小向美奈子や小阪由佳のように輝きたい! アイドルライター・小明が選んだ「サイゾー」記事3選

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小明さんの撮りおろしグラビア満載
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【サイゾーpremium】より 12月無料購読キャンペーン開催! ――1999年の創刊以来、芸能界から政財界、ヤクザにIT業界まで、各業界のウラ側を見てきた「サイゾー」。巷間騒がれる小誌の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい! そんな思いから、「サイゾー」を愛読している物好きな(失敬!)有名人からおなじみの識者の方々に、「サイゾー」でしか読めないオススメ記事を選んでもらう『あの有名人&識者が選ぶサイゾーレコメンド!』企画。今回は小誌ではすっかりお馴染みとなったアイドルライターの小明さん! 小誌とも付き合いの長い彼女が選んだ「サイゾー」の記事をご紹介します!  サイゾーさんには2005年に「おかしなアイドルがいる」と中野ブロードウェイのタコシェさんでグラビアの撮影をしていただいたのをきっかけに、今まで遭ってきた痴漢遍歴を綴った『モテすぎてこまっちゃう』、告知にかこつけて各界の大御所に自分の悩みを相談する『アイドルライター小明の「大人よ、教えて!」"逆"お悩み相談』等々、本当に長く連載をさせていただき、その都度たくさんのものを得たり、失ったりさせていただきました。  売れもしないのにアイドルを続けるにあたって、いろんな葛藤もありましたが、そんな時、いつもサイゾーさんが側にいてくれた……I'm proud。サイゾーが私の小室です。悩める私に「あ、もう少しやってみよう」と思わせてくれた記事をいくつか紹介しますね。 『ホリエモン×小向美奈子 「覚せい剤より、ストリップと買収のほうが気持ちイイ!」』 (2010年1月号「特別インタビュー」より)  小向美奈子と言えば私がグラビアで鳴かず飛ばずだった頃の大スターです。そんな彼女がいつの間にやら覚醒剤でお縄となり、フィリピンに潜伏し、ストリッパーになり、今ではAV界のスターに。昔から『BUBKA』にアレな写真が出回る方ではありましたが、まさかここまで来るなんて! 本人の悲壮感の無さや豪快な性格に「意外となんとかなるもんだなー」とこちらも楽観的な気持ちに。謎の激太りをしてブログで電波な罵詈雑言を綴った後、見事ダイエットに成功して復帰した小阪由佳さんにも同じような多幸感がありますよね。不死鳥のように人間は輝ける。そんな希望を、彼女たちはくれます。 『「ブログ広告で毎月300万円」本業よりもはるかに儲かる芸能人のブログ広告の実態』 (2012年12月「限定ニュース」より)  流行のステマ事件、私のところには一切話が来ませんでした。この記事によると、『商品のPRである1記事あたりに対するギャラはアクセス数や芸能人のランクによってS~Eまでにランク付けされており、Sだと2000万円でEだと60万円程度』……!! アイドルとして一番輝いていた時期でもB級だったので、今現在は恐らくE級以下と判断されたのでしょう。悔しい……! 60万円あれば私は家賃と光熱費を払っても(都落ちしたので家賃が安いんです)半年ほどは食い繋いでみせます。ブログのアクセスだって悪くはないはずです(全くテレビに出ていないのに、一日に数万アクセスあるんですよ)。何ならヤプログ!からアメブロに移籍したってかまいませんし、誰よりもさりげなく宣伝してみせましょう。あまり懲りていらっしゃらない企業の方、ここに穴場がありますよ。なにとぞよろしくお願いいたします。 『人生達成率0~1割のキンコメ・高橋が嘆く「もっとドキドキできるアイドルと仕事したい」』 (2011年11月号「連載」【『卑屈の国の格言禄』】より)  私の前連載、『大人よ、教えて!』が終わってそろそろ死のうかと思っていた頃に始まった新連載。ただし単体でなく、同じ「サイゾーテレビ」(サイゾーの動画チャンネルですよ、ご存じですか)で番組をやっているキングオブコメディの高橋健一さんと抱き合わせです。ついに単体から抱き合わせに……AV女優でいったら単体女優から企画女優になったようなもので、これからいろいろNGも解禁しなきゃいけないのかな……と複雑な気分で対談に臨むと、私よりも更に不満でいっぱいな高橋さんがいました。「もっとドキドキできるアイドルと仕事がしたい」「本当は相方とこういうのがやりたい(相方の今野さんのみ、多忙)」「小明さんって、処女のブタじゃん」  暴言も吐かれすぎると心が強くなってくるというもので、これは私が小向美奈子、小阪由佳よろしくアッパーでアヴァンギャルドな精神を手に入れるための試練なのかもしれません……。 「サイゾーさんへ」  今回いろいろな記事を読み返して、私がサイゾーさんに初登場した2005年から、もう7年以上も経過していることに驚きが隠せません。その間ずっと定期的にお仕事をさせていただいていますが、未だに一度も表紙にはしていただけませんね。これって一体どういうことなんでしょうか。そんなに有名じゃなくても、編集部の一押しの女の子を表紙にしたりしてるじゃないですか。私もそろそろいいんじゃないですか? たまにいただくカラーページでも、だいたいゾンビのグラビアとか、幽霊とか、顔がうつらない何かの広告とか、だんだん酷い扱いになっていませんか? けっこう連載も続いているのに、書籍化の話がぜんぜん出ないのもどうしてですか? 私ってそんなに将来性ないですか? もしかして、私のことめんどくさいって思ってますか? ちょっとひとつよろしくお願いしますよ。お願いしましたからね。ね。ね。 (文/小明) 小明(あかり) 1985年、栃木県生まれ。2002年、ホットドッグプレスドリームガールズ準グランプリを受賞。現在、月刊サイゾーにて、キングオブコメディ・高橋健一と共に「卑屈の国の格言禄」を連載中。サイゾーテレビ『小明の副作用』出演し、サイゾーよりCD「君が笑う、それが僕のしあわせ」も発売中。芸能生活10周年を迎えている。 今なら無料で読める!サイゾーpremiumでは他にも不死鳥のように蘇ったアイドルたちを応援する記事が満載です!】【福田明日香】「カラオケでモーニング娘。も」結成メンバー・福田明日香の復帰理由【加護亜依】──活動休止、現状、そしてこれからにすべて答えます。【限定インタビュー】夏目三久が心中を激白! 「踏み出さなければどうにもならなかった」
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創価学会員たちが語る公明党総選挙の裏側と池田名誉会長死亡説

【サイゾーpremium】より 12月無料購読キャンペーン開催! 【座談会参加者】 A:創価学会本部職員  B:創価学会本部職員 C:創価学会員
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『私が愛した池田大作』(講談社)
──現在、実質的には衆院総選挙真っただ中ですが【編註:12月1日現在】、いまひとつ公明党の存在感が薄いように思われます。 B 今年の前半くらいまでは、民主党の支持率の低さもあり、学会内部は「次回選挙で、やっと自公連立で政権与党に戻れる」というムードでした。しかし、ふたを開けてみれば、日本維新の会をはじめ、急伸する第三極の勢いや民自対決の陰に隠れ存在感が薄くなり、これまでにない厳しい選挙戦です。候補者の演説にも人が集まらないし、有権者に握手を求めてもこたえてくれない。2005年に”小泉”自民党と一緒に戦った郵政選挙の時と、雲泥の差があります。これだけ存在感が薄く、話題にされないくらいなら、何かバッシングを受けて多少注目されるほうがまだましかもしれません……。 C そもそも党代表の山口那津男さんが地味過ぎます。元代表の神崎武法さんも地味だったが、検事出身で政治的手腕も高かったし、テレビCMで「そうはいかんざき」と叫ぶくらいのユーモアもありました。そろそろ世代交代が必要なのではないでしょうか。 ──次期党代表には、誰が有力視されているのですか? B 東大出身者が2代続いたので、本来であれば創価大学出身で学会内の人気も高い北側一雄副代表が順当のはずでしたが、前回選挙で落選して傷がついてしまいました。かといって、同じく創価大出身で将来の代表候補といわれる高木陽介広報室長や遠山清彦平和局長は、マスコミ受けはよいのですが、代表になるには少し若過ぎる。有力株が見当たらないのが実情です。 A そうした実情が新規学会員数の伸び悩みや、会合・選挙活動などに参加しない学会員の増加など、今の学会の地盤低下を招いているのではないでしょうか? C 地盤低下の原因は、青年部がだらしないからですよ。私たちが若かった頃は、選挙といえば、学会や党に迷惑をかけないよう、もし罪を問われれば最後は自分で責任をかぶる覚悟で、他党候補者のポスターを剥がしたり、認知症の老人を投票所に連れていき公明党に投票させるなど、多少無茶なことでもする覚悟で選挙戦に臨んでいましたよ。でも、今の青年部員はみんなインテリ化して、電話勧誘やポスター貼りなど、他党と同じ選挙活動しかしておらず、それでは、勝てるものも勝てません。 ──例えば大阪市議会では、橋下徹大阪市長が代表を務める「大阪維新の会」と公明党は良好な関係です。国政レベルでも一緒にやっていこうという声はあるのですか? A 与党にならなければ連立する意味はない。公明党は野党なので、今の段階でわざわざどの党と組むかを意思表示するより、現段階ではフリーハンドでいたほうが都合がいい。維新の会に限らず、向こうからの申し入れがあって初めて、検討するということです。もっと言えば、維新の会に限らず、共産党以外であれば、連携の可能性は十分にある。公明党は「キャスティングボートを握りたい」党ですから(笑)。 B 今の学会上層部は一枚岩ではありません。これでは組織として方向性にブレが出ますよ。 C 公明党がどこと組もうと組むまいと、私たち学会員は必死になって選挙をやるだけです。 ──「学会員が必死に選挙をする」とのことですが、学会と公明党の力関係というのは、どちらが上なのでしょうか? →続きは無料キャンペーン実施中「サイゾーpremium」で!!
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元「噂の眞相」副編集長・川端幹人が選ぶ――メディアを掌握するAKBタブーに挑んだ3本

