慈善事業なのに要風俗営業認可 セックスボランティアの厳しい現状

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「週刊ポスト」8月20・27日号 中吊り広告より
●第56回(8月3日~8月10日発売号より) 第1位 「衝撃の長編ルポ セックスボランティア」(「週刊ポスト」8月20・27日号) 第2位 「憂国対談 野中広務×立花隆『菅と小沢最終戦争を読む』」 (「週刊現代」21日・28日号) 第3位 「ワイド特集 私は見た!今だから語れる『時代の主役51人』」(「週刊文春」8月12日・19日号)  私事で恐縮だが、今週火曜日(8月10日)発売の「週刊アサヒ芸能」で、私の連載「セックス・スキャンダル~世間を驚愕させた女の今~」が始まる。  いつの時代も、セックス・スキャンダルは大きな話題を呼び、世の批判を浴びた権力者たちは、それを境に、権力の座から滑り落ちていった。  しかし、告白した女性たちのほうも傷つき、その後の人生は平坦ではなかった。まして、実名でテレビにまで出て、顔を覚えられた女性は、どこに身を隠しても、世間の目は追いかけてくる。  そうしたことが予想できたのになぜ、彼女たちは命がけで、自分の房事のことまで、メディアの前で話してしまったのか。  大騒ぎしたメディアから忘れられた彼女たちは、その後の人生をどのように生き、どんな思いで当時をふり返るのだろうか。併せて、メディアの責任ということも考えてみたいと、筆を執った。第1回は、1989年に、宇野宗佑総理(当時)を告発した「三本指の女」中西ミツ子氏。  さて、先週発売の「文春」、「新潮」から始まった合併号ウイーク。両誌は例年通りのワイド特集が売り物だが、「現代」と「ポスト」は、長目のルポや対談などで、じっくり読ませようという誌面作りだ。   まずワイド特集の優劣だが、新潮の「沢尻エリカ独占激白40分」が目立つが、内容は「まだ離婚できない」と愚痴っているだけで、1本1本見ていくと、文春に読み応えのあるものが多い。  まずは勝新太郎。がんが見つかってメディアが大騒ぎする中、勝が開いた記者会見で、医者に止められているはずのタバコをふかし、ビールをうまそうに飲み干して見せ、周囲を驚かせたが、これは勝が命を賭けた「大芝居」だった。旧知の芸能レポーターに勝が、「待ってました! 勝新」と掛け声をかけてくれと頼んでいたのだ。勝は最後まで、豪放磊落な勝新太郎を演じきって死にたかったのだという、希有な役者バカのちょっといい話。  昨年亡くなった女優の大原麗子。実弟によると、病気の悪化のために仕事を控えたため、高価な美術品もほとんど売り払われ、年金も繰り上げ受給していたほど困窮していたそうだ。それでも役者であることにこだわり続け、スタジオジブリから破格の条件で声優のオファーをもらったときも、「私は声優ではないから」と断った。  作家の藤沢周平は、大変な寂しがり屋で、妻が病気で入院中も、「必ず一日に4回は電話をくれ」と頼んでいたそうだ。手術後の痛みを我慢して電話をかけ続けた奥さんも、すごい!   第2位は、知の巨人と政界のご意見番の対談。鳩山由紀夫首相が辞めたのは、アメリカから要求されたからで、しかも、小沢一郎幹事長も道連れにしろとの野中氏が講演会で話しているが、その程度の根拠があるのかと立花氏が聞くと、野中氏は、 「その話しは、アメリカ側の意向を鳩山さんに伝えた外務省の元高官から、私が直接聞いた話しです。(中略)アメリカ側は、その外務省元高官に鳩山さんへのメッセージを託した。『これからの日米関係のために、日本の総理を辞めなさい。ついでに小沢を降ろしなさい。それから普天間問題では沖縄に行って仲井眞弘多知事に会い、辺野古案を受け入れる宣言をしなさい。それだけやって総理を辞めなさい』と」  これが事実だとしたら、日米関係を大きく揺るがす大問題である。しかし、アメリカ側のどういう立場の人間の発言なのかも明らかにせず、さも、私は大物だから何でも知っているのだといわんばかりの発言は、無責任ではないのか。  官房機密費発言のときも、「政治評論家などに渡した」といってから、口をつぐんでしまった。それだけではなく、テレビに出た野中氏は、「現職の記者には渡したことはありません」「官房長官と番記者との関係はきちんとしていたと思います」などと、記者たちを擁護する発言をしていたと、上杉隆氏が、今週のポストの「官房機密費マスコミ汚染問題」キャンペーンで書いている。   この御仁、ときどき思わせぶりな発言をして、メディアが騒ぐのを面白がっているだけでは、憂国の士の看板が泣こうというものだ。特に、今回の発言は、言いっぱなしではなく、確たる根拠を示さなくては、鳩山、小沢はもちろんのこと、国民が納得しない。不思議なのは、これほど重大な発言を、知の巨人・立花氏がまったく追及していないことだ。今どき、アメリカの意向で総理の首が飛ぶというのは、絵空事とは言わないが、説得力に欠けると思うのだが、そうしたことも含めて、読んでほしい対談である。  合併号に相応しい記事がポストにある。綾瀬はるかが優しく微笑む表紙だが、「セックスボランティア」は重いテーマである。  これを書いた河合香織氏が、ノンフィクションの佳作『セックスボランティア』(新潮社)を上梓したのは2004年だった。70歳近い男性の自慰介助する施設スタッフの男性や、知的障害者夫婦にセックスの仕方を教える大学の教員など、衝撃的な内容だった。  今回は、個人的な慈善事業として行われていた障害者の性的介助を、排泄や食事の介助 と同様にとらえ、組織的にサポートする2つの団体の活動をレポートしている。 「ホワイトハンズ」という団体は、新潟で08年に設立された。代表の坂爪真吾さんは、東京大学文学部卒の29歳。彼は、学生時代に、新潟古町の風俗嬢と知り合ったことをきっかけに、「性風俗を健全化したい」と思ったという。まずは、社会性のある事業を始めて認知されたいと、見過ごされてきた要介護者の性について興味を持ち、性の情報サイト「ピーチ・ケア」を立ち上げる。  試行錯誤しながら、「ホワイトハンズ」を立ち上げるが、NPO認定はされず、射精介助を行うと法律的に風俗営業の許可を取らざるを得ないために、「結局、風俗だろう」という批判も浴びた。現在スタッフの数は全国に20人だが、スタッフ希望の申し出は増えているという。  スタッフの一人、最年長の62歳の女性は、大学病院で看護師として働いてきたから、導尿や浣腸と同じ延長線上で、抵抗感はないと話す。夫も二人いる娘も、彼女の仕事を理解してくれているという。 「NPOノアール」の代表、熊篠慶彦さんは重度の脳性麻痺であるが、現在、性的介助士という資格試験を作成したり、性的環境支援コーディネーターという資格も考えている。 両氏とも、将来的には他の介助と同じように、1割負担にしたいという高い目標を掲げているのだ。   性に関する情報は週刊誌に溢れているが、だからといって、性についてオープンに話すことや、自分が抱えている性の悩みを他人に話すことは、そう簡単なことではない。 興味本位ではなく、障害者の性の問題に真っ向から取り組んだ、こうしたノンフィクションを読んで、性について考えてみようではないか。   (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
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ついに雑誌業界にも波及! 3Dで楽しむ小向美奈子のヌードグラビア もはやジャーナリズムではない!?  自浄能力が失われかけた大新聞の大罪 職場で好かれる上司は青森出身? データで分かるビジネスマンの県民性

「2日で30万部増刷!」宝島社の独走に大手三社も追随! 激化する雑誌"付録"戦争

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宝島社の公式サイト「宝島チャンネル」より
