亀田大毅防衛戦「118-110」の不可解大差が浮き彫りにするボクシング界の欠陥構造

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一般席から声援を送る亀田父・史郎氏。
 因縁の対決と注目を集めた25日のWBA世界フライ級タイトルマッチは、王者の亀田大毅(亀田ジム)が3-0の判定で坂田健史(協栄ジム)を下して初防衛を果たした。これまで様々な疑惑を指摘されてきた亀田陣営だが、今回は、その試合内容から大毅の勝利ついて疑問の声はほとんど出ていない。だが、3人のジャッジのうちオランダ人のジャッジが118-110と8ポイントもの大差をつけたことについてだけは、協栄の金平桂一郎会長が「あれはないと思う」と指摘しただけでなく、多くの業界関係者やボクシングファンの間からも「買収されたのか」といった厳しい視線が注がれている。  だがなぜ、亀田戦では明らかな勝利にもかかわらず、こうした疑惑の声が上がってしまうのだろうか。  実は今回の世界戦に至る舞台裏では、協栄、亀田の両陣営が、試合のために来日したWBAの立会人アラン・キム氏やレフェリー、ジャッジらの"世話"について壮絶な綱引きを展開していた。  そして、そこから浮かび上がったのは、どちらの陣営にしても試合を裁く立場の関係者に、あまりに簡単に接触できてしまうため、基本的に試合の中立性を保ちにくいという業界のあいまいな"ルール"や運営上の問題点があることだった。  因縁の対決と騒がれた今回の試合は、協栄ジムが今春に入札で競り落としたことで実現したため、本来の主催者は協栄ジムだった。  これまでの慣例でいえば、世界戦のために海外から来日したWBAやWBCの関係者の宿泊先や食事の手配などは、主催者であるプロモーターが責任を持って行うというのが、WBAやWBCの定めている"ルール"だった。  だが、亀田兄弟の父・史郎氏は今春、興毅が敗れた試合後に、対戦相手のポンサクレック陣営が、事前にWBC立会人とホテルで会っていたと指摘しながら「おかしいやろう」などと判定に猛抗議を行い、それらが暴言だとして国内の業界から永久追放された。  それだけに今回の世界戦の運営に当たって、亀田陣営は形式的には協栄ジムの主催であっても、実質的には"共催だ"という立場をとって行動していたという。  このため、WBA関係者の食事なども、両陣営のマネジャーらが呉越同舟で同席。ある意味、お互いに相手の動きを監視するという前代未聞のつばぜり合いが展開されていたのだ。  あるWBA関係者は、その様子について「普通ではない異様にピリピリしたムードが漂っていて、正直やりにくかった」と打ち明ける。  そうしたなかで、今春に史郎氏とともにライセンスの無期限停止処分を受けた亀田ジムの五十嵐紀行前会長が、立会人のアラン・キム氏に"挨拶"という形で接触。それを金平会長が試合前日の記者会見で「それはおかしいでしょう」と暴露し、相手を強烈にけん制する一幕も起こったのだ。  さらに筆者の取材のなかでは、それとは別にアラン・キム氏に接触した亀田陣営が「史郎氏を試合の控え室に入ることを認めてほしい」と驚きの要請をしていたことも分かった。  アラン氏は「それはWBAの管轄する問題ではない」と受け入れなかったというのだが、亀田陣営がWBA関係者を"世話"するなかで、自分たちに都合のいい要求もしていたことは事実なのだ。  一方、両陣営が相互に相手を監視するとはいっても、それこそ24時間完全に行うというわけではない。両陣営とも関係者の宿泊していた部屋まで把握していただけに、客観的にみて、抜け駆けをするチャンスは、いくらでもあったとみるのが現実だった。  そこで両陣営とは違う有力ジムの会長が、問題点をこう指摘する。 「最近こそ、そこまで露骨な話を聞かないよ。けれど一昔前には、主催者がジャッジとかに(酒を)飲ませる、(金を)握らせる、(女を)抱かせるといったことが露骨に行われていた。そもそも、主催するプロモーターが選手の所属するジムである場合、主催者が関係者の面倒をみるというルール自体に問題点があるだろう」  それだけに、この会長は「亀田が協栄だけに世話を任せたくないという気持ちは分かるところもある」とも語る。ただ、史郎氏本人が試合当事者の関係者への接触を「おかしいやろう」と怒って罰せられただけに「だからといって自分もやるというのはおかしい話。普通の人なら大人しくしているはずだけどね」とも付け加えたのだった。  また、別の老舗ジム関係者は、こうした問題をなくすためには「たとえば関係者の世話は第三者のJBC(日本ボクシングコミッション)などが行って、対戦する両陣営の関係者が事前に接触することを一切禁じてしまえばいい。それで世話にかかった費用の実費だけをプロモーターに請求するといった形にすればいいんだよ」と提案する。  結局、世界戦の運営に関して、現状のままでは完全な中立や公正さを実現するのは難しいのが現実のようなのだ。そして亀田戦に限らず、今後もし、試合のたびに様々な疑惑が噴出し続けた場合、「ボクシング自体に嫌気が差して見るのを辞めてしまうファンが増えかねない。実際、すでにそういう兆候はある。こうなると業界そのものの存亡にかかわる話で、何らかの対策は必要だ」(中堅ジム会長)と懸念する関係者もいるのだった。  いずれにせよ、両陣営ともに、やろうと思えば不正な働きかけが可能と思われた状況は好ましい状態とはいえず、実力で王者となっても素直に賞賛されないのだとしたら、それは大毅にとっても不幸な話。業界の未来を考えた場合、早急な対応策の検討が必要だと思われるのだが......。 (文=原田翔)
