経済制裁発動中のはずが……北朝鮮で日本のビールが大人気のワケ

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ルーマニア大使館員の訪問で判明した日本のビール輸入=中央下段(北朝鮮サイト「朝鮮の今日」より)
 朝鮮半島危機で日本や米国のほか、血の盟友といわれた中国からも経済制裁を受ける北朝鮮。西側メディアは「崩壊も近い」と報じているが、同国内では日本製のビールやウイスキーがブームになっているという。日本政府は北朝鮮との間ですべての輸出入を禁じているはずだが、今日も平壌では労働党幹部や成り金が、アサヒスーパードライで酒盛りをしているんだとか……。  5月11日、北朝鮮の労働新聞は「在朝ルーマニア大使館員が大同江ビール工場を参観した」と報道。ネットメディアも写真入りで報じた。  大同江ビールはドイツのビールプラントを輸入して製造している本格的なブランドで、いまや中国にも輸出されるほどに成長。スッキリとした味わいは、日本の北朝鮮マニアの間でも一目置かれる存在だ。 「報道の写真を見て驚いた。工場の冷蔵庫にアサヒスーパードライとキリン一番搾りが見える。値札も付いており、どう見ても売り物だ」とは、日本の民間研究機関で働く研究者。缶ビールならまだしも、冷蔵庫の奥に見えるのは瓶ビール。しかも、鳴り物入りのビール工場でなぜ、ライバルのアサヒやキリンが平然と売られているのか? 「金正恩時代になって、企業の自助努力でモノを売れば、一定の利益は国に上納しなくてもよくなった。大同江ビール工場も日本の密輸業者と取引をして、左党が集まる売店で売っているのだろう。金儲けの意欲が感じられる」(同)  実は韓国でも、数年前から日本の居酒屋ブームが起きている。ソウルの街角には、あちこちでアサヒスーパードライのロゴが入った看板が出されており、政治よりも先に日本のビールが南北統一してしまった格好だ。
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北朝鮮の食堂に並ぶ酒も日本ブランドが多い
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露店にも日本のウイスキーが!
 中朝を行き来するブローカーの男性は「ある程度、自由な商売ができるようになって、成り金が増えた。権力のある労働党の幹部や新しい富裕層が、日本製のビールや酒を楽しんでいる。もともと在日朝鮮人の祖国訪問の土産で、高級ウイスキーが珍しくて人気だった。今は流通が発達して、道端の露店でもサントリーのレッドやトリスの小瓶が売られている」と明かす。  日本政府は「圧力」をかけるため必死に禁輸措置を継続しているが、実態はザルで、平壌の成り金たちは浴びるように日本の酒を飲んでいる。    それにしても、準戦時体制に酒盛りとは随分と肝が据わった話だが、先のブローカー男性は「実は、北朝鮮の市民に、まったく緊張感はない。朝鮮中央テレビや官製メディアが『無慈悲な打撃で焦土化する』と煽っているが、脅しは年中行事で、慣れっこになっている。それに、北朝鮮のメディアは限られているので、ほとんどの市民は周辺国で何が起きているのか知らない」という。鎖社会も、プラスに働くことがあるようだ。