 7月3日に初版30万部を発売した顔用小型マッサージ器『スッキリ美顔ローラー』が好調な売れ行きを見せている宝島社。発売からわずか2日で30万部の重版も決まり、同社お得意のブランドムックの売り上げも絶好調だ。 「そのせいか、この夏のボーナスはひとりあたり数百万円だったそうです。出版社の中では、ボーナスが高いと言われる講談社よりも断然上だったそうです」(ファッション誌ライター)  まさに、宝島社の"ひとり勝ち"状態の出版業界。そんな中、大手三社(集英社、小学館、講談社)も指をくわえて見ていたわけではなかった。 「特に集英社は、ファッション誌の付録を何とか宝島社レベルまで引き上げたいというのが会社命題のようで、すでに宝島社で決まっていたブランドを、横取りしたなんてウワサも聞いたことがあります」(前同)  不穏な動きはそれだけではないそうで、 「実は、付録のサイズは決まっているんです。厚さが3センチ以上だとダメだとか、雑誌よりはみ出てはダメだとか、かなり細かいんです。それを判断する第三者機関のようなものがあって、宝島社はそれに従っていたのですが、集英社はことごとく無視していたようです。それで、宝島社からもクレームが入って、最近は修正しているみたいですけどね」(大手出版関係者)  まさになりふり構わない状態の大手出版社。 「また、宝島社には創刊間もない女性誌があるのですが、すでに集英社と講談社のライバル誌の部数を抜いたそうなんです。それで、集英社と講談社は代理店に『クライアントに広告を入れないようにしてくれ』って頼んでるって話も聞きました」(前同)  大手の牙城を崩しにかかった宝島社。どう対抗するのか見ものである。
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【関連記事】 リストラ暴露ブログ「リストラなう」がコメントの著作権をめぐって大混乱 ファッション&ゴシップ誌「エッジ・スタイル」亀田妹&筆談ホステスがモデルデビュー バター犬がアソコをレロレロ 「Men's egg」おバカ過ぎる記事掲載で編集長が謝罪

ついに雑誌業界にも波及! 3Dで楽しむ小向美奈子のヌードグラビア

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「週刊現代」8月14日号 中吊り広告より
●第55回(7月27日~8月2日発売号より) 第1位 「完全保存版 発表!名医が選んだ『50人の名医』」(「週刊現代」8月14日号) 第2位 「親が入れたい企業25社」(「AERA」8月9日号) 第3位 「週刊誌初 これが話題の3Dグラビアだ」(「週刊現代」8月14日号)  このところ、木曜日発売の週刊誌より月曜日発売のほうが勢いがあるようだ。木曜日の「文春」や「新潮」のように派手なスクープはないが、大型企画ものや「ポスト」の官房機密費連続追及のように、地道な取材で大新聞の恥部を抉る、本来の週刊誌がやるべき原点を押さえた企画が光る。  ところで、朝日の山口一臣編集長が「編集後記」に、電車の中吊り広告で、今週号の記事「女医が教える『本当にいいSEX』」のタイトルがJRの広告審査に引っかかったと書いている。 「いいSEX」という言葉が卑猥だというのだ。SEXがダメならセックスではどうかと聞いても、やはりダメだという。結局、交渉の末、「S●X」となった。「伏せ字ならOKという感覚はどうも理解できません」と書いている。私が「現代」の編集長時代、新聞広告のタイトルに「セックス」と入れるとダメで、「SEX」ならいいと言ってきたのは朝日新聞だった。理由は、「セックス」は子どもが読めるからダメで、「SEX」なら子どもが読めないからOKだというのだ。おかしな理屈だと、何度も抗議したが、頑としてはね除けられた。私も「S●X」のほうが、よほど卑猥だと思うね。  さて、週刊誌は面白くなくてはいけないのはいうまでもないが、何が面白いのかを、最近の週刊誌は忘れているのではないかと思っていたら、現代がやってくれました。  映画にテレビに「3D」ブームが起きているが、これを、週刊誌のグラビアでやって見せたのだ。「3D」は、昔は「立体写真」といって、一時雑誌でもブームになったことがある。その焼き直しではあるが、「3D」と言われると、何か新しいもののような気がして、ちょっぴり遊び心をくすぐってくれる。  綴じ込んである赤と青のメガネをつけると、石川遼のアイアンショット、ビーチバレー浅尾美和のレシーブの瞬間、東京スカイツリー、小向美奈子のヌードまで、たしかに立体的に見える。  印刷技術が進歩したため、なかなかよくできた楽しめるグラビアだ。だが、映画『アバター』もそうだったが、一度観れば、二度三度観ようとは思わないのではないか。ともあれ、こうした遊びも週刊誌の大事な要素である。まずはご覧あれ。  第2位は、雑誌の定番企画だが、そのときそのときの企業の評価のされ方が、時代を反映していて興味深い。  この調査は、「年収1千万円以上のビジネスパーソン」が登録しているという転職支援会社が、今年6月に行った会員向けのアンケートによる。  親が、息子を入れたい会社は、1位から、三菱商事、グーグル、ソニー、アップル、本田技研工業、公務員、三井物産。  娘を入れたい会社では、1位から、資生堂、P&G、三菱東京UFJ銀行、ベネッセコーポレーション、全日空空輸、三菱商事、公務員となっている。  ちなみにトヨタ自動車は、息子の中で第10位、娘の中には入っていない。マスコミでは、フジテレビジョンが、娘の中で16位に入っているだけで、朝日新聞はもちろんのこと、出版社などどこを探してもない(ベネッセは現在、教育、語学、介護事業が中心の企業)。  不況になると公務員志望が多くなるというが、親は、いくら批判されていても、公務員にでもなれば一生食いっぱぐれがないと思っているようだ。日本人の親方日の丸思考は、永遠に不滅なのだろうか。  今週の第1位は、企画力を買って、「現代」の記事を推す。「朝日」なども名医シリーズを何度もやっているが、これは少しひねってあることと、サザンオールスターズ桑田佳祐が食道がんに罹っていることが騒がれているタイミングの良さもある。  私にも、何人か医者の友人がいるが、時に彼らが、自分ががんになったら、絶対あいつに診てもらうと話すことがある。医者が信頼する医者とは、医者としての技術だけではなく、人間として信頼できるかどうかが大きい要素だと、彼らから聞いた。  ここでは、三笠宮寛仁親王殿下の主治医として有名な頭頸部がんの手術の名手、杏雲堂病院の海老原敏院長や、がん・感染症センター都立駒込病院の佐々木常雄院長など多くの医師が、名医の条件について話している。  いい医者の条件を、「患者さんと向き合うことが好きなこと」「患者としての痛みを知っているかどうか」「症例数で医者の優劣を判断しない」などを挙げ、最終ページに、胃がん、脳血管障害、糖尿病、高脂血症など50人の「名医」リストを付けている。  私事で恐縮だが、私の親友が、3週間前にくも膜下出血で倒れ、今は、病院のベッドで、死を待つばかりになってしまっている。もっと早く、専門医にかかっていればと悔やんでも詮無いが、がんも含めて、早期発見が一番である。いい医者と出会えるかどうかは、運不運があるが、この記事も参考にしてみてはいかがだろうか。    (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
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もはやジャーナリズムではない!?  自浄能力が失われかけた大新聞の大罪 職場で好かれる上司は青森出身? データで分かるビジネスマンの県民性 「路上チュー」中井洽国家公安委員長がまたヤラカシた? 武蔵川理事長との密会の真相

もはやジャーナリズムではない!?  自浄能力が失われかけた大新聞の大罪

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「週刊ポスト」8月6日号 中吊り広告より
