リストラ部署の業務は就職先探し?最新解雇事情!リストラ部屋、コンサル活用、急な出向…

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) Adobe CS2無料騒動のカラクリ…使うとNG?実はトクじゃない? GoogleやAppleとLSDの深い関係 PCの誕生はヒッピーのおかげ? またAndroidに不正アプリ 便利ツール装い個人情報盗む〜福袋、最速充電… ■特にオススメ記事はこちら! リストラ部署の業務は就職先探し?最新解雇事情!リストラ部屋、コンサル活用、急な出向… - Business Journal(1月20日)
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東京管理職ユニオン書記長・鈴木剛氏
 リストラの嵐が吹き荒れている昨今。その最新情勢を「解雇最前線(PIP(業績改善計画)襲来)」(旬報社刊)の著者で、東京管理職ユニオン書記長の鈴木剛氏に聞いた。 ーー解雇の最新情勢はどうなっているのでしょうか? 鈴木剛氏(以下、鈴木) そもそも東京管理職ユニオンができたのは、大規模リストラの起きた93年のバブル崩壊時です。それ以前から、肩たたき、とか、嫌がらせでリストラ部屋やタコ部屋に追いやったり、草むしりさせたり、といった処遇は隠然とありました。  ただ、かつてと明かに違う手法を始めたのは、08年秋のリーマンショックからです。それがPIP(Performance Improvement Planの略。意味は業務改善計画)です。 ーーPIPの特徴は何ですか? 鈴木 ある日突然、業務上の成績などを理由に、「あなたはPIPの対象になりました」といって、達成できない無理難題を押し付けられます。そして、3か月以内に達成できなければ辞めさせる、賃金半分、など大幅な不利益変更にサインさせられる。 ーーPIPを行うのは外資だけですか? 鈴木 外資だけではなく、日本企業でも始まっています。最初は外資から始まり、日本企業に浸透していきました。しかも最近の傾向としては、もはや社内の担当者ではなく、社外の、いわゆるキャリアコンサルティング会社や人材紹介会社にPIPをさせるケースがあります。業務命令で「あなた、キャリアコンサルティング会社に行きなさい」と言われる。行った先では、「あなたの隠れた能力を開発します」といって、テストをする。テストの結果は必ず、「会社の外に活躍の場を見出した方がいい」と事実上、退職勧奨を外部の人がやる(苦笑)。外部でやると、労働法上は、退職勧奨にならないので、違法にならない。 ーーそういった新手のケースはほかにありますか? 鈴木 大手製造業のA社では、社内にキャリアデザイン室をつくり、そこに100人ぐらい中高年の45~55歳の管理職を押し込めています。そこでの業務命令は、「あなたは就職先を探すこと」です。仕事を探してこないと、S、A、B、C、D、E評価のなかで、最低のE評価になってしまう。そうなると年俸は毎年50万円ずつ下がります。無事に最高のS評価になるときは、就職先を自分で見つけた時。要するに、S評価になると、晴れて辞める。マンガみたいな話ですけど(笑)。  ほかに、大手不動産B社では、リーマンショックのあと、約600人くらいをまず、退職勧奨しました。そこで辞めずに粘った人のうち約40人を、キャリアコンサルティング会社を挟んで、「あなたは営業をしたことがないのが弱点だ。営業をしてキャリアを磨かなければいけない」という理由で、全くB社と縁もゆかりもない外資の生命保険会社に出向させて、外交員をやらせました。  それでも親族や友人に保険に入ってもらったりして何とか辞めずに残ると、今度は、飛び込みのテレアポ営業をして商品を売りつける会社に出向させられました。ブロイラーみたいに、すし詰めで、ついたてもない机に座って、一日200件ほどひたすら電話をかけなければいけない。それで精神疾患気味になって、十二指腸潰瘍になり、うちに転がり込んできた人もいます。 ーーそうしたPIPに遭ったらどうすればよいのでしょうか? 鈴木 絶対大事なポイントは、業務命令に従う、という建前を守りながら、異議留保の申し立てを行うことです。「異議留保の申し立て」とは、名前、住所、印鑑と、PIPの具体的内容を記した文書です。その際、注意書きで、「私は業務命令には従います。しかし、今回、会社によってなされた措置には、納得していません」と一筆入れる。そうしないと、PIPを認めたことになってしまう。  もう一つ、絶対必要なのは、ICレコーダーを持っていき記録することです。できれば、2つ持っていき、1つは隠し撮りをして、もう一つを「大事な話ですから」と言って、机に置いて録音する。それで「あ、こいつ、知恵をつけたな」と警戒して、PIPをやめるケースもある。あるいは、逆上して、「なんだこれは!こんなのもってきて!」と言われたら、隠し撮りが生きてきます。  ただし、1人で進めると、気が滅入るし、精神的に追い込まれるので、事態が変わらない場合は、労働組合に入るか、そのことに長けた弁護士に依頼するしかない。