東洋一のスラム街と呼ばれるフィリピンのトンド地区に潜入し、そこを歩いていると銃声のようなものが何度も鳴り響いた。 「おちょくられてるか、威嚇されてるんじゃないですか?」 怯える番組スタッフに、取材者は事も無げに笑みを浮かべて言う。 スタジオでそのVTRを見ていたバナナマン設楽統は、思わず「お正月にこんなの見たくないよ!」と叫んだ。 2014~15年の年末年始番組で最も強烈なインパクトを与えた番組のひとつが、このVTRが放送された『クレイジージャーニー』(TBS系)だろう。出演者は設楽のほか、ダウンタウン松本人志、小池栄子。演出は、『水曜日のダウンタウン』(同)でもディレクターを務める横井雄一郎である。 独自の視点で世界を巡る狂気の旅人がスタジオに集結し、「自分じゃ絶対行かないけど、見てみたい!」と思えるような旅の体験を語ったり、その映像を見るという“伝聞型紀行バラエティ”だ。 冒頭のスラム街に潜入したのは、「危険地帯ジャーナリスト」の丸山ゴンザレス。その肩書からもうヤバい。世界中の治安の悪いエリアやスラムに足を運び、底辺に住む人々の生活や犯罪事情など、命がけの取材でその実態に迫るジャーナリストだという。 「死にそうになったことは?」という問いに、インドのベナレスに行ったときの話を語りだしたゴンザレス。「そこに、ちょっと麻薬の市場調査に行ったんです」と。松本は「ちょっと行くようなところじゃない」とツッコむが、丸山は「ちょっと気になったんで」と笑う。そこで現地のジャーナリストと落ち合う予定だったのだが、連絡が取れず、仕方なく一人で取材を続行して帰国すると、実は現地のジャーナリストは合流する直前に殺されていたのだとサラッと明かす。 ちなみにゴンザレスという名前は、もともと旅仲間の名前。「ちょっと逮捕されてしまった」から“襲名”したという。 「ゴンザレスさん、全部“ちょっと”で済ますから」 と、さすがの松本も笑うしかなかった。 フィリピンのトンド地区は、規模の大きさや貧しさから「東洋一」といわれるスラム街。なぜそんな危険なところに行くのかと問われたゴンザレスは「好奇心ですよね。怖いもの見たさが先に立つ」と答える。 「スラムがどんな場所で何があるのか、肌で感じたいし、目に入るものすべて押さえたいですよね。あとは家の中ですよね。どんな人が住んでいてどんな部屋なのか内部に入り込みたい」 そんな決意を持って、同行した番組スタッフの「大丈夫ですか?」という不安げな言葉にも「大丈夫、大丈夫」と明るく答えながら、どんどんスラム街に足を踏み入れていく。インフラが壊滅した町並み、残飯を集め調理し販売している人々、異臭を放つゴミの山、そのゴミ山の中に建つ家、そこでビニール袋の中身を吸う子ども……。カメラは、ショッキングな光景を次々に淡々と映し出していく。 そこで、一軒の家に入っていく。天井が低く、床も壁も頼りない家。3畳のスペースに、9人もの人が住んでいるという。そんなスラムの家屋事情を住民に取材中、突如、カメラが大きく揺れた。何事かと振り返ったカメラが、家の外に立つ若者の姿を捉えた。その若者は、撮影していた番組スタッフのお尻のポケットから携帯電話を盗もうとしたのだ。若者は悪びれた様子もなく、少し照れくさそうに笑う。その笑顔が妙にリアルだった。 ゴンザレスはなおも「全然スラムの闇の部分に触れられてないんですよ。その辺を調べてみたいなと思いまして。犯罪とか、違法性のあるそういう仕事をしてる人を調べてみたい」と、臓器売買をしたことがあるという男にたどり着く。入院費が払えず、腎臓を売ったというその男は、なんとそれを医者に薦められたというのだ。 さらに、銃密造現場にも潜入。ただし、あまりに危険なため、番組スタッフとは別れ、ゴンザレスは一人ガンマニアを装い、裏社会に精通しているという現地人15人を経由し、銃密造現場の案内人と合流。小池が思わず「現実とは思えない」とつぶやく、衝撃的な映像を撮影することに成功したのだ。 番組ではさらに神秘の光る山を激写する『奇界遺産』(エクスナレッジ)の佐藤健寿、かつて『情熱大陸』(TBS系)などでも大きな話題を呼んだ自然と戦うサバイバル男・服部文祥、北朝鮮の内部映像を発信する石丸次郎が、ゴンザレスに負けず劣らずのエピソードや映像を紹介していく。 この手の番組は、とかくえげつなさが強調されがちだ。だが、この番組はセンセーショナルな煽りもなく、丁寧な編集と絶妙な距離感を保っているため、見ていてストレスも不快感もほとんどない。“モニタリングの天才”設楽や、生きた虫を食べることも厭わない行動力を持った小池、そして冴えわたるコメント力で重苦しさを吹き飛ばす松本という、3人のバランスが抜群なのもその要因だろう。クレイジーなものを真っ当な演出で見せる。それが、たとえ「こんなの見たくない」と思っていても、心の奥の「怖いもの見たさ」という欲望を刺激し、画面に釘付けにさせるのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから極バラ『クレイジージャーニー』 | TBSテレビ
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広島・堂林と年内結婚へ! TBS“マスパン”枡田絵理奈アナに「勝算」はあるのか
プロ野球・広島東洋カープの堂林翔太選手(23)と、TBSの枡田絵理奈アナウンサー(28)が年内にも結婚することが6日、分かった。今夏、夕刊紙のスクープで発覚したカープのプリンスと人気女子アナの熱愛劇。果たして枡田アナに「勝算」はあるのか? 複数のスポーツ紙が「一斉報道」で2人の結婚を伝え、枡田アナも担当する情報番組『いっぷく!』で生報告した。 「堂林本人は、熱愛報道が出た段階で覚悟を決めたようです。慌てたのは枡田アナのほう。今春スタートしたばかりの帯番組『いっぷく!』をはじめ、複数の番組を担当しており、結婚となればチームの本拠地が広島ということもあり、早急に退社に向けての準備を始めなければならない。仮に年内に結婚しても、2月はほぼ1カ月間、堂林はキャンプで広島にはいないですし、3月末の退社で番組やスポンサー筋との調整をする形になるでしょうね」(TBS関係者) チーム内でも、ひときわ人気が高かった堂林。それを人気女子アナがかっさらうのだから、“カープ女子”たちの心中は穏やかでない。だが、芸能関係者の間では、野球選手としてまだ大きな実績が残せていない中での「結婚」に疑問を持つ者も多い。 「一度大きなケガをしてしまうと、それこそ野球人生を棒に振ってしまうほどリスキーなのが、プロ野球の世界。まして、年齢がいけばいくほど結果も求められますし、仮に年俸が上がらないような成績だと、枡田アナもフリーとして再始動しなければならないでしょうね。彼女は来月で28歳。もう数年、交際を続けて様子を見てから、結婚に踏み切ってもよかったのでは? という声は多い。そう考えると、年下の堂林のケツを叩いてでも、一人前の選手に仕上げるという強い想いが、彼女の仕事や今の立場を上回ったんでしょうね」(同) TBSの人気女子アナという看板を捨てて、第二の人生を歩むことを決めた枡田アナ。まずは、若い2人を祝福したいところだ。TBS公式サイトより
TBS&WOWOWのヒット企画『MOZU』映画化へ 西島秀俊が「また一から体を鍛え直す!?」
TBSとWOWOWの共同制作によるドラマ『MOZU』シリーズの続編『MOZU Season2 ~幻の翼~』が16日より放送開始した。 「もともと、シーズン1を地上波のTBSで放送し、続けてシーズン2をWOWOWで放送しました。WOWOWは有料放送なので加入しないと見られないんですが、相当な数の申し込みがあったと聞いています。視聴率も、これまで放送したドラマの2倍以上だったそうで、この試みは大成功だったと上層部は喜んでいましたよ」(WOWOW関係者) WOWOWは、その後もテニスの錦織圭の活躍で加入者を増やし、今年9月の新規加入者件数が、開局以来最高となる15万3,273件に上った。 「今後もTBSに限らず、地上波と組んでドラマを作るとは思いますし、映画にも進出すると思いますよ。その第1弾として、すでに『MOZU』の映画化も決まったようです。撮影は来年の3~4月で、WOWOWへのスピンオフ作品なども合わせて撮影する予定だそうです。これを聞いた西島さんは『また一から体を鍛え直す!』と、鼻息を荒くしているそうですよ」(同) あの鍛え抜かれた鋼の肉体を、映画館のスクリーンで見るのが待ち遠しい。『「MOZU」オフィシャルガイドブック』(集英社)
ADを女子アナに、新人は全員レギュラー! TBSの“人材不足”がヤバ過ぎる!?

新人研修日誌2014|TBSテレビ:アナウンスBoo!!
「枠調整、過剰接待、持ち回り疑惑……」迷走する年末TBS『レコード大賞』の衰退ぶり
今年で56回目を迎える音楽賞『日本レコード大賞』。その賞の中のひとつ、「日本作曲家協会奨励賞」に代わって「日本作曲家協会選奨」が、今回から新設されることがわかった。音楽業界が縮小傾向になって、はや15年。現場からは「かえって混乱する」という困惑の声が出ている。 1959年に始まった由緒ある音楽賞である『レコ大』だが、近年はあまりいい話題で取り上げられることがない。 「2005年には平均視聴率が10.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)になるなど、大みそかのゴールデンタイムの番組としては、かなり厳しい結果となった。翌年からは、12月30日に放送日を変更して対応。それでも、ヒット曲が少ないせいか、話題になることはごくわずか。反対に、歌手の所属事務所などによる、投票権を持っている各メディアへの過剰な接待や、大賞を各事務所が持ち回りで受賞している疑惑が明るみになるなど、どちらからといえばマイナスな話題が多くなりました」(音楽関係者) 音楽市場に目をやると、90年代には200万枚を超える作品も出るなど「音楽バブルが来たが、98年を境にどんどん縮小。レコード会社のスタッフも、業界に未来を感じない若手がどんどん辞めていく傾向は今も続いている」(大手レコード会社関係者)。 そんな中、今回の賞新設は何が目的なのか? 「表向きには『魅力的な歌唱で対象年度を含めて活躍し大衆の支持を集めて存在感を高めている歌手、および次世代を担うことが期待される歌手など2人に贈る』と説明されていますが、結局は各事務所の枠の奪い合いを軽減するために“調整枠”として新設されたものです。大して売れてもいないのに、賞だけ獲れば『かえって歌手本人にマイナスになる……』という関係者もいるほど。それだけ、今の音楽業界は混迷しているということです」 紅白同様、年末の風物詩が盛り上がることは、なかなか厳しいようだ。『第55回 輝く!日本レコード大賞』 | TBSテレビ
市村正親の降板で“格落ち”感が漂うTBS『おやじの背中』最終回に大物ゲスト! 男気を見せたのは……
「正直、市村さんが降板を決めたときはどうなることかと思いましたが、すぐに小林さんが代役を快諾してくれてよかったです。ただ、上層部は『なんとかして大物ゲストを入れろ!』と指示を出していたので、その部分だけがずっと問題でした」(TBS関係者) 早期の胃がんを公表し、治療に専念するため、三谷幸喜脚本のTBS系ドラマ『おやじの背中』最終回を降板した俳優の市村正親。代役は、三谷作品常連の小林隆が務める。 「小林さんには悪いのですが、“大物感”という意味では、市村さんには当然、かないません。そもそもこのドラマはオムニバス形式なので、これまでのゲストの顔ぶれを見ても、西田敏行さんや渡辺謙さんといった大御所ばかりです。当然、最終回ということで、局としても勝負をかけたい思いは強いですよ」(同) そんな中、放送ギリギリになって、大物俳優のキャスティングが決まったという。 「今回の話は、主人公の売れない役者が息子にウソをついたことで始まる大騒動を描いているのですが、その息子が青年になった役を演じるのが小栗旬クンです。ただ、セリフもないですし、最後の最後にワンカットあるだけなので、特別出演という形になるんじゃないでしょうか。実は、市村さんの降板が決まってから、ほとんどの役者を一度バラして、再キャスティングするなど本当にドタバタで、そんな中で急きょ決まった役なんです。それにもかかわらず受けてくれたのは、彼の男気ですよね。三谷さんとしても、今後、彼を起用する機会は増えると思いますよ」(芸能事務所関係者) 最終回のラストシーンに要注目だ。日曜劇場『おやじの背中』TBS
三谷幸喜脚本の『おやじの背中』最終回、市村正親の代役に小林隆が“ゴリ押し”された裏事情
7月下旬に早期の胃がんが見つかり、手術を受けて自宅療養中の俳優・市村正親。オムニバスドラマ『おやじの背中』(TBS系)の最終回に主演予定だったが、病気療養のため降板したことを受け、代役を小林隆が務めることになった。 「もともと、三谷さんは台本を書くときにその人をイメージして書く“あてがき”をする人で、市村さんをイメージして台本を仕上げていました。遅筆の三谷さんにしては台本が上がるのが早く、内容も市村さんが病気を発表する前に明らかになっていました。その内容が、がんの治療で病院に通う売れない役者という設定だったため、局内でも話題になっていました」(TBS関係者) 実際、市村が退院したのは8月9日で、撮影は翌週に控えていたという。 「実はギリギリまで、市村さんは出演するかどうか悩んでいたそうです。ドラマの撮影は舞台と違って、休みながら撮影できますからね。局もその方向で動いていましたが、やはり無理をしてはいけないという医者の判断が出たそうで、急きょ代役を探すことになりました」(同) そこで白羽の矢が立ったのが、三谷作品の常連である小林隆だったという。 「これは、もう三谷さんのゴリ押しです。局としては、最終回の主演として大物俳優の名前を出していましたが、撮影まで時間がなかったのと、三谷さんのニュアンスを理解できる人がいなかったというのが理由です。三谷さんの脚本を売りにスポンサーを集めていたそうですから、局としてはものすごく残念がっていますよ。ウワサでは、単発で三谷さんと市村さんのドラマをやるよう、リベンジを企画しているそうです」(同) 思わぬ大抜擢となった小林だが、果たして、結果は――? 最終回の放送は9月14日。日曜劇場『おやじの背中』|TBSテレビ
プロ野球広島・堂林翔太と熱愛のTBS枡田絵理奈アナに“二股”疑惑!「薄給デザイナーとの同棲は……?」

TBS 女子アナウンサー カレンダー 2013
SMAP木村拓哉『HERO』好調の裏で、TBSが“撮りだめ”スペシャルドラマの在庫処分中!?
「うちは、フジが今クールに『HERO』をやると決まったときから『在庫処理の出番だな』という声がもっぱらでした。案の定、現在放送しているものは、いつ撮ったかも思い出せないくらい昔の作品が多いです」(TBS関係者)
今クール独走している木村拓哉主演の『HERO』(フジテレビ系)。第5話までの視聴率が平均で21%を超えるなど、その視聴率は他の追随を許さない。
「まあ、これくらい取るのは分かっていたので驚きはしないですが、TBSは完全に勝負を投げていますよね。その気持ちも分からなくはないですが……」(芸能事務所関係者)
TBSは、同じ“月9”に『月曜ゴールデン』と題して、2時間特番を放送している。
「ラインナップを見てもらえばわかりますが、どれもシリーズものばかりです。主演も、賀来千賀子さんや余貴美子さん、浅野ゆう子さんら渋いメンツです。こういった作品はオンエア日を決めないで撮影することが多いので、どうしてもたまる一方なんです。ただ、古いものからオンエアするというわけでもないので、本当に何年も寝かせたままの作品もざらですよ」(前出のTBS関係者)
また、主演の事務所としても、確実に数字が取れないとわかっていて放送されるのを嫌がるのだという。
「今回は木村さん主演の『HERO』ですからね。何をやっても数字が取れないことはどの事務所もわかっているようで、『できれば10月以降に回してくれ』と連絡してくるところもありますよ。そういう意味では、今クールに放送している分は、ほぼあきらめている事務所か、力関係の弱い事務所の作品ばかりということですね」(同)
仁義なき視聴率戦争の犠牲者というわけか。
新規加入3万世帯、視聴率も2倍! TBSでは期待外れの『MOZU Season2』がWOWOWにもたらした恩恵

『WOWOW×TBS共同制作ドラマ MOZU』WOWOWオンライン