●第54回(7月21日~7月26日発売号より) 第1位 「徹底検証 大新聞は国民の敵だ」(「週刊ポスト」8月6日号) 第2位 「大論争 社内公用語が英語って、何か違うんじゃない?」(「週刊現代」8月7日号) 第3位 「茨城空港・上海往復4000円ポッキリ 初登場!中国『スーパー激安航空』に乗ってみた」(「週刊文春」7月29日号)  「フライデー」がこのところ立て続けに張り込みスクープを放っている。女優で歌手の北乃きい(19)と、俳優・佐野和真(21)との「路チューとお泊まりデート」、氷川きよしと年上の俳優・松村雄基との「熱い夜」、そして今週は、女優の石原さとみが7歳年上のカメラマンとの「忍ぶ恋」。  だが、他のスクープに比べて石原の話題は、ネット上では盛り上がっていないようだ。その理由が、彼女が某巨大宗教団体の熱心な信者だからだというのだが、真偽のほどは分からない。  さて、今週一番笑わせてくれたのは、「文春」の「中国の激安航空」に乗ってみたという記事だ。7月28日から、週3便、上海~茨城を運行することになった「春秋航空」は、最安チケットが何と往復4,000円程度だというのだが、中国国内でも曰く付きの航空会社のようだ。  チケットがスーパーのレシートのようでも、出発ロビーが「旧ターミナル」でも、これだけ安いのだから仕方ないが、この春秋航空の場合、飛び立つまで気が抜けないのだ。何しろ、過去には、夜9時台の便が7時間も遅れたことがあり、1~2時間遅れはザラのようだ。  さらにこの会社、運行スケジュールに対して充分な機体数がないために、少ない機体をフルに使い回すから、着陸後1時間以内に再離陸という、タッチ・アンド・ゴーのような強行スケジュールは当たり前。  座席ポケットは破れ、テレビは消えたまま、トイレの便座は塗装が剥がれかかっている。仰天するのは、昨年6月、低価格及び乗客数増を図るために、「立ち乗り便」をぶちあげたそうだ。さすがに、中国当局や航空機メーカーの反対に遭い、計画は頓挫したというが、こんな航空機にでも乗って日本に来たい「命がけ」の中国人団体観光客が増えることは間違いなさそうだ。真夏の度胸試しと、一度乗ってみようという日本人はどれだけいるだろうか。  第2位は、最近、楽天、ユニクロなどが、社内公用語を英語にすると発表したことに、「何か違うんじゃない?」と疑問を呈した「現代」の記事。  三木谷楽天社長は「(英語の公用語化は)日本企業であることをやめて、世界企業になるための第1歩」と発表し、楽天社内では、取締役会だけではなく、幹部会なども、すべて英語で行われているという。  それに対して、能力はありながら、英語が不得意だということで、実力より低い評価を受ける社員が出てくれば、社員のモチベーションが下がり、経営に悪影響を及ぼす可能性があるのではないかと、経済ジャーナリストの松崎隆司氏などが疑問を呈している。  本田技研の伊東孝紳社長は、「日本国内で英語を使おうなんて、バカな話だ」と一刀両断。お茶の水女子大学名誉教授の藤原正彦氏は、英語をマスターすることは大変なことだし、そのために、読書や思索を犠牲にして勉強しなければ英語は上達しない。その結果、仮に社員の英語力がアップしても、他の重要な能力は身につかず、会社全体の活力も失われてしまうと警告する。  アシスト社のビル・トッテン氏は、楽天やユニクロが目指す国際化志向そのものがおかしいと、こう言う。 「(中略)ビジネスがグローバル化する時代は終わりつつあると思います。(中略)これからの世界のビジネスは、グローバルではなく、ローカルに向かっていく。だから日本人も、英語より日本語を磨いた方がいい。そもそも今の日本人は、日本語が弱すぎます」  私も、日本の文化や伝統、歴史を学ばないで英語だけがうまくなってどうするのかと考える。日常会話程度はしゃべれたほうがいいとは思うが、大事なビジネスは、通訳を付ければいい。そうしてこれまでも日本人はビジネスをやってきたではないか。  私が、楽天、ユニクロのトップ二人の発言から連想したのは、いよいよ、日本語を滅ぼし、日本名を強制的に英語名に変えさせ、アメリカがすすめてきた日本属国化の最終段階に入ったのではないかというものだ。取り越し苦労であればいいのだが、今、日本人が見直さなくてはいけないのは、日本語であり、日本文化であり、日本の企業に、かつてはあった労使の一体感であるはずだ。  「ポスト」の「総力特集 大新聞は国民の敵だ!」は、ボリュームもあり、さまざまな角度から大新聞やテレビの有り様を批判している、読み応えのある特集である。  上杉隆氏が連続追及している、官房機密費マスコミ汚染と併せて読むと、大新聞の自浄能力が失われてきていることがよく分かる。  まずは、各紙が社説で主張している「消費税増税キャンペーン」が、財務省の振り付けに踊らされていると斬り込む。「5大紙はじめメディアの経営トップとは事務次官や主計局長が会合をもって、必要性を説いてきた」(財務省主計局官僚)。その甲斐あって、読売新聞が今年5月に「消費税10%」の緊急提言を打ち出すと、自民党が続き、菅直人総理も公約に掲げた。参院選で民主党が惨敗したにもかかわらず、大新聞は、消費税増税は国民の大半は納得していると言い続けているが、これは、社内にある反対意見が紙面に載らないからなのだ。 「増税に慎重な学者を登場させようとしても、社の上層部の判断で、財務省に近い学者の評論を載せるように指示が出る」(大手経済部の幹部)  また、先頃、IMF(国際通貨基金)が出した「日本は消費税15%引き上げろ」という提言も、財務省のヤラセ疑惑があるというのだ。IMFへの出資比率では米国に次いで2番目のスポンサーである日本は、49人の日本人職員を出しているが、そのうちの10数名が財務省からの出向。何のことはない「消費税15%」提言には、「財務省の別働隊」が関与していたようなのだ。  20年前に日米構造協議に関わったことがあるコロンビア大学経済学部のディビッド・ウェインスタイン教授は、こういう。 「(中略)日本の政府当局者が自分たちの望むような改革をするためにアメリカの"外圧"を使おうとして、アメリカ側に内部情報をリークすることはしばしばありました。アメリカが提示する要求の多くは"メード・イン・カスミガセキ"だった。今回も財務省がIMFに対して同様のことをしていても、驚くべきことではない」  他にも、2兆4,000億円の電波帯を「不当占拠」する新聞・テレビの「メディア財閥」批判。新聞ことばが日本語を破壊しているという呉智英氏。元共同通信記者・青木理氏の体験的新聞記者批判など、新聞がジャーナリズムとは遠い存在になってきていることが分かり書かれている。ポストは、出版社系週刊誌の重要な役割である「大新聞批判」を中心据えて、部数回復を狙う戦略に出てきたようだ。期待したい。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
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「週刊ポスト」7月30日号
●第53回(7月15日~7月20日発売号より) 第1位 「ビジネスマンの県民性47都道府県衝撃データ」(「週刊ポスト」7月30日号) 第2位 「氷川きよし『松村雄基と過ごす熱い夜』」(「フライデー」7月30日号) 第3位 「男と女『遺言』で何を語るか!」(「週刊アサヒ芸能」7月29日号)   今週も、政治記事には見るべきものがない。菅直人総理を、いくらバカだ空き缶だと口汚くこき下ろしても、国民の多くは国のトップを軽々と取り替えるものではないと考えているようだ。選挙後に行われた世論調査の数字がそれを示している。ただし、内閣支持率は下落傾向が止まらない。ということは、菅総理を今すぐに替えてみても、次に期待できる政治家はいないということである。  一部に小沢一郎待望論があるようだが、これも彼一流の政治駆け引きだろう。一国の総理ともなれば、1円のカネはもちろんのこと、妻の資産まで明らかにしなければならなくなる。自分の政治資金団体を通じて行った、不自然な不動産購入のための資金の出と入りが明らかになる危険がある。そんなことを彼がするはずはないと思うからだ。  ところで、7月10日に亡くなった劇作家のつかこうへい氏(享年62歳)の「遺言」には、胸を突かれた。 「友人、知人の皆様、つかこうへいでございます。思えば恥の多い人生でございました。先に逝くものは、後に残る人を煩(わずら)わせてはならないと思っています。私には信仰する宗教もありませんし、戒名も墓も作ろうとは思っておりません。通夜、葬儀、お別れの会等も一切遠慮させて頂きます。