プロボクシングで世界タイトルを3階級制覇している現WBAフライ級王者の井岡一翔に“引退危機”がささやかれている。これを最初に伝えたのは、8月10日付の夕刊フジ、筆者の連載コラムにおいてである。 その後に一部週刊誌が後追いしているが、所属の井岡ジム関係者が6~7月に「前回4月の試合以降、ジムに顔を出しておらず、最悪このまま引退」と話していたのである。 さらに新たに聞こえてきた話では「別のジム関係者が井岡の獲得に意欲を見せているらしい」というのである。もし、井岡がこのジムに移籍した場合、今後の試合は、これまで試合を中継放送してきたTBSではない別の局になるという。 「ただ、ジムやテレビの移籍が絡むとボクシング界はかなりモメる。よほど円満に話が進まないと、実現は難しいと思う」と、事情を知る業界関係者。 井岡が所属するのは父親、一法氏が会長を務める井岡ジム。本来ならファミリー運営でもめる要素などないはずだったが、その父親との関係が悪化したと関係者は話す。 「父親が谷村奈南との結婚に反対したという話もありますが、どうもそれだけではなくて、金銭問題も聞こえてきています。ただ、親子の話なので、何が一番の原因かはハッキリつかめない。どうであれ、一法会長はかなりのワンマン。たとえ愛息であっても口を挟めなかった部分があって、亀裂が深まった感じですね」(同) 一法氏は昨年、週刊誌に脱税や療養費詐欺といった疑惑を報じられている。これらが立件されたわけではないが、このイメージダウンを一翔本人が不快に思っていたという話もある。 また、一法氏は元世界2階級制覇の弟、井岡弘樹ジムの弘樹会長とも数年前にジム分裂で距離ができ、絶縁に近い状態に陥っている。何かとトラブルがささやかれる人物だ。 「ジムには息子以外にも元世界ランカーの人気選手もいたんですが、彼もまた一法会長の振る舞いに疲れてジムを去ってリタイヤ状態です。選手を育てる手腕は高いんですがね……」(同) 井岡はアマチュアで活躍後、2011年にWBCミニマム級、12年にWBAライトフライ級、15年に同フライ級王座を獲得し、プロ3階級制覇を達成。今年4月の試合で5度目の防衛に成功し、その翌月には結婚を発表していた。公私ともに順調に見えたが、それが一転して、次戦の予定が立たない状況だ。ならば、ほかのジムに移籍すればと考える人もいるだろうが、関係者が話すように、ボクシング界では移籍が非常に難しい制度になっている。 「選手の意向だけでは自由になれない。芸能プロダクションの奴隷制度とそっくりで、所属ジムの了承なしに移籍ができない。勝手に移籍しようと思えば高額な移籍金を出せと言われ、それが出せないと所属のまま試合も組まれない“飼い殺し状態”にされる。若いボクサーの全盛期は限られるから、それが怖くてみんなジムの会長には逆らえない」(同) その縛りは、移籍だけにとどまらない。ある元選手は世界チャンピオン時代、海外でのビッグマッチを望んでいたが、ジム側が日本で細々と興行をやっていたほうが儲かると判断して、延々と格下や無名外国人との消化試合をやらせていた。選手は後援者にそのことを愚痴っていたことが漏れ伝わっており、結局、モチベーションの低下が引退にもつながった。 井岡が移籍するには父親の協力が不可欠であるが、現在は対話のない状況だというしかし、7月末にWBAからランキング1位のアルテム・ダラキャン(アゼルバイジャン)と防衛戦を行うよう指示が出ており、これに応じなければベルトははく奪となる。このままであれば、11年から6年連続で開催されてきた恒例の「大みそかマッチ」が途絶えることにもなり、その進退が注目される。 (文=片岡亮/NEWSIDER)『井岡一翔 激闘 ~井岡伝説2階級制覇への道~』(TCエンタテインメント)
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このまま引退も……? ボクシング現役世界王者・井岡一翔に大異変「ジムに顔を出していない」
プロボクシングで世界タイトルを3階級制覇している現WBAフライ級王者の井岡一翔に“引退危機”がささやかれている。これを最初に伝えたのは、8月10日付の夕刊フジ、筆者の連載コラムにおいてである。 その後に一部週刊誌が後追いしているが、所属の井岡ジム関係者が6~7月に「前回4月の試合以降、ジムに顔を出しておらず、最悪このまま引退」と話していたのである。 さらに新たに聞こえてきた話では「別のジム関係者が井岡の獲得に意欲を見せているらしい」というのである。もし、井岡がこのジムに移籍した場合、今後の試合は、これまで試合を中継放送してきたTBSではない別の局になるという。 「ただ、ジムやテレビの移籍が絡むとボクシング界はかなりモメる。よほど円満に話が進まないと、実現は難しいと思う」と、事情を知る業界関係者。 井岡が所属するのは父親、一法氏が会長を務める井岡ジム。本来ならファミリー運営でもめる要素などないはずだったが、その父親との関係が悪化したと関係者は話す。 「父親が谷村奈南との結婚に反対したという話もありますが、どうもそれだけではなくて、金銭問題も聞こえてきています。ただ、親子の話なので、何が一番の原因かはハッキリつかめない。どうであれ、一法会長はかなりのワンマン。