共演者キラー? キム・ヨナと熱愛!? ワイドショーでは報じられないチャン・グンソクの本当のところ

──主演ドラマ『美男〈イケメン〉ですね』『メリは外泊中』が日本で人気を博し、いま韓流スターの中で最も"数字を持つ"男、チャン・グンソク。だが実は、本国・韓国ではすでに人気が下火という声も、ちらほら聞こえてくる。なぜ今頃、日本で大ブレイクを遂げたのか?  週刊誌やワイドショーを狂奔させる彼を、スターが欠くべからざる演技力・歌唱力・スキャンダル・ファッションセンスの4つに解体分析しながら、このブームの実態を追う!
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(絵/氷見こずえ)
 男装でイケメンバンドに加入したヒロインと、メンバーの恋を描いた主演ドラマ『美男〈イケメン〉ですね』(以下、『美男』)がフジテレビで三度放送され、CM出演する「サントリー・ソウルマッコリ」は販売から1カ月で年間販売目標を達成、CDを出せばいきなりオリコン週間ランキング1位を獲得、渋谷パルコに期間限定(6月3~27日)でオープンした公式ショップは、開始5日で1万2000人が来場......と、現在、日本で最も旬な韓流スター、チャン・グンソク。 「撮り下ろしでなくても、グンソクを表紙にすると読者の反応が全然違う。表紙に"チャン・グンソク"という文字を入れるだけで部数が伸びますから、本当にスゴい」(女性誌編集者)というから、ブームの過熱ぶりがうかがえる。一部では"グンソクは、ヨン様を超えたのでは?"という声も聞こえてくるが、なぜここまでの盛り上がりを見せているのか?  10歳で俳優デビューを果たしたグンソクは(芸能界デビューは6歳)、子役として多数のドラマや映画に出演。役者歴は長く、演技力には定評がある。その一方で、MCやDJ、ミュージカル出演......と、活動の場を広げ、16歳でニュージーランドに留学も。その後、『美男』のオリジナルサウンドトラックでは歌声を披露し、意外な歌唱力も高評価。その中性的で王子様のようなルックスと、同作で演じた完璧主義のオレ様バンドマン、ファン・テギョンのキャラクターの良さから、韓流好きの間で注目を浴び、2010年にフジテレビが放映。それからクチコミでじわじわと話題が拡大、3度目となった今春の再放送で、一気に日本の女性を虜にした。  がしかし、彼の人気は日韓で温度差があるという。実際、『美男』も、最新主演ドラマ『メリは外泊中』も、韓国での視聴率は振るっていない(平均視聴率は『美男』が10%、『メリ~』は6・3%)。 「韓国では正統派な感じの俳優ではありませんし、そこまで売れっ子ではないですね。今よりも子役時代のほうが、人気があったと思います。何かスキャンダルがあって人気が落ちたというわけではありませんが......。ヨン様ブームの時と同様、"もっといい俳優がいっぱいいるのに!と、日本でのブームを、冷ややかな目で見ている韓国人も少なくないですね」(韓国人編集者)  では、なぜ日本では、急速にここまでの人気を獲得したのだろうか?前述のように「"歌も唄える"点を押し出して評価を得ているところが、日本のグンソクフィーバーに大きく影響している」と、芸能レポーターの城下尊之氏は分析する。 「グンソク人気の特徴は、従来の韓流好きのオバさんだけでなく、若い子もたくさん支持している点なんです。彼のイベントに行くと、50~60代のご婦人から中高生の女の子たちまで、幅広いファン層に支えられていることがわかりますよ。そうなったのは、ここ数年のK-POPブームが土壌にあったから。09年頃からK-POPが日本で浸透していた中、演技ができて歌も唄えるイケメンがドラマに出てきたわけですから、若い子が飛びつきますよね。外見が、 従来の韓流スターのように筋骨隆々ではなく線が細いのも、日本人好みなのだと思います」  実際にハマったきっかけをファンに聞いてみると、「11年の1月にフジテレビで放送されていた『美男〈イケメン〉ですね』を見て好きになった。演技がうまいしセクシーだし、歌声もイイ!」(28歳女性)、「『美男〈イケメン〉ですね』での俺様コミカルキャラがヤバくて......。唄っているときも演技力を発揮してますよね」(25歳女性)と、やはり歌もセットで人気を博しているようだ。
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日本は2018年に××する! 高城剛 「3.11以降の日本」を語る

