大量の万引き本、夏休みの宿題……“異様”出品続出の「メルカリ」が日本を殺す!?

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「週刊新潮」8月31日号(新潮社)
今週の注目記事・第1位 「『今井絵理子』が溺れる『不倫市議』の怪しい政活費」(「週刊新潮」8/31号) 同・第2位 「『安倍君、下関へ帰りたまえ』」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第3位 「トランプは安倍に告げた『金正恩とは私が話す』」(「週刊現代」9/9号) 「『北朝鮮核ミサイルは日本を狙っている』」(「週刊文春」8/31号) 同・第4位 「時価総額1000億円超『メルカリ』は泥棒市場だ」(「週刊新潮」8/31号) 同・第5位 「『茂木敏充大臣』の首が飛ぶ贈呈者リスト」(「週刊新潮」8/31号) 同・第6位 「トリプル補選で安倍晋三電撃辞任」(「週刊現代」9/9号) 同・第7位 「『愛媛補選』自民党候補者のトラブルだらけの臍下三寸」(「週刊新潮」8/31号) 同・第8位 「野党が追及する『第2の加計学園』に朝日新聞の大物OBが続々再就職していた」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第9位 「若狭勝 小池方式で『二大政党制を目指す』」(「アサヒ芸能」8/13号) 同・第10位 「『年金75歳支給』に備えて老後資産計画を書き換えろ」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第11位 「大原麗子『孤独死の真相』と美しきプライベート秘蔵写真」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第12位 「女性限定『セックス専門学校』で教えていること」(「週刊ポスト」9/8号) 同・第13位 「絶対後悔しない『看取り』親と子の覚悟」(「週刊文春」8/31号) 同・第14位 「再出発 高部あいがエリート弁護士の恋人と送る同棲生活」(「フライデー」9/8号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  このところ文春が低調である。それに比べて新潮は気を吐いている。先週も紹介したが、元文春の花田紀凱「月刊Hanada」編集長が、10月号で朝日新聞と文藝春秋が「タッグを組んで『安倍叩き』」していると批判している。  メンバーは櫻井よしこ×阿比留瑠比×小川栄太郎だと花田編集長。文春が左派新聞と手を組んでというのは、私は信じないが、右派勢力までが安倍首相を叩きだしたのは間違いない。  後で紹介する西尾幹二までが、右派新聞・産経に安倍を批判する論説を載せたのだから、この流れは大きくなることは間違いない。  そのうち安倍応援団は「月刊Hanada」だけになるかもしれない。  面白くないのは文春、現代だけではない。このところフライデーにも目を見張るスキャンダルが載らないのはなぜだろう?  今週のウリは「高部あいがエリート弁護士の恋人と送る同棲生活」だが、コカイン所持で逮捕(その後起訴猶予)されたタレントの高部が、大物らしい弁護士と同棲し、結婚するであろうという内容だ。  私が高部という女性を全く知らないということもあるが、これで部数が伸びるとはとても思えない。  時々大スクープは出すが、文春、新潮のように、次々にとはいかないのはなぜだろう。  理由は2つあると思う。1つは、写真誌の原点を忘れていることである。写真誌は1枚の決定的シーンと短い文章で構成される。写真が主で文字が従。張り込みだけではなく、事件や世界的な紛争現場の生々しい写真を「フライデーのカメラマン」が現場に行って撮ってくるのが原則だ。  だが以前にも書いたように、東京から遠い事件や紛争は通信社の写真を借りることが多くなってきているようだ。  もう1つはAKB48後遺症である。文春が数々スクープした彼女たちのご乱行は、ふた昔前ならフライデーの独壇場だった。  だが、同じ講談社の子会社であるキング・レコードがAKBのCDを発売するということもあるのだろう、AKBをタブー視し、そのうえ、フライデー編集部でもAKBの写真集を出して少ない稼ぎの足しにするというのでは、ジャニーズ事務所など他のプロダクションへの睨みもきくはずはない。  世を騒がせるスクープのないフライデーは、歌を忘れたカナリヤである。昔は芸能人たちが出入りするコンビニやスーパーの多い地域のマンションを、高い家賃を払って借りていた編集者がいた。  六本木のキャバクラには芸能人と遊んでいる女性が多いと、毎晩、キャバクラへ通い、私に嫌味をいわれた編集者が何人もいた。カネも使うがスクープも取ってきた。  今はカネも使えず、人数も往時と比べれば激減している。24時間、スクープを狙って街をほっつき歩く猟犬のような編集者も記者、カメラマンもいないのであろう。  だが雑誌は常に選択と集中である。少ないカネと人材をどこに投入するか。編集長のリーダーシップと采配する力量がより求められていると思うのだが。  文春は売り物記事がなかったのだろうか、「絶対後悔しない看取り」に、かなりのページを割いている。  目新しいことはないが、終活にあたって、忘れがちなのがパソコンやスマホに残されている「デジタルデータ」の処理というのは、確かにその通りである。  今さら、履歴に残っているワイセツ動画を消そうとは思わないが、人間を長くやっていると、かなりの有料アプリを入れている。  Amazonのプライム会員、Netflix、Evernote、dマガジン、JRA-VAN、朝日新聞デジタル版など、毎月払っているものが多くある。  これを整理しておかないと、銀行口座を閉鎖するまで取られ続けるだろうから、早いこと整理しておかなくては。  ポストでは、カリスマ風俗嬢たちがセックス専門学校を開き、性に悩む女たちが通っているという特集をやっている。  愛花という吉原や歌舞伎町で風俗嬢として名をはせた女性が開くのは「大人の愛され妻学校 MLカレッジ」。ホテルのスイートルームなどで開いているという。  大きなディルド(男性器の模型)を取り出して、フェラの心得から。 「キンタマ部分は、無暗に舐めてはいけません。男性はタマに“物語”を抱えていることがあるからです。昔、どこかに強打した経験があって、触られると途端に萎えるという人もいます」  なるほど懇切丁寧だ。  元女優でインストラクターの西村理沙が主宰するのは、恵比寿駅から徒歩10分のところにある瀟洒なマンション。  校名は、ずばり「膣美人」。最高の女性器を養成するそうだ。  ズバリ男と実践してセックスを極めたいという女には、講師はAV女優で、男性モデルをお相手に実習講義を受けられる「セックスライフ向上委員会」というのもあるそうだ。  あなたも奥さんを通わせてみませんか? 考えただけでも恐ろしい? そりゃそうだ。  女優・大原麗子が亡くなってから8年が経つ。ポストでデビュー当時からマネジャーをやり、亡くなる直前まで寄り添っていた女性が大原との40年間を語っている。  舟木一夫が、渡瀬恒彦との交際中に、付き合ってくれといってきた。大原は料理がとてもうまかった。亡くなった後、冷蔵庫を開けると、お中元で送られてきたスイカの切れ端が2個半残っていたという。  彼女はサン・フアン・デ・ラ・クルスというスペインの詩人が書いた詩が好きだったそうだ。 「一つ 孤独な鳥は高く飛ぶ 二つ 孤独な鳥は仲間を求めない、同類さえ求めない 三つ 孤独な鳥は嘴を天空に向ける 四つ 孤独な鳥は決まった色をもたない 五つ 孤独な鳥は静かに歌う」  元マネジャーは「彼女は孤独に追い込まれたのではなく、自ら『孤高』を選んだのです」といっている。  やはりポストだが、先週号から、内閣府が企んでいる「年金75歳選択支給」を批判している。  もしそんなことになれば、65歳からもらえるはずの年金より少ない給与で働かねばならず、ハイリスク投資に走って資産を失う人間が続出し、ゆくゆくは下流介護難民になると警告している。  今日(8月28日)、中野駅のキオスクで現代とポストを買ったが、このところポストのほうの減り方が目立つ。  わずかなサンプルでしかないから、正確ではないかもしれないが、現代はサラリーマンの週刊誌ではなく、一般月刊誌の方向へいってしまったため、サラリーマンの怒りや悩みを代弁してくれているのはポストだと、今まで現代を買っていた人間が、ポストに移っているのではないだろうか。  現代の編集長が交代するようだから、もう一度原点に立ち返って、誌面を見直したほうがいいと思う。  さて、安倍首相は長い夏休みをとっているが、例年と違ってゴルフ三昧ではないようだ。9月末から始まる国会対策、晩秋にもやるかもしれない「破れかぶれ解散」など、煩悩が多いので、ゴルフどころではないのだろう。  その一つが、小池都知事と若狭勝衆院議員が進めようとしている日本ファーストの会(仮称)の動きである。  若狭は、民進党を離党する意向の細野豪志衆院議員らと次々に会って、動向が注目されているが、小池との齟齬も目立つようになってきたという。  文春によれば、若狭が立ち上げた「輝照塾」と小池の「希望の塾」との棲み分けも決まらず、小池が不満を漏らしているそうだ。 「今の段階で『(新党を=筆者注)年内に立ち上げる』と公言する政治センスのなさに、小池さんは失望している。『若狭さんは喋りすぎなのよ』と呆れています」(小池周辺)  小池に政治センス云々をいわれるようでは、若狭もたいしたタマではないようだが、彼がアサヒ芸能のインタビューに長時間答えている。  もともと政策も何も決まってはいないのだから、たいしたことは話していないが、いくつか紹介しよう。  女性の議員を増やさなければいけない、少なくとも半分ぐらいにはといっている。そんなに増やしたら、不倫などの色恋沙汰で大変になりそうだが。  自分は国政を目指すので、地域政党の都民ファーストとは違うと、何やら、自分が上といわんばかりである。  したがって、地域政党の大阪維新の会から国政政党、日本維新の会を立ち上げた橋下徹のやり方と自分は違うともいっているから、都政は小池にやってもらって、国政はオレに任せろということだろう。  そのほか、無駄が多い国会の象徴、衆議院と参議院を統合して一院制にしたほうがいいともいっている。  一読して、この男にリーダーシップはないが、リーダーでなければイヤだと駄々をこねるタイプと見た。  小池も同じようなタイプだし、民進党を議席欲しさに離れた細野や長島昭久も、オレがオレがのタイプ。すんなり一緒になるとは思えないが、そうなると安倍首相がほっとするだけだし、何とかまとまるいい案はないのだろうか。  ポストが、第二の加計学園といわれている国際医療福祉大学に朝日新聞の大物OB、木村伊量前社長、論説委員だった大熊由紀子、箱島信一元社長などが、教授や理事として入り込んでいると報じている。  この大学は、加計学園より一足早く国家戦略特区で医学部新設が認められ、この4月から開校した同大学の成田校だ。  ここも認可までのプロセスで「国福大」ありきの流れがあり、民進党が調査を進めているという。  成田市は大学に対して50年間無償で土地を貸与し、新設に必要とされる160億円のうち、成田市が45億円、千葉県が35億円を拠出している。  新設までの経緯や、至れり尽くせりの税金投入に政治的な関与はなかったのか。そうした「疑惑」のある学校へOBたちが潜り込んでいては、現役の朝日新聞の記者たちが迷惑するのではないかというのである。  大朝日といえども、離れてしまえば世間の風は冷たい。そうした時に声をかけられれば、思わず、フラフラといってしまう気持ち、わからぬでもない。  だが、かつての部下たちが加計学園問題を熱心に追いかけているのに、そうした疑惑のある大学にいるのは居心地も悪いだろう。  早く離れたほうがいいのではないか。  ところで8月24日の朝日新聞一面に「書店ゼロの街 2割超」と出ていた。取次大手の日販によると4年前より1割増えたそうだ。  書店数も2000年の2万1,654店から1万2,562店へと減り、書店の売り上げの6~7割を占める雑誌の市場規模も、10年前の6割になってしまったという。  このままいけば1万店を切るのも、そう遠いことではない。30年後には各県庁所在地に一店となり、ゆくゆくは、昔、書店というのが日本中にありましたが、今は書店博物館としてわずかに残っているだけということになりかねない。  だが、週刊ダイヤモンドの「地方『元気』企業ランキング2016」のトップに輝いた「明屋(はるや)書店」(愛媛県)のようなケースもある。  ここは九十二店舗を一都十二県で展開しているが、「商品にタブーはない」という方針で、農家の野菜やご当地の食品のほか、社員の自宅にあった古着や自作の手芸品も各地の店舗で販売しているという。頭は生きているうちに使うものだというお手本だろう。  このところの新潮の奮闘ぶりはすごい。文春砲が油切れになっているのをしり目に、新潮砲は絶好調である。  新潮砲第1位弾。10月22日に行われるトリプル補選の一つ、愛媛3区から自民党の公認候補に決まった白石寛樹に対して、「今回は支援しない」という地元の自民党関係者が続出していると新潮が報じている。  ここで詳しいことは省くが、要は女にだらしがないということのようである。こんな人間がもし当選でもすれば、第二の中川俊直になるのは必至であろう。  白石を推しているのは麻生副総理だそうだが、この記事が出ては補選はきついだろう。  日曜日の茨城県知事選で、自民、公明が推薦した新顔の大井川和彦が、7選をめざした現職の橋本昌らを破ったが、これは野党の問題ではなく、7選批判が大きかった。  それに、大井川と橋本の差はわずか。共産党の候補が辞退していれば、大差で橋本が勝っていた。  私は、7選などを許してはいけないと思うが、10月の補選で野党共闘ができれば、3つとも自民候補が敗れるという事態も大いにあり得る。  そうなれば、安倍首相は「電撃辞任」すると現代が報じているが、当然であろう。  それに、現代によると、「このままいけば、安倍政権は来年の9月で終わりだと思う。次は石破が90%、岸田が10%だろう」と、首相秘書官の今井尚哉がこう語ったという。  この発言は記者たちとのオフレコ懇談だったが、いた記者たちは息をのんだそうである。 「安倍の忠臣が堂々と『政権の終わり』を宣言した瞬間だ」(現代)  そのうえ、この長い長い夏休みにもかかわらず、ゴルフにもいかず、安倍の自宅には8月に入ってからたびたびワンボックスカーが出入りしているという。  医師と看護師だそうだ。持病が悪化しており、妻の昭恵も、「これ以上悪くなるようなら私が辞めさせる」と親友に漏らしているそうである。  安倍の進退ここにきわまったということであろう。  新潮砲第2弾。永田町にもう一人怪しいのがいる。それは茂木敏充経済再生相だと新潮が連続追及している。  疑惑は、衆議院手帖を自民党党員でも後援会員でもない自分の選挙区の人間に、毎年約3,000部配っていたというのである。  上脇博之神戸学院大教授は、「公選法が禁じる『寄付行為』に該当し、違法である可能性が高い」というのだ。  そのほかにも茂木大臣は、豊田真由子議員のごとく、秘書に対して「おい、デブこの野郎」とか、些細なミスでもねちねち説教するから、ある秘書は我慢できずにキレて、携帯をへし折ってそのまま辞めてしまった。  だから秘書がいつかない。こんな連中ばかりが永田町を跋扈しているのかと思うと、税金を払いたくない。  新潮砲第3弾。このところ新潮が追及しているのは、12月に東証への上場が予定され、その際には時価総額が1,000億円を超えるともいわれている、ネット通販会社「メルカリ」というIT企業だ。  今週は、大量の万引き本が「メルカリ」に上げられていて、それをチェックしないのはおかしいと追及している。  発端は、徳島県内の郊外型書店「平惣」でごっそり万引きをした40歳の女性が、「メルカリ」に出品していることをスタッフが突き止め、彼女を徳島県警が逮捕したことからだ。  そのほかの県でも同様のことが起きている。その理由は、ヤフオクなどは顔写真付きの本人確認を求めるが、個人売買が主流の「メルカリ」はそうしたことをやらないからだ。  また「メルカリ」は、オークションサイトではなく、単に売買の場を提供しているという立場から、「競売業」を規制する古物営業法の適用外にあるため、警視庁から、本人確認を強化してほしいと要請を出しても、それを蹴ってしまったという。  もちろんそればかりではないだろうが、盗人が盗品の現金化をするのに都合のいいサイトがもてはやされるというのは、私には解せない。 「平惣」の後東祐次営業統括部長がこういうのも、もっともである。 「新刊本を扱う本屋にとって1冊の粗利は約23%です。これが100万円の損害となれば、どれだけのダメージなのか分かりますか。100万円分の本を万引きされると500万円分の本を売らないと穴埋めができません。これは普通の本屋が1ヵ月かかって売り上げる額なのです。老夫婦がやっているような小さい書店ならとっくに潰れています」  昔、「ブックオフ」ができると、その近くの本屋で万引きが増えるという噂がでたことがあった。  転売目的に万引きをするには、その売り先がなくては読まない本など持て余すだけである。「メルカリ」もこうした犯罪を助長しているという「リスク」をどう解決していくのか、今すぐ、考えるべきである。  今朝(8月28日)の『とくダネ!』では、「メルカリ」が子どものための「夏休みの宿題」を売っていると報じていた。  読書感想文から、工作まで、たしか300円から2,000~3,000円だった。自分では手伝ってやらず、こうしたものを買い与えてよしとするバカな親がいること、間違いない。  こうしたガキが成長すると、親のカネを頼んで政治家に“でも”なろうと考えるのかもしれない。ますます政治家の質が低下すると嘆いても仕方ないが、こうしたものまで売りに出されるというのは、このサイト、どこかおかしいと思うのだが。  文春は、北朝鮮のミサイルは日本を狙っているという特集を組んでいるが、私はそうは思わない。  トランプの側近中の側近だったバノン大統領首席戦略官が突然、首を切られたが、彼のようなウルトラ右派でさえ、こういっているのだ。 「北朝鮮問題は余興に過ぎない。軍事的解決などあり得ない。忘れてよい」  だが、文春は、そうではないという。バノンの更迭を主導したのは海兵隊出身のケリー大統領首席補佐官で、トランプ政権では元軍人たちが発言権を強め、現在は、暴走しがちなトランプ大統領を軍人たちが抑制する「逆シビリアンコントロール」状態だが、「軍人の発想に妥協はない。キューバ危機のようにやるときはやろうとする怖さはある」(日米外交筋)としている。  それに、アメリカ政府や国防総省、軍関係者は、自国と国民が一番大事だから、「自国の利害が危ぶまれたら、日本や韓国が犠牲になっても仕方がないと考える可能性が高いのです」(国際ジャーナリスト山田敏弘)。  こうしたことの前提として、北朝鮮がいっているように、核弾頭を付けた大陸間弾道弾を実際に開発しているという確たる裏付けがなくてはならないこと、いうまでもない。  それをアメリカに向けて発射してくる脅威があるというのも、文春が書いているような、「朝鮮人民軍の中には『どうせジリ貧なら一度戦争をしたい』という、暴発寸前の空気が蔓延している」(東京新聞編集委員五味洋治)というあやふやなものであってはならない。  ましてや、北朝鮮が在日米軍基地ではなく、日本の都市を攻撃してくるかもしれないなどという無責任な憶測は、週刊誌といえども慎むべきであるはずだ。  私は、北朝鮮とアメリカが戦争を始める可能性が全くないといっているのではない。22日にトランプ政権が発動した中国、ロシアなどへの金融制裁は、北朝鮮経済に大きな打撃を与えるはずだから、追い込まれた北朝鮮が自爆戦争を仕掛けることは考えられるだろう。  米朝の危険なチキンゲームを日本は手をこまねいて眺めているだけでいいのか。米朝戦争が始まれば自衛隊が参戦しようとしなかろうと日韓は戦場になり、何百万の犠牲者が出る。  こうした重要な問題は国会で議論すべきこというまでもないのだが、森友・加計学園の重大疑惑にも説明責任を果たさず、安倍首相は野党が要求している国会を9月末まで開かないと勝手に決め、逃げ回っている。  安倍は、日本人はどんなことでも75日たてば忘れてくれると考えているに違いない。しかし、今度ばかりは安倍さん、国民は忘れませんよ。  ニューズウイーク日本版は「プーチンの新帝国」というスペシャルレポートを掲載している。  そこでは「ロシアが再び中東のパワープレーヤーとして台頭しつつある。ここ1年だけでも、シリア内戦の流れを変え、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領と親密な関係を築き、エジプトとサウジアラビア、さらにはイスラエルといった伝統的なアメリカの同盟国に食い込んだ。中東諸国の首脳がモスクワを訪問することも増えた」と書いている。  トランプ大統領に振り回されている間に、中国・習近平主席は日韓以外のアジア各国を手懐け、プーチンは中東の盟主の座を狙っている。いつまでもトランプのたわ言に付き合っていると、日本は中国の属国になってしまうだろう。  ニューズウイークの「プーチンロシア大統領の発言録」が面白いので紹介しておく。 「自分が正しいことを証明するためには、時には孤独になる必要がある」「オオカミは誰を食べればいいか分かっている。誰の意見を聞くこともなく食べる」「人間について知れば知るほど、犬が好きになる」  トランプ大統領にはいえない蘊蓄のある言葉である。  8月25日の朝日新聞が「北朝鮮がロシアで初となる政府公認の旅行会社を開設した」と報じている。 「ロシアは今年5月、極東のウラジオストクと北朝鮮をフェリーで結ぶ定期航路を開設。最近は石油製品の北朝鮮への輸出を増やしているとみられている」(朝日)  トランプの恫喝など聞いちゃいないのである。プーチン発言録にはこんなものもある。 「ロシアに対して軍事的に優位に立てるとか圧力をかけられるなどという幻想を、誰であれ抱くべきではない。そのような無謀な試みに十分に応えてやる準備はいつでもできている」  “口だけ男”トランプはプーチンの敵ではないようだ。  さて、今週の現代で読むべきはこの記事。8月15日、安倍首相はトランプ大統領と9回目の電話会談に臨んだ。  そこで話した内容を、現代の近藤大介特別編集委員がスクープしている。トランプは安倍に、こういったというのである。 「私は、金正恩と話し合うことにした。マティス(国防長官)がいろいろ理由をつけて、『いまは戦争準備が整っていません』と言うから、そのアドバイスに従うことにしたのだ。  金正恩は、『ICBM(大陸間弾道ミサイル)を撃ってアメリカのクリスマスを台無しにする』と宣言し、実際、今年のクリスマスに向けて核弾頭を搭載したICBMを配備しようとしている。だからそうなる時までを交渉期限にして、それまでは金正恩と話し合う。  北朝鮮との交渉では、核兵器かICBMか、少なくともどちらか一方を放棄してもらう。それが嫌だと言うなら、もう我慢はしない。迷わず北朝鮮を叩く。その頃には、わが軍も北朝鮮攻撃の準備が整っているだろう。  もし金正恩が、核かミサイルのどちらか一方でも放棄する決断をしたなら、北朝鮮と平和協定を結ぶ。そうなった時には、同盟国である日本にも、全面的に協力してほしい」  この内容が事実だとしたら、安倍首相は困っているだろう。  北朝鮮がアメリカに対して、ICBMは放棄するが核は放棄しないと主張したら、どうなるか。  トランプ政権は、アメリカへの直接の脅威が消えたと満足するかもしれないが、日本への脅威はまったく減らない。  それどころか、北朝鮮を核保有国として認めないといけなくなる。同時に、日本が最優先課題にしている拉致問題は無視され、ますます解決は後になる。それでも日本はアメリカから背中を押されて、日朝関係を改善せざるを得ないだろう。  自己中のトランプ大統領だから、自分さえ都合よければ、日本のことなど知ったこっちゃない。安倍はますます追い詰められている。  先ほども書いたが、安倍首相を応援してきた保守派からも、批判の声が高くなってきている。  ポストで保守派の論客である西尾幹二が、これも保守系新聞の産経に安倍批判の論文を載せたのである。 「憲法改正をやるやると言っては出したり引っ込めたりしてきた首相に国民はすでに手抜きと保身、臆病風、闘争心の欠如を見ている。外国人も見ている。それなのに憲法改正は結局、やれそうもないという最近の党内の新たな空気の変化と首相の及び腰は、国民に対する裏切りともいうべき一大問題になり始めている」  西尾は9月に新著を出す。『保守の真贋──保守の立場から安倍信仰を否定する』(徳間書店)がそれだが、その中ではもっと手厳しい。 「拉致のこの悲劇を徹底的に繰り返し利用してきた政治家は安倍晋三氏だった。(中略)主役がいい格好したいばかりに舞台に上がり、巧言令色、美辞麗句を並べ、俺がやってみせると言い、いいとこ取りをして自己宣伝し、拉致に政権維持の役割の一端を担わせ、しかし実際にはやらないし、やる気もない。政治家の虚言不実行がそれまで盛り上がっていた国民感情に水をかけ、やる気をなくさせ、運動をつぶしてしまった一例である。(中略)  ウラが簡単に見抜かれてしまう逃げ腰の小手先戦術は、臆病なこの人の体質からきている」  西尾はポストのインタビューに対してこうも話している。 「彼はそうした保守派の過度な応援に甘え、憲法にしても拉致にしても皇室の皇統問題にしても、保守であればしっかり取り組むべき課題を何もやろうとしなかった。  5月3日の憲法改正案の発表には決定的に失望しました。戦力の保持を認めない9条2項をそのままにして3項で自衛隊を再定義する。これは明らかに矛盾しています。しかもその改憲すら、やれない状況になりつつある。困難というべき逼迫した軍事情勢にあり、国会でも3分の2という議席を有する今の状況で改憲をあきらめたりすれば、改憲のチャンスは半永久的に失われてしまいます。こんな事態を招いた安倍首相は万死に値する」  ようやく保守派も安倍首相の本質に気が付いたようだ。遅かったとは思うが、これで安倍を支持しているのは「ネトウヨ」しかいなくなるだろう。否、「ネトウヨ」だっていつ反安倍になるかもしれない。四面楚歌とはこういうことをいうのである。  今週の第1位も新潮砲。今井絵理子の不倫相手、橋本健神戸市議は新潮のおかげで日本一有名な市議になった。この市議に政治活動費(地方議員に対して調査や研究、広報活動に役立てる費用として、自治体が支給する)不正受給疑惑があると新潮が報じているのだ。  なんでも、ハシケン通信というチラシを10年から14年度の5年間で、計12回作り、合計で50万部以上印刷して計720万5,330円を政治活動費として支払っているそうだ。  だが、その印刷業者は橋本の友人の会社で、本業は輸入車販売会社なのだ。橋本は、そこが受けて、印刷は別の下請けに出したと釈明しているが、どうもおかしいと新潮はいうのである。  なぜなら、15年7月に神戸新聞が複数の神戸市議の政活費不正流用疑惑をスクープしたが、その年に、橋本はその会社への発注をやめ、別の業者に出しているのだ。  この疑惑、あの「号泣議員」野々村竜太郎元兵庫県議の二の舞になるのか? と思ったら、展開は早かった。  まず、橋本が記者会見を開き、印刷はしていたし、不正はないといい切った。  証拠は出すと大見えを切ったが、なんのことはない、肝心の印刷業者が、「神戸市内の印刷業者は24日、代理人弁護士を通じて『実際には印刷の仕事をしていないのに、橋本市議に頼まれて領収書を発行した』と明らかにした」(8月25日付日刊スポーツ)のである。  そして朝日新聞DIGITAL(8月28日11時44分)「橋本市議、政活費不正疑惑で辞意 今井氏関連分は返還」と報じられた。 「神戸市の橋本健市議(37)=自民=が、市政報告の印刷費をめぐり政務活動費約700万円を不正請求した疑惑が浮上し、橋本氏は28日、所属会派を通じて『多大なご迷惑、ご心配をおかけし、心よりお詫(わ)び申し上げます。印刷費についても返金する』とのコメントを出し、議員を辞職する意向を明らかにした。29日にも辞職願を提出するという」  悪さをするならもっとうまくやれなかったのか。所詮、議員なんぞになるのが間違いだった人間としか思えない。  今井絵理子も男を見る目がなかったと今頃泣き伏しているかもしれない。そんなタマではないか。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  ここで取り上げるほどのものはないが、まずはポストから。いつもの西田幸樹カメラマンの連載は「義姉、早紀」。後半は「見れば見るほど虜になるエロティック・ホール へその穴図鑑」。これって企画としてはなかなか面白い。セックスの最中、相手のヘソの穴をじっくり見ることはなかなかない。いろいろな形をしているものである。一見の価値、すこしあり。「2018年カレンダー 河合奈保子『再会の夏』」。もう一本は「久松郁実 新撮ビキニ」。  現代は、「ヘアヌードで天下取り! 元国民的アイドルグループ 松田美子」。いつも思うが、この「国民的アイドルグループ」ってどこのことなのかね。AKBとか書いてもらわないと、こちとらピンとこない。今週の売りは袋とじ「平安絵巻の女性器」。平安時代にも春画があったんだね。エロスはいつの時代もあったのだから、当然だが、こうしてじっくり見てみると、何やらありがたく見えてくるから不思議だ。江戸時代の生々しさとは少し違う神々しさがあるような気がする。これは必見。よって今週は現代の企画勝ち。 (文=元木昌彦)

見るに決まってる! 有村架純の『すごいセックス』って、どんなセックスなの!?

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「週刊現代」9月2日号(講談社)
今週の注目記事1 「75歳まで働かされるニッポン」(「週刊ポスト」9/1号) 同・2 「ビートたけし『21世紀毒談』」(「週刊ポスト」9/1号) 同・3 「人類最速男ボルト『女遊びが祟って引退レースは不発』の巻」(「フライデー」9/1号) 同・4「有村架純の『すごいセックス』をあなたは見るか?」(「週刊現代」9/2号) 同・5 「『日米がん格差』の衝撃」(「週刊現代」9/2号) 同・6 「山田太一、83歳。『私はもう原稿が書けない、ドラマを見る気力すらない』」(「週刊ポスト」9/1号) 同・7 「ジャニーズJr.を毒牙にかけた変態貴公子の卑劣手口!」(「FLASH」9/5号) 同・8 「米朝開戦」(「週刊現代」9/2号) 同・9 「日テレ24時間テレビ直前 女性スタッフが『飛び降り搬送』」(「週刊ポスト」9/1号) 同・10 「『ゴッドファーザーの孫』が経営するイタリアンの評判」(「フライデー」9/1号) 同・11 「藤田菜七子騎乗ドタキャン」(「週刊ポスト」9/1号) 同・12 「松山英樹が新妻と愛娘に届けたかったメジャー初優勝」(「フライデー」9/1号) 同・13 「今夜は『居酒屋ふじ』で飲もう」(「週刊現代」9/2号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  今週は文春と新潮が合併号でお休み。今年のお盆休みは、東京では雨が降り続けたせいか、とても長く感じられた。  梅雨の戻り、という感じであった。このまま夏がなく秋になってしまうのかと思うと、人生の初冬を迎えている私には早くも体が冷えてくるような気がする。  冷夏でもないが、さほど暑くもないのでは「夏の終わり」がない。なんだか寂しい夏であった。  寂しさは、現代やポストにもうつったのかもしれない。誌面が寂しいのだ。誌面にも一足早く秋が来たようである。  現代では、東京・目黒にある実際の「居酒屋ふじ」を舞台にしたドラマがテレ東で放映されているが、じわじわ人気が出ていると報じている。  ここは芸能人がよく来る店で、篠原涼子、大杉漣、長山洋子、前田敦子、木梨憲武などが足しげく通っているという。  ここのおやじさんが名物男で、この人に会いに、話を聞きに来ていたが、おやじさんが亡くなり、今はおかみさんが店を取り仕切っているそうだ。  テレビでは、この店と全く同じセットをつくり、芸能人たちの色紙の位置も同じにつくってあるという。  私は居酒屋が大好きだが、この店にはいったことがない。私は芸能人が来る店は好きではないし、第一、目黒という場所が居酒屋には不向きだと思うから、ほとんどそっち方面には足を向けたことがない。  先週の金曜日は居酒屋のメッカともいえる京成立石へ、飲ん兵衛仲間とはしご酒に行ってきた。  千ベロの聖地である。まずはもつ焼き日本一と絶賛される「宇ち多(うちだ・実際は多に”が付く)」へ行く。  4時過ぎだというのにすでに20人ぐらいの行列ができていた。だが20分ばかり待つと入れる。ここは「梅割り」を2、3倍、もつを2、3本食べてさっと出るのが流儀。  長居はヤボでござんす。私もさっそく「梅割り」ともつを2本。「梅割り」を2杯目とおしんこを頼んで「お勘定」。締めて1,000円也。  腹が減ったので駅前の「愛知屋」でコロッケを3ケ購入。次に「宇ち多」はす向かいの、これも名店のもつ焼き「ミツワ」で焼酎ハイボールを2杯。  少し酔ってきたところで線路を渡って向こう側へ。おでんの「丸忠」を覗いたりしているうちに空模様が怪しくなってきた。  総勢7人なので、入れる店がなく、おばさんのやっているスナックのような店にとりあえず逃げ込む。  だが、雨は豪雨になり降り込められ、そこで宴会に。ドンちゃん騒ぎとはいかなかったが、盛り上がってフラフラしてきたところでお開き。  次には北千住か蒲田あたりへ繰り込もうと約束して別れる。締めていくらかな? 忘れた。  松山英樹がメジャー優勝を目前にして涙を飲んだことは、彼ならずとも多くの日本人を落胆させたが、その直後に、学生時代の女性と入籍し、娘が生まれていることを公表した。彼の涙は、自分に対するだけではなく、2人へメジャー優勝の報告ができなかった悔し涙だったと知った。  だが、あの最強を誇ったジャンボ尾崎でさえ、メジャーにはまったく手が届かなかった。  日本人にはゴルフは向いていないのではないか。そう半ばあきらめていたところへ、彗星のように現れたのが松山英樹であった。  武骨で話もうまくない松山だが、ゴルフのうまさはもちろん、メンタルの強さは世界のアスリートの中でも屈指ではないか。  それに心安らぐ家庭があれば鬼に金棒である。松山の恩師・東北福祉大ゴルフ部監督の阿部靖彦は、奥さんは松山の1年後輩で、学生時代から付き合っていたという。  阿部監督は、「一緒になってダメになったと言われないように頑張れるならと話して、結婚を承諾した」と話している。  妻と子どもは日本で暮らし、松山はアメリカでと別々のようだが、メジャーで優勝した選手が最後のウイニングパットを決めた後、妻や子どもたちと喜びを分かち合う抱擁とキスシーンが感動を倍加させるのだから、早く2人を呼び寄せて、そうしたシーンを見たいものである。  さて、藤田菜七子(20)という女性ジョッキーがいる。女性というだけで持て囃される世界だから仕方ないが、実力はまだまだなのに、名前だけが先行し過ぎていると、私は思う。  昨日の日曜日は、新潟の7レース、コパノビジンで勝ったが、これはどう乗っても勝てる馬に乗ったからであって、決して彼女の騎乗は褒められたものではなかった。  その藤田が、先週の土、日のレースに騎乗していなかったと、ポストが報じている。同じ日には藤田の同期である木幡巧也(21)も欠場して、やはり同期の菊沢一樹(19)は騎乗停止処分を受けていたのである。それも約1カ月だというから重い処分である。  真相は、8月2日に美浦トレセン内で行われていた夏祭りに参加して、藤田ら3人は外の飲食店へ行き、そこで菊沢が泥酔してしまったそうだ。  それがJRAの知るところとなり、こうした処分になったのだが、藤田はこの日時点では未成年であったという(8月9日が誕生日)。  藤田は飲酒を否定しているという。またJRAからスポーツ紙記者には「藤田のことは書かないでくれ」と要請があったというのである。  酒を飲む暇があったら練習せんかい。俺たち競馬ファンは命から2番目に大切なカネを賭けてるのや。  そんな考えでいると、そのうち致命的な事故に遭うかもしれん。騎手というのはそれほど危うい仕事なんじゃ。  三浦皇成も有望な騎手だが、大ケガをしてようやく1年ぶりに復帰してきた。酒なんか飲んだらあかん。酒は俺たちに任せて、ルメールやデムーロの騎乗方法を盗むんじゃ。わかったか菜七子!  私はコッポラの『ゴッドファーザー』が大好きだ。シチリアン・マフィアの実態を描いた大作だが、フライデーによると、ニューヨーク5大マフィア・ファミリーの一つ、「ルチアーノ・ファミリー」の創始者で、伝説のマフィアといわれるラッキー・ルチアーノの血を色濃く受け継ぐ、マリオ・ルチアーノ(53)という人物が日本にいて、東京・茅場町でイタリアンレストランを開いているというのである。  当然コッポラ監督とも面識があり、日本のマフィア・山口組とも通じているという。  店は映画の場面に出てくるような雰囲気だそうだ。だいぶ前からあるそうだが一度行ってみよう。食べログで検索すると、夜は6,000円ぐらい。私でも行けそうだ。  ポストが、日テレの女性スタッフがビルから飛び降り、搬送されていたと報じている。何があったのか「ポスト・セブン」から引用する。 「8月8日の午後9時過ぎ。東京・汐留にある日本テレビの前で『ドスン』という鈍い音が響き、周囲から悲鳴が上がった。ほどなくして救急車と消防車、複数台のパトカーが駆けつけた。近くの飲食店スタッフが話す。 『日テレの目の前のビルから、若い女性が飛び降りたと聞きました。辺りには大量の血が飛び散っていたそうで、警察官に“モップを貸してほしい”と言われましたが、店になかったので、断わってしまいました』 女性は日テレの子会社Aで働く30歳前後の契約社員だった。Aの社員が話す。 『彼女はお笑い番組や歌番組の特番の制作スタッフでした。主にアシスタントプロデューサーを務め、仕事ができると評判も良かった。彼女が飛び降りたのは、日テレに隣接するAが入居するビルでした。数日前には、上司に仕事の悩みを打ち明けるメールを送っていたという話もあるようです』 彼女が飛び降りた直後、会社の前にパトカーや救急車が集まったことで、日テレの番組クルーがカメラを担いで飛び出したという。 『情報番組や報道番組の複数のスタッフが現場に行ったところ、日テレの幹部が慌てて“取材はしなくていい”と止めたそうです』(日テレ関係者) “身内”の出来事だから報じないということかもしれないが、この日テレ関係者は「別の事情」もあったのではないかと推測する。 『彼女は8月26日から放送の「24時間テレビ」にも関わっていたそうなんです。日テレの看板番組だけに、関係会社を挙げて様々なプロジェクトに取り組んでいますが、数か月前から準備をしているものも多く、8月に入ると追い込みのため、現場の緊張感は相当なものになります。  そんな中、“関係したスタッフが飛び降りた”となれば大きな影響が出かねない。飛び降りた理由や容態など、詳細を知る人は社内でもごく少数のようです」 Aに事実関係を問い合わせると、『その件については日本テレビが窓口になります』とのこと。日テレはこう答えた。 『ご指摘の方につきましては命に別状はないと聞いております。個人のプライバシーに関わることですので詳細について、お答えすることは控えさせていただきます』(広報部)  彼女を知る別の日テレ局員が明かす。 『彼女は「24時間テレビ」の正式なスタッフではありませんでしたが、この番組は関係会社なども巻き込む大プロジェクトですので、まったく無関係とも言えません。飛び降りた理由は定かではありませんが、もし仕事で悩みを抱えていたのであれば、もっと周囲に相談してほしかった』」  ポストは、「今年の『24時間テレビ』のメインテーマは『告白~勇気を出して伝えよう~』。女性スタッフの職場には悩みを告白できる環境がなかったのだろうか」と結んでいるが、第2の電通事件ではないのだろうか。続報が待たれる。  さて、現代が「米朝開戦」かとドでかい特集を巻頭で組んでいるが、残念ながらというべきか幸いなことに、その危機は今のところなさそうである。  トランプ米大統領も金正恩もそこまでバカではないということだ。騒いでいるのは週刊誌と、支持率を上げるためには北朝鮮危機が起こればいいと内心考えている安倍首相ぐらいではないか。  トランプの側近中の側近だったバノン大統領首席戦略官が突然、首を切られたが、彼のようなウルトラ右派でさえ、こういっているのだ。 「北朝鮮問題は余興に過ぎない。軍事的解決などあり得ない。忘れてよい」  ロシアンゲートだけではなく、人種差別問題でも非難を浴びているトランプには、北朝鮮から飛んでくるICBMなどよりも、国内から飛んでくる非難の礫のほうが怖いというのが本音であろう。  それに側近といわれた人間が次々に離れ、今や自分の身内しかいなくなってしまったトランプに、軍隊を動かせる力はない。  中国がせせら笑っているはずだ。  そういえば、月刊「Hanada」の花田編集長が、最近の文藝春秋が朝日化しているとお嘆きのようだ。(8/12(土)のYAHOO!ニュースより) 「『文藝春秋』の偏向ぶりが目に余る。  安倍叩きに狂奔、まるで朝日新聞かと見紛うばかりだ。  7月号の特集タイトルが『驕れる安倍一強への反旗』で、トップの論文は前川喜平前文科次官の手記『わが告発は役人の矜持だ』。  前川氏は、その前に週刊誌やテレビのインタビューでさんざん喋りまくっており、新しい内容は何もない。『文春』ともあろうものが、と呆れていたら、続く8月号の特集が、『安倍首相が自民党を劣化させている』として村上誠一郎議員の手記がトップ。  村上誠一郎といってもほとんどの人は知るまい。元河本敏夫氏の秘書で、当選回数こそ10回だが、小泉内閣で一度行革、構造改革特区などを担当する大臣をつとめただけ。党内で全く存在感がない。こんな人物を『文春』は“ミスター自民党”と持ち上げ、安倍叩きの手記を書かせているわけだ。  続いて、8月10日に発売になった9月号。 『安倍政権でいいのか。自民党国会議員408人緊急アンケート』  つまり、3号続けて、トップの特集で安倍叩きをやっている。  しかし、『自民党国会議員408人アンケート』と言うが、読んでみると答えているのはたった27人。つまり10パーセント以下。殆どの議員が答えていないのだ。答えを寄せているのは石破茂とか村上誠一郎とかイワク付きの連中ばかり。 『全国会議員アンケート』と謳うならせめて100人くらいの答えは確保してほしい。コネを使うなり、何度も催促するなり、かつての『文藝春秋』編集部なら、それくらいの努力はした。  408人聞いて、たった27人では恥ずかしくて、記事にできない。  要は何が何でも安倍政権を叩きたいということなのだ。そのためには恥も外聞もないということなのだ。 『安倍政権は極右の塊。一刻も早くつぶさなくては』と発言した(2016年12月13日ブログ参照)松井清人社長の『御意向』か何かしらないが、文春に育ててもらったOBのひとりとして、情けなくなる。  これでは朝日新聞と変わらないではないか。  文春ジャーナリズムは死んだ、と言いたくなる」  文春が左傾化したとは思わないが、ポストが書いているように、安倍のポチ新聞である産経新聞も読売新聞も「安倍沈没船から逃げ始めた」のだ。  いつまでも安倍に縋り付いていたっていいことはない。そう思い始めたメディアの一つが文藝春秋なのだろう。  私の昔からの知り合いの南丘喜八郎は純粋な保守派だが、彼がやっている雑誌「月刊日本」ではこのところ「安倍首相辞めろ」という特集が毎号載る。  要は、彼ら保守派から見ても、安倍はニセ保守なのだ。だから森友・籠池のよう信念のありそうな人間に出会うと、コロリとだまされるのだろう。  お次はFLASHの記事。貴族のような服装でバラエティ番組に出ていた熊谷裕樹(32)が、7月21日に児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された。  彼は「華族の末裔」だと吹聴していたがまったくのデタラメで、高卒後に宝石販売ビジネスで生計を立てていたという。  大のジャニーズ好きで、10年ほど前からジャニーズJr.たちと接触を図るようになり、何人かの人間と一緒に写真を撮ったりしていたそうである。  そうしたものを利用して、芸能事務所を立ち上げ、ジャニーズJr.に在籍していた連中を引き抜き、そのうちの4人をグループにしてリリースしたシングルが、オリコン第1位になったこともあるそうだ。  だが、裏では暴力や脅しをして無給で働かせ、メンバーを洗脳していたという。  しょせんは、こうした美少年好きの男が仕組んだうわべだけのビジネスだったのである。  使い捨てにされた少年たちが哀れではある。  山田太一という脚本家は天才だと思う。『岸辺のアルバム』『ふぞろいの林檎たち』、中でも鶴田浩二主演の『男たちの旅路』は素晴らしいドラマだった。  その山田も83になり、今年1月、自宅を出たところで倒れ、意識不明のまま救急車で搬送されたという。  脳出血で、倒れてから3日間の記憶が全くないという。  退院したのは6月で、言語機能は回復しつつあるが、脚本を執筆する状態ではないようだ。  テレビも見る気力がわかず、ひとりで散歩に出ることもかなわないという。  次の作品を書いて、それから仕事を辞め、遊ぼうと思っていたが、「人生、なかなか思い通りにならないですね」(山田)。  山田はこう語っている。 「人生は自分の意思でどうにかなることは少ないと、つくづく思います。生も、老いも。そもそも人は、生まれたときからひとりひとり違う限界を抱えている。性別も親も容姿も、それに生まれてくる時代も選ぶことができません。  生きていくということは限界を受け入れることであり、諦めを知ることでもあると思います。でも、それはネガティブなことではありません。  諦めるということは自分が“明らかになる”ことでもあります。良いことも悪いことも引き受けて、その限界の中で、どう生きていくかが大切なのだと思います」  山田のような高名な脚本家は、つらいだろうが、書けなくなっても生活に困ることはないだろう。じっくり養生して、書きたいものがあったら口述でもできるかもしれない。  だが、ノンフィクション・ライターはそうはいかない。  松田賢弥という優れた記者がいる。小沢一郎を追いかけて、私が週刊現代編集長時代に小沢批判キャンペーンを続け、その後、週刊文春で小沢の妻からの「離縁状」をスクープした男である。  野中広務に食い込み、彼のインタビューをもとに数々のスクープをものにもした。  小沢と同じ岩手県の出身で、東北人らしく黙々と地を這うような地道な取材をする。原稿は足で書くを実践してきた今ではまれな記者である。  その彼が3月初め、2度目の脳梗塞で倒れた。虎の門病院に入院して手術をしたが、左手に後遺症が残った。  現在、リハビリを続けているが、言葉もスムーズには出てこない。時々ふっと記憶を失うことがあるという。  私が見る限り、もう一度物書きとして再起できるかというと、かなり難しいかもしれない。  残念なことに、彼には再婚した妻との間に子どもがいるが、脳梗塞になる前に離婚していた。  離婚に至る夫婦の間には、いろいろなことがあったのであろう。子どもに会いたいと彼はいうが、離婚後、一度も会ってはいないそうだ。元妻もほとんど顔を出さない。  地元には90歳を超える母親がいるが、もはや彼が身を寄せられる場所ではない。  あまり人付き合いのいいほうではなかった。親族との付き合いも疎遠であった。現代や文春の編集者たちは退院後もカンパしてくれたりと、何かと面倒を見てくれてはいるが、60をいくつか過ぎた松田の老後は、大変であろうと思わざるを得ない。  それでなくともノンフィクション・ライターの老後は生きがたい。私は、そうしたケースをいやというほど見てきている。  若い時は花形ライターとしてもてはやされ、稼ぎもかなりのものがあった。  しかし、当然ながらこの仕事には退職金もなければ、年を食ったからといって原稿料が上がるわけでもない。  有名なノンフィクション賞をとり、何冊も本を出したが、そのほとんどが絶版になっているから、印税もない。  出版社は、ノンフィクションは売れないからといって、そうしたライターたちの支えになる雑誌まで潰してしまった。  長い時間をかけて資料を漁り、読みこみ、取材してまとめても、初版はせいぜい数千部。重版されることは稀である。  本田靖春さんのことを少し書いておこう。ノンフィクション作家として一時代を築いた本田さんだったが、50代半ばから思い糖尿を患い、60になるあたりから執筆できなくなっていた。  だが、糖尿のためのインシュリンは毎週打たなければいけない。今は確か保険が適用されるが、その頃はかなりの額を払わなければならない。行き帰りにはタクシーを使うとかなりの物入りになった。  私は週刊現代の編集長で、本田さんに連載を書いてもらっていたが、中断していた。私の一存で、休載中も本田さんに毎週原稿料を払い続けた。  それは、彼のような優れたノンフィクションを書く作家が苦しんでいるのに、出版社が救わなくていいわけはない。例え、背信行為、横領だといわれようと、俺は本田さんのためにできることをやるという思いからだった。  私が編集長を辞めるまでの3年以上に渡って、本田さんに払い続けた。残念ながら、連載を再開することはなかったが。  本田さんからは、君のおかげで生き延びることができたといわれたが、編集者として当然のことをやったまでだ。  本田さんはその後、月刊現代で『我、拗ね者として生涯を閉ず』を亡くなる直前まで連載してくれた。編集者冥利に尽きるというものである。  今のままではノンフィクションなどを書く人間はいなくなってしまう。それでもいいと出版社はいうだろう。しかし、70年代初めに起きたノンフィクション勃興期を知っている世代は、今の惨状を少しでもよくするために何ができるか、出版社はもちろんのこと、現場の編集者たちにも真剣に考えてほしいと思う。  出版社は、執筆する人間がいて成り立つこと、今更いうまでもないが、忘れているアホな経営陣がいることは間違いない。  松田のような人間一人助けられなくて、出版社社員だとか編集者だとかいうな。彼を病室に送りながら、松田の背中にそう吠えたくなった。  さて、現代の「日米がん格差」という特集へいこう。国際医療経済学者のアキよしかわという人物が、アメリカのがん治療に比べて、日本のがん治療には大きな弱点があるといっている。  要は、日本は医療費が皆保険で安いから、医者のほうも難しい手術よりもやさしい手術でよかれとし、医療の質のばらつきが大きいというのである。  アメリカは、医療のばらつきがないよう、ガイドラインが徹底されている。日本は、医師によって、その人間の経験や力量で決定されてしまうなど、ばらつきが多いということのようだが、そのためにこそセカンド、サードオピニオンが重要視され、それによって、患者にとって最良に近い医者を選ぶことが盛んにいわれてきているのだろうと思う。  患者にとって納得のいく医者を選ぶことができれば、医療費の安い日本のほうがいいと、私は思うのだが、いかがだろうか。  バリウムで胃の検査をしているのは日本だけと書いているが、確かに、私のかかっている医者は、少し前から胃カメラに切り替えた。  それは自分が胃がんになり、バリウムでは見落としがあると気付いたからである。おかげで私も去年から胃カメラだが、さほど苦しくはない。  だが、カメラの性能がいいから、何でも見えてしまうようで、毎回必ず何かしら発見され、要再検査になる。いいことか悪いことか。  同じ現代にNHKの朝ドラ『ひよっこ』のヒロイン、有村架純が、すごいエロシーンのある『ナラタージュ』(10月7日公開)に出て、迫真のSEXシーンを演じているが、「あなたは見るか」と問うている。  もちろん見るに決まっているじゃないか。試写会の案内をくれれば。  いい女は脱ぐもんだ。昔からそう相場は決まっている。  ボルトの世界陸上での不甲斐なさは、見る者を少しがっかりさせたが、まあ仕方ないと思っていた。だが、フライデーによれば、8月5日に100mでガトリンに敗れた後、ロンドン市内のナイトクラブに向かったというのだ。  400mリレーがあるのに、そこで朝まで飲み明かし、そのまま複数の女と「遊んだ」と現地で報じられたというのである。  ボルトにしてみれば、これまでと同じことをしたのに、今度はうまくいかなかったという程度のものではないのか。  自分の衰えに気付かず、ということはよくあることだが、ボルトも人間だったという証拠であろう。  ビートたけしという芸人は、テレビでグダグダしゃべるより、活字のほうがなんぼもいい。  ポストの連載で、安倍首相の内閣改造は「その辺のパチンコ屋の『新装開店キャンペーン』とか、田舎の洋品店の『閉店セール』なんてのと一緒だよ。年がら年中同じことをやっていて、実態は何も変わっていないというオチでね。レベルの低いヤツだけダマされちゃう。そんなマヌケがニッポンに多いっていうのは深刻だよ」。  今井絵理子の不倫で、「一線を越えてはいない」というのも、アンタの一線は乳首の上なのか、パンツの中に引いてあるのか? 「私の一線は膣の入り口に引いてあるので、そこまでは達しておりません。素股で我慢してもらいました」 「ギリギリのところまで行きましたが、相手が触っただけで出しちゃって一線は越えられませんでした」  そう釈明しろと。  それに、この間の「泰葉フルヌード」は、「これはテロ」だな。一線を越え過ぎ、見たくないというのは同感である。  最後は、やはりポストの、安倍政権の考えていることは75歳まで働けということだと喝破している巻頭特集。  要は、年金・医療・介護を合わせた社会保障制度を「革命的」に悪くさせようというものだということである。  ポストの小見出しを見ただけで、よくわかる。 「高齢者は働いて社会保障の“支え手”になれ」「楽隠居は認めない。死ぬまで働け」「健康なうちは年金を支給しない」「自己責任で老後資金を捻出せよ」「90歳になるまで医療費は3割負担」「高齢者は介護施設から出てってくれ」「でも、子供や孫世代からも搾取します」  ポストはこう結ぶ。 「安倍首相が『成長戦略』を話し合う未来投資会議で介護や医療の論議をしていること自体、社会保障を高齢者のためでも子孫のためでもなく、金儲けの種としか考えていない証拠なのだ」  何も付け加える事はない。ポストのいうとおりである。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  まずポストから。巻頭は「なおん 謎の異邦人 ジョン」「ビッグダディ『AVデビュー』」。後半は「デビュー20周年記念大特集 風間ゆみ伝説」「中山愛海 33歳、食べごろヌード」。風間が海に飛び込む写真がある。いかにも重そうな太った体が生々しくていい。20年間お疲れさま。  現代は、「AKB48のレジェンド 板野友美 7年ぶりの水着が話題沸騰中」「グラビアの女王 原幹恵 感動の裸身」「浅野温子 大女優が初めて挑むNUDYグラビア」「僕らのアイドル 岡田奈々」「独占撮り下ろし みなさまのNHK美女職員 富永友里 決意の顔出しヘアヌード」。NHK職員は、こんなに顔を出して大丈夫なのかね。もうNHKにはいられないと思うけどね。浅野は年輪を感じさせるが、むっちりしておいしそうだ。  というわけで、現代が質でポストを寄せ付けなかった。現代あっぱれ! (文=元木昌彦)

宮迫博之はごまかし、仲間由紀恵は笑い、乙武洋匡は訴えられた……芸能界“不倫の後始末”

宮迫博之はごまかし、仲間由紀恵は笑い、乙武洋匡は訴えられた……芸能界不倫の後始末の画像1
「週刊文春」(8/17・24号、文藝春秋
今週の注目記事・第1位 「『錦織圭』を迷わすモデル恋人の告白」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第2位 「ローラ『10年奴隷契約書』」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第3位 「『乙武クン』と愛人を『糟糠の妻』が訴えた!!」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第4位 「『がん』『アルツハイマー』超早期発見」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第5位 「『安倍改造内閣』の身体検査はD判定」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第6位 「『東洋経済オンライン』衝撃の内部告発」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第7位 「雨上がり宮迫博之(47)“決死の不倫”」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第8位 「日本の未来予想図」(「ニューズウイーク日本版」8/15・22号) 同・第9位 「仲間由紀恵 裏切り夫との“恐怖の晩餐”実況中継」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第10位 「自転車事故から1年 谷垣禎一『餃子や焼き鳥をモリモリ』」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第11位 「斉藤由貴“恋人つなぎ階段下り”の真相」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第12位 「金銭トラブルで露出度アップ!? 『小池栄子』が前事務所に訴えられた」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第13位 「イチロー『来季オリックス』復帰」(「アサヒ芸能」8/17・24号) 同・第14位 「『女が嫌いな女』2017」(「週刊文春」8/17・24号)  今週は現代とポストがお休み。だが、文春、新潮は今週も元気だ。8月に入って台風が居座り、去ったと思ったら梅雨のように雨が降り、湿度は高いから、なんだか息苦しい。  冷夏でもないが、ピーカンの日など数えるほど。こんな変な夏はこれまで経験したことがない。天変地異の前触れでないことを祈りたいが……。  まずは恒例の文春の女が嫌いな女。今年の前半は豊田真由子センセイと松居一代の大激戦とみたがどうか。  やはりぶっちぎりで松居が第1位。779票で2位の稲田朋美を200票以上引き離している。  3位が上西小百合、4位が工藤静香、5位が蓮舫で、6位が和田アキ子。ようやく7位に豊田センセイがランキング。8位にベッキー、9位に藤原紀香、10位が今井絵理子。  意外にも? 11位に小池百合子が入っている。当然か。  松居は無印の超穴馬だったが、飛び出したら2位以下を大きく離した。嫌われる女として安定した力を誇っているのは、上西、工藤静香、和田アキ子、藤原紀香あたりである。  下半期に松居が残るには、もうひと騒ぎしなければ無理かもしれない。  文春にひと言苦言を。池上彰の連載特別篇として、小池都知事と対談しているが、これがすこぶる面白くない。  池上の持ち味である鋭い突っ込みも、豊洲・築地の両方を残す小池の“決断”のおかしさも衝かず、とりとめのない話に終始。  合併号の中で一番つまらない対談であった。猛省を!  アサ芸が、イチローが来季、オリックスへ帰ってくると報じている。  寄る年波には勝てない。あれほどの天才的なバッティングも、レーザービームといわれる強肩にもはっきり衰えが見える。  だが、このままシーズンを終えて、イチローがすんなり日本球界へ帰って来るのだろうか。  私は疑問だが、アサ芸によれば、宮内オリックスオーナーはイチローとの関係が切れないように腐心してきたという。  また、元オリックスの捕手で、昨年までスカウト部の国内編成担当だったAが、今年からスカウト部の海外担当になっていたという。  このAは、イチローが入団直後から寮の同室で過ごし、イチローの教育係的な立場にあり、イチローも信頼しているという。  イチローが帰国すれば、成績はともかく、ブームが起こることは間違いない。1年現役をやって、オリックスの監督にするという青写真が進められているというのである。  名選手必ずしも名監督ならず。ましておや、孤高のバットマン・イチローに監督が務まるのか。正直、見てみたい気はする。  このところ所属事務所とタレントのトラブルが多い。元グラドルで、現在は女優としても活躍する小池栄子が、所属していた前の事務所から、未払金1,200万円を支払えと、訴状を送られたというのだ。  小池は、前の事務所を離れ、夫と個人事務所をつくったが、その際、事務所側は、それまでのCMを除く彼女の売り上げを3,876万円と試算し、その約30%を払えと主張し、夫側は、払う必要はないとしているそうだ。  それも2年前からもめているという。どちらが正しいのか判断できる立場にはないが、後でローラのところで触れるが、これほど事務所とタレントがトラブるのは、この業界に何かしら問題があるのではないか。  前近代的な商習慣が残っていて、タレントを商品のごとく考え、使い捨てることを何とも思わない世界を変えないと、こうしたトラブルはますます増えていくと思うのだが。  さて、斉藤由貴会見で、恋人つなぎしたのはなぜかと聞かれ、「きっと好意はあるから、手を出されたときに、ぱっとつなぐことはあるんだと思います」。  夫婦関係が壊れないのかと聞かれ、「それはそれでしょうがないなという気持ち」。50歳にもなってこのいい方はないだろう。  文春は、斉藤の相手の医者が、映画の帰り、階段を下りるのにふらついていたので手を貸したといっていたが、そうではないと証拠写真を載せている。  それを見ると、階段を斉藤は一人で下り、男はだいぶ後ろから下りてきている。そして映画館を出てから恋人つなぎしているのだ。まあどうでもいいけどね。  可哀想なのは夫と敬虔なモルモン教徒の父親である。8月6日、斉藤も通う横浜市内のモルモン教会の日曜礼拝で、80歳になる斉藤の父親は壇上で、 「今、教会の名前が汚された風に発表されています。本当に悔しくてたまりません。今まで私はそんなことのないように生きてきたつもりです。でも、許していただきたい。あの子には、あの子なりの苦しみがあるのかもしれません(中略)親子であったとしても、それを皆さんの前で言う資格はないのかもしれません。でも、許してください……」  泣きながら信者たちに許しを請い、その後ろにはやつれた様子の斉藤の夫の姿もあったと文春が報じている。  ところで、谷垣禎一元自民党幹事長が自転車事故を起こしてから1年が経つ。ぽつぽつ情報が出てくるようにはなったが、本当のところは依然わからない。  文春は、谷垣の側近議員が「もう病院から国会に通えるぐらい回復し、しゃべりも問題ない。箸は持てないが、大きなスプーンで餃子や焼き鳥をモリモリ食べている。年内には国会に戻る」といっていると報じているが、にわかには信じられない。  そこまで回復しているなら、近い人間でなくとも会いにいった人間がいるはずだが、そうした話は聞こえてこない。  まだリハビリ途上というところではないか。今回の組閣では谷垣グループから一人も入閣しなかった。  安倍は、谷垣のいない谷垣派を恐れることはないと考えたのであろう。  閑話休題。日本出版販売が発表した7月の店頭売上前年比調査によると、書店店頭売上は前年同月比4.9%減となったそうだ。  内訳は、雑誌9.1%減、書籍2.6%減、コミック5.3%減だった。軒並下がっているが、雑誌がきわめて大きいのは深刻である。  もっとも『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(ケント・ギルバート著/講談社)が売れているというのだから、買う本がないというのも大きいと思う。こういう本を講談社が出しているなんて、OBとしては恥ずかしい。  ところで「創」という雑誌を知っているだろうか。部数は大したことはないが、ほかの雑誌では絶対やらないものが読める。  9月号には、相模原障害者殺傷事件の植松聖被告から編集部に届いた手紙を公開している。何カ所か紹介してみたい。 「私は意思疎通がとれない人間を安楽死させるべきだと考えております。私の考える『意思疎通がとれる』とは、正確に自己紹介(名前・年齢・住所)を示すことです」 「私の考えるおおまかな幸せとは“お金”と“時間”です。人生には全てに金が必要ですし、人間の命は時間であり命には限りがあります。重度・重複障害者を養うことは、莫大なお金と時間が奪われます」 「精神科医はゴミクズです。その証拠に日本はウツ病と自殺者であふれております」 「共生社会とは一人ひとりが自立し支え合う生活と考えられますが、今は奇生社会と呼ぶ方が適確かと思われます。延命や介護は人の弱みに吸い付くウジ虫です」  犯行当時の考え方と、1年が経っても変わっていないことにため息が出る。  尾野豪志津久井やまゆり園家族会前会長が、19人の被害者が警察によって匿名にされた問題について語っている。  津久井署は最初、被害者は実名だとして、匿名にしてくれという園長や家族会会長の願いを断っていたという。だが遺族の中からも懇願する人が出てきて、警察は本庁と協議し、「今回だけは障害者なので特例として認める」となったそうだ。  しかし尾野は、障害者だから匿名を認めるとすると、「19人の中には津久井やまゆり園で何十年も暮らしていた人もいたのに、そこにいたことにならなくなってしまう。彼とか彼女の人生は何だったのかと思うと、植松にも殺されて家族にもまた殺されてしまったという気がするんです」。  尾野は、あえてきついい方をすると、「名前を出したくないという家族の方々が、被害を受けた当人ではなくて、家族が差別されるから名前を出したくない。自分の保身で出さないんだと、僕はそう思っています」。  差別はどんなものでもなくさなくてはいけない。それは正論だが、厳としてある差別とどう取り組み、無くしていったらいいのだろうか。私などは、途方に暮れてしまう。  さて、仲間由紀恵(37)という女優がいる。いい素質を持った女優である。彼女が俳優の田中哲司(51)と結婚したときは「逆玉の輿」と騒がれた。  そのうえ、彼は女癖が悪いというから、そんな男となぜ。仲間の事務所もそれを心配していたそうである。  だが世の中とはそういうものであるし、それでなくては面白くない。世の中にいい女と不細工な男との組み合わせなどはいて捨てるほどある。  だが、そういう男は、いい女を女房にしたからといって、ほかの女に目がいかないわけではない。  田中もそうである。先日、仲間が日本を留守にしている最中に、ヘアスタイリストのところへ変装をして通っていたのをフライデーされてしまった。  その彼女とは深い付き合いだったそうだ。あわてて田中は仲間に謝り(と思う)、女は去った。  さあ、仲間はどうしたのか。仲間と田中が薬膳料理の店へ行き、2人の会話を聞いた客が文春に話している。  2人の間に会話はほとんどなかった。無言で料理を口に運ぶ田中。仲間は笑みを浮かべながら、「美味しい? 本当に美味しいと思っている?」と上目使いで尋ねていたのが印象的だったという。  本当は仲間はこういいたかったのではないか。「本当に私と結婚できてうれしいと思っている?」「いやなら別れてあげるわよ。私はすぐ再婚できるけど、あなたは無理ね」。  それがわかっているから亭主は何もいえない。チョッピリ可哀想だが。  さて、今週一番面白かった記事はニューズウイーク日本版の「日本を待ち受ける2つの未来」という特集だった。  これを読む限り日本の未来は暗いと思わざるを得ない。何しろ、「今後は、大陸中国こそが超大国で、日本は周辺に位置する中等国という千年来の力学が復活するだろう」(グレン・カール元CIA諜報員)、「今までの働き方や稼ぎ方を維持しようとすれば、日本経済はどんどん縮小。1000兆円以上の借金と社会保障の負担によって崩壊するだろう」「日本の生産性は国民全体で見ると世界27位だが、労働者に限ればスペインやイタリアよりも低く、先進国で最下位レベル」「高齢者問題に対応するため、日本は世界一生産性の高い経済大国、最先進国になる必要がある。付加価値の高いものを徹底的に追求する、とにかくイノベーションを求める。人口が減る分だけとにかく稼ぐ。それだけだ」(デービッド・アトキンソン元ゴールドマン・サックス金融調査室長)。  人口が急速に縮んでいく日本では、安くていいものなどつくらず、付加価値の多いものをどんどん作り、増え続ける高齢者を75歳まで働かせ、医療費や介護費などを使わせないようにすることだというのである。  今週の文春砲が狙いを定めた不倫はややランク落ちだが、雨上がり決死隊というお笑いコンビの宮迫博之(47)である。  この男、1996年に結婚して2001年には長男が誕生している。しかも12年に胃がんがわかり、胃の3分の1を切除した。その時は妻が献身的に介護したという。恐妻ネタが売り物だそうだ。  7月14日、そんな宮迫が六本木のバーでスレンダー美女と飲んでいた。彼女は一足先に運転手と都心の高級ホテルへ行き、運転手がフロントでチェックインしてカギを彼女に渡す。  クルマはバーに戻り、今度は宮迫を乗せてホテルへ。さっきとは違う階の駐車場に入り、車から降りてきた宮迫のスタイルはというと、後頭部が丸見えになるほど目深に被ったキャップとマスク姿。誰が見ても怪しい。  彼女が待っている部屋に入り約10時間。出てきたのは午前11時だった。そして7月25日には別の30代の女性と同じホテルで逢瀬を重ねる。マメだね宮迫は。  最初の女性は京都出身のモデル・小山ひかる(26)だそうだ。  文春に直撃された宮迫の姿がワイドショーで流れていたが、それほど悪びれた様子はない。  だが、小山とホテルに泊まったことはないなどとのらりくらり。誤解ですという宮迫に文春砲は、本当に真っ白ですかと聞くと、「えー、オフホワイトです」というと自宅へ入っていったという。  小山も全否定。美容系のライターとして活躍しているという30代の女性は、文春砲の「一線は越えている?」に、「……本当に何もなく。肉体関係は否定させてください」。  とっさのことで、逃げる男もいれば、宮迫のように一見堂々としていて、なんだかわからない答えをする男もいる。いっそのこと、一晩中、お互い裸でせっせっせをやっていたとでもいったらどうか。  東洋経済オンラインという経済雑誌の老舗・東洋経済がやっているネットメディアがある。  1カ月当たりのサイトのPVは2億超といわれる。売り上げも年間2億円を大きく超えるというから、たいしたものである。  お堅い経済のサイトがこれだけ稼ぐというのは、確かにニュースであろう。  だが、文春が東洋経済新報社の中堅社員に聞くと、うちは硬派なメディアと公言しているが、「その実はサイトを少し覗くとわかるように、下ネタ記事、貧困ネタの記事のオンパレードなのです」というではないか。  文春が入手した内部資料によると、週間TOP20ランキングには、 1.妻からも見放された34歳男性派遣社員の辛酸 2.独身女性が48歳でAV女優デビューした理由 3.「親が貧しい子」は勉強でどれだけ不利なのか  TOP20の中に経済記事といえるのは4、5本だという。文春は編集長を直撃して、PV至上主義で、本来の経済記事がおろそかになっているのではないかと指摘する。  編集長は、そうではないといいながら、東洋経済の雑誌のほうはプレミアムな雑誌を目指し、オンラインのほうは大衆的なところを引き継げばいいと話している。  私は長くそうしたことに関わってきたから、ネットがPV至上主義になるのは致し方ないと思う。  ネットでカネを稼ぐには、刺激的なタイトルと煽情的な内容にしなければならず、そうして稼いだPVがおカネになるのを見ていると、いくら御大層な寝言をいっていても転向せざるを得ないのである。  だいぶ前になるが毎日新聞が外国向けに出している英文サイトのコラム「WaiWai」で、日本からの情報として、性的なものや品性を欠く情報を載せ大きな問題になった。  結局、毎日はこれを認め、謝罪し、このサイトを閉めた。なぜこんなことを天下の毎日新聞がやったかといえば、人集めであった。  PVを増やし、話題になればなんでもいい。どうせネットなんだから。  東洋経済オンラインがそうならない、否、そうなっているのではないか。だが、結局、そうしたやり方は、次のもっとえげつないネットにとって代わられるのだ。  今は東洋経済の看板があるから、読者は、俺はこんな下品な記事を読みたくて来ているんじゃない、来たついでに読んでいるだけだと思いたいのだ。  だがやがて、そういう読者が主流になり、良質な読者は逃げていくはずだ。どうせやるなら開き直って御託はならべないことだ。  何がなんでもPVで日本一になってやる。稼ぎまくってやる。そのためには手段など選ばない。そう覚悟を決めなくては、どこかで挫折する。  ところで改造内閣で早くも波乱の目になる2人が現れた。河野太郎外相と江崎鉄磨・沖縄北方担当相である。  河野は訪問先のマニラで中国の王毅外相と会談した。王から父親の河野洋平は正直な政治家だが、お前の南シナ海発言には失望したといわれ、そっちこそ大国としての振る舞いを身につけろと返した。  安倍首相は、これを聞いて「よくいった」と思ったのか「とんでもないヤツを外相にした」とうなだれたのだろうか。  江崎は、文春によれば、田中派の大幹部だった江崎真澄元通産相(故人)の三男で、人柄はいいが酒癖がよくなく、酒で失敗するのではないかと心配されているという。だが、先月の与野党の議員の会合で「昭恵夫人は国会に呼ぶべき」と発言したという。  たびたび大事故を起こしているオスプレイの自粛を小野寺防衛相が申し入れたのに、米軍側は鼻も引っかけなかったことに、「日米地位協定は少し見直さないと」と語ったのである。  以前にも触れたが、地位協定は日本の憲法の上に置かれ、米軍が憲法を蔑ろにして日本中で我が物顔に振る舞える根拠となっているものだが、沖縄担当の大臣が「見直し」に言及し、「時間がかかってでも、沖縄県民の気持ちを政府がしっかり受け止めながら、米国には言うべきことは言いながら(見直すべきだ)、という考えを持っている」(デジタル朝日8月8日13時31分より)と発言したのは、万が一酒に酔っていたとしても、正論を堂々と吐いた勇気を買う。  国会会期中でないことが残念だ。NHKの『ニュースウオッチ9』はさらりと触れ、テレ朝の『報道ステーション』は、この発言の重大さを丁寧に伝えていた。  ポストが野田聖子や小野寺五典の身体検査をしていたが、それ以外にも茂木敏充・人づくり革命担当相は、豊田真由子のように怒りっぽく、これまで秘書が80人以上辞めていると文春が報じている。この御仁には、衆議院手帳を無償で配った「公選法違反」疑惑もあると新潮も報じている。  スタートしたばかりだが、新閣僚たちの誰から、安倍政権に打撃を与える失言や暴言、スキャンダルが出てきてもおかしくない。  私ぐらいの年になると、がんもアルツハイマーも、見つかっても仕方ないと思ってはいるが、若い人は、そう診断されたらきついだろう。  新潮は、血液一滴で13種類のがんを早期発見できる検査法が開発され、実際に使われていると報じている。 「マイクロRNA」という。これはまだ実用化一歩手前だが、広島大学が立ち上げたバイオベンチャーが開発した「ミアテスト」というのがすでにあるそうだ。  これはがんからアルツハイマーまで診断できるという。新潮の20代の男性記者が膵臓がんとアルツハイマーの検査を受けたそうだ。  結果は、すい臓がんはB判定で、アルツハイマーはC判定だという。B判定は微量ながらがんに関連するマイクロRNAが出てきているから食生活を気を付けろといわれ、安心はできないそうだ。  ではアルツはどうか。20代でC判定は珍しいそうで、C以上の判定が出たときは、画像検査をするよう勧めているそうだ。  気になるのは、こういわれた若い男性記者である。調べなければよかった、そう後悔していないか。がんばれ、まだがんやアルツになると決まったわけではない。だが可哀想に。  今月中に北朝鮮とアメリカが戦火を交える。そんな悪夢が現実になるかもしれない。  北朝鮮は新型中距離弾道ミサイル「火星12」によるグアム島周辺への包囲射撃態勢を8月中旬までに完成させ、金正恩の発射命令を待っていると朝鮮中央通信が10日伝えた。  しかし、この短期間に、北朝鮮がICBMの飛行距離を飛躍的に伸ばし、核弾頭をミサイルに着弾できるほどの小型化に成功したという北の一方的な発表と、それをアメリカ側が信ぴょう性ありとして、トランプが怒り狂うという構図は、何か胡散臭い気がする。  まったくのでっち上げとは思わないが、北朝鮮危機はロシアンゲートで追い込まれているトランプの手の中にある唯一の彼に有利な手札である。  ロシアの疑惑から国民の目をそらせるために、北朝鮮危機を煽り、金正恩も米朝戦争も辞さずと進軍ラッパを吹きならす。  だが、寸止めで終わればいいが、万が一ということもないではない。こうした中で、韓国の文大統領はあくまでも対話重視といっているが、安倍首相が何を考えているのかが聞こえてこない。  国会閉会中の暇な時こそ、トランプの別荘へ行って、腹を打ち割って北朝鮮問題を語り、軽挙妄動しないようトランプに自粛を求めるのが安倍のやるべきことだと思うのだが。  ところで、週刊誌は今週も不倫記事ばかり。外国からは、日本では不倫ばかりが横行し、『不倫口論』という雑誌まで出ている不思議な国だと思われているのではないか。  話を変える。昨年大騒ぎになった「5人不倫」の乙武洋匡のその後。彼は離婚して子どもとも別れ、一人暮らしを続けているらしいが、昨年11月にフジテレビの『ワイドナショー』に久しぶりに出演した。  だが、ここでの発言が、別れた妻の心を逆なでしたと新潮が報じている。 「私がしでかしたこと自体は、妻はずっと前から知っていたことなので、それ自体っていうのは特にふたり(夫人との)の間で揉め事になることはなかった」  口は禍の元である。別れる際、2人の間で、そうした経緯については一切口外しないという「守秘義務契約」を結んでいたそうだから、約束違反である。その上、妻も知っていたというのは「虚偽」で、自分をカッコよく見せようとして、妻や子どもたちを傷つけても構わないという乙武の態度に憤慨したという。  そこで、妻側は、契約違反の違約金と、ウソを垂れ流した不法行為による精神的賠償、それに不倫相手の一人も提訴したのである。  少し前まで「日本一いい人」と持て囃された男は離婚された上に、軽率な発言で妻の怒りを再び買ってしまったようだ。  さて、私はローラという女性が好きだ。バングラデシュ人の父親が時々世を騒がせたりしたが、彼女の美しさ、歌のうまさ、料理のうまさは瞠目に値すると思っている。  ハリウッドで『バイオハザードVI』に出演して女優デビューを果たし、アメリカでも注目されているという。  そのローラに異変が起きていると、文春がハリウッドに飛んだ。6月17日、彼女がTwitterに「最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいる」と投稿し、事務所とのトラブルで独立するのではと騒ぎになっているというのだ。  文春によると事態は深刻なようで、CMは10本以上あるのに、テレビのレギュラーはゼロになっているそうだ。  ローラが所属する事務所はモデル事務所「LIBERA」。創業者で代表取締役は羽布津康史(39)。民間調査会社の調べによると、同社の売上高は推定8億円で、そのうちローラの稼ぎが約9割というから、事務所にとっての命綱である。  独立されては大変と考えたのであろう、羽布津社長はローラの私生活を徹底的に管理し始めたという。  ついにはエスカレートして、羽布津はローラの自宅へ乗り込み、部屋で暴れた末、契約書にサインせよと迫った。震えあがったローラは契約書に何が書かれているのか理解できないまま泣きながらサインしてしまったそうだ。  この契約書がとんでもない内容だった。ローラとの契約有効期間は異例の10年。しかも契約満了を迎えても自動的に10年契約が更新される。ローラ側が契約更新しないといっても、事務所サイドの了承がなければ解除できない。たとえ契約解除できたとしても、その後2年間は芸能活動できないという不平等な「奴隷契約」だそうである。  さらに、ギャラを10分の1に下げられたというから、ひどいといわざるを得ない。  ついには心労のためだろう、5月下旬、撮影にために訪れていたロサンジェルスでローラは倒れてしまう。6月に医者に行くと「これ以上症状が進行するとうつ病になる」といわれたそうだ。  このところSMAPが解散に追い込まれたり、能年玲奈が独立するに当たって改名(のん)させられたりと、事務所とのトラブルでタレント側が泣くケースが目立つ。  こうしたことに、今年7月、公正取引員会が調査に乗り出し、大手芸能プロなどで独占禁止法に抵触する不公正な契約が結ばれていないか、調べる方針だという。  文春の記述が正しいとすると、ローラのケースはこれに当てはまるはずだ。文春から事情を聞かれたローラは沈黙を通したそうだが、最後に芸能活動を続けるのかと聞かれ、「心配してくれてありがとう。うん、私、頑張る。これからもみんなをハッピーにするから待っててね」とけなげにいったそうだ。  私も行って優しく抱きしめてやりたい。それはともかく、芸能人も一労働者(中には個人事業主になっている者もいるが)である。守ってあげてください、神津連合会長さん。  今週の第1位は新潮の記事。文春や新潮は、現代、ポストと違って、表紙に売り物企画を載せない雑誌だが、今週、新潮は「錦織圭を迷わすモデル恋人の告白」というのを一本載せている。  よほど自信のある記事なのだろう。グラビアにはワシントンで錦織(27)と恋人の観月あこ(25)が、仲良く寿司屋で食事をしている写真が掲載されている。  錦織の年収は、6月に発売されたアメリカの経済誌『フォーブス』によると、世界スポーツ選手の長者番付で日本人最高の26位で、約37億円。  だが、新潮によると、観月と付き合ってから錦織の成績は低迷し、世界ランクも5位から9位にまで落ちてしまった。  ファンから観月は「さげまん」といわれているそうだ。だがそんな評にお構いなく、2人は蜜月のようだが、多くの障害があるそうだ。  その最大のものが島根県松江市に住む父親の清志だ。彼は新潮にこう語っている。 「(結婚については)うーん……わからねぇなぁ。そんなもん全然想像したくもない。彼女(観月)が悪いっていうのはいっぱい聞くし。周りからね。まあ、悪いことしか聞かないからね」  一刀両断である。観月がもともとモデルとして芸能界で仕事をしていたことも気に入らないらしい。 「もう、嫌い。芸能人って。ウチは本当にリアルな世界だけん。芸能人だとスキャンダルなこともプラスになるけど、我々の世界はそうじゃないけん」  観月はモデルとしては鳴かず飛ばずだったが、ジャニーズ事務所の玉森裕太や、杉良太郎とのスキャンダルで名をはせてきた。  今回新潮は、観月への直撃にチョッピリ“成功”している。ネットや雑誌で悪く書かれていることについて、彼女は、見てない、興味がない。  ワシントンで開かれているシティ・オープン期間中、「夜の営みはしているか」という失礼な質問にも、「やってないですよ(笑)」と受け流す。  結婚については、「結婚はしたい(ですが)、彼に任せています」と、ボールが錦織サイドにあることを示唆したという。  グラビアで錦織の表情を見る限り、彼も観月を憎からず思っているようだし、結婚は親が決めるものではない。  もう一度世界ランクの上位に返り咲き、周囲を黙らせて結婚すればいい。いい大人同士なのだから。 (文=元木昌彦)

宮迫博之はごまかし、仲間由紀恵は笑い、乙武洋匡は訴えられた……芸能界“不倫の後始末”

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「週刊文春」(8/17・24号、文藝春秋
今週の注目記事・第1位 「『錦織圭』を迷わすモデル恋人の告白」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第2位 「ローラ『10年奴隷契約書』」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第3位 「『乙武クン』と愛人を『糟糠の妻』が訴えた!!」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第4位 「『がん』『アルツハイマー』超早期発見」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第5位 「『安倍改造内閣』の身体検査はD判定」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第6位 「『東洋経済オンライン』衝撃の内部告発」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第7位 「雨上がり宮迫博之(47)“決死の不倫”」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第8位 「日本の未来予想図」(「ニューズウイーク日本版」8/15・22号) 同・第9位 「仲間由紀恵 裏切り夫との“恐怖の晩餐”実況中継」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第10位 「自転車事故から1年 谷垣禎一『餃子や焼き鳥をモリモリ』」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第11位 「斉藤由貴“恋人つなぎ階段下り”の真相」(「週刊文春」8/17・24号) 同・第12位 「金銭トラブルで露出度アップ!? 『小池栄子』が前事務所に訴えられた」(「週刊新潮」8/17・24号) 同・第13位 「イチロー『来季オリックス』復帰」(「アサヒ芸能」8/17・24号) 同・第14位 「『女が嫌いな女』2017」(「週刊文春」8/17・24号)  今週は現代とポストがお休み。だが、文春、新潮は今週も元気だ。8月に入って台風が居座り、去ったと思ったら梅雨のように雨が降り、湿度は高いから、なんだか息苦しい。  冷夏でもないが、ピーカンの日など数えるほど。こんな変な夏はこれまで経験したことがない。天変地異の前触れでないことを祈りたいが……。  まずは恒例の文春の女が嫌いな女。今年の前半は豊田真由子センセイと松居一代の大激戦とみたがどうか。  やはりぶっちぎりで松居が第1位。779票で2位の稲田朋美を200票以上引き離している。  3位が上西小百合、4位が工藤静香、5位が蓮舫で、6位が和田アキ子。ようやく7位に豊田センセイがランキング。8位にベッキー、9位に藤原紀香、10位が今井絵理子。  意外にも? 11位に小池百合子が入っている。当然か。  松居は無印の超穴馬だったが、飛び出したら2位以下を大きく離した。嫌われる女として安定した力を誇っているのは、上西、工藤静香、和田アキ子、藤原紀香あたりである。  下半期に松居が残るには、もうひと騒ぎしなければ無理かもしれない。  文春にひと言苦言を。池上彰の連載特別篇として、小池都知事と対談しているが、これがすこぶる面白くない。  池上の持ち味である鋭い突っ込みも、豊洲・築地の両方を残す小池の“決断”のおかしさも衝かず、とりとめのない話に終始。  合併号の中で一番つまらない対談であった。猛省を!  アサ芸が、イチローが来季、オリックスへ帰ってくると報じている。  寄る年波には勝てない。あれほどの天才的なバッティングも、レーザービームといわれる強肩にもはっきり衰えが見える。  だが、このままシーズンを終えて、イチローがすんなり日本球界へ帰って来るのだろうか。  私は疑問だが、アサ芸によれば、宮内オリックスオーナーはイチローとの関係が切れないように腐心してきたという。  また、元オリックスの捕手で、昨年までスカウト部の国内編成担当だったAが、今年からスカウト部の海外担当になっていたという。  このAは、イチローが入団直後から寮の同室で過ごし、イチローの教育係的な立場にあり、イチローも信頼しているという。  イチローが帰国すれば、成績はともかく、ブームが起こることは間違いない。1年現役をやって、オリックスの監督にするという青写真が進められているというのである。  名選手必ずしも名監督ならず。ましておや、孤高のバットマン・イチローに監督が務まるのか。正直、見てみたい気はする。  このところ所属事務所とタレントのトラブルが多い。元グラドルで、現在は女優としても活躍する小池栄子が、所属していた前の事務所から、未払金1,200万円を支払えと、訴状を送られたというのだ。  小池は、前の事務所を離れ、夫と個人事務所をつくったが、その際、事務所側は、それまでのCMを除く彼女の売り上げを3,876万円と試算し、その約30%を払えと主張し、夫側は、払う必要はないとしているそうだ。  それも2年前からもめているという。どちらが正しいのか判断できる立場にはないが、後でローラのところで触れるが、これほど事務所とタレントがトラブるのは、この業界に何かしら問題があるのではないか。  前近代的な商習慣が残っていて、タレントを商品のごとく考え、使い捨てることを何とも思わない世界を変えないと、こうしたトラブルはますます増えていくと思うのだが。  さて、斉藤由貴会見で、恋人つなぎしたのはなぜかと聞かれ、「きっと好意はあるから、手を出されたときに、ぱっとつなぐことはあるんだと思います」。  夫婦関係が壊れないのかと聞かれ、「それはそれでしょうがないなという気持ち」。50歳にもなってこのいい方はないだろう。  文春は、斉藤の相手の医者が、映画の帰り、階段を下りるのにふらついていたので手を貸したといっていたが、そうではないと証拠写真を載せている。  それを見ると、階段を斉藤は一人で下り、男はだいぶ後ろから下りてきている。そして映画館を出てから恋人つなぎしているのだ。まあどうでもいいけどね。  可哀想なのは夫と敬虔なモルモン教徒の父親である。8月6日、斉藤も通う横浜市内のモルモン教会の日曜礼拝で、80歳になる斉藤の父親は壇上で、 「今、教会の名前が汚された風に発表されています。本当に悔しくてたまりません。今まで私はそんなことのないように生きてきたつもりです。でも、許していただきたい。あの子には、あの子なりの苦しみがあるのかもしれません(中略)親子であったとしても、それを皆さんの前で言う資格はないのかもしれません。でも、許してください……」  泣きながら信者たちに許しを請い、その後ろにはやつれた様子の斉藤の夫の姿もあったと文春が報じている。  ところで、谷垣禎一元自民党幹事長が自転車事故を起こしてから1年が経つ。ぽつぽつ情報が出てくるようにはなったが、本当のところは依然わからない。  文春は、谷垣の側近議員が「もう病院から国会に通えるぐらい回復し、しゃべりも問題ない。箸は持てないが、大きなスプーンで餃子や焼き鳥をモリモリ食べている。年内には国会に戻る」といっていると報じているが、にわかには信じられない。  そこまで回復しているなら、近い人間でなくとも会いにいった人間がいるはずだが、そうした話は聞こえてこない。  まだリハビリ途上というところではないか。今回の組閣では谷垣グループから一人も入閣しなかった。  安倍は、谷垣のいない谷垣派を恐れることはないと考えたのであろう。  閑話休題。日本出版販売が発表した7月の店頭売上前年比調査によると、書店店頭売上は前年同月比4.9%減となったそうだ。  内訳は、雑誌9.1%減、書籍2.6%減、コミック5.3%減だった。軒並下がっているが、雑誌がきわめて大きいのは深刻である。  もっとも『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(ケント・ギルバート著/講談社)が売れているというのだから、買う本がないというのも大きいと思う。こういう本を講談社が出しているなんて、OBとしては恥ずかしい。  ところで「創」という雑誌を知っているだろうか。部数は大したことはないが、ほかの雑誌では絶対やらないものが読める。  9月号には、相模原障害者殺傷事件の植松聖被告から編集部に届いた手紙を公開している。何カ所か紹介してみたい。 「私は意思疎通がとれない人間を安楽死させるべきだと考えております。私の考える『意思疎通がとれる』とは、正確に自己紹介(名前・年齢・住所)を示すことです」 「私の考えるおおまかな幸せとは“お金”と“時間”です。人生には全てに金が必要ですし、人間の命は時間であり命には限りがあります。重度・重複障害者を養うことは、莫大なお金と時間が奪われます」 「精神科医はゴミクズです。その証拠に日本はウツ病と自殺者であふれております」 「共生社会とは一人ひとりが自立し支え合う生活と考えられますが、今は奇生社会と呼ぶ方が適確かと思われます。延命や介護は人の弱みに吸い付くウジ虫です」  犯行当時の考え方と、1年が経っても変わっていないことにため息が出る。  尾野豪志津久井やまゆり園家族会前会長が、19人の被害者が警察によって匿名にされた問題について語っている。  津久井署は最初、被害者は実名だとして、匿名にしてくれという園長や家族会会長の願いを断っていたという。だが遺族の中からも懇願する人が出てきて、警察は本庁と協議し、「今回だけは障害者なので特例として認める」となったそうだ。  しかし尾野は、障害者だから匿名を認めるとすると、「19人の中には津久井やまゆり園で何十年も暮らしていた人もいたのに、そこにいたことにならなくなってしまう。彼とか彼女の人生は何だったのかと思うと、植松にも殺されて家族にもまた殺されてしまったという気がするんです」。  尾野は、あえてきついい方をすると、「名前を出したくないという家族の方々が、被害を受けた当人ではなくて、家族が差別されるから名前を出したくない。自分の保身で出さないんだと、僕はそう思っています」。  差別はどんなものでもなくさなくてはいけない。それは正論だが、厳としてある差別とどう取り組み、無くしていったらいいのだろうか。私などは、途方に暮れてしまう。  さて、仲間由紀恵(37)という女優がいる。いい素質を持った女優である。彼女が俳優の田中哲司(51)と結婚したときは「逆玉の輿」と騒がれた。  そのうえ、彼は女癖が悪いというから、そんな男となぜ。仲間の事務所もそれを心配していたそうである。  だが世の中とはそういうものであるし、それでなくては面白くない。世の中にいい女と不細工な男との組み合わせなどはいて捨てるほどある。  だが、そういう男は、いい女を女房にしたからといって、ほかの女に目がいかないわけではない。  田中もそうである。先日、仲間が日本を留守にしている最中に、ヘアスタイリストのところへ変装をして通っていたのをフライデーされてしまった。  その彼女とは深い付き合いだったそうだ。あわてて田中は仲間に謝り(と思う)、女は去った。  さあ、仲間はどうしたのか。仲間と田中が薬膳料理の店へ行き、2人の会話を聞いた客が文春に話している。  2人の間に会話はほとんどなかった。無言で料理を口に運ぶ田中。仲間は笑みを浮かべながら、「美味しい? 本当に美味しいと思っている?」と上目使いで尋ねていたのが印象的だったという。  本当は仲間はこういいたかったのではないか。「本当に私と結婚できてうれしいと思っている?」「いやなら別れてあげるわよ。私はすぐ再婚できるけど、あなたは無理ね」。  それがわかっているから亭主は何もいえない。チョッピリ可哀想だが。  さて、今週一番面白かった記事はニューズウイーク日本版の「日本を待ち受ける2つの未来」という特集だった。  これを読む限り日本の未来は暗いと思わざるを得ない。何しろ、「今後は、大陸中国こそが超大国で、日本は周辺に位置する中等国という千年来の力学が復活するだろう」(グレン・カール元CIA諜報員)、「今までの働き方や稼ぎ方を維持しようとすれば、日本経済はどんどん縮小。1000兆円以上の借金と社会保障の負担によって崩壊するだろう」「日本の生産性は国民全体で見ると世界27位だが、労働者に限ればスペインやイタリアよりも低く、先進国で最下位レベル」「高齢者問題に対応するため、日本は世界一生産性の高い経済大国、最先進国になる必要がある。付加価値の高いものを徹底的に追求する、とにかくイノベーションを求める。人口が減る分だけとにかく稼ぐ。それだけだ」(デービッド・アトキンソン元ゴールドマン・サックス金融調査室長)。  人口が急速に縮んでいく日本では、安くていいものなどつくらず、付加価値の多いものをどんどん作り、増え続ける高齢者を75歳まで働かせ、医療費や介護費などを使わせないようにすることだというのである。  今週の文春砲が狙いを定めた不倫はややランク落ちだが、雨上がり決死隊というお笑いコンビの宮迫博之(47)である。  この男、1996年に結婚して2001年には長男が誕生している。しかも12年に胃がんがわかり、胃の3分の1を切除した。その時は妻が献身的に介護したという。恐妻ネタが売り物だそうだ。  7月14日、そんな宮迫が六本木のバーでスレンダー美女と飲んでいた。彼女は一足先に運転手と都心の高級ホテルへ行き、運転手がフロントでチェックインしてカギを彼女に渡す。  クルマはバーに戻り、今度は宮迫を乗せてホテルへ。さっきとは違う階の駐車場に入り、車から降りてきた宮迫のスタイルはというと、後頭部が丸見えになるほど目深に被ったキャップとマスク姿。誰が見ても怪しい。  彼女が待っている部屋に入り約10時間。出てきたのは午前11時だった。そして7月25日には別の30代の女性と同じホテルで逢瀬を重ねる。マメだね宮迫は。  最初の女性は京都出身のモデル・小山ひかる(26)だそうだ。  文春に直撃された宮迫の姿がワイドショーで流れていたが、それほど悪びれた様子はない。  だが、小山とホテルに泊まったことはないなどとのらりくらり。誤解ですという宮迫に文春砲は、本当に真っ白ですかと聞くと、「えー、オフホワイトです」というと自宅へ入っていったという。  小山も全否定。美容系のライターとして活躍しているという30代の女性は、文春砲の「一線は越えている?」に、「……本当に何もなく。肉体関係は否定させてください」。  とっさのことで、逃げる男もいれば、宮迫のように一見堂々としていて、なんだかわからない答えをする男もいる。いっそのこと、一晩中、お互い裸でせっせっせをやっていたとでもいったらどうか。  東洋経済オンラインという経済雑誌の老舗・東洋経済がやっているネットメディアがある。  1カ月当たりのサイトのPVは2億超といわれる。売り上げも年間2億円を大きく超えるというから、たいしたものである。  お堅い経済のサイトがこれだけ稼ぐというのは、確かにニュースであろう。  だが、文春が東洋経済新報社の中堅社員に聞くと、うちは硬派なメディアと公言しているが、「その実はサイトを少し覗くとわかるように、下ネタ記事、貧困ネタの記事のオンパレードなのです」というではないか。  文春が入手した内部資料によると、週間TOP20ランキングには、 1.妻からも見放された34歳男性派遣社員の辛酸 2.独身女性が48歳でAV女優デビューした理由 3.「親が貧しい子」は勉強でどれだけ不利なのか  TOP20の中に経済記事といえるのは4、5本だという。文春は編集長を直撃して、PV至上主義で、本来の経済記事がおろそかになっているのではないかと指摘する。  編集長は、そうではないといいながら、東洋経済の雑誌のほうはプレミアムな雑誌を目指し、オンラインのほうは大衆的なところを引き継げばいいと話している。  私は長くそうしたことに関わってきたから、ネットがPV至上主義になるのは致し方ないと思う。  ネットでカネを稼ぐには、刺激的なタイトルと煽情的な内容にしなければならず、そうして稼いだPVがおカネになるのを見ていると、いくら御大層な寝言をいっていても転向せざるを得ないのである。  だいぶ前になるが毎日新聞が外国向けに出している英文サイトのコラム「WaiWai」で、日本からの情報として、性的なものや品性を欠く情報を載せ大きな問題になった。  結局、毎日はこれを認め、謝罪し、このサイトを閉めた。なぜこんなことを天下の毎日新聞がやったかといえば、人集めであった。  PVを増やし、話題になればなんでもいい。どうせネットなんだから。  東洋経済オンラインがそうならない、否、そうなっているのではないか。だが、結局、そうしたやり方は、次のもっとえげつないネットにとって代わられるのだ。  今は東洋経済の看板があるから、読者は、俺はこんな下品な記事を読みたくて来ているんじゃない、来たついでに読んでいるだけだと思いたいのだ。  だがやがて、そういう読者が主流になり、良質な読者は逃げていくはずだ。どうせやるなら開き直って御託はならべないことだ。  何がなんでもPVで日本一になってやる。稼ぎまくってやる。そのためには手段など選ばない。そう覚悟を決めなくては、どこかで挫折する。  ところで改造内閣で早くも波乱の目になる2人が現れた。河野太郎外相と江崎鉄磨・沖縄北方担当相である。  河野は訪問先のマニラで中国の王毅外相と会談した。王から父親の河野洋平は正直な政治家だが、お前の南シナ海発言には失望したといわれ、そっちこそ大国としての振る舞いを身につけろと返した。  安倍首相は、これを聞いて「よくいった」と思ったのか「とんでもないヤツを外相にした」とうなだれたのだろうか。  江崎は、文春によれば、田中派の大幹部だった江崎真澄元通産相(故人)の三男で、人柄はいいが酒癖がよくなく、酒で失敗するのではないかと心配されているという。だが、先月の与野党の議員の会合で「昭恵夫人は国会に呼ぶべき」と発言したという。  たびたび大事故を起こしているオスプレイの自粛を小野寺防衛相が申し入れたのに、米軍側は鼻も引っかけなかったことに、「日米地位協定は少し見直さないと」と語ったのである。  以前にも触れたが、地位協定は日本の憲法の上に置かれ、米軍が憲法を蔑ろにして日本中で我が物顔に振る舞える根拠となっているものだが、沖縄担当の大臣が「見直し」に言及し、「時間がかかってでも、沖縄県民の気持ちを政府がしっかり受け止めながら、米国には言うべきことは言いながら(見直すべきだ)、という考えを持っている」(デジタル朝日8月8日13時31分より)と発言したのは、万が一酒に酔っていたとしても、正論を堂々と吐いた勇気を買う。  国会会期中でないことが残念だ。NHKの『ニュースウオッチ9』はさらりと触れ、テレ朝の『報道ステーション』は、この発言の重大さを丁寧に伝えていた。  ポストが野田聖子や小野寺五典の身体検査をしていたが、それ以外にも茂木敏充・人づくり革命担当相は、豊田真由子のように怒りっぽく、これまで秘書が80人以上辞めていると文春が報じている。この御仁には、衆議院手帳を無償で配った「公選法違反」疑惑もあると新潮も報じている。  スタートしたばかりだが、新閣僚たちの誰から、安倍政権に打撃を与える失言や暴言、スキャンダルが出てきてもおかしくない。  私ぐらいの年になると、がんもアルツハイマーも、見つかっても仕方ないと思ってはいるが、若い人は、そう診断されたらきついだろう。  新潮は、血液一滴で13種類のがんを早期発見できる検査法が開発され、実際に使われていると報じている。 「マイクロRNA」という。これはまだ実用化一歩手前だが、広島大学が立ち上げたバイオベンチャーが開発した「ミアテスト」というのがすでにあるそうだ。  これはがんからアルツハイマーまで診断できるという。新潮の20代の男性記者が膵臓がんとアルツハイマーの検査を受けたそうだ。  結果は、すい臓がんはB判定で、アルツハイマーはC判定だという。B判定は微量ながらがんに関連するマイクロRNAが出てきているから食生活を気を付けろといわれ、安心はできないそうだ。  ではアルツはどうか。20代でC判定は珍しいそうで、C以上の判定が出たときは、画像検査をするよう勧めているそうだ。  気になるのは、こういわれた若い男性記者である。調べなければよかった、そう後悔していないか。がんばれ、まだがんやアルツになると決まったわけではない。だが可哀想に。  今月中に北朝鮮とアメリカが戦火を交える。そんな悪夢が現実になるかもしれない。  北朝鮮は新型中距離弾道ミサイル「火星12」によるグアム島周辺への包囲射撃態勢を8月中旬までに完成させ、金正恩の発射命令を待っていると朝鮮中央通信が10日伝えた。  しかし、この短期間に、北朝鮮がICBMの飛行距離を飛躍的に伸ばし、核弾頭をミサイルに着弾できるほどの小型化に成功したという北の一方的な発表と、それをアメリカ側が信ぴょう性ありとして、トランプが怒り狂うという構図は、何か胡散臭い気がする。  まったくのでっち上げとは思わないが、北朝鮮危機はロシアンゲートで追い込まれているトランプの手の中にある唯一の彼に有利な手札である。  ロシアの疑惑から国民の目をそらせるために、北朝鮮危機を煽り、金正恩も米朝戦争も辞さずと進軍ラッパを吹きならす。  だが、寸止めで終わればいいが、万が一ということもないではない。こうした中で、韓国の文大統領はあくまでも対話重視といっているが、安倍首相が何を考えているのかが聞こえてこない。  国会閉会中の暇な時こそ、トランプの別荘へ行って、腹を打ち割って北朝鮮問題を語り、軽挙妄動しないようトランプに自粛を求めるのが安倍のやるべきことだと思うのだが。  ところで、週刊誌は今週も不倫記事ばかり。外国からは、日本では不倫ばかりが横行し、『不倫口論』という雑誌まで出ている不思議な国だと思われているのではないか。  話を変える。昨年大騒ぎになった「5人不倫」の乙武洋匡のその後。彼は離婚して子どもとも別れ、一人暮らしを続けているらしいが、昨年11月にフジテレビの『ワイドナショー』に久しぶりに出演した。  だが、ここでの発言が、別れた妻の心を逆なでしたと新潮が報じている。 「私がしでかしたこと自体は、妻はずっと前から知っていたことなので、それ自体っていうのは特にふたり(夫人との)の間で揉め事になることはなかった」  口は禍の元である。別れる際、2人の間で、そうした経緯については一切口外しないという「守秘義務契約」を結んでいたそうだから、約束違反である。その上、妻も知っていたというのは「虚偽」で、自分をカッコよく見せようとして、妻や子どもたちを傷つけても構わないという乙武の態度に憤慨したという。  そこで、妻側は、契約違反の違約金と、ウソを垂れ流した不法行為による精神的賠償、それに不倫相手の一人も提訴したのである。  少し前まで「日本一いい人」と持て囃された男は離婚された上に、軽率な発言で妻の怒りを再び買ってしまったようだ。  さて、私はローラという女性が好きだ。バングラデシュ人の父親が時々世を騒がせたりしたが、彼女の美しさ、歌のうまさ、料理のうまさは瞠目に値すると思っている。  ハリウッドで『バイオハザードVI』に出演して女優デビューを果たし、アメリカでも注目されているという。  そのローラに異変が起きていると、文春がハリウッドに飛んだ。6月17日、彼女がTwitterに「最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいる」と投稿し、事務所とのトラブルで独立するのではと騒ぎになっているというのだ。  文春によると事態は深刻なようで、CMは10本以上あるのに、テレビのレギュラーはゼロになっているそうだ。  ローラが所属する事務所はモデル事務所「LIBERA」。創業者で代表取締役は羽布津康史(39)。民間調査会社の調べによると、同社の売上高は推定8億円で、そのうちローラの稼ぎが約9割というから、事務所にとっての命綱である。  独立されては大変と考えたのであろう、羽布津社長はローラの私生活を徹底的に管理し始めたという。  ついにはエスカレートして、羽布津はローラの自宅へ乗り込み、部屋で暴れた末、契約書にサインせよと迫った。震えあがったローラは契約書に何が書かれているのか理解できないまま泣きながらサインしてしまったそうだ。  この契約書がとんでもない内容だった。ローラとの契約有効期間は異例の10年。しかも契約満了を迎えても自動的に10年契約が更新される。ローラ側が契約更新しないといっても、事務所サイドの了承がなければ解除できない。たとえ契約解除できたとしても、その後2年間は芸能活動できないという不平等な「奴隷契約」だそうである。  さらに、ギャラを10分の1に下げられたというから、ひどいといわざるを得ない。  ついには心労のためだろう、5月下旬、撮影にために訪れていたロサンジェルスでローラは倒れてしまう。6月に医者に行くと「これ以上症状が進行するとうつ病になる」といわれたそうだ。  このところSMAPが解散に追い込まれたり、能年玲奈が独立するに当たって改名(のん)させられたりと、事務所とのトラブルでタレント側が泣くケースが目立つ。  こうしたことに、今年7月、公正取引員会が調査に乗り出し、大手芸能プロなどで独占禁止法に抵触する不公正な契約が結ばれていないか、調べる方針だという。  文春の記述が正しいとすると、ローラのケースはこれに当てはまるはずだ。文春から事情を聞かれたローラは沈黙を通したそうだが、最後に芸能活動を続けるのかと聞かれ、「心配してくれてありがとう。うん、私、頑張る。これからもみんなをハッピーにするから待っててね」とけなげにいったそうだ。  私も行って優しく抱きしめてやりたい。それはともかく、芸能人も一労働者(中には個人事業主になっている者もいるが)である。守ってあげてください、神津連合会長さん。  今週の第1位は新潮の記事。文春や新潮は、現代、ポストと違って、表紙に売り物企画を載せない雑誌だが、今週、新潮は「錦織圭を迷わすモデル恋人の告白」というのを一本載せている。  よほど自信のある記事なのだろう。グラビアにはワシントンで錦織(27)と恋人の観月あこ(25)が、仲良く寿司屋で食事をしている写真が掲載されている。  錦織の年収は、6月に発売されたアメリカの経済誌『フォーブス』によると、世界スポーツ選手の長者番付で日本人最高の26位で、約37億円。  だが、新潮によると、観月と付き合ってから錦織の成績は低迷し、世界ランクも5位から9位にまで落ちてしまった。  ファンから観月は「さげまん」といわれているそうだ。だがそんな評にお構いなく、2人は蜜月のようだが、多くの障害があるそうだ。  その最大のものが島根県松江市に住む父親の清志だ。彼は新潮にこう語っている。 「(結婚については)うーん……わからねぇなぁ。そんなもん全然想像したくもない。彼女(観月)が悪いっていうのはいっぱい聞くし。周りからね。まあ、悪いことしか聞かないからね」  一刀両断である。観月がもともとモデルとして芸能界で仕事をしていたことも気に入らないらしい。 「もう、嫌い。芸能人って。ウチは本当にリアルな世界だけん。芸能人だとスキャンダルなこともプラスになるけど、我々の世界はそうじゃないけん」  観月はモデルとしては鳴かず飛ばずだったが、ジャニーズ事務所の玉森裕太や、杉良太郎とのスキャンダルで名をはせてきた。  今回新潮は、観月への直撃にチョッピリ“成功”している。ネットや雑誌で悪く書かれていることについて、彼女は、見てない、興味がない。  ワシントンで開かれているシティ・オープン期間中、「夜の営みはしているか」という失礼な質問にも、「やってないですよ(笑)」と受け流す。  結婚については、「結婚はしたい(ですが)、彼に任せています」と、ボールが錦織サイドにあることを示唆したという。  グラビアで錦織の表情を見る限り、彼も観月を憎からず思っているようだし、結婚は親が決めるものではない。  もう一度世界ランクの上位に返り咲き、周囲を黙らせて結婚すればいい。いい大人同士なのだから。 (文=元木昌彦)

時価総額1,000億円以上!? 「1万円札5枚を6万円で売る」フリマアプリ『メルカリ』は無事上場できるのか

時価総額1,000億円以上!? 「1万円札5枚を6万円で売る」フリマアプリ『メルカリ』は無事上場できるのかの画像1
「週刊新潮」(8/10号、新潮社)
今週の注目記事・第1位 「斉藤由貴 背教のダブル不倫」(「週刊文春」8/10号) 同・第2位 「安倍を選挙応援 加計学園『公選法違反』疑惑」(「週刊文春」8/10号) 同・第3位 「安倍改造内閣 これから破裂する『スキャンダル大臣』リスト」(「週刊ポスト」8/18・25号) 同・第4位 「『番記者』100人に聞いた 安倍はいつ総理をやめるのか」(「週刊現代」8/19・26号) 同・第5位 「AI革命時代 5年後・10年後に『消える会社』『生き残る会社』」(「週刊現代」8/19・26号) 同・第6位 「オバマが絶賛『夢のがん免疫治療法』」(「週刊文春」8/10号) 同・第7位 「『今井絵理子』と『不倫市議』は人として『一線を越えた!』」(「週刊新潮」8/10号) 同・第8位 「現役アイドルが美人局!『証拠SEX動画』を衝撃入手」(「フライデー」8/18・25号) 同・第9位 「村田諒太を私物化する『ボクシング連盟のドン』」(「週刊文春」8/10号) 同・第10位 「厳戒の誕生会」(「週刊新潮」8/10号) 同・第11位 「変容する『日本暴力地図』」(「アサヒ芸能」8/10号) 同・第12位 「時価総額1000億円超『メルカリ』上場は是か非か」(「週刊新潮」8/10号) 同・第13位 「話題沸騰『物忘れ改善薬』は本当に効くのか?」(「週刊ポスト」8/18・25号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  早いもので、今週から週刊誌はお盆の合併号になる。編集部は、この時期だけは閑散としていて、地方のある人間は土産と子どもを背負って里帰りする。  編集部に、北海道の女性と結婚した九州の男がいた。逆だったかな? そういうのは大変だ。聞けば、お盆は妻の実家に行き、正月は亭主の実家で過ごすと取り決めをしているという。  私のように夫婦ともに東京、しかも2駅しか離れていないから、こういう時は楽でいい。静かになった東京でのんびり過ごすというのもいいものである。地方から出てきた人はそうした「楽しさ」を味わうことはなかなか難しいだろう。唯一といってもいい東京人の特権ではある。  さて、物忘れか認知症かわからないが、忘れることが多くなった。だからなんでもメモにするから、毎日大量のメモの束ができる。  ポストによると、ロート製薬が4月に「キオグッド顆粒」、6月には小林製薬が「ワスノン」、7月にはクラシエが「アレデル顆粒」を発売し、中年期からの物忘れの改善に効果を発揮すると謳っているそうだ。  主成分は「オレンジエキス」で、イトヒメハギと呼ばれる植物の根が原料で、東洋医学では昔から「健忘に効く」として使われてきたそうだ。  すわ、認知症にも効くのかと早合点しそうだが、そうはいかないようだ。ポストは、3人の60代の人間に1週間飲んでもらって、その結果を専門家にチェックしてもらったという。  1週間では短い気もするが、3人ともに、飲んだから物忘れがよくなったとはいえないという診断。だが生活習慣病の改善と併せてこうしたものを服用するのはいいのではないかと、専門家はいっている。  イワシの頭も信心から。信じる者は救われる。まあ、効くと思えば効くのかもしれない。 「メルカリ」というIT企業がある。ネット上でフリーマーケットをしているが、2013年に設立されると一気に売り上げを伸ばし、昨年度の売り上げは約122億円、営業利益で約33億円を出したそうだ。  ここの特徴は、安全性と匿名性。売りたいものがあるとスマホで撮影して、値段と商品説明を短いメッセージにして出品するだけ。  取引が成立するとメルカリがいったん代金を預かり、出品者が品物を発送する。購入者は中身が商品説明と違わないことを確認できたら「受取評価」を投稿する。  要は中国のアリババ方式のようだ。購入者が泣き寝入りしないよう工夫しているところが受けたのであろう。  ここが上場するそうだが、新潮によれば、時価総額1,000億円以上といわれているそうだ。だが問題も多いという。  1万円札5枚を6万円で売ります(多重債務者のクレジットカードのショッピング枠を使わせるそうだ)というものから、ブルセラ愛好者向けやゲーム会社が禁止しているアカウント販売など、問題のある出品が続々と明るみに出ているという。  上場には妨げになるこうした問題商品の出品には、メルカリは目を光らし対処しているようだが、あまり厳しくするとメルカリブームを潰してしまうことになる。悩ましいようである。  アサ芸では、3分裂した山口組の全国暴力地図というのをやっている。一番3派が集まっているのは関西地区だそうだ。 「特に、大阪府内には47の直系組織が本拠地を置き、各勢力がひしめき合っている状態だ。この47のうち23が任侠団体山口組の直系組織で、組織発足後に過密さが顕著になった。地元関係者が話す。 『大阪は織田代表の本拠地ということもあって、直参の人数が多いわけや。ただ人数が多いだけやなく、織田代表との絆の強さもピカイチや。どの組織も士気が高いと言われとる』 もとより大阪は分裂以降、衝突事件が多発する激戦区であっただけに、抗争の発火点になることが懸念されていた」(アサ芸)  常に発火寸前の危機が潜んでいるのはどこも同じだ。「六代目」と「神戸」の両山口組が本部を置く兵庫県も直系組織が密集している。  過去には、神戸山口組による示威行動、神戸市内でのカーチェイス、車両特攻など事件が頻発していた。再分裂以降は大きな衝突が起きていないが、ここにきて勢力の切り崩しが表面化しているとアサ芸は報じている。  この表を見る限り、東京は六代目が2つ、神戸が1つ、任侠団体が3つと比較的勢力は落ち着いているようである。  だが、「他組織との友好関係を六代目山口組と競い合う神戸山口組。組織としての外交は行わない任侠団体山口組。三者の姿勢の違いが鮮明になっている。今後も山口組の分裂が、全国ヤクザ社会に影響与えることになるだろう。日々、『日本暴力地図』は変容しているのだ」(同)  今年から来年にかけて勢力図がガラッと変わる大抗争が起きる可能性があるのではないか。ヤクザの世界も政界も同じようである。  さて、世界陸上と男子ゴルフ選手権で眠くてたまらない。特にゴルフは松山英樹が最終日、9アンダーで大逆転し、2位に5打差をつけて優勝した。  これで初制覇を狙うメジャーの今季最終戦、全米プロ選手権(10日開幕)へ弾みがつくというものだ。  もともと最終日の松山は爆発的なゴルフをするが、この日はすごかった。しかし、日本人ゴルファーがこれほど堂々と、強いゴルフをするようになるとは、感慨無量である。  後はメジャーを勝てば、名実ともに世界の松山になる。今の松山をどう見ているのか、タイガーに聞いてみたいものだが。  お次は新潮。安倍の苦衷を知ってか知らずか“お友だち”の加計孝太郎理事長は、7月29日、学園傘下の千葉科学大の教職員らと銚子市内の小料理屋で、自分の誕生日を祝ってもらい酒を飲んでいたと新潮が報じている。  加計はその席で、「本当にひどい目に遭っているよ。なんも悪いことしてないのにさぁ」と愚痴っていたそうだ。  新潮は、酔っぱらった加計がとろんとした目をして外を覗いている(?)顔を撮り、グラビアに掲載している。見事なスクープである。  先日、新潮の編集部員と話した。最近御誌はスクープが多いねというと、このところFOCUS出身の編集長が2代続いていますからと答えた。  FOCUSが休刊したのは01年である。そのとき、かなりの人間が新潮編集部へ異動した。その人たちがFOCUS時代のノウハウを駆使して、見事な隠し撮りスクープをしているのだ。  ひどい人間がいるものだ。日本アマチュアボクシング界は不祥事が続出しているが、その背景には日本ボクシング連盟の山根明会長(77)が組織を私物化してきたことがあると、会長の元秘書で元連盟の理事、澤谷廣典(54)が文春で告発している。  縷々ひどいことが書かれているが、中でも12年、ロンドン五輪で日本勢48年ぶりとなる金メダルを獲得した村田諒太のケースである。  五輪の決勝で、村田のセコンドが山根会長の命令で突然、山根の息子に変わったというのだ。理由は息子の箔付けだったという。  村田が異を唱えたが、山根は頑として聞き入れなかった。 「決勝で金メダルを取った後、村田は『リングの横に敵がいましたよ』とボヤいていた」(澤谷)  その後メディアに引っ張りだこの村田を見て、カネが入っているのに、ワシに一銭ももってけえへんと、山根はいっていたという。  しかも村田のプロ入りに強硬に反対し、連盟は「引退勧告」を突きつけるという暴挙に出た。  仕方なく村田は謝罪し、プロ転向が認められたが、以来、アマチュアがプロに転向するには事前に連盟の承認が必要、加入したジムから「選手強化金」という名目で、移籍金を支払うことに決められたという。  私のようなボクシング好きから見ると、こんなおっさんがまだのさばってんのかである。せっかくの真っ当な格闘技が、こんな輩に食い物にされているとは、ふざけるなである。  ところで、売るためにはあらゆる努力をするのは雑誌も同じである。今週のフライデーは一足早く合併号だが、dマガジンを見ていたら、一番の売り物である「現役アイドルが美人局!『証拠SEX動画』を衝撃入手」という特集がない。  あわててコンビニに走り(すぐ隣のファミマは売り切れていて先週号しかなかったので、少し離れたセブンイレブンへ行く)、めくってみると袋とじになっていた。  いそいそとハサミで切ってみる。グラビアアイドルの部屋なのだろう、隠し撮りと見られる“淫靡”な雰囲気の写真が何枚もある。フライデーから引用しよう。 「〈モデルの◯◯が50万円〉〈アイドルの△△が100万円〉……こういった女性有名人による売春の『噂』は、芸能関係者の間で常に囁かれてきた。ただ、あくまで『噂』の域に過ぎず、これまで表沙汰になるケースはなかった。だが、これらは本当だった。しかも、行われていたのは売春だけではない。セックスの様子が密かに撮影され、その動画を元に高額のカネを支払わされる、『美人局事件』まで起きているのだ。  本誌は今回、その証拠となる一本の動画を入手した。収められているのは、現役グラビアアイドルのAがセックスに興じる姿だ。スレンダーな肢体に Gカップの巨乳で注目を集めた彼女は、これまでに数冊の写真集を出しているだけでなく、テレビドラマや映画にも出演してきた。  そんなAの相手は、IT系企業を経営する青年実業家のB氏という人物。動画の中で二人は激しく絡み合っているが、彼らは恋人同士ではなく、AはB氏からカネを受け取って肉体関係を結んだのである。 『動画が撮られたのは、3年ほど前。芸能プロ社長のCという人物の仲介で、AはB氏を紹介されました。Aは仕事の悩みを親身に聞いてくれるCに心酔していたため、売春を行い、動画盗撮に協力したんです』(Cをよく知る芸能関係者)」  このセックスシーンを撮った後、CはBに「仕事を回せ」と持ちかけ、多額のカネを支払わせたというのだ。明らかな恐喝である。  フライデーはBを直撃している。Cとは以前から知り合いだったそうで、Cから「お前グラドル好きだろう」といわれ、罠にはまったのだ。現金や、Cから仕事を持ちかけられ、合計1,000万円以上を払ったそうである。  動画を撮られていたのを知ったのは、Cが別の事件で警視庁に家宅捜索をされた時、この動画が出てきたという。Bも警察に呼ばれ、「恐喝されていたのでは」と事情聴取されたという。  Bが、どう答えたのかは出ていない。この動画をフライデーはどこから入手したのだろう。  作り物にはない生々しさのある映像写真である。この動画をネット版フライデーで流したらアクセスが殺到するだろう。早くもネットでは、このグラドル探しが始まっている。  惜しむらくは、この動画はテレビでは流せないだろうから、文春の斉藤由貴や新潮の今井理恵子のように、2度おいしいとはいかない。  新潮の編集者がいっていたが、文春のように、豊田真由子の「このハゲ~ッ!」から、動画や音声を1本5万円でテレビ局に売るようになったそうだ。これがバカにならない金額になるそうである。  さて“一線の女王”今井絵理子参院議員と不倫相手・橋本健神戸市議はどうなったのだろう。  新潮によれば、今井は議員としての自覚のなさが致命傷になり、「彼女の議員生活は“終わった”としか言いようがなさそうだ」(新潮)。  橋本は、奥さんのほうが「2人のいっていることは事実と全然違う」と、弁護士から2人へ文書を送らせ、その返答を見て今後の対応を練るそうだから、こちらも絶体絶命のようだ。  呆れるのは、橋本は先週の新潮が発売になる前日に、妻のところへ会いたいといってきて、代って弁護士が会うと「離婚届けに判を押してくれ」といったそうだ。それがだめだとなると、妻の両親のところへ行き、離婚届けを出して怒鳴られたという。 「記事が出る前日に離婚を成立させ、不倫ではないと強弁し、虚偽の『婚姻破綻ストーリー』を補強しようとしたのであろう」(同)  新潮がいうように、この2人は「人としての一線を越えてしまった」ようだ。議員辞職して一から出直すしかないのではないか。  文春によれば、オバマ前大統領も絶賛していたオプジーボよりがんの症状を改善するといわれる、すごい免疫治療薬が日本人の手で開発されているという。  近赤外光線免疫療法といって、米国立衛生研究所の小林久隆主任研究員が実用化を目指して開発中だそうだ。  何しろ「制御性T細胞に騙されずにがん細胞を見つけ、がん細胞だけを攻撃する治療法」だそうである。  そのため手術不能な再発頭頸部がんの患者7人全員にこれを使用すると、患部がんの組織が壊死し、このうち4人は再発もしなかったというのだ。  しかも、この薬の後ろ盾はアメリカのベンチャー企業だが、ここの筆頭株主は楽天の三木谷社長だから、日本で事業化できるという。  このような夢の薬が実用化すれば、がんを克服するのも夢ではないかもしれない。なんとか、それまで生きていたいものである。  現代がAI時代に生き残る会社、消える会社を特集している。  現代によれば、 「AI時代の圧倒的勝者がアマゾンで、すでに一歩も二歩も先を行っている。たとえば、アマゾンは顔認識のAIサービスを販売していて、画像を送れば、それが男か女か、何歳くらいかというのがわかる。500円くらいで1000人ぐらいの顔認識ができるほど安価なので、店舗の客の動向を知りたい小売店などがすごく利用している。  アマゾンはレジなしで買い物ができる無人スーパー『Amazon Go』も広げようとしていて、これが成功した暁には、日本のコンビニがアマゾン傘下に入る可能性も出てくる。アマゾンと取引を広げたかったり、そのノウハウを知りたい三菱商事、伊藤忠商事であれば、子会社のローソン、ファミリーマートを売り払う決断もあり得るからです」(マイクロソフト日本法人元社長の成毛眞)  現代は、アマゾンに続いて上位にはダイキン工業、ファナック、コマツ、リクルートHDなどが並ぶという。  一見、業界も業種も違う会社ばかりだが、実は「すでにAI化に成功している」という共通点があるそうだ。 「無人ダンプを開発したコマツ、AIで学習する産業ロボットのファナックなどは有名ですが、実はエアコン大手のダイキン工業もAI研究で進んでいる。室内にいる人の表情や声などをAIで認識して、空調整備をするといったい技術開発を進めていて、AI人材を100人規模で採用する予定もある。リクルートHDも、AIが企業と転職希望者をマッチングさせるサービスを作るなど、日本のAI技術の先端を走る会社になっている。  そもそも、AIの機械学習と言うのは、もともと人間の持っているノーハウがあることが前提。AIが将棋で強いのは、過去に人間が戦った棋譜が公開されていて、AIがそれを学習できるから。どんなにAIが進化しても、もともとの情報やノウハウを所有している企業は強く生き残れる。設計などの圧倒的なノウハウを持っている日揮などのプラント業界はその代表例。ゼネコンも同様で、新しい技術の導入やベンチャーとの提携にも積極的な大林組などは期待ができる」(経営コンサルタントでもある滝本哲史京都大学客員准教授) 「高得点の企業を眺めると、味の素、カルビ、キッコーマンなど食品業界の主力企業が『成長株』となっている。一見するとAIにはまったく無縁の業界に思えるが、実はそれは『誤解』である。 『食品業界では売れると思って作ったが売れずに賞味期限が切れて破棄するケースが多いが、今後はAIによる需要予測の精度が上がることで、この無駄が激減する。そうしてコストが激減するうえ、『味』というのはAI化するのが難しい分野で差別化が維持できるので、一気に有望株になる。同様に外食業界にもAIによるコスト削減メリットが生まれるため、あきんどスシローなどはすでにビッグデータの活用に乗り出している。  AIに関する誤解はまだ多くて、壊滅的な打撃を受けるとされる銀行業界も、実はAIによって成長する可能性のほうが高い。確かに、窓口業務などはAIに代替されるので銀行員には逆風ですが、AI融資によって焦げ付きが減るなど、業界には追い風になる。  損保にしても、自動運転で事故がなくなるのは減収要因ですが、サイバー攻撃や洪水被害などこれまではリスク管理できなかった事象について、AIでリスク計算ができるようになる。  そうした新リスクに対応した新しい商品が生まれるという意味で、成長余地は大きい。ともに大手で動きの速い三菱UFJFG、SOMPOHDなどが有望です』(100年コンサルティング代表鈴木貴博)」(同)  AIを自分たちの仕事を奪う存在などと消極的に考えている向きには、前向きにしてくれる好企画である。  さて、安倍首相が支持率急落に歯止めをかけたい改造内閣が発表されたが、予想通り新味はなかった。国民がおかしいと感じている様々な疑惑に、真摯に応えようとする姿勢はみじんも感じられない。  菅官房長官、二階幹事長を替えず、野田聖子(総務相)や河野太郎(外務大臣)を入れたぐらいでは、安倍政権の腐食の構造は変わらない。  私は河野洋平元副総理とは付き合いが古いが、息子は父親に似ず自己顕示欲と出世志向が強いように思う。安倍にいいように使われないか心配である。  今度の目玉は岸田文雄を政調会長に持ってきたことであろう。本人も外相が長すぎ、出身派閥からもポスト安倍を目指すなら閣外へ出ろといわれていた。  そこで安倍は岸田を政調会長に据えて「私の次は岸田」という印象操作をし、世論をなだめようとしている。確かに岸田は安倍のような悪相ではない。ソフトな印象で女性受けはいいだろう。  だが安倍と一蓮托生で長年やってきた男である。彼の被っている仮面の下には安倍と同じ思想が隠れているのではないか。稲田朋美前防衛相で証明されたが、安倍というのは、その人間の本質を見抜くことができない。岸田を自分の傀儡として使い、延命しようとしているのは間違いない。  しかし、そんなことをしてまで総理の座にしがみつく安倍だが、番記者たちはそう遠くないうちに、辞める、辞めざるを得なくなると見ているようだ。  その証拠に、この改造でも支持率は35%(朝日新聞)と変わりはない。  辞めざるを得なくなるのは、10月の青森、愛媛の衆院ダブル補選で連敗した時、秋の臨時国会に提出する予定の改憲原案取りまとめに失敗した時、支持率が30%を切った時などなど考えられるが、11月にトランプ大統領が来日を機に、これを花道として辞めるのではないかと見る番記者もいるようだ。  だが、破れかぶれに、年内解散に出ると見る番記者も約3割いるそうである。どちらにしても来年末には衆院議員の任期が満了になる。小池国民ファーストの会ができなくても、現状から大幅に議席を減らすことは間違いない。  どちらにしてもこの改造が、安倍政権の終わりの始まりになる。ポスト安倍は、番記者の順位だと1位が岸田文雄、2位が石破茂、3位が麻生太郎のようだ。  安倍首相の最近のテレビで見る表情は極めてさえない。支持率下落もあるのだろうが、私は、体調が悪い、持病が悪化していると見るが、いかがだろう。  ポストは、新しく閣僚になったメンツの中にも、スキャンダルを抱えている大臣がいっぱいいると指摘している。  まずはポスト安倍ともみられている野田聖子。野田の父親は天才相場師といわれた曽祖父の養子になり島を名乗ったが、娘の野田は長じて岐阜の実力政治家の養女となって野田姓になり地盤を継いだ。  野田は残された母を支え、一方母親は野田が選挙に出ると、「野田聖子の母」の名刺を持って選挙区を回り、娘の選挙活動を支え続けたことで知られる。  だが、家を出た父も密かに娘の政治活動を支えていたというのだ。ポストによると、野田の政治資金収支報告書をたどるとそのことがわかるそうだ。 「確認できるだけでも、稔氏(父親=筆者注)は2000年から14年間にわたって野田氏の資金管理団体『二十一世紀の会』に毎年個人献金の上限150万円を寄付し続けた。  さらに10年ほど前から献金の質が大きく変わった。『二十一世紀の会』の毎年150万円、『野田聖子後援会連合会』にも毎年150万円、さらに野田氏の『自民党岐阜県第一選挙区支部』を加えた3団体に献金がなされ、寄付金額がハネ上がったのだ。1つの政治団体への個人献金の上限は150万円だが、政党や支部への献金は年間2000万円まで認められる。  稔は娘の3度目の入閣の晴れ姿を見ることができずに15年7月に83歳で亡くなったが、娘への献金総額は3団体で8050万円に達し、そのうち4750万円が党支部に集中的(7年間)に献金されていた。」(ポスト)  とくに11年は政党支部だけで上限に近い1950万円が一度に寄付されたという。税法が専門の浦野広明・立正大学法学部客員教授がこう疑問を呈する。 「政治献金は寄付する側に所得税の税額控除が認められ、大きな節税ができる。しかも親から子に献金する場合、それに加えて受け取る側も贈与税がかからない。そもそも贈与税は、相続税を補完する税金という性格を持つ。生前贈与で相続税が払われないのを防ぐために課税するものですが、そこに政治団体や政党支部への寄付を絡ませることでこの贈与税を逃れることができる。高齢になった父から亡くなる前の数年間に政治団体などを受け皿として巨額の献金を受けた野田氏は、一般の国民と同じように相続した場合に比べてかなりの額の課税逃れができた可能性があります」  政治家ならではの相続税逃れでは、ポスト安倍の名が泣こうというものである。  次は小野寺五典防衛相の場合。15年の政治資金収支報告書によると、資金管理団体『事の会』は15年に地元で開いた政治資金パーティーと地元企業経営者などからの献金で約3,300万円を集め、その3分の1の1,200万円を同後援会に寄付している。後援会はそのうち1,150万円を使い切ったことになっているが、具体的な支払い先が報告されているのはポスター印刷代の8万6400円だけで、支出のほとんどが何に使ったか記載がない。有権者側の視点で見れば、1,200万円がほぼ丸ごと「使途不明」なのだという。  前年の14年もほぼ同様だそうである。政治資金規制法では、国会議員関係政治団体は一件1万円以上の支払い先は、目的、金額を記載しなければならいと定めている。なぜか?  小野寺事務所は、震災で、収入、支出が激減したため11年から国会議員関係政治団体から外しましたといっている。  しかし、山脇博之神戸学院大学教授がこういう。 「震災で収支が悪化したから外した、という理由はおかしい。小野寺氏の資金管理団体と会計責任者が同じで、多額の寄付も入っており議員とは関係が深い団体です。使徒を明らかにしない状況は、意図的に政治資金の流れを不透明にしているようにも見える」  やましいところがないのなら公開すればいいだけだ。  そのほか、茂木敏充人づくり革命相は、ランチ会で2,500万円も集めているのはセコくないか。  松山政司一億総活躍相には、16歳の少女に「女体盛り」した連中が逮捕されたが、その席にいたという情報が流れていて、野党側が手ぐすねひいているという話もあるらしい。  有力候補には断られ、人材のいない中で仕方なく作り上げた今回の改造内閣も、崩壊するのは時間の問題のようだ。  お友だちの安倍首相を窮地に追い込んでいる加計学園だが、ここについて文春が「公選法違反」の疑惑があると報じている。  09年7月28日、加計グループの教職員組合が加計理事長に対して、「2009年8月末投票予定の衆院議員選挙において、実質強制的に特定政党の選挙運動に(職員が=筆者注)動員されていると聞き及んでいる」とし、これはパワーハラスメントであり、思想信条の自由への重大な侵害だと申し入れているのだ。  これを告発した元加計学園教授は、09年の選挙では安倍や塩崎恭久の選挙事務所に職員を2人ずつ派遣していたと証言している。  しかも、学校の事務長クラスが出張命令を出し、若い職員を派遣していたというのだから、呆れる。当時の組合委員長も要求書は本物だと答えたが、学校側からは明確な回答はなかった。  この件は時効が成立しているが、公選法違反の疑い、学園側が職員へカネを払っていれば、安倍らが「寄付」を受けたことになり、選挙運動費用収支報告書に記載していなければ、これも公選法違反に当たると上脇博之神戸学院大教授が指摘している。  安倍首相は、閉会中審査で加計学園の獣医学部新設申請をいつ知ったのかと問われ、事業者として正式決定をした1月20日と答えたが、これが真っ赤なウソであることは明らかだ。  特に、特区新設が認められるかどうかのヤマ場の昨年夏以降も、加計孝太郎と飲食やゴルフをして、支払いは「私がごちそうすることもありますし、先方が持つこともございます」と答えた。  安倍は諮問会議の議長だから、獣医学部新設にかかわる職務権限を持っている。これは郷原信郎弁護士によると、単純贈収賄になり得るという。 「となれば、安倍総理が加計学園の申請を知った時期が重要です。だから、1月20日にこだわっているのではないでしょうか」(郷原)  文春の最後に、田原総一朗が安倍と会ったとき、「政治生命を賭けた大冒険をすべし」と伝えたことについて、文春は「拉致問題」のことではないかと推測している。だが、安倍と会うことが嬉しくてしょうがない政治評論屋のいうことで安倍が動くとは思えないし、第一、安倍にそんな覚悟などあるわけはない。  第1位は今週も不倫のお話である。文春砲が今週狙いを定めたのは女優・斉藤由貴(50)。斉藤は横浜生まれで、1984年に第一回東宝シンデレラオーデションをきっかけに芸能界入りし、翌年、デビュー曲「卒業」が大ヒット。同年『スケバン刑事』、翌年NHKの朝ドラ『はね駒』のヒロインなどで瞬く間にトップアイドルへと駆け上がった。  歌手の尾崎豊や川崎麻世などと浮名を流したが、両親は戒律の厳しいモルモン教徒で自身も熱心な信者である。94年、2歳上の同じモルモン教徒の夫と結婚して3人の子どもがいるそうだ。  結婚後は2時間ドラマを中心に出ていたが、ここ数年、ブレークして、CMに出たり16年には大河ドラマ『真田丸』、TBS系ドラマ『カンナさーん!』で姑役を演じ、来年の大河ドラマ『西郷どん』にも出演が決まっているそうである。  家庭にも恵まれ、モルモン教徒の斉藤がダブル不倫? やや薹(とう)が立ったとはいえ美少女の面影を残す斉藤に何があったのだろう。  7月24日、横浜の港に近い高級住宅街の一軒家から走り出たポルシェは、山手地区に建つ教会の駐車場へ。  クルマから出てきた斉藤は、坂を下って中華街方面へ急ぎ、周囲を伺うようにしながらあるマンションへ姿を消したという。  それから2時間後、白髪交じりのおしゃれな中年男が出てきた。TシャツのVネックにメガネを引っかけ、コットンパンツというラフな格好で元町方面へ歩いて行った。  15分後。斉藤が出てきて教会の駐車場へ行き、ポルシェでスーパーを経由して自宅へ戻ったそうだ。  この日だけではない。2日後、バラエティを終えた斉藤は、事務所のクルマで横浜伊勢佐木町裏の路地へ。小走りで向かったのは小さな映画館。入り口には彼氏。映画はオーストラリアの離島で暮らす灯台守の夫婦の物語『光をくれた人』。私も見たが、孤島に流れ着いた赤ん坊を我が子として育てる夫婦の愛と葛藤が胸をうつ。午後9時過ぎに出てきて、男の後ろに斉藤が続く。  男は振り返ることなく右手を後ろに出すと、「斉藤はその手に自らの左手を重ねた。瞬く間に指を絡めて恋人つなぎとなった二人は、すぐ隣のお好み焼き店に入った」(文春)。  このときの手つなぎの様子は、グラビアにバッチリ載っているから、とくとご覧あれ。  この彼氏は横浜市内で内科を中心とするクリニックを開業している医師で妻子持ち。斉藤の自宅からクルマで10分もかからないところにあるという。  逢瀬に使っているマンションは斉藤が原稿などを書くために借りているそうだ。28日は、クリニックの昼休みに、男がマンションに来て、オートロックのマンションをそのまま入りエレベーターに乗ったというから、「どうやら部屋のカギを持っているようだ」(同)。  その5分後に斉藤が現れ、マンションに入り、1時間40分後、男が出てきて、その10分後に斉藤が出てきた。  さあ、文春砲の直撃に2人はなんと答えるのか。彼氏は、男女の仲かという問いに、「男女の仲とか、そりゃ話としてはそうなりたいけど、そうできないじゃないですか」と否定。  マンションのカギを持っているのか? マンション以外で食事をしたことはないか? すべてを否定した。  斉藤の事務所は「往診」だといい募る。 「女優なのでお察しがつくと思うんですけれど、総合的なメンテナンス等々の支えをして頂いたり、体調が悪いときに、にんにく注射だったり、点滴だったりをご対応いただいています」  文春が、彼氏は診察道具などは一切持たず手ぶらで入っていくし、斉藤が来る前にマンションに入っていくから、往診という説明は不自然だと指摘する。  さらに、斉藤の夫に聞くと、マンションを借りていることも、彼氏の「往診」のことも知らなかったというから、斉藤は絶体絶命のようだ。  川崎麻世の不倫の時、斉藤はこう会見で語ったという。 「前の人(尾崎豊=筆者注)とのことがあったにもかかわらず学ばない人間なんだなと自分のことが悲しいです」  自分はモルモン教の資格がないとも話したというが、今回は夫も子どももいるから、悲しいだけでは済むまい。2人でいたけれど「一線は越えていない」とでもいうつもりだろうか。  斉藤由貴が釈明会見し、彼女の不倫相手とされる医者がテレビのインタビューに答えていた。おたがい、医者と患者の関係だと「口裏を合わせているように」同じ答えだったのには笑った。  斉藤は、医者に好意を持っていることは認めたが、そうした“誤解”を招く行動で、夫や相手の妻に迷惑をかけたという謝罪の言葉は、私が聞いていた限りではなかった。  治療をするというのに男のほうはランニング姿というのは、いくら親しいといってもおかしくないか。不倫の疑惑度85%というところか。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  合併号とあって両誌ともに気合が入っている。ポストから。巻頭は西田幸樹の特別篇「奇跡の50歳 南野陽子」。たしかに表紙のナンノは30代といっても通る。美肌に崩れていない肢体は、見ごたえ十分である。後半は袋とじ。  次は8月22日で生誕50年になるという「岡田有希子『あなたに逢いたい』」。そうか、生きていれば50歳か。 「追憶のローラー・ボー」。確かにきれいなゴルファーだったな。次も袋とじで現代アート会を震撼させた衝撃の問題作「ザ・挿入」。これは買って見てください。チチョリーナで思い出すかな?  後半は、西田幸樹カメラマンのところへ申し込んできた一般女性の「田川えな」、ええな。袋とじは「泰葉が脱いだ!」。こんなん見たいのおるのかいな、というのが正直な感想。  おまけはスマホでPCで喘ぎ声が聞こえる「方言イキボイス」。お暇な方はやってみたらいい。さらにおまけは「週刊誌史上初! スクラッチヌード」。スマホの葵つかさを指でこするとヌードになるそうだ。  てんこ盛りだが、これだけの労力をもっと記事作りに使ったら、いいのではないのかと思わざるを得ない。  巻頭の特集が「老前破産で起きる怖ろしいこと」では月刊誌みたいだ。  現代はどうか。前半は「大ブレイク女優を撮り下ろし 吉岡里帆」「松坂慶子 竹下景子 関根恵子 風吹ジュン 濡れ場&ヘアヌードを見よ」。3人がケイコたん、なんだ。今更だけど。  後半は「平嶋夏海 抱き占めたいカラダ」。笑顔がかわいい子だ。3人のAV嬢による「女神の饗宴」。そして袋とじは「高岡早紀」と「石田えり 罪」。石田には「あの日、日本中に衝撃を与えた伝説のヘア・ヌード写真集がいま甦る」という引き文句が。  懐かしい。ヘルムート・ニュートンに撮ってもらった写真集で、私がフライデーの編集長の時に作った(発売されたのは私が週刊現代編集長に移ってから)。  その前に、講談社としては初めてのヘア・ヌード(この言葉もその当時はなかった。この言葉ができるのは私が週刊現代に移ってから、私が作るのだ)写真集「荻野目慶子」を出し、それが30万近くのベストセラーになった。  その儲かったカネを使って当時人気女優だった石田えりの写真集を作ろうという企画が出て、やはり当時、神のように敬われていたニュートンで撮ったら面白いのではと考え、連絡したらOKの返事が来た。  ただし条件は彼のいる国で撮ること。期限は区切らないこと。撮影代は前払い。条件はすべて飲み、彼女を送り出した。  私はヘア・ヌード写真集のベスト3は、篠山紀信の「Water fruit樋口可南子」、同じ篠山による宮沢りえの写真集「Santa Fe」、それに「罪 石田えり」だと思う。  懐かしいな、週刊誌黄金時代。好きな企画を好きなだけ時間を使ってできた時代。今の週刊誌編集者諸君には申し訳ないが、考え方で、家貧にして孝子出ずということわざもある。きっと優秀な編集者が輩出すると期待している。  ということで、質量ともに両誌互角、引き分けだ。 (文=元木昌彦)

時価総額1,000億円以上!? 「1万円札5枚を6万円で売る」フリマアプリ『メルカリ』は無事上場できるのか

時価総額1,000億円以上!? 「1万円札5枚を6万円で売る」フリマアプリ『メルカリ』は無事上場できるのかの画像1
「週刊新潮」(8/10号、新潮社)
今週の注目記事・第1位 「斉藤由貴 背教のダブル不倫」(「週刊文春」8/10号) 同・第2位 「安倍を選挙応援 加計学園『公選法違反』疑惑」(「週刊文春」8/10号) 同・第3位 「安倍改造内閣 これから破裂する『スキャンダル大臣』リスト」(「週刊ポスト」8/18・25号) 同・第4位 「『番記者』100人に聞いた 安倍はいつ総理をやめるのか」(「週刊現代」8/19・26号) 同・第5位 「AI革命時代 5年後・10年後に『消える会社』『生き残る会社』」(「週刊現代」8/19・26号) 同・第6位 「オバマが絶賛『夢のがん免疫治療法』」(「週刊文春」8/10号) 同・第7位 「『今井絵理子』と『不倫市議』は人として『一線を越えた!』」(「週刊新潮」8/10号) 同・第8位 「現役アイドルが美人局!『証拠SEX動画』を衝撃入手」(「フライデー」8/18・25号) 同・第9位 「村田諒太を私物化する『ボクシング連盟のドン』」(「週刊文春」8/10号) 同・第10位 「厳戒の誕生会」(「週刊新潮」8/10号) 同・第11位 「変容する『日本暴力地図』」(「アサヒ芸能」8/10号) 同・第12位 「時価総額1000億円超『メルカリ』上場は是か非か」(「週刊新潮」8/10号) 同・第13位 「話題沸騰『物忘れ改善薬』は本当に効くのか?」(「週刊ポスト」8/18・25号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  早いもので、今週から週刊誌はお盆の合併号になる。編集部は、この時期だけは閑散としていて、地方のある人間は土産と子どもを背負って里帰りする。  編集部に、北海道の女性と結婚した九州の男がいた。逆だったかな? そういうのは大変だ。聞けば、お盆は妻の実家に行き、正月は亭主の実家で過ごすと取り決めをしているという。  私のように夫婦ともに東京、しかも2駅しか離れていないから、こういう時は楽でいい。静かになった東京でのんびり過ごすというのもいいものである。地方から出てきた人はそうした「楽しさ」を味わうことはなかなか難しいだろう。唯一といってもいい東京人の特権ではある。  さて、物忘れか認知症かわからないが、忘れることが多くなった。だからなんでもメモにするから、毎日大量のメモの束ができる。  ポストによると、ロート製薬が4月に「キオグッド顆粒」、6月には小林製薬が「ワスノン」、7月にはクラシエが「アレデル顆粒」を発売し、中年期からの物忘れの改善に効果を発揮すると謳っているそうだ。  主成分は「オレンジエキス」で、イトヒメハギと呼ばれる植物の根が原料で、東洋医学では昔から「健忘に効く」として使われてきたそうだ。  すわ、認知症にも効くのかと早合点しそうだが、そうはいかないようだ。ポストは、3人の60代の人間に1週間飲んでもらって、その結果を専門家にチェックしてもらったという。  1週間では短い気もするが、3人ともに、飲んだから物忘れがよくなったとはいえないという診断。だが生活習慣病の改善と併せてこうしたものを服用するのはいいのではないかと、専門家はいっている。  イワシの頭も信心から。信じる者は救われる。まあ、効くと思えば効くのかもしれない。 「メルカリ」というIT企業がある。ネット上でフリーマーケットをしているが、2013年に設立されると一気に売り上げを伸ばし、昨年度の売り上げは約122億円、営業利益で約33億円を出したそうだ。  ここの特徴は、安全性と匿名性。売りたいものがあるとスマホで撮影して、値段と商品説明を短いメッセージにして出品するだけ。  取引が成立するとメルカリがいったん代金を預かり、出品者が品物を発送する。購入者は中身が商品説明と違わないことを確認できたら「受取評価」を投稿する。  要は中国のアリババ方式のようだ。購入者が泣き寝入りしないよう工夫しているところが受けたのであろう。  ここが上場するそうだが、新潮によれば、時価総額1,000億円以上といわれているそうだ。だが問題も多いという。  1万円札5枚を6万円で売ります(多重債務者のクレジットカードのショッピング枠を使わせるそうだ)というものから、ブルセラ愛好者向けやゲーム会社が禁止しているアカウント販売など、問題のある出品が続々と明るみに出ているという。  上場には妨げになるこうした問題商品の出品には、メルカリは目を光らし対処しているようだが、あまり厳しくするとメルカリブームを潰してしまうことになる。悩ましいようである。  アサ芸では、3分裂した山口組の全国暴力地図というのをやっている。一番3派が集まっているのは関西地区だそうだ。 「特に、大阪府内には47の直系組織が本拠地を置き、各勢力がひしめき合っている状態だ。この47のうち23が任侠団体山口組の直系組織で、組織発足後に過密さが顕著になった。地元関係者が話す。 『大阪は織田代表の本拠地ということもあって、直参の人数が多いわけや。ただ人数が多いだけやなく、織田代表との絆の強さもピカイチや。どの組織も士気が高いと言われとる』 もとより大阪は分裂以降、衝突事件が多発する激戦区であっただけに、抗争の発火点になることが懸念されていた」(アサ芸)  常に発火寸前の危機が潜んでいるのはどこも同じだ。「六代目」と「神戸」の両山口組が本部を置く兵庫県も直系組織が密集している。  過去には、神戸山口組による示威行動、神戸市内でのカーチェイス、車両特攻など事件が頻発していた。再分裂以降は大きな衝突が起きていないが、ここにきて勢力の切り崩しが表面化しているとアサ芸は報じている。  この表を見る限り、東京は六代目が2つ、神戸が1つ、任侠団体が3つと比較的勢力は落ち着いているようである。  だが、「他組織との友好関係を六代目山口組と競い合う神戸山口組。組織としての外交は行わない任侠団体山口組。三者の姿勢の違いが鮮明になっている。今後も山口組の分裂が、全国ヤクザ社会に影響与えることになるだろう。日々、『日本暴力地図』は変容しているのだ」(同)  今年から来年にかけて勢力図がガラッと変わる大抗争が起きる可能性があるのではないか。ヤクザの世界も政界も同じようである。  さて、世界陸上と男子ゴルフ選手権で眠くてたまらない。特にゴルフは松山英樹が最終日、9アンダーで大逆転し、2位に5打差をつけて優勝した。  これで初制覇を狙うメジャーの今季最終戦、全米プロ選手権(10日開幕)へ弾みがつくというものだ。  もともと最終日の松山は爆発的なゴルフをするが、この日はすごかった。しかし、日本人ゴルファーがこれほど堂々と、強いゴルフをするようになるとは、感慨無量である。  後はメジャーを勝てば、名実ともに世界の松山になる。今の松山をどう見ているのか、タイガーに聞いてみたいものだが。  お次は新潮。安倍の苦衷を知ってか知らずか“お友だち”の加計孝太郎理事長は、7月29日、学園傘下の千葉科学大の教職員らと銚子市内の小料理屋で、自分の誕生日を祝ってもらい酒を飲んでいたと新潮が報じている。  加計はその席で、「本当にひどい目に遭っているよ。なんも悪いことしてないのにさぁ」と愚痴っていたそうだ。  新潮は、酔っぱらった加計がとろんとした目をして外を覗いている(?)顔を撮り、グラビアに掲載している。見事なスクープである。  先日、新潮の編集部員と話した。最近御誌はスクープが多いねというと、このところFOCUS出身の編集長が2代続いていますからと答えた。  FOCUSが休刊したのは01年である。そのとき、かなりの人間が新潮編集部へ異動した。その人たちがFOCUS時代のノウハウを駆使して、見事な隠し撮りスクープをしているのだ。  ひどい人間がいるものだ。日本アマチュアボクシング界は不祥事が続出しているが、その背景には日本ボクシング連盟の山根明会長(77)が組織を私物化してきたことがあると、会長の元秘書で元連盟の理事、澤谷廣典(54)が文春で告発している。  縷々ひどいことが書かれているが、中でも12年、ロンドン五輪で日本勢48年ぶりとなる金メダルを獲得した村田諒太のケースである。  五輪の決勝で、村田のセコンドが山根会長の命令で突然、山根の息子に変わったというのだ。理由は息子の箔付けだったという。  村田が異を唱えたが、山根は頑として聞き入れなかった。 「決勝で金メダルを取った後、村田は『リングの横に敵がいましたよ』とボヤいていた」(澤谷)  その後メディアに引っ張りだこの村田を見て、カネが入っているのに、ワシに一銭ももってけえへんと、山根はいっていたという。  しかも村田のプロ入りに強硬に反対し、連盟は「引退勧告」を突きつけるという暴挙に出た。  仕方なく村田は謝罪し、プロ転向が認められたが、以来、アマチュアがプロに転向するには事前に連盟の承認が必要、加入したジムから「選手強化金」という名目で、移籍金を支払うことに決められたという。  私のようなボクシング好きから見ると、こんなおっさんがまだのさばってんのかである。せっかくの真っ当な格闘技が、こんな輩に食い物にされているとは、ふざけるなである。  ところで、売るためにはあらゆる努力をするのは雑誌も同じである。今週のフライデーは一足早く合併号だが、dマガジンを見ていたら、一番の売り物である「現役アイドルが美人局!『証拠SEX動画』を衝撃入手」という特集がない。  あわててコンビニに走り(すぐ隣のファミマは売り切れていて先週号しかなかったので、少し離れたセブンイレブンへ行く)、めくってみると袋とじになっていた。  いそいそとハサミで切ってみる。グラビアアイドルの部屋なのだろう、隠し撮りと見られる“淫靡”な雰囲気の写真が何枚もある。フライデーから引用しよう。 「〈モデルの◯◯が50万円〉〈アイドルの△△が100万円〉……こういった女性有名人による売春の『噂』は、芸能関係者の間で常に囁かれてきた。ただ、あくまで『噂』の域に過ぎず、これまで表沙汰になるケースはなかった。だが、これらは本当だった。しかも、行われていたのは売春だけではない。セックスの様子が密かに撮影され、その動画を元に高額のカネを支払わされる、『美人局事件』まで起きているのだ。  本誌は今回、その証拠となる一本の動画を入手した。収められているのは、現役グラビアアイドルのAがセックスに興じる姿だ。スレンダーな肢体に Gカップの巨乳で注目を集めた彼女は、これまでに数冊の写真集を出しているだけでなく、テレビドラマや映画にも出演してきた。  そんなAの相手は、IT系企業を経営する青年実業家のB氏という人物。動画の中で二人は激しく絡み合っているが、彼らは恋人同士ではなく、AはB氏からカネを受け取って肉体関係を結んだのである。 『動画が撮られたのは、3年ほど前。芸能プロ社長のCという人物の仲介で、AはB氏を紹介されました。Aは仕事の悩みを親身に聞いてくれるCに心酔していたため、売春を行い、動画盗撮に協力したんです』(Cをよく知る芸能関係者)」  このセックスシーンを撮った後、CはBに「仕事を回せ」と持ちかけ、多額のカネを支払わせたというのだ。明らかな恐喝である。  フライデーはBを直撃している。Cとは以前から知り合いだったそうで、Cから「お前グラドル好きだろう」といわれ、罠にはまったのだ。現金や、Cから仕事を持ちかけられ、合計1,000万円以上を払ったそうである。  動画を撮られていたのを知ったのは、Cが別の事件で警視庁に家宅捜索をされた時、この動画が出てきたという。Bも警察に呼ばれ、「恐喝されていたのでは」と事情聴取されたという。  Bが、どう答えたのかは出ていない。この動画をフライデーはどこから入手したのだろう。  作り物にはない生々しさのある映像写真である。この動画をネット版フライデーで流したらアクセスが殺到するだろう。早くもネットでは、このグラドル探しが始まっている。  惜しむらくは、この動画はテレビでは流せないだろうから、文春の斉藤由貴や新潮の今井理恵子のように、2度おいしいとはいかない。  新潮の編集者がいっていたが、文春のように、豊田真由子の「このハゲ~ッ!」から、動画や音声を1本5万円でテレビ局に売るようになったそうだ。これがバカにならない金額になるそうである。  さて“一線の女王”今井絵理子参院議員と不倫相手・橋本健神戸市議はどうなったのだろう。  新潮によれば、今井は議員としての自覚のなさが致命傷になり、「彼女の議員生活は“終わった”としか言いようがなさそうだ」(新潮)。  橋本は、奥さんのほうが「2人のいっていることは事実と全然違う」と、弁護士から2人へ文書を送らせ、その返答を見て今後の対応を練るそうだから、こちらも絶体絶命のようだ。  呆れるのは、橋本は先週の新潮が発売になる前日に、妻のところへ会いたいといってきて、代って弁護士が会うと「離婚届けに判を押してくれ」といったそうだ。それがだめだとなると、妻の両親のところへ行き、離婚届けを出して怒鳴られたという。 「記事が出る前日に離婚を成立させ、不倫ではないと強弁し、虚偽の『婚姻破綻ストーリー』を補強しようとしたのであろう」(同)  新潮がいうように、この2人は「人としての一線を越えてしまった」ようだ。議員辞職して一から出直すしかないのではないか。  文春によれば、オバマ前大統領も絶賛していたオプジーボよりがんの症状を改善するといわれる、すごい免疫治療薬が日本人の手で開発されているという。  近赤外光線免疫療法といって、米国立衛生研究所の小林久隆主任研究員が実用化を目指して開発中だそうだ。  何しろ「制御性T細胞に騙されずにがん細胞を見つけ、がん細胞だけを攻撃する治療法」だそうである。  そのため手術不能な再発頭頸部がんの患者7人全員にこれを使用すると、患部がんの組織が壊死し、このうち4人は再発もしなかったというのだ。  しかも、この薬の後ろ盾はアメリカのベンチャー企業だが、ここの筆頭株主は楽天の三木谷社長だから、日本で事業化できるという。  このような夢の薬が実用化すれば、がんを克服するのも夢ではないかもしれない。なんとか、それまで生きていたいものである。  現代がAI時代に生き残る会社、消える会社を特集している。  現代によれば、 「AI時代の圧倒的勝者がアマゾンで、すでに一歩も二歩も先を行っている。たとえば、アマゾンは顔認識のAIサービスを販売していて、画像を送れば、それが男か女か、何歳くらいかというのがわかる。500円くらいで1000人ぐらいの顔認識ができるほど安価なので、店舗の客の動向を知りたい小売店などがすごく利用している。  アマゾンはレジなしで買い物ができる無人スーパー『Amazon Go』も広げようとしていて、これが成功した暁には、日本のコンビニがアマゾン傘下に入る可能性も出てくる。アマゾンと取引を広げたかったり、そのノウハウを知りたい三菱商事、伊藤忠商事であれば、子会社のローソン、ファミリーマートを売り払う決断もあり得るからです」(マイクロソフト日本法人元社長の成毛眞)  現代は、アマゾンに続いて上位にはダイキン工業、ファナック、コマツ、リクルートHDなどが並ぶという。  一見、業界も業種も違う会社ばかりだが、実は「すでにAI化に成功している」という共通点があるそうだ。 「無人ダンプを開発したコマツ、AIで学習する産業ロボットのファナックなどは有名ですが、実はエアコン大手のダイキン工業もAI研究で進んでいる。室内にいる人の表情や声などをAIで認識して、空調整備をするといったい技術開発を進めていて、AI人材を100人規模で採用する予定もある。リクルートHDも、AIが企業と転職希望者をマッチングさせるサービスを作るなど、日本のAI技術の先端を走る会社になっている。  そもそも、AIの機械学習と言うのは、もともと人間の持っているノーハウがあることが前提。AIが将棋で強いのは、過去に人間が戦った棋譜が公開されていて、AIがそれを学習できるから。どんなにAIが進化しても、もともとの情報やノウハウを所有している企業は強く生き残れる。設計などの圧倒的なノウハウを持っている日揮などのプラント業界はその代表例。ゼネコンも同様で、新しい技術の導入やベンチャーとの提携にも積極的な大林組などは期待ができる」(経営コンサルタントでもある滝本哲史京都大学客員准教授) 「高得点の企業を眺めると、味の素、カルビ、キッコーマンなど食品業界の主力企業が『成長株』となっている。一見するとAIにはまったく無縁の業界に思えるが、実はそれは『誤解』である。 『食品業界では売れると思って作ったが売れずに賞味期限が切れて破棄するケースが多いが、今後はAIによる需要予測の精度が上がることで、この無駄が激減する。そうしてコストが激減するうえ、『味』というのはAI化するのが難しい分野で差別化が維持できるので、一気に有望株になる。同様に外食業界にもAIによるコスト削減メリットが生まれるため、あきんどスシローなどはすでにビッグデータの活用に乗り出している。  AIに関する誤解はまだ多くて、壊滅的な打撃を受けるとされる銀行業界も、実はAIによって成長する可能性のほうが高い。確かに、窓口業務などはAIに代替されるので銀行員には逆風ですが、AI融資によって焦げ付きが減るなど、業界には追い風になる。  損保にしても、自動運転で事故がなくなるのは減収要因ですが、サイバー攻撃や洪水被害などこれまではリスク管理できなかった事象について、AIでリスク計算ができるようになる。  そうした新リスクに対応した新しい商品が生まれるという意味で、成長余地は大きい。ともに大手で動きの速い三菱UFJFG、SOMPOHDなどが有望です』(100年コンサルティング代表鈴木貴博)」(同)  AIを自分たちの仕事を奪う存在などと消極的に考えている向きには、前向きにしてくれる好企画である。  さて、安倍首相が支持率急落に歯止めをかけたい改造内閣が発表されたが、予想通り新味はなかった。国民がおかしいと感じている様々な疑惑に、真摯に応えようとする姿勢はみじんも感じられない。  菅官房長官、二階幹事長を替えず、野田聖子(総務相)や河野太郎(外務大臣)を入れたぐらいでは、安倍政権の腐食の構造は変わらない。  私は河野洋平元副総理とは付き合いが古いが、息子は父親に似ず自己顕示欲と出世志向が強いように思う。安倍にいいように使われないか心配である。  今度の目玉は岸田文雄を政調会長に持ってきたことであろう。本人も外相が長すぎ、出身派閥からもポスト安倍を目指すなら閣外へ出ろといわれていた。  そこで安倍は岸田を政調会長に据えて「私の次は岸田」という印象操作をし、世論をなだめようとしている。確かに岸田は安倍のような悪相ではない。ソフトな印象で女性受けはいいだろう。  だが安倍と一蓮托生で長年やってきた男である。彼の被っている仮面の下には安倍と同じ思想が隠れているのではないか。稲田朋美前防衛相で証明されたが、安倍というのは、その人間の本質を見抜くことができない。岸田を自分の傀儡として使い、延命しようとしているのは間違いない。  しかし、そんなことをしてまで総理の座にしがみつく安倍だが、番記者たちはそう遠くないうちに、辞める、辞めざるを得なくなると見ているようだ。  その証拠に、この改造でも支持率は35%(朝日新聞)と変わりはない。  辞めざるを得なくなるのは、10月の青森、愛媛の衆院ダブル補選で連敗した時、秋の臨時国会に提出する予定の改憲原案取りまとめに失敗した時、支持率が30%を切った時などなど考えられるが、11月にトランプ大統領が来日を機に、これを花道として辞めるのではないかと見る番記者もいるようだ。  だが、破れかぶれに、年内解散に出ると見る番記者も約3割いるそうである。どちらにしても来年末には衆院議員の任期が満了になる。小池国民ファーストの会ができなくても、現状から大幅に議席を減らすことは間違いない。  どちらにしてもこの改造が、安倍政権の終わりの始まりになる。ポスト安倍は、番記者の順位だと1位が岸田文雄、2位が石破茂、3位が麻生太郎のようだ。  安倍首相の最近のテレビで見る表情は極めてさえない。支持率下落もあるのだろうが、私は、体調が悪い、持病が悪化していると見るが、いかがだろう。  ポストは、新しく閣僚になったメンツの中にも、スキャンダルを抱えている大臣がいっぱいいると指摘している。  まずはポスト安倍ともみられている野田聖子。野田の父親は天才相場師といわれた曽祖父の養子になり島を名乗ったが、娘の野田は長じて岐阜の実力政治家の養女となって野田姓になり地盤を継いだ。  野田は残された母を支え、一方母親は野田が選挙に出ると、「野田聖子の母」の名刺を持って選挙区を回り、娘の選挙活動を支え続けたことで知られる。  だが、家を出た父も密かに娘の政治活動を支えていたというのだ。ポストによると、野田の政治資金収支報告書をたどるとそのことがわかるそうだ。 「確認できるだけでも、稔氏(父親=筆者注)は2000年から14年間にわたって野田氏の資金管理団体『二十一世紀の会』に毎年個人献金の上限150万円を寄付し続けた。  さらに10年ほど前から献金の質が大きく変わった。『二十一世紀の会』の毎年150万円、『野田聖子後援会連合会』にも毎年150万円、さらに野田氏の『自民党岐阜県第一選挙区支部』を加えた3団体に献金がなされ、寄付金額がハネ上がったのだ。1つの政治団体への個人献金の上限は150万円だが、政党や支部への献金は年間2000万円まで認められる。  稔は娘の3度目の入閣の晴れ姿を見ることができずに15年7月に83歳で亡くなったが、娘への献金総額は3団体で8050万円に達し、そのうち4750万円が党支部に集中的(7年間)に献金されていた。」(ポスト)  とくに11年は政党支部だけで上限に近い1950万円が一度に寄付されたという。税法が専門の浦野広明・立正大学法学部客員教授がこう疑問を呈する。 「政治献金は寄付する側に所得税の税額控除が認められ、大きな節税ができる。しかも親から子に献金する場合、それに加えて受け取る側も贈与税がかからない。そもそも贈与税は、相続税を補完する税金という性格を持つ。生前贈与で相続税が払われないのを防ぐために課税するものですが、そこに政治団体や政党支部への寄付を絡ませることでこの贈与税を逃れることができる。高齢になった父から亡くなる前の数年間に政治団体などを受け皿として巨額の献金を受けた野田氏は、一般の国民と同じように相続した場合に比べてかなりの額の課税逃れができた可能性があります」  政治家ならではの相続税逃れでは、ポスト安倍の名が泣こうというものである。  次は小野寺五典防衛相の場合。15年の政治資金収支報告書によると、資金管理団体『事の会』は15年に地元で開いた政治資金パーティーと地元企業経営者などからの献金で約3,300万円を集め、その3分の1の1,200万円を同後援会に寄付している。後援会はそのうち1,150万円を使い切ったことになっているが、具体的な支払い先が報告されているのはポスター印刷代の8万6400円だけで、支出のほとんどが何に使ったか記載がない。有権者側の視点で見れば、1,200万円がほぼ丸ごと「使途不明」なのだという。  前年の14年もほぼ同様だそうである。政治資金規制法では、国会議員関係政治団体は一件1万円以上の支払い先は、目的、金額を記載しなければならいと定めている。なぜか?  小野寺事務所は、震災で、収入、支出が激減したため11年から国会議員関係政治団体から外しましたといっている。  しかし、山脇博之神戸学院大学教授がこういう。 「震災で収支が悪化したから外した、という理由はおかしい。小野寺氏の資金管理団体と会計責任者が同じで、多額の寄付も入っており議員とは関係が深い団体です。使徒を明らかにしない状況は、意図的に政治資金の流れを不透明にしているようにも見える」  やましいところがないのなら公開すればいいだけだ。  そのほか、茂木敏充人づくり革命相は、ランチ会で2,500万円も集めているのはセコくないか。  松山政司一億総活躍相には、16歳の少女に「女体盛り」した連中が逮捕されたが、その席にいたという情報が流れていて、野党側が手ぐすねひいているという話もあるらしい。  有力候補には断られ、人材のいない中で仕方なく作り上げた今回の改造内閣も、崩壊するのは時間の問題のようだ。  お友だちの安倍首相を窮地に追い込んでいる加計学園だが、ここについて文春が「公選法違反」の疑惑があると報じている。  09年7月28日、加計グループの教職員組合が加計理事長に対して、「2009年8月末投票予定の衆院議員選挙において、実質強制的に特定政党の選挙運動に(職員が=筆者注)動員されていると聞き及んでいる」とし、これはパワーハラスメントであり、思想信条の自由への重大な侵害だと申し入れているのだ。  これを告発した元加計学園教授は、09年の選挙では安倍や塩崎恭久の選挙事務所に職員を2人ずつ派遣していたと証言している。  しかも、学校の事務長クラスが出張命令を出し、若い職員を派遣していたというのだから、呆れる。当時の組合委員長も要求書は本物だと答えたが、学校側からは明確な回答はなかった。  この件は時効が成立しているが、公選法違反の疑い、学園側が職員へカネを払っていれば、安倍らが「寄付」を受けたことになり、選挙運動費用収支報告書に記載していなければ、これも公選法違反に当たると上脇博之神戸学院大教授が指摘している。  安倍首相は、閉会中審査で加計学園の獣医学部新設申請をいつ知ったのかと問われ、事業者として正式決定をした1月20日と答えたが、これが真っ赤なウソであることは明らかだ。  特に、特区新設が認められるかどうかのヤマ場の昨年夏以降も、加計孝太郎と飲食やゴルフをして、支払いは「私がごちそうすることもありますし、先方が持つこともございます」と答えた。  安倍は諮問会議の議長だから、獣医学部新設にかかわる職務権限を持っている。これは郷原信郎弁護士によると、単純贈収賄になり得るという。 「となれば、安倍総理が加計学園の申請を知った時期が重要です。だから、1月20日にこだわっているのではないでしょうか」(郷原)  文春の最後に、田原総一朗が安倍と会ったとき、「政治生命を賭けた大冒険をすべし」と伝えたことについて、文春は「拉致問題」のことではないかと推測している。だが、安倍と会うことが嬉しくてしょうがない政治評論屋のいうことで安倍が動くとは思えないし、第一、安倍にそんな覚悟などあるわけはない。  第1位は今週も不倫のお話である。文春砲が今週狙いを定めたのは女優・斉藤由貴(50)。斉藤は横浜生まれで、1984年に第一回東宝シンデレラオーデションをきっかけに芸能界入りし、翌年、デビュー曲「卒業」が大ヒット。同年『スケバン刑事』、翌年NHKの朝ドラ『はね駒』のヒロインなどで瞬く間にトップアイドルへと駆け上がった。  歌手の尾崎豊や川崎麻世などと浮名を流したが、両親は戒律の厳しいモルモン教徒で自身も熱心な信者である。94年、2歳上の同じモルモン教徒の夫と結婚して3人の子どもがいるそうだ。  結婚後は2時間ドラマを中心に出ていたが、ここ数年、ブレークして、CMに出たり16年には大河ドラマ『真田丸』、TBS系ドラマ『カンナさーん!』で姑役を演じ、来年の大河ドラマ『西郷どん』にも出演が決まっているそうである。  家庭にも恵まれ、モルモン教徒の斉藤がダブル不倫? やや薹(とう)が立ったとはいえ美少女の面影を残す斉藤に何があったのだろう。  7月24日、横浜の港に近い高級住宅街の一軒家から走り出たポルシェは、山手地区に建つ教会の駐車場へ。  クルマから出てきた斉藤は、坂を下って中華街方面へ急ぎ、周囲を伺うようにしながらあるマンションへ姿を消したという。  それから2時間後、白髪交じりのおしゃれな中年男が出てきた。TシャツのVネックにメガネを引っかけ、コットンパンツというラフな格好で元町方面へ歩いて行った。  15分後。斉藤が出てきて教会の駐車場へ行き、ポルシェでスーパーを経由して自宅へ戻ったそうだ。  この日だけではない。2日後、バラエティを終えた斉藤は、事務所のクルマで横浜伊勢佐木町裏の路地へ。小走りで向かったのは小さな映画館。入り口には彼氏。映画はオーストラリアの離島で暮らす灯台守の夫婦の物語『光をくれた人』。私も見たが、孤島に流れ着いた赤ん坊を我が子として育てる夫婦の愛と葛藤が胸をうつ。午後9時過ぎに出てきて、男の後ろに斉藤が続く。  男は振り返ることなく右手を後ろに出すと、「斉藤はその手に自らの左手を重ねた。瞬く間に指を絡めて恋人つなぎとなった二人は、すぐ隣のお好み焼き店に入った」(文春)。  このときの手つなぎの様子は、グラビアにバッチリ載っているから、とくとご覧あれ。  この彼氏は横浜市内で内科を中心とするクリニックを開業している医師で妻子持ち。斉藤の自宅からクルマで10分もかからないところにあるという。  逢瀬に使っているマンションは斉藤が原稿などを書くために借りているそうだ。28日は、クリニックの昼休みに、男がマンションに来て、オートロックのマンションをそのまま入りエレベーターに乗ったというから、「どうやら部屋のカギを持っているようだ」(同)。  その5分後に斉藤が現れ、マンションに入り、1時間40分後、男が出てきて、その10分後に斉藤が出てきた。  さあ、文春砲の直撃に2人はなんと答えるのか。彼氏は、男女の仲かという問いに、「男女の仲とか、そりゃ話としてはそうなりたいけど、そうできないじゃないですか」と否定。  マンションのカギを持っているのか? マンション以外で食事をしたことはないか? すべてを否定した。  斉藤の事務所は「往診」だといい募る。 「女優なのでお察しがつくと思うんですけれど、総合的なメンテナンス等々の支えをして頂いたり、体調が悪いときに、にんにく注射だったり、点滴だったりをご対応いただいています」  文春が、彼氏は診察道具などは一切持たず手ぶらで入っていくし、斉藤が来る前にマンションに入っていくから、往診という説明は不自然だと指摘する。  さらに、斉藤の夫に聞くと、マンションを借りていることも、彼氏の「往診」のことも知らなかったというから、斉藤は絶体絶命のようだ。  川崎麻世の不倫の時、斉藤はこう会見で語ったという。 「前の人(尾崎豊=筆者注)とのことがあったにもかかわらず学ばない人間なんだなと自分のことが悲しいです」  自分はモルモン教の資格がないとも話したというが、今回は夫も子どももいるから、悲しいだけでは済むまい。2人でいたけれど「一線は越えていない」とでもいうつもりだろうか。  斉藤由貴が釈明会見し、彼女の不倫相手とされる医者がテレビのインタビューに答えていた。おたがい、医者と患者の関係だと「口裏を合わせているように」同じ答えだったのには笑った。  斉藤は、医者に好意を持っていることは認めたが、そうした“誤解”を招く行動で、夫や相手の妻に迷惑をかけたという謝罪の言葉は、私が聞いていた限りではなかった。  治療をするというのに男のほうはランニング姿というのは、いくら親しいといってもおかしくないか。不倫の疑惑度85%というところか。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  合併号とあって両誌ともに気合が入っている。ポストから。巻頭は西田幸樹の特別篇「奇跡の50歳 南野陽子」。たしかに表紙のナンノは30代といっても通る。美肌に崩れていない肢体は、見ごたえ十分である。後半は袋とじ。  次は8月22日で生誕50年になるという「岡田有希子『あなたに逢いたい』」。そうか、生きていれば50歳か。 「追憶のローラー・ボー」。確かにきれいなゴルファーだったな。次も袋とじで現代アート会を震撼させた衝撃の問題作「ザ・挿入」。これは買って見てください。チチョリーナで思い出すかな?  後半は、西田幸樹カメラマンのところへ申し込んできた一般女性の「田川えな」、ええな。袋とじは「泰葉が脱いだ!」。こんなん見たいのおるのかいな、というのが正直な感想。  おまけはスマホでPCで喘ぎ声が聞こえる「方言イキボイス」。お暇な方はやってみたらいい。さらにおまけは「週刊誌史上初! スクラッチヌード」。スマホの葵つかさを指でこするとヌードになるそうだ。  てんこ盛りだが、これだけの労力をもっと記事作りに使ったら、いいのではないのかと思わざるを得ない。  巻頭の特集が「老前破産で起きる怖ろしいこと」では月刊誌みたいだ。  現代はどうか。前半は「大ブレイク女優を撮り下ろし 吉岡里帆」「松坂慶子 竹下景子 関根恵子 風吹ジュン 濡れ場&ヘアヌードを見よ」。3人がケイコたん、なんだ。今更だけど。  後半は「平嶋夏海 抱き占めたいカラダ」。笑顔がかわいい子だ。3人のAV嬢による「女神の饗宴」。そして袋とじは「高岡早紀」と「石田えり 罪」。石田には「あの日、日本中に衝撃を与えた伝説のヘア・ヌード写真集がいま甦る」という引き文句が。  懐かしい。ヘルムート・ニュートンに撮ってもらった写真集で、私がフライデーの編集長の時に作った(発売されたのは私が週刊現代編集長に移ってから)。  その前に、講談社としては初めてのヘア・ヌード(この言葉もその当時はなかった。この言葉ができるのは私が週刊現代に移ってから、私が作るのだ)写真集「荻野目慶子」を出し、それが30万近くのベストセラーになった。  その儲かったカネを使って当時人気女優だった石田えりの写真集を作ろうという企画が出て、やはり当時、神のように敬われていたニュートンで撮ったら面白いのではと考え、連絡したらOKの返事が来た。  ただし条件は彼のいる国で撮ること。期限は区切らないこと。撮影代は前払い。条件はすべて飲み、彼女を送り出した。  私はヘア・ヌード写真集のベスト3は、篠山紀信の「Water fruit樋口可南子」、同じ篠山による宮沢りえの写真集「Santa Fe」、それに「罪 石田えり」だと思う。  懐かしいな、週刊誌黄金時代。好きな企画を好きなだけ時間を使ってできた時代。今の週刊誌編集者諸君には申し訳ないが、考え方で、家貧にして孝子出ずということわざもある。きっと優秀な編集者が輩出すると期待している。  ということで、質量ともに両誌互角、引き分けだ。 (文=元木昌彦)

