朝鮮総連の買収に関係者も「まさか?」と当惑 “怪僧”池口恵観の正体とは?

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) テリー伊藤、オセロ解散の中島に「良い決断。今は常に誰かを敵に。いつか復帰を」 年収激減時代、主要1300社の給料はいくら!? 日本の平均賃金10年以上にわたって下落 必要な時だけ安くスマホで通信を使える? 賢いMVNO活用術とサービスの選び方 ■特にオススメ記事はこちら! 朝鮮総連の買収に関係者も「まさか?」と当惑 “怪僧”池口恵観の正体とは? - Business Journal(4月14日)
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池口恵観氏(「最福寺 HP」より)
 朝鮮総連本部の土地・建物を45億1900万円で落札した宗教法人「最福寺」。3月29日に売却が決定していたが、9日の報道では、提示金額が納付され次第、登記移転が完了することが明らかになった。世論の注目を集めていた土地・建物の所有権が、月内にも落ち着く予定だが、その渦中の最福寺で法主を務める池口恵観氏(76歳)が、何かと話題になっている。北朝鮮の高官から頼まれて朝鮮総連本部の土地・建物を買い取ったと公言しているだけに、注目度が高いのもうなずける。  当の朝鮮総連関係者も、今回の買収には驚いている様子。 「池口氏が我々と関係の深い住職というのは秘密でもなんでもありませんでしたが、中央本部のある土地・建物を買い取るとは思いませんでした」などの声も聞こえてくる。  池口氏は“永田町の怪僧”“炎の行者”などと呼ばれ、政治家や芸能人、スポーツ選手との交流も盛んに報じられている。医学博士の肩書を持ち、日本、ロシア、フィリピンなどの大学で客員教授の職を受け持つ傍ら、鹿児島アマチュアボクシング連盟副会長、西日本学生相撲協会顧問などユニークな役職も務めている。  また、小泉純一郎元首相の遠縁であることや、安倍晋三首相に辞任や復帰を助言した人物とも取り沙汰されており、歴代政権の指南役としての顔もちらつかせている。実際、最福寺が発行している月刊誌「最友」などでは、日本救国論と銘打った持論を展開。「ふるさと投票」など挑発的な政策論を唱えている。  さて、この池口恵観氏とは一体何者なのか?  池口氏といえば真っ先に思い出されるのが、「三無事件」の関係者として逮捕された経歴だろう。三無事件とは、61年の12月に摘発された陸上自衛隊少壮将校によるクーデター未遂事件。これは、安保闘争などによる日本の“共産化”に脅威を感じた将校たちが、政府要人暗殺を図った事件だったと報じられている。  戦後初のクーデター未遂事件であり、破防法を初めて適用された事件としても名高い。池口氏は、当時の衆議院議員・馬場元治の秘書となり、国会議事堂内へ襲撃するタイミングを図る役割を担っていたとされている。  ただ、未遂事件であり関与も少なかったとされ、不起訴で釈放処分だった。当時の冷戦状況を反映してか、三無事件には韓国、台湾など反共陣営だった国の青年の“協力”があったというのも興味深い。  その後、池口氏は67年に宗教法人「波切り不動最福寺」を設立。アジア戦没者の慰霊活動などを活発に行ってきた。07年には右翼団体・日本青年社の講演に来賓として招かれ、「頑張れ日本! 全国行動委員会」の田母神俊雄とは、「神官仏僧合同大東亜聖戦祭」の開催にも尽力した。  こうした経歴を一見すると、伝統的な保守思想を持った人物とカテゴライズされてもおかしくない。ただ、宗教家としての哲学や、度重なる北朝鮮への訪問、よど号事件ハイジャックメンバーたちとの面会などの経歴を見ると、簡単にはそうとも言い切れない部分がある。ひとつだけ確かなことは、思想よりも行動を優先するアクティビストの一面があるということだろう。  ちなみに池口氏はネット上で「エセ右翼」などと揶揄されることもしばしば。しかし、その評価は決して正しくない。日朝外交において“対話”の窓口があるというのは、非生産的な圧力一辺倒よりも、よっぽど“国益”にかなっているからだ。拉致問題など諸々の問題があるが、“圧力をかける”のと“圧力しかかけられない”のとでは雲泥の差がある。  一部では、安倍首相が池口氏を頼り、「日朝国交正常化」が始まったと推測するメディアもある。前回、小泉訪朝の成果を霧散させた安倍首相が新政権でどのような外交を見せるか、見ものでもある。  