中村橋之助の不倫騒動で妻・三田寛子の株アップも、夫婦の今後は不透明?

motoki0920
「週刊文春」(9/22号、文藝春秋)
今週の注目記事・第1位 「<三田寛子ショック!>夫・中村橋之助<芝翫>襲名目前の『禁断愛』」(「週刊文春」9/22号) 第2位 「高畑裕太『冤罪声明』を仕掛けた親バカ女優」(「週刊文春」9/22号) 「<誰も解説しない>『高畑裕太』釈放から読み取れること」(「週刊新潮」9/22号) 「高畑裕太『49歳といわれる被害女性』あの夜の因縁」(「女性セブン」9/29・10/6号) 「すべての謎が解けた! 高畑裕太強姦致傷事件『示談交渉を仕切った暴力団関係者』」(「フライデー」9/30・10/7号) 第3位 「都知事『小池百合子』金庫番が手を染めた特権的錬金術」(「週刊新潮」9/22号) 第4位 「『布袋寅康』『江角マキコ』と自宅売却の一流芸能人『GACKT』の大損」(「週刊新潮」9/22号) 第5位 「『私のアイデンティテイは台湾人』16年前に蓮舫が本誌で語った“本心”」(「週刊ポスト」9/30号) 第6位 「白鵬『怪しい休場』だけじゃないどんどん安くなる稀勢の『綱』」(「週刊ポスト」9/30号) 第7位 「安倍総理よ、天皇陛下に『特措法』とは何たることか!」(「週刊ポスト」9/30号) 第8位 「『餃子の王将』社長殺人の黒幕と疑われた『美空ひばり』最後の後見人の告白」(「週刊新潮」9/22号) 第9位 「『有名化粧品会社』会長53歳の不徳」(「週刊文春」9/22号) 第10位 「食の『プロ』たちは『食べログ』をこう使っている」(「週刊ポスト」9/30号) 第11位 「総理の椅子は目前だった『加藤紘一』陽の当たらぬ15年」(「週刊新潮」9/22号) 第12位 「健康長寿の『新常識10』」(「週刊新潮」9/22号)  先週は現代が合併号だったので、今週はお休み。そこで、ポストのSEXグラビアと記事から見てみよう。  巻頭グラビアはいつもの「葉加瀬マイ 深白」。巻頭の袋とじは「川島なお美 永遠のカーテンコール 没後1年追悼グラフ」。冒頭から、いきなりのおっぱいポロリ。20代の初めの頃から、なかなかセクシーなカラダだ。もう1年もたってしまったんだね。  後半は「パソコンスマホで無料エロ動画を100%楽しむ方法」。オススメは「CPZオンライン」のようだ。無料で、だましなし。毎日AVのサンプル動画を流しているそうだ。  袋とじは「膕(ひかがみ)のエロス」。膕なんて知ってます? 膝の裏側というと味気ないが、こういう言葉を使うと何やら謎めいて見えるから不思議だ。お尻から続く膝の裏側もいいが、スカートからのぞく膕が艶めかしくていい。それに「艶色美熟女図鑑 佐々木あきさん36歳」  記事のほうは「死ぬまでSEX」「死ぬほどSEX」。これに「死んでもSEX」と続けば、SEXの永久運動か。「1億円のSEXと5000円のSEX 何が違うのだろう?」「オーバー60でも楽しい風俗店」「オレ史上最高の女性器を語ろう」などなど。世の中にはSEXしかない、と思えてくるから不思議だ。  さて、新潮の健康の新常識からいこう。この中で、私が“なるほどな~”と思ったのは2つ。腸内環境を改善して免疫力アップするにはヨーグルトがいいといわれるが、どれを買っていいのかわからない。  メーカーも「乳酸菌が生きて腸まで届く」ということをうたい文句にしているところがあるが、「ドクター秋津」が言うには、1%でも生き残っていればいいので、どれでも同じだそうだ。  それに近年、コーヒーがさまざまな病気の予防効果があることが認められてきているという。オランダの研究グループが追跡調査したところ、1日7杯以上コーヒーを飲む人は、2杯までしか飲まない人に比べて糖尿病にかかる割合が50%も低いそうだ。  また、厚労省の調査では、コーヒーを常飲する人は肝がんのリスクが50%、女性の場合は大腸がんのリスクが30%も低いことがわかった。これは、コーヒーの中に含まれている「クロロゲン酸」というポリフェノールが血糖を改善する作用があるからだという。今のところ緑茶には、残念ながらそれほどの効果が認められていないそうだ。  この原稿もコーヒーを飲みながら書いているが、1日7杯以上というのは大変だな。  ところで、加藤紘一という政治家が亡くなった。「宏池会」のプリンスといわれ、1991年には官房長官になり、総理間違いなしと言われたこともあった。  小渕恵三総理が病で倒れ、密室の談合で森喜朗総理が擁立された。その森をつぶそうと、加藤は野党と組んで内閣不信任案を通そうとしたが、失敗する。  その後、事務所の代表が脱税容疑で逮捕され、加藤自身も特捜部から政治資金規正法違反の疑いで事情聴取され、結局、議員辞職に追い込まれる。それからは鳴かず飛ばずで、2回脳卒中に襲われ、リハビリをしていたそうだ。  新潮によれば、そのリハビリをしている病院に愛子夫人はほとんど姿を見せなかったという。頭はいいが、政治家としての器量がない。彼の評価は、そんなところかもしれない。  一時期、私も彼とお付き合いしていた。気さくな人柄で、地元山形の「だだちゃ豆」を土産にもらったりした。  一度、赤坂の小泉純一郎元総理がよく行く割烹で待ち合わせしたが、彼が予約していなくて入れなかったことがあった。すると彼は、そこら辺を自分で歩き回って、汚い焼肉店を探してきてくれた。そこで、2人きりで話をしたことを思い出す。  加藤の乱を起こしていなければ……。永田町に「もし」はないが。    次は、ポストの「食べログ」の記事。事の発端は、9月に飲食店のオーナーが投稿したツイートだった。いきなり食べログのスコアが3.0に下がった。「有料の予約システムを使わないと、検索の優先順位を落とす」と言われたが、断ったからだというのだ。  これは事実であろう。常々思うことだが、「食べログ」の評価がどう決まるのかも不透明だ。  そこでポストは、ここに注意しろという。★の数より口コミ数。最近更新が少ない店は要注意。ラーメン店は要注意などなど。ラーメン店については、好みにそれぞれ偏りがあるので、そのまま信用しないほうがいいというのだ。  自分の好きな店を高く評価している人を見つける。3.0から3.3の間に名店が隠れているというが、一番大事なのは「自分の勘」を磨くことである。  これは、好きな本を見つけることと同じだ。何百回も失敗して、自分の好みのものを見つける。それが醍醐味でもある。  文春に、気になる記事がある。私でも名前ぐらいは知っているスキンケアブランド「ドクターシーラボ」で有名な株式会社シーズ・ホールディングスの城野親徳会長(53)が、今年2月に行ったグアムの物件視察旅行に、当時高校生だったA子(17)を同伴して、同じホテルの部屋に3泊したというのである。  その上、彼が支援しているファッションと音楽イベント「ガールズアワード2016」で、一流モデルに交じってこのA子もモデルとしてぎこちない姿で出場したというのだ。  これでは「淫行疑惑」がささやかれても仕方ないと思うが、A子の母親は「親も承知の上で、同行者と娘は肉体関係のあるような仲では一切ありません」と文春に答えている。  真偽のほどは定かではないが、女性相手のビジネスでは、こういうウワサが流れるだけでもマイナスであろう。 「餃子の王将」の社長だった大東隆行社長が射殺されて3年がたつが、いまだに犯人は捕まっていない。  中国人の殺し屋説から、金銭トラブルでの暴力団による殺害説が飛び交ったが、その中で有力犯だと警察が見込んだのが、上杉昌也氏(72)だった。  彼は部落解放同盟のドンを兄に持ち、美空ひばりの後見人としても知られた存在だそうだ。また、事件を調査した「第三者委員会」は、約260億円の資金が彼に流出していて、約170億円が未回収であると公表している。    しかし、上杉氏は、王将の創業者と親しかったのは事実だが、大東氏殺しなどの疑惑についてはまったく事実無根だと否定している。顔も実名も出して話すからには、相当の覚悟があったのに違いない。彼の言い分に、警察側はどう答えるのか? ダンマリを決め込むだけではなく、反論があればするべきである。  冤罪は、犯人が捕まらない警察が焦って犯人をでっち上げるときに起こる。上杉氏のほうに理があるのか。まだまだ事件の闇は深いようである。    ポストは、天皇が語った「お言葉」を深く考えようとせず、小手先の「特措法」でおざなりに処理しようとしている安倍晋三総理を批判している。  批判の声は、自民党の長老で、今上天皇の学習院時代のご学友である島村宜伸元農水相のこのコメントに集約されている。 「天皇陛下は、自分の後をしっかり継続させることについて様々な思いをお持ちになってあのお言葉になったのだと思います。そうであれば、陛下一代のことではなく、今後にもつながる軌道を整えることが政府の役割。生前退位を一代限りで認め、皇室典範の改正もしないというのが政府の考えであるなら、それは陛下のお気持ちと遊離している。確かに、皇室典範の改正には様々な意見がある。だから政府として面倒だというのもあるでしょう。しかし、それでも将来にわたる皇室のあり方を考えれば、必要な改正は行われなければならない。面倒だからと皇室典範改正には触れず、特措法で済まそうというのは、総理が本来取るべき対応ではない」  ロシアのプーチン大統領とは親しくやりとりし、地元へ迎えることまでするのは、北方領土返還というニンジンが欲しいだけだ。だが、プーチンが四島返還を言いだすとは考えにくいし、二島では世論が納得しまい。その上、天皇の気持ちを無視するような対応は、多くの日本人の安倍への反感を掻き立てることになるはずだ。  お次はポストから。綱取りを目指す大関・稀勢の里は9日目で7勝2敗。今場所優勝すれば文句なしに日本人横綱になるが、白鵬が休場しているのは、稀勢の里に優勝、もしくは準優勝させる「怪しい休場」ではないかと疑義を申し立てている。  白鵬の全休は10年ぶりだという。それも、8月の夏巡業では全勤だったし、足腰に負担のかかる不知火型の土俵入りも問題なくこなしていたのにと、後援会関係者からも疑問の声が上がっているようだ。  それに、18年ぶりの日本人横綱を待望する相撲協会は、勝ち星に関係なく優勝なら、準優勝ならと、ハードルをどんどん下げているのである。  ポストの読みは、モンゴル籍のまま一代限りの年寄りになりたい白鵬が、協会の歓心を買おうとしたのではないかというものだ。  果たして、その通りいくのか? 勝負弱い稀勢の里にとっては、かえってプレッシャーになって綱を逃すのではないか、そんな気がする。 さて、蓮舫が民進党代表に選ばれたが、幹事長に野田佳彦元首相を指名したのにはガッカリした。野田は、民主党を崩壊させた「A級戦犯」である。こんな人間を持ってくるとは、蓮舫という女性の器量がわかろうというものだ。  ポストは、蓮舫が2000年の外国人参政権問題の時、ポストのインタビューで、台湾人であることをこう話していたと再録している。 「帰化して、日本の構成要因になって初めて手にするのが参政権だ。ただし、国籍に全員がアイデンティティを感じるものではない。私は帰化しているので国籍は日本人だが、アイデンティティは『台湾人』だ。在日朝鮮人・韓国人の方たちのアイデンティティは朝鮮・韓国という国家にあるのではなく、『在日』それ自体にあり、非常に複雑。だからこそ、自分のアイデンティティ、国籍を深く考える。日本人はこのアイデンティティと国籍への関心がとても薄いと感じる」  それほど台湾へのアイデンティティを持っていたのに、代表戦に出ると弊履のごとく台湾籍を抜いたのはなぜか?  二重国籍のままで何が悪いと、堂々と胸を張って主張すればよかった。それでこそ新しい時代のリーダーのひとりになれたかもしれなかったのに、薄っぺらな人間であることが日本人にも台湾人にもわかってしまった。  ところで、詐欺師はいつの世にも出てくるが、60人から総額113億円をだまし取ったというのは、なかなかお目にかかれない事件だ。  単純計算で、1人当たり1億8,000万円になる。やり方はよくある手で、先物商品の一時的な価格差を利用して確実に儲かると言ってカネを集めた。だが、運用実態はなかったというものだ。 「クエストキャピタルマネージメント」という投資コンサルタント会社で、社長は松井直幸(47)。09年からやっていたそうだ。こんないい加減な話に乗るほうがバカだと思ってしまうのだが、いるんだね、有名人にも。  寿司チェーンの「小僧寿し」も、1億円出資したそうだ。ミュージシャンで俳優のGACKTは、自宅まで売却して数億円を注ぎ込んだという。「GACKTはガク然」(新潮)なんちゃって。  やはりミュージシャンの布袋寅泰も、女優の江角マキコも被害者だそうだ。3人とも新潮の取材に、出資したことは認めている。お気の毒に。  さて、小池百合子都知事がちゃぶ台返しをした豊洲移転問題だが、この裏には都議会のドン・内田茂都議だけではなく、都政そのものに大きな闇があることが明らかになろうとしている。  報道では、盛り土の件については3知事、石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一に伝えていなかったといわれるが、舛添はともかく、石原、その下にいた猪瀬が知らなかったというのは、私には納得できない。  文春によると、盛り土中止を決めたのは、 「築地移転問題のトップは、局長級ポストの中央卸売市場長です。08年11月時点ですでに空洞案が検討されていました。その後、11年3月、都は日建設計と新市場の基本設計について業務委託契約を結びました。この契約を決済したのは、現場責任者の部長級職員です」(都庁幹部)  当時、日建と契約を結んだ現場責任者の上司であった市場長の岡田至氏は、「豊洲移転が最適」だと都議会でも答弁し、盛り土より空洞のほうが、後々地下水が上がってきてもすぐ乾燥して安全だと話していたと、文春が報じている。  少なくとも、現場は盛り土をしていないことを知っていた。だが、それを上に上げずに豊洲移転を強引に推し進め、その裏では内田氏たちが利権漁りに奔走し、ゼネコンが御礼にとカネを渡していたという「構図」になりそうだ。  五輪にまつわる癒着構造も、豊洲移転の利権構造も、根は同じようなものである。経緯、カネの流れの透明化を小池都知事はどこまでできるか。闇は暗く深い。議会が始まれば、小池都知事に対する反撃も苛烈を極めるかもしれない。  都民の支持を背景に、小池都知事の蛮勇を期待したい。  といっていたところ、早くも新潮が、小池の金庫番が特権的地位を利用して「錬金術」に手を染めていたと報じている。  これを為にする報道だとは言わないが、この構図、私のようなぼんくら頭では、なかなか理解できないので、興味のある方は新潮を買って熟読してもらいたい。  要約すると、小池氏の側近に水田昌宏氏という人間がいる。年齢は40代前半。小池が環境大臣をしていたときに大臣政務秘書官になり、一時期公設第二秘書だったこともある。私も、水田の「秘書」と肩書がついた名刺を持っている。  小池の政治資金管理団体の、14年分までの会計責任者でもある。今回の都知事選の選挙運動費用収支報告書の出納責任者は、水田の妻の名前になっているという。  その上、小池の自宅の土地2分の1、建物の5分の1は水田と共有で、水田は家族と小池と同居しているというのである。  こうした前提があって、本題はこうだ。水田がマンション経営をやろうと言いだし、群馬県の高崎でマンションを建てたのだが、その土地は穴吹興産というところが所有していて、普通の人間が手を出せる土地ではなかった。穴吹と水田が「深い関係にあったことの何よりの証拠だろう」と新潮は書いている。  そこを手に入れ、マンション建設が始まろうという時期に、小池の資金管理団体に穴吹が100万円寄付している。  この土地には、群馬銀行が4億5000万円の抵当権をつけている。もしこれをフルローンで建てたとしても、マンションを貸すとすると、一銭も遣わずに、新潮の計算よれば、毎月相当のカネが“濡れ手に粟”で入ってくることになるという。  さらに不可解なのは、都知事選の結果が出た翌日、このマンションを含む小池、水田が関係する3つの物件に、共同担保としてみずほ銀行(みずほは都の指定銀行)が根抵当権3億3,000万円を設定しているのだが、この設定日と同日に、自宅もマンションの根抵当権も解除されていることだ。 「なにかよっぽどのことがあった」(現役銀行マン)のではないか? どちらにしても、共同物件に根抵当権を設定するには双方の承諾が必要だそうだ。そして根抵当権が設定される前に、水田は会計責任者を辞め、8月時点では秘書でもなくなっていたのだ。  小池は新潮の取材に「水田の私事」と回答したというが、一連の不可解な物とカネの動きは、新潮のいう通り、小池に説明責任があるだろう。  自らと親密だった秘書が関わった疑惑の情報公開を至急やるべきである。そうしないと、次々にスキャンダルが反小池派から流されること間違いない。小池とて、叩けばホコリは出てくるはずだ。そうさせないためにも、疑惑は丁寧に説明して火は小さいうちに消しておくことだ。  さて、俳優・高畑裕太が強姦致傷容疑で逮捕されたのが8月23日。逮捕早々、裕太は「欲求を抑えきれなかった」と告白したなど、罪を認めているかのような報道があり、芸能界追放はもちろんのこと、ヘタをすると懲役5年以上の実刑判決が出るかもしれないといわれていた。  ところが9月9日に突然、不起訴・釈放となったのだ。17日ぶりにシャバに出てきた裕太は、「ご迷惑をおかけして本当に申しわけありません」と大声で報道陣の前で頭を下げたが、報道陣やテレビを見ているわれわれをにらむような表情が印象的だった。    異例なのはその日、無罪請負人といわれる弘中惇一郞弁護士事務所が、不起訴に至った経緯を説明する文書を発表したことである。  そこで、裕太からの話は繰り返し聞いたが、ほかの関係者の話は聞けていないので、事実関係は解明できていないが、裕太は合意があるものと思っていた、逮捕時の報道にあるような「部屋に歯ブラシを持ってきて」などと呼び出し、引きずり込んだという事実はなかったとして、起訴・裁判になっていれば、無罪を主張した事件だったと言っている。  文春、新潮はともに、示談が成立したし、被害者の傷も軽傷のため「致傷」で起訴するのは難しくなった(致傷の場合は、本人の親告がなくても起訴できる)と検察が判断したのではないかという見方をとっている。  だが釈放後、裕太の所属事務所は、彼を解雇している。  新潮で、フラクタル法律事務所の田村勇人弁護士はこう言う。 「無罪主張と示談は相反するものです。冤罪と考えているなら、そもそも示談するべきではない。一般人であれば200~300万円の示談金も、彼のような有名人になると2,000万円は下らないと思います」  文春でも刑事事件に詳しい弁護士が、「声明にある高畑さん側の主張が事実であれば、美人局の被害にあったようなものです。虚偽告訴罪の告訴、捜査機関への損害賠償請求もするべきなのに、それをなぜしないのでしょうか」と疑問を呈している。  釈放されても、万々歳とはいかないようである。  フライデーは、被害に遭った40代の女性が当日、相談した男がいた。その男が彼女に医師の診断書を取らせ、警察に通報したのだが、その男は「指定暴力団の関係者であることが判明した」と、“裕太の知人”が語っていると報じている。    被害女性は、裕太が来たとき、「ファンなんです」と言い、その夜は、裕太は供述書で「2人でエレベーターに乗って部屋に向かった」と言っているという。  そうであれば、事件後も部屋で寝ていて、警察に踏み込まれるまで知らなかったというのは、彼にその意識がなかった可能性が高いと、フライデーは書いている。    くだんの男は、示談交渉でも大きな役割を果たしたという。彼は地元でも、指定暴力団の関係者として知られた存在であるとも書いているが、裕太の知人の話でまとめているので、裕太サイドに同情的で、罠にはめられたのではないかというニュアンスが読み取れる。  この藪の中に分け入って、さらなる真相を探ろうとしたのは、男性誌ではなく女性セブンである。  セブンは「レイプしても、カネさえ積めば許される」ことになると批判し、「裕太が本当に凶悪事件を起こしたのなら、相応の罰を受けるべき」だとし、先の弁護士の文書は「セカンドレイプではないかという批判も上がっている」と手厳しい。    それに「合意」があったなら、裕太が社会的な制裁を受ける必要はないはず。だから、この事件を曖昧なまま終わらせてはならないと、現地取材を試みるのである。  被害女性は、橋本マナミに似た、ハキハキしゃべる美人だという。当夜、裕太が彼女を引きずり込んだといわれるが、隣の部屋にいた撮影スタッフは「争う物音はまったくしなかった」と話している。セブンの記者も泊まって、「壁は決して厚いとはいえず、隣のテレビの音が聞こえるほどだった」としている。こうしたディテールが大事なんだ。  それでも、裕太の暴力に恐怖し、声も出せなかったという可能性は残る。   警察が連行し、弁護士が接見する前に供述調書を取っておくというのは警察としては常道だったと見る。だが、当人が芸能人ということで「手柄」になると、功を焦った面もあるのではないかとも見ている。  寝起きを襲われ、それほどの重大事件だとは思わず、容疑を認める発言をしてしまった可能性はある。  なぜ被害女性は警察ではなく、知人男性に連絡したのか? その男の年齢は60代で、土木関係の仕事をしており、女性が襲われたときのトラブルの対処法をよく知っている人だと地元の人間が話しているが、どんな人間なのか? ともあれ、彼女から相当な信頼があったことは間違いない。  事件発生から1時間で警察に通報。それまでに医師の診断書がそろっていたというから、見事な早業である。  示談はしたとしても、なぜ裕太サイドの「無罪」主張を許しているのか? 今回の場合は、裕太側が犯罪事実は認めないが遺憾の意を表明するためにカネを払ったというケースではないかというのだ。それでも「裕太が“強姦していない”と主張することには違和感があります」(社会部記者)  豪腕弁護士が、示談金で相手を黙らせ、示談が成立したのだから「致傷」で公判維持は難しいですよと、水面下で検察サイドに伝えて、不起訴にさせたのではないかというのが、セブンの読みのようだ。  被害女性は、10日後に開かれたパーティーに参加して、記念撮影では「イェーイ」とピースサインを出していたそうだ。その写真を見た記者は、 「赤と黒を配したノースリーブのドレス姿の彼女は、なるほど30代にしか見えない美しい女性だった」  女性誌の取材力、おそるべしである。男性誌は恥ずかしい。 以前にも書いたが、今年は後年「ゲス不倫」の年として、人々の記憶に強く残るだろう。文春がまたやってくれた。  今回餌食になったのは、歌舞伎界の大名跡八代目中村芝翫(しかん)を襲名する中村橋之助(51)である。橋之助の女房は元タレントの三田寛子(50)。2人には3人の子どもがあり、おしどり夫婦としても知られる。  橋之助の不倫相手は京都先斗町の30代の人気芸妓・市さよ。  文春によると2人の仲は以前からで、知る人ぞ知る関係だったようだ。文春がターゲットを定めて狙っていたのは、2人を撮ったグラビアのアングルからもわかる。  8月29日に浅草寺で「お練り」があって、そこには三田も一緒にいたのだが、その橋之助を少し離れてジッと切なさそうに見つめる市さよが写っているカットは、映画のワンシーンのようである。  その日の深夜、彼女と落ち合った橋之助は、食事をそそくさと済ませ、彼女の泊まっているホテルオークラへと消えていったという。  しかし、小1時間もすると橋之助はホテルを出て、女房の待つ自宅へと帰ったそうだ。浮気はするが、カミさんには知られたくない。わかるな~、その気持ち。  2人は、時に週3回も逢瀬を重ねているそうだ。  市さよは小柄で器量よし。お座敷での評判もよく、新聞、雑誌や本をよく読む勉強家でもあるという。最近は芸舞子の世界を代表して、CMやバラエティにも出演している。  彼女をお座敷に呼びたいと思っても、1カ月待ちだという。  こう書いてくると、郷ひろみや作家の伊集院静、俳優の高橋克典らと浮名を流した元京都祇園の芸妓・佳つ乃を思い出させる。  歌舞伎役者と芸妓の逢い引きなんて、いいな~と思うが、現代では文春が許しません。直撃を受けた橋之助は、「女房にどう伝えればいいのやら……」とつぶやいたそうだ。    その女房殿、三田はどう答えるのか? 亭主からすでに告白されていて「ここ数日、寝るに寝られない」と言いながら、気丈にこう答えている。 「私は主人を信じることにしましたので、具体的に何時にどこでどうとか野暮なことは聞きませんでした。ただ、こんな大事な襲名前に誤解を招くような行動をとって人様にご迷惑をおかけしたということをお詫びしたいと思います」  亭主にはギャーギャー言わずに淡々と叱ったら、「分かります。申し訳ない」と平謝りだったという。 「歌舞伎の“芸”の話ではなく、人として、役者として、父親として責任があります。文春さんがこうして来られたのも、神様が主人のために必要だと思ったのでしょう。自覚を持つようにと。真摯に受け止めなさいと」    その言やよし。いや~、いい女房殿である。しかし、2人きりになったら怖そ~。  だけど男でも女でも、道ならぬ恋って燃えるんだよな。フジテレビの『ザ・ノンフィクション』(日曜日放送)のスタッフの皆さん、この3人のこれからを追いかけてもらえないかな。別に忍び会っているところが撮れなくても、三者三様、面白いドキュメンタリーになると思うのだが。  週刊誌で不倫を公表された男女、夫婦がその後どうなったのか。当然だが、あまりハッピーな人はいないようだ。  ゲス不倫の元祖・ベッキーは別れたし、「五体不満足」の乙武洋匡も、ついに仁美夫人と離婚したことを発表した。子どもの親権は夫人が持つという。  三田・橋之助夫婦は、どうなるのだろう? (文=元木昌彦)