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ボクシング亀田三男・和毅がメキシコで相手選手を恫喝 不可解裁定も……

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暴れる亀田家の三男坊。
 亀田がまた問題を起こした!  28日(現地時間)メキシコで行なわれたWBCユース・バンタム級タイトルマッチ、前々日に開催の調印式で、挑戦者の亀田和毅が、チャンピオンのステファーヌ・ジャモエ(ベルギー)に対して恫喝行為。現地でも批判渦巻く騒動となっている。  席上、両選手の隣にはそれぞれ選手の父親が座っており、和毅の隣には日本でライセンスを失効し、控室にも出入り禁止になった父・史郎氏が堂々と着席。現地報道では、まずジャモエが握手を求めたが、これを拒否。ジャモエは史郎氏にも握手を求めたが、史郎氏は手を払いのけるようにこちらも拒否。両選手はその後、互いに抱負を述べたが、突然和毅はキレたようにジャモエ陣営を睨みつけスペイン語で何やら叫びだしたという。  ベルギー人のジャモエは言葉が分からない様子ながら不快感を露わにし、ジャモエの父親は「スポーツの試合なのですから恫喝はやめて下さい」と抗議。  すると和毅は「おまえは黙れ! 俺が戦うのは息子の方や! 首をつっこんでくるな」というようなことをまくしたてたという。  ジャモエは通訳からこれを伝え聞き、「君は試合が怖いのかな。僕の父は首をつっこみませんから、リング上でまた会いましょう」と冷静に対応したが、和毅はそれでも収まらず、立ち上がって顔を前に突き出し、メンチ切り。中央のプロモーターが必死になだめる姿はテレビでも流された。  過去に日本で散々、批判対象となった無礼な振る舞いは海外でも相変わらずだった。  和毅はこれまでデビュー15連勝、今年はカリブ王座など3つのローカル王座を獲得したが、いずれも王者不在の空位のタイトルを無名選手と決定戦で争ったもので、チャンピオンを倒して手に入れたものではなかった。  今回、4タイトル目にして初めてチャンピオンに挑戦する形になったが、試合は同じく18戦無敗のジャモエと判定でドロー。23歳以下を条件とするユースでの世界獲得は実らなかった。  と思いきや、試合後に主催者が判定結果が誤りだったと修正し、和毅の判定勝ちが伝えられた。  こうしたことを伝え聞いた日本のボクシング関係者は不安を強める。 「史郎さんも一緒になって悪態をつくし、判定が不自然に覆ったりするし、亀田に関するものはいつもこれ。9月25日に大毅が、坂田健史とタイトルマッチを行うけど、こっちでもまた何か問題が起きる可能性は高い」(都内ジム会長)  相変わらずリング外ばかりが注目される亀田家だ。
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「完全に舐められている」ボクシング 亀田オヤジ控え室乱入も"大甘処分"の予感

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亀田史郎オフィシャルブログ
 本当に懲りないオヤジだ。亀田ジムは今春、父親の史郎氏の暴言騒動で除名寸前の危機に陥ったが、25日に行われた兄弟の復活戦の直後、史郎氏がまたもやジムとボクシング界との"約束"を破り、兄弟の控え室に入り込んでしまった。 「うーん......完全にボクシング界は(史郎氏に)舐められてますよね......」  25日に興毅と大毅の試合が大阪府立体育館で行われた直後、リングサイドの席で"一般人"として観戦していた史郎氏は、JBCの管轄区域には立ち入らないというルールをアッサリと無視して、兄弟の控え室に入り込み約30分ほど居座ったという。  亀田ジムは今春、興毅の敗戦直後、史郎氏が控え室で、JBCの安河内剛事務局長らに「おのれのクビをとったる」などと暴言を吐いたことで、史郎氏のライセンスが無期限停止から永久追放に変わり、ジムそのものも協会から除名処分を受ける寸前にまで追い込まれた。  だが、なぜか大橋秀行会長が「除名しろ」と主張していた数多くの協会理事や一般会員の声を押さえ込み、結局、吉井慎次氏を新会長とすることなどでジムの復活を認める大甘裁定を下していた。その際、批判をかわすためなのか、吉井新会長から、今後また何か問題を起こした場合には「どんな処分も受けます」などと約した誓約書を提出させており、それを根拠に「なにかあったら厳しい処分をするだけです」(協会幹部)ともアピールしていた。  ちなみに当時の協会は、史郎氏へのその後の対応について、一般の観客としてチケットを買って兄弟の試合を観戦することまでは「法的に制約できない」(協会幹部)と判断していた。だが、JBCの安河内事務局長は、たとえ兄弟の試合会場であっても、主催者とJBC、さらに会場責任者の三者の合意などがあれば、史郎氏の会場への出入り自体を「防ぐことはできる」などと周囲に説明していたこともあった。  