「レトロな物が好きなんです」【井上直美】50年前のカブリオレを駆って

naomi_inoue_run2_04.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の11回目です! 今回は『魔法先生ネギま!』の四葉五月役でおなじみの声優さん、井上直美さんです! ――今日はよろしくお願いします、小明です! 本当はもっと早くお話を伺う予定だったんですが、震災の影響で延びてしまってすみません!  いえいえ、よろしくお願いします! ――震災でレギュラー番組のスタジオも結構大変だったみたいですね。  そうなんですよ。スタジオの被害はそこまでじゃなかったんですけど、周りがすごくて......電柱が斜めになったりして、直後の2週間くらいはお休みでしたね。『湾岸ベース』っていう、車屋さんの中でやっている番組なんですけど、修理中の車にも傷がついちゃったり。 ――車好きの井上さんとしては胸が痛みそうですね。井上さんも相当古い車に乗ってるんですよね。  はい。フォルクスワーゲンのカルマンギアっていう、1964年製の車です。おもちゃでもなんでもレトロな物が好きなんです。車もかわいいのに乗りたくて(笑)。でも、博物館でやっと見つけて1年かけて交渉して譲り受けたのに、納車した日にハンドルが取れたんですよ! ガソリン入れて「さあ、出発するか!」ってエンジンかけて、アクセル踏んだ瞬間にズボッと! 即レッカー! naomi_inoue_run2_03.jpg ――完全にマンガの世界! 車といえば、去年国内A級ライセンスを取られたそうで。A級は難しかったですか?  あ、そうなんです。車が好きなのと、資格を取りたい時期があって。まずB級をとってからA級を取るんですけど、B級はただ受講するだけで取れて、A級はテストのほかにサーキットを実際に走るんです。 ――サーキット! かなり本格的なんですね!  でも、私の車って時速80キロくらいしか出ないんですよ。だから、仕方なく実家の軽自動車を借りたんですけど、ほかの受講生はみんなそれなりにカッコイイ車に乗っているわけじゃないですか? そこに私だけ軽自動車で......すごい惨めな気持ちに......。 ――アハハ! 井上さんは他にも色んな特技をお持ちですよね、書道が7段とか、一輪車で縄跳びとか......なぜ一輪車で縄跳びをしようと思ったんでしょうか。  おじいちゃんがサーカス団で、小さい時から背の高い一輪車とか、猿が乗るちっちゃい自転車とかがいっぱいあったので、おじいちゃんに教えてもらって。 ――サーカス団!? すごい!! カッコイイ!!  カッコよくないですよ! もっといい家に生まれたかったです! naomi_inoue_run2_02.jpg ――サーカス団に入ろうとは思わなかったですか?  少しも思わなかったですね! 昔はサーカス団って、怖いイメージがありませんでしたか? ――なるほど、そういえば悪いことをすると親に「サーカスに売るぞ!」って言われたような気がします。井上さんのレトロ好きと器用さのルーツはサーカス......妙に納得です! グラビアアイドルでデビューした11年前より、今の方が若い感じがしますよね。グラビアはもうやらないんですか?  今はもう誰も見たくないですよ(笑)! ――でも、11年って結構長いですよ! その間、引退を考えたことはなかったんですか?  私もグラビアをやっている時は、自分を偽ることに疲れちゃった部分があって......。大人の人って、よく分かんないこと言うじゃないですか? 「もっとストイックに生きろよ!」とか。 naomi_inoue_run2_01.jpg ――アハハ! 具体的にどうすればいいんですかね。  どういうことなんだろ? みたいな。詳しくは教えてもらえなくて、それで怒られ続けて精神的に疲れちゃって......。今はほぼフリーで自由にやっているので楽しいですよ(笑)。 ――自由にやるのが不老の秘訣なんですかね~。  歳、取ります取ります! ヤバイですよ、今年30歳です。アイドルの話になったりすると名前が出てこないし、今っぽい話題も話せない! ――アハハ、世代の差が出ますよね! 昔見てたアニメの話とかも微妙にズレてたり(笑)。ちなみに、どんなアニメが好きでしたか?  『らんま1/2』とか、『ドラゴンボール』とか......『剣勇伝説YAIBA』って知ってます? ――懐かしい! 『名探偵コナン』より好きですよ!  そうです、そうです! 『YAIBA』が好きで、初めて買ったCDもその主題歌でカブキロックスの「勇気があれば」っていう......分かりますか? カブキロックスって言ってもあまり分かってもらえなくて、あの、氏神一番さんっていう......。 ――おお、「イカ天」世代でもないのに氏神さんを熱く語る女子に初めて会いました。ちなみに結婚願望みたいなのは?  全然ないんですよ。結婚ってよく分からなくて。 naomi_inoue_run2_06.jpg ――もったいない! 小柄で巨乳でかわいくてって、引く手あまたじゃないですか! 身長、147センチでしたっけ?  背は低いんですけど、座高が超高いんですよ。本当に足が短くて、自慢なくらいですよ。 ――アハハ! 私も相当な座高と短足の持ち主ですけど、もう自慢してる人は初めて見ました!  番組の共演者とかにも「小さく見えないよね」って言われるんですけど、それって座高が高いからで......。みんなはイスに座って足を斜めにしたりするじゃないですか? アレできます? 私は届かないんですよ、足が! ――わかります! 一人だけ足をブーラブーラ。  それに、例えば合コン行くとして、そこでモテるタイプっているじゃないですか? 私は全然モテないタイプだと思うんですよ。私、なんか古くないですか? 雰囲気とか......。 ――確かに言われてみれば髪形とか服装も80年代のアイドル風で、今どきのモテ子たちとは系統が違うかも......? 逆におじさんとかにモテるんじゃ?  いえ! いいおじさんはそれなりに頭いい子が好きだと思うんですよ。一緒にゴルフとかができそうな。私は別に知的でもないですし......全然モテる要素がない。だからモテないです(きっぱり)。 ――アハハ! 今日はありがとうございました! 引き続き応援してます!  ありがとうございました(笑)。 (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) naomi_inoue_run2_05.jpg ●いのうえ・なおみ 1981年、東京都生まれ。グラビアアイドルとしてデビューし、2006年ごろから声優としても活動。『魔法先生ネギま!』シリーズの四葉五月役などで知られる。現在、『湾岸ベース』『直美と花音の情報TV 知ってんじゃねーし!』番組MCのほか、ミュージシャンとしても活動している。四輪自動車国内A級ライセンス所持者。 ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中!フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 5月11日(水)7年ぶりのニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON ~シェルブールブライトン~」発売!! http://tower.jp/item/2874482/ CHERBOURG→BRIGHTON 5月21日(土) 「CDリリース記念ミニライブ&サイン会」(入場無料) 16:00~ 場所/タワーレコード新宿店 7F (問)03-5360-7811 タワーレコード新宿店 20:00~ 「7年ぶりのニューアルバム CHERBOURG→BRIGHTON ~ シェルブールブライトン~ 発売記念視聴パーティー&デビュー21周年記念イベント&宍戸留美×津田大介のOil in life vol.10公開生放送」 会場/風知空知 前売り予約の受付はこちらにて 03-5433-2191(風知空知)17:00~26:00 6月15日(水)宍戸留美レコ発ワンマンライブ 「CHERBOURG→BRIGHTON ~シェルブールブライトン~」 会場 下北沢440(four forty)チケット5/7より全国プレイガイドにて発売開始!!(問)0570-00-3337 サンライズプロモーション東京 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
スケール限定シリーズ 1/24 フォルクスワーゲン カルマン ギア クーペ 1966年型 井上さんの愛車は屋根なしのカブリオレ。 amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.10】「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ

akari_shishido001.jpg
 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の10回目なのですが、なんと今回は私! 小明がルンルンに写真を撮られてインタビューまでされてしまっています! そしてインタビュアーには、なんと津田大介さんが! 忙しいのに! もったいない! 小明 ギャー! ほんとに津田さんが来た!! 忙しいのにすみません!! 津田さんの貴重なお時間を私なんぞに使わせてしまってすみません!! 津田 いえいえ。初めまして、ですよね。 小明 本当は以前インターネットの番組でご一緒するはずだったんですが、道中でダウンしてしまって......よくあるんですよ。先日も駅のホームで白目を剥いていたら駅員さんに声をかけられてしまって。 津田 よくあるんだ(笑)。でも人生って、生きていて楽しいこともあれば、辛いこともあるわけじゃない。例えば、この1年は楽しいことと辛いことのバランスはどれくらいでした? 小明 8-2くらいで辛いような......。でも、それなりに良いこともあるからなんとかなってます。最近、あまりにも寂しくて、わびしくて、「このままじゃ死ぬかもしれない」と思ったら、Amazonでマンガを買うんです。本屋じゃなくAmazonで。なぜなら、それを待ってるときと、ポストにマンガが入ってるときと、それを読むとき、本棚に入れるとき、何回も楽しいじゃないですか。だからいっぱい買いすぎちゃって、どんどん貧しくなっていくんですよ~。 akari_shishido002.jpg 津田 そうは言っても、小明さんはすごくいろんなメディアを使って表現しているわけじゃないですか。文章を書いて本を出したり、インタビューもするし、インターネットで生放送もすれば、ブログもTwitterもやる。自分では、どれが一番自分に向いてますか? 小明 向いている......? たぶんどれひとつ向いてないです。 津田 そのわりに、すごくいろんなことをしっかりやってるなって印象がある。 小明 他に何もできないからじゃないですかね......私、普通に働こうと思ったら絶対に使えないと思うし......。 津田 自分で営業はするんですか? 仕事を取ってくるための。 小明 営業はできないです。自分を売り込むのができないんですよ。「私はこれができます! 得意です!」っていうのがないので......。 津田 じゃ、このサイゾーなんかも含めて、いろんな表現をやってみて、それを「面白い」と思った人から声がかかるっていう。 小明 それだと一番助かります。だから、とりあえず仕事の間口だけは広げておかないと、と思って、TwitterとかUstreamとかもやってみてるんですけど、いまいち使いこなせてないような......。自分で営業に行くとなると、「私、なんでもできます!」って言わなきゃいけない気がして、なかなか行けずにいるんですよ。 津田 普通は言うんですか? 「何でもできます」って。 小明 グラビアアイドルで事務所に所属していたときに、そっちの方が可愛がられると思って、初めは「何でもやります! がんばります!」って姿勢だったんですけど、私はがんばり方を、事務所はがんばらせ方を間違えたみたいで、精神的な疲労だけがたまって、頭がハゲたり鬱になって文句と自虐しか言えなくなったりで、誰も得をしない状態に......。だから、「何でもやります!」って言わないほうがいいのかなって思ってます。不得意分野を頑張ることが力になる人と、鬱になる人がいるから。 津田 今は、インターネットを使っていろいろやってますけど、初めて自分専用のPCを持ったのはいつごろですか? 小明 それは高校、大学くらいですね。遅いほうですよ。今の子は前略プロフとかモバゲーとか、本当に幼いうちからいろんなツールがあるから、自分の恥ずかしい黒歴史を残しがちじゃないですか。恥ずかしい日記や写真をフルネームつきで晒してる人も多いし......私がひきこもってた中2のころにそれがなくて本当によかった。携帯もパソコンも持ってなくて命拾いですよ。 akari_shishido003.jpg 津田 やっぱり、痛いことを考えたり、鬱々したポエムとか書いたりしてた? 小明 完全にひきこもりのオタクだったので......。とにかくマンガが好きで、当時は『るろうに剣心』とか『幽☆遊☆白書』とか、皆が一周して飽きてきた頃にハマりだす、みたいなのが多かったです。ひねくれてるんで、流行ってるときには手を出せずに、ちょっと過ぎてから読んで「面白いじゃん!!」みたいな。だから、3年後くらいに「今、『ワンピース』が超熱い!」とか言ってそうです。 津田 オタクをやめなきゃ、という反動があって芸能界を目指したってことなのかな。 小明 反動というか、中3のときに、ひきこもりから脱するためにも、お気に入りのマンガを全部ダンボールに入れて厳重に封印したんです。ほら、二次元にハマッて、更にひきこもりだと、現実と妄想の区別がつかなくなってくるじゃないですか? 津田 いいえ? 僕はそういうことはないですけど......。 小明 本当ですか!? へぇー!! そういう人もいるんですね!! 津田 ......はい。そのときは、世の中や社会はどのような物だと思っていました? 小明 そんなのは、自分の部屋から出ないから、分かるわけがないです。インターネットもなかったし。とにかくマンガだけは毎週出てくるし、夜になれば外出もできて単行本も買いに行けるから、それだけで幸せでした。