脱北者が重大証言!「水爆実験場周辺は、昨夏から異様に停電が多くなっていた」

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朝鮮中央テレビが流した核実験のイメージ映像
 ついに人類最凶の兵器、水爆に手を出した北朝鮮。その実験場となった、咸鏡北道(ハムギョンプクト)豊渓里(プンゲリ)周辺の町から最近、中国へ脱北してきたという40代の男性への取材に成功した。周辺の市街地は「昨年夏ごろから、異様に停電が多くなった」といい、市街地の電力を実験場に集中させてた可能性が浮上した。水爆開発にすさまじい投資をする一方で、困窮を極める人民生活の実態に迫る――。  男性は咸鏡北道の農村で働いていたが、秋ごろに脱北して、現在は中国東北部に潜伏しながらバイト生活を続けている。  男性は「豊渓里に核実験場があるなんて、誰にも知らされていない。重要施設があるとウワサで聞いたことはあるが、山の中で道路事情が相当悪く、わざわざ足を運ぶ物好きはいないだろう」と話す。  男性のいた農村はもちろん、周辺の中核市でも電力事情は極端に悪化していたという。 「停電が延々と続くというわけではないが、電気が来ている時間よりは、来ていない時間のほうが長かった。村の幹部が『変電所は、電力をどこかへ優先的に流している』と話していた」という。  夜に真っ暗となるため、中国から輸入した太陽光パネルを買って自家発電をし、携帯電話などを充電する家が多くなっていたという。 「官営の工場や事業所の給料は、まったく支払われない。だから、生活のために、中国から輸入した物を自転車で運んでくる人がいて、作物と物々交換をしていた。北朝鮮の人民の多くがこうした闇取引で暮らしていて、みんなが自営業みたいな世界。通貨は、北朝鮮ウォンより中国元のほうが信頼は高かった」(同)  また、漁業に力を入れるよう、“お上”から執拗に迫られていたという。「台風で海が大荒れでも、漁船が平然と出ていた。だから漁港では、残された母ちゃんたちが、夫の帰りを心配そうに待っていたのが印象的だった」と、男性は振り返る。  こうした不幸な漁民の一部が2015年12月、日本の北陸~東北地方沿岸にかけて流れ着いた木造船の中から遺骨で見つかったとみられる。  男性は「海辺の道を歩くと、逃げ出したい気持ちになった」というが、海岸線には高圧電流が流れる電線が張り巡らされ、普通の住民は近づけなかった。また、ガソリン不足で移動手段は徒歩か自転車、建築資材といった重い物を運ぶには牛車が多用されていたという。  道路はまったく舗装されておらず、一雨降ると、すぐに崩落して穴だらけに。それを村民総出で修理しなければならない。そんな過酷な生活に嫌気が差して、男性は脱北を決意した。 「とにかく監視の目が厳しかった。目立つ行動をすると、すぐにスパイ扱いされる」。何よりも疑心暗鬼の日々を終わらせたかったと、涙ながらに語るのだった。  困窮する人民の生活は二の次に、水爆実験を強行させた北朝鮮。果たして、この国に明るい未来はあるのだろうか?