ところが今回、安河内事務局長はメディアの取材に「世界戦ではなかったので試合後まで注意していなかった」などと釈明。これに対して中堅ジムの会長は「問題は世界戦だからという話ではないでしょう」とあきれている。  さらに、安河内事務局長は「大人の世界だからジムが配慮すればいいと思っていたが甘かった。次からは常に監視できるような態勢を考えていかなければいけない」とも語っているが、中堅ジム会長は「そもそも出入りを禁じているのだから、たとえ世界戦であっても、JBCがわざわざ史郎氏の出入りを監視して防ぐという話じゃない」とも憤る。  すでに一部メディアでは、JBCが今後の兄弟の試合会場では、常に史郎氏を監視する"保護観察要員"を配置する案まで浮上しているが、そもそも史郎氏が"約束"を破ることを前提で監視をするという行為自体が、"約束"の意味を否定するナンセンスな行為だ。中堅ジム会長は「史郎氏は約束を破っても何とかなると思っているからやるんでしょう」と手厳しい。  一方、亀田ジム存続の条件として、史郎氏の行動も含めて厳重な管理監督責任を負わされたはずの吉井新会長だが、今回、大橋会長らから事情を聞かれると「自分の知らないところで起こってしまった」などと釈明したという。  なぜ試合直後の控え室でジムの会長が知らないことが起こってしまうのか......。  中堅ジムの会長は「以前から話しているように、たとえジムの会長の顔を変えても、お金を出すのは史郎氏。なのでそれまでと一緒だ。誰も史郎氏のクビに鈴をつけられないという状況はまったく変わっていないということ」とはき捨てた。結局、今回の史郎氏の行為は、"新生"亀田ジムの"支配者"が、やはり変わっていなかったことを証明しているようにみえるのだが、例によって、なぜか亀田に甘い大橋会長率いる協会の対応は鈍い。  吉井新会長の管理能力のなさも"判明"したわけだから、本来ならば誓約書通りに、すみやかに厳罰を科してもいいはずだが、協会は、とりあえず8月23日の理事会に吉井新会長らを呼んで詳しい事情聴取をした上で処分など検討するという。これについて老舗ジムの会長は、こう推測する。 「今春の騒動の際、大橋会長は亀田の騒動でほかの世界戦に注目が集まらなくなったらいけないということを大義名分として、しばらく亀田問題への表向きな対処を完全凍結して最終処分も先延ばしにし、関係者に『メディアに余計なことを話すな』と徹底的なかん口令まで出した。それで周囲の熱を冷ますと同時に、水面下では話の落としどころを探る時間稼ぎをした。今回もそれと同じだろう」  今回も、早くも業界内では「結局また亀田に甘い結論で終わるのだろう」(中堅ジム会長)といったあきらめムードが漂っているのだ。  ここ数年、亀田がルールや約束を破って大騒ぎとなりながら、最終的には復活を余地を残した甘い処分で終わるという茶番劇が繰り返されてきている。  毎回、「JBCや協会の対応は一本筋が通っていない」(若手のジム会長)といった批判も噴出するなかで、それでも事態が変わらないという、いわば底なし沼の状態はいつまで続くのか。「もう亀田なんてどうでもいいし、ボクシングには期待しません」といったファンのボクシング離れは着実に進んでいるというのだが......。 (文=原田翔)
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殿堂入りの名王者が手引きも!? 大相撲の暴力団問題がボクシング界に飛び火か

 大相撲と暴力団とのつながりを示すとみられる賭博問題を検証していた特別調査委員会・山口弘典委員が23日、委員を解任された。これは、山口氏と暴力の"接点"が明らかになったためだが、山口氏は意図的なものではなかったと主張している。山口氏は知る人ぞ知るボクシング界の重鎮だが、ボクシング界からは暴力団との関係について「角界と同じで深刻な問題だろう」といった声も聞こえている。相撲の暴力団問題がボクシング界にも飛び火する可能性があるようだ。  今年5月の大相撲夏場所、土俵際の維持員席で指定暴力団住吉会系の暴力団組長が観戦していた。そのチケットは、「ヤマグチ土浦ボクシングジム」の岩本悟会長が旧知の仲である元呼び出しに依頼して手に入れたもので、岩本会長は入手したチケットを知人の建設会社の元社長に譲渡。それが最終的に組長に流れたと説明しているという。  だが、岩本会長と建設会社元社長との付き合いは数年前からあり、暴力団組長へチケットが流れたのは今回限りのことなのか、いまのところ定かではない。  さらに、元社長と岩本会長と引き合わせたのは、なんと元世界王者で全日本ボクシング協会の前会長でもあるファイティング原田こと原田政彦(原田ジム)会長だったのだという。  原田会長は世界ボクシング殿堂にも選ばれている日本を代表する偉大な選手だったが、かつて暴力団関係者が所有するビルに自身のボクシングジムを構えたことが明らかとなり問題視された過去もある。  一方、山口氏はヤマグチ土浦ジムの最高顧問でもあったため、今回、その監督責任を問われる形で委員を解任されることになった。  山口氏は報道陣に対して「やましいことはない。知らないでやった。それが暴力団に流れた。