たとえ愛息であっても口を挟めなかった部分があって、亀裂が深まった感じですね」(同) 一法氏は昨年、週刊誌に脱税や療養費詐欺といった疑惑を報じられている。これらが立件されたわけではないが、このイメージダウンを一翔本人が不快に思っていたという話もある。 また、一法氏は元世界2階級制覇の弟、井岡弘樹ジムの弘樹会長とも数年前にジム分裂で距離ができ、絶縁に近い状態に陥っている。何かとトラブルがささやかれる人物だ。 「ジムには息子以外にも元世界ランカーの人気選手もいたんですが、彼もまた一法会長の振る舞いに疲れてジムを去ってリタイヤ状態です。選手を育てる手腕は高いんですがね……」(同) 井岡はアマチュアで活躍後、2011年にWBCミニマム級、12年にWBAライトフライ級、15年に同フライ級王座を獲得し、プロ3階級制覇を達成。今年4月の試合で5度目の防衛に成功し、その翌月には結婚を発表していた。公私ともに順調に見えたが、それが一転して、次戦の予定が立たない状況だ。ならば、ほかのジムに移籍すればと考える人もいるだろうが、関係者が話すように、ボクシング界では移籍が非常に難しい制度になっている。 「選手の意向だけでは自由になれない。芸能プロダクションの奴隷制度とそっくりで、所属ジムの了承なしに移籍ができない。勝手に移籍しようと思えば高額な移籍金を出せと言われ、それが出せないと所属のまま試合も組まれない“飼い殺し状態”にされる。若いボクサーの全盛期は限られるから、それが怖くてみんなジムの会長には逆らえない」(同) その縛りは、移籍だけにとどまらない。ある元選手は世界チャンピオン時代、海外でのビッグマッチを望んでいたが、ジム側が日本で細々と興行をやっていたほうが儲かると判断して、延々と格下や無名外国人との消化試合をやらせていた。選手は後援者にそのことを愚痴っていたことが漏れ伝わっており、結局、モチベーションの低下が引退にもつながった。 井岡が移籍するには父親の協力が不可欠であるが、現在は対話のない状況だというしかし、7月末にWBAからランキング1位のアルテム・ダラキャン(アゼルバイジャン)と防衛戦を行うよう指示が出ており、これに応じなければベルトははく奪となる。このままであれば、11年から6年連続で開催されてきた恒例の「大みそかマッチ」が途絶えることにもなり、その進退が注目される。 (文=片岡亮/NEWSIDER)『井岡一翔 激闘 ~井岡伝説2階級制覇への道~』(TCエンタテインメント)
プロボクシング村田諒太“疑惑の判定負け”にフジテレビ大喜び!?「再戦なら視聴率20%確実!」
村田諒太(帝拳)が判定負けを喫したボクシングのWBA世界ミドル級王座決定戦に、壮大な“炎上商法”のにおいが漂ってきた。 「これで再戦になったら誰もがバンザイな流れ。村田本人も高いファイトマネーがまたもらえるし、主催の帝拳ジムも大儲け。フジテレビの高視聴率は間違いないし、WBAも承認料が稼げる。だから関係者の中には『これじゃ、わざと疑惑の採点を演じさせて火をつけたみたいだ』なんてささやかれているんですよ。実際にそうじゃなくても、そう見えちゃう人も結構いるんじゃないですかね」(都内ジム関係者) 5月20日の有明コロシアム、村田はフランスのアッサン・エンダムと対戦し、4ラウンドにダウンを奪って相手を何度もロープ際まで追い込んだ。しかし、判定結果はジャッジひとりが117-110と村田の優勢を支持したが、残り2人のジャッジは111-116、112-115でエンダムとし、1-2で村田が敗北した。2人のジャッジは9ラウンド以降の4ラウンドすべてでエンダムに優勢点を付けており、これにはファンが騒然となった。村田が所属する帝拳ジム・本田明彦会長も激怒。直後にWBAのヒルベルト・メンドーサJr.会長が、「自身のつけた採点表では117-110で村田の勝ちだった」と表明して、再戦を約束した。 「これは、テレビ中継も騒動を広げた一因ですよ。実況アナウンサーが村田のパンチが当たったときだけ、声を上げて伝えていて、採点が公開もされていないのに『明らかに優勢ですね』と言っていたので、視聴者の多くは村田の圧勝イメージになってしまった。亀田兄弟で似たような問題が起きたケースとそっくりです」(ボクシング記者) ただ、この騒動に大喜びなのが、試合を中継したフジテレビの関係者だ。 「再戦やったら20%は超える。予算3億円出してもいいぐらいの話では」 何しろフジテレビは視聴率が低迷して、30年もグループのトップを務めてきた日枝久会長と、プロデューサーとしてドラマ『踊る大捜査線』シリーズをヒットさせたことで知られる亀山千広社長が責任をとって退任を決めたばかりだ。 特にフジは2013年に亀山社長が就任して以後、業績が悪化するばかりで、年間視聴率(ビデオリサーチ調べ)は13年に7.1%で民放キー局5社の中で3位だったところ、昨年は5.7%の4位に下落している。何をやっても視聴率が取れない負のループに陥っていた中で、村田の試合中継は関東地区で17.8%、関西地区では18.4%、地方によっては20%を軽く超えるエリアもあったほどの高視聴率だった。これまで村田の試合中継の視聴率は1ケタが大半で苦戦していたが、世界戦で一気に跳ね上がった形だ。それが再戦の可能性も出てきたことで「2度おいしい」ということになりそうなのだ。 「昔、亀田興毅とファン・ランダエタで疑惑の採点騒動があったときは、亀田がダウンを奪われて試合終盤にヘロヘロの状態だったのに結果は判定勝ちでした。