脱北者が重大証言!「水爆実験場周辺は、昨夏から異様に停電が多くなっていた」

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朝鮮中央テレビが流した核実験のイメージ映像
 ついに人類最凶の兵器、水爆に手を出した北朝鮮。その実験場となった、咸鏡北道(ハムギョンプクト)豊渓里(プンゲリ)周辺の町から最近、中国へ脱北してきたという40代の男性への取材に成功した。周辺の市街地は「昨年夏ごろから、異様に停電が多くなった」といい、市街地の電力を実験場に集中させてた可能性が浮上した。水爆開発にすさまじい投資をする一方で、困窮を極める人民生活の実態に迫る――。  男性は咸鏡北道の農村で働いていたが、秋ごろに脱北して、現在は中国東北部に潜伏しながらバイト生活を続けている。  男性は「豊渓里に核実験場があるなんて、誰にも知らされていない。重要施設があるとウワサで聞いたことはあるが、山の中で道路事情が相当悪く、わざわざ足を運ぶ物好きはいないだろう」と話す。  男性のいた農村はもちろん、周辺の中核市でも電力事情は極端に悪化していたという。 「停電が延々と続くというわけではないが、電気が来ている時間よりは、来ていない時間のほうが長かった。村の幹部が『変電所は、電力をどこかへ優先的に流している』と話していた」という。  夜に真っ暗となるため、中国から輸入した太陽光パネルを買って自家発電をし、携帯電話などを充電する家が多くなっていたという。 「官営の工場や事業所の給料は、まったく支払われない。だから、生活のために、中国から輸入した物を自転車で運んでくる人がいて、作物と物々交換をしていた。北朝鮮の人民の多くがこうした闇取引で暮らしていて、みんなが自営業みたいな世界。通貨は、北朝鮮ウォンより中国元のほうが信頼は高かった」(同)  また、漁業に力を入れるよう、“お上”から執拗に迫られていたという。「台風で海が大荒れでも、漁船が平然と出ていた。だから漁港では、残された母ちゃんたちが、夫の帰りを心配そうに待っていたのが印象的だった」と、男性は振り返る。  こうした不幸な漁民の一部が2015年12月、日本の北陸~東北地方沿岸にかけて流れ着いた木造船の中から遺骨で見つかったとみられる。  男性は「海辺の道を歩くと、逃げ出したい気持ちになった」というが、海岸線には高圧電流が流れる電線が張り巡らされ、普通の住民は近づけなかった。また、ガソリン不足で移動手段は徒歩か自転車、建築資材といった重い物を運ぶには牛車が多用されていたという。  道路はまったく舗装されておらず、一雨降ると、すぐに崩落して穴だらけに。それを村民総出で修理しなければならない。そんな過酷な生活に嫌気が差して、男性は脱北を決意した。 「とにかく監視の目が厳しかった。目立つ行動をすると、すぐにスパイ扱いされる」。何よりも疑心暗鬼の日々を終わらせたかったと、涙ながらに語るのだった。  困窮する人民の生活は二の次に、水爆実験を強行させた北朝鮮。果たして、この国に明るい未来はあるのだろうか?

“抜き”はなくても、セクハラし放題!? ベテラン訪朝者イチオシの「平壌ナイトスポット」とは

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客を待つ美女軍団
 平壌市内の遊覧飛行やスキー場の開放など、外国人観光客を積極的に受け入れている北朝鮮。外貨を稼いで窮状をしのごうという算段のようだが、その観光客が楽しめる平壌のナイトライフとは、いかなるものだろうか? 複数の訪朝経験者に取材してみると、意外にも結構キワドイところまでイケるらしい。 「平壌には売春がある。これは有名な話です」。都内の旅行代理店経営者Kさんは、衝撃の事実を明かす。 「外国人観光客の多くが宿泊する羊角島(ヤンガクド)国際ホテルの地下1階に『按摩屋』がある。ここで『スペシャルマッサージ』を選択すると、一発できる。100米ドルぐらい」(同)  だが、相手のアガシ(娘)は北朝鮮の美女軍団ではない。「中国人の職業売春婦で、完全なマグロ。マッサージも上手じゃない。北朝鮮のガイドもあんまり勧めてこない」と、Kさんも一度行っただけでゲンナリしたとか。聞けば、ホテルの地下フロアは香港資本に丸ごと貸し出しているといい、北朝鮮本来のサービスではないそうだ。
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地下に女の買える按摩屋がある羊角島ホテル
 盛り場を探して外出しようにも、北朝鮮では外国人の単独行動は厳禁となっている。2人1組の案内員(通訳兼ガイド)がぴったりマークし、見ちゃ行けないモノを見せないよう徹底しているため、繁華街には繰り出せない。というか、「見た感じ、歌舞伎町のような歓楽街はなく、平壌の夜が静かになるのは早い」(同)という。    一方、北朝鮮旅行のリピーターという30代会社員のAさんは「ベテランのガイドから『日本のような風俗店は、残念ながら共和国(北朝鮮)にはありません』と断言された。ただ、カウンター形式のビアホールは店員が美女ぞろいで、目の保養になる」。Aさんによると、北朝鮮直営のマッサージ店も外国人旅行客の利用は可能でオススメだとか。“抜き”はないものの「とにかく指圧がうまい。それも、かなり強め。足踏みマッサを受けると昇天しそうになるほど、ツボを押さえていて気持ちイイ」(同)。
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美女軍団とデュエットを楽しむ観光客
   さらにAさんが「高いけど……」と前置きししつも、一押しするのが個室カラオケだ。カラオケは飲み屋も兼ねていて、希望すれば案内員が紹介してくれるという。中国公演をドタキャンして話題となったモランボン楽団にも引けを取らない美女軍団が部屋にやってきて、一緒に歌を歌ってくれる。   「手をつないだり、腰に手を回したり、その延長で少しケツを触ったり、実は北朝鮮には『セクハラ』という国際的な概念が伝わっていない。このため、多少のお触りに美女軍団も『あら嫌だ』といった程度の反応で、寛容なんです」(同)  一方で、行く先々で女の子にセクハラする案内員がいたが、ある年から姿を見かけなくなり、粛正された可能性があるという話も……。くれぐれも、セクハラのしすぎにはご注意を。