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高城剛氏。(写真/笹村泰夫)
 日本では家も財産も持たず、世界中を動きながら活動を続ける高城剛氏。今回、3月以来の帰国となった高城氏に聞きたいことといえば、かねてから日本の劇的変化を予見していた同氏が「3・11」以降の日本をどう見ているのか? と、妻・沢尻エリカ側が離婚届を提出できると報じられた「5・16」以降の一連の騒動の行方だ。しかし、後者については、「誰からも連絡が来ていない。別に何も変わらないから、話すことがないよ(笑)」と一蹴。ということで、ハイパーな"高城節"は、3・11以降の日本への警鐘に割かれた──。 ──今回の3・11大震災をどう受け止めていますか? 高城(以下、) 震災や原発事故の問題というよりは、その後の対応でハッキリと露呈した日本式システムが問題だと思います。忘れてはならないのは、震災の犠牲者の数より、1年間の自殺者のほうが多いこと。その原因は日本式システムの行き詰まりであり、多くの人がそのシステムが今回の問題の核であることを問わないことです。 ──日本式システムの弊害とは、どんなことでしょうか?  現実的に、民主主義より資本主義のほうが力を持っていることだと思いますよ。ハッキリいえば、経団連を中心とした大企業群の問題です。バブル崩壊以降、企業はイノベーションに挑戦せずに、保守的になり、目先の利益追求のため、労働力が安い地域に多くを移動し、国内労働者は疲弊しました。そして、国内は独占に近い企業が生き残り、幅を利かせるだけになったのです。さらに、そのようなことを、事実上国家が後押しする形になりました。日本は戦後、問題だった当時の財閥を解体し、また韓国では97年の金融危機でやはり財閥解体をして新しい仕組みを作りました。今の日本には、経団連を中心にした事実上の財閥がありますが、マスメディアのスポンサーでもあるので、マスメディアはこれを問題として取り上げません。そして何より、天下り以上にマスメディアには経団連関連のご子息がコネで就職しています。メディアも政治も二世だらけの同じ構造なのです。これを解体しないと、新しい日本=既得権益ではない本当の力がある日本は、絶対に生まれないと思いますね。 ──では、高城さんが考える日本国民の幸せって、なんでしょう?  幸せは、人によって異なると思いますが、最近の国際調査で「幸せ度」が高い国であるデンマークやブータンなどを見て、個人的に思うことがあります。実はこれらの国では、ほとんどバラエティ番組を放送していません。あくまでも仮説ですが、「幸せ度」が、その国のテレビにおけるバラエティ番組の多さと反比例していると思います。今の日本の刹那的なバラエティ番組は、僕の定義ではジャンクフードと同じで、安くて、人が集まるけど、知らないうちに心も頭もおかしくなる商品。儲かるのはスポンサードしてる企業とメディアだけ。日本もアメリカもシステムがそうなっている=いわゆる不幸せなんだと思います。そして、ついに日本のバラエティ番組も視聴率一桁台に低迷していることを考えると、これは、大きく何かが崩壊する予兆だと思いますね。 ──そうした中、このほどメルマガをスタートされました。高城さんのメルマガって、ありそうでなかったですね。  3・11以降、大きな変革期を迎える今、もう本の出版だけでは間に合わないと思ったのと、日本式システム問題の典型的な例のひとつである電子出版の立ち後れなどが、発行の理由です。メルマガだと双方向でコミュニケーションが取れるので、多くの人との個々の問題に即した素早い質疑応答も可能であることがポイントだと思います。 ──申し込み数は、今の時点【編注:6月末。メルマガスタートから約1週間後】でどのくらいですか?  おかげさまで登録者数は2000人近くになりました。 ──1週間で? 早すぎますよ。特に告知らしきこともしていないのに。  質問の量がすごくてね。なるべく丁寧に答えていきたいと思ってるけど。 ──その異常な増え方と質問の多さは何を意味しているのでしょうか。教祖みたいな存在になるつもりは?
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【トリンドル玲奈】──お高い? それとも可憐? ハーフ美女は、素顔もハーフ&ハーフ?

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 トリ姐──今年1月にバラエティ番組『リンカーン』(TBS)内の丁半博打風のコーナーで、姐さんとして壷を振りつつ、その類いまれなるトークセンスで視聴者の度肝をぬいたのがトリンドル玲奈だ。弱冠19歳にもかかわらず、ダウンタウンの浜田雅功らベテラン芸人に対しても一歩も引かない凜とした様は「姐さん」の雰囲気満点。そんな彼女に取材をしたところ、「最近、血液型調べたら、A型ってわかったんですよ」という女の子らしい話で始まった......。 「でも、占いはあんまり信じないんです。何かを人に相談することはあっても、最後は自分で決めたい。憧れる芸能人ですか? MEGUMIさんのような強さを感じさせる人が好きです。自分の弱い部分を見せるのは、抵抗ありますねえ」  こ、この毅然とした態度、心強すぎる......。かといって鋼のようにたくましい人格なのかと思いきや、「今でも学校の授業中に当てられると、顔真っ赤になりますよ。写メもプリクラも苦手。仕事以外は恥ずかしがり屋なんで......。恋愛だと、オラオラ系の男性にリードしてほしいです」と可憐な一面も見せる。まさに、強さと愛らしさが混在するハーフなのだった。  ちなみに、どこか外国へ高飛びしてしまう可能性は?
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前田敦子の"ブサメン"疑惑にNMB48の"ブルマ"まで 芸能ニュースはAKB系一色!?

──今、巷を騒がすあんなニュース、こんなニュースをもう一歩踏み込んで知りたいあなたへ贈るサイゾー的ワイドニュース速報!
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なでしこジャパン主将・澤穂希の『ほ
まれ』
■女子サッカー・ワールドカップで日本代表のなでしこジャパン決勝進出 現在、開催中のサッカー・女子ワールドカップにおいて、9日に開催国で優勝候補のドイツを1-0で破るという快挙を達成。さらに13日には、スウェーデンを3-1で下し、決勝戦へと駒を進めた。日本の女子サッカーは同大会での史上初のメダル獲得が確定しており、この勢いのまま、優勝に向かって期待が高まっている。 【関連記事】 【サッカー女子W杯】「とても恵まれていた」元東電の2選手が"なでしこジャパン"で奮闘中 強ければ出自を問わないなんて、傭兵部隊みたいで格好いいね! 【サッカー女子W杯】「ヌードでアピールも」地元ドイツの女子代表がセクシーすぎる! 2011年7月11日付(日刊サイゾー) 日本代表は素朴な美しさがウリです。多分。 ザック新監督決定の裏事情と日本代表監督の見えない呪縛 2010年10月号(プレミアサイゾー) 注目を浴びる男女サッカー日本代表にも一抹の不安? ■菅直人首相も脱原発の方針を表明 反原発の高まる機運 東日本大震災以降、福島原子力発電所の事故を受けて高まっていた反原発の機運。全国各地で反原発デモが行われるなど、多くの市井の人々が同問題に関心を寄せている。そんな中、今月13日、今後のエネルギー政策についての記者会見において、段階的に原子力発電への依存度を下げ、「原発に依存しない社会を目指す」という方針を述べた。 【関連記事】 全国的に盛り上がる「6.11脱原発アクション」前夜 警察の規制も強化か 2011年6月10日付(日刊サイゾー) 日本にデモは定着するのか? "反原発"芸術は原発を変えたのか? 2011年6月号(プレミアサイゾー) 爆発するのは、芸術だけにしておいて! ■テレビ局各局で夏の新ドラマがスタート 7月はテレビ局の新ドラマがスタートする時期で、今夏も続々と話題作の放映が始まっています。『花ざかりの君たちへ イケメン☆パラダイス』『美男(イケメン)ですね』『それでも、生きてゆく』など......。果たして今期ナンバーワンに輝くドラマはどれか? 【関連記事】 初回視聴率10.1%、前田敦子版『イケメン☆パラダイス』とは一体「誰得」なのか!? 2011年7月12日付(日刊サイゾー) "決して女の子に見えない"という点では、ナイスなキャスティング? ジャニーズ帝国を崩壊させたイケメンビジネスの裏 2009年4月号(プレミアサイゾー) 今やイケメン枠も完全に硬直した感がありますが......。 ■凋落する音楽業界で熾烈なランキング争いが勃発? 今月20日に、東方神起やいきものがかり、NMB48やGReeeeNなどがCDを同日発売するとして、ランキングは混戦模様。そんな中、人気絶頂のアイドルグループ・AKB48の姉妹グループ・NMB48は、CDにイベント参加券やサイン入り生写真を封入するなど、いつもの戦略を立てるとともに、とんでもない公約を発表して、話題となりました。 【関連記事】 NMB48の"ブルマ公演"は確定か!? 東方神起、いきものがかりと同日対決 2011年7月12日付(日刊サイゾー) 話題のない音楽業界で、話題を振りまこうと孤軍奮闘する姿勢がステキです! MAX松浦&芸能界のドンが激怒! いきものがかり社長、Twitter発言で謝罪していた 2010年6月11日付(日刊サイゾー) NMB48に東方神起......またまた裏が怖い人ばっかりだから、 いきものがかりの社長も今度は発言に注意してくださいね。 「ランキングにJYJがいない!?」韓国SM社の止まらない権勢とオリコンの苦しい言い分 2010年3月12日付(日刊サイゾー) オリコンの社名の由来は「オリジナル・コンフィデンス」(絶対的な信頼)だそうです。 街宣車まで出動したJYJ とエイベックスの仁義なき戦い 2011年7月号(プレミアサイゾー) 結局、いつも損するのはファンなんですけどね。 プレミアサイゾー http://www.premiumcyzo.com/

石油エネルギー依存からの脱却で、アメリカの世界覇権も終焉へ!? 資本主義の歴史が証明する未来とは?

──国家とは、権力とは、そして暴力とはなんなのか......気鋭の哲学者・萱野稔人が、知的実践の手法を用いて、世の中の出来事を解説する──。
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第12回テーマ「アメリカ・ヘゲモニーと資本主義」 今月の副読本 『長い20世紀──資本、権力、そして現代の系譜』 「アメリカ・ヘゲモニーと資本主義」ジョヴァンニ・アリギ著/作品社(09年)/5460円 「アメリカが覇権を握る経済システムの始めと終わり」20世紀をこう表した世界システム論の代表論者による分析論。アメリカ・ヘゲモニーが終焉を迎える今、新たな覇権は誰が握るのか、その視座を探る──。  前回は、日本の電力供給システムの問題点についてお話ししました。その中で見直されるべき点として取り上げたのは、垂直統合型といわれる電力供給の仕組みです。つまり、電力会社が発電と送電を一括して担うという仕組みですね。発電という生産の部分と、送電という流通の部分をひとつの会社が「垂直」に「統合」して電力を供給するので、「垂直統合型」と呼ばれます。  今回考えていきたいのは、この垂直統合型のシステムとアメリカのヘゲモニー(覇権)との関係です。もともと垂直統合型の生産システムが確立したのは、アメリカのフォード社による自動車の生産においてでした。フォード社は、自動車という大型の耐久消費財を効率良く生産し販売するために、設計から資材調達、組み立て、流通、販売まで、「垂直」に「統合」して自社で行うシステムを考案しました。こうした方式が耐久消費財を生産するスタンダードなシステムとして世界中に広がったのが20世紀です。第二次世界大戦後の世界的な高度成長は、この垂直統合型の生産方式の広がりによってもたらされました。日本はこの生産方式をより洗練させ効率化することで、世界第2位の経済大国にまでのし上がったのです。その典型がトヨタ自動車です。  イタリアの経済史家、ジョヴァンニ・アリギは名著『長い20世紀──資本、権力、そして現代の系譜』の中で、20世紀におけるアメリカの世界的なヘゲモニーを支えたのは、この垂直統合型の生産方式だと述べています。要するに、アメリカはこの生産方式によっていち早く生産力をアップさせ、それによって世界最強の軍事力を手にし、世界の覇権国になったということです。  もちろん軍事力だけでは、世界の覇権国になることはできません。これまでもこのコラムで述べてきたように、世界的覇権国になるためには、世界の政治的・経済的な枠組みを決定するためのルール策定能力が不可欠です。アメリカが民主主義と自由貿易のルールを普遍的なものとして世界に貫徹しようとするのは、そのためです。  2003年にアメリカはイラクを軍事攻撃し、イラク戦争が勃発しました。その背景には、フセインが00年に石油輸出代金の決済をユーロで行うと宣言し、石油の国際取引はドルで行うというドル基軸通貨制に挑戦してきたということがありました。ドル基軸通貨制は、現代の世界経済における最も基本的な枠組みのひとつです。その基本的な枠組みの防衛とイラク戦争は、決して無関係ではありません。またアメリカは、日本と違って中東産の原油に対する依存度が非常に低いにもかかわらず、中東で何かあればすぐに政治介入しようとするのも同じ理由からです。つまり、これまで国際石油市場はドルを基軸とし、ニューヨーク・マーカンタイル取引所の石油先物市場での価格をベンチマークとして成立してきたので、その国際石油市場に悪影響をもたらすような政治的攪乱要因をアメリカは産油国から取り除こうとするわけです。アメリカのヘゲモニーは、こうした世界資本主義の枠組みを決定し、それを世界最強の軍事力と政治力によって維持することで成り立ってきました。
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【CINNAMON】──伝説の"レッド・ツェッペリン完コピバンド"が明かした素顔──

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(写真=江森康之)
