ジャニーズ×AKB48はどう転ぶ!? 人気アイドルたちのスキャンダル遍歴

 雑誌「サイゾー」の中身が月額525円で読めるWEBサイト「プレミアサイゾー」。その読者会員様全員に「サイゾーオリジナルメモボックス」をお届けするプレゼントキャンペーンが実施中です!  そこで、本日は「日刊サイゾー」読者の皆様に「プレミアサイゾー」の魅力を知っていただくべく! オススメの記事をご紹介します。
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AKB48の『神曲たち』
 今最も勢いのあるアイドルグループといえば、昨年のオリコンシングル年間ランキングTOP10を独占した嵐とAKB48でしょう。そんな中、AKB48の派生ユニット「フレンチ・キス」と山下智久のシングルが同時に発売日され、山PがAKB48に対抗してか握手会を開催。このようにジャニーズとAKB48の間ではバチバチと火花が散っているかと思いきや、実はそんなことはない模様。今春からAKB48とジャニーズJr.は『Rの法則』(NHK教育テレビ)という番組で共演をするそうです。AKB48メンバーにはジャニーズタレントと親しい者も多いといいますが、この番組をきっかけに恋愛に発展しちゃう人たちもいるのかも......そんな気になるジャニーズとAKB48について、サイゾーの記事でばっちり復習して新番組に備えてみてはいかがでしょうか?  気になる今日のキーワード 『ジャニーズ』『AKB48』 【2008年11月号】 ◎AV監督・村西とおるが嵐のオス力チェック! 「ほかの4人は汁男優くらいだが......」 【2009年9月号】 ◎AKB隆盛の裏に卒業メンバーの死屍累々 【2009年9月号】 ◎オリキは見た!! そして自分でも付き合っていた!! ジャニタレ"との"恋愛 【2009年10月号】 ◎芸能人だってステキに恋したい!! ジャニタレ校内恋愛ウラ事情 【2010年2月号】 ◎マジに恋してストーカーに!? AKB48"ピンチケ"座談会 【2010年4月号】 ◎ジャニーズのオラオラ王子を分析! 赤西仁"スキャンダル"量産の真相 【2010年6月号】 ◎ワイドショーが黙殺する東山、戸田、小栗......の熱愛模様 【2010年8月号】 ◎アラフォーだらけのジャニーズ V6井ノ原目指して婚活中!? 【2010年10月号】 ◎殿様商売もついに陰りが......"AKB48商法"に学ぶジャニーズ興行のツボ 【2010年10月号】 ◎ヒガシ結婚延期の裏にジャニーさんの体調問題!? 芸能記者が語る、話題のジャニーズゴシップの後始末 【2010年11月号】 ◎中居「玉置発言」にさんま激怒 ジャニタレの失言にファン騒然!? 【2010年12月号】 ◎電通と大手芸プロが用心棒になった──相次ぐAKB48ゴシップのつくり方 【2010年12月号】 ◎チュープリからクラブ遊び画像まで、激ヤバ画像を一挙公開!! ジャニタレたちの本当の姿 【2010年12月号】 ◎AV女優自殺の裏にあったジャニタレ写真流出という悲劇 【2011年2月号】 ◎山PもKAT-TUN田口も!? バレンタインは熱愛発覚に注意 キャンペーンの詳細はコチラ↓ ☆「サイゾーオリジナルメモボックス」全員プレゼントキャンペーンのお知らせ☆【プレミアサイゾー】「オリジナルメモボックス」プレゼントキャンペーン実施中!