緊迫する北朝鮮情勢を「結婚できない男女のパターン」からひもとく

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 既報の通り、アメリカと北朝鮮が一触即発の状態を続けており、「すわ開戦か」という危機感が高まっていますね。  確かに、いつにない緊張感が醸成されていますが、最高指導者に就任直後から経済システムに少しずつ資本主義社会のエッセンスを取り入れ、街並みも近代的に改装を続けてきた金正恩氏が、せっかくコツコツと築き上げてきたものを爆撃させて失うようなリスクを取るだろうか? と考えると、あまり現実的ではないというのが私の見方であります。  万が一、そうなるとすれば、なんだかんだで中国が復興責任を負わされるでしょうし、ロシアも許さないでしょう。中国が所有する鉱山もありますし。だいたい、更地になったところで何もない。多少のレアメタル以外、本当に何もないんだよ! 自然がきれいなだけです。  もしかすると、白頭山が爆撃の衝撃で噴火するかもしれませんね。そうなったら、アメリカに責任取ってもらいましょう。  そんなわけで、今回は長きにわたって続いてきたアメリカと北朝鮮の情報戦と脅し合いが史上最高に先鋭化している中、「そもそも北朝鮮をどう理解すればいいか?」と戸惑っている方々に、あえてメンタル的な視点からの手引をご紹介したいと思います。参考になれば幸いです。  まず女性に例えるとすれば、北朝鮮には「こういうふうに愛してくれないと嫌」という対外的な理想像が明確にあります。 ・もっと尊重してほしい、すごいと言ってほしい ・きれいなところだけを見てほしい ・お金がない人は近寄らないで  こう書くと、めんどくさい婚活女そのものですね。さしずめ、核やミサイル開発は「自分磨き」といったところでしょうか……。  だからこそ、海外メディアに対しては用意した場所しか取材許可をしないわけですが、隠せば隠すほど暴きたくなるのが人間心理。ちょっとのことでも「暴露してやった」と躍起になるジャーナリストが現れるという悪循環が生まれています。  ただ現在は、在朝欧米人のインスタを見ると皆、判を押したかのように北朝鮮旅行写真をアップしていますし、ファン同士の草の根情報共有が進んでいるので、いずれ前述のような状況は軟化していくと思います。  話を戻しますと、いかなる面倒な女でも、なぜか夫がいたり、世話する男がいるのが世の常。彼女らには、一部の男性を惹きつけてやまない魅力があるものです。 (1)「君のためならウンコでも食える」チョソンクラスタ  チョソンクラスタは北朝鮮の表面的な部分のみならず、北朝鮮が隠しておきたい恥部までストーカーのごとく(失礼)すべて把握しており、たとえ毛深くても、化粧を取ったらドブスであっても、そうした難点すべてひっくるめて愛情を注げる人々です。「愛ゆえに北朝鮮のウンコまで食える」人種でしょう。ただし北朝鮮としては、どうしてそんなことまで知ってんのよ! と引く場面もあるかと思います。 (2)「痛いところを突いてくる元カレ」北朝鮮問題ジャーナリスト  この中には元総連関係者や脱北者も多く、第三国人でも知朝派ばかりです。彼らは一見、北朝鮮の暗部を暴き、声高に批判を繰り返していても、その裏には誰よりも朝鮮を気にかける心情が見て取れますし、北朝鮮文化や音楽に誰よりも詳しいです。  要するに「痛いところを突いてくる元カレ」でしょう。全員が「北朝鮮憎し」をモチベーションにしているわけではありません。しかし、これはドMの女なら関係成立しますが、プライドが高い北朝の敵意の対象となるのは致し方ないともいえるでしょう。中にはヤッてもないのに「あいつはマグロだった」と言いふらすようなエセジャーナリストもいますが、間違いなく彼らは殺意の対象でしょう。脱北者は、話がややこしくなるので割愛します。 (3)「腐れ縁」一般在日クラスタ  ひとくくりに在日といっても千差万別なので、大別すると A 北朝鮮に無条件追従(数%) B 自分なりの理解で、うまく距離を取る(半分以上) C 完全なる北朝鮮フォビア(多くて3割くらい) ※()内は筆者の肌感覚  メインはBになりますが、Aも本音では「しょうがねえな」と思いつつ、あえて一蓮托生を誓った人々も多いし、Cも愛情の裏返しであるパターンが多い。  北朝鮮は前述のように「君のいいところもダメなところも全部知ってるけど、絶対に見捨てないよ」と言ってくれる人々に、もっと向き合わなければいけないでしょう(ダメな点が時折、理解を超えてくる問題はあるが……)。 「理想の私以外、愛されてはいけない」というのは自分の首を絞めるし、“婚期”も逃してしまいます。北朝鮮は、いいところばかり褒めてくれる人(国)ではなく、(1)(2)(3)をもっとしたたかに利用して転がすべきでしょう。今のままでは不十分だと思います。  一方、敵対国。 「核を放棄したら対話してやる」というのは相手の言い分や自主性を一切無視し、「君が仕事を辞めたら結婚してあげる」と一方的に要求するダメな婚活男のメンタルそのものです。  こうした条件付きの友愛を示してくる奴は「仕事を辞めてほしい」といって結婚後に経済DVしてくる男と同じで、北朝鮮にとっては信用ならないのです。北朝鮮はそれをわかっているからこそ、核開発、ミサイル開発で自衛するわけです。そもそも、ナイフを突きつけながら「武器を捨てろ」と言われて素直に放棄する人はいませんね。  で、われわれ一般市民は、北朝鮮をどのように理解すればよいのか? 全体を見る時に、少しだけ「個」の目線で見てあげることだと思います。  個と全体を同列に語ってはならないと言いますが、あえて個からの視点を適用しなければならないと私は考えています。個に即した分析や理解が広がることで、長い目で見れば平和につながると思っています。  こういう文章を書くときに私が思い浮かべているのも、組織ではなく一般同胞、朝鮮労働党ではなく、北で出会った一般人民の顔です。 ※本内容は個人の視点です。本国や関連組織の見解を代弁するものではありません。 ●やす・やどろく ライター、編集者。都内大学院の心理学部在籍中。元朝鮮青年同盟中央委員。政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>

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 既報の通り、アメリカと北朝鮮が一触即発の状態を続けており、「すわ開戦か」という危機感が高まっていますね。  確かに、いつにない緊張感が醸成されていますが、最高指導者に就任直後から経済システムに少しずつ資本主義社会のエッセンスを取り入れ、街並みも近代的に改装を続けてきた金正恩氏が、せっかくコツコツと築き上げてきたものを爆撃させて失うようなリスクを取るだろうか? と考えると、あまり現実的ではないというのが私の見方であります。  万が一、そうなるとすれば、なんだかんだで中国が復興責任を負わされるでしょうし、ロシアも許さないでしょう。中国が所有する鉱山もありますし。だいたい、更地になったところで何もない。多少のレアメタル以外、本当に何もないんだよ! 自然がきれいなだけです。  もしかすると、白頭山が爆撃の衝撃で噴火するかもしれませんね。そうなったら、アメリカに責任取ってもらいましょう。  そんなわけで、今回は長きにわたって続いてきたアメリカと北朝鮮の情報戦と脅し合いが史上最高に先鋭化している中、「そもそも北朝鮮をどう理解すればいいか?」と戸惑っている方々に、あえてメンタル的な視点からの手引をご紹介したいと思います。参考になれば幸いです。  まず女性に例えるとすれば、北朝鮮には「こういうふうに愛してくれないと嫌」という対外的な理想像が明確にあります。 ・もっと尊重してほしい、すごいと言ってほしい ・きれいなところだけを見てほしい ・お金がない人は近寄らないで  こう書くと、めんどくさい婚活女そのものですね。さしずめ、核やミサイル開発は「自分磨き」といったところでしょうか……。  だからこそ、海外メディアに対しては用意した場所しか取材許可をしないわけですが、隠せば隠すほど暴きたくなるのが人間心理。ちょっとのことでも「暴露してやった」と躍起になるジャーナリストが現れるという悪循環が生まれています。  ただ現在は、在朝欧米人のインスタを見ると皆、判を押したかのように北朝鮮旅行写真をアップしていますし、ファン同士の草の根情報共有が進んでいるので、いずれ前述のような状況は軟化していくと思います。  話を戻しますと、いかなる面倒な女でも、なぜか夫がいたり、世話する男がいるのが世の常。彼女らには、一部の男性を惹きつけてやまない魅力があるものです。 (1)「君のためならウンコでも食える」チョソンクラスタ  チョソンクラスタは北朝鮮の表面的な部分のみならず、北朝鮮が隠しておきたい恥部までストーカーのごとく(失礼)すべて把握しており、たとえ毛深くても、化粧を取ったらドブスであっても、そうした難点すべてひっくるめて愛情を注げる人々です。「愛ゆえに北朝鮮のウンコまで食える」人種でしょう。ただし北朝鮮としては、どうしてそんなことまで知ってんのよ! と引く場面もあるかと思います。 (2)「痛いところを突いてくる元カレ」北朝鮮問題ジャーナリスト  この中には元総連関係者や脱北者も多く、第三国人でも知朝派ばかりです。彼らは一見、北朝鮮の暗部を暴き、声高に批判を繰り返していても、その裏には誰よりも朝鮮を気にかける心情が見て取れますし、北朝鮮文化や音楽に誰よりも詳しいです。  要するに「痛いところを突いてくる元カレ」でしょう。全員が「北朝鮮憎し」をモチベーションにしているわけではありません。しかし、これはドMの女なら関係成立しますが、プライドが高い北朝の敵意の対象となるのは致し方ないともいえるでしょう。中にはヤッてもないのに「あいつはマグロだった」と言いふらすようなエセジャーナリストもいますが、間違いなく彼らは殺意の対象でしょう。脱北者は、話がややこしくなるので割愛します。 (3)「腐れ縁」一般在日クラスタ  ひとくくりに在日といっても千差万別なので、大別すると A 北朝鮮に無条件追従(数%) B 自分なりの理解で、うまく距離を取る(半分以上) C 完全なる北朝鮮フォビア(多くて3割くらい) ※()内は筆者の肌感覚  メインはBになりますが、Aも本音では「しょうがねえな」と思いつつ、あえて一蓮托生を誓った人々も多いし、Cも愛情の裏返しであるパターンが多い。  北朝鮮は前述のように「君のいいところもダメなところも全部知ってるけど、絶対に見捨てないよ」と言ってくれる人々に、もっと向き合わなければいけないでしょう(ダメな点が時折、理解を超えてくる問題はあるが……)。 「理想の私以外、愛されてはいけない」というのは自分の首を絞めるし、“婚期”も逃してしまいます。北朝鮮は、いいところばかり褒めてくれる人(国)ではなく、(1)(2)(3)をもっとしたたかに利用して転がすべきでしょう。今のままでは不十分だと思います。  一方、敵対国。 「核を放棄したら対話してやる」というのは相手の言い分や自主性を一切無視し、「君が仕事を辞めたら結婚してあげる」と一方的に要求するダメな婚活男のメンタルそのものです。  こうした条件付きの友愛を示してくる奴は「仕事を辞めてほしい」といって結婚後に経済DVしてくる男と同じで、北朝鮮にとっては信用ならないのです。北朝鮮はそれをわかっているからこそ、核開発、ミサイル開発で自衛するわけです。そもそも、ナイフを突きつけながら「武器を捨てろ」と言われて素直に放棄する人はいませんね。  で、われわれ一般市民は、北朝鮮をどのように理解すればよいのか? 全体を見る時に、少しだけ「個」の目線で見てあげることだと思います。  個と全体を同列に語ってはならないと言いますが、あえて個からの視点を適用しなければならないと私は考えています。個に即した分析や理解が広がることで、長い目で見れば平和につながると思っています。  こういう文章を書くときに私が思い浮かべているのも、組織ではなく一般同胞、朝鮮労働党ではなく、北で出会った一般人民の顔です。 ※本内容は個人の視点です。本国や関連組織の見解を代弁するものではありません。 ●やす・やどろく ライター、編集者。都内大学院の心理学部在籍中。元朝鮮青年同盟中央委員。政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>