このときは放送局のTBSにも抗議が殺到する事態になったんですが、視聴率は関東平均42.4%で、気をよくしたテレビやプロモーターはすぐに再戦をマッチメークしたんです。結果は亀田が勝利して関東30.1%の視聴率を取りました。実はあのとき、ランダエタを招へいして興行に関与していたのが、他でもない帝拳ジムだったんです。大手のジムに気を使った“亀田寄りのジャッジ”という見方が出るのを恐れた業界人は、それを隠すためにメディアで『採点は妥当だった』なんて話を振りまいていました。今回も帝拳ジムが怒っているので、誰もそれに異を唱えられない状況が出来上がっています」(同) また、この記者は「今回の興行はチケットが売れず大赤字だったんですから。回収するならどんな手段でもとるはず」とも明かしている。 ロンドン五輪・金メダリストの村田がプロ転向したのは、フジテレビと大手広告代理店の電通が組んだ「一大プロジェクト」だったといわれ、広告スポンサーが大量に付いた壮大なビジネスだった。 村田をスターにしようと必死のボクシング界。原則的に世界タイトルマッチでの連続した再戦はルールで禁止されているが、「本来は世界戦で調整試合を挟まないダイレクトリマッチは禁止されているのに、タイトルマッチの承認料を稼ぐためにはWBAも喜んで特例をつくるでしょうね。こういうのを業界では帝拳マジックって呼ぶんですよ」と記者。 初の世界タイトルマッチで多くのファンに「勝っていた」と支持され、その実力が世界でも十分通用することを証明した村田だが、周囲の騒音に惑わされず研鑽に励んでほしいところだ。帝拳公式サイトより
韓国レジェンドボクサー2人による“竹島ボクシング”は詐欺? 日本ボクシング界から猛反発も
「韓国人ボクサーは日本で試合できないようにすればいい!」 そう激高したのは、日本のボクシングジム会長だ。昨今の日韓の政治的対立から、韓国への嫌悪を強めていたが「韓国には経済制裁で対抗すべきだ」とまで言っている。その理由は、韓国のボクシング元世界チャンピオンの2人が3月1日、領土問題となっている島根県の竹島で試合を行うと発表したからだ。 主催は、長く竹島を韓国領土として認めるよう活動してきた歌手キム・ジャンフンで、過去、新宿や渋谷の建物などに日本を批判する従軍慰安婦問題のビラ1,500枚以上を無断で貼りまくった反日活動家。今回、韓国の独立運動を記念する3月1日の三一節に、竹島でボクシングマッチを開催し、元WBC世界Lフライ級チャンピオンの張正九と、元WBA同級チャンピオンの柳明佑が対戦すると発表した。 両王者は韓国では伝説的な英雄で、アメリカのボクシング殿堂にも選ばれたことがある。ただ、元武道家で日韓文化研究家であるカン・ヨンヒ氏によると「あんな場所で実際にその日に開催できるかは不透明」だという。 「政府の許可が下りているのかもわからず、現地は天候も不安定だし、ボクシングのリングをあんなところまで運べるのかも疑問。キム氏はボクシング興行に決して詳しくはないし、ブッキングされたチャンピオンも主旨をよくわかっていない可能性もあります。韓国ではボクシング人気がなく、業界が壊滅状態。試合をしても見に行く人はほとんどいないのでは……」(同) 開催の可否はともかく、日韓で互いに領土の主張をしている状態の竹島は、韓国が実効支配中。パク・クネ大統領も含め、これまで多くの韓国議員らが現地にヘリコプターで不法上陸したこともあるが、これらは対日というより、選挙資金を集めたり人気取りの国内向けパフォーマンスである色が強いとされる。そのためカン氏も「今回も、その類いに見える」と見ている。 「キム氏は、これまでアメリカに慰安婦記念館を作るなどといって、ライブ活動で何度も大々的に寄付活動をしてきたんですが、昨年12月に集めた金を寄付していなかったことが報道され、本人も反論をしなかったことから詐欺師呼ばわりされてます。竹島ボクシングも、これを理由に寄付を募っているらしいので、ボクシングのレジェンドがこれに参加するのは、詐欺に加担する危険性もあるんです」(同) 韓国の英雄2人がこれまで反日的だったという話は聞かない。張はかつて大橋秀行、渡嘉敷勝男と、柳は井岡弘樹と試合をしていて、ともに日本のボクシングファンにも知られた有名選手。引退後も、日本のボクシング関係者と親交がある。 ともに53歳でとっくに引退している身だから、試合をするといってもスパーリング程度のことしかできないはずだが、前出会長はこの話に激怒し、「アメリカではアジア人を日系とか中国系とか分けて呼ぶのに、日本はそれをしない。日本でも韓国系ボクサーとか韓国系ジムはそう区別するべきじゃないのか」とまで言い出すほどになり、さらには「協会がこれを黙認するなら動きを起こす」とまで言い出した。 会長が運営するジムはプロ組織の日本プロボクシング協会の所属だが、「同志を集めているところ」と派閥の形成も宣言。 「協会の前会長、大橋は韓国とベッタリで日韓合同大会とかを定期的にやっている。協栄ジムの金平(桂一郎・東日本協会の副会長)も奥さんが韓流グッズショップをやってたぐらい韓国寄りだし、俺としてはそういうのは許せない。合意を平気で破ったような連中に媚びを売ってる奴はボクシング界にいらない。報復として韓国人ボクサーの試合をできないようにするべきだ。