元SPEED・今井絵理子参院議員“不倫報道”で放った名言「一線を越えてない」は流行語大賞を獲るか

元SPEED・今井絵理子参院議員不倫報道で放った名言「一線を越えてない」は流行語大賞を獲るかの画像1
「週刊新潮」(8/3号、新潮社)
今週の注目記事・第1位 「まつエクしている場合か『稲田朋美』」(「週刊新潮」8/3号) 「稲田朋美の正体」(「週刊文春」8/3号) 「自衛隊員が稲田朋美を『猛爆撃』」(「週刊現代」8/12号) 同・第2位 「『今井絵理子参院議員』の略奪不倫」(「週刊新潮」8/3号) 同・第3位 「年金は75歳までもらえなくなる」(「週刊ポスト」8/11号) 同・第4位 「靖国神社元ナンバー3『A級戦犯合祀手続きは間違いだった』」(「週刊ポスト」8/11号) 同・第5位 「『東芝VS.監査法人』泥沼闘争を実況中継」(「週刊新潮」8/3号) 同・第6位 「安倍晋三の『悪友』加計学園理事長『カネと女』の履歴書」(「週刊現代」8/12号) 「『余命30日の改造内閣』断末魔」(「週刊ポスト」8/11号) 同・第7位 「医者たちが告発! がん『免疫療法』はインチキだ」(「週刊現代」8/12号) 同・第8位 「松居一代『汚れたカネ』を暴く」(「週刊文春」8/3号) 同・第9位 「平尾昌晃『10億円遺産』を巡るゴタゴタ」(「週刊現代」8/12号) 同・第10位 「糟糠の妻と別れて…ASKA『気になる元愛人との結婚』」(「フライデー」8/11号) 同・第11位 「妻たちの投稿サイト『だんなデスノート』が震えるほど恐ろしい」(「週刊現代」8/12号) 同・第12位 「日本人になる『白鵬』に親方たちの『うっちゃりたい』本音」(「週刊新潮」8/23号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  このところ新潮の頑張りがすごい。ライバル誌文春が話題を独占してきたが、ここへきて新潮が巻き返し、スクープを続けている。  やはり週刊誌の老舗であり、培ってきた取材力や書かれる相手には死にたくなるほど厭らしい記事作りのうまさが、文春とは違った週刊誌の楽しさを味わわせてくれる。  まずその新潮からいこう。  名古屋場所は白鵬場所で終わったが、稀勢の里の故障休場は長引きそうである。一方、白鵬のほうは東京オリンピックまで現役を続ける気だと新潮が報じている。また、母親が反対しているといわれていた日本国籍取得も、母親が軟化し、帰化する方向にあるという。  名古屋場所を見ていると、まだまだ白鵬時代は続きそうである。  さて、夫の悪口を書き散らす「だんなデスノート」というのがあるそうだ。  サイトの管理者は「死神」こと牧田幸一朗。こんなものすごいことが書き込まれていると現代が報じている。 「毎日、警察からの電話を楽しみにしているんだから。死ねーーーーーーーーーーーーーー! 死体で帰って来い! 赤飯炊いてやるから! 今日こそ帰って来るな!」(すべて原文ママ) 「わたしの人生最大の喜びはアイツの無様な屍を前に大笑いしながら家族とハイタッチすることです」 「同じ墓に入るのも嫌だわ! お前が先に死んだら死後離婚して、お前の身内全てと縁をきってやる。さぁ早く死ね!」 「朝起きたらクソヤロウが冷たく死んでますように」  セックスについてもボロクソ。 「エッチしても入れても入れなくても分からないような小さな粗末なモノも退化していくだろう。みこすり半とはお前のことだよ。テクニックも何もない小学生以下のエッチのくせに、一丁前に要求してくる」  これがカミさんたちの本音なのだろうか。まあ、亭主のほうも同じようなことを考えているのだから、おあいこか。くれぐれも本人の前ではいわないように。  フライデーから1本。覚せい剤所持で逮捕されたASKAの近況を追っている。妻とは離婚し、目黒の豪邸も売り払ったという。  では、今どこに? ASKAの愛人の栩内香澄美は有罪判決を受け、現在執行猶予中だが、フライデーによると、ASKAが栩内の都内のマンションに出入りしているというのである。  栩内とは、シャブをやりながらSEXに溺れていたことが知られているが、元の木阿弥にならなければと、フライデーも心配している。  平尾昌晃が亡くなった。享年79。私の子どものころ、彼の「星はなんでも知っている」が流行った。  歌もそうだが、曲の間に入る彼の甘ったるい語りがとてもよかった。 「彼女もきっと、きっと、うれしかったんだよ~ん」  そこを一生懸命真似たものだった。そんな彼は女性にもモテたのだろう。現代によると、2013年春に、密かに自らのスタッフであり「平尾昌晃音楽事務所」の役員を務める50代の女性と再々婚していたという。  平尾の遺産は10億円といわれるそうだ。それに彼が作曲したヒット曲は「よこはま・たそがれ」「瀬戸の花嫁」「うそ」などいくつもあるから、これからも莫大な印税が入ってくる。  彼には3人の子どもがいて、三番目の妻との間で骨肉相食む遺産争いが起こるのではないかと現代は心配する。  いいではないか。正式に結婚しているのだから、妻への遺産配分は問題ない。子どもたちは残りを3等分すればいい。  問題は、これからも入り続ける印税だが、これは話し合えばいい。これだけの莫大な遺産があると、案外もめないものである。  もめるのは、わずかな遺産を巡っての場合が多い。猫の額のような土地。一人当たり何百万程度の現金を残し、貧しい子どもたちがそれを1円でも余計に取りたいと醜く争う。  兄弟は他人の始まりとよくいうが、親がいなくなれば、まさに兄弟は他人以上の見知らぬ誰かでしかない。  そして争って奪い合った後は、親のことなど思い出しもしない。もちろん墓参りもしない。そういう家族が、どれほど多いことか。  遺産は、わずかなら残さないほうがいい。きれいに使いきってこの世とおさらばするのが、由緒正しい貧乏人の最後の後始末のやり方である。私はそう思う。  さて、もう飽き飽きしているだろうが、松居一代という女の話に、少しお付き合いいただきたい。  亭主の悪口もいい飽きたのか、新しい話題は出てこないが、文春が今週やっているのは松居の金マンぶりである。  何しろ、世田谷の自宅にはポルシェ911カレラとフィアット500Cという高級車が2台あるそうだが、そこに近々、松居が自分の還暦祝いに注文した真っ赤な特注のベントレーが納入されるという。  2,000万円を超える代金はキャッシュで払ったそうだ。松居の資産はものすごいと、松居をよく知る関係者がこう話す。 「総資産は実際に三十億円前後あります。彼女はいわゆる株取引には手を出さないし、自宅以外の不動産も持っていない。主な投資は、外貨投資や他の商品で、月に一千五百万から二千万円を超す利息を得たこともある」  ジェット機のリース案件には2億円ほどつぎ込んでいるというのだ。さらに亭主への罵詈雑言書き連ねたアメブロは、アクセスランキングで第1位を続け、この動画に入っている広告収入は、トップクラスの海老蔵で月500万円だが、松居はそれを超えている可能性があるという。  しかし、カネは稼いでも使えばなくなる。松居はスタッフに架空の残業手当の領収書を書かせたり、あらゆる領収書をかき集め、スタッフがタクシーに乗る時も必ず領収書を2枚もらうよう指示し、架空の経費を計上して“節税”しているそうだ。  もしそうなら明らかな脱税である。松居劇場はまだまだ終わりが見えない。  ところで海老蔵の妻、小林麻央が亡くなってしばらくたつが、彼女が病院で抗がん剤治療を行わず、かなりの間、民間の免疫治療法クリニックで治療を受けていたことがあれこれ話題になっている。  免疫療法自体が悪いわけではないが、「どんながんでも治す」といううたい文句で、怪しげな治療をするところが多いことも事実のようだ。  現代によれば、麻央は首藤クリニックというところで「水素温熱免疫療法」を受けていたそうである。  この治療法は、加温しても水素が溶け続ける超高濃度水素水を40~42度の浴槽に入れて20分ほど浸かるというものだという。  だが、吉川佳秀先端治療代表理事は、全く医学的な根拠がなく、水素水は医学的にがんに効果が認められないと指摘されており、明らかな薬事法違反であり、しかも法外な治療費を取っていると批判する。  この首藤クリニックの院長の専門は小児科で、大学病院や研究所で免疫を学んだことはないそうだ。  さらに厚労省は、6月28日に、首藤クリニックをはじめ全国の11の施設が無届で再生医療をやっていたとして、治療の停止命令を出したのである。  小林麻央が民間療法ではなく、病院で治療を受けていたら、もっと長生きできたのではないか。そう思わざるを得ないのだが。  さて、安倍晋三首相は、8月3日に内閣改造をやるらしいが、意中の人間には逃げられ、お友だちを入閣させるわけにもいかず、四苦八苦しているようだ。  この状態は、10年前、自分に批判的だった派閥領袖級の重鎮を仕方なく並べて、総主流派体制を敷いてみたが、わずか30日後に退陣を表明した時と似ているとポストが書いている。  ポストによれば、安倍が政権を投げ出すのではないかとニコニコ見ているのが麻生財務相だそうで、メディアも、次は麻生というシフトを敷き始めたという。  現代は、ここまで安倍を追い込んだ「お友だち」加計孝太郎理事長の「カネと女」を巻頭でやっているが、内容はなく羊頭狗肉である。  加計孝太郎は安倍に年間1億円は遣っていると周囲に吹聴していた。彼と姉の美也子とは仲が悪く、彼らの父親は、美也子のほうを買っていたそうだ。  こんなところしかない。今頃、加計孝太郎をやるなら、よほど新しいネタがないと恥ずかしいと思うのだが、現代編集長はそうは思わないようである。  どちらにしても、腹心の友や、思想信条を同じにした籠池森友学園元理事長など、親しかった人間をかばいすぎたり、切り捨てたりすることで、一強といわれていた自分の地位を危うくしてしまったのだから、人生とは不思議なものである。  次は上場廃止寸前の東芝の話題。3月14日、東芝は決算発表を再延期して、翌日には「監理銘柄」指定という屈辱を受けている。  そして5月15日、東芝は監査法人が「意見不表明」のまま9,500億円の最終赤字になる見通しを発表し、半導体部門の売却に着手せざるを得なくなった。  新潮によれば、その背景には監査法人との冷め切った関係があるという。  現在の監査法人は「PwCあらた監査法人」で、アメリカの大手監査法人と提携関係にあるという。  この外資系監査法人が、いくら調べても、東芝幹部が巨額損失を知っていた事実も、それを隠すよう圧力をかけた明確な証拠も出てこないのに、アメリカからの指示で、ちゃぶ台返しが続いているそうである。  こうした背景には、アメリカの本社が主導権を握っているため、彼らは東芝が上場廃止になることへの関心は薄く、自分たちの責任を回避することに重きを置いているのではないかという批判がある。  このままいくとPwCあらたは、決算そのものを認めない「不適正意見」を出すのではないかという報道もある。デッドラインは8月10日。その8営業日後に上場廃止が決まる。あの大東芝がどうなるのか。運命の日はもうすぐである。  今年も72回目の8月15日が来る。敗戦記念日に必ず話題になるのが靖国神社である。  靖国神社に06年から今年6月まで務めていて、宮司、権宮司に次ぐ禰宜という監部職にあった宮澤佳廣が、このほど小学館から『靖国神社が消える日』を上梓したが、そこで宮澤はポストにこう話している。 「国のために戦って亡くなった人たちを祭神として祀る靖国神社の特別な公共性を考えた場合、今のような民間の宗教法人のままであれば、靖国神社は内部から崩壊してしまうのではないかという危機感を抱いたのです」  今のままであれば、トップの者が独断で九段の土地を切り売りすることもできてしまう。 「それを防ぐためには、靖国神社が宗教法人格を返上して、もう一度国が責任をもってお祀りする国家護持のあり方を模索すべきだというのが私の考えです」(宮澤)  宮澤は、昭和53年にA級戦犯合祀をするために、国民の合意を得るような努力をしなかったことが、手続論として間違っていたとも話す。  ポストは、今後、自衛隊が有事で亡くなった場合、靖国に祀るのかという問題も起きてくると提起している。  私は、靖国を国家護持すべきではないと考えるが、いつまでも靖国をタブーにしておかないで、広範な議論をするべきだという考えには賛同する。  さて、高齢者の医療や介護、年金問題をポストはよく取り上げる。今週も巻頭で、「年金は75歳までもらえなくなる」と、政府と役人の“陰謀”を報じている。  閉会中審査でメディアが大騒ぎしていた7月18日、内閣府の有識者会議で「年金75歳支給」という重要な議論が交わされていたという。  そこで読売新聞の社会保障部の猪熊律子委員が、繰り下げ年齢を現行の70歳から75歳に延ばしてもいいのではないかと発言したというのである。  どういうつもりでこんなバカな発言をしたのであろう。ふざけるなである。  もちろんポストも、こんなやり方は「悪夢以外の何物でもない」と難じている。  だが、財務官僚が、こう本音をばらしている。 「安倍政権の一億総活躍社会とは、本来、高齢者に元気で働いてもらって年金や医療費の国庫負担を抑え、女性の社会進出を促すことで年金と健康保険の担い手になってもらう財政政策だ。それを政治的に国民の批判を招かないように女性が輝く社会、誰もが活躍できる一億総活躍社会と言葉を飾っていた」  安倍と官僚は、日本人を75歳まで働かせ、これから年金というときにコロッと死んでくれれば万々歳と考えているのだ。  ポストによれば、75歳まで支給引き上げなら2,655万円ももらえなくなると試算している。  年金制度は早晩破たんする。もらえるときはもらっておかないとバカを見る。65歳からもらおう運動でも起こすしかない。  年金、医療費、介護保険は間違いなくいまのままでいけば破たんする。安倍の口車に乗ってはいけない。それだけははっきりしている。  安倍首相の「女性が輝く社会」をつくるという掛け声は、安倍のいっている本来の意味とは違うが、一足早くそうした社会が実現したようではある。  稲田朋美、小池百合子、豊田真由子、松居一代と、このところ輝いているのは女ばかりだ。  そこに今週は元SPEEDで参議院議員の今井絵理子(33)が加わった。  今井は04年に結婚して長男をもうけたが、3年後に離婚。長男は生後3日で聴覚障害があることがわかった。  その子を女手一つで育て、昨夏の参院選ではそうした生き方に共感が集まり32万票を獲得した。彼女の地元は沖縄だが、当選直後に沖縄の基地問題について聞かれ、「これから勉強します」と答え話題を呼んだ。  子育てに議員活動と、さぞかし忙しいことだろうと週刊新潮が張り込んだら、あに図らんや多忙は多忙でも「不倫」に励んでいたというのである。  7月14日(金)。国会付近で夕食を終えた今井は、19時ごろ迎えの車で千代田区三番町のセカンドハウスとして使っている高級賃貸マンションへ。その直後に神戸ナンバーの日産GT-Rがやって来て、今井を乗せて走り去り、「日付をまたぐまで帰ってくることはなかった」(新潮)。  翌朝7時。件の男が今井のマンションから出てくる。その10分後、今井が迎えの車に秘書と同乗して東京駅へ。  その後、7時40分発の新幹線のグリーン車内に、彼氏と並んで座る今井の姿が。2時間後、2人はそろって眠りだしたが、「下に伸ばしたその手はお互いしっかりと握り合っていた」(同)。この様子はグラビアに載っているが、新潮がつけた見出しが「愛の闇」。  新大阪駅で今井は降り、イベントをこなした彼女は、箕面市のシティホテルにチェックイン。  20時ぐらいに、ホテルに備えつけの白いパジャマ姿で出てきた。この姿もグラビアに出ているが、髪が濡れたパジャマ姿がなかなか色っぽい。  男を迎えに行って、同じ部屋に消えていった。翌日も2人して新幹線に乗り込んで、14時には東京駅に2人の姿があった。  今井は子どもがいるが、独身である。まだまだ熱い恋に身を焦がしても、とやかくいわれることはない。だが、相手が妻子持ちとなると、当然ながらいかがなものかとなる。  この男、橋本健という自民党の神戸市議会議員で37歳。10年前、27歳の若さで市議に当選して現在3期目。市議団の幹事長も務め、大阪大学歯学部卒で、5年前に歯科医院を開業しているという。  将来は衆議院議員を目指しているといわれているそうだ。子どもは2人いるが、現在妻とは別居中で、4~5年前から離婚調停中だそうだ。  新潮によれば、きっかけは、今井が参院選に出馬を発表したころ、自民党の兵庫県連が勉強会に今井を呼び、その窓口が橋本だった。  2人は急速に親しくなっていったという。このまま略奪愛が成就するのか。だが、新潮は、彼女は言行不一致だとなじる。  彼女のウリは「子育て」だ。議員になってからは忙しさも増し、息子と触れ合う機会は減ったに違いない。ならば、わずかな時間でも子どもといてやろうというのが人情ではないか。  しかし、今の今井は男に夢中で、子どものことは母親に任せることが増えてというのである。  さあ、今井はなんといい訳するのだろう。橋本のほうは、「今井さんとはお付き合いしていません。恋愛感情もありませんよ」とにべもない。  新潮ならずとも、このセンセイは恋愛感情もない人間と、手をつないだり、同宿したりするのかと首をかしげたくなる。  今井センセイは、橋本と交際しているかと聞かれ、 「男女の関係はありません。同じ志を持った、大変頼もしい先生だと感謝しています」  三番町のマンションや大阪のホテルに泊まっているではないか? 「あの……三番町は軽率なことだと思いますが、とにかくこれだけはお伝えしたいのは、一線は越えていないんです。翌日の箕面でのお仕事、実は橋本先生の紹介でいただいたお仕事だったんです。その時に講演内容を一緒に考えてほしい、という思いで、結局、深夜まで一緒に原稿を書いていたんです」  下手ないい訳である。昔、あるタレントが彼女の部屋に泊まって朝帰りした時、写真誌に直撃された。そこでとっさに、 「彼女の部屋で一晩中あっち向いてホイをやってました」  と答えた。これには笑った。確かにSEXは、あっち向いてホイに似てなくはない。  これぐらいのユーモアが欲しかった。  橋本の妻は、かえって今井のことをこう心配する。 「私は今井さんのお子さんも心配。お母さんは家にいなくて、不倫をしていると知ったら。育児のこと、家族のことを語って、それなのに……」  今井と橋本はそれぞれ「弁明」をしているが、そこから今年の流行語大賞候補が飛び出した。「一線を越えてない」がそれだ。  新潮に「略奪不倫」と書かれ、妻子持ちの橋本神戸市議との動かぬ「お泊り愛」の証拠写真を公開された2人は、好意を持っていることは事実、2人で泊まったことも事実だが、講演の打ち合わせのために原稿を書いていただけで、「一線は越えていない」と白を切った。  フランク・キャプラ監督の名作『或る夜の出来事』に、こんな場面がある。新聞記者クラーク・ゲーブルと富豪の令嬢クローデット・コルベールが、ひょんなことから安宿に泊まることになる。  不安がる令嬢に、ゲーブルは部屋の真ん中にロープを張って、コルベールに、そこから中へは入らないと宣言する。今井と橋本はこの映画を真似たのだろうか。  そんな粋な2人ではなさそうだ。SEXはしましたが、奥さんを離縁して私と早く結婚してとはいわなかった、それが私たちが守っている「一線」だといえばいいのに。  神戸新聞は「神戸市議、政活費で今井絵理子氏“応援” 自民市議団返還へ」と報じている。議員としての一線を越えてしまった橋本は辞任に追い込まれるのではないか。  今週の第1位は、稲田朋美というモンスターについての各誌の記事。  閉会中審査でも安倍首相をしのぐ注目を集めた防衛相である。もちろん彼女の防衛についての考え方などどうでもいい。まずは、新潮がこう書いている。 「閉会中審査という戦闘の場に、顔面フル装備の態勢で臨んだ稲田防衛相。お馴染みのまつ毛エクステはむろんのこと、いま流行りの赤い口紅と丸ぶちメガネ、耳には2つのダイヤのピアス……」  余談だが、まつ毛エクステは両目100本で1万円前後だそうだ。美に対しては他人の何十倍もの努力をしているようだ。  何しろ、2月に来日したマティス米国防長官との初会談の前、マティスとの電話会談を日本時間の早朝にやることで調整されていたが、彼女は「朝が早いからイヤや。化粧かて時間かかるのに」と拒否したと文春で、政治部デスクが話している。  美しさもそうだが、カネに対してもすごい執念を持っていると文春が報じている。 「夫との共同名義で都内や福井県内などに複数所有。株式も含めて、夫妻の資産総額は約十億円にのぼると言われる」(文春)  それなのに、出るカネに関してはあの舛添前都知事をしのぐほどケチだそうだ。宮崎健介と金子恵美議員の結婚祝いを「組織活動費」として支出している。それも縁起の悪い2万円だそうだ。  東京から大阪に行くとき、缶ビールと弁当代、角瓶ポケット瓶、つまみなども「組織活動費」で処理しているという。  顔の造作を化粧でごまかしたり、ビールやつまみを政治活動だというのはまだいい。だが、今問題になっている「陸自の日報問題」は、日本の防衛の根幹にかかわる重大事であり、こんな無知な人間を防衛のトップに据えた安倍首相の責任は、加計学園問題どころではない。  簡単に日報問題をまとめてみたい。昨年7月に、PKO派遣部隊がいる南スーダンで政府軍と反政府軍の大規模な武力衝突があった。  その際、PKOと中央即応集団の間でやり取りした文書の開示を求めたジャーナリストに、防衛省は不存在を理由に不開示にした。だがその後、統合幕僚監部に日報の電子データが保管されていることが判明した。  さらに陸上自衛隊でも日報のデータが見つかっていたのに、隠蔽していたことが発覚した。だが、幹部会議の場で出す必要はないとされ、稲田大臣も隠蔽を了承していたというのだ。  陸自は独自に調査し、稲田大臣に非公表の了承を得ていたのに、すべてを陸自のせいにされたため、組織防衛を図った陸自の関係者がマスコミにリークしたのではないかといわれているようだ。  7月27日の朝日新聞が一面で「岡部陸幕長、辞任へ 日報問題で引責」と報じた。稲田は「報告を受けていない」としているが、そうした彼女のいい訳を陸自のトップがひっくり返したわけである。  文春で防衛官僚覆面座談会をやっているが、そこで「稲田大臣は過去25年で最低」だといわれている。  日報問題に関する防衛監察本部の調査結果は7月28日に発表されたが、予想されたとおり、稲田が陸自の日報隠しに関与していたかどうかについては玉虫色にしたが、私が推測するに、稲田を辞任させるという条件で官邸が取引したのに違いない。  この問題だけではなく、これまでも失言・方言は枚挙にいとまがなかった。現代は、そうしたこれまでの稲田朋美の発言を改めて取り上げている。  森友学園の弁護士だったことを隠して答弁したが、代理人として法廷に立っていたことが発覚して謝罪。  安倍と真珠湾に行って帰ると、すぐに靖国へ参拝して安倍を激怒させた。東京都議選の応援で、「防衛省・自衛隊・防衛相としてもお願いしたい」と放言。このときの防衛省への抗議電話は森友学園の比ではなかったという。  こうして、北朝鮮とアメリカの緊張が高まる中、官邸が防衛、外交の関係者を呼んで危機に対応する策を取るよう指示した時も、肝心の防衛大臣が、その席に呼ばれなかったと現代が報じている。  これほどひどい防衛相を追い落とす、否、変わってもらわなければ国の防衛の根幹が揺らぐという防衛省制服組と、現場の自衛官たちの「猛爆撃」があったため、めでたく稲田は撃墜されたということである。  稲田は、防衛相としては25年の中で一番ひどいのかもしれないが、戦後の政治史の中で最もひどい大臣のワースト1だと、私は思う。  このように安倍自民党が断末魔の様相を呈している千載一遇のチャンスだというのに、野党第一党の民進党もひどいことになっている。蓮舫代表が辞任してしまったのである。  蓮舫などはしょせんリーダーの器ではなかったし、野田という、民主党を大惨敗させた「戦犯」を幹事長に据えた時から、先は見えていた。  だが、形だけでも党が一丸となって安倍政権打倒を旗印に、野党共闘しなければいけない時に、党内がバラバラだということを公表しなければいけなかったのか、理解に苦しむ。  しかも、民進党の支持基盤である連合も、専門職で年収の高い人を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」の政労使合意に対して、内部から多くの批判があり見送るという失態を演じ、こちらも求心力を失っている。  神津連合会長とは5月の終わりに会った。連合は民進党を支援するのではなく、批判ばかりしている。共産党を入れた野党共闘なくして政権奪還はできない。安倍首相との距離が近すぎるのではないかという質問をした。  民進党に対しては、いうべきことはいうが支持することに変わりはない。だが、共産党が中心となる野党共闘は絶対に認められない。安倍首相は元々社労族だから、われわれの考えに近いと、安倍と親しいことを隠そうとはしなかった。  10月に辞任するといわれているがという質問には、役員推薦委員会が議論しているところだから、そこで出た結論を尊重すると、言明を避けた。  このように、安倍政権打倒にまとまらなければいけない野党や労働組合がバラバラでは、安倍が抜き打ち解散でもすれば、安倍批判票の受け皿になる野党は共産党しかない。いっそ小沢一郎を担いで「安倍にNO!といおう党」でもつくれば、おもしろいのではないか。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  現代から。今週のウリは「ついに登場! 女優 真木よう子」。個性的な娘(こ)である。映画『ベロニカは死ぬことにした』は、難しい役柄を懸命にこなしていたが、彼女の持つ「妖しさ」がよく出ていたと思う。得難い女優ではあるし、できればヘアヌードも見てみたいものだ。  袋とじは「妄想グラビア 新人OLまつりの日記」。詳しく書くほどのものではない。  ポストは、毎度おなじみの巻頭「西田幸樹 NOW ON 謎の異邦人ジョン」。異邦人というくらいだから日本人ではないのだろうが、なかなか魅力的な女性である。こんな女性が一晩、添い寝してくれたら……、いいだろうな。  後半は「すさまじきフェチの世界 マニアックAV厳選7」。袋とじは「人気AV嬢 たかしょーとイクッ! 群馬のセックステーマパーク『珍宝館』訪問記」。あとは「新シリーズ 都合のいい女 あい」。こう見てくると、たくさんいるもんだね「脱ぎたい女」っていうのは。  でも、旬の大物女優のヘアヌードっていうのが見られなくなってずいぶん経つ。ここらへんで、ドカーンとお金を出して、誰かを脱がせてくれないか。  今週は、現代は真木よう子、ポストは企画もので工夫あり。そこで引き分けとする。 (文=元木昌彦)