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【サイゾーpremium】より ――1999年の創刊以来、芸能界から政財界、ヤクザにIT業界まで、各業界のウラ側を見てきた「サイゾー」。巷間騒がれる小誌の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい! そんな思いから、「サイゾー」を愛読している物好きな(失敬!)有名人からおなじみの識者の方々に、「サイゾー」でしか読めないオススメ記事を選んでもらいました!! 今回の選者は、元「噂の眞相」副編集長の編集者・ジャーナリストの川端幹人氏。「サイゾー」では、2012年5月号岡留安則[「噂の眞相」元編集長]×川端幹人[元副編集長]──御用化の進むメディア、そして「サイゾー」に喝!にご登場いただくなど、浅からぬつながりがある川端氏に、オススメの記事を聞いたところ……。
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川端幹人さんの著書『タブーの正体
!』
「サイゾー」って、今ある商業メディアの中では一番タブーへの強度があるんじゃないでしょうか。これはお世辞じゃなくて、本気で思っていることです。  トヨタやユニクロ、マクドナルド、グリーなど、莫大な広告出稿でマスコミを黙らせているタブー企業に対しても頻繁に批判記事を掲載しているし、芸能では毎号のようにジャニーズやバーニングプのスキャンダルを取り上げている。一方、皇室報道や宗教、ユダヤといったシビアな問題もきちんと遡上にあげるし、雑誌流通を握っていまや出版界最大のタブーになったセブンイレブンのトラブルだって活字にする。そんな雑誌は「噂の眞相」なき今、「サイゾー」くらいしかないでしょう。  ただ、「サイゾー」のやり方は「噂の真相」とはちがっていて、軟体動物みたいな感じ。正面からタブーを突破しようとするのではなく、ぐにゃぐにゃと自分の体を変形させて、知らないうちに隙間からタブー領域に入り込んでいく。  たとえば、相手をヨイショしながらいつのまにかそのスキャンダルを暴露していたり、両論併記で公平な体裁をとりながら結果的に批判記事に仕上げていたり。とにかく融通無碍で、したたかなのが「サイゾー」の強みだと思う。  でも、最近はちょっとそのしたたかさがなくなっている気がするんですよね。妙に生真面目になって、これまではスキャンダル暴露や揶揄の方便でしかなかった分析とか批評を本気でやりだして、タブー破りを面白がる姿勢が減っている気がする。  とくに、気になるのがAKB48関連記事が姿を消してしまったこと。あらゆるメディアが利権をばらまかれてAKBの奴隷になってしまった中、「サイゾー」は「週刊文春」とともに、AKBタブーに踏み込める数少ないメディアだった。しかも、SKE48 の連載をやっている最中に、AKSオーナーの黒い履歴を追求するという掟破りの行為も平気でやっていたし……。  ところが、その「サイゾー」がここ一年くらいほとんど、AKBネタをやってないんですよね。ネットニュースの「日刊サイゾー」では結構やってるのに、雑誌の「サイゾー」とこの「サイゾーpremium」はなぜか、AKBに触れようとしない。  まさか、AKBのマスコミ対策を一手に担っている秋元“弟”伸介氏の手練手管に「サイゾー」までが籠絡されてしまった、なんてことはないだろうけど、とにかくここは、掟破りも平気でやっていたあのしたたかさを取り戻して、もう一度AKBタブーに踏み込んでほしい。 「週刊ポスト」「フライデー」から「アサヒ芸能」「東京スポーツ」「BUBKA」「WiLL」、さらには名だたる知識人までが一アイドルグループに取り込まれてしまっているこの状況は、たんなる芸能ゴシップの問題じゃなくて、メディア史的に見ても前代未聞の特異な現象なんですよ。絶対に誰かが本格的に検証しておく必要があるし、それをやれるのは、「サイゾー」しかないと思う。 電通と大手芸プロが用心棒になった──相次ぐAKB48ゴシップのつくり方 (2010年12月号「日本のタブー」【AKB48がタブー化した本当の理由】より) AKB48オーナーに囁かれるさらに黒い履歴とマスコミ統制 (2011年8月号「ニュース」記事より) 研究生の実態、所属プロの本音──事務所は太田、狙い目はSDN? AKB48の芸能界サバイバル術 (2011年8月号「ブームの闇、暴きます。」【醜聞にまみれたAKB48の明暗】より)  ということで、原点回帰の期待を込めて、過去の出色AKB記事を3本あげてみました。来月号はぜひ、「メディアが封殺したAKBスキャンダル大全」という大特集を!  川端幹人(かわばた・みきと) 伝説のスキャンダル雑誌『噂の真相』元副編集長。『噂の真相』時代は皇室問題や検察スキャンダルを取材・執筆し、2011年には右翼団体の襲撃を受け負傷。同誌休刊後はフリーの編集者・ジャーナリストとして活動。今年1月、皇室、電力会社からAKB48まで、メディアタブーの要因を分析した新書『タブーの正体!』(ちくま新書)を出版して話題に。 今ならAKB関連記事もすべて無料で読める! 無料キャンペーンの詳細はここをクリック!!

ITジャーナリスト・佐々木俊尚が選ぶ、記憶に残るサイゾーでの執筆記事3選

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【サイゾーpremium】より
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ジャーナリスト・佐々木俊尚氏
――1999年の創刊以来、芸能界から政財界、ヤクザにIT業界まで、各業界のウラ側を見てきた「サイゾー」。巷間騒がれる小誌の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい! そんな思いから、「サイゾー」を愛読している物好きな(失敬!)有名人からおなじみの識者の方々に、「サイゾー」でしか読めないオススメ記事を選んでもらいました!! 今回の選者は、小誌にてIT業界の"真の状況"を深読み・裏読みするITインサイド・レポートを連載中の佐々木俊尚氏です。佐々木氏が印象に残っている執筆記事とは?

