最低視聴率記録! 嫌味な元・姑役を演じる斉藤由貴が、スキャンダルにより本気で視聴者に嫌われる?『カンナさーん!』第8話

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TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
 お笑い芸人・渡辺直美がシングルマザー役を熱演しているドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第8話が5日に放送され、これまでで最低となる平均視聴率7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。右肩下がりが続いてしまっています。  さて、これまでのあらすじを少し。前回、元夫・鈴木礼(要潤)が不倫の罪滅ぼしのために購入したマンションに引っ越した河東カンナ(渡辺直美)とその息子・麗音(川原瑛都)ですが、再び3人での生活が始まるのかと思いきや、礼の幼なじみ・緒川俊子(泉里香)が登場したことにより雲行きが怪しくなってしまいました。  礼の母・柳子(斉藤由貴)が礼&麗音と俊子をくっつけたがっていることを感じ取り、一抹の不安を覚えるカンナですが、プライベートなことばかりに気を取られてはいられません。長年ファッションデザイナーとして働いてきたブランドが存続危機に陥り、リストラの可能性が出てきてしまったのです。  そんな中、礼と俊子と一緒に公園で遊んでいた麗音がジャングルジムから落下。救急車で搬送されたという連絡を受け、カンナが病院へ駆けつけたところで前回は終了となりました。  さて、今回はその続きから。頭に怪我を負ったものの脳波には異常がなく無事だった麗音ですが、大事をとってしばらく保育園を休むことに。責任を感じた俊子が面倒を見ると言い出すのですが、仕事のことでいっぱいいっぱいのカンナは、昼間だけ麗音を託すことに決めます。  一方、仕事に関しては年内いっぱいでのブランド撤廃が正式決定。カンナは、出張が頻繁にある生産管理部へと異動するか、あるいは早期退職するかどちらかの選択を迫られてしまうのです。  会社に必要とされていないという現実を突きつけられ落ち込むカンナですが、そこへ追い打ちをかけるように、麗音が「トンコ先生(俊子のこと)が1番好き」と俊子に抱きつく動画を柳子から見せられたことで、「あたし、(仕事でも家庭でも)全部リストラだ」とネガティブモードへと突入してしまいます。  おまけに家に帰ると玄関先で麗音に止められ、「ママは入っちゃダメ」のキツイ一言。カンナは居たたまれなくなり、逃げるように外へ駆け出します。そして、追いかけてきた俊子に向かって思わず「礼と麗音をよろしくお願いします」と頭を下げてしまうのです。しかし、そんなカンナに俊子は優しく微笑みかけ、無言で家へと連れ戻します。  実はカンナを励ますために礼と麗音、俊子は3人で紙人形劇を作っていたんですね。その準備の最中にカンナが帰ってきたため、麗音は「ママは入っちゃダメ」と言ったのです。また、柳子が勝手に盛り上がっていただけで、俊子には礼と一緒になる気がないことも発覚。すべてが早とちりだと分かり安堵するカンナですが、麗音が「ママのことが0番(俊子よりも)好き」と抱きついてきたことで改めてその存在の大切さに気づかされます。  そして、カンナはひとつの決断を下します。今の会社を早期退職して、子育てを優先していくことに決めたのです。とはいえ、先立つものは何もありません。河東親子の今後の生活はどうなってしまうのか、カンナと礼の復縁はあるのか……。と、ここで今回は終了となりました。  さて、感想ですが、今回はいつにも増してカンナの元姑・柳子が出しゃばる回となりました。礼を俊子と再婚させ、麗音と3人で暮らすよう画策するのですが、カンナに対する嫌味ったらしさは視聴者を不快にさせ、カンナへの同情心を引き起こさせる効果抜群。本来であれば斉藤由貴の演技は褒められてしかるべきだと思います。  しかし、先月3日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で医師との不倫疑惑が報じられ、まるで図ったように今回の放送日に発売された「FLASH」(光文社)でその医師とのキス写真が掲載されてしまい、世間の印象は最悪。いくら演技が上手くても、このタイミングでの今回の役回りは視聴者に「顔も見たくない」という感情を抱かせ、それが視聴率続落の一因になっている可能性もあります。  それと、いくら仕事と子育てで追い込まれたとはいえ、カンナが麗音を手放す決心をしたシーンは衝撃的でした。河東親子の絆ってそんなものなんですかね。それでいて、麗音の「ママのことが0番好き」のひとことで退職を決意って、考えがコロコロ変わりすぎでしょ。礼との離婚やその後のつかず離れずの関係といい、あまりに猪突猛進かつ情緒不安定すぎるキャラクターに思えてきてしまいました。  次回は、デザイナーとして会社に残るチャンスが巡ってくるということで、また一波乱ありそうです。ドラマも残りわずかとなりましたが、カンナは公私ともに軌道に乗り、幸せを掴むことができるのでしょうか。 (文=大羽鴨乃)

稲垣吾郎『ゴロウ・デラックス』継続で、TBSが“ジャニーズベッタリ”のイメージを回避!

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 ここ最近、テレビ朝日とジャニーズ事務所との親密さが目につくが、TBSは“ジャニーズベッタリ”イメージを回避した。  10月期の改編で、ジャニーズに残留する中居正広が司会を務める音楽バラエティ番組『Momm!!』(月曜午後11時56分~)は9月いっぱいで終了することが決定。後枠は中居がMCを担当する新たな番組が立ち上がり、よりバラエティ色が強くなった番組になる見込みで、タイトル・内容は未定だ。  また、坂上忍がメーンキャスターを務めるトークバラエティ『好きか嫌いか言う時間』(月曜午後9時53分~)は9月で打ち切られ、新たに同局では初の関ジャニ∞の冠番組『ペコジャニ∞!』がスタートする。同番組は今年4月と6月にスペシャルとして放送され、今回レギュラー化される。くしくも、昨年12月までフジテレビ系で放送されていた『SMAP×SMAP』と同じ「月10枠」となる。  そして、存続が注目されていた元SMAP・稲垣吾郎の冠番組『ゴロウ・デラックス』(木曜深夜0時58分~)は、開始時間が同深夜1時からに変更になっての“継続”が決まった。稲垣が草なぎ剛、香取慎吾とともに9月8日の契約満了をもってジャニーズを退所することで「打ち切られるのでは?」とも取り沙汰されてきたが、TBSは「良質な番組なので引き続き編成させていただいた」とその理由を説明している。 「テレビ朝日はジャニーズベッタリの印象を拭えなくなりました。香取司会の『SmaSTATION!!』の打ち切りを決めた一方で、少年隊・東山紀之がキャスターを務める『サンデーLIVE!!』をスタートさせ、10月期のスタT-『金曜ナイトドラマ』枠の『重要参考人探偵』には、Kis-My-Ft2の玉森裕太が主演、NEWS・小山慶一郎が準主役で出演します。来年1月期には、木村拓哉主演ドラマも内定しているといった具合ですから。その点、TBSはジャニーズのご機嫌はうかがいつつも、稲垣の番組は継続で、そういったイメージになることを回避した感じですね。そもそも、『ゴロウ・デラックス』は深夜1時台の番組ですし、そんなに目立つモノではないでしょう」(スポーツ紙記者)  テレ朝、TBSのスタンスはハッキリしたが、今後各局がジャニーズとどう付き合っていくか、草なぎ、稲垣、香取の離脱組の扱いをどうしていくか注目されるところだ。 (文=田中七男)

コアなドラマファンに好評だったTBS「テッペン!水ドラ!!」枠が廃止! 戦犯は本田翼? 剛力彩芽?

コアなドラマファンに好評だったTBS「テッペン!水ドラ!!」枠が廃止! 戦犯は本田翼? 剛力彩芽?の画像1
 深夜ならではの独創的な企画やキャスティングで、コアなドラマファンから好評を得ていたTBS系「テッペン!水ドラ!!」枠が、9月いっぱいで廃止されることが明らかになった。後枠には、現在木曜深夜に放送されているバラエティ番組『クレイジージャーニー』が移動してくる。 「テッペン!水ドラ!!」は2015年10月期にスタート。これまで、オダギリジョー主演『おかしの家』、ムロツヨシ主演『悪党たちは千里を走る』、前田敦子主演『毒島ゆり子のせきらら日記』、SKE48・松井珠理奈主演『死弊-DEATH CASH-』、柄本佑主演『コック警部の晩餐会』、剛力彩芽主演『レンタルの恋』、堀井新太主演『3人のパパ』を放送してきた。今期はくりぃむしちゅー・有田哲平が主演、本田翼がヒロインを務める『わにとかげぎす』が放送中だ。  中でも、元AKB48の前田が濃厚なラブシーンや、セクシーなランジェリー姿を披露した『せきらら日記』は話題を振りまき、同枠ドラマの“伝説”となっている。また、普段はバイプレーヤーのムロや柄本、若手の珠理奈、堀井の主演作を見ることができたのも、ドラマファンの支持を得ていたようだ。  それほど視聴率を意識せず制作されている枠とはいえ、そこはスポンサーあっての民放局。あまりにも数字が低すぎたのでは話にならず、番組そのものの存続が難しくなるのは自明の理。それでは、枠を廃止に追い込んだ戦犯は誰なのか? 「放送中の『わにとかげぎず』は初回2.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でスタート。第2話、第3話は1%台に沈みましたが、その後は上昇気流に乗り、第5話では3.0%まで上げました。これは、この枠ではかなりの高視聴率で、有田や本田が戦犯ではないでしょう。その点、剛力の『レンタルの恋』や、堀井の『3人のパパ』は1%台を連発し、打ち切りに向けかじを切らせたのは間違いないでしょうね。特に『レンタルの恋』は、剛力ほどのネームバリューがありながら、初回も最終回も1.3%しか取れませんでした。これは、TBS的にはかなりショックだったのではないでしょうか……」(テレビ誌関係者)  ゴールデン・プライム帯の数多くのドラマで主演、ヒロインを務めてきた剛力だけに、TBSが相応の期待を寄せたのは確か。『レンタルの恋』では毎回『エヴァンゲリオン』などのコスプレを披露し、新たな一面を見せてくれたが、同ドラマが不振に終わったのは事実。剛力に責任があるとはいわないが、このドラマ枠廃止の一因となったことは否定できないだろう。 (文=田中七男)

国民の愛人を巨乳探偵が追い、元・連ドラ女王が脇見せ! 熟女のフェロモン渋滞も山場なし!『ハロー張りネズミ』第7話

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TBS系『ハロー張りネズミ』番組公式サイトより
 頭が弱くてスケベだけど人情には厚い。そんな探偵役を俳優・瑛太が演じるドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)の第7話が25日に放送され、8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.2ポイント上昇となりました。  さて、今回の依頼主は、主人公・七瀬五郎(瑛太)が勤める「あかつか探偵事務所」のすぐ近くにある八百屋の店員・星野健太(宇野祥平)。毎晩ネギを買い求めに来るOL・中村七菜子(橋本マナミ)のことが気になり、素性を調べて欲しいというのです。  しかし、どう見ても七菜子と健太とでは美女と野獣、釣り合いが取れません。調査したところで健太にチャンスはないだろうと気が乗らない五郎ですが、事務所の所長・風かほる(山口智子)の命令で四俵蘭子(深田恭子)とコンビを組み、七菜子を調査することになります。所長にはこの仕事を通じて、密かに好意を寄せ合っている五郎と蘭子をくっ付けてしまおうという目論みもあるんですね。  そんな企みなど知らずに調査を開始した五郎と蘭子は、毎晩違う男とディナーを共にし、高価なプレゼントを貰い、体を重ね合わせるという七菜子の驚きの実態を目の当たりにすることになります。  調査の結果、七菜子はパパ活サイトに登録していることが発覚。「ビッチ」と憤る五郎に対して蘭子は、七菜子が“パパたち”から貰ったブランド品を身に着けていないことや、着ている服、住んでいるアパートの家賃などが安いことに疑問を感じると指摘します。  しかし、蘭子が元ホステスだったことを知る五郎は、いつしかその姿を七菜子と重ね合わせ、“男を騙すけど本当は純情”と正当化したいだけだと罵ってしまうのです。これに対して蘭子は、怒りのパンチ。所長の計画とは裏腹に、2人の仲はギクシャクしてしまうのです。  五郎の失言に怒りを覚えつつ、やはり七菜子の行動が腑に落ちない蘭子は、大胆な行動に出ることに。依頼人の名前は伏せるものの、素性調査していたことを七菜子に打ち明けてしまうのです。そして、七菜子の実家がネギ農家であること、父親が体を壊して借金を作ってしまい、その返済のためにパパ活をしていたものの、その生活に疲れて地元に戻るつもりだということを知ります。そしてさらに、七菜子の地元産のネギのことを熱心に説明してくれたことをきっかけに、健太に対して好意をもっていることも知るのです。  一晩経って頭を冷やした五郎は、蘭子に詫びて仲直りをし、健太を七菜子の地元へと連れて行きます。そして、ネギ畑の真ん中で2人の恋が成就するのを車の中で見守っているうちに感極まって、自分も蘭子に愛の告白。車内の恋も成就したところで今回は終了となりました。  さて、感想。今回は“国民の愛人”こと橋本マナミを、いつにも増して巨乳が際立つ服を着た深田恭子が尾行し、かつての連ドラ女王・山口智子がノースリーブのシャツで脇見せと、熟女のフェロモンが渋滞を起こした回となりました。  3人のファンであれば、ビジュアルだけで楽しめた回となったかもしれません。しかし、筆者はいずれのファンでもないので、“美女と野獣”ものにありがちななんの捻りもない展開に、正直退屈してしまいました。最後、七菜子に告白するシーンで健太が熱烈な演技をかましていましたが、ただただクドく、暑苦しい演技だという印象しか受けませんでした。  今回はこれまであまり目立たなかった蘭子のキャラを掘り下げ、五郎と恋仲にさせることでヒロインとしての重要性を高めるための回でもあったようですが、深田は終始キョトン顔を浮かべるだけの演技。完全にお人形状態で、今後もそこから抜け出せないような気がしました。  第1話で深田が初登場した際には、原作コミックとは違う蘭子像を作ってくれるのではないかと期待したのですが……。とんだ見込み違いだったようですね。これだったら、原作通り蘭子役にはスレンダーでクールビューティー系の女優をキャスティングし、深田は今回の橋本の役を演じればよかったのでは、とも思ってしまいます。  それと、今回の放送で気になったのは、蘭子が七菜子に直接会って素性調査していることを打ち明けたシーン。こんな探偵、ありえなくないですか? 依頼主の名前は守秘義務を理由に明かしませんでしたが、これに「変な探偵さん」と笑って納得してしまう七菜子もおかしい。こういうのをご都合主義な展開というのではないでしょうか。  さて、次回は五郎の同僚・木暮久作(森田剛)がメインの人情ものということで、今回は失敗した脇役のキャラ立ち成功なるか注目したいと思います。 (文=大羽鴨乃)

最低視聴率を記録! 三角関係&仕事トラブルのワンパターン化で視聴者離れ?『カンナさーん!』第7話

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TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
 お笑い芸人・渡辺直美が巨体を躍動させてシングルマザー役を熱演しているドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第7話が29日に放送され、平均視聴率9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。これまでで最低の数字となってしまいました。  さて、これまでのあらすじを少し。元夫・鈴木礼(要潤)の不倫が原因で離婚した河東カンナ(渡辺直美)でしたが、その礼が前回、罪滅ぼしとしてマンションを買い与えてくれたことにより、再び親子3人で暮らしていくことを決意。今回はそのマンションに息子・麗音(川原瑛都)と引っ越したところからスタートしました。  新しい環境での生活を始めたカンナですが、肝心の礼は今すぐに3人で暮らすのは抵抗があると、なぜか急に尻込み。それから1週間まったく音沙汰がないため、カンナは不信感を抱くのですが、実は礼は母・柳子(斉藤由貴)の勧めで幼馴染の緒川俊子(泉里香)とお見合いをし、急接近していたのです。  しかも、その俊子は柳子の推薦により、麗音が通う保育園でリトミック指導員として働くことに。これは、麗音を俊子になつかせてカンナから奪うための柳子の策略なのですが、その思惑通り、麗音は俊子にべったりとくっつくようになります。その一方、マンションの壁に落書きしたことを怒られたため、麗音はカンナに対してはヘソを曲げてしまい、反抗的な態度を取るようになってしまいます。  子育てに苦戦するカンナですが、職場でも問題発生。ファッションデザイナーとして長年働いてきたブランドの存続が危うくなり、人事部との面接の結果によっては早期退職を勧告されかねない状況に陥ってしまったのです。  しかし、解雇の危機に直面したことでカンナは、「みんなに笑顔になって欲しくてデザイナーになった」という初心を思い出し、さらに一緒に“ファッションショーごっこ”をして楽しんだことで麗音とも仲直り。すっかり自信を取り戻し、麗音を礼に預けて面接へと向かいます。  思いのたけをぶつければ人事部にも熱意は伝わるはず。そう気合を入れて面接を待っていたカンナのもとに、礼から電話がかかってきます。公園のジャングルジムで遊んでいた際に麗音が落下し、病院に搬送されたというのです。  面接そっちのけで病院へと直行するカンナですが、そこで目にしたのは、ロビーの椅子に座り泣いている俊子を抱きしめ慰める礼の姿でした。カンナの存在に気づき、驚く俊子とショックを受けるカンナの顔が交互に映され、波乱の展開となる予感を起こさせつつ今回は終了となりました。  さて、今回の放送についての感想ですが、「またか」という想いを抱いてしまいました。第1話から3話では礼の不倫相手・草壁真理(シシド・カフカ)、第3話から6話ではファッション業界の大物・ニック難波(加藤雅也)と、常に新しい異性が登場してカンナと礼との三角関係に陥り、その都度カンナは仕事においてもトラブルに見舞われるのですが、結果的に“今まで見失っていた大事な何か”を見つけることで万事が解決、という展開なのです。  そして今回も、俊子がカンナと礼の間に割って入り、仕事では突然降って湧いたようにリストラ問題が勃発と、前回までとまったく同じような展開。カンナが仕事とプライベートで板挟みに遭い翻弄される姿を描くことで視聴者を惹きつけようとしているのでしょうが、あまりにワンパターンすぎやしないでしょうか。  また、このドラマのメインターゲットであるシングルマザーや主婦層の共感を得るために重要な要素となるのは子育ての部分だと思うのですが、今回は壁に落書きしたことを注意したことで麗音にヘソを曲げられてしまい、ご機嫌取りに躍起になるという母親の威厳がまったくない姿を見せてしまったことで、ネット上では「あり得ない」という批判が目立ってしまっているようです。  そして、その麗音はカンナに怒鳴られたことをいつまでも根に持ち、カンナの目の前で俊子に「大好き」と言ってなつくという仕打ちまでして見せるのです。前回のレビューでも触れましたが、麗音はニックとは距離を置いていたのに、礼の恋愛相手にはあっさりと打ち解ける。“この父親にしてこの子あり”というリアリティーはあると思うのですが、これではあまりにカンナがかわいそう。シングルマザーの奮闘を描く際、子役のキャラクターは大事だと思うのですが、放送を重ねる毎に麗音の好感度が下がっているような気がしてなりません。  次回は、礼と麗音が俊子にますますゾッコンになっていく一方で、カンナは面接をすっぽかしたために社内での立場が危うい状態に。母親業と仕事の両面でリストラの危機に陥るとのことですが、マンネリを打破するような驚きの展開となるか期待したいと思います。 (文=大羽鴨乃)

ムロツヨシが冷酷な役を熱演も、ホクロ毛がすべてを台無しに!『ハロー張りネズミ』第6話

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TBS系『ハロー張りネズミ』番組公式サイトより
 俳優・瑛太が人情味あふれる探偵役を演じているドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)の第6話が18日に放送され、平均視聴率6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。  今回は、主人公・七瀬五郎(瑛太)の元に「この手紙が届いたらすぐに私を訪ねてほしい。でも私は死んでいるはずです。部屋の写真立ての裏に犯人の名前を書いておきます」と書かれた手紙が届いたところから始まります。  五郎は早速、手紙の差出人である浅田玲奈(玄理)の家へ。すると、服毒自殺した玲奈の姿を発見。すぐに警察へ通報するのですが、現場には玲奈以外の指紋はなく、誰かと争ったような形跡もない。事件性はないと判断されます。  しかし、五郎には腑に落ちない点があります。警察の検視の結果によれば、玲奈が自殺したのは、2~3週間前。つまり、何らかのトリックを使ってない限り、依頼の手紙は死者が書いたもの、ということになってしまうのです。  事件性を感じ取った五郎は、写真立ての裏に貼ってあるメモ紙に書かれていた、県議会議員候補・伊佐川良二(ムロツヨシ)が住む群馬へと向かいます。  その一方、五郎の同僚・木暮久作(森田剛)は配達員に聞き込みをして、玲奈が手紙を投函したポストの鍵は、一時的に紛失していたこと、ポスト内の天井部分に2枚のガムテープが貼られていたこと、ポストの中が「実家みたいなニオイがした」という証言を得ます。  木暮からの報せを受けた五郎は玲奈の実家を訪れ、玲奈と伊佐川が高校の同級生だったこと、玲奈の日記に伊佐川への愛が書き綴られていることを発見。また、衣装ダンスを開けた際、防虫剤のニオイを嗅いだことで手紙の謎を解き明かします。玲奈はポストの天井にナフタリンをガムテープで張り、そこに手紙を挟んだ。つまり、空気中で昇華して小さくなるというナフタリンの特性を活かしたのです。  玲奈の死因は自殺ではなく他殺。そう確信した五郎は伊佐川の元を訪れます。そして、金を得るために高級クラブや風俗店で玲奈を働かせ続けた挙句、家柄も容姿も文句なしのお嬢様と婚約できたことで玲奈の存在が邪魔になり、自殺に見せかけて殺害したのではないかと指摘します。それに対して伊佐川は、玲奈と恋人関係にあり殺意があったことも認めつつ、殺害は否定。家を訪れるとすでに自殺した後だったということを頑なに主張するのです。  その態度にムッとする五郎ですが、ふと気づきます。玲奈が本当に自殺したのだということを。死体を発見した時にちゃんと弔ってくれれば、自分との関係は世間に大々的に流れることはない。けれど、自分との関係を隠し通すために死体をそのまま見捨てるならば、探偵の調査によってスキャンダルが漏れ、政治家としての未来はなくなる。玲奈が自殺したのは伊佐川を殺人者にさせたくないという愛情からであり、死後2~3週間後に手紙が届くようにしたのは、復讐するための猶予期間だったのです。  結局、玲奈との関係が週刊誌に報じられ、伊佐川は失脚。五郎たちの手によって、見事に死者の復讐が果たされたところで、今回は終了となりました。  さて、感想。CGを使って“本物の幽霊”が登場した前回からは一転、今回はオーソドックスな探偵ものに戻りました。“死者からの手紙”という謎が唯一、前回のホラー色を残した部分でしょうか。ただ、この手紙のトリック、現代のドラマでは少し不自然さがあるように感じました。  確かにナフタリンを使ってタイムラグを発生させるという発想は面白味があります。原作コミックが連載されていた1980年代だったら効果的なミステリー要素になったでしょう。しかし、今だったらメールを予約送信すれば済む話。そのため、リスクを冒してまでわざわざ手の込んだトリックを使う必要性が感じられないのです。  また、ムロツヨシの鼻の下のホクロから1本だけ長い毛が生えているという設定もまったく必要なかったと思います。学生時代から15年間も支え続けてくれた玲奈をあっさり捨ててしまう冷徹な役を演じたのですが、顔がアップになるたびにホクロの毛が気になってしまいすべてが台無し。真面目に過ぎるのは恥ずかしいという作り手側の照れ隠しなのか知りませんが、なぜこんな中途半端なコメディ要素を入れてきたのか疑問に思いました。  それと今回、深田演じる蘭子が調査のために銀座のクラブを訪れるシーンがあるのですが、華やかな店内と深田の雰囲気がぴったり合うため、蘭子がホステスを辞めてまで場末の探偵事務所で働き始めた理由が余計、疑問に思えてしまいました。  次回の予告映像では、その蘭子と五郎が恋仲に発展するようなシーンが流れていたのですが、果たしてどうなるのでしょうか。無理くりに2人をくっつけようとしているようにも感じてしまうのですが。何はともあれ、放送を心待ちにしたいと思います。 (文=大羽鴨乃)

イイ女ぶるカンナにイラッ! イケメン2人との三角関係が非現実的!『カンナさーん!』第6話

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TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
 お笑い芸人の渡辺直美が主演を務めるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第6話が22日に放送され、平均視聴率9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。2度目の2ケタ割れとなってしまいました。  まずはこれまでのあらすじを少し。ファッションデザイナーとして働く河東カンナ(渡辺直美)は、元夫・鈴木礼(要潤)の不倫が原因で離婚。息子・麗音(川原瑛都)をひとりで育てることを決意するのですが、その直後、ファッション業界の世界的権威・ニック難波(加藤雅也)にデザイナーとしてだけでなく女性としても見初められ、公私ともにパートナー関係を結ぶことになります。  その一方、ニックの存在など知らない礼は、カンナと復縁するためにマンションを購入することを計画。当人たちが知らぬ間に三角関係が進行したところで前回は終了となりました。  さて、ここからが今回の話。なんとかローンを組んでマンションを購入した礼は、早速カンナの元へ向かいます。しかし、そこにはニックの姿が。カンナと麗音の3人でピクニックへ行く約束をしていたのです。ここで男同士の直接対決が始まるのかと思いきや、ニックが大人の対応。礼と一緒にいたそうな麗音の様子を察して、ピクニックを中止にするのです。  ニックの存在にショックを受けつつも、礼はカンナと麗音をマンションへ連れて行くことに。このサプライズにカンナは「勝手なことしないで」と怒るのですが、今まではダラしなかった礼の変わりようや、「会った瞬間にオレ負けてる(と思った)」と、男としてニックに完敗したことを認め、寂しそうに去って行く後ろ姿を見て心を動かされます。  そんなカンナの気持ちに気づいたニックが自ら身を引き、カンナは礼が購入したマンションに引っ越すことに決めます。しかし、間が悪いことにカンナとニックが付き合うものだと思った礼は、母・柳子(斉藤由貴)の勧めで緒川俊子(泉里香)とお見合い。次回からまた新たな三角関係問題が勃発か、というところで今回は終了となりました。  さて、ここから感想になります。今回、序盤でニックと礼が初めて相対するシーンがあったのですが、改めて思いました。こんなイケメン達がカンナを取り合うか? そんな魅力があるのか? と。どちらか一方といるシーンならまだしも、3人で並ぶ絵面を見るとあまりに非現実的に思えてしまうんですよね。それにもかかわらず、「オレにないスペック全部もってる」と、礼がニックのことを褒めた際、「じゃないと、私も好きにならないから」と、カンナが妙に上から目線な発言をしていたのにはイラっとさせられました。  また、ニックに会った途端に礼があっさり負けを認めてしまいますが、これでは3週にわたって三角関係を煽っていたのは一体なんだったんだ、ということになってしまいます。しかも結局、カンナは礼が購入したマンションに住むことに決めるのですが、そんなに簡単に復縁を決めるのならば最初から離婚なんてしなければ良かったのではないでしょうか。  この身勝手な両親の1番の被害者は、ひとり息子の麗音でしょう。カンナとニックが日毎に親密さを増していくものの、自分はいまいちニックに馴染めない。その一方、実の父親である礼と会う時間は次第に削られていってしまう。その寂しさに耐えきれなくなり、保育園に礼を呼び出して泣きじゃくる姿は胸を打つものがありました。  ただ、ふと冷静にこれまでの放送を振り返ってみると、麗音は礼の不倫相手・草壁真理(シシド・カフカ)にはあっさりなつき、公園で楽しく遊んでいました。女性には目がないというゲス男の遺伝子を脈々と受け継いでいるのですかね。そう考えると、泣き演技で心を動かされたのもバカらしい。同じように感じた視聴者は少なくなかったかもしれません。ちなみにこれはあくまでも子役ではなく、脚本と演出への批判です。  次回からはまた、礼の浮気癖のせいでカンナとの関係がこじれ、結局は元鞘に収まるという同じパターンが繰り返されることになるのでしょうか。たまにいますよね、周囲を巻き込んで散々騒いでおきながら、いつのまにか仲直りするカップル。結局は、仲の良さをアピールしたかっただけなんじゃないかって疑いたくなる男女。周囲の人間は段々、そのやり取りにウンザリして取り合わなくなるのですが、ドラマの場合はそれが視聴者離れということになってしまいます。マンネリ化を回避するため、次回からの展開が重要になってくるのではないでしょうか。 (文=大羽鴨乃)

