今年の春に、ネットを中心に世間を騒がせた「東京都青少年の健全な育成に関する条例」改正案をめぐる議論、いわゆる非実在青少年問題は、同改正案が6月の定例会で否決、廃案となり、ひとまずの決着を見ることとなりました。しかし、同時期に大阪府でボーイズラブ漫画雑誌が有害指定されるなど、マンガやアニメなどの性描写と「青少年健全育成条例」にかかわる問題は、いまだに山積み。さらに、東京都は12月の定例都議会において、同改正案の再提案および成立を目論む動きをしている、との情報もあり、その動向に注目が集まっています。 そこで、簡単に非実在青少年問題を振り返ってみましょう。この問題は、2010年2月に提出された「青少年健全育成条例」改正案に端を発します。同改正案には、業者によるフィルタリングの強化や、「非実在青少年」(マンガ・アニメ・ゲームに登場する、18歳未満と認識できる二次元の青少年)の性描写があるマンガやアニメの販売における自主規制、児童ポルノ単純所持規制などが盛り込まれていました。しかし、その規制対象が恣意的に決められる恐れがあることや事実上の「法律による規制と違わない」といった批判が、続々と識者や一般市民から噴出。議論は「表現の自由」にまでおよび、多くの作家に加えて、日本図書館協会や出版倫理協議会、日本ペンクラブなどが反対声明や要請を発表する事態にまで発展しました。その後、前述の通り、同改正案は否決されることとなるのですが、いまだに予断を許さない状況であるといえるでしょう。 そこで、今回のレベルアップ案内では非実在青少年問題に関する記事をまとめてみました。児童ポルノ法から青少年育成条例までの改正の是非、非実在青少年問題のたどった経緯、マンガでわかる非実在青少年問題に石原都知事の小説に見るエロ描写までをラインアップ。もはや下火になった感のあるこの問題、実は"ボクらの戦いはこれからだ"──!? 【日刊Pick Up記事】 そろそろ覚悟の決め時? 大阪府の青少年条例改定の動きとBLの今後 (2010年10月25日付) 今さら? いや、今だからこそしっかり向き合う非実在青少年問題 プレミアムな記事紹介はこちら↓ 【プレミアムな関連記事】 [レベル1:都条例改正の素地となる議論とは] 民主党政権でどう変わる? 児童ポルノ法改正のゆくえ【1】 2009年10月号(プレミアサイゾー) アグネスのパフォーマンスはこの頃から変わり映えなし。 [レベル2:改正案提出初期の質疑応答] 出版業界震撼!「青少年育成条例」改正でロリマンガが消滅する!? 2010年3月11日付(日刊サイゾー) 「ドラえもん」のしずかちゃんのお風呂シーンは......。 [レベル3:改正案に呈される疑問の数々] 石原都政が目指しているのは純潔教育!? どうなる? "非実在青少年"問題 2010年5月号(プレミアサイゾー) 改正案の提出者は石原都知事ですが、条例を理解しているかは不明。 [レベル4:侃々諤々のシンポジウムをレポート] 5,000人が注目した「非実在青少年」の行方 東京都は何を隠したか? 2010年5月30日付(日刊サイゾー) 山本直樹先生の説得力は異常。 [レベル5:非実在青少年問題は政界の映し鏡か] 修正か? 撤回か?「非実在青少年規制」は民主vs自公が真っ向対立! 2010年6月9日付(日刊サイゾー) 自民、公明はここでも民意を得られず。 [レベル6:マンガ家がマンガで語る非実在青少年問題] 田中圭一の18禁トレンドマンガ「教えてっ! 真夢子おねーさん」 非実在青少年問題のエッチなマンガ撲滅反対! 2010年6月号(プレミアサイゾー) 改正されたら、真っ先に規制対象にされそうなマンガです。 [レベル7:犯罪抑止力としての二次元] 精神科医・斎藤環氏、かく語りき「ロリコンたちよ、アニメで大いにヌキなさい!!」 2009年6月号(プレミアサイゾー) 傷つくのは自尊心だけだから! [レベル8:グレーな作品も......] 伝説の性教育OVA『ないつぼ』の気になる中身 2008年9月25日付(日刊サイゾー) 規制対象になりそうなのは全部「性教育用」ってうたえばいいんじゃないかな。 [レベル9:当事者たちの作品への思いを知る] 初の自伝マンガを週刊で連載開始!永井豪の「過激」なマンガ人生とは? 2010年6月号(プレミアサイゾー) 『ハレンチ学園』の経験が生きています。 [レベル10:規制対象外の小説の性描写は......] 『愛の流刑地』なんかじゃヌケない!という人のための、"サイゾー主宰濡れる文学賞" 2007年3月号(プレミアサイゾー) 規制対象に文字情報が含まれないのは、都知事の著書が危ないから? プレミアサイゾー http://www.premiumcyzo.com/
非実在青少年〈規制反対〉読本 執念深く追っかけます。

