「キ●ガ●」トランプ VS 「マッドマン」金正恩 放送禁止用語連発の舌戦に“昭和の香り”?

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トランプの枕詞にあるNGワード(『朝鮮の今日』YouTube動画より)
 軍事的緊張が高まる朝鮮半島情勢で、米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩党委員長の舌戦が最終局面を迎えている。トランプ氏はTwitterで「ロケットマン」と呼んでいた正恩氏を9月下旬から「マッドマン」と最もゲスな呼び方に格下げした。対する北朝鮮は、トランプ氏を「キ●ガ●」と表現。使用禁止用語ゆえ、日本のメディアは両国の最高指導者が繰り広げるヘイト最終決戦をスルーしているが、北朝鮮の辞書を調べてみると、スゴい用例が存在していた――。  9月下旬、北朝鮮が在日朝鮮人向けに流している 日本語短波放送『朝鮮の声放送』はニュースで、トランプ氏を「老いぼれのキ●ガ●」と表現。西日本に住む50代のリスナーの男性は「あの言葉を躊躇なく言い切ったのは、北朝鮮の怒りと共に“昭和の日本語”を感じた」と、衝撃の瞬間を振り返った。
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日朝辞典
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日朝辞典にある、あの言葉
 もともと、日本の雑誌やテレビといったメディアでは、くだんの言葉を普通に使っていたが、精神障害者家族会の一部からによる激しい抗議があり、1970年代に自主規制によってNGワードになった。最近、小林旭がフジテレビの情報番組『バイキング』で、ラスベガスの乱射男に対して図らずもこの表現を使用。スタジオは凍りつき、番組内でアナウンサーが謝罪するという騒動が起きるほど、日本でのタブー視はすさまじい。  だが、北は9月下旬から今月に入ってYouTubeでアップする動画のタイトルに「キ●ガ●のトランプ」と、もはやトランプ氏への枕詞にする始末……。そうはいっても、さすがの北でも不快用語にならないのか、平壌で発行された日本語を朝鮮語に翻訳するための『日朝辞典』(外国文図書出版社)で調べてみた。 「キ●ガ●」を引くと、かなりの分量を割いて説明していた。意味は日本と同じだが、例文には「戦争~」「アメリカ帝国主義者どもは『プエブロ』号事件を契機にいっそう~じみた戦争騒ぎをくりひろげた」という長~い文が挙げられていた。  プエブロ号事件とは、1968年に米海軍の情報収集艦が北朝鮮・元山沖の海域で拿捕された事件だ。この際、米政府は日本海に原子力空母を向かわせて緊張感が高まるという、現在の朝鮮半島情勢と似た緊迫した雰囲気で、「戦争キ●ガ●」という過激ワードは、実に半世紀ぶりに復活したというワケだ。  また、ネガティブな用法だけでなく「~なすび」(=チョウセンアサガオ)、「~日和」(=不安定な天候)など、今の日本では使われなくなった用例も紹介されていた。 「日朝関係の悪化で、北朝鮮では日本語を勉強する学者や学生が少ない。辞書は改訂されず、実質的に通用しなくなった日本語に、学生や通訳は悩んでいる。ある通訳には『今度、電子辞書を持ってきてくれないか』と頼まれたよ」と話すのは、日朝を行き来する在日朝鮮人の男性。 “昭和の日本語”が北朝鮮で残っているとは、なんだか皮肉な話だ。

ロッテマート撤退に続き、韓国スーパーが夜逃げ! THAAD追加配備で中韓関係再び悪化

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 9月7日、韓国で米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)の追加配備が完了し、4月に配備された2基を合わせて合計6基体制となり、計画通り完全運用が開始された。THAADをめぐっては、朴槿恵前政権が昨年7月に配備を決めたが、直後から中韓関係は急激に悪化。中国国内にある韓国資本のスーパー・ロッテマートなどが一時的に営業停止処分となったり、事実上の“渡韓禁止”を自国民に強いるなど、軋轢が絶えなかった。  政権が代わり、文在寅大統領はTHAAD配備を見直す可能性を示唆したことで、一時は中韓双方で関係修復の兆しもあったが、今回の配備完了を受けて再び中韓関係が悪化しつつある。そうした中、中国から撤退する韓国企業も相次いでいる。台湾「中時電子報」(9月13日付)などによると、中国に進出して20年になる韓国のスーパー大手「Emart」は突然、通告もなく上海市内にある5店舗すべてを閉鎖。1,000人以上の従業員にとっても青天の霹靂で、Emart側に賠償・補償交渉を求めたものの、すべて拒否されたという。店舗前で従業員が集結し、抗議集会が行われたが、彼らは泣き寝入りとなる可能性が高い。Emartは中国での業績が近年、悪化しており、THAADの影響で経営継続が難しいと判断したという。
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補償交渉を拒否され、閉鎖された店舗前で抗議する従業員たち
「中国に限らず、海外に進出した韓国企業は撤退するとき“夜逃げ”することで有名です。日本企業などは現地の法律やルールに従って補償交渉をするんですが、韓国企業は通告せず、とにかく逃げる。2000年以降、200社以上の韓国企業が中国から夜逃げしたことがわかっていますが、昨年からのTHAAD騒動で、私が知る限り30社ほどの韓国企業が夜逃げしている。どこも借金を踏み倒し、従業員への補償もゼロ。こちらでは嫌韓感情がかつてなく高まっています」(上海在住の日本人ビジネスマン)
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THAAD配備を受けて韓国製品のボイコットを叫ぶ中国の小学生(今年3月)
 中国撤退をめぐっては、ロッテマートも中国市場からの撤退が報じられたばかり(ロッテ側は否定)。ロッテマートは3月以降、現在に至るまで営業停止処分(表向きの理由は消防設備の不備)が続いており、中国国内にある99店舗のうち半数近くを売却すると発表している。ほかにも韓国・現代自動車が中国工場の操業一時停止を余儀なくされたり、サムスン製スマホの不買運動が起こって中国でのシェアが急落するなど、大きな影響が出ている。 「スマホや家電、自動車など、韓国製品が中国大陸を席巻していた時期はもう終わりました。中国製品が力をつけてきた時期と、THAADによる中韓関係の悪化が重なって、中国人は韓国ブランドに見向きもしなくなった。特に自動車に至っては1年で中国への輸出が半分に減っている。中国市場で韓国製品がオワコン化しつつあるのは間違いない。日本企業よりも厳しい状況に置かれているように思います」(同)  中国市場への依存度が高かっただけに、その影響は計り知れない。朝鮮半島有事に加え、経済的な死の可能性もある韓国。いったい、どうなるのか――。 (取材・文=五月花子)

