長谷川博己が主演を務める連続テレビドラマ『小さな巨人』(TBS系)の第2話が23日に放送され、平均視聴率13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回の平均視聴率13.7%から微減する結果となってしまいました。 まずは前回のおさらいを少し。ノンキャリアの中では異例のスピード出世を果たしていた警視庁捜査一課強行班1係長の香坂真一郎(長谷川博己)は、酒に酔った帰り、電子部品会社ナカタエレクトロニクスの社長・中田隆一(加藤晴彦)を飲酒運転の疑いで呼び止めた際、隆一の車を傷つけてしまいます。 それが“行き過ぎた捜査”とみなされてしまい、香坂は芝警察署に左遷させられることに。そして異動早々、隆一の父親で日本を代表するIT企業ゴーンバンク社の社長・中田和正(桂文枝)の誘拐事件が発生。香坂は、ソリの合わない捜査一課長・小野田義信(香川照之)から、事件に首を突っ込まないように釘を刺されるのですが、その命令を無視して、所轄の刑事・渡部久志(安田顕)らと独自の捜査を開始します。 その結果、捜査線上には数日前に自殺した、隆一の恋人・風見京子(富永沙織)の父・康夫(長江英和)の名前が浮上しました。康夫は、京子が開発した監視カメラの画像システムの新規開発データをゴーンバンク社が奪い、自殺に見せかけて京子を殺したのではないかと疑い、和正を誘拐して真相を突き止めようとしたのです。 そのことを小野田に伝え、康夫に自首させるよう申し出た香坂ですが、小野田はゴーンバンク社の不正を隠蔽するために、ただの誘拐事件として処理することに。そして強制逮捕に踏み込み、康夫は逮捕される直前に服毒自殺を試みて意識不明の重体となり、「所轄 VS 捜査一課」という構図ができたところで、第1話は終了しました。 さて、ここから第2話がスタート。風見京子の死の真相が気になる香坂は、渡部を巻き込んで捜査を再開することに。そして、京子が飛び降り自殺をしたナカタエレクトロニクスの防犯管理担当の池沢菜穂(吉田羊)に会い、事件当日の監視カメラの映像を確認したのですが、屋上へと向かうエレベーターに乗るのは京子ただ1人。おまけに出退勤記録にも京子の名前しかなく、自殺説が強まる結果となってしまいます。 それでも諦めきれない香坂は、小野田に命じられてお目付け役として付きまと捜査一課長付運転担当の山田春彦(岡田将生)に頭を下げ、捜査二課に捜査依頼してくれないかと頼みます。内閣官房副長官をしている山田の父親の鶴の一声で捜査二課を動かし、企業犯罪の疑いでナカタエレクトロニクスに捜査のメスを入れようというのです。 その結果、池沢が、海外での心臓移植が必要な一人息子の手術費用と引き換えに、京子から開発データを盗むよう、隆一から依頼されていたことが発覚。また、京子が自殺した日の監視カメラの映像や出退勤記録を改ざんしていたことも明らかになります。しかし、京子の殺害に関しては否定。事件当日、もう1人いたことを示唆するのですが、ここで隆一と会社の顧問弁護士が現われてしまったため、真相究明とはならず。 後日、香坂は池沢を逮捕しようとするものの、第1話と同じく捜査一課に手柄を横取りされてしまうことに。しかも、ナカタエレクトロニクスに息子の手術費用を捻出してもらうのと引き換えに、罪をかぶるかたちで池沢は京子殺しを自供。再びゴーンバンク社の不正問題は暗中に帰することになってしまいました。 これを「所轄の失態」として、香坂を詰った山田は、わざわざ父親に頭を下げ、捜査二課を動かしたのは、出世のためだったと告白。捜査一課長になるため、トップになるためには手段を選ばないと豪語する山田と、そのやり方を軽蔑し、あくまでも正攻法で出世することを誓う香坂がバチバチとライバル心をぶつけ合うところで第2話は終了しました。 前回の放送から少し気になるのは、山田がストーカーのように、常に香坂に付きまとっている点。小野田からお目付け役を任されている体ではありますが、通常業務はないのでしょうか。それとも、捜査一課は人手が余っている部署なのでしょうか。ただ、隆一を演じる加藤晴彦同様、山田を演じる岡田将生の小憎たらしい演技は、ドラマ内でいい感じのスパイスになってきています。 また、今回の放送では、ゴーンバンク社の系列会社に警察幹部OBが天下りしているという情報もチラッと出されていたため、香坂はこれから、想像以上に巨大な闇と対峙していかなければならない予感も。 さて、そんなわけで第2話は視聴率が微減という結果になってしまったのですが、第3話の予告では、山田が香坂に向かって、「敵は味方のフリをする。我々の最大の敵はあの人だったんだ」と意味深な発言をするシーンもあり、新たな展開となるか、視聴率回復となるか、楽しみなところです。 (文=大羽鴨乃)TBS系『小さな巨人』番組サイトより
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岡田将生と加藤晴彦の小憎たらしい演技がいい感じのスパイスに? ドラマ『小さな巨人』第2話レビュー
