“推定体重130キロ”金正恩氏のスーツ姿に全世界衝撃! 北朝鮮にも「サカゼン」があるのか?

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平壌市内の衣料品店。ほとんどSサイズだ
 異例のスーツ姿で第7回朝鮮労働党大会に登壇した北朝鮮の金正恩党委員長。推定体重130キロという巨体にフィットしたフォーマルなスーツは全世界で注目され、Twitterでは「北朝鮮にもサカゼンみたいな店があるのか」と、大きな話題になった。北朝鮮の経済事情に詳しい関係者は「残念ながら、共和国(北朝鮮)にデブ専門店はない」と断言。関係者の証言で、知られざる北の巨漢事情が明るみになった。  正恩氏のスーツについて、日本国内の北朝鮮ウオッチャーは「よく見るとストライプになっており、いつもの人民服と同じ生地だ」と指摘する。ゆえに「特注品、オーダーメードと考えるのが自然だろう」と語る。北朝鮮では最近、最高権力者にあやかろうと、刈り上げのヘアスタイルがブームになっているが、一般の人民は衣装面での真似は難しそうだ。 「そもそも太っている人が珍しい。富裕層が増えたといっても、体重100キロを超えるような人はいないよ」とは、日朝を頻繁に行き来する在日ビジネスマンの男性。肥満体形が少ないのは、食料不足はもちろん、西側のファストフードのような、脂っこくてカロリーの高い食事を出す店が少なく、シンプルな味付けの朝鮮料理が多いからだと、この男性は見る。 「北朝鮮には、サカゼンのようなビッグサイズ専門店はない。太った人が町を歩くと『幹部が来た』と勘違いされて、みんなにガン見される」(同)  かく言う男性も、日本人の中年と同じで結構恰幅がいい。それでも、男性は北朝鮮に入ると、同胞として現地の人に溶け込むため、いつも人民服に着替えることにしているという。  では、どこで人民服を入手しているのか?
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平壌中心部の地下鉄。デブはひとりもいない
「日本で人民服は再現できない。そこで、初めて平壌に行った時、『人民服を買いたいので、服屋に連れて行ってほしい』と、向こうの受け入れ先に頼んだ。すると『ホテルで待て』と指示された」(同)  ほどなく、メジャーを持った女性が到着し、上から下まで採寸して帰った。その2日後、男性にぴったりの人民服が仕上がってきたという。つまり、布の裁断から縫製まで、一から仕立屋が引き受け、イザというときの一張羅は、既製品を買わないのが、朝鮮メンズのたしなみだという。ちなみに人民服は1着1万5,000円ほど。ビッグサイズだと約5,000円で、日本円か中国元での外貨払いを求められるそうだ。  基本オーダーメードでも、サイズには制限があるという。 「『ウエスト100センチぐらいまでが限度』と仕立屋の人が言っていた。正恩氏の姿を見ると、120センチはあるだろう。正恩氏の衣装だけを扱う縫製工場があるんだろうなぁ」(同)  正恩氏は今回の党大会で、開会の辞の原稿を読み上げる際、金日成主席が使っていたのとよく似たウェリントンの眼鏡をかけている。後ろにすき上げた髪形、腹を突き出した歩き方、後ろ手に組む様子、壇上をつかんで報告書を読むさまなどは、いずれも「金日成の真似」と分析されているが、スイス留学経験があるだけに、おしゃれには人一倍気を使うのかも!?

日本海沿岸にも漂着 金正恩第1書記のお気に入り「桃の香り炭酸甘水」って?

