盗聴器が仕掛けられていた……追い詰められる中で、内田有紀の「ホテルシーン」が悲しい……

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フジテレビ系『ナオミとカナコ』
『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は第8話。いよいよ追い詰められていく直美(広末涼子)と加奈子(内田有紀)。さあどうなるのやら……。  前回、陽子(吉田羊)が直美に対し、失踪した達郎の“愛人”で、達郎の居所を知っていると踏んで迫ります。達郎は直美と加奈子が殺したので勘違いではあるものの、徐々に核心に近づかれている2人……。  そんな中、達郎が失踪したと見せかけるために中国に帰国させたそっくりさん・林(佐藤隆太)がなんと日本に戻ってきていたのです。加奈子の家の前に現れた林は、「加奈子に中国に一緒に来てほしい」と告白。あー愛は止められなかったというやつですか……。  しかし、陽子も林(達郎)を一瞬目撃しており、もし陽子が林の居所を突き止めれば、これまでの計画のすべてがバレる……これはマズイぞ。  その夜、直美と加奈子は今後の作戦を相談。直美は「自分は愛人で、達郎は一人で失踪した」ということにする。直美は、陽子が達郎を目撃したという話に関し、林が日本に戻っている可能性があると勘付きます。即刻見つけ出して中国に帰るよう促し、もし拒否したら「いなくなってもらう」しかないという考えを直美は示すのです。そんなおっそろしい考えに、加奈子は林と会ったという事実を伝えられません。2人の連携にズレが……。  陽子はその後もしつこく直美に会いにきて、達郎の居場所を探ります。それこそ朝直美の家に来るくらいですから本気でございます。しかし、なんとか「愛人」ということで居場所を教えない直美。  一方加奈子も、直美や陽子に林の居場所を悟られぬよう林をホテルにかくまいます。現状、林の居場所を知っているのは加奈子のみ……。なんとか林に中国に帰るよう促そうとする加奈子ですが、かくまうホテルで林が誕生日を祝ってくれたりするなど、なかなか強い言葉を出せないのです。愛やなあ……。  陽子は、加奈子を「夫に不倫された妻」として、弟の不貞を謝罪します。この時点で加奈子の容疑は晴れた、かのように思えたのですが……。  実は陽子、直美の部屋を訪れた際、盗聴器を仕掛けておりました。当然、林の居場所に関して加奈子と電話で話す直美の声も丸聞こえ……探偵事務所でその音声を聞き、陽子は2人が“共犯”で、愛人など一切の話もウソであると悟るのです。  そして加奈子は林のいるホテルに行き、自分が結婚している事実を告げ、中国には一緒に行けないと語ります。しかし、途中から言葉が出ずに涙が……そんな加奈子を抱きしめる林……あーこれはもう……。  と思った刹那、ホテルの部屋に直美が! 直美は、チャイナタウンで情報を仕入れ、林の居所をつかんでいたのです。抱き合うところを見られた2人。ここで、直美と加奈子の亀裂が完全なるものになってしまいました。あーあ。  いよいよ逃げ道がなくなってきた2人。陽子のやり口は違法なので認められるかは謎ですが、次回では追い詰めにかかることでしょう。イヤー見逃せませんね。 (文=どらまっ子KYOちゃん)

吉田羊の捜査能力が怖すぎ! マイナス要素出すぎで、もう捕まるしかない!?