長谷川博己が主演を務める連続テレビドラマ『小さな巨人』(TBS系)の第2話が23日に放送され、平均視聴率13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回の平均視聴率13.7%から微減する結果となってしまいました。 まずは前回のおさらいを少し。ノンキャリアの中では異例のスピード出世を果たしていた警視庁捜査一課強行班1係長の香坂真一郎(長谷川博己)は、酒に酔った帰り、電子部品会社ナカタエレクトロニクスの社長・中田隆一(加藤晴彦)を飲酒運転の疑いで呼び止めた際、隆一の車を傷つけてしまいます。 それが“行き過ぎた捜査”とみなされてしまい、香坂は芝警察署に左遷させられることに。そして異動早々、隆一の父親で日本を代表するIT企業ゴーンバンク社の社長・中田和正(桂文枝)の誘拐事件が発生。香坂は、ソリの合わない捜査一課長・小野田義信(香川照之)から、事件に首を突っ込まないように釘を刺されるのですが、その命令を無視して、所轄の刑事・渡部久志(安田顕)らと独自の捜査を開始します。 その結果、捜査線上には数日前に自殺した、隆一の恋人・風見京子(富永沙織)の父・康夫(長江英和)の名前が浮上しました。康夫は、京子が開発した監視カメラの画像システムの新規開発データをゴーンバンク社が奪い、自殺に見せかけて京子を殺したのではないかと疑い、和正を誘拐して真相を突き止めようとしたのです。 そのことを小野田に伝え、康夫に自首させるよう申し出た香坂ですが、小野田はゴーンバンク社の不正を隠蔽するために、ただの誘拐事件として処理することに。そして強制逮捕に踏み込み、康夫は逮捕される直前に服毒自殺を試みて意識不明の重体となり、「所轄 VS 捜査一課」という構図ができたところで、第1話は終了しました。 さて、ここから第2話がスタート。風見京子の死の真相が気になる香坂は、渡部を巻き込んで捜査を再開することに。そして、京子が飛び降り自殺をしたナカタエレクトロニクスの防犯管理担当の池沢菜穂(吉田羊)に会い、事件当日の監視カメラの映像を確認したのですが、屋上へと向かうエレベーターに乗るのは京子ただ1人。おまけに出退勤記録にも京子の名前しかなく、自殺説が強まる結果となってしまいます。 それでも諦めきれない香坂は、小野田に命じられてお目付け役として付きまと捜査一課長付運転担当の山田春彦(岡田将生)に頭を下げ、捜査二課に捜査依頼してくれないかと頼みます。内閣官房副長官をしている山田の父親の鶴の一声で捜査二課を動かし、企業犯罪の疑いでナカタエレクトロニクスに捜査のメスを入れようというのです。 その結果、池沢が、海外での心臓移植が必要な一人息子の手術費用と引き換えに、京子から開発データを盗むよう、隆一から依頼されていたことが発覚。また、京子が自殺した日の監視カメラの映像や出退勤記録を改ざんしていたことも明らかになります。しかし、京子の殺害に関しては否定。事件当日、もう1人いたことを示唆するのですが、ここで隆一と会社の顧問弁護士が現われてしまったため、真相究明とはならず。 後日、香坂は池沢を逮捕しようとするものの、第1話と同じく捜査一課に手柄を横取りされてしまうことに。しかも、ナカタエレクトロニクスに息子の手術費用を捻出してもらうのと引き換えに、罪をかぶるかたちで池沢は京子殺しを自供。再びゴーンバンク社の不正問題は暗中に帰することになってしまいました。 これを「所轄の失態」として、香坂を詰った山田は、わざわざ父親に頭を下げ、捜査二課を動かしたのは、出世のためだったと告白。捜査一課長になるため、トップになるためには手段を選ばないと豪語する山田と、そのやり方を軽蔑し、あくまでも正攻法で出世することを誓う香坂がバチバチとライバル心をぶつけ合うところで第2話は終了しました。 前回の放送から少し気になるのは、山田がストーカーのように、常に香坂に付きまとっている点。小野田からお目付け役を任されている体ではありますが、通常業務はないのでしょうか。それとも、捜査一課は人手が余っている部署なのでしょうか。ただ、隆一を演じる加藤晴彦同様、山田を演じる岡田将生の小憎たらしい演技は、ドラマ内でいい感じのスパイスになってきています。 また、今回の放送では、ゴーンバンク社の系列会社に警察幹部OBが天下りしているという情報もチラッと出されていたため、香坂はこれから、想像以上に巨大な闇と対峙していかなければならない予感も。 さて、そんなわけで第2話は視聴率が微減という結果になってしまったのですが、第3話の予告では、山田が香坂に向かって、「敵は味方のフリをする。我々の最大の敵はあの人だったんだ」と意味深な発言をするシーンもあり、新たな展開となるか、視聴率回復となるか、楽しみなところです。 (文=大羽鴨乃)TBS系『小さな巨人』番組サイトより
主役・長谷川博己を差し置いて、香川照之の顔芸祭り開催!『小さな巨人』第1話レビュー
2013年に放送され、全話平均視聴率28.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)という大ヒットを記録したTBS系連続ドラマ『半沢直樹』。それと同じ『日曜劇場』枠、キャスト・スタッフの顔ぶれが似通っていることから“警察版・半沢直樹”と称されるなど、新ドラマ『小さな巨人』には放送前から注目が集まっていました。 その第1話が16日に放送されたのですが、初回平均視聴率は13.7%と、『半沢直樹』の初回平均視聴率19.4%に遠く及ばなかったどころか、前クールに放送された木村拓哉主演の『A LIFE~愛しき人~』の初回平均視聴率14.2%にも届きませんでした。 ドラマは、警視庁捜査一課強行班1係長の香坂真一郎(長谷川博己)が街中をスーツ姿で疾駆するシーンから始まります。その映像に「われわれ警察官は国民の安全を守る。しかし、その警察官を守る法律は存在しない。警察組織において自分を守るものは自分しかいない」というナレーションがかぶせられ、オープニングシーンが終了。 画面暗転して、「3週間前」というテロップの後、香坂の顔のドアップが映し出されます。『半沢直樹』を彷彿とさせるショット。カメラを睨みつけるようにして今回のドラマのキャッチフレーズ「敵は味方のフリをする」という台詞を吐き、次第にカメラが引いていくと、その視線の先には現捜査一課長・小野田義信(香川照之)の姿があります。捜査進捗を報告しているシーンなのですが、ここでの会話で、理論派の香坂と直感派の小野田の相対関係がうっすらと提示されます。 ノンキャリアの中では異例のスピード出世を果たしている香坂ですが、その陰には前捜査一課長で現・芝警察署署長の三笠洋平(春風亭昇太)の協力があるんですね。小野田に報告していた事件を無事に解決した後、香坂は三笠と料亭で祝勝会を開くのですが、そのウワサを聞きつけた小野田が登場。香坂と同じく理論派の三笠と、捜査一課長としては異色ともいえる高卒、現場からの叩き上げという小野田は水と油の関係で、香坂はその2人の板挟み状態。小野田は香坂と三笠に日本酒をお酌して去って行きます。 会食を終えて1人になった香坂は、中小企業の社長・中田隆一(加藤晴彦)を飲酒運転の疑いで取り調べすることになるのですが、このときに隆一の車を傷つけてしまいます。このことが、翌朝ネットニュースで「宴会帰りの刑事、行き過ぎた捜査で車を破損」と報じられてしまい、監査にかけられることに。そして昨夜、香坂が日本酒を口にしていたという証言を小野田がしたことが決め手となり、香坂は芝警察署に左遷させられることになってしまうのですが、出世コースまっしぐらのエリートがそんなことで左遷になってしまうのでしょうか。なんだか強引な展開に疑問が湧いてしまいます。 とにもかくにも、所轄勤務になった香坂。異動して早々、日本有数のIT企業ゴーンバンク社の社長・中田和正(桂文枝)が誘拐され、身代金5億円を要求されるという事件が起こります。なんとか手柄を立てて出世コースに戻りたい香坂は事件解決に乗り出そうとするのですが、小野田の右腕である捜査一課長付運転担当の山田春彦(岡田将生)に「所轄は後方支援。現場は本庁に任せてください」と釘を刺され、待機を命じられてしまいます。 しかし、所轄管内で起こった事件を見過ごすわけにはいかないと、香坂は芝警察署所属の刑事・渡部久志(安田顕)らの協力を得て、捜査一課とは別行動で独自の捜査を開始します。そして捜査線上に浮かび上がった犯人は、監視カメラの画像システムの新規開発データをゴーンバンク社に奪われ、死に追いやられた風見京子(富永沙織)の父親・康夫(長江英和)でした。康夫は身代金が目的ではなく、娘の死の真相を知るために中田和正を誘拐した、というわけです。 その情報を、香坂の見張り役として同行していた山田が小野田に伝えたために、所轄の手柄は捜査一課に横取りされる形になってしまいます。しかも小野田はゴーンバンク社の不正を隠すために、単なる身代金を目的とした誘拐事件として決着させようとします。それをとがめる香坂に対して小野田は、翌日に行われる管理職昇任試験を受けるように促し、「解答用紙に名前だけ書け。それだけで合格だ」と口約束します。つまり、捜査一課に戻してやるから隠蔽には目をつぶれ、という悪魔のささやきなんですね。 これ、香坂が試験を受けている内に風見康夫を強制逮捕してしまおうという計略で、小野田には自分のポジションを脅かす香坂を本庁に戻す気などありません。しかし、小野田からの提案を真に受けた香坂は、出世を取るか正義を取るかで真剣に悩みます。 翌朝、香坂は、市川実日子が演じる妻の美沙(映画『シンゴジラ』を参考にキャスティングしたのでしょうか?)に相談したり、試験会場に向かう最中には、前日に渡部から吐き捨てられた、「敵が味方のフリをする。やっぱりあんたは向こう(本庁)の人間だったんだ」という言葉を思い出して心苦しくなります。