視聴率回復は蒼井優のおかげ? 深田恭子のキャラが曖昧で、ただのお飾り状態に『ハロー張りネズミ』第5話

視聴率回復は蒼井優のおかげ? 深田恭子のキャラが曖昧で、ただのお飾り状態に『ハロー張りネズミ』第5話の画像1
TBS系『ハロー張りネズミ』番組公式サイトより
 俳優の瑛太が探偵役を務めるドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)の第5話が11日に放送され、平均視聴率6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.9ポイント上昇しました。  その前回、人気漫画家・北村アキコ(内田慈)の自宅で起こる心霊現象の調査依頼を受けた七瀬五郎(瑛太)。半信半疑で北村家を訪れたものの、本当に目の前に幽霊が現れたため、霊媒師・河合節子(蒼井優)に助けを求めることに。節子は、北村家の和室にある古びた床柱が幽霊の棲み処になっていることを見抜き、護符縄で結界を張ります。  ただ、その結界はあくまでも簡易的な措置。根本的に解決するためには、新築の家になぜか1本だけあるその床柱の正体を探らなければならない。節子が五郎にそう告げたところで前回は終了となりました。  そして、今回。床柱は、アキコの元夫が奥多摩の山奥にある廃屋から移設したものだということがわかり、五郎は節子を連れて奥多摩に向かいます。そして、その廃屋の主が祈祷師だったことがわかるのです。  節子の推論によると、祈祷師が藁人形を五寸釘で打ち付ける呪いの儀式によって、床柱に元々いた精霊が悪霊化してしまったとのこと。その悪霊は今まで祈祷師の霊力で床柱に閉じ込められていたものの、最近になってさらに強い霊能者が現れたため、その人間の力を利用して外界に出ようとしているというのです。  その強い霊能力者とは、アキコの1人娘・七恵(後藤由依良)。アキコにかまってもらえず寂しさを募らせている七恵の心の隙に入り込み、それを利用しようと幽霊は企んでいるのです。そうと知った五郎は急いで北村家へ引き返すのですが、七恵はすでに霊界(床柱の中)へと引きずり込まれてしまった後でした。  しかし、ここから節子が真価を発揮します。霊力で七恵を“こっちの世界”へと戻すと、その七恵の霊力も借りて悪霊退治に成功。一件落着となり、第5話は終了となりました。  さて、今回の感想ですが、前回同様に蒼井優が抜群の存在感を示していました。オンとオフの切り替えがうまいんですね。普段は飄々としているのに、“霊媒師モード”になるとまるで別人のような顔つきになる。特に、最後の悪霊と対峙するシーンでは、本当の霊媒師のようにすら思えてしまいました。キャラが立っているだけに、節子を主人公にしたスピンオフを制作しても面白いのではないでしょうか。  その反対に、キャラが曖昧になってしまっているのが、あかつか探偵事務所の事務員・四俵蘭子役を演じている深田恭子です。第2話と3話の依頼主として登場し、それからレギュラー出演しているのですが、立ち位置がイマイチわかりません。今回のラスト、五郎が節子の武勇伝を事務所で楽しげに語った際には嫉妬心が垣間見えるのですが、これまで五郎に心を奪われるようなシーンがなかったため、とってつけたように五郎に好意を寄せ始めたように思えてしまいました。  今後、五郎と節子、蘭子の三角関係に発展するのだとしたら、前回と今回、深田の登場シーンをもう少し増やすべきだったと思います。そうならないにしても、このままだと深田は単なるお飾りで終わってしまう可能性が高い。無駄遣いにならないように、うまくストーリーに組み込んでキャラを立たせるべきだと思います。  それと、今後の展開で気になるのがドラマ自体の一貫性のなさ。確かに原作コミックに今回のストーリーは収録されていますが、初回は親子の絆を描いたヒューマンドラマ、第2話と3話は企業サスペンスものだっただけに、まるで違うドラマを観ているように感じてしまった視聴者も少なくなかったのではないでしょうか。  ネット上では第3話から面白くなったという意見もあるようです。そのため、初回から非現実的な依頼を受ける“よろずや”路線でいけばよかったという声もあるのですが、今回は蒼井の演技力に助けられた部分も大きかっただけに判断が難しいところです。  また、原作コミックには“現実路線”の面白いストーリーがいくつもあるのですが、連載されていた1980年代と今とでは時代背景が違いすぎたり、コンプライアンスの問題などでドラマ化できないものも多い。時間配分も考えなければなりませんから、どのストーリーを並べていくかは悩ましいところではあります。ただ、ドラマの色を統一しなければ放送回によって当たり外れの差が大きくなってしまう可能性が高く、視聴者の定着にも繋がりにくいのではないでしょうか。  気になる次回ですが、今回のホラーから一転、県議会議員候補・伊佐川良二(ムロツヨシ)が恋人・浅田玲奈(玄理)を殺害した証拠を五郎が探すという、現実路線のストーリーに再び戻るということで、果たして吉とでるか凶とでるか……。 (文=大羽鴨乃)

視聴率2ケタ台に回復! ゲス夫改心もタイミング悪すぎて次回から波乱の予感『カンナさーん!』第5話

視聴率2ケタ台に回復! ゲス夫改心もタイミング悪すぎて次回から波乱の予感『カンナさーん!』第5話の画像1
TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより
 お笑い芸人の渡辺直美が仕事に子育てに奮闘するシングルマザー役を演じるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第5話が15日に放送され、平均視聴率10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回9.3%の2ケタ割れから回復しました。  ファッションデザイナーとして働く河東カンナ(渡辺直美)は前回、世界的に活躍するファッション業界のカリスマ・ニック難波(加藤雅也)にその腕を見込まれ、パートナーシップを結ぶことに。さらには「君を好きになってしまいそうだ」と、恋のアプローチまで受けるという急展開を迎えました。  その告白シーンの続きから始まった今回。魅力的な難波に言い寄られたことに満更でもないカンナですが、元夫・鈴木礼(要潤)の浮気が原因で離婚したばかり。また、大家の都合で3カ月以内に今のマンションから出ていかなければいけないなど、身辺がバタバタしていることもあって、今は仕事と子育てが大事だと交際を断ってしまいます。  そんな折、カンナは息子・麗音(川原瑛都)が通う保育園の保育士・青田壮介(工藤阿須加)から、会社の同僚・境川翔子(トリンドル玲奈)との間を取り持って欲しいとお願いされます。それを承諾したカンナは、麗音を遊ばせるのにもちょうどいいと、週末に4人で遊園地へ行く計画を立てます。  迎えた日曜日。遊園地を満喫するカンナの前に、ピエロに扮した難波がサプライズ登場します。少々強引なアプローチに驚くカンナですが、その心は次第に難波へと惹かれ始めていくのです。  その一方、自分の浮気が原因で離婚したものの、カンナとの復縁を考えている礼は、お詫びのしるしとしてマンションを購入してから交際を申し込むことを画策。カンナには内緒で計画を進めていたのですが、同僚の片桐裕太(お笑いコンビ・シソンヌ・じろう)が、カンナの上司・片岡美香(山口紗弥加)と婚活パーティーでたまたま知り合ったことで、情報が漏れてしまいます。  カンナの心が難波に傾きつつあることを知る美香は、礼の努力が無駄になってしまうことを危惧。カンナの気持ちをそれとなく探ろうと、翔子を連れ立ってカンナの家を訪ねるのですが、そこで難波の姿を目撃してしまうのです。  実は難波は、風邪をひいたカンナを看病しに来ていただけなのですが、そうとは知らない美香と翔子は、2人の仲を邪魔してはまずいと引き返すことに。しかし、そこにタイミング悪く礼が登場。礼と難波が鉢合わせしてしまうことを恐れた美香と翔子は、しどろもどろになりながら何とか礼を追い返します。  そんなハプニングなど知る由もないカンナは、献身的に看病してくれる難波の優しさに心を動かされ、その背中に抱き着いて「私と付き合って下さい」と告白。ここで第5話は終了となりました。  さて感想ですが、今回は特に麗音役の子役の演技が良かったと思います。難波の突然の出現に戸惑い、カンナと親し気にしている様子を見て悲しみの表情を浮かべるシーンは秀逸でした。礼のことが大好きなだけに、それにとって代わろうとしている難波を受け入れがたい。カンナを奪われてしまうのではないかという不安もある。そんな心情を見事に表現していました。  また、難波役を演じる加藤のいかにもファッション業界人的な軽いノリも、このドラマの雰囲気に合っていていいと思います。明るい性格ながらも時折、「家族は僕の憧れ」と真剣な表情で語るなど、家族に関して何か暗い過去があるような雰囲気も漂わせていました。これが次回以降、難波のキャラを掘り下げる伏線になってくるのかもしれません。  その難波に対して気持ちを隠そうとしながらも、感情が顔に出てしまうという渡辺の顔芸も面白かったと思います。シリアスなシーンでは演技の稚拙さが出てしまうところもありますが、コミカルなシーンでは持ち味を存分に発揮。回を重ねるごとにカンナ役を自分のものにしている印象を受けます。  また、忘れてはならないのが礼の存在です。カンナが次の恋に向かっていることなど露知らず、「これ以上、いいかげんな男にはなりたくない」と自身のゲスぶりを改心してマンション購入に奮闘するのですが、その間の悪さ、都合の良い考え方は見ていて面白いものがありました。  次回は、その礼が難波と直接対決。かと思いきや、礼の前に新たな美女が登場して浮気の虫が疼き、四角関係に発展!? と波乱含みな展開になる予感。果たしてカンナと礼の復縁なるか、お楽しみです。 (文=大羽鴨乃)

視聴率下落も蒼井優の演技が秀逸! 原作に忠実なら次回ヌードに!?『ハロー張りネズミ』第4話

視聴率下落も蒼井優の演技が秀逸! 原作に忠実なら次回ヌードに!?『ハロー張りネズミ』第4話の画像1
TBS系『ハロー張りネズミ』番組公式サイトより
 瑛太主演ドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)の第4話が4日に放送され、平均視聴率4.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。初回の10.3%をピークに、右肩下がりが続いてしまっています。  さて、視聴率下落の原因はひとまず置いておいて、まずは今回のあらすじを少し。主人公・七瀬五郎(瑛太)が働く『あかつか探偵事務所』に今回訪れた依頼主は、人気漫画家の北村アキコ(内田慈)。その依頼とは、アキコが離れで仕事をしている間、自宅で留守をする5歳の娘・七恵(後藤由依良)に起こる不可思議な現象を解き明かして欲しいというものでした。  その現象というのは、誰も家に侵入した形跡がないのに、七恵が1人で作れるはずのないオムレツが用意されていたり、アキコの画風に似た絵が描かれた紙があるといったもの。七恵によれば「ママが作った(描いた)」とのことですが、もちろんアキコには身に覚えがありません。  依頼を引き受けた五郎は、七恵が1人で留守番する姿を防犯カメラの映像で見守ることに。するとそこには、誰もいない場所に向かって「ママ」と話しかけ始め、「抱っこ」と駆け寄ると本当に誰かに抱っこされているように空中に浮遊する七恵の姿が映し出されるのです。  目を疑う超常現象にお手上げ状態となった五郎は、児童心理学者の梶谷隆一(古舘寛治)にアドバイスを求め、五郎の話に興味を抱いた梶谷が北村家を訪れるのですが、ここでとんでもない事件が起こります。トイレに入った梶谷の頭上に巨大な手が現れ、頭頂部を爪で引っ掻かれて血だらけになってしまうのです。  困り果てた五郎は、知り合いの出版社社長・南(リリー・フランキー)に相談。すると、南が昔、オカルト系雑誌を出版していた頃に知り合ったという霊媒師・河合節子(蒼井優)を紹介されます。  北村家を訪れた節子は、すぐさま超常現象の原因を察知。和室にある1本だけ古びた柱から強い霊気を感じると言うのです。そして、護符縄を取りに部屋を離れるのですが、その間、1人きりになった五郎の前に突如として巨大な手が現れ、爪で引き裂かれそうになってしまいます。  護符縄を手に戻ってきた節子によって間一髪のところで助けられる五郎。節子はその護符縄を柱に縛りつけて幽霊を閉じ込めるのですが、それはあくまでも応急処置。効力があるのは3日ほどで、その間に根本的な原因、つまり、古い柱の正体が一体何なのかを探らなければならないと告げます。そこで、第4話は終了となりました。  今回の感想ですが、率直な意見としてはまず、テンポの悪さを感じてしまいました。というのも、児童心理学者の梶谷が幽霊に襲われるシーンが2回も流れるんですね。まず冒頭で、視聴者の関心を引くためのショッキングなシーンとして流れます。  そこから画面暗転して、アキコがあかつか探偵事務所を訪れる1週間前のシーンに切り替わります。今度は時間経過を順番に追っていく中で、再び梶谷が襲われるシーンが流れるのですが、これが冒頭とまったく同じ。こちらとしてはもうすでに何が起こるかわかってるわけですから、テンポの悪さにイライラしてしまうのです。  冒頭にインパクトのあるシーンをもってきて視聴者の心を掴むのは、ドラマや映画での常套テクニック。しかし、中盤でまた同じシーンを流すのであれば、アングルを変えるなど目新しさを加えるべきだと思うんですね。あるいは、冒頭のシーンでは幽霊の手を見せず、梶谷が血だらけになってしまった姿だけを映すとか工夫できたのではないでしょうか。  そもそも、原作を読む限り、今回の話は2回に分けるほど内容の濃いものではないんですよね。無理に分けてしまったために、こういった微妙に冗長に感じるシーンが出てきてしまったのではないでしょうか。正直、次回の視聴率はさらに下がるような気がしてなりません。  ただ、節子役を演じる蒼井優のキャラ作りは秀逸だと思いました。原作での節子は太った中年女性で特に特徴はありません。しかし蒼井は、くだらない冗談を言うかと思えば、霊気を感じた途端にキリっとした表情になるなど、どこか飄々として掴みどころのない独特の存在感を発揮しています。 今回のエピソードは、その蒼井の演技によって成り立っている部分が大きいのではないでしょうか。これを下手な女優が演じていたら、次回はおろか、今回の放送分だけでもかなりダレてしまっていたと思います。  さて、超常現象の謎が明らかになる次回。原作では幽霊から発せられるすさまじい霊気によって節子の衣服が破れて素っ裸になるのですが、果たして忠実に再現されるのでしょうか。期待したいと思います。 (文=大羽鴨乃)