(問題は)配慮が足りなかったという一点に絞られる」などと語り、意図的に暴力団に流したわけではないと強調していた。  とはいえ、山口氏を知る老舗ジムの会長は、こう指摘する。 「そもそも山口さんがあんな委員を引き受けること自体がおかしかったんだろう。相撲の問題を指摘すればするほど、『だったらボクシングはどうなの』と言われてしまう可能性があったんだからね」  そして今回、たとえチケットの流出が本当に一度だけで意図的なものではなかったとしても、「ボクシングと暴力団とのつながりは角界と変わらない。この世界では暴力団のつながりがないと困る人たちが少なくないのも現実だ」(中堅ジムの会長)という。  具体的に言えば、「今でも興業のチケットをあちらの世界の人たちに引き取ってもらっているジムはあるし、それがないと興業が成り立たないところもある」(同)という。  また、たとえ優秀なボクシング選手がいても、ボクシングだけで食べていける選手は上位のごくわずか。そうなるまでは別の仕事をしながら練習をするのが普通のことだ。  ところが、練習に専念すればするほど仕事は休まなければならず、正社員として受け入れてくれる企業は少なくなる。さらに、若いころからボクシング一筋の選手が現役を引退した後、引き取ってくれる企業も同様に少ない。  それだけに、ある弱小ジムのトレーナーは「古くから暴力団と関係の深い企業ほど、こちらの事情を考慮して選手や元選手を働かせてくれたりするところもある」と打ち明ける。さらに、ボクシング界の裏事情に詳しい前出の老舗ジムの会長は「ボクシングも芸能界と同じで興業の世界。昔から暴力団との繋がりは絶えず、これまでは、そちらの世界に顔が効かないと実力者として評価されないところもあった」と話す。  言わば、ボクシング界と闇社会との交流は関係者の間で必要悪として認知された「暗黙の了解」という側面があるのだという。それだけにボクシング界でも、かねてから暴力団排除の掛け声や活動が続いてもいるのだ。  今回、激震に見舞われた角界の様子を横目でみていて、東日本ボクシング協会は7月12日の理事会で「暴力団等排除対策協議会の設立準備委員会」を立ち上げることを決めた。今後は日本ボクシングコミッション(JBC)との連携もより深めて、暴力団対策を進めていくのだという。  だが、前出の中堅ジム会長は「JBCは2007年に警察とも連携して暴力団排除の活動を積極的に行うことを打ち出した。けれど、その後の活動は鳴かず飛ばずになっている。それは本当に排除するということが、いかに大変なことかが良く分かったからではないのかと、私はみている」とつぶやいた。  そして今回、相撲の問題が大騒ぎとなったのは賭博やチケットの譲渡といった問題で、角界と闇社会のつながりが、具体的な事実として表面化したからにほかならない。つまり、暴力団対策を進めるということは、まずは、そのつながりを"公然の事実"にしなければならないところが出てくるのだ。  そうなれば当然、日本相撲協会を解雇された大嶽親方や琴光喜のような"犠牲者"が出る可能性も高いだろう。  今回、山口氏の解任騒動も含めたうえで、果たしてボクシング界は、どこまで暴力団排除の動きができるのか。今後、具体的な事例が明らかにできるのであればボクシング界も本気だと言えそうなのだが......。 (文=原田翔)
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孤立深める亀田三兄弟 国内には練習相手もトレーナーもいない……!?

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次男・大毅には難敵坂田との防衛戦が控える
 プロボクシングの亀田興毅・大毅の兄弟が、8日の航空機でフィリピン合宿に出発した。現地ではスパーリング中心の実戦練習を予定しているというが、他のボクシングジム関係者からは「合宿といっても、日本でまともな練習ができないからでは」という声も出ている。  通常、ボクサーのスパーリングは国内で他のジムの選手と交流することが多いが、同関係者によると、3月末に父・史郎氏が起こした暴言騒動などの余波もあって付き合いを控えるジムがほとんどなのだという。 「過去に交流はあっても、やたらケンカ腰のスパーリングをやってくると評判も悪いし、何より史郎さんの偉そうな態度で怒ってる人も多いからね。最近はスパーリングパートナーをフィリピンから呼んでいるけど、宿泊も含めた経費を考えれば、自分たちが向こうに行ったほうが安上がりという経済的事情もあるはず」(同)  それに加え、亀田ジムの場合、専属トレーナーが不在という慢性的な悩みもあるという。 「これまでは先日、会長に就任した吉井慎次さんがトレーナーだったけど、あの人に世界レベルの若い選手のミットを持つ技術があるとは思えないからね。ミット打ちは早いコンビネーションに対応しなければならないけど、彼ではスピードについていけないはず。彼のブログなんか見ても技術的な指導の様子はほとんどないでしょ。3月の興毅とポンサクレックの試合でも、吉井さんはセコンドにもついてなかったしね。ちゃんと指導していたらセコンドにつかないなんてことはありえない」(同)  吉井氏が会長に昇格したことで、新トレーナーには友好関係にある勝又ジムの田中宏昌氏(38)がトレーナーに就任したが、これも業界内からは「形だけのトレーナーだろう」という声が多いという。  田中氏は2年前まで現役ボクサーだったため、トレーナー経験は浅いが、その現役時代も6回戦のB級選手で5勝(1KO)7敗と負け越しだった。「試合スタイルもテクニシャンではなかったし、とても世界ランカーを指導できる人物とは思えないなあ」と前出関係者。  横暴な言動で業界からの協力が得られず、メキシコ滞在中の三男・和毅を含め、兄弟を迎えてくれるのは海外ばかりだ。心の拠りどころである史郎氏にしても、指導に関与しないことがジム継続の条件にもなっており、孤立感が漂う。フィリピンでの練習が実を結べばいいのだが......。