衝撃! 高麗ホテルでショートケーキを注文したら……

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 今でこそ、北朝鮮都市部のレストランでは先進国に劣らないレベルの食事ができるようになりましたが、10年以上前はメニュー上の品ぞろえと実情は大きく異なっていました。  2001年ごろに訪朝した時のことです。平壌市内の日本料理店でトンカツを注文したものの、「味」がまったくしない。海外で食べる和食といえば、どこもこんなものですが、せめて口直しにと、デザートを食べに行くことにしました。  向かったのは、宿泊中の高麗ホテル最上階のレストラン。メニューには、ドリンクをはじめ、チヂミなどの軽食からステーキまである中、我々4人中3人は無難にアイスクリームを選びましたが、残る1人は「ショートケーキ」を注文しました。まだまだ北の食糧事情は十分とはいえなかった当時、ケーキといえど実物があるのか疑わしい面もありましたが、本人は「どうしてもケーキが食べたい」と譲りませんでした。  ちなみに、北のアイスは20年以上前から、訪朝者の間で「北はアイスと冷麺だけはうまい」といわれるほどの名物。人気商品だけに作り置きしてあるのか、アイスはものの数分で出てきましたが、ケーキだけはいつまでたっても来ない。従業員を呼び止め、「まだですか?」と聞いても、無愛想にあしらわれるばかり。それから半刻後、ついぞ従業員が白い布をかけた銀盆を掲げて、早足で私たちのテーブルへ向かってきました。そのただならぬ様子に、一体どんなケーキが来るのかと見守っていると……。 従業員「チャーヨ!(ほらよ)」  従業員が銀盆から白布を取り、テーブルにスパーンと勢いよく置いたものはこちら。
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 我々が高麗ホテル1階の売店で大量に買い込んでは、部屋で夜な夜なかじっていた「ヤンヤンつけボー」(明治製菓・日本円で約100円)でした。  いろいろと言いたいところをあえてのみ込み、従業員にやんわりと問いただしました。 我々「すいません、これってケーキですか?」 従業員「ケーキですが?」 我々「あ、はい、わかりました」  それ以上追及せず、封を開け、無表情でヤンヤンを食べ始める友人。まさか本当にケーキを注文する客がいるとは思わず、1階の売店に出向いてそれらしきものを探した結果、ヤンヤンを調達したのでしょうか。普通に「品切れです」と言えばいいものを……。さらに、お会計では日本円で約300円も取られ、二重の衝撃を受けたのでした。ちなみに、アイスクリームは50円でした。    しかし、個人的には北朝鮮のこうした斜め上、いや、がむしゃらなホスピタリティは嫌いではありません。  最近、初めて訪朝するという人が周りに増えて、いろいろと相談を受けるのですが、北の観光事業従事者の仕事熱心さを語ることで、その不安を払拭してあげているつもりです。  今回はヨタ話になってしまいましたが、現在は品数も豊富で、日本食から洋食までまんべんなく楽しめるようになったようです。 ●やす・やどろく ライター、編集者。元朝鮮青年同盟中央委員。政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>