文春の民進党・前原誠司“ハニートラップ疑惑”はガセだった!?  北朝鮮マニアから「そんなの普通だろ!」の総ツッコミ

文春の民進党・前原誠司ハニートラップ疑惑は空砲だった!?  北朝鮮マニアから「そんなの普通だぞ!」の声の画像1
カラオケで美女の背に手を回し、ニヤリとする観光客の男性
 14日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が民進党の前原誠司新代表について「北朝鮮美女のハニートラップ疑惑」を報じた。1999年に北朝鮮の景勝地・妙香山を訪れ、現地の美女とツーショット写真に収まっている複数の写真を入手。文春は美女との“親密写真”としているが、複数の北朝鮮マニアから「そんなの普通だろ!」と異論が相次いでいる。北朝鮮の美女たちは、そんなにフレンドリーなのか? 真相に迫った。  文春は、前原氏が美女に顔を近づけたショットや、着衣のまま股間を美女の尻につける“立ちバック”のようなスナップ写真を掲載し、ハニートラップ説を展開している。さらに、同行した男性の証言も紹介。それによると、美女たちは妙香山でバーベキューをした際の接待係だという。  接待係が、立ちバックまでしてくれるのか? 毎年のように訪朝している朝鮮籍ビジネスマンの男性は「さすがに立ちバックのポーズまではなかったけど、記念写真をする時、男女はくっつくものだよ」と証言する。 「黙っていても接待員の女性が腕を組んでくる。男性は女性の腰に手を回すよう、周囲の人に促されることもある」(同) 日本だと職場の飲み会はもちろん、キャバクラでもセクハラ認定されて怒られそうだが、北朝鮮では女性が望んで接近してくるというのだ。 「共和国(北朝鮮)の記念写真では習慣みたいなもので、別に男女間の関係がなくても、交際しているみたいな写りになる。言葉は悪いが、儒教文化の男尊女卑が根深く残っていて、『女は男を引き立てるものだ』という意識が強いのでは?」(同)
文春の民進党・前原誠司ハニートラップ疑惑は空砲だった!?  北朝鮮マニアから「そんなの普通だぞ!」の声の画像2
金正恩氏にも密着(北朝鮮のサイト「朝鮮の今日」より)
 また、民間の研究者は「金正恩党委員長が現地指導した際も、女性らが腕を組み、密着した状態で記念撮影をしている」と指摘する。  Twitter上では、北朝鮮を観光旅行した経験のあるマニアらが「前原氏がハニートラップなら、俺もだ」などとツイート。毎回鮮烈な文春砲だが、今回だけは“空砲”と指摘する声が相次いでいる。  首都圏在住の北朝鮮マニアの40代男性は「北朝鮮には、風俗やキャバクラはない。ただ、カラオケだけは接待員を呼べる。ここでデュエットをすれば、手をつないだり、見つめ合ったり、密着して尻に手を回すことができる。一応、日本のカラオケもあるが、接待員の美女軍団が喜ぶのは北朝鮮の歌。ほのかな天花粉のような香りのする美女と密着できるカラオケ……考えるだけで、また訪朝したくなる!」と声高に語り、再訪朝に向けてYouTubeで朝鮮歌謡をヘビロテしまくっているという。  訪朝を促すカラオケ接待員の魅力、これもある意味、ハニートラップと言えなくもない。

文春の民進党・前原誠司“ハニートラップ疑惑”はガセだった!?  北朝鮮マニアから「そんなの普通だろ!」の総ツッコミ

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カラオケで美女の背に手を回し、ニヤリとする観光客の男性
 14日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が民進党の前原誠司新代表について「北朝鮮美女のハニートラップ疑惑」を報じた。1999年に北朝鮮の景勝地・妙香山を訪れ、現地の美女とツーショット写真に収まっている複数の写真を入手。文春は美女との“親密写真”としているが、複数の北朝鮮マニアから「そんなの普通だろ!」と異論が相次いでいる。北朝鮮の美女たちは、そんなにフレンドリーなのか? 真相に迫った。  文春は、前原氏が美女に顔を近づけたショットや、着衣のまま股間を美女の尻につける“立ちバック”のようなスナップ写真を掲載し、ハニートラップ説を展開している。さらに、同行した男性の証言も紹介。それによると、美女たちは妙香山でバーベキューをした際の接待係だという。  接待係が、立ちバックまでしてくれるのか? 毎年のように訪朝している朝鮮籍ビジネスマンの男性は「さすがに立ちバックのポーズまではなかったけど、記念写真をする時、男女はくっつくものだよ」と証言する。 「黙っていても接待員の女性が腕を組んでくる。男性は女性の腰に手を回すよう、周囲の人に促されることもある」(同) 日本だと職場の飲み会はもちろん、キャバクラでもセクハラ認定されて怒られそうだが、北朝鮮では女性が望んで接近してくるというのだ。 「共和国(北朝鮮)の記念写真では習慣みたいなもので、別に男女間の関係がなくても、交際しているみたいな写りになる。言葉は悪いが、儒教文化の男尊女卑が根深く残っていて、『女は男を引き立てるものだ』という意識が強いのでは?」(同)
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金正恩氏にも密着(北朝鮮のサイト「朝鮮の今日」より)
 また、民間の研究者は「金正恩党委員長が現地指導した際も、女性らが腕を組み、密着した状態で記念撮影をしている」と指摘する。  Twitter上では、北朝鮮を観光旅行した経験のあるマニアらが「前原氏がハニートラップなら、俺もだ」などとツイート。毎回鮮烈な文春砲だが、今回だけは“空砲”と指摘する声が相次いでいる。  首都圏在住の北朝鮮マニアの40代男性は「北朝鮮には、風俗やキャバクラはない。ただ、カラオケだけは接待員を呼べる。ここでデュエットをすれば、手をつないだり、見つめ合ったり、密着して尻に手を回すことができる。一応、日本のカラオケもあるが、接待員の美女軍団が喜ぶのは北朝鮮の歌。ほのかな天花粉のような香りのする美女と密着できるカラオケ……考えるだけで、また訪朝したくなる!」と声高に語り、再訪朝に向けてYouTubeで朝鮮歌謡をヘビロテしまくっているという。  訪朝を促すカラオケ接待員の魅力、これもある意味、ハニートラップと言えなくもない。