亀田興毅、宣戦布告 口は災いの元。 amazon_associate_logo.jpg
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自浄能力ゼロのボクシング協会 亀田ジムが”大甘処分”で存続決定の裏事情

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亀田史郎ブログより
 東日本ボクシング協会が24日の理事会で、亀田史郎氏の暴言騒動に対してようやく最終処分を決定した。協会は、史郎氏の"腰ギンチャク"とも呼ばれ、暴言騒動に加担した五十嵐紀行会長を無期限活動停止としたが、ジムの除名という"極刑"は避け、トレーナーの吉井慎次氏を新会長とすることで亀田ジムの存続も認めた。  また「史郎氏はすでに協会員でもないし、人道的にも法的にも親子の接触まで禁止はできない」(協会関係者)と、協会として史郎氏の口出しを完全に封じる策は取らず、そうした問題は吉井新会長に「しっかり管理監督してもらう」(大橋秀行会長)という方針を明かした。吉井氏と言えば、かねてから亀田一家の家族愛を絶賛し続けている人物。このため協会内からは、早くも「また史郎氏が実質的に支配する傀儡体制になるだけだろう」といった厳しい声が聞こえている。  亀田ジムの新会長となる吉井氏は、2008年夏に亀田ジムが独立した際、その「推薦人」となった渡辺ジムの渡辺均会長の意を受ける形で、渡辺ジムから移籍。その際、渡辺会長と吉井氏は報道陣に囲まれ、渡辺会長は史郎氏に関して「自分が業界のルールを守るよう、しっかり話をしていきますよ」などと豪語していた。一方の吉井氏は、亀田一家をどうみているのか問われると、「私は前から、あの兄弟の父親を想う気持ちは素晴らしいと思っていました」などと絶賛していた。  その後、亀田家は渡辺会長の意見に耳を貸さなくなり、渡辺会長は早くも同年末の段階で「私はもう(亀田のことなど)知らない」と匙を投げてしまった。吉井氏はそれでも同ジムに残り、自身のブログ「次元の...ひとりごと」などで折に触れて、兄弟の凄さなどをアピールし、その親子愛を絶賛し続けていた。  今回、史郎氏が暴言騒動を起こし、一家が猛烈な批判を受け始めていた3月30日にも、こんな日記をつづっている。 「チャンピオン内藤の世界タイトルに挑戦した興毅が勝者コールされた時、興毅『オヤジ、どんなもんじゃい!』その時、史郎パパは涙、涙......。私はとても羨ましく、そして心の熱い、優しい人だなって思いました。大毅が世界タイトル挑戦し勝者コールされた時も涙、涙でした。そして大毅がリングから降りた時、史郎パパが大毅の肩を抱いて控え室に帰る姿は心にジーンと来て、本当に感動しました。言葉だけでは言い表せない苦労があったはずです。我が子を可愛いがるのは、どの親も一緒です。 私も亀田家族の一員です!興毅も大毅も和毅も大切な家族、もちろん史郎パパもです。これからも何があっても、亀田を信じ応援よろしくお願いします。」  そんな吉井氏だけに、早くも業界内では「彼が史郎氏の管理監督なんてできるはずがない。結局、頭を変えただけ。史郎氏が今までと同じことをするのだろう」(中堅ジム会長)といった声が出ているのだ。  一方、24日の協会の会見では、史郎氏はすでに一家の自宅兼練習場だった亀田ジムを出て、別のマンションに部屋を借り、大毅らとともに生活の場を移していることが明らかになった。興毅も、すでに恋人と別のマンションで同棲しているため、亀田ジムは一家の自宅ではなく、純粋に練習場だけになるというワケだ。  ところが今後、そのジムに史郎氏が立ち入ることについて、協会は「24時間、史郎氏の監視もできないし、そこまでする権利もない」(協会関係者)と黙認するのだという。もちろん、史郎氏がそこで兄弟にボクシングの指導をすることは認めないのだが、史郎氏を絶賛する吉井氏が、そんな状況下でどこまで史郎氏の口出しを抑えることができるのかには疑問が残る。  そこで協会としては、吉井新会長を認める条件として、今後、一家がまた何らかの問題を起こした際には、除名も含めて「どんな処分でも受ける」といった内容の一筆を、新会長に提出させるというのだが......。  ちなみに、吉井氏は、そこまで一家に尽くしているのだが、史郎氏の方が同様に吉井氏を信頼しているのかと言えば、実は微妙な部分もある。  今回、協会が処分を決めるため、水面下で史郎氏らと接触するなかで、史郎氏は、吉井氏ではなく、マネジャーの嶋氏を新会長にしたいという意向を協会側に伝えてきていたというのだ。