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日本海に漂着した北朝鮮の嗜好品
 第7回朝鮮労働党大会で党委員長に就任し、核開発と経済建設を並行して進める「並進路線」を強調した金正恩第1書記。海外メディアの取材団を電線工場や製糸工場に案内して、経済成長をアピールしたが、日本に流れ着く漂流物から、北のいびつな“経済発展”が透けて見えている。  昨冬、日本海沿岸では北朝鮮のペットボトル(1.5リットル)の漂流が多数確認された。    朝鮮語で書かれた品名は「桃の香り 炭酸甘水」。  桃の成分が入った炭酸飲料で、製造元は平壌市の「ソンフン食料工場」となっていた。工場名を検索すると、北朝鮮の対外宣伝サイト「朝鮮の今日」が今年1月7日に「世界的な競争力を持つ最優秀製品が多数生産されている」と紹介した、正恩氏肝いりの総合食料工場と判明した。   「朝鮮の今日」によると、故・金正日総書記の「食料加工業発展に力を入れ、おいしくて栄養価の高い、さまざまな食料品を、さらに多く生産しなければならない」という遺訓を胸に、創業10年という歴史の浅いソンフン工場の労働者たちは闘志を燃やした。  結果、前年比350倍という驚異的な生産量をマークし、工場も食品安全の世界規格となるISO22000を取得。工場では、「世界を圧倒する商品が続々と生産されている」というのだ。  記事は「周囲に流されず、独自に百歩、千歩を一気に走って跳躍したソンフン食料工場の成果は、私たちの手で幸福と繁栄をもたらすのが決してはるかな目標ではなく、闘争にはすでに勝利が約束されているということをより一層確信させる」と、強引に結んでいる。 「前年比350倍」は、そもそも製品の生産量が極端に少ないか、真っ赤なウソのどちらかだが、北朝鮮の東岸から大海原を越えて多数のボトルが日本海に漂流してくるということは、少なくとも昨冬に「桃の香り 炭酸甘水」が大量生産されていたのは間違いなさそうだ。  一方で、このほかに北朝鮮の食料品や飲料の容器は、日本海沿岸で見つかっていない。ある北朝鮮ウオッチャーは「正恩氏が気に入った産品しか、大量生産ができないのではないか」と推察する。推定体重が130キロを超えるという正恩氏は、いかにも「桃の香り 炭酸甘水」が好きそうだ。一方で、寒い季節に大量に出回ったこの飲料ぐらいししか嗜好品がない北朝鮮庶民の厳しい日常生活がおもんぱかられる。 (文・写真=金正太郎)

北朝鮮の外貨稼ぎを叩く韓国テレビ局にブーメラン! 「朝鮮中央テレビ」に年間1,000万円の“利益供与”発覚!?

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イメージ画像(「Thinkstock」より)
「韓国政府の開城工業団地の操業中断措置には、北朝鮮の核とミサイル開発に使われる資金源を元から遮断するという強力な意志が込められている……。(同団地のからの収益は)核ミサイル開発資金5分の1に相当する」 「それにより、年間1,000億ウォン(約100億円)を超える金正恩の資金源はなくなった。北朝鮮海外労働者たちの外貨稼ぎを遮断しなければならない」  これは去る2月、韓国政府が「韓国と北朝鮮の経済協力の象徴」ともいえる開城工業団地の操業を全面中断すると発表した際に、韓国の各テレビ局が報じた内容だ。いずれも論調は似たようなもので、要するに、北朝鮮の外貨稼ぎを遮断すべきという主張になっていた。北朝鮮に外貨が流れると核やミサイルの開発が進むというロジックなので、確かに韓国にとっては見逃せない問題だろう。  しかし4月20日、北朝鮮の外貨稼ぎを口うるさく指摘してきた韓国の各テレビ局が、北朝鮮の国営「朝鮮中央テレビ」に2006年から著作権料を支払っていたことが明らかになった。「開城工業団地は北朝鮮の資金源」などと酷評してきた各局が、いうならば、その資金源となっていたわけだ。  スクープを報じた韓国メディアによると、「朝鮮中央テレビ」に著作権料を支払ってきたのはKBSやMBC、SBSといった地上波各局をはじめ、テレビ朝鮮、チャンネルA、聨合ニュースTVなど。著作権料は06年から09年まで北朝鮮に送金されていたが、同年4月のミサイル発射後は対北政策によって民間からの送金が禁じられたため、未払い著作権料は現在、裁判所に供託されているそうだ。  韓国統一部が明かしたところによると、朝鮮中央テレビの映像を韓国のテレビ局が使用できるよう契約を交わしたのは06年3月。それ以前は、北朝鮮のテレビ映像は「利敵表現物」に分類されており、任意に取得したり使用したりすることはできなかったという。  気になるのは、韓国の各テレビ局がいくら支払っていたかのか、だ。    KBS関係者が明かしたところによると、同社は07年から著作権料を支払っており、その額は年間3,000万ウォン(約300万円)程度だという。SBS報道運営チーム長も「金額は3,000万ウォンほど」と答えた。それらを合計すると、韓国の各テレビ局から支払われた著作権料の総額は、年間1億ウォン(約1,000万円)を超える計算になる。  韓国の専門家はこう指摘する。 「各テレビ局は開城工業団地からの収益は核開発に転用されると報道しておきながら、自分たちが支払う著作権料については言及しなかった。現在は裁判所に供託されているが、いずれは支払うお金。自分たちは北朝鮮を利するような動きをする一方で、開城工業団地を核開発の資金源などと報道するのは、二枚舌もいいところだ」    表では北朝鮮の外貨稼ぎを叩き、裏では北朝鮮に外貨を渡していた韓国の各テレビ局。ネット社会になって久しい韓国では、テレビに対する信頼がまたひとつ揺らぐきっかけになるかもしれない。

