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J-POP人気歌姫の母親に、マルチ商法への関与がささやかれている。
「事務所のスタッフに唐突に健康食品を薦められたので、おかしいなと思ったら代理店契約を結んでいるらしいんですよ」
こう証言するのは、女性歌手の個人事務所と付き合いのある出入り業者で、事務所から仕事を発注されている手前、仕方なく約2万円分の栄養ドリンクを購入したのだという。
このドリンクはネットワークビジネス、いわゆるマルチ商法で販売されているF社の主力商品で、健康補助食品とはうたわれているものの、具体的にどんな効能があるかは公式ホームページにも掲載されていない。それもそのはず、F社は約3年前に経済産業省より半年間の業務一部停止命令を受けており、その理由のひとつが「がんやアトピー、白内障などに効果がある」といったウソの告知で販売していたためだ。
しかし、なぜJ-POPの女王と呼ばれた女性歌手の個人事務所スタッフが、そんな副業を始めたのだろうか? 前出の出入り業者が明かす。
「以前より彼女の人気が明らかに落ちていて、事務所が扱うグッズの売り上げは右肩下がりだと聞いています。実際、ウチに発注する仕事も5年前から比べたら半分以下に減らされていますし、景気は悪そうです。若いスタッフがよく“給料が20万円にも満たない”とボヤいているので、マルチ商法を手伝わせて給与の足しにさせているつもりなのでは?」
事務所の代表は、絶対的な権力で知られている女性歌手の母親だ。スポーツ紙の芸能記者によると「側近を同じ九州出身の若いイケメン男性で固めるほど好き勝手に振る舞っている」という。
「F社の有力幹部のひとりA氏がこの母親と同郷、同年代で、芸能界との太いパイプを持っている人物なので、もしかしたら、そのつながりかもしれませんね」(同)
A氏は教え子に対する準強姦容疑で逮捕された柔道の金メダリスト・内柴正人とも非常に親しい間柄だとされ、そのせいかF社は柔道選手たちを強力バックアップ。ロンドン五輪金メダリスト・松本薫のスポンサーとしても有名で、拘留中の内柴に対しても、逮捕後、役員に迎えたという驚くべき話がある。
かつては所属事務所の売り上げ4割を担ったともいわれた歌姫も、近年はカリスマ性が失われて人気凋落傾向が見られ、高いプロモーション費用が割に合わないともっぱら。個人事務所のマルチ商法参加は法に触れなければ問題はないが、イメージダウンにもつながりそうな副業は、彼女の落日を示すものかもしれない。
(文=鈴木雅久)
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「秋本治も推奨」は大嘘! 人気コミック『こち亀』がマルチ商法の宣伝に使われていた

「週刊少年ジャンプ」(集英社)で長期連載され、昨年はテレビドラマ化した人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が、ネットワークビジネス、いわゆるマルチまがい商法の宣伝材料となっていたことが分かった。
『こち亀』を宣伝に使っていたのは、千円札タイプのガチャガチャをネットワークビジネスとして販売していた株式会社マリーンワークの会員たちだ。
元会員だったN氏が見せてくれた会社資料によると、同社は約32万円する機械本体の代理店登録者を大々的に募集。勧誘人数によってボーナスとして利益から分配金を支払い、成績によって「ダイヤモンドリーダー」など肩書きを設定するなど、典型的なネットワークビジネスの形だったと見られる。
平成13年に設立されたと見られる同社だが、同年7月に「週刊少年ジャンプ」が掲載した『こち亀』が、偶然にもこの千円ガチャガチャを扱った物語だった。「ガチャガチャコチャゴチャパラダイス!の巻」と題されたストーリーは、主人公の両津勘吉が廃棄されたガチャガチャを拾って、千円という価格設定に改造。商品を高級品にして大ヒットを記録するというもの。実際に千円ガチャガチャを販売する側にとっては、この上ない追い風となったわけだ。
N氏もその『こち亀』で入会を決めたというひとり。

「この『こち亀』のストーリーを複製したものを幹部の人から資料と一緒に渡され、『作者の秋本治さんもこのビジネスを推薦している』なんて話をされたのんです」
こう証言するN氏から実際の資料を見せてもらった。約20ページの漫画のコピーがホチキスで綴じられ、ネットワークビジネスの解説と一緒のファイルケースに入れられていた。
これについて発行元の集英社に聞いたところ、「全く初耳で、宣伝に使用することを認めたことはない」との返答。無断で利用されたと見られるが、業務のために複製している時点で違法行為の疑いがある。
このマリーンワーク、過去の日本流通産業新聞では、「紹介販売が好調」と大々的に紹介され、清水道訓社長も顔写真つきで登場していたが、今回の件でパンフレットにある電話番号にかけると、女性が出て「うちはただの民家ですが、その手の問い合わせ電話が絶えない」と激怒されてしまった。

N氏によると「会員が増えなくなっても、カプセルの中身を販売し続けるので永久的に続くと説明を受けましたが、実際には会員が増えなくなってきたところで勝手に解散されてしまった」という。
「もう機械が壊れたりしても何のサポートも受けられないんです。連中はそのまま、健康食品とか別の商材でも同じようなネットワークビジネスをやっていたようです。いまもこち亀を見るたびに嫌な気分になる」とN氏。
『こち亀』には何の罪もないだけに、何とも迷惑な話ではある。
地獄のマルチ商法 オイシイ話なんてないのよ。
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