嶋氏は、五十嵐会長と同じ元TBS関係者。ボクシング業界での実績や経験はわずかで、そもそもが史郎氏の"子分"として業界に入ってきた人物だ。  実際、興毅の敗戦で勃発した暴言騒動の最中に、「史郎氏は、なぜか嶋マネジャーに当り散らしていて、『お前、何をやっとったんじゃ』と殴る蹴るの暴行まで加えていた」(JBC関係者)といった話まである。それだけに、さすがに協会も「嶋会長では、文字通り以前と何も変わらない状態になりかねない」(協会関係者)と史郎氏の意向を却下し、業界歴でいえば20年以上の経験がある吉井氏を、少しでも協会の意向を反映させることのできそうな人物として新会長にすることを認めたという。  経験豊富で史郎氏を絶賛する吉井氏よりも、業界素人で自分が好きにできる嶋氏を新会長にしたかった史郎氏......。この微妙な温度差も、新たな火種となる可能性があるのではないのか。いずれにせよ、協会主導で誕生する"新生"亀田ジムが、史郎氏の影響を完全に排除して運営できるとは考えにくく、「きっとまた何か問題が起きるだろう」(古株のジム会長)などと冷めた視線で見ている業界関係者が少なくない。
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大毅vs.坂田入札の裏に見る「亀田家の嘘」と「御用新聞」の不可解な言説

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気持ちよさそう。
 WBA世界フライ級王者の亀田大毅と、亀田兄弟の古巣である協栄ジムの坂田健史の世界戦の興行権が米ラスベガスで競争入札になり、協栄ジムが31万5,000ドル(約3,000万円)で落札した。亀田陣営は、これに猛反発してタイトル返上も辞さない構えで争う意向だという。だが落札後、大毅が20日以内に契約をしなければ、タイトルは返上ではなく、剥奪されるだけだ。それなのに亀田一家は、なぜこうも強気なのか? 業界関係者の多くは「彼らの得意のハッタリだ。単にファイトマネーの吊り上げを狙っているだろう」と見ているのだが......。 「こちらの耳にもいろんな話が聞こえてくるけど、いったい亀田はどうするつもりなのか。どうにもしようがないと思うのだが......」  こう語って苦笑したのは、協栄ジムに近い業界関係者。  亀田家の"御用新聞"とも呼ばれているデイリースポーツは、協栄ジムの落札を受けて「亀田陣営の不満が爆発した」などと報じ、亀田ジム関係者の話として、こんな話を伝えている。  まず、いつもと同じく亀田家は、協栄ジムとはファイトマネーの支払いをめぐり法廷闘争が継続しているので、「今回の決定をすんなり受け入れる意思はない」という。  また、父親である史郎氏の暴言騒動でジムが活動停止中で、兄弟を預かる東日本ボクシング協会が、「亀田ジム代理として入札に参加することを拒否したため、協栄の単独入札になったことも公正さに欠けると主張している」という。  そして最後は、大毅vs.坂田という因縁の対決なのに、両者のファイトマネーの合計が約3,000万円という安値で落札されたことに不満を持ち、「今回の入札はあまりにも一方的だ」とも訴えているというのだ。  だが、こうした主張には、さまざまなウソが含まれている。  そもそも、亀田側が坂田戦について、WBAに指名試合と指定されながら協栄ジムとの交渉の席に着かなかったのは亀田側の自由で、その結果、入札になったことは文句の言える筋合いではない。史郎氏が自ら巻いた種で業界を永久追放され、ジムが活動停止となり、入札に参加できなかったことも「公正さに欠ける」などといえる話ではないはずだ。  それ以上に、ある協会関係者は、こう憤っている。 「実は協会側で代理人を立てて、とりあえず入札に参加だけはするという案があった。それを亀田側に提示したら、先方は、それで協会が『ファイトマネーの(吊り上げ)交渉とかもしてくれるのか』という話をしてきたので、協会側が、そこまではできないというと『それじゃええ』と話が終わってしまった」  つまり、協会が亀田ジムの代理として入札に参加することを完全に拒否していたわけではなく、亀田側が参加を拒んだといえるのだ。  そのうえ今回の入札では、なんと亀田プロモーションの代理人というメキシコ人プロモーターが、亀田側の正式な委任状を持ってラスベガスに登場し、入札に参加をしようとしてもいた。  だが、いざ入札で参加料を支払う際、この代理人はメキシコのペソの小切手を出したが、参加料は米ドルの小切手か現金と定めされているため、WBAに受け取りを拒否されてしまい、入札できなかった。  亀田陣営が参加できなかったのは、人のせいではなく、すべては自分たちの意思やミスによるもので、他人を「一方的」などど責める理屈は、まったく成り立たないのだ。  そもそも、デイリーの記事は、亀田陣営が「坂田との対戦を拒否する意向を示した」うえで、「今後、王座返上も辞さない構えで徹底抗戦する」とあるのだが、亀田側が本気で坂田戦を拒否する気ならば、わざわざ入札に参加する段取りをつけたり、落札額に不満を表明したりする必要はない。  というか、すでに入札も済んだ段階で、大毅に王座の返上などできる余地はなく、協栄側と交渉をしないならば、タイトルは剥奪されるだけだ。  