新入社員の過労自殺認定から始まった、電通の過重労働問題。その批判の急先鋒となっている新聞・テレビといった旧来のマスコミの取材現場から、ため息が漏れている。電通は社員に月100時間を超える残業を強いていたが、全国紙の中堅記者は「俺らはそんなもんじゃない」と苦笑いを浮かべる。最も地獄に近い職場からの叫びを聴いた。 そもそも各マスコミとも、表向き電通批判はしつつも、社員の実態告白モノといった、深掘りの企画記事は出していない。その理由を、40代の全国紙中堅記者はこう明かす。 「長時間勤務の問題を『やりすぎるな』というのが、社内では暗黙の了解」 この中堅記者によると、オールドメディアの広告は、かなり以前からジリ貧状態だ。そんな中で広告を運んでくる電通社員に対し、特に新聞の営業担当者は過大な接待攻勢をかけて、小さなパイ食い合っている状況だという。 「営業部にいる同期の話だと、帰りのタクシー代までタカられるらしい」(同)といい、数年前までは電通社員を出向として平然と受け入れる新聞社もあったという。ズブズブの関係が背後にあるワケだ。 また、中堅記者は「そもそもウチの会社は、もっとひどいことをやっている。部数が少なく、体力のない新聞社は電通以上の残業時間が当たり前で、深い追及ができない」とボヤく。 1日の労働時間は、長い日だと朝6時の朝駆けから深夜1時の夜回り終了まで、19時間ほど。9日に1回は宿直勤務で、徹夜明けも普通に日勤が続くため、実質は40時間近い連続勤務になるという。 コストカットから、どれだけ働いても残業代は定額という裁量労働制を取り入れている社が急増中で、労組が残業時間の上限を決める36協定を結ぶ会社でも、協定超えの残業は電通と同等、ないしは、それ以上のケースがほとんどだ。 地方はもっとひどい。部数の多い全国紙の地方支局でも完全に人手が足りず、自転車操業状態。1人支局長の態勢も少なくなく、「年に10回ほどの新聞休刊日ぐらいしか、ちゃんとした休日がない」(全国紙の50代支局長)。 こうなると、おのずと心臓発作や脳血管障害で急死する人が出てくるというが「仕事のほとんどが記者クラブ詰めといった外回りのため、タイムカードなど勤務時間を示す証拠がない」(地方紙中堅記者)。過労死をめぐって会社とモメて訴訟となったケースでも、たいがいは遺族側が敗訴に終わるという。 複数の記者らによると、こうした長時間勤務が長年続いて精神に異常を来す者もいれば、過度のストレスから、社内ではパワハラやいじめ、不倫は当たり前になっている。逃げ出そうにも、記者という職種はつぶしが利かない。転職先は同業種しかなく、「五十歩百歩だ」と、どの記者も嘆く。現場から声にならない悲鳴が上がる一方で、50代以上の新聞社幹部は9時~17時までの8時間勤務で1,000万円を超える年収があるものの、その実態は、複数の記者によると「何もしていない」。記者上がりの管理職は「俺の若い頃はなぁ……」と、過去のショボイ武勇伝を繰り返すばかり。 こんなブラック企業だらけのマスコミに労基署のメスが入るのも、時間の問題だろう。ある新聞記者のタイムカード。一体、いつ寝ているのか?