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「週刊新潮」(9/15号、新潮社)
今週の注目記事・第1位 「築地市場移転を目の敵!女帝『小池百合子』熱演の代償」(「週刊新潮」9/15号) 「森喜朗親密企業が五輪案件を続々受注」(「週刊文春」9/15号) 第2位 「だから医者の出す糖尿病の薬は信用できない」(「週刊現代」9/24・10/1号) 第3位 「東京五輪裏金問題、フランス検察が狙う日本人」(「週刊プレイボーイ」10/3号) 第4位 「気をつけろ! 60過ぎたら、歯をみがいてはいけない」(「週刊現代」9/24・10/1号) 第5位 「天皇陛下『お言葉』は『違憲か暴走』と断じる皇室記者の失望」(「週刊新潮」9/15号) 第6位 「西麻布『裸レストラン』突撃体験記」(「週刊新潮」9/15号) 第7位 「大ベストセラーの書評を載せない『大新聞』のご都合」(「週刊新潮」9/15号) 第8位 「清原和博『厳戒の宮古島潜伏』撮った」(「フライデー」9/23号) 第9位 「メリー副社長の正体」(「週刊文春」9/15号) 第10位 「日本の金持ちは幸せか」(「週刊現代」9/24・10/1号) 第11位 「小倉智昭 覚せい剤俳優との『資金源』証拠メール」(「週刊文春」9/15号)  広島東洋カープが、25年ぶりのリーグ優勝を果たした。まずはおめでとう! だが、この優勝は、高橋由伸巨人のふがいなさに助けられたところが大きいと思う。  それに、25年前にはなかった、クライマックスシリーズというバカなものもある。今の巨人は、長年の由緒正しい巨人ファンの私でも、応援する気になれない。  ここまできたら、広島が日本シリーズへと進み、できれば日本一になってほしいと思う。相手は、ソフトバンクより日ハムがいい。日本一のピッチャー大谷翔平を打ち崩して勝て、広島!  今週は現代が合併号である。なぜこの時期に合併号なのか? 私の頃にはなかった。1号でも少ないと売り上げが減るから、もったいないと思うのだが。  そこで、現代のSEXYグラビアから見ていこう。今週は、ついに現代からSEX記事が消えた。これは薬と手術特集で部数が上向いた自信からか、それともネタが切れたのか。次週を見てみたい。  グラビアの巻頭はNHK朝ドラ『あさが来た』の宣ちゃん役でブレークした吉岡里帆の、もちろんヘアなしのグラビア。後半は「海外セレブハプニング祭り」と題して、パパラッチたちが撮った、セレブたちのあられもないシーンを並べている。1枚1枚、そこに至るまでのドラマが面白いセレブたちもいるだろうから、写真を羅列するだけでなく、読んで楽しめるものにしたらいいのではないか。  人気アイドルから、大人の女性へ。「平嶋夏海『卒業』」。ヘアはないが、なかなかかわいい子である。袋とじは2本。「あの有名タレント『AVデビュー』衝撃映像」。ANRIというそうだが、私は当然だが知らない。もう1本は「たかしょー 傑作AV 誌上独占公開」。豊満乳房に黒々としたヘア。艶技はそれほどでもないが、一度見てみたいと思わせる。  袋とじに挟まって、なぜか「拝啓、お千代さん」というのがある。歌手の島倉千代子のグラビアである。  ここで衝撃告白! 私がずっと昔に付き合っていた年上の彼女は、島倉ソックリだった。当時20代後半だったが、化粧して和服を着ると、島倉とよく間違えられた。懐かしいな。あの青春の日々はもはや帰らず。  とまあ、グラビアを眺めながら、多感なあの頃を思い出していたのである。  さて、フジテレビ系『とくダネ!』のMCである小倉智昭が、覚せい剤取締法違反で逮捕された俳優に、長年にわたって金銭的援助してきたと、先週の文春が報じていた。 「資金源」だといわれたことに小倉は、彼の絵の才能を買って絵の代金としてカネを渡していたので「資金源と言われることには納得がいかない」と自分の番組で発言した。  今週の文春は、その人間の知人も、小倉からのカネは「彼の生活費」だったと証言し、そのカネが覚せい剤を買うために使われていたのだから、「資金源」だったことは間違いないと再び追及している。  この中で、小倉が彼に送ったメールを公開している。国税の査察が入り、彼への送金も相当になるため、多額の税金の請求がそちらへ行く。だが、それでは大変なので、贈与税で自分の負担にしてくれ、と申し入れをした結果、1億円の納付請求が届いたとし、最後は番組の視聴率も悪くて(2013年当時=筆者注)と、泣き落としに出ている。  要は、これ以上、お前の面倒は見られないという通告のようだが、文面を読むと、かわいそうになる箇所もあるし、なぜ、ここまでその俳優の面倒を見てきたのだろうと、疑問にも思う。  だが小倉は、再び自分の番組の中で、「このメールは全部作り話。作り話でもいいから、彼に考えてほしかった」と語ったが、これはかえってまずかったのではないかと、見ていて思った。  親しくしていた人間にこれほど詳細なメールを送るのは、相手も「そこまで迷惑をかけていたのか」と納得するものがなくては「考え」はしないはずだ。この2人には、まだまだ窺い知れないやりとりがあったのではないか。最近は視聴率も好調な小倉だが、これが大きなつまずきにならなければいいが。  現代が、巻頭特集をようやく「薬と医者」キャンペーンから違うものに替えた。それが、日本の金持ちたちが“幸福者”であるかということを調査したものである。カネで幸福が買えるわけではないが、カネがないと幸福ではないというのも人生の真実ではある。  まずは、12年連続長者番付10位以内のダイエット食品「スリムドカン」を販売する「銀座まるかん」の創業者、斎藤一人(68)という人物がいる。自らの金銭哲学や人生観を説いた本が、ベストセラーになったという。  だが、そんな斎藤氏を病が襲う。そして回復してきたら、生死をさまよったことで、自分は天照大神の生まれ変わりだと言いだし、最近では自分の「念」を入れたという水晶玉や波動入りのマッサージクリームを売り始めたというのだ。  新興宗教の教祖になって霊感商法のようなことを始めたことで弟子たちが離れ、奥さんとも離婚したともいわれているそうだ。  1992年に「インボイス」を創業して東証1部に上場した木村育生氏(58)は、08年のサブプライム危機の煽りを受けて、事実上の倒産をしてしまった。稼いだおカネはゼロに。今は稼がなくては食べていけないので、再び起業したという。  表を見ていると、M&Aに失敗してとか、脱税で在宅起訴された、不祥事を起こして逮捕、社長を解任など、一時期栄華を誇った人たちでも、死ぬまでカネ持ちで幸せに暮らしましたという人は少ないのかもしれない。  ソフトバンクの孫正義氏は、売上高が8兆円なのに11兆円の有利子負債を抱え、その利子の支払いを考えると眠れないこともあると告白している。  ユニクロの柳井正氏も、売り上げを維持していくためには拡大路線を採らざるを得ず、これからが不安視されている。  まあ、私のように由緒正しい貧乏人は「幸せは心の中にあるんだ」と、昔からの青い鳥神話を口にしていればいいのだから、気楽なものである。  ストレスをためない、気楽に生きる、これが幸せなのだと思うが、それにつけてもカネの欲しさよ、ではあるが。  さて、文春は「メリー副社長の正体」という緊急連載を始めた。弟のジャニー氏が温厚なのに比べて、メリー氏の事務所所属のタレントに対する厳しさや、スキャンダルを報じたメディアへの抗議のすさまじさは有名である。 「事務所の2階に“説教部屋”と呼ばれる部屋があり、メリーにそこへ呼び出されたら何時間でもみっちり叱られ続ける」「酒豪として知られ、焼酎をロックで頼み、チェイサーの水で割りながら飲む。野菜はほとんど食べないが漬け物は好き」「メリーは話し合いの時には必ず録音をとる」などと報じている。  新しいのは、彼女の父親は高野山大学を出て、真言密教を布教するためにアメリカへ行ったという件で、「メリー氏の父・喜多川諦道氏は、ロサンゼルスの高野山別院で第三代主監を務めた高名な僧侶だった。諦道氏の葬儀は大阪の三津寺で盛大に行われ、僧侶が多数参列した記録があった」(文春)。  私も35年ほど前にメリー喜多川氏の逆鱗に触れ、会社は、私を婦人雑誌に飛ばすことで、彼女と和解した。それは彼女の弟に関する「ホモ疑惑」だったが、ノンフィクション・ライターの故・朝倉喬司氏が取材を担当した。  生前、彼からその取材の時の模様を聞いたが、メリー氏のおっかなさがよくわかった。朝倉氏によれば、朝倉を部屋に呼び入れ、2人きりになったとき、こう言ったというのだ。 「あなたね、私がここで服を脱いで、強姦されたと騒いだらどうする?」  取材に関しては百戦錬磨の彼が、その時だけは、「彼女ならやりかねない」とゾッとしたと言っていた。  一度メリー氏にこのことの真偽を確かめようと思ったが、残念ながらその機会はなかった。よかったら文春さん、聞いてみてくれない?  ところで、9月5日に大橋巨泉さんの「偲ぶ会」が品川のグランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで開かれた。新聞発表では出席者600人。午後5時からお別れの会。弔辞はホリプロの堀威夫氏、河野洋平氏、王貞治氏、関口宏氏。続いて献花。  妻で喪主の大橋寿々子さんは気丈に挨拶に来る人たちと話していたので、少し元気になったのかなと思って見ていた。行こうかと思ったが、来る人が途切れないので遠慮した。  寿々子さんは挨拶で、「主人はわがままな人でしたが、とても優しかった」と語った。  献花して「ありがとうございました」と、巨泉さんの遺影に挨拶した。本人が気に入っていたという中央の写真は、優しく私を見つめていた。  宴会場へ入る長い列が進み、出席者に挨拶する寿々子さんと弟の哲也さんと目が合った。寿々子さんのほうから「元木さん!」と声をかけ、私の手を握ってくれた。少しやつれが出た顔は、今にも泣きそうだった。私も少し泣いた。  宴会場で河野さん、関口さんたちに挨拶。帰りにもらった「御礼」には、こう書いてあった。少し長いが、巨泉さんの思いが詰まっているので紹介したい。 「故人は1934年当時の東京市本所区東両国(現墨田区両国)に生まれ、国の皇民化教育を受け軍国少年として育ちましたが、1945年8月15日の敗戦により価値観の大転換を余儀なくされました。『価値観の転換は一生に一度で沢山だ』というのが故人の口癖でした。以来、数百万人の命と引き換えに得た『平和』と『自由』を守ることを第一義とし、70年間ブレる事無くその価値観を貫いてきました。故人は『人間が自由である限り他人の意見を尊重するが、無知や嘘や欲得で意見を変えるのは許せない』として、大切にしてきた週刊現代のコラムの『今週の遺言』の最終回でさえも戦争の愚かさを説き、日本を戦争に向かわせようとする安倍総理に異を唱えました。近年、自分の価値観を簡単に変える人が居ますが、敗戦で得た“平和と自由を守る”とする価値観を70年間に亘って主張し続けた故人を誇りに思っております」  あの巨泉さんにして、この妻あり。せめて、安倍政権崩壊まで見届けてほしかった。合掌。  フライデーが“逃亡中”の清原和博が沖縄の宮古島にいることを突き止め、写真を撮ることに成功した。  だが、フライデーによると「でっぷりと出たお腹は、事件前とまったく変わっていない。暑苦しくても長ズボン姿なのは、足首までびっしり入った入れ墨を隠すためだろう。左腕には、注射痕のような跡が無数にあった」という。  確かに左腕には、写真からでも注射の痕のようなものがわかる。  清原には、覚せい剤取締法違反で懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決が下されている。執行猶予付きの清原が2度と覚せい剤をやらないように施設にも入らず、姿を隠すことなどできるのだろうか?  ましてや清原は重度の中毒者で、その上、意志が弱いときている。普通の生活に戻り、悪い仲間に会えば、元の木阿弥になることは間違いない。それでなくても再犯率の非常に高い覚せい剤中毒者だから、どうなるのだろうか?  新潮に気になる記事がある。橘玲の『言ってはいけない─残酷すぎる真実──』と百田尚樹の『カエルの楽園』、ともに新潮社刊だが、このベストセラー2冊が、ほとんどの大新聞の書評で扱われていないのはおかしいと批判している。 「イデオロギー的な好みはさておき、社会の関心事になっている本は取り上げるという矜持が(毎日新聞の書評欄には=筆者注)ありました」と、元毎日新聞学芸部の徳岡孝夫に語らせているが、そうだろうか?  私は朝日新聞を取っているが、朝日の書評欄ほどつまらないものはないと思っている。誰が読むんだろう、という本ばかりを取り上げて(中には、読者に媚びたようなベストセラーについての書評もあるにはあるが)書評しているのだが、これはこれで存在意義はあると思っている。  なぜなら、私が絶対手に取ることがない本がこの世の中にあるということを知り、書評をざっと読めば、知らない世界を幾分知った気になれるからである。  それに、週刊誌の書評欄も役に立たないのは新聞同様である。私はまず、書評で取り上げている本の出版社名を見る。現代なら講談社、文春なら文藝春秋、ポストなら小学館。自社で出している本だったら、書評は信用できないから読まない。  新潮にもあるように、昔は平野謙、丸谷才一、百目鬼恭三郎などの目利きが、大文豪が書こうがつまらないものはつまらないと批評した。今の書評氏たちは、そんな気概もない人ばかりである。  先の2人の本が新聞の書評に載らなくてもベストセラーになっているのは、新聞に往時の力はないからだ。第一、2人の本が朝日に取り上げられべた褒めされたら、気色悪いだろう。読みたい本を探すコツは、自分が目利きになることである。  やはり新潮だが、ロンドンの「裸レストラン」が日本にもできて、そこへ行った記者の突撃体験記が載っている。店名は「アムリタ」。のぞき目当ての客が殺到するのを避けるため、店の場所は明かしていないそうだ。  予約後、48時間以内に料金を振り込む。1人1万4,000円、1万8,000円、2万8,000円の3コース。店側からメールが来て、午後8時半に西麻布の交差点に呼ばれる。そこへ着くと、店の住所を伝えるメールが来る。  店に入ると、赤い電球で部屋が照らされ、外国人の店員が上半身裸で行き来している。店に入ると、更衣室で着ているものを脱ぎ、男は紙パンツ、女はパンツと紙ブラジャーを着ける。  記者の前には、20代後半のキレイな女性客が2人いたそうだ。彼女たちが更衣室から出てくると、上半身は何も着けず、下も紙パンツではなく自分の下着だけ。それでも彼女たちは裸を気にすることもなく、記者にスマホで写真を撮らせたという。  だが、従業員は気が利かず、おまけに英語しかしゃべれない。出てくる料理は、ヨーグルトの上にプルーンが載っているのかと思えば、足が生えている昆虫。ザリガニの塩ゆでで、最後に出てきたのは皿の上にサソリが鎮座していたという。  客の中には「4人で10万円も払ったのに、なんだこの料理は!?」と怒って帰ってしまう者もいた。多くの客にとって料理は期待外れだが、裸になる快感にはかえられないと、また来ようというリピーターが結構いるそうだ。  まあ、男2人、1万4,000円のコースで、裸の美女が拝めるのだったら行ってみっか、とも思うが、拝める女性が若いのか美女なのかは、当然ながら行ってみないとわからない。  NHKがスクープした天皇の生前退位報道が、新聞協会賞を受賞した。受賞の理由に「皇室制度の歴史的転換点となり得るスクープ」とあるが、そうなるのかどうか、甚だこのところの報道を見ていると心許ない。 「天皇陛下のお気持ち表明を受けて、安倍政権は生前退位を一代限りの特別措置法で実現させる考えだ。政権の中枢には、皇室のあり方を定めた皇室典範に手をつければ、議論が複雑になりかねないとの懸念がある」(朝日新聞9月8日付より)  象徴天皇制とは、という根本に踏み込むことなく、早々に片付けてしまおうという心根が見え見えである。  新潮は、天皇の「お言葉」に、皇室記者たちが「違憲」「暴走」ではないかと、落胆していると報じている。 「端的に言えば禁じ手、『やってはいけないことをなさってしまった』」 「もはや“国政に関する権能を有しない”と定めた憲法を踏み越えているのは明らかです」 「侍従たちに筋書きを作らせ、事前にメディアにリークして世論の反応を探り、その上で報じた通りのご発言をなさるというのは、多分に政治的だと言わざるを得ません」  これでは「日本会議」とやらが言っていることと同じではないか。歴史社会学者の小熊英二も、朝日新聞(8月25日)で、こう言っていた。 「国民の中には、政治への苛立(いらだ)ちから、天皇に政治的発言を期待する声もある。(中略)だがそうした人は、天皇が天皇として政治的発言をする前例を作れば、様々な方向での政治利用と混乱も招来しかねないことを知るべきだ」  だが、「世界」(10月号/岩波書店)で憲法学者の長谷川恭男は、憲法が天皇は政治的権能を持たないというときに想定しているのは、「国事行為において『この大臣の任命には反対だ』とか『今の衆議院は解散するしかない』」と言いだすことで、「憲法に反するとは思えません」と、明確に否定している。  また、現在の制度には不備がある、その状況を国民に考えてもらいたいという趣旨なので、「制度に不備があることは、天皇ご自身が言い出すしかないと思います」、「『まず憲法が出発点です』と天皇ご自身が言っていることをどれだけ踏まえているでしょうか。この間のいろいろな議論を追っていても、天皇のメッセージをきちんと理解していないのではないかという気がするほどです」として、「天皇制に関する憲法を踏まえた真っ当なメッセージが示されているのですから、それを素直に受け止めて、どうすればいいか、国民全体でよく考えていく」ことが必要だと語っている。  国民の声を聞こうとせずに、特措法で収めてしまえという安倍政権の考え方こそ、天皇のメッセージを真摯に受け止めていない証左である。  ところで、現代に60過ぎたら歯を磨くなという特集がある。自社の『歯はみがいてはいけない』という本の宣伝ではあるが、見逃せない点、年寄りだけではない留意点があるので紹介しておこう。  1日3回の食後の歯みがきが、歯や歯ぐきにダメージを与え続けて、歯の喪失だけではなく全身疾患のリスクを高め、深刻化すれば寝たきりになってしまうと、この本の筆者である京都・竹屋町森歯科クリニックの森昭院長が言うのだ。少し長いが、引用してみたい。 「口の中には約100億もの細菌がいて、口内状態が悪い人だとその数は1兆を超えます。そのなかのひとつがいわゆる『虫歯菌』で、歯の表面を溶かし、虫歯を作るものです。この虫歯菌以上に恐ろしいのは、歯と歯ぐきの間に入り込んで炎症を起こす『歯周病菌』です。歯周病菌は口内の毛細血管を通じて血管内に侵入します。その一部は血管壁で炎症を引き起こし、最終的には血栓を作る原因となります。この血栓が脳卒中や心筋梗塞といった、重篤な疾患を引き起こすのです。  さらに、歯周病菌は肥満や糖尿病と深い関係があることも明らかになっています。歯ぐきの炎症から産生される物質が、肝臓に脂肪沈着して、脂肪肝や肥満を引き起こす。また、血糖値を下げるインスリンの働きを阻害し、その結果糖尿病になるという仕組みです。加えて、最近の研究では、歯周病菌がアルツハイマーの進行を早めるという結果もあります。歯の本数が減ると噛む力が弱くなり、認知能力が衰えることは以前から言われていますが、歯周病菌自体も認知能力に直接影響を与えるのです」  脳卒中に糖尿病、そしてアルツハイマーといえば、重篤化すれば寝たきりになるリスクが高くなる恐ろしい病気だ。  歯周病菌を甘く見ると、人生を棒に振る可能性が高まるというのだ。それならば、一刻も早く歯ブラシでそれらを除去したいと思ってしまうのだが、そこに落とし穴があるというのである。  ヘタに歯をみがくと、逆に命の危険につながるリスクすらあると森氏は指摘する。 「歯や歯ぐきに粘着するプラーク(歯垢)と呼ばれる物質を除去することが、口内ケアでは何よりも重要です。なぜなら、このプラークが、脳卒中などの重大な疾患の引き金となる歯周病の原因となるからです」(森氏)  また、歯みがきなどでごしごしやるのもいけないという。では、どう磨けばいいのか? 「殺菌作用のある『唾液』をたくさん出すことが重要です。唾液は、頬を押したり、舌を動かしたりすることで分泌を促すことができます。私が患者さんにオススメしているのは、『舌回し』と呼んでいる運動です。口を閉じ、歯ぐきに沿って、舌を左右回り両方にぐるぐると回します。高齢者の方にこの舌回しをしてもらうと、『首が痛くなった』と訴える人が多いのですが、これは舌を動かす筋肉が弱っている証拠です。寝たきりになってしまう人たちの多くは、うまく舌を使えず、食事に大きな問題を抱えています。舌を動かす事は、歯周病予防と併せて、二重の意味で健康寿命を延ばす方法なのです。  また、唾液を歯面に効率的に届けるために、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯の間にあるプラークを除去し、唾液の通り道を作ることが大切です。日本ではこれらの器具はあくまで『歯ブラシの補助』と思われがちですが、実は歯ブラシよりもこれらの器具のほうが、プラーク除去率は高い。もし、歯ブラシを使うのであれば、寝る寸前、および起きてすぐ『唾液』でみがくのが最も効果的です。なぜなら、寝ているときにいちばん菌が口内で繁殖するからです」(同)  なるほど、今日から歯間ブラシ中心で磨こう。  リオのパラリンピックが人気を集めているが、それが終わったらこの問題だと、週刊プレイボーイが告発している。  それはJOC(日本オリンピック委員会)が、2020年東京五輪の開催権を黒い金で買ったのではないかという疑惑である。  だが、JOCの調査チームは報告書を9月1日に公表した。その結論はシロだった。日本がコンサルト会社に支払ったとされる約2億3,000万円は「違法性のない支出」と認定され、日本の法律やIOC(国際オリンピック委員会)の倫理規定には抵触しないと結論づけられたのだ。  当然ながら、この報告書に「待った!」と異論を突きつけるのは、JOCの疑惑を最初に報道した英国ガーディアン紙の記者である。 「まったく噴飯ものの調査報告です。JOCの調査チームはコンサル会社に支払った巨額の費用を正当な支出としていますが、コンサル会社の代表やその仲介をした元IOC委員など、疑惑の渦中にいる人物にはアプローチせず、聞き取り調査すらしていない。それで『支払いは正当』と結論づけられても納得できるはずがありません」  フランス検察当局は、2014年ソチ五輪でのドーピング疑惑を捜査している過程で、その疑惑の中心人物であるディアク元IOC委員、その息子であるパパマッサタ氏を捜査している中で、JOCがシンガポールのコンサル会社「ブラック・タイディングス社」代表に支払ったコンサル料の一部がディアク親子に流れ、IOC内での不正な集票活動につながったと見て、フランス警察は捜査本部を設置し、本格究明に乗り出している。  ガーディアン紙記者がこう話す。 「フランス検察は現在、日本が東京開催をカネで買ったという嫌疑からさらに一歩踏み込んで、ディアク親子らが手を染めるマネーロンダリングにまで日本が加担したとの嫌疑をかけて捜査を進めているんです。マネーロンダリングは国際法上かなり重い罪ですから、捜査当局の本気度は推して知るべしでしょう」  元電通の人間に捜査が及べば日本中が大騒ぎになるが、そこまでいくかどうか。進展を注視したい。  さて、現代に面白い記事が出ている。薬や手術への疑問から派生した話のようだが、記事を作った編集者がこの意味をよく理解していないのではと思うような、よくわからない記事なので、私なりにこう理解してみた。  日本の医学会における最高権威である東京大学医学部の教授たちの論文が捏造ではないかという告発文書が、東大医学部に届いたそうだ。  こう始まる。「近年、論文捏造事件が大きな社会問題となっている。言うまでもなく、科学論文においてはデータは真正であることが絶対必要条件となる。特に生命科学分野は、患者をはじめとする社会からの期待が大きく」と。具体的に検証の対象になっているのは、門脇孝教授(糖尿病・代謝内科)をはじめとする4名(1名はすでに退官)で、同じ告発者から8月29日付でもう1通の告発状が出されており、そちらでは小室一成教授(循環器内科)ほか1名の教授の論文が検証されているという。  これらの論文は「ネイチャー」や「セル」といった海外の一流誌に掲載されたものがほとんどで、合計して6人もの東大教授の研究不正が疑われている異常な事態である。  告発文は、これらの論文を対象にした理由を5つ挙げている。 「研究者の間では再現性について以前より疑問が呈されていた。雑誌上で他の研究者から疑問がでており、それを見るとデータの信憑性に疑いをもたざるを得ない。扱っているテーマが生活習慣病やパーキンソン病といった疾患で、創薬と深い関係があり、直ちにではなくとも大きな社会問題に発展する可能性があり、治療法の開発を待つ患者さんの存在を考えると、倫理的にも問題である。文科省の科学技術振興調整費、システム疾患生命科学による先端医療技術開発拠点など、大型の公的予算が使われた研究である。論文中にPDF文書で示されたグラフから、元データの再現、真正さの検証が可能である」  今回告発された教授たちの中でも、門脇教授の存在感は際立っているそうだ。東大医学部OBがこう語る。 「門脇氏は日本の医学会の頂点にいると言ってもいい権力者です。日本糖尿病学会や日本糖尿病・肥満動物学会の理事長を務め、10年には長年の研究成果に対して紫綬褒章も受章した。東大病院の院長を務めたこともあり、2年前の医学部長選でも選ばれるはずでした」  その人間に、研究不正の疑いがあるというのである。東大医学部の現役教授が言う。 「例えば、DPP-4阻害剤と呼ばれる比較的新しいタイプの糖尿病薬の臨床研究にも深く関わっていました。その安全性についての情報を集めるという名目で、製薬会社のカネが大きく動いたことは間違いありません。2年前のディオバン事件以来、あまり見なくなりましたが、かつては門脇研の前には製薬会社のMR (医薬情報担当者)たちがずらっと列をなしていました。教授のお墨付きをもらえれば、日本中で薬を販売するための最高の宣伝文句に使えますからね」  告発文書通りだとすると、医薬品への信頼は根底から覆ることになる。  また小室氏は、千葉大学医学部で実施され、日本高血圧学会誌に10年に掲載されたディオバン研究「VART Study」の責任者であった。ディオバン研究はデータの不正が指摘され、大きな社会問題になったことは記憶に新しい。  都内私立大学の関係者が語っている。 「他の研究者たちは皆、何らかの形で責任を取ったのに、中心人物ともいえる小室氏だけは知らん顔を決め込んでいる。しかも、今年6月には日本循環器学会の代表理事に『出世』しています。最近になって論文の過ちを認めたのも、代表理事選前に非を認めたら得票に響くからという戦略があったのでしょう」  問題となったディオバンは、ARBというタイプの降圧剤。ARBは現在も日本の医療現場で、最も頻繁に使用されている薬だが、この種の薬の効果がそれ以前の降圧剤より高いか否かについては、多くの医師が疑問を投げかけていると現代は報じている。  告発文書はこう言っている。 「我々自身も研究者であり、他者の論文の不正を検証するような行為は不毛であると当初考えていた。しかし、常習性、頻度、公正性、論文の与える影響の深刻さ等を鑑みれば、もはや看過すべきではないという結論に至った。ここで告発するのは、発見したもののごく一部に過ぎないことも申し添えておく」  東大医科学研究所元教授の黒木登志夫氏が出した『研究不正』(中公新書)を読むと、科学技術の世界でも研究不正が後を絶たず、不正や誤った実験などにより撤回された論文のワースト10に2人、ワースト50に5人も日本人が名を連ねているという。  ノーベル賞受賞者は、アメリカに次いで2位の日本の知られざる陰の部分である。黒木氏は、これは真実に対する誠実さの欠如、野心、競争心、金銭欲などが底流にあり、誰もが抱えている心の内面の問題であるから、不正がなくなることはないという。  原発事故の時に電力会社と原発容認学者、経産省の「原子力ムラ」の癒着構造が大きな問題になったが、それと同じように、製薬会社と医学部、それに厚労省がつくる「薬ムラ」があり、両者の共通点は業界が圧倒的な力を持っている。こうしたムラ支配を壊していかない限り、ノベルティスのような産学官の癒着構造、不正はなくならない。  東大がどういう判断を下すのか、東大の威信が懸かっている。  今週の第1位は、早くも「女帝」になりつつある小池都知事についての記事。  今のところ文春は小池支持で、都議会のドン・内田茂氏や五輪組織委員会の森喜朗会長を批判、新潮のほうはやや小池批判の論調が強いように見える。  先週までは内田氏が彼と関係の深い企業に対して、都の事業への“便宜”を図っている疑惑や、豊洲移転でもそうした疑惑があると文春は追及していたが、今週は本丸・森会長が「親密企業へ五輪の事業を続々受注させている」と巻頭特集をやっている。  森会長には親しい企業がいくつかあるが、「最も近いのが大成です。親しい順に大成、清水建設、地元石川の真柄建設でしょう」(かつて森事務所で資金集めに当たっていた関係者)。森氏の後援会機関紙にも、たびたび大成は広告を出している。  まず、五輪のメインスタジアム・新国立競技場の建設工事を受注したのは、その“親密”な大成建設を中心としたJVである。大成はザハ案が撤回され、設計コンペをやり直したが、再び受注に成功している。このスタジアムの総工費は約1,490億円だが、さらに膨らむことは間違いないだろう。  評判のすこぶる悪いカヌー・ボート会場「海の森水上競技場」も、大成のJVが約249億円で落札している。  それも文春によると、入札に参加したのは大成のJVだけで、予定価格が約249億円だったのに、入札価格はそれよりわずかに31万円安いだけだった。事前に予定価格を知らされていた「官製談合」(法政大学五十嵐敬喜名誉教授)を疑われても仕方あるまい。  それにこの場所はコース内に小さな橋が架かっていて、そのままでは競技ができないため、橋を架け替える必要がある。その費用が300億円弱かかるが、「都はこの撤去費用を環境局の予算に付け替えました」(元東京都港湾局の市川隆夫氏)。都民を愚弄する話である。  まだある。バドミントン会場になる「武蔵野森総合スポーツ施設」の空調工事は、森氏の地元の空調設備会社・菱機工業が約33億5,000万円で受注しているという。  森氏が率いる組織委員会は、やはり森氏が昔から親しい森ビル所有の虎ノ門ヒルズで、年間の賃料は約5億円にもなるそうだ。  小池都知事の側近、若狹勝衆院議員は「正当な理由もないまま多額の家賃を払っていれば、責任者が背任罪に問われる可能性もあり得る」と話している。  読む限り、現役総理の時、サメの脳みそしかないといわれたが、その人脈を利用して生きながらえてきた森氏だが、今回は相当分が悪そうである。  お次は、築地市場の豊洲移転はどうか? 新潮は、築地の大物たちを登場させ、小池案に大反対だと言わせている。確かに、築地の老朽化はどうにもならないところまで来ているし、すでに豊洲に民間業者が数百億円投資し、冷凍施設は電源を入れて稼働しているため、電源を落とすことはできないそうだ。こうした維持管理費だけで、来春まで移転が延びれば被害が数十億円になると言っている。  さらに、移転の障害になっている地下水のベンゼン濃度だが、「現在の数値を見ると、全く問題ない。(中略)豊洲の土壌は2メートル掘り返して清浄土と入れ替えた上、2.5メートル分、清浄土で盛り土をしており、手厚い土壌改善といえるでしょう」と、京都大学大学院工学研究科の米田稔教授に言わせている。  しかし豊洲市場で、土壌汚染対策の「盛り土」が、行われていなかったと小池都知事が発表した。  このところの早業は、小池都知事、見事である。私は、五輪会場建設についての小池都知事の問題提起は真っ当だし、小池都知事はこのまま押していけば、内田氏や森氏は“退治”できるのではないかと思う。  豊洲の問題は、私は、築地と豊洲の2つの市場をつくり、共存させていけばいいと思うのだが、どうなるのだろう? 明日は築地へ行ってうまい魚でも買いながら、様子を見てこよう。 (文=元木昌彦)

“都議会のドン”に続き、安倍首相にも宣戦布告? 小池百合子氏「築地移転延期」で広がる波紋

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「週刊新潮」(9/8号、新潮社)
今週の注目記事・第1位 「『夏目三久』交際報道は『小林麻美』ご亭主がひねり潰した!」(「週刊新潮」9/8号) 「夏目三久『妊娠・結婚』報道 有吉弘行にドンは“怒り心頭”」(「週刊文春」9/8号) 「夏目三久と有吉弘行 付き合っているのか? 妊娠しているのか?」(「週刊現代」9/17号) 第2位 「『五輪予算』膨張の裏で都議会ドン<関係企業>続々受注」(「週刊文春」9/8号) 第3位 「高畑淳子(61)“溺愛息子(裕太・22)”と“相棒俳優(大谷亮介・62)”」(「週刊文春」9/8号) 「人妻『高畑淳子』が身籠った私の息子『裕太』」(「週刊新潮」9/8号) 「高畑裕太『獣欲SEX余罪』(「アサヒ芸能」9/8号) 第4位 「現役ヤクザ100人世論調査『山口組分裂から1年、あなたのシノギは?』」(「週刊ポスト」9/16・23号) 第5位 「工藤静香<独占激白!>『なぜ裏切り者呼ばわりされなきゃならないの!』」(「フライデー」9/16号) 第6位 「【徹底追及】薬と手術 第13弾」(「週刊現代」9/17号) 第7位 「菅義偉に二階さんとの力関係を聞いてみた」(「週刊現代」9/17号) 第8位 「『インサイダー』捜査中止を企てた『山本幸三』地方創生大臣の国会質問」(「週刊新潮」9/8号) 第9位 「2025年『多死社会』の衝撃」(「週刊ポスト」9/16・23号) 第10位 「安倍昭恵<首相夫人>『真珠湾単独訪問』の理由を独占告白」(「フライデー」9/16号) 第11位「利益を『貯め込みすぎ企業』ランキング」(「週刊ポスト」9/16・23号) 【巻末付録】現代・ポストのSEXグラビア&記事の勝者はどっちだ!  株価は1万7,000円台を回復したが、とても上昇気流に乗ったとはいえない。9月22日にアメリカが利上げを発表するから、その瞬間「どう儲けるか」という記事をポストがやっているが、とても勝負できる株環境ではあるまい。  それに、今は大手のファンドは人工知能で瞬時に売り買いする。個人のデイトレーダーなどは、ファンドがいいところをかっさらった後の出がらししか拾えないから、儲けようと思うのが無理だ。  その上、厚労省が発表した15年度の実質賃金は前年より0.1%減って、5年連続のマイナスになった。儲けているのは安倍首相におべっかを使って儲けさせてもらっている大企業だけで、それも、財務省が発表したところによると、今年の3月時点の「内部留保額」、つまり企業の利益から従業員への給料や株主への配当を差し引いた「利益余剰金」は過去最高になる366兆6,860億円と、とてつもない額になっているという。  第2次安倍政権がスタートして以来、34%も増加しているのである。もはや、格差などというレベルではない。そのうち「儲けたカネを社員に戻せ一揆」が起こるのではないか?  ポストはそんな利益を貯め込んでいる企業をランキングし、100位まで掲載している。1位はトヨタ自動車で約16兆8,000億円。100位の東芝は、マイナス約767億8,000万円。トヨタに続き、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ホンダ、NTT、三井住友フィナンシャル・グループ、NTTドコモ、日産自動車、日本郵政、キャノン、三菱商事と続く。  三菱グループもそうだが、NTTとNTTドコモが2社も入っているのは腹立たしい。NTTとドコモを分割し、力をそぎ落として、もっと通信料金を下げさせるようにするべきだと思う。  ハワイ時間の8月22日の早朝7時55分、安倍昭恵は「U.S.Sアリゾナ記念館」を訪れていたとフライデーが報じている。ここは1941年12月7日早朝、日本海軍連合艦隊機動部隊が真珠湾を攻撃し、戦艦アリゾナを沈没させたが、そのアリゾナの真上に造られた海上博物館である。  昭恵が夫の安倍に、「パールハーバーに行ってきます」と告げると、神妙な顔でうなずいたという。 「ここで2,400名の方が亡くなったんですね。もう二度と、同じ過ちを繰り返してはならない、と誓いました」と昭恵は語っているが、それなら夫に向かって「戦争するような集団的自衛権容認や憲法改悪はやめてください」と詰め寄るべきではないか?  安倍ウルトラタカ派のガス抜き役として、沖縄やハワイを訪ねる昭恵の「観光ごっこ」は、いい加減にしたらいいと、私は思う。  ポストはこのところ死ぬことばかり扱っているが、編集長が体でも悪いのかと心配になる。  私が現役編集長の時、一番仲がよかったのはライバル誌のポスト編集長、岡成憲道氏であった。私より少し年下だったが、器の大きい優しい男で、いい年をしてガキっ気が抜けない私を、いつも笑って許してくれた。  だが岡成は、50過ぎたばかりで胃がんのために亡くなってしまった。飯田昌宏編集長、体と酒には気をつけてね。  ポストの巻頭は、2025年には「多死社会」が到来するという特集だ。この年は、団塊世代が後期高齢者になるのである。全人口の18%を75歳以上の人間が占めることになる。そうなると、病気になっても入院するベッドがなく、自宅で死ねたとしても、火葬場が減っているため、一時的に亡骸をあずかる「遺体ホテル」へ置かれることになるそうだ。  その上、厚労省が15年1月に発表したように、認知症患者数が現在の1.5倍の700万人を超えるとなれば、ものすごい数の認知症患者たちが街を徘徊し、そこら辺の路上で行き倒れになる者も多く出てくることは間違いない。  そうなると、火葬場で火葬してお墓に入れるなど、夢のまた夢になる。多くの身元不明人がどこぞの海に投げ入れられ、魚のエサになるケースも増えるかもしれない。  願わくば花の下にて春死なむ……早く死んだがほうが、いいのかもしれない。イヤな世の中だね。  文春と新潮がともに、山本幸三地方再生大臣の過去の「国会質問」に問題あり、と追及している。  新潮のほうが詳しい。山本大臣は大蔵官僚から政界入りし、衆院当選7回でやっと大臣ポストを射止めた。アベノミクスの熱烈な支持者で、安倍首相のお気に入りだそうだ。  簡単に事の経緯を記そう。三井住友銀行から日興コーディアル証券に出向していた吉岡宏芳投資銀行副本部長(55)が、横浜にある金融会社の加藤次成社長(71)に、自分の知り合いへの融資を依頼し、2,000万円から5億円の融資がなされたが、暴力団と関わりのある人間ばかりで、ほとんどが焦げ付いてしまったという。  加藤から追及された吉岡は、その代償として、インサイダー情報を流したというのだ。2011年、SESC(証券取引等監視委員会)が調査に乗り出し、告発を受けた横浜地裁が摘発。吉岡と加藤が逮捕された。吉岡は上告中だが、加藤は一審で懲役が確定している。  SESCが調査している渦中の12年3月5日、衆院予算委員会第一分科会で山本議員は、SESCのやり方を批判する質問を行ったのである。  自分の知り合いに証券会社の部長(吉岡のこと)がいる。インサイダーの疑いでSESCに強制捜査を受けているが、彼は「一切知らない」と言っている。それなのに、いつまでも結論を出さない、本人を追い詰めて自白に持っていこうとする「監視委員会というのは、ある意味で本当に必要なのかというようにも思ってきていまして」(山本氏)、「これから私は監視委員会のあり方についてじっくり検討していきたいと思っています」(同)。  SESCに対する明確な圧力発言である。しかもこの質問は、吉岡が山本議員に頼んだというのだ。あきれ果てた話である。  それ以外にも吉岡被告との関わりで、ファンド会社の代表取締役にもなっていたのだ。SESCは当然、こんなアホ議員のいうことは聞かず、2人を告発した。この問題は国会で追及されることになるはずだが、山本デージンが逃げ切るのは難しかろう。  さて、現代で松田賢弥記者が、菅義偉官房長官にインタビューしている。テーマは、二階敏博幹事長との力関係。だが、本心を明かさないことで安倍首相の信任を得てきた苦労人は、容易く本音を漏らすはずもなく、「二階先生は、ライバルではありませんよ。いつもご指導いただいています」「二階先生は、政治的なセンスが大変優れた方だと思います。それに、行動力が伴っていますよね」「ひと言で言うと、二階先生は頼りになる『仕事師』だと思います」と、当たり障りのない発言に終始する。  二階が安倍首相の任期延長に言及したことに、政権を維持できるかどうかは国政選挙の結果、選挙で負ければ政権は終わると答えているのは、少し本音が出たのかもしれない。  安倍よ、いつまでもやってんじゃねェ、早くオレに譲れ。菅は心の内ではこう言っているに違いないと、読みながら推察したが、そうじゃないのかな。  もういい加減に終わってもいいと思う現代の薬と手術批判だが、今週もぶち抜き22ページ、第13弾である。  先日、現代の編集者に会ったが、この特集をやり始めてから部数が増えていて、やめるにやめられないそうだ。何しろ、実売率が70%を超える週が出ているそうだから、昨今の現代では驚愕の数字なのだろう。  私の頃は80%を超えないと販売から嫌みを言われたし、85%以上でないと合格点をもらえなかったが、そのハードルは相当下がっているようだ。  ともあれ、SEX企画の次に見つけた売れ筋企画なのだから、雑誌が死ぬまでやるのかもしれない。  今週は、医者たちが、薬を出しすぎるという批判に対して「それは製薬会社が悪いんだ」と責任逃れをし、製薬会社のMR(営業マン)が、「製薬会社が潰れてしまえば、誰が薬を開発するんですか。メディアや厚労省は無駄な薬、高い薬が多いと文句を言いますが、日本人の寿命がここまで伸びたのは我々の薬のおかげですよ」と反論している。  こうした薬はテレビCMなどを打てないから、MRが全国の病院を回って薬の宣伝をするのだが、彼らの年収は30代で1,000万を超える企業もあるという。だが、そうした人件費を節約する意味もあって、厚労省はこれからMRをなくす方向へ行こうとしているという。  また、高血圧や糖尿病のような薬は、本当に寿命を延ばす効果があるのか微妙なものがあり、MRがアピールする意味があったが、抗がん剤のような生死に関わる新薬が製薬産業の大きな柱になっていくと、宣伝をしなくても使ってくれるので、MRの入る余地はなくなるという。  何度も言うが、製薬会社と医師、厚労省が裏で手を結んで利権を離さない「薬ムラ」をつぶさないと、無駄な薬や手術が行われ、医療費が膨れ上がる悪習を絶つことはできない。  そこまでメスを入れなければ、現代の特集も意味がないはずである。そこが、健康雑誌と異なる一般週刊誌の存在価値だと思うが、いたずらに患者を不安にさせるだけであっては、現代に対して批判の矛先が向けられることになるはずだ。  ところで、SMAPの木村拓哉の妻・工藤静香は相当気丈な女性だと各誌が書いているが、フライデーで当の工藤が「なぜ裏切り者呼ばわりされなきゃならないの!」と反駁している。  フライデーは、「工藤が木村を翻意させたからSMAPが解散に至ったといわれているが」と聞くと、 「私にそんな力はないです。木村静香としてプライベートでは彼の一部ではありますが、仕事では“付属品”にもならない存在。工藤静香とSMAPは何の関係もないんだから」 と一応、一歩下がって見せる。だが、今度の騒動でキムタクと自分が裏切り者扱いされているのがとても頭に来るらしく、激しくこう言う。 「だいたい、事務所を出たほうが潤うはずです。独立すれば現在、(事務所から)もらっているお給料より収入はよくなる。一時的にはね。だから、おカネが目的なら出るべきです。でも、仕事ってそういうものじゃないでしょう? 人と人のつながりで人間は生きている。私はそう思います。(他のメンバー)4人の方々がどうお考えなのか、それぞれの価値観の問題です。なのに、どうして私たちが“裏切り者”呼ばわりされなきゃならないの!」  金のワラジを履いて探した年上女房は、大事にしなくちゃいけませんぜ、キムタクさん。  ポストは、ときどき面白い企画をやる。今週の現役ヤクザ100人の世論調査も企画趣旨はいいが、返ってきた答えは、まあそんなところかなという内容なのが残念だ。  フリーライターでヤクザに強い鈴木智彦氏が、100人すべてに直接電話して聞いたそうだ。内訳は六代目山口組が31人、神戸山口組が16人、あとはそのほかの組員のようだ。 「山口組の分裂で何か影響があったか?」――「はい」59人。「いいえ」19人。 「山口組の分裂抗争はしばらく続くと思いますか?」――「はい」85人。「いいえ」7人。 「分裂抗争以後、警察の取締は厳しくなったか?」――「はい」67人。「いいえ」9人。 「シノギは順調か?」――「はい」17人。「いいえ」65人。 「今後、暴力団は非合法化されると思うか?」――「はい」71人。「いいえ」17人。 「家族は不利益を被っていますか?」――「はい」90人。 「ヤクザを続けるメリットはあるか?」――「はい」39人。「いいえ」29人。「どちらともいえない」30人。相当迷っているのが多いようだ。 「堅気になれるのなら引退するか?」――「はい」16人。「いいえ」47人。「どちらともいえない」34人。やめても食える場所がないというのが正直なところで、仕事があれば引退するというのは、ホンネでは多いのではないか。  ヤクザの高齢化は深刻なはずである。若いやつらは「しきたりだ」「上納だ」と先輩風を吹かせる組には入らず、仲間と徒党を組んで暴れていたほうが気楽だし、女もこませる。  美坊主のように、高倉健のようにカッコいいヤクザを集めて写真集でも作ったら、結構、入ってくる若いやつらがいるかもしれないが、警察が許さんだろうな。どこか、作ってやるという出版社はいないかね。  女優・高畑淳子の息子、裕太容疑者の悪評が週刊誌にあふれている。アサヒ芸能は「獣欲のSEX余罪」として、裕太が16歳の時、彼からSEXを強要されたという元劇団研究生Aさんの話を取り上げている。 アサ芸は「知人は、Aさんの素性が極力わからないよう書くことを条件」としたというが、いきなり「研究生だったAさんは、高畑淳子の『付き人』に抜擢された」と書いている。これでは誰のことか、劇団青年座の人間ならすぐわかってしまうのではないだろうか?  看板女優の付き人になったAさんが、09年秋に高畑が出演していた舞台の楽屋にいるとき、裕太容疑者が現れ、「ラブホテルに来い」と強引に誘われたという。  Aさんは、高畑の付き人をしていれば役がもらえるかもしれない、役者として生きていきたいという思いが強く、その息子である裕太容疑者の誘いを断れなかったという。  それに味を占め、その後も裕太容疑者はホテルへ彼女を呼び出し、何度もSEXを強要したという。そのウワサが高畑の耳に入り、「うちの裕太をたぶらかさないでください!」と叱責されたそうだ。  新潮、文春でも、高畑のモンスターピアレンツぶりがすごかったことが書かれているが、文春によると、母親自身も「性欲が強い」と公言してはばからず、研ナオコやピーターたちと、歌舞伎町の老舗ホストクラブへ足しげく通っていたという。  また、高畑はドラマや映画だけではなく、最近はバラエティにも出演するなど仕事が激増し、トップタレントの仲間入りを果たした。青年座から西田敏行が抜けたため、劇団の役員にも就任して「青年座の女帝」と呼ばれるようになっていたそうである。  売れっ子になると、稼ぎもすごいものになるそうだ。彼女は現在渋谷区に豪邸を建設中で、ほかの土地、建物を合わせると、資産はゆうに5億円は超えると、文春が報じている。  それに裕太容疑者が事件を起こしたことで、裕太容疑者の実父の存在が明らかになった。ドラマ『相棒』などで知られる俳優・大谷亮介(62)で、本人も裕太容疑者が息子であることを認めている。 「高畑は、2人目の配偶者と別居後、大谷氏と5年半の事実婚関係にありました。裕太が幼少の頃、大谷氏が学校行事などに参加したことはありましたが、大谷氏が別の女性と結婚されてから交流はありません。大谷氏は裕太を認知しています」(劇団青年座)  文春は事件後、高畑が友人に送ったメールを掲載している。そこにはこう書かれている。 「これからないことを書かれたり、報道されたりするのだと思います。おかしな事件だと思っている方々もいますが、今は、会見をまずして、黙る。これが最善のようです」  会見で高畑は、息子と面会して「でも、私はどんなことがあってもお母さんだからね」と言ったと明かし、号泣した。心の強い人だ。  さて、小池百合子都知事は、11月7日に予定していた築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転時期を延期することを決めた。豊洲市場の土壌の安全性確認などが不十分と判断したからだという。  文春は、五輪予算が当初7,300億円だったのが2兆円にまで膨らんでいる裏で、都議会のドン・内田茂都議とその関係企業が甘い汁を吸っていると追及している。  以前から問題にしている内田氏が役員を務める東光電気工事(千代田区)は、有明アリーナの受注のとき、竹中工務店とJVを組んで入札したが、鹿島建設のJVの価格よりも9億円以上高かったにもかかわらず、技術点で満点が付き、7点近くの差をつけて「逆転落札」に成功したという。  建築エコノミストの森山高至氏は、技術点で7点もの差が付くこと自体が非常に珍しく、しかも技術審査委員5人のうち、2人は都財務局幹部なので、普通なら価格点を重視するはずなのに、と疑問を呈する。  同じように、築地移転の総事業費も09年時点の約4,300億円が約5,900億円に膨らんでいる。小池都知事は、この金額も精査すると言っている。だが、築地が移転しないと、五輪のとき、晴海選手村と新国立競技場を結ぶ「オリンピック道路」建設に支障が出る恐れがあるそうだ。  そうなると、相手は内田だけではなく、東京五輪に前のめりな安倍首相とも事を構えることになりかねない。小池都知事の“覚悟”を、とっくり見せてもらおうではないか。  そう思っていたら、今日発売の現代が、小池は豊洲移転延期ではなく、中止するはずだと報じている。  ほんとかいな? 小池都知事は、築地の老朽化が激しいことは事実だから、筑地を使い続けるために改修工事をする。その工事が終わるまでの数年間は、豊洲を仮説の市場にするという案だというのだ。  それでは、五輪道路といわれる環状2号線はどうするのか? 小池と側近たちが考えてきたのは、市場の南西をかすめるように通っている仮設道路を今後も使うという案。これなら、築地市場の8割は維持できるからだというのだ。  しかしそうなれば、さらに費用が膨らんでいくことは間違いない。人気取りだけでやってしまうと収拾がつかなくなってしまうのではないか? 難しい決断である。  今週の第1位は、どれを読んでも真相がわからない、夏目三久(32)の結婚&妊娠騒動。そういう意味ではどう進展するかわからない、まれで不可思議なスキャンダルである。  夏目という女子アナには「スキャンダル」が取り憑いているようだ。日本テレビの有望なアナウンサーとしてスタートを切ったが、コンドームの箱を手にしてほほえむ写真がFLASHに載り、局をやめざるを得なくなり、フリーに。  芸能界のドンといわれる田邊昭知社長(77)の田辺エージェンシーに入り、TBSの『あさチャン!』、日テレの『バンキシャ!』などに出演して人気者になるが、今度はお笑いタレントの有吉弘行(42)とうわさになり、日刊スポーツが「夏目と有吉熱愛・すでに妊娠」とスクープしたのである。  本来なら慶事であるはずだが、なぜか田辺社長は激怒し、新潮によると「各局の担当者に対し、“日刊の記事には1秒も触れるな”と厳命」したというのだ。  そのため、テレビで2人の熱愛について触れる局はなく、日刊スポーツは翌日も報じたが、「その他のスポーツ紙は単に、『事実無根』『事務所が否定』としか書かなかった」(新潮)。ドンの威光は、あのジャニーズ事務所をも上回ったというのである。  報道を規制したばかりではなく、ドンは日刊スポーツ側への法的措置も検討しているといわれ、文春でTBS関係者が、ドンは「こっちは医師の診断書を出してもいいんだ」とまで言っていると報じている。  ここまで田辺社長が怒るのは、他人がうらやむほど夏目を溺愛しているからだという。 「大社長の入れ込みようは現場でも話題になった。開始当初(『あさチャン!』のこと=筆者注)、2人が手をつないでTBSへ来たのを目撃されたこともあった」(文春)そうだ。  このドン、52歳の時、所属タレントで15歳下の小林麻美と結婚しているように、年下をかわいがる性分なのかもしれない。  スクープした日刊スポーツ側は報道内容に自信を持っているようで、一歩も引く構えは見せない。当の有吉は、文春の直撃に「何もないんです、本当に。全部誤報」と、全否定している。  そこに9月1日付のスポニチが「夏目三久 熱愛、妊娠報道を完全否定」と、夏目の電話独占インタビューを掲載したのである。夏目はこう語っている。 「事務所にも私にも取材せず、電話の1本すら入れていないあのような記事は信用され、事務所が事実無根と言っても信じてもらえない。でも、もうはっきり言わせていただきます。このままでは自分の気持ちが壊れてしまう。記事に書かれているような事実は一切ありません。誰も信じてくれなくても、もう一度言います。事実ではありません」  文春、新潮の報道を読む限り、夏目が有吉と付き合っていたことは事実のようだ。だが、妊娠の事実も、結婚して番組を降板するというのも、本人がここまで否定しているのだから、ないのかもしれない。  ここからは邪推だが、寵愛する自分の事務所の所属タレントが男と交際するのを許せないドンが、すべてをなかったことにしようと、親しいテレビ、スポーツ紙を抱き込み、夏目や有吉にも口封じしたのではないだろうか? 真相はやぶの中である。夏目が子どものころに離婚した父親が、文春で娘を気遣ってこう言っている。 「あまりチャラチャラ、ああいう世界にいないほうがいいかなと思います」  私もそう思う。現代は、夏目と有吉が付き合っていることは事実とし、日刊スポーツは交際よりも妊娠情報を先に入手したそうだから、病院関係者など確かなルートがあるのではないかと、芸能事務所幹部が語っている。  TBSの『あさチャン!』は来月3月まで契約があるので、「降板はない」と言うしかなかった。あとは、芸能界を引退覚悟で、夏目が田辺のところを辞める気があるかどうか。  有吉のほうは、田辺に対して「もう夏目とは会わない」という一筆を入れたという情報もあるそうだ。  夏目をめぐる、田辺と有吉の三角関係のもつれか? 世の中にはよくある話だが、喜寿のじいさん絡みでは、スキャンダルとしてもあまり出来はよくない話である。  いつになったら真相が明らかになるのか? ちょっと気になる話ではある。 【巻末付録】  今週はポストが合併号。そのためか、グラビアに力が入っている。巻頭は「葉加瀬マイ 余白」。ヘアはないけど、オッパイがいいね。  一番の売りは「永久保存版 もう一度会いたい青春アイドル」。大場久美子、相本久美子、そして出ました「河合奈保子」。これだけは袋とじ。  かわいいお顔に不似合いな豊満すぎるカラダ。写真集も売れているそうだ。河合ちゃん、もう一度会いたい!  後半の袋とじは「美熟女たちのアンダーヘア&勝負下着」。それに「元NHK山形『号泣お天気お姉さん』が魅せた! 岡田みはる」「艶色美熟女図鑑 佐々木あきさん 36歳」。 それにお馴染みの「妻の名は塔子 私の知らない女」。このオネエチャンの少し疲れた顔と、家庭風呂から出てくるときのヘアが濡れているのが色っぽいよ。これは一見の価値あり。 「死ぬまでSEX特別版」は、元東大医学部長で現在は名誉教授の石川隆俊氏(76)が、このたび『東大名誉教授の私が「死ぬまでSEXをすすめる本当の理由』(マキノ出版)という本を出したことから始まる。   石川氏はこう言う。 「ドーパミンが最も多く分泌される行為がセックスです。だから“もう年だから”とセックスをやめてしまえば、どんどん生きる意欲が失われる。これこそ私が“死ぬまでセックスをすすめる理由”です。私は中学の同級生だった妻と24歳の時に結婚しましたが、70代半ばになった現在も10日に1回ほどのペースで夫婦生活を続けています」  高齢者のセックスこそ、崇高だというのである。どうですか? あなたも今日から始めてみては。  現代の巻頭は、篠山紀信氏の写真展から「快楽の館」。さすがに凝ったものだが、そそるという写真ではない。  後半は「発掘スクープ! 坂口良子『お宝ヘアヌード』」。どこにヘアが? なんて言ってはいけません。  お次は「ミス・ユニバース準決勝進出 平塚千瑛 30歳」。まん丸なヘアがかわいい。大御所タレントとの不倫騒動? 誰だっけ。「紫艶 愛と濡れ場写真」。SEX記事は「本当にスケベな人は、いまSEXで何をしているのか」。何をしているのかなあと疑問に思った人は読んでみてください。  ということで、質量ともに今週はポストの圧勝。 (文=元木昌彦)

“都議会のドン”に続き、安倍首相にも宣戦布告? 小池百合子氏「築地移転延期」で広がる波紋

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「週刊新潮」(9/8号、新潮社)
今週の注目記事・第1位 「『夏目三久』交際報道は『小林麻美』ご亭主がひねり潰した!」(「週刊新潮」9/8号) 「夏目三久『妊娠・結婚』報道 有吉弘行にドンは“怒り心頭”」(「週刊文春」9/8号) 「夏目三久と有吉弘行 付き合っているのか? 妊娠しているのか?」(「週刊現代」9/17号) 第2位 「『五輪予算』膨張の裏で都議会ドン<関係企業>続々受注」(「週刊文春」9/8号) 第3位 「高畑淳子(61)“溺愛息子(裕太・22)”と“相棒俳優(大谷亮介・62)”」(「週刊文春」9/8号) 「人妻『高畑淳子』が身籠った私の息子『裕太』」(「週刊新潮」9/8号) 「高畑裕太『獣欲SEX余罪』(「アサヒ芸能」9/8号) 第4位 「現役ヤクザ100人世論調査『山口組分裂から1年、あなたのシノギは?』」(「週刊ポスト」9/16・23号) 第5位 「工藤静香<独占激白!>『なぜ裏切り者呼ばわりされなきゃならないの!』」(「フライデー」9/16号) 第6位 「【徹底追及】薬と手術 第13弾」(「週刊現代」9/17号) 第7位 「菅義偉に二階さんとの力関係を聞いてみた」(「週刊現代」9/17号) 第8位 「『インサイダー』捜査中止を企てた『山本幸三』地方創生大臣の国会質問」(「週刊新潮」9/8号) 第9位 「2025年『多死社会』の衝撃」(「週刊ポスト」9/16・23号) 第10位 「安倍昭恵<首相夫人>『真珠湾単独訪問』の理由を独占告白」(「フライデー」9/16号) 第11位「利益を『貯め込みすぎ企業』ランキング」(「週刊ポスト」9/16・23号) 【巻末付録】現代・ポストのSEXグラビア&記事の勝者はどっちだ!  株価は1万7,000円台を回復したが、とても上昇気流に乗ったとはいえない。9月22日にアメリカが利上げを発表するから、その瞬間「どう儲けるか」という記事をポストがやっているが、とても勝負できる株環境ではあるまい。  それに、今は大手のファンドは人工知能で瞬時に売り買いする。個人のデイトレーダーなどは、ファンドがいいところをかっさらった後の出がらししか拾えないから、儲けようと思うのが無理だ。  その上、厚労省が発表した15年度の実質賃金は前年より0.1%減って、5年連続のマイナスになった。儲けているのは安倍首相におべっかを使って儲けさせてもらっている大企業だけで、それも、財務省が発表したところによると、今年の3月時点の「内部留保額」、つまり企業の利益から従業員への給料や株主への配当を差し引いた「利益余剰金」は過去最高になる366兆6,860億円と、とてつもない額になっているという。  第2次安倍政権がスタートして以来、34%も増加しているのである。もはや、格差などというレベルではない。そのうち「儲けたカネを社員に戻せ一揆」が起こるのではないか?  ポストはそんな利益を貯め込んでいる企業をランキングし、100位まで掲載している。1位はトヨタ自動車で約16兆8,000億円。100位の東芝は、マイナス約767億8,000万円。トヨタに続き、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ホンダ、NTT、三井住友フィナンシャル・グループ、NTTドコモ、日産自動車、日本郵政、キャノン、三菱商事と続く。  三菱グループもそうだが、NTTとNTTドコモが2社も入っているのは腹立たしい。NTTとドコモを分割し、力をそぎ落として、もっと通信料金を下げさせるようにするべきだと思う。  ハワイ時間の8月22日の早朝7時55分、安倍昭恵は「U.S.Sアリゾナ記念館」を訪れていたとフライデーが報じている。ここは1941年12月7日早朝、日本海軍連合艦隊機動部隊が真珠湾を攻撃し、戦艦アリゾナを沈没させたが、そのアリゾナの真上に造られた海上博物館である。  昭恵が夫の安倍に、「パールハーバーに行ってきます」と告げると、神妙な顔でうなずいたという。 「ここで2,400名の方が亡くなったんですね。もう二度と、同じ過ちを繰り返してはならない、と誓いました」と昭恵は語っているが、それなら夫に向かって「戦争するような集団的自衛権容認や憲法改悪はやめてください」と詰め寄るべきではないか?  安倍ウルトラタカ派のガス抜き役として、沖縄やハワイを訪ねる昭恵の「観光ごっこ」は、いい加減にしたらいいと、私は思う。  ポストはこのところ死ぬことばかり扱っているが、編集長が体でも悪いのかと心配になる。  私が現役編集長の時、一番仲がよかったのはライバル誌のポスト編集長、岡成憲道氏であった。私より少し年下だったが、器の大きい優しい男で、いい年をしてガキっ気が抜けない私を、いつも笑って許してくれた。  だが岡成は、50過ぎたばかりで胃がんのために亡くなってしまった。飯田昌宏編集長、体と酒には気をつけてね。  ポストの巻頭は、2025年には「多死社会」が到来するという特集だ。この年は、団塊世代が後期高齢者になるのである。全人口の18%を75歳以上の人間が占めることになる。そうなると、病気になっても入院するベッドがなく、自宅で死ねたとしても、火葬場が減っているため、一時的に亡骸をあずかる「遺体ホテル」へ置かれることになるそうだ。  その上、厚労省が15年1月に発表したように、認知症患者数が現在の1.5倍の700万人を超えるとなれば、ものすごい数の認知症患者たちが街を徘徊し、そこら辺の路上で行き倒れになる者も多く出てくることは間違いない。  そうなると、火葬場で火葬してお墓に入れるなど、夢のまた夢になる。多くの身元不明人がどこぞの海に投げ入れられ、魚のエサになるケースも増えるかもしれない。  願わくば花の下にて春死なむ……早く死んだがほうが、いいのかもしれない。イヤな世の中だね。  文春と新潮がともに、山本幸三地方再生大臣の過去の「国会質問」に問題あり、と追及している。  新潮のほうが詳しい。山本大臣は大蔵官僚から政界入りし、衆院当選7回でやっと大臣ポストを射止めた。アベノミクスの熱烈な支持者で、安倍首相のお気に入りだそうだ。  簡単に事の経緯を記そう。三井住友銀行から日興コーディアル証券に出向していた吉岡宏芳投資銀行副本部長(55)が、横浜にある金融会社の加藤次成社長(71)に、自分の知り合いへの融資を依頼し、2,000万円から5億円の融資がなされたが、暴力団と関わりのある人間ばかりで、ほとんどが焦げ付いてしまったという。  加藤から追及された吉岡は、その代償として、インサイダー情報を流したというのだ。2011年、SESC(証券取引等監視委員会)が調査に乗り出し、告発を受けた横浜地裁が摘発。吉岡と加藤が逮捕された。吉岡は上告中だが、加藤は一審で懲役が確定している。  SESCが調査している渦中の12年3月5日、衆院予算委員会第一分科会で山本議員は、SESCのやり方を批判する質問を行ったのである。  自分の知り合いに証券会社の部長(吉岡のこと)がいる。インサイダーの疑いでSESCに強制捜査を受けているが、彼は「一切知らない」と言っている。それなのに、いつまでも結論を出さない、本人を追い詰めて自白に持っていこうとする「監視委員会というのは、ある意味で本当に必要なのかというようにも思ってきていまして」(山本氏)、「これから私は監視委員会のあり方についてじっくり検討していきたいと思っています」(同)。  SESCに対する明確な圧力発言である。しかもこの質問は、吉岡が山本議員に頼んだというのだ。あきれ果てた話である。  それ以外にも吉岡被告との関わりで、ファンド会社の代表取締役にもなっていたのだ。SESCは当然、こんなアホ議員のいうことは聞かず、2人を告発した。この問題は国会で追及されることになるはずだが、山本デージンが逃げ切るのは難しかろう。  さて、現代で松田賢弥記者が、菅義偉官房長官にインタビューしている。テーマは、二階敏博幹事長との力関係。だが、本心を明かさないことで安倍首相の信任を得てきた苦労人は、容易く本音を漏らすはずもなく、「二階先生は、ライバルではありませんよ。いつもご指導いただいています」「二階先生は、政治的なセンスが大変優れた方だと思います。それに、行動力が伴っていますよね」「ひと言で言うと、二階先生は頼りになる『仕事師』だと思います」と、当たり障りのない発言に終始する。  二階が安倍首相の任期延長に言及したことに、政権を維持できるかどうかは国政選挙の結果、選挙で負ければ政権は終わると答えているのは、少し本音が出たのかもしれない。  安倍よ、いつまでもやってんじゃねェ、早くオレに譲れ。菅は心の内ではこう言っているに違いないと、読みながら推察したが、そうじゃないのかな。  もういい加減に終わってもいいと思う現代の薬と手術批判だが、今週もぶち抜き22ページ、第13弾である。  先日、現代の編集者に会ったが、この特集をやり始めてから部数が増えていて、やめるにやめられないそうだ。何しろ、実売率が70%を超える週が出ているそうだから、昨今の現代では驚愕の数字なのだろう。  私の頃は80%を超えないと販売から嫌みを言われたし、85%以上でないと合格点をもらえなかったが、そのハードルは相当下がっているようだ。  ともあれ、SEX企画の次に見つけた売れ筋企画なのだから、雑誌が死ぬまでやるのかもしれない。  今週は、医者たちが、薬を出しすぎるという批判に対して「それは製薬会社が悪いんだ」と責任逃れをし、製薬会社のMR(営業マン)が、「製薬会社が潰れてしまえば、誰が薬を開発するんですか。メディアや厚労省は無駄な薬、高い薬が多いと文句を言いますが、日本人の寿命がここまで伸びたのは我々の薬のおかげですよ」と反論している。  こうした薬はテレビCMなどを打てないから、MRが全国の病院を回って薬の宣伝をするのだが、彼らの年収は30代で1,000万を超える企業もあるという。だが、そうした人件費を節約する意味もあって、厚労省はこれからMRをなくす方向へ行こうとしているという。  また、高血圧や糖尿病のような薬は、本当に寿命を延ばす効果があるのか微妙なものがあり、MRがアピールする意味があったが、抗がん剤のような生死に関わる新薬が製薬産業の大きな柱になっていくと、宣伝をしなくても使ってくれるので、MRの入る余地はなくなるという。  何度も言うが、製薬会社と医師、厚労省が裏で手を結んで利権を離さない「薬ムラ」をつぶさないと、無駄な薬や手術が行われ、医療費が膨れ上がる悪習を絶つことはできない。  そこまでメスを入れなければ、現代の特集も意味がないはずである。そこが、健康雑誌と異なる一般週刊誌の存在価値だと思うが、いたずらに患者を不安にさせるだけであっては、現代に対して批判の矛先が向けられることになるはずだ。  ところで、SMAPの木村拓哉の妻・工藤静香は相当気丈な女性だと各誌が書いているが、フライデーで当の工藤が「なぜ裏切り者呼ばわりされなきゃならないの!」と反駁している。  フライデーは、「工藤が木村を翻意させたからSMAPが解散に至ったといわれているが」と聞くと、 「私にそんな力はないです。木村静香としてプライベートでは彼の一部ではありますが、仕事では“付属品”にもならない存在。工藤静香とSMAPは何の関係もないんだから」 と一応、一歩下がって見せる。だが、今度の騒動でキムタクと自分が裏切り者扱いされているのがとても頭に来るらしく、激しくこう言う。 「だいたい、事務所を出たほうが潤うはずです。独立すれば現在、(事務所から)もらっているお給料より収入はよくなる。一時的にはね。だから、おカネが目的なら出るべきです。でも、仕事ってそういうものじゃないでしょう? 人と人のつながりで人間は生きている。私はそう思います。(他のメンバー)4人の方々がどうお考えなのか、それぞれの価値観の問題です。なのに、どうして私たちが“裏切り者”呼ばわりされなきゃならないの!」  金のワラジを履いて探した年上女房は、大事にしなくちゃいけませんぜ、キムタクさん。  ポストは、ときどき面白い企画をやる。今週の現役ヤクザ100人の世論調査も企画趣旨はいいが、返ってきた答えは、まあそんなところかなという内容なのが残念だ。  フリーライターでヤクザに強い鈴木智彦氏が、100人すべてに直接電話して聞いたそうだ。内訳は六代目山口組が31人、神戸山口組が16人、あとはそのほかの組員のようだ。 「山口組の分裂で何か影響があったか?」――「はい」59人。「いいえ」19人。 「山口組の分裂抗争はしばらく続くと思いますか?」――「はい」85人。「いいえ」7人。 「分裂抗争以後、警察の取締は厳しくなったか?」――「はい」67人。「いいえ」9人。 「シノギは順調か?」――「はい」17人。「いいえ」65人。 「今後、暴力団は非合法化されると思うか?」――「はい」71人。「いいえ」17人。 「家族は不利益を被っていますか?」――「はい」90人。 「ヤクザを続けるメリットはあるか?」――「はい」39人。「いいえ」29人。「どちらともいえない」30人。相当迷っているのが多いようだ。 「堅気になれるのなら引退するか?」――「はい」16人。「いいえ」47人。「どちらともいえない」34人。やめても食える場所がないというのが正直なところで、仕事があれば引退するというのは、ホンネでは多いのではないか。  ヤクザの高齢化は深刻なはずである。若いやつらは「しきたりだ」「上納だ」と先輩風を吹かせる組には入らず、仲間と徒党を組んで暴れていたほうが気楽だし、女もこませる。  美坊主のように、高倉健のようにカッコいいヤクザを集めて写真集でも作ったら、結構、入ってくる若いやつらがいるかもしれないが、警察が許さんだろうな。どこか、作ってやるという出版社はいないかね。  女優・高畑淳子の息子、裕太容疑者の悪評が週刊誌にあふれている。アサヒ芸能は「獣欲のSEX余罪」として、裕太が16歳の時、彼からSEXを強要されたという元劇団研究生Aさんの話を取り上げている。 アサ芸は「知人は、Aさんの素性が極力わからないよう書くことを条件」としたというが、いきなり「研究生だったAさんは、高畑淳子の『付き人』に抜擢された」と書いている。これでは誰のことか、劇団青年座の人間ならすぐわかってしまうのではないだろうか?  看板女優の付き人になったAさんが、09年秋に高畑が出演していた舞台の楽屋にいるとき、裕太容疑者が現れ、「ラブホテルに来い」と強引に誘われたという。  Aさんは、高畑の付き人をしていれば役がもらえるかもしれない、役者として生きていきたいという思いが強く、その息子である裕太容疑者の誘いを断れなかったという。  それに味を占め、その後も裕太容疑者はホテルへ彼女を呼び出し、何度もSEXを強要したという。そのウワサが高畑の耳に入り、「うちの裕太をたぶらかさないでください!」と叱責されたそうだ。  新潮、文春でも、高畑のモンスターピアレンツぶりがすごかったことが書かれているが、文春によると、母親自身も「性欲が強い」と公言してはばからず、研ナオコやピーターたちと、歌舞伎町の老舗ホストクラブへ足しげく通っていたという。  また、高畑はドラマや映画だけではなく、最近はバラエティにも出演するなど仕事が激増し、トップタレントの仲間入りを果たした。青年座から西田敏行が抜けたため、劇団の役員にも就任して「青年座の女帝」と呼ばれるようになっていたそうである。  売れっ子になると、稼ぎもすごいものになるそうだ。彼女は現在渋谷区に豪邸を建設中で、ほかの土地、建物を合わせると、資産はゆうに5億円は超えると、文春が報じている。  それに裕太容疑者が事件を起こしたことで、裕太容疑者の実父の存在が明らかになった。ドラマ『相棒』などで知られる俳優・大谷亮介(62)で、本人も裕太容疑者が息子であることを認めている。 「高畑は、2人目の配偶者と別居後、大谷氏と5年半の事実婚関係にありました。裕太が幼少の頃、大谷氏が学校行事などに参加したことはありましたが、大谷氏が別の女性と結婚されてから交流はありません。大谷氏は裕太を認知しています」(劇団青年座)  文春は事件後、高畑が友人に送ったメールを掲載している。そこにはこう書かれている。 「これからないことを書かれたり、報道されたりするのだと思います。おかしな事件だと思っている方々もいますが、今は、会見をまずして、黙る。これが最善のようです」  会見で高畑は、息子と面会して「でも、私はどんなことがあってもお母さんだからね」と言ったと明かし、号泣した。心の強い人だ。  さて、小池百合子都知事は、11月7日に予定していた築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転時期を延期することを決めた。豊洲市場の土壌の安全性確認などが不十分と判断したからだという。  文春は、五輪予算が当初7,300億円だったのが2兆円にまで膨らんでいる裏で、都議会のドン・内田茂都議とその関係企業が甘い汁を吸っていると追及している。  以前から問題にしている内田氏が役員を務める東光電気工事(千代田区)は、有明アリーナの受注のとき、竹中工務店とJVを組んで入札したが、鹿島建設のJVの価格よりも9億円以上高かったにもかかわらず、技術点で満点が付き、7点近くの差をつけて「逆転落札」に成功したという。  建築エコノミストの森山高至氏は、技術点で7点もの差が付くこと自体が非常に珍しく、しかも技術審査委員5人のうち、2人は都財務局幹部なので、普通なら価格点を重視するはずなのに、と疑問を呈する。  同じように、築地移転の総事業費も09年時点の約4,300億円が約5,900億円に膨らんでいる。小池都知事は、この金額も精査すると言っている。だが、築地が移転しないと、五輪のとき、晴海選手村と新国立競技場を結ぶ「オリンピック道路」建設に支障が出る恐れがあるそうだ。  そうなると、相手は内田だけではなく、東京五輪に前のめりな安倍首相とも事を構えることになりかねない。小池都知事の“覚悟”を、とっくり見せてもらおうではないか。  そう思っていたら、今日発売の現代が、小池は豊洲移転延期ではなく、中止するはずだと報じている。  ほんとかいな? 小池都知事は、築地の老朽化が激しいことは事実だから、筑地を使い続けるために改修工事をする。その工事が終わるまでの数年間は、豊洲を仮説の市場にするという案だというのだ。  それでは、五輪道路といわれる環状2号線はどうするのか? 小池と側近たちが考えてきたのは、市場の南西をかすめるように通っている仮設道路を今後も使うという案。これなら、築地市場の8割は維持できるからだというのだ。  しかしそうなれば、さらに費用が膨らんでいくことは間違いない。人気取りだけでやってしまうと収拾がつかなくなってしまうのではないか? 難しい決断である。  今週の第1位は、どれを読んでも真相がわからない、夏目三久(32)の結婚&妊娠騒動。そういう意味ではどう進展するかわからない、まれで不可思議なスキャンダルである。  夏目という女子アナには「スキャンダル」が取り憑いているようだ。日本テレビの有望なアナウンサーとしてスタートを切ったが、コンドームの箱を手にしてほほえむ写真がFLASHに載り、局をやめざるを得なくなり、フリーに。  芸能界のドンといわれる田邊昭知社長(77)の田辺エージェンシーに入り、TBSの『あさチャン!』、日テレの『バンキシャ!』などに出演して人気者になるが、今度はお笑いタレントの有吉弘行(42)とうわさになり、日刊スポーツが「夏目と有吉熱愛・すでに妊娠」とスクープしたのである。  本来なら慶事であるはずだが、なぜか田辺社長は激怒し、新潮によると「各局の担当者に対し、“日刊の記事には1秒も触れるな”と厳命」したというのだ。  そのため、テレビで2人の熱愛について触れる局はなく、日刊スポーツは翌日も報じたが、「その他のスポーツ紙は単に、『事実無根』『事務所が否定』としか書かなかった」(新潮)。ドンの威光は、あのジャニーズ事務所をも上回ったというのである。  報道を規制したばかりではなく、ドンは日刊スポーツ側への法的措置も検討しているといわれ、文春でTBS関係者が、ドンは「こっちは医師の診断書を出してもいいんだ」とまで言っていると報じている。  ここまで田辺社長が怒るのは、他人がうらやむほど夏目を溺愛しているからだという。 「大社長の入れ込みようは現場でも話題になった。開始当初(『あさチャン!』のこと=筆者注)、2人が手をつないでTBSへ来たのを目撃されたこともあった」(文春)そうだ。  このドン、52歳の時、所属タレントで15歳下の小林麻美と結婚しているように、年下をかわいがる性分なのかもしれない。  スクープした日刊スポーツ側は報道内容に自信を持っているようで、一歩も引く構えは見せない。当の有吉は、文春の直撃に「何もないんです、本当に。全部誤報」と、全否定している。  そこに9月1日付のスポニチが「夏目三久 熱愛、妊娠報道を完全否定」と、夏目の電話独占インタビューを掲載したのである。夏目はこう語っている。 「事務所にも私にも取材せず、電話の1本すら入れていないあのような記事は信用され、事務所が事実無根と言っても信じてもらえない。でも、もうはっきり言わせていただきます。このままでは自分の気持ちが壊れてしまう。記事に書かれているような事実は一切ありません。誰も信じてくれなくても、もう一度言います。事実ではありません」  文春、新潮の報道を読む限り、夏目が有吉と付き合っていたことは事実のようだ。だが、妊娠の事実も、結婚して番組を降板するというのも、本人がここまで否定しているのだから、ないのかもしれない。  ここからは邪推だが、寵愛する自分の事務所の所属タレントが男と交際するのを許せないドンが、すべてをなかったことにしようと、親しいテレビ、スポーツ紙を抱き込み、夏目や有吉にも口封じしたのではないだろうか? 真相はやぶの中である。夏目が子どものころに離婚した父親が、文春で娘を気遣ってこう言っている。 「あまりチャラチャラ、ああいう世界にいないほうがいいかなと思います」  私もそう思う。現代は、夏目と有吉が付き合っていることは事実とし、日刊スポーツは交際よりも妊娠情報を先に入手したそうだから、病院関係者など確かなルートがあるのではないかと、芸能事務所幹部が語っている。  TBSの『あさチャン!』は来月3月まで契約があるので、「降板はない」と言うしかなかった。あとは、芸能界を引退覚悟で、夏目が田辺のところを辞める気があるかどうか。  有吉のほうは、田辺に対して「もう夏目とは会わない」という一筆を入れたという情報もあるそうだ。  夏目をめぐる、田辺と有吉の三角関係のもつれか? 世の中にはよくある話だが、喜寿のじいさん絡みでは、スキャンダルとしてもあまり出来はよくない話である。  いつになったら真相が明らかになるのか? ちょっと気になる話ではある。 【巻末付録】  今週はポストが合併号。そのためか、グラビアに力が入っている。巻頭は「葉加瀬マイ 余白」。ヘアはないけど、オッパイがいいね。  一番の売りは「永久保存版 もう一度会いたい青春アイドル」。大場久美子、相本久美子、そして出ました「河合奈保子」。これだけは袋とじ。  かわいいお顔に不似合いな豊満すぎるカラダ。写真集も売れているそうだ。河合ちゃん、もう一度会いたい!  後半の袋とじは「美熟女たちのアンダーヘア&勝負下着」。それに「元NHK山形『号泣お天気お姉さん』が魅せた! 岡田みはる」「艶色美熟女図鑑 佐々木あきさん 36歳」。 それにお馴染みの「妻の名は塔子 私の知らない女」。このオネエチャンの少し疲れた顔と、家庭風呂から出てくるときのヘアが濡れているのが色っぽいよ。これは一見の価値あり。 「死ぬまでSEX特別版」は、元東大医学部長で現在は名誉教授の石川隆俊氏(76)が、このたび『東大名誉教授の私が「死ぬまでSEXをすすめる本当の理由』(マキノ出版)という本を出したことから始まる。   石川氏はこう言う。 「ドーパミンが最も多く分泌される行為がセックスです。だから“もう年だから”とセックスをやめてしまえば、どんどん生きる意欲が失われる。これこそ私が“死ぬまでセックスをすすめる理由”です。私は中学の同級生だった妻と24歳の時に結婚しましたが、70代半ばになった現在も10日に1回ほどのペースで夫婦生活を続けています」  高齢者のセックスこそ、崇高だというのである。どうですか? あなたも今日から始めてみては。  現代の巻頭は、篠山紀信氏の写真展から「快楽の館」。さすがに凝ったものだが、そそるという写真ではない。  後半は「発掘スクープ! 坂口良子『お宝ヘアヌード』」。どこにヘアが? なんて言ってはいけません。  お次は「ミス・ユニバース準決勝進出 平塚千瑛 30歳」。まん丸なヘアがかわいい。大御所タレントとの不倫騒動? 誰だっけ。「紫艶 愛と濡れ場写真」。SEX記事は「本当にスケベな人は、いまSEXで何をしているのか」。何をしているのかなあと疑問に思った人は読んでみてください。  ということで、質量ともに今週はポストの圧勝。 (文=元木昌彦)

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「週刊新潮」(9/1号、新潮社)
今週の注目記事 1位 「SMAP解散が浮き彫りにした!『ジャニーズ帝国』の憲法」(「週刊新潮」9/1号) 「SMAPを潰したメリー副社長と工藤静香」(「週刊文春」9/1号) 2位「菅義偉官房長官VS.二階敏博幹事長 安倍政権史上最大の暗闘が始まった」(「週刊ポスト」9/9号) 3位「都議会ドン内田茂と4000億円『五輪道路』」(「週刊文春」9/1号)   「“都議会のドン”内田茂1000人パーティ」(「週刊ポスト」9/9号) 4位「60過ぎたら安く楽しく暮らせる街へ」(「週刊現代」9/10号) 5位「サザエさん国民的アニメ若返り大作戦」(「週刊ポスト」9/9号) 6位「消毒用アルコールで酎ハイ 鳥貴族元従業員が台所事情暴露」(「週刊文春」9/1号) 7位「興行収入100億円が見えてきた『シン・ゴジラ』トリビア」(「週刊新潮」9/1号) 8位「メダルラッシュの陰で報奨金が3000万円も減った『水泳』受難」(「週刊新潮」9/1号) 9位「海外メディアも驚いた『内村航平』と絶叫母の微妙な距離感」(「週刊新潮」9/1号) 10位「新妻と乳児を離縁した『鶴保庸介大臣閣下』の冷血言行録」(「週刊新潮」9/1号) 11位「一度始めたら一生やめられない 人工透析、ここだけの話」(「週刊現代」9/10号) 12位「AV界の巨匠『私が撮った蓮舫様の“エロ動画”』」(「週刊ポスト」9/9号) 13位「強姦致傷で逮捕! 七光り俳優 高畑裕太『異常性欲』」(「フライデー」9/9号) 14位「アルフィー 坂崎幸之助『事実婚30年目の浮気』」(「フライデー」9/9号) 今週のビックリ! 「週刊文春」の特大お詫び! 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアと記事の勝者はどっちだ!  今週は目立ったスクープもないので、順位はつけなかった。  相変わらず現代は、薬と手術の「みんなで読んでる信頼の医療特集」。よく飽きないものだと、ほとほと感心する。  ポストのほうは、薬も手術もできない人のための「死に方」特集だ。 「年収・貯蓄であなたの『死に方』ここまで差がつく!」、「信じてはいけない『余命』『生存率』の宣告」、「世界一友達が少ない日本の老人は『死に方』もこんなに寂しい」  確かにそうだろうけど、こんな特集、誰が読みたいのかね。女房にも子にも見放された私などは、絶対読みたくないね。  とまあ、2冊で860円も払ったのだから、言いたいことは言わせていただく。  ところで、今週の文春を見ていて驚いた。1ページの「お詫び」が載っている。「小川敏夫さんに対するお詫びと記事の取り消し」というタイトル。  平成24年2月16日号で掲載した「小川法相 7300万円弁護士報酬違法請求疑惑」の記事で、小川法相に関する「疑惑」は事実ではなかったので、「ここに同記事を取り消し、小川敏夫さんにご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします」。文春側の全面降伏である。  小川氏はこのスペースを要求し、文春側も仕方なくのんだのだ。このところ、ひと頃の快進撃にやや陰りが見られる文春にとって、痛い一撃であろう。  まずはフライデーから2本。1本は「THE ALFEE」というバンドの坂崎幸之助というモテおじいちゃんのお話である。  この坂崎はまったく知らないが、私の友人に同じ名前の粋人がいる。彼は、この坂崎氏のオジサンだったかに当たるので、坂崎の生まれ育った下町の酒店だったと思ったが、その家に行ったこともある。  デビュー40周年になるそうだ。御年62だが、いまだに独身。だが、30年前にもフライデーされ、今は50代の女性と事実婚を続けているそうである。  これだけならなんの問題もないのだが、ある平日の昼下がり、坂崎の愛車ベンツ・ゲレンデヴァーゲン(読みにくいね)が、都内の幹線道路脇に停車したと思いねェ。するってェと、助手席から20代後半かな~、滝川クリステル似の色白美人が車から降りたったんだそうだ。  パン店へパンを買いに行った娘っ子を見る坂崎の目は、愛おしい愛おしいと、やに下がっていたそうだが、その気持ちわかるな~。  彼は歯医者に行ったり、趣味のカメラ撮影に行くと口実をつけては彼女のアパート(懐かしい響きだね)を訪ねているというんだ、お立ち会い。  彼の事務所は「女友達の一人」と回答しているようだが、オレにも一人ぐらいこんな女友達を持ちたいものだと、写真を見ながらつくづく思ったね。  またバカ息子が、バカなことをしでかした。女優・高畑淳子(61)の息子・高畑裕太(22)が、群馬県・前橋市のビジネスホテルで40代の女性従業員に性的暴行を加えたとして、強姦致傷容疑で逮捕された。  フライデーによると、映画の撮影で前橋市を訪れていた高畑はスタッフたちと居酒屋で飲み、さほど酔わずに一人でビジネスホテルSへ戻った。部屋から「歯ブラシがほしい」とフロントへ電話をかけ、くだんの女性を部屋に呼び、無理やり暴行したというのである。 「Sは深夜になるとフロントスタッフは1~2名だけ。高畑容疑者は何泊かこのホテルに宿泊しており、被害女性のことも犯行前から目をつけていたようです。『企ててはいません』と供述していますが、犯行時に彼があまり酔っていなかったこともあり、県警は計画的な犯行の疑いも含めて捜査を進めています」(全国紙記者)  高畑容疑者はバンドをやっていたそうだが、とてもそれでは生計は立てられず、母親は別の仕事を見つけるように言っていたという。  すると、今度は「役者をやりたい」と言いだした。そこで、今の事務所に面倒を見てもらうことにしたそうだ。母親はテレビ局にあいさつ回りをし、「バカ息子をよろしくお願いします」と頭を下げて回ったという。  NHKの連続テレビ小説『まれ』での好演で注目され、バラエティ番組で活躍するなど、人気俳優の仲間入りを果たしたばかりだった。  これだけのご面相と俳優の肩書があれば、女の子など“手を叩けば”いくらでも寄ってきただろうにと思うのだが。  ワイドショーなどで見る限り、母親は2度離婚し、女手ひとつで息子を育て、かなり激しい母子の葛藤があったようだ。  高畑淳子は謝罪会見で、記者から、息子はやってはいけないことをやる危うさがあったのかと聞かれ、「それは思春期とか、そういう時代にあったかもしれないですね」「日常生活がきちんと、例えば仕事の前はきちんと寝るとか、不安な要素はありました」と答えていることからも推測できる。  しかし、三田佳子、みのもんたの例を挙げるまでもなく、いい年になった子どもの不祥事のたびに、親が会見を開かされ、謝罪し、記者からの心ない質問に答えるという“お約束”ごとには、いつ見ても違和感がある。  テレビは画が必要だから、本人が出てこられなければ親が出て来いと要求するのだろうが、そろそろ考え直したほうがいいと思う。  お次は9月15日の民進党代表選に出馬し、当選確実といわれる蓮舫氏(48)が、クラリオンガールに選ばれた20歳の頃に出演したイメージビデオがあるそうだ。  このお宝動画を製作したのが、なんとAV界の巨匠でハメ撮りの帝王とも呼ばれる村西とおる氏なのだ。 「一時期、“脱がないエロ”を表現するため、アイドルのイメージビデオを撮っていました。この時もキャンペンガールを16人集めた作品を撮ったのですが、そこに蓮舫様がいたのです。彼女は貧乳ながらも足首のキュットしまったトランジスタグラマーな体、タオルがいらないほど撥水性がある肌。そして、歩くたびに水着がお尻に食い込んでしまい、恥ずかしそうに直す……まさにコケティッシュガール。存在感は実にナイスでしたね」(村西氏)  続けて、こうも言う。 「彼女の頭の良さや押し出しの強さに加え、内に秘めた野心を感じました。『この中で私が一番売れるの! 絶対2位じゃダメなの!』という思いが伝わってきました」(同)  ついに野党といえども、ナンバー1に登り詰めようというのだから、彼女が抱いた野望はまずは達成できたということか。周りは大変だろうが。  現代の薬と手術の大特集から人工透析のところだけをピックアップ。  人工透析をしたい人にとっては、日本は幸せな国といえるようだ。 「透析には月40万円ほど費用がかかりますが、患者負担は1~2万円で済む。国が1人当たり年間500万円近く負担してくれるわけです。腎臓病の患者の中でも透析をやっている人の割合は極めて高く、95%もいます。アメリカや韓国では40%、ヨーロッパでは50%です」(大塚台クリニック院長の高橋公太医師)  日本の医療費は全体で40兆円なので、この額は医療費の5%に当たるそうだ。  都内の糖尿病専門医がこう話す。 「病院にしてみれば、一度透析を始めた患者は、定期的な『収入源』になります。少し前までは、透析の保険点数は今よりも高く、患者を1人つかまえればベンツが1台買えると言われたほどです。私の病院でも透析の患者さんは大切にしますよ。患者は週に3回、各4時間の治療を受ける必要があるので、無料送迎サービスを提供したり、いろいろと気を配っています。逆にいえば、それだけ儲かる『ドル箱』なのです」  しかし、腎臓移植のほうがいいと現代は言うのである。 「日本では移植のことを知らない人が多く、腎移植の数はなかなか伸びてこなかった。しかし、そもそも腎不全の患者にとって、透析よりも腎移植の方がQOL(生活の質)が高いのです。週3回透析治療を受けるのは、とくに働いてる若い人にとっては大きな負担になるでしょう。また透析をしながらでも長く生きられると信じられていますが、実際はそうではありません。例えば若くして20代で透析を始めた人はたいてい50~60歳で亡くなる。24時間働いている腎臓の機能を週3回の透析で代替しようとしても無理があるわけです。また、長期間透析を続けるとさまざまな合併症も出てきます。腎移植が成功すればそのような体の負担は少なくなります。さらに経済的な負担を考えても腎移植のほうが小さい」(高橋公太医師)  手術後の患者のための税金や保険の負担は、100~150万円。移植手術の費用を考えても、長期的に見れば透析より移植のほうが国庫にかかる負担は小さくなるというのだ。  人工透析が保険適用を受けられなかったときは、カネがないために病院を追い出され、のたれ死にした患者がたくさんいたと、ジャーナリストの本田靖春さんから聞いたことがある。  透析よりも移植のほうが安全なら、私もそのほうがいいとは思うのだが。  ところで、最近の新潮は「後追い新潮」とでも言いたくなるほど、他誌がやったネタをやるようになったのはなぜだろう? 今週も、ポストがやった鶴保庸介・沖縄・北方担当大臣(49)のスピード離婚を後追いしている。  新味は、渋々入籍した鶴保氏と臨月を迎えていた妻との「記念マタニティ写真」である。妻の顔はモザイクがかかっていてわからないが、鶴保氏の顔は歓びに満ちあふれているとはいえない、冴えない表情である。  新潮によると、ポストが発売されてから彼女の地元の和歌山では、「娘が手切れ金として2000万円もらったらしい、授かった子どもは本当は鶴保さんの子ではないのではないかなどと、根も葉もない噂がたっています」(彼女の父親)。  妻も新潮の取材に答えて、「もし、彼の息子ではないのでは、と仰る方がいるのであれば、いつでもDNA鑑定していただいて構いません」と言い切っている。  このセコイ沖縄・北方大臣は、ポストの記事が出る直前に、慌てたように滞っていた養育費の未払い分を振り込んできたそうだ。  こんな男と一度は結婚し、子どもまでもうけてしまった彼女も不幸だが、この程度の人間と基地移転問題などを話し合わなければいけない沖縄の人たちも不幸である。翁長雄志沖縄県知事の、苦虫をかみつぶしたような顔が目に浮かぶ。  さて、体操の内村航平の嫁姑問題がクローズアップされているが、内村が母親の周子さんから距離を置いていることは間違いないようだ。  文春によれば、その実態が米NBCでもこのように報じられたという。 「周子は息子がウクライナの選手を破り、金メダルを獲得したことを知ると、気絶した。聞かされた内村は、『なぜ母が気絶したのか分からない。親がどのようなことをするかは予測不能だ』」(現地11日付電子版)  内村のリオ五輪を追ったNHKスペシャルを見た。ウクライナの選手に差をつけられていた内村は、最後の鉄棒で高得点を獲得し、ウクライナ選手の演技を待つ。  極度に緊張したウクライナ選手がなんとか演技を終えてフィニッシュに入るが、着地が大きく乱れた。内村が劇的な大逆転勝利し、金メダルに輝く。  だが、カメラに映る内村は終始疲れている。気力でカバーしてはいるが、この様子では次の東京五輪は厳しいといわざるを得ないだろう。  文春では内村が、世界の流れに逆らってなぜ「ワキ毛を剃らないのか」という、バカバカしい話をやっている。「ワキ毛なんて、体操選手にとってどうでもいいことじゃないですか」(父親の和久氏)。そりゃそうだ。  ところで、リオ五輪で4連覇を果たしたレスリング・伊調馨(32)に国民栄誉賞を与えるそうだ。彼女の偉業にケチをつける気持ちは毛頭ないが、レスリングという、どちらかというとマイナースポーツの英雄2人に、国民栄誉賞とはいかがなものだろう。  それならば、体操の内村もその資格があると思うし、いっそのこと金メダルを取った選手全員にあげたらどうだろうか。  私は貧乏人だから、すぐカネのことに目が行く。新潮はメダリストには日本オリンピック委員会(JOC)が一律に出すカネと各競技団体が各々出すものとがあるとしている。  JOCは、金メダリスト1人に500万円。銀に200万円。銅に100万円出すそうだ。競技団体が出す金額で一番多いのはバドミントンで、金メダルは1,000万円だそうだ。  柔道と水泳は報奨金ゼロ。体操は金メダルが550万円、レスリングは500万円プラス旅行券100~150万円だそうだ。  いくらなんでも、これでは少なくないか? 国民栄誉賞で補ってあげても罰は当たるまい。  先週、TOHOシネマズ日本橋で映画『シン・ゴジラ』を見た。というのも、新潮が「興収100億円が見えてきた」と特集していたからだが、なるほど18時50分開演で9割方埋まっていた。  ゴジラ映画を見たのは、1954年の初登場したとき以来だろう。以来28作も作られ、いずれもヒットしているというが、私は1本も見ていない。ゴジラとかキングコングというのは、どうも私の性に合わないのだ。  今回のは、強力な敵が出てくるわけでもなく、ゴジラのすさまじい破壊力を、CGを駆使して再現しているわけでもないらしい。  では、どんなところに見どころがあるのかと見に行ったのだが、ひと言でいうと、主役はゴジラではなく、首相官邸を中心とした危機管理を担う人間たちのドラマであり、自衛隊さんありがとう、アメリカ軍よありがとうという国威発揚映画であった。  ゴジラの動きは狂言の野村萬斎が演出したそうだが、確かに動きは優雅で鈍く、始めにちょこっと暴れるが、後はほとんど1カ所に立ったままである。  それもCGを使ってはいるのだろうが、東京の町をぶっ壊すゴジラの映像は、初期の映画から持ってきたのではないかと思うほど迫力がない。  では、どこに今回の映画の面白さがあるかというと、この「巨大不明生物」の出現により、大慌てする総理大臣たちや、なんとか食い止めようとする役人、科学者、アメリカから派遣されてきたという日系人の米国大統領特使などの群像ドラマである。  新潮で元内閣参事官の高橋洋一氏が「私は官邸の中にいたので、それがどれぐらい忠実に再現されているか観察しました。75%は再現されていたと思う」と語っているように、政治家や役人たちが交わす機関銃のようなセリフなどは、樋口真嗣監督が綿密な取材をしたとあってリアルである。  ゴジラに警察力では敵わないとわかった時点で、防衛相が「武器の使用が制限されない自衛隊の防衛出動」を促すところは、有事の際、法改正を待っていたら間に合わない、安倍政権ならやりかねないと思わせて苦笑させる。  もっと驚くのは、自衛隊のミサイル攻撃でもゴジラが倒れないとなると、アメリカは都内にいるゴジラへ核攻撃を決断するのだ。それも国連安全保障理事会で承認されたというのである。  広島、長崎に続いて、東京に核を打ち込み、東京中を死の灰で覆ってしまえというのだから、ここまでいくと、これは映画だからと笑って見ているわけにはいかない。  自衛隊全面協力の国策映画。ゴジラは北朝鮮であり、中国なのかもしれない。そうした事態が起きた場合、国家総動員法で国民には知らせることなく、日米の首脳は、躊躇うことなく国民を大量に犠牲にしても核攻撃を仕掛ける。  ゴジラは時代が生み出す。水爆実験で目覚めたゴジラは、大震災が起こり、北朝鮮や中国の軍事的脅威が囁かれる中で、日本という国がどう対処する国なのかという暗示を与えてくれているのかもしれない。それは監督の意図とは関係ない「神の啓示」のようなものだと、帰りながら思った。  安倍政権は過去に3回廃案となっている「共謀罪」を「テロ等組織犯罪準備罪」に変えて、9月に召集される臨時国会にも法案の提出を検討していると朝日新聞が26日付の朝刊で報じている。  2020年の東京五輪を控えてテロ対策などを強化する必要性があり、これならば警察側の要請が根強いこの法案を通せるのではないかという思惑であろう。  以前に比べて適用対象を具体的にするなど、会社員や労組は適用の対象にならないと政権側は強調するが、「準備行為を定めた条文には『その他』という文言がある。事実上、何が該当するのか明確な基準はないも同然で、その解釈は捜査当局の判断に委ねられている」(朝日新聞より)。中曽根時代に国鉄民営化をして労働運動を弱体化させたが、安倍政権は国民を法でがんじがらめにして物言えぬようにした政権として記憶されることになるだろう。  私は知らなかったのだが、文春によると、あの鳥貴族で、とんでもない不祥事が起きていたという。 「スイカチューハイとゆずハチミツチューハイを頼んだ時、味が変だったので、店員にそう伝えたのですが、『はあ~?』みたいな感じで相手にしてもらえなかった。こっちも自信がなかったのでそのままにしてしまったんですが、もっとヤバいものと間違えてたら、どうするつもりだったんですかね」(地元の大学生)  大手焼き鳥チェーン「鳥貴族」(東証一部、本社大阪市)が、消毒用アルコールを酎ハイ用の焼酎と誤って使用し、7月19日から23日の5日間にわたり、合計151杯を客に提供していたことを発表したのは8月15日のことだった。  社会部記者が事件の経緯を説明する。 「南柏店で酎ハイのドリンクサーバーに焼酎を接続するべきところを、誤って従業員が手指の消毒に使う食品添加物アルコール製剤に繋いでしまった。客の指摘で19日には異常に気付いたようですが、原因がサーバーの不具合にあると判断し、23日のサーバーのメンテナンスまで提供し続けていました。同社の発表では健康被害は報告されていないとのことですが、発表までに3週間もかかるなど、謎が残ります」  被害者に対しては代金返金で対応するという。この店、現在では500店舗近くに達し、焼き鳥業界の首位を独走している。創業者の大倉忠司氏がアイドルグループ「関ジャニ∞」のメンバー、大倉忠義の父親であることでもよく知られる。  だが、店の従業員は台所事情をこう話している。 「時給830円(東京都の最低賃金は907円)で雇われるアルバイトの大半は学生とフリーター、外国人です。手洗いの徹底など衛生面での注意は受けますが、幹部の人たちもいつも見ているわけではないし、全然守られてませんね。外国人スタッフは手袋を着用すべき場面でも、つい素手で食材に触れてしまったり。外国人スタッフとのコミュニケーションがうまくいかなかったり、あまりいい環境ではないです」  安かろう……では、いつかは飽きられること間違いない。  国民的アニメ『サザエさん』に異変が起きていると、ポストが報じている。数年前まで毎週のように視聴率20%を記録していたが、今年に入ってから視聴率が2ケタを割る回が目立つようになり、7月には今年ワーストの7.7%を記録するなど苦戦が続いているというのである。フジテレビにとって『サザエさん』は特別な役割を担っている番組だから、社内でも不安の声が上がっているそうだ。  フジテレビ中堅社員がこう嘆く。 「18時半の『サザエさん』でどれだけチャンネルをフジに合わせてもらえるかが、そのまま日曜夜の局全体の視聴率に響くんです」  8月21日放送の回で異変が起きたという。ピアノの先生役として登場した青年の声が、思わぬ波紋を広げたというのだ。  この声の主は、若手人気声優の代永翼氏(32)だった。人気野球漫画が原作のアニメ『おおきく振りかぶって』(TBS系)の主人公役の声優として若い女性に大人気なのだそうだ。  なぜ突如、若手声優が起用されたのか? 「局内で『サザエさん』は内容のマンネリ化が叫ばれており、スタッフの高齢化も問題視されていた。そのため、今は若返りを進めている。キャスティング担当者も20代となり、若者に人気の声優を起用するアイディアを思いついたのでしょう。今後はメインキャストの声優交代など、より大胆な改革もあるかもしれません」(中堅社員)  われわれ世代は『サザエさん』で育ってきたといってもいい。今でも時々、古いぼろぼろになった本を引っ張り出しては眺めていると、自分の子どもの頃が思い出されて思わず落涙することがある。『サザエさん』よ、永遠なれだ。  さて、老後は田舎暮らしと思っている人は多いだろう。  できれば、花や緑の多いところでノンビリと暮らしたほうがいいのだろうが、いくつかの駅を越えると生活が楽になることもあると現代が特集している。  デリティフィ退職・投資教育研究所所長の野尻哲史氏はこう言う。 「私がお勧めしたいのは愛媛県松山市です。住宅費は東京の3分の1程度で、食料品などの物価は約10%も安い。気候が温暖で、光熱費も抑えられます」  そうした大移動もいいが、生活圏を大きく変えることのない「プチ移住」でもかなりの節約になるという。  例えば、江戸川区から4駅しか離れていない総武線下総中山に転居すると、固定資産税が、評価額が下がったせいで、8万円も安くなったという。 「All About」医療保険ガイドでFPの松浦健二氏はこう話す。 「あまり意識されていない方が多いと思いますが、国民健康保険料は市区町村によって異なります。保険料には均等割部分と所得割部分があり、均等割は家族1人当たり一定の金額を取られる。所得割は前年の所得に対して料率を掛け算して計算されます。この均等割の額や所得割の率が市区町村ごとに違うのです」  例えば、東京都江戸川区の場合、国民健康保険料のうち、医療分の均等割は3万5,400円。後期高齢者支援分の均等割が1万800円。40~64歳の人が負担する介護分は1万4,700円。  一方、千葉県船橋市の均等割は、医療分で2万4,360円。支援分で7,090円。介護分は9,610円になる。その差は、一人あたり1万9,840円。夫婦2人なら年間3万9,680円の節約になる。  また、東京都中野区在住の60代の夫婦。親の持っていた中野駅近くの土地に、30年ほど前、一戸建てのマイホームを建てて生活してきた。だが、子どもたちも独立し、広い2階建ての家は掃除の手にも余るようになってきた。  そこでこの夫婦、JR中央線で20分下がった武蔵境駅近くの低層マンションに引っ越した。すると、固定資産税12万円減はマンションの管理費・修繕積立金とトントンだが、三鷹市に移住したことで、国民健康保険料が年5万円も下がった。  さらなる安心材料は、徒歩圏内に中核病院である武蔵野赤十字病院がある。多摩地域の医療拠点として定評ある総合病院で、救急外来も受け付けている。  とまあ、移るにしてもいろいろ考えたほうがいいようだ。  私の友人に「セカンドライフサポート」という田舎暮らしのコンサルタントと、山梨県笛吹市という桃源郷のような町への移住をサポートしている豊田勝則さんという人がいる。  この人は、移住の条件をこう教えてくれた。 「まず、これだけは肝に銘じてください。移った先の地域コミュニティと人間関係を構築しようという覚悟のない人は、必ず失敗するからやめたほうがいい。都会に持ち家がある人はそこを売らずに賃貸しして、地方に買う家は敷地百坪程度、家の広さは2LDKあれば十分です。庭が広いと雑草を抜くだけで大変ですから。それに一番大事なことは10年、15年後、体調を崩して要支援や要介護になったとき、その地域に心ある互助サービスを受けられる体制と施設があるかどうかです。そうした社会インフラが整っているか、必ずチェックすることです。  私は高齢者循環型社会と言っていますが、健康なときには地域で介護が必要になった高齢者を支援し、自分に介護が必要になったときは、次の世代の人が支援する『相互扶助』ができているかどうかが、老後を安心・安全に暮らす決め手になります」  いつまでも健康でいられるわけではない。介護などが必要になったときどうするか? それを考えておくことも確かに重要なことである。  さて、リオ五輪で一時休戦になっていた小池都知事と都議会のドン・内田茂氏との対決だが、先週から文春は、第1位ラウンドは「豊洲移転問題」になると報じている。  移転の時期は11月7日に予定されているから、残された時間はわずかである。築地の水産仲卸業者が移転反対を声高にいっているのに、なぜ急ぐのか? 文春によれば「築地市場の敷地内が、環状二号線の道路予定地になっているからです。2号線は晴海の選手村と新国立競技場を結ぶ東京五輪のメインストリート」(都庁幹部)。  内田氏率いる都議会自民党は是が非でも20年の五輪開催までに開通させたいと、移転予定日は譲れないと強硬姿勢を見せている。  それに、この事業には4,000億円といわれる巨費が投じられる。文春は、内田氏に献金している企業や、後援者による関連工事の受注状況を調査した。すると、出てくる出てくる。  内田氏に献金している中堅ゼネコン、鹿島グループの中核企業、総合防災設備メーカー、後援企業の造園業者。それに以前から内田氏が役員を務める東光電気工事(千代田区)は、内田氏が就任後から売上高を急増させていて、文春の調べで今回、都議会議事堂の工事を請け負っていたことも判明したそうだ。  また、都の事業を何度も請け負っている東幸というビルメンテナンス会社から顧問料や寄付をもらっている。そこも加入している「東京ビルメンテナンス政治連盟」とのつながりも以前から強いという。  内田氏は文春の取材に対して、「貴誌のご質問は『利権構造』であると断定し、あたかも寄付などが工事の見返りであると決め付けられているようですが、内田のみならずご指摘の会社などの信用や名誉を棄損される記事を掲載することがないようあらかじめ申し添えます」と回答してきた。なかなかドスの利いた文言である。  小池都知事の側近、若狹勝衆院議員は「小池氏が訴えてきた都民ファーストという観点から言えば、11月7日に移転することは難しいと思います」と文春に話している。  どうなるのかこの勝負? と一応期待はさせるが、私を含めた都民の多くは小池氏に過大な期待などしていないと思う。  小池氏の発言のほとんどは、選挙で受かるための「方便」である。彼女は権力に近づくためにあらゆる手練手管を使って、ここまで来たことはよく知られた事実である。そんな人間が、内田氏がどうのこうのというのではない、都議会を牛耳る自民党とやり合えるのか、中曽根元総理を超えたともいわれる安倍政権に楯突けるのか、考えればわかろうというものではないか。  私はまったく期待をしないで、小池都知事の言動、動向を見ていこうと思っている。  ポストによれば、内田氏が開いたパーティーには1,000人以上が集まったそうだ。  菅義偉官房長官、二階俊博自民党幹事長が来ていた。また公明党の最高顧問の藤井富雄氏も来ていて内田氏や都議関係者が揃ってあいさつしていたそうだ。  ところでポストによると、自民党の中でも、長年牛耳ってきた菅官房長官と新しく自民党幹事長になった二階敏博氏とのつばぜり合いが注目されているという。  筆者はノンフィクション・ライターの森功氏。  谷垣禎一幹事長が自転車事故で倒れるまで、谷垣官房長官、菅幹事長というバーター人事で決まっていたようなのだ。  菅は幹事長として自民党の若手を手なずけ、ポスト安倍を狙っていたのだが、谷垣の事故でシナリオが大きく崩れてしまった。  また、二階は自民党内で唯一、官邸の安倍や菅にものを申せる実力者である。二階が率いる派閥「志帥会」は、自民党を離党した3人の無所属議員を含めて衆参40人の大派閥である。  運輸・建設業界との太いパイプを築いてきたし、創価学会・公明党にも顔が利く。それだけに、これまで官邸サイドは二階の台頭を警戒してきた。安倍政権発足後、二階が幹事長ポストを希望してきたが、そこにつけなかったのは、官邸サイドの警戒心の表れだったようだ。  それに二階は「ミニ田名角栄」と異名を取る老練な政治家である。対中国や対韓国政策では安倍政権と全く政治姿勢を異にするが、表向き敵対姿勢は見せない。  しかし菅とは折り合いがよくないそうだ。それに二階は、菅がやってきた沖縄問題を、腹心の鶴保庸介参議院議員にやらせるよう、担当大臣に押し込んだのだ。  その鶴保氏は女性問題で窮地に追い詰められているが、二階はどこまで庇うのであろうか。  どちらにしても、菅も9月以降は、天皇の生前退位に伴う皇室典範改正や特別立法の作成を担わなくてはならない。権勢を誇る菅に二階がどう挑むのか。見物ではある。  さて、どこまで続くSMAP騒動。女性誌も含めて今週もSMAP一色といってもいい。文春はキムタクの妻・工藤静香がメリー喜多川副社長と親しく、亭主にジャニーズ事務所を出るなと説得し、キムタクはそれに従ったと報じている。  文春は先週号で、5人の仲は15年前にすでに壊れていたと報じた。当時、キムタクと工藤の結婚を事務所側が認めたことで、ほかのメンバーが猛反発し、中でも香取慎吾がその先鋒だったそうだが、その理由を、先週の現代が香取の友人にこう説明させていた。 「香取には20年近く交際している年上の恋人がいます。本人は結婚したいという気持ちもあるでしょう。しかし、アイドルという立場を考えて、事実婚の状態を続けています。にもかかわらず、木村だけが結婚をし、家庭を築き、仕事にもペナルティがなかった。『なぜ木村君だけが許されるのか』と事務所に訴えたこともあった。その上静香夫人の説得で独立も止めたのですから、香取がやりきれないのは当然です」  文春はメリー氏と飯島三智元マネジャーとの確執をおさらいしているだけだが、新潮は彼らの「カネ」に絞ってまとめている。まずは、キムタクと藤島ジュリー景子副社長がともに、ハワイ・ワイキキに豪壮な別荘を買った話から。  アラモアナ・ショッピングセンターを過ぎてしばらく行ったところに、ホノルル屈指の高級住宅街「ワイアラエ・イキ5」がある。ここにキムタクの別荘がある。土地250坪、建物73坪、購入した13年のレートで200万ドル、約2億円だったという。  ジュリー氏は、ワイキキビーチに隣接した38階建てのホテル風コンドミニアム。その最上階にある一室を約3億6,000万円で購入しているという。  新潮は、これほどの物件を買えるジャニーズ事務所の「帝国資産」に探りを入れる。だがこの事務所、カネについても情報開示はしていない。そこで04年、高額納税者番付公示が最後になったときのジャニー喜多川社長とメリー副社長の年収を、納税額から推算すると、それぞれ約9億円、ジュリー氏が約6億5,000万円になるという。  当時、日産のゴーン氏の年収が約2億5,000万円で大企業の最高額と騒がれたが、彼らは「それっぽっち」と鼻で笑ったかもしれない。  ジャニーズ事務所にはわかっているだけで10数社の関連会社がある。このほとんどが資本金1,000万から数千万円となっているそうだが、これがこの事務所の全体像をわかりにくくしている。だが、新潮は粘り強い。  04~06年にジャニーズ事務所とグループ企業が税務署に申告した法人所得は約153億円、つまりそれだけの利益があった。  ほかのプロダクションと比較すると、この当時でもジャニーズグループは少なくとも700億円の売上があったと見ていいそうである。  それから10年。SMAP人気を凌ぐ「嵐」が稼ぎ頭に生長して、いまや1,000億円企業と呼ばれているそうだ。その莫大なマネーを湯水のように使って、赤坂や渋谷の一等地にビル11棟、マンション5件、駐車場まで所有しているといわれる。  だが、先週の新潮が報じたように、SMAP解散で200億円以上が消えるといわれている。それに多くの人材を特異な才能で見出してきたジャニー喜多川氏もメリー氏も高齢で、ジュリー氏がその衣鉢を継げるかどうかは未知数である。帝国崩壊は、意外に早いかもしれない。 【巻末付録】  ポストの今週は巻頭にセクシーグラビアはない。後半は「47人一挙掲載 乳房が揺れる!美脚が開く!女神たちの悩殺投法 セクシー始球式」。「妻の名は塔子 私の知らない女」。袋とじは「ヌード万華鏡官能絵巻 三上悠亜 元国民的アイドルグループのグラビア・プリンセスが登場」。三上の肢体は躍動して、ヘアもかわいい。一見の価値はある。  現代の巻頭は「撮り下ろしロングインタビュー 女優常盤貴子」。  後半は「独占スクープ撮り下ろし 歌姫ICONIQ初めてのヌード」。生堂マキアージュの「断髪CM」で一世を風靡したそうだ。  お次は「『轟轟戦隊ボウケンジャー』風のシズカ役 お父さんたちを虜にしたあの娘です! 山崎真美」「35歳美人妻の午後 並木塔子」。袋とじは「70年代に『平凡パンチ』を飾った大物女優たち あの頃は載せられなかった『無修正ヘアヌード』」。写真協力は秋山章太郎事務所。相川ユキ、浜崎麻耶、野平ゆきなど懐かしい女の子たちが並んでいる。  ポストの「死ぬまでSEX」は、「もう一回SEXしたい! もう一回妻を抱きたい! もう一回浮気したい! オーバー60歳からの『脱・セカンド童貞』」  現代のほうは「『’80年代傑作裏ビデオ』がスマホで無料で見られます」。例えば名作「洗濯屋ケンちゃん」の検索ワードは「ケンちゃん 旧作 エロビデオ」。「女子高生聖子 悶絶」なら「聖子 悶絶 xvideos」というようにやるといいらしい。  お暇ならやってみて。今週はグラビアに工夫がない。よって引き分け。 (文=元木昌彦)

「ジャニーズも、ナベプロのように凋落していく……」SMAP解散騒動を、週刊誌はどう伝えたか

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「週刊ポスト」(9/2号、小学館)
今週の注目記事・第1位 「鶴保庸介沖縄・北方担当大臣が捨てた『18歳年下妻』と『2歳の息子』」(「週刊ポスト」9/2号) 第2位 「小池百合子が斬り込む都議会ドン内田茂『疑惑の核心』」(「週刊文春」8/25号) 第3位 「『SMAP』解散の魑魅魍魎」(「週刊新潮」8/25号) 「SMAP解散『僕たちは15年前に壊れていた』」(「週刊文春」8/25号) 「ドキュメント『SMAP解散』 あの夜、キムタク抜きで話し合われたこと」(「週刊現代」9/3号) 第4位 「『ムスコを嫁に取られて』内村航平祖母が明かす“嫁姑関係”」(「週刊文春」8/25号) 第5位 「『安倍昭恵』総理夫人に『沖縄反基地運動』を電撃訪問させた例の歌手」(「週刊新潮」8/25号) 第6位 「天皇陛下『お言葉』を私はかく聞いた!」(「週刊新潮」8/25号) 第7位 「60すぎたら、70すぎたら、『買ってはいけない』保険<全実名>」(「週刊現代」9/3号) 第8位 「法務省激震 検事総長候補がセクハラで辞職していた!」(「週刊文春」8/25号) 第9位 「2016好きなジジイ、嫌いなジジイ」(「週刊ポスト」9/2号) 第10位 「ティファニー一揃い100万円!『福原愛』これじゃ勝てない!」(「週刊新潮」8/25号) 第11位 「右脳教育の講師が自宅お風呂で水中出産した競泳『池江璃花子』」(「週刊新潮」8/25号) 第12位 「澤穂希のソックリさんという競泳金メダルの伏兵『金藤理絵』」(「週刊新潮」8/25号) 第13位 「よけいに悪くなる『薬と手術』」(「週刊現代」9/3号) 【巻末付録】 現代とポストのSEXグラビアと記事の勝者はどっちだ!  8月21日(日曜日)の中央競馬でWIN5(5つのレースの1着馬をすべて当てる)史上最高額となる4億2,012万7,890円の払い戻しがあった。売れたのは625万8,661票で、的中したのはたった1票だったそうだ。  これまでの払戻金の最高額は昨年9月のWIN5で出た3億9,566万3,730円だった。ちなみに私ではないからね。  さて、合併号が明けても現代は薬と手術についての大特集を続けるらしい。文春もこのところ「薬の正しい止め方」「危険な手術はこう断れ」など、現代の後追い記事をやっている。  ポストのほうは、この路線では後れを取ったとしてか、ちょっとひねって歯医者の問題をやっていたが、今週は死ぬほど辛い延命治療、死に方格差、お墓の問題から「あの世」の研究までやっている。  現代とポストの記事を宮沢賢治風にまとめるとこうなる。  いくつになっても「死ぬまでSEX」をし、病気になったらいらない薬や手術を拒み、その時が来たら延命治療など受けず、天寿をまっとうして、墓などに入らず、あの世とやらへ飛び立っていく。そんなジジイに私はなりたい。  皆の衆! 死期が迫ったら現代とポストを読むしかないんですぞ!  現代の特集の中で、これはというところだけを紹介しておこう。  1993年、胃がんのためにこの世を去ったアナウンサーでタレントの逸見政孝さん(享年48)。その死について妻の晴恵さんは、夫の死後に上梓した本『私ががんを恐れなくなった理由』(扶桑社)の中でこんな思いを吐露している。 「主人の手術はやらないほうがよかった。あの時、どうしてセカンドオピニオンを受けなかったのか。悔やんでも悔やみきれません」  そして今、逸見さんの息子・逸見太郎氏はこう語る。 「身近な人が将来万が一がんと診断された場合、どうか逸見政孝を思い出してください。そして、父や私たちの失敗を繰り返すことなく、堂々とセカンドオピニオン、サードオピニオンを取ってください。主治医の説明を聞く時は、ある程度病気について勉強した上で、しっかりとインフォームド・コンセントを受けてください。それは『医師を疑うこと』ではなく、『最善の治療を受けるために不可欠なこと』なのです」  医者任せにしないで、患者側も病気について知識を持ち、恥ずかしがらず面倒くさがらずに、他の医師の意見を聞くことは重要である。  また、昨今は価格の安いジェネリック薬品が多く出回ってきているが、これにも注意が必要だと現代は警鐘乱打する。  ジェネリック薬品に詳しい薬剤師の深井良祐氏が語っている。 「先発薬からジェネリックに切り替える際に、たいていの薬剤師は『有効成分は同じです』という説明をします。しかし、実際のところ、先発薬と同じ薬の効き方になるとは限りません。医薬品には複数の特許が絡んでいます。有効成分の特許である『物質特許』が切れていても、添加物に関する『製剤特許』が切れていない場合、まったく同じ薬は作れない。薬の効き方のスピードや強さなどがまったく違ってくることもあるのです」  また長尾クリニック院長の長尾和宏氏は、今のような状況にやはり警鐘を鳴らす。 「日本のジェネリック医薬品には安かろうは悪かろうという面が少なからずあります。アメリカではジェネリック局のような機関が品質管理を厳しく行っているので、安かろうはよかろうが可能です。しかし日本では品質のチェックが甘い」  テレビで大宣伝しているものは疑え。これは薬にもいえるのであろう。  さて、リオ五輪が終わった。印象に残ったのはやはりウサイン・ボルトの100メートル走3連覇だが、日本人選手たちもそれなりに頑張った。そんな話しをいくつか。  水泳界の「澤穂希」といわれ、日本代表チームの主将を務めている金藤理絵は、200メートル平泳ぎで見事金メダルを取ったが、闘争心を前面に出すタイプではないという。  文春によると、コーチが厳しい練習を指示しても、自信がないのか「嫌です」と答え、衝突することも多かったという。  この金藤を支えてきた下町企業があるそうだ。学校の水泳用品や介護用品を製造販売する東京・墨田区の「フットマーク」社がそれである。  同社は知る人ぞ知る独創的な会社だそうだ。磯部成文会長は「介護」という言葉を発明し商標登録しているそうだ。  金藤の着た水着は同社が販売契約を結んでいるイタリアのメーカー「Jaked」で、帽子は「フットマーク」社製品だそうである。  美人スイマーが多い中、澤似の金藤に親近感が湧く。  日本競泳界史上最多の7種目に出場し、惜しくもメダルは逃したが、まだ16歳の池江璃花子。次の五輪が楽しみな逸材だ。  新潮によれば、この池江、生まれたときから「水の申し子」だったそうだ。彼女の祖母がこう話している。 「私の娘は、璃花子だけでなく、7つ上の姉、3つ上の兄も水中分娩で産みました。姉と兄は専門病院だったのですが、璃花子の場合は助産婦さんに自宅まで来てもらって、お風呂場の浴槽で出産した。水中分娩は、母親にも生まれてくる子どもにも、負担の少ない出産方法です」  彼女は身長170センチに対してリーチは184センチもあるという。それは池江が小学生になる前に離婚した父親が身長190センチあったからだそうだ。  これから水中分娩が流行りそうな気がする。  卓球の福原愛(27)はいくつになっても「愛ちゃん」と呼びたくなるほど、小さな頃の面影が残っているように見えるが、もう立派なオトナの女性である。  新潮はその愛ちゃんに対して「重武装だけが注目を集めるようでは勝てない」と、実に失礼な書き方をしている。  ここで重武装というのはティファニーで統一したコーディネートのことだ。スタイリスト氏がこう語る。 「ハート型のネックレスはダイヤが入っていて50万円強。イエローゴールドのピアスは7万円弱。更にブレスレットは18Kローズゴールドにダイヤをちりばめたもので、50万円弱になります」  それらの多くは交際中で結婚もウワサされている台湾の卓球選手・江宏傑(27)からの贈り物ではないかといわれているそうだが、愛ちゃんにとっては大きなお世話だろう。  お次は、ポストの「2016好きなジジイ、嫌いなジジイ」。いくつになっても好かれるジジイのベスト10。  ビートたけし、タモリ、長嶋茂雄、王貞治、高田純次、加山雄三、西田敏行、志村けん、池上彰、舘ひろし。  嫌われるジジイは、舛添要一、森喜朗、みのもんた、鳥越俊太郎、石原慎太郎、張本勲、鳩山由紀夫、小沢一郎、テリー伊藤、中尾彬。  私が嫌いなジジイを5人挙げてみよう。本当は安倍晋三を1位に挙げたいのだが、彼は65歳以下なので残念ながら入れることはできない。もちろん自分を入れるのもやめておいたが、そうとう上位に来ることは間違いない。  1位は石原慎太郎、2位はビートたけし、3位が森喜朗、4位は小沢一郎、5位は小泉純一郎というところかな。  私にはビートたけしのよさがまったくわからない。彼の顔がテレビに出るとすぐにチャンネルを変えるほどだが、どこがいいのか誰か教えてくれないか。  このところ鳥越俊太郎氏の評判が悪い。嫌われるジジイの4位にも上がったが、これまでの好感度が嫌悪感に変わってしまったようである。  文春の「淫行」報道がきっかけではあろうが、鳥越氏のジャーナリストとしての資質に問題ありという指摘が、ネットジャーナリストたちから多く出ているようだ。  ハフィントンポスト日本版で元毎日新聞記者の黒岩揺光氏が、「元毎日新聞記者の鳥越さんに聞きたいこと」というブログを掲載している。ざっと内容を紹介しよう。 「先日のハフィントンポストのインタビューで、『ペンの力って今、だめじゃん』と言ったことに驚き、落胆しました。日本では、『ペンの力』は長らく、新聞社の記者にしか与えられない特権でした。私の入社時の応募条件は30歳以下で大学卒。数千人の応募者の中から選ばれた50人の同期の顔ぶれは特定の大学出身者が多く、30歳以降にジャーナリストになりたくなった人や、特定の大学に入れないものは『ペンの力』を授かることが不可能に近かったのです。鳥越さんは毎日新聞の東京社会部や外信部という出世コースにおられ、その後も日本の報道の中心に居続けました。特権階級の中枢におられた鳥越さんが『ペンの力がだめ』と言うことは、野球チームの監督が『うちのチームだめなんだ』と言っているようなものです。監督ならどうすれば改善できるのか提案できるはずです。でなければ、日本の『ペンの力』に未来はないと思います。(中略)鳥越さん。改めてお聞かせください。なぜ、『ペンの力』はダメになったのですか? いや、どうやって、鳥越さんたち特権階級にいた人たちが『ダメにさせて』しまったのですか? ペンの力をまだ信じている私たちジャーナリストのためにも、是非、お答えいただけませんか?」  鳥越氏はだいぶ前、私に「僕は書くことはあまり好きじゃないんだ」といったことがある。新聞記者が書くことが好きではない? 驚いたが、たしかに彼は、書くよりしゃべりの人である。  それが悪いというのではないが、私も鳥越さんに聞いてみたい。いつ頃までペンの力を信じていたのか? それの力を弱くしてしまったのは、あなた方テレビを主舞台にしている“口舌だけのジャーナリストたち”ではないのかと。  第8位は将来の検事総長候補として前途を嘱望されていたエリート官僚の突然の辞職が波紋を呼んでいると、文春が報じている。  検察関係者がこう明かす。 「A氏は、司法修習時代の同期の出世レースの中ではライバルもおらず、頭1つ抜けた存在でした。(中略)ところが、今年6月に、地方の検事正から突然最高検に異動になり、7月には辞職したので、法務・検察関係者の間で『何があったんだ』と噂になっていました」  文春によれば、辞任の引き金となったのは検察の女性職員へのセクハラ疑惑だったというのである。 「彼が官舎に女性職員を連れ込み、セクハラ行為を行なったとして女性側から被害を訴える声があったと聞いています。女性側はかなり強硬な姿勢だったようで、A氏はセクハラ行為自体を否定していたものの、最終的には彼が念書のようなものを書き、辞職せざるを得ない状況に追い込まれてしまったと言われています」(同)  現在A氏は大手弁護士事務所の東京事務所に所属し、今後は弁護士として新たなスタートを切る予定だという。当のA氏は「セクハラ疑惑は事実無根です。何を根拠にそんなことをおっしゃっているのかまったく分かりません」と文春に答えている。  超エリートコースを歩んでいた彼にとっては、さぞかし残念な事態なのであろう。同情はするがね。  現代の「60過ぎたら、70過ぎたら、『買ってはいけない保険』全実名」を紹介しよう。  今、中高年を中心に爆発的なヒット商品になっているものに、銀行の窓口で販売されている「外貨建て保険」というのがある。  だが、金融庁はこの窓販商品を問題視しているという。特に、売れ筋の外貨建ての一時払い保険について、手数料が高めに設定されていて、顧客に不利益があると指摘し始めたというのである。金融庁関係者がこう明かす。 「金融庁が水面下で調査を実施したところ、外貨建て保険を売った場合、銀行側は保険会社側から販売手数料として7~8%、中には10%を超える高額を受け取っていることが判明しました。投資信託の販売手数料が2~3%なのに比べれば倍以上。『マイナス金利の時代に高金利で運用できる』とセールスしながら、実は500万円の保険料のうち50万円もの多額が銀行の懐に消えている」  私の経験からいっても、保険屋は加入者のことなどこれっぽっちも考えてはいない。甘い言葉で誘うが、いっている言葉に実はほとんどないと思ったほうがいい。  現代によると、介護保険も保険のプロたちは「入らなくてよい」と口をそろえるそうだ。ファイナンシャルマネージメント代表の山本俊成氏は、「介護保険は、日本のあらゆる保険の中で商品としての質が最も低い」という。 「日本では介護保険法が毎年のように改悪され、介護の対象者がどんどん変わってしまうため、まともな保険を作りようがないからです。しかも、基本的に保険料が割高で、払った分がそのまま返ってくるという構造。それなら、保険金で支払うカネを預金したほうがいい」  保険屋は千三つ屋。千に三つしか誠はない。私はそう思っている。  第6位。天皇が「お言葉」を述べて以降、その波紋は静かだが確実に広がっている。新潮でも様々な立場の人に感想を聞いているが、政治学者の白井聡氏のを紹介しておきたい。 「今回の意向表明には、安倍政権による改憲プロセスを食い止める意図が込められているという見解が、ささやかれている。安倍政権と熱心な支持者たちの戦後民主主義に対する敵意は明らかであり、その表面化に対して、天皇・皇后夫妻は慎重だが明白な態度表明を行ってきた。ゆえに、改憲勢力への牽制という見方はおそらく間違っていない」  だが、それよりも、国民統合の象徴である今上天皇が、象徴としての任を果たすことが困難になりつつあり、憲法遵守を誓う天皇が「ルール違反」を冒してまで皇室典範の改正という政治的行為を要請するほど、危機感が強くなっていることに注視すべきであるという。  対米従属構造の下に天皇の権威があり、さらにその下で営まれるものとしての戦後民主主義が規定されていたのだが、冷戦終焉後、この構造が日本の国家指針であることの合理性が失われてしまった。今や精神的権威は天皇ではなくアメリカにほかならないとして、「時勢に適合しなくなったその根本構造を乗り越えるためには何が必要なのかを国民に呼び掛けた」のが今回の「お言葉」だったとしている。  私には難しくてよくわからないが、天皇が重大な決意をもって「お言葉」を発したということはわかる。それにしても政府の対応は相当鈍いように見えるのだが。  ところで安倍首相は夏休み中はゴルフ三昧だったが、アッキーこと妻の昭恵さんは、ひとつ間違えば危ない行動に走っていたと新潮が報じている。  8月6日に沖縄県東村の高江地区にある米軍北部訓練場を彼女が「電撃訪問」したのだ。ここはオスプレイが発着するためのヘリパッド建設をめぐって、警戒する警察と反対派が睨み合い、7月には多数の逮捕者や負傷者が出ている場所である。  そこにSPもつけずに乗り込んだのだ。抗議を続ける「ヘリパッドいらない住民の会」の人間は、こう批判する。 「総理夫人は何のアポイントもなくやって来て明らかな挑発行為だ。僕らが手を出していれば、運動も潰されて政府のいいようにやられる。そういうやり口だよ」  こういう人を「無謀バカ」とでもいうのだろうか。この沖縄行きをアテンドしたのは「先の参院選で、山本太郎氏らの支援を受けて東京選挙区から出馬した歌手の三宅洋平さんです」(三宅氏の支援者)。彼は反原発で沖縄問題にも深く関わっているが、アッキーは池袋の飲食店で出会い、意気投合したという。  その際、アッキーは安倍首相に電話し、三宅氏と話しをさせたそうだ。反原発、沖縄の基地問題に本気で取り組むなら、まず夫を説得するのが先だろう。目立ちたいだけの物見遊山ばかりしていると、そのうち痛い目に遭うのではないか。  ところで、体操男子の“絶対王者”といわれる内村航平(27)の嫁姑問題が注目を集めているようだ。  4年前に結婚した妻・千穂さん(27)を今回初めてメディアに公開した。2人の子どもがいるが、内村の母・周子さんとの不仲説がささやかれているそうだ。  ひとつは周子さんが50過ぎてもお下げ髪で日の丸の鉢巻きをして絶叫応援するのを、内村も妻も嫌悪感を抱いているからだと、新潮でスポーツ紙記者が解説している。  文春では内村の祖母・彰子さんがこう嘆く。 「(内村一家が)お嫁さんの実家ばかりに行くから『ムスコを取られたみたい』って周子が嘆いていてね。周子だって、航平が東京の高校に行った頃からおかずを作って冷凍して送っていたんです。それを大学のときまで続けていました。必死で世話したんだから。7月のリオ五輪壮行会にも、周子は呼ばれなかった。ロンドンのときは呼ばれたのに。そんなことがあると、色々考えてしまいます」  イチローと父親“チチロー”との確執も有名だが、こうしたケースの場合、多くは子離れできない親のほうに問題ありだが、このケースはどうなのだろう。  さて、日本中が五輪ボケしているとき、眠りを覚ます大ニュースが流れた。「SMAP解散」である。翌朝の朝日新聞までが一面で扱っていたのにはビックリした。  と、ここまで書いてきたが、実はこのニュースの何が「重大」なのか、私にはさっぱりわからない。  40前後の中年男たちが解散しようが、独立しようが、勝手にしやがれである。昔なら「懐メロ」に出ていてもおかしくない年齢なのに、未だに独り立ちできていないというほうが問題だろう。  このニュースを最初にすっぱ抜いたのは日刊サイゾーだった。快挙である。8月13日夕方に「SMAP、ついに“解散”」と報じたのだが、他の大手メディアはなりを潜めたままだった。  報道に火が付いたのは、日付が変わった14日0時50分。ジャニーズ事務所がメディア向けに“SMAPは解散します”というFAXを出してからだった。  すると先ほどの朝日新聞を含め、スポーツ紙はもちろん、大本営発表の如く一面で大々的に報じたのである。  合併号明けの文春、新潮も「SMAP解散『僕たちは15年前に壊れていた』」(文春)「『SMAP』解散の魑魅魍魎」(新潮)と大騒ぎだ。  両誌によれば、1月に起きた独立騒動は1月18日のナマ謝罪会見で終わったかに見えたが、木村拓哉と他の4人のメンバーとの確執は収まらなかったという。  彼らを見出したジャニー喜多川社長(84)は、必死にメンバーを呼んで、説得のための面談を行ったが、ジャニーズ事務所を追われたマネジャーの飯島三智氏を母親のように慕っていた香取慎吾などは、自殺をほのめかすほど落ち込み、ほかの3人も、飯島氏と一緒に独立すると最初はいっていたのに裏切ったキムタクへの恨みを減じる力はなかったようである。  新潮によると、8月9日の夜遅くにSMAPのチーフマネジャーから事務所幹部に「香取がジャニーさんに会いたいと言っているので、時間をつくってほしい」と電話が入った。  翌日の午後4時、キムタクを除く4人がジャニー氏と面談し、香取と草なぎが「もう5人でやるつもりはない。解散するべきだ」と切り出したという。  キムタクはそのとき、家族とハワイにいた。解散を広報すべく事務所が動き出したと同時に、メリー喜多川副社長と藤島ジュリー景子副社長は「プライベートジェットでハワイに旅立った」(フジテレビ関係者)というから、キムタクの立場がわかろうというものである。  SMAPのメンバーの不仲説は長い間あったように思うが、文春によれば、15年前にすでに壊れていたのだそうだ。  そのきっかけはキムタクと工藤静香の「電撃結婚」だったという。 「当時、木村の結婚に誰よりも反対していたのが飯島さんだったのです。『ファンを裏切ってはいけない』『結婚は絶対に許さない』と、もの凄い剣幕で木村に詰め寄っていたそうです。それを知った静香は、メリー氏の許可を得ようと、頻繁に連絡を取り、何度も挨拶に訪れた。メリー氏もはじめは結婚に反対していたが、静香の熱意にほだされ、いつしか家族同然に付き合うようになったのです」(女性誌記者)  いくら人気絶頂だからといって、いい大人が結婚したいというのを無理矢理引き離そうとした飯島氏のほうが、無理筋だと思うのだが、芸能界ではそれが通らないようだ。  現代が香取慎吾の友人の話としてこんなコメントを掲載している。 「香取には20年近く交際している年上の恋人がいます。本人は結婚したいという気持ちもあるでしょう。しかし、アイドルという立場を考えて、事実婚の状態を続けています。にもかかわらず、木村だけが結婚をし、家庭を築き、仕事にもペナルティがなかった。『なぜ木村君だけが許されるのか』と事務所に訴えたこともあった。その上、静香夫人の説得で独立も止めたのですから、香取がやりきれないのは当然です」  解散後もキムタク同様4人も事務所に所属するらしいが、一人でも司会をこなせる中居正広はいいが、他の3人には茨の道のようだ。  だが新潮は、飯島氏が7月末、この業界のドンといわれる田辺エージェンシーの田邊昭知社長と会って話し込んでいたところを目撃したと報じている。  事務所を離れて1年後の“喪”が明けるとき、飯島氏が何かを仕掛けるという見方も強くあるようだ。  また、SMAP解散でジャニーズ事務所側も大変な損失を被るそうだ。デビュー25周年でビッグイベントが目白押しだったにも関わらず、ほとんど仕事らしい仕事はしなかった。  これまでのツアーでは100万人ぐらいを動員していたから、チケットが1席9,500円として95億円の売上が消えてしまった。  グッズの売り上げは25億円以上。ツアー関連で120億円以上を失い、年間40億円といわれるファンクラブ収入もなくなる。テレビCMやテレビの出演料などを含めると年間200億円前後が消えるということになると、新潮がご丁寧に計算している。  ジャニーズ事務所グループ全体の売上は1,000億円といわれるそうだから、その実に4分の1を失うことになるのだ。私にとっては痛くも痒くもないが、ジャニーズ事務所にとっては大きすぎる損失であろう。  SMAP解散でさしもの栄華を極めたジャニーズ事務所も、ナベプロのように凋落していくと、私は思う。ちょっぴりいい気味ではある。  小池百合子都知事はリオ五輪の閉会式に行って次の東京五輪へのバトンを受け継ぎ、いい気持ちでいることだろう。  都議会のドン・内田茂氏との第1ラウンドは「豊洲移転問題」になりそうだと文春が報じている。  それはともかく、文春は今回知事の「都政改革」を担うことになる2人の知事特別秘書官に問題ありだと追及している。  1人は野田数(かずさ)氏(42)。自民党都議などを経て、12年に維新の会から衆院選に出馬したが落選している。小池氏の秘書を務めた経験もあるそうだ。 「都庁では極右として知られている人物です。都議時代には、朝鮮学校への補助金廃止を訴えたり、国会議員の 尖閣諸島視察団に都議で唯一参加して国旗を掲げたりしていました。十二年には日本国憲法無効論を唱えて、大日本帝国憲法復活の請願を都議会に提出。当時の橋下徹代表の顰蹙を買ったそうです」(元都議)  もう1人は、元読売新聞記者の宮地美陽子氏(39)。早稲田大学の柔道部出身で、全日本学生女子柔道大会にも出場しているそうだが、政治畑は詳しくはないようである。  自民党都議団は手ぐすね引いていると文春は書いている。 「野田氏が議会対策を担当するようですが、彼はキワモノ。我々も野田氏に狙いを定めていく。一方の宮地氏は政治の素人。ワーキングマザーというだけで抜擢したのでは」(自民党都議)  さてこの勝負いかがなりますか。  安倍首相は、無難な内閣改造を終えてホッとしているのだろうが、またまた閣僚のスキャンダルをポストが報じている。これが今週の第1位。  鶴保庸介氏、49歳。政治家生活19年目で今回、沖縄・北方担当大臣として初入閣したイケメン議員である。  彼の名を知らしめたのは野田聖子元郵政相の夫としてだった。野田氏が夫婦別性を提唱していたため入籍はしなかったが、野田氏の不妊治療に協力し、06年には「ナイスカップル」にも選ばれている。だが、それが別れる理由にもなってまったようだ。  当時、鶴保氏はこう語っている。 「別室へ行ってアダルトビデオを見て射精。それを試験管に入れて終わり。言葉は悪いですが、不妊治療をしている男性は自分のことを“精子製造機”のように思ってしまう瞬間があると思います」  そんな彼が元妻・萩原美穂さん(仮名・31)と出会ったのは2011年頃。当時26歳だった美穂さんは、東京でメディア関係の仕事をしていたそうだ。  12年の夏には、和歌山の美穂さんの実家に鶴保氏が挨拶に行っている。しかし、2人の間には13年の夏ころから微妙な空気が流れるようになったそうだ。  ちょうど美穂さんの妊娠が判明したタイミングだったという。彼女が入籍を求めても、鶴保氏に応じる様子はなかった。  10月に話し合いの場を持ち、その席で「鶴保さんは美穂に“婚姻届を出すなら、離婚届も書いてほしい”と言い出したんです。(中略)結局、美穂はもうすぐ生まれる子供のことを考えて、泣く泣く離婚届にも署名捺印したと言っていました」(美穂さんの親族)  翌14年の2月上旬にようやく2人は入籍する。子どもが生まれる3週間ほど前のことであったという。  そして出産から2カ月後、美穂さんや親族を仰天させる出来事が起こる。大阪市から突然、「離婚届けを受理した」という通知が届くのだ。  さすがに彼女の両親も「こんな人とは別れたほうがいいと離婚を勧め、美穂自身も気持ちを固め、弁護士を立てて離婚協議を始めたんです。話し合いは難航したものの、14年10月に慰謝料不要、月額8万円の養育費を払うという条件で協議離婚が成立しました」(同)。  ところが鶴保氏は、昨年の秋に何の連絡もなく養育費の支払いをストップしてしまったそうだ。  出産後、彼が子供に会ったのも3、4回程度しかないという。「彼には父親としての自覚や責任感はまったく感じられません」(同)  鶴保氏にポストが話を聞こうと電話すると、結婚、離婚、子どもの出生については認めたそうだ。  その後文書で「離婚の事実には相違ありませんが、細部にわたっての経緯や現状については、プライベートな部分につき、当方は何もお答えする用意はありません」と答えた。  確かに夫婦間の問題は他人ではわからない部分が多くあることは間違いないが、「オレは子づくりの道具じゃない」と野田氏と別れ、待望の子どもが授かったのにすぐ離婚してしまうとは、不可解というしかない。  この御仁、今回幹事長に就任した二階俊博氏の側近中の側近といわれるそうだが、人として大きな問題を抱えているのではないかと思わざるを得ない。 【巻末付録】  まずは両誌のグラビアから。ポストの巻頭は「きれいな夏のお嬢さん 葉加瀬マイ/遠雷」。ヘアはないが目の表情がとてもいいセクシーな女性である。  後半は「渡辺達生流おんなの撮り方」。名カメラマンの写真講座で、吹石一恵や小池栄子などを撮ったときのコツを明かしている。  私が好きなシリーズ「妻の名は塔子 私の知らない女」。自分の美しい女房が他人と寝ているのではないかという亭主の妄想が、写真となっているのだが、こんな女を女房にしたらさぞかし心配であろう。わかるわかる。  袋とじはもろ「かくも馨しきアンダーヘア」と、恥毛の羅列である。まあ興味のある方はどうぞ。  現代の巻頭は「南の島から愛をこめて 深田恭子」。ヘアはないがセクジーさと迫力はなかなかのものである。深キョンファンでなくとも一見の価値あり。  後半は「美しい人妻と 東凜さん」。こちらはヘアあり。それに「ザ・チラリズム 団地妻篇」  袋とじは2本。「ミス・ユニバース平塚千瑛・30歳 準決勝に進出した美女がヘアまで見せた!」は、ヘアの形が見所。きれいに刈り込んである。脱がしてこんなヘアが出てきたら、どんな感じだろう。  もう一本は「女優 高岡早紀 7年ぶりの撮り下ろし!」。こちらは期待したほどではなかった。もちろんセクシーだけ。ヘアーが拝めるともっと有難いのだろうが、まだそこまでの覚悟はないか。  現代のほうのSEX記事は、映画館では修正されていて見えなかった女優たちのヘアやもろSEX映像がスマホで見られるという特集。  例えば「エマニュエル夫人」「チャタレイ夫人の恋人」「ラストタンゴ・イン・パリ」などが、XVIDEOSやxHamsterでノーカット、無修正で、しかも無料で見られるというのである。  私は「ディープ・スロート」が見てみたいな。  ポストは飽きもせず「死ぬまでSEX」。今週も「美熟女大学 性の夏季講座」と銘打って熟女たちにホンネを語らせているが、まあ、時間と彼女がある方は読んでみられたらいかがか。  というわけで今週は意外によかった深田恭子のセクシーグラビアを掲載し、無修正映画を見られるサイトを紹介した現代に軍配を上げる。 (文=元木昌彦)

「ジャニーズも、ナベプロのように凋落していく……」SMAP解散騒動を、週刊誌はどう伝えたか

motoki0822
「週刊ポスト」(9/2号、小学館)
今週の注目記事・第1位 「鶴保庸介沖縄・北方担当大臣が捨てた『18歳年下妻』と『2歳の息子』」(「週刊ポスト」9/2号) 第2位 「小池百合子が斬り込む都議会ドン内田茂『疑惑の核心』」(「週刊文春」8/25号) 第3位 「『SMAP』解散の魑魅魍魎」(「週刊新潮」8/25号) 「SMAP解散『僕たちは15年前に壊れていた』」(「週刊文春」8/25号) 「ドキュメント『SMAP解散』 あの夜、キムタク抜きで話し合われたこと」(「週刊現代」9/3号) 第4位 「『ムスコを嫁に取られて』内村航平祖母が明かす“嫁姑関係”」(「週刊文春」8/25号) 第5位 「『安倍昭恵』総理夫人に『沖縄反基地運動』を電撃訪問させた例の歌手」(「週刊新潮」8/25号) 第6位 「天皇陛下『お言葉』を私はかく聞いた!」(「週刊新潮」8/25号) 第7位 「60すぎたら、70すぎたら、『買ってはいけない』保険<全実名>」(「週刊現代」9/3号) 第8位 「法務省激震 検事総長候補がセクハラで辞職していた!」(「週刊文春」8/25号) 第9位 「2016好きなジジイ、嫌いなジジイ」(「週刊ポスト」9/2号) 第10位 「ティファニー一揃い100万円!『福原愛』これじゃ勝てない!」(「週刊新潮」8/25号) 第11位 「右脳教育の講師が自宅お風呂で水中出産した競泳『池江璃花子』」(「週刊新潮」8/25号) 第12位 「澤穂希のソックリさんという競泳金メダルの伏兵『金藤理絵』」(「週刊新潮」8/25号) 第13位 「よけいに悪くなる『薬と手術』」(「週刊現代」9/3号) 【巻末付録】 現代とポストのSEXグラビアと記事の勝者はどっちだ!  8月21日(日曜日)の中央競馬でWIN5(5つのレースの1着馬をすべて当てる)史上最高額となる4億2,012万7,890円の払い戻しがあった。売れたのは625万8,661票で、的中したのはたった1票だったそうだ。  これまでの払戻金の最高額は昨年9月のWIN5で出た3億9,566万3,730円だった。ちなみに私ではないからね。  さて、合併号が明けても現代は薬と手術についての大特集を続けるらしい。文春もこのところ「薬の正しい止め方」「危険な手術はこう断れ」など、現代の後追い記事をやっている。  ポストのほうは、この路線では後れを取ったとしてか、ちょっとひねって歯医者の問題をやっていたが、今週は死ぬほど辛い延命治療、死に方格差、お墓の問題から「あの世」の研究までやっている。  現代とポストの記事を宮沢賢治風にまとめるとこうなる。  いくつになっても「死ぬまでSEX」をし、病気になったらいらない薬や手術を拒み、その時が来たら延命治療など受けず、天寿をまっとうして、墓などに入らず、あの世とやらへ飛び立っていく。そんなジジイに私はなりたい。  皆の衆! 死期が迫ったら現代とポストを読むしかないんですぞ!  現代の特集の中で、これはというところだけを紹介しておこう。  1993年、胃がんのためにこの世を去ったアナウンサーでタレントの逸見政孝さん(享年48)。その死について妻の晴恵さんは、夫の死後に上梓した本『私ががんを恐れなくなった理由』(扶桑社)の中でこんな思いを吐露している。 「主人の手術はやらないほうがよかった。あの時、どうしてセカンドオピニオンを受けなかったのか。悔やんでも悔やみきれません」  そして今、逸見さんの息子・逸見太郎氏はこう語る。 「身近な人が将来万が一がんと診断された場合、どうか逸見政孝を思い出してください。そして、父や私たちの失敗を繰り返すことなく、堂々とセカンドオピニオン、サードオピニオンを取ってください。主治医の説明を聞く時は、ある程度病気について勉強した上で、しっかりとインフォームド・コンセントを受けてください。それは『医師を疑うこと』ではなく、『最善の治療を受けるために不可欠なこと』なのです」  医者任せにしないで、患者側も病気について知識を持ち、恥ずかしがらず面倒くさがらずに、他の医師の意見を聞くことは重要である。  また、昨今は価格の安いジェネリック薬品が多く出回ってきているが、これにも注意が必要だと現代は警鐘乱打する。  ジェネリック薬品に詳しい薬剤師の深井良祐氏が語っている。 「先発薬からジェネリックに切り替える際に、たいていの薬剤師は『有効成分は同じです』という説明をします。しかし、実際のところ、先発薬と同じ薬の効き方になるとは限りません。医薬品には複数の特許が絡んでいます。有効成分の特許である『物質特許』が切れていても、添加物に関する『製剤特許』が切れていない場合、まったく同じ薬は作れない。薬の効き方のスピードや強さなどがまったく違ってくることもあるのです」  また長尾クリニック院長の長尾和宏氏は、今のような状況にやはり警鐘を鳴らす。 「日本のジェネリック医薬品には安かろうは悪かろうという面が少なからずあります。アメリカではジェネリック局のような機関が品質管理を厳しく行っているので、安かろうはよかろうが可能です。しかし日本では品質のチェックが甘い」  テレビで大宣伝しているものは疑え。これは薬にもいえるのであろう。  さて、リオ五輪が終わった。印象に残ったのはやはりウサイン・ボルトの100メートル走3連覇だが、日本人選手たちもそれなりに頑張った。そんな話しをいくつか。  水泳界の「澤穂希」といわれ、日本代表チームの主将を務めている金藤理絵は、200メートル平泳ぎで見事金メダルを取ったが、闘争心を前面に出すタイプではないという。  文春によると、コーチが厳しい練習を指示しても、自信がないのか「嫌です」と答え、衝突することも多かったという。  この金藤を支えてきた下町企業があるそうだ。学校の水泳用品や介護用品を製造販売する東京・墨田区の「フットマーク」社がそれである。  同社は知る人ぞ知る独創的な会社だそうだ。磯部成文会長は「介護」という言葉を発明し商標登録しているそうだ。  金藤の着た水着は同社が販売契約を結んでいるイタリアのメーカー「Jaked」で、帽子は「フットマーク」社製品だそうである。  美人スイマーが多い中、澤似の金藤に親近感が湧く。  日本競泳界史上最多の7種目に出場し、惜しくもメダルは逃したが、まだ16歳の池江璃花子。次の五輪が楽しみな逸材だ。  新潮によれば、この池江、生まれたときから「水の申し子」だったそうだ。彼女の祖母がこう話している。 「私の娘は、璃花子だけでなく、7つ上の姉、3つ上の兄も水中分娩で産みました。姉と兄は専門病院だったのですが、璃花子の場合は助産婦さんに自宅まで来てもらって、お風呂場の浴槽で出産した。水中分娩は、母親にも生まれてくる子どもにも、負担の少ない出産方法です」  彼女は身長170センチに対してリーチは184センチもあるという。それは池江が小学生になる前に離婚した父親が身長190センチあったからだそうだ。  これから水中分娩が流行りそうな気がする。  卓球の福原愛(27)はいくつになっても「愛ちゃん」と呼びたくなるほど、小さな頃の面影が残っているように見えるが、もう立派なオトナの女性である。  新潮はその愛ちゃんに対して「重武装だけが注目を集めるようでは勝てない」と、実に失礼な書き方をしている。  ここで重武装というのはティファニーで統一したコーディネートのことだ。スタイリスト氏がこう語る。 「ハート型のネックレスはダイヤが入っていて50万円強。イエローゴールドのピアスは7万円弱。更にブレスレットは18Kローズゴールドにダイヤをちりばめたもので、50万円弱になります」  それらの多くは交際中で結婚もウワサされている台湾の卓球選手・江宏傑(27)からの贈り物ではないかといわれているそうだが、愛ちゃんにとっては大きなお世話だろう。  お次は、ポストの「2016好きなジジイ、嫌いなジジイ」。いくつになっても好かれるジジイのベスト10。  ビートたけし、タモリ、長嶋茂雄、王貞治、高田純次、加山雄三、西田敏行、志村けん、池上彰、舘ひろし。  嫌われるジジイは、舛添要一、森喜朗、みのもんた、鳥越俊太郎、石原慎太郎、張本勲、鳩山由紀夫、小沢一郎、テリー伊藤、中尾彬。  私が嫌いなジジイを5人挙げてみよう。本当は安倍晋三を1位に挙げたいのだが、彼は65歳以下なので残念ながら入れることはできない。もちろん自分を入れるのもやめておいたが、そうとう上位に来ることは間違いない。  1位は石原慎太郎、2位はビートたけし、3位が森喜朗、4位は小沢一郎、5位は小泉純一郎というところかな。  私にはビートたけしのよさがまったくわからない。彼の顔がテレビに出るとすぐにチャンネルを変えるほどだが、どこがいいのか誰か教えてくれないか。  このところ鳥越俊太郎氏の評判が悪い。嫌われるジジイの4位にも上がったが、これまでの好感度が嫌悪感に変わってしまったようである。  文春の「淫行」報道がきっかけではあろうが、鳥越氏のジャーナリストとしての資質に問題ありという指摘が、ネットジャーナリストたちから多く出ているようだ。  ハフィントンポスト日本版で元毎日新聞記者の黒岩揺光氏が、「元毎日新聞記者の鳥越さんに聞きたいこと」というブログを掲載している。ざっと内容を紹介しよう。 「先日のハフィントンポストのインタビューで、『ペンの力って今、だめじゃん』と言ったことに驚き、落胆しました。日本では、『ペンの力』は長らく、新聞社の記者にしか与えられない特権でした。私の入社時の応募条件は30歳以下で大学卒。数千人の応募者の中から選ばれた50人の同期の顔ぶれは特定の大学出身者が多く、30歳以降にジャーナリストになりたくなった人や、特定の大学に入れないものは『ペンの力』を授かることが不可能に近かったのです。鳥越さんは毎日新聞の東京社会部や外信部という出世コースにおられ、その後も日本の報道の中心に居続けました。特権階級の中枢におられた鳥越さんが『ペンの力がだめ』と言うことは、野球チームの監督が『うちのチームだめなんだ』と言っているようなものです。監督ならどうすれば改善できるのか提案できるはずです。でなければ、日本の『ペンの力』に未来はないと思います。(中略)鳥越さん。改めてお聞かせください。なぜ、『ペンの力』はダメになったのですか? いや、どうやって、鳥越さんたち特権階級にいた人たちが『ダメにさせて』しまったのですか? ペンの力をまだ信じている私たちジャーナリストのためにも、是非、お答えいただけませんか?」  鳥越氏はだいぶ前、私に「僕は書くことはあまり好きじゃないんだ」といったことがある。新聞記者が書くことが好きではない? 驚いたが、たしかに彼は、書くよりしゃべりの人である。  それが悪いというのではないが、私も鳥越さんに聞いてみたい。いつ頃までペンの力を信じていたのか? それの力を弱くしてしまったのは、あなた方テレビを主舞台にしている“口舌だけのジャーナリストたち”ではないのかと。  第8位は将来の検事総長候補として前途を嘱望されていたエリート官僚の突然の辞職が波紋を呼んでいると、文春が報じている。  検察関係者がこう明かす。 「A氏は、司法修習時代の同期の出世レースの中ではライバルもおらず、頭1つ抜けた存在でした。(中略)ところが、今年6月に、地方の検事正から突然最高検に異動になり、7月には辞職したので、法務・検察関係者の間で『何があったんだ』と噂になっていました」  文春によれば、辞任の引き金となったのは検察の女性職員へのセクハラ疑惑だったというのである。 「彼が官舎に女性職員を連れ込み、セクハラ行為を行なったとして女性側から被害を訴える声があったと聞いています。女性側はかなり強硬な姿勢だったようで、A氏はセクハラ行為自体を否定していたものの、最終的には彼が念書のようなものを書き、辞職せざるを得ない状況に追い込まれてしまったと言われています」(同)  現在A氏は大手弁護士事務所の東京事務所に所属し、今後は弁護士として新たなスタートを切る予定だという。当のA氏は「セクハラ疑惑は事実無根です。何を根拠にそんなことをおっしゃっているのかまったく分かりません」と文春に答えている。  超エリートコースを歩んでいた彼にとっては、さぞかし残念な事態なのであろう。同情はするがね。  現代の「60過ぎたら、70過ぎたら、『買ってはいけない保険』全実名」を紹介しよう。  今、中高年を中心に爆発的なヒット商品になっているものに、銀行の窓口で販売されている「外貨建て保険」というのがある。  だが、金融庁はこの窓販商品を問題視しているという。特に、売れ筋の外貨建ての一時払い保険について、手数料が高めに設定されていて、顧客に不利益があると指摘し始めたというのである。金融庁関係者がこう明かす。 「金融庁が水面下で調査を実施したところ、外貨建て保険を売った場合、銀行側は保険会社側から販売手数料として7~8%、中には10%を超える高額を受け取っていることが判明しました。投資信託の販売手数料が2~3%なのに比べれば倍以上。『マイナス金利の時代に高金利で運用できる』とセールスしながら、実は500万円の保険料のうち50万円もの多額が銀行の懐に消えている」  私の経験からいっても、保険屋は加入者のことなどこれっぽっちも考えてはいない。甘い言葉で誘うが、いっている言葉に実はほとんどないと思ったほうがいい。  現代によると、介護保険も保険のプロたちは「入らなくてよい」と口をそろえるそうだ。ファイナンシャルマネージメント代表の山本俊成氏は、「介護保険は、日本のあらゆる保険の中で商品としての質が最も低い」という。 「日本では介護保険法が毎年のように改悪され、介護の対象者がどんどん変わってしまうため、まともな保険を作りようがないからです。しかも、基本的に保険料が割高で、払った分がそのまま返ってくるという構造。それなら、保険金で支払うカネを預金したほうがいい」  保険屋は千三つ屋。千に三つしか誠はない。私はそう思っている。  第6位。天皇が「お言葉」を述べて以降、その波紋は静かだが確実に広がっている。新潮でも様々な立場の人に感想を聞いているが、政治学者の白井聡氏のを紹介しておきたい。 「今回の意向表明には、安倍政権による改憲プロセスを食い止める意図が込められているという見解が、ささやかれている。安倍政権と熱心な支持者たちの戦後民主主義に対する敵意は明らかであり、その表面化に対して、天皇・皇后夫妻は慎重だが明白な態度表明を行ってきた。ゆえに、改憲勢力への牽制という見方はおそらく間違っていない」  だが、それよりも、国民統合の象徴である今上天皇が、象徴としての任を果たすことが困難になりつつあり、憲法遵守を誓う天皇が「ルール違反」を冒してまで皇室典範の改正という政治的行為を要請するほど、危機感が強くなっていることに注視すべきであるという。  対米従属構造の下に天皇の権威があり、さらにその下で営まれるものとしての戦後民主主義が規定されていたのだが、冷戦終焉後、この構造が日本の国家指針であることの合理性が失われてしまった。今や精神的権威は天皇ではなくアメリカにほかならないとして、「時勢に適合しなくなったその根本構造を乗り越えるためには何が必要なのかを国民に呼び掛けた」のが今回の「お言葉」だったとしている。  私には難しくてよくわからないが、天皇が重大な決意をもって「お言葉」を発したということはわかる。それにしても政府の対応は相当鈍いように見えるのだが。  ところで安倍首相は夏休み中はゴルフ三昧だったが、アッキーこと妻の昭恵さんは、ひとつ間違えば危ない行動に走っていたと新潮が報じている。  8月6日に沖縄県東村の高江地区にある米軍北部訓練場を彼女が「電撃訪問」したのだ。ここはオスプレイが発着するためのヘリパッド建設をめぐって、警戒する警察と反対派が睨み合い、7月には多数の逮捕者や負傷者が出ている場所である。  そこにSPもつけずに乗り込んだのだ。抗議を続ける「ヘリパッドいらない住民の会」の人間は、こう批判する。 「総理夫人は何のアポイントもなくやって来て明らかな挑発行為だ。僕らが手を出していれば、運動も潰されて政府のいいようにやられる。そういうやり口だよ」  こういう人を「無謀バカ」とでもいうのだろうか。この沖縄行きをアテンドしたのは「先の参院選で、山本太郎氏らの支援を受けて東京選挙区から出馬した歌手の三宅洋平さんです」(三宅氏の支援者)。彼は反原発で沖縄問題にも深く関わっているが、アッキーは池袋の飲食店で出会い、意気投合したという。  その際、アッキーは安倍首相に電話し、三宅氏と話しをさせたそうだ。反原発、沖縄の基地問題に本気で取り組むなら、まず夫を説得するのが先だろう。目立ちたいだけの物見遊山ばかりしていると、そのうち痛い目に遭うのではないか。  ところで、体操男子の“絶対王者”といわれる内村航平(27)の嫁姑問題が注目を集めているようだ。  4年前に結婚した妻・千穂さん(27)を今回初めてメディアに公開した。2人の子どもがいるが、内村の母・周子さんとの不仲説がささやかれているそうだ。  ひとつは周子さんが50過ぎてもお下げ髪で日の丸の鉢巻きをして絶叫応援するのを、内村も妻も嫌悪感を抱いているからだと、新潮でスポーツ紙記者が解説している。  文春では内村の祖母・彰子さんがこう嘆く。 「(内村一家が)お嫁さんの実家ばかりに行くから『ムスコを取られたみたい』って周子が嘆いていてね。周子だって、航平が東京の高校に行った頃からおかずを作って冷凍して送っていたんです。それを大学のときまで続けていました。必死で世話したんだから。7月のリオ五輪壮行会にも、周子は呼ばれなかった。ロンドンのときは呼ばれたのに。そんなことがあると、色々考えてしまいます」  イチローと父親“チチロー”との確執も有名だが、こうしたケースの場合、多くは子離れできない親のほうに問題ありだが、このケースはどうなのだろう。  さて、日本中が五輪ボケしているとき、眠りを覚ます大ニュースが流れた。「SMAP解散」である。翌朝の朝日新聞までが一面で扱っていたのにはビックリした。  と、ここまで書いてきたが、実はこのニュースの何が「重大」なのか、私にはさっぱりわからない。  40前後の中年男たちが解散しようが、独立しようが、勝手にしやがれである。昔なら「懐メロ」に出ていてもおかしくない年齢なのに、未だに独り立ちできていないというほうが問題だろう。  このニュースを最初にすっぱ抜いたのは日刊サイゾーだった。快挙である。8月13日夕方に「SMAP、ついに“解散”」と報じたのだが、他の大手メディアはなりを潜めたままだった。  報道に火が付いたのは、日付が変わった14日0時50分。ジャニーズ事務所がメディア向けに“SMAPは解散します”というFAXを出してからだった。  すると先ほどの朝日新聞を含め、スポーツ紙はもちろん、大本営発表の如く一面で大々的に報じたのである。  合併号明けの文春、新潮も「SMAP解散『僕たちは15年前に壊れていた』」(文春)「『SMAP』解散の魑魅魍魎」(新潮)と大騒ぎだ。  両誌によれば、1月に起きた独立騒動は1月18日のナマ謝罪会見で終わったかに見えたが、木村拓哉と他の4人のメンバーとの確執は収まらなかったという。  彼らを見出したジャニー喜多川社長(84)は、必死にメンバーを呼んで、説得のための面談を行ったが、ジャニーズ事務所を追われたマネジャーの飯島三智氏を母親のように慕っていた香取慎吾などは、自殺をほのめかすほど落ち込み、ほかの3人も、飯島氏と一緒に独立すると最初はいっていたのに裏切ったキムタクへの恨みを減じる力はなかったようである。  新潮によると、8月9日の夜遅くにSMAPのチーフマネジャーから事務所幹部に「香取がジャニーさんに会いたいと言っているので、時間をつくってほしい」と電話が入った。  翌日の午後4時、キムタクを除く4人がジャニー氏と面談し、香取と草なぎが「もう5人でやるつもりはない。解散するべきだ」と切り出したという。  キムタクはそのとき、家族とハワイにいた。解散を広報すべく事務所が動き出したと同時に、メリー喜多川副社長と藤島ジュリー景子副社長は「プライベートジェットでハワイに旅立った」(フジテレビ関係者)というから、キムタクの立場がわかろうというものである。  SMAPのメンバーの不仲説は長い間あったように思うが、文春によれば、15年前にすでに壊れていたのだそうだ。  そのきっかけはキムタクと工藤静香の「電撃結婚」だったという。 「当時、木村の結婚に誰よりも反対していたのが飯島さんだったのです。『ファンを裏切ってはいけない』『結婚は絶対に許さない』と、もの凄い剣幕で木村に詰め寄っていたそうです。それを知った静香は、メリー氏の許可を得ようと、頻繁に連絡を取り、何度も挨拶に訪れた。メリー氏もはじめは結婚に反対していたが、静香の熱意にほだされ、いつしか家族同然に付き合うようになったのです」(女性誌記者)  いくら人気絶頂だからといって、いい大人が結婚したいというのを無理矢理引き離そうとした飯島氏のほうが、無理筋だと思うのだが、芸能界ではそれが通らないようだ。  現代が香取慎吾の友人の話としてこんなコメントを掲載している。 「香取には20年近く交際している年上の恋人がいます。本人は結婚したいという気持ちもあるでしょう。しかし、アイドルという立場を考えて、事実婚の状態を続けています。にもかかわらず、木村だけが結婚をし、家庭を築き、仕事にもペナルティがなかった。『なぜ木村君だけが許されるのか』と事務所に訴えたこともあった。その上、静香夫人の説得で独立も止めたのですから、香取がやりきれないのは当然です」  解散後もキムタク同様4人も事務所に所属するらしいが、一人でも司会をこなせる中居正広はいいが、他の3人には茨の道のようだ。  だが新潮は、飯島氏が7月末、この業界のドンといわれる田辺エージェンシーの田邊昭知社長と会って話し込んでいたところを目撃したと報じている。  事務所を離れて1年後の“喪”が明けるとき、飯島氏が何かを仕掛けるという見方も強くあるようだ。  また、SMAP解散でジャニーズ事務所側も大変な損失を被るそうだ。デビュー25周年でビッグイベントが目白押しだったにも関わらず、ほとんど仕事らしい仕事はしなかった。  これまでのツアーでは100万人ぐらいを動員していたから、チケットが1席9,500円として95億円の売上が消えてしまった。  グッズの売り上げは25億円以上。ツアー関連で120億円以上を失い、年間40億円といわれるファンクラブ収入もなくなる。テレビCMやテレビの出演料などを含めると年間200億円前後が消えるということになると、新潮がご丁寧に計算している。  ジャニーズ事務所グループ全体の売上は1,000億円といわれるそうだから、その実に4分の1を失うことになるのだ。私にとっては痛くも痒くもないが、ジャニーズ事務所にとっては大きすぎる損失であろう。  SMAP解散でさしもの栄華を極めたジャニーズ事務所も、ナベプロのように凋落していくと、私は思う。ちょっぴりいい気味ではある。  小池百合子都知事はリオ五輪の閉会式に行って次の東京五輪へのバトンを受け継ぎ、いい気持ちでいることだろう。  都議会のドン・内田茂氏との第1ラウンドは「豊洲移転問題」になりそうだと文春が報じている。  それはともかく、文春は今回知事の「都政改革」を担うことになる2人の知事特別秘書官に問題ありだと追及している。  1人は野田数(かずさ)氏(42)。自民党都議などを経て、12年に維新の会から衆院選に出馬したが落選している。小池氏の秘書を務めた経験もあるそうだ。 「都庁では極右として知られている人物です。都議時代には、朝鮮学校への補助金廃止を訴えたり、国会議員の 尖閣諸島視察団に都議で唯一参加して国旗を掲げたりしていました。十二年には日本国憲法無効論を唱えて、大日本帝国憲法復活の請願を都議会に提出。当時の橋下徹代表の顰蹙を買ったそうです」(元都議)  もう1人は、元読売新聞記者の宮地美陽子氏(39)。早稲田大学の柔道部出身で、全日本学生女子柔道大会にも出場しているそうだが、政治畑は詳しくはないようである。  自民党都議団は手ぐすね引いていると文春は書いている。 「野田氏が議会対策を担当するようですが、彼はキワモノ。我々も野田氏に狙いを定めていく。一方の宮地氏は政治の素人。ワーキングマザーというだけで抜擢したのでは」(自民党都議)  さてこの勝負いかがなりますか。  安倍首相は、無難な内閣改造を終えてホッとしているのだろうが、またまた閣僚のスキャンダルをポストが報じている。これが今週の第1位。  鶴保庸介氏、49歳。政治家生活19年目で今回、沖縄・北方担当大臣として初入閣したイケメン議員である。  彼の名を知らしめたのは野田聖子元郵政相の夫としてだった。野田氏が夫婦別性を提唱していたため入籍はしなかったが、野田氏の不妊治療に協力し、06年には「ナイスカップル」にも選ばれている。だが、それが別れる理由にもなってまったようだ。  当時、鶴保氏はこう語っている。 「別室へ行ってアダルトビデオを見て射精。それを試験管に入れて終わり。言葉は悪いですが、不妊治療をしている男性は自分のことを“精子製造機”のように思ってしまう瞬間があると思います」  そんな彼が元妻・萩原美穂さん(仮名・31)と出会ったのは2011年頃。当時26歳だった美穂さんは、東京でメディア関係の仕事をしていたそうだ。  12年の夏には、和歌山の美穂さんの実家に鶴保氏が挨拶に行っている。しかし、2人の間には13年の夏ころから微妙な空気が流れるようになったそうだ。  ちょうど美穂さんの妊娠が判明したタイミングだったという。彼女が入籍を求めても、鶴保氏に応じる様子はなかった。  10月に話し合いの場を持ち、その席で「鶴保さんは美穂に“婚姻届を出すなら、離婚届も書いてほしい”と言い出したんです。(中略)結局、美穂はもうすぐ生まれる子供のことを考えて、泣く泣く離婚届にも署名捺印したと言っていました」(美穂さんの親族)  翌14年の2月上旬にようやく2人は入籍する。子どもが生まれる3週間ほど前のことであったという。  そして出産から2カ月後、美穂さんや親族を仰天させる出来事が起こる。大阪市から突然、「離婚届けを受理した」という通知が届くのだ。  さすがに彼女の両親も「こんな人とは別れたほうがいいと離婚を勧め、美穂自身も気持ちを固め、弁護士を立てて離婚協議を始めたんです。話し合いは難航したものの、14年10月に慰謝料不要、月額8万円の養育費を払うという条件で協議離婚が成立しました」(同)。  ところが鶴保氏は、昨年の秋に何の連絡もなく養育費の支払いをストップしてしまったそうだ。  出産後、彼が子供に会ったのも3、4回程度しかないという。「彼には父親としての自覚や責任感はまったく感じられません」(同)  鶴保氏にポストが話を聞こうと電話すると、結婚、離婚、子どもの出生については認めたそうだ。  その後文書で「離婚の事実には相違ありませんが、細部にわたっての経緯や現状については、プライベートな部分につき、当方は何もお答えする用意はありません」と答えた。  確かに夫婦間の問題は他人ではわからない部分が多くあることは間違いないが、「オレは子づくりの道具じゃない」と野田氏と別れ、待望の子どもが授かったのにすぐ離婚してしまうとは、不可解というしかない。  この御仁、今回幹事長に就任した二階俊博氏の側近中の側近といわれるそうだが、人として大きな問題を抱えているのではないかと思わざるを得ない。 【巻末付録】  まずは両誌のグラビアから。ポストの巻頭は「きれいな夏のお嬢さん 葉加瀬マイ/遠雷」。ヘアはないが目の表情がとてもいいセクシーな女性である。  後半は「渡辺達生流おんなの撮り方」。名カメラマンの写真講座で、吹石一恵や小池栄子などを撮ったときのコツを明かしている。  私が好きなシリーズ「妻の名は塔子 私の知らない女」。自分の美しい女房が他人と寝ているのではないかという亭主の妄想が、写真となっているのだが、こんな女を女房にしたらさぞかし心配であろう。わかるわかる。  袋とじはもろ「かくも馨しきアンダーヘア」と、恥毛の羅列である。まあ興味のある方はどうぞ。  現代の巻頭は「南の島から愛をこめて 深田恭子」。ヘアはないがセクジーさと迫力はなかなかのものである。深キョンファンでなくとも一見の価値あり。  後半は「美しい人妻と 東凜さん」。こちらはヘアあり。それに「ザ・チラリズム 団地妻篇」  袋とじは2本。「ミス・ユニバース平塚千瑛・30歳 準決勝に進出した美女がヘアまで見せた!」は、ヘアの形が見所。きれいに刈り込んである。脱がしてこんなヘアが出てきたら、どんな感じだろう。  もう一本は「女優 高岡早紀 7年ぶりの撮り下ろし!」。こちらは期待したほどではなかった。もちろんセクシーだけ。ヘアーが拝めるともっと有難いのだろうが、まだそこまでの覚悟はないか。  現代のほうのSEX記事は、映画館では修正されていて見えなかった女優たちのヘアやもろSEX映像がスマホで見られるという特集。  例えば「エマニュエル夫人」「チャタレイ夫人の恋人」「ラストタンゴ・イン・パリ」などが、XVIDEOSやxHamsterでノーカット、無修正で、しかも無料で見られるというのである。  私は「ディープ・スロート」が見てみたいな。  ポストは飽きもせず「死ぬまでSEX」。今週も「美熟女大学 性の夏季講座」と銘打って熟女たちにホンネを語らせているが、まあ、時間と彼女がある方は読んでみられたらいかがか。  というわけで今週は意外によかった深田恭子のセクシーグラビアを掲載し、無修正映画を見られるサイトを紹介した現代に軍配を上げる。 (文=元木昌彦)

天皇陛下「お気持ち表明」と、生前退位に“猛反発”する日本会議の言い分とは

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「週刊文春」(8/11・18号、文藝春秋)
今週の注目記事・第1位 「『お気持ち』表明へ 天皇生前退位に『日本会議』が猛反発」(「週刊文春」8/11・18号) 第2位 「小倉優子夫と後輩アイドルの『ゲス不倫』撮った」(「週刊文春」8/11・18号) 第3位 「自宅『新聞代』まで政治資金に付け回している『丸川珠代』トホホ」(「週刊新潮」8/11・18号) 第4位 「小池百合子VS.都議会のドン」(「週刊文春」8/11・18号) 第5位 「ローラ 三代目JSB登坂広臣 愛はこの言葉から始まった!」(「女性セブン」8/18・25号) 第6位 「美人マネージャーと夫が手をつなぐ『松任谷由実』のルージュの伝言」(「週刊新潮」8/11・18号) 第7位 「死亡19名の実名を隠した神奈川県警の『危険思想』」(「週刊新潮」8/11・18号) 第8位 「『第2のちあきなおみ』という『河合奈保子』が休業20年で売れている」(「週刊新潮」8/11・18号) 第9位 「知らなかった 言えなかった わからなかった 退職金 業界別 企業別ランキング」(「週刊ポスト」8/19・26号) 第10位 「小泉純一郎『日本人よ、目を覚ませ!』」(「週刊現代」8/20・27号) 第11位 「そんなにいいのか?『ファーストクラス』の真実」(「週刊現代」8/20・27号) 【巻末付録】現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ!  今週は現代、ポストともに合併号である。朝刊の両誌の新聞広告を見たが、正直、現代を買うのはよそうと思った。  いつまで続く泥濘ぞではないが、今週も100人の医者に聞きましたと、手を変え品を変えてはいるが、同じような内容の特集が延々と続いている。  以前にも書いたが、これでは「壮快」や「安心」と同じ健康雑誌ではないか。高齢の読者が多いから関心が健康や、ポストのように苦しくない死に方やお墓のことにあるのはわかる。  他誌も同じような企画をはじめているから部数的にはいいのであろう。  だが、こうした健康雑誌まがいのことばかりやっていて、本来週刊誌がやらなければいけないことを忘れてはいないか。  週刊誌のやるべきことは、大メディアがやれない、今のような“危ない”時代や安倍独裁政権への警鐘や批判だけだとはいわない。  週刊誌ならでの事件取材や遊び情報、各界の若い人材の発掘など、テーマはまだまだあるはずである。  このままいくと以前からの読者が離れ、競合するのは一般週刊誌ではなく健康雑誌になる。それでもいいのか?  私は仕方なく今週も両誌を買ったが、現代は450円だが、ポストは480円だ。おつりを確かめて、思わず落涙しそうになった。  これだったら好きな文庫本を一冊買ったほうがいい。フロイトの『人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス』(中山元翻訳・光文社古典新訳文庫)が637円だぞ。  合併号の間、週刊誌の諸君は価格も含めて考え直したほうがいい。このままでは生き残れるはずがない。  以前から言っているように、価格を下げることは今考えられる一番簡単で効果のある“最善手”だと思う。  現代で読んだものは、この2本。まずは、私もほとんど縁がなかった飛行機の「ファーストクラス」という謎に挑んだ記事。  JAL(日本航空)の元CAとしてファーストクラスでの接客を数多く経験してきた毛利仁美氏がこう話す。 「まず、多くの航空会社ではファーストクラスのお客様の送迎サービスがあります。ご自宅や滞在先から空港まで、専用の運転手付きリムジンがお送りしています。また、一般的にはあまり知られていませんが、空港にはファーストクラスを担当する専任の『コンシェルジュ』がいて、到着されたお客様をお迎えしています。コンシェルジュがまずお客様をお連れするのは、一般の方は手続きできない専用のチェックインカウンター。朝や深夜といった、手続きが特に混雑する時間帯でもお客様が行列に並ぶことがないよう、その後の荷物検査や出国審査も専用のゲートで受けていただきます」  出発前からエコノミーとは違うのだ。  成田空港にあるJALのファーストクラスラウンジはこうだと、JAL職員がそのサービスの全貌を明かしている。 「ラウンジではまず、高級レストランクラスの飲食がすべて無料で楽しめます。お酒も英国王室御用達のシャンパンや、日本酒の純米大吟醸などが飲み放題。食事の『目玉』は握り寿司で、こちらは、寿司職人がお客様の目の前で握る『寿司バー』スタイル。特に海外のお客様に大人気です」  食事だけではない。 「専用ラウンジには、まるで高級スパのようなシャワールームが完備され、足ツボや全身マッサージのリラクゼーションサービスも受けることができる。10時間を超える国際線の長距離フライトの前にはうってつけだ。さらに、英国の高級紳士靴メーカー『ジョンロブ』による伝統の靴磨きサービスを無償で受けられる」(現代)  機内では希望する雑誌はほとんど読めるそうだが、「残念ながら、週刊誌の中にはご用意していないものもあります」とか。たぶん週刊現代と週刊ポストであろう。  外国便はゴージャスなところが多いというが、シンガポール航空の「スイートクラス」には、ダブルベットの特別個室があるそうだ。  恋人と“着くまでSEX”もできるわけだ。  ファーストクラスの客は降りてからも違う。お客が通るのは専用のゲート。他の乗客よりも早く入国することができる。入国審査を終えて空港を出ると、専用のハイヤーがやってきて、自宅や目的地まで送迎してくれる。 「中にはヘリコプターで成田空港から赤坂まで送ってくれるサービスもある」(会社役員)そうだ。  庶民が気になるのは、その値段だ。東京からニューヨークの直行便は往復で約200万円。観光客に人気のあるパリへの直行便は約260万円。オリンピックが開催されているリオへの往復は約180万円。  パリはテロ警戒中で観光客が減っているから、先日見た旅行会社の広告には7泊、パリ往復で20万円台というのがあった。エコノミー症候群になってもそっちで行こう。  やはり現代で、小泉純一郎元総理がお得意の「反原発」について饒舌を振るっている。  小泉元総理は自らが発起人となって、先月設立した「トモダチ作戦被害者支援基金」への寄付を、誌面を通じて訴えたいという。  日本ではあまり知られていないが、トモダチ作戦で3・11の被災地支援に参加した米兵のうち約400人が、その後被曝によると思われる健康被害で除隊を強いられ、7名が白血病などで亡くなっているという。  小泉元総理はこう話す。 「日本のために全力を尽くしてくれた彼らを、日本人として見過ごすことはできない。政府が動かないのなら、われわれがやる。(中略)7月5日には基金創設の記者会見を開き、東京新聞に一面広告も出しました。1ヵ月足らずで、もう3000万円を超える額が集まっています。募集期限は来年の3月31日ですが、少なくとも1億円は集めたいね。原発事故当時は海に向かって風が吹くことが多かったから、放射性のプルーム(雲)が、停泊していた空母を直撃した。しかも空母では海水を濾過し、真水にして使うそうですが、放射性物質までは取り除けない。シャワーや料理に使う水もすべて汚染されていたから、兵士たちは原発事故の最前線で、内部被曝と外部被曝のダブルパンチを受けたのです。彼らは帰国後、鼻血が出たり、下血したり、腫瘍ができたり、原因不明の体調不良に襲われた。ところが、海軍病院の医者に診てもらっても『放射能が原因とは言い切れない』と因果関係を認めてもらえませんでした。(中略)東電は『原発事故と体調不良に因果関係があるとは断定できない』と賠償を拒否しています。アメリカの裁判は日本と違って、原告も被告も徹底的に情報開示をしないといけませんから、『トモダチ作戦』に加わった兵士の本当の被曝線量など、表に出したくない情報が出てきてしまう。それだけは何としても避けたいのでしょう。日本政府も沈黙しています。実は訪米前に、外務省の北米局長に会ってこの話をしたのですが、『政府として法的には何もできない』と言っていました。基金を設立した時も一悶着ありました。信頼できる知人に『発起人になってくれないか』と頼んで回ったんですが、なかなか受けてくれない。ある財界人は『私の一存では決められない。会社に相談してみる』と持ち帰ってくれたけど、結局NG。だから、もう少数精鋭でやろうと思ったんです。新聞広告も、東京新聞だけでなく読売新聞にも申請していたんです。ところが読売は『裁判で係争中の事案は掲載できない』と断ってきた。理解できませんよ。だって、現に健康被害を受けている人、病に苦しんでいる人がいるわけだから。裁判でどっちが勝とうが負けようが、困っている人を助けなければいけないことに変わりはないでしょう」  安倍政権と原発を擁護している読売新聞のホンネが出たということである。困った新聞だ。  イチローがようやく3,000本安打を達成した。快挙ではあるが、ここまで来るまでにはわれわれが想像もできない練習と多くの悲嘆があったはずである。  8月8日付の朝日新聞で村上尚史記者がこう書いている。 「言い訳が許されない勝負の世界。そこ『天才打者』として生きる男は、失敗から目を背けないことで前に進んできた。『プロの世界でやっていて記憶に残るのは、うまくいかなかったこと。その記憶が強く残るから、ストレスを抱える。その中で瞬間的に喜びが訪れる。それがプロのだいご味』。愚痴はこぼさず、日々の練習を怠らない。『しんどいと思うことはあるが、そこが頑張りどころ』」  凡人と違うところは、失敗から目を背けず、めげないことである。今からでも学びたいものだ。  ポストの「退職金業界別企業別ランキング」を見てみよう。  電通(部長クラス、58歳)の退職金は約4,100万円。ANA(勤続38年)は約3,800万円。東芝(早期退職者、50歳)は約3,500万円。三井物産(部長クラス、定年退職)約3,000万円。  トヨタ自動車(次長クラス、定年退職)は約3,000万円。東急百貨店(60歳、モデルケース)は約2,852万円。三菱自動車(60歳、モデルケース)は約2,800万円。日産自動車(主査クラス、57歳)は約2,500万円。住友商事(定年退職)は約2,000万円。リクルート(早期退職、40歳)約1,800万円。  正直、電通を除いて意外に少ないという印象だ。2,000万円で、もし蓄えがなければ、定年から20年暮らすのはかなり大変だろう。  他人事ではないが、私も退職後に気がついたのだ。  次に上場企業の年収2016年版ランキングを見てみよう。  1位はM&Aキャピタルパートナーズ(サービス業)で2015年度は2,253万円。GCAサヴィアン(サービス業)は2,154万円。  3位はキーエンス(電気機器)で1,777万円。4位は日本商業開発(不動産業)で1,741万円。5位はファナック(電気機器)で1,571万円。6位は野村ホールディングス(証券)で1,516万円。7位は朝日放送(情報通信業)で1,498万円。  8位はTBSホールディングス(情報通信業)で1,491万円。9位はゼビオホールディングス(小売業)で1,451万円。10位は三菱商事(卸売業)で1,446万円。  上位の常連だったフジ・メディア・ホールディングスは76万円も落ち、1位から12位へと転落している。  上位2社はあまり知名度はないが、ともにサービス業というのがおもしろい。  このところ河合奈保子のグラビアをよく見るが、彼女は「第2のちあきなおみ」といわれていると新潮が書いている。  彼女は80年に「西城秀樹の妹」として芸能界に登場した。「エスカレーション」(日本コロンビア)などのヒット曲を飛ばし、80年代を駆け抜けたが、96年に結婚して、以来20年近く表舞台から姿を消している。  だがデビュー35年だった昨年、往年の河合のグラビアが週刊誌に掲載されると人気を呼び、今月の31日には写真集とDVDが同時発売されるというのである。  彼女の人気の秘密を、江戸川大学の西条昇准教授(アイドル論)が解説する。 「彼女は歌が上手で、同世代アイドルの松田聖子や中森明菜と違ってスキャンダルがなく、『男の匂い』を感じさせなかった。つまり、彼女の魅力は今も真空パックされたままなのです。その点、絶頂期に引退し、全く露出がないちあきなおみさんの人気と似ている。そんな彼女をDVDや写真集で見直すことで、40代、50代の男性は、輝かしかった自分たちの青春時代を取り戻しているのでしょう」  彼女は現在、家族とともにオーストラリアで暮らしているそうだ。53歳になった河合奈保子も、怖いけど見てみたいね。  さて、障がい者施設を襲って19人を刺殺した植松聖容疑者だが、本人は「心神喪失のため無罪」になると事件を起こす前には考えていたようだ。だが、コヤツの思い通りになど絶対させてはならない。  新潮は、この事件の被害者たちの実名を神奈川県警が発表しなかったことを「危険思想」だと批判している。 「県警によれば、事件当日に19人の遺族全員を対象に個別の聞き取りをしたところ、全員が氏名公表を望まなかったとのことでした。障害者福祉施設での犯行という事情も勘案し、特例として非公表にしたというのです」(神奈川県警担当記者)  だが、立教大学名誉教授の服部孝章氏はこう話す。 「遺族によっては『闇から闇に葬られたくない』という方もいます。1人の人生が報道されずに時が経つことに違和感を持つのです。匿名か実名かについては各マスコミの責任であって、公的機関が決めるべき問題ではありません」  障がい者を支援する団体からも疑義を呈する声が上がっているという。全国知的障害者施設家族会連合会の由岐透理事長がこういっている。 「警察の判断で名前を伏せたというのは、あまりに衝撃的な事件を前にして、知的障害者だからと勝手に忖度してるような気がしてなりません。どんな事件であれ、亡くなった人の名前や年齢は公表されるのに、この取り扱いはおかしいと思います」  ジャーナリストの徳岡孝夫氏も、 「言論の自由か個人のプライバシーかという問題は永遠のテーマではありますが、安否情報という観点からは報じる必要があるでしょう。また、いかに些細な事柄であれ、今回のように当局が一つ隠し始めると、隠すことへのハードルがどんどん下がっていくのです」  神奈川県警は新潮の取材に「方針を変えるつもりはありません」と答えている。  確かに、警察が判断することではなく、メディア各々が自主的に判断すべきことだと、私も思う。このところ警察主導で、こうしたことがしばしば行われるが、大手メディアはなぜ黙っているのだろう。そこにこそ大きな問題がある。  新潮は大物歌手・ユーミンこと松任谷由美(62)の夫、正隆氏(64)に“浮気疑惑”があると報じている。  グラビアページには7月上旬、東京・用賀の歩道を2人が手をつないで歩く後ろ姿が載っているが、たしかに「いい雰囲気」である。  この女性、正隆氏の女性マネジャーで31歳。マネジャーなら親しくしていてもおかしくないはずだが、彼女が半歩前を歩いたり、人影がまばらになると寄り添うというのだから、ワケアリと思われるのは致し方なかろう。  新潮が件の女性を直撃する。2人はどういう関係ですか? 当然、アーティストとマネジャーだと答える。  手をつないだことは? ないですと否定するのを待って写真を見せる。動揺した彼女が事務所に一旦戻り、10分後に再び戻ってくると、こう話す。 「さっきはつないでいないと言っちゃったんですけど、実はその時、私、社内で辞める辞めないって揉めてまして、気持ちがかなりナーバスになっていまして。それを松任谷が察して、手を、握ってくれたと」  松任谷氏は「手をつないだのは、彼女に辞められたくないからです。すごく大切な存在なので」と答えている。  新潮は、ユーミンに御注進に行く。そして「ご主人がマネジャーさんと手をつないでいらっしゃったのはご存知ですか?」とインターホン越しに問いかけると、「はい」と答え、「どうお考えですか?」と重ねて問うと、「問題外です」と天晴れな答えが返ってきた。  この原稿が終わったら、夫の浮気に怒った妻の家出を歌った「ルージュの伝言」を聞いてみよう。  このところ「女性セブン」(小学館)の頑張りが目立つが、今週もモデルでタレントのローラ(26)が三代目 J Soul Brothersのボーカル・登坂広臣(29)が住むマンションに「通い愛」しているところをキャッチしている。 「友人女性とファッション談議に花を咲かせていたローラが店を出たのは22時前。1人で迎えの車に乗り込むと、都内の高級マンションの一室に向かった。そこは彼女の自宅ではない。つい2時間前、都内のライブ会場でパフォーマンスを披露していた登坂の部屋だった」(ポストセブン8月4日より)  2人が出会ったのは4年前のある番組。出会った当時、すでに人気者だったローラに比べて登坂はブレーク直前で、その後は会釈するだけの関係だったという。 「一方で、アーティストとしてどんどん人気が出ていく登坂さんのことを、ローラさんは素直に“すごいなあ“と言っていました。登坂さん、デビュー直後にストレスから血尿が出たり、うまく歌えない自分が嫌で辞めたいと何度も思ったそうです。でも、歯を食いしばって耐えた。キレイな顔に似合わず、根性の人なんですよ。ローラさんは『三代目JSB』のリーダー・NAOTOさん(32)と親交があって、登坂さんがすごく努力している様子なんかを聞いていたそうです」(同)  冒頭のほかにも、ローラはこの1カ月で何度も登坂のマンションを訪れているそうだ。翌朝、迎えの車でローラが自宅マンションに帰ることもあったという。  恋するローラは、ますますきれいになっていくんだろうな。登坂、このやろう!  さて、ろくな政策論議もなく低調だった都知事選がようやく終わった。たぶん、頼りない男より女のほうがちったぁマシだという程度の軽いノリで、多くの有権者が投票したのであろう、小池百合子氏が圧勝し初の女性都知事になった。  こうなったら小池人気を煽って視聴率や部数を稼ごうと、都議会のドンといわれる内田茂都議(77)と大立ち回りを演じさせるべく、メディアはあの手この手を繰り出しヒートアップさせている。  文春では、若狭議員が元東京地検特捜部副部長だった経験を生かして「五輪利権」に切り込むと明言している。 「五輪予算は説明なしにうなぎ上りに増えている。私の経験では、利権が水面下で動いていることはあり得る。(内田都議が役員を務める電気工事会社・東光の=筆者注)入札の話など、刑事レベルにまで高めていって白日の下に晒したい。今後は東京で行われた入札情報を入手できるようになるのだから、不当な利益を得ている人がいるという事実を明らかにして、特捜部を動かしたい」  内田都議にとって厄介な助っ人が、小池陣営についたものである。  こうした週刊誌報道を読む限り、小池都知事の“敵”はもはや「張り子の虎」ではないかと思う。  なぜなら、ドンといわれる人間はこれまでも多くいたが、ロッキード事件のときの児玉誉士夫を見てもわかるように、その存在が明るみに出て表舞台に引きずり出されれば神通力を失う。  メディアによって内田都議は最凶のヒールになってしまった。彼が小池イジメをはじめれば、都民やメディアの多くを敵に回すことになる。  内田都議は当面、小池都知事と“和睦”するしかないはずである。小池都知事は週刊誌に感謝すべきであろう。  と思っていたら、小池百合子新都知事が標的にした連中は早々と白旗を掲げてしまった。自民党東京都連が8月4日に開いた幹部会で、石原伸晃会長や内田茂幹事長ら執行部5人が辞意を表明したのである。  森喜朗元首相も小池氏に電話をかけたそうだから、第1ラウンドは小池氏の圧勝。だが、このタヌキ連中が黙って彼女に服従するとは思えないから、第2ラウンドは打撃戦必至か。  東京五輪担当相に丸川珠代氏が据えられ、小池氏との女のバトルも見物だが、新潮で舛添並のセコさが報じられ、こちらも前途多難である。  新潮によれば、丸川議員は2つの政治団体の代表を務めている。そのうち奇っ怪なのは政党支部である「自由民主党東京都参議院選挙区第4支部」(主たる事務所=新宿区四谷)だという。  第4支部の政治資金収支報告書(平成24~26年)に添付された領収書を新潮が取り寄せると、ある新聞代金に目が行ったそうだ。 「第4支部では、平成25年1月から26年11月まで日経新聞を購読し、毎月約4300円以上を支払っている。ところが、この領収書に記された販売店は、港区麻布十番。事務所のある新宿区四谷からは程遠い」(新潮)  販売店に聞いてみると「うちの配達範囲はこの近辺に限られる。特別に四谷に配ることはありえません」と答えている。  報告書に記された届け先は港区白金のマンションの1室。丸川氏の自宅と一致するのだ。つまり、彼女は自宅購読の日経を政治資金で賄っているというわけなのである。  また、四谷の事務所も怪しいという。 「請求書に毎月記載されている上下水道の使用量は3年間ずっと0立方メートル。基本料金しか支払っておらず、電気代も最安で1,672円、最高でも3,017円に留まる。(中略)確かに、現在のこの事務所を訪れてみると、表札もインターホンも設置がない『幽霊部屋』。にもかかわらず、この第4支部からは毎年、電話代やタクシー代、パスモチャージ代など、1,000万円以上の金が支出されているのである」(同)  このやり口は、過去に蓮舫議員はじめ何人もの政治家が批判されてきたものである。「それを未だ行うとは、ずいぶん脇が甘いですよね」(政治部デスク)。  これじゃ私の相手にならないと、小池知事は嘯いているかもしれない。  小倉優子(32)というママタレがいる。こりん星から来た不思議ちゃん系ロリータアイドルだったという。亭主は菊池勲(45)というカリスマ美容師。  2人は11年に結婚して、翌年長男が生まれ、今は第2子がお腹にいるそうだ。そんな最中に亭主が「ゲス不倫」していたと文春が報じている。  しかも、相手は妻と同じ事務所に所属する女の子だというのだ。「不倫は文化だ」と言っている石田純一もさすがに「妻の妊娠中はまずいでしょ」。お相手は癒やし系グループ「ユルリラポ」の馬乗りならぬ馬越幸子という25歳のスレンダーな女性。  2人が出会ったのは今年3月末。場所は都内のバー。 「彼はガールズバーにも行きますよ。ゆうこりんの目を盗んではちょくちょく遊んでいる。ただ水商売系より素人の女の子が好きなんだそうです」(菊池氏の友人)  記事中には密会の写真が掲載されている。「7月7日、馬越の自宅から出てきた菊池氏」「自宅に戻る馬越」「7月28日は2人で一緒に出てきた」。馬越の長い脚がなかなかいい。  7月28日、馬越と一緒にマンションを出て、一人で駐車場方向へ歩き出した菊池氏を文春が直撃。  直裁に「不倫関係では?」と突っ込むと、「してないしてない、してないっす。正直全然です」。  部屋の中で6時間も何をしていたのか? 「いや、普通に喋って。あとネットフリックス観ながら話して。例えば(妻と)喧嘩しちゃったりとかいう相談や愚痴を言える友達の一人ではある。うちの(妻)ともタイプが違う感じで」  ちょっと時間つぶしに来ただけといい、 「もちろん帰って(小倉に)言いますけど。『文春さんが来て』ってのはもちろん。怒られる覚悟ではいますけど」  だがその日は小倉にいい出せず、30日に小倉のマネジャーと3人でいるときに切り出したという。 「“ゲス不倫”の概要を説明すると大粒の涙を流し、声を荒げたという。そして夫の携帯を掴み、部屋の壁に投げつけた。『今は一人にさせて』」(文春)  小倉は夫をホメながら操縦する「プロ妻」だそうだから、自分のブログでこう書いている。 「この話を聞いて、凄くショックでしたし、主人に腹立たしい気持ちでいっぱいでした」としながらも、「今後のことは、大切な子供達の事を第一にゆっくり考えていきたいと思います」とし、「ただ主人もたくさんの方々から大変なお叱りをいただき、これまでに無いほどの反省をしております。私も冷静になり、今後の結婚生活を見つめ直すいいきっかけにしたいと思います」と大人の解決を選択したようだ。  一方、馬越のほうはプロダクションから契約を解除されてしまったという。やはり妻は強しである。  さて、天皇が今日(8日)「お気持ち」を述べたが、天皇の生前退位に対して保守派、中でも「日本会議」が猛反発していると文春が報じている。 「本当に、宮内庁は生前退位のスキームが整うと考えているのでしょうか。生前退位を実現するには、何はさておき皇室典範の改正などが必要。保守層の猛反発はすでに始まっています。陛下が法改正を伴う皇室制度の変更について『お気持ち』を述べられることを、『政治的なモメンタムを促すのはいかがなものか』と指摘している保守論客は多い。ハレーションは避けられないでしょう」(ベテラン宮内庁担当記者)  保守メディア上では「皇室典範の改正を断固阻止せよ」という主張も始まっているようだ。その中心的存在は「日本会議」の関係者たちであるという。会員数は3万8,000人といわれる。 「我々は、男系男子の天皇を支持し、女系天皇・女性宮家創設には反対です。昭和二十二年に旧典範が現行典範に改められはしたが、万世一系の男系男子による皇位継承についてはしっかりと維持されてきたのです」(日本会議の関係者)  日本会議の中枢の1人で憲法学者の百地章・日本大学教授は、もし生前退位の「お気持ち」が表明されるとすれば、憲法に抵触する恐れがあると指摘するのだ。 「本来、天皇陛下の内々のご意見が外部に漏れたこと自体が問題ですが、仮に陛下のご意向によって、法改正に着手せねばならないとすれば、これは立憲君主制の否定です。日本国憲法第四条では〈(天皇は)国政に関する機能を有しない〉とされています。陛下のご意向は忖度すべきですが、国会や内閣が法的に拘束されることがあってはなりません。ましてや陛下に直接『お気持ち』を語っていただくなど、宮内庁の責任逃れだと言える」  百地氏は、典範改正ではなく摂政を置くことで事態の打開を図るべきだという。  また日本会議で政策委員会代表を務める大原康男・國學院大学名誉教授は、「仰ぎ見る存在としての天皇こそ、有難いのだ」と説いているそうだ。  この辺で日本会議側の見解を紹介するのはやめて、千代田関係者の考えを紹介しよう。 「国事行為の代行者たる摂政ではなく、行為をお譲りすることが、五十六歳を迎えた皇太子さまのご自覚を促すのに必要でした。また皇太子ご夫妻が両陛下となられ、万が一雅子さまが十分にお務めを果たせないような事態が起きれば、さらに次代の秋篠宮さまに繋ぐことができる制度設計を、陛下は熟慮の末に思い描かれたのだと思います」  メディアの調査では、国民の8割は天皇の生前退位を支持しているという。ということは、天皇に生前退位をさせてあげようというのは国民の総意である。  国民の一人として、保守層の外圧などは気にせず、天皇の「お気持ち」を尊重してあげたいと思う。  8日午後、天皇は10分間のビデオメッセージが流されたが、そこでいわんとしたことは、「日本国憲法を遵守する」「国事行為は縮小してはいけない」。したがって、それができなくなれば生前退位して皇太子に譲りたい。「生前退位しても摂政は置かない」。最後にこうしたことが国民の理解を得られることを願っていると述べた。  政府は天皇の意思を尊重し、すみやかに対応すべきだろう。 【巻末付録】  今週のポストはなぜ現代より30円高いのか? DVDの付録がついているのだ。「昭和から平成へ『伝説のAVヒロイン』10人の美女が甦った」。星野ひかる、長瀬愛、憂木瞳、朝岡実嶺、白石ひとみ、林由美香、冴島奈緒、後藤えり子、長谷川瞳、村上麗奈などのAV嬢が出ているDVDである。  グラビアはお懐かしい「謎の美女YURI再会」。YURIも何か年を召された感じがする。「妻の名は塔子 私の知らない女」。後半は「世界が誇るニッポンの美熟女・北条麻妃美ボディ101ポーズ」とあり「後ろから前から上から下から北条さん」。いくつだが知らないが少し垂れ気味のお尻がいいね。  現代の巻頭グラビアは「NHK朝ドラ『とと姉ちゃん』次女役で人気急上昇の 相楽樹」のセクシー。  後半は「元日本テレビ人気No.1アナウンサー脊山麻理子」、たしかに36歳には見えない若々しさ。なかなかセクシーだ。  袋とじは「淑女の皆さん、気をつけて『超高感度』防犯カメラであなたはこんなに見られている!」。なるほどこんなに暗くても草むらの中でも、バッチリ見えてしまうのか。防犯カメラをチェックするお巡りさんたちはさぞかしニヤニヤしていることだろうな。  お次は「あの有名進学校の元物理の先生が大胆ヘアヌード 小川桃果さん・26歳」。こんな物理のセンセイがいたらもっとできるようになっただろうと、当たり前の感想。  袋とじは「すべて新撮、撮り下ろし 壇蜜 究極のヌード独占公開」。もう見飽きた感は否めないな。  記事は、ポスト恒例の「死ぬまでSEX」は、「真夏の死ぬまでSEX特別編 美熟女サミットin神保町開催」。よくもまぁこんなに集めたものだ。年増オンナたちによるワイ談特集である。  現代の「シリーズあの素晴らしいSEXをもう一度 夏休み合併特大号スペシャル」で、「あなたの暮らしに役立つちょっとしたSEXの知恵」。見出しを紹介しよう。「主婦たちがこっそり読んだ『女性器特集』あー、こんな感じなのね」「いつもと違うことする、すごく気持ちいい」「オーラルセックスには『コツ』があります」  今週はポストに軍配を上げたいが、30円高いのがマイナスで引き分け! (文=元木昌彦)