もしあのころネットがあれば、ハードな2ちゃんねらーかネトゲ廃人になってたと思います。 津田 学校にはまったく行ってなかったんですか? 小明 中2はほぼ行ってないですね。3年になって、「このままじゃ二次元の世界から帰ってこられなくなる」という危機感があって、現実に帰ろう、高校に行こう、と。まずは塾に通わせてもらって、女子高に受かって、高校デビューです。 津田 高校デビューはどのような形で? 小明 ひきこもりオタク時代の私を知ってる人がいないので......いっちょまえに社交して、友達もいて、カラオケに行ったり、プリクラを撮ったり、ファーストフードでダベッたり......あれが人生の春でしたね。青春と呼べる日々でした。『あずまんが大王』みたいな、良いバカな女子高生でしたよ。 津田 部活とかは? 小明 部活、ダメ、怖い。 津田 怖い? クラスとかには仲のいい人もいたでしょ? 小明 一年先に生まれた人が絶対的な権力を持っていて、それに屈さねばならないのが理解できなくて......高校デビューでそこそこの社交性はアップしたものの、部活に励むほどの協調性はまだなかったんだと思います。仲の良い子もいましたよ! akari_shishido004.jpg 津田 高校のときは、オタク趣味は? 小明 マンガは好きでしたね~! 同じ巻を何冊も持ってましたね! 津田 ......ごめんなさい、ちょっと意味がよく分からない。 小明 気に入った巻を何冊も持ってたんです。 津田 例えば、『るろうに剣心』の12巻が最高だよねと思ったら、それを何冊も持っていたと。 小明 ええ、ええ。ちなみにその時は『幽☆遊☆白書』の7巻、8巻、13巻、あと確か......。 津田 (無視して)何のために? 保存用、観賞用、布教用みたいな? 小明 布教する友達もいないので、完全に自己満足ですね。あとは、弱い私を支えてくれた、漫画家さんを支えたい、とも思って。 津田 尊敬するクリエイターに恩返し! ませた子どもですね。そんな子がなぜ芸能界に......? 小明 姉がすごい美人でモデルだったんです。なので、中学に入ったあたりから、いろんな人に「あれ、妹らしいよ」「うそ、ぜんぜん似てないじゃん」「お姉ちゃんはカワイイのにね」って言われて。私はまったくかわいくなかったので、まー、ひどいもんですよ。 津田 比較の対象だったんですね。 小明 そうですね、昔、母に「集金のお金払っといて」って言われて財布を見たときに、財布に家族の写真を入れてるのを見つけて。おお、家族愛、と思ってみたら、私と姉が写ってる写真なのに、私の顔が半分切れてるんですよ。カメラに向かって笑ってるのに、フレームに入れてもらえてない。それってつまり、母が美人の姉を職場なりなんなりで自慢するときに「これが娘で......」って出す写真なわけじゃないですか。私、何? とショックで。「これは私が美しくないせいだ。でも、私だってプロに撮ってもらえばかわいく写るはず」と思って、グラビアを始めたのかなぁ......。 津田 プロに撮ってもらえば、というのは確かにそうかもしれないですね。でも、それで事務所に所属してアイドルに、っていうプロセスに飛躍があるような気が......。 小明 調子づいてましたね。女子高生って制服着てたら多少かわいいじゃないですか。それがまぁね、失敗だったんですけどね、売れませんで。 津田 結果的には、辞めようと思ってフリーになって。例えば、事務所を辞めるっていうときに、もっといい事務所があるんじゃないか、私の魅力を引き出してくれるところがあるんじゃないか、とは思わなかった? 小明 もう、そういう気力がなかったです。頭はハゲてるし、パニック発作みたいなのも持ってたし、鬱こじらせてたしで、「移籍したって、もうアダルトビデオに出るくらいしか道はないだろう」と。 津田 芸能界って、どうでした? 小明 怖かったです。 津田 どこらへんが? 小明 人と信頼関係がうまく築けない人だったみたいで......アットホームな事務所だったので、親戚みたいに思って、信頼とか信用をしてたんですけど、それがすごく独りよがりなものなんだな、と気付いたときには、もう事務所のお荷物になってた。若かったし、そういうの、難しくって......。 津田 うまくやれなかった。でも、それで完全に引退して、大学に行って普通のOLさんを目指すっていう選択肢もゼロじゃなかったでしょ。それでもフリーになって、あえて活動を続けようと思ったのは? 小明 なんでだろう。たぶん、社会に出るのが怖かったんじゃないかな。あと、グラビアアイドルになろうと思って芸能界に入ったから、「辞めるんだったらひと花くらい咲かせてから辞めたいよね!」みたいに思っていたのもあって、まぁ咲かなかったんですけどね、咲かないまま、ずるずるとまだ続けているんだと思います。 津田 いつか咲くかもしれないって。 小明 なんとなく、咲かないタイプの植物っぽいな、というのは分かってきましたが。 津田 今、客観的にアイドル業界、グラビア業界、芸能界、ネット、出版、どこか分からないですけど、自分の立ち位置というか、自分の職業は何だと思いますか? 小明 今は、「アイドルライター」という微妙な肩書をいただいてるんですけれど、アイドルの仕事もたいしてやっていないので、いつまでこの肩書きが使えるのだろうか、という危機的状況です。 津田 それは客観的に見えているんですね(笑)。例えば、今26歳っていう年齢で、30歳という区切りの年齢があるときに、これくらいはできるようになろうとか、30になったときにこれができていたらいいな、という目標はありますか? 目標を立てずに漫然と生きていると、時間はバーっと過ぎるので。 小明 目標......? 「死なない」とかかな......。生きているのに、精一杯で。一応、毎年の目標が「現状の斜め上」なんですよ。それでやっと現状維持って感じで。私は本当に自虐でも、卑下でもなくクズなので、特に「これになりたい!」と思うことが、おこがましいと思ってしまう。どうすれば良いんですかね......。 akari_shishido005.jpg 津田 とにかくTwitterやニコ生をガンガンやって、今の素のままを拡大していって、いろんな人に巻き込まれて、結果的に収入が増えていた、というのを目指すのがいいのかもしれないですね。だから、まずは自分のベーシックな活動場所を作ったうえで、広げていくという。 小明 ひとつ自分のね、しっかりとした背骨になるような活動がほしいです。 津田 でも、僕にもそういう「背骨」がないから、どうしようかなって最近思ってますよ。 小明 津田さんが? 本当に? 思ってないでしょ! そんなこと! 津田 いやいや「ジャーナリスト」って名乗ってるくせに書くのが本当に辛いので......。 小明 もうライターさんになられて10年以上なんですよね、大先輩だ! 今、Twitterから巻き起こった津田さんムーブメントがあるじゃないですか。「tsudaる」もそうですけど、自分の名前がそういう使われ方をするのはどうですか? 津田 嫌に決まってるでしょ! 本当に「tsudaる」という単語だけは廃れてほしいな......。 小明 津田さんでもお辛いんですね。津田さんくらい成功してる人が辛いんなら、もうどうやったって辛いんでしょうね。どうやって生きていけばいいんだ。 津田 見通しは......? 小明 どうやっていこうかな......。 津田 だったら「どうやって生きていこうかなぁ、と悩み続けているんです」っていうのを、そのまま1億2,000万人くらいの人に知ってもらえる活動をするべきだと思いますよ。結局、小明さん他人には答えを求めてないでしょ? ぐるぐるぐるぐる回って、最後にはバターンって倒れるかもしれないけど、話聞いた感じまだまだバターンとはいかなそう。だから、むしろそれをもっと活かして、より過激にぐるぐるすればいいんじゃないですか。ぐるぐるしている様を見せればそれが「コンテンツ」になる。今よりもっとぐるぐるする。まだぐるぐるが足りない! ニコニコ生放送とかを自分ではじめて、ぐるぐるすればいい! 小明 ニコニコ生放送かぁ、ちょっと怖いけどやってみようかなぁ......。あっ、申し訳ないです。インタビューしていただいて、アドバイスまでいただいてしまいました。 津田 いえいえ、もっともっとぐるぐるしてください。 小明 ぐるぐるします! ぐるぐる!(回りながら帰ってゆく) (聞き手=津田大介/写真=宍戸留美/構成=編集部/2011年2月9日収録) ●つだ・だいすけ 1973年、東京都生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学在学中からライター活動を始め、コメンテーターとしても活動している。2006年~08年、文部科学省文化審議会著作権分科会専門委員。近著に『Twitter社会論』(洋泉社)『未来型サバイバル音楽論 - USTREAM、twitterは何を変えたのか』(中公新書ラクレ=共著) ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動。フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 下北沢発インターネット音楽市場【Majix】 ニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON」 新曲「ミルク」1曲100円で配信中!! 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 津田さんありがとうございました! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド

nakagawarie001.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の9回目です! 今回はルンルンも出演しているアニメ『はなかっぱ』で主演を務める声優の中川里江さんです! ――はじめまして、小明です! 取材前には必ずブログやツイッターをチェックするようにしているんですけれど、中川さんはどちらもやられてないんですね。  普段からあんまりプライベートの話をしないので......。スタッフさんにも「なんでしないの?」って聞かれるんですけど、自分のことを語るのが恥ずかしんですかね~? 仕事のことならまだしも、私生活になると「誰か読みたい人いるか?」って思っちゃう。ファンの方がいれば喜ばれるのかな、とは思うんですけど、多分いないだろうしな......。 ――ネガティブ! そんなことないですよ!  あと、単純に「やってみよう!」って思ったことがないのかも。もしツイッターやっても、つぶやくこともないし......。 ――普段、どんな生活を送っているんですか......? 業界に入られて、もう11年とかですよね。  あっ、それはウィキペディア情報ですね? あれは全部嘘です(きっぱり)。 ――えっ! じゃあ私が見てきた情報は?  ええ、嘘です。自分で見てびっくりしたんですから。あれは誰が書いているんだろう? 私、何も言ってないもの。 nakagawarie002.jpg ――ちなみにウィキペディアだと出身は高知県の四万十市になってるんですが......。  四万十市という市があるのも知らなかった。 ――それも嘘!?  本当の生まれは大阪で、育ちが高知です。どっから出てきたのか......四万十市って何!? ――じゃあ、年齢は? 32歳になってますが......?  嘘です! 「なんでサバ読んでるの?」って聞かれて気まずいんですけど、自分でもなんでそうなってるのか......。本当の年齢はゴニョゴニョ(自主規制)。 ――......ほう!? それはまた......ええっ!?  面白いからウィキペディアはあのままでいいんじゃないかなぁ。えへへ。 ――所属事務所のリンクもなくって、今まで3つほど事務所を移られていますけど、現状はフリーなんですか?  あ、3つ目は倒産なんですよ。今はそこで一緒にやっていたマネージャーさんと一緒にやっていて。 ――なるほど。しかし倒産とはキツイですね。  倒産しちゃたときはつらかった~。 ――ひどい! 我々にとって事務所が倒産っていうのは、失業とほぼイコールですもんね。主役の『はなかっぱ』があって良かった! ただでさえ安定しない職業なのに、たまったもんじゃないですね......。悩んだり落ち込んだり、辞めようかなって思ったことはありますか?  そんなに長くは悩まないんですよ。悩んでも、思いっきりガーンッときて、バーッっときて、グワーンッて感じかな。 nakagawarie003.jpg ――なんか『ハッとして! Good』みたいでアッパーな感じですけど、つまり、落ち込むだけ落ち込んで一気に回復するって感じですか? どうやって?  映画を観たり、本を読んだりして、一回泣くとすっきりするし、何もなくともガーっと泣いたり。ストレスが溜まっていたり、割と高ぶっていると、台本取りに行く道すがら泣いてたりします。それで発散できますよ~! ――明るく話されてますけど、それ、傍から見るとけっこう心配ですよ! ちなみに、なぜ声優を志されたんですか?  そんなにかしこまった理由はないんですけど、幼い頃から映画が好きっていうのが大きいですかね。それで色々読んだりするのが好きで、ワークショップに行ったのがきっかけで、この世界に入ることになったんです。でも、私、OLさんとかをしていたので、デビューはかなり遅いんですよ。 ――すごい! OLをしながらワークショップに通って、ついに声優になったんですね!  いや~、ほんの少しですけど。 ――え?  それも声優ではなくナレーション。その時の演出家さんからオーディションのお話を頂いたのがきっかけです。だから、声優の学校にも行ってなくて。あんまり得意じゃないんですかね~、学校に行くのは。 ――お気持ちわかります! 色んな役をやられてきた上で、ついにNHKの子供番組で主役が決まった時はどういう気持ちでしたか?  「よくぞ、私を! チャレンジャーだな!(笑)」と、絶叫するほど嬉しかった!!!勉強になることと面白いことがいいバランスであって、ベテランさんもいれば新人さんもいて、宍戸留美ちゃんと私がいて......今までになかった感覚を味わってます。楽しいんですよ、毎回笑いを抑えるのが大変!