「サイゾー」で僕が記事を書くようになったのは、フリーランスになってすぐの02年頃からです。「サイゾー」はまだ創刊3年くらいでしたね。今回は、その頃に自分が書いた記事の中から、印象深く覚えているものを3つ選びました。 「新旧天才起業家合体パンチ! 西和彦×堀江貴文『今こそヤフーBBを売っ払え』」 (2004年05月号より)  アスキーの創業者として有名だった西和彦さんと、ご存知ホリエモンの対談です。今のように西さんがすっかり表舞台から身を引く前で、まだまだ業界では名前が通っていた頃。逆に堀江さんは近鉄バファローズ買収などに乗り出す前でした。つまり新旧起業家だったんですが、2人とも何しろアクが強いキャラクター。西さんのほうは「この若造が」と思ってるだろうし、堀江さんのほうも「失敗した起業家が出てきやがって」と思ってるだろうし、現場は緊張しましたよ。内容としては、当時話題だったデジタル家電は今後どうなるか? など、ITを中心に世相を語る企画だったのですが、話の端々にピリっとした火花が散るような、スリリングな対談でした。 「ホリエモンだって「チェンジ」する! メディアへの大量露出と「徹底抗戦」の勝算」 (2009年6月号特集「ホリエモンだって「チェンジ」する!」より)  堀江さんとは、球界参入騒動(04年)の直前くらいまでけっこう頻繁に連絡を取って、会ったりしていました。でもその後、彼がマスコミの寵児になってからは疎遠になっていたのが、数年ぶりに会ったのがこの記事です。まだ裁判が終わる前の頃でしたね。堀江さんはカメラマンの要望に応じてハンバーガーにかぶりついたりしてました(笑)。  西さんとの対談の頃からこの頃まで、やはりこの時期はインターネットの歴史がどんどん変わっていく時だった。だからすごくおもしろかったですね。  それから、ITとは違うけれど、北朝鮮に関するルポ記事も記憶に残っています。 「マスコミに不信感を抱き続ける、北朝鮮拉致被害者家族たちの『恨15年』」 (2003年04月号より)  ちょうど僕が「サイゾー」で仕事をし始めた頃というのは、北朝鮮から拉致被害者が帰国する動きがあった時期でした。それまで北朝鮮というのはタブーだったわけです。特にメディアは朝鮮総連に対してすごく恐れを抱いていて、とにかく北朝鮮の悪口は言わない、という時代だった。だから、横田めぐみさんのご両親ら拉致被害者の家族の声を一切取り上げてきませんでした。北朝鮮は拉致を認めていませんでしたから。それが02年の首脳会談で一転して認めたどころか、5人が帰国してきたのでみんなびっくりした。そこで、これまで黙殺されてきた「北朝鮮による拉致被害者の家族連絡会」(家族会)とメディアの力関係が一気に逆転して、メディアは家族会に対して全く反論できない構図ができた。それはそれで180度反対に振り切れ過ぎなのではないか? というのを、古巣の新聞社などに取材して執筆した記事です。  この頃の男性誌は、総合誌や論壇誌でなくても硬派な社会派ルポルタージュを載せる文化がありました。「サイゾー」はその中でも、新進の書き手の登竜門、というような感じでしたね。僕もこうした記事を「サイゾー」で書いているうちに、他の論壇誌や総合誌に声をかけられるようになっていきました。今はそうした月刊誌自体もかなりバタバタと休刊してしまっていますが……。  僕にとっては、「サイゾー」というと、編集部の人数が少ない【編注:創刊以来、だいたい常に平均5人程度】ということと、その人たちが雑誌のイメージを裏切っていわゆる“海千山千の強面”という感じでは全然ないのが印象的(笑)。創刊した頃から「いつまで続くのか?」と言われ続けて10年以上経っているから驚異的ですよね。IT系の企業に関する裏話の記事も、業界のことを知って書いているというのがわかっておもしろいです。そういうメディアは今はほかにないですから、これからもニッチにディープに探っていくとおもしろいと思います。 (構成/編集部) 佐々木俊尚(ささき・としなお) 1961年生まれ。毎日新聞、アスキーを経て、フリージャーナリストに。ネット技術やベンチャービジネスに精通。主な近著に『電子書籍の衝撃』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『キュレーションの時代』(ちくま新書)、『「当事者」の時代』(光文社新書)ほか。「サイゾー」にて、佐々木俊尚の『ITインサイド・レポート』を連載中。 twitter:@sasakitoshinao 今なら無料で読める! 無料キャンペーンの詳細はここをクリック!!

芸能マネージャーが語る嫌いな事務所はどこだ!? 「日刊サイゾー」編集長が選ぶ匿名座談会・傑作選

サイゾーpremium」12月無料購読キャンペーン開催!
【サイゾーpremium】より ――1999年の創刊以来、芸能界から政財界、ヤクザにIT業界まで、各業界のウラ側を見てきた「サイゾー」。巷間騒がれる小誌の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい! そんな思いから、「サイゾー」を愛読している物好きな(失敬!)有名人からおなじみの識者の方々に、「サイゾー」でしか読めないオススメ記事を選んでもらう『あの有名人&識者が選ぶサイゾーレコメンド!』企画。その番外編として、今回は兄弟サイト「日刊サイゾー」の編集長が、「サイゾーpremium」でのオススメ記事を選んでみました! 「マスコミの裏を読む! 体制の裏をかく!」を標榜し、日夜ニュースを配信し続ける「日刊サイゾー」編集長が目をつけた記事とは……
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(写真/後藤秀二)
 匿名座談会が大好きなんですよ。匿名でしか語れない、もし身バレしたら会社をクビになるどころか、社会的信用さえ失ってしまうかもしれないヤバネタを持ち寄る座談会。参加者たちには、何の得もない集まり。だからこそ、言いたいことしか言わない。そんなの、面白いに決まってるんです。

『バーニングは防弾チョッキ必須!? 芸能マネージャーが選ぶ”本当に働きたい”芸能プロ』 (2012年6月号「崩壊する超優良企業」【魑魅魍魎うごめく芸能プロの真価】より)  1本目は現役の芸能マネージャーさんたちが5人も、よってたかってギョーカイ談義。いきなり「A.私が嫌いな事務所は──」で始まるところがサイゾーらしいですね。一行目から「どんな悪口が飛び出すんだ!?」と期待してしまいます。座談会の中身も、その期待にたがわぬ濃厚さ。ももクロちゃんの知られざる収支事情や、吉本の超絶ブラック体質、ジャニーズ、ホリプロ、ナベプロなど超大手の絶対知られたくないであろう内情から、「私も恋愛ではドMだけど、仕事ではドS。」という一マネージャーさんの個人的な告白まで、読み応え抜群ですよ。 ◎『マジに恋してストーカーに!? AKB48"ピンチケ"座談会』 (2010年2月号「新しい日本のタブー」【AKB48"ピンチケ"座談会】より)  2本目に選んだのは、AKB48の若いファンの方々による座談会。普段、学校や会社ではさらけ出せない“ヲタっぷり”を思う存分発表できるのも、匿名座談会の特徴です。座談会に集まった彼らの表情は、まるで戦場で同朋を見つけた兵士のようだったとか、そうじゃなかったとか。  で、そんな彼らが、“キモすぎる(ほめ言葉)”ヲタトークを繰り広げるのかと思いきや、意外に冷静にアイドルブームをとらえていて、「アイドルの正しい楽しみ方」を模索しているのがこの座談会。それでも、女性のアイドルファンを狙う「女ヲタヲタ」の存在など、ディープな話題も盛りだくさんでした。 ◎『『ワンピース』がついに落ち目に!? 書店員が明かす”ヒット作”の実情と出版社との関係』 (2012年12月号「タブーなマンガ」【書店員たちが匿名で語るマンガの実情】より)  3本目は、出版不況の中で「まだ救いがある」といわれているコミック業界をめぐる流通側の方々のお話。50万部、100万部というヒット作がゴロゴロしているコミックの世界ですから、流通や小売りもさぞ景気がいいのかと思いきや、そこには大手出版社の傲慢に苦しめられる善良な市民の姿が……。Amazonの脅威も相まって、なかなか大変そうですが、お互いがんばっていきましょうね。  というわけで、「サイゾーpremium」の中から特に楽しかった匿名座談会の記事3本を選んでみました。  それにしても、こんなリスクしかない「サイゾー」の匿名座談会に、どうして彼らは参加するのでしょう。それはきっと、自分たちのいる業界を愛し、業界の未来を憂いているからに違いありません。そうしたみなさんの魂の叫びを少しでも多くの方々に伝えるのが編集部の役目なんです。だから志高き各業界のみなさま、どうか今後も「サイゾー」の匿名座談会にご協力くださいね。謝礼は極薄ですけど! 今なら無料で読める! 無料キャンペーンの詳細はここをクリック!!

芸能マネージャーが語る嫌いな事務所はどこだ!? 「日刊サイゾー」編集長が選ぶ匿名座談会・傑作選

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(写真/後藤秀二)
 匿名座談会が大好きなんですよ。匿名でしか語れない、もし身バレしたら会社をクビになるどころか、社会的信用さえ失ってしまうかもしれないヤバネタを持ち寄る座談会。参加者たちには、何の得もない集まり。だからこそ、言いたいことしか言わない。そんなの、面白いに決まってるんです。