 メンバーのプロフィールは、すべて非公開──。音楽史に燦然とその名を刻むロックバンド、レッド・ツェッペリンの楽曲のみを演奏するCINNAMON(シナモン)は、ロックファンの間で知る人ぞ知る存在である。    楽曲は知らない若年層でも、レッド・ツェッペリンの名前くらいは聞いたことがあるだろう。1968年のデビュー以来、80年にドラムのジョン・ボーナムが急死し、活動を休止するまでに売り上げたシングルとアルバムの累計セールスはクイーンやマドンナに匹敵する。そして、現在でも彼らの音楽は世界中で支持されており、"伝説"となった楽曲は、今でも売れ続けている。  そんなレッド・ツェッペリンが2度目の来日を果たしたのが72年。同公演を目の当たりにしたJIMY(ジミー/エレキ&アコースティックギター、マンドリン)とJOHN-G(ジョンジー/ベース、キーボード、マンドリン、アコースティックギター)が名古屋で結成したのがCINNAMONだ。以来、40年近くにわたってレッド・ツェッペリンのパーフェクトコピーバンドとして君臨。演奏技術はもちろん、使用する楽器の"プレミア度"でも世界的に注目を集めるバンドへと成長した。だが、そのディテールはベールに包まれ続けている。 「ステージ上では『レッド・ツェッペリン』でありたいから。ほかの情報は必要ないと思うんです」  4月29日、東京・渋谷『O-WEST』で行われたライブツアー「Rehabilitation(リハビリテーション)」のリハーサル後、取材と撮影に応じてくれたオリジナルメンバーのひとりJIMYは、穏やかに語ってくれた。レッド・ツェッペリンである以上、日本人アーティストとしての情報は不要。それがパーフェクトコピーバンドの美学なのである。  何度かのメンバーチェンジを繰り返し、現在はJIMY、JOHN-Gのほか、PER-C(パーシー/ボーカル、タンバリン、ハープ)、BO-NAM(ボーナム/ドラムス、タンバリン)の4名に落ち着いている。だが、国内のみならず、欧米やアジア各国の公演にも声がかかるそのパフォーマンスは健在だ。  レッド・ツェッペリンの音源を完全に再現するため、使用する楽器もギターを中心にビンテージの名品が多く、本家のジミー・ペイジが使用していたものとまったく同じ年代、製造ロットのレスポールやダブルネックのギター、そして70年代初期のマーシャル・アンプを見るために足を運ぶファンも。また、シンセサイザーの登場により製造中止になって久しいメロトロン(エアロスミスやキング・クリムゾンなども使用していた磁気テープでサンプル音声の再生ができる鍵盤楽器)は、なんと3台目。  完璧なサウンドは、ビデオのない時代に映画館に何度も足を運び、『レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ』の演奏をパーフェクトに覚えるところから始まった。オープンリールのレコーダーにLP盤の音源を録音し、回転数を落としてサウンドを解析することも繰り返したという。そして、もちろん衣装もパーフェクトコピーだ。 「......そうですね......ファンがプレゼントしてくれたり、オーダーしたり......」  JIMYはあくまで静かに語る。そして、気になるのはバンド名の由来だろう。 「......いえ、バンド名を考えていた時に、たまたまカプチーノについていたシナモン・スティックが目に留まったから(笑)」  そして将来の展望を尋ねると、「やっぱり武道館公演ですね」と即答する。  さて、満員となった4月29日のライブでは、円熟した演奏テクニックが披露され、まさに"ロックの博物館"といったクオリティ。ダブルネック・ギターのソロで始まる「天国への階段」やドラム・ソロがメインの「モビー・ディック」など、ツェッペリン・サウンドが聴衆を魅了した──本物ではない本物、CINNAMONが持つ世界屈指のクオリティは、ぜひライブで体感してほしい。 (文=三島 優) CINNAMON(シナモン)
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72年に名古屋で結成された、レッド・ツェッペリンのパーフェクトコピーバンド。メンバーは、JIMY、JOHN-G、PER-C、BO-NAMの4名。今後のライブは7月17日(大阪)、7月31日(埼玉)、8月14日(福岡)、9月10日(名古屋)、9月25日(東京)を予定している。ライブ情報は公式サイト、またはファンサイトまで。

エロはOK、脱獄と自殺はNG? "刑務所タブー"を破った問題作

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佐藤優氏の『獄中記』