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「残業100時間どころじゃない!?」電通批判の新聞社、現場記者から声にならない悲鳴が……
新入社員の過労自殺認定から始まった、電通の過重労働問題。その批判の急先鋒となっている新聞・テレビといった旧来のマスコミの取材現場から、ため息が漏れている。電通は社員に月100時間を超える残業を強いていたが、全国紙の中堅記者は「俺らはそんなもんじゃない」と苦笑いを浮かべる。最も地獄に近い職場からの叫びを聴いた。 そもそも各マスコミとも、表向き電通批判はしつつも、社員の実態告白モノといった、深掘りの企画記事は出していない。その理由を、40代の全国紙中堅記者はこう明かす。 「長時間勤務の問題を『やりすぎるな』というのが、社内では暗黙の了解」 この中堅記者によると、オールドメディアの広告は、かなり以前からジリ貧状態だ。そんな中で広告を運んでくる電通社員に対し、特に新聞の営業担当者は過大な接待攻勢をかけて、小さなパイ食い合っている状況だという。 「営業部にいる同期の話だと、帰りのタクシー代までタカられるらしい」(同)といい、数年前までは電通社員を出向として平然と受け入れる新聞社もあったという。ズブズブの関係が背後にあるワケだ。 また、中堅記者は「そもそもウチの会社は、もっとひどいことをやっている。部数が少なく、体力のない新聞社は電通以上の残業時間が当たり前で、深い追及ができない」とボヤく。 1日の労働時間は、長い日だと朝6時の朝駆けから深夜1時の夜回り終了まで、19時間ほど。9日に1回は宿直勤務で、徹夜明けも普通に日勤が続くため、実質は40時間近い連続勤務になるという。 コストカットから、どれだけ働いても残業代は定額という裁量労働制を取り入れている社が急増中で、労組が残業時間の上限を決める36協定を結ぶ会社でも、協定超えの残業は電通と同等、ないしは、それ以上のケースがほとんどだ。 地方はもっとひどい。部数の多い全国紙の地方支局でも完全に人手が足りず、自転車操業状態。1人支局長の態勢も少なくなく、「年に10回ほどの新聞休刊日ぐらいしか、ちゃんとした休日がない」(全国紙の50代支局長)。 こうなると、おのずと心臓発作や脳血管障害で急死する人が出てくるというが「仕事のほとんどが記者クラブ詰めといった外回りのため、タイムカードなど勤務時間を示す証拠がない」(地方紙中堅記者)。過労死をめぐって会社とモメて訴訟となったケースでも、たいがいは遺族側が敗訴に終わるという。 複数の記者らによると、こうした長時間勤務が長年続いて精神に異常を来す者もいれば、過度のストレスから、社内ではパワハラやいじめ、不倫は当たり前になっている。逃げ出そうにも、記者という職種はつぶしが利かない。転職先は同業種しかなく、「五十歩百歩だ」と、どの記者も嘆く。現場から声にならない悲鳴が上がる一方で、50代以上の新聞社幹部は9時~17時までの8時間勤務で1,000万円を超える年収があるものの、その実態は、複数の記者によると「何もしていない」。記者上がりの管理職は「俺の若い頃はなぁ……」と、過去のショボイ武勇伝を繰り返すばかり。 こんなブラック企業だらけのマスコミに労基署のメスが入るのも、時間の問題だろう。ある新聞記者のタイムカード。一体、いつ寝ているのか?
サッカー界“エアインタビュー”騒動は私怨のこじれ? 過去には暴力沙汰も……
サッカーマスコミの“エアインタビュー問題”で、告発者の作家による暴行疑惑が持ち上がっている。 数カ月前から、雑誌名を具体的に挙げてサッカー専門誌による捏造インタビューが存在することをノンフィクションライターの田崎健太氏が告発していたが、名指しされた雑誌の「ワールドサッカーキング」(フロムワン)の岩本義弘編集長は、これこそ「捏造記事」と反論。「田崎氏の指摘は全くの事実無根であり、単なる“妄想記事”」として、当該記事の取材経緯を明かしている。 田崎氏の主張の中には、エアインタビューと疑われる記事の共通点として「取材したときの写真が掲載されていない」「監督や同僚批判など刺激的なものは皆無」といったことを挙げていたが、これはエアインタビューの直接的な根拠には乏しく、また、岩本氏の反論の方では「本人とマンツーマンでインタビュー取材をした上で、ボリューム的に足りないところを、囲み取材及び記者会見の言葉から補足」という純粋な独占インタビューではないことを認めるかたちになっており、ネット上では双方に率直な意見が寄せられている。 ただ、ある出版関係者からは「以前から2人は仲が悪かったから、個人的なケンカの意味合いもありそう」という話が聞かれる。この関係者によると、なんと過去にパーティーの席上で2人が暴行トラブルにまで発展したことがあるというのだ。 「1月のことだったと思います。