衝撃! 高麗ホテルでショートケーキを注文したら……

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 今でこそ、北朝鮮都市部のレストランでは先進国に劣らないレベルの食事ができるようになりましたが、10年以上前はメニュー上の品ぞろえと実情は大きく異なっていました。  2001年ごろに訪朝した時のことです。平壌市内の日本料理店でトンカツを注文したものの、「味」がまったくしない。海外で食べる和食といえば、どこもこんなものですが、せめて口直しにと、デザートを食べに行くことにしました。  向かったのは、宿泊中の高麗ホテル最上階のレストラン。メニューには、ドリンクをはじめ、チヂミなどの軽食からステーキまである中、我々4人中3人は無難にアイスクリームを選びましたが、残る1人は「ショートケーキ」を注文しました。まだまだ北の食糧事情は十分とはいえなかった当時、ケーキといえど実物があるのか疑わしい面もありましたが、本人は「どうしてもケーキが食べたい」と譲りませんでした。  ちなみに、北のアイスは20年以上前から、訪朝者の間で「北はアイスと冷麺だけはうまい」といわれるほどの名物。人気商品だけに作り置きしてあるのか、アイスはものの数分で出てきましたが、ケーキだけはいつまでたっても来ない。従業員を呼び止め、「まだですか?」と聞いても、無愛想にあしらわれるばかり。それから半刻後、ついぞ従業員が白い布をかけた銀盆を掲げて、早足で私たちのテーブルへ向かってきました。そのただならぬ様子に、一体どんなケーキが来るのかと見守っていると……。 従業員「チャーヨ!(ほらよ)」  従業員が銀盆から白布を取り、テーブルにスパーンと勢いよく置いたものはこちら。
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 我々が高麗ホテル1階の売店で大量に買い込んでは、部屋で夜な夜なかじっていた「ヤンヤンつけボー」(明治製菓・日本円で約100円)でした。  いろいろと言いたいところをあえてのみ込み、従業員にやんわりと問いただしました。 我々「すいません、これってケーキですか?」 従業員「ケーキですが?」 我々「あ、はい、わかりました」  それ以上追及せず、封を開け、無表情でヤンヤンを食べ始める友人。まさか本当にケーキを注文する客がいるとは思わず、1階の売店に出向いてそれらしきものを探した結果、ヤンヤンを調達したのでしょうか。普通に「品切れです」と言えばいいものを……。さらに、お会計では日本円で約300円も取られ、二重の衝撃を受けたのでした。ちなみに、アイスクリームは50円でした。    しかし、個人的には北朝鮮のこうした斜め上、いや、がむしゃらなホスピタリティは嫌いではありません。  最近、初めて訪朝するという人が周りに増えて、いろいろと相談を受けるのですが、北の観光事業従事者の仕事熱心さを語ることで、その不安を払拭してあげているつもりです。  今回はヨタ話になってしまいましたが、現在は品数も豊富で、日本食から洋食までまんべんなく楽しめるようになったようです。 ●やす・やどろく ライター、編集者。元朝鮮青年同盟中央委員。政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>