軍事演習よりメシの準備に大忙し!? 北朝鮮軍兵士たちの涙ぐましい“自給自足ライフ”

軍事演習よりメシの準備に大忙し!? 北朝鮮軍兵士たちの涙ぐましい自給自足ライフの画像1
延坪島の目と鼻の先にある長在島では、兵士たちが自活している
 大陸間弾道ミサイルの発射や水爆実験を立て続けに実施し、軍事力を誇示する北朝鮮だが、最前線の島を守る朝鮮人民軍の兵士たちは、本土からの補給がないため野菜作りに励んでいるという、涙ぐましい実態が明らかになった。かつて北朝鮮からの砲撃で火の海になった韓国・延坪島(ヨンピョンド)から、巨大なビニールハウスの撮影に成功した。「腹が減っては戦ができぬ」とは、いにしえからの戦訓だが、野菜の栽培、家畜の飼育、さらに漁業と、兵士たちは戦争をする暇がないほど、メシの準備に忙しそうだ。  延坪島は対岸の北朝鮮からわずか15kmしか離れておらず、島全体が韓国・海兵隊の要塞となっている。2010年11月には対岸や北朝鮮領内の島から大量の砲弾が撃ち込まれ、軍陣地のほか、住宅街も火災となり、計4人が死亡した。この奇襲砲撃を計画・指揮したのが、金正恩党委員長とされている。  正恩氏は、数少ない“戦功”を成し遂げた砲撃部隊を、こよなく愛している。砲撃から1年を迎えた11年11月を皮切りに、計7回も部隊を現地指導(視察)。特に延坪島から7kmという至近距離にある要塞島、長在島(チャンジェド)には、わざわざゴムボートや小舟で乗りつけて上陸し、守備隊を慰労しているほどだ。
軍事演習よりメシの準備に大忙し!? 北朝鮮軍兵士たちの涙ぐましい自給自足ライフの画像2
左からビニールハウスと太陽光発電、そして風車
 直近では、今年5月に現地指導したほか、8月26日には延坪島占領を想定した特殊作戦部隊の大規模な攻撃訓練を誇示してみせた。そんな中、「今年に入って長在島の真ん中に、異様にデカい建物が建設された」と、延坪島住民は不気味そうに語る。
軍事演習よりメシの準備に大忙し!? 北朝鮮軍兵士たちの涙ぐましい自給自足ライフの画像3
ビニールハウスを現地指導して満足そうな正恩氏(「朝鮮の今日」から)
軍事演習よりメシの準備に大忙し!? 北朝鮮軍兵士たちの涙ぐましい自給自足ライフの画像4
 望遠レンズで長在島をのぞくと、不審な建物は二等辺三角形のような屋根で、南側を向いている。建物のすぐ近くには小さな風車や太陽電池パネルが確認できる。電力は、自然エネルギーを利用して自家発電しているようだ。5月に正恩氏が現地指導した際の複数の写真と照合すると、三角屋根の建物は、野菜のビニールハウスと特徴が一致した。  当局の発表によると、守備隊は「ビニールハウス内では、トマト、キュウリ、カボチャ、ネギを栽培している」といい、島内では豚やウサギ、ニワトリも飼っているそうだ。また、党の恩情で、飲料水を確保するための海水ろ過装置を設置したそう。さらに漁業にも励み、大漁となった日の水揚げを見た正恩氏は「『陸の兵士たちが、うらやましがる』と明るく笑った」とのこと。小さな島で自給自足生活とは、近代の軍事組織で極めて珍しいが、正恩氏の発言から「陸の兵士」たちは、もっと待遇の悪いことが推察できる。韓国側の延坪島にはコンビニまである現実を、北の兵士たちは知っているのだろうか? (文・写真=金正太郎)