しかしその一方で、所轄の刑事だった父・敦史(木場勝己)が果たせなかった、捜査一課長になるという夢を追いたいという気持ちも捨て難く、板挟みになってしまいます。何しろ今回の試験をパスすれば、香坂は警視に昇進し、その上は警視正、つまり捜査一課長のポジションが待っているのですから。 気持ちが揺れ動く中、香坂は渡部からの電話で捜査一課が風見康夫の潜伏先に強行突入しようとしていることを伝えられ、小野田に騙されたことを知ります。慌てて捜査本部へと駆けつけ、強制逮捕ではなく犯人の自首を促すように談判するのですが、小野田は取り合わず。結局、ゴーンバンク社の不正は隠蔽されることになってしまいました。 捜査を終えて意気揚々と引き上げる小野田に向かって香坂が、「私は所轄刑事として、捜査一課のあなたと戦ってみせる」と宣戦布告したところで第1話は終了となるのですが、このラストシーンも含め全編を通して、「歌舞伎の大見得か!」とツッコミたくなるほど、香川照之の濃い目の顔芸が炸裂しまくっています。 その一方で、長谷川博己の演技は薄味。『半沢直樹』では、主演の堺雅人が「やられたらやり返す、倍返しだ!」という決め台詞で不正を犯す銀行の上司たちをバッタバッタと切りつける姿が世のサラリーマンたちのカタルシスとなり大ヒットとなったのですが、長谷川には堺のような迫力が感じられません。 またベストセラー作家・池井戸潤の原作という骨子が失われたオリジナル脚本による“半沢もどき”には、ストーリー展開に粗が目立ち過ぎて、この先グダグダになってしまうのではないかという不安は拭えません。次回予告のテロップには、「所轄VS捜査一課 さらに戦いがエスカレート」と出ていたのですが、大ヒットシリーズ『踊る大捜査線』(フジテレビ系)で手垢が付いた流れになっていくのではないかという懸念もあります。 また、安田顕が演じる刑事役は、14年に放送されたドラマ『隠蔽捜査』(TBS系)で安田自身が演じた刑事役と「カブる」という指摘もあるようですね。好評だったドラマをごった煮にして、うまく調理しきれていないといったところでしょうか。 とはいえ、まだドラマはスタートしたばかり。小野田を捜査一課長に引き上げたのは香坂の父・敦史なのですが、その敦史を小野田が裏切ったというような含みがチラホラと出ていただけに、今後この辺りがどう展開していくのか気になるところではあります。 (文=大羽鴨乃)TBS系『小さな巨人』番組サイトより
主役・長谷川博己を差し置いて、香川照之の顔芸祭り開催!『小さな巨人』第1話レビュー
2013年に放送され、全話平均視聴率28.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)という大ヒットを記録したTBS系連続ドラマ『半沢直樹』。それと同じ『日曜劇場』枠、キャスト・スタッフの顔ぶれが似通っていることから“警察版・半沢直樹”と称されるなど、新ドラマ『小さな巨人』には放送前から注目が集まっていました。 その第1話が16日に放送されたのですが、初回平均視聴率は13.7%と、『半沢直樹』の初回平均視聴率19.4%に遠く及ばなかったどころか、前クールに放送された木村拓哉主演の『A LIFE~愛しき人~』の初回平均視聴率14.2%にも届きませんでした。 ドラマは、警視庁捜査一課強行班1係長の香坂真一郎(長谷川博己)が街中をスーツ姿で疾駆するシーンから始まります。その映像に「われわれ警察官は国民の安全を守る。しかし、その警察官を守る法律は存在しない。警察組織において自分を守るものは自分しかいない」というナレーションがかぶせられ、オープニングシーンが終了。 画面暗転して、「3週間前」というテロップの後、香坂の顔のドアップが映し出されます。『半沢直樹』を彷彿とさせるショット。カメラを睨みつけるようにして今回のドラマのキャッチフレーズ「敵は味方のフリをする」という台詞を吐き、次第にカメラが引いていくと、その視線の先には現捜査一課長・小野田義信(香川照之)の姿があります。捜査進捗を報告しているシーンなのですが、ここでの会話で、理論派の香坂と直感派の小野田の相対関係がうっすらと提示されます。 ノンキャリアの中では異例のスピード出世を果たしている香坂ですが、その陰には前捜査一課長で現・芝警察署署長の三笠洋平(春風亭昇太)の協力があるんですね。小野田に報告していた事件を無事に解決した後、香坂は三笠と料亭で祝勝会を開くのですが、そのウワサを聞きつけた小野田が登場。香坂と同じく理論派の三笠と、捜査一課長としては異色ともいえる高卒、現場からの叩き上げという小野田は水と油の関係で、香坂はその2人の板挟み状態。小野田は香坂と三笠に日本酒をお酌して去って行きます。 会食を終えて1人になった香坂は、中小企業の社長・中田隆一(加藤晴彦)を飲酒運転の疑いで取り調べすることになるのですが、このときに隆一の車を傷つけてしまいます。このことが、翌朝ネットニュースで「宴会帰りの刑事、行き過ぎた捜査で車を破損」と報じられてしまい、監査にかけられることに。