余談だが、先日、NBAの元スタープレイヤーであるデニス・ロッドマンが訪朝して話題になった。金正恩氏との対話についてフランクに語る姿が、とても印象的だった。日本にも北朝鮮に訪問した人々が大勢いる。アントニオ猪木、デヴィ夫人、江頭2:50などが有名どころだ。北朝鮮は4月に入ってミサイル発射を示唆するなど、ますます強硬な外交姿勢を固めている。それぞれの思惑で腰が重い政府間のやりとりは一向に進みそうになく、民間外交だけが頼みの綱になる可能性もある。  個人の栄達のためか、または日本の国益のためか、池口氏の行動の真意は定かではないが、北朝鮮を恩を売ったかたちになる「永田町の怪僧」が、日朝外交の隠れたキーパーソンになることだけは間違いなさそうだ。 (文=編集部) ■おすすめ記事 テリー伊藤、オセロ解散の中島に「良い決断。今は常に誰かを敵に。いつか復帰を」 年収激減時代、主要1300社の給料はいくら!? 日本の平均賃金10年以上にわたって下落 必要な時だけ安くスマホで通信を使える? 賢いMVNO活用術とサービスの選び方 「石垣牛」「アグー豚」ブランドを独占するJAの闇 日本の農業を阻害? 広がる定期購入サービス、なぜ人気?お酒、生理用品…ユーザのスタイルに合わせ提供

ついに朝鮮半島で戦争勃発か!? 半島有事で日本に求められる心構えとは?

 北朝鮮が23日、黄海の南北境界水域に近い韓国の延坪島に突如砲撃を開始。韓国メディアが伝えた砲弾数は約200発、これにより韓国軍兵士2人が死亡したとしている。李明博大統領は「休戦協定違反である」として、断固たる対応を取るとの考えを示している。  先の尖閣諸島問題で、日本の国防問題がにわかに注目される中で起きた今回の"戦争"。はたして日本への影響はあるのだろうか。「月刊サイゾー」でもお馴染みの軍事アナリスト・清谷信一氏に、半島有事の日本本土への影響や我が国の現状、さらには、日本人が今考えるべきことは何かを聞いた。 ――こうした「半島有事」の際に、まず日本が考えなければならないことはなんでしょうか? 清谷氏(以下、清谷) 物理的にドンパチ自体は対岸の火事ということで、とばっちりで弾道ミサイルが日本に飛んでくるという可能性はほとんどないでしょうが、韓国には2万人以上の日本人が住んでいますから、当然彼らの救出をどうするかということになりますよね。 ――具体的にはどんな方法が考えられますか? 清谷 たとえば、海上自衛隊には「ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)」というのがありますが、現在の「ひゅうが」型のDDHは全通式の平らなヘリ用甲板を持っており、大規模災害の時などに大型ヘリを積んで物資や人員輸送でこれを使用することができます。また、「おおすみ」型輸送艦も全通甲板を有していますが、こちらはヘリの運用能力が限定されています。ですが、LCAC(大型ホバークラフト)2隻を搭載できるので、これを利用すれば迅速に多くの人間を運ぶことができます。また「ひゅうが」型より大きく、実質的な多目的ヘリ空母「22DDH」も今年度予算で建造が決まっていて、約4,000人の人員輸送が可能です。理論上は、これらが救出に使えるということになります。 ――自衛隊の大型ヘリというとCH-47でも搭載可能な人員数は約50人ですが、相当数のピストン輸送を繰り返すということになるのでしょうか? 清谷 陸自、空自で60機以上のCH-47を保有しています。その他、海自もMCH-101という大型ヘリを有しています。その他中型ヘリ、UH-60系列のブラックホークなども多数投入できます。DDHなどを中継して燃料を給油すれば本土まで向かうことも可能でしょう。また空自が運用する政府専用機の747や、空中給油機KC767に座席を搭載すれば、かなりの人数を運べます。その他戦術輸送機のC-1、C-130Jなども利用できます。 ――能力としては、半島有事でも邦人救出は可能と考えていいのでしょうか? 清谷 問題は法的な根拠です。それが一番問題でもあります。邦人救出の法的根拠がありません。どの程度の状態で自衛隊を出すのか。救出の最中に攻撃されたら戦っていいのか。輸送機やヘリの護衛に戦闘機を使用できるのか、といえば、現状ではできないでしょう。つまり、法律を忠実に守れば自衛隊は出動できません。 ――たしかに自衛隊が海外へ出動する恒久的な法的根拠はありません。 清谷 いままでの海外派遣はその場しのぎで、時限立法で乗り切ってきたわけです。イラクに陸自を派遣したときも、あそこは戦闘地域ではない、というのが派遣の根拠でした。今回、もし延坪島に日本人がたくさん住んでいた場合、救助へ向かうかどうかを国会で慌てて審議するのか、法を無視してとにかく行くのか、そういう法整備が平時からまるでできていません。もしできないなら日本人を見殺しにするのかという話ですが、実は現行法では見殺しにするしかないんですよ。あとは韓国や米軍のお情けにすがるしかない。 ――救出の際に民間航空会社の大型旅客機を活用する方法は? 清谷 外国ではどこもそれができるんですけどね。たとえば、アメリカでは軍の予備役のパイロットが民間会社にいますし、有事の際は召集して、自国民の救出のために飛ばすことができるんです。そのために国が平時から航空会社にお金を拠出しています。フランスも国営のエアフランスが有事の際に動くことが前提ですし。 ――日本でそれができない理由は? 清谷 まず法的な根拠がない。しかも日本の航空会社は労働組合が「戦争協力はしません」と反対していますから。こういうのは戦争協力とは普通は言いませんが。1985年のイラン・イラク戦争のときに、イラクのフセイン大統領(当時)が「48時間の猶予期限以降にイラン上空を飛ぶ航空機はすべて攻撃する」と宣言し、各国はイランから自国民を救助するために、民間機や軍を使って救出しましたが、JALについては労働組合が大反対してチャーター機が飛ばなかった。結局、土壇場でトルコ政府がチャーターを2便増やしてくれ、残されていた約200人の邦人が脱出できた。JALはその後、安全なトルコ空港まで行って「我々が助けに来ました」なんてシレっと言ってるんだから、あきれますよね。 ――労働組合が反対するのはイデオロギー的なことで? 清谷 当然、そういう部分があるでしょう。軍服を着た自衛隊員を運ぶのを拒否した、なんてこともありましたし。「迷彩服を着ている軍人は運べません」とかね。ですから、本当になんかあったときに、日本は自衛隊機も民間旅客機も使えないというのが現状なんですよ。 ――仮に法律をクリアして飛行機や護衛艦で韓国へ到着したとして、その後の問題は? 清谷 まず、日本の「軍隊」が上陸することを、反日思想が強い韓国人がどう受け止めるかってことがありますよね。それに、上陸したとしても、どんな流れで誘導して助けるかというシナリオは、実は日本にまったくない。本格的な戦争の場合、邦人の救出だと言っても、韓国人でも海外に逃れたいでしょうから、「飛行機に乗せろ、乗せない」で大混乱になる可能性もある。そうしたときに、暴動を抑えて治安をコントロールする部隊も必要になる。ところが治安維持のための装備、たとえば催涙弾やゴム弾なんかですが、そういうのを自衛隊は持っていないんです。 ――ゴム弾がなければ、最悪、実弾を撃つしかないと? 清谷 極端に言えばそうなります。今回、北朝鮮が砲撃した場所は民間人が多い地域ですから、まさにそういうことが起こる可能性があるわけです。また弾道ミサイルも無視できない。救助作業中に弾道ミサイルがどんどん振ってくる、ではどうするか。場合によってはミサイルを迎撃可能なパトリオット3を現地に展開したり、対弾道弾迎撃用のイージス艦を海上に展開しなければならない。つまり、国外で北朝鮮と交戦することになります。 ――もうそうなると、ほとんど戦争ですね。救助と戦争の間にボーダーはない? 清谷 「救助は必要、でも軍事行動はダメ」は両立しませんから。単に旅客機や船を確保すればいいという話ではなく、弾道ミサイルが飛んでくる中で邦人を救出するために、自衛隊を出すのか出せないのか。出すならどういうときなのか。現行法では出せませんから、勝手に逃げてきてくださいということになっている。ただ、それを世論は認めないですよね。では、どうすればいいのか。国民一人ひとりが考えないといけない時期は、とっくにきていますよ。 ――清谷さんが海外で戦争に巻き込まれたら自己防衛のためにどうしますか? 清谷 軍事を専門とする人間の間では、「紛争があったらアメリカ大使館や他国の大使館に逃げ込め」が常識です(笑)。日本大使館はあてにならない。彼らは邦人保護が自分たちの仕事である認識がないし、危機管理能力もやる気もないから、門前払いの可能性さえある。もちろん、アメリカだって自国民を最優先させるけど、余裕があれば「じゃ、あんたも」ってなる可能性もあるわけで、少なくとも日本大使館よりははるかにあてになります(笑)。 (文=浮島さとし)
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