すなわち、今の亀田陣営は、協栄側と交渉するにしても「王座返上」という切り札もない。それなのに"架空の武器"を振りまわし、対戦を拒否するという相手と徹底抗戦をするというのだ......。 「だから、いつものハッタリなんです。亀田は、内藤戦にしても何にしても、ギリギリまで『やらない』といって有利な条件を引き出してきた。今回、協栄と交渉のテーブルにつくにしても、すべて相手のいう通りでは面子が立たないということ。あのオヤジはすべては金ですから、少しでも有利な金額を引き出そうということでしょう」  前出の協会関係者は、亀田の動きをこう分析している。  とはいえ亀田陣営には、協栄時代に、長男の興毅がWBAライトフライ級の王座を、たった1度の防衛戦を行っただけで、ジムに相談もせずに投げ出した過去がある。  金銭的には防衛戦を続けた方が儲かるはずだから、彼らが最終的に、自分たちの面子や意思を優先し、タイトル剥奪の道を選ぶ可能性もまったくないわけではないだろう。  また、本サイトでも報じられているように、興毅と協栄ジム関係者が接触しており(記事参照)、両者がすでに水面下では交渉を進めていると見られる。「試合の話題性を高めるため、因縁の争いを強調する演出をしている可能性もないわけではないだろう」(中堅ジム会長)と皮肉な視線で見る関係者もいないわけでない。  いずれにせよ、今月の下旬までには最終結論を出さざるを得ない亀田陣営。裸の王様ともいえそうな追い込まれた状況から、どんな裏技を繰り出してくるのか。それはそれで見ものといえそうだ。 (文=原田翔)
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「武道館で一緒に観戦」亀田家と協栄ジムに漂う和解ムード 大毅vs坂田が実現か

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雪解け間近?
 前WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積が衝撃のKO負けした30日の日本武道館。ジム活動停止で渦中の亀田兄弟の長男、興毅が観戦したことが伝えられたが、実はアッと驚く人物たちと一緒だったことが目撃されている。  メインイベント、長谷川の試合ではフェンス内の関係者席で観戦した興毅だったが、その前の西岡利晃の世界タイトルマッチでは、東側のリングサイド観客席にいた。このとき左横にいたのが、何と協栄ジムの関係者たちだったのだ。  亀田と協栄といえば所属時代のファイトマネーをめぐる裁判で犬猿の仲となっている間柄。WBA世界フライ級チャンピオンの亀田大毅が義務付けられている協栄ジム所属の坂田健史との試合は、父・亀田史郎氏が「地球が爆発してもやらない」とキッパリ拒否していたほどだ。  しかし、30日の試合会場で興毅の隣にいたのは協栄ジム・金平桂一郎会長の妻である女性と篠田誠司トレーナーだった。さらに、西岡がKO勝利を決めた直後、興毅は篠田トレーナーと一緒に席を立って関係者のみ立ち入りできる部屋へと姿を消しており、用意された席が偶然隣だったというわけでもなさそうだ。これは一体何を意味するのだろうか。 「史郎さんが暴言を吐いた騒動で、亀田兄弟の所属は"東日本ボクシング協会預かり"となったけど、その協会関係者が仲介して協栄との和解を進めたという噂もあったんだ。観客の前に平然と一緒に出てきたぐらいだから、近いうちに大毅と坂田の試合も決まるんじゃないか」(事情通)  ファンにとっては大毅と坂田の試合が決まってくれれば朗報だろう。ただ、一方ではこんな心配をする声も。 「かつて協栄ジムは亀田兄弟を所属させたことで数々のトラブルに巻き込まれ、今もそのイメージダウンから回復しきれていない。和解はいいけど、あまり近づきすぎるとファンから"また亀田と親しくなったのか"と、うがった見方をされることもあるでしょう」(ボクシングライター)  犬猿の仲のままリング上で決着をつけた方が盛り上がる気もするが、いずれにせよ大毅vs坂田の因縁の対決が実現してくれるのなら歓迎だ。
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「亀田側の入札者がいない!?」ボクシング大毅vs.坂田戦の競争入札対応で大混乱

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 日本ボクシングコミッション(JBC)からの"永久追放"通告をあざ笑うかのように、メキシコで活動を再開した(参照記事)亀田三兄弟の父・亀田史郎氏の周囲が、またも騒がしくなってきた。次男・大毅が世界タイトルを保持するWBAが20日、棚上げになっていた大毅と坂田健史(協栄ジム)との指名試合の競争入札を29日に行うことを発表したのだ。  これに対し、協栄ジム側は歓迎の意向を示しているが、一方の亀田側は現在、「亀田ジム」が活動停止中の状態であり、五十嵐会長もJBCからライセンスの無期限停止処分を受けているため、入札する立場の人間が誰もいないという異常事態に陥ってしまった。 「史郎氏のメキシコでの行動に、協会内では『やっぱり除名にすべきだった』という声が噴出。