nakagawarie004.jpg
――主役を演じるにあたって、何か変わったことはありますか?  『はなかっぱ』をやるまでそんなに意識してなかったんですけど、主役をやることで、今まで以上に全体を見つつ、現場と作品をもっと俯瞰的に見て、自分を出しつつ、他の人のコラボも楽しんで、邪魔もしないように......と、いろいろ考えるようになりましたね~。 ――座長みたいですね! そういえば、中川さんは仕事の現場では女の部分を一切出さずにやってらっしゃるとか。  一切出さないです。うまく言えないんですけど、仕事場でそういうのを出すのが好きじゃないんですよね......。 ――芸能関係だと、どうしても偉い人に色っぽく「私を使って!」っていうアピールをする人はいますよね。それも一つの入り口ではあるんですが......。中川さんの女の一面はいつ出してるんですか?  事務所関係の人にも一切出さない。というか、面倒くさいから一切出さないの。......出せる物が無い......のか?(笑) ――徹底してますね! じゃあ、こういうグラビアみたいなお仕事をする時は?  いや~、すっごい写真が苦手で、あんまり写ったこともないな~。集合写真にいやいや写るくらいだな~。 ――確かに、中川さんの画像を検索しても、本当に集合写真くらいしか出てこなくて、「どの人が中川さんなんだろう......?」って感じでしたよ!  アハハハ! いや~緊張するので避けていたんですけど、みんなに「写していいですか?」って頼まれると、「嫌ですね!」とは言えないので......。写真なんて、前に宍戸留美ちゃんに撮ってもらって以来で、その時の写真をまだ宣材写真に使ってます。そのくらい撮ってない。 ――じゃあ、今日は撮影の間だけ女スイッチを入れていただいて......。  え~、それはどうかな(笑)。 ――色っぽいの期待してます! 今日はありがとうございました! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ●なかがわ・りえ 12月26日生まれ。大阪府出身。代表作に『はなかっぱ』はなかっぱ役、『タユタマ -Kiss on my Deity-』鵺役、『毎日かあさん』毎日ぼうや役等、様々な作品に出演。アニメーション以外でもナレーション等で活躍中。 ●ししど・るみ 1973年11月6日、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動。フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 7年ぶりのニューアルバム『CHERBOURG→BRIGHTON』も世界へ向けて配信中!! http://www.majix.jp/artist_content/187 USTREAMでの音楽番組司会「宍戸留美x津田大介Oil in Life」も必見!! <ライブ情報> 3月18日(金)CLUB Que 「贈る言葉」 出演:宍戸留美/サード・クラス/富士中学校ブラスバンド部 start18:30 チケットぴあ(Pコード:130-683) 問:CLUB Que03-3412-9979 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
はなかっぱ ~僕、はなかっぱ~ 大人が見てもおもしろいですよー。 amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ

inamurayuna01.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の8回目です! 今回は主演実写映画『つるし雛』の公開を控える女優・声優の稲村優奈さんです! ――稲村さんは今年でデビュー10周年なんですよね。振り返ってみて、どうですか?  あっという間ですよね。事務所に入って一生懸命レッスンをして、ドラマのエキストラとかちょっとでもテレビに出られたらいいなって頑張っていた時期も......。 ――エキストラって! 芸能界に入る人にしては珍しく目標が低いですね!  ちょっとずつ目の前の目標をクリアしていくようにしていたんです、ゲームみたいな感じで。お仕事した人たちは事務所の壁に「○○役」って写真が貼られるので、「次は私も壁に貼ってもらえるように頑張ろう!」って。 inamurayuna02.jpg ――へー! やっぱりNo.1が一番上で、キャバクラみたいな感じですか?  違います(笑)。その後、壁に自分の写真が貼られたら、「今度は新聞に出ている事務所の広告に載るように頑張ろう!」とか、ちょっとずつ目標を作っていって......本当に、ゲームみたいな感じでいろいろなことを体験できて面白かったです。 ――ちなみにどんなことを体験されましたか?  スクランブル交差点の真ん中で突然気分が悪くなってしゃがみ込む役があったのですが、カメラさんは写り込まないようにビルの2階にいるので、撮影をしていることを知らない一般の方々が心配して「大丈夫ですか? 救急車呼びましょうか?」って声を掛けて下さって......これはマズイ! と思い「あ、大丈夫です(汗)」って笑顔で答えたら、その笑顔がNGになってしまい何回もやり直しに(笑)。う~む。皆さん、ややこしい役ですみませんでした......。 ――本当に救急車呼ばれなくて良かったですね......。  あと、自動車教習所で流れる映像の撮影で、猛スピードのドライブ中に突然の急ブレーキとスピンを体験しました。運転する人はスタントマンなんですけれど、私はその隣に座っている人なので、あれはちょっと心臓が......。あとは、別のお仕事で崖ぎりぎりのところで車が止まるっていうのもありましたね。 ――なかなか貴重な経験をお持ちです! ところで、稲村さんは保育士の資格をお持ちなんですよね。  そうなんです。ずっと芸能のお仕事に興味があったんですが、大学では演劇とは別のことを勉強したくて。でも、「英語? 無理無理! 国語も無理無理!」って感じで(笑)。私は美術と音楽と体育と演劇が好きだったので、母から「あなたは多分、幼稚園か保育園の先生が向いてるんじゃない?」って言われて。子ども大好きだし、保育の勉強はいろいろなところで役に立つし、何よりも自分が楽しく勉強出来そう! と思い、ちゃんと資格をとって卒業する! という目標を立てて、今の事務所と両立しながら学生時代を過ごしました。 inamurayuna03.jpg ――両立だと、かなり忙しかったんじゃないですか?  授業が終わったらダッシュで事務所に行ってレッスンやお仕事をして、朝になったらお弁当屋さんでバイトして、大学に行って、終わったらまた事務所に行って......。 ――昭和の苦学生のような生活! 睡眠時間を削って勉強するわけですね!  いや、当時は夜の11時くらいになると眠くなってたんで、毎日6時間くらいは寝てましたね(笑)。みんなとワーッと騒ぐときは頑張って起きていたんですけれど、時間が遅くなると、「もう限界です......」って(笑)。 ――健全です! 自堕落な生活で寝ずにここに来ている自分が情けないです。  いやいや、あの頃は健全でした......。今は調べ物をしたり、何か作ってたりしたら、「あら? もう午前3時?」ってことが多くて。 ――ブログを見てると、たまに「就活に行ってきます」と書かれてますが、就活というのは......?  大学で、友達が幼稚園や保育園に就職活動に行っているとき、みんなに「いいね、就活がなくて」って言われたんです。でも私は、お仕事を得るために一生"オーディション"があるわけで......。芸能界は不安定な職業だし、どうなるか私自身も不安だから、オーディションを頑張ったり、普段の練習を頑張ったり......そういう意味で当時から「オーディションは就活だ!」と思っていて、「みんなは今頑張ればしばらくはお仕事していけるけど、私は一生就活なんだよー!」って、同級生を励ましていました。 inamurayuna04.jpg ――なるほど! ボーナスとか有給休暇とか、まずもらえない仕事ですもんね......。ちなみに、2003年の『WOLF'S RAIN』のミュウ役で声優デビューされたわけですけれど、初めて声優の仕事が決まったときはどんなお気持ちでしたか?  びっくりしました! まさか声優のジャンルに自分が関わりを持つとは思っていなかったので。でも、小学生の頃から妹と一緒にマンガに声を当てたりしていたから、それがここに繋がった! 面白いなって(笑)。妹と一緒に、「じゃあ、私が今日はヒロインやるから、あなたはこっちの人ね」とか、「声の高さはもっとキャピキャピにしてみたら?」とか言っていたりして(笑)。だから声優のオーディションを頂いたときは、初めに一番信頼できる妹に聞いてもらって、「お姉ちゃん、それはちょっとイメージが違う。もっとこうした方が良いよ」とかアドバイスをもらっていました。そうするとだいぶ高い確率で受かるんです! ――いいなぁ! 私も子どものころ声優さんに憧れて、自宅でひとりアテレコしてました! 姉に見つかって爆笑されて言いふらされて心が折れましたけど......仲の良い姉妹、羨ましいです! 内側から見た声優業界って、どんなところなんですか?  以前は"声優さん=とっても可愛いアニメ声の方"って言うイメージだったんです。一番初めに受けたオーディションで見た声優さんが、こやまきみこさんで......。 ――それはまたガーリーな!  そうなんです。普段からアニメ声だったりラブリーな服装をされている方だったので、「声優さんになったらとにかく可愛くしないといけないし、高い声も出せるように頑張らないと......」って。でも、実際入ってみたらいろんな方がいらっしゃったので、私、間違っていたなーって。それに、"声優=表に出ないお仕事"っていうイメージが強かったんですけれど、ラジオもあるし、雑誌もあるし、歌も出すし、声優さんがパーソナリティをしているテレビのお仕事もあるし、どのタレント業よりも幅広くお仕事をこなしている業界なんだなって、びっくりしました。 inamurayuna05.jpg ――今年は声優業だけじゃなく、映画『つるしびな』で主演したり、良い10周年になりそうですね! どんな役どころなんですか?  父親に反対されながらひとりで子どもを産み、父との間に確執が生まれ疎遠になってしまっているシングルマザーのナース役です。子育て、仕事、いろいろなことを一人で抱え込み苦悩し、泣くシーンも沢山ありました。作品は、家族愛をテーマに描かれています。台本は何回読んでも泣けてしまって......。私、家族愛に関するものとか、人が死んでしまう作品、そういうのに弱くて。『つるしびな』でも母親を小さい時に亡くしている役なので、もし「自分の母が死んでしまったらどうしよう!」って、自分の事に置き換えて考えたら悲しみのスイッチが入っちゃって......。 ――すごいなぁ、大勢のスタッフさんがいる中で涙を流せるのは、本当に女優さんですよね。  でも、恋愛ものとかで、恋人と別れる役になると泣けなくなるんです(笑)。 ――えっ、どうして?  その感情スイッチがまた別なんでしょうね(笑)。いくら悲しいんだろうなって思っても、何故か泣けない。もちろん頑張って泣きますが......。だからこの役が家族愛の話で良かったです。 ――恋人に現実味がないとか? 稲村さんはどういう感じの男性がお好きなんですか?  私がオヤジギャグとか、楽しいことが大好きなので、一緒にノリノリで馬鹿をやってくれる人が良いですね。「この人、私より馬鹿なんじゃない!?」ってくらい前向きな人! 妹と弟が先に結婚したので、「お姉ちゃんはいつ嫁に行くんだ?」って仕事現場でも心配されて、親も最初は「ゆっくりでいいわよ」って言ってたのに、最近は「誰かいないの? 本当に良い人いないの?」って言われるんです。 ――私はもう母親に気を遣われて、そういう話が禁句になってきてます......。  私はお仕事なんかでそういう話が出たときには、豪華な共演者の方々が「優奈ちゃんの結婚式の時には私たちが頑張るから!」って言ってくれて、余興をやってくれる人が何人もいるし、演奏してくれるミュージシャンもいるし、準備は万端です(笑)。たいそう楽しい式になるんじゃないかと。 ――是非行きたい! 結婚のご予定はあるんですか?  ないです(きっぱり)。 ――......えっと、じゃあ、10周年で、何かやりたいことはありますか?  10年間の間にドラマ、声優、いろんなお仕事をさせていただきました。その中でアニメのキャラクターソングもいっぱい歌わせていただいたのですが、1回も人前で歌えなかったものがたくさんあるので、何かイベントが出来たらいいなって思っています! それが実現したら、是非遊びに来て下さい☆ ――楽しみにしてます! 今日はありがとうございました! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ●いなむら・ゆうな 1982年、鹿児島県生まれ。2003年アニメ『ウルフズレイン』ミュウ役で声優デビュー、以降『ギャラクシーエンジェる~ん』、『家庭教師ヒットマンREBORN!』等、様々な作品に出演。ドラマ・舞台・映画・ライヴと幅広く活動中。3月17日より池袋シアターグリーンで公演する『ニコニコミュージカル・ニコニコニーコ』に出演。主演映画『つるしびな』は2011年公開予定。 ブログ『You+優』http://blog.livedoor.jp/inamurayuna/ Twitter http://twitter.com/yuna_inamura ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。90年アイドルデビュー。92年フリーランスアイドルへ。現在はシンガーソングライター、歌手、声優、カメラマン、司会等で活躍中!! ■ワンマンライブ「ホロヨイサングリア vol.5」 下北沢BAR CCO(バル シーシーオー/下北沢440系列のワイン&イタリアンバー) OPEN:19:00~START:20:00~(2ステージ予定) 予約メール→ shop@rumi-shishido.com ■USTREAM音楽番組「宍戸留美×津田大介 Oil in Life」 隔週金曜日放送中!! 次回予定!1/28(金)22:00~ 2/11(金) http://www.ustream.tv/channel/junstv?lang=ja_JP ■下北沢発インターネット音楽市場【Majix】ニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON」発売中!! http://www.majix.jp/artist_content/187 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