軍事演習よりメシの準備に大忙し!? 北朝鮮軍兵士たちの涙ぐましい“自給自足ライフ”

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延坪島の目と鼻の先にある長在島では、兵士たちが自活している
 大陸間弾道ミサイルの発射や水爆実験を立て続けに実施し、軍事力を誇示する北朝鮮だが、最前線の島を守る朝鮮人民軍の兵士たちは、本土からの補給がないため野菜作りに励んでいるという、涙ぐましい実態が明らかになった。かつて北朝鮮からの砲撃で火の海になった韓国・延坪島(ヨンピョンド)から、巨大なビニールハウスの撮影に成功した。「腹が減っては戦ができぬ」とは、いにしえからの戦訓だが、野菜の栽培、家畜の飼育、さらに漁業と、兵士たちは戦争をする暇がないほど、メシの準備に忙しそうだ。  延坪島は対岸の北朝鮮からわずか15kmしか離れておらず、島全体が韓国・海兵隊の要塞となっている。2010年11月には対岸や北朝鮮領内の島から大量の砲弾が撃ち込まれ、軍陣地のほか、住宅街も火災となり、計4人が死亡した。この奇襲砲撃を計画・指揮したのが、金正恩党委員長とされている。  正恩氏は、数少ない“戦功”を成し遂げた砲撃部隊を、こよなく愛している。砲撃から1年を迎えた11年11月を皮切りに、計7回も部隊を現地指導(視察)。特に延坪島から7kmという至近距離にある要塞島、長在島(チャンジェド)には、わざわざゴムボートや小舟で乗りつけて上陸し、守備隊を慰労しているほどだ。
軍事演習よりメシの準備に大忙し!? 北朝鮮軍兵士たちの涙ぐましい自給自足ライフの画像2
左からビニールハウスと太陽光発電、そして風車
 直近では、今年5月に現地指導したほか、8月26日には延坪島占領を想定した特殊作戦部隊の大規模な攻撃訓練を誇示してみせた。そんな中、「今年に入って長在島の真ん中に、異様にデカい建物が建設された」と、延坪島住民は不気味そうに語る。
軍事演習よりメシの準備に大忙し!? 北朝鮮軍兵士たちの涙ぐましい自給自足ライフの画像3
ビニールハウスを現地指導して満足そうな正恩氏(「朝鮮の今日」から)
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 望遠レンズで長在島をのぞくと、不審な建物は二等辺三角形のような屋根で、南側を向いている。建物のすぐ近くには小さな風車や太陽電池パネルが確認できる。電力は、自然エネルギーを利用して自家発電しているようだ。5月に正恩氏が現地指導した際の複数の写真と照合すると、三角屋根の建物は、野菜のビニールハウスと特徴が一致した。  当局の発表によると、守備隊は「ビニールハウス内では、トマト、キュウリ、カボチャ、ネギを栽培している」といい、島内では豚やウサギ、ニワトリも飼っているそうだ。また、党の恩情で、飲料水を確保するための海水ろ過装置を設置したそう。さらに漁業にも励み、大漁となった日の水揚げを見た正恩氏は「『陸の兵士たちが、うらやましがる』と明るく笑った」とのこと。小さな島で自給自足生活とは、近代の軍事組織で極めて珍しいが、正恩氏の発言から「陸の兵士」たちは、もっと待遇の悪いことが推察できる。韓国側の延坪島にはコンビニまである現実を、北の兵士たちは知っているのだろうか? (文・写真=金正太郎)