しばらくしたら、娘に日本と韓国の間、対馬海峡あたりで散骨してもらおうと思っています。今までの過分なる御厚意、本当にありがとうございます」  お前さんが恥多い人生だったら、オレはどうすりゃいいんだ。雑誌屋稼業を30年以上続け、人の粗探しばかりやってきた人間は、最後に、何と書いたらいいのだろう。  「アサヒ芸能」がタイムリーな特集を組んでいる。粛然たる死を前にしたとき、人間は何を語るのだろうか。  格好いい言葉を残した男たち。 「一、葬式無用 一、戒名不要」(白洲次郎)「孤独と苦悩に耐え得る者、それを男と称します」(鶴田浩二)「自分は努力だけはしてきた。それは努力が好きだったからだ。思うように成果はなかったけれども、八十歳になってもなお働くことができたのは有難い」(松本清張)  悲痛な叫びを残した女たち。 「私、私、社長‥‥、私‥‥仕事、したい‥‥」(胃ガンに冒され23歳で死んだグラビアアイドル堀江しのぶ)「あこがれていたのに、最近冷たくされて悲しい。勝手なことをしてすみません」(飛び降り自殺したアイドル歌手・岡田有希子・18歳=俳優の峰岸徹ことが好きだったと言われている)  私がこの記事にひかれたのは、私の数少ない友人の一人が脳出血のため、脳死状態で病院のベッドに横たわっていることと深く関わっている。いつかは必ず来ることだが、何十年も同じ道を歩んできた友の死に臨んで、やはり納得できないやりきれなさでいっぱいである。  この特集は、遺言は妻と愛人両方に書くことなどの「作法」にも触れている。必読とは言わないが、死はまだまだ遠いものだと考えている若い人に読んでもらいたい特集である。  2位は、私が知る限り、テレビはもちろんのこと、他のメディアが扱わない、演歌界の王子様・氷川きよし(32)の初スキャンダル。それも相手は、84年にラグビー・ドラマ『スクール☆ウォーズ』で札付きの不良生徒を演じた男前の俳優・松村雄基(46)だというのだ。  男対男。しかも年の差、実に14歳。松村が夜、愛車を駆って氷川の家に来て、二人で朝まで過ごすことが多くあるという。今年の4月、フライデーはこんな「友愛場面」に遭遇した。氷川が、松村のジーンズの尻ポケットに手を突っ込んで歩いてくる。氷川の部屋に入った二人。部屋に明かりが灯ると、笑顔の松村が窓際に立つ。と、次の瞬間、上着とシャツを脱ぎ、上半身裸になった。  これをどう読むかは、読み手側の想像力が試される。芸能界にはありふれた、男と男の恋物語と読むか、氷川の事務所がコメントしているように、よき先輩後輩としての男同士の友情物語なのか。  演歌界最大のスターに降って沸いたスキャンダルの続報が待たれる。  世の中が表面上だけだが平穏無事に見えるとき、どういう企画もので凌ぐかが、週刊誌編集長の腕の見せ所である。  「現代」はセックス、長寿などの企画ものの大特集が功を奏し、このところ部数を伸ばしてきているが、今週はポストが企画の冴えを見せた。  だいぶ前になるが、殿山泰司という怪優が『日本女地図―自然は、肉体にどんな影響を与えるのか』(角川文庫)という本を書いて評判になった。殿山自身が、撮影のために全国各地で出会った女たちの「味」の違いを、軽妙なタッチで描いたものだが、「ポスト」は、県によって好かれる上司のタイプや、嫌われる上司、仕事の相性が分かるというのだ。  これを解説するのは、『ビジネスの9割は「県民性」でうまくいく』(学研新書)を書いた「ナンバーワン戦略研究所」の矢野新一所長だ。  その結果、職場で好かれる上司は1.青森 2.愛媛 3.富山 4.兵庫 5.福岡で、その反対に、嫌われる上司は1.鳥取 2.京都 3.和歌山 4.山梨 5.佐賀となっている。  仕事の相性ベストは、1.神奈川×兵庫 2.大阪×岡山 3.北海道×沖縄。反対にワーストは、1.岩手×大阪 2.北海道×岐阜 3.宮城×長野だそうだ。  データから分かる「自己破産が多い県」は当然ながら東京、2位が高知、3位が北海道。「ギャンブル好きな県」は、人口あたりパチンコの台数が一番多いのが宮崎で、鹿児島、大分と続く。異性との攻略法も出身県を見れば分かるそうだ。「アプローチが成功する県」は、愛知、静岡、沖縄。「セックスに積極的な県」は、北海道、兵庫、神奈川。「浮気に寛容な県」は、出稼ぎ文化の発達している青森だそうで、同県は、バイタリティ溢れる女性が多いので、女性社長輩出率でも全国1位なのだそうだ。  その他にも、「巨乳日本一は岩手女」「トイレが清潔な大阪人」「ペット好きな愛知人」など、酒を呑んだときのつまみに、好感を持っている女性とのきっかけ作りに、使えるネタが満載である。ただし、群馬県出身者に「君の県は、稼いだお金をバクチと車に注ぎ込むそうだね」(自動車保有率は全国1位)とか、香川県出身者に「君の県は、人の足を引っ張ってでも出世したい県民性だ」(主要省庁幹部職員の人口比率が第1位)などと言わぬよう、くれぐれもご用心を。   (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
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「路上チュー」中井洽国家公安委員長がまたヤラカシた? 武蔵川理事長との密会の真相 消費税率引き上げは2012年秋!? 菅総理の既定路線に待った! "毒まんじゅう"に蝕まれた相撲界と政界 常套手段に騙されるな!

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「週刊文春」7月22日号 中吊りより
●第52回(7月6日~7月14日発売号より) 第1位 「武蔵川理事長と中井洽国家公安委員長 参院選の陰で疑惑の『料亭密会』」(「週刊文春」7月22日号) 第2位 「日本のサラリーマンの『小遣い』は世界最低になった」(「週刊ポスト」7月23日号) 第3位 「谷亮子 スキンヘッドの父が小誌記者に『文春はタタキ殺す』」(「週刊文春」7月22日号)  参議院選挙が予想以上の民主党惨敗で終わり、どの週刊誌も菅直人総理大臣バッシング記事がトップを飾っている。  代表が替わっただけなのに、自分への国民の期待の高さだと錯覚して、もともとありもしないリーダーシップを発揮しようと焦り、党内合意もないまま消費税をぶち上げた。挙げ句に、言動がコロコロ変わっての自滅である。しょせん、総理の器ではないのだろう。  これで消費税論議は凍結かと思っていたら、そうではないと、14日付の朝日新聞が一面でこう書いている。朝日が12、13日に実施した全国調査によると、「消費税の議論を『すすめた方がよい』とする人は63%と『すすめない方がよい』29%を大きく上回り、大勢は議論の必要性を認めていることがわかった」そうだ。大新聞はあくまでも、消費税を上げる方向へ世論を誘導したいようだが、今回の参院選で、国民は「消費税10%ノー」とレッドカードを出したではないか。やるべきは、無駄な官僚や政治家の削減である。  菅総理と並んで、総攻撃を受けているのが、柔ちゃんこと谷亮子。投票日前日、富士登山を敢行した彼女の写真を撮り、「政治家を目指すよりヒマラヤを目指せ」と書いた「新潮」もいいが、「文春」の嫌みたっぷりの書き方を上と見る。  谷の父親・勝美氏に、「保険金詐欺で逮捕、保釈中に暴力団賭博に関わり再逮捕、保険金詐欺で実刑を受けた」過去があると書いた「文春」が、当選後に当人を直撃すると、勝美氏が、「『週刊文春』? タタキ殺すよ。コメントすることない! 週刊誌ごときに話すことはない!」と怒鳴り上げる。しかし「文春」は、「娘の公人としての門出の日に、まことに、"紳士的な"対応の勝美氏であった」と書く。「文春」に座布団一枚!  「ポスト」は、男性の消費が増えないのは「お小遣い制」のためだと喝破し、日本は世界一お父さんが恵まれない国だとする。世のお父さんたちが涙なくしては読めない「珠玉の記事」である。  社会学者の山田昌弘氏が、日本、アメリカ、イギリス、イタリア、中国で「男性の消費に関する調査」を実施したところ、「日本男性はアメリカ男性に次いで稼ぎが多いが、自由に使える額はアメリカ男性が約8万円なのに対し、日本は半分の4万円。