天皇陛下「お気持ち表明」と、生前退位に“猛反発”する日本会議の言い分とは

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「週刊文春」(8/11・18号、文藝春秋)
今週の注目記事・第1位 「『お気持ち』表明へ 天皇生前退位に『日本会議』が猛反発」(「週刊文春」8/11・18号) 第2位 「小倉優子夫と後輩アイドルの『ゲス不倫』撮った」(「週刊文春」8/11・18号) 第3位 「自宅『新聞代』まで政治資金に付け回している『丸川珠代』トホホ」(「週刊新潮」8/11・18号) 第4位 「小池百合子VS.都議会のドン」(「週刊文春」8/11・18号) 第5位 「ローラ 三代目JSB登坂広臣 愛はこの言葉から始まった!」(「女性セブン」8/18・25号) 第6位 「美人マネージャーと夫が手をつなぐ『松任谷由実』のルージュの伝言」(「週刊新潮」8/11・18号) 第7位 「死亡19名の実名を隠した神奈川県警の『危険思想』」(「週刊新潮」8/11・18号) 第8位 「『第2のちあきなおみ』という『河合奈保子』が休業20年で売れている」(「週刊新潮」8/11・18号) 第9位 「知らなかった 言えなかった わからなかった 退職金 業界別 企業別ランキング」(「週刊ポスト」8/19・26号) 第10位 「小泉純一郎『日本人よ、目を覚ませ!』」(「週刊現代」8/20・27号) 第11位 「そんなにいいのか?『ファーストクラス』の真実」(「週刊現代」8/20・27号) 【巻末付録】現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ!  今週は現代、ポストともに合併号である。朝刊の両誌の新聞広告を見たが、正直、現代を買うのはよそうと思った。  いつまで続く泥濘ぞではないが、今週も100人の医者に聞きましたと、手を変え品を変えてはいるが、同じような内容の特集が延々と続いている。  以前にも書いたが、これでは「壮快」や「安心」と同じ健康雑誌ではないか。高齢の読者が多いから関心が健康や、ポストのように苦しくない死に方やお墓のことにあるのはわかる。  他誌も同じような企画をはじめているから部数的にはいいのであろう。  だが、こうした健康雑誌まがいのことばかりやっていて、本来週刊誌がやらなければいけないことを忘れてはいないか。  週刊誌のやるべきことは、大メディアがやれない、今のような“危ない”時代や安倍独裁政権への警鐘や批判だけだとはいわない。  週刊誌ならでの事件取材や遊び情報、各界の若い人材の発掘など、テーマはまだまだあるはずである。  このままいくと以前からの読者が離れ、競合するのは一般週刊誌ではなく健康雑誌になる。それでもいいのか?  私は仕方なく今週も両誌を買ったが、現代は450円だが、ポストは480円だ。おつりを確かめて、思わず落涙しそうになった。  これだったら好きな文庫本を一冊買ったほうがいい。フロイトの『人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス』(中山元翻訳・光文社古典新訳文庫)が637円だぞ。  合併号の間、週刊誌の諸君は価格も含めて考え直したほうがいい。このままでは生き残れるはずがない。  以前から言っているように、価格を下げることは今考えられる一番簡単で効果のある“最善手”だと思う。  現代で読んだものは、この2本。まずは、私もほとんど縁がなかった飛行機の「ファーストクラス」という謎に挑んだ記事。  JAL(日本航空)の元CAとしてファーストクラスでの接客を数多く経験してきた毛利仁美氏がこう話す。 「まず、多くの航空会社ではファーストクラスのお客様の送迎サービスがあります。ご自宅や滞在先から空港まで、専用の運転手付きリムジンがお送りしています。また、一般的にはあまり知られていませんが、空港にはファーストクラスを担当する専任の『コンシェルジュ』がいて、到着されたお客様をお迎えしています。コンシェルジュがまずお客様をお連れするのは、一般の方は手続きできない専用のチェックインカウンター。朝や深夜といった、手続きが特に混雑する時間帯でもお客様が行列に並ぶことがないよう、その後の荷物検査や出国審査も専用のゲートで受けていただきます」  出発前からエコノミーとは違うのだ。  成田空港にあるJALのファーストクラスラウンジはこうだと、JAL職員がそのサービスの全貌を明かしている。 「ラウンジではまず、高級レストランクラスの飲食がすべて無料で楽しめます。お酒も英国王室御用達のシャンパンや、日本酒の純米大吟醸などが飲み放題。食事の『目玉』は握り寿司で、こちらは、寿司職人がお客様の目の前で握る『寿司バー』スタイル。特に海外のお客様に大人気です」  食事だけではない。 「専用ラウンジには、まるで高級スパのようなシャワールームが完備され、足ツボや全身マッサージのリラクゼーションサービスも受けることができる。10時間を超える国際線の長距離フライトの前にはうってつけだ。さらに、英国の高級紳士靴メーカー『ジョンロブ』による伝統の靴磨きサービスを無償で受けられる」(現代)  機内では希望する雑誌はほとんど読めるそうだが、「残念ながら、週刊誌の中にはご用意していないものもあります」とか。たぶん週刊現代と週刊ポストであろう。  外国便はゴージャスなところが多いというが、シンガポール航空の「スイートクラス」には、ダブルベットの特別個室があるそうだ。  恋人と“着くまでSEX”もできるわけだ。  ファーストクラスの客は降りてからも違う。お客が通るのは専用のゲート。他の乗客よりも早く入国することができる。入国審査を終えて空港を出ると、専用のハイヤーがやってきて、自宅や目的地まで送迎してくれる。 「中にはヘリコプターで成田空港から赤坂まで送ってくれるサービスもある」(会社役員)そうだ。  庶民が気になるのは、その値段だ。東京からニューヨークの直行便は往復で約200万円。観光客に人気のあるパリへの直行便は約260万円。オリンピックが開催されているリオへの往復は約180万円。  パリはテロ警戒中で観光客が減っているから、先日見た旅行会社の広告には7泊、パリ往復で20万円台というのがあった。エコノミー症候群になってもそっちで行こう。  やはり現代で、小泉純一郎元総理がお得意の「反原発」について饒舌を振るっている。  小泉元総理は自らが発起人となって、先月設立した「トモダチ作戦被害者支援基金」への寄付を、誌面を通じて訴えたいという。  日本ではあまり知られていないが、トモダチ作戦で3・11の被災地支援に参加した米兵のうち約400人が、その後被曝によると思われる健康被害で除隊を強いられ、7名が白血病などで亡くなっているという。  小泉元総理はこう話す。 「日本のために全力を尽くしてくれた彼らを、日本人として見過ごすことはできない。政府が動かないのなら、われわれがやる。(中略)7月5日には基金創設の記者会見を開き、東京新聞に一面広告も出しました。1ヵ月足らずで、もう3000万円を超える額が集まっています。募集期限は来年の3月31日ですが、少なくとも1億円は集めたいね。原発事故当時は海に向かって風が吹くことが多かったから、放射性のプルーム(雲)が、停泊していた空母を直撃した。しかも空母では海水を濾過し、真水にして使うそうですが、放射性物質までは取り除けない。シャワーや料理に使う水もすべて汚染されていたから、兵士たちは原発事故の最前線で、内部被曝と外部被曝のダブルパンチを受けたのです。彼らは帰国後、鼻血が出たり、下血したり、腫瘍ができたり、原因不明の体調不良に襲われた。ところが、海軍病院の医者に診てもらっても『放射能が原因とは言い切れない』と因果関係を認めてもらえませんでした。(中略)東電は『原発事故と体調不良に因果関係があるとは断定できない』と賠償を拒否しています。アメリカの裁判は日本と違って、原告も被告も徹底的に情報開示をしないといけませんから、『トモダチ作戦』に加わった兵士の本当の被曝線量など、表に出したくない情報が出てきてしまう。それだけは何としても避けたいのでしょう。日本政府も沈黙しています。実は訪米前に、外務省の北米局長に会ってこの話をしたのですが、『政府として法的には何もできない』と言っていました。基金を設立した時も一悶着ありました。信頼できる知人に『発起人になってくれないか』と頼んで回ったんですが、なかなか受けてくれない。ある財界人は『私の一存では決められない。会社に相談してみる』と持ち帰ってくれたけど、結局NG。だから、もう少数精鋭でやろうと思ったんです。新聞広告も、東京新聞だけでなく読売新聞にも申請していたんです。ところが読売は『裁判で係争中の事案は掲載できない』と断ってきた。理解できませんよ。だって、現に健康被害を受けている人、病に苦しんでいる人がいるわけだから。裁判でどっちが勝とうが負けようが、困っている人を助けなければいけないことに変わりはないでしょう」  安倍政権と原発を擁護している読売新聞のホンネが出たということである。困った新聞だ。  イチローがようやく3,000本安打を達成した。快挙ではあるが、ここまで来るまでにはわれわれが想像もできない練習と多くの悲嘆があったはずである。  8月8日付の朝日新聞で村上尚史記者がこう書いている。 「言い訳が許されない勝負の世界。そこ『天才打者』として生きる男は、失敗から目を背けないことで前に進んできた。『プロの世界でやっていて記憶に残るのは、うまくいかなかったこと。その記憶が強く残るから、ストレスを抱える。その中で瞬間的に喜びが訪れる。それがプロのだいご味』。愚痴はこぼさず、日々の練習を怠らない。『しんどいと思うことはあるが、そこが頑張りどころ』」  凡人と違うところは、失敗から目を背けず、めげないことである。今からでも学びたいものだ。  ポストの「退職金業界別企業別ランキング」を見てみよう。  電通(部長クラス、58歳)の退職金は約4,100万円。ANA(勤続38年)は約3,800万円。東芝(早期退職者、50歳)は約3,500万円。三井物産(部長クラス、定年退職)約3,000万円。  トヨタ自動車(次長クラス、定年退職)は約3,000万円。東急百貨店(60歳、モデルケース)は約2,852万円。三菱自動車(60歳、モデルケース)は約2,800万円。日産自動車(主査クラス、57歳)は約2,500万円。住友商事(定年退職)は約2,000万円。リクルート(早期退職、40歳)約1,800万円。  正直、電通を除いて意外に少ないという印象だ。2,000万円で、もし蓄えがなければ、定年から20年暮らすのはかなり大変だろう。  他人事ではないが、私も退職後に気がついたのだ。  次に上場企業の年収2016年版ランキングを見てみよう。  1位はM&Aキャピタルパートナーズ(サービス業)で2015年度は2,253万円。GCAサヴィアン(サービス業)は2,154万円。  3位はキーエンス(電気機器)で1,777万円。4位は日本商業開発(不動産業)で1,741万円。5位はファナック(電気機器)で1,571万円。6位は野村ホールディングス(証券)で1,516万円。7位は朝日放送(情報通信業)で1,498万円。  8位はTBSホールディングス(情報通信業)で1,491万円。9位はゼビオホールディングス(小売業)で1,451万円。10位は三菱商事(卸売業)で1,446万円。  上位の常連だったフジ・メディア・ホールディングスは76万円も落ち、1位から12位へと転落している。  上位2社はあまり知名度はないが、ともにサービス業というのがおもしろい。  このところ河合奈保子のグラビアをよく見るが、彼女は「第2のちあきなおみ」といわれていると新潮が書いている。  彼女は80年に「西城秀樹の妹」として芸能界に登場した。「エスカレーション」(日本コロンビア)などのヒット曲を飛ばし、80年代を駆け抜けたが、96年に結婚して、以来20年近く表舞台から姿を消している。  だがデビュー35年だった昨年、往年の河合のグラビアが週刊誌に掲載されると人気を呼び、今月の31日には写真集とDVDが同時発売されるというのである。  彼女の人気の秘密を、江戸川大学の西条昇准教授(アイドル論)が解説する。 「彼女は歌が上手で、同世代アイドルの松田聖子や中森明菜と違ってスキャンダルがなく、『男の匂い』を感じさせなかった。つまり、彼女の魅力は今も真空パックされたままなのです。その点、絶頂期に引退し、全く露出がないちあきなおみさんの人気と似ている。そんな彼女をDVDや写真集で見直すことで、40代、50代の男性は、輝かしかった自分たちの青春時代を取り戻しているのでしょう」  彼女は現在、家族とともにオーストラリアで暮らしているそうだ。53歳になった河合奈保子も、怖いけど見てみたいね。  さて、障がい者施設を襲って19人を刺殺した植松聖容疑者だが、本人は「心神喪失のため無罪」になると事件を起こす前には考えていたようだ。だが、コヤツの思い通りになど絶対させてはならない。  新潮は、この事件の被害者たちの実名を神奈川県警が発表しなかったことを「危険思想」だと批判している。 「県警によれば、事件当日に19人の遺族全員を対象に個別の聞き取りをしたところ、全員が氏名公表を望まなかったとのことでした。障害者福祉施設での犯行という事情も勘案し、特例として非公表にしたというのです」(神奈川県警担当記者)  だが、立教大学名誉教授の服部孝章氏はこう話す。 「遺族によっては『闇から闇に葬られたくない』という方もいます。1人の人生が報道されずに時が経つことに違和感を持つのです。匿名か実名かについては各マスコミの責任であって、公的機関が決めるべき問題ではありません」  障がい者を支援する団体からも疑義を呈する声が上がっているという。全国知的障害者施設家族会連合会の由岐透理事長がこういっている。 「警察の判断で名前を伏せたというのは、あまりに衝撃的な事件を前にして、知的障害者だからと勝手に忖度してるような気がしてなりません。どんな事件であれ、亡くなった人の名前や年齢は公表されるのに、この取り扱いはおかしいと思います」  ジャーナリストの徳岡孝夫氏も、 「言論の自由か個人のプライバシーかという問題は永遠のテーマではありますが、安否情報という観点からは報じる必要があるでしょう。また、いかに些細な事柄であれ、今回のように当局が一つ隠し始めると、隠すことへのハードルがどんどん下がっていくのです」  神奈川県警は新潮の取材に「方針を変えるつもりはありません」と答えている。  確かに、警察が判断することではなく、メディア各々が自主的に判断すべきことだと、私も思う。このところ警察主導で、こうしたことがしばしば行われるが、大手メディアはなぜ黙っているのだろう。そこにこそ大きな問題がある。  新潮は大物歌手・ユーミンこと松任谷由美(62)の夫、正隆氏(64)に“浮気疑惑”があると報じている。  グラビアページには7月上旬、東京・用賀の歩道を2人が手をつないで歩く後ろ姿が載っているが、たしかに「いい雰囲気」である。  この女性、正隆氏の女性マネジャーで31歳。マネジャーなら親しくしていてもおかしくないはずだが、彼女が半歩前を歩いたり、人影がまばらになると寄り添うというのだから、ワケアリと思われるのは致し方なかろう。  新潮が件の女性を直撃する。2人はどういう関係ですか? 当然、アーティストとマネジャーだと答える。  手をつないだことは? ないですと否定するのを待って写真を見せる。動揺した彼女が事務所に一旦戻り、10分後に再び戻ってくると、こう話す。 「さっきはつないでいないと言っちゃったんですけど、実はその時、私、社内で辞める辞めないって揉めてまして、気持ちがかなりナーバスになっていまして。それを松任谷が察して、手を、握ってくれたと」  松任谷氏は「手をつないだのは、彼女に辞められたくないからです。すごく大切な存在なので」と答えている。  新潮は、ユーミンに御注進に行く。そして「ご主人がマネジャーさんと手をつないでいらっしゃったのはご存知ですか?」とインターホン越しに問いかけると、「はい」と答え、「どうお考えですか?」と重ねて問うと、「問題外です」と天晴れな答えが返ってきた。  この原稿が終わったら、夫の浮気に怒った妻の家出を歌った「ルージュの伝言」を聞いてみよう。  このところ「女性セブン」(小学館)の頑張りが目立つが、今週もモデルでタレントのローラ(26)が三代目 J Soul Brothersのボーカル・登坂広臣(29)が住むマンションに「通い愛」しているところをキャッチしている。 「友人女性とファッション談議に花を咲かせていたローラが店を出たのは22時前。1人で迎えの車に乗り込むと、都内の高級マンションの一室に向かった。そこは彼女の自宅ではない。つい2時間前、都内のライブ会場でパフォーマンスを披露していた登坂の部屋だった」(ポストセブン8月4日より)  2人が出会ったのは4年前のある番組。出会った当時、すでに人気者だったローラに比べて登坂はブレーク直前で、その後は会釈するだけの関係だったという。 「一方で、アーティストとしてどんどん人気が出ていく登坂さんのことを、ローラさんは素直に“すごいなあ“と言っていました。登坂さん、デビュー直後にストレスから血尿が出たり、うまく歌えない自分が嫌で辞めたいと何度も思ったそうです。でも、歯を食いしばって耐えた。キレイな顔に似合わず、根性の人なんですよ。ローラさんは『三代目JSB』のリーダー・NAOTOさん(32)と親交があって、登坂さんがすごく努力している様子なんかを聞いていたそうです」(同)  冒頭のほかにも、ローラはこの1カ月で何度も登坂のマンションを訪れているそうだ。翌朝、迎えの車でローラが自宅マンションに帰ることもあったという。  恋するローラは、ますますきれいになっていくんだろうな。登坂、このやろう!  さて、ろくな政策論議もなく低調だった都知事選がようやく終わった。たぶん、頼りない男より女のほうがちったぁマシだという程度の軽いノリで、多くの有権者が投票したのであろう、小池百合子氏が圧勝し初の女性都知事になった。  こうなったら小池人気を煽って視聴率や部数を稼ごうと、都議会のドンといわれる内田茂都議(77)と大立ち回りを演じさせるべく、メディアはあの手この手を繰り出しヒートアップさせている。  文春では、若狭議員が元東京地検特捜部副部長だった経験を生かして「五輪利権」に切り込むと明言している。 「五輪予算は説明なしにうなぎ上りに増えている。私の経験では、利権が水面下で動いていることはあり得る。(内田都議が役員を務める電気工事会社・東光の=筆者注)入札の話など、刑事レベルにまで高めていって白日の下に晒したい。今後は東京で行われた入札情報を入手できるようになるのだから、不当な利益を得ている人がいるという事実を明らかにして、特捜部を動かしたい」  内田都議にとって厄介な助っ人が、小池陣営についたものである。  こうした週刊誌報道を読む限り、小池都知事の“敵”はもはや「張り子の虎」ではないかと思う。  なぜなら、ドンといわれる人間はこれまでも多くいたが、ロッキード事件のときの児玉誉士夫を見てもわかるように、その存在が明るみに出て表舞台に引きずり出されれば神通力を失う。  メディアによって内田都議は最凶のヒールになってしまった。彼が小池イジメをはじめれば、都民やメディアの多くを敵に回すことになる。  内田都議は当面、小池都知事と“和睦”するしかないはずである。小池都知事は週刊誌に感謝すべきであろう。  と思っていたら、小池百合子新都知事が標的にした連中は早々と白旗を掲げてしまった。自民党東京都連が8月4日に開いた幹部会で、石原伸晃会長や内田茂幹事長ら執行部5人が辞意を表明したのである。  森喜朗元首相も小池氏に電話をかけたそうだから、第1ラウンドは小池氏の圧勝。だが、このタヌキ連中が黙って彼女に服従するとは思えないから、第2ラウンドは打撃戦必至か。  東京五輪担当相に丸川珠代氏が据えられ、小池氏との女のバトルも見物だが、新潮で舛添並のセコさが報じられ、こちらも前途多難である。  新潮によれば、丸川議員は2つの政治団体の代表を務めている。そのうち奇っ怪なのは政党支部である「自由民主党東京都参議院選挙区第4支部」(主たる事務所=新宿区四谷)だという。  第4支部の政治資金収支報告書(平成24~26年)に添付された領収書を新潮が取り寄せると、ある新聞代金に目が行ったそうだ。 「第4支部では、平成25年1月から26年11月まで日経新聞を購読し、毎月約4300円以上を支払っている。ところが、この領収書に記された販売店は、港区麻布十番。事務所のある新宿区四谷からは程遠い」(新潮)  販売店に聞いてみると「うちの配達範囲はこの近辺に限られる。特別に四谷に配ることはありえません」と答えている。  報告書に記された届け先は港区白金のマンションの1室。丸川氏の自宅と一致するのだ。つまり、彼女は自宅購読の日経を政治資金で賄っているというわけなのである。  また、四谷の事務所も怪しいという。 「請求書に毎月記載されている上下水道の使用量は3年間ずっと0立方メートル。基本料金しか支払っておらず、電気代も最安で1,672円、最高でも3,017円に留まる。(中略)確かに、現在のこの事務所を訪れてみると、表札もインターホンも設置がない『幽霊部屋』。にもかかわらず、この第4支部からは毎年、電話代やタクシー代、パスモチャージ代など、1,000万円以上の金が支出されているのである」(同)  このやり口は、過去に蓮舫議員はじめ何人もの政治家が批判されてきたものである。「それを未だ行うとは、ずいぶん脇が甘いですよね」(政治部デスク)。  これじゃ私の相手にならないと、小池知事は嘯いているかもしれない。  小倉優子(32)というママタレがいる。こりん星から来た不思議ちゃん系ロリータアイドルだったという。亭主は菊池勲(45)というカリスマ美容師。  2人は11年に結婚して、翌年長男が生まれ、今は第2子がお腹にいるそうだ。そんな最中に亭主が「ゲス不倫」していたと文春が報じている。  しかも、相手は妻と同じ事務所に所属する女の子だというのだ。「不倫は文化だ」と言っている石田純一もさすがに「妻の妊娠中はまずいでしょ」。お相手は癒やし系グループ「ユルリラポ」の馬乗りならぬ馬越幸子という25歳のスレンダーな女性。  2人が出会ったのは今年3月末。場所は都内のバー。 「彼はガールズバーにも行きますよ。ゆうこりんの目を盗んではちょくちょく遊んでいる。ただ水商売系より素人の女の子が好きなんだそうです」(菊池氏の友人)  記事中には密会の写真が掲載されている。「7月7日、馬越の自宅から出てきた菊池氏」「自宅に戻る馬越」「7月28日は2人で一緒に出てきた」。馬越の長い脚がなかなかいい。  7月28日、馬越と一緒にマンションを出て、一人で駐車場方向へ歩き出した菊池氏を文春が直撃。  直裁に「不倫関係では?」と突っ込むと、「してないしてない、してないっす。正直全然です」。  部屋の中で6時間も何をしていたのか? 「いや、普通に喋って。あとネットフリックス観ながら話して。例えば(妻と)喧嘩しちゃったりとかいう相談や愚痴を言える友達の一人ではある。うちの(妻)ともタイプが違う感じで」  ちょっと時間つぶしに来ただけといい、 「もちろん帰って(小倉に)言いますけど。『文春さんが来て』ってのはもちろん。怒られる覚悟ではいますけど」  だがその日は小倉にいい出せず、30日に小倉のマネジャーと3人でいるときに切り出したという。 「“ゲス不倫”の概要を説明すると大粒の涙を流し、声を荒げたという。そして夫の携帯を掴み、部屋の壁に投げつけた。『今は一人にさせて』」(文春)  小倉は夫をホメながら操縦する「プロ妻」だそうだから、自分のブログでこう書いている。 「この話を聞いて、凄くショックでしたし、主人に腹立たしい気持ちでいっぱいでした」としながらも、「今後のことは、大切な子供達の事を第一にゆっくり考えていきたいと思います」とし、「ただ主人もたくさんの方々から大変なお叱りをいただき、これまでに無いほどの反省をしております。私も冷静になり、今後の結婚生活を見つめ直すいいきっかけにしたいと思います」と大人の解決を選択したようだ。  一方、馬越のほうはプロダクションから契約を解除されてしまったという。やはり妻は強しである。  さて、天皇が今日(8日)「お気持ち」を述べたが、天皇の生前退位に対して保守派、中でも「日本会議」が猛反発していると文春が報じている。 「本当に、宮内庁は生前退位のスキームが整うと考えているのでしょうか。生前退位を実現するには、何はさておき皇室典範の改正などが必要。保守層の猛反発はすでに始まっています。陛下が法改正を伴う皇室制度の変更について『お気持ち』を述べられることを、『政治的なモメンタムを促すのはいかがなものか』と指摘している保守論客は多い。ハレーションは避けられないでしょう」(ベテラン宮内庁担当記者)  保守メディア上では「皇室典範の改正を断固阻止せよ」という主張も始まっているようだ。その中心的存在は「日本会議」の関係者たちであるという。会員数は3万8,000人といわれる。 「我々は、男系男子の天皇を支持し、女系天皇・女性宮家創設には反対です。昭和二十二年に旧典範が現行典範に改められはしたが、万世一系の男系男子による皇位継承についてはしっかりと維持されてきたのです」(日本会議の関係者)  日本会議の中枢の1人で憲法学者の百地章・日本大学教授は、もし生前退位の「お気持ち」が表明されるとすれば、憲法に抵触する恐れがあると指摘するのだ。 「本来、天皇陛下の内々のご意見が外部に漏れたこと自体が問題ですが、仮に陛下のご意向によって、法改正に着手せねばならないとすれば、これは立憲君主制の否定です。日本国憲法第四条では〈(天皇は)国政に関する機能を有しない〉とされています。陛下のご意向は忖度すべきですが、国会や内閣が法的に拘束されることがあってはなりません。ましてや陛下に直接『お気持ち』を語っていただくなど、宮内庁の責任逃れだと言える」  百地氏は、典範改正ではなく摂政を置くことで事態の打開を図るべきだという。  また日本会議で政策委員会代表を務める大原康男・國學院大学名誉教授は、「仰ぎ見る存在としての天皇こそ、有難いのだ」と説いているそうだ。  この辺で日本会議側の見解を紹介するのはやめて、千代田関係者の考えを紹介しよう。 「国事行為の代行者たる摂政ではなく、行為をお譲りすることが、五十六歳を迎えた皇太子さまのご自覚を促すのに必要でした。また皇太子ご夫妻が両陛下となられ、万が一雅子さまが十分にお務めを果たせないような事態が起きれば、さらに次代の秋篠宮さまに繋ぐことができる制度設計を、陛下は熟慮の末に思い描かれたのだと思います」  メディアの調査では、国民の8割は天皇の生前退位を支持しているという。ということは、天皇に生前退位をさせてあげようというのは国民の総意である。  国民の一人として、保守層の外圧などは気にせず、天皇の「お気持ち」を尊重してあげたいと思う。  8日午後、天皇は10分間のビデオメッセージが流されたが、そこでいわんとしたことは、「日本国憲法を遵守する」「国事行為は縮小してはいけない」。したがって、それができなくなれば生前退位して皇太子に譲りたい。「生前退位しても摂政は置かない」。最後にこうしたことが国民の理解を得られることを願っていると述べた。  政府は天皇の意思を尊重し、すみやかに対応すべきだろう。 【巻末付録】  今週のポストはなぜ現代より30円高いのか? DVDの付録がついているのだ。「昭和から平成へ『伝説のAVヒロイン』10人の美女が甦った」。星野ひかる、長瀬愛、憂木瞳、朝岡実嶺、白石ひとみ、林由美香、冴島奈緒、後藤えり子、長谷川瞳、村上麗奈などのAV嬢が出ているDVDである。  グラビアはお懐かしい「謎の美女YURI再会」。YURIも何か年を召された感じがする。「妻の名は塔子 私の知らない女」。後半は「世界が誇るニッポンの美熟女・北条麻妃美ボディ101ポーズ」とあり「後ろから前から上から下から北条さん」。いくつだが知らないが少し垂れ気味のお尻がいいね。  現代の巻頭グラビアは「NHK朝ドラ『とと姉ちゃん』次女役で人気急上昇の 相楽樹」のセクシー。  後半は「元日本テレビ人気No.1アナウンサー脊山麻理子」、たしかに36歳には見えない若々しさ。なかなかセクシーだ。  袋とじは「淑女の皆さん、気をつけて『超高感度』防犯カメラであなたはこんなに見られている!」。なるほどこんなに暗くても草むらの中でも、バッチリ見えてしまうのか。防犯カメラをチェックするお巡りさんたちはさぞかしニヤニヤしていることだろうな。  お次は「あの有名進学校の元物理の先生が大胆ヘアヌード 小川桃果さん・26歳」。こんな物理のセンセイがいたらもっとできるようになっただろうと、当たり前の感想。  袋とじは「すべて新撮、撮り下ろし 壇蜜 究極のヌード独占公開」。もう見飽きた感は否めないな。  記事は、ポスト恒例の「死ぬまでSEX」は、「真夏の死ぬまでSEX特別編 美熟女サミットin神保町開催」。よくもまぁこんなに集めたものだ。年増オンナたちによるワイ談特集である。  現代の「シリーズあの素晴らしいSEXをもう一度 夏休み合併特大号スペシャル」で、「あなたの暮らしに役立つちょっとしたSEXの知恵」。見出しを紹介しよう。「主婦たちがこっそり読んだ『女性器特集』あー、こんな感じなのね」「いつもと違うことする、すごく気持ちいい」「オーラルセックスには『コツ』があります」  今週はポストに軍配を上げたいが、30円高いのがマイナスで引き分け! (文=元木昌彦)