北朝鮮崩壊の序曲か? 日本政府が進める“脱北難民”受け入れ準備「マフィア化の恐れも……」

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 政府機関の一部で、北朝鮮からの難民の受け入れを想定したさまざまなシミュレーションが存在するという。  外務省傘下の人道支援チームの関係者によると「法的な根拠はもちろん、海上保安庁などと連携した場合の受け入れにかかる人員や方法、費用などをあらゆる角度から試算している」という。 「脱北を試みる人々が後を絶たないのは以前からですが、最近は脱北を取り締まる側の人間が脱北者になる傾向が見られます。『日本は植民統治しながら、大戦の降伏で朝鮮半島に権力の空白を作った責任がある』という大義名分もあるので、歴史的な背景からも国際社会に難民受け入れ宣言はできうるもの。これは非公式な見解ですが、難民の受け入れができれば、北朝鮮は武力衝突なしに崩壊させられるんです。あとは日本国内の反発をどう緩和させるか、ですが……」(同)  これは北朝鮮崩壊のカウントダウンなのか。韓国政府は4月12日、北朝鮮で対南工作をしていた偵察総局の大佐が昨年、韓国に亡命していたことを明らかにしたほか、アフリカ駐在の北朝鮮外交官や中国にある北朝鮮レストランの従業員たちが集団で韓国に亡命したことも認めた。これが日本より一足早い「難民受け入れの序曲」という見方もある。  金正恩政権が発足してから、地位も金もある北朝鮮のエリート幹部が続々と韓国に亡命しているのは、まさに異常事態。亡命した偵察総局大佐も、サイバー攻撃や破壊工作を担う特殊工作機関の責任者で、「北朝鮮の内部情報を売る代わりに、今後の生活を保障してもらう道を選んだ」と見る人もいる。  これに対し北朝鮮は「韓国の諜報機関による集団的な拉致事件だ」と非難したが、アジア情勢に詳しい軍事評論家の青山智樹氏は「北朝鮮国内の食糧事情があまり悪いためで、韓国の工作とは思えない」とする。 「北朝鮮は1月以来、核実験や事実上のミサイル発射実験を強行し、さらに移動式弾道ミサイル『ムスダン』の発射準備中。しかし、ミサイル1回の発射に億単位の金がかかるのに加え、国際社会からの制裁も強まって、国民は日用品の入手も困難になっています。そんな中、外交官や他国に滞在する人民は、いかに自国の状況が悪いかを知っていますから亡命する者が後を絶たない。経済発展が著しい中国を見れば脱北を試みる傾向が強まるのは当然」(同)  北朝鮮では、20~30代の若者たちが、100万人以上の餓死者を出した1990年代に幼年期を過ごした「苦難の行軍世代」と呼ばれ、脱北の思いが強い世代といわれる。実際、脱北した中国の北朝鮮レストラン従業員13名も、全員がこの世代だった。その世代の間では「また餓死の時代が来る」というウワサが広まっているという。 「金正恩は独裁的な力はあっても統率力に乏しく、父親が健在でも役員の交代を進めた金正日時代と違い、任命の遅れから役職の空白期間も目立っています。これは内部の権力闘争をうまく収めきれていないから。問題があれば“血の粛清”という最終手段を安易にとっているのも、自らの苦しい立場が背景にあるようです。この1年でも党の主要メンバーが10名ほど処刑されているようですからね」(青山氏)  この状況で、仮に日本や韓国が脱北者を歓迎すると声明を出せば、人々がドッとなだれ込む可能性も高く、人道支援チームの関係者が言うように北の崩壊につなげることはできそうだ。ただ、「問題はその脱北者の受け入れに危険が多い」と青山氏。 「脱北者は中国や韓国、タイなどで、当初はおとなしくしていても、次第に食料を略奪するゲリラとなっている例もあります。命をかけてサバイバルして生きてきた彼らにとって、諸外国の環境はぬるく、マフィア化する者もいます」(同)  難民については、紛争や貧困に苦しむ中東やアフリカから欧州への難民が数十万人規模に達し、世界規模の問題となっているが、過去にソビエト連邦が崩壊したときも西欧に逃げたロシア人が各国でマフィア化し、イギリスなどで社会問題となった事例がある。 「表向き人道支援でも、本音が北を崩壊させるための難民の受け入れとなれば、生きるためなら人をも殺す冷酷な軍人も受け入れるということ。北の亡命者が増えれば、アジア全体で現在のヨーロッパと同じような問題が出てくるのは必至。長年、武力衝突と無縁だった日本の人々に、それを受ける覚悟があるのかどうか……」(同)  独裁政権下で集中管理されてきた人たちが日本に来たとしても、一般市民に溶け込んでコンビニや建築現場で地道に働いてくれるかどうかはわからない。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