金正日の“赤裸々”性生活を描いた韓流「喜び組」ドラマに、北朝鮮激怒! 密売グループを銃殺刑に

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イメージ画像(Thinkstockより)
 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は9月、北朝鮮両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)市に住む女性3人が携帯電話で韓国と通話した罪で銃殺されたと伝えたが、その後の追加取材で、銃殺理由が「韓流ドラマの複製、流布」だったと報じた。  いくら北朝鮮といえども、ラブストーリーや時代劇などの韓流ドラマを流通させた程度で処刑されることはない。今回、銃殺という厳罰に処されたのは、彼女たちが販売していた韓流ドラマが、当局にとって極めて都合の悪い、いわくつきのものだったからだという。  RFAの現地情報筋によると、女性3人の処刑の話は人民班(町内会)の会議で伝えられた。韓国への通話が摘発された場合、通常3~7年の懲役刑に処されるが、ワイロをつかませて釈放されるケースもあるなど、決して処刑されるほどの重罪ではないというのが、北朝鮮での一般的な認識だ。  人民も「携帯電話をちょっと使ったぐらいで処刑されるなんて……」と衝撃を受けた様子だったが、最近になって、罪状が「韓流ドラマのコピーと流通」ということが明らかになった。  彼女たちは1個6,000北朝鮮ウォン(約800円)で売られている中国製のUSBメモリに、映像ファイルを保存し、3万北朝鮮ウォン(約4,000円)の高値で密売していた。その韓流ドラマが、1998年に韓国KBSで放送された『ツツジの花が咲くまでに』だったことが、直接的な銃殺処刑の理由だ。当局は、罪状を明らかにすることによって逆にドラマへの好奇心が高まると警戒して、事実を隠蔽したのだ。 『ツツジの花が咲くまでに』は、95年に脱北し、韓国に亡命したシン・ヨンヒ氏のエッセーをドラマ化したもので、脚本を担当したチョン・ソンサン氏も脱北者だ。  内容は「喜び組」の日常を描いたもので、故・金正日氏の豪遊ぶりや派手な性生活を描いている。後に原作者から「ドラマの内容はエッセーからかけ離れ、刺激的すぎる」との理由で訴えられたこともあり、現在その内容を確認することはできないが、相当に刺激的なものだったとみられる。  最高指導者の性生活を描くドラマを、北朝鮮が許すわけがない。当局はさまざまなメディアを使って、非難を始めた。当時の韓国メディアによると、98年11月16日の平壌放送は、論評番組でドラマを制作したKBSを次のように非難した。その激しさは、もはや脅迫レベルだ。 「ペテンメディアのクズどものくだらない反北謀略劇」 「KBSはメディアの本分を忘却し、民族の間に不和を煽り、対決、分裂、戦争を煽動する許しがたき反逆行為を行っている」 「我々は、KBS第2テレビ創作団を無慈悲に爆破し、その存在自体をあの世送りにする」 「ドラマ創作に加担した者は皆殺しにする」 「こんなドラマを作ったことは、我々に対する一種の政治的宣戦布告だ」  韓国警察は、北朝鮮のテロを警戒してKBS本社を厳戒警備するなど、大騒ぎになった。また、ソウル市内では「KBS爆破闘争に参加しよう」と書かれたハガキと正日氏の写真が路上で発見されるなど、韓国社会は戦々恐々とした雰囲気に包まれた。  韓国の人々は「たかがドラマぐらいで……」との反応を示したが、北朝鮮において金一族を冒涜する行為は「万死に値する」もので決して許されない。  両江道の情報筋は「このドラマのストーリーは知らないが、命がけで見るほどのものなのか?」とRFAに逆に質問するほどで、具体的なドラマの内容は一般的にはまだあまり知られていないようだ。  昨年末、北朝鮮はハリウッド映画『ザ・インタビュー』に対しても金正恩氏を誹謗中傷したと非難しながら、人民に対して「絶対に見るべからず」と警告を発した。ところが、映画の内容を説明しなかったために、かえって人民の好奇心を誘発するという皮肉な結果を生んでしまった。  今回の事件に関する両江道当局の対応は、その反省を踏まえたものかもしれないが、『ツツジの花が咲くまでに』に対する人民の好奇心が高まるのは時間の問題だろう。実際、平壌の大学生の間ではこのドラマが流行し、視聴した学生が収容所送りになっている。 (デイリーNKより<http://dailynk.jp/>)

金正日の“赤裸々”性生活を描いた韓流「喜び組」ドラマに、北朝鮮激怒! 密売グループを銃殺刑に

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イメージ画像(Thinkstockより)
 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は9月、北朝鮮両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)市に住む女性3人が携帯電話で韓国と通話した罪で銃殺されたと伝えたが、その後の追加取材で、銃殺理由が「韓流ドラマの複製、流布」だったと報じた。  いくら北朝鮮といえども、ラブストーリーや時代劇などの韓流ドラマを流通させた程度で処刑されることはない。今回、銃殺という厳罰に処されたのは、彼女たちが販売していた韓流ドラマが、当局にとって極めて都合の悪い、いわくつきのものだったからだという。  RFAの現地情報筋によると、女性3人の処刑の話は人民班(町内会)の会議で伝えられた。韓国への通話が摘発された場合、通常3~7年の懲役刑に処されるが、ワイロをつかませて釈放されるケースもあるなど、決して処刑されるほどの重罪ではないというのが、北朝鮮での一般的な認識だ。  人民も「携帯電話をちょっと使ったぐらいで処刑されるなんて……」と衝撃を受けた様子だったが、最近になって、罪状が「韓流ドラマのコピーと流通」ということが明らかになった。  彼女たちは1個6,000北朝鮮ウォン(約800円)で売られている中国製のUSBメモリに、映像ファイルを保存し、3万北朝鮮ウォン(約4,000円)の高値で密売していた。その韓流ドラマが、1998年に韓国KBSで放送された『ツツジの花が咲くまでに』だったことが、直接的な銃殺処刑の理由だ。当局は、罪状を明らかにすることによって逆にドラマへの好奇心が高まると警戒して、事実を隠蔽したのだ。 『ツツジの花が咲くまでに』は、95年に脱北し、韓国に亡命したシン・ヨンヒ氏のエッセーをドラマ化したもので、脚本を担当したチョン・ソンサン氏も脱北者だ。  内容は「喜び組」の日常を描いたもので、故・金正日氏の豪遊ぶりや派手な性生活を描いている。後に原作者から「ドラマの内容はエッセーからかけ離れ、刺激的すぎる」との理由で訴えられたこともあり、現在その内容を確認することはできないが、相当に刺激的なものだったとみられる。  最高指導者の性生活を描くドラマを、北朝鮮が許すわけがない。当局はさまざまなメディアを使って、非難を始めた。当時の韓国メディアによると、98年11月16日の平壌放送は、論評番組でドラマを制作したKBSを次のように非難した。その激しさは、もはや脅迫レベルだ。 「ペテンメディアのクズどものくだらない反北謀略劇」 「KBSはメディアの本分を忘却し、民族の間に不和を煽り、対決、分裂、戦争を煽動する許しがたき反逆行為を行っている」 「我々は、KBS第2テレビ創作団を無慈悲に爆破し、その存在自体をあの世送りにする」 「ドラマ創作に加担した者は皆殺しにする」 「こんなドラマを作ったことは、我々に対する一種の政治的宣戦布告だ」  韓国警察は、北朝鮮のテロを警戒してKBS本社を厳戒警備するなど、大騒ぎになった。また、ソウル市内では「KBS爆破闘争に参加しよう」と書かれたハガキと正日氏の写真が路上で発見されるなど、韓国社会は戦々恐々とした雰囲気に包まれた。  韓国の人々は「たかがドラマぐらいで……」との反応を示したが、北朝鮮において金一族を冒涜する行為は「万死に値する」もので決して許されない。  両江道の情報筋は「このドラマのストーリーは知らないが、命がけで見るほどのものなのか?」とRFAに逆に質問するほどで、具体的なドラマの内容は一般的にはまだあまり知られていないようだ。  昨年末、北朝鮮はハリウッド映画『ザ・インタビュー』に対しても金正恩氏を誹謗中傷したと非難しながら、人民に対して「絶対に見るべからず」と警告を発した。ところが、映画の内容を説明しなかったために、かえって人民の好奇心を誘発するという皮肉な結果を生んでしまった。  今回の事件に関する両江道当局の対応は、その反省を踏まえたものかもしれないが、『ツツジの花が咲くまでに』に対する人民の好奇心が高まるのは時間の問題だろう。実際、平壌の大学生の間ではこのドラマが流行し、視聴した学生が収容所送りになっている。 (デイリーNKより<http://dailynk.jp/>)