そして昨夜、香坂が日本酒を口にしていたという証言を小野田がしたことが決め手となり、香坂は芝警察署に左遷させられることになってしまうのですが、出世コースまっしぐらのエリートがそんなことで左遷になってしまうのでしょうか。なんだか強引な展開に疑問が湧いてしまいます。 とにもかくにも、所轄勤務になった香坂。異動して早々、日本有数のIT企業ゴーンバンク社の社長・中田和正(桂文枝)が誘拐され、身代金5億円を要求されるという事件が起こります。なんとか手柄を立てて出世コースに戻りたい香坂は事件解決に乗り出そうとするのですが、小野田の右腕である捜査一課長付運転担当の山田春彦(岡田将生)に「所轄は後方支援。現場は本庁に任せてください」と釘を刺され、待機を命じられてしまいます。 しかし、所轄管内で起こった事件を見過ごすわけにはいかないと、香坂は芝警察署所属の刑事・渡部久志(安田顕)らの協力を得て、捜査一課とは別行動で独自の捜査を開始します。そして捜査線上に浮かび上がった犯人は、監視カメラの画像システムの新規開発データをゴーンバンク社に奪われ、死に追いやられた風見京子(富永沙織)の父親・康夫(長江英和)でした。康夫は身代金が目的ではなく、娘の死の真相を知るために中田和正を誘拐した、というわけです。 その情報を、香坂の見張り役として同行していた山田が小野田に伝えたために、所轄の手柄は捜査一課に横取りされる形になってしまいます。しかも小野田はゴーンバンク社の不正を隠すために、単なる身代金を目的とした誘拐事件として決着させようとします。それをとがめる香坂に対して小野田は、翌日に行われる管理職昇任試験を受けるように促し、「解答用紙に名前だけ書け。それだけで合格だ」と口約束します。つまり、捜査一課に戻してやるから隠蔽には目をつぶれ、という悪魔のささやきなんですね。 これ、香坂が試験を受けている内に風見康夫を強制逮捕してしまおうという計略で、小野田には自分のポジションを脅かす香坂を本庁に戻す気などありません。しかし、小野田からの提案を真に受けた香坂は、出世を取るか正義を取るかで真剣に悩みます。 翌朝、香坂は、市川実日子が演じる妻の美沙(映画『シンゴジラ』を参考にキャスティングしたのでしょうか?)に相談したり、試験会場に向かう最中には、前日に渡部から吐き捨てられた、「敵が味方のフリをする。やっぱりあんたは向こう(本庁)の人間だったんだ」という言葉を思い出して心苦しくなります。しかしその一方で、所轄の刑事だった父・敦史(木場勝己)が果たせなかった、捜査一課長になるという夢を追いたいという気持ちも捨て難く、板挟みになってしまいます。何しろ今回の試験をパスすれば、香坂は警視に昇進し、その上は警視正、つまり捜査一課長のポジションが待っているのですから。 気持ちが揺れ動く中、香坂は渡部からの電話で捜査一課が風見康夫の潜伏先に強行突入しようとしていることを伝えられ、小野田に騙されたことを知ります。慌てて捜査本部へと駆けつけ、強制逮捕ではなく犯人の自首を促すように談判するのですが、小野田は取り合わず。結局、ゴーンバンク社の不正は隠蔽されることになってしまいました。 捜査を終えて意気揚々と引き上げる小野田に向かって香坂が、「私は所轄刑事として、捜査一課のあなたと戦ってみせる」と宣戦布告したところで第1話は終了となるのですが、このラストシーンも含め全編を通して、「歌舞伎の大見得か!」とツッコミたくなるほど、香川照之の濃い目の顔芸が炸裂しまくっています。 その一方で、長谷川博己の演技は薄味。『半沢直樹』では、主演の堺雅人が「やられたらやり返す、倍返しだ!」という決め台詞で不正を犯す銀行の上司たちをバッタバッタと切りつける姿が世のサラリーマンたちのカタルシスとなり大ヒットとなったのですが、長谷川には堺のような迫力が感じられません。 またベストセラー作家・池井戸潤の原作という骨子が失われたオリジナル脚本による“半沢もどき”には、ストーリー展開に粗が目立ち過ぎて、この先グダグダになってしまうのではないかという不安は拭えません。次回予告のテロップには、「所轄VS捜査一課 さらに戦いがエスカレート」と出ていたのですが、大ヒットシリーズ『踊る大捜査線』(フジテレビ系)で手垢が付いた流れになっていくのではないかという懸念もあります。 また、安田顕が演じる刑事役は、14年に放送されたドラマ『隠蔽捜査』(TBS系)で安田自身が演じた刑事役と「カブる」という指摘もあるようですね。好評だったドラマをごった煮にして、うまく調理しきれていないといったところでしょうか。 とはいえ、まだドラマはスタートしたばかり。小野田を捜査一課長に引き上げたのは香坂の父・敦史なのですが、その敦史を小野田が裏切ったというような含みがチラホラと出ていただけに、今後この辺りがどう展開していくのか気になるところではあります。 (文=大羽鴨乃)TBS系『小さな巨人』番組サイトより
「もう仕事しかない!」離婚の市川中車こと香川照之、“二刀流”の稼ぎっぷりとは?
「歌舞伎役者としての評価はまだまだですが、今回は脇役に徹して、右團次さんの襲名披露を盛り上げてましたね。そういう意味では、彼も歌舞伎界にだんだんと染まりつつあるんじゃないでしょうか」(歌舞伎関係者) 市川右近改め、三代目市川右團次の襲名披露公演に出演した、市川中車こと香川照之。 「舞台は常に満員御礼で、その中でも海老蔵さんや香川さんは歌舞伎ファンではない人からの注目も高いので、人気を集めてましたね」(舞台関係者) プライベートでは昨年、長年連れ添った妻と離婚。その理由は明らかにされていない。 「香川さんは『もう俺には仕事しかないんだ!』と言って、休みなく働いています。離婚したことは、むしろプラスに考えているようですね。周りが『大変ですね……』と声をかけると、『大変だと思います? そりゃ大変ですよ、でも今、一番役者人生の熱いまっただ中にいるんです!』と熱く語ってました」(テレビ局関係者) 実際、今も歌舞伎最優先ではあるものの、テレビや映画にも引っ張りだこだという。 「香川さんのギャラはドラマ1話あたり約150万円とかなり高額な部類ですが、それでもオファーは引く手あまたです。歌舞伎は正直、お金にはならないんでしょう。それでも、息子さんのことや自分が『始める』と言った手前、途中で辞めることはできないでしょうし、『香川照之』として稼いで『市川中車』として歌舞伎の世界で鍛錬を積んでいこうと考えているんじゃないですかね」(ドラマ関係者) 異色の“二刀流”は、どこまで活躍できるのだろうか――。
ますます梨園で孤立か? 香川照之「力不足」という言葉で、離婚理由をうやむやに……
歌舞伎俳優・市川中車としても活動している俳優の香川照之が12日、元キャビンアテンダントの夫人と離婚していたことを、13日付のスポーツ報知が報じた。 離婚が報じられた同日、香川は東京・歌舞伎座で『十二月大歌舞伎』(26日まで)に出演中だったが、終演後、報道陣の取材に対応。「私の力不足。このような結果になりましたことを、深くお詫び申し上げます」と頭を下げた。 その後、離婚理由など詳細について次々と質問が飛んだが、「妻は一般人ですし、子どももおりますので、詳細についてはご容赦いただきたい」と多くを語らず。子どもや、母で女優の浜木綿子にも報告していないことを明かした。 「離婚を報じた報知は、もともと香川が懇意にしている記者がいて、関係者への根回しも済んだことからリークしたようだ。そのため、香川にとって都合の悪いことには、まったく触れていなかった」(芸能デスク) 香川と夫人は1995年12月に結婚。1男1女をもうけ、長男の政明は香川と親子で2011年に歌舞伎界入り。市川團子の芸名で舞台に立っている。 同紙の記事によると、香川はここ6年ほど映画・ドラマ・歌舞伎と多忙で、ほとんど休みがなく、夫人との間にすれ違いが生じ、約2年前から代理人を立てて離婚への話し合いを続け、ようやく離婚が成立したというが、原因は香川の自分勝手な振る舞いによるところが大きかったようだ。 「俳優業の将来性に不安を感じていた香川は、歌舞伎界への進出を決意。そこで、長年、絶縁していた父親の市川猿翁と電撃和解し、体の不自由な父を自宅に連れ帰って介護しようとしたところ、夫人と衝突。さらには、長男の歌舞伎デビューにあたっても夫人とモメるなど、自身の独断で事を進めてしまう人間。ドラマや映画の撮影現場でも平気でアドリブを連発して、ヘタな役者にはダメ出し。あまりオファーを断らず、演技力もあるため売れっ子だが、嫌う関係者や役者も多い」(演劇担当記者) 歌舞伎界では、ひいき筋へのあいさつ回りなどなど、夫人の役割はかなり重要だが、香川はモメた末に離縁。そのことにより、今後、風当たりが強くなりそうだという。 「襲名披露興行のチケットの売れ行きは好調だったが、以降はそれほど売れていない。ドラマや映画との掛け持ちなので、稽古する時間もなく、歌舞伎役者としての力量はなかなか上がらず。歌舞伎界では、すっかり悪い意味で“異端児”扱いされ、孤立に近い状態」(同) 離婚報告の際は「舞台を命懸けでやります」と決意を新たにしたが、しばらくは歌舞伎俳優に専念することをおすすめしたい。
東出昌大に何が……? 仕事も私生活も順調なのに「共演者に反応しない」「取材に応じない」
NHK朝の連続ドラマ『ごちそうさん』でブレイク、昨年に同作で共演した女優の杏と結婚した俳優の東出昌大が、メディアの取材にナーバスになっているという。今年1月に妻の杏が双子を妊娠したことを発表、仕事同様に私生活も順調に見えるイケメンに何が起きているのか。 「インタビュー取材が、とてもやりにくいんですよ。東出は記者間でも性格の良い俳優で通っていたんですが、こちらが事前に提出した質問の内容にNGが出されるようになって、ひどいときには8割以上の質問がカットされるんです」と雑誌記者。 「特にダメなのが、妻や義父の渡辺謙など、親族とのやり取りに関するもの。私生活じゃなく、演技面で何かアドバイスはもらったりしたのかという軽いものでもダメなことがある。俳優としては自分の演技のことだけ聞いてほしいってのはあるんでしょうけど、それだけじゃ記事に厚みが出ないので……」(同) 東出は4月26日、自身、今までにない役柄を演じた映画『クリーピー 偽りの隣人』(6月18日公開予定)のイベントで、収録時の様子がおかしかったと先輩俳優から指摘された。撮影の合間に西島秀俊が話しかけても反応がほとんどなく、香川照之に至っては「嫌われてるのかと思った」と明かすほど。