それを提案しても協会に却下されるのは分かり切っている。だから狼煙を上げる」(同) あまりに極端な主張ではあるが先日、この会長は親しいジム会長と集まり、現在の協会内の資金の扱いなどについての不満を意見交換。19年の次期会長選挙に向けた派閥作りまでしていることを明かしている。 「これまで何度も協会の金をきちんとさせようとする話が出たけど、帝拳ジムとか大手が反発してみんな尻込みしてきた。もうそういうのは終わりにしないと」(同) 竹島ボクシングイベントが、日本のボクシング界の内紛につながらなければよいのだが……。 (文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)※イメージ画像 photo by Kristin Wall from flickr.
韓国レジェンドボクサー2人による“竹島ボクシング”は詐欺? 日本ボクシング界から猛反発も
「韓国人ボクサーは日本で試合できないようにすればいい!」 そう激高したのは、日本のボクシングジム会長だ。昨今の日韓の政治的対立から、韓国への嫌悪を強めていたが「韓国には経済制裁で対抗すべきだ」とまで言っている。その理由は、韓国のボクシング元世界チャンピオンの2人が3月1日、領土問題となっている島根県の竹島で試合を行うと発表したからだ。 主催は、長く竹島を韓国領土として認めるよう活動してきた歌手キム・ジャンフンで、過去、新宿や渋谷の建物などに日本を批判する従軍慰安婦問題のビラ1,500枚以上を無断で貼りまくった反日活動家。今回、韓国の独立運動を記念する3月1日の三一節に、竹島でボクシングマッチを開催し、元WBC世界Lフライ級チャンピオンの張正九と、元WBA同級チャンピオンの柳明佑が対戦すると発表した。 両王者は韓国では伝説的な英雄で、アメリカのボクシング殿堂にも選ばれたことがある。ただ、元武道家で日韓文化研究家であるカン・ヨンヒ氏によると「あんな場所で実際にその日に開催できるかは不透明」だという。 「政府の許可が下りているのかもわからず、現地は天候も不安定だし、ボクシングのリングをあんなところまで運べるのかも疑問。キム氏はボクシング興行に決して詳しくはないし、ブッキングされたチャンピオンも主旨をよくわかっていない可能性もあります。韓国ではボクシング人気がなく、業界が壊滅状態。試合をしても見に行く人はほとんどいないのでは……」(同) 開催の可否はともかく、日韓で互いに領土の主張をしている状態の竹島は、韓国が実効支配中。パク・クネ大統領も含め、これまで多くの韓国議員らが現地にヘリコプターで不法上陸したこともあるが、これらは対日というより、選挙資金を集めたり人気取りの国内向けパフォーマンスである色が強いとされる。そのためカン氏も「今回も、その類いに見える」と見ている。 「キム氏は、これまでアメリカに慰安婦記念館を作るなどといって、ライブ活動で何度も大々的に寄付活動をしてきたんですが、昨年12月に集めた金を寄付していなかったことが報道され、本人も反論をしなかったことから詐欺師呼ばわりされてます。竹島ボクシングも、これを理由に寄付を募っているらしいので、ボクシングのレジェンドがこれに参加するのは、詐欺に加担する危険性もあるんです」(同) 韓国の英雄2人がこれまで反日的だったという話は聞かない。張はかつて大橋秀行、渡嘉敷勝男と、柳は井岡弘樹と試合をしていて、ともに日本のボクシングファンにも知られた有名選手。引退後も、日本のボクシング関係者と親交がある。 ともに53歳でとっくに引退している身だから、試合をするといってもスパーリング程度のことしかできないはずだが、前出会長はこの話に激怒し、「アメリカではアジア人を日系とか中国系とか分けて呼ぶのに、日本はそれをしない。日本でも韓国系ボクサーとか韓国系ジムはそう区別するべきじゃないのか」とまで言い出すほどになり、さらには「協会がこれを黙認するなら動きを起こす」とまで言い出した。 会長が運営するジムはプロ組織の日本プロボクシング協会の所属だが、「同志を集めているところ」と派閥の形成も宣言。 「協会の前会長、大橋は韓国とベッタリで日韓合同大会とかを定期的にやっている。協栄ジムの金平(桂一郎・東日本協会の副会長)も奥さんが韓流グッズショップをやってたぐらい韓国寄りだし、俺としてはそういうのは許せない。合意を平気で破ったような連中に媚びを売ってる奴はボクシング界にいらない。報復として韓国人ボクサーの試合をできないようにするべきだ。それを提案しても協会に却下されるのは分かり切っている。だから狼煙を上げる」(同) あまりに極端な主張ではあるが先日、この会長は親しいジム会長と集まり、現在の協会内の資金の扱いなどについての不満を意見交換。19年の次期会長選挙に向けた派閥作りまでしていることを明かしている。 「これまで何度も協会の金をきちんとさせようとする話が出たけど、帝拳ジムとか大手が反発してみんな尻込みしてきた。もうそういうのは終わりにしないと」(同) 竹島ボクシングイベントが、日本のボクシング界の内紛につながらなければよいのだが……。 (文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)※イメージ画像 photo by Kristin Wall from flickr.
プロ野球より腐りきっている! ヤクザ汚染を断ち切れない日本プロボクシング界の闇
プロ野球・巨人の坂本勇人、長野久義、内海哲也など、プロ野球8球団28選手(OB含む)が、広域指定暴力団の元組長と交際があったことが「週刊文春」(文藝春秋)で伝えられた。6月下旬、日本野球機構は、各球団にこの元組長の顔写真を掲載して特定した注意文書を送付、接触しないよう求めたが、一部球団はこれを球場のロッカールームに貼り、注意を呼び掛けていた。 ある球団関係者によると「さらに選手や監督、コーチら関係者を集めて、この組長を含め暴力団関係者と関係があれば直ちに球団に報告するよう通達があった」という。 「こんなことは今までになかったことなので、あの野球賭博事件に関係しているんでしょう」(同関係者) プロ野球と暴力団関係者の接点は以前から密かに知られてきたことだが、事態が表沙汰になって緊急対応をしているように見える。 しかし、これよりもっとひどいのがプロボクシング界で、ヤクザ交友が見えても関係者一同、無視を決め込んでいるのだ。 「コミッションも協会も連絡ひとつありませんよ」 ジムの会長が暴力団幹部と一緒に逮捕されたのに、業界内で何の動きもないと証言したのが、問題のジム関係者だ。 7月7日、東京江戸川区の勝又ボクシングジムの勝又洋会長と事務員の猪瀬幸子容疑者が、滋賀県警と北海道警の合同捜査班に逮捕されたのだが、容疑は昨年7~8月、指定暴力団東組幹部・田村順一容疑者と神戸山口組傘下組員・真尾文良容疑者らヤクザが東京・赤坂のマンションを使う際、自分たちの事務所に使うとウソを言って賃貸借契約を結んだ詐欺の疑いだ。滋賀県警によると、真尾容疑者は容疑を認めたが、ほか3人は否認しているという。 これが有罪になるかどうかは捜査の行方を見ていかなければならないが、勝又会長らがこの暴力団幹部らと付き合いがあったことは警察に認定されており、暴力団との関わりを禁じるボクシング界としては早々に何らかの対応をするものと思われた。しかし、当の勝又ジムを訪れて話を聞いてみると、対応した関係者は日本ボクシングコミッションや日本ボクシング協会など、管轄する組織からは電話1本すらないままだというのだ。 ジムの入り口で応対した男性によると、ジムは通常通り営業中だが、「事件については何も聞いていないのでわかりません。いま選手は15人ぐらいいますが、彼らが試合できるのかどうか、ジムとしてどうすればいいのか、こっちもわからないのです……」と戸惑っていた。その横で会員と見られる2名の若者が汗を流していたが、事件に無関係なジム関係者には気の毒な話だ。 勝又容疑者は2010年、口論になった男性を路上で殴り負傷させたとして、警視庁荻窪署に傷害容疑で逮捕されたことがある。それだけでも問題人物のようにも思えるのだが、別のジム会長に話を聞いたところ、元東洋ジュニアライト級チャンピオンの父親・行雄氏の長男としてジムの経営者となったが、「亀田兄弟の熱心な支持者で、亀田兄弟と業界が揉めるたびにコミッションに出向いては大声出して職員に抗議したりしていた人。少し前に、とある事故死に関与している疑いでフィリピンでも逮捕され、かなり長い間、拘束され姿を消していた」という。 こんな人物でもジム会長のライセンスを持ち続けられたのが驚きだが、「揉めると厄介なので、若い関係者はみんな怖がって厳しく対応しない」と前出のジム会長。 「ヤクザとの関わりは前からささやかれていたけど、問題になってこなかったのは、この業界には同じような問題を抱える人だらけだからだよ。だから、いまビクビクしている関係者は多いはずだよ。今回の件で勝又が業界を追放されることになったら、彼の知る関係者とヤクザの相関図を洗いざらい表沙汰にされてしまうんじゃないかって」(同) ボクシング界と暴力団の関わりは約5年前、業界の重鎮といわれる新日本木村ジムの木村七郎会長が告白したことがある。亀田兄弟や辰吉丈一郎とも関わっていたとする暴力団幹部の実名を明かし、「ボクシング界は、あの人たちに何十年と世話になってきたんだ。チケットの販売なんかで。なのにいきなり暴力団と付き合うなでしょ。それはやっぱり申し訳ない」と関係を断つことを拒むような話までしていた。 「あのとき木村さんはオフレコでしゃべったことまで書かれたって怒っていたけど、彼が言わなくたって知っている人は大勢いる。勝又が今回、一緒に逮捕されたのは大阪のヤクザ。関東でジムをやっているのに関西ヤクザとつるんでいたのは、関西の元世界チャンピオンが接点なんだ。だから一歩間違えたら業界、ひっくり返るよ」と前出のジム会長。 関係者が戦々恐々とする勝又会長の逮捕。プロ野球では賭博事件での対応が後手後手だと業界ごと批判されているが、みんなで黙って嵐が過ぎるのを待っているボクシング界はその比ではないぐらいダークなようだ。 (文=小林俊之)イメージ画像 photo by Kojach from Flicker
