「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム

erika_ss0006.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の6回目です! 今回は『アニマル横町』や『しゅごキャラパーティー!』でおなじみの江里夏さん! ──お久しぶりです! 以前、この連載のカメラマンである宍戸留美さんの妹オーディションに、"仕込み"でいらっしゃってましたよね。  仕込みじゃないです! 本気で受かりたくて気合入れて行ったのに! ──ほとんど素人さんの中、姿勢から発声から一人だけあからさまにプロが混じってるから、審査員全員が仕込みだと思って......そんな理由で落選だったんじゃないかと。  声を大にして言いたい。勘違いです! 普通にネットサーフィンをしていて、『宍戸留美妹オーディション』を見つけて、「これだ!」って迷いなく決めて。宍戸さんは本当にカッコいい! ああなりたい! ──あわわ、仕込みと思ってすみませんでした! 江里夏さんはデビューが2005年の『アニマル横町』の主役で、その当時まだ16歳ですよね。現役高校生じゃないですか!  はい、16歳でした。でも、10歳で決断して、小学生の頃から公開オーディションを受けたり、養成所に行ったりいろいろ動いていたので......。 erika_ss0005.jpg ──10歳で!? 志を持たれるのが早いですね~。何かきっかけがあったんですか?  きっかけは、第3次くらいの人生の落ち目に来て......グダグダ悩んでばかりいて......。 ──落ち目、超早いですね。ちなみに第1次や第2次のは? いじめとかでしょうか。  はっきりとした記憶はないんですけど、いじめというか、小学校低学年ぐらいの頃でずっと人間関係で悩んでいて、落ちたり上がったりを繰り返して。で、その時にアニメを見て元気をもらったので、それから毎日発声やったり、走りに行ったり、とにかく鍛えて(笑)。 ──小学生の人間関係は意外と複雑ですからね......。それより、鍛え方がスポ根マンガみたい! 夢見るだけじゃなく行動派なの、尊敬します! erika_ss0004.jpg erika_ss0003.jpg  やれるところはやっておこうと! 養成所も、その時は通信講座しか入れなかったので通信をしばらく続けて。中学生になってから養成所に入り、2年間通ってました。でも、「このままここにいたら売れないな」って思って、辞めたんですよ。 ──わっ、すごい切り替えの速さ!  で、いろんな事務所を受けていたりしたら、とある事務所でボイスサンプルを録ってもらえるって聞いて、とりあえず録ってもらって、それで営業に行こうと思って。 ──その段階でまだ中学~高校生ってことですよね、なんて行動力だ......。  そこで録ってもらいに行ったら、その日のうちに事務所の社長さんに、某声優雑誌の編集者のところに連れていかれて、「この子うちに入るから」って言われて、その1週間後くらいに「面白いオーディションがあるよ」って言われて連れてかれて受けたのが、デビュー作の『アニマル横町』だったんです。 ──小学校から準備運動しまくった成果が存分に発揮されましたね! さぞ、達成感でいっぱいだったことでしょう!  いやいや、「これからだー」って。 ──大人だなぁ。有頂天になったりしないんですか? 私なら即、天狗ですよ。   ある程度はしていたと思います。でも、いろんな人に鼻を折っていただいて(笑)。 ──あはは! デビューされてから、1年間フリーの時期があったじゃないですか? 経歴から見るとトントンとうまいこといっているように見えるんですけれど、やっぱり何かしら事情があったんでしょうか。  その時は......あまり言いたくないんですけど、ちょっと精神的にまいってしまって。思春期と重なってたり、子どもだった部分が多かったので、大人が受け流せることが流せないで溜めてしまって、そういう発散法を知らなくて......。 ──仕事だから大人として扱われるけど、ほんの16、7歳の子どもですもんね。どうしたって溜まりますよ。 1年フリーになってみて、どうでしたか?  その時に自分にとって何が大切か、必要かっていうのが少し分かってきました。 ──そういう時に応援してくれた人とか、関わってくれた人っていうのは大きいですよね~。  大きいです! お説教を頂いたりもしたので、ありがたいなぁって。 ──優しくしてくれる人といい人がイコールではないってのが分かりますよね。  分かりますね~(しみじみと)。 