元SPEED・今井絵理子議員を各局ワイドショーが総叩き! 「不倫スクープ」の“お値段”は?

元SPEED・今井絵理子議員を各局ワイドショーが総叩き! 「不倫スクープ」のお値段は?の画像1
オフィシャルブログより
 元SPEED・今井絵理子参議院議員の不倫をスクープした「週刊新潮」(新潮社)には、さらなる「続報」があるとウワサされる。  ある記者は「新幹線で手をつないで眠っちゃうぐらい無防備なバカタレント議員じゃ、ほかにもいろいろ撮られているだろうね」と話していたが、テレビの情報番組でも、次週の続報を見据えた番組編成を考えているところがあるくらいだという。  同誌によると今井は7月中旬、自民党の橋本健神戸市議とホテルに宿泊。新幹線で手をつないで眠るなどしていた様子を写真に撮られた。橋本市議は、別居中の妻と2人の子がいる既婚者だった。  これに、TBS系の情報番組『ビビット』では、タレントのテリー伊藤が「彼女にとって一番大切なのは優先順位。お子さんに(聴覚)障害があって、(優先順位の)一番はお子さん。二番は仕事、三番が男だと思うけど、今は男、仕事、子供になっている。優先順位を間違えている」と批判。相手が話題性抜群のアイドル出身議員だけあって、ワイドショーの格好のネタになっている。  同局の関係者によると、この報道で「新潮にネタ使用料を重ねて支払った」という。最近は「週刊文春」(文藝春秋)や「週刊新潮」など有力週刊誌がスクープした内容をテレビ局が使用する場合、ネタ使用料を支払うようになっているが「新潮さんはひとネタ5万円ですが、誌面と写真と映像はそれぞれ別で、写真2枚に記事と映像を使う場合は20万円になる」という。  新潮といえば先ごろ、都議選で自民党を惨敗させたA級戦犯ともいわれる“絶叫モンスター”豊田真由子衆院議員の暴言騒動でも、独占入手した音声を小出しに報じ、そのたびに、これを扱ったテレビ番組から利用料を徴収している。そのため、番組サイドからは「音声ありきのネタで、各局とも複数の番組で使用していたので、かなりもうかったのでは?」という声もあった。  以前のマスコミ業界では、互いの情報を後追いで紹介する場合、相手メディアの宣伝になるということで使用料は支払わなかったが、最近は紙媒体もネット配信の際に映像を売り物にするケースが増え、同じ映像媒体であるテレビ局に使用料の請求をする傾向が強まった。そのため、誌面を扱う場合でも、編集部が請求書を送るようになっている。ある週刊誌の契約記者は言う。 「今は雑誌本体が売れなくなって、ビジネスモデルが変わってきたというのが大きいんですが、正直、使用料の支払いは、今までなかったことのほうがおかしいですよ。時間と労力をかけて苦労して取ったスクープに、そういう対価が生まれるのは、取材する側としても当然と思えますからね。特にテレビ番組なんて、雑誌では考えられないぐらい高い予算で作っているわけで、それなら本来は僕ら記者よりも労力を割いてスクープを取りに行けるはずでしょ? 使用料の支払いは、こちらの苦労に対する敬意を払うことにもつながるはず」  ときに貴重なスクープを報じても雑誌の売れ行きにあまり結びつかないこともあり、収入を生まなければスクープを取る労力が無駄になり、結果として出版社も潤わず、記者自身も食えなくなっていく。  そういう意味ではテレビへの請求も、より幅広い収入減を確保することでスクープを狙う記者の原動力を生み出すことができるといえる。ただ、この流れが進むと、雑誌側がよりテレビが扱いそうなスクープを狙う傾向が強まるといった弊害はあるかもしれない。  今井の不倫報道も、その意味では雑誌側の“格好のターゲット”にされたといえるのではないだろうか (文=片岡亮/NEWSIDER)

「このハゲ!」と叫びながら近所の子どもが……豊田真由子議員の夫が明かした“苦悩”とは

 「このハゲ!」と叫びながら近所の子どもが……豊田真由子議員の夫が明かした苦悩とはの画像1
「週刊現代」(8/5号、講談社)
今週の第1位 「『加計に決めました』出来レース議事録」(「週刊文春」7/27号) 同・第2位 「豊田真由子議員の夫(49歳)が初めて語った『家庭内の真実』」(「週刊現代」8/5号) 同・第3位 「渦中の『松居一代』独占手記」(「週刊新潮」7/27号) 「パンツをくれた89歳の恩人がついに叱った『松居一代さん、あなたちょっとやり過ぎよ!』」(「フライデー」8/4号) 「松居一代にハワイ地裁から『出廷命令』」(「週刊文春」7/27号) 同・第4位 「検査入院で手負いの『安倍総理』トホホな内閣改造」(「週刊新潮」7/27号) 同・第5位 「渡辺謙『許されざる者』」(「週刊文春」7/27号) 同・第6位 「『再審請求中の執行』はタブーか?」(「週刊新潮」7/27号) 同・第7位 「稀勢の里が迫られる『年内全休』の決断」(「週刊ポスト」8/4号) 同・第8位 「あなたは『内部告発』をして本当によかったですか?」(「週刊ポスト」8/4号) 同・第9位 「デタラメ中国経済の『化けの皮』を剥ぐ」(「週刊現代」8/5号) 同・第10位 「いつ、安倍を見限るか『おっさん二階』がいま考えていること」(「週刊現代」8/5号) 同・第11位 「10年後に土地の値段が『上がる駅』『下がる駅』全国776ヵ所完全リスト」(「週刊現代」8/5号) 同・第12位 「稲田朋美『政治資金パーティー』の発起人は“死者”だった!」(「週刊ポスト」8/4号) 同・第13位 「『68歳以上限定婚活パーティー』潜入ルポ」(「週刊ポスト」8/4号) 同・第14位 「天才・清宮幸太郎早稲田実業はプロで一流になれるか」(「週刊現代」8/5号) 同・第15位 「信用できる 信用できない 天気予報の見分け方」(「週刊ポスト」8/4号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  さて、天気予報を朝から晩までやっているが、当たったためしがないと思いません?  ポストもそう思ったらしく、天気予報の見分け方という特集を組んでいる。  そもそも夏は天気予報の的中率が低いという。伊東譲司気象予報士が、ゲリラ豪雨は特に難しいと話す。 「こうしたスケールの小さい現象は、風や気温などの時間変化をコンピューターで計算する数値予報の弱点であり、1日前に予想するのは非常に難しい」  ゲリラ豪雨の情報は、ネットで気象庁の「降水短時間予報」や「ナウキャスト」を見るといいそうだ。  熱中症リスクの判断は、湿度や風も重要だという。「時々雨」と「一時雨」はどっちが降るのか? これは「時々」のほうが長く降るそうだ。  テレビ各局の予報が少しずつ違うのは、気象庁の予報プラス民間の気象会社を使っているから。  当日の予報を知りたければ、テレビよりラジオのほうがいいそうだ。気象庁が発表する「的中率」は、関東甲信越の場合は1月が90%だが、7月は77%と下がる。週間予報は75%程度。  落語にこんなのがある。「今日は雨が降る天気じゃない」。雨が降ったら、「今日は雨が降る。天気じゃない」といっただろ。雨が降らなければ、そのまま続ける。  まあ、ほどほどに信用したほうがいいということのようですな。  早稲田実業の清宮幸太郎が、ものすごい勢いでホームランを量産している。日本ハムの中田翔の87本や、西武の中村剛也83本の高校時代のホームラン記録をはるかに超えた。  高校通算本塁打記録となっている神港学園・山本大貴の107本を超えるのは間違いないから、ダントツの超高校級といっていいだろう。  となると、プロ入りは間違いないだろうが、一抹の心配は、高校野球は金属バット、プロは木製バットである。  現代によると、そこを危惧している解説者が多くいるそうだ。通算165勝を挙げた西本聖がこう話す。 「金属バットの場合、人並み外れたパワーがあれば、打ち方が多少悪くても飛んでいきますからね。実際、107本の最高記録を作った選手(山本大貴/JR西日本)も、社会人に進んで伸び悩んだ。高校時代の本塁打数はプロでの活躍には直結しないと考えるべき」  元阪神監督の岡田彰布も、清宮のフォームは、金属バット用に「最適化」されている印象があると危惧している。  さらに、左ピッチャーに弱いこと、一塁というポジションには多くの強打者がひしめいているから、他の守備位置に回された場合、そこで慣れるのに時間がかかるなどの「不安」を指摘する声も多いようだ。  だが、清原和博以来のいきなり3割、30本を目指せる逸材には違いない。かつてのベーブ・ルースを彷彿とさせるスタイルで、ポンポンスタンドに放り込む姿を早く見てみたい。  多くのプロたちの危惧をひっくり返すには、結果を出すしかない。それができる清宮だと思う。  ところで、全英オープンで寝不足である。最初は松山英樹の活躍を期待して見ていたが、最終日の1番で、ティーショットを曲げてOB、結局はトリプルボギーを打つと、優勝への期待はなくなった。  だがドラマはそこから始まった。スピースとクーチャーの熾烈な優勝争いは、まさに全英の歴史に残る名勝負だった。  13番。スピースは第1打を大きく右に曲げ、コース外の丘の反対斜面に打ち込んだ。 「傾斜が急で立つのもやっと。スピースは『ピンと球があった地点を結ぶ延長線上』からの第3打を選んだ。『ティーに戻るより、グリーンに近いから』。そこは練習場の芝生だった。  全英では1979年、バレステロス(スペイン)が駐車場からのリカバリーショットに成功して優勝した逸話が残るが、それに匹敵する珍事だった」(デジタル朝日7月24日11時23分)  絶体絶命の大ピンチ。だがスピースは第3打を見事にグリーン近くまでもっていき、4打でピンそば3~4メートルにつけ、それをねじ込んでナイスボギー。  クーチャーには離されたが、その次からバーディ、イーグルラッシュで12アンダーにし、見事、帝王ニクウラス(米)に次ぎ24歳になる前にメジャー3大会を制した。  決してドライバーが安定していたわけではない。だがミスをしたとき、どう対処したらいいのかを知り、確実にそれをやってのける。  それに世界一のパターの名手だ。松山にはスピースの「冷静さとパターのうまさ」を見習ってもらいたい。  ドライバーの飛距離は松山のほうが上である。それに冷静さが加われば、メジャーは獲れる。松山には、いい経験になった全英だったに違いない。  ところで、婚活という言葉はあまり好きではない。何かものほしそうな底意が透けて見えるような気がする。  だが、ポストの68歳以上限定の「婚活パーティー」には行ってみたい気がする。われながらいい加減だと思う。  主催しているのは50歳以上の独身者を対象とした会員制クラブ『森羅倶楽部』というところ。会費は3万円だ。  4月初めに68歳以上限定のパーティーを開催したら、男女合わせて26名の参加があったという。  ポストによれば、萬田久子似の60代。水沢アキ似の60代とあるが、そんなことはないだろうが、着飾って化粧すればまだまだ見られる女性たち。  そこで会ったからといって、すぐにお友だちというわけではなく、自己紹介などを終え、司会者に「好印象カード」を提出して、カップルがそろえば、後日、事務局から連絡がいくそうだ。  女性側には、男たちの服装、口臭の有無、話の面白さなどをチェックされるようだ。  一度覗いてみたいものである。  さて、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題や南スーダンに派遣された陸上自衛隊の日報に関する問題をめぐる閉会中審査が24日、衆院予算委員会で始まった。安倍晋三首相が出席するほか、前川前事務次官なども出席した。  安倍と加計学園との関係はもちろんだが、もう一つの焦点は稲田防衛大臣である。次の組閣でクビは確実だが、最後まで身の程を知らないトラブルを起こしてくれる女性である。  南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊の日報をめぐる問題で、稲田防衛相が隠蔽に関与した可能性が高くなっているのだ。  あきれ果てるとはこのことをいうのだろうが、ポストは、彼女が開こうとしたが、相次ぐ自身の不祥事で中止した政治資金パーティの案内状の挨拶文に「故人」の名を使っていたと報じている。  この会の会場はホテル・ニューオータニの鳳凰の間。会費は2万円。挨拶文の署名には「稲田朋美全国後援会『ともみ組』会長」として、渡部昇一上智大学名誉教授の名が書かれていたというのだ。  渡部教授は熱心に稲田を応援していたそうだが、今年の4月17日に亡くなっている。この案内状が後援者たちに届いたのは5月中旬だから、直す時間はあったはずだ。  その上、開かれていれば大パーティーになっていたはずだから、大臣規範に抵触する恐れがあったというのだ。  とても大臣というより、政治家としての器ではない。任命した安倍首相の責任は大きい。  現代に、これから地価が上がる駅と下がる駅があるという大特集をやっている。関心のある方は、買って、自分の住んでいる駅がどう評価されているのか調べてみるといいだろう。  私はこういうものにはとんと興味がないが、少し紹介しておくと、東京エリアでは、渋谷、原宿、自由が丘、中目黒、恵比寿、表参道、広尾など、これまでの超人気エリアはこれから凋落するそうだ。  山手線の駒込、丸ノ内線の後楽園などが、利便性が高く物価が安いという実需があるので、今後はそっちへ流れるというのである。  2020年の東京オリンピックが終わると、不動産バブルは終わりをつげ、弾けるといわれている。  ちなみに私の住んでいる東京・中野駅は98.79%で、やや下落気味。  ところで8月初めの組閣がぼちぼち漏れ始めている。岸田外相は留任するようだ。  現代によれば、最大の組閣の焦点は、二階俊博幹事長(78)をどうするかだという。安倍首相はお友だちの甘利明を据えたいようだが、政界寝業師の異名をとる「おっさん二階」は、そうはさせまいと動いているという。 「時に首相に噛みついて党内のガス抜きを買って出たかと思うと、首相の不足を補う絶妙の参謀役もこなす。政治の機微をわきまえていて、仕事も異常なほど早い。気がつけば、二階以外の幹事長適任者がいなくなってしまった」(政治部デスク)  うまく取り込めばこれほどの名幹事長はいないが、同時に危険でもあるという。  だが自分のメッセージが安倍に伝わらないのなら、伝家の宝刀を抜くこともあると見られているそうだ。 「こいつにやらせる。俺も一緒に辞めるから、あんたも身を引け」  8月3日の組閣次第で、安倍を守るのか、安倍を切るのか、二階の動向に注目が集まっているようである。  やはり現代が巻頭で「中国経済はデタラメだ」と報じている。  きっかけは、7月14、15日に北京で全国金融活動会議が行われ、習近平が演説を行ったときだという。  その初日の演説が終了後に、中国共産党序列第14位の孫政才重慶市党委書記が突然身柄を拘束された。  孫は習の後継者と目されていた人物だという。今の中国では、習に逆らう者は恐ろしい報復が待っているということを、見せつけたというのである。  現代によると、全国101社の中央政府管轄の国有企業のうち20社をピックアップして財務状況をチェックしたところ、18社で不正が発覚し、18社がここ数年間で水増ししていた売り上げの合計は2,001億6,000万元(約3兆3,200億円)にもなるというのだ。  したがって、中国国家統計局は7月17日に「今年上半期のGDP成長率は6.9%に達した」と自信満々に発表したが、これなどは「ひどいドーピング経済」だという。  腐敗が蔓延し、一部のエリートだけが大金を私し、GDPの数字をごまかしても、中国という国は今のところはびくともしていないように見える。  だが土台が崩れれば、必ず、その上にあるものはある時を境に、崩壊を始めること間違いない。  それを知って、内心恐れているのは、実は習近平なのかもしれない。  さて、安倍晋三首相の支持率が急落している。あわてて国会閉鎖中に、加計学園問題を質疑するために衆議院予算委員会を開くという異例の判断を、安倍が「決断」した。  その大きな圧力になったのは、前川前文科相事務次官の「爆弾告発」だったが、与党のアホ議員連中は、前川の告発は「公務員法」に抵触するのではないかといっている。  本人が自分の経歴を台無しにするかもしれない重大な決意をもってしたことを、それを無視し、違法だなどという輩は議員の皮をかぶった獣である。  この国には一応、内部告発者を守る「公益通報者保護法」が06年4月に施行されているのである。  だが、この法律を作るきっかけになったトナミ運輸岐阜営業所に勤めていた串岡弘昭は、74年に東京-大阪間に路線を持つ運送会社50社の加盟社に、違法な闇カルテルの存在があると、読売新聞に情報提供した。  だがそれ以降、仕事が雑用になり、手取り18万円のまま据え置かれ、昇給もなくなってしまった。  02年に会社側を相手取り損害賠償と謝罪を求める訴訟を起こし、05年、会社側に1,356万円の支払いを命じる判決が下る。  この後「公益通報者保護法」がつくられるのだが、串岡は、法律の中身を見れば、事実上、内部告発者規正法でしかないという。  なぜなら、外部への通報を行う場合、「まずは社内で通報し、20日以内に『調査を行う』といった返事がない」ことなどが保護を受ける条件になるのだ。  つまり、会社側が時間稼ぎで「調査する」といえば、メディアへの告発はできなくなるのだ。  しかも、この法律には罰則規定がない。あくまで民事ルールとして定められたものだから、違反した企業に刑罰や行政処分は行えないのだ。  こんなものが内部告発者を守れるわけはない。アメリカの公務員を守る「ホイッスルブロワー法」は、通報者への一切の報復的人事を禁じているのに、日本ではそういう法制度はない。  結局、内部通報した人間の多くは、社内でたらい回しされ、白い目で見られ、辞めざるを得なくなるのだ。  名誉回復するには会社側を訴え、一人で戦わなくてはならないのだ。典型的な形だけの法律で、この法律ができて以降、内部告発者が増えてはいない。  名古屋場所が終わったが、白鵬の一人場所であったといっていい。  そうさせてしまったのは、稀勢の里が満足に相撲を取れずに途中休場してしまったからだ。  休場に際して相撲協会には「左足関節靭帯損傷で3週間の安静加療が必要」との診断書が出されたとポストが報じている。 「今回、勢との一番で痛めた左足はそれほど深刻ではなく、休場の口実といったところでしょう。3月場所で負傷した左の肩と胸部もほぼ回復していたんですが、場所前の連合稽古で転倒し、左腕を再度、痛めてしまった。こうした“ケガの連鎖”は、誰とでも全力でぶつかり合う稀勢の里のようなガチンコ力士に必ずついてまわる。こうなると再起は難しいのではないかという声まで出ています」(担当記者)  今度土俵に上がるときは、万全の体調で出なくてはならないが、今年いっぱいは無理のようだ。  そして、もし復帰しても、思うような成績が残せなければ「引退」という二文字が現実にになるのだ。  日本人横綱をつくるのに急ぎ過ぎて、稀勢の里が横綱になってからの取材合戦のすごさを予想できなかった相撲協会にも、大きな責任がある。  このままでは、大乃国よりも無残な横綱になるかもしれない。まずはじっくり休んでケガを直すことが第一。それでも期待に応えるのは難しいかもしれない。  次は再審請求中の死刑囚が刑を執行されたことについての新潮の記事。共謀罪では野党の攻撃にしどろもどろだった金田勝年法務大臣が、2人の死刑囚の刑の執行にサインした。  そのうちの1人は再審請求中だったため、論議が巻き起こっている。刑事訴訟法では「再審の請求は、刑の執行を停止する効力を有しない」と定められているが、「再審制度は冤罪を防ぐために認められている」という主張も当然ある。新潮によると、今回を除くと20年近く再審請求をしている死刑囚の刑の執行はなかったそうだ。  だが新潮は、20年ほど前は、確定死刑囚のうち再審請求をしていたのは4割ほどだったのに、現在では、確定死刑囚125名のうち92名が請求中だそうだ。  その中には、延命のために請求している者もいると、新潮は指摘する。  また、オウムの死刑囚13名の刑を執行するとすれば、来年は眞子さまのご成婚、再来年は改元、その翌年は東京五輪があるため、今年執行されるのではないかという見方もあるという。  その前例として再審請求中の死刑囚の刑を執行したのだとすれば、あまりにも短慮でいい加減なやり方ではないか。  あの金田の在任中にやらせてしまえという政府の思惑も透けて見える。冤罪を1人でも出さないために再審請求があるのだから、延命のための方策と考えている不届き者がいても、それは致し方ない。そう私は思う。  さて、不倫がバレれば松居一代ほどではなくても、女房は怖いものだ。楽しかった不倫の日々は遠ざかり、苦しきことのみ多かりき。だが、なまなかな反省では許してはくれない。この苦しみが永遠に続くのであれば、死んだほうがましだと思うようになる。  そんなことを思っているかどうか知らないが、文春(4/6号)で「ニューヨーク不倫」を暴かれた渡辺謙が、7月15日に「謝罪会見」を開いた。  だがこの会見、きわめて評判が悪いようである。まず、三連休の初日の土曜日というタイミング。週刊誌にとっては最悪だったが、それを計算していたのであろう。  港区内の会議室で行われたというが、事務所が指定したマスコミにしか案内が届かず、「会見に関するオンエアは7月17日(月曜日)までという制約までつけてきたそうだ。  今や国際俳優となった渡辺謙は冒頭、「私の軽率な行動が応援してくださった皆様に多大な心配、ご迷惑をおかけしました」と深々と頭を下げた。  乳がんの治療中の妻・南果歩が不在の時、自宅に女性を引き入れていたと報じられたのは3月末だったが、帰国後も沈黙したままだった。  NHKの大河ドラマへの出演が発表されたタイミングで会見をしたことで、自分勝手、奥さんを愛していない、離婚は避けられないなど、翌日のスポーツ紙には厳しい論調のものが多かった。  文春によると、この不倫相手とは簡単に別れることはないという。彼女の親友がこう明かしている。 「謙さんはA子(謙の不倫相手=筆者注)に対し、『オレの子供を産んでいいよ』『子供ができたら二人で育てよう。もし結婚できなかったら隠し子でもいいよ』と話していたそうです。A子は以前から子供を欲しがっていた。前の彼氏から『絶対ダメや』と言われていたこともあり、謙さんの言葉を嬉しそうに話していた。そんなA子が、謙さんと簡単に別れるとは到底、思えません」  これを聞いたら、南果歩はどうするのだろう。おおコワ! ラストサムライでも、女房の怒りには勝てませんな。  落ち目の安倍首相を悩ますのは加計学園問題だけではない。新潮によれば、持病の潰瘍性大腸炎が悪化しているようなのだ。  結婚30周年を祝う会の夜、体調を崩したため慶応大学病院の主治医が駆け付けた。それによって改めてメディカルチェックを受ける必要が出てきたため、慶応病院に行くはずだったが、報道陣が集まっていたためキャンセル。加計学園問題が終わった7月末に変更になったと、永田町関係者が話している。  その前は森友学園が火を噴いていた3月25日だというから、わずか4カ月足らずで検査入院をしなければいけないというのは、憂慮される状態なのかもしれない。  8月3日に予定している内閣改造も頭が痛いようだ。さすがに舌禍の宝庫と揶揄される稲田朋美は切る。加計学園問題で男を下げた萩生田光一、共謀罪審議で無能をさらけ出した金田勝年など挿げ替える人材は多くいるが、次となるとめぼしいのはいないのである。  当選2回の三原じゅん子参院議員を厚労相にという見方もあるようだが、新潮は、彼女には異性問題があり、相応しくないとバッサリ。  では最大の目玉となりそうな小泉進次郎はどうか。進次郎ウオッチャーの常井健一によると、アベノミクスの効果や安保法制の審議の仕方について安倍のやり方を疑問視しており、石破茂前地方創生相とは気脈を通じているところがあるから、入閣要請があっても応えないのではないかと見ている。  どちらにしても、24、25日の閉会中審議が安倍にとっても、攻める野党にとっても天下分け目の「関ケ原」になるはずだが、この原稿を書きながらAbema NEWSを見ているが、安倍が加計学園との黒い疑惑を晴らせたとは到底思えない。  なぜ、安倍はこんな疑惑をさらに深める審議をやる決断をしたのだろうか。体調不良で深く考えることができなくなっているのだろう。そう考えざるを得ない。  ところで、今「テレビで見たくない女」というアンケートを取ったら、第1位は豊田真由子ではなく、松居一代になるのではないか。  男からも女からもこれほど嫌われるキャラというのは、そうはいない。立川談志は生前、デヴィ夫人、野村サッチーと同じテレビに出るとチン○○が腐るといって、局から帰ったと高座で笑わせていたが、今の松居を見たらなんというだろう。  その松居一代を高級ホテルへ呼んで「独占告白」をさせたのは新潮である。しゃべった時間は6時間。一方的な彼女の毒舌を、よく耐えられたものだと、妙な感心をした。  それだけ長きにわたってしゃべらせたのに、さほど目新しいことがないのは、新潮らしくない。  いくつか挙げてみる。松居がYouTubeやブログで夫・船越を告発し始めたところ、船越の所属プロダクションである「ホリプロ」の顧問弁護士からテレビ局へFAXで、松居の話は事実無根であるといってきた。  さらに松居がやっていることは船越へのプライバシー侵害であるから、「今後、本件動画及び、同動画中でなされている松居氏の発言、ブログ等の記載等を取り上げ、一方的な報道をなされることは避けて頂きたく、その旨通知する次第です」。  こんなものは無視するだろうと思ったら、新潮によれば、フジテレビの『とくダネ!』、TBSの『ゴゴスマ』などいくつかは、FAXを受け取った10日と11日は松居ネタを一切取り上げなかったという。  松居がハワイの不倫相手といっている人間と船越は不倫関係にはないと書いている女性セブンも、「ホリプロ」と結託していると、松居は口撃している。  そのほか、ハワイの不倫相手とは別に、脚本家の大宮エリーが船越と深い関係にあると話している。大宮側は「事実誤認」だとしている。  船越がつくった両親の位牌の命日がともに違っているそうだ。 「船越はご位牌一つ、ちゃんと作れないいい加減な男なんです」(松居)  松居のDVに船越は長年苦しんできたという批判には、「船越と結婚してから一度も救急車など呼んだことはありません」と全否定。  今回の告白の最大のものはこれだろう。船越が浮気できない理由として、糖尿病で勃起不全になっていることは何度も話しているが、もう1つは「彼、カツラですから。だからできないって思っていたんです。カツラだと、行為中に動くと、ズレちゃうでしょ?」。  カツラを数十個持っているそうだ。今年1月に船越がロスへ行ったのは「自毛植毛」の手術を受けるためだったとバラしている。  これだけプライバシーをバラされたら、二枚目商売は上がったりだろう。船越は松居が「顔も見たくない、声も聞きたくない。私が納得するような謝罪の仕方をしてくれた時には、すぐ別れます」といっているのだから、これ以上恥部をバラされないうちに、怖いだろうが、話し合ったほうがいいと思う。  フライデーは、松居一代を匿った89歳のおばあちゃんを直撃。このおばあちゃん、松居が出ていくときパンツをプレゼントしたそうだ。  だが、松居のやり方には違和感があるという。 「ただ、あの人……言葉がね。ちょっとストレートすぎるのよね。もう少し、柔らかく、丸味をつけてお話すればいいのにね……気持ちはわかるんだけど、ストレートに言い過ぎちゃうのよね。あんな騒ぎにならないようなアレ(やり方)だったらよかったんだけど」  フライデーは、船越は、NHKの『ごごナマ』を10月の改変時に降板するかもしれないという。  松居を名誉棄損で訴える準備をしているそうで、不倫を否定できれば名誉回復できるし、財産も半分確保できるからというのだが、そうなれば、松居の死に物狂いの反撃が始まるに違いない。くわばら、くわばら。  現代は、「このハゲ!」で一躍時の人になった豊田真由子議員の夫(49)を直撃インタビューしている。  夫は7歳年上で、東大から建設省(当時)に入省し、そこから派遣されてハーバード大学大学院に留学しているとき豊田と知り合ったという。  帰国してから間もなく結婚して、十数年になるそうだ。現在は「内閣府官房企画官」の肩書。  現代の直撃に「僕は公務員という立場なので今回の件についてお話しするのは適切ではない」とためらっていたが、少しずつ話し始めた。 「妻は、今精神的にすごく大変な状況だと思うんです。僕としては、妻は妻で『身から出たサビ』のところもあるのかなと思っています。  ただし、子供が2人いるんですけど、親の立場として子供たちだけには辛い思いをさせたくないと思っています。そういう意味では、テレビ局の方が来られて自宅のピンポンを鳴らされたりすることがあるので、まずは子供のケアをしなくてはいけないと思っています。子供がおかしくなってしまうのが、一番辛いんです……」  その気持ち、わかる。現在、妻は入院していて、子供のケアは彼がしている。妻は家庭的で優しい母親だという。 「妻は本当に家庭では優しい母親なんですけど、選挙命、家庭を顧みずという面もあります。  ただ、今回のように秘書さんとトラブルになってしまったのは本当に申し訳ないと思っています。でも妻は政治に対して命を懸けてやっていたと僕は思っています」  政治家として、相当なプレッシャーがあったのかという質問には、秘書の信じられないようなミスもあり、本人も悩んでいたという感じはあったが、こういうことになるとまでは思っていなかったそうだ。  何度も子供を守るという言葉が出てくる。 「今は子供たちをケアすること、それだけが僕の役目だと思っています。学校でいじめられたりすることだけにはならないようにしたい。  騒動以降、ここ3週間くらいは子供たちにテレビを見せないようにしています。学校ではちょっと言われることはあるみたいですけど。  でも『ママは一生懸命、仕事一筋でやってきた』ということは子供たちもわかっています。正直、今は妻のことまでケアする余裕はありません」  言葉から察すると、やさしそうで子煩悩のいい父親のようだ。豊田議員は、子供とこの夫のことを思い出せば、あんな暴言を吐くところまではいかなかっただろうに。  命だった政治生命も風前の灯火である。埼玉県の彼女の事務所の前を、「このハゲ!」と叫びながら通る子供がいるという。  国家戦略特区を担当する山本幸三が、昨年11月17日に東京青山にある日本獣医師会本部を訪ね、藏内勇夫会長ら4人に対して、「獣医学部を新設する。加計学園に決まった」と通告していたと文春が報じた。大スクープである。  これが文句なしの今週の第1位。  私が読んでいる朝日新聞と東京新聞もこの話が一面トップ。しかし、どちらも「獣医学部の新設方針を伝えたと記録する文書が同会にあることが分かった」(朝日)「本紙が十九日に入手した同会作成の面会記録で分かった」(東京)と、文春がすっぱ抜いたとは書いていない。  いつもいうが、時系列的に見ても文春の校了は18日、火曜日の夕方である。文春の新聞広告や中吊りを手に入れ、新聞各社が動いたことは間違いないはずだ。少なくともジャーナリズムは、情報を早く取ったメディアには敬意を払うべきだと思う。  安倍首相は、各メディアの調査で、支持率が30%を切る危険水域に入ったため、あわてて24、25の2日間、加計学園問題についての閉会中審議を開くことに応じた。  報道によれば、官邸の強い意向があって行政が歪められたと爆弾証言した前川喜平前文科省事務次官と和泉洋人首相補佐官も呼んだが、予想通り、安倍にとっては厳しいものになった。  安倍は一貫して「加計学園に決めた過程に一点も疚しいところはない」と主張してきた。だが、国家戦略特区の責任者である山本が、こう明言していたことが立証されれば、何がなんでも腹心の友がつくりたいと願っていた獣医学部を、安倍が特区に押し込むために、あらゆる手段を講じていたことが白日の下にさらされるのである。  しかも、文春によれば、山本が獣医師会を訪れたのは、内閣府が獣医学部新設に関して、広く意見を募るパブリックコメントを始める前日だという。  なんのことはない、国民から広く意見を求める前に、加計学園と決まっていたのだ。茶番である。  山本はその日、獣医師会に、今治市が土地で36億円のほか、積立金から50億円、愛媛県が25億円を負担し、残りを加計学園が負担するとまで説明していたというのである。  その場にいた北村直人日本獣医師政治連盟委員長は、加計学園に決まったといわれ、驚いて、「反対意見を申し上げた記憶はあります」と、文春に答えている。  加計学園の動きは早かった。すでに2015年から教員募集を始めており、16年11月には今治市の建設予定地でボーリング調査を開始しているのだ。  獣医学部新設の公募が行われたのは今年1月。加計学園側には、うちで決まりという確実な情報があったのは間違いない。  しかし、加計学園は、「平成26年度の決算では、(略)翌年度繰越消費支出超過額は142.6億円となっており、依然として累積の支出超過を回復するには至っておりません。(略)今後約20年に渡る借入金返済を鑑みると収支が厳しい状況であることは変わりません」。15年6月に加計理事長が教職員組合に提出した回答書にはこう書かれてあるという。  黒字になっているのは今度獣医学部を新設する岡山理科大学だけで、15年度の収支では、千葉科学大学は約4億4,000万円、倉敷芸術科学大学は約6億5,000万円の赤字になっている。  当然だが、教職員の間では、圧倒的に獣医学部新設反対の声が多い。笑えるような話は受け入れる今治市にもある。 「今治市は、学部新設で増える税収は年間約三千万円と試算しています。つまり負担する九十六億円を全て取り返すのに三百二十年もかかる計算です。また市民一世帯あたりで計算すると、負担は十三万五千円になります。獣医師不足に対し、これだけ払うことが妥当なのでしょうか」(「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦共同代表)  森友学園と同様、安倍との腐れ縁が明らかになり、イメージもダウンした加計学園も、崩壊していくのではないか。そんな予感がする。 【巻末付録】  ポストから。巻頭は相も変わらず「西田幸樹 NOWON 謎の異邦人 ジョン」。続いて袋とじ「30歳の記念に自分で撮っていた未発表のヘアヌード 小島可奈子」。プライベートヌードらしいある種の淫靡さが少しだがある。  後半は「『昭和エロス』にこだわる奇才 ヘンリー塚本の世界」。袋とじは「熟女写真集の老舗『富士出版』の専属写真家が撮影した謎の人妻、29歳」。写真家は赤石恭生という。  お次は「息をのむほど美しい絵」。絵のほうが生々しい。「あのTENGAが初めて開発した『動くオナホール』」。これって2万円近くするらしい。もう少し安くしてくれないかな。  現代は、少し遅いがゴルフのアン・シネの「19番ホールを撮り下ろし!」が袋とじ。何度もいうが、彼女はフェアウェイに置いたほうが生き生きしていていい。やはり野に置けアン・シネだ。  次は「AKB48のレジェンド 板野友美」。「週刊現代を飾った’17年上半期『スクープヌード』祭り」。今週の売りは「この娘たちの局部が裸眼で3D(立体的)に見える! 飛び出す『女性器』」。私はこういうのが苦手だ。誰か、どんなに見えたか教えてくれないか。  今週は、力の入り方も含めて現代のほうがいい。現代の勝ちじゃ。 (文=元木昌彦)