“北朝鮮スペシャリスト”は、もういらない!? 対立悪化で韓国大学から専門養成学科が消滅へ

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イメージ画像(Thinkstockより)
 韓国の大学には「北韓(北朝鮮)学科」が存在することをご存じだろうか? その名の通り、北朝鮮のすべてを学べる学科である。日本では見慣れない学科だが、韓国が置かれた状況を考えると、あっても不思議ではないだろう。  韓国で北朝鮮学科が設けられ始めたのは、1990年代。当時は“南北統一”に対する韓国人の関心が最も高かった時期で、いずれ迎えるであろう統一に備えて、北朝鮮をもっと知ろう、という動きがあったようだ。  この学科で学べるのは、北朝鮮の政治、法律、経済、文化、芸術など、北朝鮮のほぼすべて。もちろん、軍事体制や外交関係など、韓国と関わるところにも深く入り込む。こうして体系化された“北朝鮮学”の目標は、北朝鮮の専門家・研究者を養成すること。一時期は前途有望な学問とされ、興味を持つ学生が多数集まっていたようだ。  ところが10校近くにあった北朝鮮学科は、近年は廃止、もしくは政治外交学科などに吸収され、来年度は全国にたった1校しか残らないという。  その理由としてまず挙げられるのが、南北問題だ。近年繰り返されている北朝鮮の核実験や、韓国政府による開城公団(唯一の南北共同事業)の韓国人従業員撤収で、南北関係は過去に例のないほど凍りついている。今のままだと、南北統一はほぼ不可能といっても過言ではない。2014年の新年会見で朴槿恵大統領は「南北統一に備えて“統一憲法”作りに取りかかる」などと発言したが、今となって“ホラッチョ”といわれても仕方あるまい。  そしてもうひとつの大きな理由は、北朝鮮学科卒業生の就職難だ。北朝鮮学は確かに意義のあるものだが、実際のところ、それを生かす企業や機関、団体はほとんどない。韓国では「統一部」という国家行政機関で南北の交流などの業務を行っているが、540人の職員のうち、北朝鮮学科出身は12人しかいない。一般企業も状況は同じだ。過去に北朝鮮との事業を進めていた某企業の関係者によると、「今のような雰囲気では、もう北朝鮮学専攻者を採用する理由がない」という。  そのため就職活動が始まると、この学科に入ったことを後悔する学生がほとんどだという。「北朝鮮学は、未来へ投資するための特殊な学問」という声も上がり、学科廃止に反対する運動も起きているが、需要がないなら仕方がないという人が多いようだ。  南北問題はともかく、就職難を理由に学科がなくなるのは、どこか寂しい。韓国の若者たちにとっては、統一問題よりも個人の生活のほうが切実なのだろう。南北統一の実現は、さらに先延ばしとなりそうだ。 (文=李ハナ)