物価水準を考えれば、都市部に住んでいる中国男性よりも使いでがありません」  日本男性のお小遣いのピークは、1990年の7万6,000円で、それから20年間で、3万5,000円以上下がっているのだ。何たることか!  しかも「お小遣い制」があるのは日本だけで、その起源は江戸時代に遡る。その上、損保ジャパンDIY生命の調査によると、今年、昨年夏よりもボーナスが増えた家庭が20.2ポイント増加しているのに、増えてもお小遣い増額はなしと答えた主婦は、調査開始以来最高の48.6%に達した。これを鬼妻と言わずして何とする。これで消費税が上がったら、小遣い破産で自殺するお父さんが続々出てくるぞ!  「朝日」では、北尾トロ氏が、1カ月4万5,000円で乗り切れるかという、体験ルポを載せている。タバコ代が削れないために、コーヒーは仕事場で作り、ランチ代を削り、コンビニには寄らず、用がなければまっすぐ帰宅の日々でも、「4万5,000円の壁を痛感した」という。  日本の景気は、お父さんの小遣いを、月に1万、いや、2万円上げただけでV字回復するに違いない。無理だろうけどね。  大相撲名古屋場所が開催中だが、その間にも続々と新たな不祥事が明らかになってくる。「新潮」で、元大関・千代大海、現佐ノ山親方(34=本名・須藤龍二)が野球賭博と裏カジノの常連だったと書いているが、その号が発売される前から、相撲協会の特別調査委員会が調査を開始し、佐ノ山親方から事情を聞いている。  佐ノ山親方は否定しているが、もし野球賭博に関与していたとなれば虚偽の報告をしたことになり、解雇を含めた厳罰は免れない。  「新潮」の記事を読むと、暴力団と相撲界をつなぐ野球賭博の仲介者が、メモを手に詳細に語っている。"親方危うし"である。  この相撲界の大不祥事を捜査しているのは、警視庁組織犯罪対策3課だが、13日の閣議後の記者会見で、中井洽国家公安委員長が、「警視庁が捜査している大相撲の野球賭博事件に関して『押収した携帯電話やメールの解析を急いでいるということ。押収した中には暴力団関係者と思われる名前が何件か出てきたものがあった、ということは聞いています』と述べた。さらに『携帯を替えたり、古い携帯を売り飛ばしたりしている人もいる』とも発言した」(asahi.comより)というのだ。  国家公安委員会は警察行政全般を監督するだけで、具体的な事件の指示や命令をする組織ではないはずだ。なのに、なぜこのような不用意な発言をしたのか。  首を傾げたくなるが、もっと驚くことが、「文春」には書いてある。  力士たちの野球賭博への関与があったのかどうか一斉調査をし、特別調査委員会設置が決まった6月21日に、神楽坂の料亭で、武蔵川日本相撲協会理事長と中井洽国家公安委員長が、アマスポーツ界のドンといわれる田中英壽日本大学理事長の仲介で、密かに会っていたというのだ。  しかも、中井氏はその日、防災担当相として宮崎入りし、口蹄疫対策で奔走する農家を視察し、その足で東京へトンボ返りしているのだ。捜査される側とする側が仲良く酒を酌み交わす。現場の捜査員が見たら、激怒することは間違いない。  中井氏は少し前「新潮」に、娘ほども年の離れた銀座ホステスと「路上チュー」を撮られ、しかも、その女性に議員宿舎のカギまで渡していたことが明らかになった御仁である。  そのときにも書いたが、このように自分の置かれている立場を考えず、捜査担当者たちの苦労も考えない人間に、これ以上いまの地位に留まってほしくないと思うのは当然だろう。  中井氏は否定しているようだが、事実無根なら文春を訴えて然るべきだ。それができないなら、さっさと職を辞したほうがいい。今週の第1位は、これで決まり! (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
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消費税率引き上げは2012年秋!? 菅総理の既定路線に待った!

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「週刊ポスト」7月16日号
●第51回(6月30日~7月5日発売号より) 第1位 「騙されるな!菅首相は間違いなく2年後『消費税10%』を強行するつもりだぞ」(「週刊ポスト」7月16日号) 第2位 「新たな政変はあるのか―渡辺恒雄激白100分」(「AERA」7月12日号) 第3位 「参議院選全選挙区当落予想 本誌のファイナルアンサー!」(「週刊朝日」7月16日号) 次点 「元『AKB48』初期メンバー もっとも美しいヘアヌード!!」(「フライデー」7月16日号)  サッカーWCは、日本の敗戦で熱気は冷めたが、参議院選と大相撲・野球賭博問題一色の感のある昨今、一息つかせてくれるのは、やっぱり「フライデー」。先週号で反響が大きかったのだろう、いまや国民的アイドルにまで上り詰めた「AKB48」の初期メンバー、やまぐち・りこちゃん、19歳の第2弾。  愛くるしい顔に似合わず、胸の大きさと、堂々と見せるヘアのご立派さに、目が釘付けになる。ヌードル界の大型新人というキャッチフレーズに偽りはない。一見の価値あり。  さて、菅直人総理大臣の迷走が止まらない。7月5日付の朝日新聞によれば、菅内閣の支持率は39%に大きく下落し、不支持率は40%(前回29%)にまで急上昇した。  同日の読売は、菅内閣の支持率は45%、不支持率は39%(前回37%)と、朝日ほどではないが、落ち込んでいることは間違いない。  今週も、多くの週刊誌が選挙予測をしている。「民主52議席『過半数割れ』決定的」(文春)「民主53,自9,み10」(AERA)と、大方は民主党が過半数に届かないとしている。  朝日は、「民主55vs.自民42」と予測しているが、これは、政治ジャーナリスト野上忠興氏のもので、もう一人の政治評論家森田実氏は、「民主49、自民党49」と、いちばん厳しい見方をしている。選挙終盤で、菅民主党の支持率がここまで落ち込んでいることを考えると、この数字が「実態」に一番近いのではないだろうかと考え、これを第3位にした。  AERAは、そういえばこの御仁がいたと、気づかせてくれる特集。ナベツネこと渡辺恒雄読売新聞主筆に100分インタビューしたそうだが、それにしては2ページと少ないが、随所に注目すべき発言がある。 「実は総理になる前に、菅さんの話を聞いたら、『消費税引き上げは急いでやらなきゃいかん、しかもじわじわ上げるのはダメだ』と言っていた。10%よりももっと大きな数字が念頭にあったような気がしたね」  次の総選挙前に政界再編が起きるのは必至だとのお告げ。小沢一郎氏はどう動くのかとの質問に対しては、 「菅さんが絶対安泰と言えるのか。参議院選で限りなく50議席に近づく。すると、代表選で小沢さんは自ら立候補するよ。68歳の彼にとって最後の勝負だ。ただし、検審で強制起訴にならないという前提でのことだけどね」  参議院選挙後に、小沢対反小沢派の最後の勝負が始まると読んでいる。  経済政策に強くない菅総理が、財務省の官僚たちに丸め込まれて、消費税アップ論者になったことは、周知の事実になっているが、このところ、その言質がコロコロ変わることで、国民の不信感を増大させている。  では、本当に、解散・総選挙で、国民の信を問わずに、菅総理は消費税値上げをやるのだろうか。「ポスト」は、やる、やる、絶対やる! と断言する。  菅総理と財務省との間では、「最速の場合2012年秋」が既定路線になっているというのだ。「2年後の実施」というのは、2年間かけてじっくり議論するのではない。税率を引き上げる場合は、銀行のATMから商店のレジ、企業の会計システムの変更など、膨大なインフラ整備が必要なため、国会で法案成立してから施行まで、最低でも1年間の周知期間が必要だからだ。  また菅総理たちは、消費税への風当たりを和らげるために、「年収300万円以下は消費税分を全額戻す」「生活必需品は税率を低く抑える」と発言しているが、財務省側に言わせると、「いずれも将来の課題でしかない。12年秋までの2年間で戻し税に必要な納税者背番号制など新制度を実施するのは不可能だ」(ポスト)  記者会見やテレビ討論の機会が多い閣僚や民主党幹部には、想定問答集が渡されているという。そこには、消費税引き上げの前に総選挙で国民の信を問うのかと尋ねられたときは、「あらかじめ国民に信を問うのが本来のあるべき姿と考える」と、官僚がよく使う「べき」論で逃げ、やらない場合もあるのかと突っ込まれたら、「超党派の話し合いが順調に進むのか、進まないのか」その展開によって変わってくるとそらし、最後には、「今のところ、いつ頃どうこうというようなことを申し上げる段階ではない」と、言質を与えないようにしろというものだ。  この通りのことを、テレビの党首討論で、菅総理がしゃべっていたな。どちらにしても、消費税値上げはこれから論議することで、本格的に固まったら、総選挙で信を問うなどというその場限りの「まやかし」に騙されることのないよう、11日の投票日には、慎重に、候補者、政党選びをしようではないか。私事だが、筆者は4日の日曜日に、不在者投票に行ってきた。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
働かざるもの、飢えるべからず。 消費税アップよりもB.Iを! amazon_associate_logo.jpg
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「週刊ポスト」7月8日号
●第50回(6月22日~6月29日発売号より)   第1位 「菅直人総理、嘘をつくな!『消費税10%』で日本は崩壊する」(「週刊ポスト」7月8日号) 第2位 「ヤクザ組長の幕内力士『SEX漬け』現場!」(「週刊アサヒ芸能」7月8日号)  「朝日」の読者投稿欄「お便りクラブ」に、今回の相撲界の野球賭博問題についていいことが書いてあった。投稿した工藤寛行之氏は、テレビのワイドショーに出てくる相撲評論家なる人たちが、したり顔で批判しているのを見て苦々しく思うとして、こう書く。 「彼らはそうした事実をまったく知らなかったのでしょうか? 知らなかったのなら評論家失格でしょうし、知らぬ顔をしていたのなら彼らも同罪で、協会を批判する資格などないはずです。彼らに限らず、テレビのコメンテーターと称する人たちの右顧左眄ぶりを見るにつけ、テレビの報道はもうダメではないかと思います。週刊誌にこそ期待をしています」  テレビで、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)と特別調査委員会の会見を見てびっくりした。彼らは、テレビカメラがうるさい、目障りだと文句を付け、カメラマンたちも、何もいわず後ろへ下がっているのだ。  特別調査委員会の座長伊藤滋・早大特命教授の横柄な態度に、何様のつもりだと反発したくなった。武蔵川理事長の、今回の問題も、自分の監督責任にあることを認識しないで、記者やカメラマンに八つ当たりする「無責任」さに、どうして記者たちは反論しないのだろう。  これは、先の工藤氏が言うように、相撲記者クラブ所属の記者たちの多くは、野球賭博だけではないバクチの横行と暴力団との「黒い交際」を、以前から知っていたに違いないから、自分たちに火の粉が降りかかってこないよう、黙りを決め込んでいるのではないかと、私は推測する。  昔から、「裸芸者」と言われるように、相撲取りたちは、タニマチといわれる旦那たちに呼ばれると、どこへでも出かけて行き、ごっつあんですと鯨飲馬食、帰りには車代をもらって帰るのがしきたりになっている。財界人や作家、文化人も、贔屓の関取を呼んで、散財したが、タニマチのなかには、当然のことながら、暴力団の親分や幹部たちもいた。いや、そのほうが多かったのではないか。  そうした席に、記者クラブの人間が同席したことはないのか。親しい相撲取りたちと、高額な麻雀や花札賭博をやったり、そうした場面を目撃した記者は皆無なのだろうか。  「ポスト」で、上杉隆氏が、官房機密費をもらった新聞記者や政治評論家を追及しているが、ほとんど名乗りでない。今週は、元NHK政治部官邸キャップが実名告白しているが、1960年代の話であり、自分はもらわなかったと言っている。もらったという証言はまだ一人もないが、私が知っている田中番(田中角栄総理・当時)の各社の大物記者たちは、取材に来ている私に、角さんからもらったとうれしそうに、万年筆やネクタイを見せて自慢していた。さすがに現金を見せびらかすことはなかったが、カネを渡されて、拒んだ人はそう多くはないだろう。  「毒まんじゅう」を一緒に食わない人間は、仲間とは見なされないからだ。  これは、そのまま相撲界にも当てはまるのではないか。大新聞やスポーツ新聞が、今更知って驚いたような顔をして紙面を作っているが、腹の中では、そんなこと知っていたが、書かなかっただけだと思っているのではないか。  ヤクザの世界のことなら、「アサヒ芸能」を読むのがいちばんだ。先週から、ヤクザと大相撲の「密接な関係」を連載しているが、今週は、タニマチのヤクザの親分が、力士たちをSEX漬けにする現場報告である。  コンパニオンをあてがわれたり、ソープランドを2軒貸しきって、好きなだけヤッてこいといわれた力士たち。  力士を喜ばせるためには「お米」(祝儀)と「女」と「メシ」があればいいと言われるが、「お米」の桁がヤクザは違うと、元力士のY氏がこういう。 「ご祝儀なんて、通常は幕下力士には数万円がいいところを、ヤクザは何十万円という金を財布から取り出して、そのまま『遊んで来い』なんて調子ですからね。実際には、こうしたヤクザが裏から角界を支えているのが現状なんです」  また、ある関東の博徒組織の幹部は、相撲はもともとヤクザとの縁が深かったのだと、こう話す。 「今の相撲の興行というのは、江戸時代に確立されたんだが、もともと力士はカタギじゃなかったんだよ。つまり、俺たちと同じだった。ヤクザを角界から追放せよとか言っている人たちは、そういう歴史を知っているのか」  ベテラン相撲ライターがこう明かす。 「かつて東京には相撲取り上がりのヤクザが徒党を組んでいたといいます。特定の代紋はなく、大組織の先兵として働いていた。組織のヤクザにとっては、何が起きても代紋を汚さなくて済む。体のいい"防波堤"になってくれるから、便利屋として使っていたようです」  このようにヤクザと相撲界とのつながりは、根深い歴史を持つ。そうした中から、八百長も、賭博も、大麻も出てくるのだろう。武蔵川理事長と特別調査委員会の、蜥蜴のしっぽ切りのような大甘な処分では、この問題の根っこにある病巣を取り除くことはできない。ましてや、それを追及する立場のメディアまでが、そうしたことを知りながら、見て見ぬふりをしているようでは、なおさらのことだ。相撲界浄化は、これからが本番である。  菅直人総理大臣の「消費税! 0%アップ」発言で、楽勝ムードだった参議院選がにわかに混戦模様になってきた。これだけ景気が低迷していて、何の有効な対策も打てず、無駄な役人や政治家の削減もできずにいるのに、この上、財源がないから国民にいっそうの負担を押しつけようというのだから、ほとんどの週刊誌が、挙って「空き缶よ、値上げ反対」しているのは当然だ。  中でもポストの怒り方が真っ当で、的を射ているから、今週の第1位に推す。  菅総理は、官僚の言いなりだとして、「財政危機」「日本がギリシャになる」「子孫に借金を残す」は大嘘だと厳しく批判する。 「財務省が煽る財政危機論にはトリックがある。900兆円近い借金の金額だけを宣伝し、日本政府が社会補償基金や特別会計の内外投融資など505兆円の金融資産を持っていることが議論から抜けている」(日本金融財政研究所所長の菊池英博氏)。差し引きで計算すると、日本の国家の純債務は367兆円くらいで、他の先進国と変わらないという。  相澤幸悦埼玉大学経済学部教授は、日本とギリシャを同等に語る政治や行政の見識を疑うとして、こういっている。 「日本はギリシャと違って独自通貨を持つから、財政危機に陥ればまず市場で株や債券が売られ、円安になる。そうなれば輸出産業が活気づくという調整機能が働く。(中略)日本は国債のほとんどを国内で消化し、逆に外国に金を貸している。日本の対外純債権は260兆円もある」  大マスコミまでが書きたてる財政破綻プロパガンダを、悪戯に危機感を煽り立てているのだと退ける。子や孫の世代が苦しむというのも違うというのだ。 「日本には政府資産とは別に、国民が持つ預貯金などの金融資産が約1450兆円ある。その75%は50歳以上が保有している。日本が高度経済成長で世界第2位の経済大国になった冨の蓄積といってもいい。世代別のバランスシートで見ると、親の世代は、作った国の借金より多くの資産を子や孫の世代に残すことになるのである」  かつて橋本内閣は、財政再建を旗印にして、97年に消費税を3%から5%に引き上げ、深刻なデフレに陥った。  今、実感する不景気感は、それ以上に深刻である。消費税を上げて社会保障費に充てるというが、年金や医療、介護などの制度をどう改革するのか、案さえ示していないのだ。  なんだか分からない「財政再建」という言葉が一人歩きし、党内論議もまだしていない消費税値上げをされてたまるか。サッカーWCに浮かれている間に、そっと自分たちの財源になる消費税値上げを忍び込ませる。官僚たちの常套手段に騙されてはいけない。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