これは結局、東出が「普段のデレッとした感じが役にそぐわない」として、自ら共演者と話さないことに決めたと説明したが、収録中に受けたインタビューでも、記者を前に黙っていて、記事ごとボツになったものもあったという話もある。 このあたり、東出を古くから知る芸能関係者に聞くと「自分の評判をかなり気にしていて、仕事に入れ込みすぎているのでは」という。 「彼はモデル経験しかなかったところ、2012年に俳優デビューした映画で日本アカデミー賞の新人賞を受賞してしまい、その勢いで連ドラでブレイク。人気や仕事の増加に中身が追い付いていないので、かなり苦悩しているようです。それならそれで当たって砕ければいいんですが、根がかなり真面目なので独りで悩み、共演者と話さないとか思いつきの小細工で役作りをしてしまっているんでしょう」(同) 実際、ネット上の評判も「セリフが棒読み」「大声を出しているだけ」などと厳しいものが目立つ。最近の出演ドラマの視聴率が1ケタだったことも「東出が数字を持っていないから」と原因にされてしまっているほどだ。 先月シーズン1の放送が終了したNHK大河ファンタジー『精霊の守り人』では、主役の綾瀬はるかに次ぐ重要な役割を担ったが、演出サイドが演技力不足を補うべくシナリオに改良を加えたというウワサもある。「マスコミ対応が悪いのも、マスコミが嫌いなんじゃなくて、作品に関わる人たちに対して変に気を配りすぎた結果では」と前出関係者。 4月に出席したサントリーのイベントでは入場できるメディアが厳しく選別されていたのだが、取材を断られた週刊誌の記者は「東出サイドの意向によるものらしい。どんだけ大物気取りなんだよ」と東出に怒りの矛先を向けていて、メディアからの印象も悪化している。 妻は人気女優、義父は大物俳優で、結婚を機に大きなバックアップを得た形の東出だけに、マスコミに媚びなくても未来は安泰と見られるが、その分、計り知れない重圧もあるのだろう。素性を知る人々からは評判の好青年だけに、何かと誤解をされているのは非常にもったいない話かもしれない。ユマニテオフィシャルサイトより
片岡愛之助と結婚した藤原紀香に“梨園の洗礼”!?「香川照之の二の舞いに……」
交際中だった女優の藤原紀香と歌舞伎俳優の片岡愛之助が3月30日、結婚を発表した。 2人は所属事務所を通じ「本日3月30日(水)歌舞伎俳優・片岡愛之助と女優・藤原紀香は婚姻の手続きをいたしましたことを、ご報告させていただきます」とコメント。同31日には都内ホテルで結婚会見を行い、300人近くの報道陣が集まる中、金屏風の前でツーショットを披露した。 馴れ初めについて、愛之助は「5年前、彼女が主演しておりました舞台を拝見したのが一番最初。その後、ボランティア活動でご一緒させていただいたことがきっかけ。5年前に出会いまして、再会したのがその2年、3年後です」と回顧。 紀香も「俳優仲間として彼と接していく中で、周りへの気遣いであったり、穏やかな内面を持ち合わせていながら男性として頼りがいのある部分があるなと。日々、彼の仕事に対する姿勢、プロフェッショナルな姿勢に刺激を受けていました。最初は友達だったけど、そういう意味で友情から尊敬の思いが愛情に変わり、いつの間にか彼に惹かれていました」とのろけた。 タレント・熊切あさ美との二股交際、あるいは紀香の略奪もウワサされたが、当人の間では“なかったこと”になっているようだ。 そんな中、気になるのが紀香に梨園の妻が務まるのか? という点だ。 ワイドショー関係者は「彼女はセルフプロデュースの天才。注目を集めるために、プライベートな話題を切り売りすることも厭わない。熱愛報道の直後にタイミング良く主演ドラマや舞台が始まるのも、そういうことですよ(笑)。ただ、梨園の妻は夫の3歩うしろを歩き、後援会や贔屓筋への挨拶回りなど、黒子に徹する必要がある。“出たがり”の紀香さんに梨園の妻が務まるかは未知数だ」と語る。 事実、愛之助の後援会には、今も紀香との結婚に反対している人も少なくないという。これに芸能プロ関係者は「紀香が梨園の妻業に専念することはありません。愛之助さんも『好きにしたらいい』と話し、注文をつけてはいないそうです」と明かす。 背景にあるのは、愛之助の歌舞伎界への執着のなさだ。事情を知る関係者の証言。 「彼は歌舞伎役者ではあるが、彼は歌舞伎界にそこまで固執していない。市川海老蔵のような大名跡の出ではないからね。むしろ『歌舞伎界は面倒くさい決まりばかりだ』とグチっていたほど。彼は大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS)でおネエの国税職員を演じ、一気に知名度を上げたが、その時『テレビは波及効果が全然違う!』と目を丸くしていた。これから大河ドラマにも出演するし、歌舞伎よりもテレビや映画の仕事を多くこなしたいようだ」(歌舞伎関係者) こうした状況から、紀香は結婚後もバリバリ働く気満々という。一方で危惧されることもある。 「まがりなりにも紀香さんは梨園の妻。彼女が二足のわらじを履くことを快く思っていない人もいる。俳優の香川照之さんが歌舞伎界に入ってきた際、女性誌でネガティブ報道が相次いだが、あれもリークしていたのは、彼のことを苦々しく思っていた連中。紀香さんもそうした洗礼を浴びることが予想されます」(歌舞伎関係者) 数々の修羅場をくぐり抜けてきた紀香がどう立ち回るか見ものだ。『マザー 』(松竹)