亀田三兄弟の妹・姫月ボクシングデビューに民放各局が難色「亀田家案件には手を出しにくい……」
「テレビで『チャンピオンになりたい!』と公言した以上は、本格的に取り組むんでしょうが、乗り気なのは兄弟だけで、父親は表に出るつもりはまったくないようですよ」(スポーツ紙記者) ボクシングの亀田三兄弟の妹・姫月が、本格的にボクシングを始めたという。 「先日出演した番組で、はっきりと『世界チャンピオンになりたい』と。今は兄弟が付きっきりで基礎から教えているみたいですよ。もともとはモデルやアイドルを目指していましたが、本人が自らボクシングを選択したことを、兄弟はかなりうれしく思っているようです」(テレビ局関係者) 亀田三兄弟は父親の史郎氏と共に、いろいろな意味で日本ボクシング界やマスメディアを騒がせてきた。 「それだけに、どこのテレビ局が彼女に密着するかは、まだ決まっていないようです。テレビ朝日以外の主要キー局はすでに目玉選手を抱えていますので、問題の多い亀田家の案件に手を出しにくい状況です。ただ、すでに長男の興毅氏には接触している局もあるようですが、『まだそんな状況じゃない。トレーニング程度だ』と煙に巻かれてるようです。本人としても、自身の経験からメディアをどう使ったらいいかはわかってるでしょうからね。ただウワサでは、すでに来年にはデビューの予定のようです」(芸能事務所関係者) 再び、日本ボクシング界が亀田家に話題をさらわれる日が来るかもしれない。亀田姫月オフィシャルブログ「ひめの毎日」より
“引退騒動”で好感度急落のモデルボクサー高野人母美「立ち位置が中途半端で……」
茶番劇とまでいわれた引退騒動に批判が集まっていたが、メディアの注目度も急落しているようだ。ジムに無断で引退発表し、後に撤回した女子ボクサーでモデルの高野人母美(協栄)が6月12日、24日公開の米映画『ダーク・プレイス』の試写会にゲスト出演。現場のスポーツ紙記者からは「好感度が下がったのは否定できない」という厳しい声が上がっていた。 高野はセミヌード写真集も出すモデルボクサーとして知名度を上げたが、昨年11月、世界初挑戦の試合でアルゼンチンのチャンピオン相手にいいところなしの4回KO負けで惨敗。6月6日の再起戦が決まったが、これに向けた5月の記者会見で突然「ボクシングが好きじゃなくなった。誰かに指示されてやるのは嫌。今回の試合でボクシング界から去る」と笑顔で引退宣言。しかし、この発表はジムも芸能プロも把握してないもので、当日不在だった所属ジムの金平桂一郎会長は試合を中止する事態となった。 しかし、高野は27日になって、あっさり引退を撤回、興行当日はエキシビションマッチを行った。これには世間から「注目を集めるための炎上商法」との批判的な見方が噴出していた。 この日の試写会で高野は、映画の主人公を演じる人気女優シャーリーズ・セロンに扮した金髪のカツラをつけて登場した。本イベントは28年前に起こった一家殺人事件の真相を追う映画 『ダーク・プレイス』にかけて、高野にも“ダークな真相”を語ってもらうという内容のもの。引退騒動の真相に迫る質問も飛び交った。また、司会者に不倫をどう思うか聞かれ、「人のものを奪うのはダメだと親から教えられたので」と無難に答えるトークでは盛り上がりに欠けたまま、司会者にパンチを打ちこむ、いつものパフォーマンス。この日は高野の誕生日だったが、これに関しても「朝4時30分に起きて、高尾山に登ってきました。唐突に登りたくなって川でも泳いできました」という何をPRしたいのかわからない話が続いた。記者には「質問にNG事項なし」と無制限だったが、記者の方も今さら高野に何を聞いてよいかわからない空気があった。 そこで思いきって「対戦相手が負け越している選手ばかりではないか」という厳しい質問をしてみた。高野は8勝2敗の戦績で、勝利した相手が一様に「0勝2敗」など勝ち越している有力選手がひとりもいなかったからだ。これに高野は「どの選手が弱かったかわからないので、それより自分のモチべーションを上げるため、世界レベルのスパーリング相手を探して練習したりすることも考えていきたい」と答えた。 ただ、金平会長に「きちんと練習しなさい」と言われたことには「腰を痛めたので水泳をやっています」と、いまだボクシングの本格練習をしていないことを打ち明ける始末。モデルとの兼業をしているのに「恋愛をするとボクシングに身が入らない。2つのことをできるタイプじゃない」と矛盾した話もしており、スポーツ紙の記者は「立ち位置が中途半端。本来の映画の宣伝に一役買ったかどうかも怪しい」とバッサリ。 「たとえトークがつまらなくても、ボクサーとして頑張っていれば応援する人も増える。唯一の売りがあったのに、そのボクシングに対してのやる気のなさが透けてしまったのは致命的ですね」(同) 美人ボクサーとして売り出されたはいいが、余計な騒動で好感度が下がり、タレントとしてもボクサーとしても微妙なキャラになってしまった高野。一連の騒動が炎上商法だったのかどうかはわからないが、世界戦の敗北より大きなイメージダウンになったのは確かなようだ。これを挽回するには、試合で魅せるしかないと思えるのだが。 映画『ダーク・プレイス』は6月24日(金)より、TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)高野人母美