アイドル墜落日記 小明ちゃんは芸歴9年目です! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート

ebimeg01.jpg
 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の7回目です! 今回は"宍戸留美の妹オーディション"で見事妹の座を勝ち取った蝦名恵ちゃんです! ――ちくしょう! お前が来るまではその立ち位置は私のものだったのに(なぜか敵意むき出しで)。......あ、なんでもないです、こっちの話です。ルンルンの妹オーディション優勝、おめでとうございます!  ありがとうございます(笑)。 ――あのオーディションからまだ3カ月しか経ってないんですね、何か変わりましたか? ebimeg000003.jpg  うーん、どうだろう。舞台を見に行く機会が増えたりしたので、とても勉強になってます。あとは、まだあんまり変わったことはないです。 ――まだ学生さんですしね。女子大生、電車の中とかテレビで一方的に見ることはあっても、会話してもらうのって久しぶりだ......! ちなみに、数ある中からどうしてこのオーディションに?  最初は"何かを表現できること"がしたいと思って、いろいろな事務所に履歴書を出したりしてたんですけど、途中でダメだったりが続いてたので......。そこにたまたま『De☆View』のサイトで宍戸留美さんのオーディションを見つけて、その応募コンセプトが「なんでもいいです」みたいなかんじだったので(笑)。 ――「表現したい人集まれ! 年齢制限なし! 男でもいいよ!」みたいなノリでしたもんね。  それがすごく良いなあと思って、軽い気持ちで受けてみました。 ――前回この連載に出ていただいた江里夏さんも受けていたし、強豪揃いのオーディションでしたね~。  びっくりしました。控室に入ったときに、みんな「おはようございます!」って言ってて、すごい、なんか、もう......。 ――芸能界は昼でも夜でも「おはようございます!」なんですけど、そんなルール教えてもらわなきゃわからないですよね。  いっぱいいっぱいになっちゃって、どうしたらいいかわからなくて、ずっとひとりで下向いてました......。 ebimeg000004.jpg ――初々しい! 無事グランプリになって、これからどういう方面で活動したいですか?  私は映画が好きなので、映画に出たいなって。あと、やっぱり声を使う仕事もできたらいいなって思ってます。大学も、最初はお芝居がやりたくて入ったんですけど、いろいろ学んでいくうちに舞台よりも映像のほうが好きだなって。 ――どんな映画が好きなんですか?  一番好きなのは『奇跡のシンフォニー』かなぁ。あの、ものすごい有名なアメリカの子役が出てる......。 ――マコーレー・カルキンですか?  違います! あ、フレディ・ハイモア! その子は物心付いた頃から孤児院で暮らしているんだけど、もともと音楽の才能があって、音楽を通して両親を見つけていく話なんです。 ――そういえば前に宍戸さんと3人で撮影ついでにカラオケに行ったときもミュージカルの『アニー』を歌ってましたけど、あれも孤児院の話ですね。  オーディションの時に歌った『オリバー』も孤児院の話の歌です。 ――......孤児院になにか思い入れが? もしやすごく重い過去を背負っているとか......? 蝦 そんなことはないんですけど(笑)。 ――ちなみに幼少期はどんなお子さんだったんですか?  活発で、男女関係なく遊んでいる感じでした。あと、習い事をたくさんしていて、ピアノと習字と英会話と、書道、水泳、エレクトーンとかもやらせてもらいました。 ――わあ、お金持ちの子だ!  全然そんなことない(笑)! ――今はダンスもやってるし、バトンも回せるんですよね。宍戸さんも昔バトンを回しながら歌ってたし、私も昔やってましたよ! 同じだっ! バトンって綺麗だけど少しのズレも許されないし、練習で腕がボコボコになりますよね。けっこう本格的に習ってたんですか?  バトンの大会に出る選抜チームのひとりだったんですけど、トスの高さ合わせたりするのも合わなかったり、大変ですよね。 ――そう、そう! 私、よくひとりだけ落として「あ~あ」って顔もされてました。蝦名さんも落としてましたか?  しょっちゅうは落とさないですけど、難しいですよね。スリースピンとか、イリュージョンとか。 ebimeg000002.jpg ――知らない技の名前ばかりだ。イリュージョン? 引田天功さん?   バトンを投げて2周まわって取ったり、投げて足を半回転させたりする技で......。 ――何それ、体の仕組みがもうわからない! 私とはレベルが違ったようです! そういったダンスとかお芝居を通じて、一番表現したいことは何ですか?  表現したいことは、その時によってちがうと思うんですけど、その時思っていることとか、その時に伝えたいことを伝えられたらいいなぁ。やっぱり、演じることは続けたい。 ――宍戸さんは今後"姉"として、彼女をどうしていきたいですか?  映画とかも出てもらいたいけど、必要なシーンで脱いでいる人をどう思う? 無駄なところで脱いでいる人とかもたくさんいるけど、必要なシーンだったら?  えー......まだわからないです......どうなんですかね......(消え入りそうに)。 ebimeg000001.jpg  すごくスタイルがいいから、求められると思うんだよね。  えーと......信頼できる環境だったら......うーん......? ――でも、足が長いし、胸に私にはついてない山脈がついてますし、例えば、グラビアとかはどうですか?   うーん......ビキニを、着たことないんですよ......。 ――えっ! いまどきの娘さんがビキニ着たことないって!!   歌舞伎町も行ったことなかったんだよ。 ――じゃあ、一気に耐性をつけるために、歌舞伎町のギラギラガールズ(女の子がビキニで踊りまくるガールズバー)で働いてみるっていうのは......?   ......(澄んだ瞳で)? ――なんでもないです! 宍戸さん、この汚れを知らない妹を今後どう料理しますか?  ひとまず来月ある声優のオーディションを受けてもらって、いろんなところにガンガン入れ込んでいこうと思うよ! ――頼もしい! 蝦名さん、頑張ってくださいね! 今日はすみませんでした!  はい、ありがとうございました(笑)。 (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ebimeg000005.jpg ●えびな・めぐみ 東京都出身20歳短大生 『2010年☆宍戸留美☆妹オーディション』グランプリ受賞 趣味:絵を描くこと、映画鑑賞 ブログ http://gree.jp/ebina_megumi/blog ツイッター http://twtr.jp/user/Meguml/ お仕事ご依頼お問合せは下記アドレスまで。 sundaliru@rumi-shishido.com ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。今年デビュー20周年! 先日のドイツでのライブも大盛況でした!! ★映画「死刑台のエレベーター」 サントラがポニーキャニオンより発売中!! ★下北沢発インターネット音楽市場【Majix】 宍戸留美2010年の新曲が独占ダウンロード販売中。 待望のニュー・アルバムは12月12日午前0時より配信で発売予定。こちらも【Majix】完全独占、宍戸留美の新曲が買えるのはココだけです! http://www.majix.jp/ ★宍戸留美「宍戸留美コンサート2010」 2010年12月12日(日) 下北沢 GARDEN 開演 17:00 / 開場16:00 前売¥4,000 (1ドリンク代込・自由・整理番号付・税込) ■お問合せ 0570-00-3337 サンライズプロモーション東京 ■チケット発売日 9月26日(日)午前10 時発売開始 ■チケット発売所 ・チケットぴあ 0570-02-9999(音声対応/Pコード) http://t.pia.jp ・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード) 0570-000-777(音声対応) http://l-tike.com ・イープラス http://eplus.jp 詳細は公式HPまで http://rumi-shishido.com/ http://twitter.com/RumiShishido http://www.myspace.com/rumishishido ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
アイドル墜落日記 小明ちゃんは芸歴9年目です! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム

erika_ss0006.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の6回目です! 今回は『アニマル横町』や『しゅごキャラパーティー!』でおなじみの江里夏さん! ──お久しぶりです! 以前、この連載のカメラマンである宍戸留美さんの妹オーディションに、"仕込み"でいらっしゃってましたよね。  仕込みじゃないです! 本気で受かりたくて気合入れて行ったのに! ──ほとんど素人さんの中、姿勢から発声から一人だけあからさまにプロが混じってるから、審査員全員が仕込みだと思って......そんな理由で落選だったんじゃないかと。  声を大にして言いたい。勘違いです! 普通にネットサーフィンをしていて、『宍戸留美妹オーディション』を見つけて、「これだ!」って迷いなく決めて。宍戸さんは本当にカッコいい! ああなりたい! ──あわわ、仕込みと思ってすみませんでした! 江里夏さんはデビューが2005年の『アニマル横町』の主役で、その当時まだ16歳ですよね。現役高校生じゃないですか!  はい、16歳でした。でも、10歳で決断して、小学生の頃から公開オーディションを受けたり、養成所に行ったりいろいろ動いていたので......。 erika_ss0005.jpg ──10歳で!? 志を持たれるのが早いですね~。何かきっかけがあったんですか?  きっかけは、第3次くらいの人生の落ち目に来て......グダグダ悩んでばかりいて......。 ──落ち目、超早いですね。ちなみに第1次や第2次のは? いじめとかでしょうか。  はっきりとした記憶はないんですけど、いじめというか、小学校低学年ぐらいの頃でずっと人間関係で悩んでいて、落ちたり上がったりを繰り返して。で、その時にアニメを見て元気をもらったので、それから毎日発声やったり、走りに行ったり、とにかく鍛えて(笑)。 ──小学生の人間関係は意外と複雑ですからね......。それより、鍛え方がスポ根マンガみたい! 夢見るだけじゃなく行動派なの、尊敬します! erika_ss0004.jpg erika_ss0003.jpg  やれるところはやっておこうと! 養成所も、その時は通信講座しか入れなかったので通信をしばらく続けて。中学生になってから養成所に入り、2年間通ってました。でも、「このままここにいたら売れないな」って思って、辞めたんですよ。 ──わっ、すごい切り替えの速さ!  