erika_ss0002.jpg ──でも、近年ではアニメやゲームだけじゃなくって、ディズニー映画の吹き替えまでやられて、すごいことですよ!  今後の更なる野望みたいなのはありますか?  今、迷っているのが2つあって......でも、それを絞れないと進めない時があるじゃないですか? 時々、声優以外の違う仕事を持つ人生もアリかなって。 ──えーっ!! 10歳から11年、人生の半分以上が声優業に携わっているわけじゃないですか! それを捨てた場合は、どういう道に?  そしたら、とにかくいろんな物にひとつずつ手を出していこうかな、と。そして自分にハマッたものを突き詰めるか......。26歳までは全力でいって、ダメだったらスローライフを味わおうかな(笑)。 ──私、あと数カ月でその年になりますけど、スローライフのスの字もないや。マズイな、もう少し生き急ごう。しかしながら、江里夏さんは人生のペースが早いですね。若干、生き急いでいませんか?  えへへ。よく言われるんですけど、多分、生き急いだ分、戻ってやり直しができると思うので、それはそれでいいのかなって。人と一緒じゃなくても、順番が逆になろうが、とにかく自分を持っていれば! ──21歳でよくそこまで自分を持てましたね! 私は自分が一番信用できないっす! なんだかお侍さんのようだ。  同じことをこないだ母親から言われました。「あんたは生きるか死ぬかしかないの?」 って(笑)。 ──娘が侍じゃ、母も心配でしょうに。  生きてはいきたいんですよね......。あ、でも、気を抜くときはドバーって抜いてますよ! 1日中寝てたり、ハイキングとか滝巡りをしたり、お友達とお酒飲んだり。 ──私生活はエンジョイされてて良かったです。やっぱり息抜きをちょいちょいしていかないと!  人生、遊んでないとダメなんだって。お手本がお兄ちゃんなんですよ。3歳上の兄がいて、遊ぶところをちゃんと押さえている生き方をしてて、人の使い方もうまいし、「こうやって楽しんで生きていければいいんだ!」って。 ──おお、この年で人の使い方まで......是非使ってください! 今日はありがとうございました! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) erika_ss0001.jpg ●えりか 神奈川県生まれ。ケンユウオフィス所属。2005年アニメ『アニマル横丁』主役:松崎亜美で声優デビュー。当時16歳。 主な出演作:『しゅごキャラ!どっきどき』(柊りっか役)、『ジュエルペットてぃんくる☆』(チターナ役)、『ぼくチロ!』(チヨ)など ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。今年デビュー20周年! 先日のドイツでのライブも大盛況でした!! ★映画「死刑台のエレベーター」 サントラがポニーキャニオンより発売中!! ★下北沢発インターネット音楽市場【Majix】の9月21日のサイト・オープンにあわせて 宍戸留美2010年の新曲が独占ダウンロード販売スタート。 待望のニュー・アルバムは12月12日午前0時より配信で発売予定。こちらも【Majix】完全独占、宍戸留美の新曲が買えるのはココだけです! http://www.majix.jp/ ★宍戸留美「宍戸留美コンサート2010」 2010年12月12日(日) 下北沢 GARDEN 開演 17:00 / 開場16:00 前売¥4,000 (1ドリンク代込・自由・整理番号付・税込) ■お問合せ 0570-00-3337 サンライズプロモーション東京 ■チケット発売日 9月26日(日)午前10 時発売開始 ■チケット発売所 ・チケットぴあ 0570-02-9999(音声対応/Pコード) http://t.pia.jp ・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード) 0570-000-777(音声対応) http://l-tike.com ・イープラス http://eplus.jp 詳細は公式HPまで http://rumi-shishido.com/ http://twitter.com/RumiShishido http://www.myspace.com/rumishishido ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
アイドル墜落日記 小明ちゃん、もうすぐ26歳です! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート