またまた人気女子アナの結婚でTBSが大混乱!? 深刻すぎる人材不足で……

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「TBSアナウンサー アナウンスBoo!!」より
 TBSの人気女子アナウンサー・加藤シルビア(30)が、10月15日に同い年の一般男性と結婚したことを同局ホームページ内のブログで報告。多くの男性ファンが落胆しているという。  加藤アナは父が日本人、母がポーランド人のハーフで、エキゾチックな顔立ちの美人。お茶の水女子大学理学部を卒業し、2008年に同局に入社。『はなまるマーケット』『みのもんたの朝ズバッ』などを担当し、13年4月より、夕方の報道番組『Nスタ ニューズアイ』でキャスターを務めている。  TBSの女子アナの結婚といえば、元タレントで男性人気が高かった佐藤渚アナが今年3月3日、サッカーJ1・浦和レッズ所属で日本代表MFの柏木陽介と結婚。出演していた『Nスタ』を9月いっぱいで降板し、現在は『みんなのえいが』、TBSラジオ『~歌を絆に~東北希望コンサート』のみの担当となり、すっかり閑職となってしまった。  また、若手のホープだった林みなほアナも、7月11日に10歳年上のTBSラジオプロデューサーの男性と結婚しており、同局の女子アナがゴールインしたのは、今年に入って加藤アナで3人目。まさに結婚ラッシュだ。  さらに、入社4年目の笹川友里アナも、フェンシング日本代表の太田雄貴との熱愛が報じられており、リオデジャネイロ五輪が終わったことで、結婚秒読みともウワサされている。  むろん恋愛、結婚は個人の自由であるが、これだけ立て続けに、若手、中堅の人気女子アナが結婚したとなると、困るのは局側だ。 「女子アナは人気商売だけに、結婚となれば、やはり男性人気の下降は避けられません。これだけ短期間に人気女子アナの結婚が続くと、視聴率低下につながりかねません。こうなると、若手の育成が急務となってきますが、アナウンサーは一朝一夕に育つものではありませんから、当面は大変です」(女子アナウオッチャー)  一昨年から昨年にかけ、田中みな実アナ、枡田絵理奈アナという両輪が同局を去り、今年3月には健康問題を理由に小林悠アナが退社。“重鎮”的存在だった久保田智子アナも、米ニューヨーク駐在の夫と一緒に生活するため、退社を発表。  人材不足が露呈する中、今年度は伊東楓、日比麻音子、山本恵里伽と3人の女子アナを採用したが、この10月に本格的なデビューを果たしたばかりで、戦力となるのはまだ先の話。昨年度入社の宇内梨沙、上村彩子の両アナも頑張ってはいるが、経験不足が否めない状況。同局としては、14年度以前に入社した女子アナも含め、若手がいち早く台頭してくれるのを待ち望んでいるところだろう。 (文=田中七男)

事実誤認も番組側が謝罪! なぜ、張本勲氏は『サンデーモーニング』を降板しないのか?

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『プロフェッショナル 勝者のための鉄則55』(日之出出版)
 なぜ降板にならないのか――。TBSの情報番組『サンデーモーニング』(日曜午前8時~)の“ご意見番”で野球評論家の張本勲氏(76)が、またやらかした。  16日放送回で、中央大学が箱根駅伝予選会で落選し、本戦連続出場が87回でストップしたという話題を取り上げた時のことだ。張本氏は「喝」を与えた上で「内紛があるそうだからね」と発言。これに対し、中大法科大学院教授で陸上部部長を務める野村修也教授が番組放送直後、張本氏の発言を「事実無根である」とし、TBSに訂正と謝罪を要求していた。  結果、同番組は20日、ホームページ上で「中央大学から事実と異なるという指摘を受けました。この表現により誤解を招きましたことを、視聴者および選手をはじめとする関係者の方々にお詫び申し上げます」と謝罪。野村教授はTwitterで「番組の誠実なご対応に感謝申し上げます」と述べたが……。  不思議なのは、張本氏ではなく、番組側が謝罪コメントを出したこと。それほど火急の事態だったのかもしれないが、それでも文末に同氏の名前があってもいいように思える。これに番組関係者は「張本氏は球界の大物。いや、厳密にいえば、自ら大物の雰囲気をやたら出すんです。自分の非を認めないばかりか『この俺に謝らせるのか』というノリなんです。機嫌を損ねてしまってもまずいので、スタッフで協議した結果、番組側が謝罪するということになったのでしょう」と話す。  張本氏といえば、昨年4月12日放送でも、当時48歳のサッカーJ2横浜FCの三浦知良に「(J2は)野球で言えば2軍のようなもの。もうお辞めなさい」と勝手に“引退勧告”し、大バッシングを受けた。  この時はカズの大人の対応に助けられたが、「放送終了後、局にはかなりの数の抗議が来た」(番組関係者)というから、たまったものではない。ネット上では張本氏を「老害」扱いし、降板を求める声も上がっているが……。 「それができないんです。『サンデーモーニング』は司会の関口宏さんが強い影響力を持ち、張本さんとは非常に仲が良い。加えて、あの『喝』です。日曜の朝番組は年配の方が主な視聴者。張本さんの歯切れのいい『喝』が好評で、一気に数字(視聴率)が伸びるんです。関口さんも、張本さんが“持ってる男”であることを認識しているので、切ることはしません」(同)  どうやら、張元氏に「喝」を与えられる人はいないようだ。

事実誤認も番組側が謝罪! なぜ、張本勲氏は『サンデーモーニング』を降板しないのか?

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『プロフェッショナル 勝者のための鉄則55』(日之出出版)
 なぜ降板にならないのか――。TBSの情報番組『サンデーモーニング』(日曜午前8時~)の“ご意見番”で野球評論家の張本勲氏(76)が、またやらかした。  16日放送回で、中央大学が箱根駅伝予選会で落選し、本戦連続出場が87回でストップしたという話題を取り上げた時のことだ。張本氏は「喝」を与えた上で「内紛があるそうだからね」と発言。これに対し、中大法科大学院教授で陸上部部長を務める野村修也教授が番組放送直後、張本氏の発言を「事実無根である」とし、TBSに訂正と謝罪を要求していた。  結果、同番組は20日、ホームページ上で「中央大学から事実と異なるという指摘を受けました。この表現により誤解を招きましたことを、視聴者および選手をはじめとする関係者の方々にお詫び申し上げます」と謝罪。野村教授はTwitterで「番組の誠実なご対応に感謝申し上げます」と述べたが……。  不思議なのは、張本氏ではなく、番組側が謝罪コメントを出したこと。それほど火急の事態だったのかもしれないが、それでも文末に同氏の名前があってもいいように思える。これに番組関係者は「張本氏は球界の大物。いや、厳密にいえば、自ら大物の雰囲気をやたら出すんです。自分の非を認めないばかりか『この俺に謝らせるのか』というノリなんです。機嫌を損ねてしまってもまずいので、スタッフで協議した結果、番組側が謝罪するということになったのでしょう」と話す。  張本氏といえば、昨年4月12日放送でも、当時48歳のサッカーJ2横浜FCの三浦知良に「(J2は)野球で言えば2軍のようなもの。もうお辞めなさい」と勝手に“引退勧告”し、大バッシングを受けた。  この時はカズの大人の対応に助けられたが、「放送終了後、局にはかなりの数の抗議が来た」(番組関係者)というから、たまったものではない。ネット上では張本氏を「老害」扱いし、降板を求める声も上がっているが……。 「それができないんです。『サンデーモーニング』は司会の関口宏さんが強い影響力を持ち、張本さんとは非常に仲が良い。加えて、あの『喝』です。日曜の朝番組は年配の方が主な視聴者。張本さんの歯切れのいい『喝』が好評で、一気に数字(視聴率)が伸びるんです。関口さんも、張本さんが“持ってる男”であることを認識しているので、切ることはしません」(同)  どうやら、張元氏に「喝」を与えられる人はいないようだ。

TBSが映画版『神の舌を持つ男』から撤退していた!? 『真田十勇士』も不発、堤幸彦氏の演出家生命ピンチ

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マスコミ宛てに送られた「映画化決定のおしらせ」
 前クールに放送された向井理主演の連続ドラマ『神の舌を持つ男』(TBS系)の映画版で、12月3日に公開される『RANMARU 神の舌を持つ男』(タイトル中略)。ドラマが大コケしたことから、映画の不入りが心配される中、20日発売の「週刊新潮」(新潮社)が「TBSが堤幸彦氏を見限った」と報じている。  同ドラマは、原案・演出を手掛ける堤氏が「この構想に20年を費やした」と語るギャグ満載の“コミカルミステリー”。脚本を『ATARU』(同)の櫻井武晴氏、プロデューサーを植田博樹氏が務める“最強トリオ”が放送前に話題となったが、全話平均視聴率は5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大コケ。ドラマ開始前から決まっていたと見られる映画化について、白紙撤回が予想されていたものの、先月中旬に「映画化決定のおしらせ」というハガキがマスコミに撒かれた。 「堤氏は、台本にないギャグも、現場でどんどん加えていくスタイル。現場ではノリノリでギャグを増やしていたものの、多くの視聴者にその笑いが共感されなかった。また、舌で事件を解決する主人公が、死体やら血やら畳やらをペロペロしているシーンも、『気持ち悪い』と不評でした」(テレビ誌記者)  堤氏といえば、映画化もされた同局の『ケイゾク』や『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』がブームとなり、TBSとのタッグが名物化。  しかし、「新潮」は『RANMARU 神の舌を持つ男』の製作チームにTBSの名前がないことを指摘。これには、配給の松竹も「TBSが製作に入っていないのは事実」と認めているほか、TBS関係者も興行収入のボーダーラインである20億円が見込めないため、製作費を全額負担しないという判断に至ったと証言しているという。なお、映画版での撤退はレアケースだ。 「『RANMARU 神の舌を持つ男』については、堤氏が手掛けたKinKi Kids・堂本光一主演『銀幕版 スシ王子! ~ニューヨークへ行く~』(08)の『二の舞いになるのでは?』との指摘が相次いでいる。この時も、連ドラが不発だったにもかかわらず、映画化を強行。案の定、興行収入3.65億円の大赤字だった。また、堤氏が監督を務めた中村勘九郎主演映画『真田十勇士』が先月公開されるも、大コケ。大物演出家の堤氏に、オワコン感が漂っています」(同)  TBSに見放されながらも、映画化を強行した堤氏。『RANMARU 神の舌を持つ男』をヒットに導き、汚名返上となるだろうか? (※注:映画版正式タイトルは『RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー! 略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編』)

TBS・菅野美穂『砂の塔』に島崎和歌子を出すべき! 松嶋菜々子が怖すぎて……豊洲の地価に影響か

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 菅野美穂にとって約4年半ぶりの主演ドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)が、14日にスタート。初回平均視聴率は9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、そこそこの結果に。しかし、前クールの堤幸彦氏演出ドラマ『神の舌を持つ男』の初回は6.4%でしたから、視聴者の期待値はそれなりに高そうです。  同作は、東京・豊洲のタワーマンションの周辺で起きる連続幼児失踪事件を軸に、セレブな主婦たちの内に潜む醜い虚栄心が描かれるとか。ただでさえ土壌汚染問題で地価の下落が報じられている豊洲周辺のベイエリアですが、このドラマの影響でさらにイメージが悪くならないことを祈ります。  初回では、冒頭から血まみれの浴槽を汗だくで洗う弓子(松嶋菜々子)が登場。もう怖い! それにしても松嶋は、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)しかり、不気味な役がよく似合いますね。早くも当たり役になりそうな予感です。  そんな弓子が住む26階の真下の25階に引っ越してきた亜紀(菅野)一家。すかさず最上階の50階に住むボスママ・寛子(横山めぐみ)から「お宅は何階でしたっけ?」と聞かれ、ママたちの中に存在する“フロア差別”を目の当たりにします。“意地悪セレブ”といえば、横山! 安定のキャスティングですね。  そういえば昨年、島崎和歌子がバラエティ番組で「友達夫婦の話なんですけど、芝浦のタワーマンションとか今すごいじゃないですか。あんなすごいとこなのに、3階に住んでんの。普通はエレベーターなんだけど、階段で上るの。あそこレインボーブリッジ見えるじゃない? でもベランダ出たら、なんにも見えない。タワーマンションなのにねえ! でも『設備は他の階と一緒だから』と言って住んでるの。あ~っはっはっは!」と発言して、「自分の価値観を押しつけるな」「頭がバブル時代で止まってる」などと炎上してたっけ……。まさにこれですよ! 島崎が『砂の塔』に出れば、リアリティ増したのに!  タワマン内のアクの強いママ友たちとの1回5,000円の高額ランチ会や、「強制ハロウィン」「ゴミ出しにも正装」「園バスは学費の順に並ぶ」といったローカルルールに縛られ、疲弊していく亜紀。しかし、子どもたちが新たな環境で浮いてしまわないよう、普段付けないアクセサリーを引っ張り出したりと、馴染もうと必死です。  同時に、タワマン周辺では、連続幼児失踪事件が。3人の幼児が失踪した現場には、「軽蔑」が花言葉の黄色いカーネーションが残されており、幼児の親はそれぞれ、育児放棄、ギャンブル依存症、不倫と問題を抱えていたことが判明します。  そんな中、弓子と偶然出会う亜紀。弓子の夫は海外赴任中で、子どもはなく、自宅でフラワーアレンジメント教室を開いているといいますが、ひー、これ、過去に子どもが死んでたり、悲しい幼少期の思い出を引きずってたりするパターンのやつ~(推測)。もしや、ブリザードフラワーを応用して、誘拐した幼児で人体標本を作ってるんじゃ……。まるでエド・ゲインだ! 弓子怖い!  しかし、そんな弓子と亜紀の距離が縮まる出来事が。ある時、亜紀がママ友たちに対し「フロアが低いからって人間性まで低いみたいに言うのはどうなのかなあ」と反論したところ、寛子が「せっかくだから、これから亜紀さんの家にみんなでお邪魔しませんか~?」と提案。そうしましょう、そうしましょうと、バカにする気満々で押しかけるママ友たち。引っ越したばかりで散らかっている自宅に愕然とする亜紀ですが、タイミングよくやってきた弓子がテーブルコーディネートを手伝ったことで、ママ友の“押しかけチェック”を乗り切ります。  この一件で、弓子を慕うようになった亜紀。しかし、ドラマ終盤では、自宅に大量のモニターを並べ、他人の部屋を監視する弓子の姿が。どうやら、住人がスマホから室内をチェックできるセキュリティーシステムをハッキングし、他人の家を覗き見しているようです。不気味!  ほかにも、亜紀と幼なじみの航平(EXILE・岩田剛典)との再会に恋の予感を感じさせたり、男と蒸発した亜紀の母親(烏丸せつこ)が金をせびりに来たりと、初回から盛りだくさんだった『砂の塔』。取材を含め3年以上かけてプロットを練り上げたというだけあり、見応え十分でした。そんな『砂の塔』を、日刊サイゾーでは最終回まで勝手にレビューしていきます。

TBS・菅野美穂『砂の塔』に島崎和歌子を出すべき! 松嶋菜々子が怖すぎて……豊洲の地価に影響か

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 菅野美穂にとって約4年半ぶりの主演ドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)が、14日にスタート。初回平均視聴率は9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、そこそこの結果に。しかし、前クールの堤幸彦氏演出ドラマ『神の舌を持つ男』の初回は6.4%でしたから、視聴者の期待値はそれなりに高そうです。  同作は、東京・豊洲のタワーマンションの周辺で起きる連続幼児失踪事件を軸に、セレブな主婦たちの内に潜む醜い虚栄心が描かれるとか。ただでさえ土壌汚染問題で地価の下落が報じられている豊洲周辺のベイエリアですが、このドラマの影響でさらにイメージが悪くならないことを祈ります。  初回では、冒頭から血まみれの浴槽を汗だくで洗う弓子(松嶋菜々子)が登場。もう怖い! それにしても松嶋は、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)しかり、不気味な役がよく似合いますね。早くも当たり役になりそうな予感です。  そんな弓子が住む26階の真下の25階に引っ越してきた亜紀(菅野)一家。すかさず最上階の50階に住むボスママ・寛子(横山めぐみ)から「お宅は何階でしたっけ?」と聞かれ、ママたちの中に存在する“フロア差別”を目の当たりにします。“意地悪セレブ”といえば、横山! 安定のキャスティングですね。  そういえば昨年、島崎和歌子がバラエティ番組で「友達夫婦の話なんですけど、芝浦のタワーマンションとか今すごいじゃないですか。あんなすごいとこなのに、3階に住んでんの。普通はエレベーターなんだけど、階段で上るの。あそこレインボーブリッジ見えるじゃない? でもベランダ出たら、なんにも見えない。タワーマンションなのにねえ! でも『設備は他の階と一緒だから』と言って住んでるの。あ~っはっはっは!」と発言して、「自分の価値観を押しつけるな」「頭がバブル時代で止まってる」などと炎上してたっけ……。まさにこれですよ! 島崎が『砂の塔』に出れば、リアリティ増したのに!  タワマン内のアクの強いママ友たちとの1回5,000円の高額ランチ会や、「強制ハロウィン」「ゴミ出しにも正装」「園バスは学費の順に並ぶ」といったローカルルールに縛られ、疲弊していく亜紀。しかし、子どもたちが新たな環境で浮いてしまわないよう、普段付けないアクセサリーを引っ張り出したりと、馴染もうと必死です。  同時に、タワマン周辺では、連続幼児失踪事件が。3人の幼児が失踪した現場には、「軽蔑」が花言葉の黄色いカーネーションが残されており、幼児の親はそれぞれ、育児放棄、ギャンブル依存症、不倫と問題を抱えていたことが判明します。  そんな中、弓子と偶然出会う亜紀。弓子の夫は海外赴任中で、子どもはなく、自宅でフラワーアレンジメント教室を開いているといいますが、ひー、これ、過去に子どもが死んでたり、悲しい幼少期の思い出を引きずってたりするパターンのやつ~(推測)。もしや、ブリザードフラワーを応用して、誘拐した幼児で人体標本を作ってるんじゃ……。まるでエド・ゲインだ! 弓子怖い!  しかし、そんな弓子と亜紀の距離が縮まる出来事が。ある時、亜紀がママ友たちに対し「フロアが低いからって人間性まで低いみたいに言うのはどうなのかなあ」と反論したところ、寛子が「せっかくだから、これから亜紀さんの家にみんなでお邪魔しませんか~?」と提案。そうしましょう、そうしましょうと、バカにする気満々で押しかけるママ友たち。引っ越したばかりで散らかっている自宅に愕然とする亜紀ですが、タイミングよくやってきた弓子がテーブルコーディネートを手伝ったことで、ママ友の“押しかけチェック”を乗り切ります。  この一件で、弓子を慕うようになった亜紀。しかし、ドラマ終盤では、自宅に大量のモニターを並べ、他人の部屋を監視する弓子の姿が。どうやら、住人がスマホから室内をチェックできるセキュリティーシステムをハッキングし、他人の家を覗き見しているようです。不気味!  ほかにも、亜紀と幼なじみの航平(EXILE・岩田剛典)との再会に恋の予感を感じさせたり、男と蒸発した亜紀の母親(烏丸せつこ)が金をせびりに来たりと、初回から盛りだくさんだった『砂の塔』。取材を含め3年以上かけてプロットを練り上げたというだけあり、見応え十分でした。そんな『砂の塔』を、日刊サイゾーでは最終回まで勝手にレビューしていきます。

織田裕二の奇怪なキャラはとりあえず置いといて……『IQ246』推理劇としての“爽快感のなさ”

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日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS)より
 予告編公開のころから、よくも悪くも「なんだこの織田裕二は!?」と話題を呼んでいた日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)がスタートしました。初回視聴率は13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進です。  織田さん演じる主人公の名前は法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)、シャラク・ホーモンジ、シャーロック・ホームズですね。相棒の土屋太鳳さんが和藤奏子(わとう・そうこ)、つまりワトソンくんですから、このドラマが目指すところは非常にわかりやすいです。事件があって、犯人は視聴者に提示されていて、頭の切れる主人公が謎を解いて犯人を追いつめる。そういう話です。オープニング映像も、どことなく同じホームズリスペクト作品『古畑任三郎』(フジテレビ系)っぽい感じ。  第1話のゲスト犯罪者に石黒賢を持ってきたところをみても、ターゲットは『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系/1993年)を知っている世代くらいなのかもしれません。このへんも、なんだか三谷幸喜にド正面から挑戦状を叩きつけているようで、志の高さを感じます(『古畑』『振り返れば』の脚本は共に三谷幸喜)。途中、「振り返っても奴はいない!」というパロディセリフも出てきます。  それにしてもまず目に付くのは、織田裕二の奇怪なキャラクターです。セレブどころか「貴族の末裔」という設定なのに、日焼けサロンに行きすぎたのか顔面は真っ黒しわくちゃですし、『相棒』の水谷豊みたいなしゃべり方もすごく変です。ですが、これは慣れもあると思うので、とりあえず置いておきます。  さらに、警視庁捜査一課の刑事である奏子が“お目付け役”として「余計なことをしないように」見張っているという設定も、そのくせ沙羅駆が事件現場にズカズカ侵入してくる矛盾も、そもそも「なんでコイツのまわりでいつも殺人事件が起こるの?」問題も、とりあえず置いておきましょう。  この手のドラマは、端的に言って“謎解き”の面白さが勝負だと思うんです。なので、謎解きさえ面白ければ、だいたいのことは許せちゃう。  今回の事件のとっかかりは、沙羅駆さんの旧知の奥さまの家から、雇われの寿司職人が消えたこと。聞けば、この桜庭という家の奥さんは人使いが荒いのだそう。状況的に見て、どうやら寿司職人の夜逃げっぽい感じでしたが、沙羅駆はこれを殺人事件と喝破。ひとつひとつ事実を積み上げて断定していく様子は、もちろん既視感こそありますが、やはり推理ドラマ的な喜びに満ちていて楽しいです。ついでにお手伝いさんと秘書の不倫関係まで暴いてしまうあたりも、沙羅駆の“天才”ゆえの心づかいのなさが表れていて好印象。キャラクターに好き嫌いはあると思うけど、キャラクターを描こうという意図はしっかり感じられます。  で、その桜庭の夫が経営する服飾業者のCMを担当するクリエイティブディレクターが、今回の本丸でした。早乙女(石黒賢)はCM業界でブイブイいわせているスタークリエイターでしたが、実はそのアイディアのほとんどは部下の女性によるもの。その部下とは不倫関係だったこともあり、いろいろこじれて「全部、私の作品だったことを暴露する」と宣言され、殺害を決意します。  早乙女が部下殺しに至ったのは、“誰か”による「完全犯罪の方法、教えます」というメールがきっかけでした。  このメールにたぶん書いてあったのでしょう、早乙女は部下の首を絞めて殺すと、その腕時計を進めたり、協力者に事務所に侵入させたりしてアリバイ工作をします。  この協力者、実は桜庭家に出入りしている花屋さんで、寿司職人を殺害した張本人でした。早乙女は、花屋さんが寿司職人を殺したことを知っていて、その秘密を守る条件として部下殺しに協力させたんですね。最終的に早乙女は、この花屋さんも殺すことにします。  早乙女が花屋さんを殺害しようとしていることを察した沙羅駆は、奏子に花屋さんの身替りを命じ、おとり捜査に。殺しにきたところを確保! なのかと思ったら、奏子さん普通に首を絞められて倒れます。沙羅駆はその一部始終を、本物の花屋さんと一緒に隠しカメラでモニタリングしていたのでした。おとりの捜査員が実際に首を絞められて倒れるドラマなんて、初めて見ましたよ。奏子さん無事でしたけど、怒ってました。  とはいえ、映像で証拠を押さえたので、あとは沙羅駆さんのひとり舞台。ズバババっと早乙女を追い詰め、「この犯罪、醜悪至極なり!」の決め台詞で一件落着となりました。  先に、謎解きが面白ければだいたい許せちゃうと書きましたが、第1話を見た限りでは、あんまり許せちゃわなかったというのが正直なところ。まず、先に触れた奏子の首絞めのくだりが“天才の計略”っぽくない。『IQ246』というからには、私たちの想像の遥か上をいく天才っぷりを見せてほしいところで、思考についてのハードルは激高ですので、突っ込みどころはできる限り潰してほしいところ。  それと、アリバイ工作の前提としての花屋の寿司職人殺しについて、動機も殺害の手際もさらっとしか説明されないので、本丸・早乙女が“有能な殺人者”に見えないんですよね。「完全犯罪の方法、教えます」のメールに、どこまで緻密な殺害計画が記されていたのか、よくわからない。今回、沙羅駆が事件を解決できたのは謎を解いたというより、早乙女の立ち振る舞いが杜撰だったことのほうが大きな原因に見える。ゆえに、主人公が頭脳で事件を解決したという爽快感に乏しい。  そして何より、犯人に魅力がないんです。 『古畑』が、あそこまでヒットしたのって、たぶんそういうところなんだろうなと思うんですよね。木村拓哉が観覧車を爆破しようとした動機、沢口靖子が部屋の扉を締め切らなかった理由などなど、単に事件のトリックを解くだけでなく、犯人の行動にいちいちパーソナルな裏付けを付与して、殺人に至るまでの人生を浮き彫りにしようとする意図があったと思うんです。 『IQ246』の沙羅駆の決め台詞が、今後も「この犯罪、醜悪至極なり!」だとすると、犯人はみんな醜悪なだけの人間ということになるので、あんまりこのへんは期待できないかな。謎をこねる、という作業をドラマの真っ芯に置くとなると、それこそ世界中でオマージュ作品が作られてきているわけで、ハードルの高さは尋常じゃないですが……。  とはいえ、おそらく今後も事件の裏で手を引いていきそうな「M」なるメール主の存在も示唆されました。「M」が本家『ホームズ』のモリアーティ教授にあたる人物だとすれば、そして死体マニアの観察医・森本(中谷美紀)が「M」だったら……と、けっこう楽しみな要素は提示されていましたよ。というわけで、また次回! (文=どらまっ子AKIちゃん)

「日7戦争」勃発! “負け戦”必至のTBS『クイズ☆スター名鑑』の戦い方

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『クイズ☆スター名鑑』TBSテレビ
 いよいよ“日7戦争”が始まった。  今秋から、日曜午後7時台のテレビは、かつてないほどの激戦区となる。  これまで視聴率的に“絶対王者”に君臨していたのは、日本テレビ系の『ザ!鉄腕!DASH!!』。『笑点』から始まり、『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』へと連なる鉄壁のラインナップは、視聴率を支えるファミリー層に絶大な強さを誇る。  その強力な相手に、単独で応戦してきたのが、テレビ東京系の伊藤隆行による『モヤモヤさまぁ~ず2』だ。  そして、10月からテレビ朝日系では、加地倫三の『アメトーーク!』がゴールデンと深夜の2本立てになって登場。さらに、TBS系では、藤井健太郎による『クイズ☆タレント名鑑』が『クイズ☆スター名鑑』と名前を変えて奇跡の復活。  王者『鉄腕!DASH!!』に、各局のお笑い番組のエーススタッフが挑む、という構図ができあがった。  ちなみにフジテレビでは、やや遅れて11月から古舘伊知郎のバラエティ番組レギュラー復帰作となる『フルタチさん』がスタート。Eテレでは、先日『24時間テレビ』(日本テレビ系)の真裏で、「感動ポルノ」批判で話題を呼んだ『バリバラ』もあるという充実っぷりだ。  この“日7戦争”が開戦となったのが、『アメトーーク!』『スター名鑑』がスタートした10月16日だ。  どちらの番組も初回に弾みをつけようと2時間スペシャルを組む中、迎え撃つ王者・日テレも容赦がない。『鉄腕!DASH!!』と『イッテQ』の合体スペシャル「はじめての交換留学」と題したコラボ企画をぶつけてきたのだ。  一方の『モヤさま』も、2時間半スペシャルで番組アシスタントを務めてきた狩野恵里アナの卒業、そして注目された次期アシスタントの発表という目玉を用意した。 『アメトーーク!』の2時間スペシャルは、「芸人体当たりシミュレーション」と「ついつい食べ過ぎちゃう芸人」という、これまでのゴールデンスペシャルでも鉄板の人気企画。  そんな中、『DASH×イッテQ』や『アメトーーク』よりも数分早く、18時55分に放送が開始された『スター名鑑』。ここはその数分で少しでも視聴者をくぎづけにし、奪いたいところ。そこで『スター名鑑』が投入したのは、まさかのベン・ジョンソンだった。  どう見ても、数字を持っているとは言い難いドーピング男である。この不可解ともいえる人選のオープニング。しかし、『クイズ☆タレント名鑑』ファンは歓喜した。 『スター名鑑』の前身は、前述の通り『クイズ☆タレント名鑑』だ。約4年半前にあえなく終了したが、ファンからは熱烈な支持を受けた番組だ。  2010年8月からレギュラー放送が始まり、「日本一下世話なクイズ&バラエティ」を自称したこの番組は、「クイズ」を隠れみのに、隅々まで悪意をまぶし、悪ふざけの限りを尽くした。この『クイズ☆タレント名鑑』が日曜夜8時という完全なるゴールデンタイムに放送されていること自体が、それだけで「今もテレビは面白い!」と胸を張れるものだった。  だが、ファンの熱狂とは裏腹に、視聴率は決して高いわけではなかったため、正直言って、番組ファンもいつ誰かの逆鱗に触れて終わってもおかしくないと思っていた。  そして、2012年1月。ついに終了が発表された。  その“大役”を結果的に担ったのが、ベン・ジョンソンだったのだ。230メートル先の本殿を目指して一斉に男たちが走りだし、先着3名だけが「福男」の称号を得られ、「福」が訪れるという「福男選び」。  番組では「福男チャンス」と題して、山田勝己、ダンテ・カーヴァー、そしてベン・ジョンソンという3人の刺客を「福男選び」に送り込んだ。クイズ優勝チームが賞品獲得を懸けて、誰が「福男」になるかを当てるクイズ企画だった。  しかし、あえなく3人は「福男」となることができなかった。 「3人のふがいない走りにより、2012年の『タレント名鑑』に福が舞い込むことはなかった」  そんなナレーションとともに、『タレント名鑑』の終了が発表されたのだ。 「ベン・ジョンソンのせいで……」 というテロップ付きで。 「打ち切り」の発表にまで、笑いと悪意をねじ込む徹底っぷり。そこに『タレント名鑑』の神髄があった。  だから、復活スペシャルのオープニングは、ベン・ジョンソンでなければならなかったのだ。  こうした『タレント名鑑』や、終了から復活までの4年間で藤井が手掛けた『テベ・コンヒーロ』や『Kiss My Fake』などから継承された“ネタ”が、本編でも随所に登場。もちろんこれらは、長く番組を見れば見るほど気づき、楽しめるものだ。だが、それに気づかなくても、ちゃんと面白い。  藤井は自著『悪意とこだわりの演出術』(双葉社)の中で「『わからなくても成立するけど、わかったらもっと面白い』要素がありつつ、その中に引用やオマージュが多く入っているのが僕の作りの好み」と書いている。また、「気づかなくても楽しめるけど、気づけば気づいた人にだけ楽しめるモノを用意しておく。そんな奥行きのようなモノを少し意識しています」とも明かしている。 『スター名鑑』は、まさにその「奥行き」が深い番組だ。  今のバラエティ番組の主流は、“親切さ”最優先。「ながら見」でも途中から見ても、視聴者が理解できるようにきめ細かい工夫がされている。もちろん、それは視聴者を楽しませるという観点でも、視聴率を獲るという観点でも正しいアプローチだろう。  だが、そればかりではつまらない。  毎週見ていないと置いていかれるから、食い入るように見る。そんな番組こそ、僕たちは見たいのだ。ベン・ジョンソンが福男にリベンジしても、早坂好恵の名前がやたら出てきても、ボビー・オロゴンが米俵を抱えて走っても、クイズなのに「予約」がある、意味不明なシステムがあっても、視聴率は上がらないだろう。犯罪者や前科者の名前が頻出したり、気まずい空気の不穏で怖い映像を流しても、クレームのリスクが高まるだけかもしれない。だけど、ここでしか味わえない面白さがあふれている。  本来、バラエティ番組は、「面白さ」こそが最優先されるべきものだったはずだ。視聴率的には“負け戦”かもしれない。けれど、だからこそ「面白さ」だけを追求するのが『スター名鑑』の戦い方だ。  終了から4年半。前フリは十分すぎるほど効いている。  いよいよ、面白いだけの“クソ番組”が帰ってきた! (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

「日7戦争」勃発! “負け戦”必至のTBS『クイズ☆スター名鑑』の戦い方

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『クイズ☆スター名鑑』TBSテレビ
 いよいよ“日7戦争”が始まった。  今秋から、日曜午後7時台のテレビは、かつてないほどの激戦区となる。  これまで視聴率的に“絶対王者”に君臨していたのは、日本テレビ系の『ザ!鉄腕!DASH!!』。『笑点』から始まり、『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』へと連なる鉄壁のラインナップは、視聴率を支えるファミリー層に絶大な強さを誇る。  その強力な相手に、単独で応戦してきたのが、テレビ東京系の伊藤隆行による『モヤモヤさまぁ~ず2』だ。  そして、10月からテレビ朝日系では、加地倫三の『アメトーーク!』がゴールデンと深夜の2本立てになって登場。さらに、TBS系では、藤井健太郎による『クイズ☆タレント名鑑』が『クイズ☆スター名鑑』と名前を変えて奇跡の復活。  王者『鉄腕!DASH!!』に、各局のお笑い番組のエーススタッフが挑む、という構図ができあがった。  ちなみにフジテレビでは、やや遅れて11月から古舘伊知郎のバラエティ番組レギュラー復帰作となる『フルタチさん』がスタート。Eテレでは、先日『24時間テレビ』(日本テレビ系)の真裏で、「感動ポルノ」批判で話題を呼んだ『バリバラ』もあるという充実っぷりだ。  この“日7戦争”が開戦となったのが、『アメトーーク!』『スター名鑑』がスタートした10月16日だ。  どちらの番組も初回に弾みをつけようと2時間スペシャルを組む中、迎え撃つ王者・日テレも容赦がない。『鉄腕!DASH!!』と『イッテQ』の合体スペシャル「はじめての交換留学」と題したコラボ企画をぶつけてきたのだ。  一方の『モヤさま』も、2時間半スペシャルで番組アシスタントを務めてきた狩野恵里アナの卒業、そして注目された次期アシスタントの発表という目玉を用意した。 『アメトーーク!』の2時間スペシャルは、「芸人体当たりシミュレーション」と「ついつい食べ過ぎちゃう芸人」という、これまでのゴールデンスペシャルでも鉄板の人気企画。  そんな中、『DASH×イッテQ』や『アメトーーク』よりも数分早く、18時55分に放送が開始された『スター名鑑』。ここはその数分で少しでも視聴者をくぎづけにし、奪いたいところ。そこで『スター名鑑』が投入したのは、まさかのベン・ジョンソンだった。  どう見ても、数字を持っているとは言い難いドーピング男である。この不可解ともいえる人選のオープニング。しかし、『クイズ☆タレント名鑑』ファンは歓喜した。 『スター名鑑』の前身は、前述の通り『クイズ☆タレント名鑑』だ。約4年半前にあえなく終了したが、ファンからは熱烈な支持を受けた番組だ。  2010年8月からレギュラー放送が始まり、「日本一下世話なクイズ&バラエティ」を自称したこの番組は、「クイズ」を隠れみのに、隅々まで悪意をまぶし、悪ふざけの限りを尽くした。この『クイズ☆タレント名鑑』が日曜夜8時という完全なるゴールデンタイムに放送されていること自体が、それだけで「今もテレビは面白い!」と胸を張れるものだった。  だが、ファンの熱狂とは裏腹に、視聴率は決して高いわけではなかったため、正直言って、番組ファンもいつ誰かの逆鱗に触れて終わってもおかしくないと思っていた。  そして、2012年1月。ついに終了が発表された。  その“大役”を結果的に担ったのが、ベン・ジョンソンだったのだ。230メートル先の本殿を目指して一斉に男たちが走りだし、先着3名だけが「福男」の称号を得られ、「福」が訪れるという「福男選び」。  番組では「福男チャンス」と題して、山田勝己、ダンテ・カーヴァー、そしてベン・ジョンソンという3人の刺客を「福男選び」に送り込んだ。クイズ優勝チームが賞品獲得を懸けて、誰が「福男」になるかを当てるクイズ企画だった。  しかし、あえなく3人は「福男」となることができなかった。 「3人のふがいない走りにより、2012年の『タレント名鑑』に福が舞い込むことはなかった」  そんなナレーションとともに、『タレント名鑑』の終了が発表されたのだ。 「ベン・ジョンソンのせいで……」 というテロップ付きで。 「打ち切り」の発表にまで、笑いと悪意をねじ込む徹底っぷり。そこに『タレント名鑑』の神髄があった。  だから、復活スペシャルのオープニングは、ベン・ジョンソンでなければならなかったのだ。  こうした『タレント名鑑』や、終了から復活までの4年間で藤井が手掛けた『テベ・コンヒーロ』や『Kiss My Fake』などから継承された“ネタ”が、本編でも随所に登場。もちろんこれらは、長く番組を見れば見るほど気づき、楽しめるものだ。だが、それに気づかなくても、ちゃんと面白い。  藤井は自著『悪意とこだわりの演出術』(双葉社)の中で「『わからなくても成立するけど、わかったらもっと面白い』要素がありつつ、その中に引用やオマージュが多く入っているのが僕の作りの好み」と書いている。また、「気づかなくても楽しめるけど、気づけば気づいた人にだけ楽しめるモノを用意しておく。そんな奥行きのようなモノを少し意識しています」とも明かしている。 『スター名鑑』は、まさにその「奥行き」が深い番組だ。  今のバラエティ番組の主流は、“親切さ”最優先。「ながら見」でも途中から見ても、視聴者が理解できるようにきめ細かい工夫がされている。もちろん、それは視聴者を楽しませるという観点でも、視聴率を獲るという観点でも正しいアプローチだろう。  だが、そればかりではつまらない。  毎週見ていないと置いていかれるから、食い入るように見る。そんな番組こそ、僕たちは見たいのだ。ベン・ジョンソンが福男にリベンジしても、早坂好恵の名前がやたら出てきても、ボビー・オロゴンが米俵を抱えて走っても、クイズなのに「予約」がある、意味不明なシステムがあっても、視聴率は上がらないだろう。犯罪者や前科者の名前が頻出したり、気まずい空気の不穏で怖い映像を流しても、クレームのリスクが高まるだけかもしれない。だけど、ここでしか味わえない面白さがあふれている。  本来、バラエティ番組は、「面白さ」こそが最優先されるべきものだったはずだ。視聴率的には“負け戦”かもしれない。けれど、だからこそ「面白さ」だけを追求するのが『スター名鑑』の戦い方だ。  終了から4年半。前フリは十分すぎるほど効いている。  いよいよ、面白いだけの“クソ番組”が帰ってきた! (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

TBS日曜劇場『IQ246』織田裕二の演技に『相棒』パクリ疑惑! 「完全に右京さん」指摘殺到で暗雲

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TBS『IQ246~華麗なる事件簿~』公式サイトより
 16日スタートの連続ドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)で主演を務める織田裕二の演技に、“パクリ疑惑”が浮上している。 「日曜劇場」枠で放送される同作は、織田演じるIQ246の貴族の末裔・法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)が、難事件を解決するオリジナル脚本のミステリー。「ああ、暇だ暇だ。どこかに私が解くに値する事件はないものか」が口癖の沙羅駆が、自らが解くに値する“美しい事件”を求めてさすらうのだという。  織田にとっては、フジテレビ系『Oh,My Dad!!』以来、3年以上ぶりとなる民放連ドラ主演。バラエティ番組に極力出ないことで知られる織田だが、8日に生出演した『オールスター感謝祭』(TBS系)では、前のめりでドラマをアピールしていた。 「脇には、土屋太鳳、ディーン・フジオカ、中谷美紀といった主役級がズラリ。人気の低迷が叫ばれて久しい織田ですが、『日曜劇場』枠で派手にコケたら“オワコン”とも言われかねない。近年、代表作に乏しい織田だけに、ここはなんとしてでもヒットさせたいところ」(テレビ誌ライター)  しかし、予告映像などで見られる、主人公の独特なしゃべり方に対し、ドラマファンから『相棒』(テレビ朝日系)シリーズの水谷豊演じる杉下右京に「そっくり」との指摘が殺到。ネット上では、「完全に右京さん」「右京の二番煎じじゃん」「織田裕二が右京さんのモノマネしてる」といった声が相次いでいる。 「織田はおそらく、アガサ・クリスティ原作の海外ドラマ『名探偵ポワロ』の主人公“エルキュール・ポアロ”をマネているのでしょう。吹き替え版で声優を務めた故・熊倉一雄氏のしゃべり方にそっくりですから。ちなみに、右京の造形にもポアロが大きく影響していますから、2人のしゃべり方が似てしまったのは必然とも。しかし、10月からは『相棒15』もスタートしますから、『相棒のパクリ』と織田を揶揄する声は、今後さらに大きくなりそう。これが視聴率に影響しなければいいですが……」(同)  放送前から不穏な空気が漂う『IQ246』。ネチネチとしたしゃべり方で事件を解決する沙羅駆は、織田のはまり役となるだろうか?