で、いろんな事務所を受けていたりしたら、とある事務所でボイスサンプルを録ってもらえるって聞いて、とりあえず録ってもらって、それで営業に行こうと思って。 ──その段階でまだ中学~高校生ってことですよね、なんて行動力だ......。  そこで録ってもらいに行ったら、その日のうちに事務所の社長さんに、某声優雑誌の編集者のところに連れていかれて、「この子うちに入るから」って言われて、その1週間後くらいに「面白いオーディションがあるよ」って言われて連れてかれて受けたのが、デビュー作の『アニマル横町』だったんです。 ──小学校から準備運動しまくった成果が存分に発揮されましたね! さぞ、達成感でいっぱいだったことでしょう!  いやいや、「これからだー」って。 ──大人だなぁ。有頂天になったりしないんですか? 私なら即、天狗ですよ。   ある程度はしていたと思います。でも、いろんな人に鼻を折っていただいて(笑)。 ──あはは! デビューされてから、1年間フリーの時期があったじゃないですか? 経歴から見るとトントンとうまいこといっているように見えるんですけれど、やっぱり何かしら事情があったんでしょうか。  その時は......あまり言いたくないんですけど、ちょっと精神的にまいってしまって。思春期と重なってたり、子どもだった部分が多かったので、大人が受け流せることが流せないで溜めてしまって、そういう発散法を知らなくて......。 ──仕事だから大人として扱われるけど、ほんの16、7歳の子どもですもんね。どうしたって溜まりますよ。 1年フリーになってみて、どうでしたか?  その時に自分にとって何が大切か、必要かっていうのが少し分かってきました。 ──そういう時に応援してくれた人とか、関わってくれた人っていうのは大きいですよね~。  大きいです! お説教を頂いたりもしたので、ありがたいなぁって。 ──優しくしてくれる人といい人がイコールではないってのが分かりますよね。  分かりますね~(しみじみと)。 erika_ss0002.jpg ──でも、近年ではアニメやゲームだけじゃなくって、ディズニー映画の吹き替えまでやられて、すごいことですよ!  今後の更なる野望みたいなのはありますか?  今、迷っているのが2つあって......でも、それを絞れないと進めない時があるじゃないですか? 時々、声優以外の違う仕事を持つ人生もアリかなって。 ──えーっ!! 10歳から11年、人生の半分以上が声優業に携わっているわけじゃないですか! それを捨てた場合は、どういう道に?  そしたら、とにかくいろんな物にひとつずつ手を出していこうかな、と。そして自分にハマッたものを突き詰めるか......。26歳までは全力でいって、ダメだったらスローライフを味わおうかな(笑)。 ──私、あと数カ月でその年になりますけど、スローライフのスの字もないや。マズイな、もう少し生き急ごう。しかしながら、江里夏さんは人生のペースが早いですね。若干、生き急いでいませんか?  えへへ。よく言われるんですけど、多分、生き急いだ分、戻ってやり直しができると思うので、それはそれでいいのかなって。人と一緒じゃなくても、順番が逆になろうが、とにかく自分を持っていれば! ──21歳でよくそこまで自分を持てましたね! 私は自分が一番信用できないっす! なんだかお侍さんのようだ。  同じことをこないだ母親から言われました。「あんたは生きるか死ぬかしかないの?」 って(笑)。 ──娘が侍じゃ、母も心配でしょうに。  生きてはいきたいんですよね......。あ、でも、気を抜くときはドバーって抜いてますよ! 1日中寝てたり、ハイキングとか滝巡りをしたり、お友達とお酒飲んだり。 ──私生活はエンジョイされてて良かったです。やっぱり息抜きをちょいちょいしていかないと!  人生、遊んでないとダメなんだって。お手本がお兄ちゃんなんですよ。3歳上の兄がいて、遊ぶところをちゃんと押さえている生き方をしてて、人の使い方もうまいし、「こうやって楽しんで生きていければいいんだ!」って。 ──おお、この年で人の使い方まで......是非使ってください! 今日はありがとうございました! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) erika_ss0001.jpg ●えりか 神奈川県生まれ。ケンユウオフィス所属。2005年アニメ『アニマル横丁』主役:松崎亜美で声優デビュー。当時16歳。 主な出演作:『しゅごキャラ!どっきどき』(柊りっか役)、『ジュエルペットてぃんくる☆』(チターナ役)、『ぼくチロ!』(チヨ)など ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。今年デビュー20周年! 先日のドイツでのライブも大盛況でした!! ★映画「死刑台のエレベーター」 サントラがポニーキャニオンより発売中!! ★下北沢発インターネット音楽市場【Majix】の9月21日のサイト・オープンにあわせて 宍戸留美2010年の新曲が独占ダウンロード販売スタート。 待望のニュー・アルバムは12月12日午前0時より配信で発売予定。こちらも【Majix】完全独占、宍戸留美の新曲が買えるのはココだけです! http://www.majix.jp/ ★宍戸留美「宍戸留美コンサート2010」 2010年12月12日(日) 下北沢 GARDEN 開演 17:00 / 開場16:00 前売¥4,000 (1ドリンク代込・自由・整理番号付・税込) ■お問合せ 0570-00-3337 サンライズプロモーション東京 ■チケット発売日 9月26日(日)午前10 時発売開始 ■チケット発売所 ・チケットぴあ 0570-02-9999(音声対応/Pコード) http://t.pia.jp ・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード) 0570-000-777(音声対応) http://l-tike.com ・イープラス http://eplus.jp 詳細は公式HPまで http://rumi-shishido.com/ http://twitter.com/RumiShishido http://www.myspace.com/rumishishido ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
アイドル墜落日記 小明ちゃん、もうすぐ26歳です! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド

IMG_3639.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の5回目です! 今回のゲストは『ダーリンは外国人』やヨドバシカメラの街頭ビジョン「ヨドバシビジョン」のキャラクター「ヨドびちゃん」でお馴染みの声優・矢野明日香さんです! 小明 初めまして! 『ダーリンは外国人』のアニメーション見ましたよ! 『僕、オタリーマン』にも出演してらっしゃるし、話題作続きですね! 矢野 ありがとうございます。あれは知り合いが作っているアニメで......。 小明 いいなぁ、そのお知り合い! 私も紹介されたい! 矢野 いやぁ、人付き合いは大事だなぁって。 小明 人付き合いなんてつまずきっぱなしです。どうすれば良いんでしょう? 分かりやすいのだと飲みの席とかでしょうか? 矢野 ああ~、そういうのとはまた別ですね。その人たちと飲む機会はそんなにないので、現場と、mixiと......。以前はけっこう心を閉ざしがちだったんですけど、フリーになって「これじゃダメだ」と思ってから、いろんな人と仲良くなれるようになりましたね。 小明 確かに、フリーで人見知りすると失業しかねないですよね。でも、頑張って仲良くしようと歩み寄ると、うっかり口説かれちゃったりしませんか? 矢野 ありますよね......。飲みに行った席で仕事をもらうことも、結構あるじゃないですか? それもひとつの手段だと思うんですけど、時折、気持ち悪いなと思ってしまうんですよね。「あのエライ人から見たら体の良いキャバクラ扱いかなぁ」って。そういうのがうまく出来ればもっと変わるんだろうけど......。 小明 分かります。それで仕事もらって、後々になって何か要求されても対応できないし......難しいですよね。私はもう全然されなくなったけど! そういう点に置いては事務所にいた方が安全ですよね。矢野さんの事務所ホームページを見たんですけど、矢野さんの斜め上にオスマン・サンコンさんがいてびっくりしました。声優事務所ではないんですね! 矢野 怪しい人がいっぱい、みたいな(笑)。今はそこの事務所にお世話になっているんですけど、半分フリーみたいな感じです。 IMG_3469.jpg 小明 今まではけっこういろんな事務所を転々とされてたんですよね。 矢野 いろんなところにいたんですけど、事務所にいると、余計なことを気にしがちじゃないですか。マネジャーとか、先輩とか。芝居だったら芝居のことだけ考えていたいのに、そうじゃなくて、「マネジャーに嫌われていないかな?」とか、そういう余計なことを考えちゃうので、フリーになった時は、「楽だなー!」って(笑)。 小明 分かります! マネジャーや先輩も、辞めると意外と仲良くなれるんですけどね。 矢野 そうですね。中にいると、どうしても上下関係で区切られちゃうから。 小明 フリーはフリーで不安ばっかりだし、どうやったって安定できないですよねぇ......。この業界には、昔から入ろうと決めてたんですか? 矢野 日本語の持つリズムが好きで、将来は言葉に関係のある仕事につきたいと思ってたんですけど、そこからアニメが好きになって(笑)。それで友達に「声優学校のオーディションを受けよう」と誘われて......そのオーディションに受かると学費が無料になるんですよ。それに受かったのがきっかけで、高校卒業と同時に入りました。 IMG_3528.jpg 小明 あっ、友達と一緒に受けてひとりだけ受かっちゃった気まずいパターンですね。 矢野 はい、ありがちな。まず受かるものだとは思わないですし、高校ではESS部に入っていて、英語のミュージカルをやっていたし、お芝居って面白いなぁと思っていたから、あわよくばという気持ちはあったんですけど......。 小明 ESS......ECCみたいなやつですか? 矢野 えっ、いや、イングリッシュ・スピーキング・ソサエティだったかな? 英語のスピーチ練習をするか、会話を勉強するかっていうのがあるんですけど、うちの学校は、ミュージカルを通して英語を勉強しようっていうところでしたね。 小明 かっこいい! ミュージカルなんて学校の行事くらいでしか見たことなかったな......。 矢野 見るのも好きです! こないだちょっとNYに行ってきて、ブロードウェイで2本見ました! 小明 ちょっとNYに......ですって? 矢野 はい、『オペラ座の怪人』と『メリー・ポピンズ』、すっごく良かったですよ。劇場からして豪華なんです。パリのオペラ座みたいなのがそのまま劇場の中にあって。日本の劇場はわりと質素だから......。 IMG_3585.jpg 小明 おお、生活水準が高い......。私はブロードウェイって言ったら、中野の聖域しか浮かびません......。 矢野 いや、でも、普段何もしていない分、0か100かなんです。普段のお休みは寝てるかお風呂入っているかなのに、海外旅行が好きだから、たまにどかーんと行ってしまう。 小明 私もたまにどかーんと散財します。中野ブロードウェイで。矢野さんは国立大学出身の才女ですし、英語もペラペラですか? 矢野 いやいや、英語はもっと分かったら楽しいんだろうなっていう感じで、大学も田舎の、のんびりしたところでしたよ。そこではずっと合気道ばっかりやってましたし。 小明 意外と体育会系! 矢野 袴に憧れて......(笑)。合気道って袴を履くじゃないですか。道着と袴で、コスプレ的な要素を求めて......。『ぷりんせすARMY』とか『帯をギュッとね』を見て柔道を始めたいなと思ったこともありました。 小明 わー! 私も『酔拳』を観て通信教育のカンフー講座に申し込みましたー! 母親に阻止されましたけど! 矢野さんも活動的なオタクだったんですね! 他にはどんな漫画が好きでしたか? 矢野 昔は『らんま1/2』とか『魔法騎士レイアース』が大好きで、最近は『聖☆お兄さん』とか『もやしもん』とか『アカギ』とか面白いですよね~。 小明 わー! 漫画の趣味も合うー! じゃ、『萌え萌えジャパン』のイメージガールも天職だったんですね! 矢野 また懐かしいのを引っ張ってきましたね......もう、5年くらい前かな? 『萌え萌えジャパン』っていう、アニメやオタク文化の本が講談社から出ていて、その書店に出すPOPがあるじゃないですか。ああいうのにメイドでネコミミで......破廉恥な感じなんですけど(笑)。 小明 いいなぁ、そういう仕事がしたかった! オーディションで決まったんですか? 矢野 それは、本を書いた人が知り合いで......。 小明 また素敵なお知り合いが......