私はその会場にいませんでしたが、あるパーティーで2人が顔を合わせた際、田崎さんがかなり泥酔していて、岩本編集長に『エアインタビューしてるだろ』と詰め寄ったそうです。出席者から聞いたところ、田崎さんは岩本さんの髪の毛をつかんで暴行し、手から出血までさせたというんです。業界内ではかなり話題になりましたよ」(同) 実際、両者や関係者のTwitterでは、それを振り返るコメントも見受けられる。 田崎氏は「以前、某パーティでフロムワンの岩本社長に『あなたのところもエア取材やっているという噂があるけど』と訊ねると『うちはやっていない!』と激高された」と直接、岩本氏を問い詰めたことを書いているのだが、これには「田崎さんが岩本さんに“某パーティ”で“訊ねた”と仰っていますが、2人のやりとりをあの現場で間近で見ていた自分から言うと、“訊ねた”なんてものじゃなかった。お酒も入ってて、急に言葉使い荒く田崎さんが酔って岩本さんに迫っていった感じで、主催者も困惑していた」という別の証言があり、当の岩本氏も「酔って絡んできた上に、髪の毛つかまれて、つかまれた指からは爪がめり込んで血が出て……(出血は2時間止まらず)」とツイート。 さらに現場に居合わせた別の人物からも、「ベロベロに酔った田崎さんが、岩本さんに絡んで、頭を何回も手でぐしゃぐしゃに撫で回した上に掴んで、手に怪我させてるからな、、、それでも岩本さんずっと大人の対応してた」「端から見て田崎さんは本当に酔っていて周りが戸惑うくらいだったし、岩本さんはいつも通りだった。『問うた』のではなく、『絡んだ』というのがピッタリだったよ」といった証言が出ている。 現場にいたというフリーライターの“第三者”に詳しい様子を聞くべく連絡したが「犬猿の仲の2人だから、こっちも巻き込まれたくない」と、とばっちりを恐れる始末。ただ、「暴力があったのは自分も見た」とだけ答えた。 前出の出版関係者は「周囲からすれば、読んでいる『独占インタビュー』が実際には取材の切り貼りであったという事実にショックを受ける部分もありますけど、こういうのはほかの業界でもよくある手法で、岩本氏だけが責められる話でもないし、エアインタビューとか言っても取材ゼロとまでいえる話でもないので、躍起になって追及する田崎さんに同調できないところもある」という。 「それならそれで田崎さんがもっとしっかりしたインタビュー記事を自分でやればいいのでは。ただでさえ潰れかけているような出版界で同業者の潰し合いは単なる醜い足の引っ張り合いに見えます」(同) ある専門誌のサッカー記者は「どうせなら大川隆法による本田圭佑の守護霊インタビューにも突っ込みを入れてほしい」なんてジョークを飛ばしていたが……。 (文=李銀珠)「月刊WORLD SOCCER KING(ワールドサッカーキング) 2016年 03 月号」(朝日新聞出版)
「PCデポ」批判記事を書いたらハッキングされた!? 情報提供装うウイルスメールの恐怖
高齢者を相手に高額なサポート契約を結んでいた問題で大きな批判を受けているパソコン販売のPCデポ(ピーシーデポコーポレーション)に、一部記者たちが戦々恐々としている。聞けば「批判的な記事を書いた記者に、ハッキングの仕返しがされるというウワサがある」というのだ。 「あるネットニュース系の記者が率先してPCデポ問題を追及していたら、パソコンにウイルス入りのメールが届き、Yahoo!やTwitterなどのアカウントが次々と削除されたりする不正アクセス被害に遭ったと言っているんです。ウイルスメールはマスコミ関係者の名をかたったものだったそうですが、情報提供を装って添付ファイルを読み込ませたそうです」(週刊誌記者) ウイルス感染が事実だったとしても、PCデポによる仕業だとは決めつけられないが、くだんの記者は最近、PCデポ問題を追っている中で、同社の社員たちに名刺を渡して取材をしており、メールアドレスをPCデポ側に知られたことがウイルスメールを送られた原因ではないかと疑心暗鬼になっているという。 そこで、実際にその記者に連絡を取ったところ、「私は“PCデポにハッキングされた”なんて言ってはいない」とのことだった。ただ、「PCデポを追っていたら、不正アクセス被害に遭ったという事実は事実」と、その証拠の一端を見せてくれた。 「ウイルスメールはPCデポ問題の情報提供を装っていたもので、そうなると私の取材を邪魔するようなものではあったわけです。PCデポ社員が犯人かどうかはわかりませんが、私の書いた記事に不満を持った人ということは間違いないでしょう」(記者) この話を聞けば、確かにPCデポ取材に対する怖さを感じるものではある。実際、話を聞いた前出の週刊誌記者はPCデポ社員に話を聞く際、いつも使っているメールアドレスは相手に知らせなかったという。 PCデポは高齢者の契約問題のほかにも、有料契約でクラウドを利用させるハードディスクの売り方や、不人気商品の押し付け販売などに対して悪徳商法だという批判が上がっており、さらには中古品売買に必要な古物商許可に関する問題、疑いの範疇ながら客のクレジットカードの不正使用、社員への厳しいノルマなど、次々と問題が明るみになっている。世間のバッシングから株価は下落し、年内の都内2店舗の新規オープンを見送ったことなども伝えられている。 同社の野島隆久社長は高齢者の契約問題などについて、組織ぐるみの行為ではなく、特定の店舗による問題との認識を示したが、会社が明確な指示を出していなくても、過剰なノルマへの追い込みが強ければ現場が無法地帯と化すのはよくある話。前出の記者は「そういう中で、会社に煽られた社員が暴走してウイルスメールを送る可能性だってある。万一、ハッキング被害がPCデポ社員によるものでも、会社とは無関係と言えば済む話になるのは怖いことです」という。 悪質だと叩かれるPCデポとはいえ、さすがにマスコミへのハッキング攻撃までしているとはとても思えない。だが、金儲けのためならなんでもアリ、という同社のイメージが定着しただけに、記者たちもあらぬ恐怖心を抱いているようだ。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)PCデポ公式サイトより
まるで痴漢指南書? 9人刺傷の「東京サマーランド」を「エロいプール」と紹介する実話誌の存在
東京都あきる野市のレジャー施設「東京サマーランド」のプールで女性客が尻などを切られ、9人が負傷した事件で、狙われたのがいずれも18~24歳のビキニ姿の女性だったことに、捜査関係者から「性的欲求が動機」という指摘が出ているのだが、その中で「こういう雑誌も事件を誘発する可能性がある」として挙げられた雑誌があった。 「都内のプール 一番エロいのはどこだ!」 まさに、プールを性的欲求を満たす視点で書かれた見出し。この記事はなんと事件のわずか5日前、8月16日に発売された実話誌に掲載されたもので、記者が問題のサマーランドほか、昭和記念公園レインボープール、よみうりランド、としまえん、京王プラザホテルの5カ所を利用し、まるでわいせつスポットのように伝えているのだ。 問題の実話誌では、例えばとしまえんのプールでは、波に合わせて女性に触れるというような犯罪誘発的な内容まで書かれているのだ。サマーランドについては、大きな滑り台の「ウォータースライダー」で水着がズレる女性がいるとレポート。「ギャルもみなスライダーが目当て。これを攻めないなんて手はありません」と、“行動”を呼びかけている。 「まずは並び。必ず女の子の後ろに並びましょう。階段で並ぶ際、ギャルのお尻を顔の真ん前で見ることが出来ます。そしてエロ度が最高潮に達するのは滑る直前。水圧でおっぱいがポロリしないように、女の子は必ずビキニの位置を直します。ビキニの中に手を直接突っ込みカップをフィットさせる大胆な子までいました。あと数センチ背伸びして覗き込めば乳首が見えそう」(一部抜粋) プールでの女性へののぞき見行為は、東京都迷惑防止条例違反に当たる「公共の場所又は公共の乗物において、人を著しく羞恥させること」に該当している可能性があり、見方によっては犯罪の指南書とも思えてしまう。こんなものが全国のコンビニエンスストアや書店に並べば、痴漢目的でプールに訪れる人がいても、まったく不思議ではないだろう。 実際に犯人がこれを読んでいたかどうかは定かではないが、記事はかなり扇情的で「派手な水着を着て、『いつでも私をズリネタにしてね』と言わんばかり」という記述もあり、捜査関係者もこれには「違った目的でプールを利用する人が増えるのは間違いないのではないか」と語っていた。 東京サマーランドを管轄している福生署は、事件と記事との関連性については「今、捜査中なのでコメントできません」と返答し、雑誌の発行元に取材したところ「そのような話は聞いたことがありません」と、まったく問題視していないようだった。 いずれにせよ、犯人が逮捕されていない現在、その動機は不明なままではあるが、名指しされた5カ所のプールでは、第2第3の犯罪が起きてもおかしくないという印象は拭えない。 (文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)東京サマーランド公式サイトより
全国に「彼氏いません」とまでアピール……「過激なテロ集団」中核派がやたらテレビに出る理由
