリフが飛び出す。これも、クラブの効果でしょうか。 かくて、いつものように店を探し始めたゴローちゃん。 「俺がザザっと飯を入れていく店って、もうこの街にはないのか」 「渋谷、もう来るとこじゃないのかな」 おお、原作でも渋谷に出てきたゴローちゃんが漏らした名ゼリフが登場。谷口ジロー先生ならではの、独特の哀愁ある中年でなくてはサマにならないセリフ。松重ゴローちゃんも、こういうセリフはうまいですよね!! ついにあきらめかけたゴローちゃん。 「このあと、浜田山だから……」 いや、元・浜田山住人の筆者ですけど。いったい浜田山で何を食べろというのでしょう? お願いだから、それだけはやめようよ。 と、ここでゴローちゃんが思い出す、昔の素敵な食事の記憶。 「百軒店に餃子と焼きそばのうまい店があったな……まだあるかな」 ああ、絶対にないよ。ゴローちゃん。かつてのおいしい店はすべて記憶の彼方に。失敗が見えるゆえにか、泣いてしまうようなシーンです。 と、腹が減っているはずなのに「こんな路地あったけ」と路地に迷い込むゴローちゃん。 ふと見つけたのは、長崎飯店。名前の通り、ちゃんぽんの店。ご存じの人も多いですが、渋谷のほか、麹町や虎ノ門にもある東京で、本物のちゃんぽんを食べることができる名店です。 「およそ今どきの企業家がつける店名ではない。俺が歩いていた昔の渋谷だ」 ゴローちゃんの歩いていた渋谷とは、いつ頃のことを指しているのでしょうか。年代からすると、コンパでにぎわったバブル時代なのでしょうけど。確かに現在よりも、こんな雰囲気の個人商店は多かったハズ。 一気にお店を気に入ったゴローちゃん。ここで不穏なセリフが。 「いいなあ、長崎ちゃんぽん。餃子に春巻きもある」 うむ。長崎ちゃんぽんは具材の多さゆえに、サイドメニューを頼むと満腹MAXになってしまう料理。まあ、ゴローちゃんの胃袋ならば安心でしょう。 百軒店はまた今度として、入店。活気のある店内で女将を演じるのは川上麻衣子。まずは、相席が基本のルールに、戸惑いながらも納得するゴローちゃん。 「ちゃんぽん、皿うどん。気絶するほど悩ましい……」 なるほど、長崎の人でもなければ、あまり食べる機会のないメニュー。いざとなれば、悩むのも納得です。 「あのパリパリの麺にたっぷり酢をかけて食べる皿うどん……」 「でも、ちゃんぽんスープのあのコクもめくるめくうまさなんだよなあ……」 しかもこの店、皿うどんには硬い麺と柔らかい麺を用意しているので、悩みは増えます。 悩んで、やわ麺を注文するゴローちゃんですが、ほかの客がカタ焼きソバを注文するのを聞き「思いのほか、硬派な店だったか」と、すかさず春巻きも追加。パリパリの食感も同時に味わおうという趣好ですね。 さて、定番の調理中のワンカットを経て運ばれてくる、皿うどん。 「このとろみ、とろみから立ち上る湯気、たまらん」 いや、これはマジにうまそう。ああ、深夜に皿うどんを食べられる店がないのが悔しい。 「まずは、そのままいってみよう……おお、重い」 しっかりした太麺の感触を箸で味わいすすれば「うまい……初めて食ったけど、これはいい。麺がメチャクチャうまいぞ……」。 とにかく「うまい」と「うーん」の少ない言葉で、うまさを視聴者に伝えようとするゴローちゃん。「おこげ」「いか」「あさり」とポツリとつぶやいたり、絶妙な言葉のセレクトでうまさを伝えてくるのです。 「皿の中の有明海は豊漁だ」 と、ここで「一度仕掛けてみるか」と、卓上の調味料に手が伸びます。 「ベースの味がいいから、かけすぎは禁物だ」 そういいながら、選ぶのはカラシに酢です。 「おう、グッと皿うどんらしくなった」 食欲をそそる調味料の代表格ともいえる酢。 