メルカリ「北朝鮮バッジ」大量出品の裏で詐欺事件も? 被害者が怒りの告発!

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メルカリに出品された在日朝鮮人用のバッジ
 現金やチャージ済み「Suica」出品で問題 となったフリマアプリ「メルカリ」で、金日成主席、金正日総書記のツインバッジが続々と出品されている。北朝鮮情勢が緊迫化する中、一時は1個1万円以上でバカ売れしていたというから驚きだが、中国製のパクり金日成バッジを売り出す詐欺師も出現! 被害者を直撃すると「モノがモノだけに、警察にも相談できない……」と泣き寝入りなんだとか。  メルカリにバッジの出品が相次いだのは、今年1月ごろから。2011年末に金正日総書記が死去した後に登場した、金親子がダブルでほほえむタイプが高値で出品された。  北朝鮮ウオッチャーの男性は「国旗をモチーフにした親子バッジは当時、2つで6,000円くらいだった」と振り返る。バッジには北朝鮮で暮らす人がつけるものとは別に、在日朝鮮人が祖国訪問の際につけるものがある。メルカリには後者が圧倒的に多く、「朝鮮学校の生徒らが、修学旅行代わりに行く祖国訪問の際につけたバッジのようだ」(同)という。  バッジはあっという間に売れ、その後も「バッジは高く売れる」という評判が在日のセセデ(新時代=若者)に口コミで伝わり、出品が相次いだ。その都度、マニアが購入し、実勢価格は1万円前後まで上がったという。  前出の北ウオッチャー男性も、それを購入した1人。「出品者は住所が『神奈川県』と表示されていたのに千葉の消印、しかも普通郵便で差出人の記載がなく、郵便事故で紛失していたら大損だったよ」と、ヤフオク!などではあり得ない匿名取引に驚いたという。
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盗用画像を掲載する出品者の出品
「詐欺師にやられかけた!」というのは、別のマニア男性。金日成バッジの裏に「朝鮮労働党第六回大会記念」と刻印されたレア物が1万1,000円で出品されていた。マニア男性は即決価格で入札したが、商品画像は別のサイトからの盗用、実物は中国製のインチキと判明。だが、「落札と同時にカード決済になるので、後の祭り。出品者にクレームを入れたところ『画像は参考用と断りを入れていた。よく読んでないアンタが悪い』と開き直った」という。
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中国製のインチキバッジを「本物」と主張し、反論する出品者
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盗用画像を「参考画像」と主張する出品者
 マニア男性は警察に通報しようとしたが「金日成バッジ詐欺に遭ったと通報して、ヤバい思想の持ち主だと勘違いされると困る」と、泣き寝入りするしかないと悩んだというが、結局、メルカリ運営にメールで相談してキャンセルが成立。だが、詐欺師のアカウントは抹消処分とならず、今も存在しているという。  一時アツくなった金親子バッジ、さすがのマニアも複数は必要ないため、4月に入ってから、落札数は減少傾向に。一方で出品は相次いでおり、在日朝鮮人のがめつさを物語っている。

北朝鮮情勢で明らかになった英ロック界“レジェンド”イアン・マッカロクの寂しい現状「かつての人気はU2を凌駕……」

北朝鮮情勢で明らかになった英ロック界レジェンドイアン・マッカロクの寂しい現状「かつての人気はU2を凌駕……」の画像1
『Pro Patria Mori』(Edsel)
 緊迫を増す北朝鮮情勢の余波で、英ロック界の“レジェンド”の行状が、わが国で大々的に報じられることとなった。  14日に東京・新宿でのライブを予定していたイギリスのロックミュージシャン、イアン・マッカロクがアメリカと北朝鮮の間で武力衝突があるというニュースを受け、イベント主催者側に無許可でマネジャーとともに日本から出国していたことが判明した。マッカロクは1980年代に活躍したロックバンド、エコー&ザ・バニーメンのリードボーカルで、今回はソロシンガーとして来日公演を行う予定だった。 「若い世代はあまりなじみがないかもしれませんが、70年代末にデビューした“エコバニ”は、同時期にデビューした世界的なロックバンドのU2とともに80年代のイギリスで絶大な人気を誇っていました。日本では洋楽チャートの上位にランクインするような人気こそありませんでしたが、独特の耽美的なサウンドは当時のマニアックな洋楽ファンから一定の支持を得ていました。美少年風のマッカロクのビジュアルも、女性には人気でしたね」(音楽ライター)  80年代前半のイギリスにおけるエコバニの人気はU2を凌駕していたが、後半になるとアメリカで大ブレークしたU2に対して、エコバニは次第に失速していく。マッカロクのソロ活動の比重が高まり、93年にはいったん解散。96年に再結成を果たし現在に至るが、往年の勢いはすでにないというのが、実際のところだろう。 「エコバニは2005年にサマーソニックに出演して、かつてのファンを喜ばせましたが、今回はマッカロクのソロ公演でした。会場もライブハウスという小さなハコで、寂しいことですがエコバニはもはや大々的に観客を集めるようなバンドではないということでしょう。マッカロクの公演はそもそも昨年12月に行われるはずだったのですが、喉の不調で延期となり、今回は振替公演でした。つまり、2度目のドタキャンだったというわけです。マッカロクは当時からライバルのU2をボロクソにディスるなど、ビッグマウスで傍若無人なキャラで知られていますが、今回の公演キャンセルに対して、『デカい口を叩く割には臆病』『日本をナメている』といった、失望するファンの声が相次いでいます。北朝鮮情勢に身の危険を感じる気持ちはわからないでもないですが、それを言うならイギリスやヨーロッパはもっとテロの危険に満ちていますからね」(同)  半ば忘れかけられていたロック界のレジェンドが北朝鮮情勢のおかげでクローズアップされたのは皮肉と言うしかないが、いずれにせよ日本国民としてはマッカロクの判断は正しかった、なんてことにならないよう願いたいものだ。

チョソンクラスタ・カナダ代表? 金正恩氏の友人、マイケル・スパーヴァ氏とは――

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写真左がスパーヴァ氏
 お久しぶりです。安宿緑です。  先月から北朝鮮情勢が激動していますが、あえて趣を変え、今回は金正恩朝鮮労働党委員長の友人でカナダ人の、マイケル・スパーヴァ氏を紹介したいと思います。    マイケル氏は現在、中国の吉林省延吉在住にして、北朝鮮専門コンサルティング会社「Paektu Cultural Exchange」(http://paektuculturalexchange.org/)を運営しています。生まれも育ちもカナダの彼、なぜにチョソンクラスタ・カナダ代表になってしまったのでしょうか? 「初めて訪朝したのは2001年5月だったんだけど、そこで朝鮮人のファンになったんだ。親切で勤勉で、すっかり魅了されてしまったんだよ」  マイケル氏は05年、カナダの国際機関を通じて、朝鮮コンピューターセンターに就職することに成功。半年間、念願の北朝鮮暮らしを満喫しました。その後、韓国にも6年住んだ後、11年に北京で北朝鮮観光会社を立ち上げ、13年にはさらに前出のコンサルティング会社を設立し、現在に至るというわけです。  事業内容は、教育、文化、スポーツ交流、観光、投資、貿易などの仲介とコンサルティング。北朝鮮の学生に対する海外奨学金サポートなども行っており、金日成総合大学の学生6人を延吉に留学させたこともあるそうです。 「朝鮮と関わり始めて16年間、たくさんの人民と出会って、親しくなったよ。皆、昔から変わらず、愛すべき人たちだ。互いにプレゼントを贈り合ったりする点もカナダ人と同じ。文化の違いはあるけど、それは大きな問題じゃないよ」  残念ながら(?)朝鮮の女性とは付き合ったことはないそうな。ただ、外国人との交際は特に禁止されておらず、人民と国際結婚をして外国に住んでいる夫婦も多いとのこと。  そしてこのマイケル氏、朝鮮語がペラペラ。北朝鮮の訛りと語法を完璧にマスターしているカナダ人は、おそらく世界で彼ひとりではないでしょうか。会話をしていると、朝鮮語吹き替えの洋画を見ているようで、不思議な感覚になります……。  そればかりでなく、彼は「正恩氏と親しいカナダ人」というレアな存在でもあります。  「正恩氏とは、よく連絡を取り合うよ。どのくらいの頻度で? それは秘密。訪朝するたびに会うわけではないね。彼とは確かに親しいが、互いをビジネスパートナーと呼ぶのは語弊がある。僕を北朝鮮のビジネスパートナーと呼ぶのなら、そうかもしれないね」  正恩氏とは13年、マイケル氏とデニス・ロッドマンの共通の友人を介して知り合ったとか。
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元山市にて。写真左奥はデニス・ロッドマン
「正恩氏が招待してくれて、平壌からヘリコプターで元山の別荘に行ったんだ。そこで正恩氏の家族とロッドマン、私、友人で海に行ったり、ヨットに乗ったり、プライベートな会話をしながら3日間一緒に過ごした。牡丹峰(モランボン)楽団も一緒にいたね」  さらに、先月マレーシアで暗殺されてしまった金正男氏を、訪朝途中の機内で目撃したこともあるとか。 「あれは、僕が初めて訪朝した01年5月のことだ。北京から高麗航空機に搭乗客が全部乗った後、CAに付き添われて最後に入ってきたのが彼だった。妻かガールフレンドのような女性、そして子どもと一緒で、やけに存在感があり、“この人は誰だろう?”と印象に残った。その後、日本のニュースで彼のことを知り、『あの人だ!』と思ったんだ。彼の当時の服装や表情などは覚えていないけどね」  時期的におそらく、正男氏が日本でニュースにされてからの帰りだったとみられますが、引きが強いですね!
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「金正日の料理人」藤本健二氏とも親しく、4月には藤本氏が平壌で開いた日本料理店訪問ツアーを開催するとのこと(リンク先に日本語案内ありhttp://paektuculturalexchange.org/april-14th-to-17th-2017/)。  このマイケル氏、世界が北朝鮮について知る上でのキーパーソンであることは間違いなさそうです。 ●やす・やどろく ライター、編集者。元朝鮮青年同盟中央委員。政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>

タバコ値上げに“裏社会”が歓喜!? 北朝鮮謹製の海賊版「コピータバコ」需要が激増中!

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イメージ画像(「Thinkstock」より)
 タバコの値上げが裏社会を喜ばせているようだ。日本たばこ産業(JT)が4月から「わかば」「エコー」など紙巻きたばこ6銘柄の値上げを発表。1箱あたり30円値上げするというが、この流れで暴力団が密輸する海賊版のコピータバコへの需要が増しているというのだ。 「度重なる値上げで、北朝鮮製のコピータバコの密輸入が増えて、日本の暴力団の有力なシノギになりつつあります」  そう話すのは、暴力団事情に詳しいフリーライター。2月下旬、中国に滞在する脱北者を取材した際、北朝鮮で日本向けのコピータバコの生産量が増えているといった情報をキャッチしたのだという。 「そこで日本のヤクザ側にも話を聞いたんですが、コピータバコは仕入れ値が1箱40円程度で、日本の正規品の半値で売ってもボロ儲けだそうです。これまではタバコ代を浮かしたいヤクザ、アウトローの間で出回っていた程度だったのが、もう少し広い範囲で流通し始めているというんです。『ひと箱1,000円になったら500円で売れる』と、ヤクザはさらなる値上げを期待しているほど」(同フリーライター)  そもそもコピータバコという存在、一般には知られていないが、もとは北朝鮮産のタバコの味が不評だったことや、日本製タバコを吸うことがステータスになることなどから、コピー品が北朝鮮国内で広まっていたものだという。 「実際、過去、海上保安庁が引き上げた北朝鮮の船から、セブンスターなど日本のコピータバコが数箱見つかったこともあると聞きます。あくまで北の国内で使われていたものに日本の暴力団が目を付けたかたち。ただ、味は本物より落ちるそうです」(同)  北朝鮮では近年、外貨を稼ぐ手段が少なくなっているため、覚せい剤など麻薬の製造だけでなく、各種模造品の生産にも力を入れているという話だ。一説には先頃マレーシアで暗殺された金正男(キム・ジョンナム)氏も、過去にコピータバコの裏取引に関与していたことがあるといわれる。  裏社会に詳しい作家の影野臣直氏も「罪に問われるリスクが小さいから、急速に供給が広がっている」と、コピータバコの量産を把握している。 「覚せい剤の密輸は日本と海外、どちらで捕まっても重罪。特に海外では死刑判決を受けることもあります。でも、コピータバコなら海外でも死刑はあり得ないので、日本の暴力団も密輸に積極的になったんです。主に大型の浮き袋やタイヤなどに詰めたタバコを深夜、海に浮かせて取引する“瀬取り”という手法が主流。私も大阪で、北朝鮮製のマイルドセブンが売られているのを見たことがあります」(影野氏)  マイルドセブンは2013年からメビウスの名称にリニューアルされたが、コピー品は旧パッケージのマイルドセブンのままで、一見してコピー品と気付かず、物珍らしさで買う者もいるという。  日本では20年の東京オリンピックに向けて飲食店などが対象の禁煙法案が出され、喫煙者自体が減少傾向だが、それでも日本のタバコ需要は一定の高さは保っており、韓国では昨年のタバコ輸出額が過去最高を記録した中、輸出先は日本がアラブに次ぐ2位の14%。実のところJT自体も営業利益が上向きで、これは日本製タバコの輸出を中心とした海外事業の成果だ。しかし、「同じように闇社会も海外マーケットに目をつけている」と前出フリーライター。 「すでにオーストラリア市場が闇タバコのお得意様状態。禁煙政策によるタバコ増税で、日本では400円台半ばのタバコ(20本)が2,000円もして、20年には3,200円になる予定です。現地ではフィリップモリスなど大手メーカーの模造品がすでに出回っていて、仕事減に悩む国内のタバコ農家までがこれに協力するようになって、むしろコピー品の質が上がっている始末」(同)  これにならえば、日本も価格高騰でコピータバコの需要が増え、JTが値上げすればするほど、ヤクザが儲かる方向へと進むというわけだ。金正男暗殺やミサイル発射でますます国際社会から冷たい視線が注がれる北朝鮮だが、日本の暴力団が手引きする流れがあれば、裏社会での流通ルートが途絶えることはなさそうだ。 (文=佐渡和一/NEWSIDER Tokyo)

