「生きてるとすごいことがある」【ささきのぞみ】父と2人のキャッチボール

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 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の17回目です! 今回は、『僕等がいた』のヒロインや『江古田ちゃん』の猛禽でおなじみ、ささきのぞみさんが来てくれました! ――はじめまして! ささきさんは本当になんていうか......奇跡のようなお名前ですよね。本名が男性声優の佐々木望さんと同じ漢字で、タレントの佐々木希さんとは読みが同じ!  重複(笑)。『僕等がいた』というTVアニメでデビューが決まったときに、当初は「本名のままでいいよ~」と言われて、一部の新聞などでは本名で出てたんです。それが、放送間近になって「変えてくれ!」って(笑)。急遽明日、明後日までに名前を変えなきゃいけなくなって、姓名判断とかの時間もなくて、「じゃ、もう、子供も読めるようにひらがなで!」という流れで......。 ――病院とかでフルネームを呼ばれるときに予期せず注目を浴びそうですね......。ちなみに、お仕事を始める前は受付嬢だったんですよね。更にその前は巫女さんだったとか? かなり珍しい職歴ですが、どういう流れで声優業に?  そうなんです。大学を出てから神社の常勤の巫女を1年ほど。大学が神道の勉強も出来るところで、好きだったのでそのまま神社へ。そこがビジネス街にある神社だったので、「OLも......やってみたいな!」と思って受付嬢に転職して、その合間にワークショップに参加してナレーションや声優の勉強をしていたら、監督から「アニメのオーディション受けてみない?」って誘われて、受けて、合格しまして。 ――すごいシンデレラストーリーですね!  当時はそんなあおり文句が書かれていました(笑)。 ――あはは! ちなみに、神道を勉強されてたってことは、ミッションスクールとかですか? かっこいい!  いえ、大学は文学部だったんですよ。ちなみに高校は美術が専門でした。高校後の進路を決めるときに「大学は国文に行きます」って言ったら、「いやいや、うちから前例ないよ!?」って、みんな芸大とかに行くから......。 ――ほんとですよ! そもそもどうして美術系の高校に?  本を読んだり、文章や絵を書くのが好きで、音楽も、全部やりたかったんです。絵でも歌でも、詩でもお話でもなんでもいいんですけど、なにかクリエィティブなことを学びたい......と。そう言うと仰々しいんですけど(笑)。高校では彫刻に油絵、デッサン、グラフィックとかコラージュも勉強できて、卒業制作は日本画でした。みんなで京都にしかない老舗の絵の具屋さんまで買いに行ったり......当時の友達とは未だに仲がいいですね。 sasakinozomi_ssd02.jpg ――いいですねー! 私の学生時代の友達はほぼ生存確認すら困難ですよー! 「卒業後もずっと友達だよね!」っていう寄せ書き、2週間ともたなかったです!  そこは面白い学校だったんですよ(笑)。女の子ばっかりだと普通はグループに分かれることが多いけど、うちは結構「今日はひとりで食べるわ」ってバラバラになったり、学校来なくなっちゃう子がいたり......そういう、普通の学校に馴染めない子たちが集結して変な調和がとれている学科で(笑)。 ――そんな桃源郷があるんですね......! 今からでも入り直したいです。ということは、ささきさんも中学まではクラスに馴染めない生徒だったんですか?  そうですね。「すごく難しいなぁ」って思ってました。転校を繰り返していたからかな~。 ――転校が多いと思春期はハードモードになりがちですよね。  はい、最初は周りを観ながら、どうやって我が身を振ろうというところから始まって、人の様子をうかがったはいいけど、結局馴染めなかったり、だいぶ馴染めてきたと思ったら卒業だったり、引越しだったりで。しかも体も弱かったので、小さい頃は喘息が出たら学校に行けずに軽く生死をさまよい......今もたまに油断できないですが(笑)。 ――え! 現在形でハードモード! 今は大丈夫ですか?  今は滅多にないですよ。二十云年生きてますと、「ちょっとおかしいかな?」と思ったら休憩をとるようにしたり、コントロール出来るようになりました。昔は「気を遣わせちゃいけない、我慢して黙ってなきゃ!」と思っていたんですが、最近は「ちょっと調子が悪いので先に帰らせていただきたく......」みたいな事前申告が可能になったので大変調子が良いです。うふふ。 ――死にそうな時は言ってください! ささきさんが本好きなのも、体が弱いから?  ええと、それはなんて言うか、無理や無茶をして外に出ていくよりは本を読んでる方がいいって思って......。 ――わかりますよ。どんな本を読まれるんですか?  学生の時は昔のものやマニアックなものまで読みました。友達もそういう、いわゆるサブカルチャー的なものも好きで、たくさん貸し借りしてましたね。今はもう本当に何でも、自己啓発本とかも読みます。面白いですよね。 ――自己啓発系だったら「サイゾー」にもいろいろオススメが......(略)。アニメや漫画が好きだったりすると、そこから声優っていう仕事への興味が生まれたりしますけど、ささきさんの場合はどうやって興味をもたれたんですか?  中学から高校にかけて、受験勉強中にラジオを聞いていたら、ちょうど声優さんがラジオをやっていて、そこで「こういう仕事があるんだ」「私と変わらない歳でやっている人がいるんだ」ってインプットされたのかなぁ。そのとき、自分的にかなりうちに籠もっていた時期だったんですけど、それがかなり今に繋がっているんですよ。宍戸留美さんのお名前も、その頃からずっとお見かけしていて、初めてお仕事でご一緒したときは浮かれて妹に電話をかけて、「うわーっ宍戸留美さんだよー! でも、お姉ちゃんはお仕事だから、黙ってきちんとしてなきゃダメだよね!?」って話して(笑)。そういうことがすごくたくさんあって......。うちに籠もっていた時期に大好きだった憧れの作品の監督に会えたり、大先輩とご一緒できたり、いつのまにか一緒に遊んでいたり......。生きているといろんなことがあって傷つくことも多いけど、絆創膏をあとから貼れることも多いんだなぁって。 ――いい言葉......! そう考えると、私のハートも絆創膏だらけです。あと、生傷!  うふふ。無駄なことは何も無いんだから、心の好きなようにやっていいんだなぁって思ってから、生きやすくなりました。だから、今はすごく生きてることが楽しい。体が弱いことも、なにも恥じることではなくて、吹聴することでもなくて、今を楽しく自然にしていていいんですよね。「やばー! じんましんでちゃった!」みたいなのは軽くあるんですけど、そこはまぁフワッとオブラートに包んで(笑)。 sasakinozomi_ssd03.jpg ――体調面はいたしかたないですよ、充電できるときにたっぷり充電するといいですよー! お休みの時は何をされているんですか?  お買い物やお出かけする以外はお家にいることが多いです。本を読んで、作業して、おやつ食べて寝て......動物のように過ごしてます(笑)。あとは大阪の実家に帰って妹やお母さんお父さんと遊んでますね。特に、お父さんとはキャッチボールしたり、お酒を飲んだり、散歩をしたり......。 ――それ、息子と父親の遊び方ですよ! かなりお父さんっ子なんですね。  仲良しですね~。昔はすごく普通のお父さんだと思ってたんですけど、ある日突然「50歳を過ぎたから、自分出していこうと思って☆」と言われて、今ではかなり自由な人です......宇宙人みたい(笑)。最近はブーメランにハマッていて、ひとりでやってるみたいです。 ――ひとりで? え?  投げてかえってはくるけど、まだ怖くて取れないんです。「お父さん、来たよ!」って言ったら、「危ない! 逃げろ!」って言われて、ふたりで「うわーっ」て逃げました。半年経ってもそのままで、まだ取れないんだって。あと、「吉本に入りたい」って言ってました。 ――いっそ親子で入ったら良いですよ、その時はまた取材させてください! 吉本はさておいても、ささきさんはお仕事の活動の幅が広いですよね、アニメの声優やナレーションの他に、ビビアン・スーさんの楽曲の作詞もされてるんですよね、本当にすごい! 私ビビアンなんてもう15年くらいファンですよ!  もう、私ですいませんって感じですよね......。私もお会いしたときは女神過ぎてびっくりして「あぁあああ!!」ってなりましたよ、お綺麗すぎて! ――そのお仕事はどういう流れで決まったんですか?  以前ご一緒させていただいた監督が私をおもしろがってくださって、一度脚本を書かせていただいたんです。何かの時に、「最近こういうことがあって~」という話をしたら、「それ面白いじゃん、書いてみてよ」って言われたので、ザックリとストーリーだけ書いて、「後はプロの方に書いていただけるんだろうな」って気持ちで持って行ったら「コレ清書してよ」って言われて、「え? あ、はい」って。でもその段階でもまだ他人事のように思っていて、手書きで原稿に書いて持っていったら、「アレ通ったよ」って言われて。 ――そ、そんなことあるんですね......! ちなみにどんな話だったんですか?  猫の話です、すごく猫が好きなもので。それで、ビビアン・スーさんが主題歌を歌ったアニメ作品も猫の話だったので、「猫関係の話の主題歌で、歌い手はまだ内緒なんだけど、試しに書かない?」って気軽に言っていただいて、その段階では誰が作曲するのかも聞いていなくて、曲だけふっとあがってきて、「猫のアニメなんだけどそれ以外の要素も入れたくて、猫という言葉を使わないで猫らしさを出して、あと愛とかそういう壮大なメッセージなんかも、明言しないようにして入れてね」って言われて......「なんぞ!?」って思いました。「すごく抽象的な歌になりますよ?」って言っても、「うん、いいの」って言われて書いたんですけど、その詩を、あの東京事変の亀田誠治さんがOKしてくださって......! 「ビビアン・スーさんが歌で亀田誠治さんが作曲&編曲だよー」って聞いたときには、「えーっ!!!!!!」ですよ。未だに何とも言えない不思議な気持ちです。よくOKして下さったなぁ。レコーディングも同席させていただいたんですけど、大好きな亀田誠治さんとビビアンがいて、もう、緊張して何も言えなくて! ――そこはやっぱり上から目線で、「ダメダメ、そこはもっとウィスパーで詩の世界感を大事にしてみ?」とか言いましょうよ!(他人事)でも、抽象的な注文でできた歌詞だと、外国人のビビアン含めてスタッフにもろもろの意図を説明をするのが難しそうですね。  本当にもう何も言えないっていうか、言葉にならない自分がいましたよ......。実は、歌詞に、輪廻転生の生まれ変わりや地球上の愛情とか、様々な壮大なことをひっそりとテーマで入れていたんです。でも、「わざわざ声高に言わなくていいや」「100万人に1人が気付いてくれたら嬉しいや」と思っていて......。なのに、亀田さんは「この部分はこういうことだね?」って、わたくしなんぞのものを全部わかってくださっていて......感動して泣けました。だからレコーディングも全部お任せして、退却して外で待ってました。生きているとすごいことがあるんだなって。本当に運だけでここまで生きてきたので。 ――そんなまさか! ささきさんの努力と才能ですよ! もっと自分を誇ってー!  いえいえ、本当にたまたま周りの方に恵まれたんです。私は本当にうちに籠もる性格なので......。 ――ささきさんはお人柄も面白いし、勝手に友達の多い社交的な方だと思ってました! 声優さんだと、平野綾ちゃんとも仲がいいんですよね。  友達自体はそんなに多くないんです。ひとり仲が良い子が出来るとその子とばっかり遊んじゃったりして。平野綾ちゃんとも最初はここまで仲良くなれると思ってなくって。デビューして間もない頃に綾ちゃんとご一緒させてもらって、一緒に武道館で歌ったりもしたんですけど、その時はちょこっとお話ししたくらいで......。でも、別の作品でまたご一緒させてもらった時に、ふらっとご飯を食べに行く約束をして、それから意気投合して。今ではすっかり「のぞみさん、私のこと好きだからなぁ(笑)」って言われて、「好きだよ! 全方位で好きだよー!」って。 ――なんとほほえましい......! そんなメール貰いたいです。っていうか、普通はメンズと送り合うもんだと思います。ささきさんは彼氏はいないんですか?  あはははは(乾いた笑い)。さっぱりですよ。こないだおばあちゃまに「お見合いっていいものよぉ」っていう話を2時間くらい長電話でされて、どうしようかなって思ってます。お見合いで結婚しちゃうのも面白いかも? ――まだやってないことへの好奇心が勝つ感じですか?  はい! 常にそうです。目の前に道があったら、ワクワクする先がわからない方に行きたくて、そのたまものがこの愉快な状態なんですけど......。どうやら街中でばったり出会い頭にぶつかってパンとレモンが落っこちて......っていう出会いは難しいっぽいんで、なにか考えないと(笑)。 ――皆さん、チャンスですよ! 今すぐ出会い頭にぶつかる準備を! 今日はどうもありがとうございました!  あはは、ありがとうございました(笑)。 (取材・文=小明/写真=宍戸留美) ●ささき・のぞみ 2月19日神奈川県出身、俳協所属。TVアニメ『ジュエルペット』シリーズのサフィー役、『らき☆すた』パティ役、『僕等がいた』高橋七美役(ヒロイン)、『屍鬼』国広律子役、『江古田ちゃん』猛禽役、『ゴクジョッ』宇都宮飛鳥役、『パパのいうこと聞きなさい』岡江清美役など。ゲーム 2012年2月2日発売『ソウルキャリバー5』ピュラ役(ヒロイン)。iPhoneアプリ『朗読少女』乙葉しおり役。携帯アプリ『はやぶさ』朗読。ナレーション TBS『S☆1』など他多数。 ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 ■妹分蝦名恵(Megumi Ebina)が緒方明監督作品映画 『オカメくん●○ハチモクさん』の主題歌!!「恋のリミット」で2/14に歌手デビュー!! ■USTREAM音楽番組「宍戸留美×津田大介 Oil in Life 」大好評放送中!! http://www.o-i-l.jp/ ■Vol.30 OIL Nightスペシャル 2012年2月26日(日) 17:00 OPEN ゲストに カーネーション、三宅伸治BAND、24/7(twenty-four seven)、の豪華3バンド 津田大介さんも歌います!! お申し込みはkiwaHPまで http://oasis-kiwa.com/schedule-detail/145/oilinlife/ ■宍戸留美プロデュースのスーパーナイト! 2012年3月12日(月) @下北沢・風知空知  Guest:黒田征太郎&下田逸郎   ■5月にNewAlbum発売予定!!!乞うご期待!! 詳細公式HP http://rumi-shishido.com/        ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中。ニューシングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売決定<http://www.cyzo.com/akr/>。
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【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.16】「私の前世はマイクかもしれないんです」【高本めぐみ】小6で描いたマイクロフォンの夢の中 【vol.15】「左手の薬指の爪にしか自信がなくて......」【山咲智美】100点満点少女のメランコリー 【vol.14】「ロングヘアーの男としか交際しない!?」【千葉千恵巳】犬1匹ネコ7匹とのおだやかでラジカルな日常 【vol.13】「今がいちばん精神状態が幼いかも(笑)」【吉田仁美】7歳でデビュー、逆行のライク・ア・チャイルド 【vol.12】「目立つの苦手、でもやっぱり歌って踊りたい」【水野愛日】12年ぶりのシングルリリース 【vol.11】「レトロな物が好きなんです」【井上直美】50年前のカブリオレを駆って 【vol.10】「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「私の前世はマイクかもしれないんです」【高本めぐみ】小6で描いたマイクロフォンの夢の中

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 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとしてかわいい声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の16回目です! 今回は『いつか天魔の黒ウサギ』(テレビ埼玉ほか)のヒロインでおなじみ、高本めぐみさんです! ――高本さんは「第1回シグマ・セブン公開オーディショングランプリ」っていう華々しいデビューなのに、ブログもTwitterもやられてないですし、画像を検索しても完全に別人の写真が出てきたり、出回ってる情報が極端に少ないんですが、それは意図的に? 高元(以下、高) 情報をセーブしようという意図は全然なかったんですけど、オーディションに合格したときは大学生でしたし、レッスンの経験もまったくなかったので、外にアピールするより先に自分が内に得ないといけないもののほうが圧倒的に多かったんです。まだ足りない、まだ必要だと思っているうちにここまで来ちゃいました(笑) ――グランプリなのに、アイドル声優的なポジションには全然進まれなかったんですね。  私にはアイドル性がないですからね(キッパリ)。 ――おきれいなのに! 写真は苦手なんですか? 高 すっごい写るのヘタなので!!(笑) ――いやいや、透明感が半端ないですよ。 高 それは存在感が薄いだけだと思います......そのうち透けてなくなるかも?(笑) ――そういう意味での透明度じゃなくて......やっぱり色白だからですかね、普段どんなケアをされてるんですか? 高 至って普通なんですけど......室内にばかりいるからかしら......。 ――あんまり外には出ないタイプなんですか? 高 極端ですね。「今日は一歩も出ないぞ!」っていう日と、「今日は帰らないぞ!」という日があって。 takamotomegumi02.jpg ――帰らない日は何をして遊ばれるんですか? 高 散歩してます。 ――ずっと? 高 はい。歩くのが好きで、スタジオ移動も2~3時間とかなら平気で歩いちゃったりしてますね。一応、バレー部だったので基礎体力はあって......。 ――なるほど! そんなに細いのにどこにそんな体力が! 高 脱いだらスゴイんです(笑)。......だから脱げないですっ! ――でも、めちゃめちゃお肌もキレイですし、ここはいっちょ大胆に......。 高 やめてください! 全然地デジ対応できないんで(笑) ――いやいや、昭和の女優さんみたいな正統派の美人顔っていうか......。 高 そうですね、リアクションが昭和って言われますね(笑)。あと考え方が古風というか、「昔気質だよね」ってマネジャーさんから言われるんです。あれ、生まれる時代を間違えたかな~? ――どこまでも褒めさせないですね! 高 小心者なので、どうしても「いやいやいや」といった受け方しかできなくて。いつか自信を持って「ありがとうございます」と返せる自分を目指したいと思います。 ――でも、外見やプロフィールから、勝手に清楚で真面目な学級委員的な方なのかなぁと思ってたんですが、意外と、えーと、変わった方なんですね! だって趣味が歌・ピアノ・映画鑑賞・乗馬って......少女マンガの主人公みたいなプロフィールじゃないですか! 高 ね(笑)。でも、乗馬に関してはたまたまつけたテレビでディープインパクトの引退試合をやっていて、ついつい見守っていたら、終わった頃には涙が出ちゃって......あのごぼう抜きはすごかった!! ――初見のディープインパクトに影響されて乗馬を!? 競馬にハマるほうじゃなくてよかったです!  ベースは真面目なんですよ! ただイベントやラジオだと、「楽しんでもらわないと!」と意気込んだ結果、やる気が斜め上に走って残念な感じに......おかしいなぁ。 ――その部分はどんどん出してほしいです! ちなみに、声優を志されたのはいつ頃から? 高 小学校の卒業文集で、将来の夢を書くじゃないですか? それまでにもぼんやりとしたビジョンはあったのですが、固まったのはそのときだと思います。 ――どうして声優だったんでしょうか? 高 マイクとお芝居が好きだからです! まさに声優はドンピシャ! ――マイク好き!? マイク真木? 高 (笑)。とにかくマイクが好きで、前世はマイクだったのかもしれない。 ――......。おうちにいるときは、何をされているんですか? 高 本を読んでいるか、歌っているかですね。劇団☆新感線さんの『SHIROH』という作品を友だちに教えてもらったんですけど見事にハマっちゃいまして! 部屋でひとり「皆殺しだー!!!」とか歌ってるんで、外に声が漏れていたらちょっとマズイですね(笑)。 ――スゴい選曲! 演劇がお好きなんですか? 高 大好きです! 舞台ってすごい世界......! takamotomegumi03.jpg ――私から見ると、声優業界だって相当すごい世界ですよ! でも、演劇がお好きなのに演劇に進まずに声優さんの道へ行かれたのも、やっぱり人前に出るのが恥ずかしいから? 高 いや、マイクが......! ――あ、マイクないから!? なぜそんなにマイクにこだわりが! 高 ね、なんででしょうね......やっぱり、前世がマイクだったのかも......? ――......。えっと、学生時代はどう過ごされましたか? 高 高校までは、共学で、大学は女子大です。 ――女子大と言えば合コン! たくさん誘われたんじゃないですか? 高 誘われはしたんですけど、このお仕事を目指す上で「大学に行く、資格を取る」という親との約束があったので、4年間通してけっこう授業に追われてたんですよ。そして授業が終わってからお仕事へ向かうといった生活だったので、結局合コンは経験できずじまいでしたね(苦笑) ――だから資格をいっぱい持ってるんですね、司書と学芸員! 学芸員というのは、どういったことをする資格なんでしょう。 高 学芸員は、博物館に勤めることができる資格です。 ――ぎゃあ! かっこいい! こういう業界は決して安定しないものですけど、それだけ資格があると、将来に不安とかは少なそうですね。 高 いえいえ! ありますよ! あくまでも私がやりたいのは今の仕事ですから。今日も出掛けに「あっ......(凹)」って思いながら......。 ――えっ、出掛けに? 高 あと、夜中にハッと目が覚めて不安になって眠れなくなったりとか......。 ――そういうときはどうするんですか? 高 それこそ乗馬や好きなことをパーッとやって発散しちゃうとか、逆に泣ける音楽や映像、本などを見て思い切り泣いて不安ごと洗い流してしまうか。 ――好きな男性のタイプは? 高 理想は、自分の精神年齢がすごく低いので、それを許容してくれる人と......あと、誠実な感じ......? ――間口が広い! 高 だから、お見合い婚のほうがいいんだろうなぁ。穏やかで一途な方に出会いたい! ――昔気質! では婚活も含めて、イベントやライブなどの告知があればぜひ! 高 あ、特にないので、「何気にまだまだ頑張っていまーす☆」とかで! ――あはは! ずっといるじゃないですか! 高 いろんな時間帯でいろんな雰囲気の作品にご縁を頂いているんですけど、それぞれ視聴者層が違うらしくて「高本久しぶりに見た」って言われたりもするんですよ。あと、ナレーションだと事前情報が出ないことも多いので、何やら神出鬼没な人になりつつあるような気がします。それはそれで面白いんじゃないかなと思っているんですけど(笑) ――声優としての目標みたいなものはありますか? 高 ご縁を頂いた番組を生涯背負っていくこと! その仕事をしている瞬間瞬間に愛情を込めるのはもちろんですが、番組が終わった後にこそ、さらにその作品・キャラに対する責任を忘れないようにしたいんです。過去に恥じないように今を頑張ることができれば、少しずつでも前進できると思うので......。歩みは遅くとも、頑張りたいです! (取材・文=小明/写真=宍戸留美) takamotomegumi04.jpg ●たかもと・めぐみ 10月3日生まれ。千葉県出身。シグマ・セブン所属。主な出演作に『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(ウィンリィ・ロックベル役)、『いつか天魔の黒ウサギ』(サイトヒメア役)等。宍戸さんとは『WHITE ALBUM』(澤倉美咲役)、『ジュエルペット てぃんくる☆』(アルマ役)で共演。現在『SKET DANCE』(丹生美森役)、『クロスファイトビーダマン』(稲葉ナツミ役)が放送中。その他J:COMで放送中の『ぶらかるちゃ』をはじめ、各種ナレーションでも活躍中。 ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 ☆魔性姉妹としてもミュージシャン森若香織と音楽活動開始!! http://www.loft-prj.co.jp/masho/ ☆7年ぶりのニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON」発売中!! http://p.tl/rVTY ☆USTREAM音楽番組「宍戸留美×津田大介 Oil in Life」も絶賛放送中!! 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
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【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.15】「左手の薬指の爪にしか自信がなくて......」【山咲智美】100点満点少女のメランコリー 【vol.14】「ロングヘアーの男としか交際しない!?」【千葉千恵巳】犬1匹ネコ7匹とのおだやかでラジカルな日常 【vol.13】「今がいちばん精神状態が幼いかも(笑)」【吉田仁美】7歳でデビュー、逆行のライク・ア・チャイルド 【vol.12】「目立つの苦手、でもやっぱり歌って踊りたい」【水野愛日】12年ぶりのシングルリリース 【vol.11】「レトロな物が好きなんです」【井上直美】50年前のカブリオレを駆って 【vol.10】「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「左手の薬指の爪にしか自信がなくて……」【山咲智美】100点満点少女のメランコリー

yamasakitomomi04.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとしてかわいい声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の15回目です! 今回は、山咲智美さんです! ――先日「リスアニ!AUDITION feat.fripSide 八木沼悟志」に合格なさったとか! おめでとうございます! 公開オーディションはどうでした? 山咲 ありがとうございます。会場に入ったらひとりひとり壇上に上がって自己紹介と自己PRをして、課題曲と自由曲を1曲ずつ歌って、審査員の方とお話をして終わりなんですけど、私はもう、ずーっと緊張していて、本当に心臓が口から出るっていうのはこのことをいうんだなって......! けど、会場で自分の番になったときに、皆さんが「ともみーん!」って声援をくださったり、すごく会場が温かくて、本当に皆さんからパワーをもらいながら受けることができて、感謝の気持ちでいっぱいです。 ――なんです!? その100点のコメントは!! そういえば山咲さんは宍戸留美さんと津田大介さんのユーストリーム番組『Oil in Life』でアシスタントも務めてますよね。宍戸さんの妹オーディションはなぜ受けなかったんですか? 山咲 もともと留美さん大ファンだったので、すごく受けたかったんですけど、ちょうどその日だけスケジュールが合わなくて......残念で仕方なかったです。その日に妹オーディションがあることも知っていたので、別の仕事をしながらも頭の中では「今頃やっているんだろうなぁ」ずっと思っていて。帰ってネットですぐ調べて、蝦名恵ちゃんがお花を持ってニコッと写っている写真を見て、「この方がグランプリなんだ......」って。なので、今こうして一緒にお仕事をさせていただけるのが信じられないです。 yamasakitomomi05.jpg ――どういった流れでアシスタントに? 山咲 本当に憧れていて、最初はライブを見に行かせていただいていたんです。そうしたら一度、収録を見学させていただける機会があって、そこで留美さんにごあいさつさせていただいたんですけど、緊張しすぎてめちゃくちゃになっちゃって......。でも、こんな私にもすごく優しく接していただいて、私も留美さんみたいな女性になりたいなって思ってます! ――ちなみに、宍戸さんと出会った頃にはもう声優さんのお仕事をされていたんですか? 山咲 ずっと駆け出しです。声優さんというよりは、あまり枠を持ちたくないと思っていて......。私自身すごくいろいろなことに興味があるので、その時々チャレンジさせていただけることを全力でやれればと思っています。 ――また100点の返答が......! 面接に強そうですね、就職すればいいのに! 全社受かりますよ! 山咲 いや、実は就活もちょっとしたことがあって......面接は全部落ちましたね! 私、好きなことにはすごく一直線なんですけど、あまり興味のないことだったりすると、ちょっとぼやーっとしてしまうダメな土壌があるので、ぼんやり受けて、ぼんやり落ちるっていう(笑)。 ――むしろ受かってたら今がないですし、ぼんやりしててよかった! 昔からこういう業界に入ろうと決めていたんですか? 山咲 小さい頃から何か表現をすることが大好きで、演劇部だったり、放送委員やったり、高校ではチアをやったり、人前に出るのはすごく緊張して大変なんですけど、頑張っていきたい気持ちが緊張に勝ちました! ――なるほど! ちなみに学校は共学でしたか? 演劇に放送にチアなんて、相当モテたんじゃ? 山咲 いや、本当に恋愛ごとに疎かったというか......。チアも野球部の専属だったんで、他の子はチアの練習が終わると「野球部の練習を見てから帰る!」「かっこいい!」みたいな感じで付き合ったりしてたんですけど、私はそそくさと「じゃっ、おつかれ!」って帰宅コースまっしぐらで、今思うと付き合いが悪かったな。野球部の練習も青春ぽくていいなと思うんですけど......それよりも家で見たいアニメがあった(笑)。 yamasakitomomi02.jpg ――ならしょうがない! どんなアニメがお気に入りなんですか? 山咲 アニメは『おジャ魔女どれみ』や『セーラームーン』シリーズ、女の子が出ているものが好きで『マリア様がみてる』とか。あと、ゲームは断然『キングダムハーツ』シリーズ! 選び切れないけれど、どれも私の中で大きな存在ですね。アニメやゲームって、やっぱり現実じゃないことが起きるじゃないですか? そこに憧れや夢を抱いていて......。 ――山咲さんが『不思議の国のアリス』のグッズのコレクターなのもそういう理由で? 山咲 そうですね! アリスのへんてこでありえない世界観がすごく好きで、「実際に魔法が使えたらなぁ~」とか、「林檎が食べたいと思ったときに林檎が出せたらなぁ~」とか、そういう嗜好が強い(笑)! ――かわいい! では、ひとつだけ魔法が使えたら何をしますか? 山咲 そうだなぁ、やりたいことはいっぱいあるけど、迷いますね。夢のあることを言いたいんですけど、ガチで、現実的に言うと......母の病気を治したい。あっ、一応『おジャ魔女どれみ』ではそういう魔法はダメなんですけど! てへ! ――えっ! いや、っていうかなんかすみません! お母さまはどうされたんですか? 山咲 リウマチで体が痛そうなので、痛みだけでも取れたらと。 ――それでひとつの魔法を親のために......! 容姿もいいし内面も美しいなんて、来世では山咲さんになりたいです。 山咲 そんな! 私、容姿にも精神的な面にも、言い出したらキリがないくらいコンプレックスばかりなので、もう、自信を持てるところ左手の薬指の爪しかなくて。 yamasakitomomi03.jpg ――え? そこだけ? とりあえず見せてください......あ、確かにこれはいい爪ですね。でも右手の爪も変わらなくないですか? 山咲 いえ! 右手より左手の薬指の爪が! これくらいしか自分の好きなところがない。ここが唯一好きです。 ――ずいぶん嫌いな箇所が多いんですね~。最たるところは? 山咲 鼻ですかね! 小さい頃にお母さんに「あんたは整形した方がいいよ」って言われて......。 ――お母さん、完全にトラウマつくっちゃってる! でも分かります、小さい頃の親の一言って後々まで響きますよね。 山咲 本当、母の一言ってすごく大きくて......。この業界に進みたいって言ったときも「あんたには輝くオーラが全くないから無理」って。母はリアル主義者なので......。 ――リアル主義を近くで見続けると余計アニメやゲームの世界にハマりやすくなるのかな? でも、鼻はすごくかわいいですよ!! 山咲 あ、ありがとうございます(照)。基本的にネガティブなもので......えへぇ。 ――いつも褒めてくれる彼氏をつくればいいですよ! 自信の回復になるかも! 彼氏はいないんですか? 山咲 そのへんについては、本当に何も話すことがない(キッパリ)。でも、それも最近すごい悩んでいて......。このまま男性の影もなく過ごしていったとき、子どももいなくて、きっと冬にこたつの中で死んで、1週間後くらいに隣人から「家から異臭がする」って言われて発見されるんじゃないかな......。そんな人生のラストを考えると不安で不安で......。 ――ふつう年頃の女子は「彼氏ができない」とかで悩むんですけど、そこをすっ飛ばしてひとりで腐っていくことを心配してる人って珍しいですね。 山咲 寝る前がいちばん不安なんですよ。いつもかわいい抱き枕を抱えて寝るんですけど、不安になるとそのまま「ああぁぁぁ」って羽交い締めて、抱き枕がありえない感じにねじ曲ってしまって、いたたまれなくなってます。 ――アロマキャンドルをつけたりしてリラックス効果を狙いたいですね! ......と思ったけれど、ブログを読むとよくアロマキャンドルでいろんなものを燃やされてますよね。 山咲 はい、つけまつげと爪をちょっと。いつもクレンジングして大事に使ってたんですけど、ちょっとヨレているのが気になったときにキラキラきらめくアロマキャンドルが見えたので、「これで暖めたら直るんじゃ?」と思ってかざしたら、じゅっと燃えてびっくりしました。 ――「爪に火をともす」っていうことわざがありますけど、実践してる人は初めて見ました。爪もつけまつげもアロマキャンドルも、出てくる単語だけだとものすごいガーリーなのに、何故どこか残念な仕上がりになるんでしょうね。 山咲 そうなんです、いつもなんか残念なんですよね。自動ドアにも認識されずに扉が開かないこともしばしばですし、忘れ物もすごくて昨日は家の鍵を忘れてすごく大変でした。それにエスカレーターの階段も苦手で、歩行も基本的に困難なので、なんでもないところでよくつまづく。あと、のび太くんみたいにドブにはまったこともありますよ。そういえば先日の台風で、うちの車庫の屋根だけがバキバキはがれて、今もブルーシートが張られています。そんな毎日を送って、そんな感じで生きています。 ――......生きづらいですね。 山咲 ......生きづらいっ!! ――引き続き、不安な夜も頑張ってください! ありがとうございました! (取材・文=小明/写真=宍戸留美) yamasakitomomi01.jpg ●やまさき・ともみ 神奈川県出身。「リスアニ!AUDITION feat.fripSide 八木沼悟志」に合格。現在、来年のCDリリースに向け活動中。USTREAM音楽番組「宍戸留美×津田大介 Oil in Life(http://www.o-i-l.jp/)」にアシスタントとして出演中。 山咲智美ブログ <http://blog.livedoor.jp/yamasaki_tomomi/> 山咲智美Twitter <http://twitter.com/#!/TomomiYamasaki> ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 魔性姉妹としてもミュージシャン森若香織と音楽活動開始!! http://www.loft-prj.co.jp/masho/ 7年ぶりのニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON」発売中!! http://p.tl/rVTY USTREAM音楽番組「宍戸留美×津田大介 Oil in Life」も絶賛放送中!! 公式HP http://rumi-shishido.com/ ★2011年月11月6日(日)★ 「宍戸留美×すぎもとみさき ~私達蠍座の女です。誕生日会~」 出演:宍戸留美/すぎもとみさき/明眠/他 OPEN:19:00~/START:20:00~ CHARGE:¥2,000-(+2drink ¥1,000-) 会場:下北沢BAR CCO 地図等参照→<http://www.club251.co.jp/cco/> ご予約はメールで! sundaliru@rumi-shishido.com ★視聴者参加型・新潟OiLツアー 申し込み受付中! <http://www.o-i-l.jp/> ★三宅伸治プロデュースシングル「東京幻想曲」 <http://www.majix.jp/artist_content/700> 配信中!! ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
リスアニ!Vol.07 (SONY MAGAZINES ANNEX 第 540号) よろしく! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.14】「ロングヘアーの男としか交際しない!?」【千葉千恵巳】犬1匹ネコ7匹とのおだやかでラジカルな日常 【vol.13】「今がいちばん精神状態が幼いかも(笑)」【吉田仁美】7歳でデビュー、逆行のライク・ア・チャイルド 【vol.12】「目立つの苦手、でもやっぱり歌って踊りたい」【水野愛日】12年ぶりのシングルリリース 【vol.11】「レトロな物が好きなんです」【井上直美】50年前のカブリオレを駆って 【vol.10】「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「ロングヘアーの男としか交際しない!?」【千葉千恵巳】犬1匹ネコ7匹とのおだやかでラジカルな日常

chibachiemi01.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の14回目です! 今回は、『おジャ魔女どれみ』のどれみ役、千葉千恵巳さんです! ――デビュー20周年おめでとうございます! 16歳のデビューから、人生の半分以上を芸能界で過ごされてるんですね! 千葉 ありがとうございます。そうですね、グラビアからスタートでした。 ――グラビアデビューのきっかけは? 千葉 もともとは舞台がやりたかったんですけど、初めに来た仕事がグラビアでした。当時フリーだったので......。 ――え!? フリーでグラビア!? 危なくないんですか!? 千葉 アハハ、初めはメイクさんも付かない状態で。今の高校生はメイクも当たり前だけど、当時の子はメイクなんてしなかったので、一度本当にすっぴんでグラビアをやったら衝撃的でした、顔色の悪さが、もう......「これはいかん!」と(笑)。 ――昔のグラビアに物憂げな表情が多いのはそのせいですか? 千葉 笑えなかったですよね。まだ若かったというのもあるけど、仕事っていう気持ちが薄くて。それに元々は舞台がやりたかったので、カメラマンさんに「笑って」って言われても「はぁ? なんで?」ってケンカ腰になるくらいとんがってて、本当にロクでもなかった(笑)。 ――カメラマン泣かせ! 写真は慣れましたか? グラビアから声優さんになられたら、雑誌の仕事も多そうです。 千葉 慣れないです、全然ダメ。どうしていいか分からなくなります。基本、"声優=裏方"と思っていたので、本当に表に出るのが嫌で......だからあんまりやってないですね。変なこだわりがあったのかな。 ――でも、どうしてフリーで? 事務所に入らなかったんですか? 千葉 うーん、一応入ってはいたんですけど、そこは舞台をやっていなかったんです。わからないから、手当たり次第で入れるところに入っちゃって......。事務所に入るのってお金がかかるじゃないですか? そういうのがないところを探して入ったら、「あれ? 事務所じゃなくて養成所じゃね?」みたいな。 ――いろいろ間違ってますね! でも、養成所だったらかなりきっちり色々教えてくれそうな......。 千葉 私、わがままなんです。「芝居はやりたい、でもダンスとかはやりたくない」「歌のレッスンは興味あるけど、怖いから行きたくない」そんな感じで。だから、ほとんど行かないで社長に呼び出されて「なんで来ないんだ」って怒られた気がします。それで「つまらない」って言っていたような......。 ――反抗期!? で、でもそれも20年も前のことなんですしね。ちなみに今は? 千葉 だいぶ大人になった気がします(笑)。 ――良かった(笑)! ちなみに、グラビア業界から声優業界に移ったきっかけはあったんでしょうか? 千葉 グラビアやっている時に、東芝EMIさんが作るアイドルグループに声をかけていただいて、なんとなーく「いいよー」って。そこから「芝居やりたい」「声優も興味ある」って言っていたら、東芝EMIの方が紹介してれて。 ――なるほど~。アイドルグループはどうでしたか? 千葉麗子さんがいたグループですよね! 千葉 千葉さんはすぐ辞めちゃったから分からないです(笑)。レコーディングも別だったし、イベントの時しか会わなかったので、本当に話さなかったですね~。グループが3つに分かれていたの、5人しかいないのに......。 chibachiemi02.jpg ――声優さんになるまでかなり胃が痛くなりそうな道のりがあるんですね......。結局、舞台は実現できたんでしょうか? 千葉 舞台は、自分で劇団作って満足しちゃったんです。 ――自分で劇団を!? すごい!! おいくつの時に!? 千葉 19歳で立ち上げて、20代前半くらいまでかな。自分の書いた本をやりたくて、やるには作るしかないじゃないですか? 脚本、演出して、自分も出て......ってやったら満足して、「よし、舞台終了!」みたいな。 ――どんな感じの脚本だったんですか? 千葉 変な感じ? 難しい感じ? みんな読みながら苦戦しているのが分かりました。「分かんないことあったら聞いて」って言っても「全部分かりません」みたいな。私しか分かってない。 ――かなり難解なものを書かれたんですね......。 千葉 劇団員さんも普通に募集して、自分の家の住所とか載せていましたからね。今思うとビックリしますよね(笑)。 ――普通に危なすぎますよ! えっと、近年に話を戻しますが、千葉さんの趣味は人形観察とありますね、人間観察ではなく人形観察なんですか? 千葉 あ、はい。......これを言うと「アホか」って言われるんですけど、決してどの人形でも良いわけではなくて、「この子!」っていうのがあって、そうなると、ずーっと何時間でも見ているんです。手を振ってみたり......。あ、でも人間も見ますよ。人間は苦手ですけど。 ――どうして人間は苦手なんですか? 千葉 面倒くさいからです。いろいろ面倒くさくないですか? ――あ、はい、確かに面倒くさいっす。でも周りに人がいなすぎるのも寂しかったりで......でも、千葉さんのお家には猫ちゃんがいっぱいいて寂しくなさそうですね。 千葉 はい、犬1匹と猫7匹のわんにゃん村です(笑)。どこ見ても視界に猫が入るから、すっごい幸せ! ――羨ましい! 理想の暮らし! 結婚願望なんかは? 千葉 猫いるからそれで良いです。面倒くさいじゃないですか? 本当に面倒くさいのが嫌です。 ――アハハ! Wikipediaに千葉さんは綺麗なロングヘアーの男の人とじゃないと交際しないって記述があったんですが、男性の好みにもけっこうこだわりがあるんでしょうか? 千葉 そんなこと......言った言った(笑)。普通に仕事で会ったりする方はいいんですけど、自分と付き合う人は......ロングじゃなきゃいけないわけじゃないけど、昔、ロングヘアーだった彼がいきなり妖怪みたいな髪形で来た日には、「ええっ!?」みたいな。別れました。 ――え!? それが理由で!? 千葉 もう、すっごいショックで......トラウマです。 ――それでフラれた彼の方がトラウマですよ! 急な変化がダメだったんですか? それとも似合ってなかったんですか? 千葉 両方......。もしかしたら似合ってたのかもしれないけど、ビックリしてダメでした。急だとビックリして別れちゃう。 ――サプライズを企てるとフラれるって、そうとうな難易度ですね......。 千葉 アハハハ。 ――えっと、今年は20周年ということで、イベントをされるんですよね! 千葉 はい、10月8日にライブを。ルンルン(宍戸留美)もゲストで出てくれるんですけど、仕事をはじめて20年の中で、声優としての時間が一番長かったので、その中でも『おジャ魔女どれみ』とか『おかあさんといっしょ』の『ぐーチョコランタン』が長かったので、やっぱりこれを外したら20周年じゃないんじゃないかと思って、そのあたりの音楽を。あと、プライベートでも好きでバンドをやっているので、どっちもやります。すごい豪華です。 ――それはすごい! 是非告知をしていってくださいー! 千葉 あ、前売り、即完でした。当日、グッズのみ買うことができますので、詳しくはブログを見てください。 ――ギャッ、即完!! BOΦWYみたい!! 今日はどうもありがとうございました、今後ともなにとぞ和やかに頑張ってください!! (取材・文=小明/撮影=宍戸留美) ●ちば・ちえみ 1975年、埼玉県生まれ。16歳でグラビアデビュー、94年に声優に転向し、99年『おジャ魔女どれみ』(テレビ朝日系)の、どれみ役でブレイク。以降、幅広い活動を続けている。 ブログ「千葉千恵巳 オフィシャルブログ」 http://ameblo.jp/chiemi2-25/ 千葉千恵巳 20周年live 2011年10月8日(土) JZ Brat open16時 start17時(150分ステージ・休憩あり) 予約 4200円 当日4700円 ℡ 0357280168(平日15時~21時) http://www.jzbrat.com/ ゲスト  ・川村万梨阿 ・石毛佐和 ・菊地由美  ・MAHO堂  [・ 秋谷智子 ・松岡由貴 ・宍戸留美 ・宮原永海 ] ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 魔性姉妹としてもミュージシャン森若香織と音楽活動開始!! http://www.loft-prj.co.jp/masho/ 7年ぶりのニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON」発売中!! http://p.tl/rVTY USTREAM音楽番組「宍戸留美×津田大介 Oil in Life」も絶賛放送中!! 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
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「目立つの苦手、でもやっぱり歌って踊りたい」【水野愛日】12年ぶりのシングルリリース

mizunomanabi03.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の12回目です! 今回は、まなびぃこと水野愛日さんが来てくれました! ――突然なんですが、大昔にロフトプラスワンでアイドルのイベントされたりしていませんでした? 水野 うわー!! すっごい前ですね!! 本名で活動していた時代にしてました!! なんで知ってるの!? ――ですよね! 昔からロフトプラスワンは憧れの聖地でしたし、アイドル志望だったので......水野さんは地下アイドルの元祖なんじゃ? 水野 いやいや、あの時はまだ"地下アイドル"という名前がない時代で、"プレアイドル"って言われてたんですよ。その当時に所属していた事務所が水野あおいちゃん(ライブアイドルのパイオニア)がいた事務所で、私も本名の「水野」だったので、完全にあおいちゃんの影に隠れてて(笑)。陰であおいちゃんを「水野A」、私を「水野B」って呼ばれてたり。 ――むしろ水野あおいさんは芸名でこっちは本名なのに! 水野さんは「アイドル研究家」の異名もありましたけど、最近のアイドルはどうですか? 水野 そうですね......宍戸さんがデビューした「ロッテCMアイドルは君だ」の歴代の優勝者とかは言えるんですけど、アイドルにすごい熱を上げていて詳しい時代がちょうどその5~6年なので、最近の人たちはあんまり......。小学生のときにおニャン子クラブが流行っていて、「私、絶対おニャン子に入る!」って思っていたんですけど、解散してしまって夢が破れ、その後は乙女塾とか桜っ子クラブ、あとは河田純子さんとか田山真美子さんとかもずっとグラビアを見ていて......。 ――ガチに好きなのが伝わりました! 「東京パフォーマンスドールに影響を受けて、イベントでダンスを完コピしてた」っていうのをインタビューで読んだんですけれど、それもすごいですよね。近年で東京パフォーマンスドールに影響受けたって人、なかなか見ないですよ! 水野 アハハ! どこ見てるんですか! それこそ「プレアイドルの新人発表会」っていうイベントでやってました(笑)! いや、時代が時代ならモー娘。とかAKB48が好きだったと思うんですけど、当時は歌って踊るライブアイドルが東京パフォーマンスドールぐらいだったので。私もずっとグループアイドルをやりたかったんですよね。グループアイドルの端っこに行きたかった。センターではなく端っこで、一番ダンスはキレてるね! っていうキャラクターになりたかった。 mizunomanabi02.jpg ――なんでセンターじゃないんですか? 水野 目立つのが好きじゃない。自分をフューチャーされるのも苦手で、いまだに誕生日を祝われるのも嫌なんです。その日の主役感が嫌。でも、歌ったり踊ったりするのは好きだから......。 ――なかなかややこしい(笑)! それで、グループの端っこに入ってどうする予定だったんですか? 水野 うん、それで20歳くらいで引退して、元アイドルの若妻になるのが夢だったんですけど......まぁ、なかなか叶わなくて。 ――それは確かに憧れますね! ただ、若妻ってある程度、年齢制限が......。 水野 時がたつのはあっという間ですね。あはは。 ――良いじゃないですか、ブログに載ってた制服姿の写真とか決まってましたよ! 水野 もうなんか、やけっぱち。最近は写真の技術も高いので、あはははは。 ――目が笑っていない! でも、それだけアイドルが好きで、ご自分でもプレアイドルをやられた後にどうして声優さんに? 水野 結局グループアイドルにも縁がなかったし、当時はシングルCDを出すというのがある程度の境目だったので、私もやるからにはCDを出したいと思っていて。でも、本名でやっていた時のまま、うじうじしたままでは夢は叶いそうにないし......そんな時に声優ブームが来たんです。声優さんがアイドルと変わらないスタンスで活動していて、歌だけじゃなくてラジオもあったり活躍の場が広いし......「これはつぶしが効くな」と思って(笑)。 ――あはは! すごくちゃんと考えてたんですね! 水野 だってグラビアとかもすごく豪華で......! そういう華やかな部分にも、職人としての技術にも憧れがあって、スッと腑に落ちたんです。それで一般公募の声優オーディションにかたっぱしから書類を出して、一番最初にCDを出してくださったレコード会社に拾っていただいて、デビューのきっかけをいただいて、芸名も変わりました。 ――そこで水野愛日が誕生したんですね。その後の活動はどうでしたか? 水野 声優活動を中心に頑張ったんですけど、そのオーディションで入った事務所は不況の波に飲まれてなくなっちゃって......。あと、昔のことはもうほとんど覚えてないんですけど、確かアルバム二枚目くらいまではほとんどお金ももらってなくて、朝からずっとバイトしていたような......。けっこう大きいところでライブして、皆から「まなびぃ~!」って言われた翌朝にマックのポテトを冷凍倉庫から出していた。 ――すごい落差(笑)! ずいぶんご苦労されましたね。 水野 あ、でも、担当してくれてたマネージャーさんがその後も現場についてくれたり、人には恵まれていて。たまたま放任主義な事務所に当たることが多いし、舞台やライブ活動はほとんど自分で動いて、事務所は見守ってくれてる感じなので、ぜんぜん苦労という苦労はしてないですね(笑)。 ――ちなみに今、芸歴は何年になるんですか? 水野 どこをスタートにするかで変わってくるんですけど、水野愛日になってからだと......うわぁ、もう15年くらいになるのかな!? 「10周年記念!!」とかやっておけば良かった、いろいろできただろうに、もったいない......! mizunomanabi01.jpg ――でも、昔の画像を見てもそんなに変わってないですよね。 水野 いやいや劣化の嵐ですよ(笑)。現場でも「若いね」って言われることなんて、ほとんどない。 ――だって、みんな若いんですもの。声優さんってどうして時が止まってる方が多いんでしょう? 水野 あ、それは確かにそうですよね。地元に帰って同級生とか大学の友だちに会うと、やっぱり全然違ったりします。 ――同級生って普通に定職について結婚して子ども産んでたりしてますもんね。 水野 そうですね。多分、まっとうに人生を送られている方と比べて苦労は少ないんだと思います。皆まっとうに人生を送っている。ちゃんと就職して、寿退社して......憧れますねぇ......。女子高育ちなので、女の子といる方が楽だったりするじゃないですか。やっぱ楽しちゃいますね~、あはは。はー......今年、来年でがんばろうっと。 ――そうして期限がだんだん延びていくパターン! でも、家に帰って人がいるとか、誰か帰ってくるとか憧れます。 水野 分かります。わかります。私も安定志向なのに、そう見られないのは、なんで? ――爪もきれいにネイルアートされてるし、相当な女子力だと思うんですけど......。 水野 ああ、ネイルだけですね、お金使っているのは。私は、ストレスを感じても夜は眠れるし、ご飯も食べられるし、肌も荒れないし、頭髪も抜けないんですけど、子供の頃から爪を噛む癖があって......そういうの出ちゃうんですよ。で、目に入って傷んでいるとダウナーになってくるので、噛み噛みできないように、盛りに盛っているんですよ。うふふふ。 ――......なんなんでしょうね、こんなに可愛らしくて、話していても楽しい方なのに。では、音楽活動について伺いたいんですが、夏に新曲が出るんですよね! 水野 そう! そうです! 久しぶりにシングルを出すんですけど、本当に、12年ぶりくらいのシングルCDで、ソロ名義も久しぶりでねぇ......。 ――苦手なセンターじゃないですか! 主役ですよ! 水野 本当に苦手ですね......。それに、久しぶりなので音楽の感じも変わっていて......。今時っぽい感じの曲調にもチャレンジしたんですけど、やっぱり私の歌い方は昔っぽいから、その点苦労したなぁ。おニャン子だったり、そういうアイドルの歌を聞いて練習してきているので、その時代の歌い方が染み付いていてね......。