「過激派」「テロ集団」とも呼ばれる新左翼党派・中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)の一般メディアへの露出が増加している。 昨年12月にはテレビ東京系列では中核派の若手メンバーに焦点をあてたドキュメンタリー番組『追跡!ニッポンの過激派 革命戦士になったオレ』を放送。これに続きこの9日にはフジテレビ系列の夕方の情報番組『みんなのニュース』内で『<シュザイブ>「暴力は必要だ」“過激派”中核派の今』が、放送されたのである。 フジテレビの報道内容を参照すれば、中核派は文字通りの過激派。過去には「東京・赤坂の迎賓館に向けてロケット弾を発射するなど数々のテロ行為」を行い「鉄パイプや火炎瓶などで警察を撲・焼殺したこともある」組織だ。 しかし、批判者から向けられる「悪の秘密結社」のごときイメージとは裏腹に、昨今の中核派はメディアに対しては妙にオープン。というのも、テレビ番組で中核派が取り上げられる際には、江戸川区にある公然拠点・前進社でのロケが当たり前。頑丈そうな鉄扉の向こうを開くシーンと、警察による家宅捜索のたびに焼き切られている鉄板(なお、横に扉があるので焼き切らなくても入れる)や、設置されている監視カメラの説明を受けるのが定番になっているのだ。 前述の『みんなのニュース』では、そうした定番シーンを押さえた上で、さらに若手活動家たちに深く斬り込んでいる。同派の若手活動家のトップである齋藤郁真・中核派全学連委員長に「SEALDsは絶対に現場で戦わない人たち。皆の行動すべきだという思いを単なるお祭りに変えてしまう」と政治的主張を語らせるだけではない。若手活動家の吉田悠クンの実家を訪問するシーンでは「学生時代からアニメ制作が趣味」だと説明。さらに、巷では中核派三大美女のひとりとも称される洞口朋子サンに「彼氏はいるのか?」と質問し「今はいないですね」「そろそろいい人見つかったら、いいな」とまでと回答させているのである。 ここまで突っ込む取材陣にも脱帽だが「過激派」とは思えない妙にオープンな対応に多くの視聴者が驚いたに違いない。国家権力の側から「過激派」と目される組織は数多いが、こんなにもオープンなのは中核派だけである。筆者も過去、週刊誌などの取材でさまざまな党派に取材を試みたが、ほぼ電話しただけでNGを喰らう。革マル派は鼻で笑ってNG。2派ある解放派のうち赤砦社派は、理由を語ってNG。現代社派は誰も電話に出なかった……。 唯一、中核派は「企画書を送っていただいた上で検討を~」という対応。 このメディアに対する妙な対応のよさは、なんなのか? 筆者の疑問に答えてくれたのは、齋藤全学連委員長だ。 「2006年の“党の革命”以降はオープンにしていこうという方針になっています。この2年あまりは、ちゃんとアポを取ってくれれば取材は受け入れていますよ」 齋藤委員長の語る「党の革命」とは(外部での情報を総合すれば)運動方針をめぐる組織内部での路線対立とその後の変革のこと。これ以降、中核派は労働運動を重視した運動方針を立てているとされるが、それにともなってメディアへの対応も大きく変化したようだ。 とはいえ、メディアでの取り上げられ方は、彼らにコントロールできるものではない。とりわけテレビ番組では、説明パートで過去の数々の闘争を示し「危険なテロ集団」と語るし「暴力革命」を肯定する思想に対しては否定的なコメントも流れる。そんなネガティブな取り上げられかたをされることに、不満はないのだろうか? 「どんな内容でもテレビ番組で取り上げられるのは、我々の組織では絶対にできない宣伝じゃないですか。むしろネガティブな取り上げられ方をすればするほど、本気でなにかやりたいと考えている視聴者は“もしかしたら、彼らの主張は正しいのではないか”ときちんと判断してくれると思っていますよ。実際、自分たちの主張を聞いて運動に参加する労働者も出てきています。もし番組を見て参加したいと思ったら9月には全学連の全国大会がありますし、いつでもメールを送ってください」 ちゃんと自派のアピールも忘れない斎藤委員長。最後に「彼氏がいない洞口サンと付き合いたい場合には、どこに連絡すればよいのか、やっぱり活動家にならないとダメなのか?」と聞いてみると。 「それについては個人のことなのでノーコメントです!」 とピシャリ。なんで、そこだけ組織防衛するんだよぉ! (文=ルポライター/昼間たかし http://t-hiruma.jp/)フジテレビ系『みんなのニュース』番組サイトより
相模原障害者施設大量殺傷事件・植松聖容疑者を変えた? “大麻中毒”ヘルス嬢の存在
相模原市の大量殺人事件で逮捕された植松聖容疑者に、交際相手とみられるひとつ年下の風俗嬢の存在が浮上している。この女性は、植松容疑者と「大麻」と「入れ墨」の共通点があるという。 「4年ぐらい前に付き合っていた女性がいて、顔は若い頃の鈴木京香さんに似た感じでした。彼女がキャバクラに勤務していて、その店で知り合ったそうですが、そのあとで植松が『横浜のヘルスで働いてる』と、風俗嬢になったことを明かしていました」 こう話すのは植松容疑者の元友人で、のちに「貸したものを返さない」ということがあって絶縁したという。ただ、それまでは植松容疑者のことを「ウエッチ」と呼び、何度も一緒に遊んだと話している。その付き合いの中で紹介されたのが問題の女性だが、会ってびっくり。平然と「大麻にハマってる」という話をしていたのだという。 