『バーニングは防弾チョッキ必須!? 芸能マネージャーが選ぶ”本当に働きたい”芸能プロ』 (2012年12月号「タブーなマンガ」【魑魅魍魎うごめく芸能プロの真価】より)  1本目は現役の芸能マネージャーさんたちが5人も、よってたかってギョーカイ談義。いきなり「A.私が嫌いな事務所は──」で始まるところがサイゾーらしいですね。一行目から「どんな悪口が飛び出すんだ!?」と期待してしまいます。座談会の中身も、その期待にたがわぬ濃厚さ。ももクロちゃんの知られざる収支事情や、吉本の超絶ブラック体質、ジャニーズ、ホリプロ、ナベプロなど超大手の絶対知られたくないであろう内情から、「私も恋愛ではドMだけど、仕事ではドS。」という一マネージャーさんの個人的な告白まで、読み応え抜群ですよ。 ◎『マジに恋してストーカーに!? AKB48"ピンチケ"座談会』 (2010年2月号「新しい日本のタブー」【AKB48"ピンチケ"座談会】より)  2本目に選んだのは、AKB48の若いファンの方々による座談会。普段、学校や会社ではさらけ出せない“ヲタっぷり”を思う存分発表できるのも、匿名座談会の特徴です。座談会に集まった彼らの表情は、まるで戦場で同朋を見つけた兵士のようだったとか、そうじゃなかったとか。  で、そんな彼らが、“キモすぎる(ほめ言葉)”ヲタトークを繰り広げるのかと思いきや、意外に冷静にアイドルブームをとらえていて、「アイドルの正しい楽しみ方」を模索しているのがこの座談会。それでも、女性のアイドルファンを狙う「女ヲタヲタ」の存在など、ディープな話題も盛りだくさんでした。 ◎『『ワンピース』がついに落ち目に!? 書店員が明かす”ヒット作”の実情と出版社との関係』 (2012年12月号「タブーなマンガ」【書店員たちが匿名で語るマンガの実情】より)  3本目は、出版不況の中で「まだ救いがある」といわれているコミック業界をめぐる流通側の方々のお話。50万部、100万部というヒット作がゴロゴロしているコミックの世界ですから、流通や小売りもさぞ景気がいいのかと思いきや、そこには大手出版社の傲慢に苦しめられる善良な市民の姿が……。Amazonの脅威も相まって、なかなか大変そうですが、お互いがんばっていきましょうね。  というわけで、「サイゾーpremium」の中から特に楽しかった匿名座談会の記事3本を選んでみました。  それにしても、こんなリスクしかない「サイゾー」の匿名座談会に、どうして彼らは参加するのでしょう。それはきっと、自分たちのいる業界を愛し、業界の未来を憂いているからに違いありません。そうしたみなさんの魂の叫びを少しでも多くの方々に伝えるのが編集部の役目なんです。だから志高き各業界のみなさま、どうか今後も「サイゾー」の匿名座談会にご協力くださいね。謝礼は極薄ですけど! 今なら無料で読める! 無料キャンペーンの詳細はここをクリック!!

【Paix2】塀の中のコンサートが300回を達成、「社会派デュオ」が人知れず抱える悩み

【サイゾーpremium】より ──キュートな外見と伸びやかな歌声、元気を与える曲で受刑者たちの心の支えとなっているアーティスト「Paix2(ペペ)」が12年間の活動を振り返る。
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(写真/田中まこと)
「受刑者のアイドル」と呼ばれる歌手がいる。MegumiとManamiによる女性デュオ「Paix2(ペペ)」である。インディーズ時代に地元の鳥取刑務所でコンサートを行ったことがきっかけで、2001年にメジャーデビューを果たした後も全国の矯正施設での活動を継続。その回数、実に300回以上。透明感ある歌声、躍動感あふれる歌詞。「刑務所で癒やされた」「出所してからもファン」という声を聞く。 Manami 「最初はステージの勉強ができたらという思いだったんです。でも、『若い女の子が刑務所でコンサートを開くことは珍しい』と、すごく喜んでもらえて」  2人はこの活動を”慰問”ではなく”プリズン・コンサート”と呼ぶ。それは”慰問”という言葉が上からの目線のように感じることと、被害者感情を配慮してのことである。志の高い2人だが、苦悩もあった。 Manami 「”プリズン・コンサート”に矛盾を感じることもありました。被害者や遺族の方がいるのに、私たちが受刑者を楽しませに行くのは間違っているのかなと悩んで……。