“急性アルコール中毒”で搬送の亀田興毅に酒を覚えさせたのは藤井フミヤ? 当人を直撃してみると……
「元プロボクサーの亀田興毅さん、急性アルコール中毒で救急搬送」というニュースが5月12日に報じられた。 この報道を耳にして、ふと頭をよぎった番組があった。それは、亀田興毅が出演していたNHK BS『チョイ住みin台湾』(4月30日放送)。 「その国にちょっとだけ住んでみる」をコンセプトに、初対面の2人が1週間共同生活をするというもので、第5弾として登場したのは、藤井フミヤと興毅という異色の組み合わせ。 その中で、特に強く印象に残った場面があった。フミヤに酒を勧められた際、興毅が「お酒をほとんど飲んだことがない」と語っていた場面だ。パワフルで強靭、いかつい雰囲気からは酒豪のイメージすらあるだけに、正直、意外だった。 「かわいらしいところがあるんだな」と思うとともに、「大丈夫か!?」とも思った。興毅は後日、自身のブログで「(台湾でのチョイ住みの期間は)毎日寝る前は一緒にワインを飲み、朝方まで色々な事を語り明かした」と書いていたけれど……。 もしかして、ほとんどお酒を飲んだことがなかっただけに、大学生が新歓コンパで初めて飲んで潰れるのと同様の状態だったのだろうか。騒動の引き金になったのは、お酒を覚えたきっかけ『チョイ住み~』だったりして? そこで、亀田プロモーションに問い合わせると、ご本人が文書で以下の回答をくれた(以下、原文ママ)。 「この度の私の『救急搬送のニュース』と先日、NHK・BSプレミアムで放送された『チョイ住み』との関係ですが、それまでは、ビールをほぼ飲んだことがなく、ビールを美味しいと感じたことも一度もありませんでした。『チョイ住み』でフミヤさんにビールの美味しさや“喉越し”というものを教えてもらったことは事実ですが、ただそれだけのことです」 お酒自体は、試合直後などのオフの時だけではあったものの、「今までも幾度となく飲んだことはあった」と言う。 「それなので今回の救急搬送の件とチョイ住みはまったく関係ありません。また急性アルコール中毒という報道がされておりますが、実際はアルコール中毒ということはありませんでした。自分は体質的に、一度寝てしまうと、いつも3時間から5時間は、ゆすられたり、何をされても起きないぐらい深い眠りに入ってしまいます。先日はお酒が入っていたこともあり、より深い眠りになってしまい、自分が全く起きる気配がないことをタクシー運転手の方が心配して下さり警察の方に連絡されたのだと思います。警察の方が病院に連れて行って頂いたようですが、病院到着の際に、やっと目が覚めて、ご迷惑をかけた方々にお詫びをして、早々に帰宅しました。 翌日は、起きると色々な人から連絡があり、テレビやネットを見てみると『亀田興毅・アルコール中毒で救急搬送』と大きなニュースになっていました。 正直ビックリしましたが、これもすべて自分の責任です。大失態を犯してしまいました。 自分は未熟者でまだまだヘタレです」 ちなみに、番組内で「お酒の飲み方を教えてくれた」フミヤからは、何か連絡があったのだろうか? 「フミヤさんからは気遣って頂き、『興毅君大丈夫?しばらく禁酒だね!奥さんにしっかり謝って、今後はしっかりしないとね、いい大人なんだから』と温かいアドバイスをいただきました。同じ過ちを繰り返すやつはアホです。以後、同じようなことが二度と起こらないように気を付けていきます。皆さん、お騒がせしまして大変申し訳ございませんでした」 実際には「お酒をほとんど飲んだことがない=オフのときのみの飲酒」であり、「急性アルコール中毒だったわけではない」ことがわかったわけだが、ともあれ、飲みすぎには十分ご注意を。
引退騒動は出来レース? RIZINの引き抜き工作? “モデルボクサー”高野人母美、うさんくささの正体