明日にはあなたも当事者に!? "関心鎖国"日本で始めるべき対話とは【前編】

若手専門家による、半熟社会をアップデートする戦略提言
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「日本の社会運動の今後は、 スーチー氏に学ぶべし!」 ゲスト/大野更紗[作家] ──社会の現状を打破すべく、若手論客たちが自身の専門領域から、日本を変える提言をぶっ放す! という本連載、今月のゲストは、大学院生で作家の大野更紗さん。難民問題をはじめ、ビルマの民主化運動の研究と支援をしながら、自身も自己免疫疾患系の難病と闘う大野さんと、"関心鎖国"たる日本の現状となすべきことを考えます。 荻上 ここ2回の本連載では、対中韓関係で高原基彰さん、対ロシア関係で廣瀬陽子さんにご登場いただくという「外交シリーズ」で日本の内憂外患について考えてきましたが、今回はさらに一般の日本人が目を向けることの少ない「外」と「内」、2つの難題と身をもって闘われている大野更紗さんをお訪ねしています。  まず「外」の難題としては、昨年9月に日本でも第三国定住(当事国の紛争や迫害を逃れて近隣国で生活する難民を、より安全な国へ避難させて庇護する国連の難民支援制度)での受け入れが始まったビルマ難民の問題。大野さんは大学生時代から、NGOなどを通じてビルマ民主化運動の研究と支援に携わられています。  そして「内」の難題が、大野さんに2008年にふりかかった自己免疫疾患系の難病です。ある日を境に、全身の筋肉が激痛を発して思うように動かなくなり、自ら難題の当事者となっていく過程で初めて気づかれた発見や思いを、ウェブ上での連載エッセイ「困ってるひと」(ポプラ社WEBマガジン「ポプラビーチ」)にて綴られ、ツイッターなどでも大きな話題になっており、僕も大ファンです。未読の方はすぐにググるように。ガチで必読です!  多くの人にとっては「世界の外部」に位置づけられていても、当事者にとっては命がけの難題というものが、この社会にはたくさんあります。ご自身が大変エクストリームな経験をされてきた大野さんのユーモアあふれる文章は、そうした当たり前のことに気づかせてくれる。大野さんに伺いたいお話は山ほどあるのですが、まずは「外」たるビルマの問題に興味を持ちだした経緯からあらためて教えていただけますか。   大野 文化系女子憧れの若手論客のチキさんから、そんな導入をされてしまうと、すごく緊張してしまいます(笑)。わたしが個人的な体験として、最初にビルマ難民問題に出会ったのは、上智大学に入学した04年、1年生の夏でした。最初はデリダとかフランス思想に漠然と憧れがあってフランス語学科に入っていたので、アジアにはまったく興味がなかったんですけど、「アジアに関して何かテーマを選んで、フィールドワークをしなさい」という授業があったんですね。で、わたしはフランス憲法の大家である樋口陽一さんの、早稲田大学の構内に忍び込んでプチストーキングしてしまうくらいのファンだったんですが(笑)、その著書『個人と国家』(集英社新書)の中に、「アウンサンスーチーさんのことは放っておけない、ラングーンのことを忘れてはいけない」という一節があったんです。その一行をきっかけに「じゃあ、やってみよう」と思い立って。 荻上 のめり込むと一直線になってしまうタイプなんですね(笑)。 大野 そうそう(笑)。それで、たまたま上智大のある四谷に、日本のビルマ難民支援の中核を担うNGO「ビルマ市民フォーラム」の事務局があったんですね。そこへ電話して紹介してもらったビルマ難民の方にインタビューをしたのが、最初のかかわりでした。その方は、1988年の民主化運動で学生活動家としてスーチーさんの警護などを担当していて、軍事政権の手でビルマの刑務所に数年間投獄され、拷問を受けた経験もある人です。そうした生々しい話はもちろん衝撃でしたが、それ以上に心が痛んだのが、彼が置かれている生活状況でした。彼はタイを経由して日本に逃れてきたんですが、日本に滞在するために何年も国と裁判で争わなければならなかったことや、月曜から土曜まで毎日深夜に青果工場で底辺の労働者として一生懸命働きながら、そんな環境下で唯一休める日曜も、ビルマの民主化問題への支援を日本の市民に必死に訴えていること。彼のほかにも、入管に収容されて何年も苦しんだりしている人々がたくさんいて、難民の置かれているつらい立場があまりにも顧みられない日本の「難民鎖国」ぶりに、すごくショックを受けたんです。  それで、05年にスマトラ沖大地震の救援活動へ参加し、タイの被災地に行ったその足で、初めてビルマ国境上の難民キャンプに行きました。そこで難民の人たちと生活を共にしたり、一人ひとりのライフヒストリーを聞き取りしたり。一方で日本では、刑務所のような品川や牛久の入管に収容されてる難民申請者の人たちにひたすら会いに行って。ビルマ語もできないし、弁護士でも行政書士でもないし、伝言代わりくらいにしかならない。なんの助けもできないんですけど、とにかく難民が生きる現場を見聞きする活動に没頭したのが、わたしの大学生活でした。 ■「関心鎖国」からいかに 人々を解き放つか 荻上 今この国は、「難民鎖国」だけでなく、貧困やマイノリティへの差別など、自分の視界に見えない人々の問題に対する関心が全般的に低下した「関心鎖国」状態にあります。少なくとも、期待値より低いという認識といらだちがあるから、僕らは「社会問題化の作業を急げ」と叫ぶ役を担うわけです。大野さんがビルマに関心を持たれたのは偶発的ではあるけれど、思想書等に触れながら、おそらく社会参加への「スタンバイ状態」に身を置いておられたんでしょうね。しかし、いざ自分がそういう関心を持つ身になると、そうでない人々から浮いてしまう感覚、あるいは逆に、すでに市民団体などで「運動」に携わっている人々とのギャップなども感じられたのでは? 大野 はい。やっぱり学科でこんなことをやっているのはわたしだけなので、「更紗ちゃんはえらいよね」と遠巻きに見られるだけでした。難民支援のNGO関係者や弁護士やジャーナリストの方たちはほぼ父親や母親世代なので、同世代の人とほとんど関心を共有できないことは、とても孤独でしたね。大学から一歩踏み出せばそこにある現実なのに、まるで別世界としか見られなくて。  一方で、今の日本の人権系NGOや市民運動って多くがベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)やインドシナ難民支援などの流れを汲んでいますが、例えば、主だった団体がひとつのビルにいくつもまとまって入っているような、すごく狭い世界なんですね。日本の市民運動の創成期を支えてきた団塊世代の人たちは、もう自分たちの信念や運動の方法論が良くも悪くも確立されている。その下の世代の30~40代の人たちは、運動への熱意はあっても結局食べていくことに精いっぱいで、活動は疲弊してしまって、20代以下の若い人を育てる余裕もない。そういう中で、社会運動が掲げる人権や貧困といった言葉と、「普通の人」との断絶がどんどん大きくなっていってしまっているという実感が大きかったです。  そういう、「どうやったら伝えていけるんだろう?」というフラストレーションが自分の中で最高潮に高まったのが、07年9月にビルマ全土で起きた民主化蜂起です。「今度こそ、ビルマが変わる」と血が沸いた。でも、結果は軍政の武力弾圧で何百人もの犠牲者が出て、数千人という人たちが投獄されました。寝る時間もなくPCに張り付いて情報を集めてニュースの翻訳をし続けるか、イベントの運営に奔走するか、議員会館にロビイングのお手伝いで走っていく日々の中、次第に無力感やストレスがたまっていきました。