その矢先に今度は、WBAの入札発表で、先送りにしていた三兄弟の処遇についても早急に固めなければならなくなった。大橋会長は頭を抱えていますよ」(協会の内部事情に詳しい関係者)  協会は、5月10日に行うはずだった定期理事会を24日まで延期し、それまで亀田問題について事実上、"凍結"する方向を打ち出していた。 「人の噂は......じゃないですけど、大橋会長は少し時間を置くことでメディアや世間の亀田に対する風当たりを弱めようとしていたんですよ」(同)  さらにボクシング界では、今月30日に長谷川穂積と西岡利晃、来月8日に名城信男、17日に内山高志と、世界戦が相次ぐ。 「亀田問題が動くと、よくも悪くもマスコミに注目される。その結果、通常のボクシングの試合に関する報道が減ってしまうことを、協会は問題視しているんです」(同)  また、この3つの世界戦にはいずれも"業界のドン"と呼ばれる帝拳プロモーションの本田明彦会長が関わっていることから、大橋会長ら協会の幹部に「余計な騒ぎを起こさないでほしい、という"天の声"もあったようです」(同)との話も出ている。  今回のWBAの入札に際し、亀田側を預かる形になっている協会がどんな対応を取るのか、また、「3つに分散させる」方針だった三兄弟の練習場所についても具体的な決定がまったくなされていないなか、大毅が世界戦に備えることができるのか。亀田一家に徹底的に振り回され続けるボクシング協会と大橋会長の舵取りが問われている。 (文=原田翔)
日本プロボクシング史 世界タイトルマッチで見る50年 ボクシングは亀田家だけじゃないのよ。 amazon_associate_logo.jpg
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亀田史郎氏に反省の色なし! 永久追放から3日後に早くもメキシコで活動再開

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舌の根も乾かぬうちに......。
 永久追放の厳しい処分が下ったはずの亀田史郎氏だが、わずか3日後には関係者として始動していることが分かった。  4月16日付、メキシコのスポーツ紙「エスト」には、ファイティングポーズを取る三男・和毅の横で、中南米王座のチャンピオンベルトを手にマネージャー気取りの史郎氏が堂々と掲載された。写真のキャプションには「父・史郎」と書かれてはいるが、その姿は明らかに関係者然としている。実際、日本のボクシングジム関係者に聞いてみても「チャンピオンが中央に立って、横でベルトを持つのはマネージャーやトレーナーがやること」だという。  先日のライセンス取り消し処分で、日本では一切のボクシング活動ができなくなった史郎氏は、世界王座を管理するWBCからも「90日間、ボクシングに関わる活動を禁止する」という処分を下されている。和毅が現在保持している中南米王座はそのWBCが管轄するもので、こうしたプロモーション活動も本来は制限されるべきだが、当の史郎氏は"選手の父親"という肩書きで抜け道を潜った形だ。 「このタイミングでわざわざ紙面に登場したのは、処分をした日本の関係者に対する当てつけでしょう。何しろ和毅の次戦は関係者が神経を尖らす"4月30日"なんですから」(前出関係者)  4月30日というのは、業界の盟主、帝拳プロモーションが総力をあげて行なう世界タイトルマッチの興行と同日だ。ここではWBC王者の長谷川穂積と、日本が加盟していないWBO王者のフェルナンド・モンティエルが対戦する夢のチャンピオン対決が組まれている。 「史郎氏の処分に関する行事を4月上旬に集中的に行なったのは、業界関係者が帝拳に気を使った形なんです。それなのに、海外とはいえ、よりによって和毅の次戦を同日にもってくるとは、ボクシング業界全体にケンカを売るようなものですよ」(同)  確かに、史郎氏が処分を受けてから初の亀田兄弟の試合で、それも宣伝活動に史郎氏が登場したとあっては、メディアもこれを軽視はできない。  先の恫喝騒動は海外のボクシングニュースサイトなどでも広く取り上げられ、皮肉にも史郎氏は世界のボクシングファンの間でも有名人になってしまっている状況だ。勧善懲悪が受けるメキシコマットでは、その悪名を利用したい興行関係者もいるとささやかれるほど。  一説には、亀田への厳しい処分は帝拳の本田明彦会長の意向が働いたともいわれており、亀田側がその逆襲に出たという見方もできるが「もし史郎氏がリングサイド最前列の客席から和毅に指示を飛ばしたりすれば、またマスコミは騒ぐでしょうから、下手すれば帝拳の興行はその話題に食われてしまう」(前出関係者)と不安は大きい。  時差があるとはいえ、長谷川穂積の試合そっちのけでスポーツ紙やワイドショーで史郎氏が取り沙汰されることのないように願うばかりだ。 ◆メキシコ「ESTO」紙 http://www.oem.com.mx/esto/notas/n1596360.htm
闘育論―亀田流三兄弟の育て方 「わかってるよ、一応、謝っておけってやつやろ」 amazon_associate_logo.jpg
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