でも、そこを突き詰めると歌えなくなってしまう。それなら同じ空間を過ごす貴重な機会に、被害者や遺族の方のメッセージを届けたり、元看護師のMegumiさんが体験した命の現場のお話をしたり、お説教するのでなく、何か感じ取ってもらえればと思ってMCをしています」 Megumi 「”刑務所でしかコンサートをしない”というイメージがついてしまったことで、等身大の自分が出せずに悩んだ時期もありました。『もう悪いことできないな』って(笑)。もっと勉強して取り組まないとダメだとガチガチに堅く考えすぎていた時期もありました。  それに、メジャーデビューしたからには売れたいじゃないですか。でも、”プリズン・コンサート”は基本的にボランティア。この活動をやめて、一般的なライブをしたほうがいいんじゃないかと話し合い、考えたこともありました。10年以上の年月を重ねて、やっと『ペペのスタイルを貫けばいいんだ』と思うようになれました」  また、かつてはメディアでの扱いに悔しい思いもした。『サンデー・ジャポン』(TBS系)の取材を受けたが、放送でペペの出番は少し流れただけ。中心となっていたのは、女性タレントの刑務所潜入リポートだった。要は取材申請の厳しい刑務所内の取材許可を得るため、ペペの取材と称して彼女たちを利用したのである。  それに、刑務所での公演は通常のコンサートと異なる点も多い。今年、広島で受刑者の脱走事件があった直後は、代表曲『元気出せよ』を歌う際、サビで受刑者と一緒にこぶしを振り上げる振り付けを禁じられた。 Megumi 「脱走犯が捕まったばかりで、会場内の空気がピリピリしていたんです。私たちの刑務所でのコンサートが300回目ということでテレビ取材も入っていましたから、盛り上がる様子が放映されると、タイミング的に一般の方に『刑務所の管理が甘いから、脱走事件が起こった』と思われかねない。同様に、凶悪犯罪が注目されている時期は、刑務所の職員の方々も大変です。私たちも規則を破る受刑者が現れないよう気をつけています。たとえば、盛り上がりすぎたら沈静化するようなMCに切り替えたり。そこが一般のコンサートとは違いますよね」  ペペが12年間積み上げてきたものは重い。その実績が評価され、今年、犯罪の防止や犯罪者の更生に寄与した人物に贈られる作田明賞を受賞。現在は、東日本大震災被災地でのコンサートや一般のコンサートと活動の幅を広げている。 Manami 「メッセージ性の強い私たちの曲を、もっと広く世の人に聴いてもらいたい。12年間“塀の中”で学んできたことを、今後はもっと外に向けて発信していきたいと思っています」 (文/安楽由紀子) Paix2(ペペ) 井勝めぐみ(Megumi、1975年生まれ、鳥取県出身、写真右)と北尾真奈美(Manami、1978年生まれ、鳥取県出身、写真左)によるデュオ。00年に結成。「Paix」はフランス語で「平和」の意味。01年シングル『風のように春のように』(日本コロムビア)でデビュー。05年、法務大臣より感謝状を授与される。10月18日には、かつしかシンフォニーヒルズにて、チャリティーコンサート「元気出せよ かつしか」を開催。 公式サイト〈http://paix2.com/■コンサート情報 Paix2チャリティーコンサート「元気だせよ かつしか」 日時:10月18日18時30分開演(18時開場) 場所:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール 詳細:http://paix2concert.lolipop.jp/
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『逢えたらいいな プリズン・コンサート三〇〇回達成への道のり』 2人の生い立ちから結成までの経緯、プリズン・コンサートを継続する上で起きた山あり谷ありのさまざまなエピソードを綴った自叙伝的エッセイ。2人が何を思い、何を伝えようとプリズン・コンサートを続けてきたのか、その胸の内が詳しく書かれている。2人を引き合わせプロデュースをしたマネージャー片山氏のインタビューも収録している。タイトルは、彼女たちの1stアルバムから。 発行/鹿砦社 価格/1470円(税込)
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櫻井翔と中居正広は既定路線? ジャニーズのポチと化したテレビ局が挑む五輪中継