今は、舞台と声優と音楽活動の3つの柱があるんですけど、やっぱり舞台でも歌い方が足かせになってしまったり、大変だった時期もありましたけど、最近は「これが私なんだな」って認めつつ、受け入れるようにはしているんですけど......。 ――歌い方って、それぞれの味わいだと思うので、それを含めて楽しむものだと思うんですけどね。 水野 そう言ってくれる人を大切にしたいなぁ。基本からガッツリ勉強もさせてもらったので、それを土台にして、もっと自分を活かせていけたら良いな......。ええと、つまり、新曲聴いてねっていうことなんですけどね! 9月発売の『白衣性恋愛症候群』というPSPゲームのエンディングで、声優としても出演させていただいてます! ――分かりました! そして来月はお誕生日ですね、何かご予定は? 水野 こんなに誕生日を祝われるのが苦手な私がバースディライブを開催してしまいます! 来て下さい! ......でも、やっぱり主役は苦手なんで、去年もサプライズでウルトラオレンジのサイリウムと、大好きなリラックマのケーキを出してもらったんですけど「あ、ふーん」みたいな......。 ――素っ気なすぎる(笑)! 水野 蝋燭をふーっ! ってやりながら、嬉しくてウルウルはしてるんですけど、歌や踊りと違って、そういうのは上手く表現できないんですよね......。なので、あまり「祝う」というスタンスじゃなくて良いので、よかったら......。 ――なんて不器用な......! これからも応援してます、ありがとうございました!! (撮影=宍戸留美/取材・文=小明) mizunomanabi04.jpg ●みずの・まなび 96年にパイオニアLDCのオーディションに合格した後、水野愛日として声優活動を開始。"マナビー"の愛称で親しまれ、アニメ・ゲームへの出演のほか、数々のユニット活動、アーティストとしても多数のシングル、アルバムを発表するなど、幅広く活躍している。2011年夏には12年ぶりのシングルCDをリリース予定。 ・水野愛日ソロライブ「summer again 2011~ナチュラルスマイル~」 日時:2011年7月30日(土)18:00 open 18:30 start 場所:東京・渋谷テイクオフセブン 03-3770-8170 (http://kox-radio.jp/to7-top.html) 東京都渋谷区宇田川町32-12アソルティ渋谷B1F 料金:4000円・当日4500円(D500円別) 出演:水野愛日 特別ゲスト:喜多村英梨 主催:アイドルショット http://idolshot.jp 協力:EARLY WING/スリートゥリー チケット情報・発売はこちらから http://idolshot.jp/manabilive2011/ ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 魔性姉妹としてもミュージシャン森若香織と音楽活動開始!! http://www.loft-prj.co.jp/masho/ 7年ぶりのニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON」発売中!! http://p.tl/rVTY USTREAM音楽番組「宍戸留美×津田大介 Oil in Life」も絶賛放送中!! 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
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【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.11】「レトロな物が好きなんです」【井上直美】50年前のカブリオレを駆って 【vol.10】「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「レトロな物が好きなんです」【井上直美】50年前のカブリオレを駆って

naomi_inoue_run2_04.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の11回目です! 今回は『魔法先生ネギま!』の四葉五月役でおなじみの声優さん、井上直美さんです! ――今日はよろしくお願いします、小明です! 本当はもっと早くお話を伺う予定だったんですが、震災の影響で延びてしまってすみません!  いえいえ、よろしくお願いします! ――震災でレギュラー番組のスタジオも結構大変だったみたいですね。  そうなんですよ。スタジオの被害はそこまでじゃなかったんですけど、周りがすごくて......電柱が斜めになったりして、直後の2週間くらいはお休みでしたね。『湾岸ベース』っていう、車屋さんの中でやっている番組なんですけど、修理中の車にも傷がついちゃったり。 ――車好きの井上さんとしては胸が痛みそうですね。井上さんも相当古い車に乗ってるんですよね。  はい。フォルクスワーゲンのカルマンギアっていう、1964年製の車です。おもちゃでもなんでもレトロな物が好きなんです。車もかわいいのに乗りたくて(笑)。でも、博物館でやっと見つけて1年かけて交渉して譲り受けたのに、納車した日にハンドルが取れたんですよ! ガソリン入れて「さあ、出発するか!」ってエンジンかけて、アクセル踏んだ瞬間にズボッと! 即レッカー! naomi_inoue_run2_03.jpg ――完全にマンガの世界! 車といえば、去年国内A級ライセンスを取られたそうで。A級は難しかったですか?  あ、そうなんです。車が好きなのと、資格を取りたい時期があって。まずB級をとってからA級を取るんですけど、B級はただ受講するだけで取れて、A級はテストのほかにサーキットを実際に走るんです。 ――サーキット! かなり本格的なんですね!  でも、私の車って時速80キロくらいしか出ないんですよ。だから、仕方なく実家の軽自動車を借りたんですけど、ほかの受講生はみんなそれなりにカッコイイ車に乗っているわけじゃないですか? そこに私だけ軽自動車で......すごい惨めな気持ちに......。 ――アハハ! 井上さんは他にも色んな特技をお持ちですよね、書道が7段とか、一輪車で縄跳びとか......なぜ一輪車で縄跳びをしようと思ったんでしょうか。  おじいちゃんがサーカス団で、小さい時から背の高い一輪車とか、猿が乗るちっちゃい自転車とかがいっぱいあったので、おじいちゃんに教えてもらって。 ――サーカス団!? すごい!! カッコイイ!!  カッコよくないですよ! もっといい家に生まれたかったです! naomi_inoue_run2_02.jpg ――サーカス団に入ろうとは思わなかったですか?  少しも思わなかったですね! 昔はサーカス団って、怖いイメージがありませんでしたか? ――なるほど、そういえば悪いことをすると親に「サーカスに売るぞ!」って言われたような気がします。井上さんのレトロ好きと器用さのルーツはサーカス......妙に納得です! グラビアアイドルでデビューした11年前より、今の方が若い感じがしますよね。グラビアはもうやらないんですか?  今はもう誰も見たくないですよ(笑)! ――でも、11年って結構長いですよ! その間、引退を考えたことはなかったんですか?  私もグラビアをやっている時は、自分を偽ることに疲れちゃった部分があって......。大人の人って、よく分かんないこと言うじゃないですか? 「もっとストイックに生きろよ!」とか。 naomi_inoue_run2_01.jpg ――アハハ! 具体的にどうすればいいんですかね。  どういうことなんだろ? みたいな。詳しくは教えてもらえなくて、それで怒られ続けて精神的に疲れちゃって......。今はほぼフリーで自由にやっているので楽しいですよ(笑)。 ――自由にやるのが不老の秘訣なんですかね~。  歳、取ります取ります! ヤバイですよ、今年30歳です。アイドルの話になったりすると名前が出てこないし、今っぽい話題も話せない! ――アハハ、世代の差が出ますよね! 昔見てたアニメの話とかも微妙にズレてたり(笑)。ちなみに、どんなアニメが好きでしたか?  『らんま1/2』とか、『ドラゴンボール』とか......『剣勇伝説YAIBA』って知ってます? ――懐かしい! 『名探偵コナン』より好きですよ!  そうです、そうです! 『YAIBA』が好きで、初めて買ったCDもその主題歌でカブキロックスの「勇気があれば」っていう......分かりますか? カブキロックスって言ってもあまり分かってもらえなくて、あの、氏神一番さんっていう......。 ――おお、「イカ天」世代でもないのに氏神さんを熱く語る女子に初めて会いました。ちなみに結婚願望みたいなのは?  全然ないんですよ。結婚ってよく分からなくて。 naomi_inoue_run2_06.jpg ――もったいない! 小柄で巨乳でかわいくてって、引く手あまたじゃないですか! 身長、147センチでしたっけ?  背は低いんですけど、座高が超高いんですよ。本当に足が短くて、自慢なくらいですよ。 ――アハハ! 私も相当な座高と短足の持ち主ですけど、もう自慢してる人は初めて見ました!  番組の共演者とかにも「小さく見えないよね」って言われるんですけど、それって座高が高いからで......。みんなはイスに座って足を斜めにしたりするじゃないですか? アレできます? 私は届かないんですよ、足が! ――わかります! 一人だけ足をブーラブーラ。  それに、例えば合コン行くとして、そこでモテるタイプっているじゃないですか? 私は全然モテないタイプだと思うんですよ。私、なんか古くないですか? 雰囲気とか......。 ――確かに言われてみれば髪形とか服装も80年代のアイドル風で、今どきのモテ子たちとは系統が違うかも......? 逆におじさんとかにモテるんじゃ?  いえ! いいおじさんはそれなりに頭いい子が好きだと思うんですよ。一緒にゴルフとかができそうな。私は別に知的でもないですし......全然モテる要素がない。だからモテないです(きっぱり)。 ――アハハ! 今日はありがとうございました! 引き続き応援してます!  ありがとうございました(笑)。 (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) naomi_inoue_run2_05.jpg ●いのうえ・なおみ 1981年、東京都生まれ。グラビアアイドルとしてデビューし、2006年ごろから声優としても活動。『魔法先生ネギま!』シリーズの四葉五月役などで知られる。現在、『湾岸ベース』『直美と花音の情報TV 知ってんじゃねーし!』番組MCのほか、ミュージシャンとしても活動している。四輪自動車国内A級ライセンス所持者。 ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中!フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 5月11日(水)7年ぶりのニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON ~シェルブールブライトン~」発売!! http://tower.jp/item/2874482/ CHERBOURG→BRIGHTON 5月21日(土) 「CDリリース記念ミニライブ&サイン会」(入場無料) 16:00~ 場所/タワーレコード新宿店 7F (問)03-5360-7811 タワーレコード新宿店 20:00~ 「7年ぶりのニューアルバム CHERBOURG→BRIGHTON ~ シェルブールブライトン~ 発売記念視聴パーティー&デビュー21周年記念イベント&宍戸留美×津田大介のOil in life vol.10公開生放送」 会場/風知空知 前売り予約の受付はこちらにて 03-5433-2191(風知空知)17:00~26:00 6月15日(水)宍戸留美レコ発ワンマンライブ 「CHERBOURG→BRIGHTON ~シェルブールブライトン~」 会場 下北沢440(four forty)チケット5/7より全国プレイガイドにて発売開始!!(問)0570-00-3337 サンライズプロモーション東京 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
スケール限定シリーズ 1/24 フォルクスワーゲン カルマン ギア クーペ 1966年型 井上さんの愛車は屋根なしのカブリオレ。 amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.10】「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ

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 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の10回目なのですが、なんと今回は私! 小明がルンルンに写真を撮られてインタビューまでされてしまっています! そしてインタビュアーには、なんと津田大介さんが! 忙しいのに! もったいない! 小明 ギャー! ほんとに津田さんが来た!! 忙しいのにすみません!! 津田さんの貴重なお時間を私なんぞに使わせてしまってすみません!! 津田 いえいえ。初めまして、ですよね。 小明 本当は以前インターネットの番組でご一緒するはずだったんですが、道中でダウンしてしまって......よくあるんですよ。先日も駅のホームで白目を剥いていたら駅員さんに声をかけられてしまって。 津田 よくあるんだ(笑)。でも人生って、生きていて楽しいこともあれば、辛いこともあるわけじゃない。例えば、この1年は楽しいことと辛いことのバランスはどれくらいでした? 小明 8-2くらいで辛いような......。でも、それなりに良いこともあるからなんとかなってます。最近、あまりにも寂しくて、わびしくて、「このままじゃ死ぬかもしれない」と思ったら、Amazonでマンガを買うんです。本屋じゃなくAmazonで。なぜなら、それを待ってるときと、ポストにマンガが入ってるときと、それを読むとき、本棚に入れるとき、何回も楽しいじゃないですか。だからいっぱい買いすぎちゃって、どんどん貧しくなっていくんですよ~。 akari_shishido002.jpg 津田 そうは言っても、小明さんはすごくいろんなメディアを使って表現しているわけじゃないですか。文章を書いて本を出したり、インタビューもするし、インターネットで生放送もすれば、ブログもTwitterもやる。自分では、どれが一番自分に向いてますか? 小明 向いている......? たぶんどれひとつ向いてないです。 津田 そのわりに、すごくいろんなことをしっかりやってるなって印象がある。 小明 他に何もできないからじゃないですかね......私、普通に働こうと思ったら絶対に使えないと思うし......。 津田 自分で営業はするんですか? 仕事を取ってくるための。 小明 営業はできないです。自分を売り込むのができないんですよ。「私はこれができます! 得意です!」っていうのがないので......。 津田 じゃ、このサイゾーなんかも含めて、いろんな表現をやってみて、それを「面白い」と思った人から声がかかるっていう。 小明 それだと一番助かります。だから、とりあえず仕事の間口だけは広げておかないと、と思って、TwitterとかUstreamとかもやってみてるんですけど、いまいち使いこなせてないような......。自分で営業に行くとなると、「私、なんでもできます!」って言わなきゃいけない気がして、なかなか行けずにいるんですよ。 津田 普通は言うんですか? 「何でもできます」って。 小明 グラビアアイドルで事務所に所属していたときに、そっちの方が可愛がられると思って、初めは「何でもやります! がんばります!」って姿勢だったんですけど、私はがんばり方を、事務所はがんばらせ方を間違えたみたいで、精神的な疲労だけがたまって、頭がハゲたり鬱になって文句と自虐しか言えなくなったりで、誰も得をしない状態に......。だから、「何でもやります!」って言わないほうがいいのかなって思ってます。不得意分野を頑張ることが力になる人と、鬱になる人がいるから。 津田 今は、インターネットを使っていろいろやってますけど、初めて自分専用のPCを持ったのはいつごろですか? 小明 それは高校、大学くらいですね。遅いほうですよ。今の子は前略プロフとかモバゲーとか、本当に幼いうちからいろんなツールがあるから、自分の恥ずかしい黒歴史を残しがちじゃないですか。恥ずかしい日記や写真をフルネームつきで晒してる人も多いし......私がひきこもってた中2のころにそれがなくて本当によかった。携帯もパソコンも持ってなくて命拾いですよ。 akari_shishido003.jpg 津田 やっぱり、痛いことを考えたり、鬱々したポエムとか書いたりしてた? 小明 完全にひきこもりのオタクだったので......。とにかくマンガが好きで、当時は『るろうに剣心』とか『幽☆遊☆白書』とか、皆が一周して飽きてきた頃にハマりだす、みたいなのが多かったです。ひねくれてるんで、流行ってるときには手を出せずに、ちょっと過ぎてから読んで「面白いじゃん!!」みたいな。だから、3年後くらいに「今、『ワンピース』が超熱い!」とか言ってそうです。 津田 オタクをやめなきゃ、という反動があって芸能界を目指したってことなのかな。 小明 反動というか、中3のときに、ひきこもりから脱するためにも、お気に入りのマンガを全部ダンボールに入れて厳重に封印したんです。ほら、二次元にハマッて、更にひきこもりだと、現実と妄想の区別がつかなくなってくるじゃないですか? 津田 いいえ? 僕はそういうことはないですけど......。 小明 本当ですか!? へぇー!! そういう人もいるんですね!! 津田 ......はい。そのときは、世の中や社会はどのような物だと思っていました? 小明 そんなのは、自分の部屋から出ないから、分かるわけがないです。インターネットもなかったし。とにかくマンガだけは毎週出てくるし、夜になれば外出もできて単行本も買いに行けるから、それだけで幸せでした。もしあのころネットがあれば、ハードな2ちゃんねらーかネトゲ廃人になってたと思います。 津田 学校にはまったく行ってなかったんですか? 小明 中2はほぼ行ってないですね。3年になって、「このままじゃ二次元の世界から帰ってこられなくなる」という危機感があって、現実に帰ろう、高校に行こう、と。まずは塾に通わせてもらって、女子高に受かって、高校デビューです。 津田 高校デビューはどのような形で? 小明 ひきこもりオタク時代の私を知ってる人がいないので......いっちょまえに社交して、友達もいて、カラオケに行ったり、プリクラを撮ったり、ファーストフードでダベッたり......あれが人生の春でしたね。青春と呼べる日々でした。『あずまんが大王』みたいな、良いバカな女子高生でしたよ。 津田 部活とかは? 小明 部活、ダメ、怖い。 津田 怖い? クラスとかには仲のいい人もいたでしょ? 小明 一年先に生まれた人が絶対的な権力を持っていて、それに屈さねばならないのが理解できなくて......高校デビューでそこそこの社交性はアップしたものの、部活に励むほどの協調性はまだなかったんだと思います。仲の良い子もいましたよ! akari_shishido004.jpg 津田 高校のときは、オタク趣味は? 小明 マンガは好きでしたね~! 同じ巻を何冊も持ってましたね! 津田 ......ごめんなさい、ちょっと意味がよく分からない。 小明 気に入った巻を何冊も持ってたんです。 津田 例えば、『るろうに剣心』の12巻が最高だよねと思ったら、それを何冊も持っていたと。 小明 ええ、ええ。ちなみにその時は『幽☆遊☆白書』の7巻、8巻、13巻、あと確か......。 津田 (無視して)何のために? 保存用、観賞用、布教用みたいな? 小明 布教する友達もいないので、完全に自己満足ですね。あとは、弱い私を支えてくれた、漫画家さんを支えたい、とも思って。 津田 尊敬するクリエイターに恩返し! ませた子どもですね。そんな子がなぜ芸能界に......? 小明 姉がすごい美人でモデルだったんです。なので、中学に入ったあたりから、いろんな人に「あれ、妹らしいよ」「うそ、ぜんぜん似てないじゃん」「お姉ちゃんはカワイイのにね」って言われて。私はまったくかわいくなかったので、まー、ひどいもんですよ。 津田 比較の対象だったんですね。 小明 そうですね、昔、母に「集金のお金払っといて」って言われて財布を見たときに、財布に家族の写真を入れてるのを見つけて。おお、家族愛、と思ってみたら、私と姉が写ってる写真なのに、私の顔が半分切れてるんですよ。カメラに向かって笑ってるのに、フレームに入れてもらえてない。それってつまり、母が美人の姉を職場なりなんなりで自慢するときに「これが娘で......」って出す写真なわけじゃないですか。私、何? とショックで。「これは私が美しくないせいだ。でも、私だってプロに撮ってもらえばかわいく写るはず」と思って、グラビアを始めたのかなぁ......。 津田 プロに撮ってもらえば、というのは確かにそうかもしれないですね。でも、それで事務所に所属してアイドルに、っていうプロセスに飛躍があるような気が......。 小明 調子づいてましたね。女子高生って制服着てたら多少かわいいじゃないですか。それがまぁね、失敗だったんですけどね、売れませんで。 津田 結果的には、辞めようと思ってフリーになって。例えば、事務所を辞めるっていうときに、もっといい事務所があるんじゃないか、私の魅力を引き出してくれるところがあるんじゃないか、とは思わなかった? 小明 もう、そういう気力がなかったです。頭はハゲてるし、パニック発作みたいなのも持ってたし、鬱こじらせてたしで、「移籍したって、もうアダルトビデオに出るくらいしか道はないだろう」と。 津田 芸能界って、どうでした? 小明 怖かったです。 津田 どこらへんが? 小明 人と信頼関係がうまく築けない人だったみたいで......アットホームな事務所だったので、親戚みたいに思って、信頼とか信用をしてたんですけど、それがすごく独りよがりなものなんだな、と気付いたときには、もう事務所のお荷物になってた。若かったし、そういうの、難しくって......。 津田 うまくやれなかった。でも、それで完全に引退して、大学に行って普通のOLさんを目指すっていう選択肢もゼロじゃなかったでしょ。それでもフリーになって、あえて活動を続けようと思ったのは? 小明 なんでだろう。たぶん、社会に出るのが怖かったんじゃないかな。あと、グラビアアイドルになろうと思って芸能界に入ったから、「辞めるんだったらひと花くらい咲かせてから辞めたいよね!」みたいに思っていたのもあって、まぁ咲かなかったんですけどね、咲かないまま、ずるずるとまだ続けているんだと思います。 津田 いつか咲くかもしれないって。 小明 なんとなく、咲かないタイプの植物っぽいな、というのは分かってきましたが。 津田 今、客観的にアイドル業界、グラビア業界、芸能界、ネット、出版、どこか分からないですけど、自分の立ち位置というか、自分の職業は何だと思いますか? 小明 今は、「アイドルライター」という微妙な肩書をいただいてるんですけれど、アイドルの仕事もたいしてやっていないので、いつまでこの肩書きが使えるのだろうか、という危機的状況です。 津田 それは客観的に見えているんですね(笑)。例えば、今26歳っていう年齢で、30歳という区切りの年齢があるときに、これくらいはできるようになろうとか、30になったときにこれができていたらいいな、という目標はありますか? 目標を立てずに漫然と生きていると、時間はバーっと過ぎるので。 小明 目標......? 「死なない」とかかな......。生きているのに、精一杯で。一応、毎年の目標が「現状の斜め上」なんですよ。それでやっと現状維持って感じで。私は本当に自虐でも、卑下でもなくクズなので、特に「これになりたい!」と思うことが、おこがましいと思ってしまう。どうすれば良いんですかね......。 akari_shishido005.jpg 津田 とにかくTwitterやニコ生をガンガンやって、今の素のままを拡大していって、いろんな人に巻き込まれて、結果的に収入が増えていた、というのを目指すのがいいのかもしれないですね。だから、まずは自分のベーシックな活動場所を作ったうえで、広げていくという。 小明 ひとつ自分のね、しっかりとした背骨になるような活動がほしいです。 津田 でも、僕にもそういう「背骨」がないから、どうしようかなって最近思ってますよ。 小明 津田さんが? 本当に? 思ってないでしょ! そんなこと! 津田 いやいや「ジャーナリスト」って名乗ってるくせに書くのが本当に辛いので......。 小明 もうライターさんになられて10年以上なんですよね、大先輩だ! 今、Twitterから巻き起こった津田さんムーブメントがあるじゃないですか。「tsudaる」もそうですけど、自分の名前がそういう使われ方をするのはどうですか? 津田 嫌に決まってるでしょ! 本当に「tsudaる」という単語だけは廃れてほしいな......。 小明 津田さんでもお辛いんですね。津田さんくらい成功してる人が辛いんなら、もうどうやったって辛いんでしょうね。どうやって生きていけばいいんだ。 津田 見通しは......? 小明 どうやっていこうかな......。 津田 だったら「どうやって生きていこうかなぁ、と悩み続けているんです」っていうのを、そのまま1億2,000万人くらいの人に知ってもらえる活動をするべきだと思いますよ。結局、小明さん他人には答えを求めてないでしょ? ぐるぐるぐるぐる回って、最後にはバターンって倒れるかもしれないけど、話聞いた感じまだまだバターンとはいかなそう。だから、むしろそれをもっと活かして、より過激にぐるぐるすればいいんじゃないですか。ぐるぐるしている様を見せればそれが「コンテンツ」になる。今よりもっとぐるぐるする。まだぐるぐるが足りない! ニコニコ生放送とかを自分ではじめて、ぐるぐるすればいい! 小明 ニコニコ生放送かぁ、ちょっと怖いけどやってみようかなぁ......。あっ、申し訳ないです。インタビューしていただいて、アドバイスまでいただいてしまいました。 津田 いえいえ、もっともっとぐるぐるしてください。 小明 ぐるぐるします! ぐるぐる!(回りながら帰ってゆく) (聞き手=津田大介/写真=宍戸留美/構成=編集部/2011年2月9日収録) ●つだ・だいすけ 1973年、東京都生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学在学中からライター活動を始め、コメンテーターとしても活動している。2006年~08年、文部科学省文化審議会著作権分科会専門委員。近著に『Twitter社会論』(洋泉社)『未来型サバイバル音楽論 - USTREAM、twitterは何を変えたのか』(中公新書ラクレ=共著) ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動。フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 下北沢発インターネット音楽市場【Majix】 ニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON」 新曲「ミルク」1曲100円で配信中!! 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 津田さんありがとうございました! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド

nakagawarie001.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の9回目です! 今回はルンルンも出演しているアニメ『はなかっぱ』で主演を務める声優の中川里江さんです! ――はじめまして、小明です! 取材前には必ずブログやツイッターをチェックするようにしているんですけれど、中川さんはどちらもやられてないんですね。  普段からあんまりプライベートの話をしないので......。スタッフさんにも「なんでしないの?」って聞かれるんですけど、自分のことを語るのが恥ずかしんですかね~? 仕事のことならまだしも、私生活になると「誰か読みたい人いるか?」って思っちゃう。ファンの方がいれば喜ばれるのかな、とは思うんですけど、多分いないだろうしな......。 ――ネガティブ! そんなことないですよ!  あと、単純に「やってみよう!」って思ったことがないのかも。もしツイッターやっても、つぶやくこともないし......。 ――普段、どんな生活を送っているんですか......? 業界に入られて、もう11年とかですよね。  あっ、それはウィキペディア情報ですね? あれは全部嘘です(きっぱり)。 ――えっ! じゃあ私が見てきた情報は?  ええ、嘘です。自分で見てびっくりしたんですから。あれは誰が書いているんだろう? 私、何も言ってないもの。 nakagawarie002.jpg ――ちなみにウィキペディアだと出身は高知県の四万十市になってるんですが......。  四万十市という市があるのも知らなかった。 ――それも嘘!?  本当の生まれは大阪で、育ちが高知です。どっから出てきたのか......四万十市って何!? ――じゃあ、年齢は? 32歳になってますが......?  嘘です! 「なんでサバ読んでるの?」って聞かれて気まずいんですけど、自分でもなんでそうなってるのか......。本当の年齢はゴニョゴニョ(自主規制)。 ――......ほう!? それはまた......ええっ!?  面白いからウィキペディアはあのままでいいんじゃないかなぁ。えへへ。 ――所属事務所のリンクもなくって、今まで3つほど事務所を移られていますけど、現状はフリーなんですか?  あ、3つ目は倒産なんですよ。今はそこで一緒にやっていたマネージャーさんと一緒にやっていて。 ――なるほど。しかし倒産とはキツイですね。  倒産しちゃたときはつらかった~。 ――ひどい! 我々にとって事務所が倒産っていうのは、失業とほぼイコールですもんね。主役の『はなかっぱ』があって良かった! ただでさえ安定しない職業なのに、たまったもんじゃないですね......。悩んだり落ち込んだり、辞めようかなって思ったことはありますか?  そんなに長くは悩まないんですよ。悩んでも、思いっきりガーンッときて、バーッっときて、グワーンッて感じかな。 nakagawarie003.jpg ――なんか『ハッとして! Good』みたいでアッパーな感じですけど、つまり、落ち込むだけ落ち込んで一気に回復するって感じですか? どうやって?  映画を観たり、本を読んだりして、一回泣くとすっきりするし、何もなくともガーっと泣いたり。ストレスが溜まっていたり、割と高ぶっていると、台本取りに行く道すがら泣いてたりします。それで発散できますよ~! ――明るく話されてますけど、それ、傍から見るとけっこう心配ですよ! ちなみに、なぜ声優を志されたんですか?  そんなにかしこまった理由はないんですけど、幼い頃から映画が好きっていうのが大きいですかね。それで色々読んだりするのが好きで、ワークショップに行ったのがきっかけで、この世界に入ることになったんです。でも、私、OLさんとかをしていたので、デビューはかなり遅いんですよ。 ――すごい! OLをしながらワークショップに通って、ついに声優になったんですね!  いや~、ほんの少しですけど。 ――え?  それも声優ではなくナレーション。その時の演出家さんからオーディションのお話を頂いたのがきっかけです。だから、声優の学校にも行ってなくて。あんまり得意じゃないんですかね~、学校に行くのは。 ――お気持ちわかります! 色んな役をやられてきた上で、ついにNHKの子供番組で主役が決まった時はどういう気持ちでしたか?  「よくぞ、私を! チャレンジャーだな!(笑)」と、絶叫するほど嬉しかった!!!勉強になることと面白いことがいいバランスであって、ベテランさんもいれば新人さんもいて、宍戸留美ちゃんと私がいて......今までになかった感覚を味わってます。楽しいんですよ、毎回笑いを抑えるのが大変!
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――主役を演じるにあたって、何か変わったことはありますか?  『はなかっぱ』をやるまでそんなに意識してなかったんですけど、主役をやることで、今まで以上に全体を見つつ、現場と作品をもっと俯瞰的に見て、自分を出しつつ、他の人のコラボも楽しんで、邪魔もしないように......と、いろいろ考えるようになりましたね~。 ――座長みたいですね! そういえば、中川さんは仕事の現場では女の部分を一切出さずにやってらっしゃるとか。  一切出さないです。うまく言えないんですけど、仕事場でそういうのを出すのが好きじゃないんですよね......。 ――芸能関係だと、どうしても偉い人に色っぽく「私を使って!」っていうアピールをする人はいますよね。それも一つの入り口ではあるんですが......。中川さんの女の一面はいつ出してるんですか?  事務所関係の人にも一切出さない。というか、面倒くさいから一切出さないの。......出せる物が無い......のか?(笑) ――徹底してますね! じゃあ、こういうグラビアみたいなお仕事をする時は?  いや~、すっごい写真が苦手で、あんまり写ったこともないな~。集合写真にいやいや写るくらいだな~。 ――確かに、中川さんの画像を検索しても、本当に集合写真くらいしか出てこなくて、「どの人が中川さんなんだろう......?」って感じでしたよ!  アハハハ! いや~緊張するので避けていたんですけど、みんなに「写していいですか?」って頼まれると、「嫌ですね!」とは言えないので......。写真なんて、前に宍戸留美ちゃんに撮ってもらって以来で、その時の写真をまだ宣材写真に使ってます。そのくらい撮ってない。 ――じゃあ、今日は撮影の間だけ女スイッチを入れていただいて......。  え~、それはどうかな(笑)。 ――色っぽいの期待してます! 今日はありがとうございました! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ●なかがわ・りえ 12月26日生まれ。大阪府出身。代表作に『はなかっぱ』はなかっぱ役、『タユタマ -Kiss on my Deity-』鵺役、『毎日かあさん』毎日ぼうや役等、様々な作品に出演。アニメーション以外でもナレーション等で活躍中。 ●ししど・るみ 1973年11月6日、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動。フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 7年ぶりのニューアルバム『CHERBOURG→BRIGHTON』も世界へ向けて配信中!! http://www.majix.jp/artist_content/187 USTREAMでの音楽番組司会「宍戸留美x津田大介Oil in Life」も必見!! <ライブ情報> 3月18日(金)CLUB Que 「贈る言葉」 出演:宍戸留美/サード・クラス/富士中学校ブラスバンド部 start18:30 チケットぴあ(Pコード:130-683) 問:CLUB Que03-3412-9979 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
はなかっぱ ~僕、はなかっぱ~ 大人が見てもおもしろいですよー。 amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ

inamurayuna01.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の8回目です! 今回は主演実写映画『つるし雛』の公開を控える女優・声優の稲村優奈さんです! ――稲村さんは今年でデビュー10周年なんですよね。振り返ってみて、どうですか?  あっという間ですよね。事務所に入って一生懸命レッスンをして、ドラマのエキストラとかちょっとでもテレビに出られたらいいなって頑張っていた時期も......。 ――エキストラって! 芸能界に入る人にしては珍しく目標が低いですね!  ちょっとずつ目の前の目標をクリアしていくようにしていたんです、ゲームみたいな感じで。お仕事した人たちは事務所の壁に「○○役」って写真が貼られるので、「次は私も壁に貼ってもらえるように頑張ろう!」って。 inamurayuna02.jpg ――へー! やっぱりNo.1が一番上で、キャバクラみたいな感じですか?  違います(笑)。その後、壁に自分の写真が貼られたら、「今度は新聞に出ている事務所の広告に載るように頑張ろう!」とか、ちょっとずつ目標を作っていって......本当に、ゲームみたいな感じでいろいろなことを体験できて面白かったです。 ――ちなみにどんなことを体験されましたか?  スクランブル交差点の真ん中で突然気分が悪くなってしゃがみ込む役があったのですが、カメラさんは写り込まないようにビルの2階にいるので、撮影をしていることを知らない一般の方々が心配して「大丈夫ですか? 救急車呼びましょうか?」って声を掛けて下さって......これはマズイ! と思い「あ、大丈夫です(汗)」って笑顔で答えたら、その笑顔がNGになってしまい何回もやり直しに(笑)。う~む。皆さん、ややこしい役ですみませんでした......。 ――本当に救急車呼ばれなくて良かったですね......。  あと、自動車教習所で流れる映像の撮影で、猛スピードのドライブ中に突然の急ブレーキとスピンを体験しました。運転する人はスタントマンなんですけれど、私はその隣に座っている人なので、あれはちょっと心臓が......。あとは、別のお仕事で崖ぎりぎりのところで車が止まるっていうのもありましたね。 ――なかなか貴重な経験をお持ちです! ところで、稲村さんは保育士の資格をお持ちなんですよね。  そうなんです。ずっと芸能のお仕事に興味があったんですが、大学では演劇とは別のことを勉強したくて。でも、「英語? 無理無理! 国語も無理無理!」って感じで(笑)。私は美術と音楽と体育と演劇が好きだったので、母から「あなたは多分、幼稚園か保育園の先生が向いてるんじゃない?」って言われて。子ども大好きだし、保育の勉強はいろいろなところで役に立つし、何よりも自分が楽しく勉強出来そう! と思い、ちゃんと資格をとって卒業する! という目標を立てて、今の事務所と両立しながら学生時代を過ごしました。 inamurayuna03.jpg ――両立だと、かなり忙しかったんじゃないですか?  授業が終わったらダッシュで事務所に行ってレッスンやお仕事をして、朝になったらお弁当屋さんでバイトして、大学に行って、終わったらまた事務所に行って......。 ――昭和の苦学生のような生活! 睡眠時間を削って勉強するわけですね!  いや、当時は夜の11時くらいになると眠くなってたんで、毎日6時間くらいは寝てましたね(笑)。みんなとワーッと騒ぐときは頑張って起きていたんですけれど、時間が遅くなると、「もう限界です......」って(笑)。 ――健全です! 自堕落な生活で寝ずにここに来ている自分が情けないです。  いやいや、あの頃は健全でした......。今は調べ物をしたり、何か作ってたりしたら、「あら? もう午前3時?」ってことが多くて。 ――ブログを見てると、たまに「就活に行ってきます」と書かれてますが、就活というのは......?  大学で、友達が幼稚園や保育園に就職活動に行っているとき、みんなに「いいね、就活がなくて」って言われたんです。でも私は、お仕事を得るために一生"オーディション"があるわけで......。芸能界は不安定な職業だし、どうなるか私自身も不安だから、オーディションを頑張ったり、普段の練習を頑張ったり......そういう意味で当時から「オーディションは就活だ!」と思っていて、「みんなは今頑張ればしばらくはお仕事していけるけど、私は一生就活なんだよー!」って、同級生を励ましていました。 inamurayuna04.jpg ――なるほど! ボーナスとか有給休暇とか、まずもらえない仕事ですもんね......。ちなみに、2003年の『WOLF'S RAIN』のミュウ役で声優デビューされたわけですけれど、初めて声優の仕事が決まったときはどんなお気持ちでしたか?  びっくりしました! まさか声優のジャンルに自分が関わりを持つとは思っていなかったので。でも、小学生の頃から妹と一緒にマンガに声を当てたりしていたから、それがここに繋がった! 面白いなって(笑)。妹と一緒に、「じゃあ、私が今日はヒロインやるから、あなたはこっちの人ね」とか、「声の高さはもっとキャピキャピにしてみたら?」とか言っていたりして(笑)。だから声優のオーディションを頂いたときは、初めに一番信頼できる妹に聞いてもらって、「お姉ちゃん、それはちょっとイメージが違う。もっとこうした方が良いよ」とかアドバイスをもらっていました。そうするとだいぶ高い確率で受かるんです! ――いいなぁ! 私も子どものころ声優さんに憧れて、自宅でひとりアテレコしてました! 姉に見つかって爆笑されて言いふらされて心が折れましたけど......仲の良い姉妹、羨ましいです! 内側から見た声優業界って、どんなところなんですか?  以前は"声優さん=とっても可愛いアニメ声の方"って言うイメージだったんです。一番初めに受けたオーディションで見た声優さんが、こやまきみこさんで......。 ――それはまたガーリーな!  そうなんです。普段からアニメ声だったりラブリーな服装をされている方だったので、「声優さんになったらとにかく可愛くしないといけないし、高い声も出せるように頑張らないと......」って。でも、実際入ってみたらいろんな方がいらっしゃったので、私、間違っていたなーって。