権力の集中が悪習を招いた検察の改革は成功するのか?【前編】

──ビデオジャーナリストと社会学者が紡ぐ、ネットの新境地
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──戦後、一度も手を付けられることがなかった検察制度が、ついに見直されることになった。周知の通り、冤罪や証拠改ざんなど、不祥事に端を発する今回の動きだが、検察問題に詳しい成城大学法学部の指宿信教授は「検察に権力が集中しすぎたことが問題」だと、制度そのもののあり方に異議を唱えている。昨年11月に「検察の在り方検討会議」が行われたが、「改革に向けた動きは評価できるが、検察だけではなく、裁判所の見直しも必要だ」と、指宿氏は続ける。起訴すれば有罪率は99・9%という絶対的な力を持つ検察は、拡大した病巣を自ら取り除くことはできるのだろうか? 【今月のゲスト】 指宿信[成城大学法学部教授] 神保 今回はマル激でも2003年頃から繰り返し議論してきた、検察と日本の刑事司法の構造問題を取り上げます。刑事司法の問題はその国や社会の正義の根幹を成す問題でもあるので、実は警察、検察にとどまらず、現在、日本が抱える多くの問題の根っこにある問題と考えていいのではないでしょうか。 宮台 その通りです。統治権力と市民社会の関係性をめぐる、日本独特の問題がよく表れています。いまだに起訴便宜主義が許され、有罪率は99.9%。取り調べの可視化も進まない。「日本の社会はよくこれを放置してきたな」と思わざるを得ません。  そして、これが大切な話なのですが、これらの問題は検察だけを悪者にして済む話ではありません。僕らがなぜ、国家と社会の関係を、今に至るまで歪んだまま放置してきたのかを考えると、そこから日本人と日本社会の民度が透けて見えるし、口惜しいです。 神保 2010年11月に、検察制度の改革を議論する「検察の在り方検討会議」が発足しました。検察をどう改革すべきかを考える上で、まず現状の問題点をしっかり押さえておく必要があります。それをきちんとやっておかないと、例によって上辺だけの改革でお茶を濁されて終わってしまう可能性もある。そこで今回は、検察制度改革についての私案も出されていて、可視化問題に詳しい成城大学法学部教授の指宿信さんにお越しいただきました。  さっそくですが、「検察の在り方検討会議」でのここまでの議論を、どう評価しますか? 指宿 「取り調べの可視化」も「証拠品の開示」を含め、現在マスメディアで取り上げられているような問題は、一通りカバーしていると思います。今回、いわゆる大阪特捜事件をきっかけにこうした議論が出てきましたが、検察改革は戦後一度も公的に議論されたことがなかった。特捜だけではなく、検察全般や、それを監視する法務省、あるいは裁判所との関係まで見直そうとしている点は評価できます。 神保 会議のメンバーを見ると、ジャーナリストの江川紹子さん、元東京地検検事の郷原信郎さんなど、現在の検察の在り方に批判的な方も入っていることは入っています。しかし、議長を含めた総勢14人のメンバー構成を見ると、必ずしも改革派が過半数を占めているわけでもなさそうですね。 指宿 現状では、検察改革派と擁護派がいい勝負をしていますが、元検事や元判事など、人数的には検察側にシンパシーのある人が多く、最終的には改革派が負けてしまうかもしれません。付け加えるならば、冤罪被害者がメンバーに入っていないことも問題でしょう。実際に「自分に有利な証拠が開示されなかった」という経験を持つ人が会議に加われば、議論もより深まるはずです。 宮台 こうした審議会においては、事務局の存在も重要です。事務局が多くの場合、議論の帰趨を方向づけるからです。事務局の構成メンバーを、どうご覧になりますか。 指宿 事務局には優秀な人が揃っています。しかしながら、「年度内にミッションを終える」という報道もあるように、会議が非常に急いだ状態で運営されているため、生煮えのまま結論に至ってしまうのではないかという危惧もある。事務局が優秀でも、調査の時間と予算が十分でなければ、「多くの人を集めて議論しました」というだけで終わってしまうことも考えられます。 神保 あらためて、現在の検察が抱える問題について議論していきたいと思います。大きくどんなものが挙げられますか? 指宿 刑事手続き上の問題としては、「捜査」「起訴」「公判」のそれぞれに問題が挙げられます。「捜査」においては、特捜検察が独自捜査を行い、それを検察内部でチェックする仕組みになっているのがおかしい。また「起訴」については、公訴権を検察が独占しています。そして「公判」においては、刑事裁判の99.9%という有罪率からもわかるように、裁判官が検察の仕事をチェックできていない。実際に有罪・無罪を決めているのは、裁判官ではなく検察官です。  有罪になった人を刑務所に入れ管理する仕事をするのは法務省だし、死刑を執行するときには検察官が立ち会う。こうした極めて広範にわたる権力を持っているのが、日本の検察の特徴です。 神保 廃止も含め、特捜部をどうするかも、重要な論点になると思います。特捜部案件は捜査の機能と捜査の在り方をチェックする機能を両方とも検察が持っているため、本来のチェック機能が働かない。村木厚子厚労省元局長をめぐる郵便不正事件でも公判部から捜査の在り方を問題視する声が内部的には上がっていたようですが、結局それを無理やり起訴してしまっている。特捜機能の維持の是非はともかくとして、最低でも特捜を検察から分離する必要がありませんか? 指宿 特捜検察はそもそも"起訴ありき"──不起訴や起訴猶予はあり得ないという前提で、捜査を行っているのが問題です。「そんな特捜部は潰してしまえばいい」という話も出てきていますが、そこで重要になるのは、「ホワイトカラー犯罪」(社会的に高い地位にある者が、その立場を利用し、職業上において行う犯罪)を的確に捜査し、起訴することができる機関をほかに作れるのか、ということです。  警察は街で起こる犯罪など、主に被害者がいる事件の捜査は得意ですが、明確な被害者のいない脱税事件などは不得意。ホワイトカラー犯罪を専門に扱う機関が必要であることは間違いありません。もっとも、それは検察内部の機関である必要はありません。それも、なんでも一手に引き受ける特捜的な組織は望ましくなくて、「証券だったら証券、国税だったら国税」と、目標をはっきりとさせた監視組織を作ったほうが効果的だと思います。 神保 しかし、経済事案については証券取引等監視委員会もあるし、国税局もある。特捜でなければ扱えない事件として考えられるのは、疑獄事件くらいではないでしょうか。 指宿 また重要なのは、今は暴力団事件がホワイトカラー犯罪化していることです。暴力団犯罪は警察と検察の狭間にあって、もともとの担当は警察ではあるのですが、犯罪の構造を解明するには特捜部のような強い力が必要になる。単に特捜部を廃止してしまうと、巨悪が力をつけていってしまうのではないか、という危惧があります。検察以外にも、「県警」のように活動範囲を制限せず、横断的な捜査を行う機能を持つ機関があってもいいのでは、と思います。