トイレ専用車に、携帯用“おまる”まで!? 金正恩氏が一般人と同じトイレを使えないわけ

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北朝鮮の公衆トイレにある、水を溜めておくところ。用便を流したり手を洗ったりするのに使う。
 北朝鮮のトイレ事情は、どうひいき目に見ても、決してよいとはいえない。高級ホテルは総じて清潔だが、外国人が訪れるようなレストラン、観光名所のトイレもあまり清潔でなく、設備が破損していることが少なくない。さらに、高速道路にはサービスエリアが非常に少ないため、急に便意をもよおしたら、周囲の畑などを利用するしかない。  北朝鮮の最高指導者である金正恩第1書記でさえも、お国のトイレ事情に不便な思いをしているようだ。  護衛総局の事情に詳しい平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋が、「最高指導者のトイレ事情」を語ってくれた。護衛総局とは最高指導者を護衛する直属の「近衛兵」、いわば正恩氏に最も近い部隊である。  火気厳禁の化学工場の現地指導でもタバコを吸うなど、一見やりたい放題の正恩氏だが、たとえ急に便意を催したとしても、出先のトイレを気軽に使えない。その理由は、大きく分けて3つある。  1つ目は、神格化された存在である最高指導者が、用を足している姿を他人に見られてはならないからだ。正恩氏の乗る1号列車には、トイレ専用車が連結されているほどだ。トイレ専用車は“神聖不可侵”なスペースで「北朝鮮の実質的なナンバー2の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)氏ですら、このトイレを使ったら銃殺されかねない」(同)という。  2つ目は、警護上の理由だ。  正恩氏が外部のトイレを使うことは、絶対にありえない。普段とは違い、朝のトイレに行かなかったり、移動中にトイレに行くとなると、警護体制に変更が生じるため、護衛員たちは緊張状態に置かれる。  また、正恩氏は高速道路を使って移動する際にはベンツに乗るが、便意を催したとしても列車移動のときとは違って、トイレ専用車に移動するわけにはいかない。そこで、車内で「おまる」を使用するという。  3つ目は、正恩氏の健康上の理由だ。  最高指導者の健康をチェックするには、「便」の状態をチェックする必要がある。しかし、外部のトイレを使うと、それもできなくなる。  正恩氏のトイレ問題を全面的に取り仕切っているのは護衛総局だが、国家機密中の機密であるだけに、局員にとっても、非常に神経を使う問題のようだ。 (デイリーNKより<http://dailynk.jp/>)