──証券取引法違反により、元ライブドア社長・堀江貴文被告の実刑判決が確定した。彼いわく、刑務所の中では読書をして勉学にはげむというが、塀の中の読書事情とは一体、どのようなものなのだろうか? 刑務所のタブーを破った本を紹介しながら浮き彫りにしてみたい。  4月25日、堀江貴文の収監が決定し、それを受けて行われた会見上で読書にはげむという彼のコメントが一部で話題になったが、近年、"塀の中"の読書事情が劇的に変革したのをご存じだろうか? 2005年、およそ100年間にわたって受刑者に運用されてきた監獄法(1908年公布) が全面改正され、受刑者の読書事情が大幅に改善されたのだ。新法の名称は「刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律」、通称「刑事収容施設法」。受刑者の処遇に関係する部分は06年5月に施行された。  新法の最たる特徴は、受刑者(法律では被収容者と呼称)の「権利義務と矯正職員の権限」を明文化した点と、「受刑者の本を読む権利」を保障(所長権限による、という曖昧な表現も多く見られるが)した点である。読書に関していえば、例えば旧法では、多数の本を所持していても手元における冊数は3冊(学習参考書や辞書類は冊数外の扱いになっていた)と制限されており、残りは"領置"と呼ばれ、倉庫に収めることになっていた。読み終えた本を倉庫に戻し、新たな本と交換する場合は、"領置下げ"という願箋を書いて、下付願いを出さなければ閲読は許可されなかった。それが新法では改正され、手元に何冊でも置けるようになったのだ。  もちろん、いまだに差し入れられる本に対して検閲がなされる(当特集【2】参照)のだが、後述のインタビューに答えてくれた元受刑者の笹倉哲平氏によると、「法改正云々にかかわらず、刑務所の読書事情は、一般のそれとそんなに変わりません」という。 「ケータイ小説がはやれば『恋空』(スターツ出版)が読まれていましたし、ハリー・ポッターの新刊が出れば、読書好きの受刑者はこぞって読んでいました。基本的に本は自分で購入することもできますが、親族や知人に差し入れてもらうことが多いですね」(笹倉氏)  だが、受刑者の中には、読書嫌いどころか識字能力に問題のある者、知的障害者、さらには要介護老人もおり、本を読む機会とは無縁の生活を送る受刑者も少なくはない。これら刑務所における弱者の現実を描いたのは、『名もなき受刑者たちへ 「黒羽刑務所第16工場」体験記』【1】であるが、作者である本間龍は、黒羽刑務所(初犯受刑者が主に収容されているA級施設)に服役(詐欺罪)していた経験をもとに、現実の所内を浮き彫りにしている。彼が就業した第16工場とは、認知症や知的障害を持つなど、介護が必要な受刑者が働く刑務所内の工場で、その日常におこる出来事や事件をリアルに描いているのだ。  一方、"塀の中の読書事情"にスポットを当ててみると、元外務省職員で02年に背任容疑で逮捕された作家の佐藤優は、『獄中記』(岩波書店)において勾留中に読破した書物を得々と論じているが、こういった書物は非常にまれである。
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元妻と共演も!? 山路徹が見た命が奪われ続ける被災地の今

 10年末、不倫問題でバッシングされた山路徹氏が、久々に本誌誌面に登場! 元妻との関係や、被災地取材と並行して行っている活動「福島原発20キロ圏内・犬猫救出プロジェクト」について語った──。 ──最近は、すっかりバラエティタレントとしてもおなじみになりましたね。
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「一部の週刊誌は、いまだ僕の粗探し
をしているみたいですけどね」と苦笑
する山路氏。(写真/笹村泰夫)
山路 メディアはコロッと変わるんですよ。散々叩かれましたが、『サンデージャポン』(TBS系)に出演して、「今の山路は数字が獲れる」とわかったら、みんなバーッと来るんです(笑)。僕にとってもいいチャンスですから、それを逆手に取って不倫・ジゴロイメージを払拭するために、オファーがあれば可能な限り出演しています。メディアによって傷ついた名誉は、メディアによってじゃなきゃ修復していけません。メディアは世の中を映す鏡。メディアが変われば、世の中も変わりますし、世の中が変われば、メディアも変わります。視聴者が「そういえば、あの人は不倫の人だったね」と言うくらい、"今は昔"のムードになってくれればなと(笑)。 ──バラエティで求められている役割は、山路さんの本意ではないのでは? 山路 言葉を字面にしただけじゃ伝わらない人間性みたいなものが、雰囲気、表情、声質などから伝わるのがテレビというメディア。テレビ局が僕に求める役割とは全然違うメッセージが、僕からは言葉にしなくても伝わるはず。そういった意味ではバラエティ番組であっても、露出していれば会見(不倫の釈明会見)では伝えられなかった自分を皆さんにお伝えできるはずだと思っています。僕はマイナスからのスタートですから、これ以上、下には落ちないですし。それに、もともとが人にものを伝える仕事なので、知名度があったほうがいいに越したことはありません。関西ローカルの番組にも結構出演しているんですよ。遙洋子さんが、騒動の時に「関西の男には、山路の良さがわからないのや」と言ってくれたらしいんで、その影響もあるようです。 ──今後、大桃美代子さんや麻木久仁子さんと共演することは? 山路 その予定はないですね。逆に僕が番組スタッフに提案してるです。 「2人を呼んでみたらどうですか?」 って。そしたら「ええっ!?」だって。バラエティ番組なら、それぐらい徹底してやってほしいですね。欧米の番組を見習って。大桃さんにしても麻木さんにしても、これまで芸能人として皆さんに娯楽を提供して生きてきたんですから、徹底してやってほしい。それこそが真のエンターテインメントであり、この騒動を一気に払拭できる唯一の方法だと思います。 ──2人と連絡を取り合うことは? 山路 ないですね。大桃さんには地震の時に電話しました。彼女は阪神大震災や中越地震で恐怖体験をしていて、地震にとても弱いんです。麻木さんには弁護士がついてますから大丈夫です(笑)。麻木さんはもともと強い女性ですが、大桃さんには弱い部分があるんです。でも、安否を確認しただけで、会っていません。 ■ジャーナリストは自衛官や消防士と同じ ──震災被災地を取材されたそうですが、現地での反応は? 山路 避難所でおばさんに「あなた、山路さんでしょ」と、よく言われますよ。深刻な現場でも場が和んだこともあって、それはそれで取材対象と近くなれていいことだと思っています。 ──原発被災地での犬猫救出プロジェクトにもプラスになりそうですね。 山路 そうですね。警戒区域の20キロ圏内と、緊急時避難準備区域の30キロ圏内はメディアが扱わない。取材しても発表する場がないですから、ネットやイベントで伝えていく形になる。ワイドショー的な関心から僕のことを見てたら、流れで救出プロジェクトを知ったという人も結構いるんですよ。だから、今の知名度を、報道人としての力に変えていかなければと思いますね。 ──メディアは、なぜ30キロ圏内の実態は扱わないんですか? 山路 警戒区域内で取材することはコンプライアンスの問題もあるし、記者の健康の問題もある。朝日新聞は、自主規制で50キロ圏内にも入らないそうですからね。社員だけでなく、僕ら社外の通信社が取材した映像を流すのもダメ。それは、取材自体がコンプライアンスに抵触するから放送できないという、お役所的な発想ですよ。僕はかねてから言ってますが、消防士、自衛隊、警察官とジャーナリストは同じだと思ってます。危ないから、法的にまずいから行くのをやめようというわけにはいかない。宮城、岩手に行ったら、石を投げたらマスコミに当たるほどいる。ところが南相馬市には誰もいない。伝えられない地域は、世の中から抹殺されるのと同じ。それが許されていいのか。僕はもともと戦争取材も含めて、現場に行く、スポットの当たらないところにスポットを当てるというスタンスでやってきてます。東電の会見に通うだけが取材じゃありません。犬猫救出プロジェクトについては、「ジャーナリストが何をやってるんだ」と言う人もいるけど、どんな小さな命でも、その大切さを伝えられないジャーナリズムはありえませんから。大切な命を、社会はどう扱おうとしているのかを伝えたいんです。 ──今後救出プロジェクトを進めていく上で、何が必要ですか?
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岩井志麻子×西村賢太──最強の私小説家2人が語る「絶対小説に書けない"借金と性"」

 ホラー作家としての顔のほかに、自らの恋愛や男性遍歴を赤裸々に描く『チャイ・コイ』『私小説』といった著作を持つ岩井志麻子と、"平成の私小説家"として純文学ファンから長く支持を集め、ついに芥川賞を獲得した西村賢太。自らの経験をまるで包み隠さず書く2人にも、書けないことはあるのか!? タブーなど存在しなさそうな、私小説のタブーに迫る!
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(写真/江森康之)
 父が起こした性犯罪を契機に15歳で家を飛び出し、日雇い仕事で暮らしながら大家に追い出されるまで家賃は一切払わない......そんな壮絶な生活を私小説にして書き続ける作家、西村賢太。一方の岩井志麻子は、実質デビュー作にして代表作である『ぼっけえ、きょうてえ』(角川書店)など、ホラー作家としての顔が有名だが、それと並行して、自身の恋愛と性愛を赤裸々に描いた私小説群も多数発表している。2人はなぜ、自身の姿をまるで包み隠さず作品にしてしまうのか? そんな2人であっても書けない"プライベート"は存在するのだろうか? その執筆のウラ側に迫る! ──私小説を数多く書かれるお2人には、身の回りに起きたことはどんなことでも書いてしまうイメージがありますが、自分の中でのタブーといいますか、作品には書けないようなエピソードもやっぱりあるのでしょうか? 西村 僕はまだ全然書けていないですよ。本当に言いたいことや、自分が痛いところには手を付けられていません。例えば、一緒に住んでいた女性との最後とか。僕が悪いんだけど、かなり手ひどい裏切られ方をされて、まだ客観視できない。だからその前段階のことを何度も書き続けているんです。事件を起こした父親についても同じで、ちょっと触れるくらいの卑怯なやり方しかできませんね。 岩井 それはいつか書けるようになる? 西村 父親については多分、彼が死ねば書けるんです。絶対迷惑かからないから。作中でも何度か触れていますが、7年間服役して出所したのが昭和60年頃。それからもう26年もたってるんですよ。それを今さら書くのは申し訳ない気がして、手控えちゃうんです。今はどこに住んでいるかも知りませんし。 ──迷惑をかけてしまうのが不安、ということですか? 西村 哀れみなのかな。平穏なまま死なせてあげたいという。 岩井 ほかのご家族や親戚の方とも、連絡は取っていないんですか? 西村 一切ないんです。 岩井 そうなんですか。芥川賞作家になってテレビにも出てますし、気付いてはいらっしゃるんでしょうけどねぇ。 ──作中で「秋恵」という名前でたびたび描かれる、かつて一緒に暮らしていた女性のお母さんからは、受賞後に連絡があったそうですね。 西村 「おめでとう」と言っていただいて。借金があるので「芥川賞の賞金で払います」とお伝えしたんですけど、まだ返してないです。 岩井 あはははっ! そこは返さないと! 西村 もう5カ月くらいたちますね......もう一度連絡が来たら振り込みます(笑)。 岩井 でも西村さんは体が大きくて丈夫だったから肉体労働で食いつなげましたけど、虚弱体質だったらどうなっていたんでしょうね。 西村 その点はもう、本当に親に感謝です。健康じゃなかったら、小説を書こうなんて思わなかったでしょうし。でも、アレは小さいんですよ。 岩井 なんですと! 西村 それだけは親を恨んでますね......。岩井さんは、コンプレックスはないんですか? 岩井 そりゃもうたくさん。でも今はネタにできるし、武器になってきましたよね。ちなみに私の経験上、チンコのデカい男は怠け者ですよ。小さいほうが働き者。 西村 韓国の方は大きいと聞いたんですけど、本当ですか?
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【剛力彩芽】──髪をバッサリ切った彼女が両性具有の難役に挑戦!?

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 ショートカットが抜群に似合うこの女の子は、剛力彩芽ちゃん。いま最も注目されている若手女優のひとりで、現在放送中のドラマ『アスコーマーチ!~明日香工業高校行進曲~』(テレビ朝日)にも、同じ事務所に所属する武井咲ちゃんと共に出演中だ。 「男の子同士のケンカのシーンが結構あるんですけど、2人で『カッコいい~』ってキャーキャー騒いでますね(笑)」  現場でも仲の良いこの2人が初共演した、前クールの月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ)では、腰まであった長い髪をバッサリと切り、自由奔放で正義感の強いキャラを演じ切った彩芽ちゃん。その鮮烈なイメージが各地で評判となり、7月から放送予定のドラマ『IS~男でも女でもない性~』(テレビ東京)では、ついに主演を果たす。 「もともとはマンガ作品で、お話をもらう前から大好きで読んでいたんですよ。家族とも『ドラマ化したらやりたいね』なんて話してたので、決まった時は本当にビックリしました!」
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