映画『ソーシャル・ネットワーク』に見るソーシャルメディアの本質

──激変するITビジネス&カルチャーの深層を抉る! ──世界最大のSNSフェイスブック。創始者であるマーク・ザッカーバーグを中心に、その創業にまつわるエピソードを映画化した『ソーシャルネットワーク』が公開中だ。ナードでギークな26歳の億万長者が生まれたのは、彼が非コミュだったからだった!?
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リアルとバーチャルが互いを補完し合うとき、
ザッカーバーグは完全体となった......!?
 本誌が発売される頃には、アメリカ映画『ソーシャル・ネットワーク』が公開されているはずだ。世界最大のSNSであるフェイスブックの黎明期を題材にしたデヴィッド・フィンチャー監督の作品である。『セブン』や『ファイト クラブ』『ゲーム』など、奇妙奇天烈な後味を残す映画ばかりを撮っている監督だ。この『ソーシャル・ネットワーク』も一筋縄ではいかない内容になっている。これはフェイスブックの創業者であるマーク・ザッカーバーグをはじめ、ナップスターの創業者ショーン・パーカーなど全員が実名で出てきて、しかも彼らがみんな「人でなし」として描かれるという、恐ろしい暴露映画なのである。  フェイスブックは世界最大のSNSとして知られていて、ユーザー数は5億人を超えている。国家の人口と比較すると、中国、インドに次いで大きい。創業者でCEOのザッカーバーグはまだ26歳。今や世界最年少のビリオネアとして知られていて、最近も69億ドル(約5800億円)にも上る資産の半分を、ビル・ゲイツらがやっている慈善団体「ギビング・プレッジ」に寄付することを表明したばかり。    彼はユダヤ系アメリカ人で、ニューヨーク郊外の高級住宅地として知られるホワイトプレインズで生まれ、超難関進学校として知られるフィリップス・エクセター・アカデミーを経て、ハーバード大学に進学したという超エリートだ。しかし映画にも描かれているように「超」のつくナード(オタク)で、大学で女性には全然モテなかった。友人も少ない。    そこでザッカーバーグは、コンピュータの才能を存分に発揮し、同じ授業を履修しているほかの学生を見つけられる「コースマッチ」や、女子学生を顔写真で評価する「フェイスマッシュ」などのネットのサービスを作って学内で話題になった。そして19歳でフェイスブックを立ち上げることになる。    当初彼は、キャメロン&タイラー・ウィンクルボス兄弟というボート部のマッチョな学生(のちに北京五輪に出場して6位入賞している)から「ハーバードコネクション」という新しいSNSの計画を打ち明けられ、「プログラミングを手伝ってくれないか」と誘われる。ザッカーバーグはこれを承諾しながら、催促のメールが来ると「まだ忙しくて」「今やってる」と引き延ばし、実はその裏側でこのプランを盗んで別のSNSを立ち上げるべく、プログラミングに精を出していた──。ザッカーバーグがこのようにして次々と周囲の人たちを裏切っていくというのが、この映画の中心コンセプトになっている。    裏切りについてこの映画で描かれる最大のお話は、共同創設者のエドゥアルド・サベリンをめぐるものだ。サベリンは1982年生まれと、ザッカーバーグの2歳年上のブラジル系アメリカ人で、ハーバード大学でザッカーバーグと出会って親友になる。共にフェイスブックを立ち上げてサベリン本人はCFOに就任するが、途中でフェイスブックから追い出され、本来は60%以上あった会社の持ち株比率も勝手に希薄化されて、0.03%に引き下げられてしまうのだ。  その後、彼は裁判所に訴え出て和解に持ち込み、「フェイスブック共同創業者」の肩書の復権と、持ち株比率の大幅な引き上げを認められた。  現在は5%程度のフェイスブック株を所有しているとされ、それだけでもものすごい金持ちだ。ちなみにこの人はいつもどこで何をしているのかさっぱりわからず、と思ったら突然いろんな場所に出没して人を驚かせたりしていて、「サベリンは今どこにいるのか?」というのが話題になったりするほどだ。現在はシンガポールに在住しているという。 ■ユーザー数増加の発端はアイビーリーグへの憧れ!?  話を戻そう。映画では、ウィンクルボス兄弟が「彼女を作るにはSNSだぜ」みたいな発言をして、ザッカーバーグが実際にフェイスブックを立ち上げた時も、「プロフィールに『独身』『交際中』『既婚』って表示できるんだ。だから女の子に近づく時もすぐに相手の状態がわかる」というようなことを友人に説明するシーンが出てくる。    実際のフェイスブックでもこういう出会い系の目的が当初はクローズアップされたのかもしれないが、しかしフェイスブックにはもっと大きなビジネス的な実利もあった。

ミクシィ、ツイッターに2ちゃんねる 炎上から浮かび上がる日本のネット社会とは?

──「日刊サイゾー」で話題のあの記事をただ読む以上に、さらなる知識を知りたいそんなアナタのために、話が100倍(当社比)膨らむ" プレミアム"な記事をサイゾー目線で厳選レビュー! 
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宝島新書『ウェブを炎上させる
イタい人たち』
 今月11日に、ウェスティンホテル東京内レストランのアルバイト従業員が、サッカー選手稲本潤一氏とモデルの田中美保さんのお泊りデートをツイッターで暴露したことが大きな話題となりました。今回の騒動では、件のアルバイト従業員が以前からツイッター上でレストランに訪れた多くの有名人の目撃情報をツイートしていたことが発覚。12日には、ウェスティンホテルの総支配人が公式HP上で「お詫びとご報告」を公開する事態にまで発展しました。  実はこうした事件は後を絶たず、過去には吉野屋での「テラ豚丼」やケンタッキーの「ゴキブリ揚げた」事件など、安易な書き込みから炎上してしまったケースは枚挙にいとまがありません。今では有名人本人がネット上で失言をしてしまうこともあり、こうしたネットリテラシーの低さが問題視されています。  そんな中、真偽のほどは確かではありませんが、"読売新聞が社員のツイッター使用を全面禁止"という噂が信ぴょう性を持って出回ったり、ウィキリークスがメディアで取り上げられるなど、ネットにおける失言や情報漏洩に関する問題はにわかに取りざたされるようになってきました。  そこで今回の「レベルアップ案内」では、ツイッターやブログで起こった炎上事件簿から、ネット上での炎上分析、フェースブックの実名登録に立ちふさがる壁や、果てはウィキリークスの正当性をめぐる議論までをピックアップ。ちょっとしたつぶやきから火の粉が飛んでこないように、これを読んでツイッターやブログに対するネットリテラシーをしっかり身につけておきましょう! 【日刊Pick Up記事】 ウェスティンのJ稲本&田中美保Twitter暴露騒動 損害賠償請求の可能性も? (2011年1月15日付) あゆ、宇多田、小栗も......? ホテル従業員の"Twitter暴露騒動"で焦る芸能人たち (2011年1月17日付) 「火の用心、つぶやきひとつ、炎上の元」 プレミアムな記事紹介はこちら↓ 【プレミアムな関連記事】 [レベル1:ネット上での失言事件録] ガスト、シダックスで「ゴミ入れた」「客の自宅に石投げた」告白の学生に非難殺到! 2010年1月13日付(日刊サイゾー) 吉野家やケンタッキーに加えて、どんどん行けない店が増えていくよ! ツイッターで中二病ぶりを発揮! 平野綾「リアル」ツイート録 2011年1月号(プレミアサイゾー) この後も「タクシー事件」に「領収書事件」と、あーやはツイッターで大暴れ☆ ツイッターで官僚に指示しちゃう!? 議員のお粗末なネット活用術 2010年7月号(プレミアサイゾー) そのうちツイッターから汚職発覚とかありそう。 2ch大炎上! 森永卓郎がローソンをパニックに陥れた!? 2009年9月22日付(日刊サイゾー) モリタク発案の"炎上マーケティング"? リストラ暴露ブログ「リストラなう」がコメントの著作権をめぐって大混乱 2010年6月8日付(日刊サイゾー) お金が絡むと、暴露もただの宣伝目当てみたいになっちゃいます。 [レベル2:なにが人々を炎上に導くのか] 批評家・荻上チキ氏に聞く「ネット住民たちに火をつける最新"炎上"類型はコレだ!」 2010年7月号(プレミアサイゾー) DQN、嫌韓に、最近はスイーツ(笑)、腐女子なども。 [レベル3:炎上から見える日本のネット] "ひねり潰す"騒動が教えるリアルとネットの関係の"今" 2009年8月号(プレミアサイゾー) ひねり潰そうと思ったら、ひねり潰された人のお話。 実名登録は浸透するか? 「百式」管理人が語る「Facebook」 2008年6月19日付(日刊サイゾー) 実名登録のメリットがあまり見つからないし。 有名人アカウント情報から害悪論まで、一挙公開! 「つぶやきたくない」ツイッター特集の稚拙な中身 2010年7月号(プレミアサイゾー) 「サイゾー」もめったなことをつぶやけません。 [レベル4:ことは国際レベルにまで] ウィキリークスと情報漏洩は"正義"なのか"犯罪"なのか?【前編】 2011年1月号(プレミアサイゾー) 情報漏洩に対する炎上という"正義"と情報漏洩という"正義"。 ☆限定「メモボックス」プレゼントキャンペーンも実施中☆ プレミアサイゾー http://www.premiumcyzo.com/

ウェブを炎上させるイタい人たち 炎上元も、あおる人もどっちもイタい? amazon_associate_logo.jpg

羽田→マレーシア5000円! ANAのローコストキャリア成功のカギは高城剛社長!?

──LCCの台頭で、激変している世界の航空業界。だが日本では、LCCビジネスの成功例はいまだない。そんな中で発表されたANAのLCC参入は、時すでに遅しなのではないだろうか? LCCのビジネスモデルを追いつつ、その成功法を考えてみる。
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『格安エアライン利用ガイド』なる本
まで登場。
 近年、ようやく日本でも定着しつつあるローコストキャリア(以下、LCC/詳しくは下コラム参照)。オーストラリア・カンタス航空系列の 「ジェットスター」や、マレーシア・クアラルンプールと羽田空港を期間限定価格とはいえ、5000円という破格の値段で結ぶことで、鳴り物入りのデビューを飾った「エアアジアX」など、海外を拠点とするLCC勢力の日本進出が相次いでいる。一方これまで、日本国内にも「スカイマーク」や「スターフライヤー」などのLCCは存在していたが、安かろう悪かろうというイメージゆえか、いまだそのビジネスモデルが根付いているとは言いがたい状況だ。  そんな中、昨年9月に、国内最大手の航空会社ANAが、今年中のLCC市場への参入を発表、にわかに風向きが変わるのではないかと期待されている。すでに世界では当然となっているLCC、はたしてANAによるこの新たな試みは成功し、日本に新しい翼の時代が到来するのだろうか? ANAの企業体質を分析しながら、ANA版LCC成功の可能性を探っていこう。  LCCとはなんなのか? "格安航空会社"と翻訳されるように、日本では航空券の安さばかりが注目されがちだが、既存の航空会社とLCCとではビジネスモデルからして異なっている。  これまでの航空会社では、飛行機に乗れば機内食は当たり前、荷物もしっかりと運んでくれ、美女揃いのフライトアテンダントが懇切丁寧なサービスをしてくれる。もちろん映画や音楽も楽しみ放題の搭乗環境であった。LCCでは、無料で提供してきたそれらの快適なサービスをカットして有料化する代わりに、安価な運賃で目的地までのフライトを果たしてくれる。いわば移動に特化したサービスといえるだろう。しかし、「そのような乗客の目に見える部分ばかりをカットしているだけではありません」と話すのは航空専門誌「エアワールド」(エアワールド)編集長竹内修氏だ。 「人件費のカットや予約システムの見直し、機体整備のアウトソーシングや、バラバラだった保有機種の統一による整備費の節約、航空機の空港滞在時間を短くし、効率よく機体を運行させることなどはLCC各社にとって必須の施策です」(竹内氏)  また各空港で設定されている「空港使用料」の低減もLCCの運営には欠かせないという。「例えば羽田なら、ボーイング777一機当たり50万円以上にもなる着陸料や停留料などの空港利用料を抑えるために、従来の大規模空港ではなく、発着料の安い空港を拠点として選びます。それも複数年の契約で値引き交渉をしたりと、LCC各社は空港使用料の節約に必死です。例えばニューヨーク州の周辺には、ジョン・F・ケネディとラガーディア (共にニューヨーク市)、ニューアーク・リバティー(ニュージャージー州)の3つの空港がありますが、LCCの場合、中心部から距離があるため多少不便な代わりに、発着料の安いニューアークを利用することが多いんです」(同) ■ANAの企業体質はLCCには向いていない!?  このように、LCCの運営にとっては、従来の航空業界の常識として考えられていた手厚いサービスや高付加価値の創出は必要とされず、厳しい必要 コストの整理と切り分けが勝負となる。一方、政官業癒着などのニュースに見る、あまりにひどい企業体質を抱えたJALの陰に隠れているものの、 ANAとて社員1万2000人を抱えるマンモス企業。これまで日本の航空業界を作り上げてきたANAの理念が簡単にLCCへと転換できるのか? という疑問がわいて来る。まずANAの企業体質について、竹内氏は以下のように解説する。 「ANAは、半国営企業として国から手厚い保護を受けてきたJALとは異なり、1952年に設立された『日本ヘリコプター輸送株式会社』が前身で す。わずか1機のヘリコプターからその歴史はスタートし、今では全世界の空を飛び回る企業にまで成長しました。そんな出自からか、例えるならJALは将来を嘱望された長男、ANAはあまり期待されていない次男というような扱いを国土交通省からずっと受けてきたのです。そのおかげか、常に2番手として、自分の力で市場を切り開くパイオニア精神を培ってきたのではないでしょうか」  そのような企業風土であれば、LCC市場でのサバイバルを期待できるのだろうか? 「残念ながらそうとも限りません。1997年に田中康夫さんが『全日空は病んでいる』(ダイヤモンド社)という著作を執筆しているのですが、その頃からにわかにANAの"JAL化"が噂されるようになりました。つまり、国際線で成功し、会社の規模が大きくなっていく中で、創業当時から続いてきたパイオニア精神が失われ、現場の意見が届きにくく、顧客よりも会社本位の企業体質に変化してしまっていることは否定できないですね」(同)  はたして、柔軟な経営が求められるLCC市場で、ANAが成功することは可能なのか? 続いて、ほかの航空会社のLCCにおける成功、失敗の事例を参照してみよう。

サムソン、LG、現代自動車ら韓国系企業が抱える就労問題と著作権侵害

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韓国企業を徹底分析している新書『お
そるべし韓国企業』
──昨秋、韓国の電子メーカー・サムスンのスマホ「GALAXY S」発売が話題となった。同じく電子メーカーのLGも、日本の液晶テレビ市場に再参入を表明している。現代自動車の北米市場での躍進もあり、韓国企業は世界の注目を集めているといえるだろう。この好景気に陥穽はないのか!?  2010年の経済界を賑わせた最大のトピックといえば、好調が続く隣国・韓国経済に尽きるだろう。 「最強!韓国」(「エコノミスト」2010・4・13/毎日新聞社)、「知られざる韓国の実力」(「週刊東洋経済」2010・7・31/東洋経済新報社)、「韓国企業はなぜ強い」(「ABCマガジン」2010・3/朝日生命保険相互会社)と経済誌では次々と特集が組まれ、「韓国に学べ!」の大合唱が続いてる。  その理由は、08年のリーマンショックから短期間でV字回復を果たし、半導体や液晶テレビなどの分野で韓国企業が日本企業を抜いて世界市場の上位を占めていることにある。09年にはついに売上高ベースで世界最大の家電メーカーとなったサムスン電子をはじめ、同じく電子メーカーのLGや現代自動車などもグローバル市場でシェアを拡大中だ。またフランスや日米連合企業も入札に参加した、中東におけるエネルギープラント事業を相次いでサムスンエンジニアリング等の建設会社が受注するなど、韓国の国際競争力は目覚ましい成長を遂げている。  この躍進の要因はどこにあるのだろうか? 韓国事情に詳しい「コリア・レポート」編集長・辺真一氏は言う。 「ウォン安で輸出業が好調なことなど理由はいろいろあるのですが、最大の要因は官民一体、国家と企業が二人三脚で経済を発展させてきたことじゃないでしょうか。国自体がワンマン経営の会社のようなもので、1年ごとに首相が交代してなかなか政策が進められない日本と違って、大統領制の韓国はクーデターでも起こらない限り任期の5年間は大統領がトップダウン式に抜本的な政策を打ち出せる。特に現大統領の李明博は大企業出身で『CEO大統領』とも呼ばれており、就任直後から『グローバルコリア』というキャッチフレーズを掲げて次々と自由貿易協定を結んできました。つまり現在の好調は、世界に通用するビジネスネットワークの強化に、官民挙げて取り組んできた結果なんです」  この官民一体型の経済戦略は約10年前、97年のアジア通貨危機に端を発する。一時IMF管理下に置かれるまでに落ち込んだ韓国経済だったが、緊急事態に政府主導のもと、それまでの日本メーカー追随型から北米や新興国へのグローバル戦略型に各企業が舵を切った。99年から韓国でもITバブルという追い風が吹いたこともあり、2000年代には半導体事業や液晶テレビの分野で大々的に躍進。2年前のリーマンショック直後も「通貨危機の再来か?」と危ぶまれるほどの極端なウォン安に見舞われたが、再び政府主導の景気対策で早期回復を果たしてみせた。  この韓国経済の体質を、現場で韓国企業との取引を行う商社幹部は「日本企業と真逆の逆張り型」と評する。 「バブル後の不況で内向きになって冒険できなくなった日本の企業と違い、韓国企業はワンマン経営で素早く判断を下して、不況下でも積極的に先行投資を仕掛ける。初めは損をしてでも、とりあえずシェアを握るのが常套手段で、リスクが高いといわれる新興諸国に積極的に展開して、新しい市場を開拓しています」(商社幹部)  家電輸出における新興国市場開拓は、バブル後の失われた10年で日本企業が踏み込めなかった分野である。だがその結果、現在ではBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)における家電のシェアは、サムスンやLGといった韓国勢が9割を占めるまでに至っており、このジャンルにおける日韓の逆転の縮図のようになっている。 「今では日本の部品工場などが、韓国企業から買い占め攻勢を仕掛けられるという時代ですからね。リーマンショック直後の一時期は日本の企業や闇社会がウォン安に乗じて、ソウルの中心部の土地を買い漁ろうとする動きも見られましたけど、今は逆に不動産バブルが起こっていて、とても買えないと手を引いていますよ」(前出・商社幹部)  そんな好況が続き、先進20カ国を集めたG20を開催する矢先の昨年11月、米経済紙「ウォールストリートジャーナル」も韓国経済の特集を大々的に行った。だが、紙面に躍った見出しは日本の経済誌のそれとは異なり、「奇跡の終焉」という意外なものだった。 「経済的奇跡を生んだ戦略の寿命が尽きかけており、新たな戦略を立てるのは容易ではないという真実だ」(「ウォールストリートジャーナル」2010・11・8)  向かうところ敵なしに見える韓国経済の裏側には、どんな事情があるのだろうか?

【吉高由里子】──"天然っぽさ"も計算のうち? 吉高さんに振り回されっぱなし!

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拡大画像はプレミアサイゾーでご覧になれます。
(写真/Shoda Masahiro──D-CORD)
 取材部屋へと移動するエレベーター。たまたま同乗した人たちが違うフロアで降りると、吉高由里子はトコトコついて行ってしまった。 「小さい頃、すぐ迷子になったんです。でも、近所で迷った時は、声かけてくれた人に『帰れない』ってウソついて、その人の家でご飯を食べました。あと旅行先ではぐれた時は、助けてくれたのがおもちゃ屋さんで、『迎えが来なければいいのに』って考えてました」  そんな順応性の高い由里子ちゃんは、ドラマ『豆腐姉妹』(WOWOW)でも、全身白タイツを着用したり、爆破でドリフみたいに顔を汚したりと、突拍子もない姿にも楽しそうに取り組んでいる。 「ああいうのは、"超越"です! でも演技ならなんでもやりたいわけじゃなくて、周りがやれって言うから。私、事務所の商品なんで」  さらに、「私、アイドルじゃないですよ。トイレだって行きますし」など、意表を突く発言も飛び出したが、とがった印象は皆無。目を細めた屈託のない笑顔からは「無邪気」の一言しか浮かばない。

ネタ見せ番組に『M-1』も終了! 2010年お笑い界の悲喜こもごもをプレイバック!!