マニアの間で話題沸騰! 北朝鮮ミサイル発射記念の切手&テポドン絵巻「次はいったいどんな力作が!?」

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1998年のテポドン切手
 早ければ8日にも打ち上げの可能性があるといわれている北朝鮮の長距離弾道ミサイルだが、北朝鮮は過去の発射と同様に「平和目的の人工衛星」と主張。ミサイルは運搬ロケット「銀河3号」で、弾頭には人工衛星「光明星」を搭載し、あくまで「宇宙開発」をアピールする腹づもりだ。北朝鮮側は、そんな“アメージング・ストーリー”を後押しするために、過去に「切手」や「絵巻」といった公式グッズをリリースしており、今回の打ち上げでも、日本国内に推定400人いるという北朝鮮マニアが「今度はどんなモノが出るんだ」とワクワクしているという。
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2009年の切手。竹島も明記
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直近12年の切手。ロケットごと宇宙へ!
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想像力豊かな切手帳
「テポドン発射」を祝う記念切手は1998年8月のテポドン1号、2009年4月のテポドン2号改良型、12年12月のテポドン2号改良型、計3回の発射後に、それぞれほどなく発行されている。  98年と09年の発射では衛星が軌道に乗らず、海中に落下したと米軍はじめ西側各国は結論付けた。だが、北朝鮮はいずれも「成功した」「衛星から電波が発信された」と強弁し、切手には宇宙空間を周回する衛星がきっちりと描かれている。そんな“妄想”を絵図にした切手に、コアなマニアのひとりは「想像図の手書き感がたまらない」とイチオシする。  発売直後は入手困難で品薄感が高まり、300円ほどの原価が時に数千円にも高騰し、「ヤフオク!」で取引されることもあるという。
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宇宙を駆け抜けるミサイル
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日本のはるか上空を通過する衛星に喜ぶ技術者たち
 3種の切手を集めた切手帳もある。宇宙空間に複数の人工衛星「光明星」が浮かぶという、これまたアメージングな見開きページに切手を組み込み、「本気で宇宙開発が進んでいるみたいでカッコいい」と、前出のマニアは喜ぶ。  一応、軌道に「光明星」を乗せることに成功した12年の発射時、当局はよっぽどうれしかったのか、8枚組の「絵巻」をリリースした。発射管制センターや成功を喜ぶ技術者らの写真は、官製メディアで使ったものを引用し、ミサイルが地球外を飛び回るシーンも組み込まれている。実際にはミサイル自体は大気圏外に出るわけではなく、2段に分かれて海中に落下しているのだが。  マニアは「ロケットそのものが宇宙に出ないことは、日本だったら小学生でもわかる。だが、北朝鮮ではそんな常識を無視して、ロケットごと宇宙に飛び出す、大胆な空想で描かれたところがイイ」とうなる。  そもそも、こうした想像図が通用するのは、北朝鮮の人民がロケットの基礎構造を知らされていないためとみられる。  今回の発射、たとえ失敗して海の藻屑となっても、多くの人民が夜空を仰いでロケットを探すことになるだろう。 (写真・文=金正太郎)