「もうちょっとかけても許されるんじゃないだろうか」 と、さらにぶっかけ堪能するゴローちゃん。 そこで挿入されるのは、具材に牡蠣が入っている喜び。でも、そこに安っぽいカマボコが入っているからこそ、さらに食欲はそそられるのです。 そんなゴローちゃんの食べっぷり劇場に、今回は周囲の客の食べっぷりをワンカット挿入。「うまそうな音させやがるなあ……」と、なぜか対抗心を燃やすゴローちゃん。 お次は、いよいよ春巻きの登場です。 「きたきたぁ、俺のパリパリ……」 「ふふっ、一人回転テーブル」 なぜか子どもみたいに、調味料の回転部分を回しただけでうれしい、かわいいゴローちゃん。 しっかり吟味した調味料をつけて食べる春巻は、やっぱり最高。 「口の中にスプリングトルネードが巻き起こっていく」 「数あるメニューの中から春巻きを見つけ出し、久しぶりに食う皿うどんに合わせる。これ以上にないオーダーだったんじゃないか」 何やら、いつも以上に満足度の高いゴローちゃん。でも、まだここまで放送時間は18分。残りの時間になにが起こるのか。さらに、期待は高まります。 突如挿入されるのは、別のテーブルの客の会話。 「えっ、ソースかけるんですか?」 「知らないの? 長崎じゃフツーだから」 ゴローちゃんに食のタブーはありません。早速試すゴローちゃん。 「長崎うまかー!!」 と、ソースをかけまくっていると、川上が「甘くておいしいですよ」と長崎のソースを出してくるのです。 「お、長崎ソースいいじゃないか、めちゃくちゃうまい。皿うどんを選んだ俺、でかした」 一気にかきこむ、残りの皿うどん。 「俺は、こんな店が好きなんだ」 ノスタルジックな言葉をつぶやき、満足するゴローちゃん。 でも、やっぱり俺たちのゴローちゃんは違った。別のテーブルから聞こえる「ちゃんぽんおいしかった」の声。 「おかわりちゃんぽん、いってみよう!」 麺少なめで注文したとはいえ、皿うどんに春巻きを食べた上に、結局ちゃんぽんも注文してしまうゴローちゃん。 「一度はあきらめた、このスープ」 「いい、すごくいい……」 「そうだよ、これだよこれ……一度はあきめた、この味……」 感動の上に感動を感じるゴローちゃん。「ならば本気モードでいこう」と、一気食い。 「追いちゃんぽんを追加したのは正解だ……」 「俺は今日、ちゃんぽんのことを本気で好きになってしまった」 まさかと思いましたが、皿うどんとちゃんぽんの同時食いをこなしてくれたゴローちゃん。いやいや、やはり『孤独のグルメ』の真髄は、食いすぎだろ~とあきれるほどの食べっぷり。ヘルシー志向とか、糖質制限などとかいう、草食系な言葉には踊らされぬゴローちゃんの、硬派な精神世界を見習わなくてはならぬと、思いました。 (文=昼間たかし)テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより
「子どもできなくてかわいそう」発言で小池栄子の表情筋が……沢尻エリカ『母になる』7.9%自己最低
沢尻エリカが豪快な泣きっぷりを披露している連ドラ『母になる』(日本テレビ系)の24日放送の第7話。平均視聴率は前回から1.6ポイントダウンの7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、自己最低を記録してしまいました……。 裏番組のバラエティ番組『良かれと思って!』(フジテレビ系)で、松本伊代と早見優が“線路立ち入り事件”を謝罪した影響かしら……と思ったら、こちらは平均視聴率4.5%と大コケでした。ギャフン。 さて、今回もあらすじを振り返ります。
沢尻の“泣き”は、やっぱ最高!
前回、人でなしの恋人から3度の堕胎を余儀なくされた挙げ句、“孫見せろ厨”の毒親から「女なら一度は産まなきゃ」と口酸っぱく言われ、ノイローゼになった結果、たまたま発見した広(関西ジャニーズJr.・道枝駿佑)を育て続けるという暴挙に出ていたことが発覚した麻子(小池栄子)。そんなヤベー麻子を、結衣(沢尻)は「広のために、柏崎オートで雇いたい」「わかりあえる」とか言い出します。 手始めに、麻子を昼食(お好み焼き)に誘う結衣。しかし、結衣が「子どもが欲しいのにできなくて、かわいそうに」とNGワードを発すると、麻子の表情筋がピキーン。結衣の子育てにダメ出しをし、「あなたより私のほうが、あの子の母親としてふさわしい」と食ってかかります。 これに、結衣も「あなたは犯罪者よ!」とブチ切れし、平手をビターン! ここで麻子は、広を手に入れて一番うれしかったことは、広の成長を見られたことではなく、周囲から「子ども産まないんですか?」と言われなくなったことだとぶっちゃけます。 前回からセクハラ社会に警鐘を鳴らしまくっている同作。しかし、女性社員に「結婚しないの?」「子ども産まないの?」とか言ってるタヌキおやじは、この時間、『報道ステーション』(テレビ朝日系)か、フジの伊代&優見てそうでむかつく(妄想)! そして、出ました! 沢尻の泣きの演技! 広が誘拐された後、結衣はマスコミからネグレクトと騒ぎ立てられたそうで、それでも「どんな酷いことを言われても、そんなことどうでもよかった。私が思ってたことは『広が生きてますように』」と号泣し、麻子に実母の意地を見せつけます。 そんな涙のバトルが終わった後、大塚寧々演じる新キャラ・愛美が登場! 愛美は柏崎オートに故障車両を預けるも、トランクに汚れた子どもの服がびっしり。次回、結構な毒親エピソードが飛び出しそうですが、公式サイトの相関図にも、Wikipediaにも大塚が追加されないところ見ると、第5話のICONIQと同じくゲスト扱いですかねえ。小池栄子の顔力を見せつけられる小1時間
結衣と麻子のバトルが一気に激化した第7話ですが、「大岡政談」の“子争い”の話を思い出しました。「私こそ、この子の母親よ!」と主張する2人の女に、大岡越前が「子の腕を1本ずつ持ち、引っ張り合いなさい。勝ったほうを母親と認めよう」と提案。痛がる子どもを見て、手を離した女が実母だと認められるという。 結衣と麻子の場合はどうでしょう。麻子はこれまで「広を守るためなら、死んだっていい」とか言っていましたが、今回は「子ども産まないの?」と言われなくなってうれしかったとぶっちゃけてましたからねえ……。麻子は自分のためにも、広が「痛い、痛い」と泣き叫んでも腕を離さないかもしれませんね。単純に麻子のほうが怪力そうだし。 また、前回から出番が激増した小池ですが、彼女のドアップが続くと、麻子の複雑な気持ちが伝わってきて、息が詰まりますね……(褒めてます)。沢尻の小ギレイな顔がオアシスのようで、「早く沢尻映してー!」と思わず欲してしまいます。 そんなこんなで、まだまだ過去にまつわる新情報が出てきそうな『母になる』。来週も、沢尻による天下一品の“泣きの演技”が見られるといいなあ。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)自己最低7.5%も折り込み済み!? 『貴族探偵』第6話で、なぜフジテレビは視聴率を“捨てた”のか
ごく一部の視聴者に対してのみ絶賛放送中の今期月9『貴族探偵』(フジテレビ系)は第6話。ごく一部以外の視聴者はまるで興味がないらしく、視聴率は7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、過去最低に沈みました。まあ、なんだかんだ言っても、15日に発表された連結決算をみるとフジ・メディア・ホールディングスさんは都市開発やら広告やらで儲かっているようなので、ここはひとつ『貴族探偵』チームには自由にやらせてあげてほしいと祈るばかりです。 というわけで、今回も“ごく一部”の立場から『貴族探偵』を振り返ってみたいと思います(過去のレビューはこちら)。 第6話は、前回の事件の解決編となりました。前回のレビューで、私はこのドラマの魅力を「謎解きの一点突破だ」と言いましたが、今回の謎解き編でその魅力が発揮されたかどうかといえば、圧巻のひと言だったと思います。堪能しました。詳細はまあ、いいでしょう。別のサイトでも見てください。 ここまで、『貴族探偵』というドラマで蔑ろにされてきた(意図的に簡素化されてきた)のが、犯人の動機やバックグラウンドといった、「事件そのものの魅力」「犯人の人間性」といった部分でした。今回はその部分で、毛色の違う描かれ方が行われたことが特徴的でした。 あまりにストイックに論理的な謎を構築することを志向した原作では、それらのバックグラウンドや人物の個性は、むしろ筋立てを複雑化し、作品そのもの魅力を半減させるものだったはずです。なるべく読者が理解しやすい、ステレオタイプな人物を事件周辺に配置することで、謎解きの精緻っぷりを浮き立たせるやり方。変な例えになりますが、麻耶雄嵩さんという作家さんは、まな板の上に何があっても「刺身で食え」と言ってくるんです。しかも「最低限の塩で食え」と。 当然、そうした推理小説は読者を選びます。麻耶さんがこの作風でしか物語を書けないのか、あるいは推理小説というジャンルそのものに対する実験や修行の類なのか、それとも「そこでなら勝負できる、勝てる」という職業作家としての確信めいた作戦なのか、それは想像するしかありません。しかし、麻耶さんの覚悟は見てとれます。「美味い刺身を食わせてやるから、船に乗れ」と読者に要求し、作家とともに洋上に出た奇特な読者にだけ、彼らが求める極上の刺身を提供してきたのでしょう。そこには、信じられないような釣りテクと包丁さばきがあったのでしょう。これも、今回のドラマで麻耶さんに初めて出会った私には、想像するしかありません。 しかし、テレビドラマという市場を通したら、どうしたって客層は広がりますし、素材の鮮度も落ちてしまいます。そこでフジテレビには、保存や調理の技術が求められます。「ストイックな推理劇」という素材の味を殺さないまま、テレビ向けに料理しなければならなくなったのです。 私はずっとここで、主にこの「フジテレビの調理技術」に対して、惜しみない賞賛を書き連ねてきました。過剰にポップな演出も、登場人物を増やしてオリジナルで追加された事件の概要と推理も、決して本筋をジャマするものではありませんでした。あくまでフジテレビは、素材の味を引き出しつつ、お子さまでも美味しく食べられる万人向けの料理として提供してきたと感じていました。 で、今回の第6話「解決編」を見終わった感触は、今までとは少し違います。 今回の事件では、テレビでオリジナルに追加された人物のバックグラウンドや個性、過去や未来といったキャラクターの連続性が、時間をかけて、実に感動的に描かれました。これは、今までにはなかったことです。事件の犯人や関係者は、その回が終わればキレイさっぱり印象を失って、解決にいたった爽快感だけが残る……『貴族探偵』は、そういう味わいのドラマだったのです。 料理の例をまだ続けるならば、今回は「フジテレビがカレーをぶかっけてきた」と感じたのです。別に不味いカレーじゃないし、むしろ高級な「帝国ホテルのカレー」っぽいカレーなんですが(食べたことはない)、明らかに『貴族探偵』はこの第6話で、「麻耶色のドラマ」から「フジテレビ色のドラマ」に舵を切ったと感じました。 思えば、なぜ1話完結で十分に楽しかったドラマを、中盤である5・6話で2話構成にしてきたのか。5話を見なければ6話はつまらないし、当然、視聴率は落ちる。視聴率を捨ててまで、あえて、なぜそうしたのか。 それはフジテレビが、この『貴族探偵』を単に原作モノの翻訳ドラマとして作るのではなく、あくまで「1クールの連続ドラマ」として成立させようとした結果なのだと思います。 