──「日刊サイゾー」で話題のあの記事をただ読む以上に、さらなる知識を知りたいそんなアナタのために、話が100倍(当社比)膨らむ" プレミアム"な記事をサイゾー目線で厳選レビュー!
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最後となった2010年の『M-1グランプリ』。
新たなイベント立ち上げも噂されているが、
果たして......。
 2000年代初頭から起こったといわれているお笑いブーム。昨年2010年には、『エンタの神様』(日本テレビ)、『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)といったネタ見せ番組が終了し、年末の恒例イベントとなっていた『M-1グランプリ』(テレビ朝日)が10年の歴史に幕を下ろすなど、ブームの終焉がささやかれています。一方で、この年末年始には各局でお笑い特番が目白押し。年越しの『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しSP』(日本テレビ)を筆頭に、1月1日には『爆笑ヒットパレード』(フジテレビ)や『史上空前!笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ』(TBS)が放送されるなど、この状況をみるにまだまだお笑いブームは終わっていないようにも思われます。  そんな中、昨年はダウンタウンの松本人志やナインティナインの岡村隆史など、お笑い芸人が怪我や病気で休養を余儀なくされる事態が多発。一部の安全性を顧みないバラエティ番組に加えて、多忙なスケジュールを組まれている売れっ子お笑い芸人が抱える負の側面を垣間見ることができました。  そこで今回の「レベルアップ案内」では、2010年に起こったお笑い界の重大事件を振り返ります。出来レースが騒がれる賞レースの裏側からナイナイ岡村隆史休養の真相、社長が語る吉本興業のネット戦略までをご紹介。これまで幾度も叫ばれつつ、なんだかんだでまだまだはじけそうにないお笑いバブル。2010年を振り返って、バブル崩壊の時期を予想してみるのも面白いかも!? 2011年、お笑いブームの先に待ち受けるのは一体!? プレミアムな記事紹介はこちら↓ 【プレミアムな関連記事】 ■2月: 『R-1グランプリ』決勝 あべこうじが栄冠を手にする 『R-1ぐらんぷり2010』新王者あべこうじの「ちょいウザ漫談」の魅力とは? 2010年2月24日付(日刊サイゾー) たまに本気でウザいのも、計算の内? ■3月: 『S-1グランプリ』が開催され、NON STYLEが優勝    よしもとラフアンドピース運営の『沖縄国際映画祭』開催 誰もが「ポカーン」とした『S-1グランドチャンピオン2010』とは何だったのか 2010年3月25日付(日刊サイゾー) 賞金で無料ライブを開催なんて、結局ただ働きの広告塔みたい。 松本人志、品川、キム、板尾創路......芸人映画監督の実力と真相 2009年12月号(プレミアサイゾー) 映画を見るくらいなら、同じお金でお笑いライブを見たほうが......。 ■6月: クオンタム・エンターテイメントが吉本興業を吸収合併。    後に現「吉本興業」に商号を変更 吉本興業 大﨑洋社長に聞いた「ITは本当に儲かりまっか?」 2010年10月号(プレミアサイゾー) 映画事業があれで黒字だったなんて!! "お笑い帝国"吉本興業をめぐる闇の百年とケッタイな企業体質 2008年12月号(プレミアサイゾー) 吉本興業のスキャンダルだけは、笑いとばせない? 芸人にとって、 "おいしい"事務所とは? 2009年12月号(プレミアサイゾー) ノウハウは完璧だけど薄給の吉本か、片手間だけどギャラのいい芸能事務所か...... ■7月: ナインティナインの岡村隆史が長期休養 ナイナイ岡村の病状について大手マスコミが派手に書けない深いワケとは? 2010年7月29日付(日刊サイゾー) 岡村さんが復帰した今となっては、『めちゃイケ』の新メンバーの存在意義が......。 「岡村を気遣い......」ナイナイ矢部が青木アナとの"熱愛報道"に自ら触れたワケ 2010年8月17日付(日刊サイゾー) イイハナシダナー ■8月: 『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)が終了 「冬の時代到来......」ネタ系バラエティー番組続々終了でテレビはどう変わるか 2010年8月24日付(日刊サイゾー) 今やみんなバラエティタレントって感じです。 ■9月: 『キングオブコント』開催。     ピースをおさえ、キングオブコメディが栄冠を手にする ピース 噛み合わない2つの破片が力ずくで組み上げた「笑いのパズル」 2010年11月29日付(日刊サイゾー) 吉本さんのごり押しという意味でも、今注目されているコンビ。 キングオブコメディを優勝に導いた「リアリティの追求」と「勝利への執念」 2010年9月24日付(日刊サイゾー) 「ニコニコキングオブコメディ」も絶賛放送中。 名前負けにならなくてよかったです。 ■10月: 松本人志制作のコント番組『MHK』がNHKで放送される 視聴率は大惨敗 松本人志9年ぶりのコント『MHK』とは何だったのか 2010年10月19日付(日刊サイゾー) 話はすべらないのにね。 ■12月: 2010年テレビ番組最多出演数がオードリーであることが発表される     『M-1グランプリ』が開催され、笑い飯が悲願の優勝を果たす 秘訣は高齢層ウケのよさ!? オードリーが「消えなかった」理由とは 2010年12月14日付(日刊サイゾー) 事務所の力もあったりして!? チンポジを捨て、本気で獲りに来た「笑い飯」の戴冠劇 2010年12月28日付(日刊サイゾー) 「チンポジ」にこだわらないのが勝利の秘訣? キングオブコント、R-1、そして......予選は吉本&作家の思惑次第 M-1はやっぱり出来レース!? 2008年12月号(プレミアサイゾー) 笑い飯優勝はみんな予想出来てたけど、実力だから! プレミアサイゾー http://www.premiumcyzo.com/