それに、"声優=表に出ないお仕事"っていうイメージが強かったんですけれど、ラジオもあるし、雑誌もあるし、歌も出すし、声優さんがパーソナリティをしているテレビのお仕事もあるし、どのタレント業よりも幅広くお仕事をこなしている業界なんだなって、びっくりしました。 inamurayuna05.jpg ――今年は声優業だけじゃなく、映画『つるしびな』で主演したり、良い10周年になりそうですね! どんな役どころなんですか?  父親に反対されながらひとりで子どもを産み、父との間に確執が生まれ疎遠になってしまっているシングルマザーのナース役です。子育て、仕事、いろいろなことを一人で抱え込み苦悩し、泣くシーンも沢山ありました。作品は、家族愛をテーマに描かれています。台本は何回読んでも泣けてしまって......。私、家族愛に関するものとか、人が死んでしまう作品、そういうのに弱くて。『つるしびな』でも母親を小さい時に亡くしている役なので、もし「自分の母が死んでしまったらどうしよう!」って、自分の事に置き換えて考えたら悲しみのスイッチが入っちゃって......。 ――すごいなぁ、大勢のスタッフさんがいる中で涙を流せるのは、本当に女優さんですよね。  でも、恋愛ものとかで、恋人と別れる役になると泣けなくなるんです(笑)。 ――えっ、どうして?  その感情スイッチがまた別なんでしょうね(笑)。いくら悲しいんだろうなって思っても、何故か泣けない。もちろん頑張って泣きますが......。だからこの役が家族愛の話で良かったです。 ――恋人に現実味がないとか? 稲村さんはどういう感じの男性がお好きなんですか?  私がオヤジギャグとか、楽しいことが大好きなので、一緒にノリノリで馬鹿をやってくれる人が良いですね。「この人、私より馬鹿なんじゃない!?」ってくらい前向きな人! 妹と弟が先に結婚したので、「お姉ちゃんはいつ嫁に行くんだ?」って仕事現場でも心配されて、親も最初は「ゆっくりでいいわよ」って言ってたのに、最近は「誰かいないの? 本当に良い人いないの?」って言われるんです。 ――私はもう母親に気を遣われて、そういう話が禁句になってきてます......。  私はお仕事なんかでそういう話が出たときには、豪華な共演者の方々が「優奈ちゃんの結婚式の時には私たちが頑張るから!」って言ってくれて、余興をやってくれる人が何人もいるし、演奏してくれるミュージシャンもいるし、準備は万端です(笑)。たいそう楽しい式になるんじゃないかと。 ――是非行きたい! 結婚のご予定はあるんですか?  ないです(きっぱり)。 ――......えっと、じゃあ、10周年で、何かやりたいことはありますか?  10年間の間にドラマ、声優、いろんなお仕事をさせていただきました。その中でアニメのキャラクターソングもいっぱい歌わせていただいたのですが、1回も人前で歌えなかったものがたくさんあるので、何かイベントが出来たらいいなって思っています! それが実現したら、是非遊びに来て下さい☆ ――楽しみにしてます! 今日はありがとうございました! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ●いなむら・ゆうな 1982年、鹿児島県生まれ。2003年アニメ『ウルフズレイン』ミュウ役で声優デビュー、以降『ギャラクシーエンジェる~ん』、『家庭教師ヒットマンREBORN!』等、様々な作品に出演。ドラマ・舞台・映画・ライヴと幅広く活動中。3月17日より池袋シアターグリーンで公演する『ニコニコミュージカル・ニコニコニーコ』に出演。主演映画『つるしびな』は2011年公開予定。 ブログ『You+優』http://blog.livedoor.jp/inamurayuna/ Twitter http://twitter.com/yuna_inamura ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。90年アイドルデビュー。92年フリーランスアイドルへ。現在はシンガーソングライター、歌手、声優、カメラマン、司会等で活躍中!! ■ワンマンライブ「ホロヨイサングリア vol.5」 下北沢BAR CCO(バル シーシーオー/下北沢440系列のワイン&イタリアンバー) OPEN:19:00~START:20:00~(2ステージ予定) 予約メール→ shop@rumi-shishido.com ■USTREAM音楽番組「宍戸留美×津田大介 Oil in Life」 隔週金曜日放送中!! 次回予定!1/28(金)22:00~ 2/11(金) http://www.ustream.tv/channel/junstv?lang=ja_JP ■下北沢発インターネット音楽市場【Majix】ニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON」発売中!! http://www.majix.jp/artist_content/187 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
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【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート

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 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の7回目です! 今回は"宍戸留美の妹オーディション"で見事妹の座を勝ち取った蝦名恵ちゃんです! ――ちくしょう! お前が来るまではその立ち位置は私のものだったのに(なぜか敵意むき出しで)。......あ、なんでもないです、こっちの話です。ルンルンの妹オーディション優勝、おめでとうございます!  ありがとうございます(笑)。 ――あのオーディションからまだ3カ月しか経ってないんですね、何か変わりましたか? ebimeg000003.jpg  うーん、どうだろう。舞台を見に行く機会が増えたりしたので、とても勉強になってます。あとは、まだあんまり変わったことはないです。 ――まだ学生さんですしね。女子大生、電車の中とかテレビで一方的に見ることはあっても、会話してもらうのって久しぶりだ......! ちなみに、数ある中からどうしてこのオーディションに?  最初は"何かを表現できること"がしたいと思って、いろいろな事務所に履歴書を出したりしてたんですけど、途中でダメだったりが続いてたので......。そこにたまたま『De☆View』のサイトで宍戸留美さんのオーディションを見つけて、その応募コンセプトが「なんでもいいです」みたいなかんじだったので(笑)。 ――「表現したい人集まれ! 年齢制限なし! 男でもいいよ!」みたいなノリでしたもんね。  それがすごく良いなあと思って、軽い気持ちで受けてみました。 ――前回この連載に出ていただいた江里夏さんも受けていたし、強豪揃いのオーディションでしたね~。  びっくりしました。控室に入ったときに、みんな「おはようございます!」って言ってて、すごい、なんか、もう......。 ――芸能界は昼でも夜でも「おはようございます!」なんですけど、そんなルール教えてもらわなきゃわからないですよね。  いっぱいいっぱいになっちゃって、どうしたらいいかわからなくて、ずっとひとりで下向いてました......。 ebimeg000004.jpg ――初々しい! 無事グランプリになって、これからどういう方面で活動したいですか?  私は映画が好きなので、映画に出たいなって。あと、やっぱり声を使う仕事もできたらいいなって思ってます。大学も、最初はお芝居がやりたくて入ったんですけど、いろいろ学んでいくうちに舞台よりも映像のほうが好きだなって。 ――どんな映画が好きなんですか?  一番好きなのは『奇跡のシンフォニー』かなぁ。あの、ものすごい有名なアメリカの子役が出てる......。 ――マコーレー・カルキンですか?  違います! あ、フレディ・ハイモア! その子は物心付いた頃から孤児院で暮らしているんだけど、もともと音楽の才能があって、音楽を通して両親を見つけていく話なんです。 ――そういえば前に宍戸さんと3人で撮影ついでにカラオケに行ったときもミュージカルの『アニー』を歌ってましたけど、あれも孤児院の話ですね。  オーディションの時に歌った『オリバー』も孤児院の話の歌です。 ――......孤児院になにか思い入れが? もしやすごく重い過去を背負っているとか......? 蝦 そんなことはないんですけど(笑)。 ――ちなみに幼少期はどんなお子さんだったんですか?  活発で、男女関係なく遊んでいる感じでした。あと、習い事をたくさんしていて、ピアノと習字と英会話と、書道、水泳、エレクトーンとかもやらせてもらいました。 ――わあ、お金持ちの子だ!  全然そんなことない(笑)! ――今はダンスもやってるし、バトンも回せるんですよね。宍戸さんも昔バトンを回しながら歌ってたし、私も昔やってましたよ! 同じだっ! バトンって綺麗だけど少しのズレも許されないし、練習で腕がボコボコになりますよね。けっこう本格的に習ってたんですか?  バトンの大会に出る選抜チームのひとりだったんですけど、トスの高さ合わせたりするのも合わなかったり、大変ですよね。 ――そう、そう! 私、よくひとりだけ落として「あ~あ」って顔もされてました。蝦名さんも落としてましたか?  しょっちゅうは落とさないですけど、難しいですよね。スリースピンとか、イリュージョンとか。 ebimeg000002.jpg ――知らない技の名前ばかりだ。イリュージョン? 引田天功さん?   バトンを投げて2周まわって取ったり、投げて足を半回転させたりする技で......。 ――何それ、体の仕組みがもうわからない! 私とはレベルが違ったようです! そういったダンスとかお芝居を通じて、一番表現したいことは何ですか?  表現したいことは、その時によってちがうと思うんですけど、その時思っていることとか、その時に伝えたいことを伝えられたらいいなぁ。やっぱり、演じることは続けたい。 ――宍戸さんは今後"姉"として、彼女をどうしていきたいですか?  映画とかも出てもらいたいけど、必要なシーンで脱いでいる人をどう思う? 無駄なところで脱いでいる人とかもたくさんいるけど、必要なシーンだったら?  えー......まだわからないです......どうなんですかね......(消え入りそうに)。 ebimeg000001.jpg  すごくスタイルがいいから、求められると思うんだよね。  えーと......信頼できる環境だったら......うーん......? ――でも、足が長いし、胸に私にはついてない山脈がついてますし、例えば、グラビアとかはどうですか?   うーん......ビキニを、着たことないんですよ......。 ――えっ! いまどきの娘さんがビキニ着たことないって!!   歌舞伎町も行ったことなかったんだよ。 ――じゃあ、一気に耐性をつけるために、歌舞伎町のギラギラガールズ(女の子がビキニで踊りまくるガールズバー)で働いてみるっていうのは......?   ......(澄んだ瞳で)? ――なんでもないです! 宍戸さん、この汚れを知らない妹を今後どう料理しますか?  ひとまず来月ある声優のオーディションを受けてもらって、いろんなところにガンガン入れ込んでいこうと思うよ! ――頼もしい! 蝦名さん、頑張ってくださいね! 今日はすみませんでした!  はい、ありがとうございました(笑)。 (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ebimeg000005.jpg ●えびな・めぐみ 東京都出身20歳短大生 『2010年☆宍戸留美☆妹オーディション』グランプリ受賞 趣味:絵を描くこと、映画鑑賞 ブログ http://gree.jp/ebina_megumi/blog ツイッター http://twtr.jp/user/Meguml/ お仕事ご依頼お問合せは下記アドレスまで。 sundaliru@rumi-shishido.com ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。今年デビュー20周年! 先日のドイツでのライブも大盛況でした!! ★映画「死刑台のエレベーター」 サントラがポニーキャニオンより発売中!! ★下北沢発インターネット音楽市場【Majix】 宍戸留美2010年の新曲が独占ダウンロード販売中。 待望のニュー・アルバムは12月12日午前0時より配信で発売予定。こちらも【Majix】完全独占、宍戸留美の新曲が買えるのはココだけです! http://www.majix.jp/ ★宍戸留美「宍戸留美コンサート2010」 2010年12月12日(日) 下北沢 GARDEN 開演 17:00 / 開場16:00 前売¥4,000 (1ドリンク代込・自由・整理番号付・税込) ■お問合せ 0570-00-3337 サンライズプロモーション東京 ■チケット発売日 9月26日(日)午前10 時発売開始 ■チケット発売所 ・チケットぴあ 0570-02-9999(音声対応/Pコード) http://t.pia.jp ・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード) 0570-000-777(音声対応) http://l-tike.com ・イープラス http://eplus.jp 詳細は公式HPまで http://rumi-shishido.com/ http://twitter.com/RumiShishido http://www.myspace.com/rumishishido ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
アイドル墜落日記 小明ちゃんは芸歴9年目です! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート