アスリートの自伝・伝記から読み解く、本物の男の生き方――。 2006年夏の甲子園、決勝に駒を進めたのは、斎藤佑樹の早稲田実業と田中将大の駒澤大学附属苫小牧高校だった。延長15回にまで及んだ両校の戦いは1対1の引き分けで決着がつかず、翌日の再試合に持ち込まれる。結果、3対4で早稲田実業に軍配が上がった。 早稲田大学に進学した斎藤に対して、田中は東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。監督は、知将として知られる野村克也だった。 今期・楽天イーグルスは球団初となるパリーグ優勝、日本シリーズ出場を果たした。田中は、この快挙の一番の立役者といって過言ではないだろう。開幕から24連勝という記録は、日本プロ野球史上初のものだ。 あの甲子園から7年、いったい、田中はどのようにして成長をして、楽天を優勝へと導いていったのだろうか? プロ1年目から、田中は一軍のマウンドを任された。記念すべきデビュー戦となった3月29日の対福岡ソフトバンクホークス戦。「ビビらずに、どんな相手にも、向かって投げられたらいいなと思います」と意気込みを語ったが、結果は惨敗に終わる。1回2/3を投げて、6安打3奪三振、1四球で6失点。負け投手にこそならなかったものの、その内容はKOと呼ぶにふさわしいものとなった。 だが、このKO劇には野村監督の思惑があったという。日本球界を代表する選手に成長すると判断した野村監督は、高卒ルーキーをあえて強力打線を誇る福岡ソフトバンクホークスとのアウェー戦に送り出した。抑えれば自信につながるし、もし打たれても這い上がってくるだろうという読みだ。結果、プロの洗礼を浴びた田中は、ルーキーシーズンに11勝を記録、新人王を獲得した。 「田中が投げると、負けていても不思議と逆転した試合が多かったように思います。野手は『ルーキーが頑張っているのだからなんとかしてやろう』と意気に感じていましたし、マウンド上で闘志を前面に出す投球スタイルはチームメイトを引き込む魅力がありました」(『楽天イーグルス 優勝への3251日』角川SSS新書) ルーキー時代の田中と同じ楽天のユニフォームを着ていたスポーツジャーナリスト・山村宏樹は当時を振り返り、こう表現する。田中という怪物ルーキーの存在がチーム全体のムードを盛り立てた。 恩師・野村監督と共に、田中に影響を与えた人物が岩隈久志。楽天草創期を支えた選手であり、2012年にメジャーリーグに渡るまで、7年間をチームのエースとして活躍した。そんな岩隈の背中を見ながら若い時代を過ごせたことは、田中にとって大きな財産となった。 「私が入団したとき、岩隈久志さんという大エースがいました。ルーキーなのに生意気にも岩隈さんのことは意識していましたし、直接アドバイスを頂いたり、見て学んだりすることも本当に多くありました」(『田中将大 ~若きエース4年間の成長~』小学館) ピッチングフォームから、試合運び、球場の外での過ごし方など、田中は、岩隈から多大な影響を受けて成長。そして、2012年からは楽天を離れ、シアトル・マリナーズで孤軍奮闘する岩隈に代わり、田中が名実ともにエースの座に就任する。昨シーズンはケガなどに泣かされ10勝という例年に比べると振るわない成績に終わったが、今シーズンは破竹の勢いでペナントレースを爆進。その活躍を間近で見る小山伸一郎投手は、田中に生まれた変化を見る。 「昨季までは、打たれたら力んで、力でねじ伏せようとしていたのですが、2013年は力むこともなく、最終的にゼロで抑えてイニングを終えればいいと考えているようです。緊迫したゲーム展開でも、イニング間に気持ちを上手く切り替えていますし、まさに大人ですね。練習でも、私生活でも、全てにおいてメリハリが効いていますし、このメリハリが、ピンチを迎えてからギアを上げて抑える、マウンドさばきに繋がっていると思います」(『楽天イーグルス 優勝への3251日』角川SSS新書) エースとして、1シーズンを乗り切ることは決して容易いことではない。それを実現するために、田中は緩急のリズムをつかんだ。その成長が、今シーズンの優勝につながったのだ。 2010年に、田中は「理想の投手像」を次のように語っている。 「やっぱり周りから信頼を得られて、『お前が投げれば勝てる』とか『お前なら任せられる』と思われるピッチャーになりたいですね。あとは、チームの流れが悪い時に自分でその流れを変えられるような、チームにとって影響力のあるピッチャーにもなりたいです」(『田中将大 ~若きエース4年間の成長~』小学館) 今、この目標が達成されたことは、誰の眼にも明らかだろう。甲子園の怪物から楽天のエースへ、そして日本球界のエースへと一歩一歩成長を続けた田中。かつては興味を示していなかったものの、現在、その眼はメジャーリーグをも視野に入れている。上原浩治、松坂大輔、ダルビッシュ有、そして先輩・岩隈久志らが活躍する本場・アメリカに飛び込み、日本のエースが世界のエースとなる日も近いかもしれない。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])『田中将大 ~若きエース4年間の成長~』(小学館)
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楽天「マー君」との結婚で株を爆上げした里田まいのあざとい戦略
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昨年1月、東北楽天ゴールデンイーグルスの投手、マー君こと田中将大(24)と結婚したタレント・里田まい(29)。マー君は9月にも5カ月連続、通算12度めとなる月間MVPを受賞したほか、8日には対オリックス戦で先発し、開幕24連勝を果たした。シーズン最終登板を無敗で終え、かつ20勝以上挙げた投手のシーズン無敗はプロ野球史上初となる。 結婚後の里田は、そんな夫の活躍を陰で支える妻として株が急上昇。昨年4月にはジュニア・アスリートフードマイスターの試験に合格したことを公式ブログで発表しており、当時“マー君を食で応援”など大きく報じられている。これは日本野菜ソムリエ協会が『スポーツをする者に食とのつながりを知ってほしい』という趣旨から始めた民間資格で、『アスリートフード学』『アスリート・レシピ』などの4科目の講座を受けた後、筆記試験に合格すると資格が与えられるという。今年の9月にも…… つづきを読む(『里田まいオフィシャルブック ひとりだけどカントリー娘。です』竹書房)
楽天マー君絶好調の裏で、良妻・里田まいを悩ませる“ストーカーメール”の存在
昨年夏から25連勝、まさに怖いものなしのプロ野球楽天・田中将大投手だが、実は妻の里田まいがストーカーメールに悩まされているという。 「敵は、週刊誌の記者だけではなかったようです」と楽天関係者。 8月下旬、楽天はある出版社に、今後一切の取材拒否を通達した。理由は、同社発行の週刊誌の記者が田中宅に無断取材を行い、在宅していた妻・里田まいを困惑させたことだった。 以降、これと無関係な記者たちの間でもピリピリムードが漂い、あるスポーツ紙の記者は「うちの芸能記者が先日、ちゃんとした取材で里田さんに会ったんですが、マー君に関する質問は自粛した」と話すほど。多くのマスコミにとって、田中への取材環境を失うのは痛手で、前出出版社への厳しい対応は大きな見せしめとなったわけだ。 しかし、その後に起こったのが謎のストーカーメール騒動。前出関係者によると「里田の携帯電話に見知らぬメールアドレスから『今、××にいるでしょう』などと場所を特定するものや『××を大人買いしたいんだって?』など、友人との会話内容に沿ったものが届いたらしい」というのだ。 「詳しいことはあまり分かりませんが、田中サイドは取材拒否を受けた記者の嫌がらせだと思ったみたいで、一応球団が出版社側に問い合わせはしたそうです。でも、田中宅へ突撃した週刊誌の記者は、取材拒否問題を受けて担当を外され、別の取材で関西へ出張中。同行したカメラマンによってアリバイなども認められ、今回のストーカーメールとは無関係となったんです」(同) 先の迷惑記者ではない何者かが里田に嫌がらせを行っていることになるが、芸能記者からは、里田は交友関係が広く、彼女のメールアドレスを知っている者は少なくないという話もあり、容疑者の範疇は広そうだ。単なるイタズラであればいいが、その内容が当たっているだけに不気味である。 「球団内では、大活躍のマー君をやっかむ人間もいるので、表向き親しくしている内部関係者による犯行や、ライバル球団の工作など、いろいろな説がウワサされています。中には、マー君が結婚前に付き合いがあった福岡の風俗嬢につきまとわれていたことがあるから、彼女が犯人かもと話す人もいますし」(同) また、最近は芸能界で所得の高いタレントらを狙って自作自演のネットトラブルを起こし、高額なセキュリティを売り込む悪質な業者の話もある。現時点では犯人は分かっていないが、いずれにせよ田中への取材に緊張感が走っている今、その被害の詳細について聞ける記者もいない。クライマックスに入る大事な時期だけに、快挙の邪魔にならないことを願いたいが。 (文=鈴木雅久)里田まいオフィシャルブログより
プロ野球・楽天の星野監督 優勝目前“マー君取材禁止令”で報道陣と壮絶バトル勃発中
現在、初Vに向けひた走るプロ野球・楽天イーグルス。だが、その裏では“その時”が近づくほど周囲が騒がしくなっている。田中将大宅の“週刊誌襲撃事件”だけじゃない、現場のゴタゴタ感とは――。 球団創設9年目。8月30日に対ソフトバンク戦で登板、先発し、開幕から19連勝となったエース・田中や首位打者街道を突っ走る銀次らの元には「ホームゲームには、キー局やCS番組の制作陣が訪れ、ビジターの試合には在仙の放送局のスタッフが取材で訪れるなど、現場ではいい意味での違和感があるそうです」(スポーツ紙プロ野球デスク)。 そんな心地よいものであれば、現場はいくらでも大歓迎だが、一方で「不慣れさ」が元で球団サイドと報道陣のバトルが勃発したという。 「そもそもは28日に京セラドームで行われたオリックス戦の試合前の練習後、翌日の試合に先発予定のルーキー・則本昂大を報道陣が“慣例”として囲み取材をしていたんです。ところが、その様子を見た星野仙一監督が大激怒。直後に広報担当者を監督室に呼びつけ『一体、どないなってるんや!』と怒鳴りつけた」(同) 翌日、場所をほっともっとフィールド神戸に移すと、広報担当者は「翌日、先発する投手への取材は控えてほしい」と頭を下げたが、報道陣は「それじゃ取材にならない!」とブチ切れ。ベンチ前では選手や監督の取材そっちのけで、30名ほどの報道陣が球団関係者に「それなら“全面的に取材を禁止した”と通達書を出せ!」「先発投手はおろか、野手も取材できないのか!」と声を上げた。 「球団の言い分は2つ。1つは、監督が『選手の口から戦力情報を漏らされたくない』という意向がある。もう1つは、気候が変わるこの時期に、汗をかいた選手を練習後、速やかにロッカーに行かせて、コンディションに細心の注意を払いたい、ということ。ですが、この揉めごとが起きた翌日は、田中の登板日。マー君に殺到する報道陣を蹴散らしたかったのでしょう。一時は『全選手の練習後の取材はNG』ということになりそうでしたが、最終的には球団トップと報道陣が話し合い、元通りになるよう交渉することになりそうです」(同) 球団のスローガンよろしくとばかりに“ヒート”する報道陣をうまく味方につけられるかどうか、若い球団の苦悩は続きそうだ。選手名鑑 | 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト
田中マー君歓喜!? プロ野球・楽天、終盤の“ももクロ投入”の皮算用
チーム創設9年目にして初のリーグ優勝も射程圏内としているプロ野球・楽天イーグルス。悲願のV実現に向け、シーズン終盤の9月3日に人気アイドルグループ・ももいろクローバーZが本拠地・Kスタ宮城の始球式に登場する。ももクロといえば、今シーズンいまだ負けなしの絶対的エース・田中将大が大ファンであることはよく知られている。終盤のモチベーション上昇に「ももクロ投入」が一役買うか注目だ。 目下、昨年から23連勝中のマー君といえば、ももクロはもちろんのこと、かつてはAKB48が大好きだったことは有名。 「それでいて、妻は元カントリー娘。の里田まい。これほど“ヲタの夢”をかなえた人もなかなかいません」(芸能関係者) これまでは、ももクロの各メンバーに定められている5色に合わせた練習用グローブをWBC前に作って使ったり、チームが田中の登板試合に5色の応援ボードを配布するなど、完全に“田中発信”の話題が多かったが、優勝に向けていよいよ真打ち登場ということになる。 また、最近の田中の登板は主に金曜日が多く、「ももクロが来場する火曜日、田中は練習後に体のケアをすると、そのまま自宅やホテルに直帰することも多い。向こうのスケジュールもあったのでしょうが、これは完全に田中に配慮した日程。この日は、彼女たちの投球練習につきっきりになるでしょう。集客を上げる要素にもなりますし、まさに一石三鳥の状況です」(プロ野球番記者)。 そもそも、楽天といえば球団公式応援歌にモーニング娘。が起用され、球場で歌を披露。7月には、東京ドームでの主催試合に乃木坂46が始球式に登板するなど、何かとアイドルと縁が深い。「アイドルファンを野球ファンとして囲い込む方針が、より色濃く出た」(同)という今回のイベント。喜んでいるのは、マー君だけじゃなさそうだ。『ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo 公式ブック「うーぶろん・ら・ぽるとー! 」』(扶桑社)
“おバカ”から“良妻”へ──楽天田中を支える里田まいに、料理本オファー殺到中
開幕18連勝の記録を打ち立てた、プロ野球・東北楽天の田中将大投手だが、彼を支える里田まいに料理本のオファーが殺到中だ。 アスリートの食事をサポートする「ジュニア・アスリートフードマイスター」の資格を有する里田は、ブログでも、バランスがよく、手の込んだ料理を紹介している。コロッケは油分を摂りすぎないようにオーブンで焼いたり、肉や魚も脂身が少ない部位を選ぶなど工夫が見られる。 ある日のブログには「蓮根挟み焼き・和風あんかけソース、紅鮭とキノコのホイル焼き、油揚げと小松菜の煮浸し、シラスと野菜サラダ、ワカメとタコの酢の物、ブロッコリーと海老と卵のサラダ、きゅうりの浅漬け、玄米+白米、アサリのお味噌汁」と、プロの料理家並みのメニューが見られ、これについて栄養士は「カロリーは抑えてもスタミナをつけることができる絶妙なバランスになっていて、かなり計算した跡がうかがえる」と太鼓判を押す。 まさに名選手を支える“良妻”だが、彼女の元には複数の出版社から料理レシピ本のオファーが届いていることが分かった。 ある編集者は「うちは『連勝を支えるレシピ』の仮題を付けていますが、ほかとの条件闘争になっているので正直、決まる確率は高くないです」と嘆くほどの競争率だが、各社とも楽天が日本シリーズに出る頃のタイミングを見据えているようだ。 里田は結婚前の交際中だった2011年8月にも著書『世界一おいしいご飯の食べ方』(アスコム)を出版。米にこだわりを持っており、昨年は「佐渡トキの田んぼを守る会」と共に、生き物を育む農法による「里田米」も発売。 以前、メジャーリーガーとなった元楽天のエース、岩隈久志の夫人から「妻は夫の体調を管理しないと」とアドバイスを受けて料理の研究を始めた里田だが、いまやその里田のほうが良妻イメージは上昇。 「元は漢字もろくに書けないバカキャラで売り出された里田ですが、関係者に話を聞いても、あれは演技だったというんで、かなり計算高いタイプ。おそらくブログの内容も、出版を見据えての計画的なものでは。なかなかやり手ですね」(スポーツ紙記者) 里田の所属事務所は取材に対し「書籍化の話は、ありがたいことにたくさんオファーが来ています」と認めたものの「今のところ予定はない」と現時点では出版に否定的だが、前出記者は「まだまだ条件をつり上げられるということでは」と話している。 マー君も「結婚してから食生活がガラリと変わった」と舌を巻き、里田に頭が上がらない様子。ピッチングの快調が続く限り「あげまん妻のレシピ」は出版界にとって“金のなる木”だ。 (文=ハイセーヤスダ)里田まい オフィシャルブログより
プロ野球楽天・田中将大、新記録達成でも変わらない報道陣との“茶番劇”

選手名鑑 | 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト
開幕12連勝“アイドルMD(みんな大好き)”楽天・田中マー君が奮闘できたワケとは
今季終了後にもメジャー挑戦が濃厚な東北楽天・田中将大投手が9日、日本ハム戦に登板し、4安打完封で開幕12連勝。昨季からの連勝記録も16に伸ばした。 年に一度の東京ドームでの主催試合。「ピンチになるとギアが2段階入る」とされる圧巻のピッチングの裏には、グループの総帥・三木谷浩史オーナーの粋な計らいがあったのだ。 連続無失点記録を40イニングまで伸ばすなど、まさに向かうところ敵なしの田中。チームも首位に浮上しており、まさにその「原動力」と言っていい。 「今年は本人も周りも、“調子はそんなによくない”という判断。ですが、これだけ結果がついてきているのは、とかく下位打線で“打たせて取る”ピッチングで省エネ投法を実践しているから。満塁のピンチをいまだノーヒットで抑えているのは、ここぞという場面でギアを適切に入れられるようになったからです」(テレビ局スポーツ番組プロデューサー) この日は、年に一度の楽天グループのお客様感謝デーと銘打たれたゲームで、楽天の取引先などの顧客が接待目的で観覧することが多いことでも有名。そこに試合前、華を添えたのが人気グループ・AKB48の公式ライバル、乃木坂46だった。 「ちょうど新曲がリリースされるタイミングということもありましたが、楽天の顧客にもアイドルファンにも、イーグルスファンを増やしたいという意図が見え隠れする。ご存じの通り、マー君は大の“アイドルMD(みんな大好き)”。もちろん、彼女たちに癒やされて好投したのもあるのですが、実は田中が入場テーマ曲をももいろクローバーZにしているのは、モノノフに自分やチームのファンになってほしい、と心から願っているから。総帥とエースのアイドルに対する考えが合致したら、そりゃ試合も勝ちますよね」(チーム関係者) そういえば、楽天ではかつてモー娘。がチームソングを歌ったりしたこともあった。エースの好きなモノとはやりモノの“合体劇”が生んだ1勝だった。ホリプロオフィシャルブログより
貫禄の開幕9連勝でも「露骨な不快感」 楽天・田中マー君をイラつかせる“スコアボードの呪縛”とは
球界のエース、楽天の田中将大投手が16日、セ・パ交流戦ラストとなる阪神戦に登板。今季初の完封勝利で開幕から9連勝をマーク。昨年から続く自身の連勝も13と更新した。阪神のスーパールーキー・藤浪晋太郎に投げ勝った田中だが、その裏では人知れずあるモノにイライラを募らせ、乗り越えた上での白星だった。 同じ高卒出身の本格派投手との投げ合いを、先輩として“貫禄”で勝ち切った。1回は阪神の2番・柴田の打球処理を誤り、投前内野安打。2回は、5番・新井貴から下位打線に続くところで3連打を浴び、ノーアウト満塁のピンチ。8回も2アウトから不調の1番・西岡にツーベースを打たれた後、2つの四球を与え2度目の大ピンチに。「序盤からバタバタして苦しい投球となった。いつものことだが、好守に助けられました」と、バックに助けられながらチーム一丸で手にした勝利だと強調した。 この日は、人気球団の好打者相手に圧巻のピッチングを見せた田中だが、実は打者以外にもう1つ、戦っている相手がいた。