ただ、弁護士の場合は、訴訟になるとお金がかかります。労働組合に入ると、相手に交渉を申し入れて資料開示を求めることがてきます。それに、記者会見や会社を囲む、といった団体行動権が認められています。これは、弁護士にもない権利。普通の人がやったら営業妨害、業務妨害、名誉棄損になるが、組合の場合は、労働争議をする権利があり、その権利を行使できるのです。 ーー最後にビジネスジャーナル読者にメッセージをお願いします。 鈴木 本当にこういう悪質な会社は増えてきているので、注意してほしい。PIPに遭った場合は、1人で悩まない。プロに相談した方がいいです。それと、会社を選ぶときも、目先のギャラではなく、定着率や相談できる部署や組合がある、など、長い目で続けられる会社にしないと、一見、インセンティブが高くて、給料がよくても、ひどい目に遭い、それで身体を壊して再就職がままならなくなった人をいっぱい見ています。そのことを是非、知ってほしい。 (構成=佐々木奎一) ■おすすめ記事 Adobe CS2無料騒動のカラクリ…使うとNG?実はトクじゃない? GoogleやAppleとLSDの深い関係 PCの誕生はヒッピーのおかげ? またAndroidに不正アプリ 便利ツール装い個人情報盗む〜福袋、最速充電… アベノミクス+不倫?一億生涯恋愛宣言が景気回復に不可欠? マンガや映画の“銃”のフシギを解決

リストラ暴露ブログ「リストラなう」がコメントの著作権をめぐって大混乱

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「たぬきちの『リストラなう』日記」より
   某出版社のリストラ事情について暴露したブログ「たぬきちの『リストラなう』日記」が炎上している。  このブログは、昨年50億円の赤字を出した出版社に勤める「たぬきち」が、会社側の提案"希望退職者の優遇措置"に挙手し、自らが退職するまでの経過を克明に綴ったもの。45歳のたぬきちの月収が59万6,820円であること、夏・冬合わせてボーナスが202万730円だったことなど、社内の金銭事情やシステムについて明け透けに書かれており、業界筋では話題になっていた他、同じ境遇の同業他社やリストラにあった人々から多くの支持を受けていた。この某出版社が光文社であることは以前の記事で紹介したとおり(参照記事)。  そんな興味津々の話題を振りまきながら、5月31日の最後の出勤日、ブログでは当日の様子が朝から詳細に綴られ、沢山の労いコメントが集まるなかフィナーレを迎えたのだが、問題が起こったのはその翌日。  "【お知らせ】"という見出しと共に書かれていたのは、このブログを7月末に書籍にするという話。その内容によると、書籍化するにあたって、投稿されたコメントも採録したいが各コメントには著作権があるので「どうしても本に載せてほしくない」という人は6月16日までに不掲載希望のコメントがほしい。その際、コメント掲載日を記入の上、同一のIPアドレスかどうか確認するため、投稿した時と同じ場所・回線から行ってほしいとのこと。  これに対し、閲覧者たちが「初めからそのつもりで書いていたのか」「こんな話だったら協力なんてできない」「出張先からコメントしたのに、同じIPアドレスなんて無茶だ。身勝手過ぎる」と、猛反発。  出版元が『電車男』や『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』など掲示板ソースから書籍化、映画化した新潮社ということもあり、「お前もお金目的か」と揶揄する声も。一方で、「全く問題ない」「楽しませてもらった」「これから頑張って」など好意的な意見も中には見られたが、炎上の主な争点は、「書籍化するにしても、こんなずさんな方法で掲載可否の確認をしていたら、投稿者から訴えられるぞ」と、今まで投稿されてきたコメントの著作権についてだ。  実は、このようなネット上にアップされたコメントに対する著作権の問題は1度裁判になったことがある。訴えられたのはサイト運営会社と光文社。ホテル・ジャンキーズ事件と呼ばれるこの裁判では、全国各地のホテルについて様々な意見が交わされた「サロン・ドゥ・ホテル・ジャンキーズ」という掲示板に書かれた内容の一部を複製・編集して、投稿者に無許可のまま書籍にしたというもの(http://www.law.co.jp/cases/hotel.htm)。  結果、原告11名に対し、書籍の総販売額から算出された著作権料110万円を基準に、掲載コメントの回数など書籍に占める割合を計上し、それぞれに分配することを命じられた。裁判所の判断では、「著作権法による保護の対象となる著作物は、"思想又は感情を創作的に表現したものである"ことが必要。"思想又は感情を表現した"とは、単なる事実をそのまま記述したような場合はこれに当たらないが、筆者の事実に対する何らかの評価、意見等が表現されていれば創作として足りる」とされている。  このような前例もあって、今回の記事をエントリーしたのかもしれない。書籍化の話はいつ頃出たのか不明だが、いずれにせよ、コメント掲載不可の場合は改めて連絡することや、「6月16日を過ぎて何の連絡もない場合は採録を許可いただいたと考えて編集・出版作業を進めていきます」といった、あまりに実務的な内容が炎上の原因になったようだ。  ちなみに、炎上について沈黙を守っていたたぬきち氏だが、6月6日、新ブログ『たぬきちの野良犬ダイアリー』にてこう述べている。 「コメント欄は過去最大規模で炎上中。すいません。拙速とのご指摘は本当に心に痛い。(中略)近々、改めてお願いのエントリーを「リストラなう」日記のほうにアップロードしたいと思っています。大変申し訳ありませんがしばしお時間をいただきたく、伏してお願い申し上げます。」  ブログコメントの著作権の所在をあまりに軽く見てしまったために起こった今回の騒動だが、たぬきち氏には誠意ある対応を求めたいものだ。 (文=征木愛造) ◆たぬきちの「リストラなう」日記 <http://d.hatena.ne.jp/tanu_ki/>
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない どうせなら、光文社から出したら? amazon_associate_logo.jpg
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業界大注目! 「リストラなう」日記が完全暴露する総合出版社・光文社の内情

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たぬきちの「リストラなう」日記より
伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ギョーカイの内部情報を拾い上げ、磨きをかけた秘話&提言。  最近、マスコミ関係者の間で話題のブログがある。それが『たぬきちの「リストラなう」日記』だ。いや、マスコミ関係者だけではなく世間一般から見ても「かなりのヒット作」といわれるほどの注目を浴びている。  このブログの書き手である「たぬきち」は某総合出版社勤務の45歳という匿名氏だが、注目を浴びている理由は、このブログが出版社を舞台にしたリストラを赤裸々に綴ったものだからだ。  「リストラなう その1」は、この出版社が「このままでは立ちゆかないので、社員を減らします。優遇措置を設けたので希望退職を募りますと宣言した」ことに始まり、退職希望者には退職金なども優遇されることなど、社内の様子やリストラの詳細が日々書かれていくのだ。  当然、「総合出版社」とはどこの会社だ? ということになるのが、「業界売り上げ10位?...くらいかな?」などのヒントで分かる人にはすぐに分かる。昨年の赤字50億円、出版界で最もヤバい会社と言われている光文社を指すことを。  日記によれば、「たぬきち」自身もリストラ対象に入るため(編集を含む全部署の50歳以上、営業・管理部門の40歳以上を対象)、彼も退職を希望する。その後は、会社と条件や再就職斡旋などに話は進むのだが、リアルタイムでのやり取りや、社員たちの動揺が描かれていて非常に興味深い。 「この会社のリストラは世間でいうそれとは大きく異なっている。もともとの給与水準が違いすぎる。また特別措置の割増退職金もべらぼうな額だ」  と書かれたと思うと、「春闘での会社側の第一次回答は夏期一時金 基本給×0・5ヵ月」とリストラ断行中なのにボーナスが出るのかと驚いたりする。  また、出版社が外部から触られたくない社員の高給についても日記は言及していく。 「僕の年齢での基本給は月額596,820。現在は5%オフなので566,979」「昨年は夏・冬併せてボーナスは2,020,730」  そして現在、光文社で進められている基本給や諸手当のカットの詳細にも触れ、「僕の昨年度の総収入(税込み)は11,697,471だった。ここから試算したカット分を引くと、だいたい840万くらいになる」と基本給カット後の給与も試算するといった具合だ。  その他にも電子書籍をめぐる出版社の問題など、出版社のタブーにも触れていて、「かなりの出版関係者が注目している日記」(大手出版社社員)となっている。  このコラムでも何度か取り上げたが、確かに光文社の経営状態は最悪の状態だという。  そもそも大手や中堅の出版社の給与や条件はかなり高く、出版不況が長引くにつれ問題視されてきた。  このブログが注目されているのもそうした理由からなのだろう(明日は我が身というマスコミ関係者の切実さもあるだろうけど)。  ちなみにこのブログではまだ公表されていないようだが、年齢などから考えると「たぬきち」の退職金はおおよそ2,000万円プラス特別割増500万円だというのが業界のもっぱらの推測だ。 (文=神林広恵) ◆たぬきちの「リストラなう」日記 <http://d.hatena.ne.jp/tanu_ki/>
「いらない社員」はこう決まる (光文社ペーパーバックスBusiness) 光文社社員の愛読書? amazon_associate_logo.jpg
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