南北の緊張高まる中、中国船がワタリガニ密漁で丸儲け!「獲れるものはなんでも獲っていく」

南北の緊張高まる中、中国船がワタリガニ密漁で丸儲け!「獲れるものはなんでも獲っていく」の画像1
5月に金正恩党委員長が現地指導した長在島を前に、堂々と操業する中国漁船
 目の前に北朝鮮の要塞島がある韓国・延坪島(ヨンピョンド)で、高まる南北間の緊張を悪用した中国漁船の違法操業が堂々と行われている。禁漁中のワタリガニを狙ったもので、海の軍事分界線上は危険すぎて南北ともに取り締まりができず、ゴッソリとカニを持って行かれるんだとか。文字通り「漁夫の利」の狡猾な実態を捉えた。  韓国・仁川から高速船で2時間、北朝鮮の陸地まで約15キロ、一番近くの北朝鮮の岩礁まで2キロほどと飛び地のような場所に、人口約2,000人が暮らす延坪島。2010年11月には北朝鮮側から突如砲撃があり、海兵隊員2人と民間人2人が犠牲となった事件は記憶に新しい。当時、砲撃で火の海となった民家は、そのまま安保観光施設として保存され、無残な姿をさらしていた。
南北の緊張高まる中、中国船がワタリガニ密漁で丸儲け!「獲れるものはなんでも獲っていく」の画像2
五星紅旗が見える
 この砲撃を指揮した北朝鮮の金正恩党委員長は今年5月、延坪島から5キロの茂島、7キロの長在島をわざわざ現地指導し、10年の砲撃を「朝鮮戦争後、最も痛快な戦闘だった」などと、韓国側を挑発する発言をしたと北の官製メディアが報じている。  延坪島のすぐ北の海上には、韓国側が設定した北方限界線があり、南北は砲口を向け合っている。特に朝鮮半島情勢が緊迫する中、北朝鮮も漁船の航行を自粛しているようだ。そんな折、北方限界線上で堂々と操業するのが中国漁船の船団だ。  地元住民の50代女性は「名物のワタリガニだけでなく、獲れるものはなんでも獲っていく。何年も前から出没するが、昨年と今年はひどい。シーズンの6月には80隻ぐらい押し寄せる」という。7~8月はワタリガニの産卵期となり、韓国側は休漁しているが、中国漁船には関係なし。延坪島の展望台から丸見えの場所で、堂々と国旗をはためかせて操業していた。
南北の緊張高まる中、中国船がワタリガニ密漁で丸儲け!「獲れるものはなんでも獲っていく」の画像3
北朝鮮を臨む韓国側の砲台もなすすべはない
 中国漁船は、韓国側の取り締まり船が動くと北方限界線を越えて北朝鮮側に逃げていくといい、正恩氏の息のかかる精鋭部隊がいる北側でも、友好国の中国船には手荒な真似はできない。このため事実上、自由な操業と航行が可能で、中国漁船が丸儲けしているというワケだ。  昨年6月のワタリガニ漁期には、怒った韓国漁民が中国漁船2隻を自力で捕まえたり、海洋警察も中国漁船に発砲するといった強硬姿勢に出たが、向こうも向こうで船団を密集させて居座ったり、物を投げ返して抵抗したりと、ただ者ではではない連中だという。  韓国側と中国漁船のバトル、日本にとっては目くそ鼻くそみたいなものだが、中国漁民のしたたかさは日本も笑ってはいられない。 (文・写真=金正太郎)

南北の緊張高まる中、中国船がワタリガニ密漁で丸儲け!「獲れるものはなんでも獲っていく」

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5月に金正恩党委員長が現地指導した長在島を前に、堂々と操業する中国漁船
 目の前に北朝鮮の要塞島がある韓国・延坪島(ヨンピョンド)で、高まる南北間の緊張を悪用した中国漁船の違法操業が堂々と行われている。禁漁中のワタリガニを狙ったもので、海の軍事分界線上は危険すぎて南北ともに取り締まりができず、ゴッソリとカニを持って行かれるんだとか。文字通り「漁夫の利」の狡猾な実態を捉えた。  韓国・仁川から高速船で2時間、北朝鮮の陸地まで約15キロ、一番近くの北朝鮮の岩礁まで2キロほどと飛び地のような場所に、人口約2,000人が暮らす延坪島。2010年11月には北朝鮮側から突如砲撃があり、海兵隊員2人と民間人2人が犠牲となった事件は記憶に新しい。当時、砲撃で火の海となった民家は、そのまま安保観光施設として保存され、無残な姿をさらしていた。
南北の緊張高まる中、中国船がワタリガニ密漁で丸儲け!「獲れるものはなんでも獲っていく」の画像2
五星紅旗が見える
 この砲撃を指揮した北朝鮮の金正恩党委員長は今年5月、延坪島から5キロの茂島、7キロの長在島をわざわざ現地指導し、10年の砲撃を「朝鮮戦争後、最も痛快な戦闘だった」などと、韓国側を挑発する発言をしたと北の官製メディアが報じている。  延坪島のすぐ北の海上には、韓国側が設定した北方限界線があり、南北は砲口を向け合っている。特に朝鮮半島情勢が緊迫する中、北朝鮮も漁船の航行を自粛しているようだ。そんな折、北方限界線上で堂々と操業するのが中国漁船の船団だ。  地元住民の50代女性は「名物のワタリガニだけでなく、獲れるものはなんでも獲っていく。何年も前から出没するが、昨年と今年はひどい。シーズンの6月には80隻ぐらい押し寄せる」という。7~8月はワタリガニの産卵期となり、韓国側は休漁しているが、中国漁船には関係なし。延坪島の展望台から丸見えの場所で、堂々と国旗をはためかせて操業していた。
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北朝鮮を臨む韓国側の砲台もなすすべはない
 中国漁船は、韓国側の取り締まり船が動くと北方限界線を越えて北朝鮮側に逃げていくといい、正恩氏の息のかかる精鋭部隊がいる北側でも、友好国の中国船には手荒な真似はできない。このため事実上、自由な操業と航行が可能で、中国漁船が丸儲けしているというワケだ。  昨年6月のワタリガニ漁期には、怒った韓国漁民が中国漁船2隻を自力で捕まえたり、海洋警察も中国漁船に発砲するといった強硬姿勢に出たが、向こうも向こうで船団を密集させて居座ったり、物を投げ返して抵抗したりと、ただ者ではではない連中だという。  韓国側と中国漁船のバトル、日本にとっては目くそ鼻くそみたいなものだが、中国漁民のしたたかさは日本も笑ってはいられない。 (文・写真=金正太郎)

消滅か、セクキャバ化か――国連の新制裁発令で、北朝鮮レストランが大ピンチ!

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歌って踊れる美女軍団のいる北朝鮮レストラン
 北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受け、国連安全保障理事会は米国主導の新たな制裁決議を全会一致で採択した。制裁は北朝鮮からの石炭や海産物の輸出禁止がメーンだが、国外への出稼ぎ労働者の国連加盟国における新たな受け入れを禁止する項目もある。美女軍団が歌って踊って給仕してくれる、国外の北朝鮮レストランが新制裁で窮地に陥るのは確実で、愛好家の間では「いよいよ消滅だ」と、あきらめの声が……。逆に「今より濃いサービスになるのでは?」という見方もあり、悲喜こもごもの状態だ。  北朝鮮のレストランといえば、昨年春、中国で起きた集団脱北騒動が記憶に新しい。北朝鮮当局は「女性らは南朝鮮(韓国)の情報機関に拉致された」と主張し、今でもネットの動画や声明で「女性らを返せ!」と、キャンペーンを張っている。併せて、北朝鮮レストランに韓国人客の出入り禁止措置を敷いた。ドル箱だった南の同胞を追っ払ったことで、経営は厳しい局面を迎えている。そんな折、新たな制裁が履行されると、平壌から送り込まれる美女たちに労働ビザが下りなくなる。
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客引きする美女軍団
 上海の日本人駐在員は「北朝鮮レストランの単価は高いが、中国の店にはないホスピタリティ、何よりウエイトレスたちの清楚な美貌が楽しみだった。だが、どう見ても北朝鮮の資金源なので、いよいよおしまいだよな」と嘆く。  中国東北部の都市では人気の北朝鮮レストランをパクり、中国人にチマチョゴリを着せる“偽装北朝鮮レストラン”なるものもあるという。だが、北朝鮮レストランで働く美女たちは容姿端麗なだけでなく、平壌にある専門学校での教育課程を修了し、晴れて軍団入りできる掟があるという。学校では給仕のマナーや楽器、歌、語学の講習をみっちり受ける。そもそも人選からして、どこに出しても恥ずかしくない特権階級の子女が多く、中国の小姐がまねできるワケがないというのだ。
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中朝国境には、5階建ての北朝鮮レストランも
 すでに国外で勤務している美女軍団は制裁の対象外となるが、事情通によると、彼女たちは奉公の期間が決まっており、1~3年ぐらいで交代するという。中国東北部に住む日本人常連客の男性は「通い詰めて仲良くなっても、次に行ってみると突然、帰国していることがある。住所もわからず、当然ながらメールや手紙も出せず、完全に音信不通になる。これがとても切ない」と話す。  制裁で本国からの美女軍団の新メンバー招請が困難になると、現メンバーで固定される可能性が高い。この男性は「推しメンの電撃帰国がなくなるのでは?」と“会いに行ける美女軍団”になるのを期待しているという。また、経営不振に加え、本国との往来がなくなることで統制がユルくなり、サービスを過激にして客単価を上げる可能性も……。 「過去には、セクキャバっぽいサービスを始めた店舗があった」(同)との証言もあるが、消滅か、セクキャバにくら替えするか――。北朝鮮レストランは今、岐路に立たされている。