【サイゾーpremiumより】
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『SMAP 中居正広』(アールズ出版)
──バレーボールワールドカップの放映のみならず、いまや、スポーツの祭典に欠かせなくなったジャニーズの存在。今回のロンドン五輪でいえば、民放、NHK6局のうち、実に3局が公式キャスターとしてジャニーズのタレントを起用している。「キャスターとしては可もなく不可もなく、現地の取材陣の邪魔はしない」という評価(?)もあるが、彼らの起用の裏には、やはりというべきテレビ局の思惑があった──。  五輪開幕を前に、各テレビ局で特番キャスターの陣容がほぼ出揃った。もっとも「スポーツ中継のバラエティ化」という民放の悪癖は相変わらずで、今回もどこかで見たような顔触れとなっている。  いち早く中継体制を発表した日テレは嵐の櫻井翔、フジはTOKIOの国分太一といずれもジャニーズがメインキャスターに決定。櫻井は日テレのニュース番組『NWS ZERO』のキャスターを務めており、北京・バンクーバーに続く3大会連続の起用。国分もフジの看板スポーツ番組『すぽると!』に出演中で、ある意味順当といえる人選だ。  テレビ朝日も5大会連続での起用となる松岡修造が決定しているが、気になるのはテーマソングも担当する福山雅治。スペシャルゲストとしてロンドン入りもするようだが、趣味のカメラが高じて、カメラマン然として堂々と現地入りしたシドニー五輪では、本物の取材陣から大ブーイングを受けた”前科”もあるだけに、その動向が注目されるところだ。  唯一、賭けに出たのがテレビ東京。メインが俳優の佐藤隆太、リポーターに元プロゴルファーの古閑美保というコンビは他局も首をかしげるキャスティングだ。 「佐藤の起用ですが、どうやら島田昌幸社長の鶴の一声で決まったようです。ウチはもともと予算が少ないためビッグネームはハナから無理。そこに、爽やかなイメージと知名度もそこそこ、ギャラも安めという佐藤が浮上した。仕切りは経験豊富な局アナの大橋未歩に任せればいいという考えです」(テレビ東京関係者) 佐藤にしても今回のオファーは渡りに船だろう。TBS『ROOKIES』の大ヒットで一躍旬な俳優となり、CMやドラマ出演が激増したものの、その後はジリ貧。主演したドラマ『クレオパトラな女たち』(日テレ)も打ち切りになるほど数字的には惨敗で、今が最後の売り時との声も聞こえてくる。 「佐藤と松岡は、共に暑苦しいキャラが売りだけに”熱血キャラ対決”なんて言われてます。ただ、選手出身で、ニュース番組などでアスリートへの地道な取材を続けてきた松岡に対して、専門知識も経験もない佐藤の起用は、ハッキリ言って他局ドラマのイメージに頼ったバクチでしかないでしょう」(放送作家)  唯一、7月に入るまでメインキャスターの発表がなかったTBSだが、アテネから連続して担当しているSMAPの中居正広に決定した。 「発表が遅れた理由は、後輩の関ジャニ∞の村上信五が出ているユーロの決勝中継が終わってからという配慮だったようです。ただ、中居は大の野球ファンだけに、一部では『今回は正式競技から野球が外れたから、中居がグズっているのでは』なんて話も飛び交ってました」(テレビ誌記者)  最後に、国内のテレビ局では最長の放送時間を予定しているNHKだが、メインの中継キャスターにフリーの山岸舞彩を起用。ベテラン局アナの工藤三郎アナとのコンビでロンドン入りする予定で、NHKが中継キャスターを現地に派遣するのも初めての試みだ。 「これまで局アナだけによる中継を続けてきたNHKも、とうとうバラエティ化への舵を切り始めたということでしょう。山岸はあのセント・フォースの所属で、担当するスポーツ番組ではNHKらしからぬミニスカ美脚でオジサン層の支持を集めて抜擢されましたからね。そういえば過去には、東レのキャンペーンガールとして水着姿を披露したこともある」(前出・テレビ誌記者)  こうして見ると、今回はジャニーズ勢を起用した日テレ、フジ、TBSのバラエティ路線、ジャーナリズムを意識したテレ朝、勢いと熱血のテレ東、そして安定味に若干のお色気を加えたNHKという構図になりそうだ。 「特徴的なのは、吉本勢の名前がほとんど見当たらないこと。日テレの明石家さんまくらいで、五輪中継では常連のダウンタウン・浜田雅功もいない。1年ほど前までフジ『すぽると!』のレギュラーコメンテーターをやっていたチュートリアルの徳井義実も、まったくお呼びがかからなかった。やはり島田紳助事件や生活保護費受給問題などでついた黒いイメージが影響したんでしょうか」(広告代理店関係者)  それにしても、あらためて目立つのが6局中3局というジャニーズの独占ぶり。ファンを除けば、いささかウンザリという空気も漂ってきそうだが、それでもなおジャニーズ勢が五輪キャスターの座を守り続けるのには理由がある。 「局側としては、『ジャニーズタレントを起用することで若い世代に興味を持ってもらえれば、競技人口の底上げにもなる』というのが表向きの見解ですが、本音を言えば、やっぱり安定した視聴率が見込める点に尽きる。ジャニーズには根強い固定ファンがいますし、スポンサーのウケもいい。山ほどある冠番組と連動した番宣も可能ですしね」(民放プロデューサー)  その威力はこの5~6月にフジとTBSが中継したバレーボール世界最終予選でも実証済みだ。特に女子チームは大会前に『VS嵐』に出演。「スペシャルサポーター」のSexy Zoneが毎日のように会場を盛り上げ、これを国分がキャスターを務める『すぽると!』がトップニュースで連日報道。最終戦では23%という高視聴率を記録したが、世間との温度差を考えれば、これは驚異的な数字である。  いくらジャニーズに興味のないオジサン視聴者が「スポーツ中継は局アナと専門家の解説で十分だ」と文句を言ったところで、それだけで視聴率は狙えない。以前に比べて影響力の低下が指摘されるジャニーズだが、力関係でいえば、人気のジャニーズ勢を局側が奪い合っているという構図はここ十数年変わっていないのである。 「日テレでいえば、嵐は今年の『24時間テレビ』のメインパーソナリティーにも決定しており、上層部は最初からジャニーズありきで動いていた。正直言って五輪もか、という感じです。対抗馬として名前が挙がっていたのも、スポーツ番組『Going!』に出演しているKUT-TUNの亀梨和也くらい。それも7月から映画版『妖怪人間ベム』の撮影が入っているためにスケジュールが取れず、スンナリと櫻井に決定しました」(日テレ関係者)  ただし、過去2回の櫻井の司会ぶりは、「無難ではあるが、カタすぎる」と、それほど評価が高かったわけではない。さすがに日テレも心もとなかったようで、明石家さんまとくりぃむしちゅーの上田晋也というメインクラスを”スペシャルサポーター”としてキャスティングしている。  国分を選んだフジにも同様の事情があったようだ。看板番組の『SMAP×SMAP』『VS嵐』に加え、4月クールでも嵐の大野やSMAPの草彅剛が主演したドラマが、それなりの視聴率を獲得しているという”恩義”がある。 「最近はジャニーズのゴリ押しが恒常化していて、局員ですらゴリ押しとは思わなくなっている(笑)。まあ、国分なら上層部から現場のスタッフにまでまんべんなく腰が低いし、取材でも番記者の邪魔はしないのでマシな部類ですよ」(在京テレビ局スタッフ)  制作発表会見では「フジのお偉いさんにどうにか気に入ってもらって、このポジションを手に入れることができました」と冗談交じりに話していた国分だが、事務所の後押しの力を誰よりも自覚していたのかもしれない。  ジャニーズにとって今回、唯一の誤算といえば、これまでキャスター起用とほぼセットで採用されてきたテーマソングを外されたことだろう。日テレ内からも、こんな声が聞こえてくる。 「嵐の曲が最有力ですが、実は制作サイドからAKB48を起用したいという要望が出ていて調整に難航しています」(日テレ関係者)  露出が約束されるオイシイ五輪特需の争奪戦はギリギリまで続くようだ。 (文/小松 巌) (この記事は7月上旬に作成された記事です。)
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