いい年した未婚女が北朝鮮に行くと、こうなる

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平壌ホテルの販売員と。朝鮮では行き遅れ独女のことを「老処女」と呼びますが、「老処女同士、頑張りましょ」と、謎の励まし合いをしたものです。あれから数年。無事、彼女が嫁入りできたことを祈ります。
 こんにちは。今回は結婚の話です。  日本では30年前と比べ、生涯未婚率が上昇しているとのことで、私も例に漏れず、未婚クラスタの一員でございます。  編集・ライターという不安定かつカタギではない職業で、さらに30代未婚と「崖っぷち」な私でありますが、北の人からすると崖っぷちどころかほぼ終了している存在に等しいようで、訪朝時には行く先々で赤の他人からこのような言葉を投げかけられるのであります。 「結婚しないのか?」 「なぜ結婚しないんだ?」 「結婚もしないで、いつまでそんなことやってるんだ?」 「北朝鮮に来る暇があったら、結婚すればいいのに」と言われたときはさすがに笑ってしまいましたが、それほどヤバいと思われているのでしょう。  なぜ、ここまで責められるのか?  北朝鮮の女性の初婚年齢は20代前半~後半がほとんどで、相手がいなくても周囲が見合いをさせるなどして、なんとか結婚させるのが一般的なようです。よって、生涯未婚率は1%にも満たない(高麗ホテルのバーテンダー談)のではないでしょうか。なので、30歳以上で未婚でいるなんて、北朝鮮的にはあり得ないことなのです。  平壌ホテルの売店の女性販売員(当時29歳)は「私なんてもうダメ。こんな年じゃ、誰ももらってくれないかも。どうしよう」とぼやいておりました。29歳というと、確かに焦りだす年齢ではありますが、北では深刻さの度合いが増すのでしょう。  ちなみに実態はどうか知りませんが、若い女性に好みのタイプを聞いたら、テンプレのように「情熱的な人」と答えるので、斜に構えてる系の男子はモテないようです。  無論、常に行動を共にしていた、私のブログや拙著『実録・北の三叉路』(双葉社)でもおなじみ、ヤンキーヘアの女性案内員・鄭さんからも、連日のようにこの問題でチクチク言われるのでありました。  ついにキレた私は「いいじゃないですか、もう。ほっといて下さいよ!」と声を荒げましたが、「結婚は人間の義務なのよ」と人間論にまで話のレベルを吊り上げられ、閉口。鄭さんの同僚にも50代で未婚の女性がいたらしく、「理想が高いからそうなるのよ。妥協しないから売れ残るんだわ」と批判していました。そんな鄭さんも、30歳まで男性との交際経験がないまま見合い結婚しましたが、うまくいっているようでした。  極めつきは親族。 「お前の年じゃ、もうバツイチ子持ちの50代男の後妻になるしかないけど、頑張りなよ」  励ましになってないよ!  さらには、言うにこと欠いて「もはや外国人で、いや日本人でいいじゃん」とまで。もちろん、相手の国籍はまったく問わないですが、北朝鮮の人がこう言うとは意表を突かれました。  このように、いい年こいた独身女性が訪朝する際は覚悟が必要になります。まあ、めったにそんな物好きはいないと思われますが……。  そして、連日におよぶ未婚ハラスメントを耐え抜き、迎えた帰国間際。ようやく解放される……と思いきや、親族と案内員から、さらなるダメ押しが。 「次に来る時は、既婚者になってから来いよ」  そんなわけで、結婚しないと次回訪朝は厳しいようなので、誰でもいいので結婚してくれませんかね。偽装でもOK(※ただしイケメンに限る)。セールスポイントは聞き上手、安くていい品を見つけるのがうまい、退屈させない、の3点です。同性パートナーシップでも構いませんが、渋谷区在住ではないので無理です。 ●やす・やどろく ライター、編集者。元朝鮮青年同盟中央委員。政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>