「お笑いタレント化」社会 ブームになり過ぎると、もはや社会問題に!? amazon_associate_logo.jpg

ゼロサムゲームでは勝ち目なし!? 迷走する日本外交がとるべき戦略【前編】

若手専門家による、半熟社会をアップデートする戦略提言
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■今回の提言 「日本の外交は、大国ぶらず、せこくロシアを苛立たせろ!」 ゲスト/廣瀬陽子[政治学者] ──社会の現状を打破すべく、若手論客たちが自身の専門領域から、日本を変える提言をぶっ放す! という本連載、今月のゲストは政治学者の廣瀬陽子さん。旧ソ連地域を専門にする広瀬さんに、民主党の外交能力への疑問点や、外務省が抱える組織的な問題点について、率直な意見をうかがいます。 荻上 アジア外交、対中関係をテーマにした前回に続いて、今回は旧ソ連地域をご専門にしている国際政治学者の廣瀬陽子さんに、対ロシア外交についてお話をうかがいたいと思います。去る11月1日、メドヴェージェフ大統領が日本の呼びかけを無視して、ロシアの元首としては初めて北方領土の国後島を訪問しました。対米国の普天間基地問題、対中国の尖閣諸島問題に続き、民主党政権の外交的能力のお粗末さに対する批判が高まっています。米オバマ政権も経済と外交という二重の課題に苦しんでいますが、日本の民主党も同様の苦境に立たされているわけです。  まず、今回の訪問の背景には何があったのかを、あらためて語ってみましょう。すでにこの問題については「シノドス」責任編集のオピニオンブログ「SYNODOS JOURNAL」でも廣瀬さんに分析していただいたように、ロシアの国内政治や日本側の弱み、あるいは経済的事情など、さまざまな要因が絡んでいるわけですが、中でもどの要素に注目すべきだと思われますか?   廣瀬 一番はロシア側の内政事情だと思います。メドヴェージェフとしては、2012年の大統領選挙を見越して、大統領としてのポジションを固めておきたいという思惑があります。特に強硬なイメージの強いプーチン首相と対抗するため、少なくとも見劣りのしないレベルにまでは自分のステータスを高めておきたいと。これまでは2人の役割分担の中で、首相が外に出ることが多かったんですが、理知的で安定志向のイメージが強い自分だけど外交もちゃんとできるぞ、と振る舞いたかったんですね。加えて、国内全域に目を配って国民の繁栄に尽くしているぞ、と二重のアピールができますから。 荻上 どの国も外交ステージを巧みに使って、自国民にメッセージを発するわけですからね。ロシアは「南」「西」「東」にそれぞれ大きな課題を抱えていました。しかし今では、「南」の中国とは、中ロ国境協定による領土問題の解決以降、良好な関係構築に向けて動いており、「西」にはコーカサス地域などの課題が山積みではあるものの、EU、NATOとの関係も進展している。そうしたロシア内部の事情を踏まえれば、「次は東をにらむか」という流れはとても理解しやすい。結果的には、メドヴェージェフらの「政治家としてのポイント稼ぎ」という行動原理でなされた外交戦略に、日本政府が振り回された形になるわけですね。 廣瀬 そうですね。特に中国とは04年くらいから信頼調整のスタンスに入っていて、かつアジア全体の枠組みの中では、ロシアは経済パートナーとしても日本ではなく中国を重視しようという方針を決めてしまったところがあります。そういう意味でも、日本はもう切り捨てられてしまう存在になったともいえる。欧米との関係は、08年のグルジア紛争で一時冷却化しましたが、ヨーロッパとはわりとすぐ修復しましたし、アメリカとも09年にオバマ大統領が「リセット」を宣言したことで、特に今年に入って急速に関係が改善しています。実際、11月20日のNATOリスボンサミットにもメドヴェージェフが赴いてアフガニスタン政策への協力を表明しただけでなく、共同のMD計画を構想していくというようなレベルにまで踏み込んだ話が出ましたし、周りの問題が片付いて余裕ができたから、日本に対しては強硬に出ても大丈夫だ、という判断になった可能性は高いでしょう。 ■国内の対立が台無しにした北方領土問題のゆくえ 荻上 反対に、日本はどんどん余裕を失っている。韓国、ロシア、中国と、急成長している国が隣国に三カ国もある一方、長期不況の泥沼から一向に抜け出せないでいます。インドや中東などの新興国に注目が集まる中、そのプレゼンスは下がる一方。かつての日本には、とりあえずは経済的優位があり、各国にカネを出すことが最大の外交カードになっていた。しかし、今となってはその見返りも期待できない。少なくともロシアに関しては、無駄金を使っただけで、北方領土問題の解決や緊張の緩和、あるいは各産業の市場における優位性の確保といったリターンは、ほとんど得られなかった気がします。 廣瀬 日本は希望的観測が強すぎた感がありますね。さんざん援助をしてきたわけですが、ロシアがまだ弱いうちにそれを刈り取る努力をすればよかった。多分、ソ連崩壊直後のエリツィン時代くらいが一番狙い目だったわけですが、その貴重なチャンスを逸したことが今となっては大打撃だったと思いますね。ロシアは00年代には石油・天然ガス輸出で経済大国になってしまい、外交的にも強気に出るようになってしまいましたから。日本の北方領土交渉における主張が、常に四島一括返還の一点張りで、まったく柔軟性を見せなかったことが一番の問題だと思うんです。二島返還であれば、かなりの可能性で実現していたのではないかと。 荻上 二島返還論は、ロシア側も最初から交渉のテーブルには載せていたわけですからね。ただ日本国内では反発が強い。北方領土問題については、二極の理想論同士の対立もありました。ひとつは非妥協的な四島返還論、もうひとつは四島を主権棚上げの特区にし、ビザなし交流をすることで和平の象徴にしようとする共同開発路線。ビザなし交流については、一応限定的には実現したわけですが、それ自体は明確に四島返還に向かうわけでもなければ共同開発に向かうわけでもない、すごく中途半端なステップになってしまった。どちらの理想論にせよ、本気で交渉のテーブルに出していくにはハードルの高い路線のため、「まずは」二島返還を目指すべき「だった」というのが、廣瀬さんのお立場ですね。 廣瀬 はい。「ビザなし交流になんの意味があるんだ」という意見もありますが、ビザなしでも行ける状態になっていること自体が、他のロシア領とは違う土地だとロシア自身が認めているということなので、やはり日本にとっては大事なポイントだと思うんです。それは戦後、日本の外交官がこつこつ積み上げてきた成果だったのは間違いないんですよ。でも、そのビザなし交流についても、09年頃からロシアが否定し始めるようになってきて、いよいよ日本の足がかりが失われつつあるのかもしれないという気がします。 荻上 日本はほとんど、ジャイアンにカツアゲされるのび太みたいな状態になってきている。かつてはアメリカと経済成長という名のドラえもんが後ろ盾だったけれど、最近どうもドラえもんもいないらしい、だったら歯止めなくいじめ抜いてやれと。