松居一代に“7つの嘘”!? 船越英一郎が名誉棄損・偽計業務妨害で訴える可能性も……

松居一代に7つの嘘!? 船越英一郎が名誉棄損・偽計業務妨害で訴える可能性も……の画像1
「女性セブン 7/27号」(小学館)より
今週の注目記事・第1位 「逃げ隠れする『加計孝太郎理事長』の疑惑のスイカ」(「週刊新潮」7/20号) 「加計学園問題 証人喚問で真相を暴け」(「サンデー毎日」7/30号) 同・第2位 「どこまでやるの『松居一代』と『船越英一郎』」(「週刊新潮」7/20号) 「松居一代『虚飾の女王』」(「週刊文春」7/20号) 「松居一代がひた隠す『7つの嘘』」(「女性セブン」7/27号) 同・第3位 「安倍にNO!」(「週刊文春」7/20号) 「藤原正彦の管見妄言」(「週刊新潮」7/20号) 同・第4位 「テレビ討論『政治家発言』採点表」(「週刊新潮」7/20号) 同・第5位 「リアル店舗『アマゾンブックス』はサイトとリンク」(「AERA」7/24号) 同・第6位 「『森友疑惑』でも出世『新国税庁長官』のパワハラ番付」(「週刊新潮」7/20号) 同・第7位 「警察が被害届受理『豊田真由子』は逮捕か書類送検か」(「週刊新潮」7/20号) 同・第8位 「フジの独裁者『日枝礼賛テープ』」(「週刊文春」7/20号) 同・第9位 「JASRAC“コワモテ会長”と対決60分」(「週刊文春」7/20号) 同・第10位 「『強毒ヒアリと格闘』フライデー調査隊捕獲大作戦!」(「フライデー」7/28号) 同・第11位 「松田聖子『着席コンサート』で囁かれる深刻なダメージ」(「週刊文春」7/20号)  今週は現代とポストが合併号でお休み。だが、この3連休の間にいろいろなことが起きた。  今朝(7月18日)は、日野原重明聖路加国際病院名誉院長が、午前6時33分、呼吸不全で死去した。105歳だった。  ついこの間まで、仕事をやり取材にも答えていたが、やや衰えが見えてきたと思ってはいた。彼は、10年先までスケジュールを入れることでも知られていた。  私が会ったのは100歳になる少し前だったが、話を終え、椅子から立ち上がるとき、手を使わないでひょいと身軽に起き上がり、すたすたと自分の部屋に入っていった。  多くの講演を地方でもしていたが、いつでも一人で荷物を抱え、どこへでも出かけていた。  元気で長寿の秘訣は、何から何まで自分でやることだ。亡くなるまで現役を続け、病院内には「老害」という声もあったようだが、人に譲って他人任せにしたら、あのように元気ではいられなかっただろう。ご冥福を祈りたい。  さて、松田聖子というのは今や大歌手なのだそうだ。たしか先日出したJAZZのCDの評判がいいとどこかで読んだ。  だが、文春によると、7月8日と9日に日本武道館で開催されたコンサートでは、開始直前、本人の声で「不慮の事故のため一部演出を変更しての公演になります」とアナウンスがあったという。  始まると、一番上の段にある椅子に座ったまま歌いだしたそうだ。なぜこうなったのか?  聖子は幕間でこういったそうである。 「少し前に転んでしまい背中と腰を強打して、はじめは立ち上がることもできなかったんです。今日の武道館もできるかどうか不安だったけど、皆さんに会いたくて座ったままやることにしました」  後半では、ダメージの深刻さをうかがわせる場面もあったという。  スポーツ紙芸能デスクがこう話す。 「聖子本人は、『笑っても痛い』と言っていたそうで、さすがに異常事態。いったい何があったのかと関係者に聞いて回っても、『怪我かどうかはよくわからない』などと口が重いんです。  本当に転んで打撲や捻挫した痛みなのか、それともぎっくり腰やもしくはヘルニアなどの病気なんじゃないかといった情報が錯綜しました」  美空ひばりも晩年は腰の痛みがひどく、楽屋では終始寝ていた姿を、私は見ている。美空が亡くなったのは52歳。聖子はすでに55歳。ホント、体にはくれぐれも気を付けてくださいよ。  強い毒を持つといわれる「ヒアリ」が日本に上陸して、各地でその対応に追われている。  攻撃性が強く、刺されると激しいアレルギー症状が出て、死に至ることもあるそうだ。  そこでフライデーは、ヒアリが好む、ポテトチップスやとんがりコーンを買い込み、タッパーや瓶に入れ、内側にサラダ油を塗り出られないようにして、一日置いてみたという。  場所は東京、横浜、名古屋、大阪、神戸の5カ所。その結果は次週だが、ヒアリ研究の第一人者の岸本年郎「ふじのし地球環境史ミュージアム」准教授がこう話す。 「今年になり大量のヒアリが見つかったということは、昨年や一昨年から日本に上陸していた可能性があります。港の外で繁殖しないよう、厳重な警戒が必要です。ヒアリは巨大なアリ塚を作るのが特徴です。アリ塚を見たら、近づかないようにしてください」  しかし、このアリは少しは飛ぶそうだし、風に乗って遠くへ行く可能性も高いのではないか。  都会でアリ塚を作れるのは公園か運動場ぐらいか。幼い子どもが刺されないよう、親たちは十二分に注意するべきであろう。  JASRACという評判の悪い組織がある。日本音楽著作権協会というのだが、最近、音楽教室からも著作権料の徴収を始めると正式に発表した。  これには「音楽文化の根っこを弱らせる」と批判が強い。それはそうだろう。それにJASRACは、昨年度の徴収額は約1,100億円にもなり、これとは別に組織運営費が約140億円もあるのだ。  だが、作曲家や作詞家の中に、分配金を受け取っていないという不満が充満しているという。  ちなみにここの役員報酬は、文春によると、2,000万近くになるという。官僚や政治家とのつながりも深く、かつては文科省の天下りも受け入れてきた。  会長の作詞家・いではくは、他人様のモノを使うときは敬意を払い、それに対して支払いをするのは当然。音楽教室など営利目的のところからは最大で2.5%の徴収をするだけだから、月3,000円のところが70円加算されるだけ。それで潰れるというのは理屈がおかしいという。  だが、大きな力を持っているところは、大きな責任と公益性、情報公開が求められるはずだ。  自分たちだけの私腹を肥やすために、あらゆるところから取り立てようというのは、何やらNHKと似ている。  そのためには、すべての情報公開をきちっとやり、透明性を完全にすること、いうまでもない。  困った輩といえば、フジテレビの日枝という人間もその一人だろう。フジテレビの業績が悪くなったため、社長を辞めさせ、自分も会長を退き、取締役相談役に退いた。  これで日枝時代は終わりを告げ、新体制でどん底まで落ちたフジを回復させるために動き出すのかと思っていたら、文春によると、そうではないというのである。  それは、新社長は前社長より10歳以上も年上で、この人間は、日枝の秘書室長をかつて務めていた。  また、新会長も日枝社長時代に秘書室長を務めていたというから、なんのことはない、自分の傀儡を立てて、裏で院政を敷くというのである。  7月3日、フジテレビ本社22階の「フォーラム」に1,000人近い社員を集めて、宮内新社長は、冒頭、日枝の功績をたたえ、これからは日枝取締役相談役を「代表」とお呼びすると高らかに宣言したというのだ。  今フジに求められているのは、日枝体制で澱み切ったフジの悪習を断ち切り、もっと自由な発想で番組作りができるようにすることであるはずだ。  老兵は消え、清新な才能を伸ばせるようにしなければ、フジの将来はない。私はそう思うのだが。  ところで、病院に逃げ込んだ豊田真由子議員だが、告発した元秘書が出した被害届を朝霞署が受理した。 「相手は代議士でもあり、捜査1課も加わって暴行と傷害容疑での捜査を慎重に進めています」(埼玉県警担当記者)  元秘書の方は、示談に応じることは考えていないというから、略式起訴で罰金刑が科せられると、元東京地検特捜部副部長の若狭勝代議士が話している。  結論が出るのは年末になりそうだというが、その頃にはまた、豊田センセイの絶叫が歳末の街に流れることであろう。  ところで、財務省の佐川宣寿・理財局長(59)が国税庁長官になるという人事が話題を呼んでいる。  佐川は学校法人「森友学園」への国有地売却問題の担当局長として、国会で追及されても「不当な働きかけはなく、記録も残っていない」などとのらりくらりとした答弁を繰り返して批判を浴びた。野党からは「森友問題の功労者として『出世』させたのではないか」との批判も出ていて、納税者の理解を得られるのか、疑問が出ている。  新潮によると、この新国税庁長官は、財務省の内々で作っている「嫌な奴リスト」で西前頭6枚目にあり、そのパワハラぶりはつとに有名らしい。  国税OBがこう話している。 「次長時代、佐川さんからの部屋からは何度も怒鳴り声が聞こえてきましてね。担当者が説明に行き詰まると、豊田真由子議員ばりに野太い声で、“お前の説明、わかんねーんだよッ”と罵声が飛んでくる。別の案件で居合わせた職員にも、“で、なんでお前はココにいるんだよ!”とドヤす場面もあった。気に入らないことがあると雷が落ちるから、皆、萎縮しながら仕えていました」  上にはペコペコして、黒いものを白だといえといわれれば、その通りにいうだけの無能な役人だが、部下には、そのうっ憤を晴らそうと、居丈高になるのであろう。いるよな、こういうヒラメで嫌な奴ってどこにも。  少し目先を変えて、AERAをのぞいてみよう。このところAmazonのことをあちこちで取り上げている。  これはアメリカのAmazonだが、137億ドル(約1兆5,300億円)で自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを買収する計画を発表した。  もはやAmazonは本や家電、薬品、雑貨だけではなく、スーパーの分野でも世界一を目指そうというのである。  だが、アメリカでは、リアルな大型書店をつくったことでも話題を呼んでいる。  AERAによると、それはニューヨークのマンハッタンに近いアマゾンブックス。書店にしてはすごい混みようで、店内では皆がスマホを手にしている。  アマゾンのカメラアプリを開いて本のカバーを撮影すると、本の正札と「アマゾンプライム会員」である場合の値引き価格がすぐに表示される。  アジア系の父子は、Amazonの人工知能スピーカー「エコー」のところへ行くと、店員を質問攻めにしたという。 「エコー」か。私も買いたいな。日本でも話題の本、『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』(光文社)は、正札は27.99ドルだが、プライム会員は12.59ドル。  アプリに登録しておけば、クレジットカードですぐに買える。買ったものが重い本なら、配達もしてくれる。  Amazonが得意な、本を買おうとすると、こんな本もありますと表示してくれる。スマホさえあれば、何もいらずに買い物ができる。実物の本を見て、プライム会員になれば大幅な値引きがある。  日本ではまだ「再販制度」があるから、このような値引きはできないが、書店の新しい形として、こうした大型書店が東京などにできれば、話題にはなるだろう。  書店の閉店が続く日本では、こんなものができれば紀伊国屋なども危ないかもしれない。早急に、新世代の書店づくりをみんなで真剣に考えるときである。  新潮が、テレビ討論に出ている政治家たちの発言を採点している。一番評判が悪いのは二階俊博幹事長で、活舌が悪く聴き取れないし、内容がまったくつまらないと最低点。  歯切れのよさでは、共産党の小池晃書記局長。加計学園問題については、「こんなデタラメで、こんなに姑息で、こんな卑劣な逃げ切り方って、許してはいけないと思いますよ!」と鋭いところが評価され最高点。  石破茂前地方創生大臣も、安倍批判を強め、豊田真由子議員の暴言については、「私が幹事長をやった時、当選した方です。責任は私にもあると思っています」と反省を述べるなど、評価は高い。  だが、人として好きになれない、冷たそうなど、見かけで損をしているようだ。自由党の森ゆうこ参院議員は、このところ鋭い突っ込みで株を上げてきている。それに稲田や蓮舫のように、高価なものを身に着けていないところがいいそうである。  安倍首相は7月11日、ひっそりと帰国し、東京に留まることが嫌だったのではないだろうが、すぐ翌日には豪雨災害に見舞われた福岡、大分両県の被災現場を視察した。  G20サミットでは存在感を示せなかったが、かろうじて日本とEUの経済連携協定(EPA)の大枠合意にこぎつけ、喜んでいたようだ。だが、それも九州北部の豪雨被害のニュースにかき消されてしまった。ツキもなくなってきたようである。  いよいよ安倍内閣の支持率が危険水域に入ってきた。 「朝日新聞社は8、9日、全国世論調査(電話)をした。安倍内閣の支持率は33%で、前回調査(1、2日)の38%から1週間でさらに下落し、第2次安倍内閣の発足以降、最低となった。不支持率は47%(前回42%)だった」(7月10日付)  30%を切れば、安倍では選挙を戦えないという声が起こってくることは間違いない。  そう思っていたら、時事通信が7~10日に実施した7月の世論調査で、安倍内閣の支持率は前月比15.2ポイント減の29.9%となったと報じた。もはや挽回不能の域である。  安倍首相は8月早々にも内閣改造をして、批判を浴びた閣僚を入れ替えたいと考えているようだが、寵愛している稲田朋美を切れなければ、たとえ小泉進次郎の入閣を実現できても、支持率を上げることは難しい。  それにしてもこのオバちゃん、次々に問題を起こしてくれるものだと感心すらする。6月、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議で、彼女は、共に壇上に上がったオーストラリアとフランスの国防相(当時)と自分の容姿について「グッドルッキング(美しい)」といったのはかわいい方である。  九州北部豪雨で自衛隊が救助活動にあたっていた7月6日、勉強会に出席するという理由で防衛省を一時不在にしていたことが発覚した。文春によれば、こんなのを相手にしても仕方ないと、アメリカ側が7月中旬に予定していた2プラス2が延期になったという。  さかのぼる6月15日の参院外交防衛委員会で「名護市辺野古に新たな基地ができても『米側との調整が整わなければ、普天間は返還されない』と述べた」(朝日新聞7月13日付)  翁長知事らをはじめ、沖縄にとっては「衝撃的」な発言である。この大臣、自分の言葉の重みにまったく無知だから、その後、お決まりの釈明会見。  中谷元前防衛大臣が、さすがにこう批判している。 「防衛大臣経験者として申し上げれば、自衛隊が対応するべき緊急災害の時は、大臣がすべての予定をキャンセルし、自らオペレーションルームに行くのが当然のこと。その場面で防衛省を離れるとは、とても信じられません」  こんな人間が、北朝鮮とアメリカが一触即発の危機にある現在、防衛のトップにいると思うと、背筋がゾッとしてくる。安倍首相がそんな彼女をかばうのは、彼女の能力を買っているからではなく、何やら男女の仲、バラされたら困る恥部を、彼女に握られているとしか考えられない。  支持率の急降下に慌てた安倍首相は、ようやく閉会中審査に出席することを決断した。自民執行部や菅官房長官は反対したようだが、支持率がこれ以上下がるのを避けたいという首相が押し切った形だ。  野党側が、首相からどんな言質を取ることができるのか、正念場である。質問者は山尾志桜里、辻元清美、森ゆうこなど、首相の権威などを忖度しない女性がいい。安倍をとことん追い詰め、怒って暴言を吐けば、安倍政権は瓦解する。  藤原正彦が新潮のコラム「管見妄語」で、「国家戦略特区の話であり、その内容を決める諮問会議の議長は首相なのだから、首相の意向はあったに決まっている」が、収賄でもない限りこの問題は間もなく消えていくと見ている。  だが、メディアも野党も、「国家戦略特区の妥当性という本質論に届かないのは残念だ」という。特区は岩盤規制の緩和という名目で、食物、農業、医療、教育などの市民を守るために長い時間をかけて作り上げたルールをまずここで外して、全国へ広げていこうというものだが、「発展途上国では外資を呼び込むためによく見られるが、先進国ではめったに見られないものだ。万民に公平という法治国家の考えに矛盾するもので、一部の事業者が得をする不公平はこれからも必然的に出てくる。しかも内容の多くは国民や地方の要望に基づくというより、これまでアメリカが要求してきたものを首相や取り巻きが主導で決定したものだから、米通商代表部のカトラーに絶賛されたほどだ」と批判している。特区そのものへの疑問も安倍首相に質すべきだろう。  さて、夫・船越英一郎(56)を詰り続ける松居一代(60)だが、新潮が潜伏先でコンビニへ行き、カップ味噌汁を手に持って歩いている松居のさえない姿をカメラに捉えた。  さすが新潮である。松居は動画で、89歳のおばあちゃんの家に匿ってもらっていると話しているが、新潮によれば、もともとは松居の息子と親しい20代の大学生の家で、彼はベンチャー企業で映像クリエーターを務めているから、松居に頼まれて動画づくりを手伝っているそうだ。  当のおばあちゃんは、こう話している。 「松居さんは自分の車に身の回りの物だけ載せて、私の家まで来ました。匿ってもらっているのがバレることをそこまで警戒していなかった時には、近所の銭湯にも行っていました」  松居は、船越の浮気の証拠を掴むためにハワイまで行ったとも話していたそうだ。  松居は、船越が糖尿病でSEXができないため、バイアグラ100ml(mgの誤り)という強いものを飲んでいるといっている。船越がもし「ヘモグロビンA1c」9.3だとしたら、相当深刻な糖尿病である。  その上、船越は心臓疾患があるというのだから、性行為で心拍数が上がると、狭心痛が発生し、心筋が壊死して腹上死に至ることもある。  文春は、船越の大学ノートを手に入れた。そこには手書きで、一代と自ら話し合い。弁護士を立ててくれ。私の代理人に●●先生。宣言。もう直接は話せない。離婚条件は通常の財産分与、半分。調停(短く!)→裁判。マスコミ対応などと書かれているという。  離婚調停から裁判に至るまでの手順と、病院の診断書など松居によるDVの証拠を用意した上で、弁護士と話し合うようだ。ノートのあちこちにN来日、などNというイニシャルが多く出てくる。  松居は、このNが船越の不倫相手だと確信しているようだ。  当然、船越側のいい分は違う。2人の仲が決定的になったのは、15年10月の松居の出版会見で、彼女が、船越が川島なお美(2週間前に亡くなっている)と交際していることを暴露したことからだそうである。  船越は激怒し、その後も口論になった。すると翌日、松居は船越のマンションの玄関前に、船越家の仏壇や両親の位牌を乱雑に放置したそうだ。やっと船越は腹を決めた。  かわいさ余って憎さ百倍。一度こじれると男女、特に夫婦というのは難しいものだ。  女性セブンは、2人の問題を以前から取材していた。だが、松居のいい分には嘘が多いと報じている。  セブンによれば、松居は文春の編集長に手紙を送り、この件を取材してくれるよう頼んだ。船越と不倫相手との「証拠」を探しに、文春の女性記者とハワイに行ったが、それらしい証拠は見つけられなかったという。  さらに、16年11月14日に、船越のバッグにあったバイアグラを見つけ、問いただしたと松居がいっているが、その日船越は京都でロケ中、東京の自宅にはいなかったと松居の嘘を指摘している。  不倫はない、バイアグラの件も創作だとしたら、船越側は、名誉棄損や偽計業務妨害で松居を訴えることができるというが、船越は、一刻も早く別れたいのだから、そんなことはしないだろう。  修羅のような夫婦の姿を描いた作品では島尾敏郎の『死の棘』がよく知られる。その小説の真実を知ろうと、生前の島尾の妻・ミホのインタビューや残された2人の資料を読み込んで、「愛の神話を壊し、創り直した」梯(かけはし)久美子の『狂う人』はノンフィクションの傑作である。  ミホは梯に「そのとき私は、けものになりました」といった。夫の日記を読み、夫に愛人がいたことを知った時の衝撃、そこから始まる夫婦の「地獄絵」を島尾は書き続けた。こんな描写がある。 「妻が私を責める気配を見せさえすればすぐそうしないではいられないし、妻は決まってそれを止めにかかる。(中略)そうはさせまいとするから私と妻はどうしても組み打ちになる。くりかえしにあきてくると、もっと危険な革バンドやコードを用いることをえらび、首のしまりがいっそう強く、だんだん限界がぼやけてくる。ここで、もう少し力を入れたら向こうがわに渡ってしまうかもしれないと思えるところまでしめると、妻も力が加わり、組み打ちもひどくなった」(『死の棘』より)  こうしたことを繰り返し、ミホの狂気が増幅していって精神病棟に入院してしまう。以来、島尾はミホの要求をすべて受け入れ、徹底的に従うことになる。  梯は、この小説には、ある種の虚構があるというが、私もそう思う。だが、事実と、それを小説としてまとめるのとでは、何かが違っていて当然であろう。  事実だがどうしても書けないこと、事実より誇張して書きたくなることはある。私もここまでではないが、似たような修羅はあった。だが、それを書こうとすると、きっと出来上がったものは事実と違うものになってしまうのだろう。  船越と松居の修羅は、どこまで続き、どういうエピローグを迎えるのだろうか。一段落したら、松居にこの間の顛末を書かせると面白いものができるかもしれないが、あまりにも一方的な内容になるからボツか。  さて今週の第1位は新潮の、安倍を窮地に陥れている「お友だち」である加計学園の加計孝太郎理事長(66)を追いかけた記事にあげたい。腹心の友が友人の大変な時に、助けるのではなく、雲隠れしたままなのである。  だが、7月8日の夕方、新潮は、岡山市内で加計夫妻が白い小型ジープで、スーパーへ買い物に行く姿を捉えた。ハンドルを握るのは20歳近く年下の妻。加計は8年前に長年連れ添った妻と離婚し、この女性と再婚している。  スーパーでは、カレールーの品定めをし、デザート用のスイカを買ったという。新潮が直撃すると、最後まで無言のまま、逃げるように走り去ったそうだ。  こども園から大学までを擁する一大教育コンツェルンのトップが、疑惑に答えず逃げ回っている姿は見苦しい。新潮によれば、加計学園の内情は実は火の車だという。 『今治加計獣医学部問題を考える会』の武田宙大共同代表は、こういう。 「加計学園グループは20以上の学校を有していますが、採算が取れているのは岡山理科大くらいしかありません。他の千葉科学大や倉敷芸術科学大は定員割れが続き、赤字が慢性化している。その結果、岡山理科大の黒字で補填せざるを得ない有様です」  加計学園は、15年の3月から岡山理科大と倉敷芸術科学大のキャンパスを担保にして、日本私立学校振興・共済事業団から50億円を超える借り入れをしているという。  この利息の返済を来年3月から始めなければいけないそうだ。そのために、安倍を動かし、萩生田たち側近が文科省へ押しかけ「獣医学部開校は来年4月」と尻を切って強引に認めさせたのではないか。そう新潮は見ているようだ。  どちらにしても、安倍首相だけではなく、加計孝太郎理事長をも国会へ招致して説明させなくては、この問題はいつまでも燻ぶり、安倍政権を骨の髄まで蝕むことは間違いない。  さて、安倍首相が自らの嘘がバレるかもしれないリスクを冒して1日だけだが、国会審議をやろうという。  それを迎え撃つ野党側は、どこをどう攻めればいいのだろう。サンデー毎日で、古賀茂明は「規制緩和を錦の御旗にしたお友だち優遇でしかない」と断じ、「安倍首相や萩生田氏ら加計と特別の関係にある人が直接『加計を認めてあげてよ』とは言えない。一方、原氏や竹中平蔵氏ら特区の民間議員は規制さえ撤廃できれば、事業者は加計であろうと知ったことではない。原氏らが『議論に一点の曇りもない』と言うのはその通りで、彼らは100%撤廃したい。でも、安倍さん側は『反対意見への配慮も必要だから』と10%くらいの穴を開け、そこに加計を入れたということです」  真相究明のためには、首相はもちろんのこと、加計孝太郎理事長、和泉洋人首相補佐官らを国会に呼び、証言させなければいけないこと、いうまでもない。  野党に求めたいのは、くれぐれも作戦を練り、安倍首相が隠したい「恥部」を徹底的に攻めて攻め切ることをやってほしい。  場合によっては、小沢一郎議員にも質問に立ってもらえ。安倍政権がこのまま生き残るのか、審議後、政権をおっぽり出すと会見するのか、天下分け目の関ケ原である。くれぐれも油断するでない。 (文=元木昌彦)