いい年した未婚女が北朝鮮に行くと、こうなる

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平壌ホテルの販売員と。朝鮮では行き遅れ独女のことを「老処女」と呼びますが、「老処女同士、頑張りましょ」と、謎の励まし合いをしたものです。あれから数年。無事、彼女が嫁入りできたことを祈ります。
 こんにちは。今回は結婚の話です。  日本では30年前と比べ、生涯未婚率が上昇しているとのことで、私も例に漏れず、未婚クラスタの一員でございます。  編集・ライターという不安定かつカタギではない職業で、さらに30代未婚と「崖っぷち」な私でありますが、北の人からすると崖っぷちどころかほぼ終了している存在に等しいようで、訪朝時には行く先々で赤の他人からこのような言葉を投げかけられるのであります。 「結婚しないのか?」 「なぜ結婚しないんだ?」 「結婚もしないで、いつまでそんなことやってるんだ?」 「北朝鮮に来る暇があったら、結婚すればいいのに」と言われたときはさすがに笑ってしまいましたが、それほどヤバいと思われているのでしょう。  なぜ、ここまで責められるのか?  北朝鮮の女性の初婚年齢は20代前半~後半がほとんどで、相手がいなくても周囲が見合いをさせるなどして、なんとか結婚させるのが一般的なようです。よって、生涯未婚率は1%にも満たない(高麗ホテルのバーテンダー談)のではないでしょうか。なので、30歳以上で未婚でいるなんて、北朝鮮的にはあり得ないことなのです。  平壌ホテルの売店の女性販売員(当時29歳)は「私なんてもうダメ。こんな年じゃ、誰ももらってくれないかも。どうしよう」とぼやいておりました。29歳というと、確かに焦りだす年齢ではありますが、北では深刻さの度合いが増すのでしょう。  ちなみに実態はどうか知りませんが、若い女性に好みのタイプを聞いたら、テンプレのように「情熱的な人」と答えるので、斜に構えてる系の男子はモテないようです。  無論、常に行動を共にしていた、私のブログや拙著『実録・北の三叉路』(双葉社)でもおなじみ、ヤンキーヘアの女性案内員・鄭さんからも、連日のようにこの問題でチクチク言われるのでありました。  ついにキレた私は「いいじゃないですか、もう。ほっといて下さいよ!」と声を荒げましたが、「結婚は人間の義務なのよ」と人間論にまで話のレベルを吊り上げられ、閉口。鄭さんの同僚にも50代で未婚の女性がいたらしく、「理想が高いからそうなるのよ。妥協しないから売れ残るんだわ」と批判していました。そんな鄭さんも、30歳まで男性との交際経験がないまま見合い結婚しましたが、うまくいっているようでした。  極めつきは親族。 「お前の年じゃ、もうバツイチ子持ちの50代男の後妻になるしかないけど、頑張りなよ」  励ましになってないよ!  さらには、言うにこと欠いて「もはや外国人で、いや日本人でいいじゃん」とまで。もちろん、相手の国籍はまったく問わないですが、北朝鮮の人がこう言うとは意表を突かれました。  このように、いい年こいた独身女性が訪朝する際は覚悟が必要になります。まあ、めったにそんな物好きはいないと思われますが……。  そして、連日におよぶ未婚ハラスメントを耐え抜き、迎えた帰国間際。ようやく解放される……と思いきや、親族と案内員から、さらなるダメ押しが。 「次に来る時は、既婚者になってから来いよ」  そんなわけで、結婚しないと次回訪朝は厳しいようなので、誰でもいいので結婚してくれませんかね。偽装でもOK(※ただしイケメンに限る)。セールスポイントは聞き上手、安くていい品を見つけるのがうまい、退屈させない、の3点です。同性パートナーシップでも構いませんが、渋谷区在住ではないので無理です。 ●やす・やどろく ライター、編集者。元朝鮮青年同盟中央委員。政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>

「国連史上、最も無能な事務総長」が水爆実験の北朝鮮にもてあそばれた!? ついに韓国でも支持率低下か

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国際連合広報センターより
 北朝鮮が水爆実験の実施を発表し、国際社会に緊張が走っている。毎度のことながら、国連安保理は北朝鮮を強く非難する声明を発表。今後の制裁が議論される中、国連事務総長のパン・ギムンの動向にも注目が集まっている。  パン事務総長は声明で、「私の名字(パン=Ban)のローマ字のつづりと発音は“禁止”を表す単語と同じ。私の名字から、私の決意がいかに明確で揺るぎないものかをわかってもらえるはず」などと、冗談のような主張を展開している。そんなパン事務総長に対して、「どの口が言うのか」という批判の声も。それは、彼がつい最近まで訪朝計画を立てていたからだ。  1月7日、ラジオ番組に出演した韓国のある議員が明かしたところによると、「去る12月17日、(パン事務総長の訪朝)日程が差し迫っており、協議中としていた」という。さらに「(その2日前である)15日に(金正恩第1書記の)核実験の指示書が下った。北朝鮮は核実験の指示を出しながら、パン総長をもてあそんだ」と話している。  つまり、もしパン事務総長が計画通りに訪朝していた場合、国連事務総長が滞在中に核実験が行われるという、前代未聞の大失態を犯す可能性まであったというのだ。  パン事務総長の“無能説”は、指摘されてから久しい。昨年9月に中国の抗日戦争勝利70周年記念式典に出席し、国際的な非難を浴びたことは記憶に新しいだろう(参照記事)。ニューヨーク・タイムズ紙も以前、「パン・ギムンはどこにいるのか?」という記事を掲載し、「彼は国連の歴史上、最も無能な事務総長と呼ばれ、“力のない観測者”“どこにもいない男”と呼ばれる」と、痛烈に非難した。    それでも彼は、自国・韓国では憧れの人物として長らく君臨してきた。が、ここにきて韓国でも、彼の支持率は低下の一途をたどっている。原因は、日韓の“慰安婦合意”だ。  1月1日、パン事務総長はパク・クネ大統領に電話し、「両国にとって24年間、困難な懸案とされてきた慰安婦問題について合意したことをお祝いする」などと話したという。日本でも議論が尽きない慰安婦合意だが、韓国では現在、野党を中心に今回の合意を糾弾する声が大きい。そんな中で露骨に合意を支持したため、韓国国民の感情を逆なでしている状態だ。  韓国ネット民たちは、「パン・ギムンには本当に失望した」「これまでの良いイメージが吹っ飛んだな」「幼い頃に尊敬すべき人と学んだが、尊敬どころかクソみたいなヤツだ」などと書き込んでいる。  国連の「強く非難する声明」が北朝鮮になんら効果がないのは、過去を見れば明らかだ。パン事務総長の「核実験禁止」という“固い決意”は、どのように示されるのか。期待できるところは少ないが、ぜひとも注目してみたい。