第1話からイマジナリーな存在として示唆されてきた女探偵の師匠・喜多見切子(井川遥)が、今回初めて「すでに死んでいる」と明示されました。同時に、貴族探偵が彼女を「殺した」という過去もほのめかされた。 これは、原作に建て増しされた設定ではありません。原作そのものを底上げして、土台の部分に差し込まれたものです。少しずつ明らかにされてきたこの土台が、今回あらわになったことで、次回以降の『貴族探偵』は、これまでとは段違いに天井高の高い作品として描かれていくことになります。単話で楽しい『貴族探偵』が、最終話に向かって走り出すタイミングが、この5・6話だったということです。1話でも終われる事件を、2話分かけて解決すると同時に、最終回に向けて「床板を外すための時間」が必要だったということです。 単話でこれだけ楽しければ、最終回だけちょっと複雑な事件を持ってきて誰か殉職でもさせりゃ、それはそれでオッケーなドラマだったわけですが、フジテレビは「連続ドラマとしても面白くしてやる」という面倒な決意を、2時間使って宣言したわけです。 もちろん、今後の貴族探偵と女探偵をめぐる成り行きそのものも楽しみですが、フジテレビ制作陣の“クリエイターとしての戦い”というリアルなドラマとしても「こいつら、どこまでやる気なんだ」という期待に満ちた作品になってきました。この戦い、「どらまっ子」を名乗る者として、見守らないわけにはいきません。 いやー、「どこまでホメる気なんだ」って感じですね。ちょっと書いてて恥ずかしいよ。 (文=どらまっ子AKIちゃん)フジテレビ系『貴族探偵』番組サイトより
自己最低7.5%も折り込み済み!? 『貴族探偵』第6話で、なぜフジテレビは視聴率を“捨てた”のか
ごく一部の視聴者に対してのみ絶賛放送中の今期月9『貴族探偵』(フジテレビ系)は第6話。ごく一部以外の視聴者はまるで興味がないらしく、視聴率は7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、過去最低に沈みました。まあ、なんだかんだ言っても、15日に発表された連結決算をみるとフジ・メディア・ホールディングスさんは都市開発やら広告やらで儲かっているようなので、ここはひとつ『貴族探偵』チームには自由にやらせてあげてほしいと祈るばかりです。 というわけで、今回も“ごく一部”の立場から『貴族探偵』を振り返ってみたいと思います(過去のレビューはこちら)。 第6話は、前回の事件の解決編となりました。前回のレビューで、私はこのドラマの魅力を「謎解きの一点突破だ」と言いましたが、今回の謎解き編でその魅力が発揮されたかどうかといえば、圧巻のひと言だったと思います。堪能しました。詳細はまあ、いいでしょう。別のサイトでも見てください。 ここまで、『貴族探偵』というドラマで蔑ろにされてきた(意図的に簡素化されてきた)のが、犯人の動機やバックグラウンドといった、「事件そのものの魅力」「犯人の人間性」といった部分でした。今回はその部分で、毛色の違う描かれ方が行われたことが特徴的でした。 あまりにストイックに論理的な謎を構築することを志向した原作では、それらのバックグラウンドや人物の個性は、むしろ筋立てを複雑化し、作品そのもの魅力を半減させるものだったはずです。なるべく読者が理解しやすい、ステレオタイプな人物を事件周辺に配置することで、謎解きの精緻っぷりを浮き立たせるやり方。変な例えになりますが、麻耶雄嵩さんという作家さんは、まな板の上に何があっても「刺身で食え」と言ってくるんです。しかも「最低限の塩で食え」と。 当然、そうした推理小説は読者を選びます。麻耶さんがこの作風でしか物語を書けないのか、あるいは推理小説というジャンルそのものに対する実験や修行の類なのか、それとも「そこでなら勝負できる、勝てる」という職業作家としての確信めいた作戦なのか、それは想像するしかありません。しかし、麻耶さんの覚悟は見てとれます。「美味い刺身を食わせてやるから、船に乗れ」と読者に要求し、作家とともに洋上に出た奇特な読者にだけ、彼らが求める極上の刺身を提供してきたのでしょう。そこには、信じられないような釣りテクと包丁さばきがあったのでしょう。これも、今回のドラマで麻耶さんに初めて出会った私には、想像するしかありません。 しかし、テレビドラマという市場を通したら、どうしたって客層は広がりますし、素材の鮮度も落ちてしまいます。そこでフジテレビには、保存や調理の技術が求められます。「ストイックな推理劇」という素材の味を殺さないまま、テレビ向けに料理しなければならなくなったのです。 私はずっとここで、主にこの「フジテレビの調理技術」に対して、惜しみない賞賛を書き連ねてきました。過剰にポップな演出も、登場人物を増やしてオリジナルで追加された事件の概要と推理も、決して本筋をジャマするものではありませんでした。あくまでフジテレビは、素材の味を引き出しつつ、お子さまでも美味しく食べられる万人向けの料理として提供してきたと感じていました。 で、今回の第6話「解決編」を見終わった感触は、今までとは少し違います。 今回の事件では、テレビでオリジナルに追加された人物のバックグラウンドや個性、過去や未来といったキャラクターの連続性が、時間をかけて、実に感動的に描かれました。これは、今までにはなかったことです。事件の犯人や関係者は、その回が終わればキレイさっぱり印象を失って、解決にいたった爽快感だけが残る……『貴族探偵』は、そういう味わいのドラマだったのです。 料理の例をまだ続けるならば、今回は「フジテレビがカレーをぶかっけてきた」と感じたのです。別に不味いカレーじゃないし、むしろ高級な「帝国ホテルのカレー」っぽいカレーなんですが(食べたことはない)、明らかに『貴族探偵』はこの第6話で、「麻耶色のドラマ」から「フジテレビ色のドラマ」に舵を切ったと感じました。 思えば、なぜ1話完結で十分に楽しかったドラマを、中盤である5・6話で2話構成にしてきたのか。5話を見なければ6話はつまらないし、当然、視聴率は落ちる。視聴率を捨ててまで、あえて、なぜそうしたのか。 それはフジテレビが、この『貴族探偵』を単に原作モノの翻訳ドラマとして作るのではなく、あくまで「1クールの連続ドラマ」として成立させようとした結果なのだと思います。 第1話からイマジナリーな存在として示唆されてきた女探偵の師匠・喜多見切子(井川遥)が、今回初めて「すでに死んでいる」と明示されました。同時に、貴族探偵が彼女を「殺した」という過去もほのめかされた。 これは、原作に建て増しされた設定ではありません。原作そのものを底上げして、土台の部分に差し込まれたものです。少しずつ明らかにされてきたこの土台が、今回あらわになったことで、次回以降の『貴族探偵』は、これまでとは段違いに天井高の高い作品として描かれていくことになります。単話で楽しい『貴族探偵』が、最終話に向かって走り出すタイミングが、この5・6話だったということです。1話でも終われる事件を、2話分かけて解決すると同時に、最終回に向けて「床板を外すための時間」が必要だったということです。 単話でこれだけ楽しければ、最終回だけちょっと複雑な事件を持ってきて誰か殉職でもさせりゃ、それはそれでオッケーなドラマだったわけですが、フジテレビは「連続ドラマとしても面白くしてやる」という面倒な決意を、2時間使って宣言したわけです。 もちろん、今後の貴族探偵と女探偵をめぐる成り行きそのものも楽しみですが、フジテレビ制作陣の“クリエイターとしての戦い”というリアルなドラマとしても「こいつら、どこまでやる気なんだ」という期待に満ちた作品になってきました。この戦い、「どらまっ子」を名乗る者として、見守らないわけにはいきません。 いやー、「どこまでホメる気なんだ」って感じですね。ちょっと書いてて恥ずかしいよ。 (文=どらまっ子AKIちゃん)フジテレビ系『貴族探偵』番組サイトより