猛暑続く北朝鮮で、人民のファッションに異変 ミニスカ&ノースリーブがついに解禁!

猛暑続く北朝鮮で、人民のファッションに異変 ミニスカ&ノースリーブがついに解禁!の画像1
ここは本当に平壌なのか?
 夏本番を前に、北朝鮮では各地で猛暑が続いている。ミサイル発射のツケで厳しい経済制裁が科せられ、人民はさぞ苦しんでいるかと思いきや、平壌界隈ではスカートの丈が少し上がり、ノースリーブが事実上解禁されて、女性がセクシーになっているという。また、男性の間ではサングラスが流行しているそうな。ちまたでは、金正恩党委員長の「ご配慮」というウワサが流れているが、幹部の粛正と庶民のドレスコード緩和というアメとムチを使い分けているようだ。  今も昔も北朝鮮の街中では、保安員(警察官)や監視隊が人民の服装に目を光らせている。南朝鮮(韓国)では若い女性の間でショートパンツが大流行しているが、北でショートパンツをはこうものなら「自由主義的だ」と、死刑や労働教化刑までにはならないが、監視隊のおじさんやおばさんに「家に帰って着替えてきなさい」と怒られるという。  外出時の服装といえば、男性は襟付きのシャツにスラックス、女性は襟袖付きブラウス、膝下まであるスカートないしはズボンが定番で、学生は制服の着用が求められていた。  そんな中、北朝鮮に出入りする貿易商によると、最近膝上スカートがOKになったという。なんだか厳しい学校の校則のようだが、正恩氏の肝いり美女軍団「モランボン楽団」や正恩氏の妻・李雪主夫人の影響が大きいという。
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ノースリーブの女性
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行進の練習ではTシャツ姿の娘も
 特にフリルが付いたスカートやタイトスカート、上はノースリーブがはやっており、「ここは本当に平壌なのか?」と不思議に思えるほどだという。  最近は、正恩氏の意向で平壌の市街地にバレーボールやバスケットのコートが整備され、そこでスポーツを楽しむことを口実に、金日成・金正日バッジを付けずにジャージ姿で歩く男性も目撃されている。
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大門風グラサン
 さらに顕著なのはサングラスだ。サングラスといえば金正日総書記が愛用していたが、恐れ多くてマネする人は皆無だった。だが、人民との距離感を意識する正恩氏は、人民軍への現地指導で、パイロットにサングラスを下賜したのをはじめ、サングラスの着用に寛容なんだとか。というわけで、平壌では夏の日差しが強いこともあって、サングラスを着用する人が増えているが、先の貿易商によると「『西部警察』の大門刑事やタモリみたいなのが多くて、なんだか滑稽なんだよね」(同)。  どうやら北朝鮮では今、正恩氏以外のファッションリーダーが求められているようだ。