機関車、ヘリ、路面電車が貸切に! 北朝鮮マニア垂涎の「ここまでやる!?」ツアーが大盛況

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英国の旅行社が公開した機関車の動画
 金正恩第1書記の側近といわれる、朝鮮労働党の崔竜海(チェ・リョンヘ)書記の粛正説が持ち上がるなど、依然として不穏な政治情勢にある北朝鮮。一方で、首都平壌には続々と高級マンションが完成し、不自然かつ不必要な投資が続いている。この原資となる外貨不足を補うため、日本統治時代の蒸気機関車を引っ張り出したり、1960年代のレトロ旅客機や旧ソ連製のヘリで遊覧飛行を始めたりと、全世界の鉄オタや軍事・航空マニアの“夢”を実現させている。日本人も歓迎という、マニア垂涎の仰天ツアーの中身とは――。  「まさか、北朝鮮にまだ機関車があるとは思わなかった」とは、中国で古い日本の機関車を追う鉄道マニアの50代男性。今年10月、英国にある北朝鮮専門旅行会社「チュチェトラベルサービス」がFacebook上で、北朝鮮北東部の清津(チョンジン)で撮影した写真と動画を公開すると、瞬く間に全世界の鉄道マニアに写真がシェアされた。このマニアによると、日本統治時代に構内入れ替え用として導入された小型機関車だという。 「10年ほど前まで、北朝鮮では日本統治時代の蒸気機関車が走り回っていたが、相次いでスクラップになり、鉄として中国に売り払われたんです」(同)  絶滅したとみられていた機関車が、本場・英国の鉄道マニアらを招いたツアーで現存を確認され、大騒ぎとなったわけだ。北朝鮮当局は、鉄オタ向けツアーの目玉として起用する腹積もりで、来年春ごろから始まる旅行シーズンには日本人向けツアーも企画される可能性があるという。また、「チュチェトラベルサービス」は「来年は『ミカド』クラスの機関車もツアーに組み込む」としており、さらに大型の日本製機関車が復活して走り出す可能性がある。
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バスマニア垂涎のレトロな連結バス
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路面電車も貸し切りが可能
 日朝関係筋によると、このほか路面電車マニア向けに、平壌市内を走る路面電車の貸し切り運転、バスマニア向けに路線バス貸し切りも始めている。料金はいずれも1路線100米ドル(約1万2,000円)。航空マニア向けには、高麗航空が保有する「アントノフ24」「イリューシン18」といった60~70年代に導入されたプロペラ機の飛行、旧ソ連製ヘリコプター「ミル17」の遊覧飛行も新たに加わり、耐用年数をはるかに超えた機体のスリリングなフライトが楽しめる。 「遊覧飛行はそのレトロな機体もさることながら、北朝鮮トップクラスの美女が、スカイマークもびっくりのノースリーブ&ミニスカ制服でもてなしてくれること。通常のフライトでカメラを向けるとマジギレされるが、客がマニアのみのチャーターフライトなら笑顔で写真撮影に応じてくれる」(北朝鮮旅行のリピーター)
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セクシーな高麗航空CA
 こうしたマニアックなツアーの運営会社は、北京に事務所を置く欧米系の会社だが、日程を合わせて直接、北朝鮮の旅行受け入れ窓口にメールすれば、日本語の話せる案内員2人が付き、欧米客のツアーに同行させてくれるそうだ。マニアを手玉に取る北朝鮮観光、リピーターの男性は「美女軍団がテーマのツアーができればいいのに……」というが、今のところは無理そうだ。 (文=金正太郎)

「味噌ノルマ」に苦しむ北朝鮮兵が各地で大豆略奪!「指揮官が部下をけしかけ、夜な夜な……」

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 今年の北朝鮮の農産物の作況はおおむね良好だとみられているが、依然として北朝鮮軍兵士が各地の協同農場、個人耕作地を襲撃する事件が多発していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。  兵士たちの狙いは「大豆」。味噌作りに欠かせない大豆が、今年は不作だったことが背景にある。    北朝鮮当局は、兵士の食生活改善のため、各軍部隊に大豆栽培のノルマを課している。2000年代初め頃までのノルマは兵士1人当たり年間10キロだったが、06年からは30キロに上げられ、金正恩政権が始まった12年からは70キロに増やされた。  わずか10年でノルマが7倍に増やされたが、ある程度の畑を保有する軍部隊にとっては決して達成できないノルマではない。  慈江道(チャガンド)の内部情報筋によると、国境警備隊の中隊に割り当てられた畑は3ヘクタール。この中隊では1ヘクタールに野菜を、2ヘクタールに大豆を植えているが、6~10トンの収穫が見込める。  1中隊は通常67人編成。不作であっても、1人当たりの収穫量は約90キロになるため、ノルマ達成は特に難しいものではない。ところが、今年は全国的に豆の実りが極端に悪く、生産量が大幅に減少。保有する畑が少ない部隊は、困り果てている。  両江道(リャンガンド)の情報筋によると、恵山(ヘサン)の10軍団警備中隊に与えられた畑はわずか1ヘクタール。そこに大豆を植えたのだが、通常の不作時の3トンよりさらに少ない1.6トンしか収穫できなかった。  ノルマが達成できなかったとなると、指揮官は処罰されかねない。そこで指揮官が部下の兵士をけしかけて、夜な夜な協同農場や個人耕作地を襲撃させて大豆を略奪しているのだ。  農場では警戒を強めているが、武器を持った盗賊団と化した兵士相手では分が悪く、軍部隊近辺の農場や個人耕作地では甚大な被害が発生している。  収穫期の兵士による襲撃は、以前より相次いでいる。当局も特に対策を取らないため、人民の間では軍に対する反発が、ますます強まっている。 (デイリーNKより<http://dailynk.jp/>)