紹介してください! あ、今、秋葉原とか梅田とかにあるヨドバシビジョンのイメージキャラの『ヨドビちゃん』もやってますよね、まさかそれも? 矢野 あっ、ヨドビちゃんは、今の事務所の人が送ってくれたボイスサンプルで決まりました。 小明 そうやって決まるのかー。どんなのサンプルを送るものなんですか? 矢野 その時は、「キター!」とか、萌え声で2ch用語満載のラジオCMみたいなのとか、相当テンションの高いやつを......。 小明 体育会系だったり才女だったりアキバ系だったり、すごい振り幅ですね......。ちなみに、声のお仕事を始められてから、今日みたいに外見がメインの、グラビア系のお仕事に抵抗ってなかったですか? 矢野 私で良いなら良いですよ~っていう感じで、特にないです。それは宍戸留美さんが初めて会ったときに、「なんでも出来ないって言っちゃダメ、なんでも出来るって言って、本当にその仕事が来る時までに出来るようにしておけば良いんだよ」って言ったからなんですよ。私、ずっとそれを信条にしているんです。 IMG_3766.jpg 小明 じゃあ、今まで「出来ます」って言って苦労したことってありますか? 矢野 歌(キッパリ)。 小明 歌は苦手ですか? 『WHITE ALBUM』(テレビ神奈川)のキャラソンの音源聴かせてもらいましたけど、うまかったですよ! 矢野 直し直し、うまいこと直していただいて、歌は本当に苦労していて......。音がズレても自分で直せないから、音がわかる子に横で聞いてもらって「はい、今ズレた」って1個ずつ直してもらわないとダメなんですよ。厳しい! 小明 うわぁ、心が折れないですか? 矢野 でも、歌が嫌いではないので、綺麗に歌えたら、楽しいだろうなって。 小明 分かります......うまい人のを聴いているとイケそうなんですけど、自分で歌うとイケないんですよね......。普段はどんな音楽を聴いてるんですか? 矢野 最近はもっぱらクラシックばかりですね。うちにたくさんあるので、それをループで流しています。 小明 やっぱり生活水準が高い! 今日はありがとうございました、今後ともいち知人としていつか素敵な仕事を紹介してもらえるよう、よろしくお願いします! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ●やの・あすか 10月21日生まれ。声優業の他、ナレーター、イベントMC、モデル、パーソナリティ、舞台など活動は多岐にわたる。現在は、ヨドバシビジョンのキャラクター「ヨドびちゃん」の声を担当中。 ・ブログ「矢野明日香のMY-log」http://asuka-yano.jugem.jp/ ・株式会社オフィスキイワード所属 http://www.keyword.co.jp/ ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。フランス語歌詞タイトル(フェール ラムール)「faire l' amour」を発表後、昨年、パリでのライブツアーも成功させる。同曲が今年秋公開の映画『死刑台のエレベーター』挿入歌に決定!! 先日「宍戸留美デビュー20周年記念スペシャルライブを開催!」 Ustream にて生中継~アクセス数世界1位にランクイン! 音楽情報 9月21日より 下北沢発インターネット音楽市場Majixにて新曲が独占ダウンロード販売スタート!! http://www.majix.jp/  9月26日(月)18時~下北沢風知空知。ゲスト:下田逸郎 電話予約03-5433-2191(17時~26時) USBメモリーをお持ちの方、曲をプレゼント!! 最新情報はブログをご覧ください。 http://ameblo.jp/sundaliru/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
アイドル墜落日記 人付き合い、見習いたい! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「考えてると、寝ちゃうんです……」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム

IMG_0052.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の4回目です! 今回は大阪を拠点に活動されている声優・ナレーターの窪田涼子さんにお話を伺いました! 小明 はじめまして! 窪田さんとお会いするにあたって、人となりをいろいろ調べようと思ったんですけど、ブログもTwitterもやってないんですよね。 窪田 そうなんです。ブログとか途中でめんどくさくなっちゃいそうだし、最近こっそりTwitterは始めたんですけど、それもやり方が分からなくて......。 小明 いつでも教えますよ! とり急ぎ動画サイトに上がっていた動画を観てみたんですけど、なぜかメイド服で『五体不満足』(講談社)や、映画『初恋のきた道』を「うんこうんこ」連発しながら朗読していたりして、謎が深まるばかりでした。 窪田 本当に、自分でも自分を見失いがちで......。 小明 ......お仕事はナレーターやお芝居や本の朗読をやっていらっしゃんですよね。 窪田 はい、仕事では固めの真面目なやつもやっているんですけど、こういうこともしてて(ゴスロリとメイドのコスプレをしたトレカを出しつつ)。 小明 すごい! アイドルみたい! こういうのが好きなんですか? 窪田 好きです。ここ1~2年くらいでなんか、歯止めがきかなくなってしまって(笑)。 小明 何かが吹っ切れたんですかね。 窪田 そうだと思います。着てもいいかな? 買っちゃおうかな? いいよね!! みたいな。 小明 なんて前向きな自問自答! いいと思います! お家でも着てるんですか? 窪田 いえ、寝てます。家では寝てます。わりと引きこもりで。 小明 わー、その生活環境は大丈夫なんでしょうか。 窪田 環境悪いなぁー、と思いながら寝てます。 小明 えっと、趣味とかはどんな感じなんですか? 窪田 本を読むか、寝るか......。 小明 他に娯楽みたいなものは......? 友達と遊んだりとか。 窪田 娯楽......本を読むか、寝るか......。友達も、あんまりいなくて......。 小明 おお、今までのこの連載の中で、やっとこちら側の人が! 窪田 そうなんですよ、この連載を見てたらみんなパワフルな感じじゃないですか。こんな人たちの後に私でいいのだろうか? って。幸せオーラが出てましたもん。読んでて。 小明 片岡あづさちゃんとチャン・リーメイさん、2人の共通点に、「これがやりたい」って言うと、周りが実現させてくれるっていうのがありました。でも、言えないですよね。 窪田 言えない。上手く根回しできないかな、とか腹黒いことは考えるけども。そこで「○○がしたーい」って言えたら楽になるんだろうなって思うけど、その一歩が大きいんですよ。 小明 下手に根回ししようとすると、結局自分で自分の首絞めたりして......。 窪田 そう、どんどん墓穴を掘っちゃう。やんなきゃって思うんですけど、空回りしたりとか。 小明 あるある。ありすぎて泣けます。そんな窪田さんがこういう業界に入られたのはどういったなりゆきで? 窪田 大学の頃に先輩が8mmで撮った卒業作品に出たんです。それで、芝居をやっても下手だし、アフレコやっても下手だし、なぜか「こりゃいかん、上手くならねば!」と思ってナレーターの養成所に入ってしまって。今から考えると何でうまくならなきゃって思ったのかがよく分からないんですけども。 小明 不思議な動機ですね。うまく出来なかったのを克服しようっていう......? 窪田 はい、義務感が先立って。養成所に入って2年くらいの時、「なんか、こんなお仕事が出来たらいいな」と思っていたら、紆余曲折あって今の事務所に入れてもらったんです。 小明 ナレーションをやられている方だから、てっきり学生時代に放送部で......とかだと思ってました。 窪田 そう、普通そうなんですよね。放送研究会にいたりとか、全然ないんです。 IMG_0307.jpg 小明 ちなみに学生時代は......? 窪田 本読んで寝てました。 小明 ですよね! 窪田さんは関西を拠点に活動されてて、今日もわざわざこのために来てくださったわけですが、東京に住んでみたりはしないんでしょうか。 窪田 タイミングを逃しちゃって、ぼんやりしてたら、いつの間にか現在に。上京しようと思っても、もう、どこからどうやって、何を取っ掛かりにしたらいいか分からなくて......。 小明 何か、関西に絶対いたい理由があるとか? 窪田 別にないです。時々どうやったら東京に行けるのか考えるんですけど、疲れて眠っちゃう。とりあえず何かしなくてはーと思ってるうちに、疲れて寝ちゃう。 小明 あ、その気持ちはとても分かる。このままじゃいけない! とか思いながら眠っちゃって、目覚めたらまた同じ一日が始まって......。 窪田 そういうのに「わあああああ!」って思うときがあるんですけど、ある瞬間ふっと、「もういっか」と思って、あまり物事がすすまない。 小明 葛藤と諦め! 分かりすぎる負のループ! 窪田 そうやって欲望が溜まっているのか、時々やりすぎちゃう。ただの引きこもりなのに、何かに出るときはコスプレして頑張っちゃったり......ああ、もしかしたら、コスプレでちょっと武装しているのかも。気合入れて形から入ったら強くなれるかもって。 小明 はい、それ、分かります。 窪田 社交的になるにしても、どう攻めたら良いのか分からないから、とりあえずコスプレしたりすれば「なんか変な人がいる!」って話しかけてもらえるかなぁって。 小明 そう思うと、かわいいコスプレ写真もなんだか切なく見えてきた......。例えば、そういう時にうまく人と話せたとしても、その人とうっかり素の状態で会っちゃうことってあるじゃないですか。どのテンションで接するべきか、迷いませんか? 窪田 迷います! 目が泳ぎます! 挙動不審になります! どうしたらいいんですか? 小明 どうしよう、すごいシンパシーを感じるがゆえに、どうしたら良いか分からない......。ちなみに恋人はいますか? 窪田 いません(力強く)。ずーっと一人暮らしでふらふらしてます。 小明 じゃあ、ほんとに来ようと思えばいつでも身一つで東京に来られますね。今、おいくつでしたっけ? 窪田 ○○歳です。 小明 え......!? お、おおお、お若いです。 窪田 芝居をやったときも小学生男子の役をやったけど、違和感なかったと言われて。 小明 性別の壁すら......? そういえば、舞台に出られるときはお名前が『窪田涼子』じゃなくて『水柊』になるんですね。事務所さんとの兼ね合いでしょうか。 窪田 いえいえ、昔から使っていたので、劇団の世界観にも合うし、これを使おう、と。 小明 あ、役者名が昔から『水柊』さんだったんですね。 窪田 えっと、忍者名が水柊だったんです。 小明 忍者? ん? 窪田 ええと、自分でもまとまりのない生き方が嫌になってきたな......。あの、大学の時、大阪芸術大学だったんですけど、そこに忍術研究会っていうのがあって......。 小明 何!? それ!!  窪田 自己流でワイワイと忍者服を着たりだとか、チャンバラショーをやったりするサークルで、そこはやっぱり名前をつけなくていけなくて『水柊』と。だから忍者名......。 小明 くのいちだ! 赤い忍者服とかも着てました? 窪田 赤いのは初代の方が。今、忍者でメシを食っている方なんですけど。 小明 なんだか本格的な話になってきたぞ。 窪田 忍者研究会をつくった創始者の方が、伊賀上野とか世界で忍者ショーをやって生計をたてているんですよ。そこの人が、つてで忍術研究会の人に「アルバイトしない?」と声をかけて、赤いのとか紫のを着て城の前でポーズとったりしてました。 小明 かっこいい! 今度くのいちのコスプレも是非! 窪田 コスプレか、最近してないんですよね。 小明 萌え系のボイスと写真集つくって、コミケで売って儲けよう! 窪田 最近コミケも行ってなくて。昔は行ってたんですけど、同人誌も書いてて。 w531rmf2.jpg 小明 えー! 何系を書いてたんですか? 窪田 ガチホモなやつを......。 小明 まさかのBL! 腐女子だったんですね! 窪田 いやぁ、観たことないアニメで書いてくださいって言われて、資料をくださいって言ったら、ガチホモなのが送られてきて、「これですか? 絡み合ってるってこれで良いんですか?」って。中学から大学くらいまで書いてました。 小明 作家歴長い! っていうか美少女中学生BL作家とか反則だ、萌えすぎる! それはどういう流れで書き始めたんですか? 窪田 ずっと何かを書きたくて、中学生の頃に「何か書きたいので書かせてくれるところはありますか?」って新聞に募集を載せたら、「こんなのやってるので書いてください」って、『聖闘士星矢』の同人誌が送られて来たんです。 小明 『聖闘士星矢』! 私、瞬くんとか好きでしたよー! 窪田 瞬は近親相姦とかしてたな......。 小明 ひー! でも読みたい! 今ないんですか? 