それは、本拠地・Kスタ宮城に設置された大型ビジョン。ここに常時表示されるある成績に、不快感を示していたという。 「Kスタのビジョンは2つあり、右側にあるビジョンには、打者と投手の成績が表示されるのですが、その内容が細かく、テレビ中継を見ている感覚に陥ります。投手だとホールドやセーブ数はもちろん、ご丁寧に奪三振率まで表示。その中で、投球数という項目に田中投手が不快感をあらわにしていたというのです」(プロ野球番記者) 投球数といえば、いまやどの球場でもファンサービスの一環や、自軍のピッチャー交代時の参考として欠かせないモノ。 「ですが、田中投手にとっては球数よりその日の内容でどこまで試合に貢献できるかを重視しているようで、球数はあくまで“参考資料”程度にしか考えていない。それをマウンドから後ろを振り返った時にずっと目にするのが嫌らしく、昨年は田中投手の登板中は、一時的に表示をなくしたことも。今年もその流れでしたが、どういうわけか通常通りの表示のまま。その中で、Kスタで4勝負けなし。成績も連勝街道まっしぐらの状態なので、ゲンを担いでそのままにしていたようです」(同) 連勝を続ける裏では、“スコアボードの呪縛”とも戦い、見事勝利を収めたというワケだ。「【オーナーズリーグ】田中将大 グレイト」(バンダイ)
「里田とうまくいってない!?」楽天のエース・田中将大がブチ切れモードのワケとは……?

『田中将大―ヒーローのすべて』
(北海道新聞社)
プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大が、最近ピリピリムードだ。6月には自身がファンだと公言するアイドルグループAKB48の総選挙に関連し、当日登板予定だった田中が「テンポ良く試合時間を短縮すれば、(総選挙の)生中継を見られる」と発言したという記事が出たことに激高。「どことは言いませんが、中継が見たいから早く終わらせるみたいな記事。一言もそういう話はしてないし、そんなふうに考えて野球をしてません!」と一喝したのだ。
これはプロとしての意地なのかもしれないが、今月中旬にも似たような“事件”が勃発。18日のロッテ戦にプロ2度目で今季初の中4日で登板したが、翌日の日刊ゲンダイで「志願の強行登板」と書かれたことにブチ切れたのだ。
報道陣に囲まれた田中は、ゲンダイの記者を見つけると「なんでああいう紙面になるんですか! オレは志願なんてしてねーし! そんなこと言ってないし、するわけない」と猛反論。途中で我に返り「あ、こういうこと言うとまた書かれる」と冷静にはなったというが、続けて「なんか最近、雑な記事が多くないですか? とくに今年!」と眉間にしわを寄せながら語ったという。
AKB48はともかく、「志願の強行登板」という扱いは、マイナスではないように思えるが……。
「田中は普段からマスコミ対応もいいし、あんなことで感情をあらわにするのは珍しい。マスコミの間では、妻の里田まいとうまくいってないんじゃ……という声も飛び交っていました」(スポーツライター)
これに、楽天担当記者の1人は次のようにフォローする。
「エースは1年間ローテを守ってチームに貢献することが第一。強行登板して故障したら元も子もない。田中の中に“志願の登板”なんて言葉はなく、チーム事情と首脳陣からの要望で中4日の登板を決めただけのこと。ゲンダイの記事は彼の野球観とかけ離れたものだったため、あそこまで語気を強めたのです」
一方で、別の担当記者からはこんな話も聞かれる。
「星野仙一監督ですよ! 実は田中と星野監督はまったくソリが合わない。前任の野村克也監督は田中をエースと認めていたから、ほとんど口出しもしなかった。ところが“体育会系”の星野監督は、田中にも“小言”を言う。マスコミに変なことを書かれ、監督に揚げ足を取られるのが嫌だから、ここまで神経質になるんですよ」
エースといえども、人の子ということか……。