「ハワイ旅行したときにナンパしてきた男に誘われ大麻を初体験して、それからずっと吸っていると言ってました。『違法だからヤバいんじゃないか』って植松に言ったんですけど、笑って真剣に聞いてくれなかったんです。それと、女性は背中や足に、蝶とかの入れ墨があったんですよ。そのとき植松は入れ墨なんかしてませんでしたから、彼女の影響で大麻と入れ墨をやったかもしれない」(前出の元友人) この元友人によると、当時の植松容疑者はよく恋人を替えていたというが、問題の女性は「少しワガママで、植松を振り回しているようにも見えた」という。 「彼女は『不良っぽい男が好き』と言ってたんですが、そのころ植松がやけに不良っぽい振る舞いをしているように見えたんですよ。テレビでは少し前に路上で通行人とケンカして書類送検されたってやってましたけど、僕と遊んでいるときはそんな奴じゃなかったですから」(同) 植松容疑者が犯行に及んだきっかけの一因には、「勤務先で入れ墨の発覚」や「大麻」が指摘されており、さらに不良っぽくなった振る舞いが攻撃性に結び付いたと推察すれば、問題の交際女性の悪影響があったと言えなくもない。 「ほかに大麻を売買するような悪い仲間はいなかったと思うので、その女から大麻をもらった可能性は高い気がする」と元友人。ただ、女性と最近まで交際が続いていたのかは「絶縁してたからわからない」と話す。 この交際女性の存在について、捜査中の神奈川県警に聞いてみたところ、「答えるかどうか検討しますので、時間をください」と回答は保留だった。今年2月、植松容疑者を措置入院させていた市の精神保健福祉課にも聞いてみたが「入院前後の交際相手の存在は知りません。3月2日に入院が解除となったときは、本人が書いた書類に『市外への居住』とあったので、以後の動向も掌握していませんでした」との回答だった。 問題の交際女性の行方を追ってみてはいるが、過去に勤務したとされるキャバクラ店はすでに閉店しており、手がかりはほとんどないままだ。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)「『ナイフで刺した』26歳男 障害者施設で44人殺傷(16/07/26)」(ANNnewsCH/YouTube)より
相模原の知的障害者大量殺傷事件「神のお告げ」発言で揺れるテレビ局 匿名報道に切り替え検討も
「もしかすると、早いうちに実名報道ができなくなるかも……」 神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の大量殺傷事件で逮捕された植松聖容疑者に精神疾患の疑いがあり、ある情報番組のテレビディレクターは慎重な対応を検討しているという。 「局のガイドラインでは、心神喪失者の事件は匿名報道が原則です。実際には、裁判で認定されてから匿名に切り替えることが多いですが、ルール上は法律的に心神喪失とされなくても、精神障害による犯行と推定できるような場合は匿名報道にするよう定められているんですよ。これは、他局も同じような決まりになっています。今回の場合、容疑者が2月に緊急入院していて大麻精神病や妄想性障害の診断がされているので、早めに匿名に切り替える選択も視野に入れています」 植松容疑者は事件前、クリスチャンでもないのに「神のお告げ」という言葉を乱用していたという話だ。今年2月に会ったという高校時代の友人男性は「朝の5時ぐらいに半年ぶりぐらいに電話してきて、『神のお告げで人生変わった』という話を一方的にされた。翌日の朝も、また同じ内容の電話をしてきて、気味が悪かった」と言っている。 「福祉関係の仕事をしているとは聞いていたけど、卒業後は付き合いが減っていたので詳しいことは知らなかったです。学生時代はアニメキャラのモノマネでみんなを笑わせたり、明るく活発。それが電話では口調が暗くて、学生時代とはまったく違う別人のようでした。まさか殺人事件を起こすとは思わなかったけど、病んでいるような感じはしましたね」(同) この男性によると、同じ大学に通っていた別の友人からは「1年ぐらい前、植松がLINEの輪から黙って抜けていった。電話で理由を聞いたら『神のお告げ』と言っていた」との話を聞いたという。 植松容疑者は事件現場の「やまゆり園」から徒歩圏内にひとりで暮らし、12年12月から働いていたが、入所者への暴力や「障害者を抹殺すべき」といった言動が重なり、今年2月に自主退職となった。その際、精神保健福祉法に基づいて措置入院が取られている。これは、指定医2名以上が「加害の恐れ」を判断したもので、定期診察の末、入院12日後の退院が認められた。短期間ながら、精神疾患が認められたという事実ではある。 心神喪失者の犯罪では、児童8人が殺害された同じ大量殺人、01年6月の大阪・池田小事件をきっかけに、「心神喪失者等医療観察法」が成立。重大事件を起こした心神喪失者が無罪や不起訴となった場合、強制的な入院や治療を行うことになった。「植松容疑者がもしそうなれば、どんなに危険な人物であってもメディア的には匿名報道の原則で、人権問題などもあるので、はなから取り扱わないNG案件になる」と前出のディレクター。 しかし、その腫れ物に触るような状態が、結果的に逆効果を引き起こすケースもあるという。メンタルカウンセラーの野村高一氏は「過剰な保護は、むしろ異常な性質が保たれやすいという見解もある」と話す。 「たとえば神戸連続児童殺傷事件の犯人は、反社会性パーソナリティ障害とされ、事件後に医療少年院に入院した少年犯罪であったため、メディアでも匿名が堅く守られました。しかし、過度に保護した結果、大きな人格の変革が期待できなくなり、実際に日常生活に戻っても著書やホームページで被害者を愚弄するような、おかしな言動を見せました。もし、植松容疑者が精神疾患などで減刑された場合、人権に配慮しすぎて、その後どんな回復の道をたどるのか見えにくくなり、異常性が保持されたままになってしまう可能性もあるんです。犯罪者には厳しくとも、少年や精神疾患であると極端に逆の方向に向かいすぎるのは危ない」(同) 植松容疑者は事件直前、近隣の草刈りを自主的に行っていた一方、2月に衆議院議長に宛てた手紙で、事件の起きた施設の実名を記して犯行を予告し、犯行後の「金銭的支援5億円」を要求するなど、不可解な行動を取っていた。 「コメンテーターもその行動が理解できず、戸惑った内容しか言えていなかった。事件前の容疑者の様子を聞けば聞くほど、心神喪失の疑いが濃くなっているので、将来的な匿名報道は避けられないかも」(同) いずれにせよ、措置入院から退院して間もない凶行という部分については、さまざまな見解が飛び交いそうだ。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)「『重複障害者を救った』供述 相模原“19人刺殺”(16/07/27)」(ANNnewsCH/YouTube)より
相模原の知的障害者大量殺傷事件「神のお告げ」発言で揺れるテレビ局 匿名報道に切り替え検討も
「もしかすると、早いうちに実名報道ができなくなるかも……」 神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の大量殺傷事件で逮捕された植松聖容疑者に精神疾患の疑いがあり、ある情報番組のテレビディレクターは慎重な対応を検討しているという。 「局のガイドラインでは、心神喪失者の事件は匿名報道が原則です。実際には、裁判で認定されてから匿名に切り替えることが多いですが、ルール上は法律的に心神喪失とされなくても、精神障害による犯行と推定できるような場合は匿名報道にするよう定められているんですよ。これは、他局も同じような決まりになっています。今回の場合、容疑者が2月に緊急入院していて大麻精神病や妄想性障害の診断がされているので、早めに匿名に切り替える選択も視野に入れています」 植松容疑者は事件前、クリスチャンでもないのに「神のお告げ」という言葉を乱用していたという話だ。今年2月に会ったという高校時代の友人男性は「朝の5時ぐらいに半年ぶりぐらいに電話してきて、『神のお告げで人生変わった』という話を一方的にされた。翌日の朝も、また同じ内容の電話をしてきて、気味が悪かった」と言っている。 「福祉関係の仕事をしているとは聞いていたけど、卒業後は付き合いが減っていたので詳しいことは知らなかったです。学生時代はアニメキャラのモノマネでみんなを笑わせたり、明るく活発。それが電話では口調が暗くて、学生時代とはまったく違う別人のようでした。まさか殺人事件を起こすとは思わなかったけど、病んでいるような感じはしましたね」(同) この男性によると、同じ大学に通っていた別の友人からは「1年ぐらい前、植松がLINEの輪から黙って抜けていった。電話で理由を聞いたら『神のお告げ』と言っていた」との話を聞いたという。 植松容疑者は事件現場の「やまゆり園」から徒歩圏内にひとりで暮らし、12年12月から働いていたが、入所者への暴力や「障害者を抹殺すべき」といった言動が重なり、今年2月に自主退職となった。その際、精神保健福祉法に基づいて措置入院が取られている。これは、指定医2名以上が「加害の恐れ」を判断したもので、定期診察の末、入院12日後の退院が認められた。短期間ながら、精神疾患が認められたという事実ではある。 心神喪失者の犯罪では、児童8人が殺害された同じ大量殺人、01年6月の大阪・池田小事件をきっかけに、「心神喪失者等医療観察法」が成立。重大事件を起こした心神喪失者が無罪や不起訴となった場合、強制的な入院や治療を行うことになった。「植松容疑者がもしそうなれば、どんなに危険な人物であってもメディア的には匿名報道の原則で、人権問題などもあるので、はなから取り扱わないNG案件になる」と前出のディレクター。 しかし、その腫れ物に触るような状態が、結果的に逆効果を引き起こすケースもあるという。メンタルカウンセラーの野村高一氏は「過剰な保護は、むしろ異常な性質が保たれやすいという見解もある」と話す。 「たとえば神戸連続児童殺傷事件の犯人は、反社会性パーソナリティ障害とされ、事件後に医療少年院に入院した少年犯罪であったため、メディアでも匿名が堅く守られました。しかし、過度に保護した結果、大きな人格の変革が期待できなくなり、実際に日常生活に戻っても著書やホームページで被害者を愚弄するような、おかしな言動を見せました。もし、植松容疑者が精神疾患などで減刑された場合、人権に配慮しすぎて、その後どんな回復の道をたどるのか見えにくくなり、異常性が保持されたままになってしまう可能性もあるんです。犯罪者には厳しくとも、少年や精神疾患であると極端に逆の方向に向かいすぎるのは危ない」(同) 植松容疑者は事件直前、近隣の草刈りを自主的に行っていた一方、2月に衆議院議長に宛てた手紙で、事件の起きた施設の実名を記して犯行を予告し、犯行後の「金銭的支援5億円」を要求するなど、不可解な行動を取っていた。 「コメンテーターもその行動が理解できず、戸惑った内容しか言えていなかった。事件前の容疑者の様子を聞けば聞くほど、心神喪失の疑いが濃くなっているので、将来的な匿名報道は避けられないかも」(同) いずれにせよ、措置入院から退院して間もない凶行という部分については、さまざまな見解が飛び交いそうだ。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)「『重複障害者を救った』供述 相模原“19人刺殺”(16/07/27)」(ANNnewsCH/YouTube)より
2大サッカー専門誌に、また“エアインタビュー”疑惑 サッカーメディアが抱える根本的な問題とは?
「サッカー界で最も売れている雑誌は?」 そうサッカー関係者に尋ねれば、たいていは「ワールドサッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画出版社)という答えが返ってくる。とある元編集者は「2000年前後は、発行部数20万部がそのまま実売に近かった。今は減ってはいるが、それでも20万部は刷っていると思う」という。05年、その「サッカーダイジェスト」の成功に続く形で、「ワールドサッカーキング」(フロムワン社)が創刊され、こちらも20万部近い発行部数を誇っている。そんなサッカー専門誌のトップを走る2誌に、ある疑惑が持ち上がっている。 「フットボール批評」(カンゼン)が、「『ワールドサッカーダイジェスト』と『ワールドサッカーキング』は、有名選手への架空取材のエアインタビューを掲載している」と、誌面にて糾弾しているのだ(http://www.footballchannel.jp/2016/07/12/post163221/)。 話を簡単にまとめると、「ワールドサッカーダイジェスト」「ワールドサッカーキング」がリオネル・メッシのインタビューを掲載しているが、「フットボール批評」の記者がメッシの日本の代理人に問い合わせたところ、両誌からの取材依頼は受けていないというのだ。それだけでなく、過去にも同様のエアインタビュー疑惑があり、代理人が両誌に抗議したエピソードも記されている。 このスクープを受け、フロムワン社は「事実無根です。弊誌では現地記者を通じ、然るべき方法で監督や選手の取材を行っております」と、すぐにホームページでコメントを発表。一方の日本スポーツ企画出版社は、今のところダンマリを決め込んでいる。疑いが深まりつつあるエアインタビュー疑惑だが、実際に2誌がそれを行った可能性はあるのか? 前出の元編集者に訊いた。 「記事を読む限り、黒に近いですね。でも、意図的に行ったというより、結果的にそうなってしまったのではないでしょうか。今のサッカー界には、さまざまな人が売り込みに来ます。現地に住んでいた語学堪能なライターが、『○○とコネクションがある』などと売り込みに来ることは間々ある。そのライターが、全部ではなくとも、いくつかエアインタビューを行っていた可能性は考えられます。やはり、インタビュー写真をもらうか、録音した音源も共に送ってもらうなどのチェックを編集部は行うべきです――と言うのは簡単ですが、実際にはサッカー雑誌のほとんどが1~2人くらいで編集作業をしている。その余裕のなさが、今回の問題ではないでしょうか」 サッカー誌によるサッカー誌の不正を暴くスクープだが、現時点では真偽のほどは定かではない。いずれにしろ、サッカー誌には余裕がないということの表れであろう。それでも、サッカーライターになりたいという人が後を絶たないというのは、なんとも不思議である。 (文=TV Journal編集部)問題の記事が掲載された「ワールドサッカーダイジェスト」5月19日号(日本スポーツ企画出版社)