「国連史上、最も無能な事務総長」が水爆実験の北朝鮮にもてあそばれた!? ついに韓国でも支持率低下か

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国際連合広報センターより
 北朝鮮が水爆実験の実施を発表し、国際社会に緊張が走っている。毎度のことながら、国連安保理は北朝鮮を強く非難する声明を発表。今後の制裁が議論される中、国連事務総長のパン・ギムンの動向にも注目が集まっている。  パン事務総長は声明で、「私の名字(パン=Ban)のローマ字のつづりと発音は“禁止”を表す単語と同じ。私の名字から、私の決意がいかに明確で揺るぎないものかをわかってもらえるはず」などと、冗談のような主張を展開している。そんなパン事務総長に対して、「どの口が言うのか」という批判の声も。それは、彼がつい最近まで訪朝計画を立てていたからだ。  1月7日、ラジオ番組に出演した韓国のある議員が明かしたところによると、「去る12月17日、(パン事務総長の訪朝)日程が差し迫っており、協議中としていた」という。さらに「(その2日前である)15日に(金正恩第1書記の)核実験の指示書が下った。北朝鮮は核実験の指示を出しながら、パン総長をもてあそんだ」と話している。  つまり、もしパン事務総長が計画通りに訪朝していた場合、国連事務総長が滞在中に核実験が行われるという、前代未聞の大失態を犯す可能性まであったというのだ。  パン事務総長の“無能説”は、指摘されてから久しい。昨年9月に中国の抗日戦争勝利70周年記念式典に出席し、国際的な非難を浴びたことは記憶に新しいだろう(参照記事)。ニューヨーク・タイムズ紙も以前、「パン・ギムンはどこにいるのか?」という記事を掲載し、「彼は国連の歴史上、最も無能な事務総長と呼ばれ、“力のない観測者”“どこにもいない男”と呼ばれる」と、痛烈に非難した。    それでも彼は、自国・韓国では憧れの人物として長らく君臨してきた。が、ここにきて韓国でも、彼の支持率は低下の一途をたどっている。原因は、日韓の“慰安婦合意”だ。  1月1日、パン事務総長はパク・クネ大統領に電話し、「両国にとって24年間、困難な懸案とされてきた慰安婦問題について合意したことをお祝いする」などと話したという。日本でも議論が尽きない慰安婦合意だが、韓国では現在、野党を中心に今回の合意を糾弾する声が大きい。そんな中で露骨に合意を支持したため、韓国国民の感情を逆なでしている状態だ。  韓国ネット民たちは、「パン・ギムンには本当に失望した」「これまでの良いイメージが吹っ飛んだな」「幼い頃に尊敬すべき人と学んだが、尊敬どころかクソみたいなヤツだ」などと書き込んでいる。  国連の「強く非難する声明」が北朝鮮になんら効果がないのは、過去を見れば明らかだ。パン事務総長の「核実験禁止」という“固い決意”は、どのように示されるのか。期待できるところは少ないが、ぜひとも注目してみたい。