“モデルボクサー”高野人母美(28)の引退騒動に「出来レース説」が浮上している。 高野が6月6日に行われる試合の発表会見で突如、引退を宣言し、これに激怒した所属・協栄ジムの金平桂一郎会長が試合中止としたが、その後は両者が和解。5月27日の記者会見では高野のエキシビションマッチ出場が発表され、結局は一連の騒動がこの興行への注目を集めただけというものになった。 これにはファンから「炎上商法だ」「茶番すぎる」としてヤラセ疑惑が持ち上がっていて、あるボクシングライターも「かなりうさんくさい騒動」とバッサリ。 「亀田兄弟とのトラブルでもマスコミに出まくっていた通り、金平会長は出たがりなタイプ。それが、会長不在で記者発表していたこと自体が不自然だったんですよ」(同) その会見というのは18日、女子の世界タイトルマッチをメインイベントにした興行で、高野が6回戦で韓国選手と対戦する発表だった。会長は出張で不在という中、高野は「指図されるのが嫌で、ボクシングをやりたくなくなった。勝っても負けても今回の試合でラストにしたい。昨夜、会長がいないと聞いて、言おうと思った」と、ジムに無断で引退宣言。その場にはジムの指導スタッフや芸能活動の事務所関係者もいたが、彼らも一様に「寝耳に水」だとした。 これがスポーツ紙などで報じられた直後、金平会長はTwitterで「中止を決定しました」「ボクシングが嫌だという選手をリングに上げる訳には行きません」とつぶやいたが、前出ライターは「Twitterというのが、いかにもパフォーマンス。本来ならプレスリリースを出すべきもの」と演出疑惑を指摘。 「最初の会見で突然の引退宣言をしているのに、スタッフや事務所の人間たちがまったく緊張感のない様子だったんですよ。少なくとも私の目には『この人たちは事前に知っていたな』というふうに見えましたね」(同) 高野は8勝2敗の東洋太平洋のチャンピオンで、昨年11月の世界初挑戦では、まったくいいところなく4ラウンドKOで敗れ、今回は再起戦だった。だが、ライターに言わせると「その実力はもともとかなり“ヨイショ”されたもの」だという。 「8度の勝利すべて、対戦相手は0勝3敗とか黒星のほうが多い選手で、これは亀田兄弟を売り出したときとまったく同じ“かませ犬”相手のもの。東洋太平洋の王座だって、9勝12敗のひどい戦績の選手との決定戦で勝っただけで、チャンピオンから奪ったものですらないのです。要するに、モデル兼ボクサーという肩書で売っているタレントの売名でしかなく、ジムでの練習も驚くほど短時間。試合前なのにイベント出演ばかりやっていて、先日まで10月公開の映画の収録をしていたほど。ただ、この客寄せパンダはボクシングファンにはまったく人気がなく、思ったほど集客できていません。世界戦にあっさり負けて実力がないことも露呈してしまったので、今回のようなトラブルを売りにした話題作りをするしかなくなってます。狙い通り、当日は世界戦よりエキシビションマッチの方が注目されるでしょうね」(同) これがシナリオ通りの茶番だったかはわからない。逆に「ガチのトラブルだった」とするのが週刊実話(日本ジャーナル出版)の記者で、27日の記者会見では「他競技に出るというウワサがあるが?」と質問。金平会長は「聞いたことがない」とこれを一蹴したが、この記者によると「総合格闘技のRIZIN関係者が、高野の引き抜きを模索していた」というのだ。
「RIZINでは、総合格闘技に転向した同じウェイトのキックボクサー・RENAが売り出されていて、フジテレビ関係者のアイデアで高野との美女対決が企画されたんです。RIZINは昨年末、旧PRIDEを新装開店させた団体ですが、集客に苦しんで一部で報酬の未払いが発生したほど。プロデビューした元大相撲の把瑠都も第2戦の条件交渉が難航していて、話題性のあるマッチメイクに必死なんです。ただ、プロボクサーは規定で他競技に出られない上、協栄ジムはTBSと契約しているため、高野を起用するならボクシングを引退させるしかなかった。今回の騒動、ひょっとするとそうした話が背景にあった可能性があるんです」(同) 実際、RIZIN女子部門の立ち上げに力を注ぐ高田延彦統括本部長は「RENAに挑戦したい“ツヨカワ”系格闘家はわんさかといる」としており、モデルボクサーの高野はまさにうってつけではある。 「高野獲得に動いたのは、その高田さんがかわいがっている総合格闘技ジムの元選手と聞きました。ただ、ボクシングの世界で“お嬢様育ち”だった高野が、本格派のスター選手RENAにかなうわけがなく、出場しても恥をかくだけ。金平会長も、そこのあたり説得材料にしたのでは」(同) この件について、高野所属の芸能事務所に聞いたところ「格闘技については協栄ジムの専権事項ですから」とノーコメントだったが、いずれにせよ、この騒動のおかげで引退撤回の会見に集まった報道陣は、引退発表時をはるかに上回る40人以上。 その中身は、金平会長が高野に「ジムに顔を出し、普通のボクサーが普通にやっていることをやりなさい」と、まるでデビュー前の新人に言うような話をするお粗末なものだったが、おかげで高野の注目度が高まったのは確かだ。RIZIN出場の可能性は限りなくゼロに近くなったが、ジムも高野も内心「してやったり」なのではないか。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)