金正男氏に続き、金正恩にも影武者説が……日本の“北朝鮮報道”の正しい見方とは

金正男氏に続き、金正恩にも影武者説が……日本の北朝鮮報道の正しい見方とはの画像1
Facebookにあった正男氏の写真
 北朝鮮の金正男氏が先月13日、マレーシアのクアラルンプール空港で女2人に白昼堂々暗殺された。  実行犯として逮捕・起訴されたのは、ベトナム国籍とインドネシア国籍の女2人だが、事件の背後には、当然北朝鮮の暗殺部隊がいる。  そんな中、マスメディアは連日この問題を大きく扱い「ああでもない、こうでもない」と議論を繰り返している。大手紙社会部記者は「事件の真相はマレーシア当局もわかっていないのだから、我々日本のメディアがたどり着けるはずがない。こうなると、もう企画力勝負。現地のニュースサイトから情報を拾って、『こうなれば面白いなぁ』という見立てで、専門家にコメント取材するしかない」と苦笑する。  すでに正男氏の最後の写真とされる1枚には、あるはずのタトゥーがなかったことから、影武者説が浮上しているが、今週発売「週刊現代」(講談社)では、正男氏だけでなく、暗殺を指示したとされる金正恩氏の影武者説も報じられた。同誌によれば、本物の正恩氏は数年前の交通事故で、すでに亡くなっている可能性があるという。  ほかにも「週刊新潮」(新潮社)では、暗殺事件は北朝鮮の仕業ではなく、韓国の「秘密グループ」が仕掛けたものと報じられた。これは、そのまま現在の北朝鮮の言い分と同じだ。  ある週刊誌記者は「もうなんでもアリです。暗殺というダークなネタは読者の引きもいいから、とにかく目立ったモノ勝ち。日本の公安部なんかに聞いても、金正男氏に関する情報は全く出てきませんからね。日本の諜報機関は、こういうときに弱すぎる。本気で金正男、金正恩両氏の“影武者説”を信じている人もいるくらいです」と話す。  北朝鮮についての報道は、オカルト話の類いと思った方が良さそうだ。

【金正男暗殺事件】逃走中の工作員のアジトだった北朝鮮レストラン「VIPルーム」で、美女とイチャイチャ!?

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明らかに怪しい店構え
 マレーシア警察当局の発表で、猛毒VXガス使用が明るみとなった北朝鮮の金正男氏暗殺事件。そんな中、逃走中の北朝鮮工作員4人が集結していたというインドネシア・ジャカルタの北朝鮮レストランが注目されている。警察当局が“工作員のアジト”と見るレストラン2階で「オイシイ思いをした」という日本人男性が、渦中のVIPルームを証言した。  インドネシアの現地紙「ジャカルタポスト」(電子版)によると、すでにジャカルタの北朝鮮レストラン「平壌冷麺」には警察の捜査が及んでいるという。警察当局は、2階が工作員のアジトだった可能性があるとしている。
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怪しげなネオン
「平壌冷麺は、ジャカルタ市内でも異様にわかりにくい場所にあった」と証言するのは、ジャカルタに駐在経験のある日本人男性。かつてジャカルタに北朝鮮レストランは2店舗あったが、うち1店舗は5年前に閉店。残る「平壌冷麺」は、市中心部から少し外れた場所にあるという。 「スマホの地図アプリを使っても、まったく見当たらない。仕方がないので店に電話して、店員に直接、タクシードライバーとやりとりをしてもらって、ようやくたどり着いた。不自然なほど不便な住宅街のど真ん中にあって、壁はピンク色に塗られていた」(同)
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微妙な焼き具合のお好み焼き
 メニューの中心は朝鮮料理。日本のお好み焼きもあったが、日本と同じぐらいの値段で、ほかのメニューと比べても高かったという。また、メニューには「毎日午後8時から歌謡ショーを開催中」と書かれていたが、男性が訪れた日はほかに中国人1組しかいなかったため、ショーはなかった。  しかし、男性が「せっかくなので、とにかく歌ってほしい」と頼み込んだところ、流暢なインドネシア語を話す北朝鮮人の美人ウエイトレスから「日本円で3,000円出すなら、酒とツマミ込みで歌い放題よ」とお誘いがあり、男性は2階へと案内された。
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ウエイトレスと手を握り、いい雰囲気になったVIPルーム
「2階はカラオケボックスみたいな作りになっていて、個室だらけ。そのうちの一室に入ると、取って付けたような韓国製のカラオケを前に、丸テーブルが広がり、さっきのウエイトレスが青いワンピースからチマチョゴリに着替えて登場した。そこで小1時間ほどカラオケ大会になり、うれしいことにデュエットするとき、手を握ってくれた」(同)  北朝鮮の曲はカラオケに入っていないため、母国の軍歌っぽいポップスの曲をアカペラと手拍子で歌ってもらったという。「外国の曲も歌って!」とリクエストすると、美女はセリーヌ・デュオンの「My Heart Will Go On」を熱唱したという。 「デュエットの時、ケツも触ろうと思いましたが、迷った末にやめておいた。今を思えば、セクハラなんてすれば屈強な工作員が飛び込んできて、毒殺されたかもしれない……」(同)  男性は針のムシロにいたことに気づき、当時の良識ある行動に胸をなで下ろすのだった。