実は低視聴率男? 西島秀俊主演ドラマ『無痛』が“民放ビリ争い”で、映画『MOZU』も不安
俳優の西島秀俊が27日、東京・六本木で行われた主演映画『劇場版 MOZU』のワールドプレミアに登場。「素晴らしいキャストの皆さんが文字通り命懸けの撮影をしたものすごいアクション大作になっています」と映画をPRした。自身の知名度を上げるきっかけとなった映画『Dolls』の監督で、この映画で共演するビートたけしに対しては「恩人で心の師匠」と、感謝の言葉を口にするなど、ごキゲンな様子に見えたのだが……。 「西島からすれば、必死かもしれません。現在放送中の主演ドラマ『無痛~診える眼~』(フジテレビ系)の視聴率がかんばしくなく、『打ち切り』の声もささやかれ始めています。初回こそ11.9%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)を記録したものの、2話は7.1%と一気に下落し、3話も8.4%と、すっかり1ケタ視聴率が板についてきました。“またしても”ドラマで結果を残せなかった西島としては、この『MOZU』だけは成功させたいという気持ちでは?」(芸能記者) 今期の「低視聴率ドラマ」といえば、久々の主演を張る香里菜の『結婚式の前日に』(TBS系)と、篠原涼子主演の『オトナ女子』(フジテレビ系)ばかりがクローズアップされているが、実は西島の『無痛』も同レベルに危ない状況というわけだ。話題にすらならないあたり、最も深刻な作品かもしれない。 そして、記者が西島に関し“またしても”と口にするのは、彼のこれまでの主演ドラマが軒並み「イマイチ」な点にある。 「2011年に主演した『僕とスターの99日』(フジテレビ系)は全話平均で9.4%、14年のドラマ版『MOZU』は、大々的な宣伝をしたにもかかわらず平均はギリギリ2ケタを超えた程度。今年放送され、豪華キャストを迎えた『流星ワゴン』(TBS系)も平均10.3%と、いずれも期待通りの結果にはなりませんでした。西島が好評を博したドラマは、おもに主人公の参謀や仲間などの『バイプレーヤー』が中心。色男ですが、主演としては“アク”がなさすぎるのかもしれません。映画『MOZU』はドラマ版の個性的なメンバーに加え、伊勢谷友介や松坂桃李などで強化を図った上、ビートたけしという『最終兵器』も投入しました。これである程度の興行は見込めるかと思いますが、これだけ濃い面子だと、主演であるはずの西島の影がどんどん薄くなりそうで不安です」(同) “超”がつくほどの豪華メンバーで作り上げられた映画『MOZU』。ドラマ版の視聴率が振るわなかった分、なんとか取り返そうという、制作側の意気込みがキャストから伝わってはくる。西島としても、映画までコケたら今後の仕事に影響することは必至だ。いい男ですが
「どうせドラマの片手間?」鳴り物入りデビューも“歌舞伎俳優”香川照之に仕事がない!
TBS系ドラマ『流星ワゴン』が苦戦している。主演には西島秀俊を据え、その脇を香川照之、井川遥、吉岡秀隆らの演技派が固め、同局では「これでもか」と番宣を流したが、初回は11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。8日放送の第4話では初の1ケタとなる9.6%で、15日放送の第5話は8.3%と下降線をたどっている。 「女性人気が高い西島を起用したが、見事にアテが外れた。先日発表された毎年恒例の『恋人にしたい男性有名人ランキング2015』では、昨年の6位から4位にアップしたものの、やはり、昨年末に結婚を発表したことによるファン離れが深刻で、視聴率に多少なりとも悪影響が出てしまった」(女性誌記者) そんな同ドラマで確実にインパクトを残しているのが、ある日突然、西島演じる主人公の前に現れた、現在の主人公と同じ年齢だった父親を熱演している香川だ。 香川は、おととし同局で放送された『半沢直樹』の“顔芸”で注目を浴びたが、昨年はスペシャルドラマが『宮本武蔵』(テレビ朝日系)、『LEADERS リーダーズ』(TBS系)の2本、連ドラは『MOZU』(TBS、WOWOW共同制作)、『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)の2本に出演し、ほぼ1年出ずっぱりだった。 「以前は映画が中心だったが、映画は拘束時間が長いわりに、あまりギャラが高くない。ところが、『半沢』でブレークしてから、香川の連ドラ1本のギャラは200万以上といわれている。ドラマの仕事がおいしすぎて、やめられなくなってしまったようだ」(民放のドラマ関係者) そんな香川だが、長年絶縁していた父で歌舞伎俳優の市川猿翁と電撃和解を果たし、12年に歌舞伎俳優・市川中車として歌舞伎デビュー。長男も市川團子(だんこ)として歌舞伎デビューさせ、歌舞伎人気アップの起爆剤になるかと思われたが……。 「やはり、梨園からは『どうせ片手間』『中途半端』など反発の声が上がり、いつの間にかなかなかお声がかからなくなってしまった。ドラマにばかり出ていることにも批判が高まり、結局、父親も長男も話題作りに利用されただけになってしまった。そんな状況もあって、ドラマに専念しているのが現状」(演劇担当記者) そのうち、「市川中車」の名は、すっかり忘れ去られてしまいそうだ。『市川中車 46歳の新参者』(講談社)