あの石原慎太郎でさえ翻弄……小池百合子新都知事、“都議会のドン”相手にどう出る?

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「週刊ポスト」(8/12号、小学館)
今週の注目記事・第1位 「東京都議会のドン『内田茂』とは何者か」(「週刊ポスト」8/12号) 「都議会のドン内田茂(77)『黒歴史』」(「週刊文春」8/4号) 第2位「『障害者ヘイトの狂信者』を育てた家庭環境」(「週刊新潮」8/4号) 「[相模原]障害者施設45人殺傷犯 [植松聖]『共犯になりかけた親友』の懺悔告白」(「週刊ポスト」8/12号) 第3位「<予約1万組!>西麻布『裸のレストラン』お楽しみガイド」(「週刊新潮」8/4号) 第4位「MEGA地震予測最新版『南関東』が初の『最高警戒レベル5』」(「週刊ポスト」8/12号) 第5位「ポケモンGO 誰がどうやっていくら儲けているのか」(「週刊現代」8/13号) 第6位「【激震スクープ】巨人軍を侵食する暴力団」(「週刊文春」8/4号) 第7位「『千葉真一の息子』 真剣佑19歳『仰天! ロスに5歳の隠し子』」(「フライデー」8/12号) 第8位「芥川賞村田沙耶香が語るバイト歴18年の『コンビに愛』」(「週刊文春」8/4号) 今週の論点「<『週刊新潮』淫行疑惑が封印を解いた>13年前の『被害女性』証言記録」(『週刊新潮』8/4号) 「鳥越『淫行』報道 すべての疑問に答える」(「週刊文春」8/4号) 【巻末付録】現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ!  さて、盛り上がったのは鳥越俊太郎氏の「淫行報道」だけ、という都知事選がやっと終わった。今回ほど、誰に投票していいのか悩んだ都知事選はなかった。  有力な3人の候補は明確な政策も提示しないので、政策を吟味したくてもできず、人柄では誰も選びにくい。迷った結果、3候補以外の人間に投票した。結果は事前の下馬評通り、小池百合子氏の圧勝だった。初の女性都知事誕生だが、前途は多難であろう。  都議会のドンの話は後にするとして、今回の都知事選で後味の悪さを残したのは、やはり文春による鳥越氏の「淫行報道」である。    ここで、メディアと選挙報道について考えてみたい。  この件に、今週は新潮まで参戦した。政策も都民もそっちのけで、淫行だとか、厚化粧女だとか、場外乱闘ばかりがヒートアップした都知事選って、おかしくなかったか? 「ポケモンGO」ならぬ「バカモンGO」選挙報道とでも言えようか。  新潮は、トップで「13年前の被害女性証言記録」とやっている。先週、文春がやった話とは違うのかと思って読んでみたが、同じ話の蒸し返しであった。新潮ともあろうものが、文春の後追いをするのか。往時の新潮を知っている者からすると、残念な記事と言わざるを得ない。  要は、文春がやった話は、当時新潮が追いかけていて、告白した男性と被害に遭ったA子さんのインタビューもしていたというのである。    事の経緯は、先週のこの欄を読んでいただけばいい。文春より詳しいのは、この部分である。未成年で大学生だったA子さんは、憧れていた鳥越氏に誘われ別荘に行き、「何もしないから」と言われ、一緒の部屋で寝た。すると、鳥越氏は強制的に彼女を全裸にさせ、コトに及ぼうとしたというのだ。  だが、新潮も「最終的に行為は未遂に終わった」と書いている。取材したが、掲載しなかったのは、A子さんと男性が締め切り近くになって「記事にしないでくれ」と強く希望したからだという。  今回、文春の後追いのようなことをしたのは、文春報道で「その封印は解かれた」(新潮)ためと、鳥越氏が都知事にふさわしいかどうかを都民に判断してもらうために掲載したというのだ。  文春も、今号で「鳥越淫行報道のすべての疑問に答える」という特集を組んでいる。推測するに、かなり批判の声があったのではないか?  文春側の言い分を、かいつまんで紹介しよう。選挙中にこうした記事を出したのは、都知事候補は公人中の公人であるから、その資質が問われる事実がある以上、報道する公共性、公益性があると判断した。政治的な背景はない。当選させない目的で記事を掲載したのではないから、選挙妨害には当たらない。    行為は未遂に終わった、キスしただけで淫行というのはおかしいというネットやジャーナリストもいるが(私もそのひとりだ)、「小誌が事実として把握していて、記事には敢えて書いていないことも少なくない」と、こっちはもっと大変な事実を握っているのだが、A子さんを2度傷つけることになるから配慮したのだとほのめかす。  新潮も同じような鳥越氏批判をしている。鳥越氏はジャーナリストなのに、なぜ「事実無根」とだけしか言わないで、告訴というジャーナリストにあるまじき手段を取ったのかと、彼の資質を問うている。何人かのジャーナリストやヤメ検を出して「報道擁護発言」もさせている。  まあ、予想通りの反論記事である。だが、どうしても消えない疑問は、なぜ鳥越氏なのか、なぜ選挙中に出さなければならなかったのか、である。  選挙中はテレビ、新聞も有力候補の取り上げ方は公平にというのが原則である。スキャンダルも公平に取り扱うべきではないか? なぜ13年前の女性問題なのか? 都知事になる可能性があるから、そうした負の情報も選挙民は知るべきだと言うが、資質を問うのなら、鳥越氏が万が一、都知事になってからでも遅くはなかったのではないか?  告発した男性とA子さんの気持ちはわからぬではないが、この文春と新潮の記事は、特定候補を落とす目的で作られた選挙妨害に当たると、私は考える。高名なジャーナリスト氏たちが、取材した事実を読者に提供するのはメディアとしての責任、言論の自由があるから、選挙中に報道しても構わないと言っている。  言論・報道の自由がある、ジャーナリストだったら言論で勝負せいというのは、スキャンダルを報じたメディア側の常套句だが、言論の自由はメディア側に理性、良心があることを前提としているはずである。  私が見たところ、文春報道を批判したのは日刊ゲンダイぐらいしかないようだが、都知事選が終わった後、この問題はメディア同士で論議を戦わせ、十分に検証しなくてはいけない大問題だと思う。  今週の第8位は、芥川賞作家になった村田沙耶香さん(36)について。彼女はコンビニアルバイト歴18年で、書いた小説が『コンビニ人間』(文藝春秋)。「コンビニの仕事を通してのみ自身の存在意義を感じ、“普通”を強要する世間に違和感を覚える姿を描いている」(文春)そうだ。  文学賞を受賞した小説の劣化がいわれて久しい。直木賞選考委員の北方謙三氏も、年々面白くなくなって来ていると嘆いていた。  村田さんの小説は未読だが、「清楚な見た目と裏腹に、エッジの利いた人柄から“クレイジー沙耶香”の愛称で呼ばれることもある」(同)そうだから、楽しめるかもしれない。  西村賢太氏は日雇いを続けながら書き続け、芥川賞を取った。今も昔も、小説を書くためにはそれ相応の苦労が必要なのだろう。  過日、西村氏の行きつけの鶯谷の居酒屋「信濃路」へ行ってきた。1,000ベロとはいかないが、2,000ベロは間違いない。カウンター中心の店で、ひとりで入ってもゆっくり飲める、居酒屋の王道を行く居酒屋である。  次はフライデーから1本。千葉真一という往年のスターがいるが、彼の19歳の息子、真剣佑(マッケンユー)は、TBS系の連ドラ『仰げば尊し』で人気だそうだ。  今世紀最大の美男子と騒がれるだけあって、父親譲りの美貌と、LAで学んだ英語はペラペラ、その上、極真空手のLA大会の優勝者だそうだ。  それに加え、これまた父親譲り(?)の女好きで、14歳の時に30代の既婚女性と関係を持ち、子どもができたというのである。現在子どもは5歳で、LAにいるそうだ。この息子、親父を超える逸材かもしれない。  お次は文春。文春は6月下旬に日本野球機構(NPB)が各球団に向けて、赤い文字で「緊急」と書いた顔写真入りの“手配書”を出したと報じている。  内容はというと、野球賭博事件に関する調査の過程で、暴力団関係者の属性を隠して複数の球団の選手に接触している人間がいることがわかったというのだ。ご丁寧に、その人間のカラー写真から実名、住所、生年月日から電話番号まで記載されているという。  そのA氏というのは広域指定暴力団の元組長で、NPBは、その人間に入場券の販売や全球団への入場を排除する通知を内容証明付きで送り、各球団に対応を要請したというのである。  また暴力団絡みの不祥事発覚かと思って読んでみたが、それほどの大騒動になることではないようだ。とはいえ、野球選手、それも巨人の選手の脇の甘さがよくわかる話である。  当該の元組長氏もインタビューに答えて、そうした事実はあると認めている。身分を隠して選手に近づいたことについて 「その点は反省しています。自分としては、選手に迷惑をかけまいという配慮のつもりでしたが、結果的に嘘をついたことになるならば申し訳なく思う。過去は隠しようがない事実ですが、今は堅気として生活しているし、どの組とも関係ありません。何より選手は悪くない。そこはご理解ください」  巨人の中軸選手、坂本勇人、長野久義、内海哲也らが複数回、この元組長と飲食を共にしていたことがわかっている。また、見学パスを使って、何度も試合前の東京ドームのグラウンドに立ち入っていたことも判明しているという。  暴力団員が自ら「私はヤクザです」と言うわけはない。不動産屋、飲食店店主などと偽って選手に接触してくるのが常套手段であろう。  くだんの元組長は野球賭博には関わっていなかったというが、選手の中には自分のケガの相談までしている者もいたという。主力選手がケガといえば有力な情報になり、賭博のハンデも違ってくるかもしれない。それにしても巨人をはじめ、プロ野球選手はカネをチャラチャラさせてくる人間に弱すぎる。また暴力団絡みの不祥事が起こることは間違いないだろう。 「ポケモンGO」なる不可思議なものがはやっているらしい。私はこのゲームはいかがわしいと思っているが、現代を読んでその感を強くした。これは、従来のスマホゲーム以上に莫大な儲けを稼ぎ出す、まったく新しいビジネスモデルになる可能性が高いそうだ。  経営コンサルタントの鈴木貴博氏は、企業から巨額の広告料を得られるのが大きいという。 「ポケモンGOの凄みはユーザーを特定の場所に誘引できる『広告機能』を持ち合わせていることで、これがおカネを生む。具体的に説明すると、ゲーム内では『ポケストップ』と呼ばれる、ポケモンを捕まえるためのアイテムをゲットする場所があります。ユーザーはゲームを進める中で、このポケストップに立ち寄る必要がある。おのずとそこには、ユーザーが大挙して押し寄せます」  そのボケストップの場所をどこに指定するかは、ゲーム制作会社のさじ加減ひとつで決められるという。要は、ボケストップになれば集客できるから、企業から広告費を取るビジネスが成立するというわけだ。  なんのことはない、制作者に操られて右往左往しているだけじゃないか。  ITジャーナリストの三上洋氏は、自治体からの提携依頼が増えるという。 「たとえば自治体が観光ルートに沿って、アイテムを入手できるポケストップを大量申請する。そこがポケモンの『聖地』と認知されれば、旅行客を誘引する効果が期待できる。訪日する人が増える効果も期待できます」    世界の広告市場は50兆円規模なので、その1割でも5兆円の売り上げが見込めるというが、とらぬタヌキではないのか。   「ポケモンGO」のビジネスモデルはそこにとどまらないそうだ。  スマホジャーナリスト(そんなのがいるのか?)の石川温氏がこう話す。 「どういう人がどういう街を歩いてゲームをしているか。今後はそうしたビッグデータがどんどん溜まっていくので、このデータを使った新規ビジネスができる。商業施設などを運営する企業へのマーケティング支援や、販促イベントをやりたい企業へのコンサルティング事業もやるでしょう」  こうして得られる(つもり?)莫大な利益は誰の懐に入るのか? 楽天証券経済研究所の今中能夫アナリストは、こう試算する。 「今期の課金売上高を1,000~1,300億円と仮定すれば、まずその3割はグーグルとアップルに決済手数料として入ります。残りを、ポケモンGOを開発した米ナイアンティックと株式会社ポケモンの2社で分け合う。任天堂はポケモンの利益のうち出資分の32%を収益計上する形で、それは金額にして今期60~80億円ほどになる」  経済アナリストの森永卓郎氏も、「長期的な経済効果は、10兆円では済まない。政府の経済対策並の効果で、その恩恵は回り回ってわれわれの賃金に反映される」というのだが、ホントかいな?  たかがゲームとは言わないが、意図的に作り出されたものでは、一時的に大騒ぎするが、消えるのも早いと思う。それに、このゲームをやっていて我を忘れ、痴漢に遭う女性や、車にはねられる人間も出ている。社会の不安を煽るようなものは、結局淘汰されていくと思うのだが、いかがかなご同輩?  ところで、このところ関東地方でも地震が多い。いよいよその日が近いのではないかとおびえている。ポストでは、おなじみのMEGA地震予測の村井俊治東大名誉教授がこう警告する。 「全国で一斉異常変動が起きています。(中略)危険が大きい5センチ以上の異常変動を記録した電子基準点の数は、1月24日から7月23日までの半年間で約140。前回の『週刊ポスト』の記事(4月25日発売号)に掲載したMAPは同じく半年間(15年10月18日~16年4月16日)で約30でしたから4倍以上に増えている。いつ、どこで大地震が起きてもおかしくない。特に関東では顕著な異常が見られます。我々が発行するメルマガでは、首都圏を含む南関東を史上初の最高位『レベル5』に引き上げ、特別警戒を呼び掛けています」  確かに、このところの地震多発は、不気味なものを感じる。 「『震度6』を超える大地震がいつ起きてもおかしくない。ですから、くれぐれも警戒は怠らないでほしい。多くの人は首都直下型地震を心配しますが、関東のどこが震源になっても地盤の緩い首都圏は危ない」(村井氏)  そろそろ覚悟して、地震対策を始めよう。  新潮が、ちまたで話題の「西麻布 裸レストラン」について報じている。こうしたレストランの発祥の地はロンドンだという。ヒンドゥー語で自然を意味する名のレストランが6月中旬にオープンし、申し込みが殺到しておよそ3万人がキャンセル待ちだという。  それを知って「これはイケる」と思い立った人間が、東京にもつくってみんべェと港区内に「Amrita(アムリタ)」という、サンスクリット語で不老不死の薬を意味する店を7月29日にオープンさせたのだ。  HPには「ボディに自信のない方は、ご相談ください」「20歳から60歳まで」「身長に対する平均体重の15キロオーバーの方は入店が出来ません」とうたってあり、違反した場合は前払い金も戻らないという。  まぁ、抜け道はあるようだが、3種類のコースのうち、安いのでも1万4,000円だから、かなり高いと言わざるを得ないだろう。だが、店に言わせると、見物客が殺到して、慌てて店の場所を変えたという。  客は入るとウエルカムドリンクを飲んでから更衣室に入り服を脱ぎ、薄手のカーテンで仕切られた個室に入る。ロンドンはそのまま全裸だが、東京は規制が厳しいので、男は紙パンツ、女は紙ショーツと紙ブラジャーを着ける。スタッフは筋骨隆々の男ばかり。男のショーもあるそうだ。  よほどの身体に自信のある人間しか入れなさそうだが、予約はすでに1万組を超えているという。男女比は男4に女6、全体の4割が外国人だという。「日頃から鍛えている肉体を披露する場を探していた」という人が多く、スポーツジムで筋トレに励んでいる40人の貸し切りも入っているそうだ。  体に自信のあるあなた、行ってみませんか? 私は遠慮しておきますが。 今週最大の話題は、これである。神奈川県相模原市の「津久井やまゆり園」(以下、やまゆり園)で起きた障害者大量殺人事件は、極悪非道などという言葉も色あせてしまう鬼畜の犯行だ。  火曜日(7月26日)早朝に事件が起きたため、新潮はさすがに事件に強いところを見せて3ページ、文春はワイドの1本として突っ込んでいる。だが、両誌ともに内容にも切り口にも新味はない。  1時間足らずの間に職員たちを結束バンドで縛り上げ、死者19人を含む40人以上をナイフや包丁で刺していった。異常なまでの障害者に対する憎しみがなければ、これほど残忍な犯行ができるわけはない。  容疑者とつけるのもけがわらしいが、仕方ない。植松聖容疑者(26)が大学を出て、やまゆり園に入ってきたのは2012年の夏。最初はアルバイトの形で、冬に非常勤、翌年4月に常勤になっている。  園には「学生時代に障害者のボランティアをしていた」と志望動機を語っていたようだが、新潮で植松の同級生が、彼の本性をこう語っている。 「教職免許を取るために児童養護施設でボランティアをしていたのですが、そこにいる障害者の人たちを話題にして『キモい』『あいつら生きている意味がない』なんて言うのです。『お前、それやばいよ』と注意したのですが、度々口にしていました」  ポストは、植松が尊敬する彫り師に弟子入りし、本格的に彫り師修業を始めていたと友人が語っている。  だが、尊敬していた彫り師との師弟関係も昨年末頃、突然絶たれてしまったという。植松が憧れた彫り師の友人がこう話す。 「師匠だった彫り師が植松を“破門”にしたんです。言動がおかしく、会話もままならない状態だった。とくに“障害者を皆殺しにすべきです”と告白したことに彫り師が怒ったようです。ドラッグの使用が濃厚だったため、彼は植松との関係を断ち切った」  やがて、その本性をやまゆり園でも隠すことがなくなっていった。今年2月頃、園の関係者に「障害者を殺す」「ずっと車椅子に縛られていることが幸せなのか。周りも不幸にする」と言っていたと、スポニチ(7月28日付)が報じている。  同じ頃、大島理森衆院議長の住む公邸に行き、警備の警察官に、今回の犯行を予告する手紙を手渡している。 ポストは植松から手紙の代筆を頼まれた親友がいたが、断ったという。当然だろう。 「常軌を逸する発言だとは重々理解しております」と書いてはいるが、常人のものではない。特に、文面(新潮から引用)のここに注目するべきである。 「障害者は人間としてではなく、動物として生活を過ごしております。(中略)障害者は不幸をつくることしかできません。(中略)今こそ革命を行い、全人類の為に必要不可欠である辛い決断をする時だと考えます」  植松容疑者がやったことは「障害者テロ」である。弱者である障害者に寄り添い、共に生きていくというのではなく、生きていく資格のない者、社会の迷惑者だというおぞましい考え方である。  これは最近の「年寄りは早く死ね」「長生きは罪だ」「親に恩義など感じることはない。親を捨てろ」という、年寄り排除の風潮と共通するものがあると思う。  この事件に対して、障害者施設の関係者たちやボランティア団体から非難の声が上がっているのは当然だろう。障害者や高齢者を疎ましい者、社会保障を食い潰す怠け者と見なす空気が、植松のような歪んだ人間を生んでしまったと、私は思うのだ。 そのうち、国家による「老人狩り」が始まらないかと、心底心配している。  大量殺人といえば、昭和13年に近隣住民を散弾銃で殺した「津山三十六人殺し」事件があるが、今回の事件と共通する、ある“符号”に気がついた。不謹慎だが、お許しいただきたい。津久井やまゆり園。「津」「やま」となるのだ。 さて今週の第1位は、小池新都知事が乗り込む東京都という伏魔殿を欲しいままにしている、内田茂なる「ドン」の存在を報じたポストと文春の記事。  昔から、どんな業界でも「ドン」という存在がいたものである。ほとんどこの手の黒幕には実態はなく、ただ何もしないでいると、そばにいる連中がその人間の考えを忖度してあれこれやるうちに、怖れられる存在になっていくのである。  いま騒いでいる内田某も、顔や言動をテレビなどを通じて見ているだけだが、さほどの人物とは思えない。田舎のおっさんか、夜店のテキ屋のような風情であるが、怖がらせる仕掛けがうまいようではある。  ポストによると、都庁のベテラン職員たちは彼のことを、畏怖を込めて「神田大明神」と呼ぶそうだ。 「都の重要政策から副知事、局長人事まで、内田都議の承諾がなければ一歩も進まない」(都庁関係者)  都知事選に一番に名乗りを上げた小池百合子氏が推薦を得られなかったのは、「オレの言うことを聞かない候補はダメだ」と、内田氏が反対したからだそうだ。その代わりに、彼の言うことを聞く傀儡候補として、増田寛也氏を立てたという。  自民党東京都連が所属議員に対して<非推薦の候補を応援した場合は除名等の処分>という恫喝文章を出したのも、都連幹事長である内田氏の名前があったから、威力を発揮したとポストは書いているが、それにしては小池氏の大勝、増田氏惨敗では、内田氏の威光は地に堕ちたのではないか?  小池氏は出馬会見の時、「(都連は)はブラックボックスだ」と語って、内田氏をクローズアップさせてしまった。さらに、都議会の冒頭解散、利権追求チームの創設を公約した。小池氏は「誰かにとって都合が悪い、もしくは不都合なときに捨てられるということが続いてきたように思う」といい、名指しこそしなかったものの、都議会のドンや一握りの幹部による都政運営を改め、「都民ための東京大改革を進めます」とツイートした。ブラックボックスの中心に内田氏がいることを強くにおわせたのだが、本当に彼と刺し違える覚悟があるのだろうか、見物である。  内田氏の口癖は「知事と議会は二元代表制なんだ」であるという。二元代表制という言葉は、憲法にも地方自治法にも出てこないが、知事と議会はどちらも選挙で選ばれる有権者の代表で、知事をチェックする役割の議会は知事と対等な力を持つという意味で使われるそうである。 「事実、都政は、たとえ都知事が何人交代しようと、127人の都議会に君臨するドンの意向に左右される議会の体質と構成が変わらない限り、改革が容易にできないという問題を抱え続けている」(ポスト)  ドンの威光を知らしめたのが、昨年12月に東京・港区芝の名刹、増上寺で営まれた内田氏夫人の通夜と葬儀であった。参加者は、その盛大さに圧倒されたという。    葬儀委員長を務めたのは安倍首相。首相はその日(16日)、防衛省での自衛隊高級幹部会合や皇居での宮中昼食会などの公務の合間を縫って通夜に駆けつけた。  内田流ケンカの作法は、新米知事に就任初日から痛烈な先制パンチを見舞うことだそうだ。都政の絶対君主のように見えた石原慎太郎都知事でさえ、翻弄されたという。 「当選したばかりの石原知事が都議会の挨拶回りをした際、内田氏率いる都議会自民党の控室はもぬけの殻だった。内田氏の指示で知事の就任挨拶をボイコットしたわけです。この事件の後、知事は都議会運営で大苦境に立たされる」(過去5代の知事を取材してきたジャーナリスト)  何しろ東京都のGDPは韓国一国に匹敵し、予算規模(年間約13兆円)はスウェーデンの国家予算に等しいのだから、それだけの巨大組織の運営は都知事1人では不可能だ。そこで、4人の副知事が補佐する仕組みになっている。  石原都知事は、国会議員時代から政策秘書を務めた浜渦武生氏を副知事に起用しようとしたが、内田氏はこの人事案を都議会で否決し続けた。都知事の権限がいかに強大でも、予算案や人事案は議会の同意がなければ通らない。折れたのは知事のほうだった。  これを機に、内田氏は都議団だけではなく、東京選出の国会議員、都議、区議を統括する自民党東京都連幹事長に就任し、名実共に都連のドンとなったというわけである。  猪瀬直樹氏が07年に石原都政の副知事に就任したが、この副知事時代に内田氏の利権の虎の尾を踏んだそうだ。当時、東京・千代田区の参院議員宿舎を移転する計画が持ち上がり、内田氏は移転後に更地となる地域の再開発を推進していた。それに対して、猪瀬氏は移転中止を提案し、現地を視察した石原都知事も反対を表明、計画は白紙撤回された。  激怒した内田氏は、石原氏が12年の都知事選で猪瀬氏を後継候補として指名すると、「都議会に根回しがない」と抵抗し、選挙ポスター貼りも協力しなかったと当時の猪瀬選対関係者が語っている。  そんな彼も、選挙では苦杯をなめている。自民党は09年7月の都議選で大敗して第一党の座を民主党に奪われ、内田氏も落選している。  だが内田氏は、石原伸晃氏を都連会長に留任させ、議席を失ったにもかかわらず、自らも都連幹事長に留任したのだ。議席を持たない幹事長は前代未聞だった。そのため、内田氏は落選中も都政への力をまったく失わなかったそうだ。  内田氏にはいくつかの疑惑があるという。内田氏は前回都議選で返り咲きのために、無理を重ねたという。選挙事務所を開くにあたって、地元にビール券を配ったのだ。選挙区内の有権者への金券配布は公選法違反に当たる。    警視庁は捜査に動き、本人を書類送検した。ところが、東京地検は最終的に「違法性が認められるが、金額が少ない」という理由で不起訴処分にしたというのである。  また、内田氏は落選中、地元に本社を置く「東光電気工事」の監査役に就任している。現在も、都議と兼職している。同社は五輪特需で業績を伸ばし、今年1月には東京都発注の2つの競技施設建設を大手ゼネコンと共同で受注した。  しかし、地方自治法92条の2では、地方議員がその自治体の事業を請け負っている企業の役員を兼ねることを禁じており、違反すれば「その職を失う」(147条)と定めている。 「兼職に当たるかどうかは議会が判断するが、果たしてここでもアンタッチャブルさを発揮するか」(ポスト)  文春は内田氏の公式プロフィールでは、1956年に高校を中退して以降、75年に千代田区議選に初当選するまでの約20年間が空白だと指摘する。 「中退後、内田氏はテキヤに出入りして、世の中の“裏側”に接していたようです。今でもテキヤの親分は『露店の陳情で頼れるのは内田氏だけ』と言っています。  同級生の経営する電気屋で働いたり、喫茶店の店番をしたり、神田の雀荘にも入り浸り、自ら雀荘を経営してる時もあった。長男の不良ぶりに、内田氏の母親も『茂だけが出来損ない』と嘆いていました」(内田氏の親しい知人)  内田氏のブログによれば、28歳の時に火事で一家離散に陥ってしまう。障害を持つ2つ年下の弟を抱えて途方に暮れていたところを、後の参院議長の安井謙氏らに助けられ、政治の道を志したしたそうである。 「実際は、知人が出馬した千代田区議選で、神田地区の票を取りまとめる中、政治の世界に接近して行きました。本人は『俺の周りは不良ばかりだから』と言っていましたが、伝手を頼り、鳩山威一郎元外相の下足番になりました。秘書の名刺も持ち歩き、政財界に人脈を広げていった。そして、知人の後釜として、七五年に区議選に初当選以来、四期区議を務めました」(支持者)  89年、木村茂都議(当時)の千代田区長選出馬に伴う補選で、都議に初当選する。だが、木村氏の元側近はこう吐き捨てたという。 「内田氏は当時から議会で大して質問をせず、ヤジばかり飛ばしていた。淡路町の事務所には、建設会社をいつも呼び寄せていました。木村区長室にも入札の予定価格を聞きに来るので、木村氏は秘書に『内田をもう部屋に入れるな』と言って締め出したほどです」   そんな内田氏にとって最初の転機は、91年の都知事選だったという。自民党と公明党はNHKキャスターの磯村尚徳氏を擁立。一方、都議会自民党の主流派は現職の鈴木俊一氏を支持した。  都議3年目の内田氏は磯村氏についた。負けはしたが、自民党幹事長の小沢一郎氏との太いパイプを作り、都議会公明党の重鎮、藤井富雄氏とも親密な関係を築いたという。  内田氏の娘の結婚披露宴に、小沢氏が主賓として出席した。内田夫婦は小沢夫婦とパリに旅行に行ったりするほど親しかったそうである。  時の権力者に取り入るのがうまいだけの人物に思えるが、さて、小池新都知事はどう対峙するのか。それとも取り込まれるのか?  政界渡り鳥の小池氏だから、入り込むのはうまいだろうが、同じような傾向の人物とはどうだろうか? 【巻末付録】  毎回同じで少々息切れがしているが、ムチを入れて書いてみたい。ポストのグラビアは、おなじみの「響子さーーん」。豊満なお尻を見せて一句。「浅黒き男や甘ききゅうり売る」。意味深だね。  後半は「日本映画の濡れ場60年史」「制服を脱いだ元CA」。CAというより、スッチーのほうがよかったな。きれいな奥さん「妻の名は塔子」  現代は「おのののか」。元東京ドームのビール売り子ナンバー1だった女の子だと。「はるな」「本物のアイドル 三上悠亜」。袋とじは「あのライザップのCM人気No.1 美女が全部脱いだ」と、またまたまた「中島知子」じゃ。  受けてはいけない手術と飲んではいけない薬の大特集が多すぎて、ほかに読むところが少なすぎる。特集で障害者大量殺人事件もやっていないのに450円(ポストは430円)とは高すぎる!  合併号は470円にするのか? SEX記事のほうはタイトルだけで想像してみてください。ポストは「恥を捨てよ、美熟女の街へ出よう」。現代は「『微笑』のSEX特集に学ぶ『夫婦の歓び』」。『微笑』に学ぶではなく、そのものズバリの丸ごとSEXと健康雑誌にしたらいいんじゃないかね、現代は。  というわけで、今週は20円安いポストのほうに軍配を上げたい。