金正男氏暗殺事件「LOL」シャツの謎が解けた!? 実行犯の男「爆笑動画サイトがお気に入りだった」

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12年10~11月ごろのアイシャ容疑者
 北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏(45)が暗殺された事件で、殺害の実行犯でマレーシアの警察当局に逮捕された、インドネシア国籍のシティ・アイシャ容疑者(25)が、最近になって異様に女子力を高めていたことがわかった。また、同容疑で逮捕された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者(46)は、爆笑(LOL)動画に興味を持っていたことも判明。もう1人の実行犯で、ベトナム国籍の女が着用していた「LOL」の文字が入ったシャツとのつながりが見えてきた。  ジャカルタのスラム街出身のアイシャ容疑者は、「シャンティ」という別名で、2012年9月にFacebookのアカウントを開設していた。開設当初からシンガポールのすぐ南にあるリアウ諸島州バタム島のショッピングモールで、携帯電話で自撮りしたおすまし写真を次々と公開。自己顕示欲の強い様子が見て取れるが、化粧が薄かったり、太っていたりと、少し残念な感じだ。当時は、ショッピングモールの中にある、パジャマなどを扱うアパレル店の店員だったようだ。
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16年5月、アイシャ容疑者は突然、プロフィール画像を攻めの写真に変更した
 やがて13年ごろから、歯列矯正を開始。16年5月にはプロフィール写真を、ハリウッド女優のようなキメポーズの白黒写真に変更した。コメント欄には「これ、シャンティなの?」と驚く知人の書き込みがある。北朝鮮工作員と接触を持った時期とみられる昨年12月18日には、高そうな金の腕輪をして、旅客機の座席に気取って座っている写真を公開。その後の更新は途絶えた。
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16年12月18日にアイシャ容疑者が公開した、航空機内の写真
 民間の北朝鮮研究者は「今回、アイシャ容疑者は、正男氏の正面に回って気を引きつける役割だった。北の工作機関が色好みの正男氏の注意を奪うよう、美容の手助けをした可能性がある」と見るが、キレイになった本当の理由は不明だ。
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11年4月に公開された、リ容疑者の写真
 一方、一部の現地メディアから「主犯格」扱いされているリ容疑者も11年4~7月にかけてFacebookで写真を公開していた。名前は本名で、学歴欄には高校は米マサチューセッツ州の「イノベーションアカデミー」、大学は平壌の「金日成総合大学」としている。博士課程でインドのコルカタにいるという記述があり、研究室で何か薬品の調合をするリ容疑者らしき人物の写真もある。    注目は、リ容疑者が11年7月に投稿したシェア動画。爆笑エロ動画を装うスパムサイトに誘導されるリンクだが、サイトの紹介に「Laugh out loud」(爆笑)の頭文字「LOL」が読み取れる。リ容疑者が頻繁に「LOL」サイトを閲覧しているうちに、誤ってスパム誘導サイトをシェアした可能性がある。
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李容疑者がFacebookでシェアした、LOL動画のリンク
「LOL」といえば、今回の事件で、手袋に毒物を仕掛けるよう工作員らから命じられたベトナム国籍のドアン・ティ・フォン容疑者(28)が着用していたシャツに、大きく「LOL」と印字されていた。  現地メディアによると、リ容疑者はクアラルンプール市内で家族と暮らし、中国系の企業に勤務していたという。前出の研究者は「在外公館の職員でもない北朝鮮の人物が、海外で家族と暮らすのは不自然。あっという間に逮捕されるという脇の甘さから見て、暗殺部隊の中心人物とは思えない」と指摘。  アイシャ、フォン両容疑者は、共にリ容疑者から「いたずら動画の撮影に協力してほしい」と頼まれたと話しているが、リ容疑者は動画の撮影に誘い込むためのニセのプロデューサー役にすぎず、最初から暗殺部隊の捨て駒だった可能性が浮上している。  世界に衝撃を与えている正男氏の暗殺劇だが、果たして真相が明らかになる日はやってくるのだろうか? (文=金正太郎)