窪田 ないですっ! いまは奥底にしまっています......。 小明 もう書かないんですか? 窪田 頭の中で考えて楽しむ、とかはあるんですけど......。 小明 そういうの考えたり、妄想の世界に入ったりするの、楽しいですよね......。 窪田 楽しい! 好き! 小明 そういう時、急に現実に戻ったりしません? 楽しい妄想からふと現実に帰ると...... 窪田 今、何も持っていない自分。結婚もしていないし、貯金も20万......。 小明 おお、具体的な数字。 窪田 私も不安になってライフプランニングみたいなところに相談に行ったんですけど、「とりあえず今あるものと無いもの書き出して」って言われて、貯金通帳見たら20万円しかなくて、「まずお金を増やしましょうね」って。「いつでも出せるお金が、あなたの年だと100万円くらい必要です」って言われて......。 小明 100万! いつでも出ないよ、そんな額! 窪田 仕事をリタイアするまでのお金と、リタイアしてからかかるお金っていうのを計算させられて、今の年からリタイアするまでに何千万と必要らしくって、それを今から貯めなきゃいけない。どうしたらいいのかって。手元には何もないし芸もないし......。 小明 ありますよ! 声とか小説とかコスプレとか! お金持ちと結婚するとか! 窪田 そうですか? 周りにいるのはみんな類友で、全然お金持ちと縁がないから......そうか、その手があったか。 小明 でも、窪田さんの場合、風貌と受け答えが優しげだからちょっとイタイのが寄ってくるような気もする。 窪田 イタイのはちょっと......。 小明 「この娘なら僕を否定しないで分かってくれるかも......」みたいな。 窪田 分からない! 絶対分からない! 分かれないっ! 小明 すごい拒絶だ、何か嫌な目に遭ったんですが? 窪田 遭いそうなときは何回か。夜道歩いてたらナンパされたり、コンビニでお酒選んでたら飲みませんかって言われたりとか。 小明 それって普通にナンパじゃ......? でも、外見的に大人しそうだから、ナメられそうですよね。元忍者だと言うのに。 窪田 まさか、そんな特技があるとは誰も思うまい。ふふふ。 小明 忍者なのに、ライフプランニングを。 窪田 ......考えると愕然としますね。 小明 将来的なライフプランニングは、どうなっていたいですか? 窪田 うん。ずっと好きなことができたらいいな! 小明 お! いいですね! 具体的には何を? 窪田 ナレーションしながら、芝居しながら、コスプレしながら......。 小明 うん、今と変わらないね! ありがとうございました! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) IMG_0287.jpg ●くぼた・りょうこ 1月3日生まれ 富山県出身 TV番組、TVCM、ラジオCM、VPナレーションの他に キャラクターボイス、イベントMC、朗読ライブ等、声に関する活動の幅は広い。 ・舞台 少年王者舘公演『ガラパゴス』の詳細・チケット予約は http://www.oujakan.jp/ ・㈲ビー・グラッド所属 http://www.beglad.jp ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。フランス語歌詞タイトル(フェール ラムール)「faire l' amour」を発表後、昨年、パリでのライブツアーも成功させる。同曲が今年秋公開の映画『死刑台のエレベーター』挿入歌に決定!!先日「宍戸留美デビュー20周年記念スペシャルライブを開催!」 Ustream にて生中継~アクセス数世界1位にランクイン! ライブ情報 8月23日(月)21時~下北沢風知空知。 電話予約03-5433-2191(17時~26時) USBメモリーをお持ちの方、曲をプレゼント!! 9月にはドイツのイベントにご招待されて行きます。 最新情報はブログをご覧ください。 http://ameblo.jp/sundaliru/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
アイドル墜落日記 今回は小明さん、いたく共感したようです。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド

shishido_mato01.jpg
──元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の3回目です! ニーハオです! 小明です! 今日はチャン・リーメイさんにお会いするんで、久しぶりに中国語の練習をしちゃいましたよ。 チャン 小明さんは中国語、できますか? ──だいたい中1で習う英語くらいのレベルですかね......。 チャン じゃあ、私よりできるか同じくらい(笑)。母が日本人で、父が台湾人なんですけど、今、(中国語を)勉強中なんですよ。私が一番得意なのは片言なので。ワタシハ、ニホンハジメテデ......。 ──おお! 本物っぽい!! 以前は「豊原里美」っていうお名前で活躍されてましたけど、どうして中国の芸名に変えたんでしょうか? チャン よく知ってますね(笑)。どっちも本名なんですよ。当時は、その事務所の社長と相談して「豊原里美......ちょっとパンチがないよね」「私、いいの(名前)持ってますよ!」って(笑)。字数を見て、チャンとリーメイの間に「・」を入れれば大丈夫だってことで。 ──モーニング娘。の「。」みたいな。字数って関係ありましたか? shishido_mato02.jpg チャン ありました! チャン・リーメイに変えてから、すぐに声優の仕事が決まりましたもん! それから声優の仕事は全部チャン・リーメイでやってます。 ──すごい! 私、字数占いとかやるといつも「凶」ですよ! 改名される前はグラビア活動やタレント活動が主で、声優さんはされてなかったですよね。どういうきっかけで声優業界に? チャン もっと芝居をガッツリやりたいっていうのがあって。もともと私は舞台をやっていて、いつも活動の根底には舞台があるんです。声優のお仕事を始めたきっかけも、小劇場に出ていたときに、ちょうど得意分野の片言の女子アナ役をやっていたんです。そしたら、観に来たお客様から「片言の中国人の女の子の役があるんですけど、オーディションを受けてくれませんか?」って。その人、セッテイング会社の人だったんですよね。 ──え!! 客席から!? どこにチャンスが落ちているかわからないですね! チャン ホントですよ! それで受かったのが『家庭教師ヒットマン REBORN!』なんですよ。 ──イーピン役はそういう風に決まったんですね、すごい! ところで、チャンさんのブログって、基本お仕事のことや美味しいもの、綺麗なお花の写真が載っていたり、すごく清涼感あふれる感じなんですけど、その中にちょいちょいプロレスに対する熱い記事が出てきますよね。 チャン ちょいちょいプロレス(笑)。どっち側に行ったらいいのか分からない感じ、いいでしょ(笑)。私の舞台にもプロレスラーさんが普通に観に来るっていう。 ──すごい交友関係ですよね。「SMASH」の大原はじめさんが普通に観に来ててビビリました。 チャン 私も試合の日は、翌日に仕事がなければ声が枯れるまで応援してます! ──チャン・リーメイが客席で応援してたら、外見も声もえらい目立ってしまうんじゃ......。 チャン 目立つみたいです。プロレスラーさんってご自分で物販をやられてたりするから、だんだん仲良くなれてくるんですよ(笑)。面白い人がいると、やっぱり仲良くなりたいですよね。 ──私は「西口プロレス」くらいしか知らないんですけど、確かに面白い人が多いです(違う)。 チャン ですよね! 切れますよね、頭が! ホント賢いと思います。私、女優になっていなかったらデスマッチの女子プロレスラーになっていたと思います。私、女子プロレスを観たときに、「私、なっていたかも......」って思ったんですよ。 ──えっ!? なんでまた! shishido_mato03.jpg チャン うん。もし、女優になっていなくて、大学に普通に通っていて、「私はなんのために生きているんだろう」って思っている時に試合を観ていたら、多分なっていた。......でも、私は今女優だからそんな甘っちょろいこと言えるんですけど、プロレスラーの方は、毎日血反吐を吐くような下積み時代がありますから、耐えられるかどうか分からないですけど......(深刻に)。 ──めちゃくちゃちゃんと考えている! レスラーさんは本当に大変ですよね、すごい人気の選手でも全然食べられなかった話とか聞きますし。ブログにも「プロレスラーの方々を見ていると、私もこういう役者になりたい、と強く思います」って書かれていましたね。プロレスラーのような女優って、どのような......? チャン そうですね、人気商売ですし、プロレスラーの人って自分をプロデュースするんですよ。キャラクターを自分で毎日必死で考えて......どんな人でも、そうじゃないといけないと思うんですよね。それがデフォルメされているのがプロレス、みたいな。 ──深い!! そんなチャンさん宅には覆面レスラーのウルティモ・ドラゴンのサインが家宝として飾られているとか。 チャン アハハ、そうです、そうです。日本刀とかもありますよ。 ──何故!? さらに『魁! 男塾』を愛読していたりとか、渋いです! チャン あはは。読んでます。だから、日本刀の横に『魁! 男塾』が全部並んでて。 ──と、とんでもないお部屋ですね! 私、てっきりお花とかが飾られているのかと......。 チャン あはは、お花もありますよ。あとキティちゃんがすごく好きなんで、バラバラですね(笑)。それで、『魁!! 男塾』(集英社)の横には『伝染るんです。』(小学館)があって。 ──吉田戦車さん! チャン 大好きでー。あれは傑作ですよ! あと、『自虐の詩』(光文社)がある。 ──業田良家さんの! 泣きますよね、あれ。あんなに泣ける四コマはないです。感情移入とかしますか? チャン 感情移入? 『伝染るんです。』に? ──かわうそに感情移入は難しいでしょ! 『自虐の詩』は主人公が「私は私が嫌いよ!」っていう暗い描写が多いじゃないですか。 チャン 泣きますね......。 ──ツイッターにも、「学生時代に瀬戸内寂聴さんと山田詠美さんに救われた」って書いていて。また極端だな、と思いながら読んでいたんですけれど。 チャン あはははは! 高校生の時はもっとストイックな人だったので、もうホントに、「私は孤独だ!」みたいな。 ──お友達があんまりいなかったんですか? チャン お友達はいっぱいいたんですけど、そんな中でも、なんかこう孤独感があって。 ──趣味が合わなかったとか? チャン 趣味は合わなくても、友達ってなんとかなるじゃないですか。その下にある根本的な繋がりみたいなものがあれば。そういう友達はたくさんいたんですけど、やっぱり高校生の時って、それですら頼れないときってあるじゃないですか。 ──あ、ちょっと分かります。 チャン ネ。そうだったので、いっぱい本を読んでいたんですよ。学校の勉強は一切しなかったんですけど、山田詠美さんの本はすっごい読んでましたね。一度お会いしたいなぁ。寂聴さんも面白くって好きですよ。 shishido_mato17.jpg ──孤独な学生時代から、今の明るいチャン・リーメイになれたきっかけってありますか? チャン 出会いですね、人との。それまでに出会った人たちに恵まれてましたね、私は。「ああ、こういう風に生きればいいんだ」とか。なんか、表現していると空っぽになっちゃうときってあるじゃないですか。「なんのためにやっているんだろう」とか、「これをやるために生まれてきているのかな」とか、誰でも思うときがあると思うんですけど、やっぱり、「あ、私は人を元気にするためにやってるんだ!」っていうのが、どっかーん!! ってきたんですよ。ここ1、2年で。 ──けっこう最近じゃないですか! チャン アッハッハッ だから楽になりましたね。 ──迷路から抜けたんですね! じゃあ、今は悩みを持ったり、不安になることはもうあんまり無いんでしょうか? チャン ありますよ。「お客さん入るかなー?」とか。 ──客入り! えらい具体的ですな。 チャン アハハ。基本的に悩まないです。「何とかしてもらえる」っていうのがあるので、「これやりたい」っていうのがあったら、だいたい半年か1年後くらいにはできるじゃないですか。 ──ほ......ほう? チャン できますよね? 今まで、実際そうなってきたから、大丈夫なんだろうなって。 宍戸 こないだ、「ワンマンライブやる」って、曲が1曲もないの言い出して、それでマネジャーもみんなもすっごいびっくりして(笑)。 チャン そう、そしたらワ~って人が集まってきて、ぜんぜん引っ張ってってもらえたんですよ。 ──すごい! 私はだいたい口に出す前に不安を覚えてしまい込みます。 チャン そうそう、やるって言っちゃうとね、不安を覚えちゃうから、「悩む暇があったらなんかいろいろやったほうが早い」っていうのを、村上龍さんと中田英寿さんの対談で言っていて、「あ、そーだなー」と思ったんです。 ──おお。ぐるぐる悩んで結局行動しない派には痛いほどの正論......。 チャン 経験談なんですけど、いいものを出しいてると、いいものが返ってくるっていうのは当たり前なんですけど、みんなそれを信用できてないと思うんですよね。だから、「いいもの出しすぎたら返ってこないんじゃないか」と思っちゃったりとか。 ──利用されるだけされて痛い目見るんじゃ......とか思います。 チャン そうそう。でも、いいもの出したら返ってくるって信頼して、100%信頼して出すと、必ずいいものだけが"バッ!"と返ってくるんですよね。 ──なるほどー、なんだか自分の心の汚れ方が分かりました......。チャンさんは今後の活動での目標はありますか? チャン 『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出るっていうのがとりあえずの目標です! ──おお~!! あの『徹子の部屋』に!!  チャン 言えば叶いますからねっ。 ──申し訳ないくらいに、徹子さんとツテがありません! まずは『マツコの部屋』(フジテレビ系)とかじゃダメですか? チャン え? マツコの......部屋? なんですか? ──いや、なんでもないです! 応援してます! ありがとうございましたー! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) shishido_mato04.jpg ●ちゃん・りーめい Love&Light所属 テレビアニメ『家庭教師ヒットマンリボーン』、『遊戯王5D's』、BS朝日ドラマ『CLUB104』レギュラー出演中。舞台、声優、ライブと活躍の場を広げている。 7月2日(金)60~70年代のアメリカンPOPSを独自の世界観でカヴァーするバンド「MATOMANIA」のボーカルとして南青山曼荼羅に出演。 時間/19:30~ 料金/4,000円 曼荼羅HPhttp://www.mandala.gr.jp/aoyama.html 8月16日~新宿シアターサンモールにて舞台『SHUFFLE』にも出演。 ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。フランス語歌詞タイトル(フェール ラムール)「faire l' amour」を発表後、昨年、パリでのライブツアーも成功させる。同曲が今年秋公開の映画『死刑台のエレベーター』挿入歌に決定!!先日「宍戸留美デビュー20周年記念スペシャルライブを開催!」 Ustream にて生中継~アクセス数世界1位にランクイン! ライブ情報 「宍戸留美★ひとりひとりにサリュー~3ヶ月ワンマンライブ~」 7月14日(水) 下北沢 風知空知 http://www.fu-chi-ku-chi.jp/node/196 ★特別企画!! USBをお持ち頂いたご来場者さまに毎月1曲プレゼント!! START/21:00 前売/¥3,000+1D 予約方法 風知空知電話予約 03-5433-2191(17時~26時) 詳細は→http://ameblo.jp/sundaliru/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/
B型H系 5 こわいもの知らず(笑)無修正版 [DVD] 宍戸さん出演作 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート 悩める闘魂"あいぽん"5年間の足跡を語りつくす

「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ

kataoka01.jpg
──元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の2回目です! 今回は、現在22歳にして声優歴は既に6年!『おねがいマイメロディ』のヒロインや、『Saint October』の主人公を務めた片岡あづさちゃんです! 片岡 よろしくお願いします! ──早速ですが、片岡さんは14歳から声優の養成所に通ってたんですよね。同級生が恋愛や部活に燃えている中、自分は声優の養成所に通おう! って思ったきっかけは何だったんですか? 片岡 声優には小学校5年生の頃からなりたくって、どうすればなれるんだろうな~、なりたいな~って、声優になるための方法を知らないまま過ごしていたら、中学2年生の時に観に行ったアニメミュージカルで、椅子に置いてあるチラシの中に10代から入れる養成所のチラシがあって、「ここだ!」って。あんまり考えないで決めました(笑)。 ──ちなみに何のミュージカルだったんですか? 片岡 『HUNTERXHUNTER』!  ──なつかしい! 実際の声優さんがミュージカルしてくれるやつですね! 私もANIMAXで観ました。ヒソカとかレオリオのキャラの再現度が高くてすごかったです。 片岡 そうそう、そうなんです! ──あれがもう8年も前になるのか......。他にはどんなのを観てました? 片岡 一番熱かったのは小学校5~6年生くらいのときで、『無限のリヴァイアス』っていう『機動戦士ガンダム』を作ってる会社のアニメですかね。あの頃、夕方のアニメがすごい深くて、がっつり精神にくる感じのが多かったんですよ。そういうのが好きで、『彼氏彼女の事情』とか『フルーツバスケット』とかが好きでした。 kataoka02.jpg ──ほほう、そのとき学校で友達って、いました? 片岡 いましたよ(笑)! アニメが好きだから、アニメ好きな友達が! ──恵まれたクラスだったのね! 羨ましい! その後、声優としてデビューしてから、どんなことが大変でしたか? 片岡 デビューが2005年の『おねがいマイメロディ』のヒロインだったんですけど、私、かわいい年頃の女の子の声ができると思ってなくて......やっぱり自分もアニメが好きで、アニメを観て「かわいいなぁ、なんでこんな声が出るんだろう?」って思ってるサイドの人間で、「私が声優になっても、そういう声にはならないんじゃないか?」って思ってたので、ヒロインが決まったって聞いたときに、「あれ? 私オーディションでどんなふうにやったっけな!?」って。最初の頃はもう、一生懸命かわいくしようとしてたんですけど、どうやら監督さんが「リアルな年頃の女の子の音質でいきたい」ってことで選んでくださったそうで。「あ、そっか。そのままの私の方が、選ばれた意味があるな」って、のびのびとやらせていただきました。 ──確かに、めちゃめちゃ自然にハマッてました! でも片岡さんの場合、大手のアイドル系事務所にいても全く引けを取らないルックスだと思うんですけど、声優ではない芸能のお仕事には興味なかったんですか? kataoka03.jpg 片岡 本当に最初から声優を目指してこの世界に入ったので、顔を出すようになったのも声のお仕事を始めてからなんですね。 ──じゃ、顔出しでやることに初めは抵抗もありましたか? (宍戸) あのね、なんかね、声優の先輩の人とか「『顔出し』って言うのやめてください」って言うの。おじさんがドキドキしちゃうんだって! 片岡 えー! どういうことですか? (宍戸) なんかエロいんだって。「『顔出し』じゃなくて、『写り』って言ってね」って、大御所のYさんが言ってた(笑)。 片岡 へえー! あたしも『顔出し』って言っちゃいます......。でも、すごい前に事務所のマネジャーさんに注意されたことがあったかもしれないです。『顔出し』ってワードは普通のタレントさんは使わないって。 ──確かにタレントさんは顔が出てナンボですもんね! じゃ、顔出し......じゃなくて、写りに抵抗は? 片岡 抵抗って言うより、自分が顔を出す売り方をされるって考えが、まず自分の中になくって。だから、お話がきたときに、「え? あ、じゃあ......」みたいな(笑)。とりあえずやってみっか! みたいな感じで写っちゃったみたいな感じなんです。 ──流されて顔出しOK! 確かに響きがエロい! 片岡さんもちょっと前までフリーだったんですよね。なんでフリーになろうと思ったんですか? 片岡 養成所入るときもそうだったんですけど、あんまり物事を考えないうちに決める性格なので。パッと思いついた時にやらないと、今後、私やらない! と思って。そうやってとりあえず動いてみて、大変なことになるんですけど(笑)。 kataoka04.jpg ──直感型だなぁ。フリーになった時はどんなことをして過ごされてたんでしょうか。 片岡 いろんな人に会ってました。お仕事してる友達もそうだし、スタッフさんも。前の事務所にいた時は、10代だったっていうのもあって、飲みにいったりもできない環境だったので、ちゃんと人と話をしたいと思って、毎日のように誰かに会ってお話聞いてましたね。とりあえずフリーの先輩に「何が必要ですか?」って聞いたりしながら。 ──フリーの先輩だと宍戸さんもいるんですけど、当時はアドバイスとかくれましたか? 片岡 「大丈夫だよ」って(笑)。他にもいろんな方のお話を聞いたんですけど、みんな「あづさなら大丈夫じゃないかなー」って。「ぜんぜん大丈夫じゃないっす!」みたいな......。 ──やっぱり不安はありました? 片岡 本当に何も考えないで決めてしまったので、先が見えないって言う点では不安ではあったんですけど、いつもどこかで「なんとかなるかなぁ~」って思ってますね。今まで、「あ~困った!」ってなると、手を差し伸べてくれる人がたくさんいたからかもしれない。 ──ま、まるでアニメの主人公! だからヒロインとか主人公に受かるのかなー? 片岡 あはは! でも、やらせていただくヒロインって、やっぱり、ちょっと抜けてて、頼りなくってわがままみたいな......私こういう印象なのかな?(笑) 今度やる舞台も『スーパーヒーローイズム』って作品で、再演なんです。私、この初演を観て、「この劇団に出たい!」って思ってから4年くらい毎回観に行ってて、ちょうどフリーになった時に主宰の方に「出してください!」って言いに行ったら、「あ、今回再演するんだよ、じゃちょっとヒロインやってみる?」って! ──運命! きっとイメージに合っていたんだろうね。どんな役なんですか? 片岡 ちょっと......うざい感じの......。 ──ぐは......。失言でした! 片岡 でも、歌と踊りとリアルな人間関係が凄く面白いので、是非観に来てくださいね! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ●かたおか・あづさ 1988年3月16日 千葉県出身。代表作に『おねがいマイメロディ』シリーズのヒロイン・夢野歌役、『Saint October』の主人公・葉山小十乃役、『ペンギン娘?はぁと』の主人公・南極さくら役など。 ・舞台「Func A ScamperS 009 #06 スーパーヒーローイズム」チケットのご予約は http://ticket.corich.jp/apply/19015/007/ ・アニメ「ジュエルペット てぃんくる☆」沙羅役♪ ・アニメ「ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっ」りんごの弟役♪ ・音楽CD「新・百歌声爛-女性声優編-(初回生産限定版 DVD付き)」5月5日(水)発売♪ 着うた/着うたフル★MySoundウタにて、着うた先行配信中♪ ・ゲーム「EVE The 1st. burst error」シルヴィ役♪ 〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷1-3-4BOF代々木公園2 4F 株式会社81プロデュース ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。89年『ロッテCMアイドルは君だ』4代目グランプリ受賞。8万5千人の中から選ばれる。92年、18歳でフリーアイドルとなる。朝日新聞、文芸春秋等にその行動が掲載。インディーズ界初、歌謡曲専門のレーベルCD RECORDSより『SET ME FREE』発売。N.Yタイムズ紙で、日本人アーチスト10人に選ばれ紹介された。アニメ『ご近所物語』(テレビ朝日系)に出会い、主人公幸田実果子の声と主題歌を担当。フランス語歌詞タイトル(フェール ラムール)「faire l' amour」を発表後、昨年、パリでのライブツアーも成功させる。同曲が今年秋公開の映画『死刑台のエレベーター』挿入歌に決定!!  先日 「宍戸留美デビュー20周年記念スペシャルライブを開催!」 Ustream にて生中継~アクセス数世界1位にランクイン! 詳細は→http://ameblo.jp/sundaliru/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/
Sweet Box [DVD] あづあづのすべてがここに。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート 声優・酒井香奈子お忍び出勤!  HANGRY&ANGRYイメージガール的な!? 悩める闘魂"あいぽん"5年間の足跡を語りつくす