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日本のおっぱいは世界標準!? 欧米人が憧れる"JAPPAI"の魅力とは...... 年上女性か野球部マネジャーか 急成長株・小泉進次郎の本命彼女はどっち?  鳩山辞任は小沢氏の策略? 呪縛から逃れられない民主党の行く末

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「週刊ポスト」7月2日号 中吊り広告より
●第49回(6月15日~6月21日発売号より) 第1位 「世界一美しいニッポンのおっぱい」(「週刊ポスト」7月2日号) 第2位 「本当は笑えない『お笑い芸人』ランキング」(「週刊文春」6月24日号) 第3位 「スクープ!小沢健二『アメリカ人美女と極秘結婚』ラブラブ買い物姿」「フライデー」(7月2日号)  先週から、サッカーWCと全米オープンゴルフ中継で寝不足だ。WCは、日本戦でなくても、観始めると結着するまで眠れない。日曜夜の「イタリア対ニュージーランド戦」も最後まで観てしまった。  寝不足のせいもあるし、小難しい政治や経済の話は、どこも大同小異だからというのもあるが、読み進める気がしない。そこで今週は、軟派ものの佳作に焦点を当ててみた。  第3位は、東京大学文学部を卒業し、世界的な指揮者・小澤征爾を叔父にもつ超サラブレッド、小沢健二のおめでた話。  かつて"シブヤ系の王子様"といわれたオザケンも、42歳の立派なアラフォーになった。理由は知らないが、98年にシングル「春にして君を想う」をリリースして以来、13年の間、沈黙していたが、この5月からコンサートツアーを開始した。  人気にはまったくの翳りはなく、チケットは即日完売したという。その人気中年男に、一緒に暮らすアメリカ人の女性がいるという。顔は写っていないが、スレンダーな超美女風である。  買い物をしたり、接吻(古いね!)しているような抱擁ありで、二人の仲の良さが伝わってくるいい写真である。 「彼女は米国出身の写真家で映像作家の、エリザベス・コールという女性です。歳は小沢より5つか6つ下です。小沢とはアメリカで知り合い、交際する前にも一緒に南米や東南アジアを旅したこともあるようです」(音楽関係者)  二人は昨年暮れに入籍している。アラフォーの星・オザケンの人生の春を素直に喜べる、「フライデー」にしては珍しい温かい(当人たちはほっといてくれというだろうが)記事だ。  2位は、世の中になぜこんなお粗末なお笑い芸人が溢れているのかと、日頃お嘆きの諸兄にぜひ読んでもらいたい「文春」の記事。  どこかで読んだ記憶があるが、今の若者たちは現実から逃避したいがために笑いたがっているから、そこを少しくすぐってやれば、稚拙なギャグでも、バカの一つ覚えのようなアクションを繰り返す芸人でも、笑うのだそうだ。  この程度の聞き手に、この程度の芸人。したがって、今の芸人は、すぐに飽きられて使い捨てされるから、かつてのような話芸を持った芸人が育たないのだ。消耗品たるお笑い芸人たちを、自称お笑い好きの全国2,000人の男女に、採点してもらったという。  笑えない芸人ランキングの堂々第1位に輝いたのは、はんにゃ。その理由は、「小学生でも笑わないようなコントをずーっとテレビでやっている」から。  第2位は小島よしお。その理由は、「いつまでも海パン一丁なのが見ていて痛々しく不憫です」。芸人が同情されるようになってはお終いである。  第3位が狩野英孝。「実家の神社の後をついで、親を安心させてあげた方がいい」。要は、芸がないということ。第4位はオードリーで、第5位には島田紳助が入っている。テレビ鑑定家の宝泉薫氏は、紳助についてこうバッサリ斬る。「存在そのものが鼻持ちならないという、小沢一郎的な嫌われ方をしています」  注目は15位に、爆笑問題が入っていることだ。今や太田光は、お笑いタレントではなく文化人のように振るまい、ビートたけしのように尊大だと、私は思っている。しかし、まだ若いのだから、文化人としてより、お笑いの芸を磨くことに専念すべきだと思う。安易に、未熟なお笑いタレントを排出する吉本興業のやり方や、それをありがたがって、無批判に出し続けるテレビ局側のお手軽な番組作りの問題を、週刊誌はもっと批判していい。  「ポスト」はなぜか先々週号は合併号だった。聞いてみると、サッカーWCの時は、出しても売れないからだという、消極的な判断からだったようだが、編集長も飯田昌宏氏に代わり、今号は満を持して(?)リニューアルしてきた。  まず目を見張るのは、表紙の一番上にあるタイトルと写真だ。「特別付録 ご開帳! 観音開き 袋とじ 360°全方位ヘアヌード いちばん凄い 小向美奈子」とある。両側に小向のあえいでいる写真。ここで注目は「ヘアヌード」の文字だ。数年前、「ポスト」は今後ヘアヌードを載せないと朝日新聞に発表され、事実それからは、誌面から消えていた「ヘアヌード」の文字。  消費税を4年間上げないと宣言した鳩山内閣の公約を、菅新内閣で、消費税は上げる、しかもその率は10%と、翻したのと同じような、「ポスト」の大転換宣言だ。  それだけ売上げ減が深刻なのだ。背に腹はかえられないと、なりふり構わず、「現代」路線に参入してきた。もともと「ポスト」は、「現代」の編集長やスタッフを引き抜いて創刊した雑誌なので、物真似上手で、事実、長年部数で、「現代」は「ポスト」の後塵を拝していたのだ。  今号では、「現代」も同じ小向を袋とじでやっているが、写真は断然「ポスト」のほうがいい。ヘアもバッチリ拝めるし、写真の迫力も数段上である。再び、「現代・ポスト」の軟派路線対決が始まるようだが、願わくば、昔のいいとこ取りをするのではなく、今の時代の「軟派記事」とはどのようなものかを、両誌が切磋琢磨して、われわれ読者に見せてもらいたいものだ。そうすれば、再び、月曜日発売の週刊誌の時代が来るかもしれない。期待しよう。  さて、第1位は、「ポスト」の「世界一美しいニッポンのおっぱい」に捧げたい。これは「W杯応援連動企画」とあるが? ま、そんなことはどうでもいいか。  写真家の伴田良輔氏は、これまでさまざまな300人超の女性のおっぱいを撮影してきたが、大和撫子のおっぱいの美しさは、世界一だと力強く宣言する。  おっぱいは、「ぶどう型」「ささやき型」「いちじく型」「鏡餅型」「自立型」「ビーナス型」「夏みかん型」に分類されるという。  ささやき型とは? 「いわゆる微乳タイプです。ラインが実に繊細でキレイ。乳首も自己主張していない。小鳥がささやくようなイメージです」(伴田氏)  自立型って? 「乳房も乳首も上向きです。特に乳首が大きめで、自己主張が強い。自立した女性に多いようです」(伴田氏)  こうした高品質のおっぱいを育んだのは、ワコールのような優秀なブラジャーメーカーの創意工夫が大きいとしている。そして、大きいおっぱいを是としてきた欧米人が、日本女性のおっぱいの魅力に最近、気がつき始めているというのだ。 「JAPPAI(ジャッパイ。"ジャパニーズおっぱい"の略)は世界ブランドになりつつあります。おっぱいW杯が開催されれば、日本は優勝間違いありません」(伴田氏)  こうまでしてWCにかこつける必要はないと思うが、バカバカしくておもしろい、週刊誌らしい記事である。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
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「週刊文春」6月17日号 中吊りより
●第48回(6月9日~6月14日発売号より) 第1位 「徹底研究 小泉進次郎『家族とオンナ』」(「週刊文春」6月17日号) 第2位 「薄情の人『菅直人新総理』の研究」(「週刊新潮」6月17日号) 第3位 「菅直人首相も知らない小沢一郎の肉声」(「週刊朝日」6月25日号)  政局以外の記事が読みたい。どの週刊誌を見ても、「小沢支配は終わった」「否、これから復讐が始まる」だの、できたばかりの菅直人内閣に対する批判記事のオンパレード。それが週刊誌の生きる道ではあるが、もっと他のこともじっくり取材してもらいたいと思うのは、私だけではないはずだ。  そこで、「AERA」の「伸びる企業 縮む企業」という大特集を読んでみた。トップアナリスト16人に聞いたという、20業種100社の5年後を分析したというのだが、最初の「出版」を読んで、失礼だが、雑誌を閉じてしまった。ここで、縮む会社に「光文社」と「小学館」が挙がっているのは仕方ないにしても、「小学館」より業績が不振だと思われる「講談社」や、ブランド付録商法で売上げを伸ばしている「宝島社」が伸びる会社とされているのは、どのような分析からなのだろう、合点がいかない。「マガジンハウス」という出版社が、ユニークなコンセプトで新雑誌を続々創刊して、業界の話題を一手にさらっていた時代があった。しかし、「マガジンハウスの雑誌は、あまりにも広告に依存する作り方だった」(「マガジンハウス」でいくつかの雑誌の編集長を務めた石川次郎氏)ため、バブルが弾け、広告が減ると、出版社として地盤沈下してしまった。  いまの「宝島社」の雑誌の作り方は、一時的な売上げは上がるだろうが、継続できるものではないはずだ。それが証拠に、他の出版社でこの商法に追随するところは少ない。 次の「新聞・放送」でも、縮むのは「毎日新聞」と「産経新聞」で、伸びるのは「NHK」「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」では、アナリストに聞く必要などないのではないか。目先を変えたい努力は買うが、ややお手軽すぎる作りでは、賞をあげるわけにはいかない。  ということで、今週もズラリ政局ものが並んでしまった。3位の記事は、小沢一郎氏に詳しいという政治記者・渡辺乾介氏が、幹事長辞任の経緯を、小沢氏の肉声として伝えている。 どう控えめに見ても、「小沢ベッタリ」で、小沢の代弁をしているとしか思えないが、眉につばを付けて読めば、小沢の本音らしきものが透けて見えてくる。  鳩山首相が小沢と抱き合い心中した、との「風評」に対しては、当然ながら「ノー」である。真相は、社民党の連立離脱がどのような影響をもたらすかを理解しない鳩山に、小沢が見限って、輿石参議院議員を含めた2度目の三者会談で、小沢が「3人一緒ですよ」と引導を渡したのだそうだ。  小沢が岩手県連に寄せたビデオメッセージで「自分自身、先頭に立ってがんばってまいりたい」と述べたことで、9月にある代表選に小沢が意欲を見せたとの見方があるが、との問いには、「あのメッセージの真意は、『この政権は長くありません』ということにある」と、菅首相が聞いたらドキッとすることを言っている。  なぜなら、これまで小沢が選挙で訴えてきたのは、消費税を封印して、まずは国民生活を元気にすることだ。「財政再建は必要だけれども、それを増税で、という党内合意もまだない。このままでは公約違反になってしまいます。『反小沢』とか『非小沢』とされる人たちが、増税・財政再建路線を、政権を奪うための口実にしているのではないか」と小沢は考えており、「この借りは必ず返す」と思っているというのだ。  菅が、「(小沢さんには)しばらく静かにしていただいたほうがいい」と発言したことに、「余計な一言でしたね。あれは小沢の逆鱗に触れたはずです」と、小沢の代理人の如く怒り、最後に、「問題は参院選後に小沢がどのような政策を唱えるかにかかっている。それ次第で菅内閣と民主党は音を立ててきしみ、大海に浮かぶ小舟のように揺れる可能性があります」と不気味な予言をする。  「現代」は小沢時代は終焉したといい切るが、果たしてどちらが正しいのか。じっくり読み比べてもらいたい。  菅新首相に関する記事も溢れているが、「新潮」の記事が「いやらしさ」という点では抜きん出ている。  菅首相をひと言で「薄情の人」と言い表したのはよい。さきがけ時代の同僚、武村正義元官房長官にこう言わせている。 「彼は少し信望に欠けている面がある。包容力と言い換えてもいいかもしれないが、理詰めで迫りすぎるところがあって、人間的な温かみが足りないように感じられてしまう。あまりに情よりも理に走りすぎる傾向があるので、"もっと両方のバランスを大事にしたらどうか"とアドバイスをしたこともあるんですが......」  「新潮」らしさはこの後に発揮される。菅首相のアキレス腱は、権力奪取に全力を注ぎ込んだために精も根も尽き果て、早くも老化現象が出ているというのだ。  それは、会議中のひどい居眠りにも表れている。また、「目下"意識の混濁"も激しい」というのだ。「最近の彼の口癖は"あれ、またこんがらがっちゃった"。喋っているうちに、自分でも何について話していたのか忘れてしまうんです」(民主党関係者)  菅首相が掲げる「最小不幸社会」や「奇兵隊内閣」、経済を成長させるための増税というのも、分かりにくいキャッチフレーズである。それが「新潮」の言うように、一時的な「意識の混濁」から出たものでないことを祈りたいものだ。  さて今週のグランプリは、人材不足という側面があるのだろうが、自民党の新人・小泉進次郎株が急成長である。言わずとしれた小泉元総理の次男で、ルックスもオヤジを凌ぐ格好良さだが、国会で放つ舌鋒の鋭さも、なかなかのものなのである。  「現代」も、「はきだめにツル 小泉進次郎、なかなかやるわい」と好意的なのだ。文春は、子どもの頃のエピソードを紹介しながら、コロンビア大学大学院に留学し、その頃から、「政治家になる意思がなければコロンビアには来ていません」と言っていたと、天川由記子東京福祉大学教授が話している。  それに彼は、周囲に対して、「うちは麻生さんの家と違い副業がない。政治家がいなければ(小泉家は)倒産するんです」と漏らしていたというのだ。  国会ではすでに「進次郎ガールズ」といわれる女性ファンが、傍聴席から黄色い声援を送っている。文春らしく、そこから彼の女性問題に踏み込んでいく。一人は、高校時代、野球部の女性マネジャー。大学時代はもちろん、アメリカ時代、英語が急激に上達した背景にはガールフレンドがいるのではと囁かれたそうだ。  だが、本命は、小泉事務所で私設秘書をしていた頃、当時、横須賀でバーを経営していた一歳年上の女性Aさんだったという。 「Aさんは『進ちゃんとは一緒に住んでいて、よくご飯を作ってあげているの』とか、『進ちゃんは地震が怖くて、寝るときにいつもヘルメットを枕元に置いているの』などと話していました。告白したのは進次郎君から。バーでは彼のヒザの上にAちゃんが座ったりして、仲むつまじい様子でした」(二人の知人)  この二人、進ちゃんが当選後は、噂も聞こえなくなってきたという。巷ではよくある話だが、今や史上最年少総理待望論まで出ている若者だけに、この女性との交際がどうなっているのか、気になるところではある。フライデーの張り込み班! 期待してるよ。  (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
小泉純一郎とは何者だったのか デストロイヤー。 amazon_associate_logo.jpg
鳩山辞任は小沢氏の策略? 呪縛から逃れられない民主党の行く末 突然辞任した杉並区"名物区長"にまつわるカネとオンナの狂想曲 忘れてはいけない悲劇「水俣病」その50年目の笑顔が語りかけること