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フジテレビ系『ナオミとカナコ』
 広末涼子さん、内田有紀さんダブル主演『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は第7話。加奈子(内田)の夫・達郎(佐藤隆太)を殺すまでは成功した2人でしたが、達郎の姉である陽子(吉田羊)の調査、殺してすぐ2人で旅行に行くというトンデモなくアホなことをしたせいで、徐々にほころびが……。  直美(広末)と加奈子が北陸旅行から帰った夜、マンションの前に陽子が。陽子が「マンションの防犯カメラを見れば、すべてがわかる」と明言。管理人に防犯カメラを見せるよう頼みます。防犯カメラには犯行当時の2人の動きが丸見え……オワタ。  しかし、管理人は「警察の届けがないと見せられない」と陽子の申し出を拒否。とりあえずホッとした2人でしたが、陽子の疑いが晴れることなど当然なく……。  新たな生活を始めた加奈子は、直美が勤める百貨店の顧客・中国人の李(高畑淳子)のもとで働くこととなります。達郎を殺したことで、自由を手に入れた加奈子は楽しそうに仕事をします。とりあず李には「夫とは別居中」ということにしております。あーこのままでいればとりあえずハッピーエンドなんだけど……。  そんなうまくいくほど世の中は甘くはありません! 陽子は探偵事務所に突入~。警察OBの探偵と一緒に許可を受け、防犯カメラを確認できちゃうのであります! こ、今度こそオワタ……。  と思ったら、達郎が失踪した土曜日の映像には誰も映っておらず。2人が達郎を殺して運んだのは前日の金曜日ですからね。セーフ。しかし、陽子が調査を続けていることを知った加奈子は、具合が悪くなってへたりこんでしまいます。  直美と加奈子は作戦を変更。達郎の失踪は「他に女ができて、加奈子が捨てられた」というストーリーを仕立て上げます。陽子が雇った探偵事務所の見解も同じなので、これでどうにか助かった、と思えたのですが……。  探偵事務所は、すでに調べた銀行ATMの防犯カメラの他、銀行の“外”の防犯カメラを調べるようにも指示したのです。そういえば、達郎のそっくりさん・林が銀行で金を横領した時、直美と店舗の外で会っていたような……。  一方、加奈子はどうにも体調が悪いまま。ある日、仕事中にいきなり吐き気が……。ああ、マジかよ。どうやら加奈子は、達郎の子どもを妊娠してしまったようです。こんなうれしくない妊娠あるか、いやないだろう。  調査を進める陽子は、ついに李社長のもとまでたどり着きます(刑事かよ)。李社長に達郎の写真を見せたところ、「これは林さん」という回答を得ます。そして、陽子は、街の雑踏の中に達郎の姿を見つけるのです。え、達郎って死んだんだよね。林は上海帰ったんでしょ? 陽子は途中で見失ってしまったのですが……。  防犯カメラに映った直美と達郎(林)の映像と李の言葉で、直美が達郎の「愛人」と決め付けた陽子。直美に「達郎はどこ」ときつく迫ります。  そして、妊娠の事実に途方に暮れて家に帰った加奈子の前に、達郎、いえ林が現れたのです! 加奈子に会うため、林は中国から日本にトンボ帰りをしていたのでした……。  おいおいどうすんだ。大ピンチだぞ直美と加奈子。てか陽子の捜査能力はなんなんだ。吉田羊さんも私生活はあんな感じでキツめなんでしょうか。ちょっと気になる。  というわけで、どんどん殺人計画のマイナス要素が出てきてしまっている状況。ホントにこのまま逃げ切れるのか!? 次回も見逃せませんね。 (文=ドラマっ子KYOちゃん)

広末涼子も内田有紀も「バカすぎる」!? せっかく“目標達成”も、その後の行動が……

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『ナオミとカナコ」公式サイト(フジテレビ)
 広末涼子さん、内田有紀さんダブル主演の『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は第6話。前回、カナコ(内田)のDV夫・達郎(佐藤隆太)を殺し、山中に埋めることに成功した2人。不法入国者で達郎のそっくりさん・林を達郎のパスポートを持たせて中国に帰すことで、失踪演出も完璧。だったはずですが……。  直美(広末)は、達郎が横領した(ように見せかけた)金の引き出し先である斎藤順子の家に、達郎失踪で調査に乗り出した銀行員と同席。しかし、認知症である斎藤は、達郎の存在を完全に忘れていました。そうなると、斎藤の口座から金を引き出せるのは直美だけ……疑いの眼差しを向ける銀行員……。  一方、加奈子の家には達郎の姉でキャリアウーマンの陽子(吉田羊)が。陽子は達郎から死の直前、法人営業部に“栄転”したことを聞いていました。そんな達郎が失踪などするはずない、加奈子は何かを知っていると踏んでのものでした。具体的な根拠はありませんでしたが、コワモテな雰囲気で詰め寄られ、動揺する加奈子……。  結局、斎藤が寸前のところで達郎のことを思い出し、陽子もとりあえずは様子を見るだけで終了。なんとかセーフってところでしょうかね。その後、達郎(に似てる林)がATMで金を引き出す防犯カメラに映像や中国への渡航が発覚。状況的に達郎は「クロ」ということでした。銀行としても大事にはしたくない様子で、調査を打ち切るとのことでした。これで2人の計画通り、ということなのですが……。  陽子はその後、今度は直美の職場へ。達郎が失踪した日、直美が加奈子と連絡を取り合っていたことを知っており、2人が失踪に関与していると踏んだのです。当然つっぱねる直美ですが、陽子の疑いは晴れるわけがありません。  陽子はその後、銀行に行き、達郎の同僚と話をします。同僚が語るには、今回の横領には不可解な点が多すぎるということ。優秀な銀行員であった達郎が横領するには、あまりにも犯行がバレやすい、場当たり的な行動の連続だそうです。達郎が横領したとは思えない……と。うーん、どんどんとほころびが……。  そんな中、直美と加奈子は実家への帰省を理由に富山に旅行に。おいおい、さすがに緊張感がねーだろ、当分大人しくしとけや! と思ったのは私だけではないでしょう。  富山でおいしいものを食べ、温泉旅館に宿泊した2人。その間も、陽子は2人の身辺を調べていました。2人が同時に帰省することは当然怪しみます。ほらいわんこっちゃない。  翌日、直美は加奈子とともに故郷の新潟へ。直美は、かつて死んだ父からDVを受けていた母と再会し、当時の思いを聞きます。DVを恐れつつも、行動できなかったことを後悔しているという発言を聞き、直美は自分たちの行動が正しかったのでは、と改めて思うのでした。  旅行から帰った2人。加奈子のマンションについた2人を待ち受けていたのは、陽子でした。陽子が口にした言葉に、直美と加奈子は追い詰められていくのです……。  殺人計画はともかく、その後の2人の行動がずさんすぎる気がしますね。大人しくしとけば疑われないような行動も多々あります。果たして2人は逃げ切れるのか……緊迫感がある同ドラマ、次回も非常に楽しみです。 (文=どらまっ子KYOちゃん)

かつての清純派女優が企てる、危うい完全犯罪――“最強の二人”『ナオミとカナコ』の生きる道

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フジテレビ『ナオミとカナコ』
 広末涼子と内田有紀。90年代に青春を過ごした者にとって、二人は“女神”だった。ともに90年代半ば、ショートカットの清純派女優としてアイドル的な人気を博した。だが、2000年代に入ると、それぞれの理由で一時的にテレビから姿を消す。そして同じ05年、示し合わせたかのように二人は女優復帰する。奇妙なほど符合する芸能生活。はたから見れば、彼女たちは“ライバル”のように見えた。事実、これまで二人の共演は実現していなかった。  そんな彼女たちが、W主演としてついに初共演を果たしたのが『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)だ。それも、二人は親友という役柄。最強の二人だ。そしてなんと、二人で完全犯罪を企て、殺人に手を染めるのだ。  広末演じるナオミは、葵百貨店の外商部に務めるOL。本店が管轄する美術館での勤務を希望するもかなわず、営業先では顧客に無理難題を命じられ、鬱屈した日々を送っている。一方、内田演じるカナコはエリート銀行員の達郎(佐藤隆太)と結婚し、専業主婦に。誰もがうらやむ生活を送っていた。だが実際は、達郎から激しいドメスティック・バイオレンスを受け苦しんでいたのだ。ふとしたきっかけでカナコのそんな実情をナオミが知ったことから、達郎を二人で殺そうという犯罪計画が始まる。  正直言って、このドラマは物語うんぬんよりも、この二人の共演する姿を見たいがために見始めた。だが、そんな二人の共演を凌駕し、すべてを持っていくかのようなインパクトを与えたのが高畑淳子だ。彼女が演じているのは、中国食品の輸入会社・李商会を経営している中国人社長・李朱美。独特のイントネーションと豊かな表情で黄色い色眼鏡の強欲な中国人を演じ、全編シリアスなサスペンスドラマの中で明るいアクセントになっている。高畑が演じると、自分本位で守銭奴の李も、かわいげがあふれていて憎めない。いまや、早く彼女が画面に登場しないかと思ってしまうほどだ。  だが一方で、ナオミとカナコの殺人計画の背中を押す危険人物でもある。ナオミと李は葵百貨店で出会い、ナオミの日本人らしからぬ強気な姿勢を李が気に入り、意気投合する。そこでナオミは思わず「実は今、大学時代からの親友が旦那さんに暴力を受けていて……」と、李に相談するのだ。  すると李は、間髪入れずに即答する。 「殺しなさい」  唖然とするナオミに、李は「そのオトコに生きている価値はないのことですネぇ」と続ける。「捕まっちゃうじゃないですか?」とナオミが返すと、さも当然のようにこう返すのだ。 「じゃ、捕まらない方法、考えなさい。ジブンの人生、守るための、ウソや策略、すべて正当防衛!」 「殺す」という選択肢ができてしまったナオミの前には、見た目が達郎そっくりな李の会社で働く不法滞在者の中国人・林(佐藤隆太)や、ナオミに全幅の信頼を寄せ、預金口座の管理を一任してくれる認知症の顧客・斎藤(富司純子)といった人物が現れる。そしてナオミは、彼らを利用すれば、完全犯罪が実現できるのではないかと思いつくのだ。  第3話以降、その殺人計画の準備から実行までこと細かく描写されていく。かつて清純派女優として男たちの女神だった二人が、「首は3分間絞め続けないと蘇生する可能性がある」とか「バッグに入れたまま埋めたら、白骨化が遅くなる」とか、冷静に話し合っているのだ。そして、死体を運ぶ車のカーラジオからPUFFYの「これが私の生きる道」が流れるのが象徴的だ。  今、テレビではとかくコンプライアンスが叫ばれている。よく言われていることだが、ドラマの中の銀行強盗だって、逃走中の車でシートベルトをつけなければならない時代だ。そんな時代に犯罪の手口を細かく描写するのは、なかなかの暴挙だ。だが、この完全犯罪の企てはかなりずさんで、ほころびがあることは視聴者にもわかる。数多くの証拠を残していて、「死体が見つからない」という前提が崩れれば、すぐにこの犯行は露見する。そんなことは、二人もきっとわかっているのだろう。でも、やるしかないのだ。  李はナオミに言う。 「アナタ、強い! 私の会ったニホンの女の人で一番強い。だけど、その強さを使う勇気持っていないだけのこと」  自分たちの未来を守るためなら、ルールをはみ出すくらいのことをやらなければならない。そのためにすることは、すべて「正当防衛」だ。うまくいっても、ダメになっても、そこにしか生きる道はない。それは、決してナオミとカナコだけに当てはまるものではない。たとえ完璧なものでなくても、その心意気と強い思いを乗せ、とにかく実行してみること。そしてそこに踏み出す勇気こそ、今のテレビにも最も必要とされていることなのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

かつての清純派女優が企てる、危うい完全犯罪――“最強の二人”『ナオミとカナコ』の生きる道

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フジテレビ『ナオミとカナコ』
 広末涼子と内田有紀。90年代に青春を過ごした者にとって、二人は“女神”だった。ともに90年代半ば、ショートカットの清純派女優としてアイドル的な人気を博した。だが、2000年代に入ると、それぞれの理由で一時的にテレビから姿を消す。そして同じ05年、示し合わせたかのように二人は女優復帰する。奇妙なほど符合する芸能生活。はたから見れば、彼女たちは“ライバル”のように見えた。事実、これまで二人の共演は実現していなかった。  そんな彼女たちが、W主演としてついに初共演を果たしたのが『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)だ。それも、二人は親友という役柄。最強の二人だ。そしてなんと、二人で完全犯罪を企て、殺人に手を染めるのだ。  広末演じるナオミは、葵百貨店の外商部に務めるOL。本店が管轄する美術館での勤務を希望するもかなわず、営業先では顧客に無理難題を命じられ、鬱屈した日々を送っている。一方、内田演じるカナコはエリート銀行員の達郎(佐藤隆太)と結婚し、専業主婦に。誰もがうらやむ生活を送っていた。だが実際は、達郎から激しいドメスティック・バイオレンスを受け苦しんでいたのだ。ふとしたきっかけでカナコのそんな実情をナオミが知ったことから、達郎を二人で殺そうという犯罪計画が始まる。  正直言って、このドラマは物語うんぬんよりも、この二人の共演する姿を見たいがために見始めた。だが、そんな二人の共演を凌駕し、すべてを持っていくかのようなインパクトを与えたのが高畑淳子だ。彼女が演じているのは、中国食品の輸入会社・李商会を経営している中国人社長・李朱美。独特のイントネーションと豊かな表情で黄色い色眼鏡の強欲な中国人を演じ、全編シリアスなサスペンスドラマの中で明るいアクセントになっている。高畑が演じると、自分本位で守銭奴の李も、かわいげがあふれていて憎めない。いまや、早く彼女が画面に登場しないかと思ってしまうほどだ。  だが一方で、ナオミとカナコの殺人計画の背中を押す危険人物でもある。ナオミと李は葵百貨店で出会い、ナオミの日本人らしからぬ強気な姿勢を李が気に入り、意気投合する。そこでナオミは思わず「実は今、大学時代からの親友が旦那さんに暴力を受けていて……」と、李に相談するのだ。  すると李は、間髪入れずに即答する。 「殺しなさい」  唖然とするナオミに、李は「そのオトコに生きている価値はないのことですネぇ」と続ける。「捕まっちゃうじゃないですか?」とナオミが返すと、さも当然のようにこう返すのだ。 「じゃ、捕まらない方法、考えなさい。ジブンの人生、守るための、ウソや策略、すべて正当防衛!」 「殺す」という選択肢ができてしまったナオミの前には、見た目が達郎そっくりな李の会社で働く不法滞在者の中国人・林(佐藤隆太)や、ナオミに全幅の信頼を寄せ、預金口座の管理を一任してくれる認知症の顧客・斎藤(富司純子)といった人物が現れる。そしてナオミは、彼らを利用すれば、完全犯罪が実現できるのではないかと思いつくのだ。  第3話以降、その殺人計画の準備から実行までこと細かく描写されていく。かつて清純派女優として男たちの女神だった二人が、「首は3分間絞め続けないと蘇生する可能性がある」とか「バッグに入れたまま埋めたら、白骨化が遅くなる」とか、冷静に話し合っているのだ。そして、死体を運ぶ車のカーラジオからPUFFYの「これが私の生きる道」が流れるのが象徴的だ。  今、テレビではとかくコンプライアンスが叫ばれている。よく言われていることだが、ドラマの中の銀行強盗だって、逃走中の車でシートベルトをつけなければならない時代だ。そんな時代に犯罪の手口を細かく描写するのは、なかなかの暴挙だ。だが、この完全犯罪の企てはかなりずさんで、ほころびがあることは視聴者にもわかる。数多くの証拠を残していて、「死体が見つからない」という前提が崩れれば、すぐにこの犯行は露見する。そんなことは、二人もきっとわかっているのだろう。でも、やるしかないのだ。  李はナオミに言う。 「アナタ、強い! 私の会ったニホンの女の人で一番強い。だけど、その強さを使う勇気持っていないだけのこと」  自分たちの未来を守るためなら、ルールをはみ出すくらいのことをやらなければならない。そのためにすることは、すべて「正当防衛」だ。うまくいっても、ダメになっても、そこにしか生きる道はない。それは、決してナオミとカナコだけに当てはまるものではない。たとえ完璧なものでなくても、その心意気と強い思いを乗せ、とにかく実行してみること。そしてそこに踏み出す勇気こそ、今のテレビにも最も必要とされていることなのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

ついに殺害! 『ナオミとカナコ』の「ダメダメ殺人計画」が不安すぎて……

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フジテレビ系『ナオミとカナコ』
『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は第5話。広末涼子さん演じる直美と、内田有紀さん演じる加奈子が、ついに殺人を犯します。  前回、ベッドで眠る加奈子の夫・達郎にロープを巻き付け、双方呼応から一気に引っ張り絶命させようとした2人。しかし、決行の瞬間、達郎の携帯に着信が! 思わず手を止める2人。そして、達郎が目を覚ました……。これでは計画失敗!?  一瞬完全にひるんだ直美でしたが、加奈子の声で我に返り、一気にロープを引っ張ります。苦しみもがく達郎……必死の抵抗むなしく、達郎は絶命。ついに、DV男は天に召されたのです。アーメン。(完)  ……いやいや、物語はあくまでもここからスタートですから! 死んだ達郎をゴルフバッグに入れ、富士の樹海に用意した穴まで車で移動する2人。車中で加奈子は、直美が言ってくれたから達郎を殺すことができたと語り、直美もまた、殺害後も冷静に対処した加奈子のおかげで計画が実行できたと返します。お互いいがお互いを必要としているんですね。  富士の樹海に到着した2人。直美はここでも自分が殺人を犯したことを受け入れられずにいました。しかし加奈子は「殺したことを、少しも後悔してない」と語ります。なんとか達郎を埋めることにも成功。  達郎を殺害したのは土曜日でした。明くる日曜日に、達郎のそっくりさんである林(リン)は、達郎のパスポートを持って故郷である中国に帰ることとなりました。達郎が横領をしたと見せかけるため、直美の働く百貨店の顧客で、認知症の斎藤(富司純子)の口座から100万円を引き出す林。そして3人は空港へ……。  林と加奈子は、どうやらすでにイイ仲といった印象なのですが、計画上直美は「一生会うことはない」と語ります。切ない2人……しかし最後は笑顔で別れを告げました。林は中国に帰り、達郎を失踪させることに成功したのです。2人は不思議な達成感の中、バーでビールを飲んだのです。  翌日、当然ながら銀行に出社しない達郎。同僚が不信に思って加奈子に連絡し、「夫は土曜から帰ってきていない」と聞きます。支店長と同僚が加奈子のもとを訪れ、状況を聞きだします。加奈子は達郎のパスポートと、自分のキャッシュカードがなくなっていることを2人に伝えます。その場で加奈子の口座を調べたところ、斎藤から1000万円もの振込みが……。  これ、もう完全に「計画通り」ってやつじゃないですか!? よかったですね2人とも(殺人犯だけど)。 「達郎が顧客から金を横領した」という情報は親族などにも伝えられ、達郎の母親は非常にうろたえます(これまた高飛車な雰囲気)。しかし、姉の陽子(吉田羊)だけは、「達郎がそんなことするはずない」と不敵に話します。陽子は達郎の失踪直前、「俺、殺されるかもしれない」と留守電を受けていたのです。そして、事件当日京都に一緒にいた直美の不自然な行動にも気づいていました……。  そして直美は、斎藤に呼ばれて家に向かいます。待っていたのは、加奈子の家に訪れていた銀行の2人でした。そして、加奈子の家には陽子が……。  防犯カメラを気にしていなかったりLINEのやり取り普通に残してたりと「いやいやアブねえアブねえ」という描写もありますが、考えようによってはそれもリアリティということになるのかも。今後どんどん追い込まれていくのでしょうが、果たして逃げ切れることができるのか!? 次週もハラハラを楽しみましょう。  にしても、吉田羊さん、おっかないですね。 (文=どらまっ子KYOちゃん)

ついに殺害! 『ナオミとカナコ』の「ダメダメ殺人計画」が不安すぎて……

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フジテレビ系『ナオミとカナコ』
『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は第5話。広末涼子さん演じる直美と、内田有紀さん演じる加奈子が、ついに殺人を犯します。  前回、ベッドで眠る加奈子の夫・達郎にロープを巻き付け、双方呼応から一気に引っ張り絶命させようとした2人。しかし、決行の瞬間、達郎の携帯に着信が! 思わず手を止める2人。そして、達郎が目を覚ました……。これでは計画失敗!?  一瞬完全にひるんだ直美でしたが、加奈子の声で我に返り、一気にロープを引っ張ります。苦しみもがく達郎……必死の抵抗むなしく、達郎は絶命。ついに、DV男は天に召されたのです。アーメン。(完)  ……いやいや、物語はあくまでもここからスタートですから! 死んだ達郎をゴルフバッグに入れ、富士の樹海に用意した穴まで車で移動する2人。車中で加奈子は、直美が言ってくれたから達郎を殺すことができたと語り、直美もまた、殺害後も冷静に対処した加奈子のおかげで計画が実行できたと返します。お互いいがお互いを必要としているんですね。  富士の樹海に到着した2人。直美はここでも自分が殺人を犯したことを受け入れられずにいました。しかし加奈子は「殺したことを、少しも後悔してない」と語ります。なんとか達郎を埋めることにも成功。  達郎を殺害したのは土曜日でした。明くる日曜日に、達郎のそっくりさんである林(リン)は、達郎のパスポートを持って故郷である中国に帰ることとなりました。達郎が横領をしたと見せかけるため、直美の働く百貨店の顧客で、認知症の斎藤(富司純子)の口座から100万円を引き出す林。そして3人は空港へ……。  林と加奈子は、どうやらすでにイイ仲といった印象なのですが、計画上直美は「一生会うことはない」と語ります。切ない2人……しかし最後は笑顔で別れを告げました。林は中国に帰り、達郎を失踪させることに成功したのです。2人は不思議な達成感の中、バーでビールを飲んだのです。  翌日、当然ながら銀行に出社しない達郎。同僚が不信に思って加奈子に連絡し、「夫は土曜から帰ってきていない」と聞きます。支店長と同僚が加奈子のもとを訪れ、状況を聞きだします。加奈子は達郎のパスポートと、自分のキャッシュカードがなくなっていることを2人に伝えます。その場で加奈子の口座を調べたところ、斎藤から1000万円もの振込みが……。  これ、もう完全に「計画通り」ってやつじゃないですか!? よかったですね2人とも(殺人犯だけど)。 「達郎が顧客から金を横領した」という情報は親族などにも伝えられ、達郎の母親は非常にうろたえます(これまた高飛車な雰囲気)。しかし、姉の陽子(吉田羊)だけは、「達郎がそんなことするはずない」と不敵に話します。陽子は達郎の失踪直前、「俺、殺されるかもしれない」と留守電を受けていたのです。そして、事件当日京都に一緒にいた直美の不自然な行動にも気づいていました……。  そして直美は、斎藤に呼ばれて家に向かいます。待っていたのは、加奈子の家に訪れていた銀行の2人でした。そして、加奈子の家には陽子が……。  防犯カメラを気にしていなかったりLINEのやり取り普通に残してたりと「いやいやアブねえアブねえ」という描写もありますが、考えようによってはそれもリアリティということになるのかも。今後どんどん追い込まれていくのでしょうが、果たして逃げ切れることができるのか!? 次週もハラハラを楽しみましょう。  にしても、吉田羊さん、おっかないですね。 (文=どらまっ子KYOちゃん)

大塚愛がドハマり! 『ナオミとカナコ』がジェットコースター展開すぎて……

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『ナオミとカナコ』公式サイト(フジテレビ)
 木曜22時『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は第4話。いよいよ殺人を実行する直美(広末涼子)と加奈子(内田有紀)でしたが、果たして(ハラハラ)。歌手の大塚愛さんもハマッてるそうです。  前回、富士の樹海で死体を埋める穴を掘った2人。しかし、殺す対象である加奈子の夫・達郎(佐藤隆太)のそっくりさんである中国人の林が住む中華街で、警察の不法入国者調査が入ってしまいました。直美と加奈子は林が逮捕されたのかと心配で探しにいきましたが、なんとか無事。これで本格的に殺人計画を実行できるようになります。リハーサルもバッチリの模様。  林を使って達郎が中国で失踪したと見せかけるため、加奈子は林とともに紳士服店へ。10万を超えるスーツを加奈子の勘定で払いました。太っ腹ですね(当然か)。その後2人は、林が日本で初めてご飯を食べた中華料理屋に。「加奈子さんと食べるご飯は特別」とカタコトで語る夫そっくりの林に、思わず和む加奈子。これは恋が芽生えそうな……。  直美は、達郎と一緒に勤務先の百貨店のお得意様、斎藤(富司純子)の元へ。認知症を患う斎藤は、直美を信頼しきって銀行口座も任せてしまっている状況。これを利用して、ネットバンキング口座開設に紹介した達郎が、斎藤の金を横領したように見せかける作戦です。  この4話、ここからはもうハラハラの連続でございます! 斎藤と達郎がソッポを向いている間に、なんとかギリギリどうにかこうにか、ネットバンキングで大金を加奈子の口座に移した直美。その後、今度仕事の打ち合わせにランチをしましょうと達郎を誘う直美。直美とランチをしている間、林が口座から金を下ろすためです。同じ人間がウロウロしてたらそりゃおかしい(笑)。  そして、銀行での引き出しや空港の入国審査で疑われないため、林のホクロや眉毛など、達郎と違う部分を直す加奈子。メイク中、2人は見つめ合い、しかしすぐ目を伏せるのです。なんかイチイチ切ないっすなあ。  そして、計画当日。達郎を殺すのは夜。昼の間に銀行のATMでカネを林が引き出すわけですが、その間達郎とランチをして足止めする予定だった直美が、業務でタッグを組む不動産会社のキャリアウーマンで、達郎の姉である陽子(吉田羊)からの要望で、商談をしに京都に行くことに……。ああどうするんだ。  機転を利かせて、林に一人でお金を下ろさせるのは心配ですが、レストランには加奈子が行くことに。加奈子と一緒に食事する達郎は「なにが楽しくてお前とランチを」「昼間から旦那の稼ぎでいい気なもんだ」とかなんとか。それならさっさと離婚しろよ……。その間に林は無事にATMで大金を下ろせました(ヤッタネ)。  ところ変わって京都。お客様と商談中、イチイチ時計を気にしている直美。しかし陽子が商談を固めるべく食事に誘ってしまうのです。あせる直美は、夜の「殺害実行」に間に合うのだろうかと焦る……。  いやーものすごい緊迫感でした。ここへきてジェットコースターのように目まぐるしく状況が変わります。ただ、達郎と陽子はすでに2人の異変に気づいている模様。吉田羊さんて、キツそうな顔立ちなのでお高くとまったキャリアウーマン似合いますね。いったいいくつなんだろうか……お酒は強そう(主観)。 来週、直美と加奈子はどうなっているのか……一週間が長いと感じるのは私だけではないでしょう。次週も急展開が待ち受けていそうな『ナオミとカナコ』、必見です。 (文=どらまっ子KYOちゃん)

ドトウの展開に今期イチの緊迫感! 『ナオミとカナコ』殺人計画開始で物語が動く

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『ナオミとカナコ』公式サイト(フジテレビ)
 28日放送『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は第3話。大体連ドラは3話くらいで物語が本格的に動き出すものですが、このドラマもそれは然り。いよいよ直美(広末涼子)の「殺人計画」が動き出します。  夫・達郎(佐藤隆太)の度重なるDVで心身ともに崩壊寸前の加奈子(内田有紀)の姿に、ついに達郎を殺す決意をした直美。後日、加奈子とともに喫茶店に訪れた直美は、「殺人計画」の全容を明らかにします。  用意された「ピース」は3つ。1つ目は、達郎を殺すこと(これは大前提か)。2つ目は直美の顧客で、在日中国人の李朱美(高畑淳子)のもとで働いていた、不法入国者の林竜輝(佐藤隆太/2役)。彼は達郎にそっくりな容姿を持った中国人なのです。達郎を殺した後、林に達郎のパスポートを持たせ、故郷である中国に帰らせます。達郎の死体さえ処分して見つからなければ、出国の記録で彼が中国に“失踪”したことに見せかけられるということに……。  そして3つ目が、達郎が中国に失踪する“動機”なんですが、直美の大口顧客で未亡人の斎藤順子(富司純子)を利用すること。順子は高齢の一人暮らしで認知症を患っており、銀行口座の管理を直美に任せています。直美はネットバンク開設を目的に、銀行員である達郎を順子に近づけようとしていました。達郎を殺した後、順子の口座から達郎が多額の金を横領したと見せかけ、それを海外逃亡の動機にすれば不自然ではない、となります。これが直美の「殺人計画」ではあるんですが、まあ正直そう上手くはいかんよなって思いますけど、もっともらしくは聞こえます。  故郷に帰れて、横領した金の一部が得られて病の母を救え、加奈子も幸せになるのなら……なりすましを依頼された林は、彼女らに協力することとします(この時点では2人が殺人をすることには気づいていない?)。優しい人物のようなので、殺人を知ったら断りそうな気も……。  その後、直美は達郎を順子に合わせ、ネットバンク口座開設の話し合いをするのですが、同じ質問を繰り返す順子に、達郎の表情が一変。直美はなんとかごまかしましたが、疑り深い達郎だけに、これは認知症であることがバレたな……と視聴者のみなさんは思ったのではないでしょうか。わずかなほころび1つ目、ってところでしょうか。  そして加奈子は、林が日本を経つ際の服装として、達郎のスーツを林の家に持っていきます。スーツを着た林は達郎にやはりクリソツ。2人で話をする中で、故郷に戻りたい林の「普通ニナル、大変デスネ」の言葉に加奈子の心は揺れます。非常に情感豊かなシーンで、何となくトレンディー臭もしてきたんですが、もしかしてこの2人、そのうちデキちゃうんじゃ……。  そして、直美と加奈子は殺した達郎を埋める場所の実地調査に、車(李朱美に借りた)で富士の樹海へ……。途中では道の駅に寄ったり加奈子が作った弁当を食べたりと単なる旅行な感じだったんですが、やはり目的が目的だけに、切ない感じになっておりました。しかし、絶好の「埋めポイント」を見つけて事前に穴を掘る中で、加奈子も自分の望む生活を取り戻すため、達郎を殺す意志を固めるのでした。2人の意志が合致し、これで完全犯罪に近づいたぞ……。  しかし、東京では李朱美の会社に不法入国者の捜査で警察が訪れ、中華料理店で働く林にも警察が近づいて……。車は借りてるし、林は計画の重要なピースだし、ラストにほころびが出まくりそうな時点で、今回は終了。  広末さんと内田さんの演技も安定していますが、高畑さんの中国人顔負けの中国人ぶりに認知症の富司さん、DV男と優しい中国人2役の佐藤隆太さんの演技が、それを上回るいい感じです。  なんともドトウの展開で面食らってしまいましたが、ここへきて視聴者をグイグイ引き込んでくる内容になっています。来週はいよいよ殺人の実行。今期ドラマ一番の緊迫感が最高な『ナオミとカナコ』、次回も非常に楽しみです。 (文=どらまっ子KYOちゃん)

フジテレビ渾身の“DV演出”に驚愕……『ナオミとカナコ』のサスペンス感と「中国人」

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『ナオミとカナコ』公式サイト(フジテレビ)
 冬ドラマはまだまだ始まったばかりですが、21日放送、広末涼子さんと内田有紀さんがダブル主演する『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は、早くもドトウの展開でございます。  前回、直美(広末)は大学時代からの親友の加奈子(内田)が、夫である達郎(佐藤隆太)から激しいDVを受けていることを知ります。少女時代、父親が母に暴力をふるっていた場面を間近で見ていた直美は、加奈子を救うべく考えをめぐらせますが、暴力は止まず……。直美は、やつれ切った加奈子を抱きかかえ「いっそ殺そうか、あんたの旦那」と口走るのでした。  そして第2話。「殺そう」と思わず提案した直美に、加奈子は「そんなことできるわけない。絶対に捕まる」と語ります。この時点で「捕まらないなら、殺してもいい」という心理状態がうかがえますね。  その翌日、加奈子は達郎に「不妊治療」を始めないかと提案されます。このDV男、日常的に暴力をふるう輩なのに、いっぱしに子どもをもとうとしているわけです。典型的なエゴイストですね。結婚してから子どもができないのは、実は加奈子がピルを飲んでいるからというのが真相なのですが、業を煮やした達郎が提案したというわけです。  加奈子は「まずは一人で行ってみる」と、達郎に返答。紹介されたクリニックの先生はどうやら腕利きらしく、達郎と一緒に行くとすぐにでも子どもができてしまう恐怖から、一人で行く「時間稼ぎ」をしたのだと思われます。しかし、医師には「次回は夫とくるように」と、説明されてしまうのですが……。  一方、直美は勤め先の百貨店でのトラブルで知り合った中国人社長・李朱美(高畑淳子)に呼び出され、チャイナタウンの部屋を借りるに当たって連帯保証人になってほしいと頼まれます。特に怪しいものではないらしく、直美は百貨店売上のノルマに協力してもらうことを引き換えに、保証人になることを了承したのですが、そこで、達郎そっくりの林竜輝(佐藤隆太)に再会。そのソックリ具合に直美も驚くほかないのでした。それにしても高畑さん、もう中国人にしか見えない……。  直美はその後、百貨店の客で資産家の未亡人・斎藤順子(富司純子)の担当になるのですが、この順子が認知症を患っていることに直美は気づくのです。  達郎と加奈子の結婚記念日は、高級ホテルでディナーとなりました。この直前、加奈子は直美に「一度暴力をやめてほしいと話をする」と宣言していました。恐怖に震えながら、加奈子は自分の思いを告げ、「このままでは子どもは作れない」と打ち明けます。達郎は震える加奈子の手を握り「わかった。もう二度としない」と誓うのです。涙する加奈子。良かったね、ホント。  となるわけもなく、自宅に帰ったらちょっとしたことでまたDV男に変身。舌の根も渇かないうちに、とはこのこと。乱暴にひきずられた加奈子は、大雨のベランダに投げ出されて、朝まで放置されてしまうのです。ヘタすりゃ、死ぬって。  朝方にようやくベランダから部屋に入るができた加奈子に、達郎は「早く朝飯作って」と無表情で命令。震えながら料理する加奈子の姿は、もう見ていられません。フジテレビも徹底しています。  達郎が仕事に行き、もうろうとする意識の中で直美に電話した加奈子。直美は加奈子の介抱をした後、以前より考えた殺人計画を具体的に練っていきます。  DV男、認知症の客、達郎にそっくりな中国人……すべてをつなぎ合わせた直美は、「私、見つけたよ。あんたの旦那殺しても捕まらない方法」と、加奈子に語ります。果たして、その殺人計画とは!?  奥田英朗さんの小説原作とあって、なかなかにスリリングなストーリーです。佐藤隆太さんの最低男具合も、真に迫っていますね。フジテレビとしても作品の世界観に手応えがあるのでは? 2話くらいならすぐに復習できます。今からでも見直すことをオススメしますよ。 (文=どらまっ子KYOちゃん)